JP2020057337A - 電子文書の閲覧用電子機器、表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子化された文書の視認性を向上させ、読者の読書の精度および速度を向上させること。【解決手段】対象となる電子文書データに対して、構文解析を行い名詞句を特定する。文書の一部に対し、特定の書式変更を与える際には、上記構文解析の結果得られた名詞句を単位として行う。書式変更したい文字は各フレーズに対してある条件(述語)を設定することにより選択されるので、一度の設定で複数のフレーズが選択される。書式の変更は名詞句内では一様である。ここで、名詞句とは指示代名詞により置き換えることが可能な単位を指すものとする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子文書を閲覧する際に利用される電子機器、および電子文書データの表示方法に関する。
産業界では、電子文書の需要、供給が日々増大している。電子文書の例としてはインターネット上で公開される論文、電子書籍等が挙げられる。本明細書のような特許公報もその一例である。また、最終的に紙に印刷する場合でも、推敲段階では電子データであることが多い。
文書が媒体(例えば、紙、PCやスマートフォンのディスプレイ等)に表示される際には、それを読む人が読みやすいようにするための工夫がなされたりする。例えば英語の場合、文章をスペース(デリミタ)で区切ることで単語を認識しやすいようにしている。日本語の場合は、そのようなデリミタは存在しないが、漢字、ひらがな、カタカナを使い分けることにより視認性を向上させたりする。
電子化された文書の場合、上記の伝統的な工夫に加えて、読者が読みやすい形に加工して読むことが可能である。例えば文書中の一部の文字を書式変更する、ということが往々にしてなされる。
1つ目の例としては、Webブラウザ上で文書を読んでいる際に、読者が気になる単語、句、節を検索をした後で、検索語がハイライトされるという工夫がなされたりする。
2つ目の例としては、プログラムのソースコードを統合開発環境やエディタに表示する際に、各プログラミング言語ごとの文法に従って、そのソースコードが着色されたりする(シンタックスハイライト)。
単語単位で電子文書の一部を書式変更した場合、読書という観点では視認性が悪い状態になることがある。例えば英文であれば、スペースで区切られた単語単位で書式変更した場合は、冠詞とその冠詞をかかり受ける名詞とで書式が異なってしまう。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、電子化された文書の視認性を向上させ、読者の読書の精度および速度を向上させることを目的とする。
本発明である電子文書の閲覧用電子機器10は以下を有する。すなわち、
文字コード、表示位置、および書式情報を有する文字群で構成される第一の文字列データ12xを入力する文字列データ入力装置12と、
前記第一の文字列データ12xを構文解析し、名詞句とそれ以外という単位で分割された第二の文字列データ14xを出力する構文解析装置14と、
前記第二の文字列データ14xを引数として変更の是非を決定する条件式、および変更後の書式、の情報を有する関数データ16fを入力する関数データ入力装置16と、
前記第二の文字列データ14xにたいして前記関数データ16fを適用し、各文字群の書式情報が変更された第三の文字列データ18xを出力する演算装置18と、
前記第三の文字列データ18xを表示する表示装置20と、
である。
さらに、本発明である電子文書データの表示方法は以下の工程を有する。すなわち、
文字コード、表示位置、および書式情報を有する文字群で構成される第一の文字列データ12xを入力する工程と、
前記第一の文字列データ12xを構文解析し、名詞句とそれ以外という単位で分割された第二の文字列データ14xを出力する工程と、
前記第二の文字列データ14xを引数として変更の是非を決定する条件式、および変更後の書式、の情報を有する関数データ16fを入力する工程と
前記第二の文字列データ14xにたいして前記関数データ16fを適用し、各文字群の書式情報が変更された第三の文字列データ18xを出力する工程と、
前記第三の文字列データ18xを表示する工程と、
である。
ここで、名詞句とは指示代名詞により置き換えることが可能な単位を指すものとする。
さらに、変更後の書式は名詞句内で一様であることを特徴とする。
名詞句を単位として文書を書式変更するため、ひとつの名詞句についてその内部が違う書式で構成されることがなくなる。それにより、文書を読む際の視認性が向上する。ただし、書式変更の設定を行うのは読書の速度と精度を損なう側面もある。すなわち、読書中に書式変更設定を行う場合は、読書を中断することになり速度を低下させ、また集中が途切れる原因となり結果的に精度を落とすことになり得る。また、事前に書式変更対象を指定する場合も、読書中に中断されることはないが速度を下げる原因となり得る。さらに、名詞句はそれと同じものが再び出現する頻度は単語よりも小さく、設定回数は単語を設定する場合よりも多くなる。本発明はある条件(述語)をもって名詞句を特定するため、一度の設定で網羅する名詞句が複数となり、名詞句全体をもって書式を変更したい名詞句を指定する場合と比べて、設定頻度を下げ上記の不利益を軽減している。
図1は、本発明の特徴を最もよく表す代表図であり、35U.S.Code§102の一部に本発明を適用したものである。 図2は、本発明の構成要素を本発明の工程の流れとともに示した図である。 図3は、本発明の構成要素の一つである第三の文字列データ18xをリスト内包表記を用いて表現した擬似プログラムである。 図4は、35U.S.Code§102の一部である。 図5は、図4中の名詞句を強調したものである。 図6は、図4に本発明を適用したものである。図1の再掲である。 図7は、図6の一部に本発明をさらに適用したものである。 図8は、図4に本発明領域の従来技術を適用したものである。 図9は、図6の再掲である。 図10は、図9に続く35U.S.Code§102の一部に本発明を適用したものである。 図11は、図10に続く35U.S.Code§102の一部に本発明を適用したものである。 図12は、図11に続く35U.S.Code§102の一部に本発明を適用したものである。 図13は、図12に続く35U.S.Code§102の一部に本発明を適用したものである。 図14は、本発明の出願時の特許請求の範囲の請求項1である。 図15は、図14に本発明を適用したものの図である。 図16は、図15に本発明をさらに適用したものの図である。 図17は、図16に本発明をさらに適用したものの図である。 図18は、本発明の出願時の特許請求の範囲の請求項2に本発明を適用したものの図である。
以下、本発明を実施するための形態について詳細を説明する。符号の末尾の記号は、xは関数の適用対象となるデータ、fは関数(function)を意識している。
まず、第一の文字列データ12xを構文解析装置14に入力する文字列データ入力装置12を用意する。第一の文字列データ12xは、文字コード122x、表示位置124x、および書式126xを有する文字群で構成される。第一の文字列データ12xは例えばMicrosoft Wordのdocx形式やpdf、html等の形で与えられる。他にも、それらの情報が予め得られていないもの(例えば紙の文書)に対しては、光学的文字認識(OCR)を適用することにより、前記3情報を得ることも可能である。ここで書式情報126aとは、フォント名(Times New Roman,明朝体等)、太字(ボールド体)、斜体(イタリック体)、下線(アンダーライン)、マーカー、色、大きさなどの、読者の視認性に影響する情報を指す。文字列データ入力装置12は、HDDやSSDなどの記憶装置や、サーバーを想定しているが、文字列データを与えるものであれば何でも良い。
次に前記文字列データ12xを構文解析し、名詞句とそれ以外という単位で分割された第二の文字列データ14xを与える構文解析装置14を用意する。なお、名詞句とは、指示代名詞により置き換え可能な単位を指すものとする。以下、日本語と英語の適用例を挙げる。
日本語文書の場合、構文解析装置14として例えばMecabなどの形態素解析器を利用することができる。Mecabの出力結果から名詞句を抽出する簡素な方法として、例えば、助詞や句読点で挟まれた部分を抽出し、そこから動詞的要素を含むものは除く、という操作が一例としてあげられる。ただし、このやり方に限られるものではない。例えば、付加的要素、特許公報であれば例えば、「第一の○○」について「第一」と「○○」の2つの名詞句があるのではなく、「第一の○○」という一つの名詞句として扱う、と例外ルールを設ける等の工夫ができる。後者の場合も、名詞句は指示代名詞で置き換えられるものというルールに合致している。Mecabによる形態素解析の結果から、このように名詞句をさまざまな態様で抽出するのは、本発明の技術の分野における通常の知識を有するものならば容易である。
英語文書であれば、構文解析器14として例えばStanford Parserを利用して名詞句(Noun Phrase)を抽出することができる。なお、名詞句としての抽出方法は日本語の場合と同様、複数ありうる。例えば前置詞で分節する場合としない場合、などの違いが存在する。
次に、関数データ16fについて、以下に詳細を述べる。関数データ16fは、前記第二の文字列データ14xを引数として変更の是非を決定する条件式164p、および変更後の書式166t、の情報を有する。ここで、pは述語や条件式(predicate,proposition)、tは変更後の書式(type)を意識している。
条件式164pの一例としてはある文字列をある部分に有する名詞句を抽出するというやり方がある。例えば、法令文書の場合は、○○法という末尾に「法」を部分的に含む名詞句をすべて抽出する、というルールを適用できる。さらに複雑な条件式を指定することも可能である。例えば、最初が「第」、途中が「数字」、最後が「条」である名詞句を抜いてくるというものである。ここでは、名詞句の一部分として、「第」と「条」が、条件としては、「それらの間に挟まれているのが数字」という形で与えられている。文末の名詞句を抽出することや、幾何学的位置を利用することも可能である。例えば、文頭であって最も左に存在する名詞句、を抽出することである。また、ある単語から、別の単語を連想させることも可能である。例えばシソーラスやウェブデータベースを利用して類似度が一定以上であれば、同じ単語として利用するというやり方もある。上記の例で言えば”law”の場合は”regulation”も類似語であり、状況によっては”law”を指定するだけで、”regulation”も引っ張ってくる、ということもできる。日常語に近い形で指定した場合、例えば「何か法律に関連するもの」、と指定した場合は、”法律”を名詞句の一部として指定→“法”→“規制”→“規制を含む名詞句”という形で”規制を含む名詞句”も連想することになる。さらに場合によっては、動詞句と結合することもありうるし、名詞句以外についての書式変更を排除するものではない。例えば、名詞句の前に現在分詞や過去分詞があって、それを名詞句こみで書式変更するというのもありうる。すなわち前者であれば、ing npという句をひとつの句として考えて、ingを基にして書式変更するのもありうる。本発明の要点は、名詞句が最小単位になっていて、その内部で書式が異なることがないということである。
変更後の書式166tとして最も有効なのは色を変更することである。他にはボールド、イタリック体に変更したり、サイズ変更したり、フォント自体を変更する(例えばTimes New RomanからArialに変更する等)などがある。ただし後者の場合は、色のみを変更する場合とは異なり、レイアウトが元の文書に対して変更されてしまう可能性がある。その他には、色マーカーをかぶせることもできる。その場合はレイアウト崩れが起こることはない。通読を強化するという文脈では色の変更、検索名詞句を強調するという文脈ではマーカーといった具合の使い訳をすると視認性が良くなる。
次に、関数データ入力装置16について詳細を述べる。関数データ入力装置16は、具体的には以下の(1),(2)を想定している。すなわち、(1)HDDやSSDなどの記憶装置やサーバー、および(2)電子文書の読者による手入力、である。以下、関数データ16fを設定する方法について述べる。読書前にプリセット指定しておくやり方と、読書中にアドホック指定するやり方がある。
プリセット指定とは、読書前に予め条件を設定するやり方である。例えばカンマ区切りで登録する単語と色を指定するようなテキストファイルを予め用意しておく等である。各関数データ16fに順序を設けることも可能である。例えば前記ファイルにおいて、下の方にあるルールを優先すること、例えば、”law”を末尾に持つものを緑にしておいた際に、”patent law”を含むものについては別段にピンクにしたいという場合は、それよりも下に(“patent law”,“ピンク”)という情報を配置することにより、そちらが優先的に適用される、という構成を取ることができる。後述のアドホック指定を考えた場合、アドホック指定の方を優先させる、という方法もある。ある単語を含む、という単純な条件以上の複雑な条件を指定する場合は、*部分は何でも良いとか、数字とルールを予め対応して登録しておいて、ある数字を設定ファイルの行の末尾においた場合は、そのルールでやる等のやり方がある。また、プログラムを直接設定ファイルに書いて、それをパース(parse)して結果を得るという方法もある。その際は設定に時間をかけないために、例えばプログラミング言語Haskellを参考にして、高階関数、ラムダ式、レキシカルスコープ、カリー化、関数の部分適用、などの機能を用意し、少ない記述量で豊かな表現が可能な状態にしておくべきである。
アドホック指定とは電子文書を読んでいる際にその場で都度指定する、というやり方である。プリセット指定のように、ユーザがキーボード等により直接、関数データ16fを一からすべて指定することも可能だが、表示された文書中の文字列を利用することも可能である。例えばマウスを使用している場合は、カーソルをドラッグさせて名詞句の一部分を範囲指定し、それから変更後の書式選択や、条件式選択を行うパレットを表示させる、などの方法がある。タブレットやスマートフォンなどのタッチパネルによる入力の場合は、マウスの代わりにペンや指で範囲指定するなどの違いはあるが、原理はマウスの場合と同じである。この表示された文書中の文字列利用による条件指定は、指定できる条件内容は貧弱ではあるが、読書の中断による速度低下と集中力の低下を軽減させるという観点では、ユーザが関数データ16fを一からすべて指定する方法に比べて有利である。さらに、過去に設定したアドホック指定やプリセット指定をアドホックになかったものにする設定もあったほうが良い。アドホック指定した条件を保存しておいて、次回のプリセット指定やアドホック指定のショートカットとして登録する機能もあったほうが良い。
次に、演算装置18に、上記のとおりに得られた関数データ16fと、第二の文字列データ14xを入力し、後者に前者を適用することにより、第三の文字列データ18xを得ることになる。
演算装置18としては、PC、スマートフォン、タブレット等の演算装置を利用することができる。
関数データ16fを第二の文字列データ14xに適用した結果である第三の文字列データ18xは、図3に示すリスト内包表記を用いた擬似プログラムで表現できる。resultが第三の文字列データ18xに相当する。
ここで、PHは第二の文字列データ14xであり名詞句群およびそれ以外を合わせたフレーズ群である。Tは関数データ群16fである。trは条件式164p、変更後の書式166t、および前記フレーズを引数にとり、フレーズを返す関数である。ApplyTypeは、変更後の書式166tと前記フレーズを引数に取り、その名詞句の書式の変更を行う関数である。trは具体的には、フレーズに164pを適用したものが真である場合はフレーズに166tの書式変更を適用したものを返し、そうでない場合はフレーズそのもの(何も書式変更されていない)を返す関数である。
同じ名詞句に対して▲1▼かつ▲2▼を満たす関数データ16fが複数ある場合は、予め設定しておいた優先順位にしたがって重複を取り除く。
最後に前記第三の文字列データ18xを表示装置20へ入力し、書式変更された電子文書を読者に表示する。表示装置としては、例えばパソコンやタブレット、スマートフォンのグラフィックボードとディスプレーの構成が挙げられる。
以上が本発明の実施の形態である。次に具体的な実施例として英語と日本語の文書に対して本発明を適用した結果を示す。なお色を変更するのが視認性を最も向上させるが、特許文書の都合上、カラー表示はできないので、それ以外の書式を変えて説明している。
(第1実施形態)
図6、図7、図9ないし図13は、米国特許法(35U.S.Code§102)の一部に対して、本発明を適用したものの一例である。以下、これらを得るまでの手順を具体的に説明する。
図4に示されているのが、最初に与えられた電子文書を表示した結果である。書式は、表題はArialのボールド体、それ以外はTimes New Romanのプレーンな表示となっている。
次に、図5に示されているのが、図4に対して構文解析を行った結果得られた名詞句すべてに対してボールド体への書式変更を行ったものである。名詞句全てに対して書式を変更しているため、視認性が悪い。
次に、図6に示されているのが、図4に対して、本発明の一例として以下の条件にて書式変更を行ったものである。条件とは、(1)行頭にある(a),(1)等の記号を有する名詞句をArialのボールド体とする。(2)”section”のような条文を示す単語のあとに数字が少なくともひとつ続く名詞句をArialのボールド体とする。(3)”date”などの時を表す単語を含む名詞句はイタリック体に下線を引いた書式に変更する、である。(1)により、文書のまとまり単位の始まりについての視認性が向上している。これらは、アドホックに設定されるのではなく、プリセットに設定されることが多い。なぜなら、大概の文書には上記条件に当てはまる名詞句が含まれているからである。(2),(3)については法令文書や、時間が問題となる文書(契約等)を読むことがわかっている際に、プリセットするとよい。
次に、図7に示されているのが図6に対して、更に以下の条件にてアドホックに書式変更を行ったものである。条件とは、(4)人を示す単語である、”person”と”inventor”を含む名詞句に対して、Arialのボールド体に下線を引いたものに書式変更する、(5)priorを含む名詞句に対して明朝体のボールド体にしたものに書式変更する、というものである。このアドホックな書式変更については、図7においては視認性向上の効果は見えにくいが、図9ないし図13に示す35U.S.Code§102の全体を眺めると視認性の向上が確認できる。
次に、図8に示されているのが、本発明分野における従来技術に基づいて、図4に対し、以下の(a)ないし(e)の条件にて書式変更したものである。
まず、プリセット書式変更として以下の(a)ないし(c)の条件で書式変更する。(a)“)”,“(“,数字に対して、Arialのボールド体に書式変更する、(b)”section”のような条文を示す単語をArialのボールド体に書式変更する、(c)”date”などの時を表す単語をイタリック体に下線を引いた書式に変更する、以上である。更にアドホック書式変更として以下の(d),(e)の条件で書式変更する。(d)人を示す単語である、”person”と”inventor”を、Arialのボールド体に下線を引いたものに書式変更する、(e)priorを明朝体のボールド体にしたものに書式変更する。この従来技術の問題点は例えば、”(”,“)”で囲まれたアルファベットの書式変更ができない、なぜならその他の単語に含まれるアルファベットも書式変更されてしまい、視認性の低下が激しいからである。さらに、単語を一部変更するだけであるので、例えばその単語を検索した結果、どの位置にそれがあるか、を示す目的は達成されているが、通読について速度と精度を向上させるという目的は達成されていないどころか、低下の原因ともなりうる。
最後に、図9ないし図13にかけて、つまり35U.S.Code§102の全体に対して前記(1)−(5)の条件を適用したものを示す。視認性の向上を確認されたい。特許明細書の制約上、カラー表示されていないが、(1)−(5)に対して色の書式変更を行い表示した場合はさらなる視認性の向上が確認できるはずである。
(第2実施形態)
図15ないし図18は、本特許出願の特許請求の範囲に、本発明を適用したものの一例である。
書式の変更は色を用いるのが最適であるが、特許文書の形式の都合上カラーは使えない。色の変更をアドホックに行っていく場合は、各読者が順番に変えていく色を心の中で用意しておくのが良い。例えば、1つ目は赤、2つ目は青、3つ目は緑、4つ目はオレンジ、5つ目は紫、等である。プリセットの設定と被らないようにする工夫も必要である。ここでは、赤で変更された名詞句は末尾に▲1▼、青で変更された名詞句は末尾に▲2▼、緑で変更された名詞句は末尾に▲3▼、オレンジで変更された名詞句は末尾に▲4▼といった表示をすることにする。
更に特許文書の性格上、「第○の」名詞句といった形はひとつの名詞句として扱う、「前記」名詞句と言った形もひとつの名詞句として扱うというローカルルールを予め設定しておく。
図14は、本特許出願の出願時点での請求項1である。本発明はまだ適用されてない。
図15は図14にたいし、以下の条件をプリセット書式設定して適用したものである。すなわち上記請求項1に対して、「と、」をその直後に持つような名詞句、および文末の名詞句を抽出し、1つ目の書式変更を加えたものである。ここでは末尾に▲1▼を付与し、ボールド体にして下線を引いている。これにより、請求項を構成する各要素が強調され視認性が良くなっている。特許出願ごとに前記各要素の出現位置は異なるが、規則性のあるものは上記と同様なプリセット書式設定を数種、予め用意しておくことで対応可能である。
図16は、図15にたいし、以下のアドホック指定がなされた結果である。すなわち、「データ」を末尾に持つ名詞句の末尾に▲2▼を付与しボールド体にしたものである。これは、以下の流れでアドホック指定がなされた結果である。請求項1を最初から読んでいった際に「第一の文字列データ」をいう名詞句が目にはいる。とりあえず「データ」という名詞句を強調させてみる、としたものである。これにより、「文字列データ」と「関数データ」の二種類のデータが存在することがわかる
図17は、図16にたいし、以下のアドホック指定がなされた結果である。すなわち、「文字列データ」を末尾に持つ名詞句の末尾に▲3▼を、「関数データ」を末尾に持つ名詞句の末尾に▲4▼を付与しボールド体にしたものである。これにより、「文字列データ」、および「関数データ」の区別をしやすくなっている。
図18は、上記の▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の書式変更設定を維持したまま、本特許出願の出願時の請求項2に適用したものである。図17を読んだ直後であれば、その変更は頭に印象として残っていて、その印象の元で図18を読めば、視認性良く読めるはずである。さらに、ここでは図示しないがこの▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の書式変更設定を明細書にもそのまま適用できる。明細書と請求項の名詞句表現が一致していれば同様の視認性の向上を即座に得ることができる。
10 電子文書の閲覧用電子機器
12 文字列データ入力装置
12x 第一の文字列データ
14 構文解析装置
14x 第二の文字列データ
16 関数データ入力装置
16f 関数データ
164p 変更の是非を決定する条件式
166t 変更後の書式
18x 第三の文字列データ
20 表示装置

Claims (8)

  1. 電子文書の閲覧用電子機器であって、
    文字コード、表示位置、および書式情報を有する文字群で構成される第一の文字列データを入力する文字列データ入力装置と、
    前記第一の文字列データを構文解析し、指示代名詞により置き換え可能な名詞句とそれ以外という単位で分割された第二の文字列データを出力する構文解析装置と、
    前記第二の文字列データを引数として変更の是非を決定する条件式、および変更後の書式、の情報を有する関数データを入力する関数データ入力装置と、
    前記第二の文字列データにたいして前記関数データを適用し、各文字群の書式情報が変更された第三の文字列データを出力する演算装置と、
    前記第三の文字列データを表示する表示装置と、を有し、
    前記書式変更は名詞句内で一様であることを特徴とする、
    電子文書の閲覧用電子機器。
  2. 電子文書データの表示方法であって、
    文字コード、表示位置、および書式情報を有する文字群で構成される第一の文字列データを入力する工程と、
    前記第一の文字列データを構文解析し、指示代名詞により置き換え可能な名詞句とそれ以外という単位で分割された第二の文字列データを出力する工程と、
    前記第二の文字列データを引数として変更の是非を決定する条件式、および変更後の書式、の情報を有する関数データを入力する工程と、
    前記第二の文字列データにたいして前記関数データを適用し、各文字群の書式情報が変更された第三の文字列データを出力する工程と、
    前記第三の文字列データを表示する工程と、を有し、
    前記書式変更は名詞句内で一様であることを特徴とする、
    電子文書データの表示方法。
  3. 前記変更後の書式情報は色の変更であることを特徴とする請求項1に記載の電子文書の閲覧用電子機器。
  4. 前記変更後の書式情報は色の変更であることを特徴とする請求項2に記載の電子文書データの表示方法。
  5. 前記電子文書が前記表示装置により表示された後に前記関数データを追加設定する入力装置を有することを特徴とする請求項1に記載の電子文書の閲覧用電子機器。
  6. 前記電子データが前記表示工程により表示された後に前記関数データを追加設定する工程を有することを特徴とする請求項2に記載の電子文書データの表示方法。
  7. 前記追加設定は前記表示装置により表示された前記名詞句の一部を利用することでなされることを特徴とする請求項5に記載の電子文書の閲覧用電子機器。
  8. 前記追加設定は前記表示工程で表示された前記名詞句の一部を利用することでなされることを特徴とする請求項6に記載の電子文書データの表示方法。
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