JP2020057188A - 提供装置、提供方法及び提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの嗜好に合わせたサジェスト表示を行う装置、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】提供装置は、受信部と抽出部と表示順決定部とを有する。受信部は、ユーザ端末から検索クエリを受信する。抽出部は、ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを、検索クエリに基づいて抽出する。表示順決定部は、抽出された前記サジェッションクエリの表示順を、ユーザ端末のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する。【選択図】図4

Description

本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
近年、電子広告及び電子商取引を始めとする各種サービスがインターネット上で提供されるようになっている。ユーザがインターネット上で提供されるサービスを利用するにあたっては、検索サイト又はポータルサイト上で検索エンジンを用いて、自身が利用したいサービスが提供されているホームページを検索し、アクセスすることが一般的である。
検索エンジンを使用する際には、検索窓に検索クエリを入力する必要があるが、検索クエリが長文であると、入力作業に時間を要するとともに、誤入力の可能性も増大してしまう。このため、特許文献1に開示されるように、ユーザが検索窓に文字を入力するごとに、入力済の検索クエリに関連するサジェッションクエリを一定数サジェスト表示し、サジェッションクエリの一つを選択することで、選択されたサジェッションクエリを検索クエリとして検索窓に入力する技術が用いられている。
特開2012−168844号公報
しかしながら、上記の従来技術のサジェスト表示では、サジェスト表示されるサジェッションクエリは、検索回数が多い順に表示される。したがって、ユーザの嗜好に合わないサジェッションクエリが上位となったサジェスト表示がなされてしまい、ユーザが入力したい検索クエリをサジェスト表示されたサジェッションクエリの中から選択しにくいことがあった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの嗜好に合わせたサジェスト表示を行うことができる提供装置、提供方法及び提供プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る提供装置は、ユーザ端末から検索クエリを受信する受信部と、ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを検索クエリに基づいて抽出する抽出部と、抽出された前記サジェッションクエリの表示順を、ユーザ端末のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する表示順決定部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザの嗜好に合わせたサジェスト表示を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係る提供装置がユーザ端末に表示させるサジェッションクエリの一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る提供システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る提供装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るカテゴリ情報記憶部122の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る提供装置による処理手順を示すフローチャートである。 図8は、サジェッションクエリをキーワードとする検索結果の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るカテゴリ情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係るユーザ端末の検索窓に入力されたクエリの文字数によるサジェッションクエリの変化を示す図である。 図11は、提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.提供処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る提供処理の一例として、実施形態に係る提供装置100がユーザU01,U02から送信される検索クエリ(以下、「クエリ」と表記する)に基づいてサジェッションクエリをサジェスト表示する処理を例に挙げて説明する。
図1に示す提供装置100は、ユーザU01,U02,U03から送信されるクエリに基づいて、サジェッションクエリをユーザU01,U02,U03へ送信する処理を行うサーバ装置である。サジェッションクエリとは、ユーザが検索窓に入力する文字列の推定結果である。なお、実施形態では、提供装置100は、検索サービスをユーザに提供するウェブサーバの機能を兼ねるものとする。
実施形態では、検索サービスを提供する検索サイト等において、検索窓に入力される文字列を「クエリ」と称する。ただし、検索に用いられるキーワードとクエリとが完全に一致しない場合もありうる。例えば、ユーザU01,U02,U03は、「AAAの自動車」といった文をクエリとして入力する場合もある(「AAA」は、例えば自動車メーカーの名称である)。この場合、「AAAの自動車」がクエリとなり、クエリに含まれる単語である「AAA」及び「自動車」がキーワードとなりうる。提供装置100は、例えば、クエリを形態素解析等することにより、適宜、クエリからキーワードを抽出する。なお、以下の説明では、「クエリ」と「キーワード」とが同義であるものとして扱う場合もある。例えば、クエリが単一の形態素のみで構成されていたり、クエリを形態素解析等した結果からキーワードが一つだけ抽出されたりする場合には、クエリとキーワードとを同義のものとして扱う。
図1に示すユーザU01,U02,U03は、検索サイト等を利用する複数のユーザのうちの一部である。ユーザU01,U02,U03は、クエリを提供装置100に送信する(具体的には、検索サイト等においてクエリを入力する)ユーザであるとともに、検索窓に入力したクエリに応じたサジェッションクエリが提供される提供先となるユーザである。ユーザU01は、検索サイトを利用したり、提供装置100との各種情報の送受信を行ったりするための情報処理端末(以下、「ユーザ端末10」と表記する)を有する。また、ユーザU02は、検索サイトを利用したり、提供装置100との各種情報の送受信を行ったりするための情報処理端末(以下、「ユーザ端末10」と表記する)を有する。また、ユーザU03は、検索サイトを利用したり、提供装置100との各種情報の送受信を行ったりするための情報処理端末(以下、「ユーザ端末10」と表記する)を有する。なお、以下の説明では、ユーザ端末10と、ユーザ端末10を利用するユーザU01とを同一視する場合がある。例えば、「ユーザU01がクエリを送信する」とは、実際には、「ユーザU01が利用するユーザ端末10がクエリを送信する」ことを意味する。同様に、以下の説明では、ユーザ端末10と、ユーザ端末10を利用するユーザU02とを同一視する場合があり、ユーザ端末10と、ユーザ端末10を利用するユーザU03とを同一視する場合がある。以下、ユーザ端末10,10,10を区別せず、全体に共通する事項について説明する場合には、ユーザ端末10と表記する。
ユーザが興味関心を持つ対象は、ユーザごとに異なるため、検索窓に入力したクエリが同一であっても、ユーザが求める検索結果は、同一とは限らない。そこで、実施形態に係る提供装置100は、以下に説明する提供処理を実行することにより、クエリに対する応答で送信するサジェッションクエリをユーザごとに変化させる。具体的には、提供装置100は、ユーザ端末10からクエリを受信すると、ユーザU01,U02,U03のユーザ情報に基づいて、サジェッションクエリの表示順を決定する。そして、表示順決定済のサジェッションクエリのうち上位の一定数をユーザ端末10に送信する。
図2は、提供装置100がユーザ端末10に表示させるサジェッションクエリの一例を示す図である。ユーザ端末10に表示させた検索画面50の検索窓51に入力されたクエリに基づき、検索ボタン52の押下操作が行われる前に、サジェッションクエリ表示欄53にはサジェッションクエリが表示される。サジェッションクエリとは、検索窓51に入力済のクエリに関連する文字列である。例えば、サジェッションクエリは、ユーザが検索ボタン52の押下操作を行う時点で、ユーザが検索窓51に入力しようとしていると推定されるクエリの候補である。図2に示す例では、ユーザ端末10において検索窓51にAと入力された時点では、「AAストア」、「AAマーケット」、「A&Bショップ」、「A百貨店」又は「あいうえお商店」というクエリを入力して検索ボタン52が押下されると推定されていることになる。提供装置100は、ユーザのユーザIDとユーザが興味関心を持つ分野を示すカテゴリとを関連付けたユーザ情報を記憶しており、ユーザ情報のカテゴリと、同じ又は関連するカテゴリのクエリをユーザ端末10に送信する。したがって、図2に示すように、ユーザ端末10,10,10の各々において、検索窓51に「A」という文字が入力されたとしても、サジェッションクエリ表示欄53に表示されるサジェッションクエリが異なる。
提供装置100は、あるクエリが検索窓に入力された場合に、ユーザ情報に基づいて表示順が決定された一定数のサジェッションクエリをユーザ端末10に送信できるため、ユーザの意図に沿ったサジェスト表示をユーザ端末10に行わせることができる。すなわち、提供装置100によれば、ユーザから入力されたクエリに関連するサジェッションクエリを、ユーザが興味関心を持つと推定されるものが上位になるように表示順を決定してユーザ端末10に送信することができる。以下、図1を用いて、提供装置100によって行われる提供処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図1に示す例において、ユーザU01が、検索サイト等の検索窓に任意のクエリを入力するものとする(ステップS11)。提供装置100は、ユーザ端末10から送信されるクエリを取得する(ステップS12)。そして、提供装置100は、クエリに関連するサジェッションクエリを抽出する(ステップS13)。実施形態では、入力されたクエリと関連を有し、全ユーザによる検索回数が多い文字列がサジェッションクエリとして抽出されるものとする。そして、提供装置100は、ユーザ情報に基づいて、ユーザが興味関心を持つ可能性が高い順にサジェッションクエリの表示順を決定する(ステップS14)。提供装置100は、表示順決定済のサジェッションクエリのうち上位の一定数をユーザ端末10に送信し、ユーザに提示する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、検索窓に入力されたクエリに関連するサジェッションクエリを、ユーザが高い興味関心を持つと推定される順でユーザ端末10に表示させる。具体的には、提供装置100は、ユーザU01,U02,U03を含む全ユーザの検索行動ログに基づいて抽出されたサジェッションクエリを、ユーザ情報との関連度が高い順に表示順を決定した上で、上位の一定数をユーザ端末10に送信するため、実際のユーザの興味関心に基づいたサジェッションクエリをユーザに提供できる。すなわち、提供装置100は、検索窓に入力されたクエリの文字数が少なく、抽出されるサジェッションクエリが広範な分野にわたる場合でも、ユーザが興味関心を持つ可能性の高いサジェッションクエリをユーザに提供できる。
〔2.提供システムの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る提供システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る提供システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、提供システム1は、ユーザ端末10,10,10と、提供装置100とを含む。ユーザ端末10,10,10及び提供装置100は、通信ネットワークであるネットワークN(例えば、インターネット)を介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図3に示す提供システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、提供システム1に含まれるユーザ端末10の数は任意である。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、スマートフォンといった携帯電話端末、タブレット端末、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)又はウェアラブルデバイス(Wearable Device)といった情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザによる操作にしたがって、検索サービスを提供するサイト等にアクセスする。そして、ユーザ端末10は、ユーザによって入力されたクエリを、検索サービスを提供するサーバに対して送信する。実施形態では、検索サービスを提供するサーバは、提供装置100である。
提供装置100は、上述のように、入力されたクエリに関連するサジェッションクエリを複数抽出するとともに、抽出したサジェッションクエリをユーザ情報に基づいて表示順を決定してユーザ端末10に送信するサーバ装置である。
〔3.提供装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る提供装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る提供装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提供装置100は、提供装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を出力するための出力部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、カテゴリ情報記憶部122と、検索ログデータベース123と、Webページデータベース124とを有する。以下、各記憶部について順に説明する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザU01,U02,U03のユーザ情報を記憶する。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。ユーザ情報は、「ユーザID(Identification Data)」と、「カテゴリ」とを含む。すなわち、ユーザ情報において、カテゴリは、ユーザIDに関連付けられている。なお、カテゴリがユーザIDに関連付けられることを、単にユーザに関連付けられると言うこともある。
「ユーザID」は、ユーザを特定する情報である。
「カテゴリ」は、ユーザが興味関心を表す情報であり、ユーザが興味関心を持つ分野を示す情報である。カテゴリは、ユーザの検索履歴及びWebページの閲覧履歴といったコンテンツの使用履歴に基づいて設定される情報である。ユーザがWebページを閲覧した場合、Webページに含まれる単語の種類を解析することによって、カテゴリがユーザの履歴情報に記憶される。例えば、ユーザが電子商取引サイトのWebページを閲覧した場合、閲覧したWebページには、「商品」、「購入」、「送料」及び「支払い方法」といった電子商取引に関連する単語が多く含まれるため、「電子商取引」というカテゴリが記憶される。また、検索窓の下にサジェスト表示されたサジェッションクエリを入力確定した場合、そのサジェッションクエリによる検索結果のリンク先のコンテンツに含まれる単語を解析することによって、カテゴリがユーザIDに関連付けられてユーザ情報に記憶される。
(カテゴリ情報記憶部122について)
カテゴリ情報記憶部122は、クエリのカテゴリ情報を記憶する。図6は、実施形態に係るカテゴリ情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示すように、カテゴリ情報記憶部122は、「クエリ」、「カテゴリ」といった項目を有する。
「クエリ」は、カテゴリが対応付けられたクエリを示す。「カテゴリ」は、クエリに対応付けられたカテゴリを示す。なお、カテゴリは、「属性」と称されることもある。
なお、実施形態において、クエリのカテゴリとは、クエリの分類を示す情報である。図6で示す例は、カテゴリが付与されたクエリがデータベースとして保持されている例であり、かかる例は、クエリとカテゴリとの関係を記憶した辞書データと読み替えてもよい。
また、図6に示す例では、クエリを「電子商取引」、「アミューズメント」、「動画」及び「旅行」といったカテゴリに分類しているが、カテゴリは、ここで示す例に限られない。すなわち、カテゴリは、クエリの特徴ごとにクエリを分類(クラスタリング)できる情報であれば、いずれの情報が用いられてもよい。また、カテゴリは、外部の知識データベース(例えば、ナレッジベースなど)に保持されている情報を利用してもよいし、提供装置100の管理者等によって独自に設定されてもよい。
すなわち、図6では、カテゴリ情報記憶部122が保持する情報の一例として、クエリ「AAストア」に対応付けられているカテゴリは「電子商取引」であることを示している。また、クエリ「AAランド」に対応付けられているカテゴリは「アミューズメント」であることを示している。なお、一つのクエリが複数のカテゴリを持っても良い。例えば、「AAランドオンラインストア」といったクエリは、「アミューズメント」及び「電子商取引」の二つのカテゴリを持ちうる。
(検索ログデータベース123について)
検索ログデータベース123は、ネットワークNを介して複数のユーザ端末10から受信した検索ログを記憶する。検索ログとは、ユーザ端末10による一連の検索操作の記録であり、ユーザ端末10から受け付けたクエリ及びクエリによる検索回数を含む。
(Webページデータベース124について)
Webページデータベース124は、ネットワークN上のWebページを記憶するデータベースであって、URLといったページIDに対応付けてWebページの内容を記憶する。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、受信部131と、抽出部132と、表示順決定部133と、送信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受信部131について)
受信部131は、ユーザによって入力されたクエリを、ネットワークNを介してユーザ端末10から受信する。
(抽出部132について)
抽出部132は、検索ログデータベース123を参照して、クエリと関連を有する検索ログを、検索回数が多い順に設定数抽出する。なお、抽出部132が抽出するサジェッションクエリの数は、送信部134がユーザ端末10へ送信するサジェッションクエリの数よりも多い。
(表示順決定部133について)
表示順決定部133は、抽出部132によって抽出されたサジェッションクエリの表示順を決定する。サジェッションクエリの表示順を決定する際に、表示順決定部133は、抽出部132が抽出した各サジェッションクエリをキーワードとする検索結果をWebページデータベース124から取得する。表示順決定部133は、検索によって得られたページIDによって特定されるコンテンツを解析し、サジェッションクエリにカテゴリを付与する。すなわち、あるサジェッションクエリをキーワードとする検索処理によって得られるコンテンツに電子商取引に関連する単語が多く含まれる場合、検索処理においてクエリとしたサジェッションクエリに「電子商取引」のカテゴリを付与する。
表示順決定部133は、サジェッションクエリに付与されたカテゴリと、ユーザ情報に含まれるカテゴリとを比較し、一致するカテゴリが多いサジェッションクエリに高い順位を設定して表示順を決定する。
(送信部134について)
送信部134は、表示順決定部133が表示順を決定したサジェッションクエリを、ネットワークNを介してユーザ端末10に送信する。このとき、送信部134は、表示順決定部133による表示順、すなわちユーザ情報との関連性が高いサジェッションクエリが高い優先順位で表示されるように、サジェッションクエリをユーザ端末10に送信する。
〔4.処理手順〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る提供装置100による処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る提供装置100による処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、提供装置100は、ユーザから送信されたクエリを取得したか否かを判定する(ステップS101)。クエリを取得していない場合(ステップS101;No)、提供装置100は、クエリを取得するまで待機する。
一方、クエリを取得した場合(ステップS101;Yes)、提供装置100は、検索ログデータベース123を参照し、取得したクエリと関連を有するサジェッションクエリを、検索回数が多い順に設定数抽出する(ステップS102)。さらに、提供装置100は、各サジェッションクエリをキーワードとする検索結果を取得する(ステップS103)。図8は、サジェッションクエリをキーワードとする検索結果の一例を示す図である。サジェッションクエリをキーワードとする検索により、キーワードとされたサジェッションクエリに関連する複数のWebページのタイトル61及びスニペット62を含む検索結果ページ60が得られる。
そして、提供装置100は、サジェッションクエリにカテゴリを付与する(ステップS104)。提供装置100は、検索結果ページ60に含まれるタイトル61及びスニペット62に含まれる単語を抽出し、タイトル61及びスニペット62中に多く含まれる単語に関連するカテゴリをサジェッションクエリに付与する。図8に示す例では、「AAストア」というサジェッションクエリをキーワードにして検索処理を行った検索結果ページ60のタイトル61及びスニペット62には、「商品」、「購入」、「送料」及び「代金」といった電子商取引に関連する単語が多く含まれるため、「AAストア」というサジェッションクエリには、電子商取引というカテゴリが付与される。その後、提供装置100は、サジェッションクエリに付与されたカテゴリと、ユーザ情報に含まれるカテゴリとを比較し、一致するカテゴリが多いサジェッションクエリに高い順位を設定して表示順を決定する(ステップS105)。すなわち、提供装置100は、サジェッションクエリをキーワードにした検索結果に基づくカテゴリと、ユーザの属性とに基づいて、サジェッションクエリの表示順を決定する。提供装置100は、表示順決定部133が表示順を決定したサジェッションクエリのうち上位の一定数を、ネットワークNを介してユーザ端末10に送信する(ステップS106)。
〔5.変形例〕
上述した提供装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、提供装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.パーソナル情報によるサジェッションクエリの表示順の決定〕
上記実施形態では、抽出されたサジェッションクエリをカテゴリ情報に基づいて表示順を決定する例を示した。しかし、提供装置100は、検索ログに加えパーソナル情報に基づいてサジェッションクエリの表示順を補正してもよい。
図9は、実施形態に係るカテゴリ情報記憶部122の一例を示す図である。ユーザ情報は、ユーザID及びカテゴリ情報に加え、パーソナル情報を含んでいる。「パーソナル情報」は、ユーザの性別、年齢層、職種及び居住地域といった情報である。パーソナル情報は、検索サービスが提供されるサイトを利用するに当たってユーザ登録を行うことによってユーザ端末10から提供装置100に送られる。
パーソナル情報に基づいてサジェッションクエリの表示順を補正する場合には、検索ログデータベース123に記憶する検索ログに、検索を行ったユーザの情報を併せて記憶する。表示順決定部133は、サジェッションクエリの表示順を決定する際に、クエリを入力したユーザのパーソナル情報を参照し、性別、年齢層、職種及び居住地域といった各項目が一致するユーザによる検索ログに関連するサジェッションクエリが優先されるように重み付けを行ってサジェッションクエリの表示順を決定する。
クエリを入力したユーザと性別、年齢層、職種及び居住地域などが一致するユーザによる検索ログに関連するサジェッションクエリの順位が高くなるように表示順を補正することにより、クエリを入力したユーザが興味関心を持つ可能性が高いサジェッションクエリを高い順位にしてサジェッションクエリをユーザに提示することができる。
〔5−2.プレフィックスによる補正〕
提供装置100は、検索窓に入力されたクエリの文字数によって、表示順を変更してもよい。この場合、検索ログデータベース123には、検索窓に入力されたクエリと、そのクエリによって提供されたサジェッションクエリの中からユーザによって選択されてクエリとして確定入力されたものとの関係をユーザ情報として記憶させる。例えば、「A」というクエリによって提供されたサジェッションクエリの中から「AAストア」が選択されて「AAストア」がクエリとして確定入力された場合には、「A」と「AAストア」とを関連付ける情報を検索ログデータベース123に記憶させる。また、「AA」というクエリによって提供されたサジェッションクエリの中から「AAランド」が選択されて「AAランド」がクエリとして確定入力された場合には、「AA」と「AAランド」とを関連付ける情報を検索ログデータベース123に記憶させる。この情報を表示順決定部133が参照することにより、表示順決定部133は、「A」というクエリが入力された場合と、「AA」というクエリが入力された場合とで、サジェッションクエリの表示順を異ならせることができる。図10は、検索窓に入力されたクエリの文字数によるサジェッションクエリの変化を示す図である。上記の例では、「A」というクエリと「AAストア」という入力確定結果とが関連付けられているため、表示順決定部133は、検索窓51に「A」だけが入力された時には、電子商取引のカテゴリのサジェッションクエリの順位を高くして表示順を決定する。また、「AA」というクエリと「AAランド」という入力確定結果とが関連付けられているため、表示順決定部133は、検索窓51に「AA」の2文字が入力された時には、アミューズメントのカテゴリのサジェッションクエリの順位を高くして表示順を決定する。すなわち、あるクエリに対するサジェッションクエリによって入力確定したクエリと、あるクエリが前方一致する別のクエリに対するサジェッションクエリによって入力確定したクエリとが異なることを示す情報がユーザ情報として記憶されていれば、表示順決定部133は、あるクエリに対するサジェッションクエリと、あるクエリが前方一致する別のクエリに対するサジェッションクエリとで、表示順を異ならせることができる。
〔5−3.ワード群によるサジェッションクエリの表示順の決定〕
上記実施形態では、ユーザの興味関心を示す情報は、ユーザのパーソナル情報に含まれるカテゴリ情報であったが、ユーザの興味関心を示す情報は、ユーザが閲覧したWebページに含まれる単語及びクエリによる検索結果のリンク先のコンテンツに含まれる単語であってもよい。この場合には、ユーザが閲覧したWebページに含まれる単語及びクエリによる検索結果のリンク先のコンテンツに含まれる単語をユーザ情報の一部としてユーザIDと関連付けて蓄積する。そして、表示順決定部133は、ユーザ情報として蓄積された単語を、サジェッションクエリによる検索結果のリンク先のコンテンツに多く含むサジェッションクエリが上位となるようにサジェッションクエリの表示順を決定する。
〔5−4.検索回数及びカテゴリのスコア化〕
また、提供装置100は、抽出したサジェッションクエリをカテゴリに基づいて表示順を決定するのではなく、検索回数及びカテゴリの類似度をスコア化し、これらのスコアの合算値に基づいてサジェッションクエリの表示順を決定してもよい。これにより、サジェッションクエリをキーワードとする検索回数の差が大きい場合には、検索回数が多くてカテゴリの類似度が低いサジェッションクエリを、検索回数が少ないがカテゴリの類似度が高いサジェッションクエリよりも上位にして表示順を決定することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る提供装置100やユーザ端末10は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、提供装置100を例に挙げて説明する。図11は、提供装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図3に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した抽出部132と、表示順決定部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、上記実施形態では、提供装置100が、例えば、サジェッションクエリを抽出する処理と、サジェッションクエリの表示順を決定する処理と、を行う例を示した。しかし、上述した提供装置100は、サジェッションクエリを抽出する処理を行う第1の装置と、サジェッションクエリの表示順を決定する処理を行う第2の装置とに分離されてもよい。そして、上記の提供装置100による処理は、第1の装置と、第2の装置との各装置を有する提供システムによって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、受信部131と、抽出部132と、表示順決定部133とを有する。受信部131は、ユーザ端末10から検索クエリを受信する。抽出部132は、ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを検索クエリに基づいて抽出する。表示順決定部133は、抽出されたサジェッションクエリの表示順を、ユーザ端末10のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、抽出されたサジェッションクエリの表示順を、ユーザ端末10のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する。これにより、提供装置100は、ユーザが興味関心を持つ可能性が高いサジェッションクエリが高い順位となるように表示順を決定することができる。結果として、提供装置100は、ユーザが興味関心を持つサジェッションクエリを優先的にユーザに提示できる。
また、表示順決定部133は、サジェッションクエリをキーワードにした検索結果に基づくカテゴリと、ユーザの属性とに基づいて、サジェッションクエリの表示順を決定する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、サジェッションクエリをキーワードにした検索結果に基づくカテゴリと、ユーザの属性とに基づいて、サジェッションクエリの表示順を決定するため。ユーザの属性が示すカテゴリと、サジェッションクエリのカテゴリとの類似度が高く、ユーザが興味関心を持つサジェッションクエリを優先的にユーザに提示できる。
また、表示順決定部133は、検索クエリをユーザ端末10に入力したユーザと類似度の高いユーザによって検索に用いられた回数が多いサジェッションクエリを上位とする重み付けを行ってサジェッションクエリの表示順を決定する。
実施形態に係る提供装置100は、検索クエリをユーザ端末10に入力したユーザと類似度の高いユーザによる使用頻度の高いサジェッションクエリが上位になるようにサジェッションクエリの表示順を決定するため、ユーザが興味関心を持つサジェッションクエリを優先的にユーザに提示できる。
または、ユーザの属性を示す情報は、ユーザがコンテンツを閲覧又は検索することによってユーザに関連付けて蓄積された、コンテンツに含まれる単語であり、表示順決定部133は、ユーザに関連付けられた単語と、サジェッションクエリのリンク先のコンテンツに含まれる単語との類似度が高い順に、サジェッションクエリの表示順を決定する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザに関連付けられた単語と、サジェッションクエリのリンク先のコンテンツに含まれる単語との類似度が高い順に、サジェッションクエリの表示順を決定するため、ユーザが興味関心を持つサジェッションクエリを優先的にユーザに提示できる。
また、ユーザの属性を示す情報は、検索クエリに対するサジェッションクエリによって入力確定した検索クエリを示す情報を含み、表示順決定部133は、検索クエリの文字列が一文字入力されるごとに、サジェッションクエリの表示順を決定する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、あるクエリに対するサジェッションクエリによって入力確定したクエリと、あるクエリが前方一致する別のクエリに対するサジェッションクエリによって入力確定したクエリとが異なることを示す情報がユーザ情報として記憶されていれば、あるクエリに対するサジェッションクエリと、あるクエリが前方一致する別のクエリに対するサジェッションクエリとで、表示順を異ならせることができる。
また、表示順決定部133は、検索回数及び興味関心を示す情報をスコア化し、合算値が大きい順に表示順を決定する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、サジェッションクエリをキーワードとする検索回数の差が大きい場合には、検索回数が多くてカテゴリの類似度が低いサジェッションクエリを、検索回数が少ないがカテゴリの類似度が高いサジェッションクエリよりも上位にして表示順を決定することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、表示順決定部は、表示順決定手段や表示順決定回路に読み替えることができる。
1 提供システム
10 ユーザ端末
100 提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 カテゴリ情報記憶部
123 検索ログデータベース
124 Webページデータベース
130 制御部
131 受信部
132 抽出部
133 表示順決定部
134 送信部

Claims (8)

  1. ユーザ端末から検索クエリを受信する受信部と、
    ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを前記検索クエリに基づいて抽出する抽出部と、
    抽出された前記サジェッションクエリの表示順を、前記ユーザ端末のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する表示順決定部と、
    を備えたことを特徴とする提供装置。
  2. 前記表示順決定部は、前記サジェッションクエリをキーワードにした検索結果に基づくカテゴリと、前記ユーザの属性とに基づいて、前記サジェッションクエリの表示順を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記表示順決定部は、
    前記検索クエリを前記ユーザ端末に入力したユーザと類似度の高いユーザによって検索に用いられた回数が多い前記サジェッションクエリを上位とする重み付けを行って前記サジェッションクエリの表示順を決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の提供装置。
  4. 前記ユーザの属性を示す情報は、前記ユーザがコンテンツを閲覧又は検索することによって前記ユーザのユーザに関連付けて蓄積された、前記コンテンツに含まれる単語であり、
    前記表示順決定部は、前記ユーザに関連付けられた単語と、前記サジェッションクエリのリンク先のコンテンツに含まれる単語との類似度が高い順に、前記サジェッションクエリの表示順を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  5. 前記ユーザの属性を示す情報は、前記検索クエリに対する前記サジェッションクエリによって入力確定した検索クエリを示す情報を含み、
    前記表示順決定部は、前記検索クエリの文字列が一文字入力されるごとに、前記サジェッションクエリの表示順を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の提供装置。
  6. 前記表示順決定部は、
    検索回数及び属性を示す情報をスコア化し、合算値が大きい順に表示順を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の提供装置。
  7. コンピュータが実行する提供方法であって、
    ユーザ端末から検索クエリを受信する受信処理と、
    ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを前記検索クエリに基づいて抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理において抽出された前記サジェッションクエリの表示順を、前記ユーザ端末のユーザの属性を表す情報に基づいて決定する表示順決定処理と、
    を含んだことを特徴とする提供方法。
  8. ユーザが検索処理のキーワードにすると推定される文字列であるサジェッションクエリを検索クエリに基づいて抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理において抽出された前記サジェッションクエリの表示順を、ユーザの属性を表す情報に基づいて決定する表示順決定処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする提供プログラム。
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