JP2020056311A - 動力発生装置 - Google Patents

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豊 池崎
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英明 中村
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彰澄 水上
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Abstract

【課題】重力を回転力に変換することで、回転を動力源とする機器との接続を可能とする動力発生装置を提供することにある。【解決手段】重力を回転する力に変換し、変換された力を動力源として利用する動力発生装置であって、重力の釣り合いをとろうとする自然の法則に対し、釣り合いをとらせないようにすることにより不均衡を生じさせ、不均衡で、回転のエネルギーを作り出す回転力を生む機構を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、動力発生装置に関する。
重力を回転の力に変換する代表的な機器として水車などがある。
しかし、水車は、重力で流れ落ちる水を動力源とするので、水を水車に流し続けなければならない。動力源としては水が無限に必要であった。
本発明では、動力源は重力のみであり、他からの動力源の補給なしに、回転力が発生し続ける。
また、回転体を連結することでより多くの動力源となりうる。
本発明は、動力源として重力を利用し、重力のみで回転力を発生させ、その回転力を他の機器へ供給する動力発生装置としての位置づけとなる。
よって、本発明は、重力を利用した、動力発生装置を提供すること目的とする。
本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係る動力発生装置は、重力を回転する力に変換し、変換された力を動力源として利用する動力発生装置であって、重力の釣り合いをとろうとする自然の法則に対し、前記釣り合いをとらせないようにすることにより不均衡を生じさせ、前記不均衡で、回転のエネルギーを作り出す回転力を生む機構を含むことを特徴とする。
本発明に係る動力発生装置は、重力の法則に従った鉛直方向に対して質点の位置を、90度傾けたことによる不均衡を動力源としていることを特徴とする。
本発明に係る動力発生装置は、さらに、質点を水平方向に保持する水平保持機構を含むことを特徴とする。
本発明は、古典的な手法としての、水車と、シーソーのような梃子の原理を利用している。
そして、本発明は、この2つの古典的な手法を同時に利用し、質点にかかる重力を、左右不均衡にすることで発生する回転力を利用することを、特徴とする。
また、本発明に係る不均衡を発生させる部分に関しては、自然の法則の「釣り合い」が必ず発生するため、その「釣り合い」を発生させないための機能も特徴とする。
本発明によれば、回転を必要とする機器の動力源として利用が可能となる。また、本発明に係る動力発生装置は、他の動力源を必要としないので、環境に配慮した動力源として活用することができる。
偶数の質点の場合の一般化モデルの説明図である。 奇数の質点の場合の一般化モデルの説明図である。 一般化モデルの重力での釣り合いの説明図である。 図3に示した一般化モデルの力学的考察の説明図である。 安定版を利用した動力発生装置の概要図である。 動力発生装置の伝達歯車が作り出す一定方向の説明図である。 安定板の自然なつり合いの状態の説明図である。 安定板への力の掛かり方及び安定板の釣り合い問題の解決の考え方の説明図である。 解決方法及び各部位の力の役目の説明図である。 下段の重り棒の力の方向の説明図である。 連結運用の説明図である。
本発明を、図1及び図2を参照し「一般化モデル」を説明し、その後、「一般化モデル」を実現する具体的な動力発生装置を説明する。
図1は、偶数の質点の場合の一般化モデルの説明図である。図2は、奇数の質点の場合の一般化モデルの説明図である。
図1及び図2に示すように、複数の質点mを有する一般化モデルは、鉛直方向Z(重力が作用する方向)に対して直角の方向(水平方向)に伸びる回転中心軸Oと、回転中心軸Oを中心に回転する回転半径Rの回転体Dとを有する。
回転体Dは、基準となるベース(いわゆる絶対座標軸)から見て、回転中心軸Oを中心に回転する。回転体Dにおいて、回転中心軸Oから離れる方向に回転半径Rだけ離れた位置に複数の回転中心位置Pがある。複数の回転中心位置Pは、互いに回転中心軸Oに対して等角度を置いて位置している。複数の回転中心位置Pは、回転体Dの回転とともに、回転中心軸Oを中心に回転する。
図1に示すように、回転中心位置Pの数が2つの場合、2つの回転中心位置Pは回転中心軸Oに対して違いに反対方向に位置している(角度a=360度の2分の1=180度)。
図2に示すように、回転中心位置Pの数が3つの場合、3つの回転中心位置Pは回転中心軸Oに対して120度開いた位置にある(角度a=360度の3分の1=120度)。
図1及び図2に示すように、質点mは、回転中心位置Pから延長rだけ離れた位置にあり、台座Bから見て、質点mは、常に、回転中心位置Pの水平方向側に位置する(図示の例では、右側であるが左側であってもよい)。すなわち、一般化モデルは、重力の法則に従った鉛直方向に対して質点mの位置を、90度傾けたことによる不均衡を動力源としており、また、質点mを水平方向に保持する水平保持機構として作用するものを含む。
質点mは、回転体Dから見て、回転中心位置Pを中心に回転するように、回転可能に回転体Dに支持されている。また、質点mは、回転体Dの回転に伴って回転中心位置Pを中心に回転するよう回転体Dに支持されている。ベース(いわゆる絶対座標軸)Bから見て、回転体Dが1回転すると、質点mが回転体Dに対して1回転するよう、質点mは回転体Dに支持されている。回転体Dに対する質点mの回転方向は、台座Bに対する回転体Dの回転方向とは反対方向である。
このため、ベースから見ると、回転体Dが回転中心軸Oの周りを回転すると、質点mは、常に、回転中心位置Pに対して同じ側に位置しながら、回転中心軸Oの周りを回転するように見える。つまり、例えば、台座Bから見て、質点mは、回転中心位置Pの水平方向右側に位置している場合、回転体Dが台座Bに対して回転しても、質点mは、常に、回転中心位置Pの水平方向右側に位置する。
なお、図1に示すように、回転する質点mの数は少なくとも2つあればよく、偶数でも奇数でもよい。質点mの数が2つの場合、回転中心軸Oに対して左右対称に存在すればよい。
また、図2に示すように、質点mの数が3であってもよく、さらに、質点mの数が多くなればなるほど、後述するように、回転体Dに作用する回転力は増す。
図3は、一般化モデルの重力での釣り合いの説明図である。
図3に示すように、質点mは、回転中心位置Pを中心に回転するので、各質点mにおいては、重力gに従って釣り合いがとれる位置に移動しようとする。すなわち、質点mは、図3(a)に示す、回転中心位置Pの水平方向右側の位置から、鉛直方向Z下側に移動しようとする。このとき、図3(b)に示すように、質点mは、回転中心位置Pを中心に回転するよう規制されているので、鉛直方向Zより、回転中心軸O側に寄る。
しかし、本発明では、この移動を阻止することで、各質点mがそれぞれ、不均衡状態で、重力gの影響を受けるようにする。
図4は、図3に示した一般化モデルの力学的考察の説明図である。
回転力(ローテーション、トルク(N・m))は、回転中心軸Oから質点m1の方向の線分R2の長さ(m)と、垂直な接線方向成分の力F1(N)との積で得られる。
具体的な計算は以下のようになる。
質点m1について、質点によるモーメント(トルク)を計算する。
先ず、回転中心軸Oからの接線方向成分の力F1を求める。
F1=m×g×cosθ2=m×g×(R1/R2)
ここで、R1は、水平方向Xにおける、回転中心軸Oと質点mとの間の距離であり、換言するとZ軸と質点mとの間の距離である。
R2は、回転中心軸Oと質点mとの間の距離である。
θ2は、回転中心軸Oと質点mとを結んだ直線と、質点mを通りZ軸と直交する直線とのなす角度である。
よって、モーメント(トルク)M1を求めると、
M1=F1×R2=m×g×(R1/R2)×R2=m×g×R1
となる。
また、
R1=R×sinθ+r
であることは明らかである。
ここで、θは、回転中心軸Oを通るY軸の上側に伸びる直線と回転中心位置Pとのなす角度である。
そうすると、
M1=m×g×(R×sinθ+r)
となる。
同様に、質点m2のモーメントM2を求める。
質点m2の位置は、回転中心軸Oに対して質点m1と反対側に位置している(180度)ので、回転中心軸Oを通るZ軸の上側に伸びる直線と回転中心位置Pとのなす角度をθを用いて示すと、θ+π(θ+180度)である。
よって、
M2=m×g×(R×sin(θ+π)+r)=m×g×(−R×sinθ+r)
となる。
2つの質点m1、m2のモーメント力を合成すると、
M1+M2=m×g×(R×sinθ+r)+m×g×(−R×sinθ+r)=2mgr>0
となる。
よって、回転力を表すモーメントは必ず正の値をとるので、θがどんな値をとっても、回転力は常に発生することになる。
図5を参照して、「一般化モデル」を実現した一例である動力発生装置10の説明をする。動力発生装置10は、重力を回転する力に変換し、変換された力を動力源として利用するものであり、重力の釣り合いをとろうとする自然の法則に対し、釣り合いをとらせないようにすることで、不均衡を生じさせ、不均衡で、回転のエネルギーを作り出す回転力を生む機構11(図9参照)を含む。
図5は、安定版を利用した動力発生装置の概要図である。
動力発生装置10は、回転中心軸Oと、複数の伝達歯車16と、伝達歯車16の相対的回転不能に取り付けられた安定板18と、安定板18に相対的移動不能に取り付けられた重り(質点m)とを備える。
回転中心軸Oは、回転体Dとともに回転するが、回転中心にある中心歯車14は、外部の回転体Dを回転可能に支持している台座Bに固定されているので、台座Bに対して回転はしない。
複数の伝達歯車16は、回転体Dに回転可能に支持されている。複数の伝達歯車16は、中心歯車14に噛み合う伝達歯車16と、その伝達歯車16に直列に噛み合う複数の伝達歯車16とが、回転中心軸Oから外側に向けて一列に並んでいる。図5では、4つの列が形成されている。
よって、複数の伝達歯車16は、回転体Dと一緒に、回転中心軸Oを中心に回転するとともに、各伝達歯車16の回転中心軸20を中心に回転することになる。
図6は、動力発生装置の伝達歯車が作り出す一定方向の説明図である。図7は、安定板の自然なつり合いの状態の説明図である。図8は、安定板への力の掛かり方及び安定板の釣り合い問題の解決の考え方の説明図である。
中心歯車14が台座Bに対して固定であって、伝達歯車16は回転中心軸20を中心に自由に回転できるものとし、中心歯車14を1番目の歯車として数えた場合、回転体Dが回転しても、3以上の奇数番目の伝達歯車16は、一定の方向を示すような、回転しないように見える動きをする。本発明は、この回転していないような動きを、姿勢制御へと利用することに特徴を有する。
詳細に説明すると、複数の伝達歯車16は、中心歯車14と同じ歯車(すなわし、モジュール、かつ、ピッチ円直径が同じ)であるので、中心歯車14を1番目の歯車とすると、奇数番目の伝達歯車16は、常に、一定方向に向く。
つまり、回転体Dを台座Bに対して時計方向CWに回転させると、中心歯車14は回転しないので、中心歯車14に噛み合っている伝達歯車16(偶数番目の伝達歯車16)が中心歯車14を中心に台座Bに対して時計方向CWに回転するとともに、回転体Dに対して時計方向CWに自転もする。
他方、奇数番目の伝達歯車16は、偶数の伝達歯車16の回転を受けて時計方向CWに回転する回転体Dに対して反時計方向に回転するが、回転体Dは台座Bに対して時計方向CWに回転しているので、台座Bから見た奇数番目の伝達歯車16は、一定方向に向くように、平行移動する。
図5に示すように、一番外側にある奇数番目の伝達歯車16には、安定板18が取り付けられている。安定板18は、姿勢制御機能と、回転力を生む機構の役割を有する。
さらに、回転力を生むための重り(質点m)は、安定板18に取り付けられている。
具体的には、安定板18は、一番外側の奇数番目の伝達歯車16の軸に揺動可能に釣り下げられている。また、一番外側の奇数番目の伝達歯車16は外部の伝達歯車16と噛み合っている。このため、安定板18は、安定板18が吊り下げられた伝達歯車16の動きと一致する。
回転中心軸Oに作用する回転力は、安定板18が、釣り合ってしまうと回転しない。よって、この釣り合いを、不均衡状態のまま維持することが、重要な点となる。
これを実現するために、吊り下げ軸(図7参照、例えば、伝達歯車16の回転中心軸20と同じ軸)と、その他の1点で、安定版を不均衡な状態に維持できれば、不均衡になった力が、回転軸へと伝わり、回転軸が釣り合いをとろうとして、回転を始める。
つまり、図7に示すように、重り(質点m)の重心の位置が吊り下げ軸の鉛直方向Zから離れた位置になるように、重り(質点m)を安定板18に取り付けると、安定板18が釣り合いの位置になるように、安定板18は吊り下げ軸を中心に回転をする(図7の場合、右回転)。この回転を「回転力を生む機構」を用い阻止することで、つり合いの不均衡状態を作り上げる。不均衡状態には、必ず均衡状態へと移行しようとする力が働く。この力を利用して、回転力を発生させる構造が、本発明の特徴となる。
しかし、図8に示すように、安定板18に、直接、重り(質点m)を取り付けると、伝達歯車16から伝わる力(吊り下げ軸を中心とする左回転力)と、重り(質点m)から受ける力(吊り下げ軸を中心とする右回転力)が、相殺されて、回転力は生まれない。
そこで、重り(質点m)が受ける力(右回転力FR)を、左回転力FLへと変換し、相殺されていた力関係を、回転する方向の左回転力へと変換することで、相殺問題を解決させる。
この、「左回転力>右回転力」である状態を作ることを、本発明では回転力を生む機構と呼ぶことにする。
回転力を生む機構は色々な方法が考えられるが、図9に、1つの実例を示す。
図9は、解決方法及び各部位の力の役目の説明図である。
回転力を生む機構11は、重力の釣り合いをとろうとする自然の法則に対し、釣り合いをとらせないようにすることで、不均衡を生じさせ、生じさせた不均衡で、回転のエネルギーを作り出す。回転力を生む機構11は、重力の法則に従った鉛直方向に対して質点mの位置を、90度傾けたことによる不均衡を動力源としていることが好ましい。
回転力を生む機構11は、伝達歯車16に取り付けた歯車板22、伝達歯車16を取り付けている回転中心軸20に固定されている固定板62、回転中心軸20に釣り下げられた上段の重り棒40、歯車板22に取り付けられた下段の重り棒44、下段の重り棒44に取り付けられた停止車60、歯車板22から下段の重り棒44を経て上段の重り棒40に繋がる紐である伝動紐52を含む。
歯車板22は、伝達歯車16に相対的に回転不能にネジ等で組み付けられている。
固定板62は、回転中心軸20を中心とする円盤形状を有する。
上段の重り棒40は、中央を回転中心軸20で回転可能に支持され、一方の端部41には、重りmaが取り付けられて、鉛直方向Zへの力Faを受けている。他方の端部に設けられたピン42には、伝動紐52の一方の端部が止められている。つまり、重りmaに力Faが作用すると、他方の端部に設けられたピン42は伝動紐52の一方の端部を上方向に力F2で引っ張る。
下段の重り棒44は、中央を歯車板22の回転中心軸20下方に設けられた中心軸30で回転可能に支持され、一方の端部46には、重りmbが取り付けられて、他方の端部には、停止車60を支持する支持軸48と、伝動紐52が引っかかるピン50とが設けられている。ピン50は、上方から伸びた伝動紐52を上方に折り返す滑車の機能を有する。
停止車60は、円盤形状を有し、下段の重り棒44に設けられた支持軸48で支持されている。停止車60の側面が固定板62の側面に接触するように、停止車60は中心軸30を中心に回転する。
伝動紐52は、他方の端部が歯車板22に設けられたピン24に取り付けられている。
回転力を生む機構11の各部品には、左回転を生む力(反時計方向の回転力)、鉛直方向Z下方向の力のみが発生する。このため、すべての力は、反時計方向に回転する回転力FLとして伝わる。
具体的には、上段の重り棒40の一方の端部41には、重りmaが取り付けられているので、鉛直方向Z下方向の力Faが作用する。そうすると、梃子の原理における、力点が端部41、支点が回転中心軸20、作用点がピン42となり、伝動紐52の端部を引き上げる鉛直方向Z上方向の力F2が作用する。これにより、伝動紐52がピン50を介して伝動紐52の端部が取り付けられているピン24が鉛直方向Z下方向の力F1が作用する。ピン24は、回転中心軸20よりも左側に位置するので、回転中心軸20を中心に歯車板22を反時計方向に回転させる回転力FLが作用する。
図10は、下段の重り棒の力の方向の説明図である。
図10の中で、下段の重り棒44が固定されている中心軸30と、固定板62が固定されている回転中心軸20とは、若干離れているので、両者を中心とする円周には、交点Qが存在することが分かる。
固定板62及び停止車60の半径が可変ではないので、停止車60は、端部46に重りmbをぶら下げているときは、固定板62の下側側面に押しつけられた状態になり、固定されているように見える。
このことにより、停止車60が、梃子の原理における支点の役目を果たし、重りmbが端部46にぶら下がっている状態では、下段の重り棒44を固定している中心軸30を介して歯車板22に対して力を発生させる。この歯車板22は、回転中心軸20を中心に回転可能であるため、反時計方向への回転力を作り出すことができる。
よって、回転力を生む機構11により「左回転力> 右回転力」の状態を生み出し、回転する力は自然と発生し、その力の大きさは、回転力となって利用可能な状態になる。
本発明による回転力は、一定の回転力を持った、回転を主動力とする機器の動力源となりうる。
「一般化モデル」上の力関係と比べた場合、詳細な位置が少しずれるが、実装置上では近似するため、回転する力が、常に、発生する。
図11は、連結運用の説明図である。
運用の際には、1つの回転体Dの前後に16の安定板18を取り付けることが好ましい。この場合、1つの回転体Dの各面に8個程度の安定板18を取り付けることになり、運用上理想になる。また、回転体Dを並列に接続することで、回転力は、足し算で大きくなっていく。
そこで、実運用の際には、この複数の安定板18と複数の回転体Dとを利用することで、大きな動力源とすることが可能である。
回転力を発電用モータへと接続すると、重力による発電が可能となる。数式からも安定的な、動力源としての活用が可能なため、応用範囲は広い。
O 回転中心軸
P 回転中心位置
R 回転半径
10 動力発生装置
11 回転力を生む機構
14 中心歯車
16 伝達歯車
18 安定板
20 回転中心軸
22 歯車板
30 中心軸
40 上段の重り棒
44 下段の重り棒
48 支持軸
52 伝動紐
60 停止車
62 固定板

Claims (3)

  1. 重力を回転する力に変換し、変換された力を動力源として利用する動力発生装置であって、
    重力の釣り合いをとろうとする自然の法則に対し、前記釣り合いをとらせないようにすることにより不均衡を生じさせ、前記不均衡で、回転のエネルギーを作り出す回転力を生む機構を含む、動力発生装置。
  2. 重力の法則に従った鉛直方向に対して質点の位置を、90度傾けたことによる不均衡を動力源としている、請求項1に記載の動力発生装置。
  3. さらに、質点を水平方向に保持する水平保持機構を含む、請求項2に記載の動力発生装置。
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