JP2020055422A - 足蹴り推進水面走り人力艇 - Google Patents
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Abstract
【課題】水面を叩き蹴る推進方式の具現化によって左右前後の安定性能や方向舵を持たない、浮力体と連結脚フレーム付きの座とによって構成される簡潔で軽量な足蹴り推進水面走り人力艇を提供する。【解決手段】乗り手の体重を支えるための浮力体1と、脚フレームに支えられた座2と、姿勢を安定させるためのハンドルグリップ3と、座の高さ調節機構4と、足に装着して水面を叩き蹴るための足裏板5とで足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。【選択図】 図1
Description
本発明は足蹴り推進水面走り人力艇に関するものである。
従来の水上を移動する船等では推進具として、オール、パドル、魯、フィン、スクリュー等を用いて水を後方に押しやる、あるいは水の抵抗を利用してそこを支点として船を前方に移動させる方法が知られる。
したがって、従来の船では前後左右への安定性や、前進する時に船体が受ける水の抵抗や、波や水流、風等にも対抗するための船形や構造が予め備わっている必要があった。
パドル、オール、魯等船を操る道具は陸上の生活動作にはなじみの薄いものである。
したがって、歩く、走る等の普段の生活の中で慣れ親しんだ動作とは違うために、習熟に訓練が必要である。
水上を低速で移動する船(特許文献1参照)の場合は、限られた使用環境の中で 用いれば推進力や船の強度が小さくても問題なく、健康器具としての使用も可能である。
したがって、海や川などの多様な自然環境での使用に対しては不向きである。
また、高速で水面を進む船では水との摩擦抵抗と造波抵抗に考慮がなされなければならず、これらを軽減するための手段として、滑走と水中翼が知られるが、それを実現するためには滑走あるいは水中翼による翼走に至るまでの段階で、通常の排水量走行で高速で走る必要があり、それに耐えうる構造と強度と軽さが必要である。
したがって、CFRP等の先端技術や素材を使用する高価な製品となっている。
船の方向転換に関しては、船の後ろや前に方向舵や、推進機自体を転回させる等の方法がある。
したがって、何らかの方向転換機構と構造が必要である。
一方、水面上の移動手段として、中米に生息するバシリスクという足の大きなイグアナや、ペアリング中のカイツブリ等の行動で、水の粘性による付加慣性力を利用して足裏で水面を素早く強く叩き蹴る動作で、水面からの反発力を利用して水面上を走る動物がいるが、いずれも体重が軽く脚力が強い動物である。
したがって、体重が重く相対的に脚力の弱い人類が道具を使わずにこの真似をするのは不可能である。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、水面を叩き蹴る推進方式の具現化によって左右前後の安定性能や方向舵を持たない、浮力体と連結脚フレーム付きの座とによって構成される簡潔で軽量な足蹴り推進水面走り人力艇を提供することを目的としている。
また、普段慣れ親しんでいる走る動作で水上を移動する足蹴り推進水面走り人力艇を提供することを目的としている。
また、波やうねりに対して水面を叩き蹴って走り、波乗りに移行できる足蹴り推進水面走り人力艇を提供することを目的としている。
また、全方向に対して安全、安定が得られて、子供や初心者にも安心な足蹴り推進水面走り人力艇を提供することを目的としている。
また、プールや海水浴場等人が多く混み合っている場所で使用しても安全な足蹴り推進水面走り人力艇を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、乗り手の体重を支えるための浮力を担う浮力体と、座を備え、座は足蹴り運動の軌道上に浮力体や座の脚フレームが障害にならない位置に配置した足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第2の発明においては、2個の浮力体を双胴艇型に構成して、座を連結脚フレームで、ほぼ中央の位置に配置した足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第3の発明においては、双胴艇型の構成で、連結脚フレームの延長上のハンドルレバーで双胴艇型浮力体の間隔を狭めたり拡げたりできる足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第4の発明においては、ボード形浮力体2枚を重ね合わせて座の脚フレーム下部で開閉可能に接合する足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第5の発明においては、浮力体を円環状にした足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第6の発明においては、浮力体を空気膨張式浮力体あるいは発泡プラスチック又は発泡ゴムとした足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
第7の発明においては、浮力体を2個以上、座と連結した脚フレームの他端に固定する足蹴り推進水面走り人力艇を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)乗り手の体重を支えるための浮力を担う浮力体と、座を備え、座は足蹴り運動の軌道上に浮力体や座の脚フレームが障害にならない位置に配置して構成されているので、水面を叩き蹴る推進方法を用いることが出来る。
(1)乗り手の体重を支えるための浮力を担う浮力体と、座を備え、座は足蹴り運動の軌道上に浮力体や座の脚フレームが障害にならない位置に配置して構成されているので、水面を叩き蹴る推進方法を用いることが出来る。
・ 2個の浮力体を双胴艇型に構成して、座を連結脚フレ―ムで、ほぼ中央位置に配置して構成されているので、安定性能や方向転換機能を必要としない簡潔で小型、軽量化が計れる。
(3)(2)記載の双胴艇型の構成で、連結脚フレームの延長上のハンドルレバーで双胴艇型浮力体の間隔を狭めたり拡げたりできるように構成されているので、足蹴り推進に続いて波乗りに移行する時には浮力体に足を乗せて踏ん張れる。
(4)ボード形浮力体2枚を重ね合わせて座の脚フレーム下部で開閉可能に接合する構成なので、浮力体の左右外側で足蹴り推進を行い、波乗りの時には2枚のボード形浮力体を開いて足を乗せて踏ん張れる。
(5)(1)記載の浮力体を円環状にした構成なので、全方向に対して安全、安定が得られて、子供や初心者の使用に適している。
(6)(1)記載の浮力体を空気膨張式浮力体あるいは発泡プラスチック又は発泡ゴムとした構成なので、周囲の人や物に対しての安全性が高められる。
(7)(1)記載の浮力体を2個以上、座と連結した脚フレームの他端に固定する構成なので、簡潔で単純な構造の艇が得られる。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。ただし、発明の最良の形態は図1の斜視図であるが、他図の形態においても同様の作用効果が期待される。
(第1の形態)
図1、2に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は体重を支えるための浮力体であって、浮力体1上面のジョイントベース7に脚パイプ6を固定して、他端を高さ調節金具4にそれぞれ固定し、適切な高さに座2を固定し、3は姿勢安定のためのハンドルグリップであり、5は足に装着して水面を叩き蹴るための足裏板である。
図1、2に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は体重を支えるための浮力体であって、浮力体1上面のジョイントベース7に脚パイプ6を固定して、他端を高さ調節金具4にそれぞれ固定し、適切な高さに座2を固定し、3は姿勢安定のためのハンドルグリップであり、5は足に装着して水面を叩き蹴るための足裏板である。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇は、浮力体1によって乗り手の体重を支えられるので、水面を叩き蹴って推進すると共に、全体を上向きに押し上げる効果が得られる。
また、水面を叩き蹴る側の浮力体が沈む側になるので、上向きの押し上げる効果が伝わりやすい。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、陸上でのランニングと同じく日常慣れ親しんだ運動動作で安定性や方向転換も自然におこなえる。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、ハンドルグリップ3は、乗り手の姿勢や艇全体の姿勢をコントロールしやすくする。
(第2の形態)
図3に示す本発明を実施するための最良の第2の形態において、足蹴り推進から波やうねりで波乗りを行う時、図1の第1の形態でも可能であるが、より一層波乗り動作に特化するために、浮力体に足を乗せて踏ん張ってボードをコントロールするために、コントロールレバー8を操作して双胴艇の間隔を狭めたり開いたりすることができる。
図3に示す本発明を実施するための最良の第2の形態において、足蹴り推進から波やうねりで波乗りを行う時、図1の第1の形態でも可能であるが、より一層波乗り動作に特化するために、浮力体に足を乗せて踏ん張ってボードをコントロールするために、コントロールレバー8を操作して双胴艇の間隔を狭めたり開いたりすることができる。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、立った姿勢からそのまま波乗り姿勢に移行できるので、波乗りが容易になると同時に沖合の速いうねりにも乗れる可能性が増大する。
(第3の形態)
図4は、上記図3と同じく、波乗りに移行する時に、蝶番9で重ね合わせたボード形の浮力体1のロック10を外して足でボードを左右に押し開いて波乗りを行い、11のラインを引いてボード形浮力体1を閉じて足蹴り推進を再び始められる。
図4は、上記図3と同じく、波乗りに移行する時に、蝶番9で重ね合わせたボード形の浮力体1のロック10を外して足でボードを左右に押し開いて波乗りを行い、11のラインを引いてボード形浮力体1を閉じて足蹴り推進を再び始められる。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、波乗りを行う時に1枚のボード形浮力体として形作られるので、より一層波乗り感覚が得られる。
(第4の形態)
図5は、浮力体1を円環形、楕円環形、馬蹄円環形、とすることにより、全方向への安定性が大きいので、初心者や子供、障害がある人でも、事前の解説なしに乗り始めることができる。
図5は、浮力体1を円環形、楕円環形、馬蹄円環形、とすることにより、全方向への安定性が大きいので、初心者や子供、障害がある人でも、事前の解説なしに乗り始めることができる。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、初心者が簡単に安心して始められるので、水上のレジャーの普及促進に役立つ。
(第5の形態)
また、図1、5、6の浮力体1を空気膨張式浮力体や発泡プラスチック、発泡ゴムとすることにより、周囲の人や物に対しての安全性が高くなる。
また、図1、5、6の浮力体1を空気膨張式浮力体や発泡プラスチック、発泡ゴムとすることにより、周囲の人や物に対しての安全性が高くなる。
また、この浮力体の構造、材質にすることによって、小さく折りたたむことができたり安価に製造できて持ち運びや、収納がしやすい。
(第6の形態)
図6は、座2に固定した脚パイプ6の他端に乗り手の体重を支えて足蹴り推進を行うための浮力体1を固定した構成になっている。
図6は、座2に固定した脚パイプ6の他端に乗り手の体重を支えて足蹴り推進を行うための浮力体1を固定した構成になっている。
上記構成の足蹴り推進水面走り人力艇では、簡単な構造で多様な形態を具現化することができる。
1 浮力体
2 座
3 グリップハンドル
4 高さ調節機
5 足裏板
6 脚パイプ
8 開閉レバー
2 座
3 グリップハンドル
4 高さ調節機
5 足裏板
6 脚パイプ
8 開閉レバー
Claims (7)
- 乗り手の体重を支えるための浮力を担う浮力体と、座を備え、座は足蹴り運動の軌道上に浮力体や座の脚フレームが障害にならない位置に配置した足蹴り推進水面走り人力艇。
- 2個の浮力体を双胴艇型に構成して、座を連結脚フレ―ムで、ほぼ中央位置に配置した足蹴り推進水面走り人力艇。
- 請求項2記載の双胴艇型の構成で、連結脚フレームの延長上のハンドルレバー
で双胴艇型浮力体の間隔を狭めたり拡げたりできる足蹴り推進水面走り人力艇。 - ボード形浮力体2枚を重ね合わせて座の脚フレーム下部で開閉可能に接合する足蹴り推進水面走り人力艇。
- 請求項1記載の浮力体を円環状にした足蹴り推進水面走り人力艇。
- 請求項1記載の浮力体を空気膨張式浮力体あるいは発泡プラスチック又は発泡ゴムとした足蹴り推進水面走り人力艇。
- 請求項1記載の浮力体を2個以上、座と連結した脚フレームの他端に固定する足蹴り推進水面走り人力艇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018187323A JP2020055422A (ja) | 2018-10-02 | 2018-10-02 | 足蹴り推進水面走り人力艇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018187323A JP2020055422A (ja) | 2018-10-02 | 2018-10-02 | 足蹴り推進水面走り人力艇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020055422A true JP2020055422A (ja) | 2020-04-09 |
Family
ID=70106237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018187323A Pending JP2020055422A (ja) | 2018-10-02 | 2018-10-02 | 足蹴り推進水面走り人力艇 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020055422A (ja) |
-
2018
- 2018-10-02 JP JP2018187323A patent/JP2020055422A/ja active Pending
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