JP2020054310A - 電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメント - Google Patents

Abstract

【課題】棒状の電子タバコの長さ方向の任意の位置に固定することができるので、安定した状態で吊り下げることができ、体裁がよくアクセサリー効果も高い、電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントを提供する。【解決手段】本体部とカートリッジ部とを備えた棒状の電子タバコに吊り下げ用ストラップを取り付けるための接続アタッチメントであって、本体部及びカートリッジ部の外径に近い内径の穴３１が形成されたリング体３０から外側に向けてヒートン３２を突設し、該リング体３０にネジ受けを設け、根本部に摘み３８ａを設け、先端３８ｂがリング体３０の内径側に突出するように止めネジ３８を前記ネジ受けに螺合してリング体３０に貫通させ、止めネジ３８の先端３８ｂの部分はネジ受けに螺合するネジ部よりも縮径し、かつ、縊れを有し、この縊れに前記リング体３０に形成するネジ受けの内径よりも外形が大きい止め輪３９を嵌め込んだ。【選択図】図１

Description

本発明は、後付けで電子タバコに吊り下げ用ストラップを取付けるための接続アタッチメントに関する。

近年、電子タバコが多く販売されるようになっていて、この電子タバコには、例えば、日本たばこ産業株式会社が販売しているプルーム・テック（登録商標ＰＬＯＯＭ・ＴＥＣＨ）のように棒状の電池内蔵の本体部の軸方向先端部に棒状のカートリッジの後端部にねじ込んで接続する構造のものがある。

下記特許文献にもあるが、図１０に示すように、本体部８及びカートリッジ部８′が中間部にて軸方向に分割できる棒状の電子タバコ１７で、本体部８は電源装置１及び空気圧センサ又は空気流センサであるセンサ２を内蔵する。
特開２０１６−７３３１６号公報

カートリッジ部８′は、電気ヒーター５及び電気ヒーター５に袖付けされた液体浸透部品６を備える噴霧コア部品及び液体貯蔵部品３を内蔵する。

前記液体貯蔵部品３は内部にその中を気体が流れる管２７を有する。更にセンサ２は管２７と連通し補助空気入口４と共に気流ループを形成する。

噴霧コア部品は更に液体浸透部品６および液体貯蔵部品３に接続された液体伝導部品７を備える。

図中９はカートリッジ部８′内に配置されたブラケットで、噴霧コア部品はブラケット９の上に固定され、電気ヒーター５が電源装置１とセンサ２とに接続され、センサ２によって検出された気体の流れの状態に従って加熱の開始又は加熱の停止を行う。

電気ヒーター５の２つのリード線にそれぞれ接続される吸気接続部品１０及び電極リング１１がブラケット９上に配置される。吸気接続部品１０は換気口を有する。

前記センサ２の機能は、気体の流れに従って回路全体のスイッチオン又はオフを行うことである。

電極リング１１に対応する電極リングポスト１３が本体部８の開口部に配置され、接触部分が電極リングポスト１３から軸方向に延び、電極リングポスト１３は電源装置１に接続される。本体部８及びカートリッジ部８′が接合されると接触部分がカートリッジ部８′内に挿入され電極リング１１に接触し、それにより完全な閉ループを形成する。

ユーザーが空気吸込口ａを通して吸入すると、電子たばこ内の気体が流れる。このときセンサが回路をオンに切り替え電気ヒーター５を加熱し始める。ユーザーが吸入を止めると、気体は流れを止め、センサが回路をオフに切り替え電気ヒーター５の加熱を止める。

電子たばこは、脱着可能で、交換可能であるように設計され、そのために、部品の交換は、本体部８及びカートリッジ部８′を取り外し、再度取り付けることにより容易に達成することができる。そのような電子たばこは持ち運ぶのに都合が良く、より携帯用である。

下記特許文献は、前記棒状で、中間部にて分離・接続できる構造の電子タバコに対して、後付けでその中間の接続部分に装着することによりストラップを接続し、首から吊り下げたり、胸ポケットに入れたりして電子タバコそのものを携帯できるようにする電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントとして提案されたものである。
特開２０１８−１３４０６２号公報

これは、図１１に示すように、棒状の電子タバコ１７に対して使用する、電子タバコ吊り下げ用ストラップ１５の接続アタッチメントである。

棒状の本体部８及びカートリッジ部８′の外径と同径の外径を持ち、かつ細径の凸部１８（図１０参照）を挿通できる内径の装着用穴２３が形成された扁平リング部２１と、扁平リング部２１の一部から外方に膨出するように形成され、ストラップ１５を接続するためのストラップ接続用穴１４が形成されたストラップ接続部２２とを備え、細径の凸部１８を扁平リング部２１の装着用穴２３に挿通した後、当該細径の凸部１８を受け用凹部１９（図１０参照）にねじ込みもしくは嵌め入れて本体部８及びカートリッジ部８′を軸方向に接続し、ストラップ接続部２２にストラップ接続用穴１４を使用してストラップ１５を接続するようにした。

ネックストラップ１５を接続するために、そのネックストラップ１５の両端を１つにまとめている接続用リング１６をストラップ接続用穴１４を利用してストラップ接続部１２に接続する。

本体部８の端部の細径の凸部１８を装着用穴２３に挿通し、カートリッジ部８′をその雌ネジの掘られた受け用凹部１９にねじ込む。

これにより分離されていた本体部８とカートリッジ部８′とが接続されて１本の棒状の電子タバコ１７に成ると同時に、本体部８とカートリッジ部８′との端面間に扁平リング部２１が挟持されて接続アタッチメントも固定される。

接続アタッチメントを後付けにて取り付け、ネックストラップ１５の接続された電子タバコ１７は、ネックストラップ１５を使用者の首に掛けることによって当該電子タバコ１７を胸のところに吊り下げて携帯することができるようになる。

前記特許文献２の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントは本体部８とカートリッジ部８′の接続部分に挟み込むものであり、棒状の電子タバコ１７は中央位置をもって吊り下げられる。

また、棒状の電子タバコ１７自体がそれほど重量があるものではなく、比較的軽いものなので、中央位置をもって吊り下げると、全体が上下に回転し易い不安定なものである。

また、本体部８とカートリッジ部８′の接続部分にはエアーフロー用の通気穴２６（図１２参照）などがある場合があり、これを塞いでしまうおそれもある。

なお、図１２に示すように、１本の棒状の電子タバコ１７に嵌める筒状のホルダー２４であり、その外側側部に吊下げ用ストラップ１５の接続環２５を形成した電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントも考えられるが、これは筒状のホルダー２４を電子タバコ１７の長さ方向で、どの位置にもっていけるというメリットはあるものの固定手段がないので、ずれてしまうおそれがある。ずれ防止のためにホルダー２４自体の長さを長くすると体裁の悪いものとなり、アクセサリー性を阻害する。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、棒状の電子タバコの長さ方向の任意の位置に固定することができるので、安定した状態で吊り下げることができ。かつ、体裁がよくアクセサリー効果も高い、電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントを提供することにある。

前記目的を達成するため請求項１記載の本発明は、本体部とカートリッジ部とを備えた棒状の電子タバコに吊り下げ用ストラップを取り付けるための接続アタッチメントであって、本体部及びカートリッジ部の外径に近い内径の穴が形成されたリング体から外側に向けてヒートンを突設し、該リング体にネジ受けを設け、根本部に摘みを設け、先端がリング体内径側に突出するように止めネジを前記ネジ受けに螺合してリング体に貫通させ、止めネジの先端部分はネジ受けに螺合するネジ部よりも縮径し、かつ、縊れを有し、この縊れに前記リング体に形成するネジ受けの内径よりも外形が大きい止め輪を嵌め込んだことを要旨とするものである。

請求項１記載の本発明によれば、リング体にはヒートンが設けられており、これを介して吊り下げ用ストラップを接続できるので、リング体を棒状の電子タバコに嵌めれば、吊り下げ用ストラップが付くことになる。

そしてリング体は電子タバコの長さ方向に移動できるので、任意の位置で止めネジで固定できる。

止めネジは先端を電子タバコに押圧することでリング体を電子タバコに固定するが、その先端はネジ受けに螺合するネジ部よりも縮径しているので、小さな接触点をもって電子タバコに押圧するとともに、ねじ込みは先端よりも太径部分で安定して行うことができる。

また、先端はネジ受けに螺合するネジ部よりも縮径しているので、止めネジが外れて紛失してしまうおそれもあるが、止め輪を設けることで、かかる止めネジ自体の抜け出しを防止できる。なお、止め輪は止めネジが回転することの支障にはならない。

請求項２記載の本発明は、止め輪は、止めネジの先端部の縊れに嵌め込むための狭隘の切り欠き開口を有することを要旨とするものである。

請求項２記載の本発明によれば、止め輪を止めネジの先端部の縊れにセットするのに、切り欠き開口により簡単に嵌め込むことができ、また、切り欠き開口は狭隘なので押し入れれば止め輪が簡単に外れることはない。

以上述べたように本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントは、棒状の電子タバコの長さ方向の任意の位置に固定することができるので、安定した状態で吊り下げることができ。かつ、体裁がよくアクセサリー効果も高いものである。

本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントの第１実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントの第１実施形態での使用状態を示す斜視図である。 本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントの第２実施形態を示す平面図である。 本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントの第２実施形態を示す断面図である。 リング体の説明図である。 止めネジの説明図である。 ネジ受けの説明図である。 止め輪の説明図である。 ヒートンの説明図である。 電子たばこの１例を示す縦断側面図である。 従来例を示す斜視図である。 他の従来例の使用状態を示す斜視図である。

以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明の電子たばこ吊下げ用ストラップの接続アタッチメントの第１実施形態を示す斜視図、図２は同上使用状態を示す斜視図で、本発明のホルダーを使用する電子たばことしては前記図１０に示したような本体部８とカートリッジ部８′とを備えた噴霧式電子たばこで、棒状のものである。

本体部８は、電源装置及びセンサを内蔵するバッテリー用筐体であり、カートリッジ部８′は噴霧コア部品及び液体貯蔵部品を内蔵する。

図示は省略するが、本体部８の上端には雄螺子部が突出し、図示は省略するがカートリッジ部８′の下端内側には前記雄螺子部が螺合する雌螺子部が形成され、本体部８とカートリッジ部８′とが螺子結合によって接続される。

本発明の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントは、本体部８及びカートリッジ部８′の外径に近い内径の穴３１が形成されたリング体３０を主体とする。

リング体３０は指輪とおなじようなものであり、図１に示すような平打ちの場合のほか、丸甲（かまぼこ形）や縁付き等特にその外形形状には限定はない。

前記リング体３０から外側に向けて、電子タバコ吊り下げ用ストラップを接続するためのストラップ接続用穴３３が形成されたストラップ接続部であるヒートン３２を突設した。

ヒートン３２は図９にも示すように、円柱状の挿入部３５を一端に設け、リング体３０に設けた孔にこの挿入部３５を嵌め込むことでリング体３０に取り付けることができる。図中３４は挿入部３５を嵌め込んだ際にリング体３０に当接するフランジである。

また、図５に示すようにリング体３０には内外に貫通する透孔３６を形成し、ここに内側に雌ネジ３７ａを穿設したネジ受け３７をネジ構造により嵌め込む。

図中３８は止めネジで、根本部に円盤状の摘み３８ａを一体的に設け、先端３８ｂがリング体３０の内径側に突出するように止めネジ３８を前記ネジ受け３７に螺合してリング体３０に貫通させた。

止めネジ３８の先端３８ｂ部は前記ネジ受け３７に螺合するネジ部３８ｃよりも縮径し、かつ、縊れ３８ｄを有する。縊れ３８ｄは先端３８ｂ部の端部が小さな円盤状に膨出することで形成される。

図中３９は前記リング体３０に形成するネジ受け３７の内径よりも外形が大きい薄い円盤状の止め輪で、前記止めネジ３８の先端３８ｂ部分の縊れに嵌め込むための狭隘の切り欠き開口３９ａを形成した。該切り欠き開口３９ａは開口径が漸次縮小し、その奥には止めネジ３８の回転を許容する穴３９ｂが形成される。

リング体３０の内径側に突出する止めネジ３８の先端３８ｂの縊れ３８ｄに前記止め輪３９を嵌め込む。

なお、図４に示すようにネジ受け３７の雌ネジ３７ａにはネジ部３８ｃが嵌っていない空洞ができるが、止め輪３９はこの空洞内に収まる。

また、図示は省略するが止めネジ３８の根本部に円盤状の摘み３８ａの裏側部分にゴム製のＯリングを嵌め、このＯリングを円盤状の摘み３８ａと電子タバコ１７との間に挟み込むことで、止めネジ３８の全体のガタツキを防止できる。

また、この第１実施形態ではアクセサリー性を増すために、止めネジ３８の摘み３８ａにダイヤモンド等の宝石４０を取り付けた。

図３は本発明の第２実施形態を示すもので、前記宝石４０は付けておらす、また、リング体３０は平打ちではなく丸甲（かまぼこ形）である。

使用に際しては、リング体３０を棒状の電子タバコ１７に嵌め、電子タバコの１７の長さ方向に移動し、任意の位置で止めネジ３８で固定できる。

止めネジ３８は先端３８を電子タバコ１７に押圧することでリング体３０を電子タバコ１７に固定する。

ネックストラップ１５を接続するために、そのネックストラップ１５の両端を１つにまとめている接続用リング１６をストラップ接続用穴３３を利用してヒートン３２に接続する。

この接続用リング１６に関しては、カニカンや引き輪のようにストラップやチェーン、ネックレスの留め具として利用される、脱着可能な留め具を広く含むものとする。

ネックストラップ１５の接続された電子タバコ１７については、ネックストラップ１５を使用者の首に掛けることによって当該電子タバコ１７を胸のところに吊り下げて携帯することができるようになる。

また使用者の首からネックストラップ１５にて吊り下げた電子タバコ１７は胸ポケットに入れて携帯することもできるようになる。

そして電子タバコ１７を使用するときには、ネックストラップ１５にて使用者の首から吊り下げた状態で指で摘まんで使用することができる。その際、電子タバコ１７はリング体３０を上位置に固定することで垂直に吊り下げることができる。

なお、ネックストラップ１５の替わりにもっと短いストラップを取り付けることも可能であり、首以外の吊り下げにも適用できる。

また、ストラップも図示のような鎖に限定されない。紐その他のものでもよい。

１…電源装置 ２…センサ
３…液体貯蔵部品 ４…補助空気入口
５…電気ヒーター ６…液体浸透部品
７…液体伝導部品 ８…本体部
８′…カートリッジ部 ９…ブラケット
１０…吸気接続部品 １１…電極リング
１２…ストラップ接続部 １３…電極リングポスト
１４…ストラップ接続用穴 １５…ストラップ
１６…接続用リング １７…電子タバコ
１８…凸部 １９…受け用凹部
２１…扁平リング部 ２２…ストラップ接続部
２３…装着用穴 ２４…ホルダー
２５…接続環 ２６…通気穴
２７…管 ３０…リング体
３１…内径の穴 ３２…ヒートン
３３…ストラップ接続用穴 ３４…フランジ
３５…挿入部 ３６…透孔
３７…ネジ受け ３７ａ…雌ネジ
３８…止めネジ ３８ａ…摘み
３８ｂ…先端 ３８ｃ…ネジ部
３８ｄ…縊れ ３９…止め輪
３９ａ…切り欠き開口 ３９ｂ…穴
４０…宝石

Claims (2)

1. 本体部とカートリッジ部とを備えた棒状の電子タバコに吊り下げ用ストラップを取り付けるための接続アタッチメントであって、本体部及びカートリッジ部の外径に近い内径の穴が形成されたリング体から外側に向けてヒートンを突設し、該リング体にネジ受けを設け、根本部に摘みを設け、先端がリング体内径側に突出するように止めネジを前記ネジ受けに螺合してリング体に貫通させ、止めネジの先端部分はネジ受けに螺合するネジ部よりも縮径し、かつ、縊れを有し、この縊れに前記リング体に形成するネジ受けの内径よりも外形が大きい止め輪を嵌め込んだことを特徴する電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。
2. 止め輪は、止めネジの先端部の縊れに嵌め込むための狭隘の切り欠き開口を有する請求項１記載の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。