JP2020053165A - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源に流れる電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光できる点灯装置及び照明器具を提供する。【解決手段】光源に一定の直流電流が流れるようにするとともに、直流電流の電流値を可変可能な定電流回路と、光源に流れる直流電流の電流値を検出する検出部と、検出部の検出値を目標値と比較する比較回路と、調光信号に基づいて比較回路の目標値を設定するとともに、調光信号及び比較回路の比較結果に基づいて定電流回路の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、調光信号の調光度が所定値以下の時に、直流電流を光源に断続的に供給し、直流電流の供給の期間と直流電流の供給の停止の期間とを調光度に応じて変化させるとともに、直流電流の供給の期間と停止の期間とに同期させて目標値を変化させる点灯装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、点灯装置及び照明器具に関する。
LED(Light Emitting Diode)などの光源と、光源に直流電流を供給して光源を点灯させる点灯装置と、を備えた照明器具が知られている(例えば、特許文献1)。点灯装置では、光源に流れる電流を検出し、電流の検出値と電流の目標値とを比較し、比較結果に応じて光源に流れる電流をフィードバック制御することにより、光源に実質的に一定の電流が流れるようにすることが行われている。
また、点灯装置では、調光信号に応じて光源に流れる電流の大きさを変化させることにより、調光信号に応じた明るさで光源を点灯させることも行われている。この際、調光の下限側においては、検出値及び目標値が小さくなり、比較結果の誤差が大きくなって適切に調光を行うことが難しくなってしまう場合がある。
例えば、調光の下限側において、光源に断続的に電流を供給することにより、電流値の低下を抑えつつ明るさを調整することも提案されている。しかしながら、検出値と目標値とを比較する構成において、光源に断続的に電流を供給してしまうと、電流を供給していない区間において検出値と目標値との差が大きくなってしまう。このため、供給していない区間から供給する区間への切り替わりの際に、調光信号に応じた電流値よりも大きな電流が、光源に流れてしまう可能性が生じる。このように、光源に断続的に電流を供給する構成においても、やはり適切に調光を行うことは難しい。
電流制御用のスイッチング素子とは別に、調光用のスイッチング素子を設けることにより、調光の下限側まで適切に明るさを制御できるようにすることも考えられている。しかしながら、この場合には、調光用のスイッチング素子を別途設けなければならないなど、点灯装置の回路構成が複雑になってしまう。
このため、点灯装置及び照明器具では、光源に流れる電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光できるようにすることが望まれる。
特開2016−66433号公報
本発明の実施形態は、光源に流れる電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光できる点灯装置及び照明器具を提供する。
本発明の実施形態によれば、光源に一定の直流電流が流れるようにするとともに、前記直流電流の電流値を可変可能な定電流回路と、前記光源に流れる前記直流電流の電流値を検出する検出部と、前記検出部の検出値を目標値と比較する比較回路と、外部から入力される調光信号に基づいて前記比較回路の前記目標値を設定するとともに、前記調光信号及び前記比較回路の比較結果に基づいて前記定電流回路の動作を制御し、前記調光信号に応じた電流値の前記直流電流を前記光源に供給することにより、前記調光信号の調光度に応じた明るさで前記光源を点灯させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記調光信号の前記調光度が所定値以下の時に、前記直流電流を前記光源に断続的に供給し、前記直流電流の供給の期間と前記直流電流の供給の停止の期間とを前記調光度に応じて変化させるとともに、前記直流電流の前記供給の期間と前記停止の期間とに同期させて前記目標値を変化させる点灯装置が提供される。
本発明の実施形態によれば、光源に流れる電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光できる点灯装置及び照明器具を提供することができる。
第1の実施形態に係る点灯装置及び照明器具を模式的に表すブロック図である。 図2(a)〜図2(d)は、第1の実施形態に係る点灯装置の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。 第2の実施形態に係る点灯装置及び照明器具を模式的に表すブロック図である。 図4(a)〜図4(d)は、第2の実施形態に係る点灯装置の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る点灯装置及び照明器具を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、照明器具10は、点灯装置12と、光源モジュール14と、を備える。
光源モジュール14は、光源16を有する。光源モジュール14は、例えば、複数の光源16を含む。各光源16は、例えば、直列に接続される。各光源16は、例えば、直列接続と並列接続とを組み合わせてもよい。光源16の数は、任意でよい。光源16の数は、例えば、1つでもよい。
光源16には、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられる。光源16は、例えば、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)、無機エレクトロルミネッセンス(Inorganic ElectroLuminescence)発光素子、有機エレクトロルミネッセンス(Organic ElectroLuminescence)発光素子、または、その他の電界発光型の発光素子などでもよい。光源16は、例えば、電球などでもよい。以下では、光源16をLEDとして説明を行う。
点灯装置12は、定電流回路20と、検出部22と、比較回路24と、制御部26と、を備える。
点灯装置12は、例えば、交流電源2と電気的に接続される。点灯装置12には、交流電源2から交流電力が供給される。交流電源2は、例えば、商用電源である。交流電源2は、例えば、自家発電機などでもよい。なお、点灯装置12に供給される電力は、交流電力に限ることなく、直流電力などでもよい。また、本願明細書において、「電気的に接続」には、直接接触して接続される場合の他に、他の導電性部材などを介して接続される場合も含むものとする。
点灯装置12は、光源モジュール14と電気的に接続される。点灯装置12は、交流電源2から供給される交流電力を光源モジュール14に対応した直流電力に変換し、光源モジュール14に直流電流を供給する。これにより、点灯装置12は、光源モジュール14の光源16を点灯させる。
点灯装置12は、出力部28を備える。出力部28は、光源モジュール14との電気的な接続に用いられる。出力部28は、光源モジュール14の高圧側の端子14aと接続される第1端子28aと、光源モジュール14の低圧側の端子14bと接続される第2端子28bと、を有する。光源モジュール14の高圧側の端子14aは、換言すれば、LEDである光源16のアノードである。光源モジュール14の低圧側の端子14bは、換言すれば、LEDである光源16のカソードである。光源モジュール14は、出力部28を介して点灯装置12に着脱可能に接続される。点灯装置12は、これに限ることなく、配線などによって光源モジュール14と直接的に接続してもよい。点灯装置12の構成は、光源16を点灯させることができる任意の構成でよい。
また、点灯装置12は、例えば、フィルタ回路30、整流回路32、及び力率改善回路34などを、さらに備える。
フィルタ回路30は、交流電源2と電気的に接続される。フィルタ回路30は、例えば、交流電源2から供給される交流電力に含まれるノイズを抑制する。
整流回路32は、フィルタ回路30と電気的に接続される。整流回路32は、フィルタ回路30を介して入力された交流電圧を整流して整流電圧に変換する。整流回路32には、例えば、4つの整流素子を組み合わせたダイオードブリッジが用いられる。すなわち、整流回路32は、全波整流器である。整流電圧は、例えば、脈流電圧である。
整流回路32は、一対の入力端子32a、32bと、高電位出力端子32cと、低電位出力端子32dと、を有する。入力端子32a、32bは、フィルタ回路30と電気的に接続されている。整流回路32は、入力端子32a、32bを介して入力される交流電圧を整流電圧に変換し、高電位出力端子32c及び低電位出力端子32dから出力する。低電位出力端子32dの電位は、基準電位(例えば接地電位)に設定される。高電位出力端子32cの電位は、低電位出力端子32dの電位よりも高い電位に設定される。
整流回路32は、半波整流器などでもよい。整流電圧は、全波整流された脈流でもよいし、半波整流された脈流でもよい。整流回路32には、例えば、ショットキーバリアダイオードが用いられる。これにより、例えば、良好な応答性を得ることができる。
力率改善回路34は、整流回路32の出力側と電気的に接続される。力率改善回路34は、整流電圧において、電源周波数の整数倍の高調波の発生を抑制する。これにより、力率改善回路34は、整流電圧の力率を改善する。
力率改善回路34は、例えば、スイッチング素子40と、インダクタ41と、ダイオード42と、平滑コンデンサ43と、を有する。スイッチング素子40は、電極40a〜電極40cを有する。インダクタ41の一端は、高電位出力端子32cと電気的に接続されている。インダクタ41の他端は、電極40aと電気的に接続されている。電極40bは、低電位出力端子32dと電気的に接続されている。ダイオード42のアノードは、電極40aと電気的に接続されている。ダイオード42のカソードは、平滑コンデンサ43の一端と電気的に接続されている。平滑コンデンサ43の他端は、低電位出力端子32dと電気的に接続されている。すなわち、この例において、力率改善回路34は、昇圧チョッパ回路である。力率改善回路34は、これに限ることなく、整流電圧の力率を改善することができる任意の回路でよい。
電極40cは、制御部26と電気的に接続されている。電極40cは、いわゆる制御電極である。スイッチング素子40は、制御部26からの信号に応じてスイッチングする。力率改善回路34は、例えば、スイッチング素子40をスイッチングさせ、入力電流を正弦波に近づけることにより、力率を改善する。
スイッチング素子40は、例えば、nチャネル形のFETである。例えば、電極40aは、ドレインであり、電極40bは、ソースであり、電極40cは、ゲートである。スイッチング素子40は、例えば、pチャネル形のFETでもよいし、バイポーラトランジスタなどでもよい。
平滑コンデンサ43は、力率改善後の脈流電圧を平滑化することにより、脈流電圧を直流電圧に変換する。
例えば、点灯装置12に供給される電力が直流電力である場合には、フィルタ回路30、整流回路32、及び力率改善回路34を省略してもよい。このように、フィルタ回路30、整流回路32、及び力率改善回路34は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
定電流回路20は、出力部28に接続された光源モジュール14に供給される直流電流が一定になるように、出力電流を制御する。定電流回路20は、一対の入力端子20a、20bと、一対の出力端子20c、20dと、を有する。高電位側の入力端子20aは、平滑コンデンサ43の高電位側の一端と電気的に接続されている。低電位側の入力端子20bは、低電位出力端子32dと電気的に接続されている。すなわち、定電流回路20においては、一対の入力端子20a、20bに直流電力が供給される。出力端子20cは、出力部28の第1端子28aと電気的に接続されている。出力端子20dは、出力部28の第2端子28bと電気的に接続されている。これにより、定電流回路20から出力された電流が、光源モジュール14に供給される。
定電流回路20は、例えば、スイッチング素子50と、インダクタ51と、ダイオード52と、を有する。スイッチング素子50は、電極50a〜50cを有する。電極50aは、入力端子20aと電気的に接続されている。電極50bは、インダクタ51の一端に接続されている。インダクタ51の他端は、高電位側の出力端子20cと電気的に接続されている。ダイオード52のカソードは、スイッチング素子50の電極50bと電気的に接続されている。ダイオード52のアノードは、低電位側の入力端子20b及び出力端子20dと電気的に接続されている。
電極50cは、制御部26と電気的に接続されている。スイッチング素子50は、制御部26からの信号に応じてスイッチングする。スイッチング素子50は、インダクタ51に流れる電流を制御する。定電流回路20は、スイッチング素子50をスイッチングさせることにより、光源モジュール14に供給される直流電流が一定になるように制御する。
また、この例において、定電流回路20は、いわゆる降圧チョッパ回路である。定電流回路20は、力率改善回路34によって昇圧された直流電圧の電圧値を、光源モジュール14に対応した電圧値に降圧する。また、これにより、定電流回路20は、光源モジュール14に供給する直流電流の電流値を可変可能とする。定電流回路20は、光源モジュール14の光源16に一定の直流電流が流れるようにするとともに、直流電流の電流値を可変可能とする。
なお、定電流回路20の構成は、上記に限ることなく、光源モジュール14に実質的に一定な直流電流を供給可能な任意の構成でよい。定電流回路20は、少なくともスイッチング素子50とインダクタ51とを有する電流型の変換器であればよい。
定電流回路20のスイッチング素子50には、例えば、シリコン、窒化ガリウム、及び酸化ガリウムの少なくともいずれかを含む半導体素子(半導体スイッチング素子)が用いられる。より具体的には、シリコンを用いたトランジスタ、MOSFET、IGBTや、窒化ガリウムを用いたGaN−HEMTなどが用いられる。
検出部22は、光源モジュール14の下流側に設けられ、光源モジュール14(光源16)に流れる直流電流の電流値を検出する。検出部22は、比較回路24と電気的に接続され、比較回路24に検出値を入力する。
検出部22は、例えば、直流電流の電流値を検出するための検出抵抗である。検出部22は、例えば、磁束の変化などを計測するクランプ型の電流計などでもよい。なお、検出部22は、光源モジュール14(光源16)の電圧を検出する構成としてもよい。検出部22は、電流及び電圧の双方を検出する構成でもよい。
比較回路24は、例えば、一対の入力端子24a、24bと、出力端子24cと、を有する。比較回路24の一方の入力端子24aには、前述のように、検出部22の検出値が入力される。比較回路24の他方の入力端子24bは、目標値設定部36と電気的に接続されている。目標値設定部36は、光源モジュール14の光源16に流れる電流の目標値を、比較回路24の他方の入力端子24bに入力する。
比較回路24は、検出部22の検出値を目標値と比較し、比較結果を出力端子24cから出力する。比較回路24は、例えば、検出値と目標値との差分を取り、その差分に対応する信号を出力端子24cから出力する。比較回路24は、例えば、差動増幅回路である。
制御部26は、通信制御装置4と電気的に接続されている。通信制御装置4は、ネットワークなどを介して外部機器6と通信可能に接続されている。通信制御装置4は、例えば、外部機器6との相互通信が可能である。通信制御装置4は、外部機器6から調光信号を受信する。通信制御装置4は、例えば、外部機器6からの調光信号の受信のみを可能とする構成でもよい。
制御部26は、例えば、通信制御装置4との相互通信が可能である。制御部26は、通信制御装置4から調光信号を受信する。制御部26は、通信制御装置4からの調光信号の受信のみを可能とする構成でもよい。また、調光信号は、例えば、点灯装置12自体に設けられたダイヤルやスライドスイッチなどの操作部から制御部26に入力してもよい。
制御部26は、制御回路60と、駆動部62、64と、を有する。制御回路60は、例えば、マイクロコンピュータ、専用制御IC(Integrated Circuit)、及びFPGA(Field-Programmable Gate Array)の少なくともいずれかを含む。制御回路60は、1つの素子で構成してもよいし、複数の素子を組み合わせて構成してもよい。
駆動部64は、力率改善回路34の動作を制御する。駆動部64は、スイッチング素子40の電極40cと電気的に接続され、スイッチング素子40をスイッチングさせることにより、力率改善回路34の動作を制御する。
駆動部62は、定電流回路20の動作を制御する。駆動部62は、スイッチング素子50の電極50cと電気的に接続され、スイッチング素子50をスイッチングさせることにより、定電流回路20の動作を制御する。
制御回路60は、通信制御装置4と電気的に接続されている。これにより、制御回路60には、通信制御装置4を介して調光信号が入力される。また、制御回路60は、目標値設定部36及び駆動部62と電気的に接続されている。制御回路60は、入力された調光信号を目標値設定部36及び駆動部62に入力する。
目標値設定部36は、入力された調光信号に基づいて比較回路24の入力端子24bに印加する直流電圧を変化させることにより、調光信号に基づいて比較回路24の目標値を設定する。
駆動部62は、入力された調光信号及び比較回路24の比較結果に基づいて定電流回路20の動作を制御し、調光信号に応じた電流値の直流電流を、光源モジュール14の光源16に供給する。これにより、駆動部62は、調光信号の調光度に応じた明るさで光源16を点灯させる。すなわち、駆動部62は、調光信号に応じて光源16を調光制御する。
駆動部62は、例えば、パルス状の制御信号をスイッチング素子50の電極50cに入力する。そして、駆動部62は、調光信号及び比較結果に応じて制御信号をPWM(パルス幅変調)制御することにより、調光信号に応じて直流電流の電流値を変化させる。駆動部62は、調光度が低い場合に、PWM制御のデューティー比を小さくし、調光度が高い場合に、PWM制御のデューティー比を大きくする。また、駆動部62は、検出値が目標値よりも高い場合に、PWM制御のデューティー比を小さくし、検出値が目標値よりも低い場合に、PWM制御のデューティー比を大きくする。これにより、調光信号に応じた電流値の直流電流を、光源モジュール14の光源16に供給し、調光信号の調光度に応じた明るさで光源16を点灯させることができる。
なお、駆動部62による調光制御は、パルス幅変調方式に限ることなく、例えば、パルス密度変調方式や振幅変調方式などでもよい。パルス密度変調方式では、例えば、調光度が大きい程、スイッチング素子50のオン状態の期間の密度を高くすることにより、光源16から照射される光の明るさを調光する。振幅変調方式では、例えば、調光度が大きい程、力率改善回路34において昇圧される直流電圧を高くすることにより、光源16から照射される光の明るさを調光する。
図2(a)〜図2(d)は、第1の実施形態に係る点灯装置の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。
図2(a)は、調光信号で設定される調光度の一例を模式的に表す。
図2(b)は、駆動部62から定電流回路20のスイッチング素子50の電極50cに入力される制御信号の一例を模式的に表す。
図2(c)は、光源モジュール14の光源16に流れる直流電流の一例を模式的に表す。
図2(d)は、比較回路24に設定される目標値の一例を模式的に表す。
図2(a)〜図2(d)に表したように、制御部26は、調光信号の調光度が所定値よりも大きい時(図2の期間T1)には、前述のように、入力された調光信号及び比較回路24の比較結果に基づいて定電流回路20の動作を制御し、調光信号に応じた電流値の直流電流を、光源モジュール14の光源16に供給することにより、調光信号の調光度に応じた明るさで光源16を点灯させる。
一方、制御部26は、調光信号の調光度が所定値以下(図2の期間T2、T3)の時には、直流電流を光源16に断続的に供給する。所定値以下とは、例えば、10%以下の調光度である。
そして、制御部26は、調光度が所定値以下の時に、直流電流の供給の期間TONと、直流電流の供給の停止の期間TOFFと、を調光度に応じて変化させる。例えば、図2の期間T2では、4周期毎に供給の期間TONとする状態を示している。そして、期間T2よりも調光度の低い期間T3では、8周期毎に供給の期間TONとする状態を示している。
このように、制御部26は、調光度が所定値以下の時には、調光度が低くなるに従って、停止の期間TOFFが長くなるようにする。なお、停止の期間TOFFは、PWM制御などにおけるオフの期間ではなく、PWM制御自体を停止させている期間を表す。
制御部26は、調光度が所定値以下の時には、例えば、スイッチング素子50の電極50cに入力する制御信号のデューティー比を一定としつつ、停止の期間TOFFの長さを変化させる。これにより、デューティー比が過度に小さくなって、光源16に流れる直流電流が小さくなるとともに、検出部22の検出値及び目標値が小さくなり、比較回路24における比較結果の誤差が大きくなって適切に調光が行われなくなってしまうことを抑制することができる。但し、停止の期間TOFFの長さを変化させつつ、比較結果の誤差が大きくならない範囲において、さらにデューティー比を変化させてもよい。
制御部26は、換言すれば、調光度が所定値よりも大きい時には、PWM制御を行い、調光度が所定値以下の時には、PFM制御を行うということもできる。制御部26は、調光度が所定値以下の時には、調光度が低くなるに従って、供給の期間TON間の周期を長くする。
また、制御部26は、調光度が所定値以下の時に、直流電流の供給の期間TONと停止の期間TOFFとに同期させて目標値を変化させる。制御部26は、例えば、直流電流の供給の期間TONにおいては調光信号の調光度に応じた値の目標値を設定し、停止の期間TOFFにおいては調光下限(例えば0%)の目標値を設定する。換言すれば、制御部26は、停止の期間TOFFにおいては光源16に直流電流が流れていない状態に対応する目標値を設定する。
以上、説明したように、本実施形態に係る照明器具10及び点灯装置12では、制御部26が、調光信号の調光度が所定値以下の時に、直流電流を光源16に断続的に供給し、直流電流の供給の期間TONと直流電流の供給の停止の期間TOFFとを調光度に応じて変化させるとともに、直流電流の供給の期間TONと停止の期間TOFFとに同期させて目標値を変化させる。
これにより、照明器具10及び点灯装置12では、直流電流の供給の停止の期間TOFFにおいて検出値と目標値との差が大きくなり、停止の期間TOFFから供給の期間TONへの切り替わりの際に、調光信号に応じた電流値よりも大きな直流電流が光源16に流れてしまうことを抑制することができる。
また、照明器具10及び点灯装置12では、電流制御用のスイッチング素子50とは別に、調光用のスイッチング素子などを別に設ける必要もない。これにより、点灯装置12において部品点数の増加や回路構成の複雑化などを抑制することができる。従って、照明器具10及び点灯装置12では、光源16に流れる直流電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光を行うことができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る点灯装置及び照明器具を模式的に表すブロック図である。
なお、上記第1の実施形態に関して説明したものと機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に表したように、照明器具10aの点灯装置12aでは、制御部26の制御回路60が、比較回路24の比較結果の出力を設定可能に構成されている。この例において、比較回路24は、例えば、検出部22の検出値を目標値と比較し、比較結果を出力端子24cから出力するとともに、制御回路60からの入力信号に応じた出力を出力端子24cから出力する。
図4(a)〜図4(d)は、第2の実施形態に係る点灯装置の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。
図4(a)〜図4(c)は、図3(a)〜図3(c)と同様である。
図4(d)は、比較回路24の比較結果の出力の一例を模式的に表す。
図4(a)〜図4(d)に表したように、制御部26は、調光信号の調光度が所定値よりも大きい時(図4の期間T1)には、上記第1の実施形態と同様に、入力された調光信号及び比較回路24の比較結果に基づいて定電流回路20の動作を制御し、調光信号に応じた電流値の直流電流を、光源モジュール14の光源16に供給することにより、調光信号の調光度に応じた明るさで光源16を点灯させる。この際、比較回路24は、検出値と目標値との比較結果を出力する。
一方、制御部26は、調光信号の調光度が所定値以下の時(図4の期間T2、T3)に、直流電流を光源16に断続的に供給し、直流電流の供給の期間TONと直流電流の供給の停止の期間TOFFとを調光度に応じて変化させるとともに、停止の期間TOFFにおいて比較回路24の比較結果の出力を所定の値で一定にする。
比較回路24は、例えば、検出値と目標値とが一致している状態の時の出力を基準値とし、検出値が目標値よりも大きい時に出力を基準値よりも小さくし、反対に検出値が目標値よりも小さい時に出力を基準値よりも大きくする。駆動部62は、例えば、比較回路24の出力が基準値よりも大きい場合に、スイッチング素子50の電極50cに入力する制御信号のデューティー比を大きくし、比較回路24の出力が基準値よりも小さい場合に、スイッチング素子50の電極50cに入力する制御信号のデューティー比を小さくする。
制御部26は、例えば、停止の期間TOFFにおいて、検出値と基準値とが一致している状態(基準値)に、比較回路24の比較結果の出力を設定する。
これにより、上記第1の実施形態と同様に、直流電流の供給の停止の期間TOFFにおいて検出値と目標値との差が大きくなり、停止の期間TOFFから供給の期間TONへの切り替わりの際に、調光信号に応じた電流値よりも大きな直流電流が光源16に流れてしまうことを抑制することができる。調光用のスイッチング素子などを別に設ける必要もなく、部品点数の増加や回路構成の複雑化などを抑制することができる。従って、光源16に流れる直流電流を実質的に一定に制御しつつ、簡単な構成で、調光下限側まで適切に調光を行うことができる。
なお、停止の期間TOFFにおいて一定にする比較回路24の比較結果の出力は、基準値に限定されるものではない。例えば、供給の期間TONから停止の期間TOFFに切り替わる際の比較回路24の比較結果の出力を、そのまま維持するようにしてもよい。
また、比較回路24の出力を一定にする際、目標値は、上記第1の実施形態で説明したように変化させてもよいし、変化させなくてもよい。すなわち、直流電流の供給の停止の期間TOFFにおいて検出値と目標値との差が大きくなってしまうことは、比較回路24の入力側で抑制してもよいし、出力側で抑制してもよい。
本発明のいくつかの実施形態および実施例を説明したが、これらの実施形態または実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態または実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態または実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…交流電源、 4…通信制御装置、 6…外部機器、 10、10a…照明器具、 12、12a…点灯装置、 14…光源モジュール、 16…光源、 20…定電流回路、 22…検出部、 24…比較回路、 26…制御部、 28…出力部、 30…フィルタ回路、 32…整流回路、 34…力率改善回路、 36…目標値設定部、 40…スイッチング素子、 41…インダクタ、 42…ダイオード、 43…平滑コンデンサ、 50…スイッチング素子、 51…インダクタ、 52…ダイオード、 60…制御回路、 62…駆動部、 64…駆動部

Claims (5)

  1. 光源に一定の直流電流が流れるようにするとともに、前記直流電流の電流値を可変可能な定電流回路と、
    前記光源に流れる前記直流電流の電流値を検出する検出部と、
    前記検出部の検出値を目標値と比較する比較回路と、
    外部から入力される調光信号に基づいて前記比較回路の前記目標値を設定するとともに、前記調光信号及び前記比較回路の比較結果に基づいて前記定電流回路の動作を制御し、前記調光信号に応じた電流値の前記直流電流を前記光源に供給することにより、前記調光信号の調光度に応じた明るさで前記光源を点灯させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記調光信号の前記調光度が所定値以下の時に、前記直流電流を前記光源に断続的に供給し、前記直流電流の供給の期間と前記直流電流の供給の停止の期間とを前記調光度に応じて変化させるとともに、前記直流電流の前記供給の期間と前記停止の期間とに同期させて前記目標値を変化させる点灯装置。
  2. 前記制御部は、前記供給の期間においては前記調光信号の前記調光度に応じた値の前記目標値を設定し、前記停止の期間においては調光下限の前記目標値を設定する請求項1記載の点灯装置。
  3. 光源に一定の直流電流が流れるようにするとともに、前記直流電流の電流値を可変可能な定電流回路と、
    前記光源に流れる前記直流電流の電流値を検出する検出部と、
    前記検出部の検出値を目標値と比較する比較回路と、
    外部から入力される調光信号に基づいて前記比較回路の前記目標値を設定するとともに、前記調光信号及び前記比較回路の比較結果に基づいて前記定電流回路の動作を制御し、前記調光信号に応じた電流値の前記直流電流を前記光源に供給することにより、前記調光信号の調光度に応じた明るさで前記光源を点灯させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記調光信号の前記調光度が所定値以下の時に、前記直流電流を前記光源に断続的に供給し、前記直流電流の供給の期間と前記直流電流の供給の停止の期間とを前記調光度に応じて変化させるとともに、前記停止の期間において前記比較回路の前記比較結果の出力を所定の値で一定にする点灯装置。
  4. 前記制御部は、前記停止の期間において、前記検出値と前記目標値とが一致している状態に、前記比較回路の前記比較結果の出力を設定する請求項3記載の点灯装置。
  5. 光源と、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の点灯装置と、
    を備えた照明器具。
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