JP2020051445A - グリースの搬送装置及び方法 - Google Patents

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浩隆 安田
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Abstract

【課題】転がり軸受から所定の搬送先まで、必要な量だけ使用済みのグリースを搬送することができるグリースの搬送装置を提供する。【解決手段】グリースの搬送装置10は、転がり軸受61内に一端が連通しかつ他端がグリースの搬送先20に接続され、グリースを流動させることができる流動管11と、転がり軸受61内のグリースを流動管11から排出させる排出装置12と、流動管11の途中に接続され、グリース搬送用の圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置13とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンベア用ローラを支持する転がり軸受や風力発電装置の主軸を支持する転がり軸受等に適用することができるグリースの搬送装置及び方法に関する。
例えば、風力発電装置は、一般に、主軸に接続されたブレードにより風力を受けて当該主軸を回転させ、その主軸の回転を発電機に伝達して発電を行う。この風力発電装置の主軸は、転がり軸受によって回転自在に支持される。また、主軸には、ブレードにかかる風力で軸方向荷重や径方向荷重が負荷され、運転中に主軸に撓みが発生するため、転がり軸受には、主軸の撓みを吸収することが可能な自動調心ころ軸受が主に用いられている。
主軸を支持する転がり軸受は、内部に充填されたグリースによって潤滑されるが、当該グリースは使用によって劣化するため、劣化の程度に応じて交換する必要が生じる。従来、転がり軸受内のグリースは、風力発電装置の定期点検時に一部が取り出され、その硬さ(ちょう度)等から劣化の程度が人為的に調査され、その結果、劣化が進んでいると判断された場合に交換されていた。
また、風力発電装置の保守装置として、グリースを自動で供給する供給ポンプと、グリースの供給圧力を測定する圧力センサとを備え、転がり軸受内のグリースの劣化の程度に応じて変化するグリースの供給圧力を定期的に自動測定し、その供給圧力からグリースの劣化の程度を判断してグリースを交換する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−154472号公報
上記のように風力発電装置の定期点検に合わせて転がり軸受内のグリースの硬さを人為的に調査する方法では、高所にある風力発電装置のナセル内まで作業者が出向かなければならないので、作業が煩雑となる。また、特許文献1記載の技術は、グリースの自動供給を前提とした技術であるため、当該自動供給の設備を持たない風力発電装置には適用することができない。また、当該技術は、新しいグリースを転がり軸受内に供給するときの圧力から間接的に使用済みのグリースの劣化の程度を判断するため、その判断が新たに供給されるグリースの影響を受けてしまう。また、転がり軸受の内部やハウジングの内部にグリースが存在しない空間が生じている場合、例えば、転がり軸受の回転によってグリースが転がり軸受外やハウジング外に押し出されたり、軸とハウジングとの間のシール等からグリースが漏れ出したりすることによって空間が生じた場合、その空間が新たにグリースを供給するときの圧力に影響を与える。以上より、特許文献1記載の技術は、グリースの劣化の程度を正確に判断し難い。
以上のような問題を解決するため、例えば、グリースを流動させることができる流動管の一端を転がり軸受内に連通し、この流動管の他端を所定の搬送先、例えばグリースの状態を調査する調査装置等に接続し、転がり軸受内のグリースを流動管に排出して搬送先まで搬送することが考えられる。これによって、風力発電装置のナセルまで出向かなくても使用済みのグリースの状態を直接的に調査することが可能になる。
しかしながら、この方法では、転がり軸受から搬送先に至るまでの間で流動管内にグリースを充満させる必要があるので、転がり軸受から多くのグリースを排出する必要がある。そのため、排出されたグリースの量に相当する多量の新たなグリースを転がり軸受に補充する必要が生じる。また、調査終了後も流動管にはグリースが残ったままになるので、次に調査を行うときに、流動管に残った古いグリースを取り除く必要がある。
本発明は、以上のような実情に鑑み、転がり軸受からグリースの搬送先まで、必要な量だけグリースを搬送することができるグリースの搬送装置及び方法を提供することを目的とする。
(1)本発明におけるグリースの搬送装置は、転がり軸受内に一端が連通しかつ他端がグリースの搬送先に接続された流動管と、前記転がり軸受内のグリースを前記流動管から排出させる排出装置と、前記流動管の途中に接続され、グリース搬送用の圧縮空気を前記流動管に供給する圧縮空気供給装置と、を備えている。
以上の構成を有するグリースの搬送装置によれば、まず、排出装置によって転がり軸受内の劣化した使用済みグリースを流動管から排出し、当該グリースを圧縮空気供給装置が接続される流動管の途中を越える位置までを流動させ、その後、圧縮空気供給装置から圧縮空気を供給することで、圧縮空気供給装置の接続部分を越えたグリースのみを搬送先まで搬送することができる。したがって、圧縮空気供給装置が接続される流動管の途中までは、グリースが充満することになるが、それ以降は、必要量だけグリースを搬送することができる。
(2) 好ましくは、前記流動管における前記圧縮空気供給装置の接続部分よりも転がり軸受側には、当該転がり軸受から前記搬送先へ向かう方向のグリースの流動を許容しその逆方向の流動を阻止する逆止弁が設けられている。
(3) 好ましくは、前記圧縮空気供給装置が、前記流動管の長さ方向の複数個所に圧縮空気を供給する。
このような構成によって、転がり軸受からグリースの搬送先までの距離が長く、流動管の長さが長い場合であっても、複数段階に分けてグリースを確実に搬送することができる。
(4) 好ましくは、前記排出装置が、前記転がり軸受内に新たなグリースを供給する給脂装置である。
この構成によれば、転がり軸受内に供給された新たなグリースによって転がり軸受内の劣化したグリースを押し出して流動管から排出することができる。
(5) 好ましくは、前記圧縮空気供給装置が、前記流動管の途中に接続される供給管と、圧縮空気を生成し当該圧縮空気を前記供給管を介して前記流動管に供給する圧縮空気供給源とを備えている。
このような構成によって、圧縮空気供給源によって生成された圧縮空気を供給管を介して流動管に供給することができる。
(6) 好ましくは、前記供給管に、前記流動管から前記圧縮空気供給源へ向かう方向のグリースの流れを阻止する逆止弁を備えている。
このような構成によって、流動管から供給管へのグリースの逆流を防止することができる。
(7) 本発明におけるグリースの搬送方法は、転がり軸受内のグリースを流動管から排出させ、当該流動管の途中の所定位置を越える位置までグリースを流動させる工程と、前記流動管の前記所定位置に圧縮空気を供給し、当該圧縮空気によって前記所定位置を越えたグリースを搬送先まで搬送する工程と、を含む。
以上のグリースの搬送方法によれば、まず、転がり軸受内の劣化したグリースを流動管から排出し、当該グリースを流動管の途中の所定位置を越える位置までを流動させ、その後、流動管の所定位置に圧縮空気を供給することで、所定位置を越えたグリースのみを搬送先まで搬送することができる。所定位置を越えた必要量のグリースを搬送先に搬送することができる。
本発明のグリースの搬送装置及び方法によれば、転がり軸受からグリースの搬送先まで、必要な量だけグリースを搬送することができる。
グリースの搬送装置の第1実施形態を示す概略的な構成図である。 グリースの搬送装置の作用を示す説明図である。 グリースの搬送装置の第2実施形態を示す概略的な構成図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、グリースの搬送装置の一実施形態を示す概略的な側面図である。
本実施形態のグリースの搬送装置10は、転がり軸受61の内部に充填されたグリースを所定の搬送先20に搬送する装置である。本実施形態においてグリース搬送の対象となる転がり軸受61は、例えば風力発電装置の主軸70を回転自在に支持する転がり軸受である。一般に、この転がり軸受61には、ラジアル荷重及びアキシアル荷重を負荷可能でかつ主軸70の撓みを吸収可能な自動調心ころ軸受が採用される。転がり軸受61は、軸受ハウジング67に収容されている。
[転がり軸受61の構成]
転がり軸受61は、外輪62と、内輪63と、転動体64と、保持器65とを有している。外輪62は円環状に形成されている。外輪62の内周には、凹球面状の軌道面62aが形成されている。外輪62の軸方向中央部には、グリースの注入孔62bが形成されている。グリースは、給脂装置12によって軸受ハウジング67に形成された給脂口68bから軸受ハウジング67内に供給され、さらに注入孔62bから転がり軸受61内に充填される。
内輪63は円環状に形成されている。内輪63の外周には、軸方向の中央側が凸となるように複列の曲面状の軌道面63aが形成されている。内輪63の外周の軸方向両端部には、一対の鍔部63bが設けられている。内輪63の内周面には主軸70が圧入され、内輪63が主軸70に一体回転可能に固定される。
転動体64は、外輪62の軌道面62aと内輪63の軌道面63aとの間に転動自在に複列に配置された球面ころにより構成されている。転動体64は、一対の鍔部63bによって軸方向外側への移動が制限され、転がり軸受61外への脱落が防止されている。
転がり軸受61は、外輪62の軌道面62a上で転動体64が軸方向へ移動することによって主軸70の撓み等による変形を吸収することができる。
軸受ハウジング67は、ハウジング本体68と、蓋体69とを備えている。
ハウジング本体68には、外輪62を嵌合させるための装着孔68aが形成されている。外輪62の外周面は、装着孔68aに嵌合されている。
蓋体69は、ハウジング本体68の装着孔68aと主軸70との間の環状の空間を軸方向両側から覆っている。蓋体69は、中央に主軸70を通すための開口69aが形成された円板形状に形成されている。蓋体69は、ハウジング本体68の軸方向側面にボルト等によって固定されている。転がり軸受61側に位置する蓋体69の一側面には、外輪62側へ向けて突出し、ハウジング本体68の装着孔68aに嵌合される環状の突条部69bが設けられている。
転がり軸受61の外輪62と内輪63との間の環状空間にはグリースが充填される。また、グリースは、蓋体69によって外部への漏洩が阻止されている。そして、蓋体69には、転がり軸受61に充填されたグリースを外部に排出するための排出孔69cが形成されている。この排出孔69cは、転がり軸受61に充填されたグリースを所定の搬送先20まで搬送するために利用される。
[搬送装置10の構成]
搬送装置10は、流動管11と、排出装置12と、圧縮空気供給装置13とを備えている。
(流動管11)
流動管11は、グリースを流動させることができる管である。流動管11の一端は、軸受ハウジング67の蓋体69に形成された排出孔69cに接続されている。したがって、流動管11の一端は、転がり軸受61内に連通されている。流動管11は、転がり軸受61内から排出孔69cを介して排出されるグリースを流動させることができる。
流動管11の他端は、グリースの搬送先20に接続されている。本実施形態では、グリースの状態を調査する調査装置が搬送先とされている。この調査装置20としては、例えばグリースの物性(硬さ(ちょう度)や粘度等)を測定する装置や、グリースに摩耗粉が含まれているか否かを調査する装置を挙げることができる。
流動管11の途中には、逆止弁16が設けられている。この逆止弁16は、転がり軸受61からグリースの搬送先20へ向かう方向のグリースの流れを許容し、その逆方向のグリースの流れを阻止している。
流動管11は、第1の管11aと第2の管11bと継手11cとを有している。第1の管11aの一端は、排出孔69cに接続され、第2の管11bの一端は、調査装置20に接続されている。第1の管11aの他端と第2の管11bの他端とは継手11cによって接続されている。前述の逆止弁16は、第1の管11aに設けられている。
継手11cは、第1の管11aと第2の管11bとを接続しかつ互いに連通させるものである。継手11cは、第1の管11aが接続される第1の接続口11c1と、第2の管11bが接続される第2の接続口11c2とを有している。また、継手11cは、第1及び第2の管11a,11b以外の他の管を接続し、当該他の管を第1及び第2の管11a,11bに連通させるための第3の接続口11c3を有している。したがって、継手11cは、互いに連通する3つの接続口11c1〜11c3を有している。継手11cとしては、例えば、Y字継手を用いることができる。
(排出装置12)
排出装置12は、転がり軸受61内に充填されたグリースを流動管11から排出させる装置である。本実施形態では、前述の給脂装置12が排出装置として利用される。給脂装置12は、転がり軸受61内に新しいグリースを供給することによって、転がり軸受61内の劣化したグリースを排出孔69cから押し出し、流動管11に排出することができる。
なお、排出装置12としては、転がり軸受61からグリースを押し出すものに限らず、吸い出すものであってもよい。例えば、流動管11の終端部や、調査装置20の出口等にポンプ等の吸引装置(図示省略)を接続し、当該吸引装置によって流動管11内を負圧とすることによって、転がり軸受61内のグリースを流動管11へ排出してもよい。
(圧縮空気供給装置13)
圧縮空気供給装置13は、流動管11の途中にグリース搬送用の圧縮空気を供給するものである。具体的に、圧縮空気供給装置13は、供給管21と、圧縮空気供給源22と、流量調整弁23と、逆止弁24とを有している。
供給管21は、一端が継手11cの第3の接続口11c3に接続されている。供給管21の他端は、圧縮空気供給源22に接続されている。
圧縮空気供給源22は、圧縮空気を生成し、供給管21を介して継手11c(流動管11の途中)に圧縮空気を供給する。圧縮空気供給源22としては、コンプレッサ、ブロア、加圧ポンプ等を採用することができる。
流量調整弁23は、圧縮空気供給源22から供給される圧縮空気の流量を調整する。
逆止弁24は、圧縮空気供給源22から継手11cへ向かう方向の空気の流れを許容し、その逆方向の空気の流れを阻止する。また、逆止弁24は、継手11cから圧縮空気供給源22に向かう方向のグリースの流れを阻止する。
[搬送装置10の作用]
以下、グリースの搬送装置10の作用について説明する。図2は、搬送装置10の作用を説明するための断面図である。
図2(a)に示すように、転がり軸受61内のグリースを所定の搬送先である調査装置に搬送するには、まず、排出装置としての給脂装置12を作動し、転がり軸受61内に新たなグリースを供給する。転がり軸受61内の使用済みのグリースGは、新たに供給されたグリースによって排出孔69cから押し出され、流動管11内を流動する。
流動管11内のグリースGが継手11cを越えて所定位置Aまで到達すると、給脂装置12が停止する。グリースが所定位置Aまで到達したことは、例えば、流動管11にセンサ25を設けることによって検出することができる。あるいは、給脂装置12から供給されるグリースの量と同量のグリースGが排出孔69cから排出されると想定し、給脂装置12の給脂量が所定に達したときに所定位置AにグリースGが到達したものと判断してもよい。なお、供給管21には逆止弁24が設けられているので、継手11cに到ったグリースGは供給管21には流れず、流動管11の第2の管11bを流動する。
次に、図2(b)に示すように、圧縮空気供給源22を作動し、供給管21を介して継手11cに圧縮空気を供給する。これにより、継手11cを越えたグリースGが圧縮空気により押され、調査装置20に搬送される。また、流動管11に設けられた逆止弁16は、継手11c内のグリースGが第1の管11aへ逆流するのを防止する。圧縮空気によって搬送されたグリースが調査装置20に到ると、圧縮空気供給源22が動作を停止する。そして、調査装置20において、グリースGの状態について所定の調査が行われる。
圧縮空気によるグリースの搬送距離は、流量調整弁23によって調整される。例えば、圧縮空気供給源22の作動時間を一定とし、当該作動時間に調査装置20までの距離だけグリースが搬送されるように、圧縮空気の流量が流量調整弁23によって制御される。なお、グリースの搬送距離は、圧縮空気の流量調整によって制御するに限らず、一定流量の圧縮空気によるグリースの搬送時間を調整することによって制御することもできる。
調査装置20においてグリースの状態について調査が行われた後は、再び圧縮空気供給源22を作動することによって、調査装置20内のグリースを外部に排出することができる。
以上より、本実施形態の搬送装置は、転がり軸受61から調査装置20までの間で流動管11内にグリースを充満させなくても、必要量のグリースのみを調査装置20まで搬送することができる。そのため、転がり軸受61内のグリースの状態を調べるために転がり軸受61から多くのグリースを排出しなくてもよい。
また、本実施形態では、転がり軸受61内のグリースが流動管11を介して調査装置20に送られるので、転がり軸受61から離れた位置でグリースの状態を調査することが可能となる。そのため、転がり軸受61が風力発電装置の主軸70の支持に用いられる場合、高所にある転がり軸受61の設置場所まで出向かなくてもグリースの状態を調査することができる。そして、調査結果に基づいてグリースの劣化の程度を判断することで、適切な時期にグリースを交換することができる。なお、調査装置20を転がり軸受61の近くに設置する場合でも、その設置場所を自由に選定することができる。
[第2の実施形態]
図3は、搬送装置の第2実施形態を示す概略的な構成図である。
本実施形態の搬送装置10は、圧縮空気供給装置13が、流動管11の長さ方向の複数個所に圧縮空気を供給するように構成されている。具体的に、圧縮空気供給装置13は、2台の圧縮空気供給源22と、2本の供給管21とを備えている。また、流動管11は、第1の管11aと、第2の管11bと、第3の管11dと、2個の継手11cとを備えている。第1の管11aと第2の管11bとは一方の継手11cによって接続され、第2の管11bと第3の管11dとは他方の継手11cによって接続されている。また、各継手11cには、それぞれ供給管21が接続されている。
本実施形態の搬送装置10は、給脂装置12によって一方の継手11cを超える位置まで流動するグリースを、転がり軸受61により近い圧縮空気供給源22と供給管21とを用いて次の継手11cを越える位置まで搬送する。その後、転がり軸受61からより離れた次の圧縮空気供給源22と供給管21とを用いて調査装置20までグリースを搬送する。すなわち、本実施形態では、複数の圧縮空気供給源22と供給管21とを用いて複数段階に分けてグリースを搬送する。このような構成によって、転がり軸受61から調査装置20までの距離が大きく離れている場合であっても、グリースを確実に調査装置20にまで搬送することができ、個々の圧縮空気供給源22として小型で小容量のものを用いることができる。なお、本実施形態において、供給管21、圧縮空気供給源22、及び継手11cは、3つ以上設けられていてもよい。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明の搬送装置は、風力発電装置の主軸を支持する転がり軸受に限らず、あらゆる用途で用いられる転がり軸受で使用されるグリースを搬送することができる。また、上記実施形態で説明した自動調心ころ軸受に限らず、あらゆる転がり軸受で使用されるグリースを搬送することができる。
また、搬送装置は、グリースの状態を調査する調査装置に限らず、あらゆる搬送先にグリースを搬送するものとすることができる。例えば、使用済みのグリースを廃棄するための廃棄容器にグリースを搬送するために本発明の搬送装置を用いることができる。
10:搬送装置、11:流動管、12:給脂装置(排出装置)、13:圧縮空気供給装置、16:逆止弁、20:搬送先(調査装置)、21:供給管、22:圧縮空気供給源、24:逆止弁、61:転がり軸受

Claims (7)

  1. 転がり軸受内に一端が連通しかつ他端がグリースの搬送先に接続された流動管と、
    前記転がり軸受内のグリースを前記流動管から排出させる排出装置と、
    前記流動管の途中に接続され、グリース搬送用の圧縮空気を前記流動管に供給する圧縮空気供給装置と、を備えている、グリースの搬送装置。
  2. 前記流動管における前記圧縮空気供給装置の接続部分よりも転がり軸受側には、当該転がり軸受から前記搬送先へ向かう方向のグリースの流動を許容しその逆方向の流動を阻止する逆止弁が設けられている、請求項1に記載のグリースの搬送装置。
  3. 前記圧縮空気供給装置が、前記流動管の長さ方向の複数個所に圧縮空気を供給する、請求項1又は2に記載のグリースの搬送装置。
  4. 前記排出装置が、前記転がり軸受内に新たなグリースを供給する給脂装置である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリースの搬送装置。
  5. 前記圧縮空気供給装置が、前記流動管の途中に接続される供給管と、圧縮空気を生成して前記供給管に供給する圧縮空気供給源とを備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリースの搬送装置。
  6. 前記供給管に、前記流動管から前記圧縮空気供給源へ向かう方向のグリースの流れを阻止する逆止弁を備えている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のグリースの搬送装置。
  7. 転がり軸受内のグリースを流動管から排出させ、当該流動管の途中の所定位置を越える位置までグリースを流動させる工程と、
    前記流動管の前記所定位置に圧縮空気を供給し、当該圧縮空気によって前記所定位置を越えたグリースを搬送先まで搬送する工程と、を含む、グリースの搬送方法。
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