JP2020051436A - アキュムレータのガス圧縮率検知器 - Google Patents
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Abstract
【課題】アキュムレータの停止中は勿論、稼働中においても外部からガス圧縮率を検知しガス圧低下を監視できるようにする。【解決手段】容器本体内が分離部材6により本体液体室7と本体気体室8に仕切られているアキュムレータACCにおいて、置換ピストン10により置換液体室17と置換気体室18とに仕切られている置換シリンダ12であって、前記置換液体室17は分岐部3を介して前記本体液体室7に連通し、前記置換気体室18は前記本体気体室8に連通している置換シリンダ12と、前記分岐部3に設けられ、前記本体液体室7と前記置換液体室17に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段4と、前記置換ピストン10の摺動位置を直接、又は、間接に検出するセンサ手段14と、を備えている。【選択図】 図1
Description
この発明は、液圧回路等に配設されるアキュムレータに関するものであり、更に述べると、アキュムレータのガス圧縮率検知器に関するものである。
アキュムレータは、圧力による気体の圧縮性と液体の非圧縮性の性質を利用して作動液の蓄積・吐き出しを行い、脈動吸収、エネルギーの蓄積、圧力保持、衝撃緩和等の効果を奏するものである。前記アキュムレータの容器本体内は、分離部材により気体(ガス)が封入される気体室と作動液が出入りする液体室とに仕切られている。このアキュムレータは、稼働中に気体室の気体が漏れることがあるが、そうすると、該気体室のガス圧が低下し、設計通りの効果を得られなくなる。そこで、稼働中に気体室のガス圧が正常か否かをチェックする必要がある。
ところが、アキュムレータの稼働中は、封入ガス圧よりも高い液圧が負荷されているため、気体室のガス圧は液圧と同圧となり正確に封入ガス圧をチェックすることができない。そこで、ガス圧チェックは、液圧が負荷されない停止中に行われている。
しかし、生産ラインにおいて、一定時間停止することなく稼働を続ける場合、アキュムレータのガス圧をチェックできないと、ガス圧低下によりアキュムレータの性能低下を招く恐れがある。そこで、アキュムレータ内にブラダの変形により摺動する検知弁を設け、該検知弁の摺動位置をセンサにより検出する位置検出装置が開発されている(例えば、特許文献1、参照)。
前記位置検出装置は、アキュムレータの容器本体内に配設され、目視できないので、外部からガス圧低下をチェックすることはできない。
本発明は、上記事情に鑑み、アキュムレータの停止中は勿論、稼働中においても外部からガス圧縮率を検知しガス圧低下をチェックできるようにすることを目的とする。
この発明は、容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、置換分離部材により置換液体室と置換気体室とに仕切られている検知器本体であって、前記置換液体室は分岐部を介して前記本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通している検知器本体と、前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、前記置換分離部材の移動位置を直接、又は、間接に検出するセンサ手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の前記置換分離部材は、置換シリンダの置換ピストンであることを特徴とする。この発明の前記置換ピストンは、括れ部を介して対向する一対のピストン部を備え、前記括れ部は大気に連通していることを特徴とする。この発明のセンサ手段は、置換ピストンに埋設された磁石と、該磁石を検知する磁気検出素子からなる磁気センサであることを特徴とする。この発明の置換ピストンは、その両面に被検ロッドが、置換シリンダから突出して立設され、センサ手段は、前記被検ロッドの摺動位置を検知する接触式センサ、又は、非接触式センサであることを特徴とする。
この発明の置換シリンダの置換液体室側の面に、被検ロッドが前記置換シリンダから突出して立設され、前記被検ロッドの先端部は、前記置換シリンダに対向して配設された補助液体室に挿入され、前記補助液体室は、前記置換液体室に連通していることを特徴とする。この発明の置換液体室及び補助液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室及び代替補助気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする。
この発明は、容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、第1シリンダと第2シリンダからなる置換シリンダであって、前記第1シリンダは第1ピストンにより置換液体室と大気開放室に仕切られ、前記置換液体室は分岐部を介して本体液体室に連通し、第2シリンダは前記置換大気開放室と対向して配設されている置換シリンダと、前記第1ピストンの置換液体室側の面に立設され、前記第1シリンダから突出している被検ロッドと、前記第1ピストンの大気開放部側の面に立設され、その先端部が第2ピストンとなるピストンロッドと、前記第2シリンダに前記第2ピストンを挿入して形成される、本体気体室に連通する置換気体室と、前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、前記被検ロッド、第1ピストン、又は、第2ピストンの摺動位置を検出するセンサ手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の第2シリンダは、第1シリンダの底部に凹設され、又は、前記第1シリンダから離間して配設されていることを特徴とする。この発明の第2シリンダは、本体気体室に連続する貫通シリンダであることを特徴とする。この発明の前記貫通シリンダの出入口に、スリットの付いた規制板が設けられていることを特徴とする。この発明の置換液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする。
この発明は、容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、置換ピストンにより置換液体室と置換気体室とに仕切られている置換シリンダであって、前記置換液体室は分岐部を介して前記本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通している置換シリンダと、前記置換ピストンの置換液体室側の面に、置換シリンダから突出して立設された被検ロッドと、前記置換シリンダに並設され、支持ピストンにより大気開放部と前記置換液体室に連通する支持液体室に仕切られている支持シリンダと、前記支持ピストンの支持液体室側の面に、前記支持シリンダから突出して立設された支持ロッドと、前記被検ロッドと前記支持ロッドを連結する被検連結バーと、前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、前記置換ピストン、被検ロッド、又は、被検連結バーの摺動位置を検出するセンサ手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の置換シリンダの両側に支持シリンダが一対配設されていることを特徴とする。この発明の置換液体室及び支持液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室及び代替支持気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする。
この発明は、容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、第1ピストンにより第1置換液体室と大気開放部に仕切られている第1シリンダ室と、第2ピストンにより置換第2液体室と置換気体室に仕切られている置換シリンダであって、前記置換第2液体室は前記大気開放部と対向して配設され、前記置換第1及び第2液体室は分岐部を介して本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通する置換シリンダと、前記第2ピストンの置換第2液体室側の面に、前記第1シリンダ室を貫通して立設されたピストンロッドであって、第1ピストンが固定されその先端部は被検ロッドとなっているピストンロッドと、前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換第1及び第2液体室に流入する液量の割合を制御する流量規制手段と、前記被検ロッド、第1ピストン、又は、第2ピストンの摺動位置を検知するセンサ手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の第1シリンダ室と第2シリンダ室は、直結、又は、間隔をおいて対向していることを特徴とする。この発明の置換第1及び第2液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする。
この発明は、容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、置換ピストンにより置換液体室と置換気体室とに仕切られている置換シリンダであって、前記置換気体室は本体気体室に連通している置換シリンダと、本体液体室に分岐部を介して連通する第1液体室と前記置換液体室に連通する第2液体室とが大気開放室を介して対向して配設されている変圧シリンダであって、前記置換シリンダにおける前記置換液体室と置換気体室の受圧面積の差に対応して前記第2液体室内を変圧させる変圧シリンダと、前記置換ピストンの置換液体室側の面に、置換シリンダから突出して立設された被検ロッドと、前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と第1液体室に流入する液量の割合を制御する流量規制手段と、前記被検ロッド、又は、置換ピストンの摺動位置を検知するセンサ手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の置換シリンダの置換液体室は、本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、置換気体室は代替置換液体室に変更し、前記代替置換液体室は変圧シリンダの第1液体室に連通させ、第2液体室は分岐部を介して本体液体室に連通させることを特徴とする。この発明のセンサ手段は、単数、又は、複数配設されていることを特徴とする。
この発明の前記置換分離部材は、ベローズであることを特徴とする。この発明の前記ベローズの下端部は、置換液体室の底部に固定され、その上端部は磁石を備えたシール板により閉鎖されていることを特徴とする。
この発明は、以上の様に構成されているので、停止中は勿論、稼働中においても外部からアキュムレータのガス圧縮率を検知することができる。そのため、ガス漏れなどによりガス圧が低下した時には、素早く検知して対処できるので、アキュムレータを正常な状態に維持することができる。
本件発明者は、アキュムレータの停止中は勿論、稼働中にも確実にガス圧縮率を検知しガス圧低下をチェックできる装置について研究実験を重ねたところ、下記の結果を得た。
(1)アキュムレータ本体と別個に、ガス圧縮率検知器を設ける。この検知器の検知器本体として、例えば、置換シリンダを用いるが、この置換シリンダは、ピストンによりアキュムレータの本体気体室に連通する置換気体室と本体液体室に連通する置換液体室とに仕切られており、前記置換気体室のガス圧縮率(ガス圧縮比)が本体気体体室のガス圧縮率(ガス圧縮比)と同じ割合で変化するようにする。そうすると、実質的に、前記本体気体室のガス圧圧縮率を検知でき、ガス圧低下をチェックすることができる。
(1)アキュムレータ本体と別個に、ガス圧縮率検知器を設ける。この検知器の検知器本体として、例えば、置換シリンダを用いるが、この置換シリンダは、ピストンによりアキュムレータの本体気体室に連通する置換気体室と本体液体室に連通する置換液体室とに仕切られており、前記置換気体室のガス圧縮率(ガス圧縮比)が本体気体体室のガス圧縮率(ガス圧縮比)と同じ割合で変化するようにする。そうすると、実質的に、前記本体気体室のガス圧圧縮率を検知でき、ガス圧低下をチェックすることができる。
(2)前記置換気体室と置換液体室が置換ピストン(フリーピストン)を挟んで対向している場合には、前記置換ピストンの両面の受圧面積は等しくなり、前記置換ピストンの両側に掛る荷重(互いに反対方向の力)は等しくなるので、バランスがとれる。
(3)しかし、前記置換ピストンの受圧面に被検ロッドやピストンロッドなどが設けられると、置換ピストンの両面の受圧面積に差異が生じる。この様な場合は、例えば、置換シリンダを径の異なる第1シリンダと第2シリンダから構成して受圧面積を等しくしたり、置換液体室と連通する補助液体室や支持シリンダを設けて置換液体室側の受圧面積の不足分を補う様にすれば両者のバランスをとることがきる。本件発明は、上記知見に基いてなされたものである。
第1実施例
本発明の第1実施例を図1に基いて説明する。アクチュエータ等の液圧回路1には、分岐部3を介してブラダ型アキュムレータACCが接続されている。このアキュムレータACCの容器本体5内は、分離部材6により本体液体室7と本体気体室8に仕切られている。このアキュムレータACCでは、前記分離部材6としてブラダが用いられているが、ピストン型アキュムレータでは、ピストンが用いられる。
本発明の第1実施例を図1に基いて説明する。アクチュエータ等の液圧回路1には、分岐部3を介してブラダ型アキュムレータACCが接続されている。このアキュムレータACCの容器本体5内は、分離部材6により本体液体室7と本体気体室8に仕切られている。このアキュムレータACCでは、前記分離部材6としてブラダが用いられているが、ピストン型アキュムレータでは、ピストンが用いられる。
前記アキュムレータACCの近傍には、ガス圧縮率検知器が設けられている。この検知器は、感知器本体を構成する置換シリンダ12と、該置換シリンダ1に摺動自在に挿着されている置換ピストン10と、前記置換ピストン10の摺動位置を検知するセンサ手段14とを備えている。前記置換シリンダ12と前記置換ピストン10は、非磁性体で形成されている。前置換記置換ピストン10は、フリーピストンであり、前記置換シリンダ12内を置換液体室17と置換気体室18とに仕切っている。前記置換ピストン10の中央部には、磁石20が埋設されている。
前記置換液体室17は、バルブ100及び分岐部3を介して前記液圧回路1に連通している。前記バルブ100として、置換シリンダ12内の液体をタンク(図示省略)に戻すためのドレンバルブが用いられている。このバルブ100は、アキュムレータACC内の液体を出しきっても、置換シリンダ内に液体が残っていると、0点(基準点)が狂ってしまうことに鑑み、置換シリンダ内の残液を定期的に排出し、置換ピストンをシリンダストロークエンドに戻らせるために用いられる。前記分岐部3には、前記置換液体室17と前記本体液体室7に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段4が設けられているが、この流量規制手段4として、例えば、分流・合流弁が用いられている。なお、この実施例では、チェック弁Cを配設しているが、このチェック弁Cは省略することも可能である。
前記置換気体室18は、絞り弁Vを介してアキュムレータACCの本体気体室8に連通している。この絞り弁Vは、ガス圧力の伝播を制御するものであるが、絞り量を多くすればガス圧縮率検知器側のガス圧変化速度を鈍くすることができ、又、完全に閉じれば前記検知器を独立させることができる。この絞り弁Vは、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて適宜省略することができる。前記置換ピストン10の置換液体室17側の面10s及び置換気体室18側の面10gにおける受圧面積は、等しい。なお、前記置換気体室18は、絞り弁Vなどを省略し、直接、本体気体室8に連続させ、前記両者8,18を一体的に形成しても良い。
前記センサ手段14は、置換シリンダ12の側部に配設されている。このセンサ手段14は、第1センサ14a、第2センサ14bから構成され、前記置換ピストン10の摺動方向に所定間隔をおいて配設されている。このセンサ手段14は、磁気近接センサ(非接触型センサ)であり、磁気検出素子と磁石(静電界)の組み合わせからなり、前記磁石20が接近した時の磁束変化を利用して検出する。
磁気近接センサ14は、前記ピストン10の摺動により磁石20が接近するとスイッチがオン(検出)するが、その個数、配設位置等は、必要に応じて適宜選択される。例えば、1/4倍圧縮を限界値と定め、この時の置換ピストン10の摺動位置に磁気近接スイッチ14aを配設すると、前記スイッチ14aがオンした時には、ガス圧縮率が限界値に達していることを検知することができる。
ここで、1/4倍圧縮とは、アキュムレータACC内のブラダ6に液圧がかからない状態における本体気体室8の体積(基準体積)Vが、1/4(25%)まで圧縮された体積になることをいう。なお、置換シリンダ12の側面に前記ピストン10の摺動方向に沿って、容積の等分線を引くことにより、磁気近接センサ14a,14bの取付け位置を明確にすることができる。
本実施例の作動について説明するが、初めにアキュムレータACCの作動について説明する。アクチュエータの稼働により液圧回路1内の液圧が変動すると、アキュムレータACCの本体液体室7内に出入りする液体の量が変化するとともに、前記ブラダ6を押圧する力も変化する。前記押圧力の変化に伴い前記ブラダ6が変形し本体気体室8の体積を変化させ、ガス圧縮率も変化するので、ガス圧も変化する。そして、前記本体液体室7の液圧と前記本体気体室8のガス圧が等しくなると、ブラダ6の変動は停止し、前記液圧回路1の液圧は安定する。
液圧回路1の液圧が上昇すると、置換液体室17の液圧が上昇するので、置換ピストン10はセンサ14a側に摺動する。そのため、置換気体室18の体積が小さくなってガスが圧縮されるので、置換気体室18のガス圧が上昇する。
この時、置換ピストン10の置換液体室17側の面(受圧面)10sの受圧面積と置換気体室側の面(受圧面)10gの受圧面積が等しいので、前記置換気体室18のガス圧(加重)と置換液体室17の液圧(加重)は等しくなるまで置換ピストン10が摺動する。又、前記置換気体室18は、アキュムレータACCの本体気体室8と連通し、前記置換液体室17はアキュムレータACCの本体液体室7と連通しているので、前記置換液体室17の液圧と本体液体室7の液圧は等しくなる。又、前記置換気体室18のガス圧縮率は本体気体室8のガス圧縮率と等しくなり、前記両室8、18のガス圧も等しくなる。
これは、前記本体液体室7と前記置換液体室17に、任意の割合の液体が分流規制手段4を介して流れ込み、アキュムレータACC内の本体気体室8の体積の変化割合と置換シリンダ12の置換気体室18の体積の変化割合に規則性を持たせるためである。前記分流規制手段4による分流割合は、例えば、前記本体液体室7への流量が1000〜3000に対し、前記置換液体室17への流量は1に設定される。前述の様に前記本体気体室8のガス圧と前記置換気体室18のガス圧は等しいので、前記置換気体室18のガス圧縮率がわかれば、実質的に、前記本体気体室8のガス圧縮率を検知しガス圧低下をチェックすることが可能となる。
前記と逆に、液圧回路1の液圧が降下すれば置換液体室17の液圧が降下するので、置換ピストン10はセンサ14b側に摺動する。そのため、置換気体室18の体積が大きくなり気体が膨張するので、ガス圧は低下する。
前記アキュムレータACCと前記置換シリンダ12の関係は、以上述べた通りであるので、アキュムレータACCの本体気体室8のガス圧縮率は、置換気体室18のガス圧縮率に置き換えることができる。そのため、アキュムレータACC内の本体気体室8の体積変化に比例して摺動する置換シリンダ12の置換ピストン10の位置を検知することにより、連続的に前記アキュムレータACC内の本体気体室18の体積を把握し、ガス圧縮率を検出し、ガス圧低下をチェックすることができる。
前記ピストン10は、ガス圧縮率の変動に伴い摺動するが、前記置換気体室18の体積が限界値(1/4倍圧縮)に達すると、磁気近接スイッチ14aがスイッチオン(検出)になる。そのため、この時点において、アキュムレータACCの前記本体気体室8の体積が、基準体積Vの1/4より小さくなり限界値(ガス圧縮率)に達していることが分かるので、早急に必要な処置を行う事ができる。
第2実施例
本発明の第2実施例を図2により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)置換ピストン10は、括れ部24を介して対向するピストン部22,23を備えていること。
本発明の第2実施例を図2により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)置換ピストン10は、括れ部24を介して対向するピストン部22,23を備えていること。
(2)前記両ピストン部22,23、括れ部24、及びシリンダ壁12aに囲まれた空間部は、前記シリンダ壁12aに設けた通気孔25を介して器外(大気)に連通する大気開放部26であること。
(3)磁石20は、括れ部24に設けられ、センサ14a,14bはシリンダ壁12aの中央寄りに2個配設されていること。
(3)磁石20は、括れ部24に設けられ、センサ14a,14bはシリンダ壁12aの中央寄りに2個配設されていること。
第3実施例
本発明の第3実施例を図3により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面10s、置換気体室18側の受圧面10gには、それぞれ同径の被検ロッド30が、置換シリンダ12から突出して立設されていること。従って、前記置換ピストン10の置換液体室17側及び置換気体室18側の受圧面の受圧面積は、該置換ピストン10の断面積(直径方向の断面積)−被検ロッド30の断面積(径方向の断面積)、となるので、両者は、等しいものとなる。
本発明の第3実施例を図3により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面10s、置換気体室18側の受圧面10gには、それぞれ同径の被検ロッド30が、置換シリンダ12から突出して立設されていること。従って、前記置換ピストン10の置換液体室17側及び置換気体室18側の受圧面の受圧面積は、該置換ピストン10の断面積(直径方向の断面積)−被検ロッド30の断面積(径方向の断面積)、となるので、両者は、等しいものとなる。
(2)センサ手段は、近接磁気センサの代わりに、各被検ロッド30の先端部30aを検知する接触センサ14A,14Bであること。この接触センサ14A,14Bは、前記各被検ロッド30の先端側の所定位置に配設されている。なお、接触センサの代わりに非接触センサを用いることも可能である。
この実施例では、液圧回路1の液圧が上昇すると、置換液体室17の液圧が上昇するので、置換ピストン10はガスを圧縮しながらセンサ14B側に摺動して置換気体室18の体積を小さくしてガス圧を上昇させる。又、逆に前記液圧が降下すれば置換液体室17の液圧が低下するので、置換気体室18内のガス圧が大きくなる。そのため、ガスが膨張して置換ピストン10をセンサ14A側に摺動させるので、前記置換気体室18の体積が大きくなり、ガス圧が降下する。この実施例は、置換ピストン10の摺動を被検ロッド30の摺動に置き換えたものであり、いわば置換ピストン10の摺動位置を、間接的に検出するものである。
この実施例において、第1実施例と同様に、絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は直接本体気体室8に連結し、両者8,18を一体的に形成しても良い。
第4実施例
本発明の第4実施例を図4により説明するが、図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と前記実施例3との主な相違点は、センサ手段である。この実施例では、左右一対のセンサ14A,14Bの代わりに、一方の被検ロッド30側に、所定間隔をおいて4個のセンサ14A,14B,14C,14Dが配設されていること。
本発明の第4実施例を図4により説明するが、図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と前記実施例3との主な相違点は、センサ手段である。この実施例では、左右一対のセンサ14A,14Bの代わりに、一方の被検ロッド30側に、所定間隔をおいて4個のセンサ14A,14B,14C,14Dが配設されていること。
前記センサ14A〜14Dは、被検ロッド30の摺動方向に沿って配設されている。前記各センサ14A〜14Dは、各圧縮比(置換シリンダ12の置換気体室18の収縮比率=アキュムレータACCの本体気体室8の収縮比率)に相当する位置に配設され、例えば、センサ14Aは、ストロークエンド(完全にガスが抜けた状態)、センサ14Bは圧縮比1/6、センサ14Cは圧縮比1/3、センサ14Dは圧縮比1/2の位置に配設されている。
第5実施例
本発明の第5実施例を図5により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)第1実施例は、置換ピストン10の置換液体室17側の面10sの受圧面積と置換気体室18側の面10gの受圧面積とが等しく、かつ、受ける加重(押圧力)も等しい場合の実施例である。これに対し、本実施例は前記置換ピストン10の両面10s,10gの受圧面積が異なる場合の実施例である。
(2)置換ピストン10の液置換液体室17側の受圧面10sに、被検ロッド50が置換シリンダ12から突出して設けられていること。
本発明の第5実施例を図5により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)第1実施例は、置換ピストン10の置換液体室17側の面10sの受圧面積と置換気体室18側の面10gの受圧面積とが等しく、かつ、受ける加重(押圧力)も等しい場合の実施例である。これに対し、本実施例は前記置換ピストン10の両面10s,10gの受圧面積が異なる場合の実施例である。
(2)置換ピストン10の液置換液体室17側の受圧面10sに、被検ロッド50が置換シリンダ12から突出して設けられていること。
(3)置換シリンダ12を保持するホルダ51には、補助液体室52が前記置換シリンダ12と間隔をおき、対向して設けられていること。この補助液体室52は密封されているとともに、前記置換液体室17に連通している。前記補助液体室52には、前記被検ロッド50の自由端部が摺動可能に挿入されている。液圧回路1の作動液は、分岐部3を介して本体液体室7と置換液体室17及び補助液体室52に分流する。
(4)前記補助液体室52内の被検ロッド50の受圧面50sの受圧面積(被検ロッド52の先端面の面積)と、前記置換ピストン10の受圧面10sの受圧面積との総和は、前記置換ピストン10の置換気体室18側の受圧面10gの受圧面積(置換ピストンの端面の面積)と等しくなる様に設計されている。
(5)補助液体室52の側面に、軸方向に間隔をおいてガス圧縮率目盛55を設けたこと。この目盛55と前記被検ロッド50との関連は、目視可能であり、例えば、前記被検ロッド50の先端面が、目盛Aの位置に到達した時には、アキュムレータACCの本体気体室8のガス圧縮率がAであることを示す。
なお、前記ガス圧縮率目盛55を被検ロッド50に設け、置換シリンダ12と補助液体室52間に露出している前記被検ロッド50の目盛を目視で読むようにしても良い。又、置換ピストン10に埋設された磁石20の磁気を検知し、置換ピストン10の位置を検出する様にしても良い。
この実施例では、置換気体室18のガス圧縮率は、本体気体室8のガス圧縮率に等しく、又、置換液体室17及び補助液体室52の液圧は本体液体室7の液圧に等しくなるので、前記目盛55を見れば本体気体室8のガス圧縮率を検知し、ガス圧低下をチェックすることができる。
この実施例において、第1実施例と同様に、絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は直接本体気体室8に連結し、両者8、18を一体的に形成しても良い。なお、置換気体室18を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更し、置換液体室17及び補助液体室52を本体気体室に連通する代替置換気体室及び補助気体室に変更することもできる。
第6実施例
本発明の第6実施例を図6により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例の主なる相違点は次の通りである。
(1)置換シリンダは、第1本実施例では、置換シリンダは単体であるが、本実施例では径の異なる二つのシリンダから構成されていることである。即ち、本実施例では、置換シリンダ12は、第1シリンダ12Aと前記第1シリンダ12Aより小径の第2シリンダ12Bから構成されている。前記第1シリンダ12Aは、置換ピストン10により置換液体室17と大気開放部26に仕切られ、前記置換液体室17は分岐部3を介して本体液体室7に連通している。第2シリンダ12Bは、前記第1シリンダ12Aの底部に凹設されたシリンダであり、前記大気開放部26と対向している。なお、前記第2シリンダ12Bは、第1シリンダ12Aから離間して配設することも可能である。
本発明の第6実施例を図6により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例の主なる相違点は次の通りである。
(1)置換シリンダは、第1本実施例では、置換シリンダは単体であるが、本実施例では径の異なる二つのシリンダから構成されていることである。即ち、本実施例では、置換シリンダ12は、第1シリンダ12Aと前記第1シリンダ12Aより小径の第2シリンダ12Bから構成されている。前記第1シリンダ12Aは、置換ピストン10により置換液体室17と大気開放部26に仕切られ、前記置換液体室17は分岐部3を介して本体液体室7に連通している。第2シリンダ12Bは、前記第1シリンダ12Aの底部に凹設されたシリンダであり、前記大気開放部26と対向している。なお、前記第2シリンダ12Bは、第1シリンダ12Aから離間して配設することも可能である。
(2)前記置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面10sには、前記第1シリンダ12Aから突出する被検ロッド41が立設され、大気開放部26側の面10tには、先端部が第2ピストンとなるピストンロッド40が立設されている。
(3)前記第2シリンダ12Bに前記ピストンロッド40の先端部(第2ピストン)を挿入して置換気体室18が形成される。この置換気体室18は、本体気体室8に連通している。
(3)前記第2シリンダ12Bに前記ピストンロッド40の先端部(第2ピストン)を挿入して置換気体室18が形成される。この置換気体室18は、本体気体室8に連通している。
(4)被検ロッド41の直径は、ピストンロッド40の直径より大きく形成されているが、置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面積(置換ピストン10の直径方向の断面積−被検ロッド41の直径方向の断面積)は、置換気体室18側の受圧面40gの受圧面積(置換ピストンロッド40の先端面の面積)と等しくなるように設計されている。従って、置換ピストン10の両面側に掛る荷重は、等しくなるので、バランスがとれるようになる。
(5)センサ手段14は、1個設けられていること。このセンサ手段14は、被検ロッド41の先端部を検出するリミットスイッチなどの接触センサであるが、置換ピストン10、又は、ピストンロッド40の先端部を検知する非接触センサを用いることもできる。
この実施例において、第1実施例と同様に、絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は直接本体気体室8に連結し、両者8、18を一体的に形成しても良い。なお、置換気体室18を、分岐部3を介して本体液体室に連通する代替液体室に変更し、置換液体室17を本体気体室8に連通する代替置換気体室に変更することもできる。
第7実施例
本発明の第7実施例を図7により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、センサ手段14が、被検ロッド41の長手方向に沿って複数(14A,14B,14C,14D)配設されていることである。これらのセンサ14A,14B,14C,14Dは、必要に応じて適宜配設されるが、例えば、前記第4実施例(図4)で説明した要領で配設される。
本発明の第7実施例を図7により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、センサ手段14が、被検ロッド41の長手方向に沿って複数(14A,14B,14C,14D)配設されていることである。これらのセンサ14A,14B,14C,14Dは、必要に応じて適宜配設されるが、例えば、前記第4実施例(図4)で説明した要領で配設される。
第8実施例
本発明の第8実施例を図8により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、センサ手段14を被検ロッド41の端面41aに対向して配設したことである。
本発明の第8実施例を図8により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、センサ手段14を被検ロッド41の端面41aに対向して配設したことである。
第9実施例
本発明の第9実施例を図9により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、第2シリンダ12Bは貫通シリンダであり、その出入口が本体気体室8内に位置していることである。この出入口には、スリットSの付いた規制板Pが設けられている。
本発明の第9実施例を図9により説明するが、図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第6実施例との主なる相違点は、第2シリンダ12Bは貫通シリンダであり、その出入口が本体気体室8内に位置していることである。この出入口には、スリットSの付いた規制板Pが設けられている。
このスリットSを用いる理由は、液体側が分流合流弁4により絞られているので、ガス側にも同様に絞りを入れて気体液体の流入速度を等しくするためであるが、必ずしも必要ではなく、規制板Pを省略し、出入口を全開しても良い。この実施例では、置換気体室18は、直接、本体気体室8に連結され、両者8,18は一体に形成されている。
第10実施例
本発明の第10実施例を図10により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)本実施例は、置換シリンダの他に、支持シリンダを設け、前記置換シリンダにおける受圧面の不足分を前記支持シリンダで補充するようにしたことである。
(2)置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面10sに、被検ロッド71が置換シリンダ12から突出して設けられ、該被検ロッド71の先端に水平状の被検連結バー74が固定されていること。
本発明の第10実施例を図10により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との主なる相違点は次の通りである。
(1)本実施例は、置換シリンダの他に、支持シリンダを設け、前記置換シリンダにおける受圧面の不足分を前記支持シリンダで補充するようにしたことである。
(2)置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面10sに、被検ロッド71が置換シリンダ12から突出して設けられ、該被検ロッド71の先端に水平状の被検連結バー74が固定されていること。
(3)前記置換シリンダ12の側部には、支持シリンダ72が並設されており、前記支持シリンダ72の支持ピストン70は、前記支持シリンダ72内を支持液体室77と大気開放部78を仕切り、前記支持液体室77は、前記置換液体室17に連通している。前記支持ピストン70の支持液体室77側の受圧面70sには、支持ロッド79が支持シリンダ72から突出して立設され、その先端は前記被検連結バー74に連結されている。
(4)前記被検ロッド71の横断面積(直径方向の断面積)は、支持ロッド79の横断面積(直径方向の断面積)より大きく形成されている。これらの横断面積は、置換ピストン10の受圧面積(置換ピストン10の径方向の断面積−被検ロッドの径方向の断面積)と支持ピストン70の受圧面積(支持ピストン70の径方向の断面積−支持ロッド79の径方向の断面積)との総和が、前記置換ピストン10の置換気体室18側の受圧面積(置換ピストン10の受圧面10gの面積)と等しくなるように設計されている。従って、置換ピストン10の両面側に掛る荷重は、等しくなるので、バランスがとれるようになる。
(5)センサ手段14として、被検連結バー74を検出する接触スイッチが用いられるが、置換ピストン10、被検ロッド71、支持ロッド79などを検出する非接触センサを用いることも可能である。
(5)センサ手段14として、被検連結バー74を検出する接触スイッチが用いられるが、置換ピストン10、被検ロッド71、支持ロッド79などを検出する非接触センサを用いることも可能である。
この実施例では、支持シリンダ72を1個配設する例を示したが、この支持シリンダ72は置換シリンダ12の両側に対向させて一対配置し、被検ロッド41を両側から支持する様にしても良い。又、第1実施例と同様に、絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は直接本体気体室8に連結し、両者8、18を一体的に形成しても良い。
この実施例において、置換気体室18を本体液体室7に連通する代替液体室に変更し、置換液体室17及び支持液体室77を本体気体室8に連通する代替置換気体室及び支持気体室に変更することもできる。
第11実施例
本発明の第11実施例を図11により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と前記第1実施例との主なる相違点は、次の通りである。
(1)本実施例は、単体の置換シリンダを2つに仕切り、各シリンダ室に置換液体室を設けたことである。即ち、置換シリンダ12が仕切壁61により第1シリンダ室12Aと第2シリンダ室12Bに分割され、第1シリンダ室12Aは第1ピストン60aにより置換第1液体室17aと大気開放部26に仕切られ、第2シリンダ室12Bは第2ピストン60bにより置換第2液体室17bと置換気体室18に仕切られている。
本発明の第11実施例を図11により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施例と前記第1実施例との主なる相違点は、次の通りである。
(1)本実施例は、単体の置換シリンダを2つに仕切り、各シリンダ室に置換液体室を設けたことである。即ち、置換シリンダ12が仕切壁61により第1シリンダ室12Aと第2シリンダ室12Bに分割され、第1シリンダ室12Aは第1ピストン60aにより置換第1液体室17aと大気開放部26に仕切られ、第2シリンダ室12Bは第2ピストン60bにより置換第2液体室17bと置換気体室18に仕切られている。
(2)第2ピストン60bの置換第2液体室17b側の面60s2には、置換シリンダ室12から突出するピストン本体62が立設され、該ピストン本体62には前記第1ピストン60aが固定されている。
(3)前記第1ピストン60aの置換第1液体室17a側の面60s1の受圧面積は、第1ピストン60aの横断面積(径方向の断面積)−ピストンロッド本体62の横断面積(径方向の断面積)、であり、又、第2ピストン60bの置換第2液体室17b側の受圧面60s2の受圧面積は第2ピストン60bの横断面積(径方向の断面積)−ピストンロッド本体62の横断面積、であり、これらの受圧面積の総和は、第2ピストン60bの横断面積(先端面60gの面積)と等しくなるように設計されている。従って、ピストン本体62に掛る互いに反対方向の荷重(力)は、等しくなるので、バランスがとれるようになる。
(4)センサ手段は、ピストンロッド本体62の先端を検出する接触センサであるが、第1ピストン、又は、第2ピストン60bの摺動位置を検出する非接触センサを用いることができる。
(4)センサ手段は、ピストンロッド本体62の先端を検出する接触センサであるが、第1ピストン、又は、第2ピストン60bの摺動位置を検出する非接触センサを用いることができる。
この実施例において、第1実施例と同様に、前記絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は直接本体気体室8に連結し、両者8,18を一体的に形成しても良い。なお、置換気体室18を本体液体室7に連通する代替置換液体室に変更し、置換第1及び第2液体室17a,17bを本体気体室に連通する代替代置換第1及び第2気体室に変更することもできる。
第12実施例
この発明の第12実施例を図12により説明するが、図1と同一図面符号はその名称も機能も同一である。本実施例と第1実施例(図1)との主なる相違点は、次の通りである。
(1)置換ピストン10の置換液体室17側の面10sには、置換シリンダ12から突出する被検ロッド91が立設されている。そのため、前記面10s側における受圧面積(置換ピストン10の横断面積(径方向の断面積)−被検ロッド91の横断面積(径方向の断面積)は、置換気体室18側の受圧面積(径方向の断面積)より小さくなっている。
この発明の第12実施例を図12により説明するが、図1と同一図面符号はその名称も機能も同一である。本実施例と第1実施例(図1)との主なる相違点は、次の通りである。
(1)置換ピストン10の置換液体室17側の面10sには、置換シリンダ12から突出する被検ロッド91が立設されている。そのため、前記面10s側における受圧面積(置換ピストン10の横断面積(径方向の断面積)−被検ロッド91の横断面積(径方向の断面積)は、置換気体室18側の受圧面積(径方向の断面積)より小さくなっている。
(2)変圧シリンダ92が設けられていること。この変圧シリンダ92は、増圧器であり、第1ピストン90aを内蔵する第1シリンダ92aと、該第1シリンダ92aより小径の第2シリンダ92bから構成されている。前記第1ピストン90aの大気開放部26側の面90tには、ピストンロッド93が設けられ、その先端部は、第2ピストン90bとして第2シリンダ92bに挿入され、第2液体室97bが形成されている。前記第1液体室97aは分岐部3を介して本体液体室7に連通している。
(3)第2シリンダ92bは、第1シリンダ92aの底部に凹設されており、この第2シリンダ92bは前記大気開放部26を介して前記第1シリンダ92aに対向している。前記第2液体室97bは、パイプ99を介して置換液体室17に接続されているが、このパイプ99にはバルブ100が設けられている。このバルブ100は、パイプ99に液体を注入したり、置換液体室17及び第2液体室97bの液体を完全に排出させたりする際などに操作される。
(4)前記置換ピストン10の置換液体室17側の受圧面積(置換ピストン10の径方向の断面積―被検ロッドの径方向の断面積)と、置換気体室18側の受圧面積(置換ピストン10の直径方向の断面積)の割合は、前記第1ピストン90aの第1液体室97a側の受圧面積(第1ピストン90aの径方向の断面積)と第2液体室97bの受圧面積(第2ピストンの径方向の断面積)の割合と等しくなるように設計されている。
本実施例では、液圧回路1の液圧が増大すると、液体(作動液)が分岐部3を介して本体液体室7と第1液体室97aに流れ込む。前記本体液体室7に流入した液体は、ブラダ6を押圧するので、前記本体液体室7の体積が大きくなるとともに、本体気体室8は圧縮されて体積が小さくなるので、ガス圧が上昇する。
一方、第1液体室97aに流れ込んだ液体は、第1ピストン90aを第2液体室97b側に押圧しながら該第1液体室97aの体積を大きくするとともに、前記ピストンロッド93が摺動する。そのため、第2液体室97b内の液体は押圧され、パイプ99を介して置換液体室17内に送り込まれる。この時、第1ピストン90aの第1液体室97a側の受圧面積は、前記第2ピストン90bの受圧面(ピストンロッド93の端面)の受圧面積より大きいので、第2液体室97b内の液体は増大された液圧力を受けることになる。
例えば、前記第2ピストン90bの受圧面積が第1ピストン90aの受圧面積の1/4であれば、第2液体室97b内の液体にかかる圧力は、4倍となり、又、置換ピストン10の液体室17側の受圧面積が、置換気体室18側の受圧面積の1/4である場合には、第2液体室98内の液体にかかる圧力は4倍となる。
そのため、互いに連通している第2液体室97bと置換液体室17の液圧は互いに打ち消し合う(キャンセル)ので、結局、本体気体室8のガス圧縮率は置換気体室18のガス圧縮率となり、前記両者のガス圧は等しくなるとともに、本体液体室7の液圧は第1液体室97aの液圧となり前記両液圧は等しくなる。この様にして前記変圧シリンダ92は、増圧器の機能を果たすことができる。
なお、本実施例において、次の様にして変圧シリンダを減圧器に変更することも可能である。
(1)置換シリンダ12の置換液体室17は、本体気体室8に連通する代替置換気体室に変更する。又、置換気体室18は代替置換液体室とし、給水管99を介して第1液体室97aに接続する。更に、第2液体室97bは分岐部3を介して本体液体室7に連通させる。
(2)この実施例では、液圧回路1の液圧が増大すると、液体(作動液)が分流部3を介して本体液体室7と第2液体室97bに流れ込む。前記本体液体室7に流入した液体は、ブラダ6を押圧するので、前記本体液体室7の体積が大きくなるとともに、本体気体室8は圧縮されて体積が小さくなるので、ガス圧が上昇する。
(1)置換シリンダ12の置換液体室17は、本体気体室8に連通する代替置換気体室に変更する。又、置換気体室18は代替置換液体室とし、給水管99を介して第1液体室97aに接続する。更に、第2液体室97bは分岐部3を介して本体液体室7に連通させる。
(2)この実施例では、液圧回路1の液圧が増大すると、液体(作動液)が分流部3を介して本体液体室7と第2液体室97bに流れ込む。前記本体液体室7に流入した液体は、ブラダ6を押圧するので、前記本体液体室7の体積が大きくなるとともに、本体気体室8は圧縮されて体積が小さくなるので、ガス圧が上昇する。
一方、第2液体室97bに流れ込んだ液体は、第2ピストン90bを第1液体室97a側に押圧しながら該第2液体室97bの体積を大きくするとともに、前記ピストンロッド93が摺動して第1液体室97a内の液体を押圧して代替置換液体室内に送り込む。この時、第1ピストン90aの第1液体室97a側の受圧面積は、前記第2ピストンの受圧面(ピストンロッド93の先端面)の受圧面積より大きいので、第1液体室97a内の液体は減圧された液圧力を受けることになる。
例えば、前記第2ピストン90bの受圧面積が第1ピストン90aの受圧面積の1/4であれば、第1液体室97a内の液体にかかる圧力は、1/4倍となり、又、置換ピストン10の代替置換気体室側の受圧面積が、代替置換液体室側の受圧面積の1/4倍である場合には、代替置換気体室にかかる圧力は1/4倍となる。
そのため、互いに連通している第1液体室97aと代替置換液体室の液圧は互いに打ち消し合う(キャンセル)ので、結局、本体気体室8のガス圧は代替置換気体室18のガス圧縮率となり両者のガス圧は等しくなる。又、本体液体室7の液圧は第2液体室97bの液圧となる。この様にして前記変圧シリンダ92を減圧器として利用することができる。
この第12実施例において、第1実施例と同様に、前記絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は、例えば、第9実施例(図9)に示す様に、直接本体気体室8に連結し、両者8、18を一体的に形成しても良い。
第13実施例
この発明の第13実施例を図13により説明するが、図1と同一図面符号はその名称も機能も同一である。本実施例と第1実施例(図1)との主なる相違点は、検知器本体の置換分離部材としてベローズ110を用いていることである。このベローズ110は、検知器本体である置換シリンダ内を置換液体室17と置換気体室18とに仕切るものであり、直筒状に形成され、その上端部は前記置換液体室18の天面から離間して配設されている。前記ベローズ110の下端部は置換液体室17の底部に固定され、その上端部はシール板113により閉鎖されている。前記ベローズ110の内部は所定圧のガスが封入された置換気体室18となっている。前記シール板113の外周部には、磁石20が埋設されている。
この発明の第13実施例を図13により説明するが、図1と同一図面符号はその名称も機能も同一である。本実施例と第1実施例(図1)との主なる相違点は、検知器本体の置換分離部材としてベローズ110を用いていることである。このベローズ110は、検知器本体である置換シリンダ内を置換液体室17と置換気体室18とに仕切るものであり、直筒状に形成され、その上端部は前記置換液体室18の天面から離間して配設されている。前記ベローズ110の下端部は置換液体室17の底部に固定され、その上端部はシール板113により閉鎖されている。前記ベローズ110の内部は所定圧のガスが封入された置換気体室18となっている。前記シール板113の外周部には、磁石20が埋設されている。
この実施例では、液圧回路1の液圧変動により液圧が上昇すると、ベローズ110に掛る液圧が大きくなり、前記ベローズ110が押圧されて縮む。そのため、置換気体室18の体積が小さくなり、ガス圧が上昇するとともに、液圧とガス圧が等しくなった状態になると、ベローズ110の伸縮は停止する。又、逆に液圧が降下すると、ガスが膨張してベローズ110を押し上げるため、置換気体室18の体積が大きくなるので、ガス圧は低下する。この様に本実施例では、ベローズ110の伸縮に伴って変位する、シール板113の磁石20をセンサ手段14で検出することにより、ガス圧縮率を検知し、ガス圧低下をチェックする。
この第13実施例において、第1実施例と同様に、前記絞り弁Vは、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜省略することも可能であり、又、前記置換気体室18は、例えば、第9実施例(図9)に示す様に、直接本体気体室8に連結し、両者8、18を一体的に形成しても良い。
1 液圧回路
3 分岐部
4 流量規制手段
6 分離部材
7 本体液体室
8 本体気体室
10 置換ピストン
12 置換シリンダ
14 センサ手段
17 置換液体室
18 置換気体室
22 ピストン部
23 ピストン部
26 大気開放部
30 被検ロッド
40 ピストンロッド
41 被検ロッド
52 補助液体室
62 ピストン本体
70 支持ピストン
71 被検ロッド
72 支持シリンダ
74 被検連結バー
77 支持液体室
78 大気開放室
92 変圧シリンダ
93 ピストンロッド
97a 第1液体室
97b 第2液体室
110 ベローズ
3 分岐部
4 流量規制手段
6 分離部材
7 本体液体室
8 本体気体室
10 置換ピストン
12 置換シリンダ
14 センサ手段
17 置換液体室
18 置換気体室
22 ピストン部
23 ピストン部
26 大気開放部
30 被検ロッド
40 ピストンロッド
41 被検ロッド
52 補助液体室
62 ピストン本体
70 支持ピストン
71 被検ロッド
72 支持シリンダ
74 被検連結バー
77 支持液体室
78 大気開放室
92 変圧シリンダ
93 ピストンロッド
97a 第1液体室
97b 第2液体室
110 ベローズ
Claims (23)
- 容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、
置換分離部材により置換液体室と置換気体室とに仕切られている検知器本体であって、前記置換液体室は分岐部を介して前記本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通している検知器本体と、
前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、
前記置換分離部材の移動位置を直接、又は、間接に検出するセンサ手段と、
を備えていることを特徴とするアキュムレータのガス圧縮率検知器。 - 前記置換分離部材は、置換シリンダの置換ピストンであることを特徴とする請求項1記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 前記置換ピストンは、括れ部を介して対向する一対のピストン部を備え、前記括れ部は大気に連通していることを特徴とする請求項2記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- センサ手段は、置換ピストンに埋設された磁石と、該磁石を検知する磁気検出素子からなる磁気センサであることを特徴とする請求項1、2、又は、3記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換ピストンは、その両面に被検ロッドが、置換シリンダから突出して立設され、センサ手段は、前記被検ロッドの摺動位置を検知する接触式センサ、又は、非接触式センサであることを特徴とする請求項2記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換シリンダの置換液体室側の面に、被検ロッドが前記置換シリンダから突出して立設され、前記被検ロッドの先端部は、前記置換シリンダに対向して配設された補助液体室に挿入され、前記補助液体室は、前記置換液体室に連通していることを特徴とする請求項2記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換液体室及び補助液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室及び代替補助気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする請求項6記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、
第1シリンダと第2シリンダからなる置換シリンダであって、前記第1シリンダは第1ピストンにより置換液体室と大気開放室に仕切られ、前記置換液体室は分岐部を介して本体液体室に連通し、第2シリンダは前記置換大気開放室と対向して配設されている置換シリンダと、
前記第1ピストンの置換液体室側の面に立設され、前記第1シリンダから突出している被検ロッドと、
前記第1ピストンの大気開放部側の面に立設され、その先端部が第2ピストンとなるピストンロッドと、
前記第2シリンダに前記第2ピストンを挿入して形成される、本体気体室に連通する置換気体室と、
前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、
前記被検ロッド、第1ピストン、又は、第2ピストンの摺動位置を検出するセンサ手段と、
を備えていることを特徴とするアキュムレータのガス圧縮率検知器。 - 第2シリンダは、第1シリンダの底部に凹設され、又は、前記第1シリンダから離間して配設されていることを特徴とする請求項8記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 第2シリンダは、本体気体室に連続する貫通シリンダであることを特徴とする請求項8記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 前記貫通シリンダの出入口に、スリットの付いた規制板が設けられていることを特徴とする請求項10記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする請求項8、9、10、又は、11記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器
- 容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、
置換ピストンにより置換液体室と置換気体室とに仕切られている置換シリンダであって、前記置換液体室は分岐部を介して前記本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通している置換シリンダと、
前記置換ピストンの置換液体室側の面に、置換シリンダから突出して立設された被検ロッドと、
前記置換シリンダに並設され、支持ピストンにより大気開放部と前記置換液体室に連通する支持液体室に仕切られている支持シリンダと、
前記支持ピストンの支持液体室側の面に、前記支持シリンダから突出して立設された支持ロッドと、
前記被検ロッドと前記支持ロッドを連結する被検連結バーと、
前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換液体室に出入りする液量の割合を制御する流量規制手段と、
前記置換ピストン、被検ロッド、又は、被検連結バーの摺動位置を検出するセンサ手段と、
を備えていることを特徴とするアキュムレータのガス圧縮率検知器。 - 置換シリンダの両側に支持シリンダが一対配設されていることを特徴とする請求項13記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換液体室及び支持液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室及び代替支持気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする請求項13、又は、14記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、
第1ピストンにより第1置換液体室と大気開放部に仕切られている第1シリンダ室と、第2ピストンにより置換第2液体室と置換気体室に仕切られている置換シリンダであって、前記置換第2液体室は前記大気開放部と対向して配設され、前記置換第1及び第2液体室は分岐部を介して本体液体室に連通し、前記置換気体室は前記本体気体室に連通する置換シリンダと、
前記第2ピストンの置換第2液体室側の面に、前記第1シリンダ室を貫通して立設されたピストンロッドであって、第1ピストンが固定されその先端部は被検ロッドとなっているピストンロッドと、
前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と前記置換第1及び第2液体室に流入する液量の割合を制御する流量規制手段と、
前記被検ロッド、第1ピストン、又は、第2ピストンの摺動位置を検知するセンサ手段と、
を備えていることを特徴とするアキュムレータのガス圧縮率検知器。 - 第1シリンダ室と第2シリンダ室は、直結、又は、間隔をおいて対向していることを特徴とする請求項16記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 置換第1及び第2液体室を本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、又、置換気体室を本体液体室に連通する代替置換液体室に変更することを特徴とする請求項16、又は、17記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器
- 容器本体内が分離部材により本体液体室と本体気体室に仕切られているアキュムレータにおいて、
置換ピストンにより置換液体室と置換気体室とに仕切られている置換シリンダであって、前記置換気体室は本体気体室に連通している置換シリンダと、
本体液体室に分岐部を介して連通する第1液体室と前記置換液体室に連通する第2液体室とが大気開放室を介して対向して配設されている変圧シリンダであって、前記置換シリンダにおける前記置換液体室と置換気体室の受圧面積の差に対応して前記第2液体室内を変圧させる変圧シリンダと、
前記置換ピストンの置換液体室側の面に、置換シリンダから突出して立設された被検ロッドと、
前記分岐部に設けられ、前記本体液体室と第1液体室に流入する液量の割合を制御する流量規制手段と、
前記被検ロッド、又は、置換ピストンの摺動位置を検知するセンサ手段と、
を備えていることを特徴とするアキュムレータのガス圧縮率検知器。 - 置換シリンダの置換液体室は、本体気体室に連通する代替置換気体室に変更し、置換気体室は代替置換液体室に変更し、前記代替置換液体室は変圧シリンダの第1液体室に連通させ、第2液体室は分岐部を介して本体液体室に連通させることを特徴とする請求項19記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- センサ手段は、単数、又は、複数配設されていることを特徴とする請求項1〜20いずれかに記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 前記置換分離部材は、ベローズであることを特徴とする請求項1記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
- 前記ベローズの下端部は、置換液体室の底部に固定され、その上端部は磁石を備えたシール板により閉鎖されていることを特徴とする請求項22記載のアキュムレータのガス圧縮率検知器。
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JP2018177883A JP2020051436A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | アキュムレータのガス圧縮率検知器 |
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Publications (1)
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JP2018177883A Pending JP2020051436A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | アキュムレータのガス圧縮率検知器 |
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