JP2020049504A - レーザ加工装置およびレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い追加工を自動で行うことが可能なレーザ加工装置、レーザ加工方法および加工装置を提供する。【解決手段】レーザ加工装置(1)は、製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行う。レーザ加工装置(1)は、製品パターンに対応した画像データを格納する画像データ制御手段(2)と、画像データ制御手段から提供される画像データに基づいてダイボードにレーザ加工を行うレーザ加工部(3)と、ダイボード上に加工された製品パターンを撮影し、その情報を画像データ制御手段に伝送する撮影部(4)とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ加工装置、レーザ加工方法および加工装置に関し、製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行うレーザ加工装置、レーザ加工方法および加工装置に関する。
従来から、紙器、ダンボール箱または樹脂フィルム箱などの包装箱は、これらの展開形状の型を有する抜き型を用いて打抜加工することにより製造されている。打抜加工で用いられる抜き型は、板状の基台と、レーザ加工で形成された型形状のスリットと、スリットに埋め込まれて屈曲した抜き刃とにより形成されている。
近年、包装箱の形状の複雑化や箱全体のデザイン性を重視するなど、より高精度な加工が要求されており、完成後の抜き型に追加工を要求される場合がある。このような場合、完成した抜き型に対し、更にレーザ加工でスリットを追加工し、スリットに抜き刃を埋め込む。
既存の抜き型の一部または全体に、帯刃を埋め込むスリットの追加工を行う方法がある。このような技術が、たとえば特開2018−94616号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1には、事前にテーブルや加工素材にあらかじめ基準点などを加工することで、追加工を行う場合の位置決めや補正を自動的に行うことができるレーザ加工機が開示されている。
特開2018−94616号公報
上記特許文献1のレーザ加工機は、事前に位置決めマークが作成されている抜き型である必要があり、位置決めマークが事前に作成されていない抜き型には使用できない。また、位置決めマークが作成されていない場合、手作業で位置決めを行う必要があるため、煩雑であるとともに精度も低かった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、精度の高い追加工を自動で行うことが可能なレーザ加工装置、レーザ加工方法および加工装置を提供することを課題とする。
本発明のある局面によるレーザ加工装置は、製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行う。レーザ加工装置は、製品パターンに対応した画像データを格納する画像データ制御手段と、画像データ制御手段から提供される画像データに基づいてダイボードにレーザ加工を行うレーザ加工部と、ダイボード上に加工された製品パターンを撮影し、その情報を画像データ制御手段に伝送する撮影部とを備える。画像データ制御手段は、あらかじめ記憶した画像データ上の基準となるべき2点以上の基準位置情報および追加のレーザ加工すべき追加工部分の追加工位置情報を特定して記憶する位置情報特定手段を含む。撮影部は、基準位置情報に対応するダイボード上の製品パターンの2点以上を撮影し、その2点以上の実測位置情報を画像データ制御手段に伝送する実測位置情報伝送手段を含む。画像データ制御手段は、撮影部から送られてきた実測位置情報と、あらかじめ記憶した基準位置情報とを比較し、それらが一致するように、基準位置情報を補正する位置情報補正手段を含む。レーザ加工部は、画像データ制御手段から提供される補正後の追加工位置情報に基づいて、ダイボードに追加のレーザ加工を行う追加工作業部を含む。
好ましくは、実測位置情報は、XY座標を用いて表される。
好ましくは、ダイボードは、抜き刃が突出する表面と、抜き刃が埋め込まれている裏面とを有し、撮影部は、ダイボードの裏面を撮影する。
本発明のある局面によるレーザ加工方法は、製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行う。レーザ加工方法は、製品パターンに対応した画像データを画像データ制御手段に格納する工程と、画像データ制御手段で2点以上の基準位置情報を検出する工程と、撮影部で基準位置情報に対応するダイボード上の製品パターンの2点以上を撮影し、基準位置情報に対応する2点以上の実測位置情報を画像データ制御手段に伝送する工程と、実測位置情報と基準位置情報とを比較して、それらが一致するように、基準位置情報を補正する工程と、画像データ制御手段において、追加工する追加工位置情報の算出を行う工程と、追加工位置情報の算出結果に基づいて、レーザ加工部でダイボードに追加のレーザ加工を行う工程とを備える。
本発明のある局面による加工装置は、製品パターンに対応した画像データに基づいて対象製品に追加工を行う。加工装置は、製品パターンに対応した画像データを格納する画像データ制御手段と、画像データ制御手段から提供される画像データに基づいて対象製品に加工を行う加工部と、追加工すべき対象製品を撮影し、その情報を画像データ制御手段に伝送する撮影部とを備える。画像データ制御手段は、あらかじめ記憶した画像データ上の基準となるべき2点以上の基準位置情報および追加工すべき追加工部分の追加工位置情報を特定して記憶する位置情報特定手段を含む。撮影部は、基準位置情報に対応する対象製品上の製品パターンの2点以上を撮影し、その2点以上の実測位置情報を画像データ制御手段に伝送する実測位置情報伝送手段を含む。画像データ制御手段は、撮影部から送られてきた実測位置情報と、あらかじめ記憶した基準位置情報とを比較し、それらが一致するように、基準位置情報を補正する位置情報補正手段を含む。加工部は、画像データ制御手段から提供される補正後の基準位置情報に基づいて、対象製品に追加工を行う追加工作業部を含む。
本発明のレーザ加工装置、レーザ加工方法および加工装置によれば、あらかじめ位置決めマーク加工などがされていない素材でも、精度の高い追加工を自動で行うことが可能となる。
ダイボードを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置を示す模式図である。 画像データ制御手段の一例を示す模式図である。 ダイボードを加工テーブル上に載置した場合の一例を示す平面図である。 画像データ制御手段で画像データを補正したことを示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るレーザ加工方法を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
<ダイボードについて>
本発明の一実施形態のレーザ加工装置1についての説明に先立ち、レーザ加工装置1で製造するダイボード50について説明する。ダイボード50は、たとえば紙器、ダンボール箱または樹脂フィルム箱などの包装箱を製造する際に用いられる抜き型である。
図1(a)は、ダイボード50の平面図であり、図1(b)は、ダイボード50の正面図である。ダイボード50は、基台51と、基台51に設けられる溝部52と、溝部52に埋め込まれる抜き刃53とを備える。
基台51は、表面51aと裏面51bとを有する矩形状であり、たとえば薄板が複数積層されることにより形成される。
溝部52は、たとえば展開した包装箱などの外縁部に沿って形成される。溝部52は、基台51の表面51aから裏面51bに向かって貫通する貫通溝であることが好ましい。溝部52は、下述するレーザ加工装置1により形成される。溝部52は、断続的に設けられていてもよいし、連なって設けられていてもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
抜き刃53は、金属製の薄板状であり、包装箱の外縁部を切断するための第1刃部53aと、包装箱の折り曲げ部を形成するための第2刃部53bとを有する。第1刃部53aは、先端が尖っている刃物であるが、第2刃部53bは、先端が尖っていない罫線刃である。なお、理解容易のため、図1(a)において、第2刃部53bを破線で示している。図1(b)に示すように、抜き刃53は、溝部52に差し込まれるため、表面51aから突出し、裏面51bからは突出していない。これにより、包装箱を製造する場合には、製紙をダイボード50の表面51a側から押圧して切断する。なお、図1(a)に示すように、ダイボード50を平面から見ると、抜き刃53と溝部52の位置は一致する。
このような完成したダイボード50に追加工を行う場合、本実施の形態のレーザ加工装置1を用いる。追加工とは、基台51に抜き刃53を埋め込んで完成させたダイボード50に対して、更に追加のレーザ加工を行って、溝部52を形成する加工法である。
次に、図2〜図5を参照して、レーザ加工装置1について説明する。なお、図3,5の画像データ60において、第2刃部53bを埋め込む溝部52に対応する図形データ61を破線で示し、図4のダイボード50において、第1,2刃部53a,53bを埋め込んだ溝部52を区別せずに実線で示している。
<レーザ加工装置について>
図2に示すように、レーザ加工装置1は、画像データ制御手段2と、レーザ加工部3と、撮影部4と、加工テーブル5とを備える。
(画像データ制御手段について)
図2,図3に示すように、画像データ制御手段2は、製品パターンに対応した画像データ60を格納する。画像データ制御手段2は、たとえばパソコンなどに格納されているCADなどの演算装置である。製品パターンとは、既にダイボード50に形成されている溝部52のパターンである。画像データ60は、製品パターン52に加えて、追加のレーザ加工を行う追加工部分(追加工位置情報)64の加工図形を含むデータである。つまり、画像データ制御手段2の図形データ61と、既にダイボード50に形成されている溝部52のパターンは、追加工部分64を除き一致するものとする。
画像データ制御手段2は、位置情報特定手段21と位置情報補正手段22とを含む。本実施の形態では、画像データ制御手段2としてのCADが、位置情報特定手段21および位置情報補正手段22の役割を兼ねている。
位置情報特定手段21は、図3に示す基準位置情報62a,62bおよび追加工位置情報64を特定して記憶する。
基準位置情報62a,62bは、あらかじめ記憶した画像データ60上の基準となるべき点である。図3の基準位置情報62a,62bは、図形データ上の任意の2点である。基準位置情報62a,62bは、少なくとも2点以上であればよく、3点以上であれば位置情報補正の精度が増す。基準位置情報62a,62bは、作業者が認識しやすい箇所であればよく、たとえば画像データ60の上下端または左右端、図形データ61の線上の任意の点、交点、図形データ61の中央点などであってもよい。図3において、基準位置情報62a,62bは、図形データ61の端部、かつ、線と線が交わる交点である。
追加工位置情報64は、追加のレーザ加工すべき追加工部分である。追加工部分64は、製品毎に異なる。具体的には、図3における追加工位置情報64は、箱の蓋部分の開口部に設けられる指を差し込む部分である。
位置情報補正手段22は、撮影部4から送られてきた実測位置情報52a,52bと、あらかじめ記憶した基準位置情報62a,62bとを比較し、それらが一致するように、基準位置情報62a,62bを補正する。図4に示すように、実測位置情報52a,52bは、加工テーブル5上に載置したダイボード50上のダイボード50の位置情報であり、上述した基準位置情報62a,62bと対応する位置である。そのため、実測位置情報52a,52bの数は、基準位置情報62a,62bの数と同一である。位置情報補正手段22により基準位置情報62a,62bを補正することで、追加工位置情報64(図3)の位置も補正される。
(レーザ加工部について)
図2に示すように、レーザ加工部3は、画像データ制御手段2から提供される画像データ60に基づいてダイボード50にレーザ加工を行う。具体的には、レーザ加工部3は、画像データ制御手段2から提供される補正後の追加工位置情報64に基づいて、ダイボードに追加のレーザ加工を行う追加工作業部31を含む。レーザ加工部3は、加工テーブル5の上方に設けられており、ダイボード50にレーザを照射する。レーザが照射されることにより、ダイボード50に溝部52が形成される。レーザ加工部3は、加工テーブル5に対して離れる方向または近づく方向に移動してもよいし、二次元方向に移動してもよい。
(撮影部について)
図2,図4に示すように、撮影部4は、ダイボード50上に加工された製品パターン52を撮影し、その情報を画像データ制御手段2に伝送する。具体的には、撮影部4は、基準位置情報62a,62bに対応するダイボード50上の製品パターン52の2点の実測位置情報52a,52bを撮影し、その2点の実測位置情報52a,52bを画像データ制御手段2に伝送する実測位置情報伝送手段41を含む。撮影部4は、ダイボード50を撮影できる手段であればよく、たとえばCCDカメラ等である。撮影部4には、製品パターン52の実測位置情報52a,52bを正確に測定するために、たとえばトンボ、十字形状(+)などの位置決め手段を投影する機能や撮影画像表示手段などを、画面上に表示する機能を設けてもよい。
また、撮影部4は、加工テーブル5の上方に設けられることが好ましい。撮影部4は、レーザ加工部3に取り付けられていてもよいし、レーザ加工部3とは別個に設けられていてもよい。なお、図4において、理解を容易にするために、ダイボード50は加工テーブル5に対して極端に傾いているが、実際は加工テーブル5の位置決め基準5aに合わせて載置されるものであるとする。実測位置情報52a,52bは、たとえば、XY座標を用いて表されることが好ましい。
なお、本実施の形態では、撮影部4は、ダイボード50の表面51aを撮影しているが、ダイボード50の溝部52が裏面51bにも貫通している場合には、裏面51bを撮影してもよい。ダイボード50の表面51aには、打ち抜き切断時に打ち抜き素材を押さえるため、スポンジなどの弾性体が抜き刃53に沿って取り付けられている場合がある。そのため、表面51aよりも裏面51bの方が撮影部4で実測位置情報52a,52bを認識、撮影しやすいからである。
(加工テーブルについて)
図2に示すように、加工テーブル5は、ダイボード50の裏面51bを支持する。加工テーブル5は、たとえば、X方向に移動するテーブルとY方向に移動するテーブルとを備え、二次元方向に移動することができる。加工テーブル5には、ダイボード50を載置する場合に目印となる位置決め基準5aが設けられていてもよい。
次に、さらに図6を参照して、レーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法について説明する。
<レーザ加工方法について>
まず、図6に示すように、製品パターン52に対応した画像データ60を画像データ制御手段2に格納する(画像データの格納工程:S1)。具体的には、図3に示すように、パソコン70に格納されているCAD内に画像データ60を保存する。
上述したように、画像データ60は、ダイボード50に形成されている溝部52(製品パターン52)に加えて、追加のレーザ加工を行う追加工部分64の加工図形を含むデータである。つまり、画像データの格納工程S1では、製品パターン52のデータに、追加工部分64のデータを加えた画像データ60をCADに保存する。
次に、画像データ制御手段2の位置情報特定手段21で基準位置情報62a,62bを検出する(位置検出工程:S2)。具体的には、図3に示すように、作業者は、図形データ61上の2点の基準位置情報62a,62bを検出する。基準位置情報62a,62bは、XY座標を用いて表されることが好ましい。なお、上述のように、基準位置情報62a,62bは、作業者が任意で設定する2点以上の点であればよいが、本実施の形態では、2点を設定するものとする。
次に、撮影部4で基準位置情報62a,62bに対応するダイボード50上の製品パターン52の2点を撮影する(撮影工程:S3)。まず、図4に示すように、追加工を行うべきダイボード50を加工テーブル5上に載置する。通常、ダイボード50を加工テーブル5上に載置する場合には、ダイボード50を加工テーブル5の位置決め基準5aに合わせて載置するが、図5では、基台51に対して斜めに載置している場合を示している。位置検出工程S2で検出した基準位置情報62a,62bに対応する実測位置情報52a,52bをダイボード50上で撮影する。撮影工程S3は、撮影部4で撮影するだけでなく、撮影部4を通して目視で確認することも含む。
撮影部4には、たとえば十字形状(+)などの位置決め手段が設けられているため、基準位置情報62a,62bに対応する箇所を位置決め手段に合わせることで、実測位置情報52a,52bを正確に検出することができる。実測位置情報52a,52bは、XY座標を用いて表される。基準位置情報62a,62bは、作業者が認識しやすい箇所であるため、基準位置情報62a,62bに対応するダイボード50上の実測位置情報52a,52bの検出を簡単に行うことができる。
基準位置情報62a,62bに対応する2点の実測位置情報52a,52bを画像データ制御手段2に伝送する(伝送工程:S4)。具体的には、撮影部4で撮影した実測位置情報52a,52bを画像データ制御手段2の位置情報補正手段22に伝送する。この場合、撮影工程S3で撮影した実測位置情報52a,52bのXY座標を画像データ制御手段2の位置情報補正手段22に入力する。この入力作業は、作業者が手動で行ってもよいし、撮影工程S3を行うと同時に自動で画像データ制御手段2に伝送されてもよい。
次に、位置情報補正手段22で、実測位置情報52a,52bと基準位置情報62a,62bとを比較して、それらが一致するように基準位置情報62a,62bを補正する(補正工程:S5)。画像データ制御手段2の位置情報補正手段22は、実測位置情報52a,52bに合わせて、基準位置情報62a,62bを修正する。
具体的には、図5に示すように、実測位置情報52a,52bを結ぶ線の傾きに、基準位置情報62a,62bを結ぶ線の傾きを合わせる。つまり、実際のダイボード50の傾きに、パソコン70のCADの画像データ60の傾きを合わせ、実際のダイボード50のXY座標とパソコン70のCADの画像データ60のXY座標を一致させる。これにより、基準位置情報62a,62bが実測位置情報52a,52bに対応する。さらに、位置情報補正手段22により基準位置情報62a,62bを補正することで、追加工位置情報64も補正される。なお、基準位置情報62a,62bを補正する手段は、この方法に限られず、周知の補正手段を用いることができる。
画像データ制御手段2の位置情報補正手段22において、追加工する追加工位置情報64の算出を行う(追加工位置算出工程:S6)。図5に示すように、本実施の形態の追加工位置情報64は、箱の蓋部分の開口部に設けられる指を差し込む指差し込み部である。
追加工位置情報64の算出結果に基づいて、レーザ加工部3の追加工作業部31でダイボード50にレーザ加工を行う(レーザ加工工程:S7)。上述した指差し込み部の追加工位置情報64を元に、ダイボード50に対してレーザ加工を行って、溝部52を形成する。その後、溝部52に対して、抜き刃を埋め込む。
これにより、ダイボード50に対して追加工を行う場合に、追加工を行う作業者が任意で設定した基準位置情報62a,62bと、ダイボード50の実測位置情報52a,52bを比較して、画像データ制御手段2に保存した画像データ60をダイボード50の製品パターン52に合わせて補正することができるため、ダイボード50にあらかじめ位置決めマークなどの基準点を設定しなくても、高精度に追加工を行うことができる。さらに、追加工を行うダイボード50に合わせて、画像データ60を補正するため、図4に示すように、加工テーブル5のマーク部5aにダイボード50の角部を正確に合わせる必要がなく、ダイボード50の載置不備や加工不備などがあっても問題がない。したがって、本実施の形態のレーザ加工装置1およびレーザ加工方法を用いることで、精度の高い追加工を行うことができる。
以上、ダイボード50の溝部を追加工するレーザ加工装置1について説明したが、完成品に対して追加工を行うものであればダイボード50に限定されない。
<加工装置について>
加工装置は、上述したレーザ加工装置と同様の構成を備え、同様の方法で加工されるが、追加工対象がダイボード50ではない点で異なる。加工装置は、製品パターンに対応した画像データに基づいて対象製品に追加工を行うものである。加工装置は、たとえば既に加工した紙器、ダンボール箱または樹脂フィルム箱などの包装箱に対して更に加工を行う場合に用いるサンプルカット機などである。追加工対象は、薄板状であればよく、たとえば製紙、段ボール、発泡材などであってもよい。
なお、上記実施の形態において、画像データ制御手段2は、パソコン70に格納されているCADであるとして説明したが、他の演算装置を用いてもよい。また、画像データ制御手段2の位置情報特定手段21および位置情報補正手段22は、CADが行うとして説明したが、それぞれ別の演算装置を用いてもよい。
また、基準位置情報62a,62bおよび実測位置情報52a,52bは、XY座標を用いて表されるとしたが、位置情報を表す手段であれば、XY座標に限定されない。
さらに、上記実施の形態において、画像データの格納工程S1および位置検出工程S2を行った後に、撮影工程S3および伝送工程S4を行ったが、撮影工程S3および伝送工程S4を行った後に、撮影不良などの不備やエラーがあった場合、画像データの格納工程S1および位置検出工程S2を行ってもよいし、画像データの格納工程S1および位置検出工程S2を行うと同時に、撮影工程S3および伝送工程S4を行ってもよい。
また、レーザ加工装置1は、ダイボード50を載置する加工テーブル5を備えるとしたが、必ずしも加工テーブル5は備えなくてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 レーザ加工装置、2 画像データ制御手段、3 レーザ加工部、4 撮影部、5 加工テーブル、5a 位置決め基準、21 位置情報特定手段、22 位置情報補正手段、31 追加工作業部、41 実測位置情報伝送手段、50 ダイボード、51a 表面、51b 裏面、51 基台、52 製品パターン(溝部)、52a,52b 実測位置情報、53 抜き刃、53a 第1刃部、53b 第2刃部、60 画像データ、61 図形データ、62a,62b 基準位置情報、64 追加工位置情報(追加工部分)、70 パソコン。

Claims (5)

  1. 製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行うレーザ加工装置であって、
    前記製品パターンに対応した画像データを格納する画像データ制御手段と、
    前記画像データ制御手段から提供される前記画像データに基づいて前記ダイボードにレーザ加工を行うレーザ加工部と、
    前記ダイボード上に加工された前記製品パターンを撮影し、その情報を前記画像データ制御手段に伝送する撮影部とを備え、
    前記画像データ制御手段は、あらかじめ記憶した前記画像データ上の基準となるべき2点以上の基準位置情報および追加のレーザ加工すべき追加工部分の追加工位置情報を特定して記憶する位置情報特定手段を含み、
    前記撮影部は、前記基準位置情報に対応する前記ダイボード上の前記製品パターンの2点以上を撮影し、その2点以上の実測位置情報を前記画像データ制御手段に伝送する実測位置情報伝送手段を含み、
    前記画像データ制御手段は、前記撮影部から送られてきた前記実測位置情報と、あらかじめ記憶した前記基準位置情報とを比較し、それらが一致するように、前記基準位置情報を補正する位置情報補正手段を含み、
    前記レーザ加工部は、前記画像データ制御手段から提供される補正後の追加工位置情報に基づいて、前記ダイボードに追加のレーザ加工を行う追加工作業部を含む、レーザ加工装置。
  2. 前記実測位置情報は、XY座標を用いて表される、請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記ダイボードは、抜き刃が突出する表面と、前記抜き刃が埋め込まれている裏面とを有し、
    前記撮影部は、前記ダイボードの裏面を撮影する、請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 製品パターンに対応した画像データに基づいてレーザ加工が行われたダイボードに対して追加のレーザ加工を行うレーザ加工方法において、
    前記製品パターンに対応した画像データを画像データ制御手段に格納する工程と、
    前記画像データ制御手段で2点以上の基準位置情報を検出する工程と、
    撮影部で前記基準位置情報に対応する前記ダイボード上の前記製品パターンの2点以上を撮影し、前記基準位置情報に対応する2点以上の実測位置情報を前記画像データ制御手段に伝送する工程と、
    前記実測位置情報と前記基準位置情報とを比較して、それらが一致するように、前記基準位置情報を補正する工程と、
    前記画像データ制御手段において、追加工する追加工位置情報の算出を行う工程と、
    前記追加工位置情報の算出結果に基づいて、レーザ加工部で前記ダイボードに追加のレーザ加工を行う工程とを備える、レーザ加工方法。
  5. 製品パターンに対応した画像データに基づいて対象製品に追加工を行う加工装置であって、
    前記製品パターンに対応した画像データを格納する画像データ制御手段と、
    前記画像データ制御手段から提供される前記画像データに基づいて前記対象製品に加工を行う加工部と、
    追加工すべき対象製品を撮影し、その情報を前記画像データ制御手段に伝送する撮影部とを備え、
    前記画像データ制御手段は、あらかじめ記憶した前記画像データ上の基準となるべき2点以上の基準位置情報および追加工すべき追加工部分の追加工位置情報を特定して記憶する位置情報特定手段を含み、
    前記撮影部は、前記基準位置情報に対応する前記対象製品上の製品パターンの2点以上を撮影し、その2点以上の実測位置情報を前記画像データ制御手段に伝送する実測位置情報伝送手段を含み、
    前記画像データ制御手段は、前記撮影部から送られてきた前記実測位置情報と、あらかじめ記憶した前記基準位置情報とを比較し、それらが一致するように、前記基準位置情報を補正する位置情報補正手段を含み、
    前記加工部は、前記画像データ制御手段から提供される補正後の基準位置情報に基づいて、前記対象製品に追加工を行う追加工作業部を含む、加工装置。
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WO2021187341A1 (ja) 2020-03-19 2021-09-23 キヤノン株式会社 光電変換素子、該光電変換素子を有する光電変換装置

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