JP2020046354A - 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム - Google Patents

温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020046354A
JP2020046354A JP2018176332A JP2018176332A JP2020046354A JP 2020046354 A JP2020046354 A JP 2020046354A JP 2018176332 A JP2018176332 A JP 2018176332A JP 2018176332 A JP2018176332 A JP 2018176332A JP 2020046354 A JP2020046354 A JP 2020046354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature threshold
resonance circuit
temperature
solid organic
organic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018176332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7204396B2 (ja
Inventor
智仁 川嶋
Tomohito Kawashima
智仁 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2018176332A priority Critical patent/JP7204396B2/ja
Publication of JP2020046354A publication Critical patent/JP2020046354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7204396B2 publication Critical patent/JP7204396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造の温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システムを提供することである。【解決手段】本実施形態に係る温度閾値センサは、共振回路と、共振回路の表面を覆う第1の被覆部材と、共振回路の裏面を覆う第2の被覆部材と、共振回路に接する固体有機材料を有する。温度閾値検知装置は、電磁波を送信する送信部と、電磁波を受信する受信部と、共振周波数検知する検知部と、温度上昇を検知したと判断する判断部と、を有する。温度閾値検知システムは、温度閾値センサと温度閾値検知システムを有する。【選択図】 図7

Description

本発明は温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システムに関する。
近年、簡易な構造の温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システムが求められている。
特開2008-164587号公報
本発明の本実施形態は、簡易な構造の温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態の温度閾値センサでは、共振回路と、共振回路の表面を覆う第1の被覆部材と、共振回路の裏面を覆う第2の被覆部材と、共振回路に接する固体有機材料を有する。
本実施形態に係る温度閾値センサの断面図である。 本実施形態に係る温度閾値センサの平面図である。 本実施形態に係る共振回路の平面図である。 本実施形態に係る共振回路の平面図である。 本実施形態に係る共振回路の平面図である。 本実施形態に係る温度閾値センサの断面図の別の例である。 本実施形態に係る温度閾値センサの平面図の別の例である。 本実施形態に係る温度閾値センサの断面図の別の例である。 本実施形態に係る温度閾値センサの平面図の別の例である。 本実施形態に係る温度閾値センサの周波数と信号強度の特性図である。 本実施形態に係る温度閾値検知装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る温度閾値検知システムの構成を示すブロック図である。
以下、発明を実施するための本実施形態について説明する。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさや比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と図面において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)図1a、1bは、本実施形態に係る温度閾値センサ10の断面図、平面図である。図1aは、図1bの破線Aにおける断面図である。図1a、1bに示すように、温度閾値センサ10は、共振回路11、共振回路11の表面を覆う第1の被覆部材12aと、共振回路11の裏面を覆う第2の被覆部材12b、固体有機材料13、誘電体材料14を有する。
図2a、2b、2cは本実施形態に係る共振回路21の平面図である。図2a、2b、2cに示すように、共振回路21は、正方形または長方形の薄い金属板に貫通した溝を掘ったもの、もしくはプリンターで紙やプラスチック、フィルムなどに回路を印刷したものである。上記どちらの場合も、共振回路21の材料としては、例えば、CuやAl、Feといった導電性を有する金属を用いることができる。特に、導電性が高いCu、または加工しやすいAlが好ましい。
共振回路11が電磁波を受信すると、共振回路11は少なくとも反射または共振のいずれかを起こす。共振回路11の挙動は受信した電磁波の周波数に依存する。
共振回路11に対し、あらかじめ設定した範囲の周波数の電磁波を受信し電磁波の周波数に対する信号強度が極小となる場合、この周波数を共振周波数と定義する。共振回路11に用いられる金属板は、形状が変化するだけでなく別の物質に接しても共振周波数は変化する。
共振回路11は、第1、及び第2の被覆部材12a、12bの狭間に位置する。固体有機材料13は、共振回路11と接し、誘電体材料14は、固体有機材料13に隣接して設けられる。固体有機材料13が融解した場合、固体有機材料13と、固体有機材料13に隣接する誘電体材料14とが混合し、誘電体材料14が共振回路11に接する。
第1、及び第2の被覆部材12a、12bのうち少なくとも片方は、薄い板状の物質であり、材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ガラス、エポキシ樹脂、雲母、石英、セロファン、ゴムといった常温常圧において比誘電率が10以下の物質を用いることができる。
本実施形態では、共振回路11に別の物質が接する場合、共振周波数が変化する。誘電体材料14が共振回路11に接することで、共振回路11の共振周波数が変化し、固体有機材料13が融解したことを検知できる。
電磁波を遮蔽するような物質を第1、及び第2の被覆部材12a、12bとして用いた場合、共振周波数が正しく検知できない恐れがある。そのため、第1、及び第2の被覆部材12a、12bは薄い板状の物質であり、材料としては、常温常圧において比誘電率が10以下の物質を用いることが好ましい。
固体有機材料13は、共振回路11と接し、誘電体材料14は、固体有機材料13に隣接して設けられる。固体有機材料13の材料としては、例えば、ペンタデカン,ヘキサデカン,1-ヘプタデカンなどの脂肪族炭化水素、ミリスチン酸エチル,ミリスチン酸ブチル,カプロン酸メチル,カプリン酸メチル,ラウリン酸エチルなどのエステル類といった、常温常圧において液体または固体である物質を用いることができる。(特に、融点が定まるよう固体有機材料13は不純物のない純物質が好ましい。)
固体有機材料13が融解した場合、共振回路11に誘電体材料14が接し、共振回路11の共振周波数が変化する。融点は物質固有の値であり、温度閾値センサ10の温度が固体有機材料13の融点超えると融解する。固体有機材料13は、融点の異なる別の物質を代わりに用いることで、異なる温度の温度閾値センサ10として使用することができる。
誘電体材料14は、固体有機材料13に隣接して設けられる。誘電体材料14の材料としては、例えば、水やエタノールといった、常温常圧において液体または固体であり、常温常圧において比誘電率が10以上の物質を用いることができる。特に、常温常圧において比誘電率が20以上の物質を用いることが好ましい。
一般に物質の共振周波数は、材質及び形状が大きく影響する。共振回路11に用いられる金属板は、形状が変化するだけでなく別の物質に接しても共振周波数は変化する。なお誘電体と接触する場合、その接触する物質の比誘電率が高いほど共振回路11の共振周波数は大きく変化し、比誘電率が高い代表的な物質としては水やエタノールなどが挙げられる。
共振回路11及び誘電体材料14に接する固体有機材料13は、融点に達すると融解する。あらかじめ誘電体材料14に(乳化剤などの)界面活性剤を混合しておくことで、固体有機材料13が融解した場合、固体有機材料13と誘電体材料14が混合しやすくなる。固体有機材料13の融解及び、固体有機材料13と誘電体材料14の混合によって、誘電体材料14が共振回路11に接することになる。
図6は本実施形態に係る温度閾値検知装置100の構成を示すブロック図である。図6に示すように、温度閾値検知装置100は、送信部101、制御部102、受信部103、検知部104、判断部105を有する。
送信部101は、ある範囲の周波数の電磁波を送信する。この場合、一定時間ごとに電磁波を送信するよう制御部102が送信部101に指示をする。この電磁波を送信部101が送信することで共振回路11は少なくとも反射または共振のいずれかを起こす。共振回路11から反射された電磁波を受信部103が受信する。受信した電磁波は検知部104に伝達され、ある範囲の電磁波の周波数に対する信号強度が極小の値を取る場合、その周波数が共振周波数であると、検知部104が検知する。検知した共振周波数が前回の共振周波数と比較してあらかじめ定めたしきい値の範囲を超えて変化した場合に、固体有機材料13が融解し、共振回路11に誘電体材料14が接したことを検知したと判断部105が判断する。固体有機材料13が融解し、共振回路11に誘電体材料14が接したことを検知したと制御部102に伝達し、温度閾値検知装置100の使用者に知らせるため、制御部102が検知信号を発する。検知信号は、例えば少なくとも光または音または画面表示または振動のいずれかを用いることができる。
図7は本実施形態に係る温度閾値検知システム200の構成を示すブロック図である。図7に示すように、温度閾値検知システム200は、温度閾値センサ10と温度閾値検知装置100を有する。この温度閾値センサ10と温度閾値検知装置100は電磁波を介して交信することができる。この場合、一定時間ごとに電磁波を送信するよう温度閾値検知装置100の制御部102が送信部101に指示をする。制御部102からの指示に従い、温度閾値検知装置100の送信部101は、電磁波を送信する。共振回路11は送信されたある範囲の電磁波の周波数に応じて少なくとも反射または共振のいずれかを起こす。反射された電磁波を温度閾値検知装置100の受信部103が受信し、ある範囲の電磁波の周波数に対する信号強度が極小の値を取る場合、検知部104がその周波数を共振周波数と検知する。ある範囲とは、例えば、共振周波数となりうる周波数の範囲をあらかじめ測定しておき、共振周波数が含まれる範囲の周波数を指す。検知した共振周波数が前回の共振周波数と比較してあらかじめ定めたしきい値の範囲を超えて変化した場合に、固体有機材料13が融解し、共振回路11に誘電体材料14が接したことを検知したと判断部105が判断する。判断部105は固体有機材料13が融解し、共振回路11に誘電体材料14が接したことを検知したと制御部102に伝達し、制御部102は、温度閾値検知装置100の使用者に知らせるため、制御部102が検知信号を発する。検知信号は、例えば少なくとも光または音または画面表示または振動のいずれかを用いることができる。
共振回路11が電磁波を受信した場合、共振回路11は少なくとも反射または共振のいずれかを起こす。共振回路11の挙動は受信した電磁波の周波数に依存する。共振回路11に対し送信部101から周波数の異なる電磁波を送信する。共振回路11に送信した電磁波が反射し、その反射した電磁波の周波数に対する信号強度を受信部103にて受信する。共振回路11から反射した電磁波の周波数が共振周波数の場合、受信部103にて受信する電磁波の周波数に対する信号強度は減少する。共振周波数の電磁波を送信した後も周波数の異なる電磁波を送信し続けると、再び共振回路11に送信した電磁波の周波数に対する信号強度は増加する。すなわち、共振回路11に対し送信部101から周波数の異なる電磁波を送信した場合、電磁波の周波数に対する信号強度は、その周波数が共振周波数において減少するため、電磁波の周波数に対する信号強度を観測することで共振回路11の共振周波数を特定することができる。
図5は本実施形態に係る温度閾値センサ10の周波数と信号強度の特性図である。図5に共振回路11に送信した電磁波の周波数に対する信号強度の関係を示す。実線は共振回路11に誘電体材料14が接してないときの関係、破線は共振回路11に誘電体材料14が接しているときの特性を示したものである。どちらの場合も共振周波数において電磁波の周波数に対する信号強度は減少する。共振回路11に誘電体材料14が接しているときの共振周波数と、共振回路11に誘電体材料14が接してないときの共振周波数は異なっている。従って、共振周波数を観測することによって共振回路11に誘電体材料14が接しているかどうかを判断することができる。
本実施形態によれば、共振回路11を用いて、共振周波数を観測することで共振回路11に誘電体材料14が接触の有無を判断することができる。すなわち、温度上昇を検知できる。また温度閾値センサ10の共振回路11に外部機器へ通信するための電源等を使用しないことから、簡易な構造の温度閾値センサ10を提供することができる。
(第2の実施形態)図3a、3bは本実施形態に係る温度閾値センサ30の断面図、平面図の別の例である。図3aは、図3bの破線Bにおける断面図である。図3a、3bに示すように、温度閾値センサ30は、共振回路31、第1、及び第2の被覆部材32a、32b、固体有機材料33、誘電体材料34、第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cを有する。共振回路31、第1、及び第2の被覆部材32a、32b、固体有機材料33、誘電体材料34については、第1の実施形態の共振回路11、第1、及び第2の被覆部材12a、12b、固体有機材料13、誘電体材料14と同様である。第1の実施形態に係る温度閾値センサ10と異なる点は、温度閾値センサ30が第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cを有することである。
第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cは、第1、及び第2の被覆部材32a、32bの狭間に位置する。さらに第1の分離器35aは、共振回路31と固体有機材料33の間に位置し、第2の分離器35bは、固体有機材料33と誘電体材料34の間に位置し、第3の分離器35cは、誘電体材料34と接する。第1、及び第2の分離器35a、35bは共振回路31から取り外すことができる。第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cは、材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ガラス、エポキシ樹脂、雲母、石英、セロファン、ゴムといった常温常圧において比誘電率が10以下の物質を用いることができる。
本実施形態では、共振回路31に別の物質が接する場合、共振周波数が変化する。誘電体材料34が共振回路31に接することで、共振回路31の共振周波数が変化し、固体有機材料33が融解したことを検知できる。
電磁波を遮蔽するような物質を第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cとして用いた場合、共振周波数が正しく検知できない恐れがある。そのため、第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cは、材料としては、常温常圧において比誘電率が10以下の物質を用いることが好ましい。
本実施形態の温度閾値センサ30は、温度が固体有機材料33の融点に達することで固体有機材料33が融解し、温度閾値センサ30がしきい値を超えた温度上昇を検知したと判断する。
温度閾値センサ30を使用する場合、使用する環境の温度に合わせて固体有機材料33を選択するため、常温常圧において液体を用いる場合がある。第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cを有さない温度閾値センサ30を使用する場合、常に固体有機材料33の融点以下を保ち続けながら保存する必要があり、手間と時間がかかる状態は好ましいとはいえない。さらに、使用する前に一度でも固体有機材料33の融点以上の温度になった場合、固体有機材料33が融解し共振回路31と誘電体材料34が接するため、温度閾値センサ30として使用することができなくなる。これらを防ぐために、本実施形態では、温度閾値センサ30を使用する前では、共振回路31、固体有機材料33、誘電体材料34が互いに触れないよう第1、及び第2の分離器35a、35bがこれらの間に位置する。固体有機材料33が常温常圧において液体を用いる場合においても、第1、及び第2の分離器35a、35bの存在により、常温常圧において液体の固体有機材料33は共振回路31及び誘電体材料34とは接さず、混合しない。すなわち、温度閾値センサ30を使用する前に固体有機材料33の融点以下の温度を保ち続けながら保存する必要がなく、使用する直前に固体有機材料33の融点以下の温度に冷却し、冷却後に第1、及び第2の分離器35a、35bを取り外すことで使用することができる。第1、及び第2の分離器35a、35bを取り外した場合、共振回路31、固体有機材料33、誘電体材料34は、互いに接することが可能となる。固体有機材料33の融点以下の温度では、共振回路31と誘電体材料34の間に存在する固体有機材料33によって、共振回路31と誘電体材料34が互いに接しない。固体有機材料33の融点以上の温度では固体有機材料33が融解し、共振回路31と誘電体材料34は接することが可能となる。さらにあらかじめ誘電体材料34に(乳化剤などの)界面活性剤を混合しておくことで、固体有機材料33が融解した場合、固体有機材料33と誘電体材料34が混合しやすくなる。以上により、固体有機材料33の融解及び、固体有機材料33と誘電体材料34の混合によって、誘電体材料34が共振回路31に接し、温度閾値センサ30として使用することができる。
例えば、冷凍食品や医療用医薬品等は、ある一定の温度以下で保存、運搬する必要な場合がある。しかし、なんらかの原因により温度が上昇し上記製品の品質に影響があったとしても、再度冷却された場合途中で温度上昇があった製品と、一定温度以下を保ち続けた製品を外観から判別するのは容易ではない場合がある。
本実施形態の温度閾値センサ30は、固体有機材料33が融解すると、誘電体材料34と混合し共振回路31に誘電体材料34が接するため、再度冷却し固体有機材料33の融点を下回っても共振回路31の共振周波数は変化前の値には戻らない。そのため、温度閾値センサ30の共振周波数を観測することで、しきい値を超えた温度上昇があったかどうかを容易に判断することができる。
さらに、本実施形態の温度閾値センサ30は、第1、及び第2、及び第3の分離器35a、35b、35cを有することにより、固体有機材料33が常温常圧において液体の場合においても、保存する環境を選ばずに温度閾値センサ30を用いることができる。
さらに、本実施形態では、外部機器へ通信するための電源等が必要ないため、コンパクトな形状にすることが可能であり、様々な製品に対して温度閾値センサ30を用いて温度の管理をすることができる。
(第3の実施形態)図4a、4bは本実施形態に係る温度閾値センサ40の断面図、平面図の別の例である。図4aは、図4bの破線Cにおける断面図である。図4a、4bに示すように、温度閾値センサ40は、共振回路41、第1、及び第2の被覆部材42a、42b、固体有機材料43、誘電体材料44、第1、及び第2、及び第3の分離器45a、45b、45cを有する。共振回路41、第1、及び第2の被覆部材42a、42bについては、第1の実施形態の共振回路11、第1、及び第2の被覆部材12a、12bと同様である。第1の実施形態に係る温度閾値センサ10と異なる点は、温度閾値センサ40が第1、及び第2、及び第3の分離器45a、45b、45cを有し、固体有機材料43、誘電体材料44が共振回路41全体を囲っておらず、一部のみに位置していることである。
本実施形態における温度閾値センサ40において、共振周波数が変化したとき共振回路41に誘電体材料44が接していると判断するため、固体有機材料43に隣接する誘電体材料44の量が、共振回路41表面に接するだけの十分な量がなくても、共振回路41側面に誘電体材料44が接することができれば温度上昇が検知できるほど十分に共振周波数が変化する。
従って、必ずしも固体有機材料43、誘電体材料44が共振回路41全体を囲っておらず、一部のみに位置していることでよい。
以上のように本発明の本実施形態は、簡易な構造の温度閾値センサ10、温度閾値検知装置100及び温度閾値検知システム200を提供することができる。
なお、本発明は、上述の本実施形態のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のいくつかの本実施形態を説明したが、これらの本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11、21、31、41・・・共振回路
12a、22a、32a、42a・・・第1の被覆部材
12b、22b、32b、42b・・・第2の被覆部材
13、33、43・・・固体有機材料
14、34、44・・・誘電体材料
35a、45a・・・第1の分離器
35b、45b・・・第2の分離器
35c、45c・・・第3の分離器
101・・・送信部
102・・・制御部
103・・・受信部
104・・・検知部
105・・・判断部
10、30、40・・・温度閾値センサ
100・・・温度閾値検知装置
200・・・温度閾値検知システム

Claims (10)

  1. 共振回路と、
    前記共振回路の表面を覆う第1の被覆部材と、
    前記共振回路の裏面を覆う第2の被覆部材と、
    前記共振回路に接する固体有機材料と、
    を有する温度閾値センサ。
  2. 誘電体材料を有し、
    前記誘電体材料は、前記第1、及び第2の被覆部材の狭間に位置し、
    前記誘電体材料は、前記固体有機材料と接し、
    前記誘電体材料は、前記固体有機材料が共振回路と接している面と異なる面で接する
    請求項1記載の温度閾値センサ。
  3. 第1、及び第2、及び第3の分離器を有し、
    前記第1、及び第2、及び第3の分離器は、前記第1、及び第2の被覆部材の狭間に位置し、
    さらに前記第1の分離器は、前記共振回路と前記固体有機材料の間に位置し、
    前記第2の分離器は、前記固体有機材料と前記誘電体材料の間に位置し、
    前記第1、及び第2の分離器は、取り外せる構造を有し、
    前記第3の分離器は、前記誘電体材料と接する、
    請求項1または2記載の温度閾値センサ。
  4. 前記固体有機材料は、常温常圧において液体または固体である
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の温度閾値センサ。
  5. 前記誘電体材料は、常温常圧において比誘電率が20以上の物質である
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の温度閾値センサ。
  6. 電磁波を送信する送信部と、
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の温度閾値センサの共振回路から反射された電磁波を受信する受信部と、
    受信した電磁波の周波数に対する信号強度が極小の値を取る周波数を共振周波数とする検知部と、
    前記共振周波数があらかじめ定めたしきい値の範囲を超えて変化した場合に、温度が上昇したと判断する判断部と、
    を備える温度閾値検知装置。
  7. 一定時間ごとに電磁波を送信するよう前記送信部に指示をする制御部を有し、
    前記判断部は、受信した電磁波の共振周波数が前回に受信した電磁波の共振周波数と比較して、あらかじめ定めたしきい値より大きく変化した場合に、温度が上昇したと判断し、温度が上昇したことを前記制御部に伝達する、
    請求項6に記載の温度閾値検知装置。
  8. 前記判断部が、温度が上昇したと判断した場合に、前記制御部が検知信号を発する
    請求項7に記載の温度閾値検知装置。
  9. 前記検知信号は、光または音または画面表示のいずれかである
    請求項8に記載の温度閾値検知装置。
  10. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の温度閾値センサと、
    請求項6ないし請求項9のいずれか一項に記載の温度閾値検知装置と、
    を有する温度閾値検知システム。
JP2018176332A 2018-09-20 2018-09-20 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム Active JP7204396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018176332A JP7204396B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018176332A JP7204396B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020046354A true JP2020046354A (ja) 2020-03-26
JP7204396B2 JP7204396B2 (ja) 2023-01-16

Family

ID=69901295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018176332A Active JP7204396B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7204396B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115560878A (zh) * 2022-12-05 2023-01-03 中科声龙科技发展(北京)有限公司 设备温度检测方法、装置、设备及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004144683A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度センサ、温度測定装置、温度測定システム及びプログラム
WO2018039727A1 (en) * 2016-08-31 2018-03-08 Bluechiip Limited A device, system and method for temperature limit indication and detection of temperature-sensitive items

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004144683A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度センサ、温度測定装置、温度測定システム及びプログラム
WO2018039727A1 (en) * 2016-08-31 2018-03-08 Bluechiip Limited A device, system and method for temperature limit indication and detection of temperature-sensitive items

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115560878A (zh) * 2022-12-05 2023-01-03 中科声龙科技发展(北京)有限公司 设备温度检测方法、装置、设备及存储介质
CN115560878B (zh) * 2022-12-05 2023-03-10 中科声龙科技发展(北京)有限公司 设备温度检测方法、装置、设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP7204396B2 (ja) 2023-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9091584B2 (en) Microwave window and level-measuring system that works according to the radar principle
US10113899B2 (en) Apparatus for determining fill level of a fill substance in a container with process isolation having at least two plastics
US7710328B2 (en) Patch antenna with a ceramic plate as a cover
US20120186339A1 (en) Measuring device of process automation technology for ascertaining and monitoring a chemical or physical process variable in a high temperature process in a container
US20160265959A1 (en) Apparatus for determining or monitoring the fill level of a medium in a container
US9851235B2 (en) Apparatus for determining and/or monitoring at least one process variable of a medium
US20090212996A1 (en) Device for determining and monitoring the level of a medium in a container
CN108458770B (zh) 用于确定容器中的介质的边界水平的填充水平开关和方法
TW201535219A (zh) 射頻波透明之電容感測墊
JP2020046354A (ja) 温度閾値センサ、温度閾値検知装置及び温度閾値検知システム
US20160131533A1 (en) Wine thermometer
JP2021505431A (ja) 押出機もしくは射出成形機を監視する技術
US20220146299A1 (en) Fluid Level and Composition Sensor
US20130228011A1 (en) Microwave window and fill level sensor using the radar principle
CN109470397B (zh) 基于腔的电磁信号输出的压力测量
US11686642B2 (en) Thermal monitoring system for temperature-sensitive storage containers
Bahar et al. Microstrip planar resonator sensors for accurate dielectric measurement of microfluidic solutions
US7730780B2 (en) Level switch and method for detecting the fill level of a medium in a container
JP6956058B2 (ja) 温度センサ、温度検知装置及び温度検知システム
Hossain et al. Flexible chipless RFID temperature memory sensor
EP3721183B1 (de) Batteriebetriebene messvorrichtung
GB2566444A (en) A monitoring device and system
US20190072447A1 (en) Pressure sensing using quantum molecular rotational state transitions
JP4620397B2 (ja) 液体判別装置および方法
JP2020030139A (ja) 水分検知センサ、水分検知センサ装置及び水分検知センサシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20190125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7204396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151