JP2020044860A - 車両用ライン照明装置 - Google Patents

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昌広 澤柳
Masahiro Sawayanagi
昌広 澤柳
哲朗 ▲高崎▼
哲朗 ▲高崎▼
Tetsuro Takasaki
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Abstract

【課題】直感的な操作を行うことのできる車両用ライン照明装置を提供すること。【解決手段】LED20と、ライン状に形成されて端部11にLED20が配置され、端部11から入射するLED20からの光によって発光する導光部材10と、導光部材10の内部に配置される電極31を有し、電極31を介して被検出物である手100の接近を非接触で検知する操作入力部30と、を備え、手100は、操作入力部30での手100の検知に基づいて発光状態が切り替わる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ライン照明装置に関する。
自動車は、車内を照射する照明装置を備えているが、照明装置の中には、車内の装飾を目的としたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2017−185876号公報
自動車の車内に配設される照明装置は、自動車の乗員の操作に基づいて点灯や消灯が切り替えられたり、自動車に備えられる他の機器の操作に連動して点灯や消灯が切り替えられたりするものが多くなっている。しかしながら、照明装置から離れた位置に照明装置の操作部が配置される場合、直感的な操作を行うことができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、直感的な操作を行うことのできる車両用ライン照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用ライン照明装置は、光源と、ライン状に形成されて端部に前記光源が配置され、前記端部から入射する前記光源からの光によって発光する導光部材と、前記導光部材の内部に配置される電極を有し、前記電極を介して被検出物の接近を非接触で検知する操作入力部と、を備え、前記光源は、前記操作入力部での前記被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わることを特徴とする。
また、上記車両用ライン照明装置において、前記電極は、前記導光部材に沿ってライン状に設けられることが好ましい。
また、上記車両用ライン照明装置において、前記電極は、前記導光部材の前記端部に接続端部が位置し、前記接続端部は、基板に配置される電極接続部に接続されることが好ましい。
また、上記車両用ライン照明装置において、前記光源は、前記基板に配置され、前記接続端部は、前記光源からの光が入射する前記導光部材の前記端部に位置することが好ましい。
また、上記車両用ライン照明装置において、前記電極は複数の組が備えられ、前記光源は、複数の組の前記電極での前記被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わることが好ましい。
また、上記車両用ライン照明装置において、前記導光部材と隣接して設けられ、光を遮光する遮光部材を備え、前記導光部材は、前記導光部材の延在方向に見る断面視において、所定の方向に突出する発光部と、前記発光部とは異なる方向に突出すると共に前記電極が配置される電極配置部とを有し、前記遮光部材は、前記電極配置部における前記発光部が突出する側に配置されることが好ましい。
本発明に係る車両用ライン照明装置は、被検出物の接近を、導光部材の内部に配置される操作入力部により非接触で検知し、導光部材の端部に配置される光源は、操作入力部での被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わる。これにより、車両用ライン照明装置の発光状態を切り替える際には、車両用ライン照明装置から離れた位置に配置される操作部を操作するのではなく、実際に発光する部分に被検出物を近付けることにより切り替えることができるため、発光状態を容易に切り替えることができる。この結果、直感的な操作を行うことができる。
図1は、車両用ライン照明装置が適用される自動車のドアを自動車の室内側から見た図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、図1のB−B断面図である。 図4は、図1に示す車両用ライン照明装置の斜視図である。 図5は、図2に示す基板と導光部材の端部の詳細図である。 図6は、操作入力部で被検出物を検出する状態についての説明図である。 図7は、実施形態に係る車両用ライン照明装置の変形例であり、陰極が複数設けられる場合の説明図である。 図8は、実施形態に係る車両用ライン照明装置の変形例であり、導光部材の電極配置部が着色部である場合の説明図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
実施形態に係る車両用ライン照明装置について説明する。図1は、車両用ライン照明装置1が適用される自動車のドア50を自動車の室内側から見た図である。車両用ライン照明装置1は、自動車の前後方向に延びるライン状に形成されており、一部が自動車の室内に露出して自動車のドア50に配設されている。詳しくは、ドア50には、室内側にドアトリム51が設けられており、車両用ライン照明装置1は、ドアトリム51から自動車の室内側に露出する部分が、ドアトリム51に沿って前後方向に延びるライン状に形成されている。
図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図1に示す車両用ライン照明装置1の斜視図である。車両用ライン照明装置1は、光源であるLED(Light Emitting Diode)20と、LED20からの光によって発光する導光部材10と、被検出物の接近を非接触で検知する操作入力部30と、導光部材10の端部11に接続される基板40とを備えている。このうち、導光部材10は、透明な樹脂材料からなり、いわゆるプリズムによって構成される。導光部材10は、所定の方向にライン状に延びて形成されている。また、導光部材10は、ライン状に延びる部分の少なくとも一方の端部11付近が湾曲しており、導光部材10は、端部11付近が湾曲することにより、延在方向の向きが約90°変化している。即ち、導光部材10は、湾曲している端部11付近が約90°折り曲げられている。導光部材10は、端部11付近で折り曲げられている部分が、自動車の室内が位置する方向である車内方向から、自動車の室外が位置する方向である車外方向に向かう向きで配置されている。
導光部材10は、導光部材10の延在方向に見る断面視(図3参照)において、所定の方向に突出する発光部15と、発光部15とは異なる方向に突出する電極配置部16とを有している。このうち、発光部15において自動車の前後方向に延びる部分は、導光部材10の延在方向に見る断面形状(図3参照)が、自動車に車両用ライン照明装置1を配設した状態において、車内方向に凸となる半円状の形状になっている。これにより、発光部15は、車内方向に突出して形成されている。また、電極配置部16は、発光部15よりも車外方向側に位置しており、導光部材10の延在方向に見る断面形状が、略矩形状の形状で上方に向かって突出している。導光部材10は、これらの発光部15と電極配置部16とを有する形状で、ライン状に延びて形成されている。
基板40は、このようにライン状に延びる導光部材10の端部11に接続されている。LED20は、基板40における導光部材10の端部11が接続される位置に配置され、導光部材10の端部11に基板40が接続されることにより、LED20は導光部材10の端部11と対向する位置に配置される。これにより、LED20の発光時の光は、導光部材10の端部11から導光部材10内に入射する。
操作入力部30は、導光部材10の内部に配置される電極31を有しており、電極31は、導光部材10の電極配置部16に配置されている。操作入力部30は、電極31を介して被検出物の接近を非接触で検知することが可能になっている。つまり、操作入力部30は、静電容量式センサになっており、静電容量式センサの電極31として、陽極35と陰極36との一対の電極31を有している。静電容量式センサである操作入力部30は、一対の電極31間の電界強度を検出することにより、被検出物の接近を非接触で検知することが可能になっている。
操作入力部30が有する電極31は、導光部材10に沿ってライン状に設けられて、電極配置部16に配置されている。また、一対の電極31である陽極35と陰極36とは、いずれも導光部材10に沿ってライン状に形成され、上下方向に並んで平行に配置されている。本実施形態では、操作入力部30が有する電極31は、導光部材10の延在方向におけるほぼ全範囲に配置されている。
導光部材10における前後方向に延びている部分は、ドアトリム51に沿って前後方向に延びており、車内方向に突出して形成される発光部15が、ドアトリム51に形成される開口部53から車内方向に露出している。詳しくは、ドアトリム51には、導光部材10が有する発光部15の上下方向の幅と同程度の幅で開口する開口部53が形成されている。また、ドアトリム51には、開口部53が形成されている位置の車外方向側に、導光部材10を車外方向側から保持する導光部材保持部54が設けられている。
導光部材保持部54は、導光部材10の延在方向に見る断面視において、開口部53の下側の位置から車外方向に延び、さらに上方に向かって屈曲することにより、ドアトリム51における自動車の室内に面する部分である室内部52との間に、間隙を有して形成されている。導光部材10は、ドアトリム51における室内部52と導光部材保持部54との間に電極配置部16が位置するように配置されている。これにより導光部材10は、導光部材10の下側と、電極配置部16の車内方向側及び車外方向側とが、ドアトリム51によって保持される。
また、導光部材10の発光部15は、ドアトリム51の室内部52よりも車外方向の位置から、ドアトリム51の開口部53を通って車内方向に突出することにより、車内方向に露出している。このように発光部15における車内方向に露出する部分は、ドアトリム51の室内部52よりも、車内方向側に突出している。
また、ドアトリム51は、導光部材10の電極配置部16と自動車の室内側との間で光を遮光する遮光部材55としても用いられている。具体的には、ドアトリム51の室内部52における、開口部53よりも上方側に位置して導光部材10の電極配置部16と隣接して設けられる部分が、遮光部材55として用いられている。ドアトリム51の室内部52である遮光部材55は、電極配置部16よりも車内方向に位置するため、換言すると、遮光部材55は、電極配置部16における発光部15が突出する側に配置されている。これにより、遮光部材55は、導光部材10の電極配置部16と自動車の室内とを隔てている。
図5は、図2に示す基板40と導光部材10の端部11の詳細図である。導光部材10の端部11には、操作入力部30が有する電極31の接続端部32が位置している。つまり、接続端部32は、導光部材10におけるLED20からの光が入射する端部11に位置している。即ち、接続端部32は、導光部材10の両端のうち、LED20からの光が入射する側の端部11と同じ端部11に位置している。また、接続端部32は、導光部材10の端部11から突出して形成されており、電極31ごとに設けられている。このため、接続端部32は、一対の電極31に対応して2つが設けられている。
基板40には、LED20と、接続端部32が接続される電極接続部41とが配置されている。電極接続部41は、導光部材10の端部11から突出する接続端部32に対応して2つが設けられており、2つの電極接続部41は、それぞれ接続端部32に対応する位置に配置されている。導光部材10の端部11に基板40を接続する際には、接続端部32は、基板40に配置される電極接続部41に接続される。このように、導光部材10の端部11に接続される基板40は、車両用ライン照明装置1を支持する部材になっており、ドアトリム51の室内部52よりも車外方向側に配置されている。このため、基板40と車内との間には、ドアトリム51が介在することになるため、基板40は、車内方向側からは視認できないように配置される。
さらに、基板40には、車両用ライン照明装置1の制御用のIC(Integrated Circuit)45が配置されている。LED20と操作入力部30とは、共にIC45に電気的に接続されており、IC45によって制御される。具体的には、操作入力部30からは、被検出物の検知に基づく信号がIC45に伝えられ、IC45は、操作入力部30からの信号に基づいて、LED20の発光状態を切り替える。即ち、LED20は、操作入力部30での被検出物の検知に基づいて、発光状態が切り替わる。
本実施形態に係る車両用ライン照明装置1は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。車両用ライン照明装置1は、ライン状に形成される導光部材10を有しており、導光部材10の端部11にLED20が配置されている。このため、LED20の発光時は、LED20からの光は導光部材10の端部11から導光部材10内に入射し、導光部材10内で反射を繰り返しながら導光部材10内を伝わる。また、導光部材10内を伝わる光は、一部が導光部材10の外部に出射することにより、導光部材10は、導光部材10に沿ってライン状に発光する。
また、導光部材10の内部には、被検出物の接近を非接触で検出する操作入力部30の電極31が配置されており、操作入力部30は、基板40に配置されるIC45に接続されている。LED20も同様にIC45に接続されており、IC45は、操作入力部30による被検出物の接近の検知に基づいて、LED20の発光状態を切り替えることが可能になっている。
車両用ライン照明装置1は、自動車のドア50に配設されており、導光部材10の発光部15が、ドアトリム51の開口部53から車内方向に露出している。車両用ライン照明装置1の操作を行う際には、自動車の乗員が、ドアトリム51の開口部53か露出している導光部材10の発光部15を手100で触れたり発光部15に手100を接近させたりすることにより行う。
図6は、操作入力部30で被検出物を検出する状態についての説明図である。自動車の乗員が導光部材10の発光部15に手100を接近させる際には、乗員は発光部15にける、ドアトリム51の開口部53から露出している部分の上方側から手100を接近させる。発光部15の上方側には、操作入力部30の電極31が配置されており、静電容量式センサである操作入力部30は、乗員の手100を被検出物として非接触で検知することが可能になっている。即ち、操作入力部30は、陽極35と陰極36との間の電界強度を検出し、電界強度が変化しことを検知したら、手100が操作入力部30に接近したことを検知する。これにより、発光部15に上方に配置される操作入力部30は、手100が発光部15に接近したことを検知する。
手100の接近を検知した操作入力部30は、手100の接近を検知したことを示す信号をIC45に送信する。操作入力部30からの信号を受信したIC45は、操作入力部30からの信号に基づいてLED20の発光状態を切り替える制御を行う。例えば、LED20の発光時に、手100が接近したことを示す信号を受信したIC45は、LED20を消灯させる。反対に、LED20の消灯時に、手100が接近したことを示す信号を受信したIC45は、LED20を発光させる。これにより、LED20は、操作入力部30での手100の検知に基づいて発光状態が切り替わる。
LED20の発光時は、LED20からの光によって導光部材10の発光部15が発光するため、自動車の乗員は、実際に発光する発光部15に手100を近付けることにより、発光部15の発光と消灯とを切り替えることができる。これにより、車両用ライン照明装置1が有する発光部15の発光状態を切り替える際には、発光部から離れた位置に配置される操作部を操作するのではなく、実際に発光する部分に手100を近付けることにより切り替えることができるため、発光状態を容易に切り替えることができる。この結果、直感的な操作を行うことができる。
また、操作入力部30の電極31は、導光部材10に沿ってライン状に設けられるため、操作入力部30での手100等の被検出物の検出範囲を、導光部材10の略全体とすることができる。これにより、発光部15の延在方向におけるいずれの位置に手100を接近させても、手100の接近を操作入力部30によって検知することができ、発光部15の発光状態を切り替えることができる。この結果、直感的な操作をより容易に行うことができる。
また、操作入力部30の電極31は、導光部材10の端部11に接続端部32が位置し、接続端部32は、基板40に配置される電極接続部41に接続されるため、操作入力部30の信号を、導光部材10の端部11から容易に取り出すことができる。これにより、手100のような被検出物が操作入力部30に接近したことを、接近した位置から離れた位置で、容易に検出することができる。この結果、直感的な操作を行うことができる構成を、容易に実現することができる。
また、LED20は、基板40に配置され、接続端部32は、LED20からの光が入射する導光部材10の端部11に位置するため、導光部材10に対して容易に光を入射させることができ、容易に発光部15を発光させることができる。この結果、ライン状に発光する構成を、容易に実現することができる。
また、LED20と、操作入力部30の接続端部32が接続される電極接続部41とは、同じ基板40に配置され、さらに基板40には、LED20と電極接続部41が電気的に接続されるIC45が配置される。これにより、操作入力部30による被検出物の検知に基づいてLED20の発光状態を切り替える構成のコンパクト化を図ることができる。この結果、直感的な操作を行うことができる構成を、コンパクトな構成で実現することができる。
また、操作入力部30は、静電容量式センサであるため、手100のような被検出物の接近を、非接触で適切に検知することができ、導光部材10の発光部15に手100が接近したことを、より適切に検知することができる。この結果、直感的な操作を、より確実に行うことができる。
また、導光部材10は、発光部15と電極配置部16とを有し、電極配置部16における発光部15が突出する側には、ドアトリム51の室内部52が遮光部材55として配置されるため、自動車の乗員が、操作入力部30の電極31を視認できないようにすることができる。つまり、導光部材10は透明な樹脂材料からなるため、電極配置部16に配置される操作入力部30の電極31は、導光部材10を透過して導光部材10の外から視認することができるようになっている。車両用ライン照明装置1を自動車のドア50に配置した際に、車内方向側から操作入力部30の電極31が視認できると、ドア50や車両用ライン照明装置1の見栄えが悪くなる虞がある。
これに対し、本実施形態に係る車両用ライン照明装置1では、電極配置部16における発光部15が突出する側に遮光部材55が配置されるため、車内方向側からは、操作入力部30の電極31を視認できないようになっている。これにより、自動車の乗員が、操作入力部30の電極31を視認することができないようにすることができる。この結果、直感的な操作を行う際における、外観の向上を図ることができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施形態では、操作入力部30の電極31は、陽極35と陰極36との一対が設けられているが、操作入力部30の電極31は、これ以外の構成であってもよい。図7は、実施形態に係る車両用ライン照明装置1の変形例であり、陰極36が複数設けられる場合の説明図である。操作入力部30の電極31は、陽極35と陰極36とが一対のみでなくてもよく、電極31は複数が備えられていてもよい。即ち、電極31は、陽極35と陰極36とが複数の組を有して備えられていてもよい。電極31は、例えば、図7に示すように、陰極36として、第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとが用いられていてもよい。ここでは、陽極35は1つが兼用して用いられ、陽極35と各陰極36との距離が、導光部材10の延在方向における位置によって変化する。
詳しくは、陽極35は、実施形態に係る車両用ライン照明装置1の陽極35と同様に、導光部材10に沿ってライン状に設けられ、導光部材10の延在方向におけるほぼ全範囲に配置されている。これに対し、陰極36として設けられる第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとは、導光部材10の延在方向における長さがそれぞれ異なっている。第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとは、例えば、第1陰極36aが一番短くなっており、第2陰極36bは第1陰極36aよりも長くなっており、第3陰極36cは、第1陰極36a及び第2陰極36bよりも長さが長くなっている。
また、第1陰極36aは、第1陰極36aが配置される範囲では陽極35と近接し、陽極35と第1陰極36aとで、電界強度の変化を検知することにより、被検出物の接近を非接触で検知することができる。一方、第2陰極36bと第3陰極36cとは、第1陰極36aが配置される範囲では、陽極35から離れた位置に配置されるため、いずれも陽極35との間での電界強度の変化を検知することが困難になっている。これにより、第1陰極36aが配置される範囲では、第2陰極36bと第3陰極36cとは、被検出物の接近を非接触で検知するのが困難になっている。
また、第2陰極36bは、第1陰極36aにおける、接続端部32(図2、図5参照)が位置する側の反対側の端部付近の位置から、第2陰極36bにおける接続端部32が位置する側の反対側の端部までの範囲で陽極35と近接している。第2陰極36bは、このように陽極35と近接する範囲で、陽極35と第2陰極36bとで電界強度の変化を検知することにより、被検出物の接近を非接触で検知することができる。これに対し、第3陰極36cは、第1陰極36aや第2陰極36bが配置される範囲では、陽極35から離れた位置に配置されるため、陽極35との間での電界強度の変化を検知することが困難になっている。このため、第1陰極36aや第2陰極36bが配置される範囲では、第3陰極36cは、被検出物の接近を非接触で検知するのが困難になっている。
また、第3陰極36cは、第2陰極36bにおける、接続端部32が位置する側の反対側の端部付近の位置から、第3陰極36cにおける接続端部32が位置する側の反対側の端部までの範囲で陽極35と近接している。第3陰極36cは、このように陽極35と近接する範囲で、陽極35と第3陰極36cとで電界強度の変化を検知することにより、被検出物の接近を非接触で検知することができる。
つまり、第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとは、導光部材10の延在方向における異なる位置で陽極35と近接しており、陽極35とで被検出物の接近を検知することができる位置が、第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとで異なっている。換言すると、電極31は、第1陰極36aと陽極35との組と、第2陰極36bと陽極35との組と、第3陰極36cと陽極35との組との3つの組を有していると共に、3つの組は導光部材10の延在方向における検出範囲が、第1陰極36aと第2陰極36bと第3陰極36cとで異なっている。
IC45は、第1陰極36a、第2陰極36b、第3陰極36cごとの異なる位置、或いは異なる検出範囲での被検出物の検知に基づいて、LED20の発光を切り替える。つまり、LED20は、複数の組の電極31での被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わる。このように、複数組の電極31を用いてLED20の発光状態を切り替える場合は、例えば、第1陰極36aと陽極35とで被検出物の接近を検知した場合と、第2陰極36bと陽極35とで被検出物の接近を検知した場合と、第3陰極36cと陽極35とで被検出物の接近を検知した場合とで、LED20の発光時の輝度を異ならせる。
これにより、導光部材10に手100を接近させることにより、導光部材10を発光させる場合において、第1陰極36aと陽極35とで手100の接近を検知できる範囲と、第2陰極36bと陽極35とで手100の接近を検知できる範囲と、第3陰極36cと陽極35とで手100の接近を検知できる範囲とで、導光部材10の発光時の輝度を異ならせることができる。即ち、導光部材10の延在方向における手100を接近させる位置に応じて、導光部材10の発光状態を切り替えることができる。この結果、導光部材10の発光状態の切り替えを、より確実に直感的な操作を行うことができる。
また、上述した実施形態では、導光部材10の電極配置部16を発光部15とは異なる方向に突出させ、電極配置部16における発光部15が突出する側にドアトリム51の遮光部材55を配置しているが、これ以外の手法で、操作入力部30の電極31が視認できないようにしてもよい。図8は、実施形態に係る車両用ライン照明装置1の変形例であり、導光部材10の電極配置部16が着色部17である場合の説明図である。導光部材10は、例えば、二色成形を行うことにより、導光部材10の延在方向に見る断面視において発光部15が突出する方向の反対方向側、即ち、発光部15の車外方向側に、図8に示すように着色部17を設け、着色部17を電極配置部16としてもよい。着色部17は、例えば、白色等で着色することにより透明以外にし、操作入力部30の電極31を着色部17に配置して、着色部17を電極配置部16にしてもよい。電極31を着色部17に配置することにより、遮光部材55を配置することなく、自動車の乗員が操作入力部30の電極31を視認することができないようにすることができる。この結果、より容易に外観の向上を図ることができる。
また、上述した実施形態では、LED20は1つが設けられるのみであるが、LED20は複数用いてもよく、例えば、発光時の色が互いに異なる複数のLED20を基板40に配置し、複数のLED20からの光によって、導光部材10の発光部15が発光するようにしてもよい。この場合、例えば、被検出物の接近を操作入力部30で検知する度に、発光させるLED20を切り替え、発光部15が発光する際の色を変化させてもよい。また、図7に示すように、操作入力部30が、複数の組の電極31を用いる場合には、異なる組の電極31が、被検出物の接近を検知する度に、発光させるLED20を切り替え、発光部15が発光する際の色を変化させてもよい。このように、導光部材10の端部11に配置して、発光時の光が導光部材10の端部11から導光部材10の内部に入射するLED20の数や色は、問わない。
また、上述した実施形態では、LED20と電極接続部41とは、同じ基板40に配置されているが、LED20と電極接続部41とは、異なる基板40に配置されていてもよい。つまり、LED20と電極接続部41とは、異なる基板40に配置され、導光部材10の延在方向における両側の端部11のうち、一方の端部11にLED20が配置される基板40が接続され、他方の端部11に電極接続部41が配置される基板40が接続されていてもよい。導光部材10の延在方向における両側の端部11のうち、LED20が配置される端部11と、操作入力部30が有する電極31の接続端部32が電極接続部41に接続される側の端部11とは、必ずしも同じ側の端部11でなくてもよい。
また、上述した実施形態では、車両用ライン照明装置1は、自動車のドア50に配置しているが、車両用ライン照明装置1は、ドア50以外の位置に配置してもよい。
また、上述した本発明の実施形態、変形例に係る操作入力装置は、上述した実施形態、変形例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態、変形例に係る操作入力装置は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
1 車両用ライン照明装置
10 導光部材
11 端部
15 発光部
16 電極配置部
17 着色部
20 LED(光源)
30 操作入力部(静電容量式センサ)
31 電極
32 接続端部
35 陽極
36 陰極
36a 第1陰極
36b 第2陰極
36c 第3陰極
40 基板
41 電極接続部
45 IC
50 ドア
51 ドアトリム
52 室内部
53 開口部
54 導光部材保持部
55 遮光部材
100 手(被検出物)

Claims (6)

  1. 光源と、
    ライン状に形成されて端部に前記光源が配置され、前記端部から入射する前記光源からの光によって発光する導光部材と、
    前記導光部材の内部に配置される電極を有し、前記電極を介して被検出物の接近を非接触で検知する操作入力部と、
    を備え、
    前記光源は、前記操作入力部での前記被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わることを特徴とする車両用ライン照明装置。
  2. 前記電極は、前記導光部材に沿ってライン状に設けられる請求項1に記載の車両用ライン照明装置。
  3. 前記電極は、前記導光部材の前記端部に接続端部が位置し、
    前記接続端部は、基板に配置される電極接続部に接続される請求項1または2に記載の車両用ライン照明装置。
  4. 前記光源は、前記基板に配置され、
    前記接続端部は、前記光源からの光が入射する前記導光部材の前記端部に位置する請求項3に記載の車両用ライン照明装置。
  5. 前記電極は複数の組が備えられ、
    前記光源は、複数の組の前記電極での前記被検出物の検知に基づいて発光状態が切り替わる請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ライン照明装置。
  6. 前記導光部材と隣接して設けられ、光を遮光する遮光部材を備え、
    前記導光部材は、前記導光部材の延在方向に見る断面視において、所定の方向に突出する発光部と、前記発光部とは異なる方向に突出すると共に前記電極が配置される電極配置部とを有し、
    前記遮光部材は、前記電極配置部における前記発光部が突出する側に配置される請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ライン照明装置。
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