JP2020043377A - 表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像伝送能力の上限での画像信号源と表示装置と間の接続が確立していないことをユーザーが認識できるようにする。【解決手段】信号源からの画像信号を受信する表示装置にて、表示装置における受信帯域幅能力及び信号源における送信帯域幅能力を取得して、信号源と表示装置との間にて画像信号を送受信できる帯域幅の上限値を取得し、また、信号源と表示装置との間で確立した画像信号を実際に送受信する際の帯域幅を取得して、信号源と表示装置との間で画像信号を送受信できる帯域幅の上限値と実際に送受信する際の帯域幅とを比較し、比較した結果を外部に報知する。【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラムに関する。
PC(パーソナルコンピューター)等の画像信号源と液晶プロジェクター等の表示装置との間で画像を伝送するためのさまざまな画像伝送インターフェイス規格がある。近年、画像伝送インターフェイス規格として、VESA(Video Electronics Standards Association)が定めるDisplayPort(以下、「DP」とも称する)規格が普及してきている。
DP規格における画像伝送では、画像信号伝送用の信号線群(DP規格では「メインリンク」と呼ばれる)を構成する信号線(DP規格では「レーン」と呼ばれる)の駆動周波数(以下、「ビットレート」とも称する)は可変となっている。また、DP規格では、不使用のレーンがあってもよく、メインリンクのうちで実際に使用するレーンの数も可変となっている。
DP規格では、画像伝送するにあたり、レーンあたりのビットレート及び使用するレーン数を画像信号源と表示装置との間で取り決めるために、画像伝送の開始前に画像信号源と表示装置との間で接続確立処理を行う。この接続確立処理は「リンクトレーニング」と呼ばれており、リンクトレーニングを経て画像信号源と表示装置との間で接続を確立したのち、画像信号源から画像信号が出力され表示装置にて画像が表示されることになる。
特許文献1には、リンクトレーニングにより取り決めたレーンあたりのビットレート及びレーン数が、リンクトレーニング後の実際の画像信号の伝送に適合するか否か判定する技術が提案されている。
リンクトレーニングを経てレーンあたりのビットレート及びレーン数の取り決めがなされるが、必ずしも画像信号源及び表示装置の仕様性能において最も広い帯域幅となるレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせが選択されるとは限らない。例えば、画像信号源と表示装置とを接続するケーブルのコネクタ部の接触不良やケーブルのたわみによる信号品位低下(アイパターンつぶれ)等により、最も広い帯域幅となるレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせが選択されないことがある。
画像信号源及び表示装置が有する性能において最も広い帯域幅となるレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせが選択されずにリンクトレーニングが完了した場合、リンクトレーニング完了後の画像伝送は狭い帯域幅で行われる。このとき、画像信号源及び表示装置が広い帯域幅に対応した画像伝送能力を有しているにもかかわらず、実際の画像伝送は狭い帯域幅で行われていることを、画像信号源や表示装置を使用しているユーザーは気づくことができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、画像伝送能力の上限での信号源と表示装置と間の接続が確立していないことをユーザーが認識できるようにすることを目的とする。
本発明に係る表示装置は、信号源からの画像信号を受信する表示装置であって、前記表示装置における受信帯域幅能力及び前記信号源における送信帯域幅能力を取得して、前記信号源と前記表示装置との間にて画像信号を送受信できる帯域幅の上限値を取得する第1の取得手段と、前記信号源と前記表示装置との間で確立した画像信号を送受信する際の帯域幅を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した帯域幅の上限値と前記第2の取得手段により取得した帯域幅とを比較し、比較した結果を外部に報知する報知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、表示装置における受信帯域幅能力及び信号源における送信帯域幅能力に基づく画像信号を送受信できる帯域幅の上限値と、信号源と表示装置との間で確立した画像信号を送受信する際の帯域幅とを比較して外部に報知することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における表示装置を有する画像表示システムの構成例を示す図である。以下では、画像信号源101と表示装置である液晶プロジェクター103との間の画像伝送インターフェイスとしてDisplayPort規格に準拠したインターフェイスを適用したDP規格に基づいた画像表示システムを例に説明する。しかし、本実施形態は、DP規格に基づいた画像表示システムに限られるものではなく、画像信号の伝送に使用する信号線の数や信号線の駆動周波数(ビットレート)等の画像伝送能力に係る構成が可変な規格に基づいた画像表示システムに適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態における表示装置を有する画像表示システムの構成例を示す図である。以下では、画像信号源101と表示装置である液晶プロジェクター103との間の画像伝送インターフェイスとしてDisplayPort規格に準拠したインターフェイスを適用したDP規格に基づいた画像表示システムを例に説明する。しかし、本実施形態は、DP規格に基づいた画像表示システムに限られるものではなく、画像信号の伝送に使用する信号線の数や信号線の駆動周波数(ビットレート)等の画像伝送能力に係る構成が可変な規格に基づいた画像表示システムに適用可能である。
図1において、画像信号源101は、表示装置である液晶プロジェクター103により表示する画像の画像信号を送信する。画像信号源101は、例えばパーソナルコンピューター(PC)である。画像信号源101は、例えば、SDカード(登録商標)スロットを有しており、SDカードから読み出したJPEG画像に対応する画像信号を送信する。
映像ケーブル102は、画像信号源101と液晶プロジェクター103とを接続し、画像信号源101から送信された画像信号を液晶プロジェクター103に伝送する。映像ケーブル102は、DP規格に対応したケーブル(以下、「DPケーブル」とも称す)である。液晶プロジェクター103は、映像ケーブル102を介して画像信号を受信し、画像信号に基づく画像をスクリーン104に投影表示する。スクリーン104は、液晶プロジェクター103により投影される画像を表示するスクリーンである。
なお、本実施形態における表示装置の一例として、液晶プロジェクター103を示したが、DP規格に基づく信号の受信能力を有する表示装置であれば液晶プロジェクターでなくても適用可能である。
図2(a)は、本実施形態における画像信号源101の構成例を示すブロック図である。画像信号源101は、CPU201、主記憶装置202、ビデオコントローラ203、ネットワークコントローラ204、入出力インターフェイス205、補助記憶装置206、画像送信部208、及び通信部209を有する。CPU201、主記憶装置202、ビデオコントローラ203、ネットワークコントローラ204、入出力インターフェイス205、及び補助記憶装置206が、バス207を介して相互に接続される。また、画像送信部208及び通信部209は、映像ケーブル102を介して、表示装置である液晶プロジェクター103と接続可能となっている。
CPU201は、画像信号源101が有する各機能部を制御する。CPU201は、補助記憶装置206や不図示の外部のサーバに格納されたオペレーティングシステム(OS:Operating System)やアプリケーションのコードに従って処理を実行する。例えば、CPU201は、これらコードに従い、ビデオコントローラ203を用いて、主記憶装置202上に画像データを形成する。アプリケーションの例としては、プレゼンテーションソフトウェアや、表計算ソフトウェアや、ビデオ再生ソフトウェア等がある。主記憶装置202は、CPU201が動作するためのワークメモリである。
ネットワークコントローラ204は、例えば、CPU201が不図示の外部のサーバやネットワーク機器に接続するためのものである。入出力インターフェイス205は、不図示のキーボードやマウスといった、使用者が画像信号源101を操作するためのデバイスを接続するインターフェイスである。補助記憶装置206は、OSやアプリケーションやデータが格納されており、CPU201により、それらが使用される。
ビデオコントローラ203は、CPU201により制御され、画像データを生成する。ビデオコントローラ203は、画像送信部208及び通信部209と接続されている。画像送信部208は、ビデオコントローラ203で生成された画像データを受信し、外部機器(この例では液晶プロジェクター103)への送信に適した形式に変換して送信する。画像送信部208は、液晶プロジェクター103に対して映像ケーブル102のメインリンクを介して画像信号を伝送可能となっており、画像信号やテストパターンの送信を行うことができる。
通信部209は、画像信号の受信側である外部機器(この例では液晶プロジェクター103)との通信を行う。通信部209は、液晶プロジェクター103と映像ケーブル102のAUX信号線を介して通信可能となっており、液晶プロジェクター103のDPCDの読み書きやEDIDの読み出しを行うことができる。また、通信部209は、映像ケーブル102を介してHPD(Hot Plug Detect)信号線の電圧レベルを検知することができる。
このような構成により、画像信号源101は、適切なアプリケーションやデータを補助記憶装置206や不図示の外部サーバにインストールしておくことができる。したがって、画像信号源101は、それらアプリケーションやデータに基づき、プレゼンテーション画像や、表計算結果を示す画像や、ビデオ画像といった画像を生成して外部機器に出力することができる。
ここで、AUX信号線は、DP規格において定義されている信号線であり、リンクトレーニングを実現するためのDPCDの読み書きを行ったり、I2CでEDIDを読み出したりするためのものである。DPCD(DisplayPort Configuration Data)は、DP規格の信号の受信機能を備える装置が内蔵しているデータ群である。EDID(Extended Display Identification Data)は、表示装置の表示画面の画素数やリフレッシュレート等の表示装置の特性を示すデータである。なお、I2Cとは、Inter Integrated Circuitであり、集積回路間で通信を行うための規格化されたプロトコルを指す。
DPCDは、例えば、表示装置のDP信号受信性能、リンクトレーニングにおけるメインリンクのテストパラメータ、リンクトレーニングを経て確定した画像信号源と表示装置との間の接続(以下、「DPリンク」とも称する)の設定情報を含む。表示装置のDP信号受信性能は、表示装置が受信可能なレーンあたりのビットレートの最大値(MAX_LINK_RATE)や表示装置が受信可能なレーン数の最大値(MAX_LANE_COUNT)等からなる。リンクトレーニングにおけるメインリンクのテストパラメータは、メインリンクの特性診断を目的としてメインリンク上で送受信されているテストパターン信号の種類(TRAINING_PATTERN_SET)等からなる。リンクトレーニングを経て確定したDPリンクの設定情報は、リンクトレーニングを経て画像信号源と表示装置との間で取り決めた、レーンあたりのビットレート(LINK_BW_SET)やレーン数(LANE_COUNT_SET)からなる。
図2(b)は、本実施形態における液晶プロジェクター103の構成例を示すブロック図である。液晶プロジェクター103は、画像受信部211、通信部212、画像処理部213、投影光学系214、空間変調部215、制御部216、操作部217、ネットワークコントローラ218、ROM219、及びRAM220を有する。画像受信部211、通信部212、画像処理部213、投影光学系214、空間変調部215、制御部216、操作部217、ネットワークコントローラ218、ROM219、及びRAM220が、バス221を介して相互に接続される。また、画像受信部211及び通信部212は、映像ケーブル102を介して画像信号源101と接続可能となっている。
画像受信部211は、画像信号源101からの信号を受信する。画像受信部211は、映像ケーブル102のメインリンクを介して、画像信号源101から送信された画像信号やテストパターンを受信する。画像受信部211は、受信した画像信号を内部処理に適した一般のデジタル信号形式に変換して画像処理部213に出力する。
通信部212は、画像信号源101等の外部機器と表示性能情報に関する通信を行う。通信部212は、液晶プロジェクター103の表示性能情報を格納するための記憶部222を有する。表示性能情報は、例えば、VESAのEDIDである。また、通信部212は、映像ケーブル102のAUX信号線を介して画像信号源101によるDPCDの読み書きを受け付ける機能を有する。DPCDは記憶部222に格納されており、AUX信号線を介することで画像信号源101から読み書き可能になっている。また、通信部212は、映像ケーブル102を介してHPD信号線の電圧レベルをハイレベル及びローレベルに制御することができる。
画像処理部213は、画像受信部211で受信した画像信号に画像処理を施して空間変調部215に出力する。画像処理部213での画像処理は、例えば、階調補正処理や拡大縮小処理等を含む。階調補正の例として、画像処理部213では、入力された画像の各画素の階調値を変換して出力するために入力階調値と出力階調値とを対応付けるルックアップテーブル(LUT)を使用する。LUTは、工場出荷時に初期設定されるほか、制御部216によって更新されたり液晶プロジェクター103の使用者による調整操作によって変更されたりすることが可能となっており、例えばRAM241に格納される。
投影光学系214は、空間変調部215に光を照射する。投影光学系214は、不図示の光源、光源制御部、照明系レンズ、照明系レンズ制御部、投影系レンズ、及び投影系レンズ制御部等から構成される。空間変調部215は、画像処理部213が出力した画像信号に基づく画像を形成する。空間変調部215は、不図示の液晶パネル及び液晶パネル制御部等から構成される。画像処理部213が出力した画像に基づいて液晶パネル制御部が液晶パネル上に画像を形成し、液晶パネルに投影光学系214の光が照射されることで画像が投影される。
制御部216は、液晶プロジェクター103が有する各機能部を制御する。制御部216は、処理手順を記述したコードをROM219からロードし、RAM220をワークメモリとして使用しながら動作する。制御部216が処理手順を記述したコードをROM219からロードして実行することにより、第1〜第4の取得手段及び報知手段の機能が実現される。また、制御部216は、記憶部222に格納されたDPCDへの書き込みを監視し、DPCDの更新を検出する機能を有する。ROM(Read Only Memory)219は、制御部216が実行する処理手順が記述したコードを格納するメモリである。RAM(Random Access Memory)220は、制御部216が処理を実行する際にワークメモリとして使用される。
操作部217は、使用者により液晶プロジェクター103を操作するための操作部材であり、例えば、操作釦や、不図示のリモコンの指示を受信する受光部である。操作部217により受け付けた操作指示の情報は、制御部216に伝達される。ネットワークコントローラ218は、例えば、制御部216が不図示の外部のネットワーク機器に接続するためのものである。
次に、本実施形態における画像表示システムにおいて、DP規格に基づいて画像信号源101と表示装置である液晶プロジェクター103とが協調して画像表示する際の処理シーケンスを、図3(a)を参照して説明する。図3(a)は、画像表示システムのユーザーが画像信号源101と液晶プロジェクター103とを映像ケーブル102で接続してから、液晶プロジェクター103が画像表示するまでを示したシーケンスの例である。
図3(a)に示す処理シーケンスの開始時の状況としては、画像表示システムにおいて、映像ケーブル102は、画像信号源101及び液晶プロジェクター103からそれぞれ抜去されているものとする。また、画像信号源101及び液晶プロジェクター103は、それぞれ起動済みで画像表示の準備は整っており、映像ケーブル102を介して相互に接続されるのを待機している状態であるとする。
まず、処理301、302にて、画像表示システムのユーザーが、画像信号源101と液晶プロジェクター103とを映像ケーブル102で接続する。映像ケーブル102による接続が行われると、処理303にて、液晶プロジェクター103は、表示装置である液晶プロジェクター103自身の存在を、映像ケーブル102のHPD信号線により画像信号源200に通知する。液晶プロジェクター103は、HPD信号線の電圧レベルをローレベルからハイレベルに設定することにより表示装置の存在を通知する。
次に、処理304にて、画像信号源101は、映像ケーブル102のHPD信号線の電圧レベルがローレベルからハイレベルに切り替わったことを受けて、表示装置である液晶プロジェクター103が存在することを検知する。すなわち、画像信号源101は、映像ケーブル102の反対側に、画像表示が可能な待機状態で液晶プロジェクター103が存在することを検知する。表示装置の存在を検知すると、処理305にて、画像信号源101は、映像ケーブル102を介してリンクトレーニングを行い、画像信号源101と液晶プロジェクター103との間の接続(DPリンク)を確立する。
画像信号源101と液晶プロジェクター103との間のDPリンクが確立したのちは、DPリンクの確立が維持されている限り、ループ処理306として示すように、液晶プロジェクター103で画像が表示され続ける。すなわち、処理307にて、画像信号源101は、映像ケーブル102に含まれるメインリンクを介して画像信号を液晶プロジェクター103に送信する。そして、処理308にて、液晶プロジェクター103は、映像ケーブル102のメインリンクを介して受信した画像信号に基づき画像をスクリーン104に投影する。画像信号源101と液晶プロジェクター103は、DPリンクの確立が維持されている間、この処理307及び処理308を繰り返し行う。
ここで、レーンあたりのビットレート及び使用するレーンの数を画像信号源101と表示装置103との間で決定するリンクトレーニングについて説明する。ここでは、DP規格のバージョン1.1a(DP1.1a)を例に説明する。DP1.1a規格においては、レーンあたりのビットレートの選択肢として、1.62Gbps、及び2.7Gbpsが定義されている。同様に、DP1.1a規格においては、レーン数の選択肢として、1レーン、2レーン、及び4レーンが定義されている。したがって、DP1.1a規格においては、メインリンクを介した画像伝送の帯域幅として、図3(b)の表に示す組み合わせが利用可能となっている。図3(b)に示す表は、例えば、レーンあたりのビットレートが2.7Gbps、かつ、レーン数が2レーンである場合に、メインリンクの帯域幅が5.4Gbps=(2.7Gbps/Lane×2Lanes)であることを表している。
リンクトレーニングでは、画像信号源が、レーンあたりのビットレート及びレーン数を決定する決定権を有する。レーンあたりのビットレート及びレーン数は、画像信号源がDPケーブルのAUX信号線を介して表示装置のDPCDを読み書きすることによって決定される。
本実施形態では、リンクトレーニングの初期段階において、画像信号源101は、映像ケーブル102のAUX信号線を介してDPCDのMAX_LINK_RATE及びMAX_LANE_COUNTを読み出す。説明を簡単にするため、ここでは、MAX_LINK_RATEとMAX_LANE_COUNTとして、それぞれ1.62Gbps、4レーンを示す値を液晶プロジェクター103のDPCDから画像信号源101が読み出したとする。この場合、図3(b)に示した表において、破線枠321で囲んだレーンあたりのビットレートとレーン数の組み合わせに対して液晶プロジェクター103が受信能力を有するということを画像信号源101が検知したことになる。
一方、画像信号源101は、自装置の送信能力は既知であるため、レーンあたりのビットレート送信能力及び送信能力を有するレーン数も既知である。説明を簡単にするため、ここでは、画像信号源101は、レーンあたりのビットレートとして2.7Gbpsの送信能力を有し、レーン数として2レーンまでの送信能力を有するとする。この場合、図3(b)に示した表において、破線枠322で囲んだレーンあたりのビットレートとレーン数の組み合わせに対して画像信号源101は送信能力を有することになる。
以上の情報に基づくと、リンクトレーニングにおいて画像信号源101は、画像信号源101と液晶プロジェクター103とが共通して送受信可能なレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせを取得することができる。例えば、前述した例では、破線枠321の範囲と破線枠322の範囲に共通している実線枠323の範囲においては、画像信号源101が実線枠323の送信能力を有していると算出できる。同様に、液晶プロジェクター103が実線枠323の受信能力を有していると算出できる。
実線枠323の範囲の組み合わせのうち、リンクトレーニング完了後の画像伝送に実際に利用する組み合わせの決定は、メインリンク上でテストパターン信号の伝送を試行する手続きを経て画像信号源101が行う。そして、決定されたレーンあたりのビットレート及びレーン数は、画像信号源101によって映像ケーブル102のAUX信号線を介して、液晶プロジェクター103のDPCDのLINK_BW_SET及びLANE_COUNT_SETに書き込まれる。このようにして、リンクトレーニングによって、画像信号源101と液晶プロジェクター103との間でレーンあたりのビットレート及びレーン数を取り決めることができ、最終的にDPリンクを確立できる。
図4は、本実施形態における表示装置である液晶プロジェクター103の動作例を示すフローチャートである。本実施形態では、画像信号源101と液晶プロジェクター103に共通した最も広い帯域幅のレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせと、リンクトレーニングの結果として選ばれた組み合わせとが比較され、その結果がユーザーに対して報知される。具体的には、液晶プロジェクター103は、リンクトレーニングにより決定したレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせが、画像信号源と表示装置に共通した最も広い帯域幅となる組み合わせと異なっていることを検出して、ユーザーに報知する。
図4に示した処理は、図3(a)に示した処理305を終了した後、ループ処理306を開始する前に、液晶プロジェクター102の制御部216により実行される。すなわち、リンクトレーニングが完了しDPリンクが確立した直後に、液晶プロジェクター103の制御部216が実行する。
ステップ401にて、制御部216は、液晶プロジェクター103におけるDP信号の受信帯域幅能力を取得する。制御部216は、記憶部222に格納されたDPCDからMAX_LINK_RATE及びMAX_LANE_COUNTを読み出す。これにより、制御部216は、液晶プロジェクター103のDP信号受信能力が、図3(b)に示した表において、破線枠321で示した範囲にあることがわかる。
次に、ステップS402にて、制御部216は、画像信号源101におけるDP信号の送信帯域幅能力を取得する。制御部216は、以下のようにして画像信号源101のレーンあたりのビットレートの最大値及びレーン数の最大値を取得することで、画像信号源101のDP信号送信能力を取得する。
リンクトレーニングの過程において、画像信号源101は、所定のビットレートによる画像信号の伝送が可能であるか否かメインリンクの信号品位を診断するため、メインリンク上にテストパターン信号を伝送する。このとき同時に、画像信号源101は、映像ケーブル102のAUX信号線を介して、テストパターン信号の種類(例えばビットレート)に対応する識別子をDPCDのTRAINING_PATTERN_SETに書き込む。
したがって、制御部216は、リンクトレーニング時にDPCDのTRAINING_PATTERN_SETの値を監視することによって、画像信号源101が試行したレーンあたりのビットレートを検知することができる。よって、制御部216は、画像信号源101がリンクトレーニング中に試行したレーンあたりのビットレートの最大値も検知することができる。
この最大値は、画像信号源101が対応したビットレートの最大値と捉えることができる。制御部216は、リンクトレーニング時に、検知したビットレートの最大値をRAM220に書き込んでおき、ステップS402の処理を実行時に、RAM220から読み出すことにより、画像信号源101のレーンあたりのビットレートの最大値を取得できる。あるいは、TRAINING_PATTERN_SETを使う代わりに、画像受信部211にメインリンクの差動信号の駆動周波数測定回路を組み込むことによって、リンクトレーニング中のレーンあたりのビットレートを取得するようにしてもよい。この場合、制御部216が画像受信部211から測定結果を読み出すことによってレーンあたりのビットレートを取得する。
また、画像信号源200のレーン数の最大値についても同様に、制御部216は、リンクトレーニング中にDPCDのLANE0_1_STATUS及びLANE2_3_STATUSを監視することによって取得することができる。LANE0_1_STATUSとLANE2_3_STATUSは、メインリンクを構成するそれぞれのレーンに対してクロックリカバリやシンボルロック等が完了しているか否かを示すデータである。
したがって、制御部216は、これらを監視することによって、画像信号源101の対応したレーン数の最大値を取得することができる。あるいは、画像受信部211にメインリンクの差動信号の入力有無を検出する回路を組み込むことによって、リンクトレーニング中のレーン数の最大値を取得するようにしてもよい。以上のようにすることによって、制御部216は、画像信号源101のDP信号送信能力が、図3(b)に示した表において、破線枠322で示した範囲にあることがわかる。
ステップS403にて、制御部216は、画像信号源101と液晶プロジェクター103との間の送受信帯域幅の上限値である理論上の最大値(理論値)を取得する。制御部216は、前述したようにして、画像信号源101と液晶プロジェクター103とが共通して送受信可能なレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせを算出する。これにより、制御部216は、画像信号源101と液晶プロジェクター102とが共通して送受信可能なレーンあたりのビットレート及びレーン数の組み合わせが、図3(b)に示した表において、実線枠323で示した範囲にあることがわかる。この場合、制御部216は、レーンあたりのビットレートが1.62Gbpsかつレーン数が2レーンの組み合わせ(帯域幅3.24Gbps)が、画像信号源101と液晶プロジェクター103の組での帯域幅の最大値(理論上の上限値)であると算出できる。
次に、ステップS404にて、制御部216は、リンクトレーニングによって確立された画像信号源101と液晶プロジェクター103との間の送受信帯域幅(実績値)を取得する。制御部216は、記憶部222に格納されたDPCDからLINK_BW_SET及びLANE_COUNT_SETを読み出す。これにより、制御部216は、リンクトレーニング後の画像伝送におけるレーンあたりのビットレート及びレーン数を取得できる。以後の説明のため、この例では、レーンあたりのビットレート(LINK_BW_SET)として1.62Gbps、レーン数(LANE_COUNT_SET)として1レーンに相当する値を読み出したとする。
続いて、ステップS405にて、制御部216は、ステップS403において取得した帯域幅(理論値)とステップS404において取得した帯域幅(実績値)とを比較する。比較の結果、制御部216が、ステップS404において取得した帯域幅の方が狭いと判断した場合にはステップS406へ進み、そうでない場合にはステップS407へ進む。この例においては、ステップS403において取得した帯域幅が3.24Gbpsであり、ステップS404において取得した帯域幅が1.62Gbpsであるので、ステップS406へ進む。
ステップS406にて、制御部216は、ステップS403において取得した帯域幅(理論値)よりもステップS404において取得した帯域幅(実績値)の方が狭いことをユーザーに報知して、ステップS407へ進む。例えば、制御部216は、画像処理部213を制御して、図5に例示したようなOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)表示501をスクリーン104に投影表示させる。液晶プロジェクター103のユーザーが操作部217の不図示の了解ボタンを押下すると、制御部216は、了解ボタン502が押下されたことと判断して図5に示すOSD表示501を閉じる。また、図5に示すようにOSD表示501にチェックボックス503を追加的に設けることによって、本OSD表示によるユーザーへの通知が何度も繰り返されることを抑制するようにしてもよい。
ステップS407にて、制御部216は、液晶プロジェクター103の各部を制御し、画像受信部211で受信した画像信号に基づき画像をスクリーン104に投影表示する。
以上のように本実施形態によれば、液晶プロジェクター103は、帯域幅の実績値が理論値(上限値)より狭い場合に、それをユーザーに報知することができ、帯域幅の実績値が理論値より狭いことをユーザーに認識させることが可能となる。
図6は、本実施形態における表示装置である液晶プロジェクター103の動作例を示すフローチャートである。図4に示した例では、ステップS403において取得した帯域幅(理論値)よりもステップS404において取得した帯域幅(実績値)の方が狭い場合、液晶プロジェクター103がその旨をユーザーに報知している。図6に示す例では、帯域幅(理論値)よりも帯域幅(実績値)の方が狭い場合、液晶プロジェクター103は、その旨をユーザーに報知し、所定の回数になるまでは画像信号源101にリンクトレーニングの再実行を要求する。
図6に示した処理も、図3(a)に示した処理305を終了した後、ループ処理306を開始する前に、液晶プロジェクター102の制御部216により実行される。すなわち、リンクトレーニングが完了しDPリンクが確立した直後に、液晶プロジェクター103の制御部216が実行する。
ステップ601にて、制御部216は、図4に示したステップS401と同様にして、液晶プロジェクター103におけるDP信号の受信帯域幅能力を取得する。次に、ステップS602にて、制御部216は、図4に示したステップS402と同様にして、画像信号源101におけるDP信号の送信帯域幅能力を取得する。続いて、ステップS603にて、制御部216は、図4に示したステップS403と同様にして、画像信号源101と液晶プロジェクター103との間の送受信帯域幅の上限値である理論上の最大値(理論値)を取得する。次に、ステップS604にて、制御部216は、図4に示したステップS404と同様にして、リンクトレーニングによって確立された画像信号源101と液晶プロジェクター103との間の送受信帯域幅(実績値)を取得する。
次に、ステップS605にて、制御部216は、ステップS603において取得した帯域幅(理論値)とステップS604において取得した帯域幅(実績値)とを比較する。比較の結果、制御部216が、ステップS604において取得した帯域幅の方が狭いと判断した場合にはステップS606へ進み、そうでない場合にはステップS610へ進む。
ステップS606にて、制御部216は、(再)リンクトレーニングの回数が所定回数を超えたか否かを判断する。判断の結果、制御部216が、再リンクトレーニングの回数が所定回数を超えたと判断した場合にはステップS609へ進み、所定回数を超えていないと判断した場合にはステップS607へ進む。ここで、リンクトレーニングの回数の計数は、例えば、液晶プロジェクター103に映像ケーブル102が接続されたことを通信部212が検出して「0回」にリセットする。そして、以後、リンクトレーニングの実行を通信部212が検出するたびにリンクトレーニングの回数をインクリメントすることにより計数する。所定回数は、例えば5回とする。しかし、必ずしも5回である必要はなく、適宜変更してもよい。
ステップS607にて、制御部216は、ステップS403において取得した帯域幅(理論値)よりもステップS404において取得した帯域幅(実績値)の方が狭いことを検知した旨をユーザーに報知する。また、制御部216は、画像信号源101にリンクトレーニングの再実行を要求する。
例えば、ステップS607では、まず、制御部216は、画像処理部213を制御して、図7(a)に例示したようなOSD表示701をスクリーン104に投影表示させる。液晶プロジェクター103のユーザーが操作部217の不図示の了解ボタンを押下すると、制御部216は、了解ボタン702が押下されたことと判断して図7(a)に示すOSD表示701を閉じる。また、図7(a)に示すようにOSD表示701にチェックボックス703を追加的に設けることによって、本OSD表示によるユーザーへの通知が何度も繰り返されることを抑制するようにしてもよい。
続いて、制御部216は、通信部212を制御することにより、映像ケーブル102のHPD信号線の電圧レベルを一旦ローレベルに設定し、数ミリ秒待った後にHPD信号線の電圧レベルを再びハイレベルに設定する。このようにHPD信号線の電圧レベルを一旦ローレベルにすることにより、液晶プロジェクター103に対して映像ケーブル102が挿抜された状況を疑似的に再現し、液晶プロジェクター103が画像信号源101にリンクトレーニングの再実行を要求する。
ステップS607に続くステップS608にて、制御部216は、再実行されたリンクトレーニングの完了を待機する。制御部216は、リンクトレーニングの完了を検知したら、再びステップS601へ戻り、ステップS601以降の処理を実行する。
また、所定回数の再リンクトレーニングを実行したと制御部216が判断した場合に進むステップS609にて、制御部216は、リンクトレーニングを再実行したが帯域幅(実績値)が向上しなかった旨をユーザーに報知して、ステップS610へ進む。このとき、制御部216は、ユーザーへの報知により、例えば、映像ケーブル102の交換や挿し直しを提案する。例えば、制御部216は、画像処理部213を制御して、図7(b)に例示したOSD表示711をスクリーン104に投影表示させる。液晶プロジェクター103のユーザーが操作部217の不図示の了解ボタンを押下すると、制御部216は、了解ボタン712が押下されたことと判断して図7(b)に示すOSD表示711を閉じる。また、図7(b)に示すようにOSD表示711にチェックボックス713を追加的に設けることによって、本OSD表示によるユーザーへの通知が何度も繰り返されることを抑制するようにしてもよい。
ステップS610にて、制御部216は、液晶プロジェクター103の各部を制御し、画像受信部211で受信した画像信号に基づき画像をスクリーン104に投影表示する。
図6に示した処理を実行することで、液晶プロジェクター103は、帯域幅の理論値より実績値が狭いことをユーザーに報知するだけでなく、HPD信号線を制御することによりリンクトレーニングの再実行を画像信号源101に自動的に要求することができる。これにより、帯域幅の実績値が理論値より狭い場合に、帯域幅の実績値が理論値より狭いことをユーザーに認識させることが可能となり、リンクトレーニングを再実行することで帯域幅を向上することができる場合がある。また、リンクトレーニングの再実行を所定回数試みても帯域幅を向上できない場合、映像ケーブル102の交換や挿し直しをユーザーに提案することが可能となる。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101:画像信号源 102:映像ケーブル 103:液晶プロジェクター(表示装置) 104:スクリーン 211:画像受信部 212:通信部 216:制御部 217:操作部 219:ROM 220:RAM
Claims (11)
- 信号源からの画像信号を受信する表示装置であって、
前記表示装置における受信帯域幅能力及び前記信号源における送信帯域幅能力を取得して、前記信号源と前記表示装置との間にて画像信号を送受信できる帯域幅の上限値を取得する第1の取得手段と、
前記信号源と前記表示装置との間で確立した画像信号を送受信する際の帯域幅を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した帯域幅の上限値と前記第2の取得手段により取得した帯域幅とを比較し、比較した結果を外部に報知する報知手段とを有することを特徴とする表示装置。 - 前記報知手段は、前記第1の取得手段により取得した帯域幅の上限値より前記第2の取得手段により取得した帯域幅が狭い場合に、外部に報知することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記表示装置における受信帯域幅能力を取得する第3の取得手段と、
前記信号源における送信帯域幅能力を取得する第4の取得手段とを有することを特徴とする請求項2記載の表示装置。 - 前記第3の取得手段は、前記表示装置に格納されている情報を基に前記受信帯域幅能力を取得することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
- 前記第4の取得手段は、前記信号源と前記表示装置との間の接続を確立する際に前記信号源から前記表示装置に対して送信される信号を基に前記送信帯域幅能力を取得することを特徴とする請求項3又は4記載の表示装置。
- 前記信号源と前記表示装置との間の接続を確立する際に前記信号源から前記表示装置に対して送信される情報を格納する格納手段を有し、
前記第4の取得手段は、前記格納手段に格納されている情報を基に前記送信帯域幅能力を取得することを特徴とする請求項3又は4記載の表示装置。 - 前記第1の取得手段により取得した帯域幅の上限値より前記第2の取得手段により取得した帯域幅が狭い場合に、前記信号源と前記表示装置との間の接続を確立する動作の再実行を要求する要求手段を有することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の表示装置。
- 前記画像信号の伝送に使用する信号線の数及び前記信号線におけるビットレートの少なくとも一方が可変なインターフェイスで、前記信号源と接続されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の表示装置。
- 前記インターフェイスは、DisplayPort規格に準拠したインターフェイスであることを特徴とする請求項8記載の表示装置。
- 信号源からの画像信号を受信する表示装置の制御方法であって、
前記表示装置における受信帯域幅能力及び前記信号源における送信帯域幅能力を取得して、前記信号源と前記表示装置との間にて画像信号を送受信できる帯域幅の上限値を取得する第1の取得工程と、
前記信号源と前記表示装置との間で確立した画像信号を送受信する際の帯域幅を取得する第2の取得工程と、
前記第1の取得工程にて取得した帯域幅の上限値と前記第2の取得工程にて取得した帯域幅とを比較し、比較した結果を外部に報知する報知工程とを有することを特徴とする表示装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜9の何れか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2018166708A JP2020043377A (ja) | 2018-09-06 | 2018-09-06 | 表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113295956A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-08-24 | 广州朗国电子科技有限公司 | 一种dp信号源检测电路、检测方法及显示设备 |
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- 2018-09-06 JP JP2018166708A patent/JP2020043377A/ja active Pending
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