JP2020042646A - 動作抽出装置、動作抽出方法、及びプログラム - Google Patents

動作抽出装置、動作抽出方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分析者にかかる負担を抑制しつつ、映像から特定の動作を自動的に抽出し得る、動作抽出装置、動作抽出方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】動作抽出装置10は、処理対象となる映像データを取得する、データ取得部11と、取得された映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、軌跡特定部12と、フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する、ヒストグラム生成部13と、フレーム毎に、特定された軌跡と複数の領域それぞれにおけるヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、動作抽出部14とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、映像データから、特定の動作の映像を抽出するための、動作抽出装置、及び動作抽出方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
従来から、スポーツの分野では、選手の動作を映像から分析することが行われている。このような映像による動作分析は、技術の向上、ケガの防止等の観点から非常に重要である。また、近年においては、スマートフォンの普及により、このような動作分析は、より手軽に行われるようになっている。
ところで、通常、撮影された映像には、分析の必要がない動作が映っていることが多く、映像による動作分析を行う場合は、まず、映像から分析対象となる動作が映っている部分を抽出する必要がある。但し、通常、このような抽出作業は、フレームをコマ送りしながら人手によって行われているため、分析対象となる映像の数が増えるほど、分析者の負担が大きくなってしまう。
このため、特許文献1は、映像から特定の動作を自動的に抽出する装置を開示している。具体的には、特許文献1に開示された装置は、まず、フレーム間の差分画像を生成し、その差分画像から人物の動作の特徴を示す特徴量を算出し、そして、特徴量を時系列に沿って並べて次元圧縮し、それによってリファレンス時系列データを生成する。続いて、特許文献1に開示された装置は、生成したリファレンス時系列データと、予め記憶装置に記憶されているリファレンス時系列データとの相関係数を算出し、前者において、相関係数が所定の閾値以上となる区間を、特定の動作の区間として抽出する。
このように、特許文献1に開示された装置によれば、映像から特定の動作を自動的に抽出することができる。また、特許文献1に開示された装置は、コンピュータによって実現されるため、この装置を実現するプログラムをスマートフォン上で実行すれば、スマートフォンによっても、自動的に、映像から特定の動作を抽出することができるようになると考えられる。
特開2008−287594号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置によって精度良く動作を抽出するためには、基準となるリファレンス時系列データを、動作を行う人毎に予め作成しておく必要がある。また、基準となるリファレンス時系列データの作成においては、人手による編集が必要となる。つまり、特許文献1に開示された装置では、分析者の負担の軽減は困難である。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、分析者にかかる負担を抑制しつつ、映像から特定の動作を自動的に抽出し得る、動作抽出装置、動作抽出方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における動作抽出装置は、
処理対象となる映像データを取得する、データ取得部と、
取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、軌跡特定部と、
前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する、ヒストグラム生成部と、
前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、動作抽出部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における動作抽出方法は、
(a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
(b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、ステップと、
(c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
(d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
(b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、ステップと、
(c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
(d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、分析者にかかる負担を抑制しつつ、映像から特定の動作を自動的に抽出することができる。
図1は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態においてスキップ処理部によって行われる処理を説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態における軌跡特定部の機能を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態におけるヒストグラム生成部の機能を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態において用いられる状態遷移表の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態においてリリースポイント特定部によって作成される軌跡の強度の時系列変化の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の動作を示すフロー図である。 図9は、本発明の実施の形態における動作抽出装置10を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、動作抽出装置、動作抽出方法、及びプログラムについて、図1〜図9を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態における動作抽出装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態における動作抽出装置10は、映像データから特定の動作を行っている人の映像を抽出する装置である。図1に示すように、動作抽出装置10は、データ取得部11と、軌跡特定部12と、ヒストグラム生成部13と、動作抽出部14とを備えている。
このうち、データ取得部11は、処理対象となる映像データを取得する。軌跡特定部12は、取得された映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する。ヒストグラム生成部13は、フレーム毎に、そのフレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した各領域について、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する。
動作抽出部14は、まず、フレーム毎に、特定の特徴点の軌跡と、複数の領域それぞれにおけるヒストグラムとに基づいて、そのフレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する。次いで、動作抽出部14は、特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する。
このように、動作抽出装置10は、フレーム毎に、特徴点の軌跡、及び各領域のヒストグラムを用いることができるので、分析者に何ら負担をかけることなく、そのフレームに、特定の動作を行う人が映っているかどうかを精度良く判定することができる。動作抽出装置10によれば、分析者にかかる負担を抑制しつつ、映像から特定の動作を自動的に抽出することができる。
続いて、図2〜図6を用いて、本実施の形態における動作抽出装置10の構成及び機能についてより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の構成を具体的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態では、動作抽出装置10は、端末装置20のオペレーティングシステム21上で動作するプログラムによって構築されている。端末装置20は、カメラ22と、液晶ディスプレイ等の表示装置23とを備えている。また、このカメラ
22で撮影された映像の映像データが、動作抽出装置10に出力される。端末装置20の具体例としては、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)等が挙げられる。
また、図2に示すように、本実施の形態では、動作抽出装置10は、上述した、データ取得部11、軌跡特定部12、ヒストグラム生成部13、及び動作抽出部14に加えて、スキップ処理部15と、リリースポイント特定部16とを備えている。
データ取得部11は、本実施の形態では、上述したカメラ22から出力された映像データを取得する。また、本実施の形態では、抽出対象となる特定の動作は、特に限定されないが、以下では、特定の動作が、物体を投げる動作(より詳細には、ボールを投げる投球動作)である場合を例にとって説明する。この場合、データ取得部11は、物体を投げる動作を行っている人の映像データを取得することになる。
スキップ処理部15は、まず、フレーム毎に、各フレームと予め用意された背景画像との差分を求める。具体的には、背景画像としては、例えば、処理対象となっている現フレームの1つ前のフレームが挙げられる。よって、現在時刻(現フレーム)をt、求める差分をG(t)、現フレームと1フレーム前のフレームとの差分をB(t)とすると、スキップ処理部15は、例えば、下記の数1を用いて、差分G(t)を算出することができる。なお、下記の数1において、W1、W2、W3、・・・は、重みであり、W1>W2>W3・・・の関係にある。
[数1]
G(t)=W1*B(t)+W2*G(t−1)+W3*G(t−2)+・・・
続いて、スキップ処理部15は、求めた差分から得られる画像の垂直方向(y軸方向)におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向(x軸方向)の座標を求める。更に、スキップ処理部15は、各フレームにおける水平方向の座標の時系列変化に基づいて、特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、映像データから、特定したフレームを削除する。
ここで、図3を用いて、スキップ処理部15による不要なフレームの削除について説明する。図3は、本発明の実施の形態においてスキップ処理部によって行われる処理を説明する図である。図3において、横軸はフレーム(時刻)を示し、左の縦軸はx軸方向の座標を示している。右の縦軸はフレーム削除(スキップ)の有無を示す2値のフラグを示している。Lは、各フレームで最大エッジ量となるx軸方向の座標を示している。
図3の例では、映像データは、人が投球動作を行う際の映像を含んでいる。この場合、投球が行われている間は、人は映像において左から右へと移動するため、エッジのx軸方向の座標の値は増加していく。しかし、エッジのx軸方向の座標の値は、投球の開始前は変化せず、投球の終了後は座標の値は減少する。
従って、投球の開始前のフレームと、動作の終了後のフレームとは、不必要なフレームであるため、スキップ処理部15は、エッジのx軸方向の座標の値が増加している区間のフレームのみを残す。一方、スキップ処理部15は、残りのフレームについては、動作が行われていないフレームとして、削除する。このようにして、スキップ処理部15は、映像データを構成するフレームの中から、動作が映っていない不要なフレームを削除する。
スキップ処理部15によってフレームが削除されると、軌跡特定部12、ヒストグラム生成部13、及び動作抽出部14は、スキップ処理部15によってフレームが削除された
映像データを対象にして、即ち、削除されなかったフレーム(以下「対象フレーム」と表記する。)を対象にして、処理を行う。
軌跡特定部12は、本実施の形態では、まず、対象フレーム毎に、例えば、Harrisのコーナー検出を利用して、特定の特徴点を抽出し、更に、抽出した特徴点について、フレーム間(時刻tと時刻t+1)のオプティカルフロー(Optical Flow)を算出する。
次いで、軌跡特定部12は、図4に示すように、算出したオプティカルフローを時系列方向に連結して、特徴点の軌跡(trajectory)を特定する。図4は、本発明の実施の形態における軌跡特定部の機能を説明する図である。図4の例では、投球の開始から終了までの主なフレームが示されている。また、特定された特徴点の軌跡は、各フレームにおいて横線によって表現されている。
ヒストグラム生成部13は、本実施の形態では、図5に示すように、対象フレーム毎に、そのフレームの複数の領域それぞれを、その水平方向において連続して取り出し、取り出した領域毎に、画素の動きの方向を示すヒストグラムを生成する。図5は、本発明の実施の形態におけるヒストグラム生成部の機能を説明する図である。
具体的には、図5の上段及び中段に示すように、ヒストグラム生成部13は、まず、対象フレーム毎に、水平方向においてオーバーラップするように複数の領域を設定し、設定した各領域を順に取り出す。図5において、上段は、1つの対象フレームを示している。中段は、複数の領域が設定された状態を示している。図5の例では、1つの対象フレームに対して9つの領域が設定されている。また、説明のため、各領域の位置は垂直方向においてずらされている。
続いて、図5の下段に示すように、ヒストグラム生成部13は、領域毎に、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する。具体的には、ヒストグラム生成部13は、領域毎に、ヒストグラムで構成されるHOF(Histogram of Optical Flow)特徴量を求め、更に、ヒストグラムの各ブロックを正規化する。図5の下段は、この正規化された各ブロック(正規化ブロック)を示している。また、矢印で示すように、各正規化ブロックは、画素の動き(軌跡:trajectory)の各方向(上、右上、右、右下、下、左下、左、左上)に対応している。なお、図5の例では、画素の方向は矢印で示されている。また、図5の下段に示すヒストグラムは、5番目の領域について生成されたヒストグラムである。
動作抽出部14は、本実施の形態では、対象フレーム毎に、軌跡特定部12によって特定された軌跡と、ヒストグラム生成部13によって生成されたヒストグラムとを、例えば、図6に示す状態遷移表に照合する。そして、動作抽出部14は、照合の結果に基づいて、各フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、含んでいる場合は、このフレームを抽出する。
図6は、本発明の実施の形態において用いられる状態遷移表の一例を示す図である。図6の例では、状態遷移表は、各状態(初期状態、投球中、投球終了)と各イベントとの組合せ毎に、対応する状態遷移を規定している。また、図6の例では、右投げの人が投球動作を行う場合に利用される状態遷移表が示されている。各「イベント」は、軌跡及びヒストグラムのいずれか又は両方の条件で規定されている。
例えば、時刻tのフレームにおいて「一定以上の軌跡がない」が、時刻t+1のフレームで「一定以上の長さの右方向の軌跡がある」とする。この場合は、図6の「初期状態」の欄から分かるように、初期状態から投球中へと状態が遷移する。従って、このとき、動作抽出部14は、時刻t+1のフレームについて、投球動作を行っている人の映像を含ん
でいると判定し、このフレームを抽出する。図6の例では、動作抽出部14は、状態が「投球中」と判断できるフレームを抽出する。
リリースポイント特定部16は、まず、動作抽出部14によって抽出された各フレームについて、各領域の中から、特定の方向に動く画素のヒストグラムの値に基づいて、投球動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出する。
より詳細には、リリースポイント特定部16は、動作が投球動作であるので、抽出されたフレームそれぞれにおいて、右上、下、及び右下それぞれに対応する正規化ブロック(図5の下段参照)の値が一定以上となっている領域を特定する。図5の例であれば、リリースポイント特定部16は、4番目と5番目の領域を特定する。
続いて、リリースポイント特定部16は、抽出されたフレーム毎に、選出した領域における軌跡の強度を求め、求めた軌跡の強度の時系列変化に基づいて、人が物体(ボール)をリリースした瞬間のフレームを特定する。
より、詳細には、リリースポイント特定部16は、抽出されたフレーム毎に、軌跡特定部12によって特定された軌跡から、4番目の領域と5番目の領域とのそれぞれにおける、右方向の軌跡の強度を求める。そして、図7に示すように、リリースポイント特定部16は、フレーム毎に求めた右方向の軌跡の強度をつなぎ合わせて、軌跡の強度の時系列変化を求める。図7は、本発明の実施の形態においてリリースポイント特定部によって作成される軌跡の強度の時系列変化の一例を示す図である。
続いて、リリースポイント特定部16は、図7に示すように、中間部分のフレーム、例えば、抽出されたフレームのうちの前半(1/3)から後半(2/3)までのフレームのみを取り出す。その後、リリースポイント特定部16は、取り出したフレームの中から、軌跡の強度がもっと高くなるフレームを特定し、特定したフレームを、人がボールをリリースした瞬間のフレームとして特定する。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における動作抽出装置10の動作について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態における動作抽出装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図7を参酌する。また、本実施の形態では、動作抽出装置を動作させることによって、動作抽出方法が実施される。よって、本実施の形態における動作抽出方法の説明は、以下の動作抽出装置10の動作説明に代える。
図8に示すように、最初に、データ取得部11は、端末装置20のカメラ22から出力された映像データを取得する(ステップA1)。
次に、スキップ処理部15は、ステップA1で取得した映像データの中から、投球動作が行われていないフレームを特定し、これを削除する(ステップA2)。
具体的には、ステップA2では、スキップ処理部15は、フレーム毎に、各フレームと予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向(y軸方向)におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向(x軸方向)の座標を求める。更に、スキップ処理部15は、各フレームにおける水平方向の座標の時系列変化に基づいて、特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、映像データから、特定したフレームを削除する。
次に、軌跡特定部12は、ステップA2で削除されなかったフレーム(対象フレーム)
毎に、特定の特徴点を抽出し、抽出した特徴点の軌跡を特定する(ステップA3)。
具体的には、ステップA3では、軌跡特定部12は、対象フレーム毎に、例えば、Harrisのコーナー検出を利用して、特定の特徴点を抽出し、抽出した特徴点について、フレーム間のオプティカルフロー(Optical Flow)を算出する。そして、軌跡特定部12は、図4に示すように、算出したオプティカルフローを時系列方向に連結して、特徴点の軌跡を特定する。
次に、ヒストグラム生成部13は、対象フレーム毎に、そのフレームの複数の領域それぞれを、その水平方向において連続して取り出し、取り出した領域毎に、画素の動きの方向を示すヒストグラムを生成する(ステップA4)。
具体的には、ステップA4では、ヒストグラム生成部13は、図5上段及び中段に示すように、まず、対象フレーム毎に、水平方向においてオーバーラップするように複数の領域を設定し、設定した各領域を順に取り出す。続いて、図5の下段に示すように、ヒストグラム生成部13は、領域毎に、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する。
次に、動作抽出部14は、対象フレーム毎に、ステップA3で特定された軌跡と、ステップA4で生成されたヒストグラムとを、図6に示す状態遷移表に照合し、各フレームが、投球動作を含むかどうかを判定し、投球動作を含むフレームを抽出する(ステップA5)。
次に、リリースポイント特定部16は、ステップA5で抽出されたフレームの中から、人が物体(ボール)をリリースした瞬間のフレームを特定する(ステップA6)。
具体的には、ステップA5では、リリースポイント特定部16は、抽出された各フレームにおいて、特定の方向に動く画素のヒストグラムの値に基づいて、投球動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出する。
続いて、リリースポイント特定部16は、抽出されたフレーム毎に、選出した領域における軌跡の強度を求め、求めた軌跡の強度の時系列変化に基づいて、人が物体(ボール)をリリースした瞬間のフレームを特定する。その後、リリースポイント特定部16は、特定したフレームを、端末装置20で動作するアプリケーションプログラム等に出力する。
[実施の形態における効果]
このように、本実施の形態では、動作抽出装置10は、自動的に、投球動作が行われているフレームを特定し、更に、特定したフレームの中から、ボールがリリースされたフレームを更に特定する。本実施の形態によれば、分析者は、何ら負担となる行為を行うことなく、人の動作、特に物体を投げる動作を詳細に分析することができる。
また、本実施の形態では、特定の選手が行った投球動作を複数回撮影すれば、投球動作毎に、リリースポイントを比較することができる。また、各投球動作においてリリースポイントのフレームを特定できるので、このフレームを基準にして、各投球動作の映像データを切り出せば、投球動作間での比較が容易となり、結果、選手の好調及び不調の要因の分析が可能となる。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図8に示すステップA1〜A6を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における動作抽出装置10と動作抽出方法とを実
現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、データ取得部11、軌跡特定部12、ヒストグラム生成部13、動作抽出部14、スキップ処理部15、及びリリースポイント特定部16として機能し、処理を行なう。また、コンピュータとしては、具体的には、上述した端末装置20、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC等が挙げられる。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、データ取得部11、軌跡特定部12、ヒストグラム生成部13、動作抽出部14、スキップ処理部15、及びリリースポイント特定部16のいずれかとして機能しても良い。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、動作抽出装置10を実現するコンピュータの一例について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態における動作抽出装置10を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図9に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における動作抽出装置10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、動作抽出装置10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェ
アで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
処理対象となる映像データを取得する、データ取得部と、
取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、軌跡特定部と、
前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する、ヒストグラム生成部と、
前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、動作抽出部と、
を備えている、ことを特徴とする動作抽出装置。
(付記2)
付記1に記載の動作抽出装置であって、
前記ヒストグラム生成部が、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
前記動作抽出部が、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とする動作抽出装置。
(付記3)
付記2に記載の動作抽出装置であって、
前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
前記動作抽出部が、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
当該動作抽出装置が、
抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、リリースポイント特定部を更に備えている、
ことを特徴とする動作抽出装置。
(付記4)
付記1〜3のいずれかに記載の動作抽出装置であって、
前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、スキップ処理部を更に備え、
前記軌跡特定部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
前記ヒストグラム生成部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
前記動作抽出部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とする動作抽出装置。
(付記5)
(a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
(b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、ステップと、
(c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
(d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする動作抽出方法。
(付記6)
付記5に記載の動作抽出方法であって、
前記(c)のステップにおいて、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とする動作抽出方法。
(付記7)
付記6に記載の動作抽出方法であって、
前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
当該動作抽出方法が、
(e)前記(d)のステップで抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、ステップを更に有する、
ことを特徴とする動作抽出方法。
(付記8)
付記5〜7のいずれかに記載の動作抽出方法であって、
(f)前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、ステップを更に有し、
前記(b)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映
像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
前記(c)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
前記(d)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とする動作抽出方法。
(付記9)
コンピュータに、
(a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
(b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、ステップと、
(c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
(d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記11)
付記10に記載のプログラムであって、
前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
前記コンピュータに、
(e)前記(d)のステップで抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、ステップを更に実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
(付記12)
付記9〜11のいずれかに記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、
(f)前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、
更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、ステップを更に実行させ、
前記(b)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
前記(c)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
前記(d)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
ことを特徴とするプログラム。
以上のように、本発明によれば、分析者にかかる負担を抑制しつつ、映像から特定の動作を自動的に抽出することができる。本発明は、人の動作の分析が求められる各種分野、例えば、スポーツの分野等に有用である。
10 動作抽出装置
11 データ取得部
12 軌跡特定部
13 ヒストグラム生成部
14 動作抽出部
15 スキップ処理部
16 リリースポイント特定部
20 端末装置
21 オペレーティングシステム21
22 カメラ
23 表示装置
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (12)

  1. 処理対象となる映像データを取得する、データ取得部と、
    取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、軌跡特定部と、
    前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成する、ヒストグラム生成部と、
    前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、動作抽出部と、
    を備えている、ことを特徴とする動作抽出装置。
  2. 請求項1に記載の動作抽出装置であって、
    前記ヒストグラム生成部が、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
    前記動作抽出部が、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とする動作抽出装置。
  3. 請求項2に記載の動作抽出装置であって、
    前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
    前記動作抽出部が、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
    当該動作抽出装置が、
    抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
    前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
    求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、リリースポイント特定部を更に備えている、
    ことを特徴とする動作抽出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の動作抽出装置であって、
    前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、スキップ処理部を更に備え、
    前記軌跡特定部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
    前記ヒストグラム生成部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
    前記動作抽出部は、前記スキップ処理部によってフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とする動作抽出装置。
  5. (a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
    (b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定する、ステップと、
    (c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
    (d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とする動作抽出方法。
  6. 請求項5に記載の動作抽出方法であって、
    前記(c)のステップにおいて、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
    前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とする動作抽出方法。
  7. 請求項6に記載の動作抽出方法であって、
    前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
    前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
    当該動作抽出方法が、
    (e)前記(d)のステップで抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
    前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
    求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、ステップを更に有する、
    ことを特徴とする動作抽出方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の動作抽出方法であって、
    (f)前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、ステップを更に有し、
    前記(b)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
    前記(c)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
    前記(d)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とする動作抽出方法。
  9. コンピュータに、
    (a)処理対象となる映像データを取得する、ステップと、
    (b)取得された前記映像データを構成するフレーム毎に、特定の特徴点の軌跡を特定す
    る、ステップと、
    (c)前記フレーム毎に、当該フレームの複数の領域それぞれを取り出し、取り出した前記複数の領域それぞれについて、画素の動きの方向を表すヒストグラムを生成するステップと、
    (d)前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいると判定したフレームを抽出する、ステップと、
    を実行させる、プログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記(c)のステップにおいて、前記フレーム毎に、前記複数の領域それぞれを、当該フレームの水平方向において連続して取り出し、
    前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、特定された前記軌跡と前記複数の領域それぞれにおける前記ヒストグラムとに基づいて、当該フレームが、前記特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記特定の動作が、物体を投げる動作であり、
    前記(d)のステップにおいて、前記フレーム毎に、当該フレームが、物体を投げる動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定し、
    前記コンピュータに、
    (e)前記(d)のステップで抽出されたフレームそれぞれにおける前記複数の領域の中から、特定の方向に動く画素の前記ヒストグラムの値に基づいて、前記物体を投げる動作を行っている人が存在しているとみなす領域を選出し、
    前記フレーム毎に、選出した領域における前記軌跡の強度を求め、
    求めた前記軌跡の強度の時系列変化に基づいて、前記人が前記物体をリリースした瞬間のフレームを特定する、ステップを更に実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項9〜11のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (f)前記フレーム毎に、予め用意された背景画像との差分を求め、求めた差分から得られる画像の垂直方向におけるエッジを特定し、特定したエッジの水平方向の座標を求め、更に、各フレームにおける前記水平方向の座標の時系列変化に基づいて、前記特定の動作が行われていないフレームを特定し、そして、前記映像データから、特定したフレームを削除する、ステップを更に実行させ、
    前記(b)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記特定の特徴点の軌跡を特定し、
    前記(c)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、前記ヒストグラムを生成し、
    前記(d)のステップにおいて、前記(f)のステップでフレームが削除された前記映像データを対象にして、特定の動作を行っている人の映像を含んでいるかどうかを判定する、
    ことを特徴とするプログラム。
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