JP2020036204A - 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム - Google Patents

無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020036204A
JP2020036204A JP2018161571A JP2018161571A JP2020036204A JP 2020036204 A JP2020036204 A JP 2020036204A JP 2018161571 A JP2018161571 A JP 2018161571A JP 2018161571 A JP2018161571 A JP 2018161571A JP 2020036204 A JP2020036204 A JP 2020036204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
wireless communication
information
base station
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018161571A
Other languages
English (en)
Inventor
勇佑 柴田
Yusuke Shibata
勇佑 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2018161571A priority Critical patent/JP2020036204A/ja
Publication of JP2020036204A publication Critical patent/JP2020036204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報を即時に受信させることができるようにする。【解決手段】送信部400は、受信したメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局が用いた所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラムに関する。
現代の携帯電話に用いられている移動通信システムは、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)といった方式が3GPP(3rd Generation Partnership Project)により策定されている。
音声通話やデータ通信を外出先等のあらゆる場所で使用可能とする機能が主であるが、携帯電話、特にスマートフォンは広く普及しているため、データ通信を用いて災害等の情報を通知する、緊急速報にも使用されている。
第3世代移動通信であるW−CDMAでは、CBS(Cell Broadcast Service)という災害等の情報を一斉に配信する緊急速報通知システムを用いていた。一方、LTEではETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)というCBSを発展させた緊急速報通知システムを採用している(非特許文献1)。
CBSでは、通知する情報をまとめた一つのメッセージをブロードキャストしていたが、地震や津波等の事象では、一秒でも早く情報が通知される必要がある。
ETWSでは、どのような災害が発生したかというシンプルな情報を、詳細情報の通知に先行して無線通信端末に通知させるPrimary Notificationというメッセージを送信する。その後、Secondary NotificationというCBSに相当する事象に関する詳細情報を通知している。例えば、地震情報であれば、Secondary Notificationに震源地や震度に関する情報が含まれる。
ETWSは、無線通信端末から無線基地局に対する信号は一切送信せず、無線基地局から無線通信端末への一方向通信であることが特徴である。
また、3GPPでは、D2D(Device to Device)という、無線基地局を必要としない、無線通信端末同士で通信のやりとりをするための規格が策定されている(非特許文献2)。
D2Dでは、無線基地局から見て圏外のエリアにある無線通信端末との通信を、無線基地局のカバーエリアに在圏する無線通信端末を中継することで実現するシステムである。
また、無線基地局を一切伴わずに、無線通信端末同士の自律的な通信を行う場合も想定されている。この場合、無線通信端末が用いる送信時のリソース(周波数や時間)は、LTE回線の上り方向の一部を用いる。
しかし、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末には、たとえその無線通信端末が被災エリアにあったとしても、CBSやETWS等の緊急速報が届かない。このような現象は、無線基地局を十分に配置していたとしても、一部の無線基地局が災害により機能停止してしまうことにより生じ得る。
このため、モバイルネットワークで緊急災害情報を配信するにあたって、山間部やトンネル等の電波が到達しにくい場所に位置するユーザに対しても、迅速に情報を通知するシステムが必要となる。
この点、特許文献1では、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末に、圏内に位置する無線通信端末を中継器として用いて情報を送信する技術が開示されている。
また、非特許文献3には、D2D通信を用いて、ETWSとProximity Serviceにより無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末に、緊急速報を送信する技術が開示されている。
特開2009−71784号公報
3GPP TR 23.828 V8.0.0 3GPP TR 36.843 V12.0.1 六平 豊、中村 嘉隆、稲村 浩、「カバレッジ外の端末へ緊急速報を配信するためのProximity Servicesを用いた同報配信システム」、マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集、情報処理学会、2017年6月28日、p.955-962
しかしながら、ETWSのような情報伝達の即時性が要求される情報を扱う場合、無線通信端末間の相互接続処理に少なからず時間を要してしまうため、即時性の要件を満足しない、という問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の発明に係る無線通信端末は、セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、無線基地局から所定のチャネルを用いて前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、緊急性が高い情報である緊急速報を含むメッセージを受信し、また前記無線基地局から前記スケジューリング情報を受信する受信部と、前記メッセージに、前記緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、を備えて構成される。
また、第1の発明に係る緊急速報通知方法は、セルラ通信システムにおける無線通信端末における緊急速報通知方法であって、無線基地局から所定のチャネルを用いて前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、緊急性が高い情報である緊急速報を含むメッセージを受信し、また前記無線基地局から前記スケジューリング情報を受信する受信ステップと、前記メッセージに、前記緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知ステップと、前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信ステップと、を含む。
第1の発明に係る無線通信端末及び緊急速報通知方法によれば、受信部が、無線基地局から所定のチャネルを用いて無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、緊急性が高い情報である緊急速報を含むメッセージを受信し、また無線基地局からスケジューリング情報を受信し、緊急速報検知部が、メッセージに、緊急速報が含まれていることを検知する。
そして、送信部が、メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。
このように、受信した無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局が用いた所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
また、第1の発明に係る無線通信端末は、セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、他の無線通信端末から無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて送信されたメッセージを受信し、前記無線基地局が前記メッセージを前記他の無線通信端末へ送信するためのスケジューリング情報を前記他の無線通信端末から受信する受信部と、前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、を備えて構成される。
このように、受信した無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
また、第1の発明に係る無線通信端末の前記所定のチャネルはPCH(Paging Channel)であり、前記緊急速報は、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)情報であり、前記スケジューリング情報は、SIB1(System Information Block type1)に含まれる情報である、とすることができる。
また、第1の発明に係る無線通信端末は、前記緊急速報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、前記メッセージに含まれる前記メッセージの転送回数に基づいて、前記メッセージを送信すべきか否かを判定する判定部、を更に含むことができる。
また、第1の発明に係る無線通信端末は、他の無線通信端末と端末間通信した時刻を含む履歴を記憶する履歴記憶部と、前記履歴の時刻と、前記メッセージの受信時刻との差分が、所定の閾値以下である場合に、前記メッセージを送信することを決定する決定部と、を更に含むことができる。
第1の発明に係る緊急速報通知システムは、セルラ通信システムにおける緊急速報通知システムであって、上記の無線通信端末を含む。
第1の発明に係るプログラムは、上記の無線通信端末の各部として機能させるためのプログラムである。
第2の発明に係る無線通信端末は、セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、無線基地局から所定のチャネルを用いて、前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、前記スケジューリング情報を含むメッセージを受信する受信部と、前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、を備えて構成される。
第2の発明に係る無線通信端末によれば、受信部が、無線基地局から所定のチャネルを用いて、当該無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、当該スケジューリング情報を含むメッセージを受信し、緊急速報検知部が、当該メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する。
そして、送信部が、メッセージに緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。
このように、受信した無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局が用いた所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
また、第2の発明に係る無線通信端末は、セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、他の無線通信端末から無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて送信された、無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージを受信する受信部と、前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、を備えて構成される。
このように、受信した無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
また、第2の発明に係る無線通信端末の前記所定のチャネルはPCH(Paging Channel)であり、前記緊急速報は、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)情報であり、前記スケジューリング情報は、SIB1(System Information Block type1)に含まれる情報である、とすることができる。
本発明の無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラムによれば、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る緊急速報通知システムの構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信端末の緊急速報通知処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る緊急速報通知システムの構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信端末の緊急速報通知処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
<本発明の実施の形態に係る無線通信端末の概要>
本発明の実施の形態に係る無線通信端末は、無線基地局からスケジューリング情報に基づいて送信されたページング情報を受信し、当該ページング情報にETWS情報が含まれている場合に、当該ページング情報を、無線基地局が用いた所定のチャネルであるPCHを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。
D2D通信では、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Control CHannel)というD2D通信を使用するために規定されたチャネルを用いて、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末へ情報を報知する必要がある(非特許文献3)。
これに対して、本発明の実施の形態に係る無線通信端末は、無線基地局がページング信号を送信する際に使用しているPCHを用いて、ETWS信号をブロードキャスト送信により、当該無線通信端末の電波が届く範囲内に転送する。
無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末は、本発明の実施の形態に係る無線通信端末が送信しているページング信号を受信する。これにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する場合においても、無線通信端末間の通信を確立することなく、無線基地局からのETWS信号を受信したように認識することができる。
このような構成により、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
<本発明の第1の実施の形態に係る緊急速報通知システムの構成>
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る緊急速報通知システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る緊急速報通知システム1の構成を示す概略図である。
本実施形態では、緊急速報通知システム1は、LTE及びETWSに準拠する無線通信システムである場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る緊急速報通知システム1は、無線基地局10と、無線通信端末11と、無線通信端末12とを備えて構成される。
図1において、無線基地局10が通信可能なエリア(セル)を、カバーエリア20とする。また、図1において、無線通信端末11が通信可能なエリアを、カバーエリア21とする。
図1に示すように、無線通信端末11は、無線基地局10のカバーエリア20の圏内に位置し、無線通信端末12は、無線基地局10のカバーエリア20の圏外に位置すると共に、無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する。
無線基地局10は、定期的にPCH(Paging Channel)を用いてページング信号を送信する。ページング信号は、無線基地局10の報知するページング情報を無線信号に変換した情報である。ページング信号は、無線基地局10から緊急速報が送信されることをページング信号の送信先(図1においては無線通信端末11)へ通知する情報であるETWS−Indicationを含んでもよい。ETWS−Indicationは、ETWS情報の一態様である。
また、無線基地局10は、無線通信端末11へSIB1(System Information Block type 1)を送信する。SIB1は、無線基地局10からのページング信号送信のスケジューリング情報が含まれているブロックであり、無線基地局10は当該スケジューリング情報に基づいて、ページング信号を送信する。
また、無線基地局10は、緊急速報配信要求を上位網(例えば、MME(Mobility Management Entity、図示しない))から受け取ると、カバーエリア20の圏内に位置する無線通信端末11に対して、ETWS情報を含めたページング信号を、PCHを用いて送信する。
無線通信端末11は、アンテナ100、RF回路、ベースバンド回路、CPUと、RAMと、後述する緊急速報通知処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備えたコンピュータで構成され、機能的には次に示すように構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係る無線通信端末11は、受信部200と、制御部300と、送信部400とを備えて構成される。
受信部200は、無線基地局10からPCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、ページング信号を受信する。また、受信部200は、無線基地局10からBCH(Broadcast Channel)を用いてSIB1を受信する。無線通信端末11は、無線基地局10から受信したページング信号にETWS−Indicationが含まれていることを緊急速報検知部310で検出して、無線基地局10からSIB1を受信する動作に移行してもよい。
受信部200は、アンテナ100を介して、無線基地局10から無線信号であるページング信号を受信すると共に、当該ページング信号を、ページング情報に変換する。
そして、受信部200は、ページング情報を制御部300に渡す。
制御部300は、緊急速報検知部310とスケジューラ320とを備えて構成される。
緊急速報検知部310は、受信部200から渡されたページング情報に、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する。
具体的には、緊急速報検知部310は、ページング情報に、ETWS情報が含まれているか否かを判定する。この判定において、緊急速報検知部310はページング情報にETWS−Indicationが含まれているか否かに基づいて判定してもよい。
緊急速報検知部310は、受信したページング情報にETWS情報が含まれていると判定した場合、当該ページング情報を、スケジューラ320に渡す。
また、この場合、緊急速報検知部310は、制御部300に、ユーザに対して緊急速報の情報を通知するため、Primary/Secondary Notificationの情報を受信するシーケンスへ移行するように命ずる。当該シーケンスについては、既存の手法を用いればよい。
一方、緊急速報検知部310が、受信したページング情報にETWS情報が含まれていないと判定した場合、無線通信端末11は、現在の状態(例えば、Idle)を維持する。
スケジューラ320は、無線基地局10から受信したSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより当該ページング情報を送信するように決定する。
例えば、無線基地局10がページング情報を80msで間欠送信している場合、スケジューラ320は、無線基地局10が間欠送信するタイミングから40msずらしたタイミングにより当該ページング情報を送信するように決定する。
そして、スケジューラ320は、当該ページング情報、及び決定したタイミングを送信部400に渡す。
送信部400は、アンテナ100を介して、当該ページング情報を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるPCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。
具体的には、送信部400は、スケジューラ320から受け取ったページング情報から、ページング情報をPCHを用いて送信するためのページング信号を生成し、スケジューラ320から受け取ったタイミングに基づいて、生成したページング信号を無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末12に送信する。
この際、送信部400は、アンテナ100を介して、無線基地局10から受信したSIB1を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるBCHを用いて送信してもよい。
具体的には、送信部400は、無線基地局10から受信したSIB1から、SIB1をBCHを用いて送信するためのSIB1転送信号を生成し、ページング信号と併せて、又はページング信号と個別に、生成したSIB1信号を無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末12に送信してもよい。
無線通信端末12は、無線基地局10のカバーエリア20の圏内に位置する場合に、無線基地局10からETWS情報を受信することができる無線通信端末である。また、無線通信端末12は、本実施形態に係る無線通信端末11と同様の構成を備えている必要はない。
無線通信端末12は、無線通信端末11のカバーエリア21に位置するため、無線通信端末11から送信されたETWS情報を含むページング信号を受信する。また無線通信端末12は、ページング信号と併せて、又はページング信号とは個別に、無線通信端末11から送信されたSIB1転送信号を受信してもよい。
<本発明の第1の実施の形態に係る無線通信端末11の作用>
図3は、本発明の実施の形態に係る緊急速報通知処理ルーチンを示すフローチャートである。
受信部200がページング信号を受信すると、無線通信端末11において、図3に示す緊急速報通知処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS100において、受信部200は、無線基地局10からPCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信されたページング情報を受信する。また受信部200は無線基地局10からBCHを用いてSIB1を受信する。
ステップS110において、緊急速報検知部310はページング情報に、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれているか否かを判定する。
緊急速報が含まれている場合(上記ステップS110のYES)、ステップS120において、スケジューラ320は、上記ステップS100により受信したSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該ページング情報を送信するタイミングを、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信するように決定する。
ステップS130において、送信部400は、上記ステップS100により受信したページング情報から、当該ページング情報を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるPCHを用いて送信するためのページング信号を生成する。無線通信端末11がSIB1を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるBCHを用いて送信するならば、送信部400はステップS130で、SIB1からSIB1転送信号を生成する。
ステップS140において、送信部400は、アンテナ100を介して、当該ページング信号を、PCHを用いて、上記ステップS120により決定されたタイミングにより無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末12に送信し、処理を終了する。無線通信端末11がSIB1をBCHを用いて送信するならば、ステップS140にて送信部400は、ページング信号と併せて、又はページング信号とは個別に、SIB1転送信号を無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末12に送信する。
一方、緊急速報が含まれていない場合(上記ステップS110のNO)、処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信端末によれば、受信したメッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれている場合に、当該メッセージを、無線基地局が用いた所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報に関する情報を即時に受信させることができる。
<本発明の第2の実施の形態に係る緊急速報通知システムの構成>
図4を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る緊急速報通知システム2の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る緊急速報通知システム2の構成を示す概略図である。
なお、第1の実施の形態に係る緊急速報通知システム1と同様の構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態では、緊急速報通知システム2は、第1の実施の形態と同様に、LTE及びETWSに準拠する無線通信システムである場合を例に説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る緊急速報通知システム2は、無線基地局10と、無線通信端末11と、無線通信端末13と、無線通信端末14とを備えて構成される。
図4において、無線通信端末13が通信可能なエリアを、カバーエリア22とする。
図4に示すように、無線通信端末13は、無線基地局10のカバーエリア20の圏外に位置すると共に、無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する。また、無線通信端末14は、無線基地局10のカバーエリア20の圏外かつ無線通信端末11のカバーエリア21の圏外に位置し、無線通信端末13のカバーエリア22の圏内に位置する。
無線通信端末11は、第1の実施の形態と同様の構成である。なお、本実施形態において無線通信端末11は、第1の実施の形態で説明したとおり、無線基地局10から受信したページング信号及びSIB1を無線通信端末11のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末12に送信する。
無線通信端末13は、アンテナ100、RF回路、ベースバンド回路、CPUと、RAMと、後述する緊急速報通知処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備えたコンピュータで構成され、機能的には次に示すように構成されている。
図5に示すように、本実施形態に係る無線通信端末13は、受信部210と、制御部500と、送信部410とを備えて構成される。
受信部210は、他の無線通信端末11から無線基地局10における所定のチャネルと同一のチャネルであるPCHを用いて送信されたメッセージを受信する。また、受信部210は、他の無線通信端末11から無線基地局10と同一のチャネルであるBCHを用いて送信されたSIB1を受信する。
具体的には、受信部210は、アンテナ100を介して、無線通信端末11から無線信号であるページング信号を受信すると共に、当該ページング信号を、ページング情報に変換する。また、受信部210は、アンテナ100を介して無線通信端末11から無線信号であるSIB1転送信号を受信すると共に、当該SIB1転送信号を、SIB1に変換する。
そして、受信部210は、ページング情報及びSIB1を緊急速報検知部310に渡す。
制御部500は、緊急速報検知部310と、判定部511と、履歴記憶部512と、決定部513と、スケジューラ520とを備えて構成される。
判定部511は、ETWS情報(SIB10、SIB11)に含まれるエリア情報(メッセージ配信エリアの情報)に基づいて、又は、ページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数に基づいて、ページング情報を送信すべきか否かを判定する。
具体的には、判定部511は、ETWS情報に含まれるエリア情報を抽出し、当該エリア情報と、無線通信端末13が属するエリアとが一致するか否かを判定し、エリアが一致する場合に、ページング情報を送信すべきと判定する。
この場合、無線基地局10は、ETWS情報にエリア情報を含めるように構成される。エリア情報は、セルレベル、TA(Tracking Area)レベル、EA(Emergency Area)レベルのいずれであってもよく、これらを無線通信端末が利用しやすい情報に変換したものでもよい。
また、判定部511は、ページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数を抽出し、当該転送回数が予め定めた第1閾値以下か否かを判定し、第1閾値以下である場合に、ページング情報を送信すべきと判定する。
第1閾値は、カバーエリア20の圏外にある無線通信端末にETWS情報が、不要に再転送される事態を防止するために用いられるものであり、例えば3等の整数を設定することができる。
この場合、無線通信端末11は、ページング情報に転送回数を付与する構成とする。
また、判定部511は、ページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数に基づいて、ページング情報を送信すべきと判定した場合、ページング情報の転送回数に1を加える。
そして、判定部511は、ページング情報を送信すべきと判定した場合、ページング情報を、決定部513に渡す。
履歴記憶部512は、無線通信端末13が他の無線通信端末14とD2D通信した時刻を含む履歴を記憶する。
具体的には、履歴記憶部512には、無線通信端末13が、無線通信端末14との間でD2D通信を過去にした履歴が格納される。当該履歴には、端末間通信の規格であるD2D通信であることを示す情報と、当該端末間通信を行った時刻とを含む。
決定部513は、履歴の時刻と、ページング情報の受信時刻との差分が、所定の第2閾値以下である場合に、ページング情報を送信することを決定する。
具体的には、決定部513は、まず、履歴記憶部512に格納される履歴のうち、最新の履歴を取得する。
次に、決定部513は、履歴の時刻と、ページング情報を受信した時刻との差分を算出し、当該差分が予め定めた第2閾値以下であるか否かを判定する。
第2閾値は、無線通信端末13と無線通信端末14とがD2D通信を行った場合において、最後のD2D通信が終了した後に、無線通信端末13と端末間通信を行った他の無線通信端末が、無線通信端末13のカバーエリア22に位置する可能性がある時間を示すものであり、例えば60秒や3分等を設定することができる。
第2閾値は、端末間通信の規格に応じて定まるものとしてもよい。端末間通信には、D2D通信以外にも、例えば、Wi−Fi Directや、IEEE 802.15.1に規定される近距離通信等の端末同士が直接通信するものであってもよい。近距離通信の場合は、無線通信端末13のカバーエリア22に位置する可能性がある時間が、D2D通信が最後に終了した場合よりも長いと考えられるため、D2D通信の場合よりも長い閾値、例えば10分等を設定することができる。
そして、決定部513は、当該差分が予め定めた第2閾値以下である場合に、スケジューラ320に、ページング情報及びSIB1を渡す。
スケジューラ520は、決定部513から受け取ったSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該ページング情報を送信するタイミングを、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信するように決定する。
そして、スケジューラ520は、当該ページング情報、SIB1、及び決定したタイミングを送信部410に渡す。
送信部410は、アンテナ100を介して、当該ページング情報を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるPCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。
具体的には、送信部410は、スケジューラ320から受け取ったページング情報から、ページング情報をPCHを用いて送信するためのページング信号を生成し、スケジューラ320から受け取ったタイミングに基づいて、生成したページング信号を無線通信端末13のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末14に送信する。
また送信部410は、アンテナ100を介して、SIB1を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるBCHを用いて送信する。
具体的には、送信部410は、無線通信端末11から受信したSIB1から、SIB1をBCHを用いて送信するためのSIB1転送信号を生成し、ページング信号と併せて、又はページング信号と個別に、生成したSIB1転送信号を無線通信端末13のカバーエリア21の圏内に位置する無線通信端末14に送信する。
無線通信端末14は、無線基地局10のカバーエリア20の圏内に位置する場合に、無線基地局10からETWS情報を受信することができる無線通信端末である。また、無線通信端末14は、本実施形態に係る無線通信端末11及び無線通信端末13と同様の構成を備えている必要はない。
無線通信端末14は、無線通信端末13のカバーエリア22に位置するため、無線通信端末13から送信されたETWS情報を含むページング信号及びSIB1を受信することができる。
なお、無線通信端末14が、無線通信端末13と同様の構成を備えている場合、更にページング情報及びSIB1を他の無線通信端末へ転送することができる。
<本発明の第2の実施の形態に係る無線通信端末の作用>
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る緊急速報通知処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、第1の実施の形態に係る緊急速報通知処理ルーチンと同様の処理については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ステップS211において、判定部511は、ETWS情報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、ページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数に基づいて、ページング情報を送信すべきか否かを判定する。判定部511がETWS情報に含まれるエリア情報に基づいて判定するならば、上述のとおり、判定部511はETWS情報に含まれるエリア情報を抽出し、当該エリア情報と、無線通信端末13が属するエリアとが一致するか否かを判定し、エリアが一致する場合に、ページング情報を送信すべきと判定する。判定部511がページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数に基づいて判定するならば、上述のとおり、判定部511はページング情報に含まれる当該ページング情報の転送回数を抽出し、当該転送回数が予め定めた第1閾値以下か否かを判定し、第1閾値以下である場合に、ページング情報を送信すべきと判定する。
ページング情報を送信すべきと判定した場合(上記ステップS211のYES)、ステップS212において、決定部513は、履歴記憶部512に格納される履歴のうち、最新の履歴を取得する。
ステップS213において、決定部513は、履歴の時刻と、ページング情報を受信した時刻との差分を算出する。
ステップS214において、決定部513は、上記ステップS213により得られた差分が予め定めた第2閾値以下であるか否かを判定する。
差分が第2閾値以下である場合(上記ステップS214のYES)、ステップS220において、スケジューラ520は、決定部513から受け取ったSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該ページング情報を送信するタイミングを、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信するように決定する。
ステップS230において、送信部410は、上記ステップS100により受信したページング情報から、当該ページング情報を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるPCHを用いて送信するためのページング信号を生成する。また、送信部410は、無線通信装置11から受信したSIB1から、当該SIB1を無線基地局10が用いたチャネルと同一のチャネルであるBCHを用いて送信するためのSIB1転送信号を生成する。
ステップS240において、送信部410は、アンテナ100を介して、上記ステップS230により得られたページング信号を、PCHを用いて、上記ステップS220により決定されたタイミングにより無線通信端末13のカバーエリア22の圏内に位置する無線通信端末14に送信する。また、ステップS240で送信部400は、アンテナ100を介して、ページング信号と併せて、又はページング信号とは個別に、SIB1転送信号を無線通信端末13のカバーエリア22の圏内に位置する無線通信端末14に送信し、処理を終了する。
一方、差分が第2閾値以下でない場合(上記ステップS214のNO)、処理を終了する。
一方、ページング情報を送信すべきと判定しなかった場合(上記ステップS211のNO)、処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る無線通信端末によれば、緊急速報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、メッセージに含まれるメッセージの転送回数に基づいて、メッセージを送信すべきか否かを判定することにより、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末に、適切な範囲で緊急速報に関する情報を即時に送信することができる。
また、本実施形態に係る無線通信端末によれば、他の無線通信端末と端末間通信した時刻を含む履歴を記憶し、履歴の時刻と、メッセージの受信時刻との差分が、所定の閾値以下である場合に、メッセージを送信することを決定することにより、無線通信端末のカバーエリアの圏内に位置する可能性がある他の無線通信端末に緊急速報を送信することができるため、無線通信端末のカバーエリアの圏内に位置し、かつ、無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する当該他の無線通信端末に、緊急速報に関する情報をより適切かつ即時に送信することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、第1の実施の形態において、無線通信端末11が、緊急速報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、メッセージに含まれるメッセージの転送回数に基づいて、メッセージを送信すべきか否かを判定する構成を採用してもよい。
また、第1の実施の形態において、無線通信端末11が、他の無線通信端末12と端末間通信した時刻を含む履歴を記憶し、履歴の時刻と、メッセージの受信時刻との差分が、所定の閾値以下である場合に、メッセージを送信することを決定する構成を採用してもよい。
また、第1の実施の形態において、第2の実施の形態に係る無線通信端末13と同様に、無線通信端末11が、判定部511及び決定部513の処理の両方を行う構成としてもよい。
また、第2の実施の形態において、無線通信端末13は、判定部511及び決定部513の処理の両方を行う構成としたが、これに限定されるものではなく、判定部511及び決定部513の処理のいずれか一方のみを行う構成としてもよい。
緊急速報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、メッセージに含まれるメッセージの転送回数に基づいて、メッセージを送信すべきか否かを判定するものとしたが、緊急速報に含まれるエリア情報、及び、メッセージに含まれるメッセージの転送回数に基づいて、メッセージを送信すべきか否かを判定する構成としてもよい。
また、上述の実施の形態では、緊急速報通知システムの無線基地局のカバーエリアの圏内及び圏外の無線通信端末はそれぞれ1台であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、複数存在していてもよい。
また、本発明の実施の形態に係る無線通信端末が、無線基地局と同様のメッセージを転送することで、LTE以外の無線通信技術に対しても適用可能である。
また、上述した本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態について、次に説明する変形を行ってもよい。
無線基地局10は、定期的にPCHを用いてページング信号を送信する。ここで、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なり、無線基地局10から送信されるページング信号にSIB1が含まれていてもよい。この場合、無線通信端末11は、受信部200(受信部210)により無線基地局10からPCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、当該スケジューリング情報を含むページング信号を受信する。
本変形例において、第1の実施の形態における無線通信端末11の構成(図2)、及び第2の実施の形態における無線通信端末13の構成(図5)は変更されないが、緊急速報検知部310及びスケジューラ320(図5においてはスケジューラ520)の動作が一部異なる。即ち、緊急速報検知部310は受信部200(受信部210)からページング情報を取得し、当該ページング情報をスケジューラ320(スケジューラ520)に渡す。スケジューラ320(スケジューラ520)は、緊急速報検知部310から受け取ったページング情報のSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより当該ページング情報を送信するように決定する。
本変形例において、第1の実施の形態における無線通信端末11の緊急速報通知処理ルーチン(図3)、及び第2の実施の形態における無線通信端末13の緊急速報通知処理ルーチン(図6)は変更されないが、無線通信端末11(無線通信端末13)がページング信号を受信する動作(図3及び図6のステップS100)と、スケジューラ320の動作(図3のステップS120)(図5においてはスケジューラ520、図6においてはステップS220)が一部異なる。
即ち、図3及び図6のステップS100については、受信部200(受信部210)は、無線基地局10から(第2の実施の形態においては無線通信端末11から)PCHを用いて、無線基地局10のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、当該スケジューリング情報を含むページング情報を受信する。
図3のステップS120については、緊急速報が含まれている場合(上記ステップS110のYES)、スケジューラ320は、上記ステップS100により受信したページング情報のSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該ページング情報を送信するタイミングを、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信するように決定する。
図6のステップS220については、差分が第2閾値以下である場合(上記ステップS214のYES)、ステップS220において、スケジューラ520は、決定部513から受け取ったページング情報のSIB1から無線基地局10のスケジューリング情報を取得し、当該ページング情報を送信するタイミングを、当該スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信するように決定する。
以上説明したように、本変形例によれば、無線基地局から送信されるページング信号にSIB1が含まれていても、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の効果を奏する。つまり無線通信端末は、受信したメッセージに緊急性が高い情報である緊急速報が含まれているならば、当該メッセージを無線基地局が用いた所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する。これにより無線基地局のカバーエリアの圏外に位置する無線通信端末であっても、緊急速報を即時に受信させることができる。
本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施の形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。
1、2 緊急速報通知システム
10 無線基地局
11、12、13、14 無線通信端末
20、21、22 カバーエリア
100 アンテナ
200、210 受信部
300、500 制御部
310 緊急速報検知部
320、520 スケジューラ
400、410 送信部
511 判定部
512 履歴記憶部
513 決定部

Claims (11)

  1. セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、
    無線基地局から所定のチャネルを用いて前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、緊急性が高い情報である緊急速報を含むメッセージを受信し、また前記無線基地局から前記スケジューリング情報を受信する受信部と、
    前記メッセージに、前記緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、
    前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、
    他の無線通信端末から無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて送信されたメッセージを受信し、前記無線基地局が前記メッセージを前記他の無線通信端末へ送信するためのスケジューリング情報を前記他の無線通信端末から受信する受信部と、
    前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、
    前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  3. 前記所定のチャネルはPCH(Paging Channel)であり、
    前記緊急速報は、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)情報であり、
    前記スケジューリング情報は、SIB1(System Information Block type1)に含まれる情報である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信端末。
  4. 前記緊急速報に含まれるエリア情報に基づいて、又は、前記メッセージに含まれる前記メッセージの転送回数に基づいて、前記メッセージを送信すべきか否かを判定する判定部
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の無線通信端末。
  5. 他の無線通信端末と端末間通信した時刻を含む履歴を記憶する履歴記憶部と、
    前記履歴の時刻と、前記メッセージの受信時刻との差分が、所定の閾値以下である場合に、前記メッセージを送信することを決定する決定部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の無線通信端末。
  6. セルラ通信システムにおける緊急速報通知システムであって、
    請求項1乃至5の何れか1項記載の無線通信端末を備えることを特徴とする緊急速報通知システム。
  7. セルラ通信システムにおける無線通信端末における緊急速報通知方法であって、
    無線基地局から所定のチャネルを用いて前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、緊急性が高い情報である緊急速報を含むメッセージを受信し、また前記無線基地局から前記スケジューリング情報を受信する受信ステップと、
    前記メッセージに、前記緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知ステップと、
    前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信ステップと、
    を含む緊急速報通知方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至5の何れか1項記載の無線通信端末の各部として機能させるためのプログラム。
  9. セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、
    無線基地局から所定のチャネルを用いて、前記無線基地局のスケジューリング情報に基づくタイミングにより送信された、前記スケジューリング情報を含むメッセージを受信する受信部と、
    前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、
    前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  10. セルラ通信システムにおける無線通信端末であって、
    他の無線通信端末から無線基地局における所定のチャネルと同一のチャネルを用いて送信された、無線基地局のスケジューリング情報を含むメッセージを受信する受信部と、
    前記メッセージに、緊急性が高い情報である緊急速報が含まれていることを検知する緊急速報検知部と、
    前記メッセージに緊急速報が含まれている場合に、前記メッセージを、前記所定のチャネルと同一のチャネルを用いて、前記スケジューリング情報に基づくタイミングと異なるタイミングにより送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  11. 前記所定のチャネルはPCH(Paging Channel)であり、
    前記緊急速報は、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)情報であり、
    前記スケジューリング情報は、SIB1(System Information Block type1)に含まれる情報である
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の無線通信端末。
JP2018161571A 2018-08-30 2018-08-30 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム Pending JP2020036204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161571A JP2020036204A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161571A JP2020036204A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020036204A true JP2020036204A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69668825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018161571A Pending JP2020036204A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020036204A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022208825A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 株式会社Nttドコモ 端末及び通信方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017081907A1 (ja) * 2015-11-13 2017-05-18 ソニー株式会社 装置及び方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017081907A1 (ja) * 2015-11-13 2017-05-18 ソニー株式会社 装置及び方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
六平 豊 YUTAKA MUSAKA: "カバレッジ外への端末へ緊急速報を配信するためのProximity Servicesを用いた同報配信シ", マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2017)シンポジウム論文集 情報処理学会シンポジ, vol. 第2017巻, JPN6022022284, 28 June 2017 (2017-06-28), JP, ISSN: 0004792072 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022208825A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 株式会社Nttドコモ 端末及び通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10743154B2 (en) Method and apparatus for forwarding vehicle to everything service
US9654953B2 (en) Method and apparatus for wireless emergency alerts
US11070961B2 (en) V2X communication method and apparatus
US20180041889A1 (en) Wireless communication system
WO2009131224A1 (ja) 緊急情報受信方法、移動局及び無線基地局
KR20120071676A (ko) 소량의 상향 링크 데이터 전송 방법 및 소량의 상향 링크 데이터 수신 방법
EP3485687B1 (en) Method and device for inclusion of data in paging messages
CN105075382B (zh) 无线电链路建立
US20150148074A1 (en) Method and apparatus for proximity-based service
CN108347725B (zh) 通信方法和设备
US20220183005A1 (en) Wireless communication method and terminal device
WO2022057173A1 (zh) 一种通信方法及装置
EP3664493B1 (en) Resource configuration method, apparatus, and storage medium
EP3026963A1 (en) Method and apparatus for optimizing transmissions in wireless networks
JP2020036204A (ja) 無線通信端末、緊急速報通知システム、緊急速報通知方法、及びプログラム
CN110839228A (zh) 基于信令监听的NB-IoT的D2D通信方法、终端及系统
US20140141827A1 (en) Method and apparatus for idle mode operation for m2m communication
US11172424B2 (en) Connection establishment of a terminal over a relay node in a wireless communication system
EP4199552A1 (en) Stateless multicast communication method and apparatus, storage medium, terminal, and base station
CN110891320A (zh) 获取终端能力信息的方法及装置、设备、介质
CN113141657B (zh) 一种半持续调度方法及装置
US10142877B2 (en) Management device, communication system, and communication control method
JP5122359B2 (ja) 緊急情報通知方法、移動局及び無線基地局
US20230354263A1 (en) Data transmission method and apparatus, and network-side device
EP4199643A1 (en) Wireless communication method, and terminal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221206