JP2020035291A - 流量制御装置、流量制御方法、流体制御装置、半導体製造装置および半導体製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化、薄型化に適した構造の流量制御装置を提供する。【解決手段】対向する上面2dと底面2cとを有し、底面2cの上流側で開口する入力ポート2aと連通する上流側流路21と、底面2cの下流側で開口する出力ポート2bと連通する下流側流路22とが形成された単一のボディブロック2と、ボディブロック2の上面2dに配置され、流量制御弁6と圧力センサ10が設置された設置ブロック4と、を有し、設置ブロック4は、ボディブロック2の上流側流路21と流量制御弁6の入力側とを結ぶための第1流路41と、流量制御弁6の出力側とボディブロック2の下流側流路22とを結ぶための第2流路42とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、流量制御装置、流量制御方法、流体制御装置、半導体製造装置および半導体製造方法に関する。
半導体製造プロセス等の各種製造プロセスにおいては、正確に計量したプロセスガスをプロセスチャンバに供給するために、開閉バルブ、レギュレータ、マスフローコントローラ等の各種の流体機器を集積化してボックスに収容した集積化ガスシステムと呼ばれる流体制御装置が用いられている。
上記のような集積化ガスシステムでは、管継手の代わりに、流路を形成した設置ブロック(以下、ベースブロックと呼ぶ)をベースプレートの長手方向に沿って配置し、このベースブロック上に複数の流体制御機器や管継手が接続される継手ブロック等の各種流体用機器を設置することで、集積化を実現している(例えば、特許文献1、2参照)。
上記のような集積化ガスシステムでは、管継手の代わりに、流路を形成した設置ブロック(以下、ベースブロックと呼ぶ)をベースプレートの長手方向に沿って配置し、このベースブロック上に複数の流体制御機器や管継手が接続される継手ブロック等の各種流体用機器を設置することで、集積化を実現している(例えば、特許文献1、2参照)。
各種製造プロセスにおけるプロセスガスの供給制御には、より高い応答性が求められており、そのためには流体制御装置をできるだけ小型化、集積化して、流体の供給先であるプロセスチャンバのより近くに設置する必要がある。
半導体ウエハの大口径化等の処理対象物の大型化が進んでおり、これに合わせて流体制御装置からプロセスチャンバ内へ供給する流体の供給流量も増加させる必要がある。
流体制御装置の小型化、集積化を進めていくには、流体制御機器の小型化を進展させるだけでなく、小型化された流体機器が設置されるベースブロックの寸法も小さくする必要がある。次世代の流体制御装置では、ベースブロックの幅として10mm以下が要求されている。
マスフローコントローラは、流量調整弁、圧力センサ、オリフィス等の流体機器を含み、これらの流体機器を複数のボディブロック上に設置したものも存在するが、特許文献3に開示されているように、共通のボディブロックに流量調整弁、複数の圧力センサが設置されたものも存在する。
特許文献3に開示されたような共通のボディブロックの幅方向の寸法を縮小していくと、ボディブロックの曲げ剛性が低下し、安定したシール性能を確保できない可能性がある。
半導体ウエハの大口径化等の処理対象物の大型化が進んでおり、これに合わせて流体制御装置からプロセスチャンバ内へ供給する流体の供給流量も増加させる必要がある。
流体制御装置の小型化、集積化を進めていくには、流体制御機器の小型化を進展させるだけでなく、小型化された流体機器が設置されるベースブロックの寸法も小さくする必要がある。次世代の流体制御装置では、ベースブロックの幅として10mm以下が要求されている。
マスフローコントローラは、流量調整弁、圧力センサ、オリフィス等の流体機器を含み、これらの流体機器を複数のボディブロック上に設置したものも存在するが、特許文献3に開示されているように、共通のボディブロックに流量調整弁、複数の圧力センサが設置されたものも存在する。
特許文献3に開示されたような共通のボディブロックの幅方向の寸法を縮小していくと、ボディブロックの曲げ剛性が低下し、安定したシール性能を確保できない可能性がある。
本発明の一の目的は、小型化、薄型化に適した構造の流量制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の流量制御装置を用いた、流量制御方法、流体制御装置、半導体製造装置および半導体製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の流量制御装置を用いた、流量制御方法、流体制御装置、半導体製造装置および半導体製造方法を提供することにある。
本発明に係る流量制御装置は、流路に設けられたオリフィスと、流路に設けられた流量制御弁と、前記オリフィスと前記流量制御弁との間の流路の流体圧力を検出する圧力センサと、を有し、入力ポートを通じて供給される流体の流量を制御して出力ポートに出力する流量制御装置であって、
対向する上面と底面とを有し、前記底面の上流側で開口する前記入力ポートと連通する上流側流路と、前記底面の下流側で開口する前記出力ポートと連通する下流側流路とが形成された単一のボディブロックと、
前記ボディブロックの上面に配置され、前記流量制御弁と前記圧力センサが設置された設置ブロックと、を有し、
前記設置ブロックは、前記ボディブロックの上流側流路と前記流量制御弁の入力側とを結ぶための第1流路と、前記流量制御弁の出力側と前記ボディブロックの下流側流路とを結ぶための第2流路とを有する。
対向する上面と底面とを有し、前記底面の上流側で開口する前記入力ポートと連通する上流側流路と、前記底面の下流側で開口する前記出力ポートと連通する下流側流路とが形成された単一のボディブロックと、
前記ボディブロックの上面に配置され、前記流量制御弁と前記圧力センサが設置された設置ブロックと、を有し、
前記設置ブロックは、前記ボディブロックの上流側流路と前記流量制御弁の入力側とを結ぶための第1流路と、前記流量制御弁の出力側と前記ボディブロックの下流側流路とを結ぶための第2流路とを有する。
上記構成において、前記ボディブロックの上面と前記設置ブロックの底面との間には、前記ボディブロックの上流側流路と前記設置ブロックの前記第1流路との間をシールする第1のガスケットと、前記ボディブロックの下流側流路と前記設置ブロックの前記第2流路との間をシールする第2のガスケットとが設けられており、
前記設置ブロックを貫通し前記ボディブロックに形成されたねじ孔に螺合する複数の締結ボルトの締結力により、前記第1および第2のガスケットは圧せられる。
前記設置ブロックを貫通し前記ボディブロックに形成されたねじ孔に螺合する複数の締結ボルトの締結力により、前記第1および第2のガスケットは圧せられる。
好適には、前記オリフィスは、前記ボディブロックと前記設置ブロックとの間に設けられている、構成を採用できる。
さらに好適には、前記オリフィスを形成するオリフィスプレートが、前記第2のガスケットに一体的に保持されている構成を採用できる。
さらに好適には、前記オリフィスを形成するオリフィスプレートが、前記第2のガスケットに一体的に保持されている構成を採用できる。
さらに好適には、第2の圧力センサが前記ボディブロックの上面にさらに設けられている、構成を採用できる。
本発明の流量制御方法は、上記の流量制御装置を用いて、流体の流量を制御する。
本発明の流体制御装置は、上流側から下流側に向かって複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
前記複数の流体機器は、上記の流量制御装置を含む。
前記複数の流体機器は、上記の流量制御装置を含む。
本発明の半導体製造方法は、密閉されたチャンバ内においてプロセスガスによる処理工程を要する半導体装置の製造プロセスにおいて、前記プロセスガスの流量制御に上記の流量制御装置を用いる。
本発明の半導体製造装置は、処理チャンバにプロセスガスを供給する流体制御装置を有し、
前記流体制御装置は、複数の流体機器を含み、
前記流体機器は、上記の流量制御装置を含む。
前記流体制御装置は、複数の流体機器を含み、
前記流体機器は、上記の流量制御装置を含む。
本発明によれば、流量制御装置を構成する複数の流体機器の一部を設置ブロックに設置し、この設置ブロックを単一のボディブロック上に配置することで、ボディブロックの長手方向の寸法を短縮化できる。この結果、ボディブロックの曲げ剛性が高まり、小型化、薄型化に適した構造が得られる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面においては、機能が実質的に同様の構成要素には、同じ符号を使用することにより重複した説明を省略する。以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施形態に係る流量制御装置1について説明する。図中、A1,A2は流量制御装置1の長手方向を示し、A1が上流側、A2が下流側を示し、B1,B2は幅方向であり、上流側から見てB1が左手側、B2が右手側を示し、C1,C2は上下方向であって、C1は上方向、C2は下方向を示す。なお、図2〜図4は、ボディブロック2と設置ブロック4との関係を示すために、他の構成要素については記載を省略している。さらに、図1は、ボディブロック2の幅方向の中央を通過する縦断面である。
図1において、流量制御装置1は、単一のボディブロック2と、設置ブロック4と、流量制御弁6と、第1の圧力センサ10と、第2の圧力センサ12と、第1のガスケットとしてのガスケット型フィルタ8と、第2のガスケットとしてのガスケット型オリフィス50とを有する
ボディブロック2は、ステンレス合金等の金属製で、断面形状が矩形のブロック状の部材であり、長手方向A1,A2の寸法が幅方向B1,B2よりも長くなるように形成されている。ボディブロック2の幅寸法は、本実施形態では、1.125インチであるが、10mmの場合又はそれより小さい幅寸法の場合もあり得る。ボディブロック2の上流側端部および下流側端部に形成された貫通孔はリーク検査孔25である。
ボディブロック2には、上流側流路21と、下流側流路22が形成されている。
ボディブロック2には、上流側流路21と、下流側流路22が形成されている。
上流側流路21は、ボディブロック2の底面2cで開口する入力ポート2aを有し、入力ポート2aから傾斜して延びており、ボディブロック2の上面2dで開口している。
下流側流路22は、ボディブロック2の上面2dの上流側流路21よりも下流側で開口しており、出力ポート2bに向かって傾斜して延びているが、ボディブロック2の上面2dに設けられた第2の圧力センサのセンシング面と連通するように途中で屈曲し、その後、出力ポート2bに向かって傾斜して延びている。
下流側流路22は、ボディブロック2の上面2dの上流側流路21よりも下流側で開口しており、出力ポート2bに向かって傾斜して延びているが、ボディブロック2の上面2dに設けられた第2の圧力センサのセンシング面と連通するように途中で屈曲し、その後、出力ポート2bに向かって傾斜して延びている。
入力ポート2aおよび出力ポート2bの周囲には円環状突起が形成され、ボディブロック2とこれに連結される図示しない継手ブロックとの間にシール部材としての金属合金製のガスケットが介在される。図3や図4に示す複数の貫通孔29を通じて、ボディブロック2と図示しない継手ブロックとが締結ボルトにより締結されると、各ガスケットは、入力ポート2aおよび出力ポート2bの周囲の円環状突起により塑性変形し、入力ポート2aおよび出力ポート2bがシールされる。また、入力ポート2aおよび出力ポート2bが同一面に開口していることで、ボディブロック2の平面度が確保され,図示しない継手ブロックとの組付が容易となる。
設置ブロック4は、ステンレス合金等の金属製で、断面形状が矩形のブロック状の部材であり、長手方向A1,A2の寸法がボディブロック2よりも短く形成され、幅寸法がボディブロック2と同じ1.125インチに形成されている。また、設置ブロック4は、上面の下流側に、傾斜面が形成されている。
設置ブロック4は、ボディブロック2の上面2dに配置されており、設置ブロック4の上部には、流量制御弁6が上下方向C1,C2方向に延びるように設置され、下流側の傾斜面には第1の圧力センサ10が螺合することにより設置されている。
設置ブロック4は、ボディブロック2の上面2dに配置されており、設置ブロック4の上部には、流量制御弁6が上下方向C1,C2方向に延びるように設置され、下流側の傾斜面には第1の圧力センサ10が螺合することにより設置されている。
設置ブロック4には、第1流路41および第2流路42が形成されている。第1流路41は、設置ブロック4の底面から流量制御弁6の入力側まで延びており、ガスケット型フィルタ8を介してボディブロック2の上流側流路21と接続されている。第2流路42は、流量制御弁6の出力側から下流側に向かって延びており、途中で、ガスケット型オリフィス50と接続される流路42aと第1の圧力センサ10に達する流路42bとに分岐している。第1の圧力センサ10は、第2流路42内の流体圧力を検出する。
第2流路42は、装置の応答性等を考慮して、ガスケット型オリフィス50のオリフィス径に応じて流路径が設定される。オリフィス径の仕様に応じて、第2流路42の流路径を変更する必要がある。
第2流路42は、装置の応答性等を考慮して、ガスケット型オリフィス50のオリフィス径に応じて流路径が設定される。オリフィス径の仕様に応じて、第2流路42の流路径を変更する必要がある。
流量制御弁6は、公知の金属製のダイヤフラム90と圧電アクチュエータ60とを用いたバルブであり、第1流路41の上端側の開口の周囲に設けられた環状の座面41aに対して、弁体としてのダイヤフラム90が接触および離隔することにより、第1流路41と第2流路42との間が開閉される。
圧電アクチュエータ60への通電によりこれが伸長し、円筒体61をばね75の復元力に抗して上方へ押し上げることにより、ダイヤフラム押え80が上方へ移動し、ダイヤフラム90が自己復元力によりばね75の力に抗して座面41aから離れると、バルブが解放される。バルブの開度は、圧電アクチュエータ60への印加電圧に応じて制御される。
圧電アクチュエータ60への通電によりこれが伸長し、円筒体61をばね75の復元力に抗して上方へ押し上げることにより、ダイヤフラム押え80が上方へ移動し、ダイヤフラム90が自己復元力によりばね75の力に抗して座面41aから離れると、バルブが解放される。バルブの開度は、圧電アクチュエータ60への印加電圧に応じて制御される。
第1および第2の圧力センサ10,12は、半導体ひずみゲージが表面に形成されたダイヤフラムを備え、その表面が圧力検知面(受圧面)となり、そこにかかる圧力によって変形して発生するピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換することで、圧力を検出する。
ガスケット型オリフィス50は、第1のオリフィスベース51と、第2のオリフィスベース52と、オリフィスプレート53からなり、オリフィスプレート53は第1のオリフィスベース51と第2のオリフィスベース52との間に嵌合挟着されており、第1のオリフィスベース51および第2のオリフィスベース52の外側端面がガスケットのシール面となっている。第1のオリフィスベース51および第2のオリフィスベース52の中心部には貫通路が形成され、この貫通路が第2流路42の分岐流路42aと連通する流路となっており、かつ、ボディブロック2の下流側流路22と接続されている。
オリフィスプレート53は、金属板やセラミックプレートで形成され、図示しないオリフィスが形成されている。
オリフィスプレート53は、金属板やセラミックプレートで形成され、図示しないオリフィスが形成されている。
図2〜図4から分かるように、ボディブロック2の上面2dに設置された設置ブロック4は、複数の締結ボルトBTによって連結されている。具体的には、幅方向B1,B2において、ガスケット型フィルタ8の両側と、ガスケット型オリフィス50の両側の合計4本の締結ボルトBTがボディブロック2に形成されたねじ穴2h1,2h2(図3参照)に螺合することにより、設置ブロック4がボディブロック2の上面2dに固定されている。これら4本の締結ボルトBTの締結力がガスケット型フィルタ8およびガスケット型オリフィス50を圧する。
流量制御装置1を構成する流体機器である、流量制御弁6、第1の圧力センサ10および第2の圧力センサ12のうち、流量制御弁6および第1の圧力センサ10を設置ブロック4に設けることにより、ボディブロック2の上面2dに全ての流体機器を設ける場合と比べて、ボディブロック2の長手方向A1,A2の全長を短縮化できる。加えて、ガスケット型フィルタ8およびガスケット型オリフィス50の長手方向A1,A2の距離を短縮化できる。この結果、ボディブロック2の曲げ剛性を高めることができ、締結ボルトBTによる締め付け力によりボディブロック2が撓む等の変形を起こしにくくすることができる。
また、設置ブロック4は、ボディブロック2よりも曲げ剛性が高いので、上記したように、4本の締結ボルトBTを用いて設置ブロック4をボディブロック2に連結した際に、設置ブロック4が撓む等の変形を起こしにくいので、ガスケット型フィルタ8およびガスケット型オリフィス50のシール性能を安定化できる。
ボディブロック2と設置ブロック4とを組み合わせることで、装置全体の合成が高まり、外乱等の影響に強い装置にすることができる。
また、設置ブロック4は、ボディブロック2よりも曲げ剛性が高いので、上記したように、4本の締結ボルトBTを用いて設置ブロック4をボディブロック2に連結した際に、設置ブロック4が撓む等の変形を起こしにくいので、ガスケット型フィルタ8およびガスケット型オリフィス50のシール性能を安定化できる。
ボディブロック2と設置ブロック4とを組み合わせることで、装置全体の合成が高まり、外乱等の影響に強い装置にすることができる。
本実施形態の流量制御装置1では、流量制御弁6とオリフィスとを結ぶ流路を設置ブロック4に形成したので、オリフィス径に応じた流路径の流路が形成された設置ブロック4を共通のボディブロック2に組み合わせることで、汎用性を高めることができる。
本実施形態では、ガスケット型フィルタ8の両側と、ガスケット型オリフィス50の両側にそれぞれ締結ボルトを設ける構成としているが、ボディブロック2と設置ブロック4の幅を10mm以下のように狭小化していくと、締結ボルトBTを幅方向において一列しか設置できなくなる。この場合、ガスケット型フィルタ8の上流側に一本の締結ボルトBTを配置し、ガスケット型オリフィス50の下流側に一本の締結ボルトBTを配置すればよい。ボディブロック2と設置ブロック4の曲げ剛性の低下による撓みが問題になる場合には、ガスケット型フィルタ8とガスケット型オリフィス50との間において、ボディブロック2と設置ブロック4を締結ボルトBTで締結することにより、ボディブロック2と設置ブロック4の曲げ剛性の低下を抑制できる。なお、この場合には、締結ボルトBTのための貫通孔をボディブロック2に加工し、これに螺合するねじ穴を設置ブロック4に加工する必要がある。
次に、図5を参照して、上記実施形態に係る流量制御装置1が適用される流体制御装置の一例を説明する。
図5に示す流体制御装置には、幅方向W1,W2と長手方向G1,G2に延びる金属製のベースプレートBSが設けられている。なお、W1は背面側、W2は正面側,G1は上流側、G2は下流側の方向を示している。ベースプレートBSには、複数のベースブロック992を介して各種流体機器991A〜991Eが設置され、複数のベースブロック992によって、上流側G1から下流側G2に向かって流体が流通する図示しない流路がそれぞれ形成されている。
図5に示す流体制御装置には、幅方向W1,W2と長手方向G1,G2に延びる金属製のベースプレートBSが設けられている。なお、W1は背面側、W2は正面側,G1は上流側、G2は下流側の方向を示している。ベースプレートBSには、複数のベースブロック992を介して各種流体機器991A〜991Eが設置され、複数のベースブロック992によって、上流側G1から下流側G2に向かって流体が流通する図示しない流路がそれぞれ形成されている。
ここで、「流体機器」とは、流体の流れを制御する流体制御装置に使用される機器であって、流体流路を画定するボディを備え、このボディの表面で開口する少なくとも2つの流路口を有する機器である。具体的には、開閉弁(2方弁)991A、レギュレータ991B、プレッシャーゲージ991C、開閉弁(3方弁)991D、流量制御装置991E等が含まれるが、これらに限定されるわけではない。なお、導入管993は、上記した図示しない流路の上流側の流路口に接続されている。
上記実施形態に係る流量制御装置1は、流量制御装置991Eに適用可能である。
上記実施形態に係る流量制御装置1は、流量制御装置991Eに適用可能である。
次に、図5に示したような流体制御装置の適用される半導体製造装置の例を図6に示す。
半導体製造装置1000は、原子層堆積法(ALD:Atomic Layer Deposition 法)による半導体製造プロセスを実行するためのシステムであり、600はプロセスガス供給源、700は流体制御装置、710はタンク、800は処理チャンバ、900は排気ポンプを示している。
基板に膜を堆積させる処理プロセスにおいては、処理ガスを安定的に供給するためにガスボックス700から供給される処理ガスをバッファとしてのタンク710に一時的に貯留し、処理チャンバ800の直近に設けられたバルブ720を高頻度で開閉させてタンクからの処理ガスを真空雰囲気の処理チャンバへ供給する。
ALD法は、化学気相成長法の1つであり、温度や時間等の成膜条件の下で、2種類以上の処理ガスを1種類ずつ基板表面上に交互に流し、基板表面上原子と反応させて単層ずつ膜を堆積させる方法であり、単原子層ずつ制御が可能である為、均一な膜厚を形成させることができ、膜質としても非常に緻密に膜を成長させることができる。
ALD法による半導体製造プロセスでは、処理ガスの流量を精密に調整する必要があるとともに、基板の大口径化等により、処理ガスの流量をある程度確保する必要もある。
流体制御装置700は、正確に計量したプロセスガスを処理チャンバ800に供給する。この流体制御装置700に、上記した流量制御装置1が含まれる。
タンク710は、流体制御装置700から供給される処理ガスを一時的に貯留するバッファとして機能する。
処理チャンバ800は、ALD法による基板への膜形成のための密閉処理空間を提供する。
排気ポンプ900は、処理チャンバ800内を真空引きする。
半導体製造装置1000は、原子層堆積法(ALD:Atomic Layer Deposition 法)による半導体製造プロセスを実行するためのシステムであり、600はプロセスガス供給源、700は流体制御装置、710はタンク、800は処理チャンバ、900は排気ポンプを示している。
基板に膜を堆積させる処理プロセスにおいては、処理ガスを安定的に供給するためにガスボックス700から供給される処理ガスをバッファとしてのタンク710に一時的に貯留し、処理チャンバ800の直近に設けられたバルブ720を高頻度で開閉させてタンクからの処理ガスを真空雰囲気の処理チャンバへ供給する。
ALD法は、化学気相成長法の1つであり、温度や時間等の成膜条件の下で、2種類以上の処理ガスを1種類ずつ基板表面上に交互に流し、基板表面上原子と反応させて単層ずつ膜を堆積させる方法であり、単原子層ずつ制御が可能である為、均一な膜厚を形成させることができ、膜質としても非常に緻密に膜を成長させることができる。
ALD法による半導体製造プロセスでは、処理ガスの流量を精密に調整する必要があるとともに、基板の大口径化等により、処理ガスの流量をある程度確保する必要もある。
流体制御装置700は、正確に計量したプロセスガスを処理チャンバ800に供給する。この流体制御装置700に、上記した流量制御装置1が含まれる。
タンク710は、流体制御装置700から供給される処理ガスを一時的に貯留するバッファとして機能する。
処理チャンバ800は、ALD法による基板への膜形成のための密閉処理空間を提供する。
排気ポンプ900は、処理チャンバ800内を真空引きする。
1 :流量制御装置
2 :ボディブロック
2a :入力ポート
2b :出力ポート
2c :底面
2d :上面
2h1 :ねじ穴
2h2 :ねじ穴
4 :設置ブロック
6 :流量制御弁
8 :ガスケット型フィルタ
10 :第1の圧力センサ
12 :第2の圧力センサ
21 :上流側流路
22 :下流側流路
25 :リーク検査孔
29 :貫通孔
41 :第1流路
41a :座面
42 :第2流路
42a,42b :分岐流路
50 :ガスケット型オリフィス
51 :第1のオリフィスベース
52 :第2のオリフィスベース
53 :オリフィスプレート
60 :圧電アクチュエータ
61 :円筒体
75 :ばね
80 :ダイヤフラム押え
90 :ダイヤフラム
700 :流体制御装置
710 :タンク
720 :バルブ
800 :処理チャンバ
900 :排気ポンプ
991A :流体機器
991B :レギュレータ
991C :プレッシャーゲージ
991D :流体機器
991E :流量制御装置
992 :ベースブロック
993 :導入管
1000 :半導体製造装置
A1 :長手方向(上側)
A2 :長手方向(下側)
B1 :幅方向
B2 :幅方向
BS :ベースプレート
BT :締結ボルト
G1 :長手方向(上流側)
G2 :長手方向(下流側)
W1,W2 :幅方向
2 :ボディブロック
2a :入力ポート
2b :出力ポート
2c :底面
2d :上面
2h1 :ねじ穴
2h2 :ねじ穴
4 :設置ブロック
6 :流量制御弁
8 :ガスケット型フィルタ
10 :第1の圧力センサ
12 :第2の圧力センサ
21 :上流側流路
22 :下流側流路
25 :リーク検査孔
29 :貫通孔
41 :第1流路
41a :座面
42 :第2流路
42a,42b :分岐流路
50 :ガスケット型オリフィス
51 :第1のオリフィスベース
52 :第2のオリフィスベース
53 :オリフィスプレート
60 :圧電アクチュエータ
61 :円筒体
75 :ばね
80 :ダイヤフラム押え
90 :ダイヤフラム
700 :流体制御装置
710 :タンク
720 :バルブ
800 :処理チャンバ
900 :排気ポンプ
991A :流体機器
991B :レギュレータ
991C :プレッシャーゲージ
991D :流体機器
991E :流量制御装置
992 :ベースブロック
993 :導入管
1000 :半導体製造装置
A1 :長手方向(上側)
A2 :長手方向(下側)
B1 :幅方向
B2 :幅方向
BS :ベースプレート
BT :締結ボルト
G1 :長手方向(上流側)
G2 :長手方向(下流側)
W1,W2 :幅方向
Claims (9)
- 流路に設けられたオリフィスと、流路に設けられた流量制御弁と、前記オリフィスと前記流量制御弁との間の流路の流体圧力を検出する圧力センサと、を有し、入力ポートを通じて供給される流体の流量を制御して出力ポートに出力する流量制御装置であって、
対向する上面と底面とを有し、前記底面の上流側で開口する前記入力ポートと連通する上流側流路と、前記底面の下流側で開口する前記出力ポートと連通する下流側流路とが形成された単一のボディブロックと、
前記ボディブロックの上面に配置され、前記流量制御弁と前記圧力センサが設置された設置ブロックと、を有し、
前記設置ブロックは、前記ボディブロックの上流側流路と前記流量制御弁の入力側とを結ぶための第1流路と、前記流量制御弁の出力側と前記ボディブロックの下流側流路とを結ぶための第2流路とを有する、流量制御装置。 - 前記ボディブロックの上面と前記設置ブロックの底面との間には、前記ボディブロックの上流側流路と前記設置ブロックの前記第1流路との間をシールする第1のガスケットと、前記ボディブロックの下流側流路と前記設置ブロックの前記第2流路との間をシールする第2のガスケットとが設けられており、
前記設置ブロックを貫通し前記ボディブロックに形成されたねじ孔に螺合する複数の締結ボルトの締結力により、前記第1および第2のガスケットは圧せられる、請求項1に記載の流量制御装置。 - 前記オリフィスは、前記ボディブロックと前記設置ブロックとの間に設けられている、請求項1又は2に記載の流量制御装置。
- 前記オリフィスを形成するオリフィスプレートが、前記第1のガスケットまたは前記第2のガスケットに一体的に保持されている、請求項2又は3に記載の流量制御装置。
- 第2の圧力センサが前記ボディブロックの上面にさらに設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の流量制御装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の流量制御装置を用いて、流体の流量を制御する流量制御方法。
- 上流側から下流側に向かって複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
前記複数の流体機器は、請求項1ないし5のいずれかに記載の流量制御装置を含む流体制御装置。 - 密閉されたチャンバ内においてプロセスガスによる処理工程を要する半導体装置の製造プロセスにおいて、前記プロセスガスの流量制御に請求項1ないし5のいずれかに記載の流量制御装置を用いる半導体製造方法。
- 処理チャンバにプロセスガスを供給する流体制御装置を有し、
前記流体制御装置は、複数の流体機器を含み、
前記流体機器は、請求項1ないし5のいずれかに記載の流量制御装置バルブ装置を含む半導体製造装置。
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