JP2020033153A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020033153A
JP2020033153A JP2018161301A JP2018161301A JP2020033153A JP 2020033153 A JP2020033153 A JP 2020033153A JP 2018161301 A JP2018161301 A JP 2018161301A JP 2018161301 A JP2018161301 A JP 2018161301A JP 2020033153 A JP2020033153 A JP 2020033153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
web
transport
brake mechanism
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018161301A
Other languages
English (en)
Inventor
祐輔 和田
Yusuke Wada
祐輔 和田
井上 英明
Hideaki Inoue
英明 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2018161301A priority Critical patent/JP2020033153A/ja
Publication of JP2020033153A publication Critical patent/JP2020033153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】装置の大型化を抑えつつ、ウェブの張力変動を低減する。【解決手段】印刷装置1は、ウェブWを搬送する搬送ローラ33と、搬送ローラ33を駆動させる搬送モータ34と、搬送されるウェブWにブレーキ力を付与するブレーキ機構13と、ブレーキ機構13のブレーキ力によりウェブWに張力を付与しつつ、搬送モータ34により搬送ローラ33を駆動させてウェブWを搬送するよう制御する制御部7とを備え、制御部7は、ウェブWの搬送時におけるブレーキ機構13への供給電流であるブレーキ電流と搬送モータ34のトルクであるモータトルクとの対応関係に基づき、ブレーキ電流とブレーキ力との対応関係を示すブレーキ特性を取得し、取得したブレーキ特性に基づき、ウェブWの張力を制御するためのブレーキ電流の制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブを搬送する搬送装置に関する。
長尺状のウェブを印刷媒体として連続的に搬送しつつ、インクジェットヘッドからインクを吐出してウェブに印刷する印刷装置が知られている。
このような印刷装置では、ウェブの張力が変動すると、ウェブが振動し、インクジェットヘッドとウェブとの間の距離が変動することがある。インクジェットヘッドとウェブとの間の距離が変動すると、インクの着弾ずれが生じ、印刷画質が低下するおそれがある。
これに対し、特許文献1には、ウェブの張力を検出する張力検出器を印刷装置に設け、張力検出器により検出された張力に基づきウェブの張力制御を行うことで、ウェブの張力変動を抑える技術が開示されている。
特開2017−132191号公報
しかしながら、特許文献1の技術のように張力検出器を設けることは、装置の大型化を招く。
これに対し、張力検出器を用いずにウェブの張力を制御する技術として、ウェブを搬送する搬送ローラを駆動させるモータのトルクに基づき、ウェブにブレーキをかけるブレーキ機構のブレーキ力を制御することで、ウェブの張力を制御する技術がある。
しかしながら、この技術では、ブレーキ機構のブレーキ特性の個体差により、意図したブレーキ力が得られず、ウェブの張力変動が生じるおそれがある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、装置の大型化を抑えつつ、ウェブの張力変動を低減できる搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の搬送装置は、ウェブを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、搬送されるウェブにブレーキ力を付与するブレーキ機構と、前記搬送モータおよび前記ブレーキ機構を制御する制御部とを備え、前記制御部は、ウェブの搬送時における前記ブレーキ機構の制御パラメータと前記搬送モータのトルクとの対応関係に基づき、前記ブレーキ機構の制御パラメータとブレーキ力との対応関係を示すブレーキ特性を取得し、取得したブレーキ特性に基づき、ウェブの張力を制御するための前記ブレーキ機構の制御パラメータの制御を行うことを特徴とする。
本発明の搬送装置によれば、装置の大型化を抑えつつ、ウェブの張力変動を低減できる。
実施の形態に係る印刷装置の概略構成図である。 図1に示す印刷装置の制御ブロック図である。 ブレーキ特性テーブルを示す図である。 ブレーキ機構の検査の結果に対する判定処理の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る搬送装置を備えた印刷装置の概略構成図である。図2は、図1に示す印刷装置の制御ブロック図である。なお、以下の説明において、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。また、図1の紙面に直交する方向を前後方向とする。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る印刷装置1は、ウェブロール保持部2と、搬送部3と、印刷部4A,4Bと、巻取部5と、操作パネル6と、制御部7とを備える。なお、印刷装置1の印刷部4A,4B以外の各部が、搬送装置を構成する。
ウェブロール保持部2は、ウェブロール9を保持する。ウェブロール9は、紙、フィルム等からなる長尺状の印刷媒体であるウェブWがロール状に巻かれたものである。ウェブロール保持部2は、ウェブロール支持軸11と、ガイドローラ12と、ブレーキ機構13と、ブレーキドライバ14と、減速器15と、エンコーダ16とを備える。
ウェブロール支持軸11は、ウェブロール9を回転可能に支持する。
ガイドローラ12は、ウェブロール9と後述する搬送部3のガイドローラ21との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ12は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ブレーキ機構13は、ウェブロール支持軸11の回転にブレーキをかけることで、ウェブロール9から引き出されて搬送されるウェブWにブレーキをかけるものである。ブレーキ機構13は、パウダーブレーキからなる。
ブレーキドライバ14は、ブレーキ機構13を駆動させる。
減速器15は、ウェブロール支持軸11の回転を所定の減速比でブレーキ機構13の出力軸に伝達する。
エンコーダ16は、ウェブロール支持軸11およびウェブロール9の所定の回転角度ごとにパルス信号を出力する。
搬送部3は、ウェブWをウェブロール9から引き出しつつ搬送する。搬送部3は、ガイドローラ21〜30と、20本のヘッド下ローラ31と、蛇行制御部32と、一対の搬送ローラ33と、搬送モータ34と、モータドライバ35と、減速器36と、エンコーダ37とを備える。
ガイドローラ21,22は、ウェブロール9と蛇行制御部32との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ21は、搬送部3の下部の左端部に配置されている。ガイドローラ22は、ガイドローラ21と後述する蛇行制御部32の蛇行制御ローラ38との間に配置されている。ガイドローラ21,22は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ガイドローラ23〜29は、蛇行制御部32と搬送ローラ33との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ23は、後述する蛇行制御部32の蛇行制御ローラ39の左方のやや上方に配置されている。ガイドローラ24は、ガイドローラ23の上方に配置されている。ガイドローラ25は、ガイドローラ24と同じ高さで、ガイドローラ24の右方に配置されている。ガイドローラ26は、ガイドローラ25の下方であって、ガイドローラ23より高い位置に配置されている。ガイドローラ27は、ガイドローラ26の左方であって、ガイドローラ23,24間のウェブWの右側近傍であり、ガイドローラ26とほぼ同じ高さである位置に配置されている。ガイドローラ28は、ガイドローラ27の右下方に配置されている。ガイドローラ29は、ガイドローラ28のやや右側の下方に配置されている。ガイドローラ23〜29は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ガイドローラ30は、搬送ローラ33と巻取部5との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ30は、搬送部3の下部の右端部に配置されている。ガイドローラ30は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ヘッド下ローラ31は、ガイドローラ24,25間およびガイドローラ26,27間において、後述するヘッドユニット41の下でウェブWを支持する。ガイドローラ24,25間およびガイドローラ26,27間に、それぞれ10本ずつのヘッド下ローラ31が配置されている。そして、ヘッド下ローラ31は、各ヘッドユニット41の直下に2本ずつ配置されている。ヘッド下ローラ31は、搬送されるウェブWに従動回転する。
蛇行制御部32は、ウェブWの幅方向(前後方向)における位置の変動である蛇行を補正するものである。蛇行制御部32は、蛇行制御ローラ38,39を備える。
蛇行制御ローラ38,39は、ウェブWをガイドするとともに、ウェブWの蛇行を補正するためのローラである。蛇行制御ローラ38,39は、搬送されるウェブWに従動回転する。蛇行制御ローラ38,39は、図示しないモータにより、左右方向から見てウェブWの幅方向に対して傾くように回動することで、ウェブWを幅方向に移動させて蛇行を補正する。蛇行制御ローラ38は、ガイドローラ22の右方に配置されている。蛇行制御ローラ39は、蛇行制御ローラ38の上方に配置されている。
一対の搬送ローラ33は、ウェブWをニップしつつ、巻取部5へ向けてウェブWを搬送する。搬送ローラ33によるウェブWの搬送により、ウェブロール支持軸11とともにウェブロール9が回転し、ウェブロール9からウェブWが引き出される。一対の搬送ローラ33のうちの一方の搬送ローラ33は搬送モータ34により回転駆動され、他方の搬送ローラ33はウェブWを介して一方の搬送ローラ33に従動回転する。一対の搬送ローラ33は、ガイドローラ29,30間に配置されている。
搬送モータ34は、一対の搬送ローラ33のうちの一方の搬送ローラ33を回転駆動させる。
モータドライバ35は、搬送モータ34を駆動させる。
減速器36は、搬送モータ34の出力軸の回転を所定の減速比で一方の搬送ローラ33に伝達する。
エンコーダ37は、搬送モータ34の出力軸の所定の回転角度ごとにパルス信号を出力する。
印刷部4A,4Bは、それぞれウェブWのおもて面、うら面に印刷を行う。印刷部4Aは、ガイドローラ24,25間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部4Bは、ガイドローラ26,27間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部4A,4Bは、それぞれ5つのヘッドユニット41を備える。
ヘッドユニット41は、インクジェットヘッド(図示せず)を有し、インクジェットヘッドのノズルからウェブWにインクを吐出して画像を印刷する。印刷部4A,4Bのそれぞれにおいて、5つのヘッドユニット41は、それぞれ異なる色のインクを吐出する。
巻取部5は、印刷部4A,4Bにより印刷されたウェブWを巻き取る。巻取部5は、バッファ部46と、ブレーキローラ47と、ブレーキ機構48と、ブレーキドライバ49と、巻取軸50と、巻取モータ51と、モータドライバ52と、減速器53,54とを備える。
バッファ部46は、搬送部3のガイドローラ30とブレーキローラ47との間におけるウェブWのたるみを保持する。バッファ部46は、支持ローラ56,57と、ダンサーローラ58とを備える。
支持ローラ56,57は、ガイドローラ30とブレーキローラ47との間においてウェブWを支持する。支持ローラ56,57は、左右方向に互いに離間して、同じ高さに配置されている。支持ローラ56,57は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ダンサーローラ58は、支持ローラ56,57間において、自重によりウェブWを押し下げる。これにより、ガイドローラ30とブレーキローラ47との間におけるウェブWのたるみがバッファ部46に吸収される。ダンサーローラ58は、ガイドローラ30とブレーキローラ47との間のウェブWのたるみ量の変動により上下動する。
ブレーキローラ47は、巻取軸50に巻き取られるウェブWにブレーキをかけるためのものである。ブレーキローラ47は、巻取軸50に巻き取られるウェブWに従動回転する。
ブレーキ機構48は、ブレーキローラ47を介してウェブWにブレーキをかけることにより、巻取軸50に巻き取られるウェブWに張力を付与する。これにより、巻取軸50に巻き取られるウェブWにしわ等が生じることを防止できる。
ブレーキドライバ49は、ブレーキ機構48を駆動させる。
巻取軸50は、ウェブWを巻き取って保持する。
巻取モータ51は、巻取軸50を図1における時計回り方向に回転させる。巻取軸50の回転により、ウェブWが巻取軸50に巻き取られる。
モータドライバ52は、巻取モータ51を駆動させる。
減速器53は、ブレーキローラ47の回転を所定の減速比でブレーキ機構48の出力軸に伝達する。減速器54は、巻取モータ51の出力軸の回転を所定の減速比で巻取軸50に伝達する。
操作パネル6は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作パネル6は、表示部61と、入力部62とを備える。
表示部61は、各種の入力画面等の画像を表示する。表示部61は、液晶表示パネル等を有する。
入力部62は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部62は、各種の操作キー、タッチパネル等を有する。
制御部7は、印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部7は、PLC(Programmable Logic Controller)等からなり、CPU、メモリ等を備える。
制御部7は、印刷を行う際、ブレーキ機構13のブレーキ力によりウェブWに張力を付与しつつ、搬送モータ34により搬送ローラ33を駆動させてウェブWを搬送し、巻取部5によりウェブWを巻き取るよう制御する。そして、制御部7は、搬送されるウェブWに対して、印刷部4A,4Bのヘッドユニット41からインクを吐出させて画像を印刷させる。
制御部7は、後述するブレーキ特性取得動作により、ウェブWの搬送時におけるブレーキ機構13への供給電流であるブレーキ電流(制御パラメータに相当)と搬送モータ34のトルクであるモータトルクとの対応関係に基づき、ブレーキ電流とブレーキ力(ブレーキトルク)との対応関係を示すブレーキ特性を取得する。そして、制御部7は、印刷を行う際のウェブWの搬送動作において、事前にブレーキ特性取得動作により取得したブレーキ機構13のブレーキ特性に基づき、ウェブWの張力を制御するためのブレーキ電流の制御を行う。
次に、ブレーキ特性取得動作について説明する。
ブレーキ特性取得動作は、ブレーキ機構13のブレーキ特性を取得する動作であり、具体的には、ブレーキ機構13におけるブレーキ電流とブレーキ力(ブレーキトルク)との対応関係を取得する動作である。
パウダーブレーキであるブレーキ機構13におけるブレーキトルクTbは、ブレーキ電流をIとすると、下記の式(1)により表される。
Tb=a×I+b×I+c×I+d …(1)
式(1)におけるa,b,c,dは、ブレーキ機構13のブレーキ特性に応じた特性係数である。この特性係数a,b,c,dは、同型の製品でも、パウダー量等の個体差により異なることがある。すなわち、ブレーキ機構13のブレーキ特性には個体差がある。
そこで、印刷装置1では、印刷装置1に設置されているブレーキ機構13の実際のブレーキ特性を取得するために、ブレーキ特性取得動作を行う。ブレーキ特性取得動作は、印刷装置1の製造後、最初の印刷動作までの間に行われる。また、ブレーキ特性取得動作は、ブレーキ機構13が交換された際にも、その交換後の最初の印刷動作までの間に行われる。
ブレーキ特性取得動作において、まず、制御部7は、搬送モータ34および巻取モータ51の駆動を開始させる。また、制御部7は、ブレーキ機構13,48をオンとする。
これにより、ウェブWのウェブロール9からの引き出しおよび搬送が開始される。ブレーキ機構13によりウェブロール支持軸11にブレーキがかけられることで、ウェブロール9と搬送ローラ33との間においてウェブWに張力が付与されつつ、ウェブWが搬送される。
ウェブWの搬送を開始させると、制御部7は、搬送開始時点から、搬送ローラ33によるウェブWの搬送速度を所定の加速度で加速させる。搬送ローラ33によるウェブWの搬送速度が所定の搬送速度Vbに到達すると、制御部7は、搬送ローラ33に搬送速度VbでのウェブWの定速搬送を開始させる。
ここで、制御部7は、エンコーダ37の出力パルス信号から算出されるウェブWの搬送速度に基づき、モータドライバ35を介して搬送モータ34を駆動制御することで、搬送ローラ33によるウェブWの搬送速度の制御を行う。
搬送速度Vbでの定速搬送開始後、制御部7は、ブレーキドライバ14を介してブレーキ機構13に供給するブレーキ電流Iを変化させつつ、ブレーキ電流Iに応じたモータトルクTmの値をモータドライバ35から取得する。さらに、制御部7は、モータトルクTmからブレーキトルクTbを算出する。
モータトルクTmからブレーキトルクTbを算出する方法を説明する。モータトルクTmは、下記の式(2)により表される。
Tm=(F−Md)×(R/2×Gr) …(2)
ここで、Fは、ウェブロール9と搬送ローラ33との間におけるウェブWの張力である。Mdは、ダンサーローラ58によりウェブWにかかる荷重である。Rは、搬送ローラ33の直径である。Grは、減速器36の減速比である。
式(2)から、ウェブWの張力Fは、下記の式(3)で表される。
F=Tm×(2×Gr/R)+Md …(3)
また、ブレーキトルクTbは、下記の式(4)で表される。
Tb=F×D/Gb …(4)
ここで、Dは、ウェブロール9の直径であるロール径である。Gbは、減速器15の減速比である。
式(3)、式(4)から、下記の式(5)が成り立つ。
Tb=(Tm×(2×Gr/R)+Md)×D/Gb …(5)
また、ロール径Dは、下記の式(6)で表される。
D=Vb/(N×π) …(6)
ここで、Nは、ウェブロール9の回転数である。
ブレーキ特性取得動作におけるウェブWの搬送速度Vbでの定速搬送中において、制御部7は、エンコーダ16の出力パルス信号に基づき、ウェブロール9の回転数Nを算出し、上記の式(6)により、ロール径Dを算出する。そして、制御部7は、上記の式(5)により、モータトルクTmからブレーキトルクTbを算出する。
このようにして、制御部7は、ブレーキ特性取得動作において、ウェブWの搬送時におけるブレーキ電流IとモータトルクTmとの対応関係に基づき、ブレーキ電流IとブレーキトルクTb(ブレーキ力)との対応関係を示すブレーキ特性を取得する。そして、制御部7は、ブレーキ電流IとブレーキトルクTbとの対応関係を示すテーブルである、図3に示すブレーキ特性テーブル71を生成し、これを記憶する。
ブレーキ特性テーブル71を生成すると、制御部7は、ウェブWの搬送を終了し、ブレーキ特性取得動作を終了する。
次に、印刷装置1の印刷時の動作について説明する。
印刷ジョブが入力されると、制御部7は、搬送モータ34および巻取モータ51の駆動を開始させて、ウェブWの搬送を開始させる。ここで、ブレーキ機構13は、前回の印刷ジョブの終了時からオンのままであり、前回の印刷ジョブの終了時におけるブレーキトルクTbの値が設定されているものとする。
ウェブWの搬送を開始させると、制御部7は、搬送開始時点から、搬送ローラ33によるウェブWの搬送速度を所定の加速度で加速させる。その後、搬送ローラ33によるウェブWの搬送速度が所定の印刷搬送速度Vgに到達すると、制御部7は、搬送ローラ33に印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送を開始させる。
印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送の開始後、制御部7は、印刷ジョブに基づく印刷部4A,4Bによる印刷を開始させる。
印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送の開始後は、制御部7は、エンコーダ37の出力パルス信号に基づき、ウェブWの搬送速度を印刷搬送速度Vgで一定に維持するよう搬送モータ34を制御する。ウェブWの搬送速度を一定に維持するのは、ヘッドユニット41からウェブWへ吐出されるインクの着弾ずれを防止して良好な印刷画質を得るためである。
また、ウェブWの搬送中は、制御部7は、ロール径Dに応じて、ウェブWの張力Fが設定張力Fsを維持するようブレーキ機構13のブレーキトルクTbを制御する。
ここで、印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送の開始時点では、ウェブWの搬送開始時点からのロール径Dの減少量は小さい。すなわち、印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送の開始時点までは、ロール径Dはほぼ一定である。このため、印刷搬送速度VgでのウェブWの定速搬送の開始時点まで、ブレーキ機構13のブレーキトルクTbは、ウェブWの搬送開始時点の値である、前回の印刷ジョブの終了時の値に設定されている。
ただし、ウェブWの搬送開始からの時間の経過とともに、徐々にロール径Dは小さくなっていく。これに対し、制御部7は、ロール径Dをリアルタイムで計算し、その計算結果に応じたブレーキトルクTbをブレーキ機構13に設定する。
具体的には、制御部7は、エンコーダ16の出力パルス信号に基づき、ウェブロール9の回転数Nをリアルタイムで計算し、前述の式(6)のVbを印刷搬送速度Vgに置き換えた式により、回転数Nに応じたロール径Dを算出する。
そして、制御部7は、前述の式(4)のFを設定張力Fsに置き換えた式により、設定張力Fsを維持するための、ロール径Dに応じたブレーキトルクTbを算出し、そのブレーキトルクTbをブレーキ機構13に設定する。
この際、制御部7は、算出したブレーキトルクTbをブレーキ機構13に設定するためのブレーキ電流Iの値をブレーキ特性テーブル71から取得し、その値のブレーキ電流Iを、ブレーキドライバ14を介してブレーキ機構13に供給するよう制御する。例えば、制御部7は、設定張力Fsを維持するためのブレーキトルクTbの値が「Tb1」と算出された場合、制御部7は、「I1」の電流をブレーキ機構13に供給するよう制御する。
ここで、設定張力Fsを維持するためのブレーキトルクTbの値としてブレーキ特性テーブル71に保持されていない値が算出された場合には、制御部7は、ブレーキ特性テーブル71に保持されているブレーキ電流Iの値から補間により、設定張力Fsを維持するためのブレーキトルクTbの値に対応するブレーキ電流Iの値を算出すればよい。
このようにして、ロール径Dの縮小に応じて、ブレーキトルクTbを変化させるようにブレーキ電流Iを制御することで、ウェブWの張力が設定張力Fsに維持される。
印刷ジョブに基づく印刷が終了すると、制御部7は、ウェブWの搬送を終了させる。これにより、一連の印刷動作が終了となる。
印刷動作の終了後も、ブレーキ機構13はオンの状態が維持される。この際、ブレーキトルクTbは、ウェブWの搬送終了時の値が維持される。印刷動作の終了後、ウェブロール9を取り外さずに引き続き用いて、次の印刷ジョブに基づく印刷動作を行う場合、ウェブWの搬送開始時のブレーキトルクTbとしては、前回の印刷動作の終了時におけるブレーキトルクTbと同じ値が用いられる。次の印刷ジョブに基づく印刷動作の開始時におけるロール径Dが、前回の印刷動作の終了時におけるロール径Dと同じだからである。
次に、ブレーキ機構13の検査について説明する。
ブレーキ機構13は、経時劣化によりブレーキ特性が変化する。具体的には、ブレーキ機構13は、経時劣化により、ブレーキ電流Iに対応するブレーキトルクTb(ブレーキ力)が低下していく。ブレーキ機構13の経時劣化が進むと、ブレーキ機構13を交換する必要性が生じる。
そこで、印刷装置1では、ブレーキ機構13の経時劣化の度合いを測定し、交換時期であるか否かを判定するために、ブレーキ機構13の検査を行う。
ここで、前述したブレーキ特性取得動作は、印刷装置1に現在設置されているブレーキ機構13に対する1回目の検査の動作を兼ねている。すなわち、ブレーキ特性取得動作により作成されたブレーキ特性テーブル71は、現在のブレーキ機構13に対する1回目の検査の結果に相当するものである。1回目の検査の結果としてのブレーキ特性テーブル71は、2回目以降の検査の結果との比較に用いられる。
現在のブレーキ機構13に対する2回目以降の検査は、随時行われる。2回目以降の検査の動作も、1回目の検査の動作でもあるブレーキ特性取得動作と同様の動作である。
すなわち、2回目以降の検査においても、制御部7は、ウェブWを搬送させ、ブレーキ機構13に供給するブレーキ電流Iを変化させつつ、ブレーキ電流Iに応じたモータトルクTmの値をモータドライバ35から取得する。そして、制御部7は、モータトルクTmからブレーキトルクTbを算出する。この結果、制御部7は、ブレーキ電流IとブレーキトルクTb(ブレーキ力)との対応関係を示すブレーキ特性を、検査の結果として取得する。2回目以降の検査において、制御部7は、1回目の検査の結果であるブレーキ特性テーブル71におけるブレーキ電流Iの各電流値に対応するブレーキトルクTbの値を取得する。
2回目以降の検査の動作は、例えば、イニシャライズ動作と兼ねて行ってもよいし、ウェブWに対する所定の印刷長さごとに行うようにしてもよい。
イニシャライズ動作は、ウェブWを搬送してロール径Dを計算する動作である。イニシャライズ動作は、印刷装置1の電源投入時に行われる。印刷装置1の電源が遮断されると、ブレーキ機構13がオフになり、ロール径Dに応じたブレーキトルクTbの値が分からなくなる。そこで、印刷装置1の電源投入時には、ロール径Dを計算するためのイニシャライズ動作が行われる。また、イニシャライズ動作は、ウェブロール9の交換が行われた際にも、新たなウェブロール9のロール径Dを計算するために行われる。
なお、現在のブレーキ機構13に対する1回目の検査の動作でもあるブレーキ特性取得動作も、現在のブレーキ機構13が設置されてから最初のイニシャライズ動作と兼ねて行ってもよい。
2回目以降の検査では、その検査後、制御部7は、検査の結果に対する判定処理を行う。この判定処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
検査の結果として検査時点におけるブレーキ機構13のブレーキ特性が得られると、図4のステップS1において、制御部7は、今回の検査時点におけるブレーキトルクTbの低下率Eを算出する。
具体的には、制御部7は、今回の検査で得られたブレーキ特性と、1回目の検査結果であるブレーキ特性テーブル71とに基づき、ブレーキ特性テーブル71におけるブレーキ電流Iの電流値ごとに、ブレーキトルクTbの低下率Enを算出する。ここで、ブレーキ電流Iの電流値ごとのブレーキトルクTbの低下率Enは、電流値ごとの今回の検査時点でのブレーキトルクTbの値の、1回目の検査時点での値からの低下幅の、1回目の検査時点での値に対する比率である。
そして、制御部7は、各電流値に対応するブレーキトルクTbの低下率Enの平均値を、今回の検査時点におけるブレーキトルクTbの低下率Eとして算出する。
次いで、ステップS2において、制御部7は、ステップS1で算出したブレーキトルクTbの低下率Eが、予測算出基準値Ea以上であって交換基準値Eb未満であるか否かを判断する。
ここで、交換基準値Ebは、ブレーキ機構13の交換が必要となるブレーキトルクTbの低下率Eの値として予め設定されたものである。また、予測算出基準値Eaは、ブレーキ機構13の交換時期の予測を開始するための基準となるブレーキトルクTbの低下率Eの値として予め設定されたものである。予測算出基準値Eaは、交換基準値Ebよりも小さい。
Ea≦E<Ebであると判断した場合(ステップS2:YES)、ステップS3において、制御部7は、ブレーキ機構13の予測交換時期を算出する。具体的には、制御部7は、1回目の検査から今回の検査までの期間と、今回の検査の結果から得られたブレーキトルクTbの低下率Eとに基づき、ブレーキトルクTbの低下率Eが交換基準値Ebに到達する時期を、予測交換時期として算出する。
次いで、ステップS4において、制御部7は、ステップS3で算出したブレーキ機構13の予測交換時期をユーザに通知する。具体的には、制御部7は、ブレーキ機構13の予測交換時期を表示部61に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
ステップS2において、Ea≦E<Ebではないと判断した場合(ステップS2:NO)、ステップS5において、制御部7は、ステップS1で算出したブレーキトルクTbの低下率Eが、交換基準値Eb以上であってエラー基準値Ec(基準値に相当)未満であるか否かを判断する。
ここで、エラー基準値Ecは、印刷装置1にエラーが生じたと判定するブレーキトルクTbの低下率Eの値として予め設定されたものである。エラー基準値Ecは、交換基準値Ebよりも大きい。
Eb≦E<Ecであると判断した場合(ステップS5:YES)、ステップS6において、制御部7は、ブレーキ機構13の交換時期が到来したと判定し、その旨をユーザに通知する。具体的には、制御部7は、ブレーキ機構13の交換時期が到来したことユーザに通知するメッセージ含む画面を表示部61に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
ステップS5において、Eb≦E<Ecではないと判断した場合(ステップS5:NO)、ステップS7において、制御部7は、ステップS1で算出したブレーキトルクTbの低下率Eが、エラー基準値Ec以上であるか否かを判断する。
E≧Ecであると判断した場合(ステップS7:YES)、ステップS8において、制御部7は、印刷装置1にエラーが生じていると判定してウェブWの搬送を不可とするとともに、その旨をユーザに通知する。具体的には、制御部7は、ブレーキ機構13を交換するまでウェブWの搬送および印刷を不可とするとともに、その旨をユーザに通知するメッセージ含む画面を表示部61に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
E<Ecであると制御部7が判断した場合(ステップS7:NO)、そのまま一連の処理が終了となる。ここで、ステップS7においてE<Ecであると判断されるのは、E<Eaである場合である。
以上説明したように、印刷装置1では、制御部7は、ブレーキ特性取得動作により、ウェブWの搬送時におけるブレーキ電流とモータトルクとの対応関係に基づき、ブレーキ機構13のブレーキ特性を取得する。そして、制御部7は、印刷を行う際のウェブWの搬送動作において、ブレーキ特性取得動作で取得したブレーキ機構13のブレーキ特性に基づき、ウェブWの張力を制御するためのブレーキ電流の制御を行う。これにより、ウェブWの張力を検出するための張力検出器を設けることなく、ブレーキ機構13のブレーキ特性の個体差に応じたブレーキトルクの制御を行うことが可能となる。この結果、装置の大型化を抑えつつ、ウェブWの張力変動を低減できる。
また、印刷装置1では、制御部7は、ブレーキ機構13の検査として、ブレーキ特性取得動作と同様の動作を実施し、ブレーキ機構13のブレーキ特性を取得する。そして、制御部7は、検査の結果に基づき、ブレーキ機構13の交換時期が到来したか否かを判定する。これにより、ブレーキ機構13の交換を適切な時期に行うことが可能になる。この結果、ブレーキ機構13の経時劣化によりブレーキトルクが不足してウェブWの張力変動が生じることを抑制できる。
また、印刷装置1では、制御部7は、ブレーキ機構13の検査の結果から得られたブレーキトルクの低下率Eがエラー基準値Ec以上である場合、ブレーキ機構13が交換されるまでウェブWの搬送を不可とする。これにより、交換が必要なブレーキ機構13が交換されていない場合でも、ブレーキ機構13のブレーキトルクの不足によりウェブWの張力変動が生じることを回避できる。
なお、ブレーキ機構13の検査の結果から得られたブレーキトルクの低下率Eに基づき、ブレーキ電流とブレーキトルクとの対応関係を調整するようにしてもよい。具体的には、ブレーキトルクの低下率Eに基づき、ブレーキトルクの低下分を補うように、ブレーキトルクに対応するブレーキ電流を大きくするようにしてもよい。これにより、ブレーキ機構13の経時劣化によるブレーキトルクの不足が軽減されるので、ウェブWの張力変動が生じることをより抑制できる。
また、上述した実施の形態では、ブレーキ機構13のブレーキ特性をテーブルとして保持したが、ブレーキ特性を関数として保持してもよい。
また、上述した実施の形態では、ブレーキ機構13の制御パラメータが電流であるとして説明したが、電圧等であってもよい。
また、上述した実施の形態では、搬送されるウェブWにブレーキをかけて張力を付与するブレーキ機構13が、ウェブロール支持軸11の回転にブレーキをかけるものである構成で説明した。しかし、搬送されるウェブWにブレーキをかけて張力を付与するブレーキ機構は、他の位置に配置されているものであってもよい。例えば、搬送されるウェブWにブレーキをかけて張力を付与するブレーキ機構が、ガイドローラ21,22間に配置された構成であってもよい。
また、上述した実施の形態では、ブレーキ機構13がパウダーブレーキであるとしたが、他の種類のブレーキであってもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
ウェブを搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、
搬送されるウェブにブレーキ力を付与するブレーキ機構と、
前記搬送モータおよび前記ブレーキ機構を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、ウェブの搬送時における前記ブレーキ機構の制御パラメータと前記搬送モータのトルクとの対応関係に基づき、前記ブレーキ機構の制御パラメータとブレーキ力との対応関係を示すブレーキ特性を取得し、取得したブレーキ特性に基づき、ウェブの張力を制御するための前記ブレーキ機構の制御パラメータの制御を行うことを特徴とする搬送装置。
(付記2)
前記制御部は、前記ブレーキ機構の検査として、ウェブの搬送時における前記ブレーキ機構の制御パラメータと前記搬送モータのトルクとの対応関係に基づき、前記ブレーキ機構のブレーキ特性を取得する動作を実施し、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構の交換時期が到来したか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の搬送装置。
(付記3)
前記制御部は、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構のブレーキ力の低下率を算出し、算出されたブレーキ力の低下率が基準値以上である場合、前記ブレーキ機構が交換されるまでウェブの搬送を不可とすることを特徴とする付記2に記載の搬送装置。
(付記4)
前記制御部は、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構の制御パラメータとブレーキ力との対応関係を調整することを特徴とする付記2または3に記載の搬送装置。
1 印刷装置
2 ウェブロール保持部
3 搬送部
4A,4B 印刷部
5 巻取部
6 操作パネル
7 制御部
11 ウェブロール支持軸
12,21〜30 ガイドローラ
13,48 ブレーキ機構
14,49 ブレーキドライバ
31 ヘッド下ローラ
32 蛇行制御部
33 搬送ローラ
34 搬送モータ
35,52 モータドライバ
38,39 蛇行制御ローラ
47 ブレーキローラ
50 巻取軸
51 巻取モータ
71 ブレーキ特性テーブル

Claims (4)

  1. ウェブを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、
    搬送されるウェブにブレーキ力を付与するブレーキ機構と、
    前記搬送モータおよび前記ブレーキ機構を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、ウェブの搬送時における前記ブレーキ機構の制御パラメータと前記搬送モータのトルクとの対応関係に基づき、前記ブレーキ機構の制御パラメータとブレーキ力との対応関係を示すブレーキ特性を取得し、取得したブレーキ特性に基づき、ウェブの張力を制御するための前記ブレーキ機構の制御パラメータの制御を行うことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記ブレーキ機構の検査として、ウェブの搬送時における前記ブレーキ機構の制御パラメータと前記搬送モータのトルクとの対応関係に基づき、前記ブレーキ機構のブレーキ特性を取得する動作を実施し、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構の交換時期が到来したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構のブレーキ力の低下率を算出し、算出されたブレーキ力の低下率が基準値以上である場合、前記ブレーキ機構が交換されるまでウェブの搬送を不可とすることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記検査の結果に基づき、前記ブレーキ機構の制御パラメータとブレーキ力との対応関係を調整することを特徴とする請求項2または3に記載の搬送装置。
JP2018161301A 2018-08-30 2018-08-30 搬送装置 Pending JP2020033153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161301A JP2020033153A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161301A JP2020033153A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020033153A true JP2020033153A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69666949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018161301A Pending JP2020033153A (ja) 2018-08-30 2018-08-30 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020033153A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8899853B2 (en) Conveyance apparatus and printer
JP5787447B2 (ja) インクジェット印刷装置における印刷媒体の搬送制御方法およびインクジェット印刷装置
US10189286B2 (en) Conveyance apparatus of web print medium
JP6610079B2 (ja) 記録装置および巻取方法
JP2017030167A (ja) インクジェット印刷装置
JP7019363B2 (ja) 搬送装置
CN111792425B (zh) 印刷装置以及印刷方法
JP2020033153A (ja) 搬送装置
US11046543B2 (en) Web conveyance device with brake
JP6417126B2 (ja) 記録装置
US20190232635A1 (en) Web conveying device
JP5884499B2 (ja) 搬送装置、搬送方法および画像記録装置
US20190100399A1 (en) Web conveying apparatus with brake
JP2019043692A (ja) 搬送装置
JP5854684B2 (ja) 記録装置
JP5963492B2 (ja) 搬送装置及び記録装置
JP2020082572A (ja) 印刷装置
JP2018158449A (ja) 搬送装置
JP2020049781A (ja) ウェブ印刷装置
JP5791417B2 (ja) 記録装置
JP2017171451A (ja) 記録装置
KR20230050981A (ko) 웹 선속도 제어 시스템 및 이를 이용한 웹 선속도 제어방법
JP2018135206A (ja) 搬送装置
JP5804826B2 (ja) 画像形成装置
JP2005239328A (ja) 破断防止装置