JP2020030604A - プラン提示プログラム、プラン提示方法、及び情報処理装置 - Google Patents

プラン提示プログラム、プラン提示方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ユーザの予算内において複数種類のリソースの使用量を変更したプランを提示することを目的とする。【解決手段】 上記課題は、ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる処理をコンピュータに実行させるプラン提示プログラムにより達成される。【選択図】図36

Description

本発明は、プラン提示プログラム、プラン提示方法、及び情報処理装置に関する。
近年、複数のサーバ装置を連携させたクラウドサービスが提供されている。クラウドサービスでは、ユーザは、所有している既存の端末を用いて、比較的大規模な業務システムを手軽に利用できる点で利便性があり、利用が拡大している。
クラウドサービスの利用に際しては、ユーザは、リソースの使用予定量と予算とに基づいて、リソースの使用量等のクラウドサービスの利用範囲が予め設定される。一例として、ユーザ指示のリソース使用予定について、予算額範囲内で収まる性能プランを決定する技術等が知られている。
国際公開第2013/103006号パンフレット
しかしながら、クラウドサービスを用いて業務等を行う場合には、予期せぬ繁忙期が発生し、予算を超えてしまう状況が急に起こる場合がある。このような場合には、契約したリソースの急速な消費により、急に業務が行えなくなる事態が発生しかねないといった問題がある。
したがって、1つの側面では、ユーザの予算内において複数種類のリソースの使用量を変更したプランを提示することを目的とする。
一態様によれば、ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる処理をコンピュータに実行させるプラン提示プログラムが提供される。
ユーザの予算内において複数種類のリソースの使用量を変更したプランを提示することができる。
本実施例が適用されるシステム構成例を説明するための図である。 リソース最適化サービスの概要を説明するための図である。 クラウドサービスにおけるデータの流れの一例を説明するための図である。 データベース間の関連付けの例を説明するための図である。 ポータルにて行われるポータル表示制御処理を説明するためのフローチャート図である。 性能情報収集システムにて行われる性能情報収集処理について説明するためのフローチャート図である。 最適なリソース判断処理を説明するためのフローチャート図である。 図7のステップS730における変更対象リソースの解析処理を説明するためのフローチャート図である。 図7のステップS750における変更実施可否の判定処理を説明するためのフローチャート図(続く)である。 図7のステップS750における変更実施可否の判定処理を説明するためのフローチャート図(続き)である。 図7のステップS770における変更実施処理を説明するためのフローチャート図である。 第1のリソース構成例を示す図である。 第1のリソース構成における最適化リソース管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における商品管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における契約管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における課金管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における商品性能管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における動作性能管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。 第1のリソース構成における変更実施処理後の変更不可リソースDBの状態例を示す図である。 第2のリソース構成例を示す図である。 第2のリソース構成における商品管理DBのデータ例を示す図である。 第2のリソース構成における契約管理DBのデータ例を示す図である。 第2のリソース構成における課金管理DBのデータ例を示す図である。 第2のリソース構成における動作性能管理DBのデータ例を示す図である。 第2のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。 第2のリソース構成における変更実施処理後の変更不可リソースDBの状態例を示す図である。 顧客による予算の変更に伴う、契約管理DBのデータ遷移例を示す図である。 第2のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。 時間単位の価格例を示す図である。 複数の顧客又は契約を管理した契約管理DBのデータ例を示す図である。 複数の顧客の課金を管理する課金管理DBのデータ例を示す図である。 契約情報を表示する画面例を示す図である。 過去の請求情報を表示する画面例を示す図である。 使用量の推移を示す画面例を示す図である。 予算を変更するための画面例を示す図である。 リソース見直しの結果を示す画面例を示す図である。 本実施例における情報処理装置の機能構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施例は、様々なシステム及びデータベースサーバ等との連携によるクラウドサービスに関する。本実施例では、ハードディスクの利用量のみならず、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及びそれらの様々な性能を含むリソースの利用状態に応じて、迅速かつ柔軟に最適なリソース配分を可能とする。
図1は、本実施例が適用されるシステム構成例を説明するための図である。図1に示すシステム1000は、クラウドサーバ90と、複数のユーザ端末3とを有する。クラウドサーバ90は、複数のサーバ装置100により形成される仮想サーバに相当する。各ユーザ端末3は、ネットワークを介してクラウドサーバ90に接続し、クラウドサーバ90が提供する後述されるクラウドサービス92を利用する、ユーザが利用する情報処理端末である。
クラウドサーバ90を形成する複数のサーバ装置100のそれぞれは、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU(Central Processing Unit)111と、主記憶装置112と、補助記憶装置113と、入力装置114と、表示装置115と、通信I/F(インターフェース)117と、ドライブ装置118とを有し、バスB1に接続される。
CPU111は、主記憶装置112に格納されたプログラムに従ってサーバ装置100を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置112には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU111にて実行されるプログラム、CPU111での処理に必要なデータ、CPU111での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置113には、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置113に格納されているプログラムの一部が主記憶装置112にロードされ、CPU111に実行されることによって、各種処理が実現される。主記憶装置112、補助記憶装置113、及びサーバ装置100がアクセス可能な外部記憶装置を総称して、記憶部130というものとする。
入力装置114は、マウス、キーボード等を有し、ユーザがサーバ装置100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置115は、CPU111の制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置114と表示装置115とは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F117は、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F117による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
サーバ装置100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってサーバ装置100に提供される。
ドライブ装置118は、ドライブ装置18にセットされた記憶媒体119(例えば、CD−ROM等)とサーバ装置100とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体119に、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体119に格納されたプログラムは、ドライブ装置118を介してサーバ装置100にインストールされる。インストールされたプログラムは、サーバ装置100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体119はCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
ユーザ端末3は、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU311と、主記憶装置312と、補助記憶装置313と、入力装置314と、表示装置315と、通信I/F(インターフェース)317と、ドライブ装置318とを有し、バスB1に接続される。
CPU311は、主記憶装置312に格納されたプログラムに従ってサーバ装置100を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置312には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU311にて実行されるプログラム、CPU311での処理に必要なデータ、CPU311での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置313には、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置313に格納されているプログラムの一部が主記憶装置312にロードされ、CPU311に実行されることによって、各種処理が実現される。主記憶装置312、補助記憶装置313、及びサーバ装置100がアクセス可能な外部記憶装置を総称して、記憶部330というものとする。
入力装置314は、マウス、キーボード等を有し、ユーザがサーバ装置100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置315は、CPU311の制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置314と表示装置315とは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F317は、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F317による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
サーバ装置100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってサーバ装置100に提供される。
ドライブ装置318は、ドライブ装置18にセットされた記憶媒体319(例えば、CD−ROM等)とサーバ装置100とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体319に、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体319に格納されたプログラムは、ドライブ装置318を介してサーバ装置100にインストールされる。インストールされたプログラムは、サーバ装置100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体319はCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
クライアント端末3は、ラップトップ、タブレット端末等であってもよい。その場合、記憶媒体319は、SD(Secure Digital)メモリカード等であり、ドライブ装置318は、ドライブ装置318にセットされた記憶媒体319と端末3とのインターフェースを行う。
次に、本実施例において、クラウドサーバ90が提供するリソース最適化サービスの概要について説明する。図2は、リソース最適化サービスの概要を説明するための図である。図2において、クラウドサーバ90が提供するクラウドサービス92は、ポータル5と、リソース最適化サービス94と、様々なデータベース(DB)31〜38と、顧客業務システム400とを有する。DB31〜38のうち、DB37及び38は、リソース最適化サービス94に含めて示すものとする。
クラウドサーバ90は、図1で説明したように、複数のサーバ装置100で構成されるが、ユーザには、あたかも1台のサーバを利用するように見せた仮想マシン(VM:Virtual Machine)である。このような観点において、また、説明を簡潔にするため、1台のサーバ装置100で行われるものとして説明する。従って、ポータル5と、リソース最適化サービス94とは、サーバ装置100によって、ユーザ端末3に提供される。
ポータル5は、ユーザ端末3に提供する画面の表示制御を行う処理部であり、後述されるポータル表示制御処理により実現される。
リソース最適化サービス94は、顧客業務システム400におけるリソースを最適化して運用効率を改善させる処理をユーザに提供するサービスに相当する。リソース最適化サービス94には、性能情報収集システム200と、最適リソース配分システム300とに相当するそれぞれの処理が含まれる。
性能情報収集システム200は、性能情報収集部に相当する。最適リソース配分システム300は、最適リソース配分部に相当する。性能情報収集部と、最適リソース配分部とは、サーバ装置100にインストールされたプログラムが、サーバ装置100のCPU111に実行させるそれぞれの処理により実現される。
商品管理DB31、契約管理DB32、課金管理DB33、リソース管理DB34、商品性能管理DB35、動作性能管理DB36、最適化リソース管理DB37、変更不可リソースDB38等は、記憶部130に記憶される。
クラウドサービス92には、顧客業務システム400も含まれる。顧客業務システム400は、ユーザの業務処理を担う処理部であり、一例として、様々な承認を必要とする業務に係るワークフロー、又は、財務や人事等の特定業務等のアプリケーションに相当し、サーバ装置100によって実行される。
本実施例におけるクラウドサービス92では、ポータル5からの第1見直し要求6aと、性能情報収集システム200からの第2見直し要求6bのそれぞれに応じて、顧客業務システム400のリソースを最適化する。
第1見直し要求6aは、顧客であるユーザによるリソースの使用量等のプランの見直しの依頼に相当する。第1見直し要求6aによって、逐次的にユーザの所望するプランに最適なリソース判断処理が行われるため、最適なリソース判断処理の「逐次実行」というものとする。第1見直し要求6aは、契約IDを含む。
第2見直し要求6bは、性能情報収集システム200がリソースの使用量を監視し、使用量が予測以上に増加している、又は、増加する傾向にあると判断した場合に発行されるリソースの最適化の要求に相当する。第2見直し要求6bによって、随時、最適なリソース判断処理が行われるため、最適なリソース判断処理の「随時実行」というものとする。第2見直し要求6bは、契約IDを含む。
本実施例において、リソースとは、顧客業務システム400を実施する際に、顧客のユーザとの間で取り交わした契約に基づき利用可能とした、CPU、メモリ、ストレージ(ハードディスク)の台数や記憶容量等を表す物理量に加え、それらの種々の性能等をも含む。また、リソースの最適化とは、顧客(ユーザ)の予算範囲において、物理量の増減、性能の変更等を含み、顧客業務システム400全体として契約期間内の運用効率を最適化することである。
最適リソース配分システム300によって、ソースの物理量及び/又は性能の変更が判断されると、最適リソース配分システム300からリソース変更指示6cが顧客業務システム400へ行われる。リソース変更指示6cは、変更対象のリソースを特定する識別情報、物理量及び/又は性能を指定する変更内容等を含む。顧客業務システム400は、リソース変更指示6cに応じて、リソースの構成を変更して、顧客に対して継続して業務処理を実施する。
図3は、クラウドサービスにおけるデータの流れの一例を説明するための図である。図3において、クラウドサービス92では、顧客の予算の上限値7bが、ユーザ端末3から送信されポータル5で受信されると、予算の上限値7bは、ポータル5によって契約管理DB32に記憶される。
一方、リソースの使用量7hが、顧客業務システム400から所定間隔で性能情報収集システム200へと収集され、契約IDごとに履歴情報として動作性能管理DB36に蓄積される。
第1見直し要求6a又は第2見直し要求6bに応じて、最適リソース配分システム300において、最適なリソース判断処理が行われる。最適なリソース判断処理により、予兆監視情報として上限値7i及び下限値7jが最適化リソース管理DB37から取得され、リソース一覧7dがリソース管理DB34から取得される。
最適リソース配分システム300において、更に、過去使用量7gを含む履歴情報が動作性能管理DB36から取得され、商品性能情報7fが商品性能管理DB35から取得される。また、予算の上限値7bが契約管理DB32から取得され、商品単価7aが商品管理DB31から取得され、請求額7cが課金管理DB33から取得される。
また、最適リソース配分システム300において、リソースの物理量又は性能の変更が行われる場合には、リソース変更情報7eによってリソース管理DB34が更新される。最適リソース配分システム300は、リソース管理DB34を変更した後、リソース変更指示6cを顧客業務システム400へ送信する。
最適なリソース判断処理によって、変更不可能なリソースが存在すると判断された場合には、変更不可リソース情報7kが変更不可リソースDB38に記憶される。一方、顧客が変更不可能なリソースを判断してもよく、この場合には、変更不可リソース情報7k’がポータル5から変更リソースDB38へと記憶される。
次に、種々のDB31〜38間の関連付けについて図4で説明する。図4は、データベース間の関連付けの例を説明するための図である。図4において、商品管理DB31は、リソースのデバイス種別と性能の組み合せごとに1商品とし、商品ごとの商品情報を管理するデータベースであり、商品ID、商品名、商品説明、単位、商品単価等の項目を有する。
商品IDは、リソースを特定する識別情報を示す。リソースは、CPU、メモリ、ストレージ(ハードディスク)等のデバイスである。商品名は、リソースの名称を示す。商品説明は、商品の種類等を簡潔に示す情報である。商品名が商品(リソース)の種類を特定する名称であれば、商品説明に代用してもよい。
単位は、1時間用いられた場合の使用量を示す。使用量は、リソースの特定に応じて台数、記憶容量等で示される。一例として、サーバであれば台数が示され、ストレージであればギガバイト(GB)等の記憶容量/メモリサイズ等が示される。商品単価は、30日分に相当する720時間の料金を示す。
契約管理DB32は、顧客と交わした契約ごとの契約情報を管理するデータベースであり、契約ID、契約名、契約者ID、予算(上限値)等の項目を有する。契約IDは、契約ごとを特定する識別情報を示す。
契約名は、契約対象を簡潔に示す名称を示す。一例として、契約者名等を示せばよい。契約者IDは、契約者を一意に特定する識別情報を示す。予算(上限値)は、契約者の予算を示す。契約管理DB32への登録時には、契約時の顧客の予算を示すが、状況に応じて更新されてもよい。
課金管理DB33は、請求ごとに請求情報を管理するデータベースであり、請求ID、請求額、請求年月、契約ID、明細書ID、商品ID、小計等の項目を有する。
請求IDは、請求書を特定する識別情報を示す。請求額は、顧客へ請求した総請求額を示す。請求年月は、顧客へ請求した年月を示す。契約IDは、契約管理DB32に存在する契約IDのうち、請求の対象となった顧客との契約を特定する契約IDを示す。請求IDに対応付けられる、請求額、請求年月、契約ID等を「請求情報」というものとする。
明細書IDは、請求の対象となった明細を特定する識別情報を示し、請求IDに対して1又は複数の明細が関連付けられる。商品IDは、商品管理DB31に存在する商品IDのうち、請求対象となった商品のIDを示す。小計は、明細毎の請求金額を示す。
課金管理DB33では、1の請求書に対して、複数の明細が請求の対象となるため、請求項IDで管理される請求情報と、1以上の明細の情報(以下、「明細情報」という)とは、請求項IDを用いて、関連付けて管理されることが望ましい。明細情報は、商品ID、小計等が相当する。
リソース管理DB34は、契約ごとのリソースそれぞれの情報を管理し、使用量に応じて、顧客の予算内でリソースの変更を許容するデータベースであり、リソースID、リソース名、フレーバID、使用数、契約ID等の項目を有する。
リソースIDは、リソースを識別する識別情報を示し、顧客が利用中のリソースのそれぞれを特定する。リソース名は、リソースの名称を示す。フレーバIDは、商品性能管理DB35に存在するリソースの性能を表すフレーバIDを示す。使用数は、顧客の予算の上限値7bで運用中のリソースの台数や記憶容量等を示す。契約IDは、契約管理DB32に存在する契約IDのうち、リソースの利用に係る顧客との契約を特定する契約IDを示す。
商品性能管理DB35は、商品ごとの性能を管理するデータベースであり、フレーバID、フレーバ名、性能等の項目を有する。フレーバIDは、リソースの性能を表すフレーバに関する情報を特定するための識別情報を示す。フレーバ名は、性能ごとに与えられた名称を示す。性能は、商品の種類と商品の性能とを特定する情報を示す。
動作性能管理DB36は、性能情報収集システム200が定期的に顧客業務システム400から収集したリソースごとの使用量を履歴情報として蓄積する、契約ごとのデータベースであり、リソースID、デバイス種別、使用量、タイムスタンプ等の項目を有する。
リソースIDは、リソース管理DB34に存在するリソースIDのうち、収集されたリソースを特定するリソースIDを示す。デバイス種別は、リソースの種別を示し、最適化リソース管理DB37で管理されるデバイス種別を含む情報である。使用量は、収集時におけるリソースの使用量を示す。タイムスタンプは、収集した年月日及び時刻を示す。
最適化リソース管理DB37は、リソースの増減判定に使用する閾値を管理するデータベースであり、デバイス種別、上限、下限等の項目を有する。デバイス種別は、リソースのデバイス種別を示す。上限は、リソースの増加を必要とする状態判定に用いる使用率の上限値iを示す。下限は、リソースの削減を可能とする状態判定に用いる使用率の下限値jを示す。リソースの使用用が、下限から上限の範囲である場合、増減の変更は不要であると判断する。
変更不可リソースDB38は、最適リソース配分システム300又はユーザによって、変更不可と判断されたリソースの情報を記憶するデータベースであり、リソースID、推奨フレーバID、推奨使用数、変更額等の項目を有する。
リソースIDは、リソース管理DB34に存在するリソースIDのうち、最適リソース配分システム300によってリソースの変更はできないと判断されたリソースのID、又は、ユーザ端末3の操作によってポータル5から通知されたリソースIDを示す。
推奨フレーバIDは、商品性能管理DB35に存在するフレーバIDのうち、推奨されるフレーバのIDが示される。推奨使用数は、推奨される使用量(台数/記憶容量)が示される。変更額は、推奨されたフレーバに変更した場合の金額を示す。
先ず、本実施例における様々な処理について説明し、その後、上述したDB31〜38のデータ例について説明する。
図5は、ポータルにて行われるポータル表示制御処理を説明するためのフローチャート図である。図5において、ポータル5は、ユーザ端末3からの操作を受け付けると、操作に応じた画面の表示を行う画面表示制御を行う(ステップS501)。
ユーザ端末3に表示した画面に対してなされたユーザの操作を受け付けると、ポータル5は、操作が予算の上限値7bの登録か否かを判断する(ステップS502)。操作が予算の上限値7bの登録の場合には、ポータル5が受信する操作の情報には、契約IDと、予算の上限値7bとが少なくとも含まれる。
操作が予算の上限値7bの登録である場合(ステップS502のYES)、ポータル5は、予算の上限値7bを契約管理DB32に登録して(ステップS503)、ステップS501へと戻り、予算の上限値7bの登録後の画面表示制御を行う。
一方、操作が予算の上限値7bの登録でない場合(ステップS502のNO)、ポータル5は、更に、操作がリソース見直し(逐次実施)か否かを判断する(ステップS504)。操作がリソース見直し(逐次実施)の場合(ステップS504のYES)、ポータル5は、第1見直し要求6aを最適リソース配分システム300へ送信することで、最適リソース配分システム300に最適なリソース判断処理を行わせ(ステップS700)、ステップS501へと戻り、最適なリソース判断処理後の画面表示制御を行う。
一方、操作がリソース見直し(逐次実施)でない場合(ステップS504のNO)、ポータル5は、見直し内容の表示要求か否かを判断する(ステップS505)。見直し内容の表示要求である場合(ステップS505のYES)、ポータル5は、契約IDを用いて、変更不可リソースDB38から変更不可リソース情報7kを取得して(ステップS506)、ステップS501へと戻り、見直し内容の表示要求に応じた画面表示制御を行う。
一方、見直し内容の表示要求でない場合(ステップS505のNO)、ポータル5は、操作が終了であるか否かを判断する(ステップS507)。操作が終了でない場合(ステップS507のNO)、ポータル5は、ステップS501へと戻り、操作に応じた画面表示制御を行う。操作が終了である場合(ステップS507のYES)、ポータル5は、このポータル表示制御処理を終了する。
図6は、性能情報収集システムにて行われる性能情報収集処理について説明するためのフローチャート図である。図6において、性能情報収集システム200は、所定時間ごとに性能情報収集処理を実行する。所定時間は、一例として、60分等である。性能情報収集システム200は、60分ごとに、ステップS601〜S603及びS700を行う。
性能情報収集システム200は、顧客業務システム400からリソースごとの使用量7hを収集し、動作性能管理DB36に履歴情報として蓄積する(ステップS601)。リソースごとの使用量7hは、顧客業務システム400の現在の性能情報を表す過去使用量7gとして、最適リソース配分システム300によって参照される。
そして、性能情報収集システム200は、締め処理後の初めての処理であるか否かを判断する(ステップS602)。締め処理を行うタイミングは、顧客が指定したタイミングであればよい。一例として、毎日、毎週、毎月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、月末等のいずれであってもよい。締め処理後の初めての処理である場合(ステップS602のYES)、性能情報収集システム200は、最適リソース配分システム300へ第2見直し要求6bを行うことで、最適リソース配分システム300に最適なリソース判断処理を行わせ(ステップS700)、この性能情報収集処理を終了する。
一方、締め処理後の初めての処理ではない場合(ステップS602のNO)、性能情報収集システム200は、リソースごとに使用量の推移をアノマリー分析して、1又は複数のリソースで特異な使用量の増減を検知したか否かを判断する(ステップS603)。この判断処理では、月末等の特定の時期に使用量が増加している場合に、顧客業務システム400のリソースを一時的に増強するか否かを判断する。また、業務量が少ない時期等に対して、料金の見直しをする機会であるか否かを判断する。
1又は複数のリソースで特異な使用量の増減を検知した場合(ステップS603のYES)、性能情報収集システム200は、最適リソース配分システム300へ第2見直し要求6bを行うことで、最適リソース配分システム300に最適なリソース判断処理を行わせ(ステップS700)、この性能情報収集処理を終了する。
一方、全てのリソースで特異な使用量の増減を検知しなかった場合(ステップS603のNO)、性能情報収集システム200は、この性能情報収集処理を終了する。
図7は、最適なリソース判断処理を説明するためのフローチャート図である。図7に示す最適なリソース判断処理において、最適リソース配分システム300は、最適化リソース管理DB37から予兆監視情報として上限値7i及び下限値7jを取得する(ステップS710)。最適リソース配分システム300は、リソース管理DB34から、対象リソースと同一の契約IDのリソース一覧7dを取得する(ステップS720)。リソース一覧7dは、リソースID、フレーバID等を含んでいる。
最適リソース配分システム300は、拡張又は縮小による変更対象となるリソースを特定するために、変更対象リソースの解析処理を行い(ステップS730)、得られた変更対象のリソースに対して、変更の実施可否を判定する変更実施可否の判定処理を行う(ステップS750)。
本実施例において、拡張による変更(拡張変更)とは、現状の性能では十分ではなく、現状以上の性能で顧客業務システム400を運用することが望ましい場合に相当する。また、縮小による変更(縮小変更)とは、現状の性能は必要以上に割り当てられ、現状以下の性能で顧客業務システム400の運用が可能な場合に相当する。
そして、最適リソース配分システム300は、変更実施可能なリソースの拡張又は縮小を実施する変更実施処理を行って(ステップS770)、この最適なリソース判断処理を終了する。
図8は、図7のステップS730における変更対象リソースの解析処理を説明するためのフローチャート図である。図8において、最適リソース配分システム300は、リソース一覧7dからリソースを特定するリソースIDを順に1つずつ選択し(ステップS731)、全てのリソースIDに対して以下に説明するステップS732〜S738を行う。
最適リソース配分システム300は、リソース一覧7dから選択したリソースIDを用いて、動作性能管理DB36から予め定めた期間内の使用量として過去使用量7gを取得する(ステップS732)。取得した過去使用量7gは、当該期間内の顧客業務システム400のリソースの性能を表す情報(リソース性能情報)に相当する。
最適リソース配分システム300は、過去使用量7gを用いて線形分析を行って、未来使用量を予測する(ステップS733)。また、最適リソース配分システム300は、リソースの商品性能情報7fと、予測した未来使用量とから未来使用率を算出する(ステップS734)。最適リソース配分システム300は、リソース一覧7dにおいて、選択したリソースIDのレコードで示されるフレーバIDを用いて、商品性能情報DB35から賞品性能情報7fを取得すればよい。
そして、最適リソース配分システム300は、取得した未来使用率が上限値iを超えるか否かを判断する(ステップS735)。未来使用率が上限値iを超える場合(ステップS735のYES)、最適リソース配分システム300は、選択したリソースIDで特定されるリソースは拡張対象リソースであると判断し、リソースIDと未来使用率とを記憶部130内の拡張用作業テーブル8aに記憶する(ステップS736)。
一方、未来使用率が上限値iを超えない場合(ステップS735のNO)、最適リソース配分システム300は、更に、未来使用率が下限値j以下か否かを判断する(ステップS737)。未来使用率が下限値j以下の場合(ステップS737のYES)、最適リソース配分システム300は、選択したリソースIDで特定されるリソースは縮小対象リソースであると判断し、リソースIDと未来使用率とを記憶部130内の縮小用作業テーブルbに記憶する(ステップS738)。
ステップS376又はS378のいずれかの処理の後、最適リソース配分システム300は、リソース一覧7dの全てのリソースIDについてステップS732〜S738の処理を完了していない場合は、ステップS731へと戻り、次のリソースIDを取得して、上記同様の処理を繰り返す。全てのリソースIDについて処理を完了している場合には、ステップS739へと進む。
リソース一覧7dの全てのリソースIDについてステップS732〜S738の処理を完了すると、最適リソース配分システム300は、拡張用作業テーブル8aを未来使用率の高い順にソートし(ステップS739)、また、縮小用作業テーブルbを未来使用率の低い順にソートした後(ステップS740)、この変更対象リソースの解析処理を終了する。
図9及び図10は、図7のステップS750における変更実施可否の判定処理を説明するためのフローチャート図である。図9にて、最適リソース配分システム300は、契約IDを用いて、契約管理DB32から予算の上限値7bを取得する(ステップS751)。
そして、最適リソース配分システム300は、拡張用作業テーブル8aから順にリソースIDを1つ選択し(ステップS752)、全てのリソースIDに対して以下に説明するステップS753〜S765の処理(拡張対象リソースごとのループ)を行う。
最適リソース配分システム300は、拡張用作業テーブル8aから、選択したリソースIDのレコードを参照し、当該レコードに示される未来使用率に基づいて、リソース使用率の上限値iと下限値jとで定まるしきい値内に収まる性能を算出する(ステップS753)。
そして、最適リソース配分システム300は、算出された性能に基づいて、商品管理DB31から、しきい値内に収まる性能の商品単価7aを取得して(ステップS754)、拡張した場合の増加額を算出する(ステップS755)。
また、最適リソース配分システム300は、契約IDを用いて、前月の請求額を取得する(ステップS756)。最適リソース配分システム300は、課金管理DB33において、契約IDが一致するレコードのうち、請求年月が前月を示すレコードを特定し、特定したレコードで示される請求額を取得すればよい。
最適リソース配分システム300は、取得した前月の請求額に増加額を加算して得た値が、予算の上限値7bより大きいか否かを判断する(ステップS757)。加算して得た値が予算の上限値7b以下である場合(ステップS757のNO)、最適リソース配分システム300は、ステップS765(図10)へと進む。
一方、加算して得た値が予算の上限値7bより大きい場合(ステップS757のYES)、最適リソース配分システム300は、予算の上限値7bを超えた金額の分を、他のリソースの性能を縮小し、請求額の削減を試みる。
図10より、縮小対象ごとのループでは、縮小用作業テーブル8bからリソースを特定するリソースIDが順に、予算の上限値7bを超えるまで選択され(ステップS658)、ステップS759〜S761の処理が繰り返される。予算の上限値7bを超えときに、最適リソース配分システム300は、ステップS763及びS764の処理を行って、この縮小対象ごとのループを抜ける。
リソースIDの選択後、最適リソース配分システム300は、現在のリソース性能以下の性能の商品単価7aを取得する(ステップS759)。一例として、最適リソース配分システム300は、選択したリソースIDで特定されるリソースの性能を、契約IDを用いて、リソース管理DB34からフレーバIDを特定し、商品性能管理DB36から特定したフレーバIDのレコードを取得する。取得したレコードで示される性能から、現在のリソース性能を特定できる。最適リソース配分システム300は、また、商品性能管理DB36から特定した現在のリソース性能以上の性能を示すレコードを抽出し、商品管理DB31から商品名又は商品説明の一部に抽出したレコードのフレーバ名を含むレコードから商品単価7aを取得する。
次に、最適リソース配分システム300は、縮小対象リソースをしきい値内に縮小した場合の予算の削減額を算出し(ステップS760)、選択したリソースIDを縮小対象リソースリスト9bに記憶する(ステップS761)。縮小対象リソースリスト9bに、選択したリソースIDに加えて、削減額を記憶しておいてもよい。
そして、最適リソース配分システム300は、前月の請求額に増加額を加算し、削減額を減算した値が予算の上限額7bより大きいか否かが判断される(ステップS762)。予算の上限額7bより大きい場合(ステップS762のYES)、最適リソース配分システム300は、次の縮小対象リソースに対して上述した同様の処理を行うため、ステップS758へと戻る。
一方、予算の上限額7b以下の場合(ステップS762のNO)、最適リソース配分システム300は、縮小対象リスト10bに縮小対象候補リソースリスト9bのリソースIDを追加する(ステップS753)。
そして、最適リソース配分システム300は、縮小対象候補リソースリスト9bをリセットした後(ステップS764)、この縮小対象ごとのループを抜ける。縮小対象ごとのループを抜けた場合、拡張対象リソースは、顧客の予算の上限値7b内で性能拡張が可能であると判断できる。従って、最適リソース配分システム300は、拡張対象リスト10aに当該拡張対象リソースのリソースIDを追加する(ステップS765)。
その後、拡張用作業テーブル8aに未処理のリソースIDが存在する場合、最適リソース配分システム300は、ステップS751(図9)へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。拡張用作業テーブル8aのリソースID全てに対して処理を完了すると、最適リソース配分システム300は、この変更実施可否の判定処理を終了する。
図11は、図7のステップS770における変更実施処理を説明するためのフローチャート図である。図11において、最適リソース配分システム300は、縮小対象リスト10bから順にリソースIDを選択し、縮小対象リソースの性能を縮小することを(ステップS771及びS772)、全リソースIDに対して繰り返し行う縮小対象リソースごとのループを行う。
縮小対象リスト10bの全リソースIDに対して性能を縮小するためのリソース管理DB34の変更を行うと、最適リソース配分システム300は、拡張対象リスト10aに基づく拡張対象リソースごとのループを行う(ステップS773及びS774)。拡張対象リソースごとのループでは、拡張対象リスト10aから順にリソースIDを選択し(ステップS773)、選択したリソースIDで特定される拡張対象リソースの性能を拡大する(ステップS774)。
リソース管理DB34を変更するリソース変更情報7eには、契約IDと、リソースIDと、フレーバID又は使用数とを含む。
リソース管理DB34を変更した後、最適リソース配分システム300は、縮小用作業テーブル8bから縮小対象リスト10bのリソースIDのレコードを除いた差分レコードに基づく変更不可リソース情報7kを、変更不可リソースDB38に追加する(ステップS775)。
また、最適リソース配分システム300は、拡張用作業テーブル8aから拡張対象リスト10aのリソースIDのレコードを除いた差分レコードに基づく変更不可リソース情報7kを、変更不可リソースDBに追加する(ステップS776)。
そして、最適リソース配分システム300は、リソース変更指示を送信し(ステップS777)、この変更実施処理S770を終了する。変更実施処理S770の終了に応じて、最適なリソース判断処理(図7)も終了する。
次に、様々なDB31〜38のデータ例について、ある顧客の契約ID「contractA」で特定される契約に基づいて顧客に提案される資源の構成例に基づいて説明する。先ず、契約時に顧客の予算に合わせた最適化リソース配分に基づく、第1の予算の変更例について図12〜図20で説明する。
図12は、第1のリソース構成例を示す図である。図12に示す第1のリソース構成1001は、仮想サーバ1と、仮想サーバ2とを有する契約時のリソース構成を示している。仮想サーバ1はシステムストレージ1を含み、仮想サーバ2はシステムストレージ2と増設ストレージ1とを含む。図12では、それぞれのリソースに対して、リソースIDと、商品IDと対応付けて示す。
仮想サーバ1は、リソースID「com1」で特定され、商品「product01」が割り当てられ、仮想サーバ1に含まれるシステムストレージ1は、リソースID「sys1」で特定され、商品「product03」が割り当てられる。
また、仮想サーバ2は、リソースID「com2」で特定され、商品「product02」が割り当てられる。更に、仮想サーバ2に配分されたシステムストレージ2は、リソースID「sys2」で特定され、商品「product04」が割り当てられ、仮想サーバ2に配分された増設ストレージ1は、リソースID「data1」で特定され、商品「product05」が割り当てられる。
図13は、第1のリソース構成における、最適化リソース管理DBのデータ例を示す図である。図13に示す最適化リソース管理DB37は、最適リソース配分システム300において、リソースを最適化するタイミングを判定するためのリソースごとの閾値を示している。
この例では、デバイス種別「CPU」の場合、CPUの性能を上げることを判定するしきい値は上限値7iは「80%」であり、CPUの性能を下げても運用可能であると判定するしきい値は下限値7jは「20%」である。他のデバイス種別に対しても、それぞれ上限値7iと下限値7jとが示される。
図14は、第1のリソース構成における商品管理DBのデータ例を示す図である。図14に示す商品管理DB31は、図12に示すリソースのデバイス種別と性能の組み合せごとに1商品として、リソースの料金を含めた商品情報を示している。図14では、図12の第1のリソース構成1001に含まれる5つのリソース(種類及び性能)は、商品ID「product01」、「product02」、「product03」、「product04」、及び「product05」で管理されることを示し、1ヶ月の価格を示している。
仮想サーバ1は、商品ID「product01」に相当し、商品名「仮想サーバ(S-1)」、商品説明「仮想サーバ(S-1)」、及び単位「台数・月」、価格(円)「7466.4」が示される。仮想サーバ2は商品ID「product02」に相当し、商品名「仮想サーバ(S-4)」、商品説明「仮想サーバ(S-4)」、単位「台数・月」、価格(円)「28937.6」が示される。
システムストレージ1は、商品ID「product03」に相当し、商品名「システムストレージ1」、商品説明「システムストレージ」、単位「GB・月」、価格(円)「158.4」が示される。
システムストレージ2は、商品ID「product04」に相当し、商品名「システムストレージ2」、商品説明「システムストレージ」、単位「GB・月」、価格(円)「158.4」が示される。また、増設ストレージ1は、商品ID「product05」に相当し、商品名「増設ストレージ2」、商品説明「増設ストレージ」、単位「GB・月」、価格(円)「158.4」が示される。
図15は、第1のリソース構成における契約管理DBのデータ例を示す図である。図15では、契約締結後の顧客の予算の上限値7bの登録前と登録後の契約管理DB32のデータ例を示している。
登録前では、契約ID「contractA」、契約名「A社」、契約者ID「userA」、及び予算(上限)「null(値無し)」であることを示す。登録後では、予算(上限)「null(値無し)」が「100,000」円に変更される。また、予算(上限)の金額は、契約後の最初の登録から、リソースの最適化ごとに変更され得る値である。
図16は、第1のリソース構成における課金管理DBのデータ例を示す図である。図16に示す課金管理DB33では、図12に示す第1のリソース構成1001での2018年4月に顧客に請求した請求履歴を示している。
この例では、請求ID「billing01」について、請求額「100,764」円、請求年月「2018/04」、及び契約ID「contractA」が記憶されている。また、請求IDに関連付けて、請求の明細の情報が記憶されている。
明細ID「statement01」では、商品ID「product01」の請求額を小計「7,466」円で示し、明細ID「statement02」では、商品ID「product02」の請求額を小計「28,938」円で示し、明細ID「statement03」では、商品ID「product03」の請求額を小計「7,920」円で示している。
更に、明細ID「statement04」では、商品ID「product04」の請求額を小計「7,920」円で示し、明細ID「statement05」では、商品ID「product05」の請求額を小計「47,520」円で示している。
図17は、第1のリソース構成における商品性能管理DBのデータ例を示す図である。図17に示す商品性能管理DB33では、図12に示す第1のリソース構成1001に含まれる各リソースの性能が示されている。
この例では、各リソースの性能について、フレーバID「flaver01」に対して、フレーバ名「S-1」と、性能「1CPU 4GB」とが対応付けられ、フレーバID「flaver02」に対して、フレーバ名「S-4」と、性能「4CPU 16GB」とが対応付けられている。
フレーバID「volumetype01」に対して、フレーバ名「M1」と、性能「7200rpm HDD」とが対応付けられ、フレーバID「volumetype02」に対して、フレーバ名「L1」と、性能「SSD」とが対応付けられている。他性能についても、同様に管理される。
図18は、第1のリソース構成における動作性能管理DBのデータ例を示す図である。図18に示す動作性能管理DB36では、図12に示す第1のリソース構成1001の使用量7hを含む履歴情報が時系列に蓄積され記憶されている。
この例では、図12に示す第1のリソース構成1001の各リソースから、1時間ごとに使用量7hが収集された場合を示しているが、収集する間隔は、顧客、管理者等により、数時間、日ごと、週ごと等、適宜設定されてもよい。
時系列に、リソースID「com1」のデバイス種別は「CPU(使用率)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「20」%であったことが示されている。リソースID「com2」のデバイス種別は「メモリ(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「10」GBであったことが示されている。
更に、リソースID「sys1」のデバイス種別は「ディスク(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「10」GBであったことが示されている。リソースID「sys2」のデバイス種別は「ディスク(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「10」GBであったことが示されている。
更に、リソースID「data1」のデバイス種別は「ディスク(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 18:00」において、使用量は「30」GBであったことが示されている。
次の収集時刻「2018/4/10 19:00」においても同様に各リソースの使用量が記憶される。
最適リソース配分システム300では、図13に例示した最適化リソースDB37のしきい値(上限値7i及び下限値7j)を参照し、上限値7iを超える使用量のリソースと、下限値7j以下の使用量を示すリソースとが特定される。
この例において、収集時刻「2018/4/10 19:00」において、リソース「com1」の使用量が「90」%に達し、未来使用率においても上限値7iの「80」%を超える。従って、使用量の増加が検知される。また、リソース「data1」の使用量が「30」GBであり、未来使用率において下限値7jの「30」%以下を示す。リソース「data1」は、少なくとも使用量の増加はないと予測され、削減しても顧客業務システム400に影響はないと判断される。従って、リソース「data1」に対して、使用量の削減可能な状態が検知される。
図19は、第1のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。図19では、図12に示す第1のリソース構成1001を構成するそれぞれのリソースの情報の変化例を示している。
図19(A)は、最適リソース配分システム300によるリソースの縮小実施及び拡大実施によって性能(フレーバ)又は使用数が変更される前のデータ例を示している。顧客の予算(上限)(図15)の「100,000」円内で、リソースID「com1」で特定されるリソースのCPU性能を上げようとしても、顧客の予算に余裕がない。
つまり、図14の商品管理DB31のデータ例に基づくと、
・リソースID「com1」は商品ID「product01」に対応し、1台/月で
7、466.4円
・リソースID「com2」は商品ID「product02」に対応し、1台/月で
28、938.6円
・リソースID「sys1」は商品ID「product03」に対応し、50GB/月で
7、920.0円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「sys2」は商品ID「product04」に対応し、50GB/月で
7、920.0円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「data1」は商品ID「product05」に対応し、300GB/月で
47、520.0円(=300GB×158.4円(1GB/月))
・合計し、四捨五入して小数点以下をまるめると、
99、764円
となる。
そこで、使用量の少ないリソースdata1については、性能を低く(容量を少なく)することで、リソースcom1の性能を高く(処理能力を高く)した場合の増加分を補う。
具体的には、先ず、商品性能管理DB35及び商品管理DB31を参照して、リソース「com1」のフレーバを、性能が「1CPU 4GB」のフレーバ「flavor01」から性能が「4CPU 16GB」のフレーバ「flavor02」へと変更した場合の差額を算出する。商品管理DB31より、フレーバ「flavor01」に対応する商品「product01」の1台は、7、466.4円/月であるのに対して、フレーバ「flavor02」に対応する商品「product02」の1台は、28、937.6円/月である。従って、その差額は、22、471.2円/月である。
得られた差額の22、471.2円/月を、リソースdata1に対応する商品product05の価格「158.7」円で割ることにより、減らす使用量として概ね140GBを得る。現在のリソースdata1の使用数「300」GBを「160」GB(=300GB−140BG)に変更する。
図19(B)は、縮小実施後のリソース管理DB34のデータ例を示している。図19(B)に示すように、リソースdata1の使用数が「160」GBに変更される。そして、不足していたリソースcom1の性能を変更する。
図19(C)は、拡大実施後のリソース管理DB34のデータ例を示している。図19(C)に示すように、リソースcom1のフレーバIDが、「flaver01」から「flaver02」へと変更される。
その結果、1ヶ月間の請求額は、
・リソースID「com1」は商品ID「product02」に対応し、1台/月で
28、938円
・リソースID「com2」は商品ID「product02」に対応し、1台/月で
28、938円
・リソースID「sys1」は商品ID「product03」に対応し、50GB/月で
7、920円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「sys2」は商品ID「product04」に対応し、50GB/月で
7、920円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「data1」は商品ID「product05」に対応し、300GB/月で
47、520円(=300GB×158.4円(1GB/月))
・合計すると、
99、059円
となる。顧客の予算の上限値7bの範囲内で収めることができる。このような、フレーバ(性能)と使用数(又は使用量)の変更に基づくリソースそれぞれの料金は、仮想利用料金の一例である。
図20は、第1のリソース構成における変更実施処理後の変更不可リソースDBの状態例を示す図である。図20に示す変更不可リソースDB36では、顧客の予算の上限値7bの範囲内で変更実施処理を完了したため、変更できなかったリソースは存在しない。従って、変更不可リソースDB36は空の状態である。
図21は、第2のリソース構成例を示す図である。図21に示す第2のリソース構成1002は、仮想サーバ1と、仮想サーバ2とを有する契約時のリソース構成を示している。仮想サーバ1はシステムストレージ1を含み、仮想サーバ2はシステムストレージ2と増設ストレージ1とを含む。図21では、それぞれのリソースに対して、リソースIDと、商品IDと対応付けて示す。
仮想サーバ1は、リソースID「com1」で特定され、商品「product01」が割り当てられる。仮想サーバ1に含まれるシステムストレージ1は、リソースID「sys1」で特定され、商品「product03」が割り当てられ、仮想サーバ1に配分された増設ストレージ1は、リソースID「data1」で特定され、商品「product04」が割り当てられる。
また、仮想サーバ2は、リソースID「com2」で特定され、商品「product01」が割り当てられる。更に、仮想サーバ2に配分されたシステムストレージ2は、リソースID「sys2」で特定され、商品「product03」が割り当てられ、仮想サーバ2に配分された増設ストレージ1は、リソースID「data1」で特定され、商品「product04」が割り当てられる。
仮想サーバ1及び2として使用される商品は「product01」で同一である。システムストレージ1及び2として使用される商品は「product03」で同一である。増設ストレージ1及び2として使用される商品は「product04」で同一である。
第2のリソース構成1002に対して使用されるしきい値は、図13の最適化リソース管理DB37のデータ例を適用する。従って、その詳細な説明を省略する。
図22は、第2のリソース構成における商品管理DBのデータ例を示す図である。図22に示す商品管理DB31のデータ例は、商品ID「product02」の価格が「29937.6」円である以外は、図14に示すデータ例と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図23は、第2のリソース構成における契約管理DBのデータ例を示す図である。図23では、契約締結後の顧客の予算の上限値7bの登録前と登録後の契約管理DB32のデータ例を示している。
登録前は、第1のリソース構成1001の場合のデータ例(図15)と同様であるため、その詳細な説明を省略する。登録後では、予算(上限)「null(値無し)」が「135,000」円に変更される。また、予算(上限)の金額は、契約後の最初の登録から、リソースの最適化ごとに変更され得る値であることは、第1のリソース構成1001と同様である。
図24は、第2のリソース構成における課金管理DBのデータ例を示す図である。図24に示す課金管理DB33では、図21に示す第2のリソース構成1002での2018年4月に顧客に請求した請求履歴を示している。
この例では、請求ID「billing01」について、請求額「125,813」円、請求年月「2018/04」、及び契約ID「contractA」が記憶されている。また、請求IDに関連付けて、請求の明細の情報が記憶されている。
明細ID「statement01」では、商品ID「product01」が仮想サーバ1及び2で使用されるため、小計「14,933」円が示される。また、明細ID「statement02」では、商品ID「product03」が50GBの商品を特定し、システムストレージ1及び2で使用されるため、2台分として小計「15,840」円が示される。
更に、明細ID「statement03」では、商品ID「product04」が30GBの商品を特定し、増設ストレージ1及び2で使用されるため、2台分として小計「95,040」円が示される。
第2のリソース構成1002における商品性能管理DB35のデータ例は、第1のリソース構成における商品性能管理DB35のデータ例と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図25は、第2のリソース構成における動作性能管理DBのデータ例を示す図である。図25に示す動作性能管理DB36では、図21に示す第2のリソース構成1002の使用量7hを含む履歴情報が時系列に蓄積され記憶されている。
この例では、時系列に、リソースID「com1」のデバイス種別は「CPU(使用率)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 18:00」において、使用量は「95」%であったことが示されている。また、リソースID「com2」のデバイス種別は「CPU(使用率)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 18:00」において、使用量は「90」%であったことが示されている。
更に、リソースID「data1」のデバイス種別は「ディスク(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「90」GBであったことが示されている。同様に、リソースID「data2」のデバイス種別は「ディスク(使用量GB)」であり、タイムスタンプによる収集時刻「2018/4/10 19:00」において、使用量は「90」GBであったことが示されている。
この例において、収集時刻「2018/4/10 18:00」において、リソース「com1」及び「com2」の未来使用率が上限値7iの「80」%を超える。従って、使用量の増加が検知される。また、リソース「data1」及び「data2」の未来使用率が下限値7jの「30」%以下を示す。リソース「data1」及び「data2」は、少なくとも使用量の増加はないと予測され、削減しても顧客業務システム400に影響はないと判断される。従って、リソース「data1」及び「data2」に対して、使用量の削減可能な状態が検知される。
図26は、第2のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。図26では、図21に示す第2のリソース構成1002を構成するそれぞれのリソースの情報の変化例を示している。
図26(A)は、最適リソース配分システム300によるリソースの縮小実施及び拡大実施によって性能(フレーバ)又は使用数が変更される前のデータ例を示している。顧客の予算(上限)(図23)の「135,000」円内で、リソースID「com1」及び「com2」で特定されるリソースのCPU性能を上げようとしても、顧客の予算に余裕がない。
つまり、図22の商品管理DB31のデータ例に基づくと、
・リソースID「com1」は商品ID「product01」に対応し、1台/月で
7、466.4円
・リソースID「com2」は商品ID「product01」に対応し、1台/月で
7、466.4円
・リソースID「sys1」は商品ID「product03」に対応し、50GB/月で
7、920.0円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「sys2」は商品ID「product03」に対応し、50GB/月で
7、920.0円(= 50GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「data1」は商品ID「product04」に対応し、300GB/月で
47、520.0円(=300GB×158.4円(1GB/月))
・リソースID「data2」は商品ID「product04」に対応し、300GB/月で
47、520.0円(=300GB×158.4円(1GB/月))
・合計し、四捨五入して小数点以下をまるめると、
125、813円
となる。この場合、予算に対して、9、187円の余裕しかない。
先ず、リソース「com1」の性能を、「1CPU 4GB」のフレーバ「flavor01」から「4CPU 16GB」のフレーバ「flavor02」へと変更した場合の差額は、22、471.2円/月であり、予算に対する余裕では補えない。
一方、リソース「data1」を100GBに縮小することで、15、840円(=158.4GB/月×100GB)の余裕を得ることができる。予算の余裕と合わせて、25、027円となり、リソース「com1」のフレーバ「flavor02」へと性能を上げることが可能となる。
しかしながら、リソース「data2」を200GBに縮小しても予算が足りないため、リソース「com2」のフレーバを拡張できない。リソース「data1」の縮小によって余っている予算2、555円と、リソース「data2」を縮小して捻出できる額15、840円を使ったとしてもリソース「com2」を拡張するための22、472円に予算が4、077円足りていない。
図26(B)は、リソース「data1」のみしか縮小できなかったデータ例を示している。また、図26(C)は、リソース「com1」のみ、フレーバ「flavor02」へと性能を上げたデータ例を示している。
図27は、第2のリソース構成における変更実施処理後の変更不可リソースDBの状態例を示す図である。図27に示す変更不可リソースDB36では、顧客の予算の上限値7bの範囲内で変更実施処理を完了できなかったため、変更できなかったリソース「data2」とリソース「com2」とが変更不可リソースDB36に存在する。
つまり、リソース「data2」を200GBに縮小しても予算が足りないため、リソース「com2」のフレーバ(性能)を拡張できない。具体的には、リソース「data1」の縮小によって余る予算2、555円とリソース「data2」を縮小して捻出できる額15、840円を使ってもリソース「com2」を拡張するための22、472円に予算が4、077円不足していたからである。
このデータ例では、リソース「data2」について、推奨フレーバIDは「volumetype01」であり、推奨使用数は「200」GBであり、その変更額は「−15、840」円であることが示されている。
一方、拡張しようと試みたリソース「com2」については、推奨フレーバIDは「flaver02」であり、推奨使用数は「1」台であり、その変更額は「+22、472」円であることが示されている。予算を超える金額は、6、632円である。
このような状況をポータル5を介して、ユーザ端末3に提示することで、顧客であるユーザは、予算を変更することができる。
図28は、顧客による予算の変更に伴う、契約管理DBのデータ遷移例を示す図である。図28において、契約管理DB32は、ユーザからの予算の上限値7bの登録に応じて、契約ID「contractA」のレコードの予算(上限)が、「135、000」円から「145、000」円へと変更される。10、000円の予算の増額により、リソース「com2」の拡張が可能となる。
図29は、第2のリソース構成におけるリソース管理DBのデータ例を示す図である。図29では、図21に示す第2のリソース構成1002におけるリソース「com1」の拡張後の(図26)、予算の増額により可能となったリソース「com2」の拡張に伴う、リソース管理DB34のデータ遷移を示している。
図29(A)は、図26(C)のリソース管理DB34のデータ例に相当するため、その説明を省略する。図29(B)は、リソース「com2」を拡張するために、先ず、リソース「data2」の使用数を、「300」GBから「200」GBへと縮小したデータ例を示している。図29(C)は、リソース「com2」を、「flaver01」から「flaver02」へと変更することで、性能を上げたデータ例を示している。
図28に示す予算の上限値7bの変更により、予算内で、リソース「com1」及びリソース「com2」の性能が改善されたため、第1のリソース構成1001の場合と同様に、図20に例示したように、変更不可リソースDB38にはデータが存在しない状態となる。
上述した例では、商品管理DB31において、月単位の価格を例としたが、時間単位の価格を管理してもよい。図30は、時間単位の価格例を示す図である。図30では、商品ごとの価格を時間単位で示す変更不可リソースDB38のデータ例を示している。
この例では、商品「product01」について、価格は単位「台数・時間」で表され、価格は「10.37」円である。商品「product02」について、価格は単位「台数・時間」で表され、価格は「41.58」円である。商品「product03」及び商品「product04」について、価格は単位「台数・時間」で表され、価格は「0.22」円である。他の商品についても、時間ごとに価格が管理される。
一方、時間ごとに価格を管理した変更不可リソースDB38に基づいて、契約に応じて、1ヶ月の時間数「720」時間を乗算することで、日単位、週単位、又は月単位等の価格を算出するようにしてもよい。
また、本実施例に係る最適リソース配分システム300は、複数の顧客と個別の契約を締結し、クラウドサービス92を提供することも可能である。
図31は、複数の顧客又は契約を管理した契約管理DBのデータ例を示す図である。この例では、A社と予算「100、000」円で契約「contractA」を締結し、B社と予算「200、000」円で契約「contractB」を締結したことを示している。
このような複数の顧客の契約ごとの課金は、課金管理DB33で記憶される。図32は、複数の顧客の課金を管理する課金管理DBのデータ例を示す図である。この例では、契約ID「contractA」で特定される契約に関して、請求ID「billing01」で特定される請求が、請求年月の「2018/04」に請求額「50、000」円で行われたことが記憶されている。更に、請求ID「billing01」で関連付けられる明細情報により、商品ごとに、明細IDで使用した分の請求額が小計で示されている。
契約ID「contractA」とは異なる契約ID「contractB」で特定される契約に関して、請求ID「billing02」で特定される請求情報が記憶されている。契約ID「contractA」の請求情報と同様に、請求ID「billing02」により明細情報が関連付けられている。
このように、本実施例では、複数の契約に係る請求を課金管理DB33を用いて管理することが可能である。
次に、ポータル5による画面表示制御によりユーザ端末3の表示装置315に表示される画面例について、図33から図37で説明する。
図33は、契約情報を表示する画面例を示す図である。図33に示す画面G81は、合計額表示域81a、内容表示域81b、履歴表示ボタン81c等の表示部品を有し、当月の請求金額を示す。
合計額表示域81aは、現在の契約に基づく期間毎の契約金額を示す。月単位であれば、1ヶ月の料金が示される。内容表示域81bは、現在の契約情報を表示する。履歴表示ボタン81cは、更に、過去の契約情報を参照するためのボタンである。契約情報は、各リソースの上限使用量等の組合せによって決まる料金プランに基づく。
この例では、合計額表示域81aに「29、659」円が表示されている。内容表示域81bでは、項目「リージョン」によりサービスを特定し、項目「商品・サービス」により、顧客に提供されている商品名が表示され、項目「内訳」により、性能が示される。
利用量では、請求単位当たりの使用量(物理量又は性能)が示され、項目「単価」により、請求単位当たりの商品又はサービスの金額が示される。項目「金額(円)」により、商品又はサービスごとの小計が示され、項目「合計」により、全リソースに係る合計額が示される。ユーザが履歴表示ボタン81cを選択すると、図34に示すような画面G82が表示される。
図34は、過去の請求情報を表示する画面例を示す図である。図34に示す画面G82では、主に、過去の請求情報82aと、現在の使用量情報82b及び将来の使用量情報82cと、メッセージ82dと、詳細ボタン82eと、現状の予算額82fと、予算変更ボタン82gとが表示される。
過去の請求情報82aでは、過去半年間の1ヶ月ごとの請求金額が表示される。現在の使用量情報82bでは、リソースごとに、現在の契約情報と使用量とが示される。将来の使用量情報82cでは、それぞれのリソースに対して、今後10年間の使用量の予測値が1年ごとに示される。メッセージ82dは、使用量の予測値に基づくメッセージが表示される。詳細ボタン82eは、将来の状況を確認するためのボタンである。現状の予算額82fは、契約管理DB32に顧客が登録した予算が示される。
ユーザ端末3を利用しているユーザが、詳細ボタン82eを選択すると、図35に示されるような使用量の推移を示すグラフがユーザ端末3に表示される。
図35は、使用量の推移を示す画面例を示す図である。図35に示す画面G83は、月ごとの使用量の推移をグラフで示した画面である。この例では使用量の推移を示しているが、ユーザにより請求額等の推移を選択可能としてもよい。また、過去に遡る期間の長さを指定可能としてもよい。また、期間内で値を表示する間隔も、週単位、月単位、半年、1年等、適宜選択可能としてもよい。
画面G83では、過去の9月から3月までと、現在の4月の使用量を棒グラフで示している。ユーザは、画面G83で推移を視覚的に容易に認識できる。画面G82(図34)へ戻り、ユーザが、予算変更ボタン82gを選択すると、図36に示されるような画面G84がユーザ端末3に表示される。
図36は、予算を変更するための画面例を示す図である。図36に示す画面G84は、現予算表示域84a、新たな予算入力域84b、登録ボタン84c、キャンセル84d、見直しボタン84e、内容表示ボタン84f等を有する。
現予算表示域84aには、契約管理DB32に設定されている予算が表示される。新たな予算入力域84bには、ユーザによって新たに設定する予算の値が入力される。
登録ボタン84cは、ユーザが新たな予算入力域84bに入力した値を有効とする場合に選択される。登録ボタン84cが選択されると、入力された値が予算の上限値7bとして、ポータル5を介して契約管理DB32において該当する予算が変更される。
キャンセル84dは、ユーザが新たな予算入力域84bに入力した値を無効とする場合に選択される。キャンセル84dが選択されると、入力された値は画面G84において消去される。
見直しボタン84eは、ユーザが新たな予算入力域84bに入力した値でリソース配分の見直しを行うために選択される。見直しボタン84eの選択に応じて、ポータル5は、最適リソース配分システム300に第1見直し要求6aを送信し、最適なリソース判断処理が実行される。この場合が、最適なリソース判断処理の逐次実行に相当する。内容表示ボタン84fは、リソース見直しによる結果を幼児するために選択される。
ユーザが内容表示ボタン84fを選択すると、見直し内容要求がポータル5を介して最適リソース配分システム300に送信され、図37に示すようなリソース見直しの結果を示す画面が表示される。
図37は、リソース見直しの結果を示す画面例を示す図である。図37に示す画面G85では、変更不可リソースDB38のデータに基づいて、リソース見直しの結果を表示する画面である。変更不可リソースDB38にデータが存在しない場合、「リソース見直しは成功しました」等のメッセージを表示してもよい。
画面G85は、縮小又は拡張されたリソースごとに金額を示している。縮小されたリソースには負の金額が示され、拡張されたリソースには正の金額が示される。
この例では、リソース見直しにより、リソースの「システムストレージ M1(100GB)」を縮小することで3、000円を削減できることを示している。一方、リソースの「増設ディスク(500GB)」を拡張する必要があり、10、000円の増加となること、また、リソースの「仮想サーバ S-5タイプ(仮想CPU4、メモリ32GB)」を拡張する必要があり、5、000円の増加となることが示されている。この状況により、予算に対して2、000円分超過してしまうことが示されている。
このように、現状のリソース構成において、予算が超過するリソースと、予算が余るリソースとが示されることにより、ユーザは現状のリソース構成の状況を理解し易くなる。また、ユーザは、画面G84(図36)に戻り、予算を新たな予算入力域84bに再入力し、必要に応じて結果を画面G85で確認し、見直しボタン84eを選択するのみで、リソース見直しを行える。
本実施例は、図3及び図4で示すような、商品性能管理DB35、動作性能管理DB36、最適化リソース管理DB37、及び変更不可リソースDB38を備えることで、上述したような様々な効果を得る。
一方、このようなDB35〜38を備えないクラウドサーバ90では、顧客業務システム400の稼働中において、種類も様々な複数のリソースを対象として、枯渇状態、余剰状態等のリソースを特定できない。また、ユーザは、過去の請求額から予算を自身で予測しなければならず、予算内で稼働中の費用が収まらない場合には、予想外の出費となってしまう。また、どのリソースをどの程度拡大すればよいのか、そのためにどのリソースをどの程度削減可能なのかを知る手段がない。
上述した、性能情報収集システム200、最適リソース配分システム300、及びポータル5によって行われる上述した様々な処理は、プラン提示プログラムに従って1又は複数のサーバ装置100によって行われる処理の一例である。一例として、1台の情報処理装置が図38に示すように機能構成を有するようにしてもよい。
図38は、本実施例における情報処理装置の機能構成例を示す図である。図38に示す情報処理装置100aは、図1に示すサーバ装置100と同様のハードウェア構成を有し、ネットワークを介して、ユーザ端末3、顧客業務システム400、及びDBサーバ800aのそれぞれと通信I/F117により通信可能である。
情報処理装置100aは、収集部200aと、配分部300aと、表示制御部5aとを有する。収集部200aと、配分部300aと、表示制御部5aとは、CPU111が対応するそれぞれのプログラムを実行することにより実現される。また、情報処理装置100aの記憶部130には、最適化リソース管理DB37、変更不可リソースDB38等が記憶される。
収集部200aは、図6で説明した性能情報収集処理を行う処理部である。配分部300aは、図7〜図11で説明した最適リソース配分処理を行う処理部であり、算出部310aと、選択部330aとを有する。算出部310aは、図8で説明した変更対象リソースの解析処理を行う処理部である。選択部330aは、図9〜図10で説明した変更実施可否の判定処理と、図11で説明した変更実施処理とを行う処理部である。表示制御部5aは、図5で説明したポータル表示制御処理を行う処理部である。
図38では、一例として、商品管理DB31、契約DB32、課金管理DB33、リソース管理DB34、商品性能管理DB35、動作性能管理DB36等は、DBサーバ800aで管理される構成を示しているが、この例に限定されない。DB31〜36の1以上を情報処理装置100aの記憶部130に保持してもよい。また、DB31〜36を2以上のDBサーバ800aで管理されていてもよい。また、様々な情報の送受信は、図3等で説明した通りであるため、詳細な説明は省略する。
上述より、本実施例によれば、ユーザは、予算を入力するのみで、予算内でリソース構成に含まれる複数のリソースそれぞれの使用量に係る物理量又は性能を選択することができる。
本実施例において、未来使用量はリソース予測量の一例であり、予算及び複数種類の各リソースの上限使用量等の組み合せに基づく契約情報が料金プランの一例である。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、主々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、
前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、
前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、
選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる
処理をコンピュータに実行させるプラン提示プログラム。
(付記2)
前記コンピュータに、
前記ユーザが契約している料金プランの見直しを要求する第1要求に応じて、前記複数種類のリソースそれぞれの前記リソース利用予測量を算出させ、前記1又は複数の料金プランを選択する
処理を実行させることを特徴とする付記1記載のプラン提示プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記見直しの結果を要求する第2要求に応じて、前記第1要求に応じて選択した前記1又は複数の料金プランを前記表示装置に表示させる
処理を実行させることを特徴とする付記2記載のプラン提示プログラム。
(付記4)
前記コンピュータに、
前記複数種類のリソースの種類ごとのしきい値に基づいて、前記複数種類のリソースそれぞれに対して使用量の変更の有無を判定し、
前記複数種類のリソースのうち、前記変更が使用量の拡張となる第1リソースに対して、該第1リソースを拡張することで前記予算を超える場合には、該第1リソースの仮想利用金額と該拡張の内容とを示す第1変更情報とを前記記憶部に記憶し、
前記第2要求に応じて、前記記憶部に記憶した前記第1変更情報に基づいて、前記1又は複数の料金プランを選択する
処理を実行させることを特徴とする付記3記載のプラン提示プログラム。
(付記5)
前記コンピュータに、
前記複数種類のリソースのうち、前記変更が使用量の縮小となる第2リソースに対して、該第2リソースを縮小することで、前記予算内で前記第1リソースの拡張を可能とするか否かを判断し、
前記第2リソースを縮小することによっても、前記予算内で前記第1リソースの拡張により前記予算を超える場合には、前記第1変更情報と、該第2リソースの仮想利用金額と該縮小の内容とを示す第2変更情報とを前記記憶部に記憶し、
前記第2要求に応じて、前記記憶部に記憶した前記第1変更情報と前記第2変更情報とに基づいて、前記1又は複数の料金プランを選択する
処理を実行させることを特徴とする付記4記載のプラン提示プログラム。
(付記6)
前記コンピュータに、
前記第2リソースを縮小することで、前記予算内で前記第1リソースの拡張が可能となる場合、前記複数種類のリソースの利用において、前記使用量を縮小した前記第2リソースの利用と、該使用量を拡張した前記第1リソースの利用とを有効にさせる
ことを特徴とする付記5記載のプラン提示プログラム。
(付記7)
前記しきい値は、リソースの枯渇を判定する使用量の上限値と、リソースの余剰を判定する使用量の下限値とを含むことを特徴とする付記4乃至6のいずれか一項記載のプラン提示プログラム。
(付記8)
ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、
前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、
前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、
選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる
処理をコンピュータが実行するプラン提示方法。
(付記9)
ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録する収集部と、
前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出する算出部と、
前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランをから、1又は複数の料金プランを選択する選択部と、
選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる表示制御部と
を有する情報処理装置。
3 ユーザ端末
5 ポータル
6a 第1見直し要求、 6b 第2見直し要求
7a 商品単価、 7b 予算の上限値
7c 請求額、 7d リソース一覧
7e リソース変更情報、 7f 商品性能情報
7g 過去使用量、 7h 使用量
7h 使用量
7i 上限値、 7j 下限値
7k、7k’ 変更不可リソース情報
31 商品管理DB、 32 契約管理DB
33 課金管理DB、 34 リソース管理DB
35 商品性能管理DB、 36 動作性能管理DB
37 最適化リソース管理DB
38 変更不可リソースDB
90 クラウドサーバ、 92 クラウドサービス
100 サーバ装置、 100a 情報処理装置
200 性能情報収集システム、 200a 収集部
300 最適リソース配分システム、 300a 分配部
310a 算出部、 330a 選択部
400 顧客業務システム
800a DBサーバ
1000 システム
1001、1002 リソース構成

Claims (7)

  1. ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、
    前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、
    前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、
    選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる
    処理をコンピュータに実行させるプラン提示プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記ユーザが契約している料金プランの見直しを要求する第1要求に応じて、前記複数種類のリソースそれぞれの前記リソース利用予測量を算出させ、前記1又は複数の料金プランを選択する
    処理を実行させることを特徴とする請求項1記載のプラン提示プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記見直しの結果を要求する第2要求に応じて、前記第1要求に応じて選択した前記1又は複数の料金プランを前記表示装置に表示させる
    処理を実行させることを特徴とする請求項2記載のプラン提示プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記複数種類のリソースの種類ごとのしきい値に基づいて、前記複数種類のリソースそれぞれに対して使用量の変更の有無を判定し、
    前記複数種類のリソースのうち、前記変更が使用量の拡張となる第1リソースに対して、該第1リソースを拡張することで前記予算を超える場合には、該第1リソースの仮想利用金額と該拡張の内容とを示す第1変更情報とを前記記憶部に記憶し、
    前記第2要求に応じて、前記記憶部に記憶した前記第1変更情報に基づいて、前記1又は複数の料金プランを選択する
    処理を実行させることを特徴とする請求項3記載のプラン提示プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記複数種類のリソースのうち、前記変更が使用量の縮小となる第2リソースに対して、該第2リソースを縮小することで、前記予算内で前記第1リソースの拡張を可能とするか否かを判断し、
    前記第2リソースを縮小することによっても、前記予算内で前記第1リソースの拡張により前記予算を超える場合には、前記第1変更情報と、該第2リソースの仮想利用金額と該縮小の内容とを示す第2変更情報とを前記記憶部に記憶し、
    前記第2要求に応じて、前記記憶部に記憶した前記第1変更情報と前記第2変更情報とに基づいて、前記1又は複数の料金プランを選択する
    処理を実行させることを特徴とする請求項4記載のプラン提示プログラム。
  6. ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録し、
    前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出し、
    前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択し、
    選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる
    処理をコンピュータが実行するプラン提示方法。
  7. ユーザごとに該ユーザが利用する複数種類のリソースの使用量を記憶部に記録する収集部と、
    前記複数種類のリソースそれぞれについて、前記記憶部に記録された使用量に基づき予測してリソース利用予測量を算出する算出部と、
    前記複数種類のリソースそれぞれについての前記リソース利用予測量と、前記ユーザの予算とに基づき、前記複数種類のリソースの使用量に応じた複数の料金プランから、1又は複数の料金プランを選択する選択部と、
    選択した前記1又は複数の料金プランを表示装置に表示させる表示制御部と
    を有する情報処理装置。
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