JP2020029282A - 食品箱詰装置及びその動作方法 - Google Patents

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恵太 笹木
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Abstract

【課題】食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも作業効率の低下を最小限にする。【解決手段】食品箱詰装置1は、上面が開口した容器41に食品40を箱詰めする装置である。制御装置は、配置順序に従って、食品40を容器41内に配置する際に、異常検知部によって食品40を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、食品40を当該領域には配置しないように、ロボットアームの動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、食品箱詰装置及びその動作方法に関する。
一般に、トレイ等の容器に食品を詰め込む食品の製造現場では、意図しない事象によって食品の配列状態に異常が発生する場合がある。特許文献1には、トレー内の加工食品の配列状態を検知する装置が開示されている。この装置は、トレー内の表面位置までの距離を計測する距離センサを備えている。複数の加工食品がトレー上に配置され、トレーの底面位置を示す検出信号が、予め定められた基準高さ位置以下の値を示す場合に底面検知信号を出力され、判別手段から欠品異常検知信号が出力されるようになっている。
特開平9−104420号公報
しかし、上記特許文献1の従来技術は、食品の配列状態に異常が発生した場合は装置の動作を停止させなければならない。このため、作業が中断し、作業効率が低下してしまう。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも作業効率の低下を最小限にすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る食品箱詰装置は、上面が開口した容器に食品を箱詰めする装置であって、ベース部と、前記ベース部に取り付けられたロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられ、前記食品を保持又は解放可能に構成されたハンド部と、前記容器内において複数の食品の配置順序を予め記憶しておく記憶部と、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、前記食品を配置すべき領域に障害物が在るか否かを検知するよう構成された異常検知部と、を備え、前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置する際に、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域には配置しないように、前記ロボットアームの動作を制御するものである。
例えば前記制御装置は、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域とは異なる領域に配置するように、前記ロボットアームの動作を制御する。
上記構成によれば、食品を容器内に配置する際に、食品を配置すべき領域に障害物(例えば転倒した食品)が在ることが検知された場合には、当該食品は当該領域には配置されない。これにより、食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも箱詰め作業が継続することができる。
前記制御装置は、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域に隣接した次の領域に配置するように、前記ロボットアームの動作を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品は当該領域に隣接した次の領域に配置されるので、食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも作業を終了することなく箱詰め作業が継続することができる。
上記食品箱詰装置は、前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、アラート動作を行う警報装置を更に備えてもよい。
上記構成によれば、食品を配置すべき領域に障害物が在ることを検知された場合には、警報装置によりアラート動作が行われるので、作業者は異常に気付き易くなる。
前記制御装置は、前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、前記ロボットアームの動作速度を減速させるように制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、異常検知部によって当該領域に障害物が在ることを検知された場合には、ロボットアームの動作速度が減速するので、異常に気付いた周囲の作業者は障害物を取り除く等の作業を施し易くなる。
前記制御装置は、前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該領域に近い領域における前記ロボットアームの動作速度を減速させるように制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、異常検知部によって当該領域に障害物が在ることが検知された領域の近い領域(例えば隣接領域)におけるロボットアームの動作速度が減速するので、周囲の作業者の安全性を確保しつつ、異常に気付いた周囲の作業者は作業をし易くなる。
前記ハンド部は、複数の食品群を保持又は解放可能に構成され、前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記複数の食品群毎に一単位として、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、複数の食品群毎に箱詰め作業できるので、作業効率が向上する。
本発明のその他の形態に係る食品箱詰装置の動作方法は、ベース部と、前記ベース部に取り付けられたロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられ、食品を保持又は解放可能に構成されたハンド部と、上面が開口した容器内において複数の食品の配置順序を予め記憶しておく記憶部と、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、前記食品を配置すべき領域に障害物が在るか否かを検知するよう構成された異常検知部と、を備えた食品箱詰装置の動作方法であって、前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置する際に、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域には配置しないように、前記ロボットアームの動作を制御するものである。
本発明は、以上に説明した構成を有し、食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも作業効率の低下を最小限にすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る食品箱詰装置を示す図である。 図2は、エンドエフェクタ(ハンド部)の構成の一例を示した図である。 図3は、ロボットの制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、食品の配置順序を示した容器の平面図である。 図5は、箱詰め作業におけるロボットの動作の手順を示すフローチャートである。 図6は、箱詰め作業におけるロボットの動作を説明するための図である。 図7は、箱詰め作業における異常発生時の容器の平面図である。 図8は、異常発生時のロボットの動作を説明するための図である。 図9は、異常発生後にロボットにより箱詰めされた容器の平面図である。
以下、好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る食品箱詰装置の構成を示す図である。図1に示すように、食品箱詰装置1は、例えば食品の製造現場に導入される。本実施形態の食品箱詰装置1は、ロボット11により構成される。本実施形態のロボット11は、食品40を容器41に箱詰めする作業(以下、単に「箱詰め作業」ともいう)を行う。ロボット11は、ベース12に支持された一対のロボットアーム(以下、単に「アーム」ともいう)13,13を備えた双腕ロボットである。なお、このロボット11について、水平多関節型の双腕ロボットを説明するが、垂直多関節型の双腕ロボットを採用することができる。ロボット11は、人一人分に相当する限られたスペース(例えば610mm×620mm)に設置することができる。以下では、一対のアーム13,13を広げた方向を左右方向と称し、基軸の軸心に平行な方向を上下方向と称し、左右方向および上下方向に直交する方向を前後方向と称する。
各アーム13,13は、アーム部15とリスト部17とを備えている。また、2つのアーム部15,15を構成する基端側リンクの回転軸線は同一直線上にあり、左のアーム13と右のアーム13とは上下に高低差を設けて配置されている。なお、左右のアーム13,13は、実質的に同じ構造であってもよい。各アーム13,13は、4つの関節を有し、各関節に対応付けられるように、駆動用のサーボモータ(図示せず)、および、そのサーボモータの回転角を検出する位置センサであるエンコーダ(図示せず)等が設けられている。左右のアーム13,13は、独立して動作したり、互いに関連して動作したりすることができる。各アーム13,13の先端には食品40を保持又は解放するためのエンドエフェクタ18,18が取り付けられている。
ロボット11の前方には搬送装置50が配置される。搬送装置50は搬送経路51上の食品40をロボット11の手前まで順次搬送するための装置である。搬送装置50は左右方向に延びている。食品40は、一定の形状を有する食料品であって、例えば、おにぎりおよびサンドイッチが例示される。本実施形態の食品40は、フィルムで包装された三角形状のおにぎりである。食品40の外側表面は、互いに平行な2つの三角形状平面と、三角形状平面の外周を囲む三辺に設けられた3つの矩形状平面とで構成される。また、通常、フィルムで包装されたおにぎりは、開封し易いように上部にフィルムを突出させているが、ここでは上部のフィルムは図示していない。食品40は、搬送装置50により、2つの三角形状平面が鉛直方向を向き、且つ、一の矩形状平面を下にした起立状態で順次搬送される。
また、ロボット11のベース12の左側近傍には作業テーブル52が設置される。作業テーブル52の上には容器41が配置されている。容器41は上面が開口しているので、ロボット11は、上方から食品40の箱詰め作業を行うことができる。本実施形態では、容器41は、矩形の底部41aを有し、矩形の底部41aの縁に沿って、底部41aと略垂直方向に設けられた側部41bを有する。容器41は、40個(5×8)の食品40を収納可能な空間を有する。本実施形態では、ロボット11は、アーム13の先端に設けられたエンドエフェクタ18により、搬送装置50によって搬送されてきた4つの食品40を保持し、4つの食品40群毎に一単位として、食品40を容器41内の所定の位置に配置する動作を繰り返して箱詰め作業を行うように構成されている。本実施形態では、ロボット11は、2本のアーム13,13で同様な作業を行う。ここでは、作業テーブル52の上には、複数の容器41が隣接して配置されている。箱詰め作業が終了した容器41は例えば作業者(図示せず)によって出荷される。
本実施形態のロボット11は、箱詰め作業中において異常を検知する異常検知機能を左右のエンドエフェクタ18に備えている。尚、「箱詰め作業中における異常」とは、食品40を配置すべき領域に障害物が存在している状況をいう。この状況でロボット11の動作を継続した場合、食品40の配列状態が崩れてしまい、作業効率が低下する。
次に、エンドエフェクタ18の構成の一例について説明する。尚、左右のエンドエフェクタ18の構成は同じであるので、ここでは一方の構成についてのみ説明する。図2は、エンドエフェクタ(ハンド部)18の構成を示した正面図及び側面図である。図2に示すように、エンドエフェクタ18は、起立状態で所定の方向に並べられた4つの食品40を保持又は解放可能に構成される。4つの食品40は、隣接する食品40の三角形状平面同士が接触した状態で保持される。
エンドエフェクタ18は、回転関節である手首関節25を介してリスト部17に連結されている基部20と、基部20に取り付けられた支持部材21と、支持部材21によって支持される一対の把持部材22とを有する。
一対の把持部材22は、所定方向に並べられた4つの食品40をその両側から挟むように構成される。把持部材22は、所定方向において4つの食品40の側面に亘って延びている。つまり、把持部材22は、4つの食品40の先頭に位置する食品40と、最後尾に位置する食品40との間の範囲に及ぶ寸法である。把持部材22は、食品40の側面の傾斜に応じた形状を有し、且つ、食品40に当接する当接面22aを有する。一対の把持部材22は、例えば矩形の平板形状であって、対向する二つの平らな主面を有する。これらの主面が食品40の両側に当接する当接面22aである。一対の把持部材22は、その互いの間隔が接続部分に向かって狭くなるように、ハの字形状に配置され、下方に拡がる山形形状(逆V字形状)に形成される。また、一対の把持部材22の基端側に接続された駆動部材23により、一対の把持部材22は互いの間隔を縮めて4つの食品40を挟んで保持する。
支持部材21は、弾性部材21a及び硬性部材21bを有する。弾性部材30は上下方向に伸縮可能に構成されている。本実施形態では、弾性部材30は一端が基部20に接続され、他端が支持部材21に接続されたバネである。硬性部材21bは、内部にアクチュエータ(図示せず)を有し、上下方向に移動可能に構成された長手部材である。
支持部材21は、硬性部材21bによって一対の把持部材22を支持する第1の状態と、弾性部材21aによって一対の把持部材22を支持する第2の状態との間に切り替え可能に構成される。硬性部材21bは、第1の状態では、上端が上方向に移動することにより基部20に接続され、下端が支持部材21に接続される。一方、硬性部材21bは、第2の状態では、上端が下方向に移動することにより基部20との接続から解放され、下端が支持部材21に接続される。基部20は、第2の状態において、支持部材21から弾性部材21aに作用する力を検出する力検出部32を内部に備える。尚、力検出部32の具体的な構成はバネに作用する力を検出できれば、特に限定されない。
図3は、ロボット11の制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御装置14は、ROM、RAM等の記憶部140と、CPU等の演算部141と、サーボ制御部142と、を備える。制御装置14は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。なお、制御装置14は、集中制御する単独の制御装置14によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置14によって構成されていてもよい。制御装置14は力検出部32および警報装置60と通信可能に接続されている。
記憶部140には、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部141は、記憶部140に記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、ロボット11の各種動作を制御する。すなわち、演算部141は、ロボット11の制御指令を生成し、これをサーボ制御部142に出力する。サーボ制御部142は、演算部141により生成された制御指令に基づいて、ロボット11の各アーム13の関節に対応するサーボモータ等のアクチュエータの駆動を制御するように構成されている。また、制御装置14は、エンドエフェクタ18のアクチュエータの駆動制御も行う。よって、制御装置14は、ロボット11全体の動作の制御を行う。
また、演算部141は、箱詰め作業中における異常を検知する異常検知部141aを備えている。力検出部32によって第2の状態において検出されたデータは制御装置14に送出される。異常検知部141aは、力検出部32により検出された力に基づいて、箱詰め作業中に異常が発生したか否かを判定するように構成される。異常検知部141aは、演算部141において、所定のプログラムが実行されることによって、実現される機能ブロックである。また、本実施形態では、制御装置14は、警報装置60と通信可能に接続されている。警報装置60は、制御装置14からの指令に従って、アラート動作を行うように構成されている。
次に、以上のように構成された食品箱詰装置1の動作について図面を用いて説明する。図4は、食品40の配置順序を示した容器41の平面図である。図4に示すように、容器41の底部41aに設けられた配置エリアは8つのサブエリアに分割されている。各配置エリアに付された番号(1〜10)は、食品40の配置順序を示している。本実施形態では、ロボット11のエンドエフェクタ18は4つの食品40群を起立状態で保持又は解放可能な構成である。ロボット11は、4つの食品40群毎に一単位として、食品40を容器41内の所定の位置に配置する動作を繰り返し、40個の食品40の箱詰め作業を行うように構成されている(図1参照)。このため、各配置エリアの形状は平面視で矩形状であり、各配置エリアの面積は4つの食品40の底部の面積に相当する。尚、食品40の配置順序その他の情報は、動作に先立って、制御装置14の記憶部140に予め記憶されている。制御装置14は、配置順序に従って、箱詰め作業を実行するようにアーム13の動作を制御する。
図5は、ロボット11の動作の手順を説明するためのフローチャートである。図6は、ロボット11の動作を説明するための図である。本実施形態では、2本のアーム13は同様な作業を行うので、1本のアーム13の動作を中心に説明する。
まず、制御装置14は、図6(A)に示すように、アーム13の動作を制御して、エンドエフェクタ18により4つの食品40を保持し、空の容器41の上の所定の高さまで搬送する(図5のステップS1)。このとき、制御装置14は、搬送動作においては、エンドエフェクタ18の一対の把持部材22を、硬性部材21bによって支持する第1の状態に切り換える(図2参照)。
次に、制御装置14は、配置順序(図4参照)に従って、図6(B)に示すように、アーム13の動作を制御して、エンドエフェクタ18により保持された4つの食品40群を所定の高さから容器41の底部41aまで下降させる(図5のステップS2)。このとき、制御装置14は、下降動作においては、エンドエフェクタ18の一対の把持部材22を、弾性部材21aによって支持する第2の状態に切り換える(図2参照)。
次に力検出部32は、第2の状態において、支持部材21から弾性部材21aに作用する力を検出し(図2参照)、その検出データを制御装置14に送出する。制御装置14は、その検出データを受信し、異常検知部141aは、力検出部32により検出された力に基づいて、箱詰め作業中に異常が発生したか否かを判定する(図5のステップS3)。図6(C)に示すように、例えば容器41の1番目の配置エリアに何も障害物が存在しなければ、エンドエフェクタ18によって保持された食品40の底部は容器41の底部41aに着地する。力検出部32において検出される力は微弱(例えば所定の閾値よりも小さい)であるので、制御装置14において異常検知部141aは、第1配置エリアには障害物が存在しない(つまり、正常である)と判定する(図5のステップS3でNO)。
この場合は、制御装置14は、図6(D)に示すように、アーム13の動作を制御して、容器41内の第1配置エリアにおいてエンドエフェクタ18により保持された食品40を解放する(図5のステップS4)。そして、ステップS1に戻り、次の配置エリアに箱詰め作業を行う。
次に、箱詰め作業において異常が発生した場合の動作について説明する。図7は、箱詰め作業における異常発生時の容器41の平面図である。図8は、異常発生時のロボットの動作を説明するための図である。図7に示すように、3番目の配置エリアに配置した4つの食品40群のうちの端に位置する食品40が転倒し、4番目の配置エリアに障害物として存在している。
制御装置14は、図8(A)に示すように、アーム13の動作を制御して、エンドエフェクタ18により搬送装置50上の4つの食品40を保持し、作業テーブル52の上に配置された空の容器41の上の所定の高さまで搬送する(図5のステップS1)。このとき、制御装置14は、搬送動作においては、エンドエフェクタ18の一対の把持部材22を、硬性部材21bによって支持する第1の状態に切り換える(図2参照)。
次に、制御装置14は、配置順序(図4参照)に従って、図8(B)に示すように、アーム13の動作を制御して、エンドエフェクタ18により保持された4つの食品40群を所定の高さから容器41の底部41aまで下降させる(図5のステップS2)。このとき、制御装置14は、下降動作においては、エンドエフェクタ18の一対の把持部材22を、弾性部材21aによって支持する第2の状態に切り換える(図2参照)。
次に、力検出部32は、支持部材21から弾性部材21aに作用する力を検出し(図2参照)、その検出データを制御装置14に送出する。制御装置14は、その検出データを受信し、異常検知部141aは、力検出部32により検出された力に基づいて、箱詰め作業中に異常が発生したか否かを判定する(図5のステップS3)。図8(C)に示すように、容器41の第4配置エリアには障害物が存在しているので、エンドエフェクタ18によって保持された食品40の底部は障害物の上に位置し、容器41の底部41aに着地しない。この場合は、力検出部32において検出される反力は強い(例えば所定の閾値よりも大きい)ので、制御装置14において異常検知部141aは、第4配置エリアには障害物が存在する(つまり、箱詰め作業中に異常が発生した)と判定する(図5のステップS3でYES)。
この場合、制御装置14は、食品40を第4配置エリアには配置しない。本実施形態では制御装置14は、アラーム処理を行う(図5のステップS5)。具体的には、制御装置14は、警報装置60に指令を送信する。警報装置60は、制御装置14からの指令に従って、アラーム処理を行う。周囲の作業者は異常に気付き易くなり、障害物を取り除く等の作業を行うことができる。
そして、制御装置14は、図8(D)に示すように、異常検知部141aによって第4配置エリアに障害物が在ることが検知された場合には、食品40を第4配置エリアとは異なる配置エリアに配置するように、ロボットアームの動作を制御する。本実施形態では、制御装置14は、食品40を第4配置エリアに隣接した次の第5配置エリア(図4参照)に配置するように、ロボットアームの動作を制御する(図5のステップS6)。
その後、ロボット11は、箱詰め作業を継続する(図5のステップS1へ戻る)。図9は、異常発生後にロボットにより箱詰めされた容器の平面図である。図9に示すように、異常が検知された場合であっても、第4配置エリアを除いて、容器41には食品40が箱詰めされている。箱詰め作業終了後に、作業者は障害物を取り除く等の作業をすることができる。このように、食品の箱詰め作業において食品の配列状態に異常が発生した場合でも作業効率の低下を最小限にすることができる。
また、制御装置14は、異常検知部141aによって食品を配置すべきエリアに障害物が在ることが検知された場合(図5のステップS6)には、アーム13の動作速度を減速させるように制御してもよい。減速後の動作速度の最大速度は、例えば、ISO10218−1に低速制御として規定されている250mm/sに設定する。これにより、周囲の作業者の安全性を確保できるとともに、作業者は障害物を取り除く等の作業を施し易くなる。このとき、制御装置14は、異常検知部141aによって障害物が在ることが検知された第4配置エリアに近い配置エリアにおけるアーム13の動作速度を減速させるように制御するようにしてもよい。第4配置エリアに近い配置エリアとは、例えば第4配置エリアの次の第5配置エリアや第4配置エリアに隣接した第6配置エリアでもよい(図4参照)。
尚、食品40の配置順序(図4参照)は、隣接する配置エリアで連続するようにしたが、これに限定されるものではない。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態の食品の箱詰め装置は、水平多関節型の双腕ロボットで構成されたが、垂直多関節型の双腕ロボットを採用してもよい。
尚、上記実施形態では、エンドエフェクタ18は、所定の方向に並べられた4つの食品40を保持又は解放可能に構成されたが、容器41の収納容積に応じて食品40の保持数は異なってもよい。例えば、1個乃至3個の食品40を保持してもよいし、5個以上の食品40を保持してもよい。また、容器41は上面が開口している容器であればよい。容器41は、40個の食品40が収納可能であったが、収納容積はこれに限られない。
尚、上記実施形態の異常検知機能は、エンドエフェクタ18に組み込まれるように構成されたが、制御装置のフィードバック制御ループに組み込まれ、フィードバック制御における偏差量(位置偏差、速度偏差又は電流偏差)に基づいて、異常判定を行うように構成されていてもよい。また、容器41の底部41aの表面位置までの距離を計測する距離センサにより、障害物の有無を判定してもよい。また、ビジョンセンサ(例えばカメラによる)で作業現場を撮像し、画像処理技術によって異常判定(転倒判定)を行ってもよい。これにより異常判定精度が向上する。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/または機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、食品の箱詰め装置として有用である。
1 食品箱詰装置
11 ロボット
12 ベース
13 アーム
14 制御装置
17 リスト部
18 エンドエフェクタ
20 基部
21 支持部材
21a 弾性部材
21b 硬性部材
22 把持部材
23 駆動部材
25 手首関節
32 力検出部
40 食品(おにぎり)
41 容器
41a 底部(容器)
41b 側部(容器)
50 搬送装置
51 搬送経路
52 作業テーブル
60 警報装置
140 記憶部
141 演算部
141a 異常検知部
142 サーボ制御部

Claims (8)

  1. 上面が開口した容器に食品を箱詰めする装置であって、
    ベース部と、
    前記ベース部に取り付けられたロボットアームと、
    前記ロボットアームに取り付けられ、前記食品を保持又は解放可能に構成されたハンド部と、
    前記容器内において複数の食品の配置順序を予め記憶しておく記憶部と、
    前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、
    前記食品を配置すべき領域に障害物が在るか否かを検知するよう構成された異常検知部と、を備え、
    前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置する際に、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域には配置しないように、前記ロボットアームの動作を制御する、
    食品箱詰装置。
  2. 前記制御装置は、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域とは異なる領域に配置するように、前記ロボットアームの動作を制御する、請求項1に記載の食品箱詰装置。
  3. 前記制御装置は、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域に隣接した次の領域に配置するように、前記ロボットアームの動作を制御する、請求項1又は2に記載の食品箱詰装置。
  4. 前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、アラート動作を行う警報装置を更に備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の食品箱詰装置。
  5. 前記制御装置は、前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、前記ロボットアームの動作速度を減速させるように制御する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の食品箱詰装置。
  6. 前記制御装置は、前記異常検知部によって食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該領域に近い領域における前記ロボットアームの動作速度を減速させるように制御する、請求項3に記載の食品箱詰装置。
  7. 前記ハンド部は、複数の食品群を保持又は解放可能に構成され、
    前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記複数の食品群毎に一単位として、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の食品箱詰装置。
  8. ベース部と、前記ベース部に取り付けられたロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられ、食品を保持又は解放可能に構成されたハンド部と、上面が開口した容器内において複数の食品の配置順序を予め記憶しておく記憶部と、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置するように前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、前記食品を配置すべき領域に障害物が在るか否かを検知するよう構成された異常検知部と、を備えた食品箱詰装置の動作方法であって、
    前記制御装置は、前記配置順序に従って、前記食品を前記容器内に配置する際に、前記異常検知部によって当該食品を配置すべき領域に障害物が在ることが検知された場合には、当該食品を当該領域には配置しないように、前記ロボットアームの動作を制御する、食品箱詰装置の動作方法。
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