JP2020025828A - カートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、簡単な構成で化学物質の除去・除塵・消臭・抗菌を性能良く行うことができ、しかも小型で安価に製作することのできる空気清浄フィルタ及びそれを用いた空気清浄機を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明のカートリッジフィルタは、側面下部に吸気口16・上面に排気口17をそれぞれ開口したパッケージ12に、備長炭を積層したメインフィルター14を内蔵し、吸気口16にプレフィルター13・排気口17に清浄フィルター15を設けて多層フィルタ基材を構成したことを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、カートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機に係り、特に集塵機能に加えて消臭・抗菌機能を有するカートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機に関する。
近年、大気中に含まれる花粉・カビ・ウイルス・PM2.5等の化学物質を除去するための空気清浄機が普及している。空気清浄機としては、ファンの吸引側にプレフィルタ、HEPAフィルタを配列させて除塵のみを行う簡易的なものをはじめ、オゾン・イオン・プラズマ等を用いて化学物質や細菌等を抗菌・除去するものが知られている。
さて、オゾン・イオン・プラズマ等を用いた触媒方式の空気清浄機では、使用するオゾン発生器、紫外線ランプ等における人体への影響を危惧し、特に幼児や老人等がいる家庭では敬遠される傾向にある。加えて、触媒方式の空気清浄機は、構造が複雑で高価であることも懸念材料となっている。
一方、多層濾過を要するフィルタ方式の空気清浄機では、フィルタ性能に依存した除塵効果しか得られず、消臭・抗菌といった効能は今のところ得られていない。また、フィルタ方式の空気清浄機では、活性炭フィルタを追加したものもあるが、取り込んだ外気がフィルタに作用している時間が限られるため、活性炭フィルタで得られる消臭・抗菌効果は限定的となる。フィルタ層を厚くする対策では、多層フィルタによる流路抵抗が高まり、吸い込み性能の低下に伴う清浄処理の悪化が生じ、清浄機全体が大型化することと合わせて恒久対策には至っていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で化学物質の除去・除塵・消臭・抗菌を性能良く行うことができ、しかもコンパクトで安価に製作することのできる空気清浄フィルタ及びそれを用いた空気清浄機を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明のカートリッジフィルタは、側面下部に吸気口・上面に排気口をそれぞれ開口したパッケージに、備長炭を積層したメインフィルターを内蔵し、吸気口にプレフィルター・排気口に清浄フィルターを設けて多層フィルタ基材を構成したことを特徴とする。
メインフィルターは、備長炭をケーシングの吸気口から排気口に至る空気の流れに沿って縦列配置している。また、プレフィルターは、消臭・抗菌・抗アレル物質・抗ウイルス特性を有する不織布フィルターを採用する。
また、本発明の空気清浄機は、上記したカートリッジフィルタを着脱自在に収容する本体胴ケースに、外気吸込み用のファンを設けて外気をカートリッジフィルタに作用させる通気流路を形成したことを特徴とする。
本発明のカートリッジフィルタによれば、備長炭を積層したメインフィルターとしたことで、化学物質の除去を性能良く行うことができ、プレフィルター及び清浄フィルターによる二段階の除塵作用との相乗効果で効率の良い空気清浄が図られる。また、備長炭をパッケージの吸気口から排気口に至る空気の流れに沿って縦列配置することで、備長炭の持つ多孔質構造による通気性と吸着性を効果的に発揮させ、流路抵抗による清浄処理の悪化を防ぐことができる。そして、このカートリッジフィルタを空気清浄機に用いることで、コンパクトで安価な製品を提供でき、卓上やベッド周りに載置するのみならず、冷蔵庫や食品保管庫・車両内の脱臭等に幅広く使用できる。
以下、図面を用いて本発明に係るカートリッジフィルタ及びそれを用いた空気清浄機の実施形態について説明する。図1は本発明の空気清浄機の全体構成を示す外観図、図2は同装置の内部構造を示す断面図である。1は本体胴ケースで、上面と底面を開放した四面箱状をなし、上面に天枠2・底面に底蓋3がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。尚、本体胴ケース1は、四面箱状に限定されるものではない。
本体胴ケース1の内部には、上部にファン4が取り付けられるファン室1aが形成され、下部にカートリッジフィルタ5が取り出し自在に挿脱されるフィルタ室1bが形成されている。本体胴ケース1の側面下部には、背面側を除く3面にそれぞれ複数の長孔からなる吸気口6を開口している。また、ファン4の電源コード7が延出され、その先端にコネクタ8が設けられる。尚、電源コネクタ8は、USB端子もしくはコンセントからなる。
天枠2は、格子状に枠組みされた枠体からなり、本体胴ケース1の上面開口縁に形成した凹部1cに着脱自在に内嵌される。底蓋3は、下面にゴム製の脚部9を取り付け、上面に本体胴ケース1の下面開口縁に内嵌する膨出部10を形成している。これにより、天枠2は通気を阻害せず埃等の侵入が防止される保護体として機能し、底蓋3はカートリッジフィルタ5の収容場所を確保する閉塞体として機能する。天枠2は、汚れたら取り外して簡単に掃除を行うことができ、取り外すことで本体胴ケース1のファン室1aを清掃することもできる。また、底蓋3は、取り外すことでカートリッジフィルタ5の交換ができ、本体胴ケース1のフィルタ室1bが露出して清掃を行うことができる。尚、本体の移動時などに底蓋3が外れないよう、本体胴ケース1の下面開口縁と底蓋3の上面との接触部に磁石等を取り付けてもよい。
ファン4は、下方を吸気側、上方を排気側とし、吸気側と排気側のそれぞれに格子状のカバー10を取り付けてファン室1aに配置されている。これにより、ファン4の駆動により本体胴ケース1の側面下部に開口した吸気口6から外気を吸い込み、フィルタ室1bに収容したカートリッジフィルタ5で空気中の除塵・化学物質の除去・除菌を行った後、天枠2から排気される通気流路Rが形成される。
続いて、図3を用いてカートリッジフィルタ5の構成について説明する。
カートリッジフィルタ5は、紙製パッケージ12に、プレフィルター13・メインフィルター14・清浄フィルター15を取り付けて構成されている。
パッケージ12は、6面展開された厚紙の包装体を箱状に組み立てて形成され、本体胴ケース1のフィルタ室1bに収容された状態において、本体胴ケース1の吸気口6と正対する側面に吸気口16を開口し、ファン室1aと正対する上面に排気口17を開口している。
カートリッジフィルタ5は、紙製パッケージ12に、プレフィルター13・メインフィルター14・清浄フィルター15を取り付けて構成されている。
パッケージ12は、6面展開された厚紙の包装体を箱状に組み立てて形成され、本体胴ケース1のフィルタ室1bに収容された状態において、本体胴ケース1の吸気口6と正対する側面に吸気口16を開口し、ファン室1aと正対する上面に排気口17を開口している。
プレフィルター13は、消臭・抗菌・抗化学物質・抗ウィルス機能を有する不織布素材の皮膜体からなり、パッケージ12の吸気口16に取り付けられている。ここでは、人工酵素による消臭・抗菌防臭効果を発揮するダイワボウノイ社製「アレルキャッチャー(登録商標)」を採用している。
メインフィルター14は、複数の木炭をパッケージ12の吸気口16から排気口17に至る空気の流れに沿って縦列配置して構成される。ここでは、木炭の中でも特に有害物質に対する吸着性とバイオリアクター特性に優れる備長炭を採用している。縦列配置される備長炭の間には、不織布フィルター18が介在され、有害物質の吸着性を向上させている。尚、使用する木炭は、備長炭以外でも黒炭・竹炭等が採用できる。
清浄フィルター15は、空気中の微粒子(ホコリ、花粉、カビの胞子等)を捕集する繊維素材の皮膜体からなり、パッケージ11の排気口17に取り付けられている。ここでは、静電気を帯電した繊維で空気中の微粒子を捕集する不織布フィルターを採用している。
このように形成したカートリッジフィルタ5による空気清浄について図4を用いて説明する。
カートリッジフィルタ5は、プレフィルター13・メインフィルター14・清浄フィルター15が配列され、更にメインフィルター14における積層した備長炭の間に不織布フィルター18を介在させたフィルタ基材であり、ファン4の駆動に伴い形成される通気流路により、本体胴ケース1の吸気口6から取り込まれた外気は、主にこのカートリッジフィルタ5で清浄化され、天枠2から排気されることになる。
カートリッジフィルタ5は、プレフィルター13・メインフィルター14・清浄フィルター15が配列され、更にメインフィルター14における積層した備長炭の間に不織布フィルター18を介在させたフィルタ基材であり、ファン4の駆動に伴い形成される通気流路により、本体胴ケース1の吸気口6から取り込まれた外気は、主にこのカートリッジフィルタ5で清浄化され、天枠2から排気されることになる。
まず、カートリッジフィルタ5内に取り込まれた化学物質・塵埃等を含む空気は、パッケージ11の吸気口15に取り付けたプレフィルター12の不織布素材によって化学物質・塵埃等の有害成分が一次捕集される。次に、プレフィルター12で捕集しきれなかった微細な化学物質や細菌等は、メインフィルター13の備長炭が持つ多孔質性状の大きな表面積によって吸着・捕捉される。このとき、表面積の極めて大きな備長炭を通気流路に沿って縦列配置したことにより、備長炭に作用している時間が確保され、効率的に吸着性能を発揮させることができ、備長炭の表面に形成される微細孔に担持されるヨウ素化合物によって高い殺菌作用が与えられる。また、備長炭の間に介在させた不織布フィルター18により吸着性能が効率化し、高い吸着率が発揮される。最後に、清浄フィルター14の繊維素材によって、最終的な微粒子が捕集されて外気に排出される。
このように作成したカートリッジフィルタ5は、3種類のフィルターで積層されたフィルタ基材を紙製パッケージ11に収容してユニット化されており、性能が劣化したら簡単に交換することができる。
1 本体胴ケース
1a ファン室
1b フィルタ室
2 天枠
3 底蓋
4 ファン
5 カートリッジフィルタ
11 紙製パッケージ
12 プレフィルター
13 メインフィルター
14 清浄フィルター
1a ファン室
1b フィルタ室
2 天枠
3 底蓋
4 ファン
5 カートリッジフィルタ
11 紙製パッケージ
12 プレフィルター
13 メインフィルター
14 清浄フィルター
Claims (4)
- 側面下部に吸気口・上面に排気口をそれぞれ開口したパッケージに、備長炭を積層したメインフィルターを内蔵し、吸気口にプレフィルター・排気口に清浄フィルターを設けて多層フィルタ基材を構成したことを特徴とするカートリッジフィルタ。
- 前記メインフィルターは、備長炭をケーシングの吸気口から排気口に至る空気の流れに沿って縦列配置したことを特徴とする上記請求項1記載のカートリッジフィルタ。
- 前記プレフィルターは、消臭・抗菌・抗アレル物質・抗ウィルス特性を有する不織布フィルターであることを特徴とする上記請求項1又は2記載のカートリッジフィルタ。
- 上記請求項1乃至3のいずれからなるカートリッジフィルタを着脱自在に収容する本体胴ケースに、外気吸込み用のファンを設けて外気を前記カートリッジフィルタに作用させる通気流路を形成したことを特徴とする空気清浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018158745A JP2020025828A (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | カートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018158745A JP2020025828A (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | カートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020025828A true JP2020025828A (ja) | 2020-02-20 |
Family
ID=69620741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018158745A Pending JP2020025828A (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | カートリッジフィルタ及びそれを備えた空気清浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020025828A (ja) |
-
2018
- 2018-08-09 JP JP2018158745A patent/JP2020025828A/ja active Pending
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