JP2020019742A

JP2020019742A - 医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物

Info

Publication number: JP2020019742A
Application number: JP2018144804A
Authority: JP
Inventors: シュンフアン; Xun Huang
Original assignee: Shanghai Juke Cosmetic Co Ltd
Current assignee: Shanghai Juke Cosmetic Co Ltd
Priority date: 2018-08-01
Filing date: 2018-08-01
Publication date: 2020-02-06

Abstract

【課題】医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物を提供すること。【解決手段】ラディックス・レーマンニアエを３〜１０重量部、サルビアエ・ミルティオリザエを４〜１２重量部、リグスチカム・ワリチイを４〜１０重量部、ラディックス・パエノイアエ・ルブラを４〜１０重量部、ラディックス・アストラガリを５〜１０重量部、アンジェリカ・シネンシスを５〜１２重量部、リゾマ・ガストロジアエを５〜１２重量部、およびリゾマ・アコリ・グラミネイを５〜１０重量部含む、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、医療用医薬品の分野に属し、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物に関する。

神経系や脳における種々の非器質性障害によって、しばしば頭痛やめまいが引き起こされるが、さまざまな検出によっても顕著な病理学的徴候は現れない。しかしながら、これらの症状は人々の仕事や生活に深刻な影響を与え、克服する必要がある。現在、それらを制御する有効な薬剤は存在せず、また、一部の有効な経口薬であってもその副作用は重篤である。

特許文献１には健康管理用の帽子が、特許文献２には健康安全ヘルメットが、特許文献３には眼疾患および耳疾患治療用の帽子がそれぞれ開示されている。これらはすべて鍼治療の応用に基づいており、健康管理の目的を達成するために特定の投薬形態に調製され、帽子の内側に配置され、人体の頭部のツボに接触させる、適切な中国の漢方製剤を選択することを特徴とする。

特許文献１および２には中国の漢方製剤は具体的に開示されておらず、また、予防および治療される疾患の観点から機能が限定されている。一方、特許文献３に開示された医療用の帽子は、専ら眼疾患および耳疾患の治療のために使用され、他の疾患の治療には使用できない。

中国実用新案第２０５０２６４号明細書中国実用新案第２１３０３６９号明細書中国特許第１０６５００３号明細書

本発明の目的は、好ましい医薬製剤を選択し、ヒトにおいて最も一般的な心血管疾患および神経疾患を予防および治療することができ、使用がより簡便であり、かつ、より高い安全性および効果を有する、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物を提供することである。

上記の技術目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を採用する：ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）を３〜１０重量部、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）を４〜１２重量部、リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）を４〜１０重量部、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）を４〜１０重量部、ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）を５〜１０重量部、アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）を５〜１２重量部、リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）を５〜１２重量部、およびリゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）を５〜１０重量部含む、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物。

本発明によれば、ヒトにおいて最も一般的な心血管疾患および神経疾患を予防および治療することができ、使用がより簡便であり、かつ、より高い安全性および効果を有する、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物が提供される。

発明を実施するための形態は以下のとおりである。

ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）（生薬としてのジオウ（REHMANNIAE RADIXまたはREHMANNIAE RADIX PREPARATA）、アカヤジオウ（Rehmannia glutinosa var. purpurea）の根、カイケイジオウ（Rehmannia glutinosa var. hueichingensis）の根などを含み得る）を３〜１０重量部、
サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）（生薬としてのタンジン（SALVIAE MILTIORRHIZAE RADIX）、タンジン（Salvia miltiorrhiza）の根などを含み得る）を４〜１２重量部、
リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）（生薬としてのセンキュウ（LIGUSTICUM STRIATUM）、センキュウ（Cnidium officinale）の根などを含み得る）を４〜１０重量部、
ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）（生薬としてのセキシャク（PAENOIAE RUBRA RADIX）、シャクヤク（Paeonia lactiflora）の根などを含み得る）を４〜１０重量部、
ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）（生薬としてのオウギ（ASTRAGALI RADIX）、キバナオウギ（Astragalus membranaceusまたはAstragalus mongholicus）の根などを含み得る）を５〜１０重量部、
アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）（生薬としてのトウキ（ANGELICAE SINENSIS RADIX)、ホントウキ（カラトウキ）（Angelica sinensis）の根などを含み得る）を５〜１２重量部、
リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）（生薬としてのテンマ（GASTRODIAE RHIZOMA）、オニノヤガラ（Gastrodia elata）の根などを含み得る）を５〜１２重量部、および
リゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）（生薬としてのセキショウブ（ACORI GRAMINEI RHIZOMA）、セキショウ（Acorus gramibeusまたはAcorus tatarinowii）の根などを含み得る）を５〜１０重量部含む、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物。

前記の医薬組成物は、「郁火」（気血が不足気味で新陳代謝が衰え、病邪に対する闘病能力が沈滞気味な状態）から解放し、蘇生を誘導する効果を有するボルネオールを１〜２重量部でさらに含むことができる。

前記の医薬組成物は、心不全を解消し、上記薬物の辛味や温性を抑制する効果を有し、薬効成分に対する吸収効果を有し、かつ薬の持続放出効果を発揮する寒水石（gypsum rubrum）を１０〜２０重量部でさらに含むことができる。

前記の医薬組成物は、主に磁気療法の役割を果たし、上記の薬剤と相乗作用を示す磁石を２０〜２５重量部でさらに含むことができる。

本発明は、以下の利点及び効果を有する。

（１）作用部位は独特であり、作用部位は主にヒトの頭頂部にある百会のツボの周辺に位置する。人間の脳は、一貫して、現代の生理学で説明されているように、中枢神経系における最高の指令部位であり、人体の内臓、四肢および骨を司る。このことは、頭が人体にとって重要であることを示している。さらに、古代の健康管理人、仏教聖職者、および仏教の聖地の人々は、この鍼治療ポイントに特別な注意を払い、この鍼灸ポイントが恥骨上部領域が位置する場所であると考えている。また、現代医学は、頭部には、脳と本質的に連結された非常に豊富な毛細血管および末梢神経が存在すること、また頭部は単位体表面積あたり最大の熱を放出する部位であり、それが医薬組成物中の揮発性活性成分の揮発および吸収を促進するために極めて有利であることを証明している。

（２）使用が簡単であり、頭に帽子を着用するだけで、通常の仕事や勉強や休息に影響を与えることなく、帽子の先端部を頭頂部の中心にある百会のツボの領域に接触させることができる。この帽子は実用的で装飾的であり、現代の女性のヘアケアにも不可欠なツールである：すなわち、重量が軽く、サイズが小さく、保存や持ち運びが容易である。前記の医薬組成物は、香ばしい香りを有し、毒性や副作用がなく、確実な治療効果および長い使用期間を有し、安全で信頼性があり、また、皮膚への刺激性を有しない。

（３）本発明の医薬組成物は、「腎陽」（各臓器の生理活動を推進する作用）を補い、血液循環を促進し、「郁火」（気血が不足気味で新陳代謝が衰え、病邪に対する闘病能力が沈滞気味な状態）から解放し、蘇生を誘発し、興奮を和らげ、熱を取り除き、不安を和らげ、「気」の循環を促進し、痛みを和らげ、血液循環を促進して「淤血」（うっ血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病）を取り除き、痙攣や発作を和らげる機能を有する。前記の医薬組成物は、高血圧、冠状動脈性心疾患、狭心症、血管緊張性頭痛、三叉頭痛、外因性頭痛、めまい、耳鳴り、記憶喪失等に対して顕著な治療効果および健康管理効果を有する。そして、アテローム性動脈硬化の発生を効果的に予防するために、心臓の虚血や脳虚血を緩和し、血液循環や血管内壁への沈降物の溶解を促進することができる。また、本発明は、大幅に増強された治療効果を達成するために、中国薬による鍼治療と磁気療法とを相乗作用させることができる。

以下、本発明は具体的な実施例とあわせてさらに説明されるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

実施例１
本発明の医薬組成物は、ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）を３ｇ、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）を４ｇ、リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）を４ｇ、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）を５ｇ、ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）を５ｇ、アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）を５ｇ、リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）を５ｇ、リゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）を５ｇ、ボルネオールを１ｇ、寒水石（gypsum rubrum）を１０ｇ、および磁石を２０ｇ（６００ガウス）含むものである。

実施例２
本発明の医薬組成物は、ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）を１０ｇ、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）を１２ｇ、リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）を１２ｇ、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）を１０ｇ、ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）を１０ｇ、アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）を１２ｇ、リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）を５ｇ、リゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）を１０ｇ、寒水石（gypsum rubrum）を２０ｇ、および磁石を２５ｇ（７００ガウス）含むものである。

実施例３
本発明の医薬組成物は、ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）を８ｇ、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）を８ｇ、リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）を７ｇ、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）を７ｇ、ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）を８ｇ、アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）を９ｇ、リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）を９ｇ、リゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）を６ｇ、ボルネオールを２ｇ、寒水石（gypsum rubrum）を１５ｇ、および磁石を２３ｇ（８００ガウス）含むものである。

本発明の医薬組成物の調製方法は以下のように記載される。

ａ．一定量のラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）の薬用スライスおよびリゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）の薬用スライスをとり、水分含量が５％未満になるまで８０℃のオーブンで２時間乾燥し、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｂ．一定量のラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）、およびリゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）をそれぞれ取り出し、師部と心材を取り除き、水で洗浄し、厚さ約３ｍｍの小片に切断し、天日で１日乾燥させ、水分含量が５％未満になるまで６０℃のオーブンで３時間乾燥し、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｃ．一定量のリグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）の薬用スライスをとり、そこに該薬用スライスの量の１／４の黄色ワインを噴霧し、それらを均一に混合し、カバーで１時間密封し、それらを色が茶色になりかつ水分含量が５％未満になるまで穏やかな火の下で銅製の鍋の中で炒め、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｄ．一定量のアンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）の薬用スライスをとり、そこに該薬用スライス量の１／１０の黄色ワインを噴霧し、それらを均一に混合し、カバーで１時間密封し、それらを色が茶色になりかつ水分含量が５％未満になるまで穏やかな火の下で銅製の鍋の中で炒め、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｅ．一定量のラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）および寒水石（gypsum rubrum）をそれぞれ取り出し、それらを６０℃のオーブンで４時間乾燥させて取り出し、室温まで冷却して、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）（寒水石（gypsum rubrum）を除く）の水分含量を５％未満とし、それらをそれぞれ粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｆ．一定量の磁石を計量し、平均粒径０．５ｍｍの小さな磁石粒子に調製する；ならびに
ｇ．上記各医薬成分を適量秤量し、均一に混合粉砕した後、密封する。

実使用においては、上記の工程で得られた粉末医薬組成物を、高品質の綿布より作られた直径８ｃｍの円形の袋に、平均厚さ３ｍｍで均一に分散して固定し、それを中性樹脂層の層で包み、次いで頭頂部の帽子織物と帽子の裏地との間の中間層に入れて、医療用および健康管理用の帽子を形成する。

上記の工程で得られた医療用および健康管理用の帽子を、例えば１日あたり１時間以上（好ましくは３時間以上、より好ましくは６時間以上）着用することにより、頭痛やめまい等が解消または軽減される。

Claims

ラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）を３〜１０重量部、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）を４〜１２重量部、リグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）を４〜１０重量部、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）を４〜１０重量部、ラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）を５〜１０重量部、アンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）を５〜１２重量部、リゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）を５〜１２重量部、およびリゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）を５〜１０重量部含む、医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物。
さらにボルネオールを１〜２重量部含む、請求項１記載の医薬組成物。
さらに寒水石（gypsum rubrum）を１０〜２０重量部含む、請求項１または２記載の医薬組成物。
さらに磁石を２０〜２５重量部含む、請求項１または２記載の医薬組成物。
さらに磁石を２０〜２５重量部含む、請求項３記載の医薬組成物。
請求項１〜５のいずれか一項に記載の医薬組成物をその内側に配置した帽子。
医療用および健康管理用の帽子に使用される医薬組成物を調製するための、以下の工程を含む方法：
ａ．一定量のラディックス・アストラガリ（Radix Astragali）の薬用スライスおよびリゾマ・ガストロジアエ（Rhizoma Gastrodiae）の薬用スライスをとり、水分含量が５％未満になるまで８０℃のオーブンで２時間乾燥し、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｂ．一定量のラディックス・レーマンニアエ（Radix Rehmanniae）、サルビアエ・ミルティオリザエ（Salviae miltiorrhizae）、およびリゾマ・アコリ・グラミネイ（Rhizoma Acori Graminei）をそれぞれ取り出し、師部と心材を取り除き、水で洗浄し、厚さ約３ｍｍの小片に切断し、天日で１日乾燥させ、水分含量が５％未満になるまで６０℃のオーブンで３時間乾燥し、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｃ．一定量のリグスチカム・ワリチイ（Ligusticum wallichii）の薬用スライスをとり、そこに該薬用スライスの量の１／４の黄色ワインを噴霧し、それらを均一に混合し、カバーで１時間密封し、それらを色が茶色になりかつ水分含量が５％未満になるまで穏やかな火の下で銅製の鍋の中で炒め、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｄ．一定量のアンジェリカ・シネンシス（Angelica sinensis）の薬用スライスをとり、そこに該薬用スライス量の１／１０の黄色ワインを噴霧し、それらを均一に混合し、カバーで１時間密封し、それらを色が茶色になりかつ水分含量が５％未満になるまで穏やかな火の下で銅製の鍋の中で炒め、それらを取り出して室温まで冷却し、粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｅ．一定量のラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）および寒水石（gypsum rubrum）をそれぞれ取り出し、それらを６０℃のオーブンで４時間乾燥させて取り出し、室温まで冷却して、ラディックス・パエノイアエ・ルブラ（Radix Paeoniae Rubra）（寒水石（gypsum rubrum）を除く）の水分含量を５％未満とし、それらをそれぞれ粉砕し、４０メッシュのナイロン篩で篩過する；
ｆ．一定量の磁石を計量し、平均粒径０．５ｍｍの小さな磁石粒子に調製する；ならびに
ｇ．上記各医薬成分を適量秤量し、均一に混合粉砕した後、密封する。