JP2020018786A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転するようなことを防止することができ、筐体内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を適切に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が筐体10a又は前扉10dに配置された特定部60と当接するように形成され、基板ケース100の表面領域は、基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170を備え、第2規定部150は、点検領域170とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機における遊技を制御する電子回路等が形成された基板を内部に収納する遊技機用の基板ケースを有する遊技機に関する。
従来、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機は、遊技の進行に係る遊技動作を制御するために、CPUやROM等の半導体素子を含んで構成された電子回路が設けられた制御用の基板を備えている。このような基板は一般的には箱状に形成された透明な合成樹脂製の基板ケースの内部に収納され、この基板ケースは遊技機の筐体の背板や側板等に沿って筐体内部に取り付けられている。
遊技機に対して不正行為が行われる場合がある。前記基板に設けられたROMには、遊技機の遊技を制御するためのプログラムが記憶されているが、このROMを偽造された偽造ROMに差し替える不正行為や、当該偽造ROM等の改造が施された基板にすり替える等の不正行為が知られている。
このような不正行為を防ぐために、透明な基板ケースにおいて、ベース部材と、カバー部材とを組み付ける際、ベース部材とカバー部材との両者を係合させるための係合手段が設けられており、一旦、係合手段を係合状態にすると係合手段を除去しなければならず、不正に取り外すと、その事実(痕跡)を目視により容易に発見することができるように形成されている。
また、筐体内に収容される基板ケースを、回転可能な構造とし、透明な基板ケースの裏面側等を目視確認し易くしたものがある(例えば特許文献1)。
特開2015−3191号公報
本発明は、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転するようなことを防止することができ、筐体内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を適切に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10a又は前記前扉10dに配置された特定部60と当接するように形成され、前記基板ケース100の表面領域は、前記基板ケース100内に配置されて前記基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、前記回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170を備え、前記第2規定部150は、前記点検領域170とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。
なお、「特定部60」は、筐体10a(具体的には側板の内側や背板10bの内側)に直接配置されるものに限定されるものではない、具体的には、例えば、リールユニット35に取り付けられた取っ手70の部品のようなものを含むものであり、この取っ手70の部品は筐体10aの背板10b等に直接配置されたものではなく、筐体10aの背板10bや中板等に取り付けられたリールユニット35に取り付けられるものが含まれる。このように、「特定部60」は筐体10a又は前扉10dに直接的に配置されるものに限らず、筐体10a又は前扉10dに取り付けられた部材(例えばリールユニット35等)を介して間接的に筐体10a又は前扉10dに配置されることで、遊技機10内に配置されるようなものを含む。
本発明によれば、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が特定部60と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。例えば、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、筐体内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を防止することができる。
さらに本発明によれば、基板ケース100の表面のうち、特定部60と当接する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、当初は透明で良好な視認性を確保することができていても、表面の損傷により視認性が低下することになる。本発明によれば、点検領域170とは異なる位置に設けられている第2規定部150が特定部60と当接することで、基板ケース100の表面のうち、点検領域170とは異なる位置は損傷により視認性が低下しても、点検領域170は特定部60としての取っ手70と当接しないため、点検領域170の表面が損傷することもなく、良好な視認性を維持することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10a又は前記前扉10dに配置された特定部60と当接するように形成され、前記基板ケース100の表面領域は、前記基板ケース100に対する不正行為を防止するための不正行為防止手段を設けた不正行為防止領域180を備え、前記第2規定部150は、前記不正行為防止領域180とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が特定部60と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。例えば、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、筐体10a内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を防止することができる。
さらに本発明によれば、基板ケース100の表面のうち、特定部60と当接する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、仮に不正行為防止手段としての例えば封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が設けられているような場合、当該封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が損傷することになり、当該不正行為防止手段を点検した点検作業者は、封印シール250〜252や封印ピン等の不正行為防止手段に不正行為が行われたと誤認する可能性がある。
本発明によれば、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置にある第2規定部150が特定部60と当接することで、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置は損傷しても、不正行為防止領域180にある不正行為防止手段は特定部60と当接しないため、不正行為防止手段である例えば封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等が損傷することはなく、不正行為があったと誤認するようなことはない。
これにより、不正行為防止手段の機能を正常に維持することができ、不正行為防止手段の機能により不正行為の有無を正確に判断することができる。これにより、不正行為の有無を判断する点検作業の正確性を担保することができ、結果として、不正行為の防止を図ることができる。
なお、「不正行為防止手段」とは、具体的には、例えば、封印シール250〜252や、封印ピンや、カシメ等が含まれる。
また、「特定部60」は、筐体10a(具体的には側板の内側や背板10bの内側)に直接配置されるものに限定されるものではない、具体的には、例えば、リールユニット35に取り付けられた取っ手70の部品のようなものを含むものであり、この取っ手70の部品は筐体10aの背板10b等に直接配置されたものではなく、筐体10aの背板10bや中板等に取り付けられたリールユニット35等の部品に取り付けられるものが含まれる。このように、「特定部60」は筐体10a又は前扉10dに直接的に配置されるものに限らず、筐体10a又は前扉10dに取り付けられた部材(例えばリールユニット35等)を介して間接的に筐体10a又は前扉10dに配置されることで、遊技機10内に配置されるようなものを含む。
また、本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10aに配置された特定部60と当接するように形成され、前記特定部60は、前記筐体10aに配置された所定の部品に組み付けられるものであり、当該所定の部品を把持するための取っ手70としても機能することを特徴とする。
本発明によれば、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が特定部60と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。例えば、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、筐体内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を防止することができる。
さらに本発明によれば、特定部60は、筐体10aに配置された所定の部品に組み付けられるものであり、当該所定部品を把持するための取っ手70としても機能する。これにより、所定部品を筐体10a内部に取り付けるために配置する際や、筐体10a内部から取り外す際に、当該特定部60を取っ手70として作業者が把持して持ち上げ、取り付け又は取り外し等の作業を実施することができ、当該所定部品を着脱する際に便利である。これにより、取り付け又は取り外し作業を容易にすることができ、取り付け作業や取り外し作業を簡便にして、作業性を向上させ、作業の効率化を図ることができる。
なお、「特定部60」は、筐体10a(具体的には側板の内側や背板10bの内側)に直接配置されるものに限定されるものではない、具体的には、例えば、リールユニット35に取り付けられた取っ手70の部品のようなものを含むものであり、この取っ手70の部品は筐体10aの背板10b等に直接配置されたものではなく、筐体10aの背板10bや中板等に取り付けられたリールユニット35に取り付けられるものである。このように、「特定部60」は筐体10aに直接的に配置されるものに限らず、筐体10aに取り付けられた部材(例えばリールユニット35等)を介して間接的に筐体10aに配置されることで、遊技機10内に配置されるようなものを含む。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記前扉10dの裏面側には、前記前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前記展開状態の前記基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700が設けられ、前記前扉側接触部700は前記基板ケース100の表面に設けられた第1規定部140と接触し、前記第1規定部140は、前記点検領域170とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前扉側接触部700が展開状態の基板ケース100の表面の第1規定部140と接触する。
基板ケース100の表面のうち、前扉側接触部700と接触する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、当初は透明で良好な視認性を確保することができていても、表面の損傷により視認性が低下することになる。本発明によれば、点検領域170とは異なる位置に設けられている第1規定部140が前扉側接触部700と接触することで、基板ケース100の表面のうち、点検領域170とは異なる位置は損傷により視認性が低下しても、点検領域170は第1規定部140と接触しないため、点検領域170の表面が損傷することもなく、良好な視認性を維持することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記前扉10dの裏面側には、前記前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前記展開状態の前記基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700が設けられ、前記前扉側接触部700は前記基板ケース100の表面に設けられた第1規定部140と接触し、前記第1規定部140は、前記不正行為防止領域180とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前扉側接触部700が展開状態の基板ケース100の表面の第1規定部140と接触する。
本発明によれば、基板ケース100の表面のうち、前扉側接触部700と接触する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、仮に不正行為防止手段としての例えば封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が設けられているような場合、当該封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が損傷することになり、当該不正行為防止手段を点検した点検作業者は、封印シール250〜252や封印ピン等の不正行為防止手段に不正行為が行われたと誤認する可能性がある。
本発明によれば、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置にある第1規定部140が前扉側接触部700と当接することで、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置は損傷しても、不正行為防止領域180にある不正行為防止手段は前扉側接触部700と当接しないため、不正行為防止手段である例えば封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等が損傷することはなく、不正行為があったと誤認するようなことはない。
これにより、不正行為防止手段の機能を正常に維持することができ、不正行為防止手段の機能により不正行為の有無を正確に判断することができる。これにより、不正行為の有無を判断する点検作業の正確性を担保することができ、結果として、不正行為の防止を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、前扉が開かれた遊技機を前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、基板ケースを前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、基板ケース及びケースホルダーを分解した状態を前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、基板ケースを正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、(A)は前扉が開放状態から閉鎖状態へ移行する途中であって、基板ケースが回転可能な状態を示す概念図、(B)は前扉が更に閉鎖状態へ移行し、前扉の前扉側接触部と、基板ケースの第1規定部とが接触している状態を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態であって、リールユニット上面に取り付けられる取っ手の前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、展開状態の基板ケースとリールユニットとを前方斜め右下から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、展開状態の基板ケースと、リールユニット上部との縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、目隠しとして利用されている取っ手を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態であって、保護カバーの背面側を示す外観斜視図である。 本発明の第3の実施の形態であって、ケースホルダーを前方斜め右下から見た外観斜視図である。 本発明の第3の実施の形態であって、収容状態の基板ケース及びケースホルダーの外観側面図である。 本発明の第3の実施の形態であって、図13の一部拡大図である。 本発明の第3の実施の形態であって、展開状態の基板ケース、ケースホルダー及びリールユニットの外観側面図である。 本発明の第5の実施の形態であって、収容状態の基板ケース及びケースホルダーを前方斜め左から見た図である。 本発明の第5の実施の形態であって、中間状態の基板ケースの前方斜め左から見た図である。 本発明の第5の実施の形態であって、展開状態の基板ケースの前方斜め左から見た図である。 本発明の第6の実施の形態であって、(A)は付勢手段を収納するホルダーの背面図、(B)は付勢手段及びスライド片を示す外観図である。 本発明の第6の実施の形態であって、(A)は収容状態の基板ケースの前方斜め右下から見た外観斜視図、(B)は図20(A)の一部拡大図である。 本発明の第6の実施の形態であって、中間状態の基板ケースの前方斜め右下から見た外観斜視図、(B)は、図21の一部拡大図である。 本発明の第6の実施の形態であって、中間状態の基板ケースの後方斜め右下から見た外観斜視図である。 本発明の第6の実施の形態であって、図22のHH線に沿った一部縦断面図である。 本発明の第6の実施の形態であって、(A)は展開状態の基板ケースの後方斜め左上から見た図、(B)は、(A)の一部拡大図である。 本発明の第7の実施の形態であって、前扉が開かれた遊技機を前方斜め右上から見た図である。 本発明の第7の実施の形態であって、(A)は前扉が開放状態から閉鎖状態へ移行する途中であって、収容状態からの回転角度が鈍角になっている展開状態の基板ケースを示す概念図、(B)は前扉が更に閉鎖状態へ移行し、前扉の前扉側接触部と、基板ケースの第1規定部とが接触している状態を示す概念図、(C)は前扉が更に閉鎖状態へ移行し、前扉の前扉側接触部と、基板ケースの第1規定部とが接触している状態を示す概念図である。
(第1の実施の形態)
本明細書では、各説明箇所において、遊技機10の正面に向かって位置している遊技者、すなわち、当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とし、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。
また、説明の便宜を考慮し、図面の各図には、一部の図を除いて、x軸、y軸及びz軸を示している。x軸、y軸及びz軸の向きは、異なる図であっても、互いに一致している。以下においては、x軸方向正側(x軸の矢印方向)を「右」側、x軸方向負側(x軸の矢印と逆方向)を「左」側、y軸方向正側(y軸の矢印方向)を「後」側、y軸方向負側(y軸の矢印と逆方向))を「前」側、z軸方向正側(z軸の矢印方向)を「上」側、z軸方向負側(z軸の矢印と逆方向)を「下」側として定義しているが、これは、各部の相対的な位置関係を表すためのものに過ぎず、各部の絶対的な位置関係を限定するものではない。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体10aと、この筐体10aの正面開口を開閉自在に覆うとともに閉鎖状態で正面開口を閉塞する前扉10dとを備えている。
前扉10dの上部には、薄板樹脂からなる中パネル27aを備えている。この中パネル27aの略中央には、3個のリール26(正面から向かって左側の左リール13、中央の中リール14、右側の右リール15)の円周上の図柄を見ることができる透過可能な図柄表示窓部10eが形成されている。この図柄表示窓部10eは、3個全てのリール26の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部10eは、リール26の正面側に設けられて、リール26の回転が停止した際、有効ライン26a上に停止している複数の図柄を視認するためのものである。リール26は、図柄表示窓部10eを介して複数の図柄を変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部10eの後方向(奥方向)には、3個のステッピングモータ(図示せず)と、この各ステッピングモータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール26と、前記ステッピングモータ及び前記リール26を保持するユニットホルダー(図示せず)とを有するリールユニット35が配置されている。また、リールユニット35には、リール26の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためのリール位置センサー(図示せず)が設けられている。このステッピングモータは、メイン制御手段(図示せず)から出力されるステッピングモータを駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
前記図柄表示窓部10eの下方には、クレジットメダルの貯留枚数であるクレジットメダル枚数を表示するクレジット表示器29aと、このクレジット表示器29aの左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器29bとが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器29aは2桁の貯留枚数、払出枚数表示器29bは2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前記前扉10dの下部には下パネル27bが設けられている。そして、前扉10dには下パネル27bの上部に位置して前扉10dの前方向へ向けて突出する操作部28を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口11からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
前記操作部28の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口11が設けられている。
筐体10a内部であって、前記メダル投入口11の近傍には、メダル投入口11に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみを後述するホッパーユニット36に導くメダルセレクタ11aが設けられている。このメダルセレクタ11aには、メダル投入口11に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサー(図示せず)が設けられている。
なお、筐体10a内部にはメダル通路が設けられており、メダルセレクタ11aにおいて非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット36から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口12から払い出される。
具体的には、メダルセレクタ11aには、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口11から投入されたメダルをホッパーユニット36内に貯留させる通路と、メダル払出口12から後述するメダル受け皿37へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口11から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿37へ払い出すかの切り換えをすることができる。
メダル投入口11の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ25が設けられている。
前記操作部28の中央には、操作により対応するリール26の回転を停止させるため、3個のリール26のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール13を停止させるための左ストップスイッチ21と、中リール14を停止させるための中ストップスイッチ22と、右リール15を停止させるための右ストップスイッチ23とを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール26それぞれに対応して設けられ、複数のリール26の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ40の操作を条件にリール26の回転を開始させるためのスタートスイッチ20が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ20は、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ20の上方には、遊技を開始するためのメダルの賭け数を設定するために予め貯留したメダルをベット可能なベットスイッチ40が設けられている。
このスタートスイッチ20の上方には、ベットスイッチ40として、貯留されたメダル枚数(クレジットされたメダル枚数)から最大投入枚数(具体的には例えば3枚)に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて最大投入枚数のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ18と、クレジットメダル枚数から投入枚数1枚に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて1枚のメダル投入に代える1ベットスイッチ19とが設けられている。
このベットスイッチ40の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ20が操作されることにより、当該賭け数が確定し、役抽選により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール26の回転開始時から所定の時間(いわゆる4.1秒のウェイト時間)が経過しているか否かが判定され、当該所定の時間が経過するまではリール26が回転を開始せず、当該所定の時間が経過すると、3個全てのリール26が回転を開始することができるように形成されている。
マックスベットスイッチ18の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能なチャンスボタン24が設けられている。
また、本実施の形態では、演出装置としての表示装置16、スピーカー17、演出用ランプ38を有している。
特に図示していないが、本実施の形態に係る遊技機10では、前扉10dの背面側に設定変更スイッチが設けられてあり、この設定変更スイッチは、後述するメイン制御基板ユニット30の設定キースイッチとともに設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチは、リセットスイッチとしても兼用される。
また、特に図示していないが、本実施の形態に係る遊技機10では、設定表示器が設けられてあり、この設定表示器は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の後述する設定値を設定する際に、当該設定値を表示する。設定表示器には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、前扉10dの背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉10dの下部に相当する筐体10aの内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット36と、各部品に電力を供給するための電源ユニット33とが配置されている。
この電源ユニット33には、特に図示していないが、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチが設けられている。
前記前扉10dの下部には、所定の場合にホッパーユニット36からメダルが払い出されるメダル払出口12が形成されている。このメダル払出口12の下方には、メダル払出口12から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿37が形成されている。なお、クレジットされているメダル枚数が最大クレジットメダル枚数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口12から払い出されずにクレジットメダル枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、ベットスイッチ40の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、3枚)のメダルを投入することで遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ20の押下操作により、リール26の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール26に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール26の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン26a上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン26aは、具体的には3個のリール26にそれぞれ表示されている図柄のうち図柄表示窓部10eから視認可能な図柄を各リール26につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール26の全てを貫くラインのうち、入賞等するために有効となる図柄の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン26aになる。
前扉10dのうち、クレジット表示器29aと払出枚数表示器29bとの間には、現在の演出状態がいわゆる「有利区間」であることを報知する区間報知ランプ29cが設けられている。
この区間報知ランプ29cは、「有利区間」に移行したことを契機に点灯される。
この区間報知ランプ29cは、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機に消灯される。
なお、区間報知ランプ29cは、上述したものに限定されるものではなく、例えば、払出枚数表示器29bや、クレジット表示器29aの2桁の7セグメントが表示される領域内の一つのドットや点灯ランプ等により実施してもよい。
前記前扉10dには、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置が形成されている。この演出装置は、後述するサブ制御手段に基づいて演出を行うものであって、スピーカー17と、演出用ランプ38と、表示装置16とを備えている。
前記スピーカー17は、前扉10dの上部左右と、前扉10dの下部左右とに配置されている。
前記演出用ランプ38は、前扉10dの上部と、前扉10dの下部の左右とに配置されている。
前記表示装置16は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
本実施の形態では、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御手段としての制御装置が形成されている。この制御装置は、遊技を進行させて遊技状態(遊技の進行)を制御するメイン制御手段と、このメイン制御手段から送信される情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段とを備えている。
また、筐体10a及び前扉10dを有する遊技機10の内部にメイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34、リールユニット35及びホッパーユニット36等が収納されている。
メイン制御基板ユニット30は役抽選や入賞判定等の遊技における基本的な制御を行うメイン制御手段としての回路基板230(図5参照)、サブ制御基板ユニット31は発光ランプや音声による演出等の遊技における演出に関する制御を行うサブ制御手段としてのサブ制御基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
また、液晶ユニット32は表示装置16に表示される映像による演出に関する制御を行う回路基板(図示せず)、電源ユニット33は遊技機10における各機器に電力を供給する回路基板(図示せず)、コネクタユニット34は特定の機器に接続されたケーブルを仲介する回路基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
また、リールユニット35はリール26(左リール13、中リール14、右リール15)の回転をそれぞれ独立して制御する回路基板(図示せず)、ホッパーユニット36はメダル投入口11に投入されたメダルを貯留するとともにメイン制御基板ユニット30からの信号に基づいてメダル払出口12へメダルを送出する制御を行う回路基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
これらのユニットに備えられた各種回路基板は、不正行為、いわゆるゴト行為を行う不正行為者によって、いずれも不正アクセスの対象となり得る。
例えば、メイン制御基板ユニット30に備えられたメイン制御基板としての回路基板230には、遊技機10における基本的な制御、具体的には例えば役抽選等を行うための当選確率データや、役抽選を実行するためのプログラム等が記録された記憶装置(ROM)が搭載されている。
なお、本実施の形態では、ROM及びRAMは、メインCPU234(図5参照)に内蔵されている。このため、メインCPU234を、この記憶装置を偽造したものに交換することによって、遊技中に特定の操作を行うとボーナス遊技に当選して必ず大当たりになるようにする等、遊技機10に不正な改造を試みる不正行為者が現れる場合がある。したがって、遊技機10においては、この種の回路基板を、ケースの内部に収容して封止(封印とも言う)することが行われている。本実施の形態においても、メイン制御基板ユニット30は、図3に示すような基板ケース100を有し、この基板ケース100の内部に、回路基板230(図4参照)を収容することによって、当該回路基板230を封止する構造を採用している。この基板ケース100は、基板ケース100の外部より視認可能となるように透明に形成されている。
本実施の形態では、図3〜図5を用いて、基板ケース100について説明する。特に、メイン制御基板ユニット30(図2参照)用の基板ケース100(メイン制御基板としての回路基板230を封止する基板ケース100)を例に挙げて説明する。なお、以下に説明する構成は、メイン制御基板ユニット30以外のユニット(例えば、サブ制御基板ユニット31や液晶ユニット32等)の基板ケースにおいても適用することができる。
基板ケース100は、ベース部材120と、カバー部材110とを互いに組み付けることで形成されている。カバー部材110は、保護カバー300を有さない場合には、カバー部材本体130により構成され、保護カバー300を有する場合には、カバー部材本体130と、保護カバー300とにより構成されている。
すなわち、基板ケース100は、保護カバー300を有さない場合には、ベース部材120と、カバー部材本体130からなるカバー部材110とを互いに組み付けることで形成され、保護カバー300を有する場合には、保護カバー300をカバー部材本体130に組み付けたカバー部材110と、ベース部材120とを組み付けることで形成されている。
ここで、保護カバー300は、回路基板230に上に配置されたコネクタ261〜263に対し、外部から不正アクセスされ難くするためにカバー部材本体130の前側を覆うものである。カバー部材本体130には、コネクタ挿通孔131〜133を備え、コネクタ261〜263に接続されるケーブル(図示せず)を、コネクタ挿通孔131〜133を介して基板ケース100の外部と接続させている。
図4に示すように、カバー部材110のカバー部材本体130は、回路基板230の前側(y軸方向負側)を覆い、ベース部材120は、回路基板230の後側(y軸方向正側)を覆うものである。
基板ケース100は、当該基板ケース100の後側に設けられたケースホルダー200(筐体側部材)を介して、筐体10aの背板10b(図2参照)の前面側に取り付けられている。
図3及び図4に示すようにカバー部材本体130の前面側には、保護カバー300が装着可能に形成されている。
具体的には、保護カバー300を取り付ける場合には、図4に示すように、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態で、ねじ(図示せず)を、保護カバー300の左側に貫通する左固定部材挿通部322に通して、カバー部材本体130にねじ止めする。
そして、ねじ(図示せず)に不正アクセスされることを防止するために、左固定部材323を左固定部材挿通部322に嵌め合わせている。
また、同様に、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態で、ねじ(図示せず)を保護カバー300の右側に貫通する右固定部材挿通部320に通して、ベース部材120の右側の右固定部113にねじ止めする。
そして、ねじ(図示せず)に不正アクセスされることを防止するために、右固定部材321を右固定部材挿通部320に嵌め合わせている。
これにより、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態、すなわち、ベース部材120と、保護カバー300との間に回路基板230及びカバー部材本体130を挟み混んだ状態で、ベース部材120、回路基板230、カバー部材本体130及び保護カバー300が一体となった基板ケース100を形成することができる。なお、保護カバー300を有しないような場合には、後面側に回路基板230をビスにより取り付けたカバー部材本体130を、図示しないビスにより、ベース部材120に固定することで形成される。
また、保護カバー300を有する場合は、本実施の形態のように、保護カバー300を、基板ケース100を構成するベース部材120及びカバー部材本体130の両方に取り付けるようにする他、ベース部材120及びカバー部材本体130のいずれか一方にのみ取り付けるようにしても良い。
なお、左固定部材323の前面側には、横長の封印シール251が左固定部材挿通部322の前面側を覆うように貼付されている。また、同様に、右固定部材321の前面側には、同様の横長の封印シール252が右固定部材挿通部320の前面側を覆うように貼付されている。
ここで、図4に示したケースホルダー200、ベース部材120、回路基板230、カバー部材本体130及び保護カバー300の各部材のうち、回路基板230を除く部材(特に、基板ケース100を構成するカバー部材本体130及びベース部材120)は、主に、透明なABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)等の成分からなる熱可塑性樹脂)によって形成される。これは、基板ケース100の内部に収容された回路基板230に対する不正な改造等を、基板ケース100の外部からの目視でも発見できるようにすることを考慮してのものである。本実施の形態においては、保護カバー300、カバー部材本体130、ベース部材120、ケースホルダー200は、主に透明な樹脂からなる射出成形品としている。なお、保護カバー300は、基板ケース100内の電子部品の種類や正確な位置を外部から隠すために半透明の樹脂からなるようなものでもよい。
図4に示した、カバー部材本体130、ベース部材120、ケースホルダー200、保護カバー300及び回路基板230は、当該遊技機10の製造工場において、下記で説明する組付手順1〜4で組み付ける。
組付手順1では、カバー部材本体130の後面側に、回路基板230を組み付けるものである。
組付手順1においては、回路基板230における各種電子部品が配置された側が前側を向く状態で、回路基板230をカバー部材本体130に組み付ける。
これにより、遊技ホールの管理者等が遊技機10の前扉10dを開けたときに、回路基板230に実装された各種電子部品に異常がないかや、ROMが偽造されたものに不正に交換されていないか等を目視により容易に確認することができる。
また、回路基板230の各種電子部品が実装された前面側をカバー部材本体130で覆った状態とすることができることで、その後の手順で、回路基板230の電子部品が他の部材等に衝突して破損する等の不具合を防止することができる。
本実施の形態では、回路基板230の四隅部に設けられたビス孔に対して、回路基板230の後側から図示省略のビスを挿入し、当該ビスの先端部(前端部)をカバー部材本体130の後面側に螺合することで、回路基板230をカバー部材本体130に固定している。もちろん、カバー部材本体130に対する回路基板230の固定方法は、上述した固定方法に限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。これにより、組付手順1が完了する。
組付手順2では、ベース部材120の前面側に、上述したように回路基板230を取り付けたカバー部材本体130を組み付け、回路基板230を、基板ケース100の内部に収容した状態とするものである。
具体的には、組付手順2では、先ず、ベース部材120の前面側にカバー部材本体130を配置し、ベース部材120にカバー部材本体130を嵌め込む。これにより、回路基板230をベース部材120及びカバー部材本体130の間に収容した状態となる。
なお、本実施の形態では、カバー部材本体130側に回路基板230を取り付け、一体となったそれらを、ベース部材120側に取り付けているが、これに限定されるものではなく、ベース部材120側に回路基板230をビス等により取り付け、それらが一体となったものの前面側にカバー部材本体130を取り付けるようにしてもよい。
本実施の形態に係る遊技機10は、基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111を備えている。
この回転支持手段111は、後述する右側軸112と、左側軸114と、右軸受212と、左軸受210と、右側軸支持部116(環状部117)と、左側軸支持部118(ガイド片119)とを少なくとも備えている。
上述した回転支持手段111について、さらに具体的に説明する。
本実施の形態に係るベース部材120は、このベース部材120の右側端面の下部から右側に向かって突出する略円柱状の右側軸112が形成され、ベース部材120の左側端面の下部から左側に向かって突出する略円柱状の左側軸114が形成されている。右側軸112と左側軸114との中心軸は、同一となるように配置されている。
ケースホルダー200の前面側の下部右側には、ベース部材120の右側軸112の下側の一部を支持可能な右軸受212が前面側に向かって突出し、また、ケースホルダー200の前面側の下部左側には、ベース部材120の左側軸114の下側の一部を支持可能な下側軸受けとしての左軸受210が前面側に向かって突出している。
右側軸112を回動可能に支持可能な環状部117を有する右側軸支持部116がねじ(所定の固定部材)を介して、ケースホルダー200に固定されている。
また、同様に左側軸114の上側をガイド可能な上側軸受けとしてのガイド片119を有する左側軸支持部118がねじ(図示せず)を介して、ケースホルダー200に固定されている。そして、前記ねじ(図示せず)に不正アクセスされることを防止するために、固定部材121を左側軸支持部118に嵌め合わせている。
基板ケース100の正面右側には、スナップラッチ122が設けられている。このスナップラッチ122を手前に引くと、基板ケース100が回転可能となり、スナップラッチ122を押し込むことで、基板ケース100が収容状態に維持されるように形成されている。
この基板ケース100は、上述した回転支持手段111により、図3に示すように、ベース部材120の背面がケースホルダー200の前面に沿う収容状態と、図8、図9に示すように、ベース部材120の背面がケースホルダー200の前面から離反して基板ケース100を背面側から視認可能となる展開状態との間で、ケースホルダー200に対して基板ケース100を回動させることができるようになっている。このため、基板ケース100への不正アクセスの痕跡の有無を点検する作業者は、収容状態にある基板ケース100を、筐体10aの正面側から確認できるとともに、基板ケース100を展開状態とすることによって、基板ケース100をケースホルダー200から取り外すことなく、基板ケース100の背面側も目視で確認することができるようになっている。回路基板230内の電子部品を不正部品に交換するような場合や、不正部品を、例えば、メインCPU234と回路基板230との間などに追加するような場合には、回路基板230の表面又は裏面の少なくともいずれかの面に交換等の痕跡が残る。基板ケース100を取り外すことなく表面及び裏面の両方から容易に確認することができることで、不正行為の痕跡を早期に発見することができ、不正行為の早期発見を容易なものにすることができるように形成されているものである。不正行為の早期発見が容易になることで、基板ケース100への不正アクセスを抑制することができる。
また、基板ケース100は、回転するが、基板ケース100を固定するためのケースホルダー200は、筐体10aの背板10bに固定され、動かない。回転する部材が多くなると、筐体10a内部において、回転のための空間を広く確保する必要がある。本実施の形態では、基板ケース100のみが回転し、ケースホルダー200は、回転せずに固定させていることで、筐体10aの上述した回転のための空間を狭くすることができる。
基板ケース100の展開状態の最大回転角度(収容状態から展開状態までに要する回転角度)は、筐体10aの正面視で基板ケース100の裏面側を視認可能な角度、本実施の形態では110度に設定されているが、特に当該角度に限定されるものではない。
なお、この展開状態の最大回転角度は、小さいと、基板ケース100を展開状態まで回転させても、基板ケース100の裏面側を遊技機10の正面側の点検作業者から目視で確認し難くなる。このため、基板ケース100の展開状態の最大回転角度は、60度以上とすることが好ましい。基板ケース100の展開状態の最大回転角度は、70度以上とするとより好ましく、80度以上とするとさらに好ましい。一方、基板ケース100の展開状態の最大回転角度を大きくしすぎると、基板ケース100の回転範囲が大きくなり、基板ケース100の周囲に他の部材やハーネス等を配置することが難しくなる。したがって、基板ケース100の展開状態の最大回転角度は、120度以下とすることが好ましい。また、基板ケース100の最大回転角度は、110度以下とするとより好ましい。
本実施の形態に係る基板ケース100は、収容状態における下部の水平方向の右側軸112及び左側軸114を中心として展開状態の方向へ回転する構造(下縁中心回転構造)となっているが、基板ケース100の回転態様は、特にこれに限定されるものでない。具体的には、例えば、基板ケース100の上部(上縁)近傍の水平方向の水平軸を中心として回転するような構造(上縁中心回転構造)としてもよく、また、基板ケース100の右縁又は左縁の縦方向の鉛直軸を中心として回転するような構造のものにしてもよい。ただし、基板ケース100の回転スペースや、点検作業者の点検作業における目視確認のしやすさや、展開状態での基板ケース100の維持等を点検作業者が行うことを考慮すると、本実施の形態のように、基板ケース100の下部の右側軸112及び左側軸114を中心として回転させる構造を採用することが点検作業の作業性が良好となり、好ましいものである。
本実施の形態では、カバー部材本体130とベース部材120とを係合させることを「Aカシメ」と定義し、基板ケース100における「Aカシメ」が施される部分を「Aカシメ部」と定義している。
「Aカシメ部」は、遊技機が製造工場から出荷されてから、遊技機の検査機関が基板ケース100を開放して回路基板を検査するまでの間、基板ケース100の内部の回路基板に不正改造等が施されないように、基板ケース100を封止して、基板ケース100が不正に開放された際にはその痕跡が残るようにするための部分である。
この「Aカシメ部」に相当する部分を図5では符号「A」を用いて示している。
なお、「Aカシメ部」は、それを設ける場所や、設置数は特に限定されないものである。本実施の形態では、図5に示すように、基板ケース100における左上隅角部と右上隅角部との2箇所に、「Aカシメ部」を1つずつ設けている。
なお、本実施の形態では、特に図示していないが、その他にも、複数の部材を係合させて、不正に開放された際にはその痕跡が残るようにするための部分である複数種類のカシメ部が形成されている。
組付手順3では、筐体10aの背板10b(図2)の前面側にビス等により固定されたケースホルダー200(筐体側部材)の前面側に、一体となったベース部材120及びカバー部材本体130を組み付ける。
組付手順4では、カバー部材本体130の前面側に、保護カバー300を組み付ける。
上記組付手順1〜4が完了すると、基板ケース100は、筐体10aに取り付けられた状態となる。なお、保護カバー300は当初よりカバー部材本体130の前面側に取り付けておいてもよい。
本実施の形態において、基板ケース100の表面領域は、基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170を備えている。
なお、図5では、カバー部材本体130及び保護カバー300等のカバー部材110は、透明部材であるため、便宜上、線図等を省略している部分があるが、回路基板230上に配置された上記点検が必要な部品(メインCPU234等)と、基板識別情報232との少なくとも一方の前面側の基板ケース100の表面領域が点検領域170となる。
したがって、点検領域170は、上記点検が必要な部品のみや、基板識別情報232のみや、上記点検が必要な部品及び基板識別情報232の両方に関するものとすることもできる。
なお、点検領域170は、基板ケース100の前面側に限定されず、例えば、側面側であってもよい。特に、上述したメインCPU234と回路基板230との間に不正部品を追加する場合などは、基板ケース100を側面側から点検した方が不正行為の痕跡が分かりやすい場合もある。
ここで、「基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品」には、図5に示すように、メインCPU234、役比モニター231、モニターLED240等が含まれる。
ここで、メインCPU234は、メイン制御基板としての回路基板230における中央演算処理装置である。
また、役比モニター231は、いわゆる役物比率について、当該遊技機自身で集計し、7セグメントでモニター表示するためのものである。
また、モニターLED240は、回路基板230上に配置され、遊技機10の各種のセンサーに接続されることで、遊技機10の各種のセンサーが有効に機能しているか否かを点灯状態により表示するためのものである。このモニターLED240は、対応するセンサーがメダルや操作を検出した状態では点灯し、検出していない状態では、消灯することで、遊技機の各種のセンサーが有効に機能しているか否かを点灯状態により表示するものである。
また、ここで、「回路基板230に付された基板識別情報232」は、図5に示すように、回路基板230上に印刷され、回路基板230の種類や型番を各々識別可能な基板IDである基板識別情報が印刷されているものである。
なお、ここで、上記点検領域170に含まれる部品として、各種カシメ部を含めるようにしてもよい。
本実施の形態に係る基板ケース100の表面領域は、基板ケース100に対する不正行為を防止するための不正行為防止手段を設けた不正行為防止領域180を備えている。
不正行為防止領域180となる不正行為防止手段は、図5の基板ケース100の左側の長方形状であって、ベース部材120とカバー部材110とを封印するための封印シール250や、左固定部材323及び左固定部材挿通部322の前面側を覆うテープ状の封印シール251や、右固定部材321及び右固定部材挿通部320の前面側を覆うテープ状の封印シール252や、各種カシメ部(例えばAカシメ部)等が含まれる。
なお、不正行為防止領域180は、基板ケース100の前面側に限定されず、例えば、側面側であってもよい。特に、封印シール250などは、基板ケース100の側面側に貼られる場合もある。
基板ケース100の表面には、基板ケース100を展開状態にした際、前面側に臨む前面側の端面側の部分であって、前扉10dの裏面側と接触可能な第1規定部140が設けられている。なお、第1規定部140は、収容状態の基板ケース100では、基板ケース100、より具体的には、カバー部材110の上面側の部分となる。
図6(A)に示すように、前扉10dが開放状態から閉鎖状態へ移行する途中であって、前扉10dが離れていて、基板ケース100が回転可能な状態では、第1規定部140が前扉10dの裏面側に当接することはないが、図6(B)に示すように、前扉10dが更に閉鎖状態へ移行し、前扉10dの裏面側の前扉側接触部700としての液晶ユニット32と、基板ケース100の第1規定部140とが近づくような状態が発生する場合には、当該第1規定部140が前扉側接触部700としての液晶ユニット32と接触する場合が発生する可能性がある。
そのため、第1規定部140は、点検領域170、不正行為防止領域180とは異なる位置に設けられている。
すなわち、前扉側接触部700と接触する基板ケース100の表面は、傷が付きやすくなり、当該接触する部分には、点検領域170や不正行為防止領域180が、配置されないようにしている。
かかる前扉10dの開放状態から閉鎖状態への移行に伴う前扉側接触部700と第1規定部140との接触と、基板ケース100の回転について説明する。
図6(A)に示すように、前扉10dを開放状態から閉鎖状態への移行により前扉側接触部700と基板ケース100の表面に設けられた第1規定部140とが接触し、当該基板ケース100を押し込むことで、当該基板ケース100が収容状態側に回転される。
前扉側接触部700が第1規定部140と接触しても、基板ケース100は収容状態側とは反対側、すなわち、展開状態から更に展開する方向に回転することはないようにすることで、回転支持手段111が壊れることを防止している。
具体的には、図6(A)に示すように、基板ケース100が展開状態にある場合に、前扉10dを閉めると前扉側接触部700と基板ケース100(カバー部材110)の第1規定部140とが接触することとなる。
そして、この際には、前扉側接触部700は、基板ケース100の点検領域170や不正行為防止領域180には接触されないようにされている。
その後、図6(B)に示すように、前扉10dを更に閉めると前扉側接触部700が基板ケース100を押し込み、基板ケース100が収容状態側に回転されることとなる。
なお、図6における基板ケース100の点検領域170や不正行為防止領域180の位置は、前扉側接触部700が当該点検領域170や不正行為防止領域180に接触しないことを示すものであり、基板ケース100における点検領域170や不正行為防止領域180の厳密な位置を示すものではない。
ここで、前扉側接触部700としての液晶ユニット32の裏面側のカバー部材の素材は、上述した基板ケース100の素材とは異なる素材により形成され、前扉側接触部700としての液晶ユニット32の裏面側のカバー部材の方が、上述した基板ケース100よりも割れやすい素材により形成される。
また、図5〜図10に示すように、基板ケース100の表面には、基板ケース100を展開状態にした際、筐体10a又は前扉10dに配置された特定部60と当接可能な第2規定部150が設けられている。
本実施の形態では、この第2規定部150は、基板ケース100の表面において、上述した点検領域170とは異なる位置(いわゆる非点検領域)に設けられている。
本実施の形態では、第2規定部150は、図5の基板ケース100の中央付近の一点鎖線で示した長方形状の領域に設けられている。具体的には、この第2規定部150は、保護カバー300を有している場合には、保護カバー300の表面領域に形成され、保護カバー300を有していない場合には、カバー部材本体130の表面領域に形成される。
本実施の形態では、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が筐体10aに配置された特定部60と当接する。この特定部60は、筐体10aに配置された所定の部品に組み付けられるものであり、本実施の形態では、当該所定の部品としてのリールユニット35を把持するための取っ手70としても機能するものである。
なお、特定部60は、前扉10dに取り付けられたものでもよい。つまり、特定部60は、前扉10dを閉めたときの遊技機10の内部の空間のどこかに配置されているものであればよいものである。
この取っ手70は、図7に示すものであり、前面側に3箇所の挿通孔76,77,78を備えている。挿通孔76,77,78は、リールユニット35に取っ手70を組み付けるためのネジを挿通させるものである。本実施の形態では、挿通孔76,78に前面側からネジを挿通させ、挿通孔76,78をそれぞれ挿通したネジがリールユニット35の上部に螺合することで、図8に示すように、取っ手70がリールユニット35の上部の前面側に組み付けられる。
また、取っ手70の挿通孔76,77,78の内径は、取っ手70をリールユニット35に組み付けるためのねじの軸部の外径よりも大きく形成され、挿通孔76,77,78内径は、ねじの軸部の外径に対して隙間があるように形成されている。
この取っ手70の上面は、図9に示すように、上部傾斜面72を形成することで基板ケース100との接触箇所を特定箇所に集中させている。具体的には、上部傾斜面72の傾斜角度が保護カバー300の下面の傾斜角度と異なるため基板ケース100との接触が特定箇所に集中する。しかし、この特定箇所に対しては、上部傾斜面72の背面側端縁から下方に向かって延設された補強リブ74が設けてあるので、全体としての剛性を高め、破損の危険性が低減される。
なお、この上部傾斜面72の傾斜角度は、保護カバー300の下面の傾斜角度と略同一の傾斜角度とすることで、上部傾斜面72と保護カバー300の下面との接触面積を、当該上部傾斜面72を水平面にした場合と比較して増加させることができ、接触箇所が特定箇所に偏ることなく、応力の集中を避けることができ、さらに破損の危険性が低減される。
また、取っ手70の上部傾斜面72の背面側端縁から下方に向かって延設された補強リブ74が形成されている。この補強リブ74があることで、この取っ手70を手で把持してリールユニット35全体を持ち上げる際、手の指を引っかけることができて、しっかりと把持することができる。
この取っ手70がリールユニット35の上部に配置されることで、中パネル27aの下の図柄表示窓部10eの上部から、基板ケース100内部、特に役比モニター231の数値が覗かれるようなことを防止することができる目隠し用の部品としても機能する。
具体的に説明すると、取っ手70は、「役比モニター231」と、「リール26と図柄表示窓部10eとの隙間」とを結ぶ光軸上に配置されている。
また、取っ手70の色に関して、不透明な材質で形成すると、目隠しとして最適であり、また、透明な部材であっても、無色ではなく有色であれば、目隠しの機能を発揮するとともに、不透明な材質で形成されたものに比べ、リール26と図柄表示窓部10eとの隙間から覗かれたときに取っ手70が目立ちにくい。
本実施の形態によれば、基板ケース100を展開状態にすると、基板ケース100の第2規定部150が特定部60としての取っ手70と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。例えば、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
具体的には、第2規定部150が特定部60としての取っ手70と当接する位置を基板ケース100が所定の回転角度(110度)まで回転した位置で当接するように設定することで、基板ケース100が収容状態からの回転角度が110度以上の鈍角となるまで回転するようなことを抑制することができる。
なお、基板ケース100が予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転する原因としては、点検作業者が点検をする際に展開状態にある基板ケース100の裏面側を、点検作業者が誤って押してしまい、基板ケース100に対して展開方向の力がかかるような場合がある。
例えば、基板ケース100が収容状態から110度まで回転した状態で前扉10dの裏面側の部位と接触した際、基板ケース100が収容状態からさらに収容状態からの回転角度を増加させるように回転して、基板ケース100や回転支持手段111を破損させてしまうようなことを防止することができる。すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度110度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、基板ケース100自体の破損や周囲部材の破損等を防止することができる。
周囲部材の具体例としては、例えば取っ手70よりも脆弱なコネクタ39(図9参照)がある。本実施の形態では、基板ケース100を展開状態にする際、コネクタ39などの脆弱な周囲部材よりも先に(最初に)丈夫な取っ手70が基板ケース100と当接するので、脆弱な周囲部材が展開状態となる基板ケース100と接触し破損するようなことを防いでいる。
また、周囲部材の例として、前扉10dに脆弱な周囲部材が配置されることもあるが、このような場合であっても、同様の効果(基板ケース100と接触し破損するようなことを防ぐ効果)を奏することができる。
また、取っ手70が基板ケース100と当接するので、取っ手70が無い場合に無理に基板ケース100を回転させることによるヒンジとしての回転支持手段111の破損や、周囲部材としてのコネクタ39に接続されるケーブルの脱落等を防ぐことができる。
本実施の形態によれば、基板ケース100の表面のうち、特定部60としての取っ手70と当接する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、当初は透明で良好な視認性を確保することができていても、表面の損傷により視認性が低下することになる。本実施の形態によれば、点検領域170とは異なる位置に設けられている第2規定部150が特定部60と当接することで、基板ケース100の表面のうち、点検領域170とは異なる位置である非点検領域は損傷により視認性が低下しても、点検領域170は特定部60としての取っ手70と当接しないため、点検領域170の表面が損傷することもなく、良好な視認性を維持することができる。
ここで、点検領域170は、基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方に形成されている。これにより、外部からの視認により点検が必要な部品と基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170に対する視認性を確保することができ、外部からの点検において視認性が低下することによる点検不具合の発生を抑制し、点検作業が非効率となり繁雑となるようなことを抑制することができる。
本実施の形態によれば、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が特定部60としての取っ手70の上部傾斜面72と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度(110度)を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。すなわち、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度(例えば110度)を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
基板ケース100が収容状態から110度の鈍角まで回転した状態で前扉10dの裏面側の部位と接触した際、基板ケース100が収容状態からさらに収容状態からの回転角度を増加させるように回転して、基板ケース100や回転支持手段111を破損させてしまうようなことを防止することが可能となる。すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、筐体10aに配置された脆弱な周囲部材の破損等を防止することができる。
また、本実施の形態では、第2規定部150と、取っ手70の上部傾斜面72とが当接する箇所は、基板ケース100が回転する回転軸である右側軸112及び左側軸114から離れた距離に形成されている。一般的に、基板ケース100を回転させるための力の大きさ又は回転を停止させるための力の大きさは、力が作用する位置によって異なり、回転中心からの作用線の距離に反比例する(いわゆる「てこの原理」。)。これにより、本実施の形態では、回転軸付近に基板ケース100の回転を制限するための箇所を設けてあるようなものと比較して、力がかかったときに回転を制限する箇所に大きな力がかからなくなり、例えば、勢いよく回転しても、ヒンジとしての回転支持手段111が壊れづらくなる効果が得られる。
また、点検作業者が点検をする際に展開状態にある基板ケース100の裏面側を、点検作業者が誤って押してしまい、基板ケース100に対して展開方向の力がかかるような場合のように、基板ケース100の回転が取っ手70と接触して停止した後に基板ケース100に対して展開方向の力がかかったときにも、回転軸付近に回転を制限するための部材を設けているようなものと比較して、回転を停止させるための部材等が破損するようなことを抑制することができる。
結果として、回転を停止させるための部材等が破損するようなことを、回転軸付近に回転を制限するための部材を設けているようなものと比較して、抑制することができる。
本実施の形態によれば、特定部60は、筐体10aに配置された所定の部品に組み付けられるものであり、当該所定部品を把持するための取っ手70としても機能する。これにより、所定部品を筐体10a内部に取り付けるために配置する際や、筐体10a内部から取り外す際に、当該特定部60を取っ手70として作業者が把持して持ち上げ、取り付け又は取り外し等の作業を実施することができ、当該所定部品を着脱する際に便利である。これにより、取り付け又は取り外し作業を容易にすることができ、取り付け作業や取り外し作業を簡便にして、作業性を向上させ、作業の効率化を図ることができる。
なお、「特定部60」は、リールユニット35に取り付けられた取っ手70の部品に限定されるものではない、具体的には、例えば、特定部60は筐体10aの背板10b等に直接配置されるようなものも含まれ、また、筐体10aの背板10bや中板等に取り付けられた他の部品に取り付けられるようなものも含まれる。
また、本実施の形態に係る遊技機10は、前記前扉10dの裏面側には、前記前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前記展開状態の前記基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700が設けられ、前記前扉側接触部700は前記基板ケース100の表面に設けられた第1規定部140と接触し、当該基板ケース100を押し込むことで、当該基板ケース100が収容状態側に回転され、前記第1規定部140は、前記点検領域170とは異なる位置(いわゆる非点検領域)に設けられている。
本実施の形態によれば、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前扉側接触部700としての液晶ユニット32が展開状態の基板ケース100の表面の第1規定部140と接触する。
基板ケース100の表面のうち、前扉側接触部700と接触する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、当初は透明で良好な視認性を確保することができていても、表面の損傷により視認性が低下することになる。本実施の形態によれば、点検領域170とは異なる位置に設けられている第1規定部140が前扉側接触部700と接触することで、基板ケース100の表面のうち、点検領域170とは異なる位置は損傷により視認性が低下しても、点検領域170は第1規定部140と接触しないため、点検領域170の表面が損傷することもなく、良好な視認性を維持することができる。
ここで、点検領域170は、基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆っている。これにより、外部からの視認により点検が必要な部品と基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170に対する視認性を確保することができ、外部からの点検において視認性が低下することによる点検不具合の発生を抑制し、点検作業が非効率となり繁雑となるようなことを抑制することができる。
本実施の形態によれば、第2規定部150は、基板ケース100を構成する部材(本実施の形態ではベース部材120及びカバー部材本体130)に別体として装着された保護カバー300に形成されているので、第2規定部150が特定部60と当接することで損傷しても、保護カバー300を交換することで、基板ケース100の美観を維持することができる。
本実施の形態によれば、特定部60としての取っ手70は、所定の部品としてのリールユニット35に対して別体として組み付けられているので、第2規定部150と当接することで損傷しても、特定部60のみを交換するだけで良く、補修作業を容易なものとすることができる。
また、リールユニット35を単体で運搬する際など、仮にリールユニット35と取っ手70とが一体成形されていれば取っ手70がリールユニット35から部分的に張り出しているようになるため梱包や複数のリールユニット35を重ねることが困難となるが、本実施の形態によれば、リールユニット35から取っ手70を取り外すことができるので、リールユニット35を梱包する際や複数のリールユニット35を積み重ねるに際して利便性を高めることができる。また、リールユニット35と取っ手70とを一体成形する場合に比べてリールユニット35を製造する為の金型を単純化することができ設計コストを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、取っ手70がリールユニット35の上部の前面側に組み付けられている。このため、第2規定部150が取っ手70と当接することにより取っ手70が振動しねじが緩むと、取っ手70が挿通孔76,77,78の内径とねじの軸部の外径との隙間の分だけ揺動可能となるので、取っ手70が破損することを抑制することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る遊技機10は、特に図示していないが、第1の実施の形態と同様に、前面側に開口を有する筐体10aと、筐体10aの開口を開閉可能であって、閉鎖状態で開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に収納した透明な基板ケース100と、基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10である。
カバー部材110には、第1の実施の形態と同様に第2規定部150が設けられ、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が筐体10a又は前扉10dに配置された特定部60としての取っ手70と当接するように形成されている。そして、基板ケース100の表面領域は、第1の実施の形態で説明した基板ケース100に対する不正行為を防止するための不正行為防止手段を設けた不正行為防止領域180を備えている。
本実施の形態に係る第2規定部150は、不正行為防止領域180とは異なる位置である非不正行為防止領域に設けられていることを特徴とするものである。
本実施の形態に係る遊技機10は、前扉10dの裏面側には、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、展開状態の基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700としての液晶ユニット32が設けられ、前扉側接触部700は基板ケース100の表面に設けられた第1の実施の形態で説明した第1規定部140と接触し、第1規定部140は、不正行為防止領域180とは異なる位置である非不正行為防止領域に設けられていることを特徴とするものである。
その他の構成は第1の実施の形態で説明したものと同様であって、それらの構成や作用効果の記載は省略する。
本実施の形態によれば、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が特定部60としての取っ手70と当接する。これにより、基板ケース100が予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。例えば、基板ケース100が収容状態から予め定めた所定の回転角度を超えて回転するようなことを防止することが可能となる。
具体的には、第2規定部150が特定部60としての取っ手70と当接する位置を基板ケース100が所定の回転角度(例えば90度未満)まで回転した位置で当接するように設定することで、基板ケース100が収容状態からの回転角度が鈍角となるまで回転するようなことを抑制することができる。
例えば、基板ケース100が収容状態から鈍角まで回転した状態で前扉10dの裏面側の部位と接触した際、基板ケース100が収容状態からさらに収容状態からの回転角度を増加させるように回転して、基板ケース100や回転支持手段111を破損させてしまうようなことを防止することが可能となる。すなわち、予め設計上、予定されている最大回転角度を超えて展開方向に回転することを防止することができ、筐体10a内に配置された脆弱な周囲部材の破損等を防止することができる。
本実施の形態によれば、基板ケース100の表面のうち、特定部60としての取っ手70と当接する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、仮に不正行為防止手段としての例えば封印シール250〜252やカシメ等の不正行為防止手段が設けられているような場合、当該封印シール250〜252やカシメ等の不正行為防止手段が損傷することになり、当該不正行為防止手段を点検した点検作業者は、封印シール250〜252やカシメ等の不正行為防止手段に不正行為が行われたと誤認する可能性がある。
本実施の形態によれば、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置の非不正行為防止領域にある第2規定部150が特定部60としての取っ手70と当接することで、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置は損傷しても、不正行為防止領域180にある不正行為防止手段は特定部60と当接しないため、不正行為防止手段である例えば封印シール250〜252やカシメ等が損傷することはなく、不正行為があったと誤認するようなことはない。
これにより、不正行為防止手段の機能を正常に維持することができ、不正行為防止手段の機能により不正行為の有無を正確に判断することができる。これにより、不正行為の有無を判断する点検作業の正確性を担保することができ、結果として、不正行為の防止を図ることができる。
なお、「不正行為防止手段」とは、具体的には、例えば、封印シール250〜252や、種々のカシメや、その他、封印ピン等が含まれる。
また、「特定部60」は、リールユニット35に取り付けられた取っ手70に限定されるものではなく、筐体10a(側板の内側や背板10bの内側等)に直接配置されるようなものも含まれる。
なお、特定部60は、前扉10dに取り付けられたものでもよい。つまり、特定部60は、前扉10dを閉めたときの遊技機10の内部の空間のどこかに配置されているものであればよいものである。
また、本実施の形態に係る遊技機10は、前扉10dの裏面側には、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、展開状態の基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700(例えば液晶ユニット32)が設けられ、前扉側接触部700は基板ケース100の表面に設けられた第1規定部140と接触し、当該基板ケース100を押し込むことで、当該基板ケース100が収容状態側に回転され、第1規定部140は、不正行為防止領域180とは異なる位置である非不正行為防止領域に設けられている。
本実施の形態によれば、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前扉側接触部700としての液晶ユニット32が展開状態の基板ケース100の表面の第1規定部140と接触する。
本実施の形態によれば、基板ケース100の表面のうち、前扉側接触部700と接触する箇所は、表面に傷が付く等により表面が損傷し、仮に不正行為防止手段としての例えば封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が設けられているような場合、当該封印シール250〜252や封印ピンやカシメ等の不正行為防止手段が損傷することになり、当該不正行為防止手段を点検した点検作業者は、封印シール250〜252や封印ピン等の不正行為防止手段に不正行為が行われたと誤認する可能性がある。
本実施の形態によれば、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置にある第1規定部140が前扉側接触部700と当接することで、基板ケース100の表面領域のうち、不正行為防止領域180とは異なる位置は損傷しても、不正行為防止領域180にある不正行為防止手段は前扉側接触部700と当接しないため、不正行為防止手段である例えば封印シール250〜252やカシメやまた封印ピン等が損傷することはなく、不正行為があったと誤認するようなことはない。
これにより、不正行為防止手段の機能を正常に維持することができ、不正行為防止手段の機能により不正行為の有無を正確に判断することができる。したがって、不正行為の有無を判断する点検作業の正確性を担保することができ、結果として、不正行為の防止を図ることができる。
(第3の実施の形態)
図11〜図15は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。
第1の実施の形態では、第2規定部150が基板ケース100の保護カバー300の中央付近であって、特定部60がリールユニット35の上部に設けた取っ手70であり、その上部傾斜面72が第2規定部150と接触していた。展開状態の基板ケース100は、図5に示す一点鎖線の四角枠である第2規定部150が、取っ手70の上部傾斜面72と当接することで、それ以上、基板ケース100の回転角度が増加することを抑えていた。
それに対して、本実施の形態では、図11に示すように、第2規定部150が基板ケース100の保護カバー300の背面側の縁端面である左接触縁面312と右接触縁面310とから形成されている。
本実施の形態では、左接触縁面312と左固定部材挿通部322との間の距離Yと、右接触縁面310と右固定部材挿通部320との間の距離Xとの長さを比べると、距離Xが距離Yよりも長くなるように形成されている。
そして、本実施の形態では、特定部60は、図12に示すように、筐体10aに配置(図示しないビスにより固定)された部品であるケースホルダー200から前面側に突出する右軸受212の下側の端面である右軸受接触下面213と、同様にケースホルダー200から前面側に突出する左軸受210の下側の端面である左軸受接触下面211とを有している。
図13及び図14に示すように収容状態の基板ケース100が、図15に示すように収容状態からの回転角度が110度まで回転した展開状態にまで回転すると、上述した保護カバー300の右接触縁面310がケースホルダー200の右軸受接触下面213に当接するとともに、保護カバー300に左接触縁面312がケースホルダー200の左軸受接触下面211に当接するように形成されている。
すなわち、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様に、カバー部材110(カバー部材本体130、保護カバー300)の保護カバー300には、第2規定部150が設けられ、図15に示すように基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が筐体10aに配置された特定部60(ケースホルダー200の左軸受接触下面211及び右軸受接触下面213)と当接するように形成されている。
そして、基板ケース100の表面領域は、基板ケース100内に配置されて基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と、回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う点検領域170を備え、第2規定部150は、点検領域170とは異なる位置(いわゆる非点検領域)に設けられている。
本実施の形態によれば、保護カバー300とケースホルダー200とが接触する位置は、上述したように2箇所あるが、基板ケース100を展開状態とする際に、基板ケース100の右側の右接触縁面310と右軸受接触下面213との接触が、基板ケース100の左側の左接触縁面312と左軸受接触下面211との接触よりも先に接触するように形成されている。
本実施の形態では、右側の距離Xの方が、左側の距離Yよりも、保護カバー300の取り付け位置までの距離が長く、右側の方が左側よりも保護カバー300が撓みやすいので、撓み易い側の方を先に接触させて、接触が緩やかになるようにしている。
また、本実施の形態によれば、第2規定部150は、カバー部材110である保護カバー300の縁端面に形成されているので、第2規定部150が特定部60と当接することで損傷しても損傷の形跡が目立ちにくいため、基板ケース100の美観を維持することができる。
本実施の形態では、その他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様であって、それらの構成により奏する作用及び効果も第1の実施の形態で説明した作用及び効果と同様であり、それらの説明を省略する。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に基板ケース100が収容状態から110度回転した展開状態において、基板ケース100の保護カバー300が当接する取っ手70も、同様に有しているが、本実施の形態では、上述した左接触縁面312と当接する左軸受接触下面211や、右接触縁面310と当接する右軸受接触下面213を有して、基板ケース100の回転を制限しているので、本実施の形態では、取っ手70を有していなくてもよい。もちろん、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様に取っ手70を有し、上述した構成と両方により、基板ケース100の回転を制限するようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る遊技機10は、特に図示していないが、第1の実施の形態と同様に、前面側に開口を有する筐体10aと、筐体10aの開口を開閉可能であって、閉鎖状態で開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に収納した透明な基板ケース100と、基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10である。
カバー部材110には、第3の実施の形態と同様に保護カバー300の縁側端面に左接触縁面312及び右接触縁面310からなる第2規定部150が設けられ、基板ケース100を展開状態にすると、第2規定部150が筐体10aに配置(固定)されたケースホルダー200の右軸受接触下面213及び左軸受接触下面211とそれぞれ当接するように形成されている。
そして、基板ケース100の表面領域は、第1の実施の形態で説明した基板ケース100に対する不正行為を防止するための不正行為防止手段を設けた不正行為防止領域180を備えている。
本実施の形態に係る第2規定部150は、不正行為防止領域180とは異なる位置である非不正行為防止領域に設けられていることを特徴とするものである。
本実施の形態に係る遊技機10は、前扉10dの裏面側には、前扉10dを開放状態から閉鎖状態へ移行する際、展開状態の基板ケース100と接触可能な前扉側接触部700としての液晶ユニット32が設けられ、前扉側接触部700は基板ケース100の表面に設けられた第1の実施の形態で説明した第1規定部140と接触し、第1規定部140は、不正行為防止領域180とは異なる位置である非不正行為防止領域に設けられていることを特徴とするものである。
その他の構成は第1の実施の形態等の上述した実施の形態で説明したものと同様であって、それらの構成や作用効果の記載は省略する。
(第5の実施の形態)
つぎに、主として、図16〜図18を用いて第5の実施の形態について説明する。
なお、図1〜図15等を用いて説明した上述した実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
図16〜図18は、第5の実施の形態を示すものである。
本実施の形態に係る遊技機10でも、第1の実施の形態と同様に、前面側に開口を有する筐体10aと、筐体10aの開口を開閉可能であって、閉鎖状態で開口を閉塞する前扉10dと、筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に収納した透明な基板ケース100と、基板ケース100を、収容状態から展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えている。
図16は、基板ケース100の収容状態を示しており、基板ケース100は、ケースホルダー200を介して、筐体10aの背板10b(図2参照)と略平行に配置され、その状態がスナップラッチ122で保持されている。
この収容状態では、基板ケース100は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位と当接しない位置にある。
図18は、基板ケース100の展開状態を示しており、基板ケース100は、回転支持手段111を回転中心として、上部側(図18のZ軸方向正側)が、前扉10d側に向かって最大限傾斜した状態になっている。
この展開状態では、基板ケース100の第1規定部140は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位(具体的には前扉側接触部700としての液晶ユニット32)と当接する位置にある。
図17は、基板ケース100の中間状態を示しており、基板ケース100は、展開状態と同様に、回転支持手段111を回転中心として、上部側(図18のZ軸方向正側)が、前扉10d側に向かって傾斜した状態になっているものの、その傾きは展開状態より緩いものとなっている。
この中間状態では、基板ケース100の第1規定部140は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位と当接する位置にある。
図16〜18に示すように、本実施の形態では、基板ケース100を展開状態から収容状態側に付勢する付勢手段400としてのばね410を備えている。なお、このばね410は、いわゆる引っ張りコイルばねであって、所定の長さから引っ張り荷重を受けたときに作用するものである。
この付勢手段400としてのばね410は、基板ケース100の展開状態から、基板ケース100の収容状態と展開状態との間にあって基板ケース100の収容状態からの回転角度が鋭角となる図17に示す中間状態(具体的には、収容状態からの回転角度が45度、もちろん、中間状態は45度に限定されるものではなく、鋭角となる角度であれば他の角度に設定してもよい)までにかけては、基板ケース100を収容状態側に変位させる力を出力する一方で、中間状態から収容状態までにかけては、基板ケース100を収容状態側に変位させる力を出力しないように形成されている。
なお、ここで、基板ケース100の「回転角度」とは、収容状態から展開状態へ基板ケース100を回転させる際、収容状態における基板ケース100の位置を基準として回転角度0度に設定し、その状態から基板ケース100が回転した回転角度を意味する。
本実施の形態では、上述したように、図17に示す中間状態は、図18に示す展開状態と図16に示す収容状態との間であって、具体的には収容状態からの回転角度が45度となるように設定されている。収容状態が0度、展開状態が110度に設定されてあるため、0度〜110度の中間は55度となるが、その中間である55度に対して、展開状態よりも収容状態側に寄った位置である45度に中間状態の回転角度が設定されている。
具体的には、付勢手段400としてのばね410は、本体部分がコイル状であって、両端にケースホルダー200及び基板ケース100に係止するためのフック411が形成されている。図16〜図18に示すように、ばね410の上側のフック411は、ケースホルダー200のホルダー側係止部421に係止され、ばね410の下側のフック411は、基板ケース100のケース側係止部422に係止されている。このばね410の下側のフック411は、係止される箇所が長孔状の長孔フック420である。
図17に示すように、基板ケース100の回転角度が45度の中間状態にあるときに、ケース側係止部422が長孔フック420の先端側(図17のZ軸方向負側)に位置した状態となって、その状態において、ばね410の伸びが0となり、付勢力(引張力)が0となるような長さに設定されてある。すなわち、この図17に示すような中間状態から、基板ケース100が図16に示す収容状態側に回転した場合には、ばね410は、付勢力(引張力)を出力しておらず、その長孔フック420の先端側に位置するケース側係止部422が、長孔フック420の基端側(ばね410の本体側)に移動するだけの状態となる。
結果として、このような長孔フック420を有することにより、図18に示すような基板ケース100の展開状態から、図17に示す中間状態(回転角度が45度)までにかけては、基板ケース100を収容状態側に変位させる力をばね410の付勢力(引張力)により出力する一方で、図17に示す中間状態(回転角度が45度)から図16に示す収容状態(回転角度が0度)までにかけては、基板ケース100を収容状態側に変位させる力を出力しないようにすることができる。
つぎに、収容状態から展開状態への基板ケース100の回転について説明する。
図16に示す収容状態でスナップラッチ122を前側に引くとロックが解除され、図17に示す中間状態まで基板ケース100が回転する。図16の収容状態から図17の中間状態までの間は、長孔フック420内の長孔内を、基端側から先端側へと、ケース側係止部422が移動するだけで、ばね410の付勢力(引張力)は発生しない。中間状態においては、基板ケース100は、重力により展開状態側へ更に回転しようとする力を受けるが、ばね410は、上記力に抗するように設定されている。そのため、収容状態から中間状態へ基板ケース100を回転させた場合には、点検をする遊技ホールの店員などの作業者が手を離したとしても、基板ケース100は、中間状態の姿勢が維持される。
その後、上記作業者が、基板ケース100をばね410の付勢力(引張力)に抗して、更に展開状態側に回転させると、図18に示す展開状態となる。
図18に示す展開状態において作業者が基板ケース100から手を離すと図17に示す中間状態まで戻ることとなる。より具体的には、展開状態では、ばね410は、中間状態からの変位により、引っ張り荷重を受けた状態となっている。その状態から作業者が基板ケース100から手を離すと、引っ張り荷重を受けた状態が解除され、ばね410は、引っ張り荷重を受ける前の状態に復帰し、それに連動して基板ケース100も中間状態まで戻ることとなる。或いは、基板ケース100は、慣性によって一旦中間状態を超えて収容状態側へと変位し、そこから重力を受けて中間状態まで戻ることとなる。
中間状態では前述のように、重力により展開状態側へ更に回転しようとする力を受けるが、ばね410は、前述のようにその力に抗するように設定されている。そのため、展開状態から中間状態へ基板ケース100を回転させた場合には、点検をする遊技ホールの店員などの作業者が手を離したとしても、基板ケース100は、中間状態の姿勢が維持される。
そして、中間状態から作業者が基板ケース100を収容状態側に回転させて、図16に示す収容状態となった後、スナップラッチ122を押し込むことで収容状態が維持されることとなる。
なお、ばね410の付勢力(f=kx、k:ばね定数、x:ばね変位量)は、ばね410の変位量(伸縮長さ(x))に比例することになる。本実施の形態のように、中間状態から展開状態までのばね410の伸びは、収容状態から展開状態までばね410を伸ばすようなものよりもばね410の伸びを短くすることができる。本実施の形態における中間状態から展開状態までの伸びによるばね410の付勢力は、収容状態から展開状態までの伸びによるばね410の付勢力よりも小さくすることができる。すなわち、本実施の形態では、展開状態におけるばね410の付勢力を、収容状態から展開状態までばね410を伸ばすようなものと比較して小さくすることができる。
また、本実施の形態において、中間状態では、基板ケース100の第1規定部140は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位(具体的には前扉側接触部700としての液晶ユニット32)と当接する位置にあるがこれに限定されず、基板ケース100の第1規定部140は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位と当接しない位置にあっても良い。
本実施の形態によれば、回転支持手段111を備えたことで透明な基板ケース100の裏面側等を目視確認し易い。その上で、作業者が目視確認後、前扉10dを閉めようとして、展開状態にある基板ケース100から手を離すと、基板ケース100は、ばね410の付勢力により、中間状態か、中間状態よりも収容状態側に変位することとなる。そのため、基板ケース100を収容状態に戻す前に前扉10dを閉じた場合であっても、基板ケース100が前扉10d側の部位と当接し難くなる。仮に、基板ケース100が前扉10d側の部位と当接した場合であっても、当接時の基板ケース100の回転角度は、展開状態にはなく、さらには、基板ケース100の収容状態からの回転角度は鋭角となっていることから、回転角度が展開状態(全開位置)の場合と比べて、基板ケース100は収容状態側に向かって押されることで収容状態側へ容易に変位し易くなり、閉じる前扉10dとの当接時の力を逃がすことが可能となることで、前扉10dの閉じ動作に起因する破損を防止できる。
そして、ばね410が、基板ケース100を、中間状態から収容状態にかけては閉じ方向側に変位させる力を出力しないことから、ばね410が、基板ケース100が収容状態にあっても閉じ方向側に更に変位させようとする力を出力するような場合と比べて、基板ケース100が展開状態にある場合のばね410の力は少なくて済み、基板ケース100を収容状態から展開状態にさせるため、或いは、展開状態を維持するための作業者の負担も軽減される。また、基板ケース100が展開状態にあるときに、作業者が手を離した場合であっても、基板ケース100が付勢力によって勢いよくケースホルダー200の前面側と強く衝突するようなことを防止することができる。
そのため、筐体10a内に収容される基板ケース100を、回転可能な構造とし、透明な基板ケース100の裏面側等を目視確認し易くした遊技機10であることを前提としながらも、前扉10dの閉じ動作に起因する破損を防止することができるとともに、作業者の負担を軽減することもでき、さらには、基板ケース100が展開状態にあるときに、作業者が手を離した場合であっても、基板ケース100が付勢力によって勢いよく収容状態の位置の周囲部材と強く衝突するようなことも防止できる。
また、本実施の形態では、中間状態は、展開状態と収容状態との間であって、展開状態よりも収容状態側に寄った位置にある。
なお、ここで、「前記展開状態よりも前記収容状態側に寄った位置にある」とは、具体的には、例えば、展開状態は収容状態からの回転角度が鈍角(90度<θ<180度)である場合において、中間状態が収容状態からの回転角度が45度以下となるようなものが含まれる。
本実施の形態によれば、基板ケース100が展開状態と収容状態との間であって、展開状態よりも収容状態側に寄った位置にあることで、仮に、基板ケース100が前扉10d側の部位と接触した場合、基板ケース100は収容状態側に変位し易く、展開状態には変位し難くなる。これにより、展開状態に変位して回転支持手段111が破損するようなことを回避することができ、安定した位置である収容状態にすることが可能となる。
本実施の形態では、展開状態は、基板ケース100の収容状態からの回転角度が鈍角(90度<θ<180度)となるように設定されている。
本実施の形態によれば、展開状態における基板ケース100の収容状態からの回転角度が鈍角(90度<θ<180度)となることで、基板ケース100の反対側の面である裏面側を前面側に向けることができ、回路基板230の裏面側を遊技機10の正面側から直接、目視することが容易になり、点検作業者の目視確認を更に容易なものにすることができ、確実な点検作業を行うことが可能となる。
本実施の形態によれば、基板ケース100の回転角度が鈍角になることで目視確認が容易となる一方で、回転角度が鈍角になることにより生じる弊害である、鈍角まで回転させた状態で閉鎖状態に移動する前扉10dの裏面側の部位と接触して、さらに回転角度が増加して基板ケース100が破損してしまうようなことを、本実施の形態に係る付勢手段400としてのばね410により、収容状態側へ強制的に変位させて、当該弊害を未然に防止することができ、回路基板230の裏側の目視確認の視認性向上効果と、破損発生の未然防止効果との両方の効果を有効に発揮することができる。
(第6の実施の形態)
図19〜図24は、第6の実施の形態を示すものである。
第5の実施の形態では、付勢手段400としてのばね410は、何にも覆われずに筐体10a内部でむき出しの状態であったため、ハーネス等の周囲部材との干渉や絡まり等が発生する虞があった。本実施の形態では、付勢手段400としてのばね410を収納するホルダー430と、付勢手段400の直線運動を基板ケース100の回転運動に変換させる変換手段440とを備えたことを特徴とするものである。
図19に示すように、ケースホルダー200の裏面側の右側に付勢手段400としてのばね410を覆って収納するホルダー430を有している。そして、ばね410の下端には、全体形状がクランク状であって、ばね410の付勢力により上下方向にスライドするスライド片450が連結されている。このスライド片450の下端は、ケースホルダー200の前面側の下端位置にくるように設定されている。なお、本実施の形態に係る付勢手段400としてのばね410は、いわゆる圧縮コイルばねであって、圧縮力を受けたときに作用する(付勢力(反発力)を出力する)ものである。
図20に示すように、基板ケース100の左側の下端であって、上述したスライド片450の下端位置と整合する位置に、基板ケース100の下端から下方に向かって僅かに突出する方形状の伝達片460が形成されている。この伝達片460は、基板ケース100と一体に形成されてあり、基板ケース100の回転により、同様に回転するように形成されている。
図20(A)(B)に示すように、基板ケース100が収容状態にあるときは、この伝達片460と、スライド片450とは、互いに接触していない。
図21に示すように、基板ケース100が収容状態からの回転角度が45度の中間状態になると、伝達片460の奥側端面が、スライド片450の下端の端面に当接する。この図21に示す中間状態から、基板ケース100が展開状態側へ回転すると、基板ケース100の回転と共に伝達片460も回転し、伝達片460の奥側端面に当接するスライド片450を上方に向かって押し上げる。図22〜図24に示すように、基板ケース100が中間状態から展開状態側へ回転し、伝達片460がスライド片450を上方に押し上げると、付勢手段400としてのばね410(圧縮コイルばね)が圧縮され、圧縮力を受けたばね410は、圧縮力に抗してスライド片450を下方に押し戻す方向に付勢力を出力する。このばね410の付勢力は、スライド片450を介して、伝達片460の奥側端面を押し込むことで、基板ケース100を展開状態側から収容状態側へ回転させる方向に作用する。
本実施の形態では、上述したスライド片450及び伝達片460は、付勢手段400としてのばね410の直線運動を基板ケース100の回転運動に変換させる変換手段440となるものである。
本実施の形態においても、第5の実施の形態での説明と同様に、基板ケース100の少なくとも収容状態は、前扉10dを閉じる際に、前扉10d側の部位と当接しない位置にある一方で、基板ケース100の少なくとも展開状態は、前扉10dを閉じる際に前扉10d側の部位と当接する位置にあるものであり、付勢手段400としてのばね410は、基板ケース100の展開状態から、基板ケース100の収容状態と展開状態との間にあって基板ケース100の収容状態からの回転角度が鋭角となる中間状態(回転角度が45度)までにかけては、伝達片460とスライド片450とが接触することで、基板ケース100を収容状態側に変位させる力を出力する一方で、中間状態から収容状態までにかけては、伝達片460とスライド片450とが接触しないことで、基板ケース100を収容状態側に変位させる力を出力しないように形成されている。
これにより、第5の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏する。
また、本実施の形態では、第5の実施の形態と同様に、中間状態は、展開状態と収容状態との間であって、展開状態よりも収容状態側に寄った位置に形成されている。
また、本実施の形態では、第5の実施の形態と同様に、展開状態は、基板ケース100の収容状態からの回転角度が鈍角(110度)に設定されており、第5の実施の形態と同様の効果を有する。
本実施の形態によれば、付勢手段400としてのばね410をホルダー430に収納することで、付勢手段400としてのばね410が遊技機10内部のハーネス等の配線に絡まる等の周囲部材と干渉するようなことを未然に防止することができる。
(第7の実施の形態)
つぎに、図25、図26を用いて、特に、展開状態の収容状態からの回転角度が90度以上である場合に、上述した第5の実施の形態、第6の実施の形態における付勢手段400による収容状態側への強制的な変位以外での有効な変位の手段である前扉側接触部700の変形例について説明する。
展開状態の収容状態からの回転角度が90度以上である場合は、図26(A)に示すように、前扉側接触部700を、前扉10d側から筐体10a側へ突出する突出部710により形成することで、前扉10dを閉じる際に、基板ケース100を収容状態側に回転させることが可能となる。
上述した第5の実施の形態、第6の実施の形態における付勢手段400を用いて基板ケース100の収容状態側へ回転させる場合は、展開状態を維持するために手を離すことができず、点検の際に少なくとも片手を使用することができなくなる。また、手で展開状態を維持したまま前扉10dを閉じてしまった場合は、収容状態側とは逆側に回転する可能性が高く、回転支持手段111に負荷がかかり、壊れることが考えられる。
そのため、本実施の形態は、かかる点で有効である。
突出部710には、第1規定部140に向けて上側から下側に傾斜し、基板ケース100を収容状態側へ回転させる傾斜面720が形成されている。
ここで、突出部710は、図26(A)に示すように、展開状態の基板ケース100の下側に先端が入り込み、傾斜面720の上端側が基板ケース100の回転軸(右側軸112、左側軸114)よりも上に位置するように形成されることが望ましい。
基板ケース100が90度以上回転している状態から、90度未満に回転させることが可能となり、収容状態側への変位を容易にすることができる。
また、突出部710の先端は、図26(A)〜(C)に示すように、第1規定部140を傷つけないように、丸みを帯びた形状に形成されることが望ましい。
また、図26に示すように、基板ケース100が展開状態にある場合に前扉10dを閉めると、前扉側接触部700と基板ケース100(カバー部材110)の第1規定部140とが接触することとなるが、前扉側接触部700は、基板ケース100の点検領域170や不正行為防止領域180には接触されないようにされている。
なお、図26における基板ケース100の点検領域170や不正行為防止領域180の位置は、前扉側接触部700が当該点検領域170や不正行為防止領域180に接触しないことを示すものであり、基板ケース100における点検領域170や不正行為防止領域180の厳密な位置を示すものではない。
(第8の実施の形態)
つぎに、図示しないが、基板ケース100を前扉10dに配置した場合の変形例について説明する。
なお、上述した実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
上述した実施の形態は、基板ケース100を筐体10a側に配置し、前扉10dを閉じる際に、前扉10dの裏面側に設けられた前扉側接触部700と基板ケース100の第1規定部140とが接触し、基板ケース100を押し込むことで、基板ケース100を収容状態側に回転するものであるが、本実施の形態は、基板ケース100を前扉10dの裏面側に配置し、前扉10dを閉じる際に、筐体10a内に設けられた筐体側接触部と基板ケース100の第1規定部140とが接触し、基板ケース100を押し込むことで、基板ケース100を収容状態側に回転するものである。
ここで、筐体側接触部は、リールユニット35などが兼用してもよいが、筐体側接触部としてのみ機能する部品を筐体10a内に設けてもよい。
そして、本実施の形態のように、基板ケース100を前扉10dに配置した場合であっても、上述した実施の形態のように筐体10a側に配置した場合と同様の作用効果を奏することができる。
10 遊技機 10a 筐体
10b 背板 10d 前扉
10e 図柄表示窓部 11 メダル投入口
11a メダルセレクタ 12 メダル払出口
13 左リール 14 中リール
15 右リール 16 表示装置
17 スピーカー 18 マックスベットスイッチ
19 1ベットスイッチ 20 スタートスイッチ
21 左ストップスイッチ 22 中ストップスイッチ
23 右ストップスイッチ 24 チャンスボタン
25 払戻しスイッチ 26 リール
26a 有効ライン 27a 中パネル
27b 下パネル 28 操作部
29a クレジット表示器 29b 払出枚数表示器
29c 区間報知ランプ 30 メイン制御基板ユニット
31 サブ制御基板ユニット 32 液晶ユニット
33 電源ユニット 34 コネクタユニット
35 リールユニット 36 ホッパーユニット
37 メダル受け皿 38 演出用ランプ
39 コネクタ
40 ベットスイッチ 50 ストップスイッチ
60 特定部 70 取っ手
72 上部傾斜面 74 補強リブ
76 挿通孔 77 挿通孔
78 挿通孔
100 基板ケース 110 カバー部材
111 回転支持手段 112 右側軸
113 右固定部 114 左側軸
116 右側軸支持部 117 環状部
118 左側軸支持部 119 ガイド片
120 ベース部材 121 固定部材
130 カバー部材本体 131 コネクタ挿通孔
132 コネクタ挿通孔 133 コネクタ挿通孔
140 第1規定部 150 第2規定部
170 点検領域 180 不正行為防止領域
200 ケースホルダー 210 左軸受
211 左軸受接触下面 212 右軸受
213 右軸受接触下面 230 回路基板
231 役比モニター 232 基板識別情報
234 メインCPU 240 モニターLED
250 封印シール 251 封印シール
252 封印シール 261 コネクタ
262 コネクタ 263 コネクタ
300 保護カバー 310 右接触縁面
312 左接触縁面 320 右固定部材挿通部
321 右固定部材 322 左固定部材挿通部
323 左固定部材
400 付勢手段 410 ばね
411 フック 420 長孔フック
421 ホルダー側係止部 422 ケース側係止部
430 ホルダー 440 変換手段
450 スライド片 460 伝達片
700 前扉側接触部 710 突出部
720 傾斜面
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記前扉10dが開放状態において前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10a又は前記前扉10dに配置された特定部60と当接するように形成され、前記第2規定部150は、前記基板ケース100を正面から見たときに前記ベース部材120と前記カバー部材110とが重複している位置に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記前扉10dが開放状態において前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10aに配置された特定部60と当接するように形成され、前記第2規定部150は、前記カバー部材110の背面側の縁端面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記カバー部材110は、前記ベース部材120に組み付けられるカバー部材本体130と、前記カバー部材本体130の前面側に別体として配置される保護カバー300とを備え、前記第2規定部150は、前記保護カバー300に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特定部60は、前記筐体10aに配置された所定の部品にあり、断面視L字状の形状であることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記遊技機10の内部には、リール26が配置されたリールユニット35が収納されており、前記前扉10dは、前記リール26の円周上の図柄を見るための図柄表示窓部10eが形成され、前記回路基板230上には、前記遊技機10による集計結果をモニター表示するためのモニター表示用部品(具体的には、例えば役比モニター231)が配置され、前記特定部60は、不透明な材質または有色透明な材質で形成され、前記モニター表示用部品(231)と、前記リール26と前記図柄表示窓部10eとの隙間とを結ぶ光軸上に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記前扉10dが開放状態において前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10a又は前記前扉10dに配置された特定部60と当接するように形成され、前記第2規定部150は、前記基板ケース100内に配置されて当該基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と前記回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う前記基板ケース100の表面領域に設けられた点検領域170とは異なる位置であって、前記基板ケース100を正面から見たときに前記ベース部材120と前記カバー部材110とが重複している位置に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、ベース部材120とカバー部材110とを組み合わせて構成し、前記筐体10a内に配置されると共に、回路基板230を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケース100と、前記基板ケース100を、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段111とを備えた遊技機10であって、前記カバー部材110には、第2規定部150が設けられ、前記前扉10dが開放状態において前記基板ケース100を前記展開状態にすると、前記第2規定部150が前記筐体10aに配置された特定部60と当接するように形成され、前記第2規定部150は、前記基板ケース100内に配置されて当該基板ケース100外部からの視認により点検が必要な部品と前記回路基板230に付された基板識別情報232との少なくとも一方を覆う前記基板ケース100の表面領域に設けられた点検領域170とは異なる位置であって、前記カバー部材110の背面側の縁端面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記カバー部材110は、前記ベース部材120に組み付けられるカバー部材本体130と、前記カバー部材本体130の前面側に別体として配置される保護カバー300とを備え、前記第2規定部150は、前記保護カバー300に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特定部60は、前記筐体10aに配置された所定の部品にあり、断面視L字状の形状であることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記遊技機10の内部には、リール26が配置されたリールユニット35が収納されており、前記前扉10dは、前記リール26の円周上の図柄を見るための図柄表示窓部10eが形成され、前記回路基板230上には、前記遊技機10による集計結果をモニター表示するためのモニター表示用部品(具体的には、例えば役比モニター231)が配置され、前記特定部60は、不透明な材質または有色透明な材質で形成され、前記モニター表示用部品(231)と、前記リール26と前記図柄表示窓部10eとの隙間とを結ぶ光軸上に配置されていることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、
    ベース部材とカバー部材とを組み合わせて構成し、前記筐体内に配置されると共に、回路基板を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケースと、
    前記基板ケースを、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段とを備えた遊技機であって、
    前記カバー部材には、第2規定部が設けられ、
    前記基板ケースを前記展開状態にすると、前記第2規定部が前記筐体又は前記前扉に配置された特定部と当接するように形成され、
    前記基板ケースの表面領域は、
    前記基板ケース内に配置されて前記基板ケース外部からの視認により点検が必要な部品と、前記回路基板に付された基板識別情報との少なくとも一方を覆う点検領域を備え、
    前記第2規定部は、前記点検領域とは異なる位置に設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、
    ベース部材とカバー部材とを組み合わせて構成し、前記筐体内に配置されると共に、回路基板を外部より視認可能に収納した透明な基板ケースと、
    前記基板ケースを、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段とを備えた遊技機であって、
    前記カバー部材には、第2規定部が設けられ、
    前記基板ケースを前記展開状態にすると、前記第2規定部が前記筐体又は前記前扉に配置された特定部と当接するように形成され、
    前記基板ケースの表面領域は、
    前記基板ケースに対する不正行為を防止するための不正行為防止手段を設けた不正行為防止領域を備え、
    前記第2規定部は、前記不正行為防止領域とは異なる位置に設けられていることを特徴とする遊技機。
  3. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、
    ベース部材とカバー部材とを組み合わせて構成し、前記筐体内に配置されると共に、回路基板を外部より視認可能に内部に収納した透明な基板ケースと、
    前記基板ケースを、収容状態から回転させた展開状態へと回転可能な回転支持手段とを備えた遊技機であって、
    前記カバー部材には、第2規定部が設けられ、
    前記基板ケースを前記展開状態にすると、前記第2規定部が前記筐体に配置された特定部と当接するように形成され、
    前記特定部は、前記筐体に配置された所定の部品に組み付けられるものであり、当該所定の部品を把持するための取っ手としても機能することを特徴とする遊技機。
  4. 前記前扉の裏面側には、前記前扉を開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前記展開状態の前記基板ケースと接触可能な前扉側接触部が設けられ、
    前記前扉側接触部は前記基板ケースの表面に設けられた第1規定部と接触し、
    前記第1規定部は、前記点検領域とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 前記前扉の裏面側には、前記前扉を開放状態から閉鎖状態へ移行する際、前記展開状態の前記基板ケースと接触可能な前扉側接触部が設けられ、
    前記前扉側接触部は前記基板ケースの表面に設けられた第1規定部と接触し、
    前記第1規定部は、前記不正行為防止領域とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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