JP2020017379A - 回転式電子部品 - Google Patents

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雲 趙
義之 川嶌
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義之 川嶌
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Abstract

【課題】簡単な構造で効果的な防滴を行うことができる回転式電子部品を提供すること。【解決手段】回転つまみ60と、回転つまみ60と一体に回転する回転体130と、回転つまみ60と回転体130の間に設置される第1ケース10とを具備する回転式電子部品1である。第1ケース10の回転体130と対向する側の面にクリック係合部21を設ける。回転体130にクリック係合部21に弾接するクリック弾性体110を取り付ける。クリック弾性体110が第1ケース10のクリック係合部21に弾接する弾発力によって、回転つまみ60を第1ケース10に潤滑シート50を介して圧接密着させる密着部Mを設ける。密着部Mによって回転つまみ60側から、第1ケース10を介して、回転体130側に浸入しようとする液体などを防滴する。【選択図】図3

Description

本発明は、回転式可変抵抗器や回転式スイッチなどの回転式電子部品に関し、特に内部に液体などが浸入するのを効果的に防止できる回転式電子部品に関するものである。
従来、回転式電子部品の中には、例えば特許文献1に示す回転式電子部品(1)のように、摺動子(130)や摺接パターン(57)などからなる電気的機能部内への液体や粉塵の浸入を防止するため、基台(20)上の電気的機能部の周囲を囲む位置に防滴部材(70)を設置し、防滴部材(70)に設けたリング状の凹部(液溜り部)73内に回転体(110)に設けたリング状の凸部(121)を挿入する凹凸係合構造としていた。
特開2008−123904号公報
しかし、上記回転式電子部品(1)の凹凸係合構造においては、防滴部材(70)の凹部(73)と、回転体(110)の凸部(121)とが密着するような係合構造ではないため、両者の隙間から液体や粉塵などが浸入してしまう虞があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、簡単な構造で、効果的な防滴を行うことができる回転式電子部品を提供することにある。
本発明は、回転つまみと、前記回転つまみと一体に回転する回転体と、前記回転つまみと前記回転体の間に設置されるケースと、を具備し、前記ケースの前記回転体と対向する側の面にクリック係合部を設け、前記回転体に前記クリック係合部に弾接するクリック弾性体を取り付け、前記クリック弾性体が前記ケースのクリック係合部に弾接する弾発力によって、前記回転つまみを前記ケースに圧接密着させる密着部を設け、この密着部によって前記回転つまみ側から前記回転体側に前記ケースを介して浸入しようとする液体または粉塵を防滴することを特徴としている。
本発明によれば、クリック弾性体の弾発力を用いて、回転つまみをケースに圧接密着させるので、当該密着部における密着の程度は高く、これによって回転つまみ側からケースを介して回転体側へ液体または粉塵(以下「液体など」という)が浸入することを、効果的に防止することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記回転つまみを前記ケースに対して回転自在に凹凸係合させ、当該凹凸部分に前記密着部を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、回転つまみをケースに凹凸係合させた部分に密着部を設けるので、凹凸係合による防滴効果と、圧接密着による防滴効果とを相乗的に発揮させることができ、より効果的な防滴作用を得ることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記回転体に取り付けられる摺動子と、前記摺動子が摺接する回路パターンを有する回路基板と、を具備する電気的機能部を設け、この電気的機能部をカバーで覆ったことを特徴としている。
本発明によれば、電気的機能部をカバーで覆ったので、回転つまみ側からケースを介して電気的機能部へ浸入しようとする液体などばかりでなく、その反対側(ケースの回路基板を設置した側)から電気的機能部に浸入しようとする液体なども効果的に防滴できる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記密着部に、前記回転つまみと前記ケース間の摩擦力を低減させる潤滑部材を設置したことを特徴としている。
本発明によれば、回転つまみをケースに圧接密着させても、ケースに対して回転つまみをスムーズに回転させることができる。また潤滑部材によって、密着部における密着の程度をさらに高めることができる。
本発明によれば、簡単な構造で、効果的な防滴を行うことができる。
回転式電子部品1の斜視図である。 回転式電子部品1の斜視図である。 回転式電子部品1の要部概略断面図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態に係る回転式電子部品1の斜視図、図2は回転式電子部品1を異なる方向から見た斜視図、図3は回転式電子部品1の要部概略断面図(図1のA−A概略断面図)、図4は図1に示す回転式電子部品1の分解斜視図、図5は図2に示す回転式電子部品1の分解斜視図である。これらの図に示すように、回転式電子部品1は、第1ケース(ケース)10の一方の側に、回転つまみ側防滴部材40と、潤滑部材(以下「潤滑シート」という)50と、回転つまみ60と、第2ケース(ケース)90とを設置し、一方、第1ケース10の他方の側に、クリック弾性体110と、回転体130と、摺動子150と、回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)170と、カバー190とを設置して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは図1で図示する回転式電子部品1の状態での上方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。また、第1ケース10から見て回転体130側を「前」、回転つまみ60側を「後」というものとする。
第1ケース10は、合成樹脂を略箱型に成形して構成されており、その後側と、上部側とに開口を有し、これによって、後側に回転つまみ収納部11を形成し、またその上部に回転つまみ突出用開口13を形成している。第1ケース10の中央には、後側に向かって有底円筒状に突出する突出部15を設け、その中央に円形に貫通する軸支孔19を設けている。突出部15の突出した側(後側)の面は平面状に形成された密着面15aとなっている。突出部15の反対面側(前側)の軸支孔19の周囲を囲む面には、凹凸リング状のクリック係合部21が形成されている。突出部15の前記クリック係合部21を形成した側の部分は凹部となっていて、さらにその周囲からは筒状の側壁23が突出するように設けられ、前記凹部と側壁23によって回転体収納部25が形成されている。前記軸支孔19の周囲であってクリック係合部21の内側には、リング状の凸部からなるクリック弾接体当接部27が形成され、また側壁23の内周面には、段状でリング状の回転体当接部29が形成されている。また側壁23の先端辺の部分には、複数(4つ)の小突起からなる取付部31が突出している。また第1ケース10の外周からはその外方に向けてつば部33が突出しており、つば部33の所定位置(左右2か所ずつ)には、小孔からなる被取付部35が形成されている。一方第1ケース10の後側の面のつば部33の根元部分には、略円弧状に突出する防滴用突起37が形成されている。防滴用突起37は、回転つまみ収納部11の周囲を囲む部分の全てにわたって形成されている。
回転つまみ側防滴部材40は、高シール性(撥水性、圧縮性など)を有する合成樹脂、例えばマイクロセルポリマーシートなどを、平板円弧状に形成して構成されている。回転つまみ側防滴部材40の内径寸法は、第1ケース10の防滴用突起37の外径寸法と略同一に形成され、また防滴用突起37の略外周全長にわたる長さを有して形成されている。
潤滑シート50は、表面が滑らかで且つ摩擦抵抗が小さい合成樹脂フィルム、例えばフッ素樹脂製シートなどを、リング状に形成して構成されており、その中央には貫通孔51が形成されている。潤滑シート50の外径寸法及び内径寸法は、前記第1ケース10の密着面15aの外径寸法及び内径寸法とほぼ同一に形成されている。
回転つまみ60は、合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その前面側(第1ケース10側)の中央からは、円柱状の軸部61が突出している。軸部61の外径寸法は、前記第1ケース10の軸支孔19に回動自在に挿入・軸支される寸法に形成されている。軸部61の先端には横断面が長円形状(小判形)の小突起からなるカシメ部63が突出している。カシメ部63の中央には凹部65が形成されている。また軸部61の周囲には、リング状の凹部からなる突出部係合凹部67が形成され、その底面は平面状に形成された密着面67aとなっている。突出部係合凹部67の外径寸法は、前記第1ケース10の突出部15の外径寸法よりも少し大きい寸法に形成されており、これによって突出部15を係合(凹凸係合)できるように構成している。
第2ケース90は、合成樹脂を略平板状に成形して構成されており、その前面側(第1ケース10側)の中央に、リング状に突出する摺接用凸部91を設け、またその前面側の外周近傍位置の複数箇所(4か所)に前面側に向かって突出する小突起状の取付部93を設けている。第2ケース90は、前記第1ケース10の外形寸法とほぼ同じ外形寸法を有しており、各取付部93は、前記第1ケース10の各被取付部35に挿入可能な寸法に形成されている。
クリック弾性体110は、弾性金属板製(板バネ製)であり、円形に形成された弾性体基部111の周囲に、一対のクリックアーム113,113を設置して構成されている。弾性体基部111の中央には、前記回転つまみ60のカシメ部63の外形形状と略同一の長円形状の挿通孔115が形成されている。一対のクリックアーム113,113は、半円弧状であり、それらの両端を弾性体基部111から外方に向けて突出する接続部117,117に連結している。各クリックアーム113,113の中央には、第1ケース10側に向かって突出するように湾曲するクリック弾接部119,119が形成されている。
回転体130は、合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その中央には、前記回転つまみ60のカシメ部63の外形形状と略同一の長円形状の挿通孔131が形成されている。回転体130の第1ケース10側を向く面の挿通孔131の周囲の部分は、円柱状に突出していて、その先端面をクリック弾性体取付面133としている。回転体130の第1ケース10とは反対側を向く面の挿通孔131の周囲の部分は、円形凹状のカシメ部収納部135が形成され、その周囲の面を摺動子取付面137としている。摺動子取付面137の所定位置には、複数(3つ)の小突起からなる摺動子取付部139が形成されている。
摺動子150は、弾性金属板(板バネ)を略リング状に形成して構成されており、その所定位置に複数(3つ)の小孔からなる被取付部151を設け、また各被取付部151近傍部分から同一円弧方向に向けて突出する複数(3組)の摺動冊子153を設けて構成されている。各摺動冊子153の先端近傍位置には、摺接部155が形成されている。
フレキシブル回路基板170は、可撓性を有する合成樹脂フィルムの一方の面(第1ケース10側を向く面)に、回路パターン(以下「摺接パターン」という)171を形成して構成されている。摺接パターン171は、前記摺動子150の摺接部155が摺接する位置に形成されている。摺接パターン171は、スイッチパターンであっても良いし、抵抗体パターンであっても良い。フレキシブル回路基板170の前記摺接パターン171の周囲を囲む複数位置(4か所)には、小孔からなる被取付部173が形成されている。各被取付部173は、前記第1ケース10の各取付部31に対向する位置に形成されている。フレキシブル回路基板170の外周下部からは、帯状の引出部175が突出している。
カバー190は、金属板製(板金製)であり、前記フレキシブル回路基板170の引出部175を除く部分と略同一の形状に形成されている。またフレキシブル回路基板170の被取付部173を設けた位置に対向する位置に、同様の小孔からなる被取付部191を形成している。
回転式電子部品1を組み立てるには、まず、回転つまみ60の突出部係合凹部67内に潤滑シート50を挿入した状態で、この回転つまみ60を第1ケース10の回転つまみ収納部11内に収納し、その際、回転つまみ60の軸部61を、第1ケース10の軸支孔19に回動自在に挿入する。このとき、第1ケース10の突出部15は、回転つまみ60の突出部係合凹部67が凹凸係合し、両者の密着面15a,67aが、潤滑シート50を挟持してその両面に夫々密着する。
次に、第1ケース10の前記回転つまみ60を設置した反対面側に、クリック弾性体110と回転体130とをこの順番で設置し、その際、回転つまみ60のカシメ部63を、クリック弾性体110の挿通孔115と回転体130の挿通孔131に挿通し、カシメ部63の先端を、回転体130のカシメ部収納部135内において熱カシメし、これら各部品を一体化する。次に、前記回転体130の摺動子取付面135上に摺動子150を設置し、その際、回転体130の各摺動子取付部139を摺動子150の各被取付部151に挿入し、各摺動子取付部139の先端を熱カシメし、これによって摺動子150を回転体130に取り付ける。次に、前記摺動子150の上側に、フレキシブル回路基板170とカバー190とを設置して第1ケース10の回転体収納部25を覆う。このとき第1ケース10の各取付部31をフレキシブル回路基板170の各被取付部173とカバー190の各被取付部191に挿入し、各取付部31の先端を熱カシメし、固定する。これによって、第1ケース10の回転体収納部25は、カバー190によって封止される。
次に、第1ケース10の防滴用突起37の外周側に回転つまみ側防滴部材40を設置し、その上に第2ケース90を設置する。その際、回転つまみ側防滴部材40は、第1ケース10と第2ケース90によって挟持され、同時に、第2ケース90の各取付部93が第1ケース10の各被取付部35に挿入される。そして各取付部93の先端を熱カシメすれば、回転式電子部品1が完成する。
このとき、第1ケース10と第2ケース90によって構成されるケースの回転つまみ突出用開口13から回転つまみ60の外周部分の一部が露出している。また、クリック弾性体110の両クリック弾接部119が、何れも第1ケース10のクリック係合部21に弾接している。また摺動子150の摺接部155がフレキシブル回路基板170の摺接パターン171上に弾接している。なお、クリック弾性体110のクリック弾接部119によるクリック係合部21への弾接力は、摺動子150の摺接部155による摺接パターン171への弾接力よりも強い。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
上記のように構成された回転式電子部品1において、回転つまみ突出用開口13から露出する回転つまみ60の外周面を指などによって回転すると、回転つまみ60と一体に回転体130とクリック弾性体110と摺動子150とが回転する。その際、クリック弾性体110の両クリック弾接部119は、何れもこれらクリック弾接部119が弾接する第1ケース10のクリック係合部21の凹凸を乗り越えることでクリック感覚を生じさせる。同時に、摺動子150の摺接部155がフレキシブル回路基板170の摺接パターン171上を摺動することで、その出力信号が変化する。出力信号は、引出部175上の図示しない回路パターンに出力される。なお、上記摺動子150、摺接パターン171などによって、出力信号を変化させる電気的機能部が構成されている。
次に、上記回転式電子部品1の防滴作用について説明する。
一般に、回転式電子部品1は、回転つまみ60の第1,第2ケース10,90から突出している部分のみを図示しない外装ケースの表側に露出し、その他の部分は外装ケースの裏面側に設置される。そして、液体などは、回転つまみ60と外装ケースの間の隙間から入り込み、第1,第2ケース10,90の回転つまみ突出用開口13からその内部に浸入する。第1,第2ケース10,90内に浸入した液体などは、第1,第2ケース10,90の間に挟持した回転つまみ側防滴部材40によって、これら第1,第2ケース10,90の下側には漏れて行かない。
一方、第1,第2ケース10,90内に浸入した液体などの一部は、第1ケース10の軸支孔19に移動しようとする。これに対して、この回転式電子部品1は、第1ケース10と回転つまみ60の密着面15a,67aが潤滑シート50の両面にリング状に当接し、さらにクリック弾性体110(そのクリック弾接部119)が、第1ケース10のクリック係合部21に弾接した弾発力によって、回転つまみ60の密着面67aと潤滑シート50と第1ケース10の密着面15aとを相互に圧接させ、これら各部材を密着させている。なお、これら両密着面67a,15aと潤滑シート50の密着している部分を、密着部Mという。このように、クリック弾性体110が第1ケース10のクリック係合部21に弾接する弾発力によって回転つまみ60を第1ケース10に圧接密着させるので、当該密着部Mにおける密着の程度は高く、これによって回転つまみ60側から第1ケース10を介して回転体130側へ液体などが浸入することを、効果的に防止することができる。なお、この回転式電子部品1においては、摺動子150がフレキシブル回路基板170とカバー190に弾接する弾接力によって、前記クリック弾性体110の弾発力を打ち消す方向の力が働くが、摺動子150による弾接力は、クリック弾性体110による弾発力に比べてかなり弱いので(弱い力になるように設定しているので)、前記密接部Mの密接は高い状態に保たれる。即ち、前記回転つまみ収納部11内に浸入した液体などは、前記軸支孔19の手前側において、その浸入が防止される。このため、第1ケース10の軸支孔19と回転つまみ60の軸部61の間の隙間を介して回転つまみ収納部11側から回転体収納部25側に液体などは浸入せず、電気的機能部の防滴を図ることができる。
なお、回転体収納部25のフレキシブル回路基板170を設置する側の面は、フレキシブル回路基板170及びカバー190によって覆われているので、即ち、電気的機能部をカバー190で覆ったので、前記回転つまみ60側から第1ケース10を介して電気的機能部へ浸入しようとする液体などばかりでなく、その反対側(第1ケース10のフレキシブル回路基板170を設置した側)から電気的機能部に浸入しようとする液体なども効果的に防滴できる。
また、上記回転式電子部品1においては、第1ケース10の突出部15を、回転つまみ60の突出部係合凹部67に挿入・係合させる構成なので、即ち、回転つまみ60を第1ケース10に対して回転自在に凹凸係合させ、当該凹凸部分に密着部Mを設けたので、凹凸係合による防滴効果と、圧接密着による防滴効果とを相乗的に発揮させることができ、より効果的な防滴作用を得ることができる。
さらに前記密着部Mにおいて、回転つまみ60と第1ケース10間に、滑らかな表面で摩擦力を低減させる潤滑シート50を設置したので、前記密着部Mにおける密着度を高くできて防滴効果を増大でき、且つ回転つまみ60を第1ケース10に圧接密着させても、第1ケース10に対して回転つまみ60をスムーズに回転させることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、回転つまみとケースを圧接密着させる密着部に、潤滑シートを介在させたが、潤滑シートを省略し、回転つまみの密着面とケースの密着面とを直接密着させる構成としても良い。また上記実施形態では、回転つまみをケースに対して回転自在に凹凸係合させ、当該凹凸部分に密着部を設けたが、当該凹凸係合を省略し、例えば回転つまみに設けた突起部をケースの平面状の面に潤滑シートを介して又は直接密着させる構成、又はその逆に回転つまみの平面状の面にケースに設けた突起部を潤滑シートを介して又は直接密着させる構成などとしても良い。また上記例では回路基板としてフレキシブル回路基板を用いたが、その代わりに硬質の回路基板を用いても良い。また上記実施形態では潤滑部材として潤滑シートを用いたが、可撓性を有さない潤滑部材などを用いても良い。また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 回転式電子部品
10 第1ケース(ケース)
21 クリック係合部
40 回転つまみ側防滴部材
50 潤滑シート(潤滑部材)
60 回転つまみ
90 第2ケース(ケース)
110 クリック弾性体
130 回転体
150 摺動子
170 フレキシブル回路基板(回路基板)
171 摺接パターン(回路パターン)
190 カバー
M 密着部

Claims (4)

  1. 回転つまみと、
    前記回転つまみと一体に回転する回転体と、
    前記回転つまみと前記回転体の間に設置されるケースと、を具備し、
    前記ケースの前記回転体と対向する側の面にクリック係合部を設け、
    前記回転体に前記クリック係合部に弾接するクリック弾性体を取り付け、
    前記クリック弾性体が前記ケースのクリック係合部に弾接する弾発力によって、前記回転つまみを前記ケースに圧接密着させる密着部を設け、この密着部によって前記回転つまみ側から前記回転体側に前記ケースを介して浸入しようとする液体または粉塵を防滴することを特徴とする回転式電子部品。
  2. 請求項1に記載の回転式電子部品であって、
    前記回転つまみを前記ケースに対して回転自在に凹凸係合させ、当該凹凸部分に前記密着部を設けたことを特徴とする回転式電子部品。
  3. 請求項1又は2に記載の回転式電子部品であって、
    前記回転体に取り付けられる摺動子と、前記摺動子が摺接する回路パターンを有する回路基板と、を具備する電気的機能部を設け、
    この電気的機能部をカバーで覆ったことを特徴とする回転式電子部品。
  4. 請求項1又は2または3に記載の回転式電子部品であって、
    前記密着部に、前記回転つまみと前記ケース間の摩擦力を低減させる潤滑部材を設置したことを特徴とする回転式電子部品。
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