JP2020017083A - サーバ装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 イベントの立ち上げを支援するとともに、立ち上げられたイベントをリアルタイムに利用者に提供すること。【解決手段】サーバ装置30は、店舗端末20の端末IDに店舗端末各々が設置された店舗の位置情報を関連付けて保管する手段と、店舗端末の特定操作により発生された端末IDを含むイベントの立ち上げ情報を受信する手段と、店舗端末から受信した端末IDに対応する店舗の位置情報と利用者端末40から受信した現在位置情報とに基づいて、イベントが立ち上げられた店舗端末の設置店舗から所定距離以内の利用者端末を特定する手段と、特定された利用者端末にイベントの開催情報を店舗の位置情報とともに配信する手段と、特定された利用者端末の一からイベントへの参加申込を受信する参加申込受信手段と、を具備し、イベント配信手段はイベントへの参加申込を受信したときイベントの開催情報の特定された利用者端末への配信を停止する。【選択図】 図9
Description
本発明の実施形態は、サーバ装置及びプログラムに関する。
技術の進化に伴って、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、インターネットサイトを使用して、人々は様々な情報を発信し、また受け取ることができるようになった。例えば、SNS、インターネットサイトを介して、様々なイベントの情報を入手し、これらのイベントに参加者として手軽に参加できるようになった。しかしながら、主催者として、こういったイベントを開催するためには、ツイッター(登録商標)に投稿する、専用の掲示板に書き込むなど、SNSやインターネットサイトを使って事前に告知をするしかなく、その場で気軽に、リアルタイムにイベントを立ち上げることができるようなサービスがなかった。
目的は、イベントの立ち上げを支援するとともに、立ち上げられたイベントをリアルタイムに利用者に提供することができるサーバ装置を実現することにある。
本実施形態に係るサーバ装置は、複数の利用者が所有する複数の利用者端末と、複数の店舗に設置される複数の店舗端末とに対してネットワークを介して接続される。サーバ装置は、前記店舗端末の端末IDに前記店舗端末各々が設置された店舗の位置情報を関連付けて保管する端末情報保管手段と、前記店舗端末の特定操作により発生された端末IDを含むイベントの立ち上げ情報を受信するイベント立ち上げ情報受信手段と、前記利用者端末から現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、前記受信した端末IDに対応する店舗の位置情報と前記現在位置情報とに基づいて、前記イベントが立ち上げられた店舗端末が設置された店舗から所定距離以内に配置された前記利用者端末を特定する利用者端末特定手段と、前記特定された利用者端末に前記イベントの開催情報を店舗の位置情報とともに配信するイベント配信手段と、前記特定された利用者端末の一から前記イベントへの参加申込を受信する参加申込受信手段と、前記特定された利用者端末の一に前記イベントの参加承認を送信する参加承認送信手段と、を具備し、前記イベント配信手段は、前記イベントへの参加申込を受信したとき、前記イベントの開催情報の前記特定された利用者端末への配信を停止する。
以下、図面を参照しながら、第1、第2実施形態に係るサーバ装置30について説明する。リアルタイムマッチングシステムは、本システムを利用する店舗(会員店舗)に来店した来店客と、その店舗の近くにいる利用者(個人会員)との間のマッチングを支援するシステムである。具体的には、リアルタイムマッチングシステムは、会員店舗に来店した来店客によるイベントの立ち上げを支援し、会員店舗で立ち上げられたイベントをリアルタイムにその店舗の近隣にいる利用者に提供し、利用者からのイベントへの参加申込を受け付ける。利用者は、本システムを利用することで、周辺で発生しているイベントをリアルタイムに把握することができる。第1、第2実施形態に係るサーバ装置30は、リアルタイムマッチングシステムの中枢として機能し、各店舗で立ち上げられたイベントの情報を管理し、本システムを利用する利用者(個人会員)のリクエストに応じて、逐次変化するイベント情報をリアルタイムに提供するために必要な各機能を備える。もちろん、サーバ装置30の備える各機能は、物理的に分離している二以上のサーバ装置に分散していてもよい。
図1に示すように、リアルタイムマッチングシステムは、サーバ装置30と、複数の店舗に配置される複数の店舗端末20(20−10,20−11,20−12、20−20、20−21、20−22・・)とを有する。複数の店舗端末20は基地局25,26、インターネット等のネットワーク回線10を介してサーバ装置30に通信自在に接続される。サーバ装置30には、インターネット10を介して複数の会員(利用者)が所有する複数の会員端末(利用者端末)40(40−1,40−2、・・・)が通信自在に接続される。
店舗端末20は、典型的には、リアルタイムマッチングシステムで使用される専用端末であり、本システムを提供する提供会社から店舗に貸し出されるものである。店舗端末20は、サーバ装置30にイベント開催通知を入力するためのインターフェースとして機能するものであり、イベントの立ち上げをサーバ装置30に入力するためのボタンを装備する。このボタンは、典型的には物理ボタンであるが、店舗端末20の表示画面に表示されるソフトボタンであってもよい。例えば、店舗に来店した来店客は、店舗から店舗端末20を借用し、店舗端末20に装備されたボタンを押すことで、イベントを立ち上げることができる。もちろん、店舗端末20は、リアルタイムマッチングシステムの店舗端末用のアプリケーションソフトがインストールされたスマートフォン、タブレット等の汎用的な携帯型情報処理端末であってもよい。
サーバ装置30は、店舗端末20の特定操作、具体的にはボタン操作により発生されたイベントの開催情報を収集、管理し、会員からのリクエストに応じてイベントの開催情報を提供する。会員端末40は、基地局を経由してインターネットに接続される情報機器であり、PC,スマートフォン、PHS、PDA、タブレット端末などである。
(第1実施形態)
第1実施形態において、リアルタイムマッチングシステムを構成する店舗端末20には複数種類のボタンが装備される。具体的には、店舗端末20は、イベントを立ち上げた来店客(主催者ともいう)の情報をサーバ装置30に入力するための主催者情報入力ボタン21(21A、21B・・・、21H)と、主催者がそのイベントに参加する参加条件(希望相手)をサーバ装置30に入力するための参加条件入力ボタン22(22A、22B・・・、22J)とを装備する。例えば、主催者情報入力ボタン21は、主催者の年代毎、性別毎に設けられる。同様に、参加条件入力ボタン22は、希望相手の年代毎、性別毎に設けられる。典型的には、主催者情報入力ボタン21のうち一のボタンと、参加条件入力ボタン22のうち一のボタンが押されたとき、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される、イベント開催通知には、イベントが立ち上げられたことを示すコードとともに、端末ID,主催者情報及び参加条件が含まれる。主催者情報入力ボタン21と参加条件入力ボタン22との両方のボタンが押されたことに従って、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される構成とすることにより、主催者は必ず2種類のボタンを押す必要があるため、主催者情報入力ボタンまたは参加条件入力ボタンの押し忘れを防止できる。なお、主催者情報入力ボタン21と参加条件入力ボタン22とのうち一方のボタンが押されたことに従って、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される構成としてもよい。また、店舗端末20は、実際に参加申込した会員がイベントに合流したことを示す合流通知をサーバ装置30に入力するための合流ボタン23を装備する。合流通知には、合流完了を示すコード、端末IDが含まれる。
第1実施形態において、リアルタイムマッチングシステムを構成する店舗端末20には複数種類のボタンが装備される。具体的には、店舗端末20は、イベントを立ち上げた来店客(主催者ともいう)の情報をサーバ装置30に入力するための主催者情報入力ボタン21(21A、21B・・・、21H)と、主催者がそのイベントに参加する参加条件(希望相手)をサーバ装置30に入力するための参加条件入力ボタン22(22A、22B・・・、22J)とを装備する。例えば、主催者情報入力ボタン21は、主催者の年代毎、性別毎に設けられる。同様に、参加条件入力ボタン22は、希望相手の年代毎、性別毎に設けられる。典型的には、主催者情報入力ボタン21のうち一のボタンと、参加条件入力ボタン22のうち一のボタンが押されたとき、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される、イベント開催通知には、イベントが立ち上げられたことを示すコードとともに、端末ID,主催者情報及び参加条件が含まれる。主催者情報入力ボタン21と参加条件入力ボタン22との両方のボタンが押されたことに従って、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される構成とすることにより、主催者は必ず2種類のボタンを押す必要があるため、主催者情報入力ボタンまたは参加条件入力ボタンの押し忘れを防止できる。なお、主催者情報入力ボタン21と参加条件入力ボタン22とのうち一方のボタンが押されたことに従って、イベント開催通知がサーバ装置30に入力される構成としてもよい。また、店舗端末20は、実際に参加申込した会員がイベントに合流したことを示す合流通知をサーバ装置30に入力するための合流ボタン23を装備する。合流通知には、合流完了を示すコード、端末IDが含まれる。
サーバ装置30は、例えばコンピュータにより実現されるものである。サーバ装置30が備える各種機能は、CPUがRAMに格納されたリアルタイムマッチングシステムに係るサーバプログラムに従って動作することにより実現される。
サーバ装置30は、制御部301と、通信部302と、記憶部303と、近隣店舗特定部304と、参加可能イベント特定部305と、会員管理部306と、端末管理部307と、イベント管理部308とを有する。
制御部301は、サーバ装置30の各構成要素を統括的に制御する。通信部302は、制御部301の制御に従って、店舗端末20からイベント開催通知や合流通知を受信する。また、通信部302は、制御部301の制御に従って、会員端末40と各種データ通信を行う。例えば、通信部302は、制御部301の制御に従って、会員端末40にイベント開催情報、イベント参加承認通知を送信し、会員端末40からイベント参加申込を受信する。
制御部301は、サーバ装置30の各構成要素を統括的に制御する。通信部302は、制御部301の制御に従って、店舗端末20からイベント開催通知や合流通知を受信する。また、通信部302は、制御部301の制御に従って、会員端末40と各種データ通信を行う。例えば、通信部302は、制御部301の制御に従って、会員端末40にイベント開催情報、イベント参加承認通知を送信し、会員端末40からイベント参加申込を受信する。
記憶部303は、店舗端末20を管理するための端末管理テーブルのデータを記憶する。図4に示すように、端末管理テーブルでは、店舗端末20の「端末ID」に対して、「端末名称」、「店舗ID」、「店舗URL」、「店舗名」、「店舗ジャンル」、「店舗位置情報」が関連付けされている。1つのレコードで1つの店舗端末20が管理される。端末名称は、店舗の店員や会員が簡単に覚えられるような店舗端末20の呼び名である。店舗ジャンルは、例えば、飲食店であれば「焼肉」、「居酒屋」、「中華」などの料理の種類を示す。店舗位置情報は、典型的には、GPSにより測量された店舗の緯度情報、経度情報である。端末管理テーブルでのデータを会員店舗側で更新できるように、会員店舗毎に会員店舗ページが設けられる。会員店舗の責任者は、会員ID、パスワードを用いて会員店舗ページにログインし、端末管理テーブルで管理されている情報を変更することができる。会員店舗ページを介して店舗端末情報を受信したとき、端末管理部307は、制御部301の制御に従って、端末管理テーブルのデータを更新する。
記憶部303は、店舗端末20の特定操作により立ち上げられたイベントの情報を管理するイベント管理テーブルのデータを記憶する。図5に示すように、イベント管理テーブルでは、「イベントID」に対して、「店舗ID」、「端末ID」、「ステータス」、「主催者情報」、及び「参加条件」が関連付けされている。1つのレコードで1つのイベントが管理される。ステータスは、イベントの状況を示す。ステータスには、「募集中」、「申込中」、「終了(合流有)」、「終了(申込有、合流無)」及び「終了(申込無)」がある。主催者情報には、主催者の「性別」、「年齢」が含まれる。参加条件には、希望相手の「性別」、「年齢」が含まれる。店舗端末20からイベント開催通知や合流通知を受信したとき、イベント管理部308は、制御部301の制御に従って、イベント管理テーブルのデータを更新する。同様に、会員端末40から参加申込を受信したとき、イベント管理部308は、制御部301の制御に従ってイベント管理テーブルのデータを更新する。イベント管理テーブルの更新処理についての詳細は後述する。
記憶部303は、本システムの個人会員(会員)の情報を管理する会員管理テーブルのデータを記憶する。図6に示すように、会員管理テーブルでは、「会員ID」に対して、「パスワード」及び「会員情報」が関連付けされている。会員情報には、会員の「性別」、「年齢」等の会員の属性を示す情報と会員の位置情報が含まれる。会員の位置情報は、会員端末から受信した緯度、経度情報である。会員の位置情報に対応するフィールドには、会員端末から最後に受信した位置情報が書き込まれている。しかしながら、最後に位置情報を受信してから、所定時間が経過したとき、書き込まれていた会員の位置情報は消去される。会員端末40から会員データを受信したとき、会員管理部306は、制御部301の制御に従って、会員管理テーブルのデータを更新する。具体的には、会員管理部306は、新規の会員端末40から受信した新規会員データに従って、会員管理テーブルに新規レコードを作成する。会員管理部306は、既存の会員端末40から受信した更新会員データに従って、会員管理テーブルのレコードを変更する。
参加可能イベント特定部305は、制御部301の制御に従って、各店舗で立ち上げられたイベントのうち、会員が参加可能なイベントを特定する。具体的には、参加可能イベント特定部305は、会員管理テーブルを照会し、会員の属性情報を取得する。参加可能イベント特定部305は、イベント管理テーブルを照会し、ステータスが「募集中」の複数のイベントから、会員の属性情報が参加条件を満たす参加可能イベントを特定する。例えば、会員管理テーブルに登録されている年齢「25歳」、性別「女性」の会員を例にする。この例において、参加可能イベント特定部305は、イベント管理テーブルを照会し、年代「20代」又は「希望なし」であって、性別「女性」を参加条件とするイベントを参加可能イベントとして特定する。
近隣店舗特定部304は、制御部301の制御に従って、複数の店舗のうち、会員の現在位置から所定の距離以内の店舗(以下、近隣店舗という)を特定する。具体的には、近隣店舗特定部304は、端末管理テーブルを照会し、各店舗の緯度、経度情報を特定し、会員の緯度、経度情報と各店舗の緯度、経度情報とに基づいて、会員から各店舗までの距離を計算する。そして、近隣店舗特定部304は、会員から所定距離、例えば500m以内の近隣店舗を特定する。
通信部302は、制御部301の制御に従って、近隣店舗特定部304により特定された近隣店舗に関するイベント開催情報を会員端末40に送信する。イベント開催情報には、近隣店舗特定部304により特定された近隣店舗の店舗IDに関連付けされている店舗情報と、近隣店舗で会員が参加可能なイベントが開催されているか否かを識別する情報と、参加可能なイベントの主催者情報とが含まれる。
次に、イベント管理テーブルの更新処理について図7を参照して説明する。図7は、サーバ装置30のイベント管理テーブルで管理されている1つのイベントのステータスの状態遷移を示している。
サーバ装置30は、店舗端末20から端末IDを含むイベント開催通知を受信したことに従って(A1;YES)、イベント管理テーブルに新規レコードを作成し(A2)、作成した新規レコードに、イベントID,端末ID、ステータス、主催者情報及び参加条件を書き込む。新規レコードは、ステータス「募集中」として管理される。
サーバ装置30は、ステップA2の処理からの経過時間を管理する。ステップA2の処理から所定時間経過するまでの間、会員端末40からイベント参加申込の受信を待機する(A3;NO、A4;NO)。ステップA2の処理から所定時間経過するまでの間に、会員端末40から参加申込を受信したとき(A3;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブルを更新する(A5)。具体的には、参加が申し込まれたイベントのステータスを「募集中」から「申込中」に更新する。ステップA2の処理から所定時間経過するまでの間に、会員端末40から参加申込を受信できないとき(A3;NO、A4;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブル更新する。具体的には、イベントが立ち上げられてから所定時間経過したイベントのステータスを「募集中」から「終了(申込無)」に更新する(A6)。ステータス「終了(申込無)」は、参加申込がなかったことを示す。
サーバ装置30は、ステップA4の処理からの経過時間を管理する。ステップA4の処理から所定時間経過するまでの間、店舗端末20から合流通知の受信を待機する(A7;NO、A9;NO)。ステップA4の処理から所定時間経過するまでの間に、店舗端末20から端末IDを含む合流通知を受信したとき(A7;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブルを更新する。具体的には、合流通知に含まれる端末IDに対応するイベントのステータスを「申込中」から「終了(合流有)」に更新する(A8)。ステータス「終了(合流有)」は、参加申込があって、実際に参加者がイベントに合流したことを示す。
ステップA4の処理から所定時間経過するまでの間に、店舗端末20から合流通知を受信できないとき(A7;NO、A9;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブル更新する。具体的には、参加申込がされてから合流通知の受信がないまま、所定時間が経過したイベントのステータスを「申込中」から「終了(申込有、合流無)」に更新する(A10)。ステータス「終了(申込有、合流無)」は、参加申込はあったが、実際に参加者がイベントに合流しなかったことを示す。
上記のイベント管理テーブルの更新処理によれば、立ち上げられたイベントのステータスは最終的に「終了(合流有)」、「終了(申込有、合流無)」、及び「終了(申込無)」のいずれかに遷移する。これにより、本システムの提供会社は、店舗毎のイベント発生数、イベント発生数に対する申込数の割合、申込数に対する合流数の割合を計算することができ、本システムを導入する会員店舗毎のサービス手数料の算出に利用することができる。
次に、本システムを利用する会員により、会員端末40にインストールされているリアルタイムマッチングシステムの会員端末40側のアプリケーションソフト(以下、単にアプリという)が起動されてから、イベントへの参加が申し込まれるまでのサーバ装置30による処理(イベント参加処理)について、図8を参照して説明する。
会員により会員端末40にインストールされているアプリが起動されると(B1)、会員ID、パスワード、現在位置情報が会員端末40からサーバ装置30に送信される。サーバ装置30は、会員端末40から受信した会員ID、パスワードにより認証処理を実行し、認証通知を会員端末40に送信する。会員端末40で起動しているアプリは、サーバ装置30からの認証通知を受け、会員端末40が備えるGPSセンサから入力された位置情報に従って、外部の地図データ蓄積サーバ装置から受信した地図を会員端末40に表示させる(B3)。
サーバ装置30は、会員管理テーブルを照会し、会員IDを用いて会員の性別、年齢を特定する(B4)。特定した会員の性別、年齢に関する情報は、複数のイベントのうち、その会員が参加可能なイベントを特定するために用いられる。
サーバ装置30は、端末管理テーブルを照会し、会員の現在位置情報を用いて、会員の近隣店舗を特定する(B5)。サーバ装置30は、イベント管理テーブルを照会し、会員が参加可能なイベントを特定する(B6)。ステップB5とステップB6の処理により、近隣店舗のイベント開催情報が発生され、サーバ装置30は、会員端末40にイベント開催情報を送信する。
サーバ装置30から受信したイベント開催情報に従って、会員端末40で起動しているアプリにより、会員端末40にイベント情報提供画面が表示される(B7)。図9に示すように、イベント情報提供画面は、地図401上に店舗アイコン404,405を重ねたものである。店舗アイコン404,405は、店舗位置情報に応じた地図401上の位置に配置される。店舗アイコンの表示態様は、イベント開催店舗とイベント未開催店舗とで区別される。イベント開催店舗を示す店舗アイコン404上には、イベントの主催者情報を含む吹き出し406が配置される。この地図401上には、会員の位置を示すマーカ402と、マーカ402を中心とした円枠403とが配置される。この円枠403は、会員から所定の距離を示す。なお、ここでは、イベント情報提供画面にイベント開催店舗を表す店舗アイコン404とイベント未開催店舗を表す店舗アイコン405との両方が表示されるとしているが、イベント情報提供画面上の会員操作に従って、一方のアイコンのみが表示されるようにすることもできる。イベント情報提供画面の下部には、更新ボタン410として「イベントを探す」ボタンが配置される。会員は、更新ボタン410をタップすることで、イベント開催情報を更新することができる。
会員端末40に表示されているイベント情報提供画面上で店舗アイコン404がタップされると(B8)、会員端末40で起動しているアプリにより、イベント情報提供画面上に参加申込ウィンドウが表示される(B9)。図10に示す例では、参加申込ウィンドウは吹き出し420で表されている。この参加申込ウィンドウ420には、店舗情報421が表示される。店舗情報421には、店舗名、店舗ジャンル、店舗URLが含まれる。店舗情報421の下方には、参加人数を入力するためのプルダウンメニュー422、参加を申し込むための参加申込ボタン423が表示される。
参加申込ボタン423がタップされると(B10)、会員端末40からサーバ装置30に参加申込が送信される。参加申込には、イベントID、参加人数を表すコードが含まれる。サーバ装置30は、端末管理テーブルを照会し、受信したイベントIDにより、参加申込されたイベントを特定し、そのイベントの立ち上げに使用された、つまりイベントが立ち上げられた店舗端末20の端末名を特定する(B11)。サーバ装置30は、イベント管理テーブルを更新するとともに(B12)、承認通知を会員端末40に送信する。この承認通知には、参加が申し込まれたイベントを立ち上げた店舗端末の端末名称が含まれる。同一のイベントに対して複数の参加申込があった場合、サーバ装置30は、複数の参加申込のうち最も早く参加申込をした会員の会員端末40に承認通知を送信し、他の会員の会員端末40に参加不可通知を送信する。また、ステップB12でイベント管理テーブルが更新され、ステータスが「募集中」から「申込中」に遷移したイベントに関するイベント開催情報の会員への配信は停止される。その結果、イベント情報提供画面上において、ステータスが「募集中」から「申込中」に遷移したイベントを開催する店舗のアイコンは、その表示態様がイベント開催店舗を表す態様からイベント未開催店舗を表す態様に変化される。もちろん、ステータスが「募集中」の他のイベントが開催されている店舗であれば、店舗アイコンの表示態様はイベント開催店舗を表す態様で維持される。
サーバ装置30から承認通知を受信すると、会員端末40で起動しているアプリにより、会員端末40に表示中のイベント情報提供画面上に承認通知ウィンドウ430が表示される(B13)。承認通知ウィンドウ430には端末名称が表示される。店舗側では、来店客に貸し出した店舗端末20の端末名称を把握している。したがって、会員は、参加を申し込んだイベントを開催する店舗に赴き、店員に端末名称を伝えることで、会員は、店員によりそのイベントの会場(場所)案内されることができる。
なお、サーバ装置30は予め決められた周期で繰り返し、会員端末40から現在位置情報を収集し、近隣店舗のイベント開催情報を会員端末40に送信する。その結果、会員端末40に表示中のイベント情報提供画面は、予め決められた周期で繰り返し更新される。これにより、会員は近隣店舗で発生するイベント、募集が締め切られたイベントをリアルタイムに把握することができる。
本実施形態において、サーバ装置30は、会員端末40からのリクエストに応じて、近隣店舗のイベント開催情報を会員端末40に提供するが、特定の店舗でイベントが立ち上げられたことに従って、その特定店舗の近隣の会員端末40を特定し、その特定した近隣の会員端末40に、プッシュ通知など任意の方法により、上記特定の店舗のイベント開催情報を提供することができる。もちろん、イベント開催情報を提供する会員端末40を、イベントの参加条件を満たす会員の会員端末40に限定することができる。
以上説明した本実施形態に係るサーバ装置30を備えるリアルタイムマッチングシステムによれば、店舗に来店した来店客は、店舗端末20を操作するだけで、リアルタイムにイベントを立ち上げることができ、その情報を近隣の会員に通知することができる。会員には、図9に示すイベント情報提供画面が提供される。会員は、イベント情報提供画面に表示された地図上で自身が参加可能なイベントが開催されている店舗をリアルタイムに確認することができる。イベント情報提供画面により、会員は、主催者情報を確認して、興味ある主催者であるか否かに従って、参加するイベントを決定することができる。また、店舗情報を確認して、そのときの食べたい料理が出される店舗であるかに従って、参加するイベントを決定することができる。さらに、現在位置から距離に従って、参加するイベントを決定することができる。このように、会員に対して、参加するイベントを決定するために必要な各種情報を提供することができる。会員は、そのときに重視する項目(料理、主催者情報)に従って参加するイベントを決定することができる。また、会員は、イベント情報提供画面上で、イベントは開催されていないが、店舗端末20を設置する店舗も確認することができる。店舗端末20を設置する店舗を確認できることで、主催者としてイベントを立ち上げたいと考えている会員に、店舗端末20を設置する店舗への来店を訴求することができる。
また、端末IDに対して、店舗端末20自体の位置情報ではなく、店舗端末20を設置する店舗の位置情報を関連付けることで、同じ店舗で開催されている複数のイベント毎にアイコンを地図上に表示させる必要がなく、店舗アイコンを表示するだけでよい。つまり、イベント情報提供画面上の表示をシンプルにすることができ、会員によるイベントの視認性を向上させることができる。
一方、例えば、飲食店の会員店舗がリアルタイムマッチングシステムを導入することで、以下のような効果が発揮される。すなわち、4人掛けのテーブルに2人組の来店客を案内した場合に、その2人組に店舗端末20を貸し出し、イベント開催を促す。その2人組がイベントを立ち上げ、そのイベントに2人のお客さんが参加すれば、4人掛けのテーブルを満席にすることができる。つまり、満卓ではあるが満席でないような場合に、空席のあるテーブルを使用している来店客に店舗端末20を貸し出すことで、その空席をイベント参加者で埋めることができ、着席率を向上させることができる。また、イベントを簡単に立ち上げることができる店舗端末20を設置する店舗として、主催者としてイベントを立ち上げたいと考えている会員に、店舗への来店を訴求することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態において、複数のボタンを装備する店舗端末20が使用されたが、図12に示すように、店舗端末20は1つのボタンを装備するものであってもよい。第2実施形態に係るサーバ装置30は、第1実施形態に係るサーバ装置30と同様に構成されるが、店舗端末20に装備されるボタン数が1つであるため、サーバ装置30で管理される各種テーブルのレコードの項目、イベント管理テーブルの更新処理、イベント参加処理などが若干異なる。第1実施形態に対する差異点について説明する。
第1実施形態において、複数のボタンを装備する店舗端末20が使用されたが、図12に示すように、店舗端末20は1つのボタンを装備するものであってもよい。第2実施形態に係るサーバ装置30は、第1実施形態に係るサーバ装置30と同様に構成されるが、店舗端末20に装備されるボタン数が1つであるため、サーバ装置30で管理される各種テーブルのレコードの項目、イベント管理テーブルの更新処理、イベント参加処理などが若干異なる。第1実施形態に対する差異点について説明する。
第1実施形態において、サーバ装置30は、店舗端末20で押されたボタンによって、イベントに参加可能な会員の性別、年代を特定することができた。一方、第2実施形態では、店舗端末20には1つのボタンしか装備されていないため、店舗端末20で操作するボタンによって、参加条件を決めることはできない。しかしながら、図13に示すように、端末管理テーブルにおいて、店舗端末20を男性募集用または女性募集用として予め登録しておくことで、サーバ装置30側で、立ち上げられたイベントの参加条件を特定することができる。これにより、図12に示すように、同一の店舗端末20を男性募集用の店舗端末又は女性募集用の店舗端末として使用することができる。したがって、例えば、参加者を女性に限定するイベントを立ち上げたいのであれば、主催者は女性募集用の店舗端末20を店舗から借りて使用すればよい。また、会員店舗の責任者は、会員ID、パスワードを用いて会員店舗ページにログインし、端末管理テーブルで管理されている情報を変更することができる。したがって、男性募集用の店舗端末20を女性募集用の店舗端末20に簡単に変更することができる。ここでは、希望相手の性別毎に端末が用意される例を説明したが、端末管理テーブルの情報を変更することで、希望相手の属性情報、例えば年代、趣味、体格、ルックス等を限定することができるし、これらの属性情報を組み合わせて希望相手を限定することもできる。
図14に示すように、イベント管理テーブルでは、「イベントID」に対して、「店舗ID」、「端末ID」、「ステータス」、及び「参加条件」が関連付けされている。ステータスには、「募集中」、「終了(申込有)」、及び「終了(申込無)」がある。参加条件には、希望相手の「性別」が含まれる。
図15に示すように、サーバ装置30は、店舗端末20からイベント開催通知を受信したことに従って(C1;YES)、イベント管理テーブルに新規レコードを作成し(C2)、作成した新規レコードに、イベントID,端末ID、ステータス、参加条件を書き込む。新規レコードは、ステータス「募集中」として管理される。
サーバ装置30は、ステップC2の処理からの経過時間を管理する。ステップC2の処理から所定時間経過するまでの間、会員端末40からイベント参加申込の受信を待機する(C3;NO、C4;NO)。ステップC2の処理から所定時間経過するまでの間に、会員端末40から参加申込を受信したとき(C3;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブルを更新する(C5)。具体的には、ステータスを「募集中」から「終了(申込有)」に更新する。ステップC2の処理から所定時間経過するまでの間に、会員端末40から参加申込を受信できないとき(C3;NO、C4;YES)、サーバ装置30はイベント管理テーブル更新する。具体的には、ステータスを「募集中」から「終了(申込無)」に更新する(C6)。
第2実施形態に係るサーバ装置30によるイベント参加処理は第1実施形態に係るサーバ装置30と同様に処理される。ただし、第2実施形態では、会員が参加可能なイベントを特定するための各処理(図8のステップB4、B6)において、会員の性別だけを使う点が第1実施形態と異なる。また、第2実施形態に係るサーバ装置30により提供されるイベント情報提供画面(図9参照)には、主催者情報は表示されない。
以上説明した第2実施形態に係るサーバ装置30によれば、第1実施形態に係るサーバ装置30と同様の効果を得られる。すなわち、第2実施形態に係るサーバ装置30を含むリアルタイムマッチングシステムを利用することで、店舗に来店した来店客は手軽にイベントを立ち上げることができ、会員は自身が参加可能なイベントをリアルタイムに確認することができる。第2実施形態は、第1実施形態に比べて、主催者はイベント参加条件を細かく指定できないし、会員は主催者情報を確認できない。しかし、第2実施形態のように、参加条件を細かく指定できないこと、主催者の情報を確認することができないことが、結果的に主催者側及び参加者側にワクワク感を与えることができるかもしれない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…インターネット、20…店舗端末、30…サーバ装置、40…会員端末。
Claims (5)
- 複数の利用者が所有する複数の利用者端末と、複数の店舗に設置される複数の店舗端末とに対してネットワークを介して接続されるサーバ装置において、
前記店舗端末の端末IDに前記店舗端末各々が設置された店舗の位置情報を関連付けて保管する端末情報保管手段と、
前記店舗端末の特定操作により発生された端末IDを含むイベントの立ち上げ情報を受信するイベント立ち上げ情報受信手段と、
前記利用者端末から現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、
前記受信した端末IDに対応する店舗の位置情報と前記現在位置情報とに基づいて、前記イベントが立ち上げられた店舗端末が設置された店舗から所定距離以内に配置された前記利用者端末を特定する利用者端末特定手段と、
前記特定された利用者端末に前記イベントの開催情報を店舗の位置情報とともに配信するイベント配信手段と、
前記特定された利用者端末の一から前記イベントへの参加申込を受信する参加申込受信手段と、
前記特定された利用者端末の一に前記イベントの参加承認を送信する参加承認送信手段と、を具備し、
前記イベント配信手段は、前記イベントへの参加申込を受信したとき、前記イベントの開催情報の前記特定された利用者端末への配信を停止する、サーバ装置。 - 前記イベントの開催情報には、前記イベントの主催者の情報が含まれる、請求項1記載のサーバ装置。
- 前記利用者の属性情報を保管する利用者情報保管手段をさらに有し、
前記イベントの立ち上げ情報にはイベントへの参加条件が含まれ、
前記利用者端末特定手段は、前記端末IDに対応する店舗の位置情報と前記現在位置情報とに基づいて、前記イベントが立ち上げられた店舗端末が設置された店舗から所定距離以内に配置された前記利用者端末であって、前記利用者の属性情報が前記参加条件を満たす前記利用者端末を特定する、請求項1記載のサーバ装置。 - 前記端末情報保管手段は、前記店舗端末の端末IDに前記店舗端末各々が設置された店舗の位置情報とともに端末名称を関連付けて保管し、
前記参加承認送信手段は、前記特定された利用者端末の一に前記イベントの参加承認とともに、前記参加申込したイベントが立ち上げられた店舗端末の端末名称を送信する、請求項1記載のサーバ装置。 - 複数の利用者が所有する複数の利用者端末と、複数の店舗に設置される複数の店舗端末とに対してネットワークを介して接続されるサーバ装置に用いられるプログラムであって、
コンピュータを、
前記店舗端末の端末IDに前記店舗端末各々が設置された店舗の位置情報を関連付けて保管する手段と、
前記店舗端末の特定操作により発生された端末IDを含むイベントの立ち上げ情報を受信する手段と、
前記利用者端末から現在位置情報を受信する手段と、
前記受信した端末IDに対応する店舗の位置情報と前記現在位置情報とに基づいて、前記イベントが立ち上げられた店舗端末が設置された店舗から所定距離以内に配置された前記利用者端末を特定する手段と、
前記特定された利用者端末に前記イベントの開催情報を店舗の位置情報とともに配信する手段と、
前記特定された利用者端末の一から前記イベントへの参加申込を受信する手段と、
前記特定された利用者端末の一に前記イベントの参加承認を送信する手段として機能させ、
前記配信する手段は、前記イベントへの参加申込通知を受信したとき、前記イベントの開催情報の前記特定された利用者端末への配信を停止する、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018139773A JP2020017083A (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | サーバ装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018139773A JP2020017083A (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | サーバ装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020017083A true JP2020017083A (ja) | 2020-01-30 |
Family
ID=69581461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018139773A Pending JP2020017083A (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | サーバ装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020017083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220129007A1 (en) * | 2020-10-22 | 2022-04-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Autonomous work system |
-
2018
- 2018-07-25 JP JP2018139773A patent/JP2020017083A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220129007A1 (en) * | 2020-10-22 | 2022-04-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Autonomous work system |
US11989030B2 (en) * | 2020-10-22 | 2024-05-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Autonomous work system |
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