JP2020016529A - 物体検出装置および物体検出方法 - Google Patents

物体検出装置および物体検出方法 Download PDF

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浩司 酒井
藤井 俊茂
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Abstract

【課題】長距離の物体を高密度で検出する場合において、全天球の物体検知を高速のフレームレートで、かつ、高精度に行う。【解決手段】ビームを第1の回転軸周りに偏向走査する光走査部と、光走査部で走査されたビームが物体により反射された反射光を受光する受光部と、投光部からのビームの射出タイミングと受光部の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離を測定する測定制御部と、を有する検出装置と、検出装置による走査が終了する毎に、検出装置を第1の回転軸に直交する第2の回転軸で回動させる回転装置と、検出装置および回転装置を制御する制御装置と、を備え、受光部は、互いに独立に制御可能なn個(n≧2の整数)の受光素子を有し、制御装置は、第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、n個の受光素子を用いて同時に物体までの距離を測定するように検出装置を制御する。【選択図】図12

Description

本発明は、物体検出装置および物体検出方法に関する。
従来、物体の有無やその物体までの距離を検出するための物体検出装置が開発されている。物体検出装置の一例としては、航空機、鉄道、自動車などで広く使用されているレーザレーダがある。
例えば特許文献1には、所望の範囲の物体の有無やその物体までの距離を検出できる走査型レーザレーダである物体検出装置が開示されている。特許文献1に開示の物体検出装置は、投光部から射出された光を回転ミラーで2次元走査(XY平面の走査)し、物体で反射もしくは散乱された光を、再度回転ミラーを介して受光部で受光する。
また、特許文献2には、いわゆる全天球(360°)で物体の有無やその物体までの距離を検出できる測定デバイスが開示されている。特許文献2に開示の測定デバイスは、走査型レーザレーダ全体を、回転ミラーの回転軸(第1の回転軸)と直交する軸(第2の回転軸)について回転させる。
しかしながら、従来の全天球(360°)の物体検知を行う方法によって長距離の物体を高密度で検出する場合、全天球の情報をすべて取得するのに非常に多くの時間がかかり、フレームレートが低くなるという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、長距離の物体を高密度で検出する場合において、全天球(360°)の物体検知を高速のフレームレートで、かつ、高精度に行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、投光部から射出されたビームを第1の回転軸周りに偏向走査する光走査部と、前記光走査部で走査されたビームが物体により反射された反射光を受光する受光部と、前記投光部からのビームの射出タイミングと前記受光部の受光タイミングとに基づいて、前記物体までの距離を測定する測定制御部と、を有する検出装置と、前記検出装置による走査が終了する毎に、前記検出装置を前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸で回動させる回転装置と、前記検出装置および前記回転装置を制御する制御装置と、を備え、前記受光部は、互いに独立に制御可能なn個(n≧2の整数)の受光素子を有し、前記制御装置は、前記第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、前記n個の受光素子を用いて同時に前記物体までの距離を測定するように前記検出装置を制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、長距離の物体を高密度で検出する場合において、全天球(360°)の物体検知を高速のフレームレートで、かつ、高精度に行うことができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる物体検出装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、検出装置の構成を概略的に示す図である。 図3は、投光光学系および同期系を模式的に示す図である。 図4は、受光光学系を模式的に示す図である。 図5は、VCSELから出射される光を模式的に示す図である。 図6は、検出装置から外部へ抜けたビームを模式的に示す図である。 図7は、投光光学系と受光光学系とを模式的に示す図である。 図8は、時間計測用PDに入射する光を模式的に示す図である。 図9は、光検出器を例示的に示す図である。 図10は、光検出器を例示的に示す図である。 図11は、走査されるビームの軌跡を例示的に示す図である。 図12は、全天球の距離情報の取得手法を示す図である。 図13は、第2の実施の形態にかかる全天球の距離情報の取得手法を示す図である。 図14は、走査されるビームの軌跡を例示的に示す図である。 図15は、図14に示す走査軌跡を模式的に示す図である。 図16は、走査軌跡を模式的に示す図である。
以下に添付図面を参照して、物体検出装置および物体検出方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる物体検出装置100の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、物体検出装置100は、検出装置200と、検出装置200を支えてY軸(第2の回転軸)に回動させる回転装置300と、制御装置500と、を備えている。検出装置200は、LiDAR(Light Detection And Ranging)と呼ばれるものであって、光による物体の有無や物体までの距離等の物体情報を検出するレーザレーダである。概略的には、物体検出装置100は、検出装置200を回転装置300によってY軸(第2の回転軸)に回動させることにより、全天球(360°)の距離情報を取得する。
制御装置500は、検出装置200および回転装置300を制御する。より詳細には、制御装置500は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。制御装置500は、記憶装置や外部記憶装置に記憶されたプログラムに従ってCPUが動作することにより各種の処理を実行する。
制御装置500で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、制御装置500で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、制御装置500で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、制御装置500で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
図2は、検出装置200の構成を概略的に示す図である。図2に示すように、検出装置200は、投光系15と、受光光学系30と、検出系40と、同期系50と、時間計測部45と、測定制御部46と、を備えている。以上の概略構成は、筐体に実装されている。
測定制御部46は、制御装置500からの測定制御信号(測定開始信号や測定停止信号)を受けて測定開始や測定停止を行う駆動信号(矩形パルス信号)を投光系15や時間計測部45に出力する。
光走査部である投光系15は、投光部としてのVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)10と、駆動部12と、投光光学系20と、を有する。
VCSEL10は、垂直共振器面発光レーザとも呼ばれ、駆動部12(ドライブ回路)により駆動され、レーザ光を射出する。VCSEL10は、Z軸(第1の回転軸)に配列されたm個の発光部を有している。本実施の形態においては、VCSEL10は、4個(m=4)の発光部を有している。なお、1つの発光部は、複数の発光点により構成され、1つの発光部あたりの光量が確保されている。
駆動部12は、測定制御部46から出力される駆動信号(矩形パルス信号)を用いてVCSEL10を点灯(発光)させる。駆動部12は、一例として、VCSEL10に電流を供給可能に接続されたコンデンサ、該コンデンサとVCSEL10との間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタ、該コンデンサを充電可能な充電手段等を有する。
ここで、図3は投光光学系20および同期系50を模式的に示す図、図4は受光光学系30を模式的に示す図である。以下では、図3および図4に示されるZ軸方向を鉛直方向とするXYZ3次元直交座標系を適宜用いて説明する。
投光光学系20は、図3に示されるように、VCSEL10からのレーザ光の光路上に配置されたカップリングレンズ22と、該カップリングレンズ22を介した光の光路上に配置された反射ミラー24と、該反射ミラー24で反射された光の光路上に配置された偏向器としての回転ミラー26と、を有している。図3に示すように、検出装置200を小型化するために、カップリングレンズ22と回転ミラー26との間の光路上に反射ミラー24を設けて光路を折り返している。VCSEL10から出射されたレーザ光は、カップリングレンズ22により所定のビームプロファイルの光に整形された後、反射ミラー24で反射され、回転ミラー26でZ軸(第1の回転軸)周りに偏向される。
受光光学系30は、図4に示されるように、投光光学系20から投射され有効走査領域内にある物体で反射(散乱)された光を反射する回転ミラー26と、該回転ミラー26からの光を反射する反射ミラー24と、該反射ミラー24からの光の光路上に配置され、該光を後述する時間計測用PD(PhotoDiode)42に結像させる結像光学系28と、を有している。
受光部としての時間計測用PD42は、投光光学系20から投射され有効走査領域内にある物体で反射もしくは散乱された光を、受光光学系30を介して受光するn個の受光素子を有している。本実施の形態においては、時間計測用PD42は、4個(n=4)の受光素子を有している。
ここで、時間計測や同期検知に用いる受光素子としては、PD(PhotoDiode)の他、APD(Avalanche Photo Diode)、ガイガーモードAPDであるSPAD(Single Photon Avalanche Diode)等を用いることが可能である。APDやSPADは、PDに対して感度が高いため、検出精度や検出距離の点で有利である。
図4に示すように、投光光学系20から投射され物体で反射(散乱)された光は、回転ミラー26、反射ミラー24を介して結像光学系28に導かれ、該結像光学系28により時間計測用PD42に集光する。図4に示すように、検出装置200を小型化するために、回転ミラー26と結像光学系28との間に反射ミラー24を設けて光路を折り返している。なお、図4に示す結像光学系28は2枚のレンズ(結像レンズ)で構成されているが、1枚のレンズとしても良いし、3枚以上のレンズとしても良いし、ミラー光学系を用いても良い。
図5は、VCSEL10から出射される光を模式的に示す図である。図5に示すように、VCSEL10の発光部10−1,10−2,10−3,10−4から放射されたレ−ザ光であるビームL−1,L−2,L−3,L−4は、カップリングレンズ22の焦点位置で交差して、Z方向に広がりながら検出装置200の外部へ抜け、空間中の物体を独立に検知する。
図6は、検出装置200から外部へ抜けたビームを模式的に示す図である。図6に示すように、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4は、XY平面で見ると、回転ミラー26の偏向によって、円弧状に走査される。走査の方向は、回転ミラー26の回転方向と同じであり、本実施の形態では+Yから−Y方向(図の矢印φ方向)である。また、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4が走査される範囲は、本実施の形態では±75°である。
上述したように、回転ミラー26でZ軸(第1の回転軸)周りの所定の偏向範囲に偏向された光が、投光光学系20から投射された光、すなわち検出装置200から投光された光である。
回転ミラー26は、Z軸(第1の回転軸)周りに複数の反射面を有する。回転ミラー26は、反射ミラー24からの光をZ軸(第1の回転軸)周りに回転しながら反射(偏向)することで、該光により上記偏向範囲に対応する有効走査領域を水平な1軸方向(ここではY軸方向)に1次元走査する。なお、偏向範囲、有効走査領域は、検出装置200の+X側である。以下では、回転ミラー26の回転方向を「ミラー回転方向」とも呼ぶ。また、「有効走査領域」を「投光範囲」や「検出範囲」とも呼ぶ。
なお、回転ミラー26は、図3から分かるように、反射面を2面(対向する2つの面)有しているが、これに限らず、1面でも3面以上でも良い。
ここで、図7は投光光学系20と受光光学系30とを模式的に示す図である。なお、図7においては、投光光学系20と受光光学系30とについて一部省略して示している。図7に示すように、投光光学系20と受光光学系30とは、Z軸(第1の回転軸)方向に重なるように配置されている。これにより、物体上におけるVCSEL10の照射範囲と時間計測用PD42の受光可能範囲との相対的な位置ずれを小さくでき、安定した物体検出を実現することができる。
また、投光光学系20と受光光学系30とは、回転ミラー26と反射ミラー24とを共通とする。回転ミラーと反射ミラー24は、投光光学系20と受光光学系30とで共通にする必要はなく、光学系の配置に応じて、適宜独立して設けてもよい。ただし、回転ミラーについては、投光光学系20と受光光学系30とで共通で設けるほうが投光と受光の同期という観点で有利である。
図8は、時間計測用PD42に入射する光を模式的に示す図である。図8に示すように、物体に当たったビームは、そこで散乱され、その一部が検出装置200へ戻ってくる。つまり、VCSEL10の発光部10−1から放射されたビームL−1の距離情報は時間計測用PD42の受光素子42−1、VCSEL10の発光部10−2から放射されたビームL−2の距離情報は時間計測用PD42の受光素子42−2、VCSEL10の発光部10−3から放射されたビームL−3の距離情報は時間計測用PD42の受光素子42−3、VCSEL10の発光部10−4から放射されたビームL−4の距離情報は時間計測用PD42の受光素子42−4で処理されることになる。
図2に戻り、検出系40は、光検出器43と、二値化回路44(コンパレータ)と、を有している。
ここで、図9および図10は光検出器43を例示的に示す図である。図9及び図10には、それぞれ光検出器43の構成例である光検出器43−1、43−2が示されている。
図9に示すように、光検出器43−1は、時間計測用PD42と、時間計測用PD42の出力電流を処理する処理回路60−1と、を有している。図10に示すように、光検出器43−2は、時間計測用PD42と、時間計測用PD42の出力電流を処理する処理回路60−2と、を有している。
処理回路60−1および処理回路60−2は、時間計測用PD42からの出力電流(電流値)を電圧信号(電圧値)に変換する電流電圧変換器60a(例えばTIA:トランスインピーダンスアンプ)と、該電流電圧変換器からの電圧信号を増幅する信号増幅器60b(例えばVGA:高リニアリティアナログ可変利得アンプ)とを有している。加えて、処理回路60−2は、信号増幅器60bの後段にハイパスフィルタ(HPF)を有している。
二値化回路44は、光検出器43の処理回路からのアナログの電圧信号(受光信号)を、閾値電圧を基準に二値化し、その二値化信号(デジタル信号)を検出信号として時間計測部45に出力する。
図2に戻り、同期系50は、光検出器53と、二値化回路56と、を有している。
光検出器53は、図2及び図3に示されるように、VCSEL10から出射されカップリングレンズ22を介して反射ミラー24で反射された光であって回転ミラー26で偏向され反射ミラー24で再び反射された光の光路上に配置された同期レンズ52と、該同期レンズ52を介した光の光路上に配置された受光素子としての同期検知用PD54と、該同期検知用PD54の出力電流を処理する処理回路と、を有している。なお、光検出器53の処理回路は、光検出器43の処理回路60−1や処理回路60−2と同様の構成を有している。
反射ミラー24は、上記偏向範囲に対して回転ミラー26の回転方向上流側に配置され、回転ミラー26で上記偏向範囲の上流側に偏向された光が入射される。そして、回転ミラー26で偏向され反射ミラー24で反射された光が同期レンズ52を介して同期検知用PD54に入射される。このとき、光検出器53では、同期検知用PD54からの出力電流が処理回路に送られる。
なお、反射ミラー24は、上記偏向範囲に対して回転ミラー26の回転方向下流側に配置されても良い。そして、同期系50が、回転ミラー26で偏向され反射ミラー24で反射された光の光路上に配置されても良い。
回転ミラー26の回転により、該回転ミラー26の反射面で反射された光が同期検知用PD54で受光される度に同期検知用PD54から電流が出力される。すなわち、同期検知用PD54からは定期的に電流が出力される。
このように回転ミラー26からの光を同期検知用PD54に照射するための同期点灯を行うことで、同期検知用PD54での受光タイミングから、回転ミラー26の回転タイミングを得ることが可能となる。
そこで、VCSEL10を同期点灯してから所定時間経過後にVCSEL10をパルス点灯することで有効走査領域を光走査することができる。すなわち、同期検知用PD54に光が照射されるタイミングの前後期間にVCSEL10をパルス点灯することで有効走査領域を光走査することができる。
二値化回路56は、光検出器53の処理回路からのアナログの電圧信号(出力電圧)を、閾値電圧を基準に二値化し、その二値化信号(デジタル信号)を同期信号として測定制御部46に出力する。
測定制御部46は、二値化回路56からの同期信号に基づいて駆動信号を生成し、該駆動信号を駆動部12及び時間計測部45に出力する。すなわち、駆動信号は、同期信号に対して遅延した発光制御信号(周期的なパルス信号)である。
駆動信号が駆動部12に入力されると、駆動部12は、VCSEL10に駆動電流を印加する。VCSEL10に駆動電流が印加されると、VCSEL10は、発光パルスを出力する。
なお、VCSEL10の安全性やVCSEL10の耐久性の観点からVCSEL10の発光のデューティが制限されるため、発光パルスはパルス幅が狭い方が望ましい。例えば、パルス幅は、一般に10ns〜数10ns程度に設定される。また、パルス間隔は、一般に数10μ秒程度である。
時間計測部45は、測定制御部46からの駆動信号の入力タイミングと二値化回路44からの検出信号(二値化信号)の入力タイミングの時間差を、VCSELでの発光タイミングと時間計測用PD42での受光タイミングの時間差として求め、該時間差を時間計測結果として測定制御部46に出力する。
測定制御部46は、時間計測部45からの時間計測結果を距離に変換することで物体までの往復距離を算出し、該往復距離の1/2を距離データとして出力される。
上述したように、VCSEL10は、4個の発光部10−1、10−2、10−3、10−4を有している。VCSEL10の4個の発光部10−1、10−2、10−3、10−4は、同時にビーム(レーザ光)を発光し、別の検知領域にある物体の表面を照射する。物体の表面で反射もしくは散乱されたそれぞれの光は、時間計測用PD42の4個の受光素子42−1、42−2、42−3、42−4でそれぞれ受光される。4個の発光部(10−1、10−2、10−3、10−4)を同時に点灯させても、それぞれを独立に時間計測が可能なのは、光検出器43がそれぞれに対応した4つの受光素子(42−1、42−2、42−3、42−4)を有しているからである。
ここで、図11は走査されるビームの軌跡を例示的に示す図である。図11においては、4個の発光部によって走査されるビームの軌跡(走査軌跡)L−1、L−2、L−3、L−4を3次元空間で立体的に示したものである。
図11においては、検出装置200は、XYZ軸の交点に位置している。上述したように、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4が走査される範囲が±75°であるので、検出装置200は、走査の両端部の距離情報を取得することはできない。ただし、検出装置200は、各円弧状の走査されるビームの軌跡(走査軌跡)を延長すると、天球の地平線JとY軸の交点を通過するように設計されている。また、検出装置200が走査する向きは、図の矢印φ方向である。
物体検出装置100は、このような検出装置200をY軸(第2の回転軸)に対して矢印βの方向に回転装置300によって回動させると、全天球(360°)の距離情報を取得することができる。
ここで、図12は本実施の形態の全天球の距離情報の取得手法を示す図である。図12(a)は、以降の説明を分かりやすくするために、図11をY軸から見た様子を示したものである。図12(a)においては、地平線JとX軸とが同化している。
図12(b)に示すように、例えば、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角を10°とし、Δθ=10°で全天球の距離情報を取得することを考える。すなわち、時間計測用PD42を4個の受光素子42−1、42−2、42−3、42−4で構成し、それぞれがY軸(第2の回転軸)の角度分解能:Δθと対応するように設定する。例えば、n=4(受光素子42−1、42−2、42−3、42−4)、Δθ=10°とし空間を36等分する(空間をA1、A2、A3、・・・A36)場合、A1〜A4を受光素子42−1〜42−4で取得、次にA5〜A8を受光素子42−1〜42−4で取得、・・・、A33〜A36を受光素子42−1〜42−4で取得というようにすれば、受光部が1個の受光素子で構成されていた場合に比べ、フレームレートは4倍向上する。
そこで、図12(c)に示すように、物体検出装置100の制御装置500は、検出装置200による1回目の走査の終了後、回転装置300を矢印β方向に40°回転させ、検出装置200による2回目の走査を行う。図12(c)に示すように、物体検出装置100は、このような動作を9回繰り返すことにより、全天球(360°)の距離情報を取得することができる。
なお、角度分解能Δθを1°とし、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角度を1°とした場合、回転装置300を4°ずつ回動させれば、90回の走査で全天球(360°)の距離情報を取得することができる。
このように本実施の形態によれば、時間計測用PD42は、互いに独立に制御可能なn個(n≧2の整数)の受光素子を有し、制御装置500は、n個の受光素子のそれぞれが、第2の回転軸の角度分解能と対応するように検出装置200を制御することにより、長距離の物体を高密度で検出する場合において、全天球(360°)の物体検知を高速のフレームレートで、かつ、高精度に行うことができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、検出装置200から外部へ抜ける4本のビームの走査方法が異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
第1の実施の形態では、Z軸(第1の回転軸)により検知可能な領域を複数に分割し、各領域を同時にセンシングするようにした。このような場合、角度分解能が細かくなり、それに応じてビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角度も小さくなっていく。すなわち、カップリングレンズ22と結像光学系28との焦点距離が延びていくか、VCSEL10の発光点ピッチと時間計測用PD42の受光素子ピッチが狭くなるかのどちらかになる。焦点距離が延びていくと検出装置200が大型化し、VCSEL10の発光点ピッチと時間計測用PD42の受光素子ピッチを狭くするにも製造上の限界がある。
図13は、第2の実施の形態にかかる全天球の距離情報の取得手法を示す図である。
図13(a)に示すように、例えば、ビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角を30°とし、Δθ=10°で全天球(360°)の距離情報を取得することを考える。
図13(b)に示すように、物体検出装置100は、検出装置200による1回目の走査の終了後、回転装置300を矢印β方向に40°回転させ、検出装置200による2回目の走査を行う。なお、図13(b)では、1回目の走査は削除している。
図13(c)に示すように、物体検出装置100は、検出装置200による2回目の走査の終了後、回転装置300を矢印β方向に更に40°回転させ、検出装置200による3回目の走査を行う。
図13(d)に示すように、物体検出装置100は、検出装置200による3回目の走査の終了後、回転装置300を矢印β方向に更に40°回転させ、検出装置200による4回目の走査を行う。
以下、物体検出装置100は、同じように動作を繰り返すことにより、ビームL−1,L−2,L−3,L−4の走査が1度も重複することなく、しかも不足なく全天球(360°)の距離情報を取得することができる。
このような走査を実現するためには、走査次数Iと時間計測用PD42の受光素子数nとが互いに素であることが必要十分条件である。ここで重要なのは、Z方向の空間情報をレイヤに分割している本質は、投光側の発光点数ではなく、受光側の受光素子数である、という点である。なぜ、時間計測用PD42の受光素子の数nのみでVCSEL10の発光部の数mは関係ないのかというと、距離情報を分割して取得する本質は時間計測用PD42の受光素子の数だけで決定されるからである。例えば、光源が1個しかなくても、物体に当たって散乱したビームが時間計測用PD42に到達するときに、受光素子が複数あれば、それぞれに対応した物体の距離情報を同時に取得することができるためである。複数の受光素子に対応した物体の距離情報を同時に取得できるからこそ、全天球(360°)の情報取得の高速化を実現することが可能となっている。
図14は、走査されるビームの軌跡を例示的に示す図である。図14においては、4個の発光部によって走査されるビームの軌跡L−1、L−2、L−3、L−4を3次元空間で立体的に示したものである。
図14においては、ビームの軌跡L−1〜L−4のそれぞれの成す角を30°とし、Δθ=10°で全天球(360°)の距離情報を取得することを考える。このとき、1回目の走査でビームL−1の走査軌跡はθ=90°、ビームL−2の走査軌跡はθ=60°、ビームL−3の走査軌跡はθ=30°、ビームL−4の走査軌跡はθ=0°である。
図15は、図14に示す走査軌跡を模式的に示す図である。図15は、各円弧状の走査されるビームの軌跡(走査軌跡)を一本ずつ直線で表したものである。図15(a)は1回目の走査を示し、図15(b)は2回目の走査を示し、図15(c)は3回目の走査を示すものである。
図16は、検出装置200から外部へ抜ける4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角度を3°とし、Δθ=1°としたときの走査軌跡を模式的に示す図である。図16に示すように、角度分解能Δθを1°とし、検出装置200から外部へ抜けた4本のビームL−1,L−2,L−3,L−4のそれぞれの成す角度を3°とした場合、回転装置300を4°ずつ回動させれば、90回の走査で全天球(360°)の距離情報を取得することができる。
すなわち、物体検出装置100の制御装置500は、時間計測用PD42の受光素子に対応した検出領域の隣接角度をθとし、検出装置200を回転させる際の角度分解能をΔθとし、時間計測用PD42の受光素子の数nと互いに素である整数を走査次数Iとすると、
Δθ=θ/I ・・・(1)
を満たすように、検出装置200を制御する。
例えば、時間計測用PD42の受光素子の数n(=4)と互いに素となる整数、例えば3を走査次数Iと定義した場合、ビームの軌跡L−1、L−2、L−3、L−4のそれぞれの成す角度はΔθ×I=1°×3=3°に設定される。このようにして、検出装置200を4°ずつ回動させると、下記のようになる(図16参照)。
回転ミラー26の1回目の走査により、0°、3°、6°、9°
回転ミラー26の2回目の走査により、4°、7°、10°、13°
回転ミラー26の3回目の走査により、8°、11°、14°、17°
回転ミラー26の4回目の走査により、12°、15°、18°、21°
回転ミラー26の5回目の走査により、16°、19°、22°、25°
これにより、過不足なく全天球の情報を取得することができる。また、受光素子42−1、42−2、42−3、42−4のピッチも適切に設定できる。
また、走査次数I=5の場合には、ビームの軌跡L−1、L−2、L−3、L−4のそれぞれの成す角度はΔθ×I=1°×5=5°に設定される。このようにして、検出装置200を4°ずつ回動させると、下記のようになる。
回転ミラー26の1回目の走査により、0°、5°、10°、15°
回転ミラー26の2回目の走査により、4°、9°、14°、19°
回転ミラー26の3回目の走査により、8°、13°、18°、23°
回転ミラー26の4回目の走査により、12°、17°、22°、27°
回転ミラー26の5回目の走査により、16°、21°、26°、31°
これにより、過不足なく全天球の情報を取得することができる。また、受光素子42−1、42−2、42−3、42−4のピッチも更に緩和される。
このように本実施の形態によれば、長距離の物体を高密度で検出する場合において、全天球(360°)の物体検知を高速のフレームレートで、かつ、高精度に行うことができる。特に、上記式(1)を満足することで、受光素子のピッチを狭くすることなく、角度分解能に対応して、検出領域の抜け及び重複がなく、高速のフレームレートで、かつ、高精度な物体検知を行うことができる。
10 投光部
15 光走査部
42 受光部
42−1、42−2、42−3、42−4 受光素子
46 測定制御部
100 物体検出装置
200 検出装置
300 回転装置
500 制御装置
特開2015−111090号公報 特開2017−134059号公報

Claims (7)

  1. 投光部から射出されたビームを第1の回転軸周りに偏向走査する光走査部と、前記光走査部で走査されたビームが物体により反射された反射光を受光する受光部と、前記投光部からのビームの射出タイミングと前記受光部の受光タイミングとに基づいて、前記物体までの距離を測定する測定制御部と、を有する検出装置と、
    前記検出装置による走査が終了する毎に、前記検出装置を前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸で回動させる回転装置と、
    前記検出装置および前記回転装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記受光部は、互いに独立に制御可能なn個(n≧2の整数)の受光素子を有し、
    前記制御装置は、前記第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、前記n個の受光素子を用いて同時に前記物体までの距離を測定するように前記検出装置を制御する、
    ことを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記n個の受光素子のそれぞれが、前記第2の回転軸の角度分解能と対応する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記制御装置は、下記式を満たし、前記第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、前記n個の受光素子を用いて同時に前記物体までの距離を測定するように前記検出装置を制御する、
    Δθ=θ/I ・・・(1)
    θ:受光素子に対応した検出領域の隣接角度
    Δθ:検出装置を回転させる際の角度分解能
    I:受光素子の数nと互いに素である整数
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  4. 前記光走査部と前記受光部とは、前記第1の回転軸の方向に重なるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  5. 投光部から射出されたビームを第1の回転軸周りに偏向走査する光走査部と、前記光走査部で走査されたビームが物体により反射された反射光を受光する受光部と、前記投光部からのビームの射出タイミングと前記受光部の受光タイミングとに基づいて、前記物体までの距離を測定する測定制御部と、を有する検出装置と、
    前記検出装置による走査が終了する毎に、前記検出装置を前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸で回動させる回転装置と、
    前記検出装置および前記回転装置を制御する制御装置と、
    を備える物体検出装置における物体検出方法であって、
    前記受光部は、互いに独立に制御可能なn個(n≧2の整数)の受光素子を有し、
    前記制御装置は、前記第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、前記n個の受光素子を用いて同時に前記物体までの距離を測定するように前記検出装置を制御する、
    ことを特徴とする物体検出方法。
  6. 前記n個の受光素子のそれぞれが、前記第2の回転軸の角度分解能と対応する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の物体検出方法。
  7. 前記制御装置は、下記式を満たし、前記第1の回転軸により検知可能な領域を複数に分割した領域について、前記n個の受光素子を用いて同時に前記物体までの距離を測定するように前記検出装置を制御する、
    Δθ=θ/I ・・・(1)
    θ:受光素子に対応した検出領域の隣接角度
    Δθ:検出装置を回転させる際の角度分解能
    I:受光素子の数nと互いに素である整数
    ことを特徴とする請求項5に記載の物体検出方法。
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