JP2020015609A - Paper discharge device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、積載された用紙束を搬送する用紙排出装置に関する。 The present invention relates to a sheet discharge device that conveys a stacked sheet bundle.
従来、印刷装置の用紙排出側に配置される用紙排出装置として、印刷装置内部から排出された用紙が積載されるベルトコンベアを備え、このベルトコンベアによって用紙を搬送する用紙排出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, as a paper discharge device disposed on a paper discharge side of a printing device, a paper discharge device including a belt conveyor on which paper discharged from the inside of the printing device is stacked, and conveying the paper by the belt conveyor is known. (For example, see Patent Document 1).
ところで、上記のベルトコンベア等の搬送部は、用紙が順次積載されていき、印刷ジョブが終了したときや積載枚数が所定枚数に達したときなどに、複数枚の用紙からなる用紙束を搬送する。 By the way, the transport unit such as the above-described belt conveyor transports a sheet bundle including a plurality of sheets when sheets are sequentially stacked and a print job is completed or when the number of stacked sheets reaches a predetermined number. .
また、用紙排出装置に複数の搬送部が配置され、これらの複数の搬送部によって用紙束を受け渡しながら搬送する場合、各搬送部の搬送方向における長さが互いに異なっていたり各用紙束の搬送方向における長さが互いに異なっていたりすることによって、搬送部における搬送方向上流側に用紙束が配置されない無駄なスペースが生じることがある。 Further, when a plurality of transport units are arranged in the paper discharge device and the plurality of transport units convey a sheet bundle while delivering the same, the lengths of the respective transport units in the transport direction are different from each other or the transport direction of each sheet bundle is different. May differ from each other, a useless space where the sheet bundle is not arranged on the upstream side in the transport direction in the transport unit may occur.
このようなスペースが生じると、このスペースの上流側から新たに搬送されてくる用紙束を、先行して搬送される用紙束に詰めて搬送を行うことができない。そのため、例えば、複数の用紙束を積載可能な搬送部において、上記のスペースが生じることによって、上記の新たに搬送されてくる用紙束を搬送部が受け取ることができなくなる場合がある。このように、搬送部における搬送方向上流側に無駄なスペースが生じると、用紙束の搬送効率が下がる。 When such a space occurs, it is impossible to pack a sheet bundle newly conveyed from the upstream side of the space into a sheet bundle conveyed in advance and convey the sheet bundle. For this reason, for example, the above-mentioned space may be generated in the transport unit capable of stacking a plurality of sheet bundles, so that the transport unit may not be able to receive the newly transported sheet bundle. As described above, if a useless space is generated on the upstream side in the transport direction in the transport unit, the transport efficiency of the sheet bundle is reduced.
本発明の目的は、複数の搬送部を備える用紙排出装置において、用紙束の搬送効率を上げることである。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to increase the transport efficiency of a bundle of sheets in a sheet discharge device having a plurality of transport units.
1つの態様では、用紙排出装置は、積載された複数枚の用紙である用紙束を搬送方向下流側に搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部から搬送されてきた前記用紙束を前記搬送方向下流側及び搬送方向上流側に搬送可能な第2搬送部と、前記第1搬送部を駆動する第1搬送駆動部と、前記第2搬送部を駆動する第2搬送駆動部と、前記第1搬送駆動部及び前記第2搬送駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第2搬送部に積載された前記用紙束を前記搬送方向上流側に搬送するように、前記第2搬送駆動部を制御する。 In one aspect, the paper discharge device includes a first transport unit configured to transport a plurality of stacked paper bundles to a downstream side in a transport direction, and a paper bundle transported from the first transport unit. A second transport unit capable of transporting downstream in the transport direction and upstream in the transport direction, a first transport drive unit that drives the first transport unit, a second transport drive unit that drives the second transport unit, A control unit that controls a first transport drive unit and the second transport drive unit, wherein the control unit transports the sheet bundle loaded on the second transport unit to an upstream side in the transport direction. The second transport driving unit is controlled.
前記態様によれば、複数の搬送部を備える用紙排出装置において、用紙束の搬送効率を上げることができる。 According to the above aspect, in the paper discharge device including the plurality of transport units, the transport efficiency of the paper bundle can be increased.
以下、本発明の実施の形態に係る用紙排出装置について、図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, a paper discharge device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、一実施の形態に係る用紙排出装置1を備える印刷システム100を示す構成図である。
FIG. 1 is a configuration diagram illustrating a
図1に示す印刷システム100は、第1印刷装置110と、第1中間装置120と、第2印刷装置130と、第2中間装置140と、用紙排出装置1とを備える。
The
印刷システム100では、用紙Pに片面印刷が行われる場合には、第1印刷装置110又は第2印刷装置130が片面印刷を行う。また、用紙Pに両面印刷が行われる場合には、例えば、第1印刷装置110が表面印刷を行い、第2印刷装置130が裏面印刷を行う。なお、図1には、用紙Pの搬送経路R1,R2−1,R2−2,R3,R4−1,R4−2を破線で示す。
In the
第1印刷装置110は、給紙台111と、スクレーパローラ112と、ピックアップローラ113と、レジストローラ対114と、印刷部115と、吸着搬送部116と、排紙ローラ対117とを有する。
The
給紙台111には、印刷前の用紙Pが積載される。
スクレーパローラ112は、給紙台111に積載された用紙Pのうち最上位に位置する用紙Pを繰り出して搬送する繰り出しローラである。
Sheets P before printing are stacked on the sheet feeding table 111.
The
ピックアップローラ113は、スクレーパローラ112によって繰り出された用紙Pを搬送する。
The
レジストローラ対114は、斜行の補正のために用紙Pが突き当てられた後、この用紙Pを搬送する。
The
印刷部115は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部115の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。
The
吸着搬送部116は、印刷部115に対向するように配置されている。吸着搬送部116は、用紙Pを吸着しながら、ベルトによって用紙Pを搬送する。
The
排紙ローラ対117は、用紙Pを搬送することで、第1印刷装置110から用紙Pを排出させる。
The
第1中間装置120は、搬送ローラ対121と、スイッチバックローラ対122と、搬送ローラ対123とを有する。
The first
搬送ローラ対121は、第1印刷装置110の排紙ローラ対117によって第1印刷装置110から排出された用紙Pを搬送する。搬送ローラ対121によって搬送された用紙Pは、第1印刷装置110から続く直進搬送経路R1から、図示しない切替機構によって、用紙Pを反転させる反転搬送経路R2−1又は用紙Pを反転させない直進搬送経路R2−2に切り替えられて搬送される。
The
スイッチバックローラ対122は、正逆両方向に回転可能であり、反転搬送経路R2−1において用紙Pをスイッチバックし、搬送ローラ対123へ向けて搬送する。
The
搬送ローラ対123は、反転搬送経路R2−1又は直進搬送経路R2−2から搬送された用紙Pを、第2印刷装置130に続く直進搬送経路R3に搬送する。
The
第2印刷装置130は、レジストローラ対131と、印刷部132と、吸着搬送部133と、排紙ローラ対134とを有する。
The
レジストローラ対131は、斜行の補正のために用紙Pが突き当てられた後、この用紙Pを搬送する。 The registration roller pair 131 conveys the sheet P after the sheet P is abutted for skew correction.
印刷部132は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部132の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。
The
吸着搬送部133は、印刷部132に対向するように配置されている。吸着搬送部133は、用紙Pを吸着しながら、ベルトによって用紙Pを搬送する。
The suction conveyance section 133 is arranged to face the
排紙ローラ対134は、用紙Pを搬送することで、第2印刷装置130から用紙Pを排出させる。
The paper
第2中間装置140は、搬送ローラ対141と、スイッチバックローラ対142と、搬送ローラ対143とを有する。
The second
搬送ローラ対141は、第2印刷装置130の排紙ローラ対134によって第2印刷装置130から排出された用紙Pを搬送する。搬送ローラ対141によって搬送された用紙Pは、第2印刷装置130から続く直進搬送経路R3が、図示しない切替機構によって、用紙Pを反転させる反転搬送経路R4−1又は用紙Pを反転させない直進搬送経路R4−2に切り替えられて搬送される。
The transport roller pair 141 transports the sheet P discharged from the
スイッチバックローラ対142は、正逆両方向に回転可能であり、反転搬送経路R4−1において用紙Pをスイッチバックし、搬送ローラ対143へ向けて搬送する。
The switchback roller pair 142 is rotatable in both forward and reverse directions, and switches back the paper P in the reverse transport path R4-1 and transports the sheet P to the
搬送ローラ対143は、反転搬送経路R4−1又は直進搬送経路R4−2から搬送された用紙Pを、第2中間装置140から排出する。
The
図2は、用紙排出装置1の制御構成を示す図である。
図1に示すように、用紙排出装置1は、第1搬送部の一例である第1コンベア10と、第2搬送部の一例である第2コンベア20と、第3搬送部の一例である第3コンベア30とを備える。また、図2に示すように、用紙排出装置1は、第1コンベア搬送駆動部40と、第2コンベア搬送駆動部50と、第3コンベア搬送駆動部60と、第1コンベア昇降駆動部70と、センサ80と、制御部91と、記憶部92と、インターフェース部93とを備える。
FIG. 2 is a diagram illustrating a control configuration of the
As illustrated in FIG. 1, the
なお、用紙排出装置1は、複数の印刷装置の一例である第1印刷装置110及び第2印刷装置130を備える印刷システム100に配置されているが、単一の印刷装置など、用紙Pを排出する装置に配置されていればよい。また、用紙排出装置1は、第2中間装置140に隣接して配置されているが、第2中間装置140を介さずに、第2印刷装置130に隣接するように配置されていてもよい。また、用紙排出装置1は、第2中間装置140を一体に備える用紙排出装置であってもよい。
The
図1に示すように、第1コンベア10は、ベルト11と、ローラ12,13とを有する。
As shown in FIG. 1, the
ベルト11は、ローラ12とローラ13との間に架け渡されている。ベルト11には、上述のように第2中間装置140から排出される用紙P、すなわち印刷済みの用紙Pが積載される。このように、第1コンベア10(ベルト11)には、印刷装置(第1印刷装置110及び第2印刷装置130)から排出される用紙Pが順次積載される。すなわち、第1コンベア10は、排紙台としても機能する。但し、本実施の形態の第1搬送部(第1コンベア10)が、排紙台として機能する搬送部(コンベア)から用紙束を受け渡される搬送部(コンベア)であってもよい。
The
また、ベルト11(第1コンベア10)は、後述する制御部91が第1コンベア搬送駆動部40の制御を行うタイミングで、複数枚の用紙Pである用紙束PBを搬送方向D下流側に搬送する。
The belt 11 (first conveyor 10) conveys a sheet bundle PB, which is a plurality of sheets P, to the downstream side in the conveyance direction D at a timing when the
ローラ12,13の一方は、後述する第1コンベア搬送駆動部40から動力を伝達される駆動ローラであり、他方は、従動ローラである。
One of the
第2コンベア20は、ベルト21と、ローラ22,23と、設置台24とを有する。
ベルト21は、ローラ22とローラ23との間に架け渡されている。また、ベルト21は、第1コンベア10のベルト11の搬送方向D下流側に配置されている。そして、ベルト21(第2コンベア20)は、第1コンベア10から搬送されてきた用紙束PBを搬送方向D下流側に搬送する。なお、詳しくは後述するが、第2コンベア20は、搬送方向D上流側にも用紙束PBを搬送することができる。
The
The
ローラ22,23の一方は、後述する第2コンベア搬送駆動部50から動力を伝達される駆動ローラであり、他方は、従動ローラである。
One of the
設置台24は、ベルト21の高さをベルト11の搬送時の高さに合わせるように設置されている。
The installation table 24 is installed so that the height of the
第3コンベア30は、第2コンベア20と同様に、ベルト31と、ローラ32,33と、設置台34とを有する。
The
ベルト31は、第2コンベア20のベルト11の搬送方向D下流側に配置されている。そして、ベルト31(第3コンベア30)は、第2コンベア10から搬送されてきた用紙束PBを、例えば、ベルト31における搬送方向D中央まで搬送する。その後、用紙束PBは、ユーザによって受け取られる。なお、第3コンベア30の更に搬送方向D下流側に第4コンベアが配置されていてもよい。この場合、第3コンベア30は、用紙束PBを第4コンベアに搬送することになる。また、第3コンベア30としては、用紙束PBの載置面にコロ等の搬送部材が配置された台車などであってもよい。この場合、後述する第3コンベア搬送駆動部60は省略されることになる。また、第3コンベア30が用紙排出装置1とは別の装置に配置される場合などには、用紙排出装置1において、第3コンベア30が省略されてもよい。
The
ここで、第1コンベア10、第2コンベア20、及び第3コンベア30は、ベルト11,21,31を有するため、ベルトコンベアといえるが、ローラコンベア等の他の搬送部であってもよい。また、図1では、第1コンベア10が筐体に収容され、第2コンベア20及び第3コンベア30が筐体に収容されていないように図示されているが、第1コンベア10及び第2コンベア20の2つ、又は、第1コンベア10、第2コンベア20、及び第3コンベア30の全てが筐体に収容されていてもよいし、全てが筐体に収容されていなくともよい。
Here, since the
また、第1コンベア10及び第3コンベア30には、単一の用紙束PBが積載される一方、第2コンベア20は、複数の用紙束PBを積載可能である。但し、第2コンベア20が単一の用紙束PBのみしか積載できなくともよいし、第1コンベア10及び第3コンベア30が複数の用紙束PBを積載可能であってもよい。
Further, a single sheet bundle PB is stacked on the
図2に示す第1コンベア搬送駆動部40は、第1コンベア10(第1搬送部)を駆動する第1搬送駆動部(アクチュエータ)の一例である。第2コンベア搬送駆動部50は、第2コンベア20(第2搬送部)を駆動する第2搬送駆動部(アクチュエータ)の一例である。第3コンベア搬送駆動部60は、第3コンベア30(第3搬送部)を駆動する第3搬送駆動部(アクチュエータ)の一例である。第1コンベア搬送駆動部40、第2コンベア搬送駆動部50、及び第3コンベア搬送駆動部60は、例えばモータである。
The first conveyor
第1コンベア昇降駆動部70は、第1コンベア10を、上端の初期位置と下端の搬送位置との間で移動させるためのアクチュエータであり、例えばモータである。第1コンベア昇降駆動部70は、制御部91の制御によって、第1コンベア10上に用紙Pが積載されていくのに合わせて第1コンベア10を下降させる。
The first conveyor lifting
センサ80は、第1コンベア10の高さを検知するセンサ、第1コンベア10に積載された用紙束PBの搬送方向Dにおける位置を検知するセンサ、第2コンベア20に積載された用紙束PBの搬送方向Dにおける位置を検知するセンサ、第3コンベア30に積載された用紙束PBの搬送方向Dにおける位置を検知するセンサなどを含むとよい。また、センサ80は、用紙排出装置1が設置された環境の環境情報の一例である気流を検知する気流検知センサ、環境情報の他の一例である湿度を検知する湿度検知センサなどを含むとよい。これらの気流検知センサ及び湿度検知センサは、環境情報を検出する環境情報検出部の一例として機能する。このように検出される環境情報は、制御部91によって取得される。なお、気流、湿度などの環境情報は、用紙排出装置1以外の装置のセンサによって検出され、インターフェース部93を介して制御部91によって取得されてもよい。
The
制御部91は、用紙排出装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit)を有し、第1コンベア搬送駆動部40、第2コンベア搬送駆動部50等の各部の動作を制御する。なお、制御部91は、単一の制御部に限られず、例えば、第1コンベア搬送駆動部40及び第1コンベア昇降駆動部70を制御する制御部と、第2コンベア搬送駆動部50を制御する制御部と、第3コンベア搬送駆動部60を制御する制御部とがそれぞれ分離して配置されたものであってもよい。
The
記憶部92は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などである。
The
インターフェース部93は、印刷システム100の制御部等の外部機器との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部93は、印刷システム100の制御部から、印刷ジョブの印刷が終了したという情報を受け、制御部91は、この情報に基づき、第1コンベア10が上昇移動した位置にあれば、第1コンベア10を下端の搬送位置に下降させるように第1コンベア昇降駆動部70を制御する。また、制御部91は、第1コンベア10によって用紙束PBを搬送するように第1コンベア搬送駆動部40を制御する。
The
或いは、制御部91は、第1コンベア10に積載された用紙Pの枚数が所定枚数に達したとき(例えば、後述するセンサ80のうち第1コンベア10の高さを検知するセンサが、第1コンベア10に用紙Pが積載されるのに伴って第1コンベア10が下降して下端の搬送位置にあることを検知したとき)、第1コンベア10によって用紙束PBを搬送するように第1コンベア搬送駆動部40を制御する。
Alternatively, when the number of sheets P stacked on the
図3は、用紙束PBの搬送制御の一例を説明するためのフローチャートである。
図4(a)〜(c)は、用紙束PBの搬送制御の一例を説明するための説明図である。
FIG. 3 is a flowchart for explaining an example of transport control of the sheet bundle PB.
FIGS. 4A to 4C are explanatory diagrams for explaining an example of transport control of the sheet bundle PB.
なお、図3に示す各処理は、図2に示す制御部91によって行われるものであり、主に第2コンベア20を駆動する第2コンベア搬送駆動部50の制御に関するものである。また、図3に示す処理は、例えば、図4(a)に示す第1コンベア10上の用紙束PB4を搬送方向D下流側に搬送する際に開始する処理である。
Each process shown in FIG. 3 is performed by the
図4(a)〜(c)に示す「a」〜「h」は、すべて搬送方向Dにおける長さであり、「a」は第2コンベア20の長さ、「b」は用紙束PB3の長さ、「c」は用紙束PB2の長さ、「d」は用紙束PB1の長さ、「e」は用紙束PB2と用紙束PB3との間隔、「f」は用紙束PB1と用紙束PB2との間隔、「g」は用紙束PB4の長さ、「h」は、用紙束PB3と用紙束PB4との間隔を表す。なお、用紙束PB1、用紙束PB2、用紙束PB3、及び用紙束PB4は、この順番で、搬送方向D下流側から順に並んでいる。
4A to 4C, “a” to “h” are all lengths in the transport direction D, “a” is the length of the
まず、制御部91は、図4(a)に示す第1コンベア10に積載された用紙束PB4を第2コンベア20に搬送すると、第2コンベア20に積載された用紙束PB1を第3コンベア30に搬送する必要が生じるかを判定する(ステップS1)。具体的には、制御部91は、「a−(b+c+d+e+f)≦g+h」であるかを判定する。
First, when the
上記の「a−(b+c+d+e+f)≦g+h」の左辺は、第2コンベア20における用紙束PB1,PB2,PB3よりも搬送方向D下流側のスペースの長さ、右辺は、用紙束PB4の長さ、及び用紙束PB4と用紙束PB3との想定される間隔を足し合わせたものである。
The left side of “a− (b + c + d + e + f) ≦ g + h” is the length of the space on the
制御部91は、第1コンベア10に積載された用紙束PB4を第2コンベア20に搬送しても、第2コンベア20に積載された用紙束PB1を第3コンベア30に搬送する必要が生じない(すなわち、「a−(b+c+d+e+f)>g+h」)と判定すれば(ステップS1:NO)、第1コンベア搬送駆動部40及び第2コンベア搬送駆動部50を制御することで、用紙束PB1,PB2,PB3,PB4が搬送方向D下流側に搬送され第2コンベア20に積載されるように第1コンベア10及び第2コンベア20を駆動する(ステップS2)。そして、制御部91は、図3に示す処理を終了する。
The
制御部91は、第1コンベア10に積載された用紙束PB4を第2コンベア20に搬送すると、第2コンベア20に積載された用紙束PB1を第3コンベア30に搬送する必要が生じると判定すれば(ステップS1:YES)、第1コンベア搬送駆動部40、第2コンベア搬送駆動部50、第3コンベア搬送駆動部60を制御することで、用紙束PB1,PB2,PB3,PB4を搬送方向D下流側に搬送して用紙束PB1が第3コンベア30に積載されるように、第1コンベア10、第2コンベア20、及び第3コンベア30の正転駆動を開始する(ステップS3)。
The
制御部91は、この正転駆動を、第2コンベア20の搬送距離が「a−(b+c+d+e+f)+(d+f)」に達するまで行う(ステップS4)。すなわち、制御部91は、図4(b)に示すように、用紙束PB1を第3コンベア30に受け渡し、用紙束PB1の後端が第3コンベア30に完全に受け渡されるまで正転駆動を行う。
The
制御部91は、正転駆動が終了した後(ステップS4:YES)、すなわち、第2コンベア20が第3コンベア30に用紙束PBを受け渡した後、図4(c)に示すように、第2コンベア20に積層された用紙束PB2,PB3,PB4の搬送方向D上流側のスペースSを狭めるように第2コンベア20を搬送方向D上流側へ逆向きに搬送する逆転駆動の制御を第2コンベア搬送駆動部50に対し行う(ステップ5)。
After the normal rotation drive ends (step S4: YES), that is, after the
制御部91は、上記の逆転駆動を、第2コンベア20の逆搬送距離が「a−(b+c+g+e+h)」に達するまで行う(ステップS6)。これにより、第2コンベア20に積載された搬送方向D上流側の用紙束PB4が第2コンベア20における搬送方向D上流側の端部まで搬送される。
The
制御部91は、逆転駆動が終了すると(ステップS6:YES)、図3に示す処理を終了する。
When the reverse rotation drive ends (step S6: YES), the
なお、図3のフローチャートでは、第2コンベア20の逆転駆動処理(ステップS5)を、第2コンベア20に積載された搬送方向D上流側の用紙束PB4が第2コンベア20における搬送方向D上流側の端部まで搬送されるように行うことで、スペースSの搬送方向Dにおける長さがゼロとなる(スペースSがなくなる)。但し、逆転駆動は、スペースSが少しでも狭まればよく、第2コンベア20に積載された用紙束PB4が搬送方向D上流側の端部まで搬送されなくともよい。
In the flowchart of FIG. 3, the reverse rotation drive process (step S5) of the
また、図3のフローチャートでは、ステップS2の処理後に図3に示す処理が終了するが、ステップS2において用紙束PB1,PB2,PB3,PB4が第2コンベア20に積載された状態では、その後いずれは、図4(b)に示すように第2コンベア20が用紙束PB1を第3コンベア30に受け渡すことになる。そのため、第2コンベア20が用紙束PB1を第3コンベア30に受け渡した後にも、上述のステップS5の処理と同様に、制御部91は、図4(c)に示すように、第2コンベア20に積層された用紙束PB2,PB3,PB4の搬送方向D上流側のスペースSを狭めるように、第2コンベア20を搬送方向D上流側に逆向きに駆動する逆転駆動の制御を第2コンベア搬送駆動部50に対し行うとよい。
In the flowchart of FIG. 3, the process illustrated in FIG. 3 ends after the process of step S2. In the state where the sheet bundles PB1, PB2, PB3, and PB4 are stacked on the
また、制御部91は、上述のステップS2の前段階のステップS1において、第1コンベア10に積載された用紙束PB4を第2コンベア20に積載可能である(「a−(b+c+d+e+f)>g+h」)と判定している(ステップS1:NO)。そのため、「a−(b+c+d+e+f)=g+h」の関係にも立たない。したがって、ステップS2において用紙束PB1,PB2,PB3,PB4が第2コンベア20に積載されるように搬送方向D下流側に搬送された後、第2コンベア20における用紙束PB4よりも搬送方向D上流側には、上述のスペースSと同様にスペースが生じる。そのため、制御部91は、このスペースを狭めるように、上述のステップS5と同様に、逆転駆動の制御を第2コンベア搬送駆動部50に対し行ってもよい。このように、逆転駆動の制御は、第2コンベア20が第3コンベア30に用紙束PBを受け渡した後に限られない。
Further, the
或いは、制御部91は、上述の逆転駆動を、第2コンベア20が第3コンベア30に用紙束PBを受け渡した後に毎回行ってもよい。第2コンベア20が第3コンベア30に用紙束PBを受け渡したことは、例えば、上述の、第2コンベア20に積載された用紙束PBの搬送方向Dにおける位置を検知するセンサ、第3コンベア30に積載された用紙束PBの搬送方向Dにおける位置を検知するセンサなどによっても検出することが可能である。
Alternatively, the
なお、本実施の形態では、制御部91は、第2コンベア20に積載された用紙束PBを搬送方向D上流側に搬送するために、第2コンベア20を搬送方向D上流側へ逆向きに搬送する逆転駆動の制御を第2コンベア搬送駆動部50に対し行っている。しかしながら、第2コンベア20に積載された用紙束PBを搬送方向D上流側に搬送するには、必ずしも逆転駆動を行わなくともよい。例えば、第2コンベア20が用紙束PBを第1コンベア10から受け取る位置と用紙束PBを第3コンベア30に受け渡す位置とに循環(周回)移動し、この受け渡す位置において図示しない受け渡し部材によって第3コンベア30への用紙束PBの受け渡しが行われる場合、用紙束PBが第3コンベア30に受け渡された後、逆転駆動が行われずに正転駆動が行われることによっても、第2コンベア20に積載された用紙束PBを搬送方向D上流側に搬送することができる。
In the present embodiment, the
ところで、第1コンベア10、第2コンベア20、及び第3コンベア30が用紙束PBを搬送する際には、定速搬送時における用紙束PBの搬送速度、加速搬送時における用紙束PBの搬送加速度(すなわち正の加速度)、減速搬送時における用紙束PBの搬送加速度(すなわち負の加速度)にもよるが、用紙束PBの積載用紙情報(例えば、用紙Pの種類(図5における用紙種類)、用紙Pのサイズ(図5における用紙サイズ)、用紙Pの向き(図5における用紙方向)、及び用紙P(用紙束PB)の積載枚数など)によって、用紙束PBの紙崩れの生じやすさが異なる。この紙崩れは、例えば、用紙束PBにおいて用紙Pがずれた状態、或いは用紙が用紙束から落下した状態を意味する。
By the way, when the
そのため、積載用紙条件によっては、上記の「e」、「f」、「h」等の用紙束PBの間隔を超えて、用紙束PBの一部の用紙Pがずれ、互いに隣接する2つの用紙束PBの用紙Pが互いに接触することがありえる。一方で、間隔を広くしすぎると、その分、用紙束PBの搬送効率が悪化することになる。そこで、制御部91は、用紙束PBの積載用紙情報に基づいて、用紙束PBの間隔を決定し、この決定された間隔に基づいて、第1コンベア搬送駆動部40、第2コンベア搬送駆動部50、及び第3コンベア搬送駆動部60を制御するとよい。
Therefore, depending on the loading sheet conditions, some of the sheets P of the sheet bundle PB are shifted beyond the interval of the sheet bundle PB such as “e”, “f”, and “h”, and two adjacent sheets P The sheets P of the bundle PB may come into contact with each other. On the other hand, if the interval is too wide, the transport efficiency of the sheet bundle PB will be deteriorated accordingly. Therefore, the
なお、制御部91は、用紙束PBの間隔を積載用紙情報に基づいて決定する処理を行うという設定が例えばユーザによって設定されている場合などに限って、上述の積載用紙情報に基づく用紙束PBの間隔の決定を行ってもよい。
The
ここで、制御部91が、記憶部92に格納された図5に示すテーブルを参照することによって、用紙束PBの間隔を決定する例について説明する。
Here, an example in which the
図5は、積載用紙情報(パラメータ)と、用紙束PBの間隔との関係を表すテーブルである。 FIG. 5 is a table showing the relationship between the stacking sheet information (parameters) and the interval of the sheet bundle PB.
まず、図5に示すテーブルでは、積載用紙情報として、用紙種類、用紙サイズ、用紙方向、及び用紙枚数の4つが含まれるが、図5に示すテーブルは、少なくとも1つの積載用紙情報を含めばよい。なお、積載用紙情報は、例えば、印刷ジョブに基づいて制御部91によって取得される。
First, in the table shown in FIG. 5, four types of paper type, paper size, paper direction, and number of paper sheets are included as the loaded paper information, but the table shown in FIG. 5 may include at least one loaded paper information. . The stacking sheet information is acquired by the
用紙種類は、例えば、坪量(単位面積当たりの重量)が相対的に大きい普通紙、相対的に小さい薄紙などである。薄紙は、普通紙よりも坪量が小さいため、同じ用紙サイズであれば、重量が小さくなり、滑りに対する摩擦力が小さくなる。したがって、薄紙は、普通紙よりも紙崩れが生じやすいといえる。 The paper type is, for example, plain paper having a relatively large basis weight (weight per unit area), thin paper having a relatively small basis, or the like. Since thin paper has a smaller basis weight than plain paper, if the paper size is the same, the weight is reduced, and the frictional force against sliding is reduced. Therefore, it can be said that thin paper is more likely to collapse than plain paper.
なお、用紙種類としては、普通紙よりも坪量が大きい厚紙が含まれてもよい。また、用紙種類は、坪量(薄紙又は普通紙)に限られず、用紙Pの材質等の他の用紙種類であってもよい。用紙Pの材質に応じて、生じる摩擦力が異なり、紙崩れの生じやすさも異なるためである。 Note that the paper type may include thick paper having a larger basis weight than plain paper. Further, the paper type is not limited to the basis weight (thin paper or plain paper), and may be another paper type such as the material of the paper P. This is because the frictional force generated differs depending on the material of the paper P, and the likelihood of paper collapse also differs.
用紙サイズは、例えば、A3(297×420mm)、A4(210×297mm)などである。A3よりもサイズが小さいA4は、第1コンベア10、第2コンベア20、及び第3コンベア30のベルト11,21,31との接触面積がA3よりも小さくなるため、摩擦力が小さくなる。したがって、A4は、A3よりも紙崩れが生じやすいといえる。
The paper size is, for example, A3 (297 × 420 mm), A4 (210 × 297 mm), or the like. A4, which is smaller in size than A3, has a smaller contact area with the
用紙方向は、用紙Pの長手方向が搬送方向Dに平行な縦方向、又は、用紙Pの長手方向が搬送方向Dに直交する横方向である。横方向は、縦方向よりも重心から転倒支点までの距離が短くなるため、縦方向よりも紙崩れが生じやすいといえる。 The paper direction is a vertical direction in which the longitudinal direction of the paper P is parallel to the transport direction D, or a horizontal direction in which the longitudinal direction of the paper P is orthogonal to the transport direction D. In the horizontal direction, since the distance from the center of gravity to the overturning fulcrum is shorter than in the vertical direction, it can be said that paper collapse is more likely to occur in the horizontal direction.
用紙枚数は、例えば、1枚〜1000枚、1001枚〜2000枚、2001枚以上などである。積載された用紙枚数が多いほど、重心が高くなるため、2001枚以上が最も紙崩れが生じやすく、1001枚〜2000枚が次に紙崩れが生じやすく、1枚〜2000枚は最も紙崩れが生じにくい。なお、図5のテーブルでは、用紙枚数が3つの範囲で区切られているが、4つ以上又は2つの範囲で区切ってもよい。 The number of sheets is, for example, 1 to 1000, 1001 to 2000, 2001 or more. The larger the number of stacked sheets, the higher the center of gravity. Therefore, 2001 or more sheets are most likely to be broken, and 1001 to 2000 sheets are most likely to be broken next, and 1 to 2000 sheets are most likely to be broken. It is unlikely to occur. In the table of FIG. 5, the number of sheets is divided into three ranges, but may be divided into four or more or two ranges.
図5のテーブルには、上述の用紙種類、用紙サイズ、用紙方向、及び用紙枚数に対応する間隔(G1〜G24[mm])が定められている。これらの間隔は、実験的に定められているとよいが、例えば、積載用紙情報が紙崩れを生じさせやすいものを含むほど、間隔が広くなるように設定されるとよい。 In the table of FIG. 5, intervals (G1 to G24 [mm]) corresponding to the above-described paper type, paper size, paper direction, and the number of paper sheets are defined. These intervals may be determined experimentally. For example, the intervals may be set to be wider as the loaded paper information includes information that easily causes paper collapse.
例えば、図5のテーブルでは、用紙種類「薄紙」、用紙サイズ「A4」、用紙方向「横」、及び用紙枚数「2001枚以上」の場合に最も紙崩れが生じやすいため、この場合の間隔G24[mm]が最も広くなることが望ましい。 For example, in the table of FIG. 5, paper collapse is most likely to occur when the paper type is “thin paper”, the paper size is “A4”, the paper direction is “landscape”, and the number of sheets is “2001 or more”. It is desirable that [mm] be the largest.
ここで、用紙束PBの間隔は、互いに隣接する2つの用紙束PBの間隔であるため、搬送方向D下流側において先行して搬送される用紙束PBの用紙Pが、搬送方向D上流側にずれることもあるし、搬送方向D上流側において続いて搬送される用紙束PBの用紙Pが、搬送方向D下流側にずれることもある。そのため、制御部91は、図5のテーブルを参照する場合、互いに隣接する2つの用紙束PBの一方の積載用紙情報に対応する間隔と、他方の積載用紙情報に対応する間隔とを足した値を用紙束PBの間隔に決定するとよい。
Here, since the interval between the sheet bundles PB is the interval between two sheet bundles PB adjacent to each other, the sheet P of the sheet bundle PB that is transported earlier in the transport direction D downstream moves upstream in the transport direction D. The sheet P of the sheet bundle PB subsequently conveyed on the upstream side in the conveying direction D may be shifted on the downstream side in the conveying direction D. Therefore, when referring to the table in FIG. 5, the
なお、図5のテーブルに含まれない積載用紙情報を含む条件(例えば、用紙サイズB4)の用紙束PBについては、図5のテーブルの間隔に基づいて用紙束PBの間隔が決定されてもよい。 Note that, for the sheet bundle PB under the condition (for example, the sheet size B4) including the stacked sheet information that is not included in the table of FIG. 5, the interval of the sheet bundle PB may be determined based on the interval of the table of FIG. .
例えば、用紙サイズB4(257×364mm)は、A3(297×420mm)よりもサイズが小さいが、A3よりも紙崩れを生じさせやすいA4(210×297mm)よりはサイズが大きい。そのため、このような場合、制御部91は、用紙種類等の他の積載用紙情報が一致するA3の間隔よりも広く且つA4の間隔よりも狭い間隔に決定するとよい。例えば、制御部91は、用紙種類等の他の積載用紙情報が一致するA3及びA4の中間の値となるようにB4の間隔を決定してもよいし、A3とA4とB4との面積比に間隔の比が一致するように、B4の間隔を決定してもよい。
For example, the paper size B4 (257 × 364 mm) is smaller than A3 (297 × 420 mm), but larger than A4 (210 × 297 mm), which is more likely to cause paper collapse than A3. Therefore, in such a case, the
また、制御部91が用紙束PBの積載用紙情報として、図5のテーブルに含まれる積載用紙情報の一部(例えば、用紙種類)を取得できない場合には、用紙種類「普通紙」及び他の取得された積載用紙情報に対応する間隔と、用紙種類「薄紙」及び他の取得された積載用紙情報とに対応する間隔との中間の値を間隔に決定するとよい。すなわち、制御部91は、取得できた一部の積載用紙情報に対応する複数の間隔に基づいて用紙束PBの間隔を決定するとよい。
When the
なお、上述の説明では、制御部91がテーブルを参照することによって間隔を決定する例について述べたが、制御部91は、積載用紙情報に対応する設定値に基づいて演算を行うことによって、間隔を決定してもよい。この場合、単一の用紙束PBごとに間隔を決定して足し合わせるのではなく、互いに隣接する2つの用紙束PBの積載用紙情報に対応する設定値を用いて単一の演算を行ってもよい。
In the above description, the example in which the
一例ではあるが、基準となる間隔(基準間隔)に対して、用紙種類「普通紙」の場合には変更を行わず、「普通紙」よりも紙崩れを生じさせやすい用紙種類「薄紙」の場合には、基準間隔に設定値(1より大きい値)を掛けることにより間隔を広くするか、或いは基準間隔に設定値を足すことにより間隔を広くする。制御部91は、このような演算を各積載用紙情報について行うことにより、間隔を決定することができる。
As an example, the reference interval (reference interval) is not changed in the case of the paper type “plain paper”, and the paper type “thin paper” which is more likely to cause paper collapse than “plain paper” is used. In this case, the interval is widened by multiplying the reference interval by a set value (a value greater than 1), or the interval is widened by adding the set value to the reference interval. The
なお、制御部91は、基準間隔を用いなくとも間隔を演算により決定することもできる。例えば、各積載用紙情報に対応する設定値を足していくか又は設定値を掛け合わせていくことにより、間隔を演算により決定することができる。
Note that the
また、制御部91は、上述の積載用紙情報に加えて、用紙排出装置1が設置された環境の気流、湿度などの環境情報に基づいて間隔を決定してもよい。
Further, the
例えば、気流が強い場合には、気流が弱い場合と比較して、紙崩れが生じやすいといえる。また、湿度が低い場合には、湿度が高い場合と比較して、用紙Pの重量が小さくなるため、紙崩れが生じやすいといえる。そのため、気流が強いほど、或いは湿度が低いほど、間隔が広くなるように、環境情報に対応する設定値が定められるとよい。 For example, it can be said that paper collapse is more likely to occur when the airflow is strong than when the airflow is weak. In addition, when the humidity is low, the weight of the paper P is smaller than when the humidity is high, so that it can be said that the paper P is likely to collapse. Therefore, the setting value corresponding to the environmental information may be set such that the interval becomes wider as the airflow becomes stronger or the humidity becomes lower.
制御部91は、例えば、図5に示すテーブルを参照することにより得られる間隔に、環境情報に対応する設定値を掛け合わせたり、足したり、或いは引いたりすることで、間隔を決定することができる。また、上述のように、制御部91がテーブルを参照せずに、各積載用紙情報に対応する設定値を用いて演算を行う場合には、積載用紙情報に対応する設定値のみならず環境情報に対応する設定値を用いて演算を行うとよい。
The
以上説明した本実施の形態では、用紙排出装置1は、積載された複数枚の用紙Pである用紙束PBを搬送方向D下流側に搬送する第1搬送部の一例である第1コンベア10と、この第1コンベア10から搬送されてきた用紙束PBを搬送方向D下流側及び搬送方向D上流側に搬送可能な第2搬送部の一例である第2コンベア20と、第1コンベア10を駆動する第1搬送駆動部の一例である第1コンベア搬送駆動部40と、第2コンベア20を駆動する第2搬送駆動部の一例である第2コンベア搬送駆動部50と、第1コンベア搬送駆動部40及び第2コンベア搬送駆動部50を制御する制御部91とを備える。この制御部91は、第2コンベア20に積載された用紙束PBを搬送方向D上流側に搬送するように、第2コンベア搬送駆動部50を制御する。
In the present embodiment described above, the
そのため、第2コンベア20における用紙束PBよりも搬送方向D上流側のスペースSを狭めるように第2コンベア20に積載された用紙束PBを搬送方向D上流側に搬送することによって、第1コンベア10から新たに搬送されてくる用紙束PBを、先行して搬送される用紙束PBに詰めて搬送することができる。これにより、例えば、上記の新たに搬送されてくる用紙束PBを第2コンベア20が受け取ることができなくなるのを防止することができる。よって、本実施の形態によれば、用紙束PBの搬送効率を上げることができる。
Therefore, by transporting the sheet bundle PB loaded on the
また、本実施の形態では、制御部91は、用紙束PBの積載用紙情報に基づいて、複数の用紙束PBの間隔(例えば、図4(b)に示す「e」、「f」、及び「h」)を決定する。そのため、積載された用紙束PBの積載用紙情報が、紙崩れが生じやすい条件であれば、紙崩れが生じにくい条件と比較して、間隔を広くすることによって、互いに隣接する2つの用紙束PB間の用紙Pの接触を防止することができる。また、一律に間隔を広くする場合と比較して、用紙束PBの搬送効率が下がるのを防止することができる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態では、第1コンベア10には、印刷装置から排出される用紙Pが順次積載される。上述のように、本実施の形態では、第2コンベア20における用紙束PBよりも搬送方向D上流側のスペースSを狭めることによって、第1コンベア10から新たに搬送されてくる用紙束PBを第2コンベア20が受け取ることができなくなるのを防止することができる。そのため、第1コンベア10から第2コンベア20への用紙束PBの受け渡しを行いやすくなる。したがって、第1コンベア10に用紙束PBが滞留するのを抑制し、ひいては、印刷装置が用紙Pを排出できなくなって印刷停止等の弊害が生じるのを抑制することができる。
In the present embodiment, the sheets P discharged from the printing apparatus are sequentially stacked on the
また、本実施の形態では、第2コンベア20は、複数の用紙束PBを積載可能である。これにより、第2コンベア20が第1コンベア10から用紙束PBを受け取りやすくなる。また、第2コンベア20が複数の用紙束PBを積載可能であることによって、上述のスペースSが広くなりやすいなか、この広いスペースを上述のように狭めることができるため、搬送効率をより一層上げることができる。
In the present embodiment, the
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。 It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiments as they are, and can be embodied by modifying constituent elements without departing from the scope of the invention at the stage of implementation. Various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of constituent elements disclosed in the above-described embodiments. For example, all components described in the embodiments may be appropriately combined. Of course, various modifications and applications are possible without departing from the spirit of the invention. Hereinafter, the inventions described in the claims at the time of filing the application of the present application are additionally described.
[付記1]
積載された複数枚の用紙である用紙束を搬送方向下流側に搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部から搬送されてきた前記用紙束を前記搬送方向下流側及び搬送方向上流側に搬送可能な第2搬送部と、
前記第1搬送部を駆動する第1搬送駆動部と、
前記第2搬送部を駆動する第2搬送駆動部と、
前記第1搬送駆動部及び前記第2搬送駆動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第2搬送部に積載された前記用紙束を前記搬送方向上流側に搬送するように、前記第2搬送駆動部を制御する
ことを特徴とする用紙排出装置。
[Appendix 1]
A first transport unit that transports a bundle of sheets as a plurality of stacked paper sheets to a downstream side in the transport direction;
A second transport unit capable of transporting the sheet bundle transported from the first transport unit downstream in the transport direction and upstream in the transport direction;
A first transport drive unit that drives the first transport unit;
A second transport drive unit that drives the second transport unit;
A control unit that controls the first transport drive unit and the second transport drive unit,
The sheet discharge device, wherein the control unit controls the second conveyance driving unit so as to convey the sheet bundle stacked on the second conveyance unit upstream in the conveyance direction.
[付記2]
前記制御部は、前記用紙束の積載用紙情報に基づいて、複数の前記用紙束の間隔を決定する
ことを特徴とする付記1記載の用紙排出装置。
[Appendix 2]
The sheet discharge device according to
[付記3]
前記第1搬送部には、印刷装置から排出される前記用紙が順次積載される
ことを特徴とする付記1又は2記載の用紙排出装置。
[Appendix 3]
The sheet discharge device according to
1 用紙排出装置
10 第1コンベア
11 ベルト
12,13 ローラ
20 第2コンベア
21 ベルト
22,23 ローラ
24 設置台
30 第3コンベア
31 ベルト
32,33 ローラ
34 設置台
40 第1コンベア搬送駆動部
50 第2コンベア搬送駆動部
60 第2コンベア搬送駆動部
70 第1コンベア昇降駆動部
80 センサ
91 制御部
92 記憶部
93 インターフェース部
100 印刷システム
110 第1印刷装置
120 第1中間装置
130 第2印刷装置
140 第2中間装置
P 用紙
PB 用紙束
S スペース
REFERENCE SIGNS
Claims (3)
前記第1搬送部から搬送されてきた前記用紙束を前記搬送方向下流側及び搬送方向上流側に搬送可能な第2搬送部と、
前記第1搬送部を駆動する第1搬送駆動部と、
前記第2搬送部を駆動する第2搬送駆動部と、
前記第1搬送駆動部及び前記第2搬送駆動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第2搬送部に積載された前記用紙束を前記搬送方向上流側に搬送するように、前記第2搬送駆動部を制御する
ことを特徴とする用紙排出装置。 A first transport unit that transports a bundle of sheets as a plurality of stacked paper sheets to a downstream side in the transport direction;
A second transport unit capable of transporting the sheet bundle transported from the first transport unit downstream in the transport direction and upstream in the transport direction;
A first transport drive unit that drives the first transport unit;
A second transport drive unit that drives the second transport unit;
A control unit that controls the first transport drive unit and the second transport drive unit,
The paper discharge device, wherein the control unit controls the second transport drive unit to transport the sheet bundle stacked on the second transport unit to an upstream side in the transport direction.
ことを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。 The sheet discharge device according to claim 1, wherein the control unit determines an interval between the plurality of sheet bundles based on stacked sheet information of the sheet bundle.
ことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙排出装置。 The paper discharge device according to claim 1, wherein the paper discharged from a printing device is sequentially stacked on the first transport unit.
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