JP2020014697A - 計測支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

計測支援装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】計測へのユーザのモチベーションを上げバイタルデータを継続的に計測しやすくする。【解決手段】計測支援装置が、第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報に基づいて1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部と、1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定されたかに基づいて、1以上の第1生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、を備え、第1時刻と第2時刻とは異なる時刻である。【選択図】図1

Description

この発明は、計測支援装置、システム、方法及びプログラムに関する。
体重や血圧など、日々のバイタルデータを計測し自分の健康状態を把握することは、健康管理において重要である。しかし、現代での多忙なユーザは、計測する時間を惜しんだり、計測が面倒であったり、または単に計測をし忘れてしまったりして、計測するつもりであったとしても計測できずに計測データが欠落することが起こりがちである。また、ユーザは自身の健康状態の現状に真っ向から向き合うことを怖れ、自身のバイタルデータを計測する動機付けが弱くなっていき、逆に計測しない動機付けが強くなり最終的に計測を中断してしまうことも多い。
また、予め決められているタイミングで定期的にバイタルデータを計測することを勧めるソフトウェア等はあるが、上述した理由により、毎日同じ時刻に計測を行える状況になく、ユーザがバイタルデータを定期的に計測することは難しい。
これらに関連して、ユーザの活動量と血糖値などのバイタルデータとの相関関係を得るために必要となる計測結果を、効率的に取得するとした技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−50411公報
しかしながら、特許文献1では、計測すべきタイミングが、ユーザにとって計測可能なタイミングまたは計測したいタイミングであるとは限らないため、計測の継続につながらないことがある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、計測へのユーザのモチベーションを上げバイタルデータを継続的に計測しやすくする、計測支援装置、方法及びプログラムを提供することである。
本開示は、述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本開示の第1の側面に係る計測支援装置は、第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部と、前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定されたかに基づいて、前記1以上の第1生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、を備え、前記第1時刻と前記第2時刻とは異なる時刻である。
上記の構成では、異なる時刻である第1時刻と第2時刻においてそれぞれ計測された第1生体情報が、第1時刻から第2時刻へ、改善しているかどうかをそれぞれ判定する。例えば、第1生体情報(生体情報をバイタルデータとも称す)は、BMI(Body Mass Index)、内臓脂肪がある。BMI及び内臓脂肪は、体重計、体組成計から計測することができる。BMI及び内臓脂肪であれば標準値(または理想値)からの偏差が第1時刻から第2時刻にかけて小さくなった場合には改善されたと判定される。一方、標準値からの偏差が第1時刻から第2時刻にかけて大きくなった場合には改善されていない(悪化している、とも称す)と判定される。
そして、計測支援装置は、1以上の第1生体情報の判定結果に基づいて、改善されている、または、悪化している、と見込まれる、これらの生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を推定する。さらに、計測支援装置は、これらの第2生体情報を計測するようにユーザに促す内容を提示する。この内容は、1以上の第1生体情報の判定結果に基づいて生成され、1以上の第2生体情報が改善されると見込めるか、悪化されると見込めるか、もしくは、ほとんど変化なしであると見込めるか等のコメントを含んでいる。
したがって、既に計測している生体情報に基づいて、他の生体情報の内容を予測することができ、さらに予測した内容をユーザに提示するので、計測へのユーザのモチベーションを上げ生体情報を継続的に計測しやすくすることが可能な計測支援装置を提供することができる。
また、第1生体情報と第2生体情報とは同じ種類の生体情報で、計測手法が異なるものも含む(ここでは、生体情報及びバイタルデータはこのような意味も含む)。例えば、第1生体情報はトノメトリ法を用いて計測した血圧であり、第2生体情報はオシロメトリック法を用いて計測した血圧であってもよい。これは、例えば、精度が悪いが簡便な計測方式で継続的にある生体情報を計測して、この生体情報が改善した、または悪化した等の医療の面等から計測したい時期を特定し、その時期に精度は良いが簡便ではない計測方式で計測することが考えられる。
生体情報の種類によって、関連する生体情報は異なり、また、関連してもその程度も生体情報によって異なるので、生体情報間の関係性によって重み付けをして、それぞれの影響度を考慮することが望ましい。なお、例えば、内臓脂肪は、血中に脂肪を増やして脂質異常症を生じさせる、インスリンの働きを阻害して糖尿病の原因になる等、生活習慣病との関連性が高い、といわれているので、内臓脂肪は、糖尿病、生活習慣病との関係性が大きく重み付けを大きくすることになる。
上記の第2の側面に係る計測支援装置では、前記提示部は前記判定結果に応じたコメントを付して前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する。
上記の構成では、計測支援装置は、判定部が判定した結果に応じて、例えば、第1生体情報が標準値からの乖離が大きくなっているので、第1生体情報と関連性が高く、値が連動しやすい第2生体情報も標準値からの乖離が大きくなっていると予想される等のコメントを付してユーザに提示することができる。この提示をユーザが閲覧することによって、ユーザが第2生体情報を計測しようとするモチベーションが上昇し、実際に第2生体情報を計測する可能性が高くなると期待される。
上記の第3の側面に係る計測支援装置では、前記提示部は、前記1以上の第1生体情報が改善されていると判定された場合には前記1以上の第2生体情報の計測結果は改善される可能性が高いとの内容を含むコメントを付して提示し、前記1以上の第1生体情報が改善されていないと判定された場合には前記1以上の第2生体情報の計測結果は改善されていない可能性が高いとの内容を含むコメントを付して提示する。
上記の構成では、判定部で第1生体情報が改善していると判定された場合には、第2生体情報も第1生体情報に連動していると見なし、第2生体情報は改善している可能性が高いとの内容をコメントに含めてユーザに提示する。同様に、第1生体情報が改善されていない(悪化している)と判定された場合には第2生体情報は第1生体情報に連動していると見なし、第2生体情報は改善されていない可能性が高いとの内容を含むコメントをユーザに提示する。このため、ユーザは第2生体情報が計測された場合に以前と比較して改善するかどうかの予想を知ることができ、計測支援装置は、第2生体情報を計測するモチベーションをユーザが上げるきっかけになるという効果を奏する。
上記の第4の側面に係る計測支援装置では、前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された1以上の第2生体情報を取得する第2取得部と、前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第2生体情報と、前記判定部の判定結果とに基づいて前記判定結果が正確であるかを判定する正確性判定部と、をさらに備える。
上記の構成では、計測支援装置は、第2取得部が、第1取得部と同一時刻に第2生体情報を取得するので、これらの第2生体情報の計測結果の正確な結果を得ることができる。このため、前記判定部が判定した第2生体情報の判定結果が正確であるかを判定することができ、前記判定部の判定精度を算出することができる。この結果、計測支援装置は、判定部の判定手法を改善するために貢献することができる。計測支援装置は、例えば、複数の第1生体情報の改善度合いを第2生体情報の改善度合いに反映される際に、第1生体情報の改善度を種類によって第2生体情報への重み付け値を変化させる。第1生体情報によっては、その改善度合いが第2生体情報の悪化度合いに連動することもある可能性があるので、計測支援装置は負の重み付け値も含めて重み付け値を決定してもよい。
上記の第5の側面に係る計測支援装置では、第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部と、前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、改善すると推定される1以上の第2生体情報を選択する選択部と、前記1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、を備える。
上記の構成では、計測支援装置は、1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定し、1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定された場合には、これらの第1生体情報とは異なる生体情報のうちから、改善すると推定される1以上の第2生体情報を選択する。このため、既に計測している生体情報に基づいて、他の生体情報の内容のうち、改善すると想定される生体情報を選択することができ、さらに予測した内容をユーザに提示するので、計測へのユーザのモチベーションを上げバイタルデータを継続的に計測しやすくすることが可能な計測支援装置を提供することができる。
上記の第6の側面に係る計測支援装置では、第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が悪化しているかをそれぞれ判定する判定部と、前記1以上の第1生体情報が悪化しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、悪化すると推定される1以上の第2生体情報を選択する選択部と、前記1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、を備える。
上記の構成では、計測支援装置は、1以上の第1生体情報が悪化しているかをそれぞれ判定し、前記1以上の第1生体情報が悪化しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、悪化すると推定される1以上の第2生体情報を選択する。このため、すでに計測している生体情報に基づいて、他の生体情報の内容のうち、悪化すると想定される生体情報を選択することができ、さらに予測した内容をユーザに提示するので、計測へのユーザのモチベーションを上げ、バイタルデータを継続的に計測しやすくすることが可能な計測支援装置を提供することができる。
上記の第7の側面に係る計測支援装置では、前記第1生体情報は活動量計で計測され、特定の時刻に前記活動量計の計測を開始するようにユーザに告知する告知部をさらに備える。
上記の構成では、計測支援装置は、第1生体情報は活動量計で計測されて、特定の時刻、例えば、ユーザが起床する時刻、ユーザが活動を開始する時刻になると、活動量計の計測を開始するようにユーザに告知するので、ユーザは活動量計の計測を忘れずに行うことができるようになる。また、特定の時刻は睡眠計及び/またはアラームと連動して設定されてもよい。
上記の第8の側面に係る計測支援装置では、前記第1生体情報は活動量計で計測され、特定の時刻に前記活動量計がユーザに計測の開始を告知するように前記活動量計に指示信号を送信する送信部をさらに備え、前記活動量計はユーザに前記開始を告知する。
上記の構成では、活動量計が第1生体情報を計測し、特定の時刻になると、計測支援装置が活動量計へ指示信号を送る。この指示信号は活動量計がユーザに計測の開始を告知するための信号であり、この信号によって、ユーザは活動量計が計測を開始してことを知ることができる。また、ユーザはこの指示信号を受けた活動量計が告知したことによって、ユーザが活動量計のスイッチをオンにし、計測を開始してもよい。
上記の第9の側面に係る計測支援装置では、前記ユーザの姿勢を検出する検出部をさらに備え、特定の時間内であり、かつ、前記ユーザが座っていることを前記検出部が検出した場合に、前記提示部は前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する。
上記の構成では、計測支援装置がユーザの姿勢を検出することによって、ユーザが着席しているかどうかを検出することができ、さらに特定の時間であるかを判定して、1以上の第2生体情報を計測するための最適な条件を検出することができる。このため、計測支援装置は、このユーザの着席状態と、時間情報によって1以上の第2生体情報を所望の条件下で計測することができる。計測支援装置は、例えば、第2生体情報が血圧データである場合には、安静状態にあるか、起床後の経過時間、就寝前であるかを判定して、理想的な環境で血圧値データを計測することができる。
上記の第10の側面に係る計測支援装置では、前記第1取得部は前記1以上の第1生体情報の時系列データを取得し、前記時系列データに基づいて前記ユーザの生活習慣データを推定する推定部をさらに備え、前記判定部は、前記生活習慣データに基づいて前記1以上の第2生体情報を計測することが可能かを判定し、前記1以上の第2生体情報を計測することが可能であると判定された場合に、前記提示部が前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する。
上記の構成では、計測支援装置は、1以上の第1生体情報の時系列データを取得し、この時系列データに基づいてユーザの生活習慣データを推定するので、この生活習慣データに基づいて、最適な条件の下で1以上の第2生体情報を計測することができる。このための例えば、第2生体情報が血圧データの場合には、計測対象とする血圧症状に応じて、生活習慣データに基づいて、対応する時刻に第2生体情報を計測することができる。
上記の第11の側面に係る計測支援装置では、前記第1取得部は前記1以上の第1生体情報の時系列データを取得し、前記時系列データに基づいて、前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果が改善された値になるタイミング、または、前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果が悪化した値になるタイミングを推定する推定部をさらに備え、前記提示部は、前記推定部が推定した前記タイミングで前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する。
上記の構成では、1以上の第1生体情報の時系列データに基づいて、1以上の第2生体情報の計測結果が改善された値になる、または悪化した値になるタイミングを推定するので、このいずれかのタイミングで1以上の第2生体情報を計測するようにユーザに提示することができる。このため、ユーザは第2生体情報が改善される場合の数値、または第2生体情報が悪化する場合の数値を得ることが可能になる。
上記の第12の側面に係る計測支援装置では、前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果を計測時刻と共に取得する取得部と、前記タイミングで計測された第2生体情報の計測結果と、前記タイミング以外で計測された1以上の第2生体情報の計測結果とを比較して前記推定部が推定したタイミングの正確さを判定する判定部と、をさらに備える。
上記の構成では、計測支援装置は、1以上の第2生体情報の計測結果が改善された値または悪化した値になると推定されたタイミングでの実際の計測結果と共に、そのタイミング以外での実際の計測結果も取得して、これらを比較することによって、前記タイミングの正確さを判定する。このため、推定部が推定したタイミングの精度を算出することができるので、1以上の第2生体情報の計測結果の精度も算出することができる。また、この結果、推定部の精度が悪化する原因を探すためのデータを提供することが可能になる。
上記の第13の側面に係る計測支援装置では、前記提示部は、計測結果が改善された値になるタイミング、または、計測結果が悪化した値になるタイミングになる場合に、前記タイミングであることを示すコメントを付して、前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する。
上記の構成では、ユーザは1以上の第2生体情報の計測結果が改善されるか悪化するかのタイミングを知ることができるので、ユーザが所望する1以上の第2生体情報の計測を選択することができる。このため、ユーザは1以上の第2生体情報の改善した値または悪化した値を選択して計測することが可能になるので、計測へのユーザのモチベーションを上げバイタルデータを継続的に計測しやすくすることができる。
上記の他の側面に係る計測支援装置は、前記提示部は、前記判定結果に応じて、前記第2生体情報を計測するように対応する計測機器へ指示信号を送信する。
上記の構成では、第1生体情報が改善しているか、または悪化しているかの判定結果に応じて、自動的に計測を開始することができる。このため、ユーザが第2生体情報の計測を意図的に開始しなくても自動的に第2生体情報を計測することが可能になる。また、ユーザは計測後の所望の時刻に第2生体情報のデータを閲覧して不要なデータを削除する等の編集もできるように設定される。
上記の他の側面に係る計測支援装置は、前記第1時刻及び前記第2時刻以外での第1生体情報の計測値は、既知の計測値から補間または外挿によって算出する。
上記の構成では、ユーザが計測後にそれぞれの第1情報及び第2情報を確認することができるので、ユーザが第2情報を提示された後でもそれぞれの情報を再確認することが可能になる。さらに、ユーザは、それぞれの情報の一部をキーワードとして検索することも可能になるので、ネットワークを使用して検索することが少なくなり、通信リソースの使用を抑えることができる。この結果、提示装置では、ネットワークトラフィック量を抑えることができ、記憶量、通信費等を抑制することができる。
本発明によれば、計測へのユーザのモチベーションを上げバイタルデータを継続的に計測しやすくする、計測支援装置、方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態に係る計測支援装置と、この装置に関連するセンサとの適用場面の一例を模式的に例示する図。 実施の形態に係る計測支援装置のハードウェア構成の一例を模式的に例示する図。 実施の形態に係る計測支援装置のソフトウェア構成の一例を例示する図。 実施の形態に係る計測支援装置に関する処理手順の一例を模式的に例示する図。 図4のステップS408の一例を模式的に例示する図。 図4のステップS413の一例を模式的に例示する図。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
[適用例]
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本適用例に係る計測支援装置100、バイタルデータを検出するセンサ150、160、170の適用場面の一例を模式的に例示する。計測支援装置100は、ユーザの手元にある、もしくはユーザが身に付けていて(例えば、図1の例のようにユーザの手首に装着され)、ユーザがある1種類以上のバイタルデータを計測することを支援する装置である。図1の例では、計測支援装置100は、バイタルデータ及びユーザ状態(例えば、ユーザの動きデータ及びユーザの位置データで示される状態)を示すセンサデータを検出する複数のセンサと、ユーザに計測支援するためのプログラムが組み込まれた装置である。また、計測支援装置100は、計測支援装置100それ自身で取得することができないバイタルデータを外部のセンサから取得する。外部のセンサは、図1の例では、体重体組成計150、ナトリウム/カリウム比測定器160、活動量計170である。
計測支援装置100は、手首を介してユーザの血圧を測定する血圧測定装置であり、かつ、その他のバイタルデータをセンサ部101(内蔵してなくてもよい)からのデータを取得して、あるバイタルデータを推定して実際に計測するためにユーザに支援する装置であれば何でもよい。計測支援装置100は、具体的には例えば、腕時計式バイタルデータ計測装置、スマートフォン、またはスマートウォッチである。また、計測支援装置100は、センサ部101を内蔵する必要はなく、センサ部101はユーザに装着された機器に内蔵されてなくともよく、1以上のバイタルデータを取得して、1以上の所望のバイタルデータが改善されるかを判定できればよい。さらに、計測支援装置100がセンサデータを取得してこのセンサデータと、1以上の取得したバイタルデータに基づいて、1以上の所望のバイタルデータが改善されるかを判定してもよい。ここで、1以上のバイタルデータとは、1種類以上のバイタルデータのことを示し、例えば、血圧値データと、睡眠データと、心電データとであれば3種類のバイタルデータを示す。
計測支援装置100は、ユーザのバイタルデータ、ユーザの動きデータ及び/またはユーザの位置データを検出する1以上のセンサ部101を備える。これらのセンサ部101で取得することができないセンサデータは、外部のセンサ150、160、170からセンサ情報取得部102が取得してもよい。
センサ情報取得部102は、体重体組成計150、ナトリウム/カリウム比測定器160、及び/または活動量計170から、それぞれ計測したバイタルデータを取得する。また、センサ情報取得部102は、計測支援装置100が内蔵する1以上のセンサ部101からもバイタルデータを取得する。
記憶部103は、センサ情報取得部102が取得したバイタルデータを記憶する。バイタルデータは、時刻情報、及び同時にセンサ部101取得したセンサデータ(例えば、動きデータ、位置データ)と共に記憶部103に記憶される。
姿勢判定部104は、センサ部101からのセンサデータに基づいて、ユーザの姿勢を判定する。また、姿勢判定部104は、ユーザの現在地を示す位置がどこであるかを判定してもよい。
タイミング推定部105は、記憶部103に記憶されているバイタルデータ及び/またはセンサデータに基づいて、ある1以上のバイタルデータが改善するまたは悪化するタイミングを推定する。
判定部106は、推定されたタイミング、判定されたユーザの姿勢、及び記憶部103に記憶されているバイタルデータに基づいて、ある1以上のバイタルデータが改善するかを判定する。
提示部107は、判定部106が判定した判定結果が所望の判定結果である場合(例えば、所望のバイタルデータが改善するまたは悪化すると判定された場合)に、ユーザに所望のバイタルデータの計測を開始するように提示する。提示部107は、例えば、外部のセンサで計測する必要がある場合にユーザに提示してもよい。外部のセンサで計測する必要がある場合は、ユーザが測定器に乗る(体重体組成計150のような場合)、スイッチをオンにする、採尿するために行動する(ナトリウム/カリウム比測定器160のような場合)等のユーザの意識的な動作が必要になる場合に、提示部107が計測の開始を提示してもよい。また、提示部107は、ユーザに計測を促すコメントを生成して、このコメントをユーザに提示する。コメントは、所望の計測を促すバイタルデータに関する内容(例えば、バイタルデータの値が下がる(または上がる)と予想される、の内容)である。
指令部108は、判定部106が判定した判定結果が所望の判定結果である場合に、内蔵しているセンサであるセンサ部101にバイタルデータの検出を指示する。また、指令部108は、外部のセンサがバイタルデータを取得することが必要になった場合に、外部のセンサ150、160、170にバイタルデータを計測するように指示してもよい。この場合には、外部センサ150、160、170は、自動的に電源をオンにすると共に、ユーザに物理的現象を通じて告知してもよい。例えば、外部センサ150、160、170の所望の計測器は、光、振動、音によってユーザにバイタルデータの検出を開始する旨を伝えてもよい。また、提示部107と指令部108は同時に動作してもよいし、いずれか一方のみが動作する場合があってもよい。
図1の例では、計測支援装置100は例えば、手首に装着されているが、ユーザの血圧を測定することができればどこに装着されていてもよい。また、血圧を測定する方法は、任意の方式でよい。本実施形態では、カフへの加圧または減圧によって血圧を測定するオシロメトリック法が適用されている場合を主に想定している。オシロメトリック法では、カフ、カフ管、圧力センサ、ポンプ、及び弁を使用して計測支援装置100がユーザの血圧値を測定する。なお、計測支援装置100は、本発明の「計測支援装置」に対応する。
以上の通り、本適用例では、計測支援装置100は、内蔵するセンサ部101及び/または外部のセンサ150、160、170からバイタルデータを取得し、記憶部103に記憶されるこのバイタルデータに基づいて、判定部106が1以上の所望のバイタルデータが改善されるかどうかを判定する。そして、判定部106が判定した判定結果を提示部107がユーザに提示する。したがって、計測支援装置100は、1以上のバイタルデータから、所望の1以上のバイタルデータが改善するかどうかを判定することができ、ユーザに所望のバイタルデータの計測をコメントと共に促すことが可能になる。
さらに、計測支援装置100は、センサデータ及びバイタルデータに基づいて姿勢判定部104及び/またはタイミング推定部105によって、ユーザの姿勢及び位置、及びバイタルデータの時間履歴データから、所望のバイタルデータを計測するタイミングを判定部106が判定して、これらの情報に基づいて、所望のバイタルデータが改善するかどうかを判定する。したがって、姿勢判定部104及びタイミング推定部105による演算を追加すれば、判定部106のより正確な判定が可能になる。
[構成例]
(ハードウェア構成)
<計測支援装置>
次に、図2を用いて、本実施形態に係る計測支援装置200のハードウェア構成の一例について説明する。
図2に示される通り、本実施形態に係る計測支援装置200は、出力装置211、入力装置212、制御部213、記憶部214、ドライブ215、外部インタフェース216、通信インタフェース217、電源218、及び計時装置223が電気的に接続されたコンピュータを含む。さらに計測支援装置200は、圧力センサ219、ポンプ駆動回路220、ポンプ221、弁222、押圧カフ231、加速度センサ225、ジャイロセンサ226、地磁気センサ227、及び電極228、229を備える。本実施形態に係る計測支援装置200は、本発明の「計測支援装置」に相当する。なお、図2では、通信インタフェース及び外部インタフェースをそれぞれ、「通信I/F」及び「外部I/F」と記載している。ここでは、一例として血圧測定方式としてオシロメトリック法を採用した場合について説明する。
制御部213は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。記憶部214は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、制御部213で実行されるバイタルデータ計測支援の実行プログラム、血圧測定プログラム、及び/または計測支援装置200が取得したバイタルデータ及びセンサデータ(例えば、血圧のデータである血圧値データ、ユーザの動きデータ、ユーザの位置データ)を記憶する。
バイタルデータ計測支援の実行プログラムは、1以上のバイタルデータが改善しているかを判定し、ユーザの姿勢及び活動を算出して、1以上のバイタルデータを計測するタイミングを判定し、所望のバイタルデータを選択し、所望のバイタルデータを計測するためのコメントを生成しユーザにコメントを提示させて、このバイタルデータを取得させるための処理(図4)を実行させるためのプログラムである。また、血圧測定プログラムは、ユーザの血圧を測定する処理を実行させるためのプログラムであり、血圧測定方式(例えば、オシロメトリック法、トノメトリ法、PTT法がある)によって異なる。さらに、血圧値データは、血圧測定プログラムを実行することによって得られる血圧の時系列データである。詳細は後述する。
通信インタフェース217は、例えば、近距離無線通信(例えば、ブルートゥース(登録商標))モジュール、有線LAN(Local Area Network)モジュール、無線LANモジュール等であり、ネットワークを介した有線または無線通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース217は、計測支援装置200を外部装置(例えば、スマートフォン、外部センサ(例えば、体重体組成計150、ナトリウム/カリウム比測定器160、活動量計170)、ネットワーク上の通信機器)に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース217は、制御部213によって制御される。通信インタフェース217は、ネットワークを介して受信した外部装置からの情報を制御部213へ受け渡す。このネットワークを介した通信は、無線または有線のいずれでもよい。なお、通信インタフェース217は、ネットワークを介して、情報を外部装置へ送信することができてもよい。ネットワークは、インターネットを含むインターネットワークでもよいし、病院内LANのような他の種類のネットワークであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを用いた1対1の通信であってもよい。通信インタフェース217は、マイクロUSBコネクタを含んでいてもよい。
入力装置212は、入力を受け付ける装置であり、例えば、タッチパネル、物理ボタン、マウス、キーボード等である。出力装置211は、出力を行う装置であり、音声(識別できれば単なる音でもよい)、表示等で情報を出力し、例えば、ディスプレイ、スピーカ等である。外部インタフェース216は、外部と本体との媒介をするためのものであり、例えば、USBポート等であり、例えば、圧力センサ219、ポンプ駆動回路220、加速度センサ225、ジャイロセンサ226、及び/または地磁気センサ227等の外部装置と接続するためのインタフェースである。
記憶部214は、コンピュータその他の装置、及び機械等が、記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的または化学的作用によって蓄積する媒体である。計測支援装置200は、この記憶部214から、バイタルデータ計測支援の実行プログラム、血圧測定プログラム、及び/または血圧値データ等を取得してもよい。
ドライブ215は、補助記憶装置、記録媒体等から記憶されているデータを受け入れ、特にプログラムを読み込むための装置であり、例えば、半導体メモリドライブ(フラッシュメモリ(Flash Memory)ドライブ)、CD(Compact Disk)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ等である。ドライブ215の種類は、記憶媒体の種類に応じて適宜選択されてよい。上記のバイタルデータ計測支援の実行プログラム、血圧測定プログラム、及び/または血圧値データは、この記憶媒体に記憶されていてもよい。
電源218は、電力を供給可能なものであれば何でもよく、例えば、充電可能な2次電池または通常のコンセントから取得可能な交流電源である。電源218は、計測支援装置200本体に搭載されている各要素へ電力を供給する。電源218は、例えば、出力装置211、入力装置212、制御部213、記憶部214、ドライブ215、外部インタフェース216、通信インタフェース217、圧力センサ219、ポンプ駆動回路220、ポンプ221、弁222、及び計時装置223へ電力を供給する。
圧力センサ219は、例えば、ピエゾ抵抗式圧力センサである。圧力センサ219は、第1流路を構成するカフ管(可撓性チューブ)241及び流路形成部材242を介して、押圧カフ231内の圧力を検出する。圧力センサ219は、圧力データ(例えば、圧力値の時系列データ)を制御部213へ出力する。
ポンプ駆動回路220は、制御部213からの制御信号に基づいて、ポンプ221を駆動または制動する(つまり、ポンプ221をオンまたはオフする)。ポンプ駆動回路220は、流体(例えば、空気)を注入すると判定された場合に、押圧カフ231に流体を注入するポンプ221を駆動する。
ポンプ221は、例えば、圧電ポンプである。ポンプ221は、第1流路を介して、押圧カフ231に流体が流通可能に接続されている。ポンプ221は、第1流路を通して、押圧カフ231に流体を供給することができる。なお、ポンプ221には、ポンプ221のオンまたはオフに伴って開閉が制御される弁222が搭載されている。すなわち、この弁222は、ポンプ221がオンされると閉じて、押圧カフ231内に空気を封入する。一方、この弁222は、ポンプ221がオフされると開いて、押圧カフ231内の空気を、第1流路を通して大気中へ排出させる。なお、この弁222は、逆止弁の役割を有し、排出される空気が逆流することはない。また、これとは異なり、制御部213が、ポンプ221のオンまたはオフの制御と、弁222の開閉の制御とを別々に行うようにしてもよい。
計時装置223は、時間を計測する装置であり、日時を計測できる。例えば、計時装置223はカレンダーを含む時計であり、現在の日時の情報を制御部213へ渡す。
加速度センサ225は、加速度を検出するセンサであり、例えば3軸加速度センサであり、センサの加速度を線型独立な3軸(例えば、互いに直交した3軸)に関して検出する。そして、加速度センサ225は、3方向の加速度を表す加速度信号を制御部213へ出力する。加速度センサ225は、静止時の加速度の値から、ロール角とピッチ角とを得ることができる。
加速度センサ225は、一般的なものであり、ユーザの姿勢を判定するために使用する。加速度センサ225は、地球上で静的な状態において使用される場合には、重力加速度を検出することができる。実際は、加速度センサ225は、信号処理を利用して特定の周波数成分を除去することができるため、一定でない多少の加速度があっても重力加速度をある精度内で検出することができる。逆に、一定の加速度が加速度センサ225に働いていると、加速度センサ225は、その加速度と重力加速度とを区別することができず、重力加速度を精度良く検出できない。本実施形態の計測支援装置200は、重力加速度をある精度範囲内で検出することができる程度にユーザが動く場合を想定する。計測支援装置200は、例えば、就寝中の血圧測定である場合にはユーザが動くのは寝返り程度であり一定でない加速度が時々働くと想定されるので、良い精度で重力加速度を検出することができる。したがって、本実施形態の加速度センサ225は、重力の向き(すなわち、重力加速度の向き)を検出することができる。
ジャイロセンサ226は、一般的なものであり、ユーザの姿勢を判定するために使用する。ジャイロセンサ226は、例えば、3軸ジャイロセンサであり、センサの角速度を線型独立な3軸に関して検出する。ジャイロセンサ226は、3方向の角速度を表す角速度信号を制御部213へ出力する。
地磁気センサ227は、一般的なものであり、ユーザの姿勢を判定するために使用する。地磁気センサ227は、例えば、3軸地磁気センサであり、センサ周辺の地磁気の強度を方向と強さ(大きさ)を含めて3軸に関して検出する。
電極228、229は、心電計の電極であり、この2つの電極によってユーザの身体内で電気的なループをつくり、ユーザの心電データを取得することが可能になる。この例の場合には、電極228、229の一方がユーザの手首の皮膚に接触し、もう一方の電極には計測支援装置200が装着されていない手の指を接触させることによって一方の腕から他方の腕にかけて、電気的なループを形成することができる。
なお、計測支援装置200の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部213は、複数のプロセッサを含んでもよい。計測支援装置200は、複数台の情報処理装置で構成されてもよい。また、計測支援装置200は、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のデスクトップPC(Personal Computer)、タブレットPC等が用いられてもよい。
(ソフトウェア構成)
<計測支援装置>
次に、図3を用いて、本実施形態に係る計測支援装置200のソフトウェア構成の一例を説明する。
計測支援装置200の制御部213は、必要なプログラムを実行する際に、記憶部214に記憶された、バイタルデータ計測支援の実行プログラム、及び/または血圧測定プログラムをRAMに展開する。そして、制御部213は、RAMに展開された、バイタルデータ計測支援の実行プログラム、及び/または血圧測定プログラムをCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これによって、図3に示される通り、本実施形態に係る計測支援装置200は、センサデータ取得部301、姿勢演算部302、高さ演算部303、睡眠演算部304、タイミング推定部305、正確性判定部306、改善判定部307、生活パターン判定部308、センサ選択部309、センサ指示部310、コメント生成部311、カフ圧力取得部312、及び血圧測定部313を備える。
センサデータ取得部301は、バイタルデータ及びセンサデータを取得して、記憶部214に記憶する。センサデータ取得部301は、例えば、バイタルデータ及びセンサデータを検出時刻(例えば、計時装置223で時刻を取得する、または各センサが取得した時刻を使用してもよい)と共に記憶部214に記憶させる。センサデータ取得部301は、通信インタフェース217を介して、外部センサからバイタルデータを取得する。外部センサは、例えば、体重体組成計150、ナトリウム/カリウム比測定器160、活動量計170である。また、センサデータ取得部301は、計測支援装置200内の電極228、229の一方の電極から電気信号を送信し、他方の電極で受信した電気信号データを取得する。さらに、センサデータ取得部301は、計測支援装置200内の加速度センサ225、ジャイロセンサ226、地磁気センサ227を含むセンサが検出したセンサデータを取得する。他に、センサデータ取得部301は、外部から通信インタフェース217を介して、センサデータを取得してもよい。センサデータは、センサが感知する物理量を含む情報であり、例えば、加速度、角速度、及び地磁気に関する情報であり、バイタルデータを含む場合もある。
姿勢演算部302は、センサデータ取得部301が取得したセンサデータを受け取り、センサデータからユーザの姿勢についての物理量を計算する。姿勢演算部302は、加速度センサ225と地磁気センサ227の情報から、ジャイロセンサ226から得られる角速度にドリフトによる誤差を補正する手法(例えば、センサフュージョン)を使用して、ユーザの初期の姿勢データから角速度を積分することによって角度を得て、初期時刻からの所望の経過時間でのセンサごとの姿勢角を得てもよい。初期姿勢は、加速度センサ225によって、ロール角とピッチ角とを得ることができる。ヨー角については、地磁気センサを使用して求めることができる。姿勢演算部302は、地磁気センサによって得られる磁場の3次元成分と、先に求めたロール角とピッチ角とから、傾斜誤差を補正した磁場の3次元成分を算出する。この傾斜誤差を補正した磁場の3次元成分のうちのx成分とy成分とからヨー角を算出することができる。初期姿勢からユーザが動いた場合には、上述したように、姿勢演算部302は、角速度を時間積分して角度を得て、初期姿勢と経過時間によって任意の時刻でのセンサごとの姿勢角を得ることができる。
高さ演算部303は、姿勢演算部302で算出された任意の時刻でのユーザの姿勢角と、予め計測したセンサが装着されている各部位のセンサの位置から特定部位(例えば、関節)までの長さとを取得し、これらの姿勢角と各部位の長さとから、心臓の高さと圧力センサ219との高さの差(ここでは圧力センサ219の高さ−心臓の高さ、とするが、逆の符号で定義してもよい(符号は本質的ではない)。ただし、この場合は他の用語の使い方、定義が異なる)を計算する。なお、各部位のセンサの位置から特定部位までの長さは、事前にユーザがメジャー等で計測して、入力装置212によって計測支援装置200に入力して記憶部214がその数値を記憶しておけばよい。また、この長さは、この方法に限定されず何らかの方法で自動的に取得されてもよい。
センサの位置から特定部位までの長さは、例えば、上腕に装着されたセンサの位置からその上腕と前腕との関節までの長さと、その関節から手首に装着された計測支援装置200までの長さ等である。高さ演算部303は、これらの長さとあるセンサの姿勢角に基づいて、計測支援装置200と心臓のとの高さの差を算出することができる。
睡眠演算部304は、センサデータ取得部301が取得したセンサデータ、姿勢演算部302からの姿勢データ、高さ演算部303からの高さデータに基づいて、ユーザの睡眠状態(睡眠データとも称す)を算出する。睡眠演算部304は、ユーザが睡眠状態にあるか、覚醒状態にあるか、睡眠状態のうち浅い眠り状態か深い眠り状態か等を示す睡眠データを、睡眠時のユーザの姿勢(例えば、寝返りを打っているか、仰向けに寝ているか、うつぶせに寝ているか)に対応づけて算出する。
タイミング推定部305は、記憶部214に記憶されているバイタルデータ及び/またはセンサデータ、姿勢演算部302からの姿勢データ、高さ演算部303からの高さデータ、睡眠演算部304からの睡眠データに基づいて、ある1以上のバイタルデータが改善するまたは悪化するタイミングを推定する。タイミング推定部305は、通常、センサデータ取得部301で取得した1以上のバイタルデータとは異なる1以上のバイタルデータが改善するまたは悪化するタイミングを推定する。また、タイミング推定部305は、推定したタイミングをバイタルデータに関連付けて記憶部214に記憶させる。また、タイミング推定部305は、以上のデータ入力に加えて生活パターン判定部308が判定した生活パターンにも基づいて、あるバイタルデータの計測タイミングを推定してもよい。
正確性判定部306は、タイミング推定部305が推定したタイミングと、さらに、センサデータ取得部301が取得して、検出時刻と共に記憶部214に記憶されたバイタルデータとを比較して、タイミング推定部305が推定したタイミングが、記憶部214に記憶されたバイタルデータから判明する実際のタイミングからどれほどずれているかを判定する。正確性判定部306は、例えば、推定したタイミングの時刻から、実際のタイミングの時刻を引いたものをある一定時間で割ったもの割合を算出して、正確性の目安にする。この割合が1になる場合までが許容される精度になるように、一定時間を設定する場合には、この設定された一定時間までのずれは許容される精度であることになる。
また、この精度は、バイタルデータの種類によって変動することが通常だと想定されるので、バイタルデータの種類によってこの一定時間を設定してもよい。この正確性判定部306によって、タイミング推定部305の精度を判定することができ、その判定データが記憶部214に記憶されるので、計測支援装置200の設定、各センサの設定に利用することができる。また、記憶部214に記憶される精度データを使用して装置の各部分のパラメータを調整することができる可能性がある(例えば、装置部分のパラメータだけ異なる計測支援装置200を用意して同じセンサデータ及びバイタルデータを取得すれば、この結果を比較することにてよって、より精度が上がるパラメータを探し出すことが可能になる)。
改善判定部307は、記憶部214に記憶されている1以上のバイタルデータを取得し、それぞれのバイタルデータごとに、前回の(予め定まった時間だけ以前の)計測からバイタルデータが示す値が改善しているかどうかを判定する。ここで、前回の計測にしているが、これに限らず、1時間前の計測値、昨日の計測値、先週の平均値等、多くの変形した計測値を使用してもよい。また、比較するための基準値(この例では、前回の計測値)は、実測値でなくとも推定値でも構わない。基準値は、例えば、実測値に基づいて内挿または外挿して求めた推定値を使用してもよい。本実施形態で値の変化を求める場合には、全てここに説明したように基準値を算出して、この基準値を使用して計測値の変化を求める。
改善判定部307では、バイタルデータごとに、その値がどれだけ下がった(または上がった)かによって改善された(または悪化した)と判定する基準が決められている。また、この基準は、比較する値同士の計測された時間差によっても変動するのが通常であるので、この時間差も含めて決定される。この基準は、例えば、実数で表現される改善度で示され、改善度は、0が変化のないことを示す、正の値が改善されたことを示し、負の値が悪化したことを示す。しかし、実際的には、変化ないことを示す改善度は、例えば、ある幅を持たせて2つのしきい値(TH(負)、TH(正))を設定し、TH(負)(<0)からTH(正)(>0)までの改善度である場合には、バイタルデータは変化なしと見なすとする。なお、この場合、TH(正)よりも計測値が大きい場合には改善したとして、TH(負)よりも計測値が小さい場合には悪化したと見なす。
改善判定部307は、バイタルデータが改善、悪化、または変化なしのいずれであるかに応じて、1以上のバイタルデータの判定結果をセンサ選択部309に渡すかどうかを決定する。通常は、改善判定部307が改善または悪化した場合に、その旨の判定結果をセンサ選択部309に渡す。また、改善判定部307が、どんな結果の場合(すなわち、変化なしの場合)も含めて、判定結果をセンサ選択部309に渡してもよい。ただし、改善判定部307の判定結果が変化なしである場合には、センサ選択部309が選択するセンサは予め決定されていてもよい。また、判定結果が変化なしである場合には、センサ選択部309が選択するセンサは複数のセンサのうちから任意に決定されてもよい。
また、判定するバイタイルデータが複数の場合には、改善判定部307は、例えば、バイタイルデータに優先順位を付しておき、そのうちの最上位のデータのみを参照し、この最上位のバイタルデータの改善度を求め基準に比較して改善しているかを判定する。他に、改善判定部307は、例えば、バイタルデータごとに優先度に応じた重み付けを行い、上記基準とそれぞれのバイタルデータから求められる改善度に対応する重みを掛けたものの和を取り、それによって改善度を求め基準(例えば、バイタイルデータの種類数だけそれぞれの基準を足したもの)に比較して改善しているかを判定して、1以上のバイタルデータの全体として改善しているかどうかを判定する。改善判定部307は、改善度と、上記のしきい値にと比較することによって、改善している、変化なし、悪化していると分類することができる。この場合のしきい値は、改善度と同様に重みを掛けたものの和をとったものになる。
他には、改善判定部307は、バイタイルデータに優先順位を付しておき、そのうちの上位の複数のデータのみを参照し、この上位のバイタルデータの間でのみ優先度に応じた重み付けを行い、以下は上述したように改善度を求め、1以上のバイタルデータの全体として改善しているかどうかを判定してもよい。他にも複数のバイタルデータからそのバイタルデータの全体として改善しているかどうかを合理的に判定できれば、他の手法で改善しているかどうかを判定してもよい。
生活パターン判定部308は、センサデータ取得部301からセンサデータ及び/またはバイタルデータを取得し、姿勢演算部302からユーザの姿勢データを取得し、高さ演算部303から高さデータを取得し、睡眠演算部304から睡眠データを取得することによって、ユーザの生活パターン(生活習慣)を判定する。生活パターン判定部308が生活パターンを判定するアルゴリズムは様々なものが考えられるが、センサデータ取得部301が取得するセンサデータ及びバイタルデータに基づいて決定されることが望ましい。生活パターン判定部308によって、ユーザの日々の生活パターンを把握することができる。生活パターン判定部308によって、例えば、いつ仕事に行っているか、いつ睡眠をとっているか、いつ食事しているか、等のデータを取得することができるので、生活パターンの問題点等を参照して、センサ選択部309が計測すべきバイタルデータを選択することができる。なお、生活パターン判定部308は、例えば、週ごとのパターンを判定する。また、生活パターン判定部308は、1年のパターンを判定してもよい。
センサ選択部309は、改善判定部307からの判定結果と、タイミング推定部305からのタイミングデータと、生活パターン判定部308からの生活パターンによって、これから計測すべきセンサを選択する。センサ選択部309は、複数のセンサを選択してもよく、この場合はそれぞれ改善判定部307で改善または悪化のどちらとして判定されたかを対応づけて選択されて、次段にその情報と共に渡す。
なお、この計測すべきセンサは、例えば、ユーザが最も観察したいバイタルデータに対応するセンサに予め設定されていてもよい。また、医療関係者から、要観察に指定されているバイタルデータに対応するセンサを、計測すべきセンサとして予め設定しておいてもよい。例えば、ユーザに白衣高血圧が疑われる場合には、通院時とそうでない場合、例えば、休日とを比較するために、センサ選択部309はそのための血圧値データを測定するためのセンサを選択する。他に、仮面高血圧、持続性高血圧、職場高血圧であるかを判定する場合、またはこれらの症状の改善度合いを判定する場合に、血圧値データを測定するためのセンサを選択して使用する。
センサ指示部310は、センサ選択部309が選択したセンサがユーザの手助けなしに自動的にバイタルデータを計測することが可能な場合には、対応するセンサへ計測を開始するように指示信号を送信する。センサ指示部310は、例えば、外部センサの場合には、通信インタフェース217を介して指示信号を送信し、計測支援装置200が有するセンサの場合にはそのセンサへ直接指示信号を送る。センサ指示部310は、センサへ指示信号を送信すると共に、そのセンサについての情報をコメント生成部311に渡す。
コメント生成部311は、センサ選択部309が選択したセンサに関して、改善判定部307が判定したバイタルデータの種類と、判定された結果とに基づいて、コメントを生成する。コメント生成部311は、例えば、センサが計測する回数を増やすとより詳細なレポートが作成できユーザに提供することが可能になるメッセージを含んだコメントを生成する。また、コメント生成部311は、計測回数を増やすことで、特定のバイタルデータ(またはユーザが所望のバイタルデータ)の予測精度が上がることをメッセージに含めてもよい。コメント生成部311が生成したコメントは、出力装置211に提示されユーザが認識することができる。コメントは、通常、文字情報として表示されるが、音声でユーザに提示してもよいし、ユーザが認識できればどんな物理的手法(物理法則を利用した手法、すなわち、光を含む電磁波、音に代表される媒体を振動させる波動等)でユーザに伝達してもよい。
カフ圧力取得部312は、圧力センサ219が検出した圧力をカフ圧力として取得する。
血圧測定部313は、ユーザの身体部位に装着されたセンサ(ここでは例えば、圧力センサ219)によってユーザの血圧を測定する。カフ圧力取得部312が取得したカフ圧力を受け取り、オシロメトリック法によってカフ圧を測定してカフを装着しているユーザの血圧を測定する。血圧測定部313は、ポンプ駆動回路220が押圧カフ231に圧力を印加してユーザの血圧測定を開始し、圧力センサ219が測定した押圧カフ231の圧力値を、カフ圧力取得部312を介して受け取る。血圧測定部313が測定した血圧値(収縮期血圧値、及び拡張期血圧値)はカフを装着しているユーザの血圧値である。また、この血圧値データは、センサデータ取得部301が取得し、記憶部214に記憶される。計測支援装置200は計時装置223を使用して、血圧値と共に測定した時刻も取得してもよい。記憶部214には、例えば、血圧値の時系列データが記憶される。なお、血圧測定部313は、血圧測定を行うものであれば、血圧測定方式は何でもよい。
<その他>
計測支援装置200の動作に関しては後述する動作例で詳細に説明する。なお、本実施形態では、計測支援装置200の制御部213はいずれも汎用のCPUによって実現されてもよい。しかしながら、以上の機能の一部または全部が、1または複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、計測支援装置200の構成に関して、実施形態に応じて、適宜、省略、置換及び追加が行われてもよい。
[動作例]
次に、図4、図5及び図6を用いて、計測支援装置200の動作例を説明する。
図4は、計測支援装置200の処理手順の一例を例示するフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(起動)
まず、ユーザは計測支援装置200を、入力装置212を介して起動し、さらに設定等の入力を受け付ける。計測支援装置200の制御部213は、以下の処理手順にしたがって、処理を進める。
(ステップS401)
ステップS401では、制御部213は、センサデータ取得部301として動作し、装着している計測支援装置200に内蔵されているセンサのセンサデータと、心電及び血圧のバイタルデータと、通信インタフェース217を介して外部センサが計測した1以上の第1バイタルデータと、を取得する。そして、センサデータ取得部301は、取得した1以上の第1バイタルデータを記憶部214に記憶させる。
(ステップS402)
ステップS402では、制御部213は、改善判定部307として動作し、記憶部214からステップS401で取得した1以上の第1バイタルデータを、それぞれの第1バイタルデータごとに、前回の(予め定まった時間だけ以前の)計測から第1バイタルデータが示す値を比較する。
(ステップS403)
ステップS403では、制御部213は、改善判定部307として動作し、上述した基準に照らして、それぞれの第1バイタルデータが改善しているかどうかを判定して、1以上の第1バイタルデータの全体として改善しているかを判定する。改善判定部307は、第1バイタルデータが改善していないと判定された場合には、変化ない、または、悪化していると判定する。
(ステップS404)
ステップS404では、制御部213は、改善判定部307として動作し、第1バイタルデータが所望のデータであるかどうかを判定する。所望のデータとは、例えば、予め設定してある様に、第1バイタルデータが改善しているか、または悪化しているかのどちらかに判定されるデータである。すなわち、この場合では、変化していない第1バイタルデータは所望のデータではない。改善判定部307が、第1バイタルデータが所望のバイタルデータであると判定した場合にはステップS410へ進み、所望のバイタルデータではないと判定した場合にはステップS401に戻る。
これとは異なり、変化なしの第1バイタルデータも所望のデータに含めてもよい。この場合には、このステップS404は不要で、判定せずそのままステップS410に進む。なお、所望のデータの設定は他にもあり、変化していない第1バイタルデータのみが所望のデータになる場合があってもよい。
(ステップS405)
ステップS405では、制御部213は、姿勢演算部302として動作し、センサデータ取得部301からセンサデータを取得し、ユーザの姿勢を演算によって求める。ユーザの測定姿勢は、例えば、立位、座位、または臥位のいずれかの状態であることを示す。また、姿勢演算部302は、例えば、ユーザに取り付けられるセンサが加速度センサ225を含む場合には、ユーザが静止しているときは加速度センサ225の向きは重力加速度の向きになるので、センサを装着する位置やセンサの向きを設定しておけば、ユーザの測定姿勢を決定することが可能である。
他に、例えば、外部装置がユーザの姿勢を画像で取得し、その画像を解析することによって、ユーザの測定姿勢が立位、座位、または臥位なのかを判定して、外部装置が通信インタフェース217を介してセンサデータ取得部301に渡してもよい。
姿勢演算部302は、加速度センサ225、ジャイロセンサ226、及び地磁気センサ227からユーザの姿勢角を取得し、外部のセンサからセンサデータを、通信インタフェース217を介して取得する。姿勢演算部302は、センサデータ取得部301からセンサデータを受け取り、センサデータに基づいてユーザの姿勢を算出する。
(ステップS406)
ステップS406では、制御部213は、高さ演算部303として動作し、高さ演算部303は、センサデータ取得部301からセンサ情報を受け取り、心臓と圧力センサ219との高さの差を算出する。
(ステップS407)
ステップS407では、制御部213は、睡眠演算部304として動作し、ステップS405でのユーザの姿勢データ、及びステップS406での高さデータ、及びセンサデータ取得部301が取得したセンサデータに基づいて、ユーザの睡眠データを算出する。
(ステップS408)
ステップS408では、制御部213は、タイミング推定部305として動作し、センサデータ取得部301が取得して既に記憶部214に記憶されている1以上の第1バイタルデータに基づいて、この1以上の第1バイタルデータとは異なる1以上の第2バイタルデータの計測タイミングを推定する。なお、ステップS408の一例を図5に示し後述する。
(ステップS409)
ステップS409では、制御部213は、生活パターン判定部308として動作し、ユーザの生活パターン(生活習慣)を判定する。
(ステップS410)
ステップS410では、制御部213は、改善判定部307、センサ選択部309として動作し、1以上の第1バイタルデータが改善しているまたは悪化していると判定された場合には所望のデータであるとして(ステップS404のYES)、タイミングデータと生活パターンデータとに基づいて、第1バイタルデータとは異なる第2バイタルデータを計測する第2センサを選択する。
(ステップS411)
ステップS411では、制御部213は、センサ選択部309として動作し、第2バイタルデータを計測する第2センサが自動計測可能であるかどうかを判定する。センサ選択部309が、第2センサが自動計測可能であると判定した場合にはステップS412へ進み、一方、自動計測可能ではないと判定した場合にはステップS413へ進む。
(ステップS412)
ステップS412では、制御部213は、センサ指示部310として動作し、センサ選択部309が選択した第2センサへ計測を開始する旨の指示信号を送信する。
(ステップS413)
ステップS413では、制御部213は、コメント生成部311として動作し、センサ選択部309が選択したセンサに関して、改善判定部307が判定したバイタルデータの種類と、判定された結果とに基づいて、コメントを生成する。コメントの一例は、図6を参照して後に説明する。
(ステップS414)
ステップS414では、制御部213は、コメント生成部311として動作し、生成したコメントを、出力装置211を介してユーザに提示し、ユーザによる計測を促進させ、第2センサが第2バイタルデータを計測する。
(ステップS415)
ステップS415では、制御部213は、センサデータ取得部301として動作し、第2バイタルデータを取得し、記憶部214に記憶させる。
(ステップS416)
ステップS416では、制御部213は、正確性判定部306として動作し、タイミング推定部305が判定したタイミングが正確であったかどうかを、記憶部214に記憶されているバイタルデータによって判定する。正確性判定部306は、ステップS401で取得された第1バイタルデータと、ステップS415で習得された第2バイタルデータとから、ステップS408で推定された計測タイミングの精度を算出し、計測タイミングの正確性を判定する。
図5は、計測支援装置200のステップS408の一例を例示するフローチャートである。図5のフローチャートは、1以上の第2バイタルデータの1つとして血圧値の計測タイミングを推定する場合の具体的な一例を示す。また、この例では、血圧値が改善する場合についてユーザに通知する場合である。
(ステップS501)
ステップS501では、制御部213は、タイミング推定部305として動作し、1以上の第1バイタルデータの変化に基づいて、1以上の第2バイタルデータの1つである血圧値の変化量を推定する。ここでは、第1バイタルデータは、活動量、体重、体組成のデータを含む。
(ステップS502)
ステップS502では、制御部213は、タイミング推定部305として動作し、第2バイタルデータの1つである血圧値の変化量が推定時刻で負になるかどうかを判定する。すなわち、血圧値の変化量が負になる場合は、特定の時点(この時点が基準の血圧値)の血圧値より、ある推定時刻(現在を含めた未来の時刻)での血圧値が低くなる場合に相当する。ステップS502で血圧値の変化量が負になると判定された場合にはステップS503へ進み、この変化量が負にならないと判定された場合にはステップS504に進む。
(ステップS503)
ステップS503では、制御部213は、タイミング推定部305として動作し、ステップS502で推定時刻に血圧値を計測すると、良い結果が得られることを記憶部214に記憶し、さらにセンサ選択部309にこの内容を渡す。
なお、もしステップS410で血圧値を測定するセンサが選択された場合には、後のステップS413では、ステップS502での推定時刻に血圧値を計測すると良い結果が得られる内容を含んだコメントをコメント生成部311が生成する。
また、ステップS502において、推定時刻が現在(または例えば、現在から数秒後、現在から数秒間等も含む)である場合には、ステップS411へ進んでもよい。これとは異なり、ステップS502において、推定時刻が現在(または例えば、現在から数秒後、現在から数秒間等も含む)である場合には、直接ステップS413に進みコメント生成部311がコメントを生成してもよい。
(ステップS504)
ステップS504では、制御部213は、タイミング推定部305として動作し、第2バイタルデータの1つである血圧値を他の第2バイタルデータを選択し変更し、ステップS501へ戻る。血圧値の推定の場合と同様に、この変更された第2バイタルデータについての変化量を推定するステップS501へ進む。
次に、計測支援装置200がコメントを生成する(ステップS413)内容について図6を参照して説明する。
計測支援装置200のコメント生成部311がコメントを作成し、作成されたコメントはユーザに提示される。コメントの提示は、図1または図3に示されるように、計測支援装置200の提示部107または出力装置211がユーザに提示するが、図6に示したように、計測支援装置200の通信インタフェース217を介してコメント生成部311が生成したコメントをスマートフォン601に送信し、スマートフォン601がコメントを提示してもよい。スマートフォン601は、例えば、表示部にコメントの内容を表示する、スピーカを介してコメントを出力する、または、バイブレータが振動してユーザにコメントの内容を伝達する。コメントのユーザへの提示手法はユーザが認識できれば何でもよい。
コメントの内容は、ユーザがバイタルデータを計測したくなるような内容が望ましい。図6に一例を示す。コメントは、計測回数を増加させるモチベーションを上げるものがあり、例えば、月曜だけの計測を、さらに水曜及び金曜にも計測するようにすれば、詳細なレポートがユーザへ送信されます、ものがある。この場合、詳細なレポートのサンプルを添付するとより効果的である。他には、計測回数を増加するとバイタルデータの予測精度が上がることをコメントに含める(図6下の囲み上部参照)。さらに、複数種類のバイタルデータを計測することによって、他のバイタルデータの予測精度を上げることができることをコメントに含めることがある(図6下の囲み下部参照)。
ここで、バイタルデータの1つとして重要な血圧を測定する手法について簡単に説明する。血圧測定プログラムは、血圧方式によって様々なものがあり、ユーザの血圧値を測定できれば特定の方式に限定されない。ここでは典型的な一例として、オシロメトリック法による血圧測定を簡単に説明する(他の方式の具体例は変形例を参照)。
一般的なオシロメトリック法にしたがって血圧を測定する場合、次のような動作が行われる。まず、ユーザの被測定部位(例えば、上腕)に予め押圧カフ231が巻き付けられる。測定が開始されると、ポンプ221及び弁222を制御してカフ圧が最高血圧より高く加圧され、その後、徐々に減圧される。
血圧測定部313がポンプ駆動回路220を介して加圧せよとの指示を渡し、ポンプ221を使用して押圧カフ231を加圧する(つまり、押圧カフ231に流体を注入する)ように指示し、加圧が開始される。
ハードウェア的には、血圧測定開始に際して、制御部213は、RAMの処理用メモリ領域を初期化し、ポンプ駆動回路220に制御信号を出力する。ポンプ駆動回路220は、制御信号に基づいて、ポンプ221の弁222を開放して押圧カフ231内の空気を排気する。続いて、制御部213は、圧力センサ219の±0mmHgの調整を行う制御を行う。そして、ポンプ駆動回路220がポンプ221の弁222を閉鎖し、その後、ポンプ駆動回路220がポンプ221を駆動して、押圧カフ231に流体を注入する制御を行う。これにより、押圧カフ231は同一圧力に加圧されて膨張する。
圧力センサ219が押圧カフ231の圧力を検出し、予め設定されている目標とする圧力値に達したかどうかを判定する。ここで、目標とする圧力値とは、ユーザの収縮期血圧値よりも十分高い圧力値(例えば、収縮期血圧値+30mmHg)であり、予め記憶部214に記憶されているか、押圧カフ231の加圧中に制御部213が収縮期血圧値を所定の算出式により推定して決定する。
押圧カフ231が加圧されて予め設定される目標とする圧力値に達すると、制御部213は、ポンプ駆動回路220を介してポンプ221を停止し、その後、ポンプ221の弁222を徐々に開放する制御を行う。これにより、押圧カフ231を収縮させると共に徐々に減圧して行く。
先に開始された減圧過程において、圧力センサ219が押圧カフ231の圧力値を検出してカフ圧信号を出力する。この減圧する過程において、カフ圧が検出され、被測定部位の動脈で発生する動脈容積の変動が脈波信号として取り出される。このときのカフ圧の変化に伴う脈波信号の振幅の変化(主に、立ち上がり及び立ち下がり)が取得される。また、減圧速度については、押圧カフ231の加圧中に目標となる目標減圧速度を設定し、その目標減圧速度になるように血圧測定部313がポンプ221の弁222の開口度を制御する。
このカフ圧信号に基づいて、オシロメトリック方式により公知のアルゴリズムを適用して血圧値(収縮期血圧値と拡張期血圧値)を算出する。より詳しくは、カフ圧の変化に伴う脈波信号の振幅の変化(主に、立ち上がり及び立ち下がり)に基づいて、最高血圧(Systolic Blood Pressure)及び最低血圧(Diastolic Blood Pressure)が算出される。血圧測定部313は、血圧値を算出すると、算出した血圧値を記憶部214へ保存する制御を行う。測定が終了すると、血圧測定部313は、ポンプ駆動回路220を介してポンプ221の弁222を開放し、押圧カフ231の空気を排気する制御を行う。なお、血圧値の算出は、減圧過程に限らず、加圧過程において行われてもよい。
[作用と効果]
以上のように、本実施形態の計測支援装置200は、ステップS402及びS403で2つの時刻で比較し1以上の第1バイタルデータが改善しているかどうかを判定する。そして、計測支援装置200は、ステップS405からS407の姿勢データ、高さデータ、睡眠データ等から、ステップS408で第2バイタルデータの計測タイミングを推定し、ステップS409で生活パターンを判定することができる。第1バイタルデータが所望の変化(改善または悪化)している場合には、ステップS410で、推定した計測タイミングとユーザの生活パターンに基づいて、所望の変化があると推定される第2バイタルデータを計測する第2センサを選択する。その後、第2センサが計測を開始するように促す図6に示すようなコメントをユーザに提示してユーザが第2センサで計測を開始することが可能になる(もしくは可能ならば自動的に第2センサが計測を開始する)。
したがって、既に計測している第1バイタルデータに基づいて、他の第2バイタルデータの内容を予測することができ、さらに予測した内容をユーザに提示するので、計測へのユーザのモチベーションを上げ生体情報(バイタルデータとも称す)を継続的に計測しやすくすることが可能な計測支援装置を提供することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。また、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合せ可能である。
<1>
上記の実施の形態では、図1、図2、及び図3に記載されているように血圧測定装置を含む計測支援装置200(例えば、腕時計型端末、スマートウォッチ)にプログラムが組み込まれている。そして、本実施形態では、計測支援装置200が血圧を測定するセンサを備えて、ユーザへの提示も行う。しかし、提示部はスマートフォンに設けられる画面、バイブレーション及び/またはスピーカを使用して行ってもよい。さらに、プログラムはスマートフォンに格納されて、スマートフォンで実行されてもよい。この場合には、生体情報(バイタルデータ)を生体情報センサから取得する。そして、スマートフォンの提示部がユーザに第2バイタルデータを計測するようにコメントと共に提示してもよい。また、スマートフォンが第2バイタルデータを計測可能な第2センサに指示信号を送り、第2センサに計測させて第2バイタルデータを取得してもよい。
<2>
上述の実施形態では、押圧カフ231を使用してオシロメトリック方式によりユーザの血圧値を測定している。しかしながら、血圧を測定するだけの場合にはこれに限らなくてもよい。例えば、圧脈波を心拍ごとに検出する圧脈波センサを備え、被測定部位(例えば、左手首)を通る橈骨動脈の圧脈波を検出して血圧値(収縮期血圧値と拡張期血圧値)を測定してもよい(トノメトリ方式)。圧脈波センサは、被測定部位(例えば、左手首)を通る橈骨動脈の脈波をインピーダンスの変化として検出して血圧値を測定してもよい(インピーダンス方式)。圧脈波センサは、被測定部位のうちの対応する部分を通る動脈へ向けて光を照射する発光素子と、その光の反射光(または透過光)を受光する受光素子とを備えて、動脈の脈波を容積の変化として検出して血圧値を測定してもよい(光電方式)。また、圧脈波センサは、被測定部位に当接された圧電センサを備えて、被測定部位のうち対応する部分を通る動脈の圧力による歪みを電気抵抗の変化として検出して血圧値を測定してもよい(圧電方式)。さらに、圧脈波センサは、被測定部位のうち対応する部分を通る動脈へ向けて電波(送信波)を送る送信素子と、その電波の反射波を受信する受信素子とを備えて、動脈の脈波による動脈とセンサとの間の距離の変化を送信波と反射波との間の位相のずれとして検出して血圧値を測定してもよい(電波照射方式)。なお、血圧値を算出することができる物理量を観測することができれば、これらの以外の方式を適用してもよい。
<3>
本発明の装置は、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体(または記憶媒体)に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
また、以上の各装置及びそれらの装置部分は、それぞれハードウェア構成、またはハードウェア資源とソフトウェアとの組み合せ構成のいずれでも実施可能となっている。組み合せ構成のソフトウェアとしては、予めネットワークまたはコンピュータ読み取り可能な記録媒体(または記憶媒体)からコンピュータにインストールされ、当該コンピュータのプロセッサに実行されることにより、各装置の動作(または機能)を当該コンピュータに実現させるためのプログラムが用いられる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
また、「及び/または」とは、「及び/または」でつながれて列記される事項のうちの任意の1つ以上の事項という意味である。具体例を挙げると、「x及び/またはy」とは、3要素からなる集合{(x),(y),(x,y)}のうちのいずれかの要素という意味である。もう1つの具体例を挙げると、「x,y,及び/またはz」とは、7要素からなる集合{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のうちのいずれかの要素という意味である。
(付記1)
第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部(102、301)と、
前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部(106、307)と、
前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定されたかに基づいて、前記1以上の第1生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を計測するように判定結果に基づく内容と共にユーザに提示する提示部(107、309、310、311)と、を備え、
前記第1時刻と前記第2時刻とは異なる時刻である、
計測支援装置(100、200)。
(付記2)
第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部(102、301)と、
前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部(106、307)と、
前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、改善すると想定される1以上の第2生体情報を選択する選択部(106、309)と、
前記1以上の第2生体情報を計測するように判定結果に基づく内容と共にユーザに提示する提示部(107、311)と、
を備える計測支援装置(100、200)。
(付記3)
第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を計測する第1取得部(102、301)と、
前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が悪化しているかをそれぞれ判定する判定部(106、307)と、
前記1以上の第1生体情報が悪化しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、悪化すると想定される1以上の第2生体情報を選択する選択部(106、309)と、
前記1以上の第2生体情報を計測するように判定結果に基づく内容と共にユーザに提示する提示部(107、311)と、
を備える計測支援装置(100、200)。
100…計測支援装置
101…センサ部
102…センサ情報取得部
103…記憶部
104…姿勢判定部
105…タイミング推定部
106…判定部
107…提示部
108…指令部
150…体重体組成計
160…ナトリウム/カリウム比測定器
170…活動量計
200…計測支援装置
211…出力装置
212…入力装置
213…制御部
214…記憶部
215…ドライブ
216…外部インタフェース
217…通信インタフェース
218…電源
219…圧力センサ
220…ポンプ駆動回路
221…ポンプ
222…弁
223…計時装置
231…押圧カフ
241…カフ管
242…流路形成部材
225…加速度センサ
226…ジャイロセンサ
227…地磁気センサ
228…電極
229…電極
301…センサデータ取得部
302…姿勢演算部
303…高さ演算部
304…睡眠演算部
305…タイミング推定部
306…正確性判定部
307…改善判定部
308…生活パターン判定部
309…センサ選択部
310…センサ指示部
311…コメント生成部
312…カフ圧力取得部
313…血圧測定部。

Claims (15)

  1. 第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、
    前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部と、
    前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定されたかに基づいて、前記1以上の第1生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、を備え、
    前記第1時刻と前記第2時刻とは異なる時刻である、
    計測支援装置。
  2. 前記提示部は前記判定結果に応じたコメントを付して前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する、
    請求項1に記載の計測支援装置。
  3. 前記提示部は、前記1以上の第1生体情報が改善されていると判定された場合には前記1以上の第2生体情報の計測結果は改善される可能性が高いとの内容を含むコメントを付して提示し、前記1以上の第1生体情報が改善されていないと判定された場合には前記1以上の第2生体情報の計測結果は改善されていない可能性が高いとの内容を含むコメントを付して提示する、
    請求項2に記載の計測支援装置。
  4. 前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された1以上の第2生体情報を取得する第2取得部と、
    前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第2生体情報と、前記判定部の判定結果とに基づいて前記判定結果が正確であるかを判定する正確性判定部と、をさらに備える、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  5. 第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、
    前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定する判定部と、
    前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、改善すると推定される1以上の第2生体情報を選択する選択部と、
    前記1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、
    を備える計測支援装置。
  6. 第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得する第1取得部と、
    前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が悪化しているかをそれぞれ判定する判定部と、
    前記1以上の第1生体情報が悪化しているとそれぞれ判定された場合には、前記1以上の第1生体情報とは異なる、悪化すると想定される1以上の第2生体情報を選択する選択部と、
    前記1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示する提示部と、
    を備える計測支援装置。
  7. 前記第1生体情報は活動量計で計測され、特定の時刻に前記活動量計の計測を開始するようにユーザに告知する告知部をさらに備える、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  8. 前記第1生体情報は活動量計で計測され、特定の時刻に前記活動量計がユーザに計測の開始を告知するように前記活動量計に指示信号を送信する送信部をさらに備え、前記活動量計はユーザに前記開始を告知する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  9. 前記ユーザの姿勢を検出する検出部をさらに備え、
    特定の時間内であり、かつ、前記ユーザが座っていることを前記検出部が検出した場合に、前記提示部は前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  10. 前記第1取得部は前記1以上の第1生体情報の時系列データを取得し、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの生活習慣データを推定する推定部をさらに備え、
    前記判定部は、前記生活習慣データに基づいて前記1以上の第2生体情報を計測することが可能かを判定し、
    前記1以上の第2生体情報を計測することが可能であると判定された場合に、前記提示部が前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  11. 前記第1取得部は前記1以上の第1生体情報の時系列データを取得し、
    前記時系列データに基づいて、前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果が改善された値になるタイミング、または、前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果が悪化した値になるタイミングを推定する推定部をさらに備え、
    前記提示部は、前記推定部が推定した前記タイミングで前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の計測支援装置。
  12. 前記1以上の第2生体情報を計測した計測結果を計測時刻と共に取得する取得部と、
    前記タイミングで計測された1以上の第2生体情報の計測結果と、前記タイミング以外で計測された1以上の第2生体情報の計測結果とを比較して前記推定部が推定したタイミングの正確さを判定する判定部と、をさらに備える、
    請求項11に記載の計測支援装置。
  13. 前記提示部は、計測結果が改善された値になるタイミング、または、計測結果が悪化した値になるタイミングになる場合に、前記タイミングであることを示すコメントを付して、前記1以上の第2生体情報を計測するように前記内容をユーザに提示する、
    請求項11または12に記載の計測支援装置。
  14. 第1時刻及び第2時刻で計測された1以上の第1生体情報を取得し、
    前記第1時刻及び前記第2時刻で計測された前記1以上の第1生体情報に基づいて前記1以上の第1生体情報が改善しているかをそれぞれ判定し、
    前記1以上の第1生体情報が改善しているとそれぞれ判定されたかに基づいて、前記1以上の1生体情報とは異なる1以上の第2生体情報を計測するように勧める、判定結果に基づく内容をユーザに提示すること、を備え、
    前記第1時刻と前記第2時刻とは異なる時刻である、
    計測支援方法。
  15. コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の計測支援装置が備える各部として機能させるためのプログラム。
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