JP2020011332A - 刃具の異常検知装置 - Google Patents

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卓司 横山
Takuji Yokoyama
卓司 横山
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Abstract

【課題】精度の高い異常検知が可能な刃具の異常検知装置を提供する。【解決手段】NC工作機械10が刃具12、モータ14、アンプ18および制御部20を備え、制御部20はNC工作機械10に内蔵されたコンピュータであり、アンプ18を介してモータ14に流れる電流を取得する。制御装置30は、制御部20からモータ14に流れる電流に基づいてモータ14のトルクを取得し、複数の所定期間のそれぞれにおいてトルクの平均値を算出する算出部と、複数の平均値の差が閾値以上である場合、刃具の異常を検知する異常検知部と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は刃具の異常検知装置に関する。
ドリルなどの工具はワークの加工に用いられるが、負荷により工具に折損などの異常が発生することがある。ドリルのトルクおよびスラスト力に基づいて、ドリルの折損予報を行う技術が開発されている(特許文献1)。
特開平10−286744号公報
しかし、例えば切子の刃具への噛み込みなどにより、トルクが突発的に変化することがある。この場合、急変化するトルクによって異常の誤検知が発生する恐れがある。そこで、精度の高い異常検知が可能な刃具の異常検知装置を提供することを目的とする。
上記目的は、刃具を回転させるモータのトルクを取得し、複数の所定期間のそれぞれにおいて前記トルクの平均値を算出する算出部と、複数の前記平均値の差が閾値以上である場合、前記刃具の異常を検知する異常検知部と、を具備する刃具の異常検知装置によって達成できる。
精度の高い異常検知が可能な刃具の異常検知装置を提供できる。
図1はNC工作機械および制御装置を例示する模式図である。 図2は制御装置が行う制御を例示するフローチャートである。 図3(a)から図3(d)はトルクの平均値を例示する図である。 図4(a)から図4(d)はトルクの平均値の差を例示する図である。
以下、図面を参照して本実施形態の刃具の異常検知装置について説明する。図1はNC工作機械10および制御装置30を例示する模式図である。NC工作機械10は、刃具12、モータ14、アンプ18および制御部20を備える。
刃具12はNC工作機械10の主軸に取り付けられている。モータ14が回転することで刃具12は矢印の方向に回転し、ワーク16を切削し穴17を形成する。制御部20はNC工作機械10に内蔵されたコンピュータであり、アンプ18を介してモータ14に流れる電流、および刃具12の位置などを取得する。
制御装置30は例えばコンピュータであり、NC工作機械10の制御部20に接続されている。制御装置30は、制御部20からモータ14に流れる電流、および刃具12の位置などを取得し、電流に基づいてモータ14のトルクを取得する。制御装置30は、トルクの平均値を算出する算出部および刃具12の異常を検知する異常検知部として機能する。
図2は制御装置30が実行する制御を例示するフローチャートであり、この制御はNC工作機械10の動作中であって図3(a)〜図3(d)に示す期間中に行われる。図2に示すように、制御装置30は例えば0.001秒など所定時間ごとにトルクのデータを取得する(ステップS10、データサンプリング)。
制御装置30は、例えば0.1秒間など所定期間内におけるトルクの平均値Amを算出する(mは自然数、ステップS12)。所定期間は複数であり、制御装置30は複数の所定期間のそれぞれにおいて平均値を算出する。数1および数2は複数の平均値AmのうちA1およびA2を例示する式である。
Figure 2020011332
Figure 2020011332
数1および数2に示すように、例えば0.1秒間にわたって0.001秒ごとにトルクのデータを取得し、100個のトルクのデータから平均値を算出する。数1のD1〜D100はある期間内のトルクのデータであり、数2のD101〜D200は、D1〜D100に対応する期間の次の期間内のトルクのデータである。
制御装置30は平均値の差ΔAnを算出する(nは自然数、ステップS14)。数3および数4は複数のΔAnのうちΔA1およびΔA2を例示する式である。制御装置30は、隣り合う期間における平均値A1とA2との差ΔA1、および隣り合う期間における平均値A2とA3との差ΔA2などを求める。
Figure 2020011332
Figure 2020011332
制御装置30は、平均値の差ΔAnが閾値Ath以上であるか否かを判定する(ステップS16)。否定判定(No)の場合、制御装置30は、サンプリングの対象となるデータが終了したか否かを判定する(ステップS18)。具体的には、後述の図3(a)から図3(d)におけるt1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8の期間内のデータが終了したか判定する。否定判定の場合、制御装置30はステップS10を再び行う。肯定判定の場合、制御は終了する。すなわち、対象のデータが終了するまで制御が繰り返される。
ステップS16において肯定判定(Yes)の場合、制御装置30は刃具12の異常を検知する(ステップS20)。言い換えれば制御装置30は刃具12に折損などの前兆があることを予知する。このとき例えば画面への表示または音声などで作業員に通知することができる。ステップS20の後、制御は終了する。
図3(a)から図3(d)はトルクの平均値を例示する図である。刃具12によりワーク16に複数の穴17を形成するものとし、図3(a)〜図3(d)はそれぞれ1つの穴17を形成する際のトルクの平均値を示す。横軸は時間を表し、縦軸はトルクの平均値を表す。
図3(a)から図3(d)に示すように、トルクの平均値は、刃具12による加工の開始直後に大きくなり、その後はある程度の大きさで安定し、加工の終了付近では小さくなる。図3(a)における時間t1〜t2、図3(b)における時間t3〜t4、図3(c)における時間t5〜t6、および図3(d)における時間t7〜t8は、加工の開始直後および終了付近に比べてトルクの平均値の変化が小さい期間である。制御装置30はこれらの期間それぞれにおいて図2の制御を行い、加工の開始直後および終了付近では行わない。つまり、制御装置30は図3(a)〜図3(d)に示す各期間内において複数の平均値Amを算出し、かつそれらの差を求める。図3(b)に円で示すように、時間t4付近では平均値が高い。
図4(a)から図4(d)はトルクの平均値の差を例示する図であり、それぞれ図3(a)から図3(d)に対応する。横軸は時間を表し、縦軸はトルクの平均値の差を表す。
図4(a)、図4(c)および図4(d)において差ΔAnは閾値Ath未満である。このとき制御装置30は異常を検知しない(図2のステップS16のNo)。一方、図4(b)のt4付近における差ΔAnは、図3(b)の円で示した部分を反映し、閾値Ath以上である。このとき、制御装置30は異常を検知する(図2のステップS16のYes、およびS20)。
以上のように、本実施形態によれば、制御装置30がトルクの平均値を算出し、平均値間の差が閾値Ath以上である場合、刃具12の異常を検知する。これにより精度の高い検知が可能である。すなわち、瞬間ごとのトルクが突発的に変化した場合でも、平均値を用いることでこうした変化の影響を軽減し、誤検知を抑制することができる。
加工の開始直後および終了直前ではトルクの変化が大きいため、精度の高い検知が困難である。一方、本実施形態によれば、図3(a)のt1〜t2などに示すようにトルクが安定している期間に基づいて検知を行うことで、精度の向上が可能となる。例えば安定した平均値の中でも、図3(b)のt4付近のように平均値の変化が大きい部分がある。このことを反映して、図4(b)のように平均値の差は閾値Athを超える。したがって精度の高い検知が可能である。
異常を精度よく予知することで、折損前に刃具12を交換し、ワーク16の破損を予防することができる。また、誤検知が減少することで刃具12の交換の作業負担も軽減される。平均値を算出する期間(t1〜t2など)の長さおよび閾値Athは、刃具12およびワーク16の材質、穴17の大きさなどに応じて設定することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 NC工作機械
12 刃具
14 モータ
16 ワーク
17 穴
18 アンプ
20 制御部
30 制御装置

Claims (1)

  1. 刃具を回転させるモータのトルクを取得し、複数の所定期間のそれぞれにおいて前記トルクの平均値を算出する算出部と、
    複数の前記平均値の差が閾値以上である場合、前記刃具の異常を検知する異常検知部と、を具備する刃具の異常検知装置。
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