JP2020011002A - Soap bubble generation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シャボン玉生成装置に関し、詳しくは、シャボン玉を安定して生成可能なシャボン玉生成装置に関する。 The present invention relates to a soap bubble generator, and more particularly, to a soap bubble generator capable of stably generating soap bubbles.
シャボン玉は、子供の遊び道具として古くから親しまれているが、演劇や舞台、イベント等の演出の小道具の一つとしても利用されている。イベント等に用いられるシャボン玉については、シャボン玉を連続的に生成する装置が用いられることが多く、不透明の煙等を封入したシャボン玉を生成可能な装置も提案されている。 Although soap bubbles have long been popular as play tools for children, they are also used as one of the props for directing plays, stages, events, and the like. As for a soap bubble used for an event or the like, a device that continuously generates a soap bubble is often used, and a device that can generate a soap bubble containing opaque smoke or the like has been proposed.
例えば、特許文献1には、超音波により液体を霧化した霧化液体を封入したシャボン玉を生成可能なシャボン玉生成装置が開示されており、また特許文献2には、スモーク、ヘリウム等の気体や光を反射する微粉等を充填したシャボン玉を生成するシャボン玉生成装置が開示されている。さらに特許文献3には、香りや煙が封入されたシャボン玉を生成するシャボン玉生成システムが開示されている。
For example,
しかし、特許文献1及び特許文献2に開示された装置は、何れも、複数の開口を有する回転体の表面の一部を貯留槽中のシャボン液に浸漬させることで、複数の開口のそれぞれにシャボン膜を形成しているため、シャボン膜を形成させるシャボン液が、回転体の表面における開口以外の略全域に付着する。回転体の表面における開口以外に付着したシャボン液は、広い面積で空気に触れることにより水分が蒸発しやすく、界面活性剤等の成分の濃度が高くなりやすい。そのため、そのシャボン液が付着した回転体が貯留槽中のシャボン液に再浸漬されると、貯留槽中のシャボン液と混ざり、貯留槽中のシャボン液の濃度が、部分的に変化したり、経時的に変化することによって、生成されるシャボン玉が割れ易くなる等の不都合が生じる。
However, the devices disclosed in
また特許文献3に記載のシャボン玉生成システムは、シャボン膜生成部の開口部に形成されたシャボン膜に向けて直接風を送ってシャボン膜を膨らませ、シャボン玉を形成している。しかし、シャボン膜が直接風を受けると、シャボン膜が割れてしまうおそれがある。
このように、従来のシャボン玉生成装置では、シャボン玉を安定して生成させることが難しかった。
In the soap bubble generation system described in
As described above, it is difficult for the conventional soap bubble generator to stably generate soap bubbles.
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るシャボン玉生成装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a soap bubble generating apparatus capable of solving the above-mentioned disadvantages of the related art.
本発明は、外周面から突出するノズル部、及び該ノズル部にシャボン玉に封入する空気を供給する空気供給路を有し、回転駆動される回転ドラムと、前記ノズル部の先端側に対し、前記シャボン玉の膜を形成するシャボン液を供給するシャボン液供給部と、を備えたシャボン玉生成装置を提供するものである。 The present invention has a nozzle portion protruding from the outer peripheral surface, and an air supply path for supplying air to be sealed in a bubble to the nozzle portion, a rotating drum that is driven to rotate, and a tip side of the nozzle portion, A soap liquid supply unit for supplying a soap liquid for forming the soap bubble film.
本発明のシャボン玉生成装置によれば、シャボン玉を安定して生成することができる。 According to the soap bubble generator of the present invention, soap bubbles can be stably generated.
以下本発明のシャボン玉生成装置を、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態であるシャボン玉生成装置1は、シャボン玉を連続して生成可能なシャボン玉生成装置であり、図1及び図2に示すように、ノズル部21を備えた回転ドラム2と、ノズル部21に、シャボン液11を供給するシャボン液供給部3とを備えている。
Hereinafter, a soap bubble generator according to the present invention will be described based on a preferred embodiment thereof with reference to the drawings. A soap
回転ドラム2は、図1及び図2に示すように、円筒状の外周面20を有し、ノズル部21は、その外周面20における周方向の一部に、外周面20から突出した状態に設けられている。回転ドラム2は、図2に示すように、回転軸X1の軸長方向における一端側が第1側壁2aで封鎖され、他端側が中心に開口を有する第2側壁2bで封鎖されている。第1側壁2aは、その中央部に、駆動モータ4によって回転するシャフト41が連結されている。第2側壁2bは、前記開口の周囲から回転軸X1の軸長方向に突出する筒状部2cを備えており、筒状部2cは、内部空気供給装置5が備える混合筐体55に設けられた環状軸受部15に回転自在に支持されている。環状軸受部15は、好ましくはボールベアリングを備えている。図2に示す例においては、内部空気供給装置5は、内部に香り混合室54を備えた混合筐体55を備えており、混合筐体55は、筒状部2cの一端開口部と対向する位置に、連通孔55cを有している。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
回転ドラム2は、駆動モータ4からの動力を受けて、回転軸X1周りに回転する。また、混合筐体55の連通孔55c、環状軸受部15の内側空間及び筒状部2cの内部空間により空気導入孔23が形成されており、その空気導入孔23を介して、内部空気供給装置5から、回転ドラム2の内部空間22内に、シャボン玉10の内部に封入する内部空気が供給される。回転ドラム2の内部空間22内に供給された内部空気は、回転ドラム2の内部空間側からノズル部21に供給され、ノズル部2の先端において、シャボン玉10の内部に封入される。内部空気は、シャボン玉10の内部に封入される空気である。
本実施形態のシャボン玉生成装置1においては、回転ドラム2の内部空間22の全体が、ノズル部21に内部空気を供給する空気供給路を形成している。ノズル部21に供給する内部空気は、回転ドラム2の回転軸X1の軸長方向に沿って回転ドラム2の内部空間22に向けて導入される。即ち、内部空気は、回転ドラム2の内部空間等の回転ドラム2内に形成された空気供給路を介してノズル部21に供給される。シャボン玉を安定して生成する観点から、ノズル部21に供給される内部空気は、その供給速度が制御されることが好ましい。本実施形態において、内部空気の供給速度は、後述する空気供給手段(不図示)により制御されている。
The
In the
駆動モータ4としては、各種の電動モータが好ましく用いられ、ギアボックス(図示せず)が一体化されたものを用いることもできる。駆動モータ4としては、例えば、DCモータ、ACモータ、サーボモータ、ステッピングモータ等の電動モータが挙げられるが、速度制御及び小型化等が容易である等の観点から、DCモータ又はサーボモータを用いることが好ましい。図2に示す駆動モータ4は、ギアボックスが一体化されているDCモータ40であり、駆動モータ4の回転を回転ドラム2に伝達するシャフト41を介して回転ドラム2と連結されている。シャフト41は、その軸長方向を、回転ドラム2の回転軸X1の軸長方向と一致させた状態で、駆動モータ4に接続され、他端が回転ドラム2の第1側壁2aに接続されている。駆動モータ4は、基台13又は床等に立設された支持体14に固定されて支持されている。
As the
内部空気供給装置5は、回転ドラム2の回転軸X1の軸長方向の一端側に配置されており、空気導入孔23を介して、回転ドラム2内の内部空間22である空気供給路に内部空気を供給するようになされている。内部空気供給装置5は、回転ドラム2に対して、回転ドラム2の回転軸X1の軸長方向に沿って空気を送出して、内部空気を回転ドラム2内に供給するようになされている。
回転ドラム2の回転軸X1の軸長方向に沿って空気を供給することで、回転ドラム2に、内部空気を比較的高速で噴射したような場合であっても、回転ドラム2の内部空間22内において、第1側壁2a等への衝突等により速度が減速した後に、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜12に対して空気が噴きこまれるので、シャボン膜12が割れ難くなる。
The internal
By supplying air along the axial direction of the rotation axis X1 of the
内部空気供給装置5としては、回転ドラム2内の内部空間22等の空気供給路に空気を噴射し得るもの等を特に制限なく用いることができる。
シャボン玉10を安定して生成させる観点から、内部空気供給装置5は、コントロールされた量の空気を、回転ドラム2のノズル部21に供給可能な空気供給手段を備えていることが好ましい。空気供給手段としては、例えば、電動モータにより駆動されるファン又は空気ポンプ等が挙げられ、該電動モータの回転又は空気ポンプ等の駆動の制御により空気の供給量を制御する。
内部空気供給装置5は、シャボン玉の内部に封入される内部空気として、水等の液体又は固体の微粒子を含む空気を供給するものであっても良いし、該微粒子を含まない通常の空気を供給するものであっても良い。前記微粒子を含む空気は、意図的に該微粒子を含ませたものである。前記微粒子を含む空気は、該微粒子が可視光を散乱するため、半透明又は不透明であり、視認可能である。以下、前記微粒子を含む空気を「煙」ともいう。
As the internal
From the viewpoint of generating the
The internal
シャボン液供給部3は、シャボン液11が内部に収容される貯留槽30を備えており、回転ドラム2の回転に伴い、ノズル部21の先端側が、該貯留槽30中のシャボン液11と繰り返し接触するようになされている。具体的には、貯留槽30は、上面が開口した箱状に形成されており、開口面が回転ドラム2の外周面と対向するように、回転ドラム2の真下に配置されている。また貯留槽30には、少なくともノズル部21が真下を向いたときに、該ノズル部21の先端部がシャボン液11に接触するように、シャボン液11が貯留される。貯留槽30は、シャボン液11の水面の高さ位置が一定となるように、シャボン液の自動補充装置を備えていても良い。ここで「ノズル部21が真下を向いた」状態とは、ノズル部21の先端が下方を向いた状態であって、回転ドラム2の回転軸と、ノズル部21の先端側の開口の中央部とを最短距離で結ぶ線が、鉛直方向と平行になる状態である。
The soap
貯留槽30に貯留されるシャボン液11は、ノズル部21の外周面に付着するシャボン液11をより少なくする観点から、ノズル部21の先端部が最下点に位置した状態において、ノズル部21の先端部がシャボン液11に接触し、ノズル部21以外の部分がシャボン液11に接触しないことが好ましい。同様の観点から、ノズル部21の軸方向X2において、ノズル部21は、シャボン液11内に挿入する部分の長さが全長L2〔図3(a)参照〕の0%超80%以内、より好ましくは1%超50%以内であることが好ましい。
The
貯留槽30に貯留されるシャボン液11としては、シャボン玉10を生成し得るものを特に制限なく用いることができる。例えば、界面活性剤及び水を含むものを用いることができる。界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、カルボベタイン型界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アルカノールアミド型界面活性剤、アルキルエーテルサルフェート型アニオン性界面活性剤等が挙げられる。
シャボン液11には、界面活性剤及び水に加えて、他の成分を加えたもの等を用いることもできる。他の成分としては、香料、カオチン化セルロース、グリセリン及びグリコールの1種又は2種以上の組み合わせ等が挙げられる。
As the
The
本実施形態のシャボン玉生成装置1によれば、図5に示すように、回転ドラム2を一方向R1に回転させながら、内部空気供給装置5を作動させることで、図1及び図5に示すように、内部空気供給装置5から供給される空気が、回転ドラム2内を介してノズル部21に供給され、内部に該空気が封入されたシャボン玉10が安定して順次生成される。
According to the soap
本実施形態のシャボン玉生成装置1によれば、回転ドラム2の外周面から突出したノズル部21を有し、該ノズル部21の先端側に、回転ドラム2の外側から、シャボン液11を供給してシャボン玉10を生成することが可能であるため、回転ドラム2の外周面20におけるノズル部21以外の部位の広範囲にシャボン液11が付着するのを抑制しながら、ノズル部21の先端側にシャボン液11を付着させて、シャボン玉10を生成することができる。これにより、回転ドラム2の外周面20におけるノズル部21以外の部位に多量のシャボン液11が付着する場合に生じやすい、貯留槽30中のシャボン液11の濃度の部分的な変化や経時的な変化を抑制することができる。
According to the soap
また、回転ドラム2の内部に、ノズル部21に内部空気を供給する空気供給路を有することで、シャボン玉10に封入される内部空気の量をコントールすることも容易となる。これにより、シャボン玉10に封入される内部空気とシャボン玉10を吹き飛ばす空気を区別せずに吹き付ける場合や、ノズル部21の先端に形成された膜(以下、「シャボン膜」ともいう。)に向けて直接空気を噴射する場合に比して、該膜がシャボン玉が形成される前に破れることを、効率的に防止することができる。
このような作用により、シャボン玉生成装置1によれば、シャボン玉を安定して生成することができる。
In addition, since the
According to such an operation, the soap
本実施形態のシャボン玉生成装置1おけるノズル部21は、図1及び図3に示すように、中空の円錐台形状に形成されており、回転ドラム2の外周面から外方に突出している。ノズル部21の突出方向に特に制限はないが、ノズル部21の先端側から効率的にシャボン玉10を遊離させる等の観点から、ノズル部21は、回転ドラム2の回転軸X1と直交する放射方向に突出していることが好ましい。ノズル部21は、その軸方向X2が回転ドラム2の上記放射方向と一致していることが好ましい。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
ノズル部21の形状は、特に制限されず、例えば図3(a)〜(c)に示すような形状とすることができる。回転ドラム2のノズル部21は、図3(b)に示すように、内径が先端側から基端側に向かって減少していてもよいが、先端側から基端側に向かってその内径が拡大しているか〔図3(a)及び(c)参照〕、又は先端側から基端側に向かってその内径が一定であることが好ましく、先端側から基端側に向かってその内径が拡大していることがより好ましい。これにより、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜12が基端側に移動し難くなり、例えば回転ドラム2が、ノズル部21にシャボン液11が付着してからシャボン玉10が遊離されるまで回転する間に、ノズル部21が上方を向く状態があったとしても、ノズル部21の先端側に形成されたシャボン膜12が基端側に向けて移動することを効率的に防止することができる。「上方を向く」とは、ノズル部21の先端部が真上を向いている状態以外にも、回転ドラム2の周方向において、ノズル部21の先端部が真上に対して角度が±45度未満傾斜した方向を向いている状態を含む。
The shape of the
一方、ノズル部21の基端側にシャボン膜12が移動すると、着端側に移動したシャボン膜に加えて、先端にもシャボン膜12が形成され得る状態になる。そして、先端にもシャボン膜12が形成されると、ノズル部21の内部に二重に膜が存在する状態となり、基端側のシャボン膜12によって先端側のシャボン膜12に、そのシャボン膜12を膨らませるための空気が送られなくなり、シャボン玉10が生成されなくなる場合が生じる。ノズル部21の内径が、先端側から基端側に向かって拡大しているか、又は先端側から基端側に向かってその内径が一定であると、ノズル部21の内部に二重に膜が形成されることを防止され、安定してシャボン玉10を生成することができ、ノズル部21の内径が先端側から基端側に向かって拡大していると、一層、ノズル部21の内部に二重に膜が形成されることを防止され、一層、安定してシャボン玉10を生成することができる。また斯かる構成により、粘性が低く、ノズル部21の内部でシャボン膜が移動し易いシャボン液を用いた場合においても、ノズル部21の先端側から基端側へのシャボン液の移動を抑制することができる。シャボン液の移動を抑制することで、シャボン液の移動等に伴ってシャボン膜が割れてしまうことも抑制することができる。
On the other hand, when the
先端側から基端側に向かってその内径が拡大している場合、ノズル部21は、図3(c)に示すように、その先端側の部分21aのみが、先端側から基端側に向かって内径が拡大していても良く、図3(a)に示すように、先端から基端の全域において、内径が拡大していても良い。図3(c)に示すノズル部21は、前記先端側の部分21aよりも基端側に、内径が一定の部分21bを有している。
ノズル部21は、基端側に内径が一定の部分21bを有している場合、先端側の部分21aのみが、貯留槽30中のシャボン液11に接触するようになされていることが好ましい。斯かる構成により、内径が一定の部分21bにシャボン膜が形成されることを防止して、シャボン玉を安定して生成することができる。上記の効果をより確実に奏させる観点から、ノズル部21は、先端側から基端側に向かって内径が拡大している部分21aの長さが、内径が一定の部分21bの長さよりも長いことが好ましい。上記と同様の観点から、ノズル部21は、先端側から基端側に向かって内径が拡大している部分21aの長さをL1とし、ノズル部21の先端から基端までの全長をL2としたとき、L2に対するL1の割合は、好ましくは50%超100%以下であり、より好ましくは60%以上100%以下であり、さらに好ましくは100%である。前記L2に対するL1の割合が「100%」とは、図3(a)に示すように、先端から基端の全域において、内径が拡大していることを意味する。
また図3(a)に示すノズル部21は、内壁21nの縦断面形状が直線状になるように内径が拡大しているが、それに代えて、内壁21nの縦断面形状が軸方向X2に向かって凸又は凹状の曲線状となるように内径が拡大していても良い。
When the inner diameter increases from the distal end toward the proximal end, as shown in FIG. 3C, the
When the
In addition, the inner diameter of the
ノズル部21の基端の内径d2に対する先端の内径d1の割合((d1/d2)×100)は、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜12が基端側に移動することを防止する観点から、好ましくは25%以上、より好ましくは40%以上、さらに好ましくは50%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下、さらに好ましくは90%以下であり、また好ましくは25%以上100%以下、より好ましくは40%以上95%以下、さらに好ましくは50%以上90%以下である。
同様の観点から、ノズル部21の内壁21nは、該ノズル部21の軸方向X2に対する傾斜角度θ1が、好ましくは0度以上、より好ましくは1度以上、さらに好ましくは3度以上であり、また好ましくは70度以下、より好ましくは45度以下、さらに好ましくは30度以下であり、また好ましくは0度以上70度以下、より好ましくは1度以上45度以下、さらに好ましくは3度以上30度以下である。
傾斜角度θ1は、内壁21nの縦断面形状が上述した曲線状である場合には、内壁21nの先端と基端とを結ぶ直線とノズル部21の軸方向X2のなす角度を意味する。
The ratio of the inner diameter d1 at the distal end to the inner diameter d2 at the proximal end of the nozzle portion 21 ((d1 / d2) × 100) prevents the
From the same viewpoint, the inclination angle θ1 of the
When the vertical cross-sectional shape of the
ノズル部21の先端と基端の内径の比を問わず、ノズル部21の軸方向X2の全長L2(図3参照)に対するノズル部21の先端の内径d1の割合((d1/L2)×100)は、好ましくは10%以上、より好ましくは20%以上、さらに好ましくは40%以上であり、また好ましくは200%以下、より好ましくは160%以下、さらに好ましくは140%以下であり、また好ましくは10%以上200%以下、より好ましくは20%以上160%以下、さらに好ましくは40%以上140%以下である。
またノズル部21の軸方向X2の全長L2には、特に制限はないが、例えば5mm以上50mm以下であり、好ましくは10mm以上30mm以下である。
Irrespective of the ratio of the inner diameter of the distal end to the proximal end of the
The total length L2 of the
回転ドラム2は、ノズル部21として、貯留槽30中のシャボン液11に先端部を同時に接触させ得るノズル部21のみを備えることが好ましい。先端部を同時に接触させ得るノズル部21としては、例えば回転ドラム2の周方向における同一位置に、複数のノズル部21を、回転軸X1の軸長方向に間隔をあけて配置される複数のノズル部や、回転ドラム2に周方向の一部に設けられた単一のノズル部等が挙げられる。ここでいう接触は、ノズル部21の先端部がシャボン液11の液面より下方まで入る場合に加え、ノズル部21が真下を向いている状態でノズル部21の先端がシャボン液11の液面に接触する場合も含まれる。
本実施形態では、貯留槽30中のシャボン液11と同時に接触するノズル部として、一つのノズル部21のみが設けられている。
貯留槽30中のシャボン液11に先端部を同時に接触させ得るノズル部21のみを備えることで、シャボン玉10を形成させるノズル部21以外のノズル部から内部空気が漏れ出すことが抑制されており、シャボン玉10を生成させることが一層容易となる。
It is preferable that the
In the present embodiment, only one
By providing only the
内部空気供給装置5は、生成されるシャボン玉10の演出力を高める等の観点から、内部空気として煙を用い、該煙を生成する煙生成部を備えることが好ましい。また、同様の観点から、内部空気に付着させるための香りを生成する香り生成部を備えることが好ましい。
It is preferable that the internal
本実施形態のシャボン玉生成装置1における内部空気供給装置5は、煙を生成可能な煙生成部58を備えており、空気や煙に香りを混合する香り生成部51を備えている。また、内部空気供給装置5は、煙生成部58で生成された煙と、香り生成部51で生成された香りとを混合する混合筐体55を備えている。混合筐体55は、その内部が、煙と香りとを混合する混合室54となっている。
The internal
煙生成部58としては、回転ドラム2のノズル部に、シャボン玉内に封入する内部空気として、煙を供給し得るものを特に制限なく用いることができる。回転ドラム2の内部空間22等の空気供給路に供給する煙としては、霧化した液体やドライアイスを用いて生じさせた煙等の、空気中に水等の液体の微粒子が浮遊したものや、空気中に固体の微粒子が浮遊したものが挙げられる。
As the
本実施形態における煙生成部58は、電気的な制御下において前記微粒子を生成し、前述した空気供給手段(不図示)によって外部から取り込まれた空気と、該微粒子とを混合させて、煙を生成する。前記微粒子の生成は、公知の方法により生成することができる。例えば該微粒子の原料となる液体や固体を加熱によって揮散させる方法や、超音波振動によって霧化させる方法等が挙げられる。本実施形態の内部空気供給装置5では、煙生成部58を駆動しない場合、空気供給手段によって取り込まれた空気がノズル部21に供給される。外部から取り込まれた空気又は煙生成部58が生成した煙は、ダクト57を介して混合室54内に送りこまれる。この空気又は煙の送風量は、前述の空気供給手段(不図示)によって制御される。空気供給手段としては、混合室54内に直接又はダクト57等を介して間接に移送させる電動ファン等、各種公知のもの等を特に制限なく用いることができる。
ダクト57は、内部が混合室54となる混合筐体55における、回転ドラム2側とは反対側に位置する壁面に接続・開口されている。ダクト57を介して混合室54に供給される煙又は空気は、混合室54を経由して、回転ドラム2の内部空間22である空気供給路内に移動し、ノズル部21に供給されるようになされている。
The
The
香り生成部51としては、香気成分を含む香料等の液体や固体に超音波振動又は熱を加えて香気成分を放散させるもの等、供給される空気や煙に、香りを混合し得るものを特に制限なく用いることができる。香り生成部51が生成する香りとしては、大気圧下で大気中に揮散し、常温常圧の環境下でその香気を知覚し得るものが好ましい。香り生成部51により生成される香り成分は、煙生成部58により回転ドラム2に供給される煙中の微粒子に付着し得るものであっても、該微粒子に付着しないものであっても良い。
As the
また内部空気供給装置5は、生成した香りを、ダクト56を介して混合室54内に送り込む、香りの送風量を制御可能な送風手段(図示せず)を有している。送風手段(図示せず)は、香り生成部51で生成された香気成分を、直接又はダクト56等を介して間接に移送させる電動ファンとを備えたもの等、各種公知のもの等を特に制限なく用いることができる。香料は、調合香料、天然香料のいずれでもよい。
ダクト56は、内部が混合室54となる混合筐体55における、回転ドラム2側の面と直交する壁面に接続・開口されている。香り供給部51は、例えば、ダクト56の下方において、混合筐体55に取り付けられ、ダクト56を介して混合室54内に香りを噴霧するようになされている。
Further, the internal
The
本実施形態のシャボン玉生成装置1は、更に、回転ドラム2の回転位置を検出する位置検出センサ(図示せず)と、シャボン玉10の遊離を促進する空気を送風する送風装置6と、制御部7とを備えている。
The soap
位置検出センサ(図示せず)は、回転ドラム2の回転位置を検出するものであり、位置検出センサとしては、回転ドラム2の回転位置を検出し得るものを特に制限なく使用することができる。位置検知センサとしては、例えば、光センサや、近接スイッチ、エンコーダ等が挙げられる。本実施形態では、位置検知センサとして光センサ(図示せず)を用いており、その光センサは、発光部(図示せず)及び受光部(図示せず)と、発光部が発光した光を受光部に向けて反射させる反射板(図示せず)とを備えて構成されている。
The position detection sensor (not shown) detects the rotational position of the
送風装置6は、回転ドラム2に向けて空気を送り得るものを特に制限なく用いることができる。本実施形態では、送風装置6として送風ファン60が用いられており、送風ファン60は、ノズル部21の後方から該ノズル部21の先端に向けて空気を送り得るように配されており、本実施形態においては、回転ドラム2の外周面に設けられたノズル部21の先端を含む回転ドラム2の周方向に沿って空気を送り得るように、回転ドラム2の外周面と対向する部位に配置されている。
シャボン玉10の内部に封入する内部空気をノズル部21に供給する内部空気供給装置5を、シャボン玉10のノズル部21からの遊離を促進させる空気を送風する送風装置6とは別に設けることで、ノズル部21に形成されたシャボン膜が、所望の大きさまで膨む前に破裂することを抑制でき、また所望の大きさまで膨らすことができたシャボン玉10を、ノズル部21から効率的に遊離させることができる。
As the
By providing the internal
本実施形態において送風ファン60は、第2の位置におけるノズル部21が突出する方向とは反対側に配置されており、該反対側からノズル部21の先端に向けて送風している。これにより、ノズル部21からシャボン玉10を遊離させる際にシャボン膜が破裂することを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、ノズル部21の先端に向けて送風する風の強さが調整可能であり、該風の噴射角度も調整可能となっている。送風ファン60等の送風装置6は、風の強さ及び風の噴射角度の一方又は双方を調節不可能なものであっても良いが、これらの何れか一方を調節可能であることが好ましく、双方を調節可能であることがより好ましい。前記風の強さ及び噴射角度の何れか一方又は双方を調整することで、例えば、大きさの異なるシャボン玉10に対して該シャボン玉10を効率的にノズル部21から遊離させることが可能になる。
In the present embodiment, the
In the present embodiment, the intensity of the wind blown toward the tip of the
制御部7は、駆動モータ4と、内部空気供給装置5と、送風装置6と、位置検出センサ(図示せず)に電気的に接続されている。制御部7は、位置検出センサが検出する回転ドラム2の第1の回転位置〔図5(a)参照〕及び第2の回転位置〔図5(b)参照〕の位置情報、各部や各装置の駆動タイミング、及び各種プログラム等が記憶された記憶部(図示せず)と、該記憶部に記憶された情報に基づいて各部及び各装置を制御するCPU等を備えた演算部(図示せず)とを備えている。また、制御部7は、ノズル部21が回転ドラム2の周方向における所定の範囲、即ち回転ドラム2が第1の回転位置から第2の回転位置まで回転する範囲の位置情報が記憶部に記憶されており、該所定の範囲にノズル部21が位置する間のみ、演算部が送風装置6を作動させ得るようになっている。
The
次に、シャボン玉生成装置1を用いてシャボン玉10を生成する際の、制御部7による好ましい制御方法の一例について、図4及び図5を参照して説明する。図4には、シャボン玉生成装置のシャボン玉の生成動作を示すフローチャートが示されており、図5には、図4に示すフローチャートに基づく動作によって、回転ドラム2が一回転する間に、シャボン玉10が1個形成される様子が示されている。
Next, an example of a preferred control method by the
シャボン玉生成装置1の電源を入れると、回転ドラム2、内部空気供給装置5及び送風ファン60等が駆動可能な状態になる。そして制御部7は、先ず、回転ドラム2を原点位置に復帰させる(ステップS1)。回転ドラム2の原点位置に特に制限はないが、例えば、シャボン玉生成装置1を用いたシャボン玉の生成方法の一実施態様(以下、本実施態様ともいう)においては、図5(a)に示すように、ノズル部21が真下を向く第1の回転位置を、回転ドラム2の原点位置に設定している。
具体的には、制御部7は、駆動モータ4を駆動させ、回転ドラム2を、位置検出センサによって、図5(a)に示す第1の回転位置が検出されるまで回転させる。このときの回転ドラム2の回転方向は、図5に示すR1方向(以下、「正回転」ともいう。)であってもよく、図5(a)に示すR2方向(以下、「逆回転」ともいう。)であってもよいが、最短距離にて原点位置に位置することができる方向に回転することが好ましい。
When the power of the soap
Specifically, the
次いで、制御部7に、回転ドラム2の回転回数、即ち、シャボン玉10の生成個数、又は回転ドラム2の回転時間、即ち、シャボン玉10の生成時間が、記憶部又は制御部7に設けた任意の入力手段から入力され(ステップS2)、シャボン玉10の生成開始が入力されると(ステップS3)、制御部7は、駆動モータ4を作動させて回転ドラム2を回転させる。そして制御部7は、回転ドラム2が第2の回転位置に達すると、駆動モータ4の駆動を停止させ、回転ドラム2を第2の回転位置で停止させると同時に、内部空気供給装置5を作動させて、ノズル部21の先端にシャボン玉10を生成させる(ステップS4)。好ましくは、制御部7は、最初に、駆動モータ4を駆動して、回転ドラム2を、原点位置として用いた第1の回転位置から第2の回転位置に達するまで回転させる。本実施態様における第2の回転位置において、回転ドラム2のノズル部は、水平方向の真横から斜め上方を向いている。第2の回転位置に達したことは、位置検出センサによって検出される。
Next, the number of rotations of the
回転ドラム2が、第1の回転位置から第2の回転位置に達するまでの回転方向に特に制限はないが、第1の回転位置から第2の回転位置に達するまでの回転ドラム2の回転角度がより小さくなる方向に回転させることが好ましい。
本実施態様では、図5(b)に示す位置を、ノズル部21からシャボン玉を遊離させる第2の回転位置として設定してあり、制御部7は、回転ドラム2を、第1の回転位置から第2の回転位置に達するまで、図中R1方向に正回転させる。
これにより、本実施態様においては、回転ドラム2が、ノズル部21が真下を向いた第1の回転位置から、ノズル部21からシャボン液により形成されたシャボン玉を遊離させる第2の回転位置までの、回転ドラム2の回転角度θ2(図5(b)参照)が10度以上180度未満となっている。
この回転角度θ2を、180度未満とすることで、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜12がノズル部21の基端側に移動することを防止でき、ノズル部21におけるシャボン玉の形成及びノズル部21からのシャボン玉の遊離が安定して生じる。回転ドラム2が、第1の回転位置から第2の回転位置に達するまでの回転角度θ2は、安定的なシャボン玉の形成及び遊離の観点から、より好ましくは45度以上180度未満であり、さらに好ましくは80度以上170度以下である。また、ノズル部21からシャボン玉を遊離させる第2の回転位置は、第1の回転位置から第2の回転位置までの回転途中に、ノズル部21の先端側が真上を向くことがないように設定することが、同様の観点から好ましい。
The rotation direction of the
In the present embodiment, the position shown in FIG. 5B is set as the second rotation position at which the soap bubble is released from the
Accordingly, in the present embodiment, the
By setting the rotation angle θ2 to less than 180 degrees, it is possible to prevent the
制御部7は、回転ドラム2が第1の回転位置から第2の回転位置に達すると、回転ドラム2の回転を停止させ、内部空気供給装置5を作動させる。なお、制御部7は、回転ドラム2が第1の回転位置から第2の回転位置に達するまでの間に、内部空気供給装置5を作動させてもよい。この間も内部空気供給装置5を作動させることで、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜が、ノズル部21の先端側から基端側に更に移動し難くなり、第2の回転位置での安定したシャボン玉の形成が可能になる。
また内部空気供給装置5を作動させている間若しくはその前後又は常時、煙生成部58及び香り生成部51を作動させる。これにより、煙生成部58により生成される煙は、混合室54内で、香り生成部51により生成された香りが付加させた状態となってノズル部21に供給され、ノズル部21の先端に形成されたシャボン膜12が膨らみ、回転している回転ドラム2のノズル部21の先端に、賦香された煙が封入されたシャボン玉10が形成される。
When the
Further, the
本実施態様において、制御部7は、回転ドラム2が、図5(c)に示す第2の回転位置に達したときに回転を停止させる。
また制御部7は、この回転ドラム2の回転の停止と同時又はその前後に送風装置6を作動させ、回転ドラム2に向けて、シャボン玉10の遊離を促進する空気を送風し(ステップS5)、任意に設定した時間、送風を行った後、送風を停止する。この送風により、図5(d)に示すように、シャボン玉10をノズル部21の先端から遊離させる。
In the present embodiment, the
The
制御部7は、回転ドラム2が第2の回転位置に位置している状態において送風装置6を作動させてもよいが、シャボン玉10を割ることなくノズル部21の先端から遊離させる等の観点や、所望の大きさに膨らむ前のシャボン膜やシャボン玉に風があたり割れるのを防止する観点から、ノズル部21が、回転ドラム2の周方向における所定の範囲に位置する間のみ、送風装置6を作動させることが好ましい。また、回転ドラム2の回転軸を中心とする角度範囲において、送風装置6を作動させる角度範囲内に、第2の回転位置におけるノズル部21が位置していることが好ましい。前記送風装置6を作動させる角度範囲は、好ましくは10度以上180度以下であり、さらに好ましくは20度以上170度以下である。
The
なお、本実施態様では、図5(c)に示すように、回転ドラム2を、第2の回転位置まで回転させた後、回転を停止させた状態で、香りが付加された煙を内部空間22に供給して、シャボン玉10を形成したが、例えば、回転ドラム2が、第1の回転位置から第2の回転位置に達する迄の任意の時間内に香りが付加された煙を、回転ドラム2の内部空間22内に噴射してシャボン玉10を形成してもよい。また、回転ドラム2が回転を開始した後、ノズル部21が図5(c)に示す第2の回転位置に達する手前で回転ドラム2の回転速度を減速し、減速した状態の回転ドラム2の内部空間22内に香りが付加された煙を供給して、図5(c)に示す第2の回転位置の手前から第2の回転位置までの間にシャボン玉10を形成してもよい。
In this embodiment, as shown in FIG. 5C, after the
また内部空気供給装置5により香りが付加された煙を供給するのに代えて、香りが付加されてない煙や、煙ではない空気を、回転ドラム2の内部空間22等の空気供給路に供給して、香りが付加されてない煙や煙ではない空気が封入されたシャボン玉を形成しても良い。煙ではない空気として、香りが付加されていない空気を、回転ドラム2の内部空間22等の空気供給路に供給し、該空気が封入されたシャボン玉を形成しても良いし、香りが付加された空気を内部空間22等の空気供給路に供給し、該空気が封入されたシャボン玉を形成しても良い。
Also, instead of supplying the smoke to which the scent is added by the internal
制御部7は、シャボン玉10が所定の大きさになるように、内部空気供給装置5を所定時間作動させる。シャボン玉の大きさは、内部空気供給装置5の作動時間に基づいて決まるようになっており、制御部7によって制御される内部空気供給装置5の作動時間は、制御部7の記憶部に予め記憶されている。
The
次いで、制御部7は、回転ドラム2を原点位置に復帰させる(ステップS6)。回転ドラム2を原点位置に復帰させるときの回転ドラム2の回転方向に特に制限はないが、本実施態様では、制御部7は、図5(e)に示すように、回転ドラムを正回転させて原点復帰させている。シャボン玉の遊離後、ノズル部21の先端にシャボン膜12が再形成される。シャボン膜12が、再形成されると、回転ドラム2の内部空間22内の煙が外部に排出されにくくなる。またシャボン膜12が再形成された場合であっても、ノズル部21の内径が基端側から先端側に向かって減少していると、そのシャボン膜12もノズル部21の基端側に移動し難く、ノズル部21に2重の膜が生じることが防止される。
そして、位置検出センサが原点位置を検知すると、制御部7は、駆動モータ4を停止して、回転ドラム2を停止させる。回転ドラム2が第1の位置に位置すると、ノズル部21の先端部がシャボン液11と接触する。
Next, the
Then, when the position detection sensor detects the origin position, the
また回転ドラム2が第1の位置に位置すると、制御部7は、最初に入力された回転回数から1を減ずる処理を行う(ステップS7)。例えば、最初に回転回数として6が入力されていた場合には、6から1を減じ、回転回数を5に修正する。修正した回転回数が0でない場合(ステップS8のNo)には、制御部7は、ステップS4に戻り、シャボン玉10の生成を繰り返す。一方、修正した回転回数が0であった場合(ステップS8のYes)は、シャボン玉10の生成終了が入力された又は入力されている場合(ステップS9のYes)には、シャボン玉10の生成を終了し、それ以外の場合(ステップS9のNo)には、ステップS2に戻り、ステップS2〜ステップS9を繰り返す。
When the
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態や実施態様に限定されない。
例えば制御部7は、必ずしも回転ドラム2を第2の回転位置で停止させてシャボン玉10を遊離させる空気を送風する必要はなく、回転ドラム2を第2の回転位置で停止させることなく、送風装置6により空気を送風してもよい。例えば、第2の回転位置の手前で回転ドラム2を減速させ、減速した回転ドラム2に向けてシャボン玉の遊離を促進する空気を送風してもよい。
回転ドラム2は、電動モータである駆動モータ4を用いて回転させることが好ましいが、電動モータ以外の力によって回転させても良い。例えば、回転ドラム2は、内燃機関、風力、水力等を動力源として回転させても良いし、手動で回転させるものであってもよい。
As described above, the present invention has been described based on the preferred embodiments, but the present invention is not limited to the above-described embodiments and embodiments.
For example, the
The
また香りの付加したシャボン玉を生成させる方法として、シャボン玉10の内部に封入される空気に香りを混合する方法に代えて、シャボン液に、香気成分を含む香料等を配合する方法を採用することもできる。香料は、大気圧下で大気中に香気成分が揮散するものが好ましく、香料は、調合香料、天然香料のいずれでもよい。
As a method of generating a soap bubble to which a scent is added, instead of a method of mixing a scent with air enclosed in the
またノズル部21は、必ずしも着端側から先端側に向かって内径が減少している必要はなく、着端側から先端側に亘って内径が同一でも良いし、着端側から先端側に向かって内径が増加していても良い。またノズル部21は、内面及び外面の横断面形状が円形であることが好ましいが、内面及び外面の横断面形状が非円形、例えば楕円形や、角部を丸めた三角形や四角形等であっても良い。円形には、長軸が短軸の2倍以下の楕円も含まれる。
またシャボン液供給部3は、必ずしも、回転ドラム2の回転に伴い、ノズル部21の先端側がシャボン液11と繰り返し接触するようになされた貯留槽30を備える必要はなく、シャボン液11を含浸させたスポンジを接触させる等、貯留槽30に浸す以外の方法で、ノズル部21の先端側にシャボン液11を供給するものであっても良い。
In addition, the
Further, the soap
また上述したシャボン玉生成装置1は、回転ドラム2を一方向に回転させてシャボン玉10を生成したが、これに代えて、回転ドラム2が、ノズル部が真下を向いた第1の回転位置と、ノズル部からシャボン玉を遊離させる第2の回転位置との間で往復するように、回転ドラム2を両方向に回転させて、シャボン玉10を生成してもよい。
また回転ドラム2は、周方向における同位置に、回転軸X1の軸長方向に沿って複数のノズル部21が形成されたものであっても良い。
回転ドラム2の内部空間を回転軸X1の軸長方向に延びる複数の空間に仕切り、そのうちの一部の空間のみを空気供給路として用いることもできる。例えば、回転ドラム2の第2側壁2bに位置する筒状部2cの一端開口部を、回転ドラム2の前記複数の内部空間に対応させて複数の開孔を形成した対向面で封止しおき、また内部空気供給装置5の混合筐体55の連通孔55cにも供給用の開孔を複数形成した対向面で封止しておき、両者の対向面の開孔が一致することにより形成される空間(空気供給路)にのみ空気が供給されるようにしてもよい。この構造により、回転ドラム2の複数の内部空間それぞれに空気が供給されるため、該内部空間毎にノズル部21を形成することで、複数のノズル部21でシャボン玉形成を容易に行うことができる。また内部空気供給装置5による空気供給を、連続的に行うこともできる。
本発明のシャボン玉生成装置で生成させるシャボン玉の大きさに特に制限はないが、本発明のシャボン玉生成装置は、比較的大きめのシャボン玉、例えば直径が30mm以上200mm以下のシャボン玉の生成にも適している。
Further, the above-described soap
Further, the
It is also possible to divide the internal space of the
Although there is no particular limitation on the size of the soap bubble generated by the soap bubble generator of the present invention, the soap bubble generator of the present invention generates a relatively large soap bubble, for example, a bubble having a diameter of 30 mm or more and 200 mm or less. Also suitable for.
1 シャボン玉生成装置
2 回転ドラム
20 外周面
21 ノズル部
22 内部空間(空気供給路)
23 空気導入孔
3 シャボン液供給部
30 貯留槽
4 駆動モータ
40 DCモータ(電動モータ)
41 シャフト
5 内部空気供給装置
51 香り生成部
54 混合室
55 混合筐体
58 煙生成部
6 送風装置
60 送風ファン
7 制御部
10 シャボン玉
DESCRIPTION OF
23
41
Claims (6)
前記ノズル部の先端側に対し、前記シャボン玉の膜を形成するシャボン液を供給するシャボン液供給部と、を備えたシャボン玉生成装置。 A nozzle that protrudes from the outer peripheral surface, and a rotary drum that has an air supply path that supplies air sealed in the bubble to the nozzle, and is driven to rotate;
A soap bubble generating apparatus, comprising: a soap liquid supply unit that supplies a soap liquid for forming a film of the soap bubble to a tip side of the nozzle unit.
前記回転ドラムは、前記ノズル部として、前記貯留槽中の前記シャボン液に先端部を同時に接触させ得るノズル部のみを備えている、請求項1〜3の何れか1項に記載のシャボン玉生成装置。 The soap liquid supply unit includes a storage tank for the soap liquid, and with the rotation of the rotary drum, the tip side of the nozzle unit is configured to repeatedly contact the soap liquid in the storage tank,
The soap bubble generation according to any one of claims 1 to 3, wherein the rotary drum includes, as the nozzle portion, only a nozzle portion capable of simultaneously bringing a tip portion into contact with the soap liquid in the storage tank. apparatus.
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