JP2009008291A - Humidifier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、所定部に加湿空気を供給する加湿器に関する。 The present invention relates to a humidifier that supplies humidified air to a predetermined portion.
従来、静電霧化装置によりミストを発生させ加湿を行う加湿器がある(特許文献1)。 Conventionally, there is a humidifier that performs humidification by generating mist with an electrostatic atomizer (Patent Document 1).
そして、従来の加湿器は、静電霧化装置によりナノメートルサイズのミストを発生させ、加湿を行うことができるものであった。
しかしながら、上記の加湿器では、除菌、脱臭効果の向上を行おうとした場合、ミストはより小さくなければならないという問題点があった。 However, the above-described humidifier has a problem that the mist must be smaller when trying to improve the sterilization and deodorization effect.
本発明は、上記問題点を解決して、ミストを遠くまで運ぶことにより、加湿、除菌及び脱臭効果をより顕著で効果的に得ることができる加湿器を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide a humidifier capable of more effectively and effectively obtaining humidification, sterilization and deodorization effects by carrying mist far.
請求項1の発明の加湿器では、加湿体を供給する加湿部と、ピコメートルサイズのミストを発生させる静電霧化装置とを備えたことを特徴とする。 請求項2の加湿器では、請求項1の加湿器において、前記ピコメートルサイズのミストとは異径なミストを発生させるミスト発生部を具備したことを特徴とする。 The humidifier according to the first aspect of the present invention includes a humidifying section that supplies a humidifier and an electrostatic atomizer that generates picometer-sized mist. A humidifier according to a second aspect is characterized in that the humidifier according to the first aspect further includes a mist generating section that generates a mist having a diameter different from that of the picometer-sized mist.
請求項3の加湿器では、請求項1又は2の加湿器において、前記静電霧化装置は、前記ピコメートルサイズのミストと、前記ミストとは異径なミストとを外部に吐出してなることを特徴とする。
The humidifier according to
請求項4の加湿器では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の加湿器において、前記ピコメートルサイズのミストを外部に吐出するピコミスト吐出口と、前記ミストとは異径なミストを外部に吐出するミスト吐出口とを、同方向に開口するように設けたことを特徴とする。
In the humidifier according to
請求項5の加湿器では、請求項4記載の加湿器において、前記ピコミスト吐出口と前記ミスト吐出口とを、上方向に開口するように設けたことを特徴とする。
The humidifier according to
請求項6の加湿器において、請求項4又は5に記載の加湿器において、前記ピコミスト吐出口と前記ミスト吐出口とを、同一開口部にて形成することを特徴とする。
The humidifier according to
請求項7の加湿器では、請求項4〜6のいずれか1項に記載の加湿器において、前記ピコメートルサイズのミスト、及び前記ミストとは異径なミストを送風する送風手段と、前記ピコミスト吐出口及び前記ミスト吐出口の上流部で、前記ピコメートルサイズのミスト、及び前記ミストとは異径なミストが通過する送風路とを備え、前記ピコメートルサイズのミスト、及び前記ミストとは異径なミストは、前記送風路で合流した後、前記ピコミスト吐出口又は前記ミスト吐出口から吐出されることを特徴とする。
The humidifier according to
請求項8の加湿器では、請求項2〜7のいずれか1項に記載の加湿器において、前記加湿部は、前記ミスト発生部を兼用することを特徴とする。
The humidifier according to
請求項9の加湿器では、請求項1〜8のいずれか1項に記載の加湿器において、前記加湿部は、加熱機構を用いないものであることを特徴とする。
The humidifier according to
請求項10の加湿器では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の加湿器において、前記加湿部に液体を供給する給液部と、前記液体を前記静電霧化装置に供給する供給手段とを備えたことを特徴とする。
In the humidifier of
請求項11の加湿器では、請求項10記載の加湿器において、所定時に前記静電霧化装置を動作不能にする制御手段を備えたことを特徴とする。
The humidifier according to
請求項1の発明によれば、加湿部より供給される加湿体と、静電霧化装置より発生するピコメートルサイズの小さなミストとを加湿器で生成することにより、この加湿体とミストとを拡散して、加湿することが可能である。又、静電霧化装置により発生する小さなミストによって、空気中の浮遊成分や所定部への付着物についての除菌・脱臭機能を有効に活用することで、従来のナノメートルサイズのミストと比べ、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な除菌・脱臭を行うことが可能である。
According to the invention of
請求項2の発明によれば、加湿体と、異なる粒子径のミストとを、加湿器で生成することにより、この加湿体とミストとを拡散して、加湿することが可能である。この場合、異なる粒子径のミストを提供することで、顕著で効果的な除菌・脱臭を行うことが可能である。 According to the second aspect of the present invention, it is possible to diffuse and humidify the humidified body and the mist by generating the humidified body and the mist having different particle diameters with the humidifier. In this case, it is possible to perform sterilization and deodorization remarkably and effectively by providing mists having different particle sizes.
請求項3の発明によれば、加湿体と、異なる粒子径により異なる飛散範囲を有するミストとを加湿器から吐出することで、この加湿体とミストとを広範囲に亘り、拡散させる。この場合、ミストを広範囲に亘り効率よく提供することで、広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、静電霧化装置より発生するピコメートルサイズの小さなミストを、加湿体と共に、夫々、ピコミスト吐出口、ミスト吐出口から外部に吐出することが可能である。これによって、ミストが加湿体に乗って拡散し易くなり、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
According to invention of
請求項5の発明によれば、加湿体や、ピコメートルサイズの小さなミストの、吐出方向が上方向となり、比較的容易に循環気流を作り出すことができ、より広範囲に拡散でき、更に顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
According to the invention of
請求項6の発明によれば、ピコミスト吐出口とミスト吐出口とを、同一開口部にて形成したことにより、加湿体と、ピコメートルサイズの小さなミストとを、混合させて吐出することが可能となり、ミストを加湿体に乗せて、より広範囲に拡散でき、更に顕著で効果的で加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
According to the invention of
請求項7の発明によれば、加湿器本体内で、加湿体と、ピコメートルサイズの小さなミストとを、混合させて吐出することが可能である。これによって、ミストが加湿体に乗って拡散し易くなり、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。 According to the seventh aspect of the present invention, it is possible to mix and discharge the humidifier and a mist having a small picometer size in the humidifier body. As a result, the mist is easily diffused on the humidified body, and it is possible to perform remarkable and effective humidification, sterilization, and deodorization over a wider range.
請求項8の発明によれば、加湿部が、ミスト発生部を兼用しているので、加湿部と静電霧化装置の他に、ミスト発生器が不要になるので、構造の簡素化、製造コスト削減の、一層の向上化が図れる。
According to the invention of
請求項9の発明によれば、加湿部に加熱機構を用いないので、発熱部材の発火や異常温度上昇による、製品の故障等の問題が生じない。 According to the ninth aspect of the present invention, since no heating mechanism is used in the humidifying section, problems such as product failure due to ignition of the heat generating member or abnormal temperature rise do not occur.
請求項10の発明によれば、加湿部及び静電霧化装置に供給される液体の供給源を一元化させて給液部のみとすることにより、他の給液体が不要になり、加湿器全体の構造が簡略化されるとともに、静電霧化装置への給液の手間を無くすことができる。
請求項11の発明によれば、静電霧化装置からの加湿器内部への漏電を防止することにより、加湿器の安全を向上させることができる。
According to the tenth aspect of the present invention, the supply source of the liquid supplied to the humidification unit and the electrostatic atomizer is unified so that only the liquid supply unit is used, so that no other liquid supply is required, and the entire humidifier This simplifies the structure and eliminates the trouble of supplying the liquid to the electrostatic atomizer.
According to invention of
以下、添付図面を参照しながら、本発明における加湿器の好ましい実施例を説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the humidifier according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1乃至図9は、本発明の第1実施例を示すもので、図1の加湿器の概略断面図に示すように、1は加湿器の外郭を形成する加湿器の本体を示し、この本体1の側面部には室内空気を取り込む吸気口2を備えると共に、本体1の上部には取り込んだ空気を外部に吐出する吐出口3を備える。
FIGS. 1 to 9 show a first embodiment of the present invention. As shown in the schematic cross-sectional view of the humidifier in FIG. 1,
そして、本体1の内部空間は、吸気口2側で加湿装置4を備えた加湿室5と、吐出口3側で送風装置6を備えた送風室7とに区画されている。この加湿室5と送風室7とは、送風装置6の後述するファンブレード15を覆うようにして形成されたケーシング8により区画されるものである。このケーシング8には、本体1の内部空間で加湿室5と送風室7とを連通する送風口9が形成されている。ここで、送風装置6を作動した際に、本体1の内部空間には、吸気口2から送風口9を通過して吐出口3へと空気が流れる送風路Fが形成される。この送風路Fにおいて、送風装置6の下流側には、ピコメートル(ここで、ピコメートル=pm=10-12メートル)サイズのミストを発生させる静電霧化装置10が配設される。
The internal space of the
加湿装置4は、後述するタンク30からの水を受ける有底状の水槽からなるトレイ11と、このトレイ11の上方にあって、外形が円盤状をなす気化式のフィルタ12とを備える。この加湿装置4は、ヒータ等の加熱機構を用いないものであることが好ましい。
The
送風装置6は、駆動源である第1のモータ13の回転軸たるシャフト14に軸支されたファンブレード15を備えており、本実施例では、前記ファンブレード15には、シャフト14の軸方向から取り込んだ空気を、シャフト14の放射方向に送り出すシロッコファン等の遠心ファンが用いられている。また、ケーシング8において送風口9は、送風装置6の軸方向に形成されたものである。このケーシング8は、送風路Fの途中で本体1内部においてフィルタ12の下流側に設けられたものであり、送風路Fにおいてフィルタ12を通過して加湿した空気を吐出口3に案内するように形成されている。
The
また、図1に示すように、このケーシング8には、送風路Fにおいて送風装置6と吐出口3との間に静電霧化装置10が配設されており、静電霧化装置10は本体1内部においてフィルタ12及び送風装置6の上部に配設されている。なお、これらのフィルタ12及び送風装置6よりも上方に静電霧化装置10を配設してもよい。
As shown in FIG. 1, an
静電霧化装置10は、図1に示すようにケーシング8の吐出口3側の壁面部を加湿室5側へ凹ませて収納スペースを形成すると共に、後述するミストM1の吐出口であり、静電霧化装置10の取付け口でもある開口部16を吐出口3に向けて形成した収納部17に配置されるものである。また、この収納部17において、静電霧化装置10は後述する一方の電極18の先端を吐出口3に向けて配置されている。
As shown in FIG. 1, the
ここで、図6を参照しながら静電霧化装置10の概略について説明すると、この静電霧化装置10は、後述する供給装置32より供給される水が毛細管現象により搬送される一方の電極たる放電電極18と、この放電電極18に対向して設けられる他方の電極たる対向電極19と、この放電電極18と対向電極19との間に高電圧を印加する電圧印加手段20(図示せず)を有している。
Here, the outline of the
放電電極18は、例えば多孔質のセラミックスのその細孔より小さな孔を無数に備えた多孔質のポリエステルの集合体から成り、その先端が円弧状に形成されると共に、基端側を加湿室5側に露出させた、一本又は複数本の棒状体である。この放電電極18は前記多孔質な構造により、吸水性を有しており、基端から先端まで液体(水)を吸い上げ可能な構造としている。
The
次に、図2乃至図3を参照しながら、フィルタ12の詳細な説明をすると、フィルタ12は、実質的な吸湿部として設けられる多孔質セラミック部材からなる円盤状のフィルタ本体21からなり、22は、フィルタ本体21の中心に設けた支軸であり、本体1内部の加湿室5に設けた軸受部23に回転可能に軸支されている。
Next, the
このように回転可能に設けられたフィルタ本体21は、図2乃至図6、図8及び図9に示すように減速機構24を介して接続された第2のモータ25の回転力により、フィルタ本体21全体が支軸を中心に回転するものである。この減速機構24は、後述する遮液壁66をフィルタ本体21との間に設けた状態で、ケーシング8の加湿室5側の壁面に配設された第2のモータ25の回転軸たるシャフト26に接続されたギア27と、このギア27に嵌合するフィルタ本体21の円周部28に設けられた複数の歯部29とからなるものである。
The filter
ここで、図2及び図3を参照しながら加湿器のその他の構成について説明すると、30は、本体1に着脱可能に設けられる給液部たるタンクであり、有底状の水受皿31に倒立状態で備えられるものである。そして、この水受皿31は、加湿室5のトレイ11に連通している。
Here, the other configuration of the humidifier will be described with reference to FIG. 2 and FIG. 3.
続いて、図2乃至図8を参照しながら静電霧化装置10に水を供給する供給手段たる供給装置32について説明すると、図2及び図3に示すように供給装置32は、タンク30からの水を汲み上げる第1の給液手段33と、この第1の給液手段33により汲み上げられたタンク30の水を静電霧化装置10の放電電極18へと供給する第2の給液手段34から構成される。
Next, the supply device 32 as supply means for supplying water to the
図4及び図5、図8及び図9に示すように第1の給液手段33は、円周部28の周方向に所定間隔を空けて複数配置した第1のバケット35からなり、この第1のバケット35は、フィルタ本体21の回転方向R、つまりフィルタ本体21における円周部28の略接線方向に向けて開口部36を備えた箱型形状をしている。
As shown in FIGS. 4, 5, 8, and 9, the first liquid supply means 33 includes a plurality of
図4乃至図6に示すように、この第1のバケット35において、後述する第2の給液手段34に水を供給させるために水を導く導水路39に面した側の側面部37には、開口部36と反対方向の端を、隣接する別の第1のバケット35の開口部36に近づけて延設された案内壁38が設けられている。
As shown in FIGS. 4 to 6, in the
ここで、図4乃至図6を参照しながら、フィルタ本体21の円周部28における構造について説明すると、円周部28において、フィルタ本体21の支軸における軸方向の一側に第1の給液手段33を備えると共に、前記軸方向の他側に減速機構24の歯部29を備えている。
Here, the structure of the circumferential portion 28 of the
この円周部28において、第1の給液手段33と歯部29との間には、タンク30から第1の給液手段33により汲み上げられた水が通水する導水路39が形成されている。また、歯部29は、歯部29が設けられる側の円周部28の外周表面を一段高く形成された歯部側段差部40上に形成されたものである。つまり、第1の給液手段33と歯部29との間に形成された導水路39は、歯部側段差部40と案内壁38との間で円周部28の外周表面上に形成されたものである。
In this circumferential portion 28, a
また、図4に示すように案内壁38において、第1のバケット35の前記側面部37から延設された案内壁38の前記端38Aは、隣接する第1のバケット35の開口部36とは所定間隔Lを空けて設けられており、この開口部36と導水路39を連通する導水口41が形成されている。
As shown in FIG. 4, in the guide wall 38, the end 38 </ b> A of the guide wall 38 extending from the side surface portion 37 of the
さらに、図4及び図5に示すように案内壁38の前記端38Aにおいて、円周部28の外周表面上で第1のバケット35における前記側面部37と対向して一対をなす別の側面部42における開口部側の端42Aに向けて、前記軸方向に傾斜するように延設された斜面部43を備えている。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, at the end 38 </ b> A of the guide wall 38, another side surface portion that forms a pair facing the side surface portion 37 of the
次に、図2乃至図6、図8及び図9に示すように第2の給液手段34は、フィルタ12の円周部28と静電霧化装置10の放電電極18との間で揺動可能に設けられると共に、図4乃至図7に示すように上部に開口部44を備え、箱形形状をした第2のバケット45からなる。そして、図7に示すように、この第2のバケット45は、ケーシング8の前記壁面部に回転可能に軸支された軸部46より、その放射方向の一側に突出して延設されたアーム部47の先端に備えたものであり、ここで軸部46における放射方向の他側には、前記アーム部47とは異なる方向、つまり略直交する方向に突出して延設された後述する制御手段62の操作手段たる第1の突片部48を備える。
Next, as shown in FIGS. 2 to 6, 8, and 9, the second liquid supply means 34 swings between the circumferential portion 28 of the
ここで、アーム部47は、先端をフィルタ12側に略垂直に折り曲げて折り曲げ部4949を形成しており、この折り曲げ部49の先端に第2のバケット45を備えている。
Here, the
また、図4乃至図6に示すように、折り曲げ部49には、フィルタ12の回転方向Rに向けて開口部50を備えている。
Further, as shown in FIGS. 4 to 6, the
この第2のバケット45において、第1のバケット35の開口部36と対向する側の側面部を切り欠いて開口部44と連通すると共に、この連通して形成された第2のバケット45側の開口部44と折り曲げ部49側の開口部50とをさらに連通させて、第2のバケット45内部に水を取り込むための取り込み口52が形成される。
In the
図7に基づき、第2のバケット45のさらに詳細な説明をすると、第2のバケット45の底面部53において、第2のバケット45の開口部44で水を取り込む側、つまり第1のバケット35の開口部36と対向する側で、言い換えるとフィルタ12の回転方向Rとは反対側の底面部53を浅く形成して取り込み口52から水を取り込み易くした浅底部54を備えると共に、この浅底部54とは反対側の底面部53を落とし込み第2のバケット45の容積を稼ぐようにして形成された深底部55を備える。そのため、底面部53には底面部側段差部56が形成されている。
Referring to FIG. 7, the
また、図7に示すように浅底部54では、折り曲げ部49側の端の厚みを最も薄く形成し、底面部側段差部56に向けて徐々に浅底部54の厚みを大きくして形成された傾斜部57を備えると共に、深底部55では導水路39が形成されたフィルタ本体21の円周部28の外周表面に沿うように円弧部58が形成されている。
Further, as shown in FIG. 7, the
さらに、図2乃至図9に示すようにアーム部47において、アーム部47の途中よりフィルタ12側に略垂直に突出して延設された第2の突片部59を備えている。図5に示すように第2の突片部59は、遮液壁66のスリット60に挿通した状態でフィルタ12側に突出している。このスリット60は、後述する遮液壁66の円弧部67に対してフィルタ12の回転方向Rに沿って平行に形成された長孔状の貫通孔であり、軸部46を中心に移動する第2の突片部59のガイド溝である。
Further, as shown in FIGS. 2 to 9, the
また、図2乃至図6に示すようにケーシング8の加湿室5側の壁面部には、第2の給液手段34の第1の突片部48により、押圧可能に配設された操作部たるスイッチ部61を備えた静電霧化装置10のON/OFF制御を行う制御手段たるマイクロスイッチ62が配設されている。
Further, as shown in FIGS. 2 to 6, the operation portion disposed on the wall surface of the
さらに、図2及び図3、図5及び図6に示すように、収納スペースを加湿室5側に突出させて形成された収納部17の下方には、貫通部63が形成されており、静電霧化装置10における放電電極18の基端を加湿室5側に露出している。そして、この加湿室5側に露出した放電電極18の基端を、軸部46を中心に揺動する第2の給液手段における第2のバケット45により履覆可能に配置している。
Further, as shown in FIGS. 2, 3, 5, and 6, a
ここで、図8及び図9を参照しながら、第2の給液手段34の揺動機構について説明すると、第2の給液手段34の揺動機構は、フィルタ12の回転力を第2の給液手段34における第2のバケット45を上下方向に揺動させるための移動力に変換させる変換部材64を備えている。
Here, the swing mechanism of the second liquid supply means 34 will be described with reference to FIGS. 8 and 9. The swing mechanism of the second liquid supply means 34 applies the rotational force of the
この変換部材64は、フィルタ本体21と同軸上に軸支され、フィルタ12と同期して回転可能に設けられたものである。そしてこの変換部材64は、軸部46を中心とした円形状に形成されており、この円形状の一部、つまり円の略1/4部分を拡径させて拡径部65を形成した帯状体である。
The
また、図8及び図9に示すように、この変換部材64の拡径部65における外周表面及び拡径部65以外の円周部28の外周表面に対して、第2の給液手段34の第1の突片部48は当接可能に設けられている。
Further, as shown in FIGS. 8 and 9, the second liquid supply means 34 is applied to the outer peripheral surface of the
続いて、図4に示すように遮液壁66は、フィルタ12の上方に位置して、ケーシング8の加湿室5側の壁面部より立設されたものであり、一側にフィルタ本体21の円周部28を覆うように円弧状に形成して円弧部67とするとともに、他側を水平に延設させて水平部68としたものである。
Subsequently, as shown in FIG. 4, the
次に、上記構成についてその作用を説明する。加湿器の加湿運転を行うに際しては、前もってタンク30に所定量の水を投入し、タンク30を水受皿31に倒立状態で装着する。このとき、タンク30からの水Wが水受皿31に流れて、水受皿31に連通する加湿室5のトレイ11に水Wが貯留される。なお、トレイ11の水位は、タンク30の口(図示せず)側の高さと一致し、これがトレイ11における定常水位面となっている。
Next, the effect | action is demonstrated about the said structure. In performing the humidifying operation of the humidifier, a predetermined amount of water is put into the
ここで、図示しない運転スイッチ部61をオンにすると、加湿室5において第2のモータ25が駆動してフィルタ12全体が支軸22を中心に回転すると共に、送風装置6の第1のモータ13によりファンブレード15が回転し、さらに静電霧化装置10が作動してピコメートルサイズのミスト(以下、小径ミストと呼称)M1が発生する。この場合、ファンブレード15が回転することで、本体1の内部空間には、吸気口2から送風口9を通過して吐出口3へと空気が流れる送風路Fが形成される。
Here, when the operation switch unit 61 (not shown) is turned on, the
図2に示す回転方向Rにフィルタ12が回転すると、トレイ11内に水没した第1の給液手段33の第1のバケット35が順に水Wを汲み上げ、この水Wを汲み上げた第1のバケット35がフィルタ12の上方に達すると、第1のバケット35の開口部36から水Wが流れ出る。この流れ出た水Wは第1のバケット35の下側のフィルタ本体21に流れ出して、フィルタ本体21全体に満遍なく行き渡る。これにより、フィルタ本体21自体は、常時水没しないもののフィルタ12の回転により、第1のバケット35から次々と流れ出る水Wを短時間に効率良く吸収することが可能である。
When the
図1に示すように、送風路Fにおいて吸気口2から取り込まれた空気が、このようにタンク30の水を吸収して水を含んだフィルタ12に送り出され、この空気がフィルタ本体21を通過する際に、フィルタ本体21に吸収された水Wは気化して水蒸気(ミスト)が発生し、そのミストを含んだ送風路Fの空気は、加湿体(以下、加湿空気と呼称)となって送風口9から送風室7へと送られる。
As shown in FIG. 1, the air taken in from the
送風室7へと送られた加湿空気は、送風装置6によりケーシング8内を吐出口3へと送り出される。そして、この加湿空気は、ケーシング8の吐出口3側に配設された静電霧化装置10により発生したピコメートルサイズの小径ミストM1と共に吐出口3から室内に吐出される。以上の空気の流れが継続されることにより、室内空気が加湿される。
The humidified air sent to the
ここで、静電霧化装置10によるピコメートルサイズの小径ミストM1の発生についてその説明をすると、静電霧化装置10において放電電極18と対向電極19との間に電圧印加手段20(図示せず)により電圧が印加されると、放電電極18の先端への電荷の集中が起こり、毛細管現象により第2のバケット45から放電電極18の先端へと吸い上げられた水Wと対向電極19との間にクーロン力が働くことで水Wは帯電して、このクーロン力が水Wの表面張力を超えると水Wが分裂(レイリー分裂)を繰り返し、OHラジカル(ハイドロキシラジカル又は水酸化ラジカル)等のラジカル(radical又はフリーラジカル、遊離基)たる活性種を含有したピコメートルサイズの粒子径の小径ミストM1を発生させるものである。
Here, the generation of the picometer-sized small diameter mist M1 by the
この場合、放電電極18を、例えば多孔質のセラミックスのその細孔より小さな孔を無数に有する多孔質のポリエステルの集合体から構成することにより、上述したように水Wは毛細管現象によってこの極めて微小な孔より放電電極18の先端へと滲み出るように吸い上げられる。さらに、放電電極18の先端を円弧状にすることにより、対向電極19に対向する放電電極18の対向面積を大きく形成することで、放電電極18と対向電極19との間に電圧を印加した場合の放電電極18の先端への電荷の集中を和らげる。そして、放電電極18の先端への電荷の集中を和らげることで、弱い電荷で徐々に水を分裂させていき、ナノメートルサイズより更に微小な粒子径を有するピコメートルサイズの小径ミストM1を発生させることが可能である。
In this case, by forming the
そして、本実施例の静電霧化装置10により発生する小径ミストM1に関して、従来の加湿器の静電霧化装置により発生するナノメートルサイズの小径ミストの場合においても元々拡散性が高く、送風装置6により加湿空気が送風される空気の流れに乗ることでさらに拡散性を良好なものとしていたが、ここでミストM1の粒子径をピコメートルサイズとしたことにより加湿空気の流れにさらに乗りやすくなり、拡散性が向上しており、このため静電霧化装置10により発生するピコメートルサイズの小径ミストM1に含有するOHラジカル(ハイドロキシラジカル又は水酸化ラジカル)等のラジカル(radical又はフリーラジカル、遊離基)たる活性種によって、室内空気中の浮遊成分や室内壁面への付着物についての除菌・脱臭機能を有効に活用することで、従来のナノメートルサイズの小径ミストと比べ、さらに広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿、除菌及び脱臭を行うことが可能である。
In addition, regarding the small-diameter mist M1 generated by the
また、図1に示すように、このケーシング8には、送風路Fにおいて送風装置6と吐出口3との間に静電霧化装置10が配設されており、またこの静電霧化装置10は本体1内部においてフィルタ12及び送風装置6の上方に配設されており、加湿空気を外部に吐出する吐出口3と静電霧化装置10より発生したピコメートルサイズの小径ミストM1を外部に吐出する吐出口たる開口部16を同一送風路F内に設けている。
Further, as shown in FIG. 1, an
この場合、加湿空気が通る送風路Fであるケーシング8内に静電霧化装置10を設置することにより、送風路F内に静電霧化装置10より発生する小径ミストM1を吐出口3に案内する副たる送風路Fである副風路を別に形成する必要がなく、効率よく小径ミストM1を吐出口3から吐出することが可能である。
In this case, by installing the
さらに、この静電霧化装置10は、図1に示すようにケーシング8の吐出口3側の壁面部を凹ませて収納スペースを形成すると共に、小径ミストM1の吐出口3であると共に静電霧化装置10の取り付け口でもある開口部16を吐出口3に向けて形成した収納部17に配置されるものである。この静電霧化装置10では、図1に示すように放電電極18の先端を吐出口3に向けて配置しており、加湿空気を外部に吐出する吐出口3と静電霧化装置10より発生したピコサイズの小径ミストM1を外部に吐出する吐出口17が同一方向に開口するように設けている。
Further, as shown in FIG. 1, the
この場合、静電霧化装置10より発生して吐出口3へと向かう小径ミストM1の流れが、本体1内部に存在する他の部品の抵抗を受けて遮られることがなく、その小径ミストM1を加湿空気と同時に吐出口3から本体1外部へと吐出することが可能となる。これによって、小径ミストM1が加湿空気の流れ(送風路F)に乗って室内に拡散し易くなり、さらに広範囲に亘り、顕著で効果的な、加湿、除菌及び脱臭を行うことが可能である。
In this case, the flow of the small-diameter mist M1 generated from the
また、この静電霧化装置10は本体1内部においてフィルタ12及び送風装置6の上方に配設されており、ケーシング8内を通過する加湿空気の流れである送風路Fを遮ることなく、最も効率的に小径ミストM1を吐出口3から本体1外部へと吐出することが可能となる。これによって、小径ミストM1が加湿空気の流れ(送風路F)に乗って室内に拡散し易くなり、さらに広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿、除菌及び脱臭を行うことが可能である。
Moreover, this
さらに、図1に示すように、送風路Fの途中で本体1内部におけるフィルタ12の下流側に設けられたケーシング8において、送風装置6と吐出口3との間に静電霧化装置10が配設されており、そのため静電霧化装置10は、送風装置6及びフィルタ12よりも下流側に静電霧化装置10を設けられている。
Further, as shown in FIG. 1, in the
この場合、静電霧化装置10により発生した小径ミストM1をフィルタ12により遮られることなく吐出口3から本体1外部へと吐出することを可能となる。これによって、小径ミストM1を効率よく室内に提供することが可能である。
In this case, the small-diameter mist M1 generated by the
次に、静電霧化装置10の放電電極18への給水方法について説明すると、上述した通り図2に示すように回転方向Rにフィルタ12が回転すると、トレイ11内に水没した第1の給液手段33の第1のバケット35が順に水Wを汲み上げ、この水Wを汲み上げた第1のバケット35がフィルタ12の上方に達すると、第1のバケット35の開口部36から水Wが流れ出るが、この第1のバケット35の開口部36から流れ出た水Wは、フィルタ本体21の円周部28における外周表面上を回転方向Rに沿って流れ、この開口部36と対向する位置にある斜面部43の傾斜に沿って導水路39に向かうように軸方向に対して進路を変えて開口部36と導水路39を連通する導水口41を通過して導水路39へ流れ込む。
Next, a method for supplying water to the
図5に示すように導水路39に流れ込んだ水Wは、両側を案内壁38と歯部側段差部40とにより案内された状態で円周部28の外周表面上を回転方向Rに沿って流れていき、取り込み口52を通過して開口部44より第2のバケット45内部へと流れ込むものである。この場合、浅底部54の水Wの流入側に傾斜部57が形成されているため、導水路39と第2のバケット45の開口部44との段差が解消されており、導水路39を流れる水Wを第2のバケット45内部にスムーズに取り込むことが可能である。また、深底部55に円弧部58が形成されているため、円周部28の外周表面の形状に適合し、回転するフィルタ12に第2のバケット45の底面部53を当接させた場合において、フィルタ12と第2のバケット45との間のガタつきを防止して、フィルタ12のスムーズな回転と第2のバケット45へのスムーズな水Wの取り込みを両立させることが可能である。
As shown in FIG. 5, the water W that has flowed into the
このように、フィルタ12の回転に伴い、各第1のバケット35により汲み上げられた水Wを、フィルタ12の円周部28の外周表面に対して底面部53を当接させた状態の第2の給液手段34の第2のバケット45に流し込むように給水する。
As described above, the water W pumped up by each
図8に示すように、フィルタ12の回転に同期して回転する変換部材64において、拡径部65が回転方向Rに沿って移動していき、変換部材64の上方まで移動し第2の突片部59に当接する。変換部材64が第2の突片部59を当接させたまま回転方向Rに移動すると、この第2の突片部59を押し上げる(図9参照)。この第2の突片部59の押し上げに連動して、内部に水Wを入れた状態の第2のバケット45は上昇していき、この第2のバケット45の内部空間で、この第2のバケット45の上部に位置する静電霧化装置10の放電電極18の基端を覆うまで上昇し、この位置を第2のバケット45の最上位地点とする(図3参照)。
As shown in FIG. 8, in the
このように、内部に水Wが入れられた第2のバケット45を上昇させて、第2のバケット45に入った水Wに放電電極18の基端を浸けることにより、静電霧化装置10への給水が行われる。
In this way, by raising the
この場合、第2のバケット45が図4に示すような最上位地点にくると、第2の突片部59の押し上げと連動して、軸部46を中心として第1の突片部48が回転する。この回転する第1の突片部48によりマイクロスイッチ62のスイッチ部61を押圧操作し、マイクロスイッチ62を作動させる。このマイクロスイッチ62の作動に伴い、静電霧化装置10において電圧印加手段20による電圧の印加を停止するOFF制御が行われる。
In this case, when the
その後、フィルタ12の回転に伴い、変換部材64の拡径部65が下降し、第2の突片部59は、拡径部65から離れると共に下降する。この第2の突片部59の下降に連動し、第2のバケット45は、その底面部53がフィルタ12の円周部28の外周表面に当接するまで下降する(図2及び図8参照)。この場合、第2の突片部59の下降に連動して第1の突片部48が軸部46を中心に回転し、第1の突片部48によるスイッチ部61の押圧操作が解除されて、マイクロスイッチ62の作動が解除されるに伴い、静電霧化装置10における電圧印加手段20による電圧の印加が行われるON制御が行われる。
Thereafter, with the rotation of the
この場合、静電霧化装置への水の給水時に静電霧化装置を動作不能に制御するために、第2のバケット45に入った水Wに放電電極18の基端を浸けた状態での、電圧印加手段20による電圧の印圧を停止することにより、この電圧印加手段20から供給される高電圧が、タンク30から供給される水Wを通じてフィルタ12、各第1及び第2の給液手段33,34、トレイ11、水受皿31、タンク30等に漏電することを防止する。この場合、電圧印加手段20から供給される高電圧が加湿器内部で漏電することを防止することにより、加湿器の安全性を向上させる事ができる。
In this case, in order to control the electrostatic atomizer to be inoperable when water is supplied to the electrostatic atomizer, the base end of the
また、図4に示すように、加湿装置4に対して、遮液壁66を間に介して、ケーシング8の加湿室5側の壁面部に第1のモータ13、収納部17及びマイクロスイッチ62等の電気機器を配置している。この場合、第1のモータ13、収納部17及びマイクロスイッチ62等に、第1のバケット35により汲み上げられたタンク30の水Wがかかることを防止し、電気機器の漏電等による誤作動等を防ぎ、加湿器の安全性を向上させる事ができる。
Further, as shown in FIG. 4, the
以上のように本実施例では、加湿体たる加湿空気を供給する加湿部たる加湿装置4と、ピコメートルサイズのミストM1を発生させる静電霧化装置10とを備えている。この場合、加湿装置4より供給される加湿空気と、静電霧化装置10より発生するピコメートルサイズの小さなミストM1とを加湿器で生成することにより、この加湿空気とミストM1とを拡散して、加湿することが可能である。又、静電霧化装置10により発生する小さなミストM1によって、空気中の浮遊成分や所定部たる室内壁面への付着物についての除菌・脱臭機能を有効に活用することで、従来のナノメートルサイズのミストと比べ、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な除菌・脱臭を行うことが可能である。
As described above, the present embodiment includes the
また、加湿部たる加湿装置4は、ミスト発生部を兼用した構成となっている。こうすると加湿装置4が、ミスト発生部を兼用しているので、加湿装置4と静電霧化装置10の他に、ミスト発生器が不要になるので、構造の簡素化、製造コスト削減の、一層の向上化が図れる。
Further, the
さらに、加湿装置4に液体たる水Wを供給する給液部たるタンク30と、タンク30からの水を静電霧化装置10に供給する供給手段たる供給装置32とを備えたことにより、加湿装置4及び静電霧化装置10に供給される水Wの供給源を一元化させてタンク30のみとすることにより、他の給液体が不要になり、更に加湿器のタンク30とは別に、静電霧化装置10に水Wを供給するための別のタンクを設ける必要が無く、加湿器全体の構造が簡略化されるとともに、静電霧化装置10への給水の手間を無くすことができる。
Furthermore, the
さらに、前記液体たる水の給水時に静電霧化装置10を動作不能にOFF制御する制御手段たるマイクロスイッチ62を備えたことにより、静電霧化装置10からの加湿器内部への漏電を防止することにより、加湿器の安全を向上させることができる。
Further, by providing a
次に、本発明の加湿器の第2実施例について図10を参照しながら説明する。なお、前記第1実施例と対応する部分には同一符号を付してその説明を省略する。 Next, a second embodiment of the humidifier of the present invention will be described with reference to FIG. Note that portions corresponding to those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
本実施例の加湿器は、第1実施例に示す静電霧化装置10を第1の静電霧化装置とすると、図10に示すように本体1内部に、この第1の静電霧化装置10と共に、従来例で示すようなナノメートルサイズの小径ミストM2発生のための第2の静電霧化装置70を備えたものである。この第2の静電霧化装置70は、第1実施例において第1の静電霧化装置10と同様な状態で本体1内部に配置されており、その詳細な説明は第1実施例をもって省略するものとする。
When the
図10に示すように、ピコメートルサイズの小径ミストM1、及び小径ミストM1とは異径な小径ミストM2を送風する送風装置6と、静電霧化装置10のピコミスト吐出口16及び静電霧化装置70のミスト吐出口(図示せず)の上流部で、前記ピコメートルサイズの小径ミストM1、及び小径ミストM1とは異径な小径ミストM1が通過する送風路Fとを備え、ピコメートルサイズの小径ミストM1、及び小径ミストM1とは異径な小径ミストM2は、送風路Fで合流した後、ピコミスト吐出口16又はミスト吐出口(図示せず)からと吐出される構成となっている。
As shown in FIG. 10, a small diameter mist M1 having a picometer size and a
この場合、ピコメートルサイズのミストM1を外部に吐出するピコミスト吐出口16と、ミストとは異径なミストM2を外部に吐出するミスト吐出口(図示せず)とを、同方向に開口するように設けたことが好ましい。また、ピコミスト吐出口16とミスト吐出口(図示せず)とを、上方向に開口するように設けることが好ましい。
In this case, the
さらに、ピコミスト吐出口16とミスト吐出口(図示せず)とを、同一開口部にて形成することも好ましい。
Furthermore, it is also preferable that the
以上の構成では、加湿器を作動させると、加湿器に取り込まれた室内空気を本体1内部のフィルタ12を通過させて吐出口2から加湿空気として室内に戻すと共に、この加湿空気と同時に第1及び第2の静電霧化装置10,70より発生した小径ミストM1,M2とを混合させて吐出口2から吐出することが可能となり、ピコメートルサイズからナノメートルサイズの大小異なる粒子径の各小径ミストM1,M2を加湿器から混合して吐出する。この場合、各小径ミストM1,M2が加湿空気の流れ(送風路F)に乗って室内に拡散していく。
In the above configuration, when the humidifier is operated, the indoor air taken into the humidifier passes through the
この加湿器の吐出口2から吐出される各小径ミストM1,M2の飛散範囲に関して、各小径ミストM1,M2の粒子径の違いにより、ナノメートルサイズの小径ミストM2より小径な粒子径を有するピコメートルサイズの小径ミストM1は、ナノメートルサイズの小径ミストM2と比較して空気の流れ(送風路F)に乗せやすく、より広範囲に拡散する。そのため、異なる粒子径により異なる飛散範囲を有する各小径ミストM1,M2を加湿器から吐出することで、広範囲に亘り、満遍なく室内に拡散させる。
With respect to the scattering range of each of the small diameter mists M1 and M2 discharged from the
この場合、広範囲に亘り、満遍なく室内に小径ミストM1,M2を拡散させることにより、OHラジカル(ハイドロキシラジカル又は水酸化ラジカル)等のラジカル(radical又はフリーラジカル、遊離基)たる活性種を含有する小径ミストM1,M2による室内空気中の浮遊成分や室内壁面への付着物についての除菌・脱臭機能の有効な活用をすることで、顕著で効果的な除菌・脱臭を行うことが可能である。 In this case, a small diameter containing active species such as radicals (radical or free radicals, free radicals) such as OH radicals (hydroxy radicals or hydroxyl radicals) by diffusing the small diameter mists M1 and M2 uniformly throughout the room over a wide range. It is possible to perform significant and effective sterilization and deodorization by making effective use of the sterilization and deodorization function of floating components in the indoor air and deposits on the indoor wall surface by mist M1 and M2. .
以上のように本実施例では、ピコメートルサイズのミストM1とは異径なミストM2を発生させるミスト発生部たる第2の静電霧化装置70を具備したことにより、加湿体たる加湿空気と、異なる粒子径のミストM2とを、加湿器で生成することにより、この加湿空気とミストM2とを拡散して、加湿することが可能である。この場合、異なる粒子径のミストM2を提供することで、顕著で効果的な除菌・脱臭を行うことが可能である。
As described above, in this embodiment, the second
また、静電霧化装置10,70は、ピコメートルサイズのミストM1と、ミストM1とは異径なミストM2とを外部に吐出してなることにより、加湿体たる加湿空気と、異なる粒子径により異なる飛散範囲を有するミストM2とを加湿器から吐出することで、この加湿空気とミストM2とを広範囲に亘り、拡散させる。この場合、ミストM2を広範囲に亘り効率よく提供することで、広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
Moreover, the
さらに、ピコメートルサイズのミストM1を外部に吐出するピコミスト吐出口16と、ミストM1とは異径なミストM2を外部に吐出する静電霧化装置70のミスト吐出口(図示せず)とを、同方向に開口するように設けたことにより、静電霧化装置10より発生するピコメートルサイズの小さなミストM1を、加湿体たる加湿空気と共に、夫々、ピコミスト吐出口16、ミスト吐出口(図示せず)から外部に吐出することが可能である。これによって、ミストM1が加湿体に乗って拡散し易くなり、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
Further, a
また、静電霧化装置10のピコミスト吐出口16と静電霧化装置70のミスト吐出口(図示せず)とを、上方向に開口するように設けたことにより、加湿体たる加湿空気や、ピコメートルサイズの小さなミストM1の、吐出方向が上方向となり、比較的容易に循環気流を作り出すことができ、より広範囲に拡散でき、更に顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
Further, by providing the
さらに、ピコミスト吐出口16とミスト吐出口(図示せず)とを、同一開口部にて形成することにより、ピコミスト吐出口16とミスト吐出口(図示せず)とを、同一開口部にて形成したことにより、加湿体たる加湿空気と、ピコメートルサイズの小さなミストM1とを、混合させて吐出することが可能となり、ミストM1を加湿空気に乗せて、より広範囲に拡散でき、更に顕著で効果的で加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
Furthermore, the
また、ピコメートルサイズのミストM1、及びミストM1とは異径なミストM2を送風する送風手段たる送風装置6と、ピコミスト吐出口16及びミスト吐出口(図示せず)の上流部で、ピコメートルサイズのミストM1、及びミストM1とは異径なミストM2が通過する送風路Fとを備え、ピコメートルサイズのミストM1、及びミストM1とは異径なミストM2は、送風路Fで合流した後、ピコミスト吐出口16又はミスト吐出口(図示せず)から吐出されることにより、加湿器本体内で、加湿体たる加湿空気と、ピコメートルサイズの小さなミストM1とを、混合させて吐出することが可能である。これによって、ミストM1が加湿体に乗って拡散し易くなり、更に広範囲に亘り、顕著で効果的な加湿及び除菌・脱臭を行うことが可能である。
Further, a picometer is provided at the upstream portion of the picometer mist M1 and the
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、本実施形態においては対向電極19を備えた静電霧化装置10について述べているが、対向電極19は必ずしも必要ではなく、接地電位に対して高電圧を放電電極18に印加しさえすれば静電霧化が行われるものである。また、放電電極18の素材や形状及び構成については適宜変更が可能である。
In addition, this invention is not limited to said each Example, A various deformation | transformation implementation is possible. For example, in the present embodiment, the
そして、第2実施例において異なる粒子径を有する小径ミストを発生するために、ピコメートルサイズの小径ミストM1発生のための第1の静電霧化装置10と、ナノメートルサイズの小径ミストM2発生のための第2の静電霧化装置70とを有する構造としていたが、この第1の静電霧化装置10と第2の静電霧化装置70の性能を併せもつ単独の静電霧化装置としても構わないものとする。この場合、放電電極18の素材や形状及び構成については適宜変更が可能である。さらに、本体1の吸気口2や吐出口3の配置箇所や構造も適宜変更可能である。
In order to generate small-diameter mist having different particle diameters in the second embodiment, the first
1 加湿器本体
4 加湿装置(加湿部)
10 第1の静電霧化装置
16 吐出口(ピコミスト吐出口)
30 タンク(給液部)
32 供給装置(供給手段)
33 第1の給液手段(供給装置)
34 第2の給液手段(供給装置)
35 第1のバケット(第1の給液手段)
45 第2のバケット(第2の給液手段)
62 マイクロスイッチ(制御手段)
70 第2の静電霧化装置
M1 ピコメートルサイズのミスト
M2 ナノメートルサイズのミスト(異径なミスト)
W 水(液体)
1
10 First
30 Tank (Liquid supply part)
32 Supply device (supply means)
33 First liquid supply means (supply device)
34 Second liquid supply means (supply device)
35 First bucket (first liquid supply means)
45 Second bucket (second liquid supply means)
62 Microswitch (control means)
70 Second electrostatic atomizer M1 Picometer size mist M2 Nanometer size mist (different diameter mist)
W Water (liquid)
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