JP2020006798A - ふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具およびふく進測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の他の目的は、レールの直線区間のみならずカントのある区間においてもふく進測定のターゲットをレール下部のフランジの上面に容易に貼付することができるターゲット取付け用治具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、レール上を走行する車両に搭載したカメラにより撮影しその画像を解析することでふく進量を測定するふく進測定方法およびその測定方法に好適なターゲット取付け用治具を提供することにある。
鉄道軌道の枕木上に載載され、枕木の上面およびレール下部のフランジの上面の前記枕木から離れた位置に所定のオフセットを有した状態にそれぞれ板状もしくはシート状のターゲットを貼付するためのふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具であって、
レールの上を跨ぐように配置される本体部と、
前記本体部から枕木の横であってレールの側方へ延設する張出し部と、
枕木の所定部位に当接して少なくとも枕木の長手方向に対する位置決めの基準を付与する位置決め部と、を備え、
前記本体部は枕木の上面に接する一対の脚部を有し、前記一対の脚部の少なくとも一方および前記張出し部の所定部位に、前記ターゲットの外形に対応する形状を有する開口部が形成されているように構成したものである。
かかる構成によれば、ターゲットを貼付する際の作業性が良好となり、容易にターゲットを所定部位に貼付することができる。
前記回動部に、前記ターゲットに対応する形状を有する前記開口部の一つが形成されているようにする。
かかる構成によれば、枕木の上面からレール下部のフランジの上面までの高さが異なっていても、回動部の傾斜角が変化することで、回動部の開口部がレール下部のフランジの上面と接する状態にすることができるため、レールの直線区間のみならずカントのある区間においてもターゲットをレール下部のフランジの上面に容易に貼付することができる。
かかる構成によれば、不慣れな作業員であっても取付け用治具を枕木に対して容易に位置決めして設置することができる。
かかる構成によれば、取付け用治具の軽量化を図り、持ち運びを容易に行なえるようにすることができる。
枕木の上面およびレール下部のフランジの上面の前記枕木から離れた位置に所定のオフセットを有した状態にそれぞれターゲットを貼付する工程と、
前記レールの上を走行可能な車両に搭載された撮影手段により前記枕木の上面のターゲットおよび前記下部フランジの上面のターゲットを含む領域を撮影する工程と、
前記撮影手段により撮影された画像を解析して、前記枕木の上面のターゲットと前記下部フランジの上面のターゲットとの距離を求め、前記オフセットを差し引くことで前記レールのふく進量を算出する工程と、を含むようにしたものである。
図1(A)は、本発明の実施形態に係るふく進測定方法におけるターゲットの貼付の仕方を示す平面図であり、符号10が付されているのは弾性枕木直結軌道において道床コンクリートの上に防振ゴム板を介して載置されるPC枕木、符号R1,R2が付されているのは鉄道車両が走行するレールであり、レールR1,R2はPC枕木10上に設置されたレール締結器20A,20Bによってそれぞれ固定されている。図1(A)に示されているレール締結器20A,20Bは、いわゆるパンドール型のレール締結器であって、埋込みボルトに螺合されたナット21A,21Bによって枕木10に結合され、弾性を有するクリップ22A,22BがレールR1の左右両方の下部フランジを下方へ押圧することで枕木上に固定する。他方のレールR2も同様である。
ターゲット取付け用の治具30は、特に限定されるものでないが、全体が厚さ数mmのステンレス鋼板で構成され、本体部31と回動部32とを備えている。
そして、山形部31Aと水平脚部31B,31Cの直角に曲がる境界部には、前記ターゲット11の長さと同一の幅を有する切欠き31b,31cが形成されており、水平脚部31Bの切欠き31bと水平脚部31Cの切欠き31cにターゲット11Aと11Bをそれぞれ係合させてから下方へ押圧することで、枕木の上面の所定位置にターゲット11A,11B貼付できるように構成されている。
一方、水平脚部31Bの外端部には下方へ向かって突出するように設けられた位置決め用垂下片(ストッパ)33がネジ等によって固定されており、この位置決め用垂下片33を枕木10の外側面に当接させることで、レールと直交する方向の位置決めを行えるように構成されている。
ただし、上記のように、傾斜板35がヒンジ36によって上下回動可能に装着されていることにより、カントのある区間でのターゲット11Cの貼付を正確に行うことができる。すなわち、カントのある区間では軌道が傾斜することで、枕木上面からレール下部のフランジの上面までの高さが直線区間とは異なることがあるが、傾斜板35が回動可能であれば傾斜板35の先端をレール下部のフランジの上面に接触させた際に傾斜板35の傾斜角度を変えることができるため、治具の一部が浮いたりすることがなく、それによってターゲット11Cの貼付を正確に行うことができる。
さらに、ターゲット取付け用治具30の本体部31の上面に取っ手を取り付けて、持ち運びを容易に行なえる構成にしても良い。また、本体部31のレールの上方を覆う部位の断面形状は、山形でなく下向きのコの状あるいは半円形をなすように形成しても良い。
11A,11B,11C ターゲット
20A,20B レール締結器
30 ターゲット取付け用治具
31 本体部
31a 開口部
31b,31c 切欠き
31d 張出し部
32 回動部
33 垂下片(ストッパ)
34A,34B カムフォロア
35 傾斜板
35a 切欠き
Claims (6)
- 鉄道軌道の枕木上に載載され、枕木の上面およびレール下部のフランジの上面の前記枕木から離れた位置に所定のオフセットを有した状態にそれぞれ板状もしくはシート状のターゲットを貼付するためのふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具であって、
レールの上を跨ぐように配置される本体部と、
前記本体部から枕木の横であってレールの側方へ延設する張出し部と、
枕木の所定部位に当接して少なくとも枕木の長手方向に対する位置決めの基準を付与する位置決め部と、を備え、
前記本体部は枕木の上面に接する一対の脚部を有し、前記一対の脚部の少なくとも一方および前記張出し部の所定部位に、前記ターゲットの外形に対応する形状を有する開口部が形成されていることを特徴とするふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具。 - 前記開口部は、その厚みが前記ターゲットの厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具。
- 前記張出し部は、前記本体部からレールの側方へ端部がレールと平行をなすように突出する突出部と、前記突出部のレール側の端部に、ヒンジを介して上下方向へ回動可能に連結された回動部と、を備え、
前記回動部に、前記ターゲットに対応する形状を有する前記開口部の一つが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具。 - 前記前記位置決め部は、前記枕木の長手方向の側端面に当接する垂下片であることを特徴とする請求項1又は2に記載のふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具。
- 前記本体部のレール上方を覆う部位には、複数の開口が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のふく進測定に用いるターゲットの取付け用治具。
- 枕木の上面およびレール下部のフランジの上面の前記枕木から離れた位置に所定のオフセットを有した状態にそれぞれターゲットを貼付する工程と、
前記レールの上を走行可能な車両に搭載された撮影手段により前記枕木の上面のターゲットおよび前記下部フランジの上面のターゲットを含む領域を撮影する工程と、
前記撮影手段により撮影された画像を解析して、前記枕木の上面のターゲットと前記下部フランジの上面のターゲットとの距離を求め、前記オフセットを差し引くことで前記レールのふく進量を算出する工程と、
を含むことを特徴とするふく進測定方法。
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2018
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