JP2020006757A - 車載部品の取り付け構造 - Google Patents

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友久 大山
Tomohisa Oyama
友久 大山
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Abstract

【課題】車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うこと。【解決手段】実施形態に係る車載部品の取り付け構造は、ブラケットを備える。ブラケットは、車載部品を支持する。また、ブラケットは、伸縮機構を備える。伸縮機構は、ブラケットを伸縮させるとともに、かかるブラケットを支持する支持体に対し突っ張り力を付与可能に設けられる。【選択図】図1C

Description

開示の実施形態は、車載部品の取り付け構造に関する。
従来、車両に搭載され、かかる車両周辺を撮像する車載カメラが知られている。車載カメラが撮像した映像は、たとえば運転者の視界補助のためにモニタ表示されたり、道路上の白線や車両への接近物などを検知するセンシングのために用いられたりする。
なお、車載カメラのレンズには、たとえば雨滴や雪片、埃、泥などの付着物が付着し、かかる付着物が前述の視界補助やセンシングの妨げとなることがある。そこで、近年では、車載カメラのレンズへ向けて洗浄水や圧縮空気といった流体を噴射することで付着物を除去する付着物除去装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−171491号公報
しかしながら、上述した従来技術を用いる場合、装置の取り付けを容易にかつ品質高く行えるかという点で、さらなる改善の余地がある。
具体的には、上述した従来技術を用いる場合、付着物除去装置の言わば本体部である圧縮空気発生ユニットをたとえばブラケットに固定し、かかるブラケットを、ねじ止めや貼り付けによって車両に対し固定する必要がある。
しかし、ねじ止めによる場合、車両のフレームへの穴あけのほか、切りくずの清掃等が必要であり、作業に時間がかかりやすい。また、貼り付けによる場合も、貼り付け面の清掃が必要である。清掃は、作業者任せとなる場合も多く、作業品質にむらが現れやすい。
なお、こうした点は、付着物除去装置に限らず、車両に対し取り付けられる車載部品全般に共通する課題である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる車載部品の取り付け構造を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車載部品の取り付け構造は、ブラケットを備える。前記ブラケットは、車載部品を支持する。また、前記ブラケットは、伸縮機構を備える。前記伸縮機構は、前記ブラケットを伸縮させるとともに、該ブラケットを支持する支持体に対し突っ張り力を付与可能に設けられる。
実施形態の一態様によれば、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
図1Aは、実施形態に係る付着物除去装置の斜視透視図である。 図1Bは、カメラとノズルの位置関係を示す図である。 図1Cは、比較例に係る付着物除去装置の取り付け構造を示す図(その1)である。 図1Dは、比較例に係る付着物除去装置の取り付け構造を示す図(その2)である。 図1Eは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の概要説明図(その1)である。 図1Fは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の概要説明図(その2)である。 図2Aは、実施形態に係る伸縮機構の基本的な構成例を示す図(その1)である。 図2Bは、実施形態に係る伸縮機構の基本的な構成例を示す図(その2)である。 図3Aは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の第1構成例を示す図である。 図3Bは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の第2構成例を示す図である。 図3Cは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の第3構成例を示す図(その1)である。 図3Dは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の第3構成例を示す図(その2)である。 図3Eは、実施形態に係る付着物除去装置の取り付け構造の第4構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する車載部品の取り付け構造の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、取り付けの対象となる車載部品が付着物除去装置である場合を例に挙げて説明する。
また、以下の説明に用いる各図面には、説明を分かりやすくするために、付着物除去装置の厚み方向をZ軸方向とした3次元の直交座標系を図示する場合がある。
また、以下では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の概要について図1A〜図1Fを用いて説明した後に、取り付け構造の具体例について、図2A〜図3Eを用いて説明する。
図1Aは、本実施形態に係る付着物除去装置1の斜視透視図である。また、図1Bは、カメラ50とノズル5aの位置関係を示す図である。また、図1Cおよび図1Dは、比較例に係る付着物除去装置1の取り付け構造を示す図(その1)および(その2)である。また、図1Eおよび図1Fは、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の概要説明図(その1)および(その2)である。
図1Aに示すように、付着物除去装置1は、出力部5と、空気圧縮部10とを備える。空気圧縮部10は、たとえば回転式の空気圧縮機構である。空気圧縮部10は、空気を圧縮して圧縮空気を生成し、出力部5を介して車両用のカメラ50へ噴出することで、たとえばカメラ50のレンズに付着した雨滴等の付着物を除去する。
なお、付着物除去装置1は、車両の車体パネルより内側の車両の内部空間に設けられ、出力部5は、カメラ50の近傍に設けられるノズル5aと、たとえば図示略のホース状の部材を用いて連結されている。
図1Bに示すように、カメラ50は、図示略のブラケットを介して車体パネルに対して支持され、たとえば車体パネルへ取り付けられたガーニッシュ92の開口部92aからレンズ4a側が露出するように設けられる。ガーニッシュ92は、たとえば樹脂等で形成され、車両後部のナンバープレートの上部に取り付けられた意匠部品である。
ノズル5aは、その先端に設けられた空気の噴出口側をカメラ50のレンズ4aへ向けつつ設けられる。かかる噴出口から噴出される空気により、レンズ4aに付着した付着物が除去される。
ところで、付着物除去装置1は、比較例に係る取り付け構造によれば、たとえば図1Cに示すように、長い脚部20a’を有するブラケット20’へ固定され、かかるブラケット20’の脚部20a’が車両のフレームFへねじ止めされることによって、車両のサービスホールSHに架け渡すようにして取り付けられる。
しかし、この場合、フレームFへの穴あけのほか、切りくずの清掃など、取り付け作業に時間がかかりやすい。また、切りくずの清掃などは、作業員により十分に行われない可能性があるため、作業品質にむらが出やすい。
また、2番目の比較例によれば、たとえば図1Dに示すように、付着物除去装置1は、ブラケット20’へ固定され、かかるブラケット20’が、両面テープTP等を用いてフレームFや車体パネルの裏面等に貼り付けられることによって、車両に対し取り付けられる。
しかし、この場合、作業者によって作業品質にむらの出やすい貼り付け面の清掃を行う必要があり、作業品質を確保できないおそれがある。また、車両の場合、貼り付け面となる部位が曲面であることも多く、貼り付けの強度を確保しづらい場合もある。
そこで、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造では、付着物除去装置1を、伸縮機構を備えるブラケット20に対し固定するとともに、かかるブラケット20には支持体に対する突っ張り力を作用させ、この突っ張り力によってブラケット20を車両に対し固定することとした。
具体的には、図1Eに示すように、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、ブラケット20を備える。ブラケット20は、第1ブラケット20aと、第2ブラケット20bと、伸縮機構20cとを有する。
第1ブラケット20aは、付着物除去装置1の本体部を支持する。第2ブラケット20bは、第1ブラケット20aを支持する。伸縮機構20cは、第2ブラケット20bを伸縮させる。
また、伸縮機構20cは、第2ブラケット20bの両端方向(図中のX軸の正方向または負方向)に対する突っ張り力を付与可能に設けられている。本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、かかる突っ張り力を支持体、たとえばフレームFに作用させることによって、付着物除去装置1を車両に対し固定する。
すなわち、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、図1Fに示すように、たとえばサービスホールSHの縁部に対し、突っ張り力によって第2ブラケット20bを支え(つっかえ)棒状に架け渡すことによって、付着物除去装置1を車両に対し固定する。
このように、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造では、付着物除去装置1を、伸縮機構を備えるブラケット20に対し固定するとともに、かかるブラケット20には支持体に対する突っ張り力を作用させ、この突っ張り力によってブラケット20を車両に対し固定することとした。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、前述した比較例のように、穴あけや清掃を行うことなく、付着物除去装置1を車両に対し固定することができる。すなわち、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
以下、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の構成例について、図2A〜図3Eを用いてさらに具体的に説明する。なお、図2Aおよび図2Bを用いた説明では、伸縮機構20cの基本的な構成例について説明する。
また、図3Aを用いた説明では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第1構成例について、図3Bを用いた説明では、同取り付け構造の第2構成例について、図3Cおよび図3Dを用いた説明では、同取り付け構造の第3構成例について、図3Eを用いた説明では、同取り付け構造の第4構成例について、それぞれ説明する。
(伸縮機構20cの基本的な構成例)
図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る伸縮機構20cの基本的な構成例を示す図(その1)および(その2)である。伸縮機構20cは、第2ブラケット20bを構成する1対のスライド部材20ba,20bbが、同一軸に沿ってそれぞれスライドすることによって、第2ブラケット20bを伸縮させる。
具体的には、図2Aに示すように、第2ブラケット20bは、1対のスライド部材20ba,20bbからなる。スライド部材20ba,20bbは、それぞれ図中のX軸方向に沿ってスライド可能に設けられる。
また、図2Aおよび図2Bに示すように、スライド部材20ba,20bbにはそれぞれ、図中のX軸方向に沿った長穴20bcが形成されており、かかる長穴20bcへボルトBが挿入され、締結されることによって、スライド部材20ba,20bbが互いに固定され、第2ブラケット20bの長さが決まる。
なお、かかる第2ブラケット20bの長さを決めるスライド部材20ba,20bbそれぞれの位置は、前述した突っ張り力によってスライド部材20ba,20bbがそれぞれ支持体へ当接し、十分な固定力が作用する位置である。
また、図2Aに示すように、第1ブラケット20aにはねじ穴20aaが形成されており、かかるねじ穴20aaへ、長穴20bcを介したボルトBが挿入され、締結されることによって、付着物除去装置1を支持する第1ブラケット20aが第2ブラケット20bに対し固定される。
(第1構成例)
次に、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第1構成例について、図3Aを用いて説明する。図3Aは、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第1構成例を示す図である。
第1構成例は、引っ張りバネの弾性を利用して第2ブラケット20bに突っ張り力を付与する例である。具体的には、図3Aに示すように、第1構成例では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、引っ張りバネ20bdを有する。引っ張りバネ20bdは、自然長から引き伸ばされた非自然状態においては、弾性により図中の矢印301が示す方向に戻ろうとする力が作用する。
かかる引っ張りバネ20bdは、互いに交差させたスライド部材20ba,20bbそれぞれの一端部に、かかる一端部同士が引っ張りバネ20bdの弾性により互いに引き合うように固定される。したがって、互いに交差させたスライド部材20ba,20bbそれぞれの他端部、言い換えれば第2ブラケット20bの両端部には、図中の矢印302が示す方向へ突っ張り力が付与されることとなる。
第1構成例では、かかる引っ張りバネ20bdを用いた突っ張り力を作用させつつ、第2ブラケット20bが固定に必要となる長さに調整され、最終的にボルトBによって第1ブラケット20aおよび第2ブラケット20bが固定され、車両に対し付着物除去装置1が固定されることとなる。
(第2構成例)
次に、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第2構成例について、図3Bを用いて説明する。図3Bは、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第2構成例を示す図である。
第2構成例は、圧縮バネ(押しバネ)の弾性を利用して第2ブラケット20bに突っ張り力を付与する例である。具体的には、図3Bに示すように、第2構成例では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、圧縮バネ20beを有する。圧縮バネ20beは、自然長から縮められた非自然状態においては、弾性により図中の矢印303が示す方向に戻ろうとする力が作用する。
かかる圧縮バネ20beは、スライド部材20ba,20bbそれぞれが、圧縮バネ20beの弾性により互いに離れるように固定される。したがって、スライド部材20ba,20bbそれぞれの支持体側の端部、言い換えれば第2ブラケット20bの両端部には、図中の矢印304が示す方向へ突っ張り力が付与されることとなる。
また、圧縮バネ20beには、軸方向に沿ってボルトB1が貫通しており、かかるボルトB1に対し、ナットN1を締め込んだり、緩めたりすることによって、圧縮バネ20beの長さを調整することができる(図中の矢印305参照)。すなわち、ナットN1の締め込みまたは緩めにより、第2ブラケット20bが支持体に対し付与する突っ張り力を調整することができる。
第2構成例では、かかる圧縮バネ20beを用いた突っ張り力を作用させつつ、第2ブラケット20bが固定に必要となる長さに調整され、最終的にボルトBによって第1ブラケット20aおよび第2ブラケット20bが固定され、車両に対し付着物除去装置1が固定されることとなる。なお、ボルトB1およびナットN1は必須の要件ではなく、圧縮バネ20beの弾性のみによって第2ブラケット20bが支持体に対し突っ張り力を付与するようにしてもよい。
(第3構成例)
次に、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第3構成例について、図3Cおよび図3Dを用いて説明する。図3Cおよび図3Dは、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第3構成例を示す図(その1)および(その2)である。なお、図3Dは、図3Cに示すM1部の拡大図となっている。
第3構成例は、1対の圧縮バネの弾性を利用して第2ブラケット20bに突っ張り力を付与する例である。具体的には、図3Cに示すように、第3構成例では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、1対の圧縮バネ20bf,20bgを有する。1対の圧縮バネ20bf,20bgはそれぞれ、自然長から縮められた非自然状態においては、弾性により図中の矢印306が示す方向に戻ろうとする力が作用する。
圧縮バネ20bfは、互いに交差するように設けられたスライド部材20ba,20bbにおいて、スライド部材20bbの一端部側とスライド部材20baとの間に、その弾性によりスライド部材20bbの他端部を図中の矢印307に示す方向に反発させるように設けられる。
また、圧縮バネ20bgは、互いに交差するように設けられたスライド部材20ba,20bbにおいて、スライド部材20baの一端部側とスライド部材20bbとの間に、その弾性によりスライド部材20baの他端部を図中の矢印308に示す方向に反発させるように設けられる。
すなわち、スライド部材20ba,20bbそれぞれの他端部、言い換えれば第2ブラケット20bの両端部には、図中の矢印307,308が示す方向へ突っ張り力が付与されることとなる。
第3構成例では、かかる1対の圧縮バネ20bf,20bgを用いた突っ張り力を作用させつつ、第2ブラケット20bが固定に必要となる長さに調整され、最終的にボルトBによって第1ブラケット20aおよび第2ブラケット20bが固定され、車両に対し付着物除去装置1が固定されることとなる。
なお、第3構成例において、圧縮バネ20bf,20bgの弾性により突っ張り力だけでは、固定力が弱い場合には、たとえば図3Dに示すように、ねじSCによるねじ止めにより、固定力を補強してもよい。この場合、ねじSCは、フレームFにまで進入させなくともよい。
(第4構成例)
次に、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第4構成例について、図3Eを用いて説明する。図3Eは、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造の第4構成例を示す図である。
第4構成例は、いわゆるボールねじ方式を利用して第2ブラケット20bに突っ張り力を付与する例である。具体的には、図3Eに示すように、第4構成例では、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、1対のねじ軸B2,B3と、ナットN2とを有する。
ねじ軸B2の一端部は、スライド部材20baに固定される。また、ねじ軸B3の一端部は、スライド部材20bbに固定される。そして、ねじ軸B2,B3それぞれの他端部は、ナットN2によって連結される。ナットN2は、回転運動を直線運動に変換する役割を果たす。
ナットN2に対しては、ねじ軸B2,B3は互いに逆ねじが切られている。したがって、たとえばナットN2を所定方向に回転させると、ねじ軸B2,B3はそれぞれ伸び、ナットN2をその逆方向に回転させると、ねじ軸B2,B3はそれぞれ縮む(図中の矢印309参照)。
したがって、ねじ軸B2,B3がそれぞれ伸びるようにナットN2を回転させることによって、スライド部材20ba,20bbそれぞれの支持体側の端部、言い換えれば第2ブラケット20bの両端部には、図中の矢印310が示す方向へ突っ張り力が付与されることとなる。
第4構成例では、かかるボールねじ方式を用いた突っ張り力を作用させつつ、第2ブラケット20bが固定に必要となる長さに調整され、最終的にボルトBによって第1ブラケット20aおよび第2ブラケット20bが固定され、車両に対し付着物除去装置1が固定されることとなる。
上述してきたように、本実施形態に係る付着物除去装置1(「車載部品」の一例に相当)の取り付け構造は、ブラケット20を備える。ブラケット20は、付着物除去装置1を支持する。また、ブラケット20は、伸縮機構20cを備える。伸縮機構20cは、ブラケット20を伸縮させるとともに、かかるブラケット20を支持する支持体に対し突っ張り力を付与可能に設けられる。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、伸縮機構20cは、弾性体を有し、ブラケット20は、同一の軸方向に沿ってそれぞれスライド可能に設けられた1対のスライド部材20ba,20bbを有し、上記弾性体は、かかる弾性体の弾性により1対のスライド部材20ba,20bbをそれぞれ支持体に押し付けることによって、支持体に対し上記突っ張り力が付与されるように設けられる。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、支持体に対し穴あけを行ったり清掃等を行ったりする必要がないので、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、上記弾性体は、引っ張りバネ20bdであって、かかる引っ張りバネ20bdは、当該引っ張りバネ20bdが徐荷される場合の弾性によって1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれが上記支持体に押し付けられるように伸縮機構20cに配置される。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、引っ張りバネ20bdが徐荷される場合の弾性を利用して、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、上記弾性体は、圧縮バネ20beであって、かかる圧縮バネ20beは、当該圧縮バネ20beが徐荷される場合の弾性によって1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれが上記支持体に押し付けられるように伸縮機構20cに配置される。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、圧縮バネ20beが徐荷される場合の弾性を利用して、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、伸縮機構20cは、圧縮バネ20beを圧縮バネ20beの軸方向に沿って貫通するボルトB1と、かかるボルトB1に沿って変位することによって圧縮バネ20beの長さを調整可能に設けられるナットN1とを備える。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、圧縮バネ20beが徐荷される場合の弾性を利用して、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、上記弾性体は、1対の圧縮バネ20bf,20bgであって、かかる1対の圧縮バネ20bf,20bgはそれぞれ、当該1対の圧縮バネ20bf、20bgが徐荷される場合の弾性によって1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれが上記支持体に押し付けられるように伸縮機構20cに配置される。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、1対の圧縮バネ20bf,20bgが徐荷される場合の弾性を利用して、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
また、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造は、1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれを上記支持体に固定するねじSC(「ねじ部材」の一例に相当)をさらに備える。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、弾性体による突っ張り力のみでは固定力が弱い場合に、ねじSCにより固定力を補強することができる。
また、伸縮機構20cは、上記同一の軸方向に沿って1対設けられ、それぞれの一端部が1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれに対し固定される1対のねじ軸B2,B3と、かかる1対のねじ軸B2,B3それぞれの他端部を連結するとともに、所定方向へ回転することによって1対のねじ軸B2,B3の長さをそれぞれ伸ばすように設けられるナットN2とを有する。また、伸縮機構20cは、ナットN2の上記所定方向への回転により1対のスライド部材20ba,20bbのそれぞれを上記支持体に押し付けることによって、上記支持体に対し上記突っ張り力を付与する。
したがって、本実施形態に係る付着物除去装置1の取り付け構造によれば、いわゆるボールねじ方式を利用して、車載部品の取り付けを容易にかつ品質高く行うことができる。
なお、上述した実施形態では、取り付け対象となる部品が車両に搭載される車載部品である場合を例に挙げたが、無論、車載部品に限られることなく、種々の機械部品の取り付けに上述した実施形態を適用することが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 付着物除去装置
20 ブラケット
20a 第1ブラケット
20aa ねじ穴
20b 第2ブラケット
20ba スライド部材
20bb スライド部材
20bc 長穴
20bd 引っ張りバネ
20be,20bf,20bg 圧縮バネ
20c 伸縮機構
50 カメラ
B,B1 ボルト
B2,B3 ねじ軸
F フレーム
N1,N2 ナット
SC ねじ
SH サービスホール

Claims (8)

  1. 車載部品を支持するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    該ブラケットを伸縮させるとともに、該ブラケットを支持する支持体に対し突っ張り力を付与可能に設けられた伸縮機構
    を備えることを特徴とする車載部品の取り付け構造。
  2. 前記伸縮機構は、弾性体を有し、
    前記ブラケットは、
    同一の軸方向に沿ってそれぞれスライド可能に設けられた1対のスライド部材を有し、
    前記弾性体は、
    該弾性体の弾性により前記1対のスライド部材をそれぞれ前記支持体に押し付けることによって、前記支持体に対し前記突っ張り力が付与されるように設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載部品の取り付け構造。
  3. 前記弾性体は、引っ張りバネであって、
    該引っ張りバネは、
    当該引っ張りバネが徐荷される場合の弾性によって前記1対のスライド部材のそれぞれが前記支持体に押し付けられるように前記伸縮機構に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載部品の取り付け構造。
  4. 前記弾性体は、圧縮バネであって、
    該圧縮バネは、
    当該圧縮バネが徐荷される場合の弾性によって前記1対のスライド部材のそれぞれが前記支持体に押し付けられるように前記伸縮機構に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載部品の取り付け構造。
  5. 前記伸縮機構は、
    前記圧縮バネを該圧縮バネの軸方向に沿って貫通するボルトと、
    該ボルトに沿って変位することによって前記圧縮バネの長さを調整可能に設けられるナットと
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の車載部品の取り付け構造。
  6. 前記弾性体は、
    1対の圧縮バネであって、
    該1対の圧縮バネはそれぞれ、
    当該1対の圧縮バネが徐荷される場合の弾性によって前記1対のスライド部材のそれぞれが前記支持体に押し付けられるように前記伸縮機構に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載部品の取り付け構造。
  7. 前記1対のスライド部材のそれぞれを前記支持体に固定するねじ部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の車載部品の取り付け構造。
  8. 前記ブラケットは、
    同一の軸方向に沿ってそれぞれスライド可能に設けられた1対のスライド部材を有し、
    前記伸縮機構は、
    前記同一の軸方向に沿って1対設けられ、それぞれの一端部が前記1対のスライド部材のそれぞれに対し固定される1対のねじ軸と、
    該1対のねじ軸それぞれの他端部を連結するとともに、所定方向へ回転することによって前記1対のねじ軸の長さをそれぞれ伸ばすように設けられるナットと
    を有し、
    前記ナットの前記所定方向への回転により前記1対のスライド部材のそれぞれを前記支持体に押し付けることによって、前記支持体に対し前記突っ張り力を付与する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載部品の取り付け構造。
JP2018127748A 2018-07-04 2018-07-04 車載部品の取り付け構造 Pending JP2020006757A (ja)

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