JP2020006037A - 空気圧膨張型着ぐるみ - Google Patents

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Abstract

【課題】着用しても気軽に動き回ることができる空気圧膨張型着ぐるみを提供する。【解決手段】空気圧により膨張した状態で、着用者の身体を覆いうる袋状の着ぐるみ本体部と、前記着ぐるみ本体部内に空気を送り込むための空気送入部と、前記空気送入部を駆動させる電源部とを備えた空気圧膨張型着ぐるみであって、前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の身体の一部の部位が前記着ぐるみ本体部の外側に出るように開口部が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、着ぐるみに係り、特に、空気で膨らませて着用できる空気圧膨張型着ぐるみに関するものである。
従来の着ぐるみは、一般的に、イベント等のマスコットキャラクターなどに使用されることが多く、着用する際は、着用者の身体は、厚い生地で覆われるため、蒸し暑く、疲労感をともなうものであり、持ち運びも嵩張り不便なものが多かった。
これに対し、特許文献1には、空気で膨らませて着用できる空気圧膨張型着ぐるみが開示されており、送風機から内部に空気が送り込まれるため、着用者は、疲労感をさほど感じない着ぐるみである。
しかしながら、この特許文献1に開示された空気圧膨張型着ぐるみも、やはり、主にイベント等のマスコットキャラクターなどに使用されることを前提として開発されているため、気軽に多く動き回ったりすることは考慮されておらず、例えば、外界が視認できる旨の記載や示唆もない。
一方で、ハロウィンなどに限らず、普段でも、趣味などで仮装のために着ぐるみを着用する人が急増しており、着用しても疲労感をさほど感じないのみならず、着用しても気軽に動き回ることができる着ぐるみを開発して欲しいとの要請がある。
実用新案登録第3062113号公報
本発明は、以上のような従来の要請に応えるためのものであって、その課題は、着用しても気軽に動き回ることができる空気圧膨張型着ぐるみを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明にあっては、空気圧により膨張した状態で、着用者の身体を覆いうる袋状の着ぐるみ本体部と、前記着ぐるみ本体部内に空気を送り込むための空気送入部と、前記空気送入部を駆動させる電源部とを備えた空気圧膨張型着ぐるみであって、前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の身体の一部の部位が前記着ぐるみ本体部の外側に出るように開口部が形成されていることを特徴とする。
従って、請求項1記載の発明にあっては、着用時に、前記着ぐるみ本体部の前記開口部から着用者の身体の一部の部位は外側に出すことができ、外側に出る着用者の身体の位置の部位は、前記着ぐるみ本体部に覆われる部分に比して、より自由に動かすことができる。
請求項2記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の上半身が前記着ぐるみ本体部の外側に出るように前記開口部が形成されていることを特徴とする。
従って、請求項2記載の発明にあっては、着用時に、前記着ぐるみ本体部の前記開口部から外側に出る着用者の上半身は、前記着ぐるみ本体部に覆われている部分に比して、より自由に動かすことができる。
請求項3記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、各種キャラクター形状に形成されているとともに、着用者の着用時に、前記着用者の脚部に見えるように模したダミー脚部を備えていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の発明にあっては、着用時に、前記着用者の脚部に見えるように模した前記ダミー脚部により、着用者が各種キャラクターに跨って乗っているように見えたり、各種キャラクターに肩車されているように見えたり、各種キャラクターに持ち上げられているように見えたりする。
請求項4記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の足部が接地しうるように足用開口部が形成されているとともに、前記足用開口部より突出し、前記足部を覆い隠す足カバー部を有することを特徴とする。
従って、請求項4記載の発明にあっては、着用時に、着用者は、足部が前記着ぐるみ本体部の外側に出ているので、前記足部を前記着ぐるみ本体部の外側において自由に動かすことができる。また、前記足部は、前記足カバー部に覆い隠されるため、外側からは、着用者の前記足部の位置が分からないようになる。
請求項5記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部の着用時に着用者の身体の一部が出る前記開口部には、内部の空気漏れを抑制すると共に、所定量の空気を排出するための前記開口部の面積を狭めるための締付手段が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の発明にあっては、前記締付手段により、着用時に前記空気送入部から送られてきた空気は、前記着ぐるみ本体部内を満たして、前記着ぐるみ本体部を膨張させることができ、若干量の空気は排出され、前記着ぐるみ本体部内は、常に適度な空気量に保たれる。
請求項6記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の略全身を覆い、着用者の足部のみを外側に出すように足用開口部が形成されており、前記足部を覆い隠す足側方カバー部を有するとともに、着用時の着用者の眼前の位置には、外界を視認しうる窓部が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項6記載の発明にあっては、着用時は、前記着ぐるみ本体部により略全身を覆いうるとともに、着用者の前記足部は、前記着ぐるみ本体部の外側に出ているので、着用者は身体を、より自由に動かすことができる。また、前記足部は、前記足側方カバー部に覆い隠されているため、外側からは、着用者の前記足部の位置が分からないようになる。さらに、着用していても、前記窓部から外界を視認することができ、この点からも、着用者は身体を、より自由に動かすことができる。
請求項7記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、軽量の可撓性を有するシート状の素材で形成されていることを特徴とする。
従って、請求項7記載の発明にあっては、前記着ぐるみ本体部は、軽量で可撓性を有するため、着用者は、着用時に負担をあまり感じず、また、使用しないときは、小さくコンパクトに折り畳める。
請求項1記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、着用時に、前記着ぐるみ本体部の前記開口部から外側に出る着用者の身体の位置の部位は、前記着ぐるみ本体部に覆われる部分に比して、より自由に動かすことができるため、着用者は、着用した状態でも気軽に動き回ることができる空気圧膨張型着ぐるみを提供することができる。
請求項2記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、着用時に、前記着ぐるみ本体部の前記開口部から外側に出る着用者の上半身は、前記着ぐるみ本体部に覆われている部分に比して、より自由に動かすことができるので、例えば、手を使った作業を行えるし、顔も外界に出ているため、空腹時には、食事をすることもできる。
請求項3記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、着用時に、前記着用者の脚部に見えるように模した前記ダミー脚部により、着用者が各種キャラクターに跨って乗っているように見えたり、各種キャラクターに肩車されているように見えたり、各種キャラクターに持ち上げられているように見えたりするので、多くの人々に注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
請求項4記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、着用時に、着用者は、足部が前記着ぐるみ本体部の外側に出ているので、前記足部を前記着ぐるみ本体部の外側において自由に動かすことができ、また、前記足部は、前記足カバー部に覆い隠されるため、外側からは、着用者の前記足部の位置が分からないようになるので、例えば、靴を履いた状態で着用すると、靴を履くことによる歩き易さがあるうえに、前記足カバー部で靴ごと足部が覆い隠され、着用時の外観品質の低下を防止することができる。
請求項5記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、前記締付手段により、着用時に前記空気送入部から送られてきた空気は、前記着ぐるみ本体部内を満たして、前記着ぐるみ本体部を膨張させることができ、若干量の空気は排出され、前記着ぐるみ本体部内は、常に適度な空気量に保たれるので、着用時の前記着ぐるみ本体部の型崩れのおそれも少なく、前記開口部を極端に締め付けないで済むため、着心地もよい。
請求項6記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、着用時は、前記着ぐるみ本体部により略全身を覆いうるとともに、着用者の前記足部は、前記着ぐるみ本体部の外側に出ているので、着用者は身体を、より自由に動かすことができ、また、前記足部は、前記足側方カバー部に覆い隠されているため、外側からは、着用者の前記足部の位置が分からないようになり、さらに、着用していても、前記窓部から外界を視認することができ、この点からも、着用者は身体を、より自由に動かすことができるので、例えば、着用者の背丈よりも大きいキャラクターものなども、着用しても気軽に動き回ることができる。
請求項7記載の空気圧膨張型着ぐるみにあっては、前記着ぐるみ本体部は、軽量で可撓性を有するため、着用者は、着用時に負担をあまり感じず、また、使用しないときは、小さくコンパクトに折り畳めるので、着用者は、着用しても疲労感をさほど感じず、持ち運びも容易である。
図1は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第1実施形態において、人が装着した状態を示す斜視図である。 図2は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第1実施形態において、臀部の部分を拡大して示す部分拡大図である。 本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第1実施形態において、足部の部分を拡大して示す部分拡大図である。 図4は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第1実施形態において、腹部の部分を拡大して示す部分拡大図である。 図5は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第2実施形態において、人が装着した状態を示す斜視図である。 図6は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第3実施形態において、人が装着した状態を示す斜視図である。 図7は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第3実施形態において、着用者の首部が外側に出る開口部の部分を拡大して示す部分拡大図である。 図8は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第4実施形態において、人が装着した状態を示す斜視図である。 図9は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第5実施形態において、人が装着した状態を示す斜視図である。 図10は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第5実施形態において、足裏の部分を拡大して示す部分拡大図である。 図11は、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第5実施形態において、窓部の部分を拡大して示す部分拡大図である。
以下、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみを、第1実施形態から第5実施形態に基づき、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態の構成について説明する。
図1〜図4は、本発明に係る第1実施形態の空気圧膨張着ぐるみ10を説明するための図である。
この第1実施形態の空気圧膨張着ぐるみ10は、図1及び図2に示すように、空気圧により膨張した状態で、着用者11の身体を覆いうる袋状の着ぐるみ本体部12と、着ぐるみ本体部12内に空気を送り込むための空気送入部としての内部にファンとその駆動手段としての駆動モーターを備えた空気送入装置13と、空気送入装置13と配線27で接続された空気送入装置13を駆動させるスイッチ14を上側に有する電源部としての電池ボックス15とを備えた空気圧膨張型着ぐるみである。
そして、この着ぐるみ本体部12は、着用時に、着用者11の腰から上の上半身が着ぐるみ本体部12の外側に出るように開口部16が形成されている。
また、図1に示すように、着ぐるみ本体部12は、コミカルな怒った二足歩行の恐竜のキャラクター形状に形成されているとともに、着用者11の着用時に、着用者11が、この恐竜のキャラクターの背中に跨って乗っているときの脚部に見えるように模したダミー脚部17,17を備えている。
さらに、この恐竜のキャラクター形状の着ぐるみ本体部12の頭部には、手綱28が設けられており、着用者11がこの手綱28を手で掴むと、この恐竜のキャラクター形状の着ぐるみ本体部12を馬のように操っているように見える。
また、本実施形態にあっては、着用者11は、頭にカーボーイハット29を被っており、よりコミカルさが増すようになっている。
さらに、図1に示すように、着用者11の本当の脚部18,18は、恐竜のキャラクター形状に形成された着ぐるみ本体部12の脚部19,19内にある。
また、図3に示すように、着ぐるみ本体部12の脚部19,19は、着用時に、着用者11の足部20,20が接地しうるように着ぐるみ本体部12内の空気が漏れるのを抑制するためにゴム紐22が夫々内蔵された足用開口部21,21が形成されているとともに、足用開口部21,21より突出し、足部20,20を覆い隠す半楕円形状の足カバー部23,23を有する。なお、足カバー部23,23は、足部20,20に靴を夫々履いた場合も、靴ごと覆い隠せる大きさに形成されている。
また、図4に示すように、着ぐるみ本体部12の着用時に着用者11の上半身が出る開口部16の縁部に設けた孔25内には、後述するように、空気送入装置13により、着ぐるみ本体部12内に外側の空気が送り込み続けられるため、内部の空気漏れを抑制すると共に、所定量の空気を排出するための開口部16の面積を狭めるための締付手段としてのゴム紐24が設けられている。
また、引き上げることによりゴム紐24を締め付け、引き下げることにより、ゴム紐24を緩める締具26が設けられている。
さらに、着ぐるみ本体部12は、ポリエステルなどの軽量の可撓性を有する厚さ1mm以下の薄いシート状の素材で形成されている。
なお、着用時には、図2に示した電池ボックス15のスイッチ14を押し、オン状態とし、空気送入装置13により、外部の空気を、着ぐるみ本体部12内に送り込み続けるように構成されている。
また、電池ボックス15内には、市販の乾電池が内蔵されており、図示省略の蓋を開閉することにより、交換可能となっている。
さらに、非着用時には、電池ボックス15のスイッチ14を押し、オフ状態とし、空気送入装置13のファンの駆動を停止させる。
次に、第1実施形態の作用効果について説明する。
この本発明の第1実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ10は、図1〜図4に示すように、上記した構成なので、着用者11が恐竜のキャラクター形状の着ぐるみ本体部12に跨っているかのように見えることから、従来にない趣向性に富んだ空気圧膨張型着ぐるみを提供することができる。
また、着用時に、着ぐるみ本体部12の開口部16から外側に出る着用者11の身体の位置の部位は、着ぐるみ本体部12に覆われる部分に比して、より自由に動かすことができるため、着用者12は、着用した状態でも気軽に動き回ることができる空気圧膨張型着ぐるみを提供することができる。
具体的には、この第1実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ10は、着用時に、着ぐるみ本体部12の開口部16から外側に出る着用者11の上半身は、着ぐるみ本体部12に覆われている部分に比して、より自由に動かすことができるので、例えば、手を使った作業を行えるし、顔も外界に出ているため、空腹時には、食事をすることもできる。
また、着用時に、着用者11の脚部に見えるように模したダミー脚部17,17により、着用者11がコミカルな怒った二足歩行の恐竜のキャラクターの背中に跨って乗っているように見えるので、多くの人々に注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
さらに、着用時に、着用者11は、足部20,20が着ぐるみ本体部12の外側に出ているので、足部20,20を着ぐるみ本体部12の外側において自由に動かすことができ、また、足部20,20は、足カバー部23に夫々覆い隠されるため、外側からは、着用者11の足部20,20の位置が分からないので、例えば、靴を履いた状態で着用すると、靴を履くことによる歩き易さがあるうえに、足カバー部23,23で靴ごと足部20,20が覆い隠され、着用時の着ぐるみとしての外観品質の低下を防止することができる。
また、締付手段としてのゴム紐24により、着用時に空気送入部としての空気送入装置13から送られてきた空気は、着ぐるみ本体部12内を満たして、着ぐるみ本体部12を膨張させることができ、若干量の空気は排出され、着ぐるみ本体部12内は、常に適度な空気量に保たれるので、着用時の着ぐるみ本体部12の型崩れのおそれも少なく、開口部16を極端に締め付けないで済むため、着心地もよい。
さらに、着ぐるみ本体部12は、軽量で薄く可撓性を有するため、着用者11は、着用時に負担をあまり感じず、また、使用しないときは、小さくコンパクトに折り畳めるので、着用者11は、着用しても疲労感をさほど感じず、バッグや手提げ袋などに収納できるため、持ち運びも容易である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図5は、本発明に係る第2実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ30を説明するための図である。
この第2実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ30では、図5に示すように、着ぐるみ本体部12は、上半身を前傾させた力持ち風の男性のキャラクター形状に形成されているとともに、着用者11の着用時に、着用者11が、この力持ち風の男性のキャラクターの肩に肩車されているときの脚部に見えるように模したダミー脚部17,17を備えている。
本実施形態においては、着用者11の脚部18,18は、着ぐるみ本体部12の脚部19,19内に挿通され、着用者11は、足部20,20により、接地面上に立っている。
また、着用者11は、着ぐるみ本体部12の上面部に開設された開口部16から上半身11aを出せるように構成されている。
従って、この第2実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ30においては、着用時に、着用者11の脚部に見えるように模したダミー脚部17,17により、着用者11が力持ち風の男性のキャラクターに肩車されているように見えるので、多くの人々に注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
なお、他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので説明を省略する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
なお、第1実施形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図6及び図7は、本発明に係る第3実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ40を説明するための図である。
この第3実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ40では、図6に示すように、着用時に、着用者11の上半身のうち、首部と両手部のみが、着ぐるみ本体部12の外側に出るように開口部41と開口部42,42とが形成されている。
また、着ぐるみ本体部12は、異様な怪人のキャラクター形状に形成され、覆面をした怪人部12a及び怪人部12aの前面部に斜めに抱き上げられている犠牲者部12bとから成る。犠牲者部12bは、着用者11の着用時に、着用者11が、この異様な怪人のキャラクターに両腕を掴まれて持ち上げられているように見えるように模したダミー胴体部43とダミー脚部17,17を備えている。
本実施形態においては、着用者11の脚部18,18は、着ぐるみ本体部12の怪人部12aの脚部19,19内に挿通され、着用者11は、足部20,20により、接地面上に立てるように構成されている。
さらに、図7に示すように、首部の周りの開口部41は、締付手段として、内部にゴム紐が設けられているとともに、端部41aの内側と対向する側の面の内側には、雌雄の面ファスナーが設けられており、着用時に空気送入部としての空気送入装置13から送られてきた空気は、着ぐるみ本体部12内を満たして、着ぐるみ本体部12を膨張させることができ、若干量の空気は排出され、着ぐるみ本体部12内は、常に適度な空気量に保たれるので、着用時の着ぐるみ本体部12の型崩れのおそれも少なく、開口部41を極端に締め付けないで済むため、着心地もよいようになっている。
また、首部の周りの開口部41の裏側には、この開口部41を着用者11の胴回りより広く広げることが可能なスライドファスナー44が設けられており、この空気圧膨張型着ぐるみ40の着脱を容易に行えるようにもなっている。
従って、この第3実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ40においては、着用時に、着用者11は、脚部18,18で立っているが、犠牲者部12bが怪人部12aにより抱き上げられているように見えるように構成されていることから、
胴体及び脚部に見えるように模したダミー胴体部43とダミー脚部17,17により、着用者11が異様な怪人のキャラクターに両腕を掴まれて持ち上げられているように見え、多くの人々に注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
なお、他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので説明を省略する。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
なお、第1実施形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図8は、本発明に係る第4実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ50を説明するための図である。
この第3実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ50では、図8に示すように、力士を模した着ぐるみとして構成されており、上記した第3実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ40と同様、着用時に、着用者11の上半身のうち、首部と両手部のみが、着ぐるみ本体部12の外側に出るように開口部51と開口部52,52とが形成されている。
また、足部20,20も着ぐるみ本体部12の外側に出るようになっており、着用時に、着ぐるみ本体部12により、着用者11の体形が力士になったように見える。
さらに、着用者11は、更に力士に近く見えるように、頭部に、髷を結ったような被り物53を被るように構成されている。
また、首部の周りの開口部51の構造は、上記した第3実施形態の図7に示した開口部41の構造と略同様な構造となっている。
従って、この第4実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ50においては、着用時に、着用者11の体形が力士のように見えるので、多くの人々の意表を突き、注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
なお、他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので説明を省略する。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
なお、第1実施形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図9〜図11は、本発明に係る第5実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ60を説明するための図である。
この第5実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ60では、図9〜図11に示すように、着ぐるみ本体部12は、着用者11の背丈よりも大きなリアルな二足歩行の恐竜のキャラクターに形成されており、着用時に、着用者11の略全身を覆い、着用者11の足部20,20のみを外側に出すように足用開口部61,61が形成されており、足部20,20を覆い隠す足側方カバー部62,62を有するとともに、着用時の着用者11の眼前の位置には、外界を視認しうる透明な窓部63が設けられている。
本実施形態においては、着用者11の脚部18,18は、着ぐるみ本体部12の脚部19,19内に挿通され、着用者11は、足部20,20により、接地面上に立てるように構成されている。
なお、着ぐるみ本体部12内には、空気送入装置13により、外側から新鮮な空気が絶えず供給され、窓部63の縫い目64から供給量と略同じ量の古い空気が排出されるので、着用者11は、着用時にも、着ぐるみ本体部12内で、呼吸を楽に行えるようになっている。
従って、この第5実施形態の空気圧膨張型着ぐるみ60においては、着用時に、着用者11の着用している着用者11の背丈よりも大きなリアルな二足歩行の恐竜のキャラクターが動き回るので、多くの人々に注目されるような趣向を凝らしたものとなる。
なお、他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみの第1実施形態から第5実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これら第1実施形態から第5実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
本発明に係る空気圧膨張型着ぐるみは、多くの人々が購入し、使用することができるので、産業上の利用可能性を有している。
10 空気圧膨張型着ぐるみ
11 着用者
11a 着用者の上半身
12 着ぐるみ本体部
12a 怪人部
12b 犠牲者部
13 空気送入装置(空気送入部)
14 スイッチ
15 電池ボックス(電源部)
16 開口部
17 ダミー脚部
18 着用者の脚部
19 着ぐるみ本体部の脚部
20 着用者の足部
21 足用開口部
22 ゴム紐
23 足カバー部
24 ゴム紐
25 孔
26 締具
27 配線
28 手綱
29 カーボーイハット
30 空気圧膨張型着ぐるみ
40 空気圧膨張型着ぐるみ
41 開口部
41a 端部
42 開口部
43 ダミー胴体部
44 スライドファスナー
50 空気圧膨張型着ぐるみ
51 開口部
52 開口部
53 被り物
60 空気圧膨張型着ぐるみ
61 足用開口部
62 足側方カバー部
63 窓部
64 縫い目

Claims (7)

  1. 空気圧により膨張した状態で、着用者の身体を覆いうる袋状の着ぐるみ本体部と、前記着ぐるみ本体部内に空気を送り込むための空気送入部と、前記空気送入部を駆動させる電源部とを備えた空気圧膨張型着ぐるみであって、
    前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の身体の一部の部位が前記着ぐるみ本体部の外側に出るように開口部が形成されていることを特徴とする空気圧膨張型着ぐるみ。
  2. 前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の上半身が前記着ぐるみ本体部の外側に出るように前記開口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の空気圧膨張型着ぐるみ。
  3. 前記着ぐるみ本体部は、各種キャラクター形状に形成されているとともに、着用者の着用時に、前記着用者の脚部に見えるように模したダミー脚部を備えていることを特徴とする請求項2記載の空気圧膨張型着ぐるみ。
  4. 前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の足部が接地しうるように足用開口部が形成されているとともに、前記足用開口部より突出し、前記足部を覆い隠す足カバー部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気圧膨張型着ぐるみ。
  5. 前記着ぐるみ本体部の着用時に着用者の身体の一部が出る前記開口部には、内部の空気漏れを抑制すると共に、所定量の空気を排出するための前記開口部の面積を狭めるための締付手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気圧膨張型着ぐるみ。
  6. 前記着ぐるみ本体部は、着用時に、着用者の略全身を覆い、着用者の足部のみを外側に出すように足用開口部が形成されており、前記足部を覆い隠す足側方カバー部を有するとともに、着用時の着用者の眼前の位置には、外界を視認しうる窓部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気膨張型の着ぐるみ。
  7. 前記着ぐるみ本体部は、軽量の可撓性を有するシート状の素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空気圧膨張型着ぐるみ。
JP2018131708A 2018-07-11 2018-07-11 空気圧膨張型着ぐるみ Pending JP2020006037A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD982281S1 (en) * 2021-07-21 2023-04-04 Kooy Decoration Co., Ltd Inflatable flamingo costume

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USD982281S1 (en) * 2021-07-21 2023-04-04 Kooy Decoration Co., Ltd Inflatable flamingo costume

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