JP2020005073A - 無線通信装置、通信システム、無線通信方法、およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、通信システム、無線通信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じて、適切に他の無線通信装置を公衆網に接続する。【解決手段】無線通信装置は、第1の他の無線通信装置が公衆網と接続するために送信された接続要求を受信すると、所定の条件が満たされているか否か判断する。所定の条件が満たされている場合に、無線通信装置は、近距離無線通信によって第1の他の無線通信装置に加入者権を譲渡して、第1の他の無線通信装置が公衆網と直接接続することを可能にする。所定の条件が満たされていない場合に、無線通信装置は、近距離無線通信によって第1の他の無線通信装置にテザリング指令を送信して、既に公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置を介して第1の他の無線通信装置が公衆網と接続することを可能にする。【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信装置、通信システム、無線通信方法、およびプログラムに関する。
無線通信端末を公衆網に接続して用いる際、その端末の専用スロットに、無線通信端末に関する加入者情報(電話番号や認証情報)を格納したSIM(Subscriber Identity Module)カードを挿入することが一般的である。SIMカードは、準拠する規格又は通信方式に応じて、分類される。例えばUICC(Universal Integrated Circuit Card)、SIM、UIM(User Identity Module)、USIM(Universal Subscriber Identity Module)である。但し、規格または通信方式を区別せずにこれらの総称として「SIM」が用いられる場合もある。以下の説明では、総称として「SIM」を使用する。
SIMカードに格納されている加入者情報を、近距離通信手段を用いて通信できる装置間で貸し借りする通信システムが知られている(特許文献1)。
また、公衆網に接続するための権利を、第2の装置から第1の装置に移す通信システムが知られている(特許文献2)。
また、SIMカードが挿入されていない端末は、SIMカードが挿入されていて公衆網に接続している端末を中継装置として使用して、公衆網に接続するテザリング通信が知られている(特許文献3)。
国際公開第08/117414号公報 特開2013−042269号公報 特開2007−116212号公報
公衆網通信契約に基づく加入者権を証明するSIMカードを内蔵し、当該加入者権を他の端末に譲渡可能なマスタ端末と、マスタ端末の加入者権を譲り受けることにより公衆網に接続可能となる複数のスレイブ端末が存在すると想定する。これらの端末を所有する1人のユーザは、任意のスレイブ端末に加入者権を譲渡することが可能である。
しかし、従来、このような環境において、例えばマスタ端末に、譲渡可能な加入者権が残存しないといった状況下で、加入者権が譲渡されないスレイブ端末の公衆網への接続は考慮されていない。当該スレイブ端末が公衆網に接続するには、テザリングを使用することが考えられるが、テザリングを行うには手動で設定が必要であった。また、加入者権の譲渡も手動による設定が必要であり、譲渡可能な加入者権がマスタ端末に残存していても、ユーザがスレイブ端末への加入者権の譲渡を設定しなければ、スレイブ端末は加入者権を用いた高速の通信を行うことができなかった。
そこで、本発明は、例えば無線通信装置が、他の無線通信装置に譲渡可能な加入者権を有しているか否かといった状況に応じて、適切に他の無線通信装置を公衆網に接続する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るマスタ無線通信装置の一態様は、複数の他の無線通信装置と近距離無線通信を行う第1の通信手段と、公衆網と接続して前記公衆網を介した無線通信を行う第2の通信手段と、前記公衆網と接続して無線通信を行う権利である加入者権に関する情報を管理する管理手段と、第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続するために送信された接続要求を前記第1の他の無線通信装置から前記第1の通信手段が受信すると、所定の条件が満たされているか否か判断する判断手段と、前記所定の条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に前記加入者権を譲渡して、前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と直接接続することを可能にするよう制御し、前記所定の条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合に、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に第1のテザリング指令を送信して、既に前記公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置を介して前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続することを可能にするよう制御する制御手段と、を有する。
本発明においては、無線通信装置が、他の無線通信装置に譲渡可能な加入者権を有しているか否かといった状況に応じて、適切に他の無線通信装置を公衆網に接続させることができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの概略図。 スレイブ端末の1つが加入者権を譲り受けた状態での通信システムの通信状態を示す図。 通信システムの端末の構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る加入者権の譲渡に関するマスタ端末の動作を示すフローチャート。 第1実施形態に係る加入者権譲渡要求に関するスレイブ端末の動作を示すフローチャート。 第1実施形態に係る加入者権譲渡要求後のスレイブ端末の動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る加入者権の譲渡に関するマスタ端末の動作を示すフローチャート。 第3実施形態に係る加入者権の譲渡に関するマスタ端末の動作を示すフローチャート。 第4実施形態に係る加入者権の譲渡に関するマスタ端末の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<第1実施形態>
本実施形態では、マスタ端末が有する加入者権(SIM権利)を譲渡可能な条件が満たされる場合に、マスタ端末は加入者権をスレイブ端末に譲渡して、スレイブ端末が公衆網と直接接続することを可能にする。他方、条件が満たされない場合、マスタ端末は、スレイブ端末にテザリングを指令し、テザリングによってスレイブ端末が公衆網と間接的に接続することを可能にする。テザリングでは、スレイブ端末と公衆網の間の通信を、既に加入者権を譲り受けた他のスレイブ端末が中継する。
<通信システムの構成>
本実施形態に係る通信システムは、マスタ端末1と、スレイブ端末(ビデオカメラ)2とスレイブ端末(スマートフォン)3とを備える。マスタ端末1は、例えばスマートフォンである。マスタ端末1は、SIMデバイスに記録された少なくとも1つのSIM権利(複数の事業者の公衆網に接続する権利)に関する情報を読み取る。SIM権利とは、加入者権と呼ぶこともでき、公衆網4に接続して無線通信を行う権利である。マスタ端末1は、SIM権利を用いて、公衆網4に接続することができる。SIMデバイスに複数のSIM権利に関する情報が記録されている場合には、マスタ端末1は、複数のSIM権利のすべてまたは一部を他の端末に譲渡することができる。
スレイブ端末2,3は、互いに近距離無線通信を行うことができ、さらに、それぞれマスタ端末1と近距離無線通信を行うことができる。ユーザは、近距離無線通信を用いて、マスタ端末1の複数のSIM権利のうち任意のSIM権利をスレイブ端末2,3に譲渡することができる。例えば、2つのSIM権利をスレイブ端末2,3にそれぞれ譲渡してもよいし、1つのSIM権利をスレイブ端末2または3に譲渡してもよい。但し、1つのSIM権利を同時に複数のスレイブ端末に譲渡することはできない。SIM権利を譲り受けたスレイブ端末は、公衆網4に直接接続して、公衆無線通信を行うことができる。
スレイブ端末2,3は、例えば、マスタ端末1の所有者である1人のユーザにより所有されている。マスタ端末1の所有者であるユーザにより所有され、通信システムを構成するスレイブ端末の数は、2つには限定されない。
この通信システムは、無線LAN(Local Area Network)としても機能する。したがって、スレイブ端末2,3は、互いにローカル無線通信を行うことができ、さらに、それぞれマスタ端末1とローカル無線通信を行うことができる。マスタ端末1は、無線LANの親機(Access Point:AP)として機能し、スレイブ端末は、無線LANの子機(Station:STA)として機能することができる。この場合、スレイブ端末は、マスタ端末1を介して、公衆網4に接続してテザリング通信を行うことができる。
また、SIM権利を譲り受けたスレイブ端末(例えば、スレイブ端末3)は、無線LANの親機として機能し、SIM権利を譲り受けないスレイブ端末(例えば、スレイブ端末2)は、当該親機の子機として機能することができる。この場合、図2に示すように、子機(例えば、スレイブ端末2)は、親機(例えば、スレイブ端末3)を介して、公衆網4に接続してテザリング通信を行うことができる。
図3は、本実施形態の通信システムに含まれる無線通信装置としての端末1,2,3の各々の構成を示すブロック図である。
各端末は、表示部11、操作部12、記憶部13、制御部15、無線LAN通信部17、NFC通信部18、Bluetooth(登録商標)通信部19、公衆網通信部20、ROM21、およびRAM22を備える。マスタ端末1は、さらに読取部23を備える。
これらの構成要素は、図示しない電源(例えば、バッテリ)により、電力が供給されて動作する。外部の電源からこれらの構成要素に電力が供給されてもよい。
表示部11は、例えば、LCDまたはLEDであり、ユーザが視覚で認知可能な情報を出力する機能を有し、各種UI(User Interface)の表示制御を行う。
操作部12には、ユーザが各種の入力を行い、当該端末を操作するための機能を有する。表示部11と操作部12とをタッチパネル等によって一体として構成してもよい。
記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、または着脱可能なSDメモリカードなどの記憶媒体により構成される。記憶部13は、無線通信ネットワーク情報、データ送受信情報、画像データ、アプリケーションなどの各種データを記憶する。
制御部15は、例えば一つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)を含み、当該端末全体の動作を制御する。
端末がスレイブ端末2、すなわちデジタルカメラである場合、制御部15は、例えば、撮像のための機能および撮像された画像を処理する機能を実行する。通信装置がマスタ端末1またはスレイブ端末3、すなわちスマートフォンである場合、制御部15は、例えば、スマートフォンのカメラ、加速度センサ等に付随する機能を実行する。
さらに、制御部15は、無線LAN通信部17、NFC通信部18、Bluetooth通信部19、および公衆網通信部20を用いる各種の通信を制御する。
ROM(Read−Only Memory)21は、制御命令つまりプログラムを格納する。後述する当該端末の各種動作は、ROM21に記憶された制御プログラムを制御部15が実行することにより実現される。
RAM(Random−Access Memory)22は、制御部15がプログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。
無線LAN通信部17は、無線LAN通信を行うためのチップおよびアンテナを有する。無線LAN通信部17は、IEEE802.11シリーズに準拠したローカル無線通信を行う。各端末は、無線LAN通信部17を用いて、他の端末とローカル無線通信を行う。
NFC(Near Field Communication)通信部18は、NFC規格に準拠した近距離無線通信を行うチップおよびアンテナを有する。NFC通信部18は、当該端末の通信範囲内に通信可能な他の端末を検出すると、自動的に当該端末と他の端末との間のNFC通信を確立する。このように、各端末は、NFC通信部18を用いて、他の端末と近距離無線通信を行う。
Bluetooth通信部19は、Bluetooth規格に準拠した近距離無線通信を行うチップおよびアンテナを有する。また、Bluetooth通信部19は、近距離の通信を低消費電力で行うBluetoothLow Energy(BLE)規格の通信を行ってもよい。各端末は、Bluetooth通信部19を用いて、他の端末と近距離無線通信を行う。
本実施形態では、各端末は、近距離無線通信のために、NFC通信部18とBluetooth通信部19を有する。但し、例えば、赤外線通信(IrDA)、Zigbee(登録商標)、またはTransferJet(登録商標)などの他の近距離無線通信を行ってもよい。
公衆無線通信部20は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格に準拠した公衆無線通信を行うチップおよびアンテナを有する。公衆無線通信部は、3GPPで規格化が完了している4Gまでの通信に加え、今後規格化される5G以降の規格の通信を行ってもよいし、SIM権利情報を元に認証を行う公衆無線スポット等を用いる通信を行ってもよい。
マスタ端末1に設けられた読取部23は、SIMデバイス(図示せず)に記録されたSIM権利に関する情報を読み取る。SIMデバイスは、チップでもよいし、カードでもよい。SIMデバイスには、少なくとも1つのSIM権利に関する情報が記録されている。SIM権利に関する情報は、書き換えおよび追記することができる。SIMデバイスは、マスタ端末1に内蔵または装着されてもよい。
あるいは、SIMデバイスは、マスタ端末1から離間していて、SIM権利に関する情報が読取部23に読取可能であってもよい。この場合には、読み取られたSIM権利に関する情報は、記憶部13またはRAM22に記録される。SIMデバイス上のSIM権利に関する情報の読み取りに、Bluetooth通信部19またはNFC通信部18を使用する場合には、マスタ端末1に読取部23は設けなくてもよい。
マスタ端末1の制御部15は、SIM権利に関する情報を管理する。すなわち、SIM権利に関する情報をいずれかのスレイブ端末に譲渡したか否かをマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。また、SIM権利に関する情報を譲渡した場合には、SIM権利を譲渡したスレイブ端末をマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。
マスタ端末1の制御部15は、マスタ端末1に残存する(スレイブ端末に譲渡されていない)SIM権利を有する限り、公衆網通信部20を用いて、直接公衆網4に接続して、公衆無線通信を行うことができる。
マスタ端末1の制御部15は、SIM権利をスレイブ端末に譲渡する場合には、譲渡するSIM権利に関する情報を当該スレイブ端末にBluetooth通信で通知する。
各スレイブ端末の制御部15は、マスタ端末1からSIM権利を譲り受ける場合には、譲り受けたSIM権利に関する情報を当該スレイブ端末の記憶部13またはROM21に記録する。
各スレイブ端末の制御部15は、当該スレイブ端末に譲渡されたSIM権利があれば、公衆網通信部20を用いて、直接公衆網4に接続して、公衆無線通信を行うことができる。
<通信システムの動作>
続いて、SIM権利の譲渡に関するマスタ端末1の制御部15による制御動作について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係るSIM権利の譲渡に関するマスタ端末1の制御部15の動作を示すフローチャートである。
S1で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、近距離無線通信の開始処理を実行する。
次に、S2で、マスタ端末1は、スレイブ端末2または3から近距離無線通信を介して、SIM権利譲渡要求を受信したか否かを確認する。SIM権利譲渡要求とは、スレイブ端末が公衆網4と接続するために当該スレイブ端末がマスタ端末1に送信する接続要求である。
SIM権利譲渡要求を受信した場合には、S3で、マスタ端末1は、SIM権利の余りがあるか否かを判断する。SIM権利に余りがあるとは、マスタ端末1が読み取るSIMデバイスに記録された少なくとも1つのSIM権利のうち、スレイブ端末に譲渡されておらず、マスタ端末1自体が使用していないSIM権利があることを意味する。すなわち、SIM権利に余りがあるとは、譲渡可能なSIM権利がマスタ端末1に残存していることを意味する。SIM権利に余りがないとは、SIMデバイスに記録されたSIM権利のすべてがスレイブ端末に譲渡されているか、スレイブ端末に譲渡されていないSIM権利がマスタ端末1自体で使用されていることを意味する。又はそもそもマスタ端末1においてSIM権利の譲渡を許可しない設定になっている場合などである。
S3の判断が肯定であれば、S4で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に対して、SIM権利譲渡許可を送信する。SIM権利譲渡許可は、譲渡されるSIM権利に関する情報を示しており、これを受信したスレイブ端末は、公衆網通信部20を用いて、直接公衆網4に接続して、公衆無線通信を行うことが可能になる。したがって、当該スレイブ端末は、直接公衆網4に接続することにより、より速い通信速度で無線通信を行うことができる。
他方、S3の判断が否定であれば、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。また、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、公衆網4に既に直接接続している他のスレイブ端末にもテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、公衆網4に接続済みの他のスレイブ端末を介して、公衆網4に接続して、テザリング通信を行うことが可能になる。テザリング通信では、直接公衆網4に接続する通信よりも通信速度は遅いが、本実施形態では、自動的にテザリング通信が実現されることにより、ユーザの手間を簡易にすることができる。
S5でテザリング指令の宛先となる公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末は、既にSIM権利を譲り受けている。公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末にとって、テザリング指令は、テザリングの中継指令と考えることができる。公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末は、テザリング指令を受信すると、無線LANの親機として機能する。一方、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、テザリング指令を受信すると、無線LANの子機として機能し、子機は親機を介してテザリング通信を行うことができる。
テザリング指令は、宛先のスレイブ端末が無線LANで通信するために必要なネットワークIDなどの情報を示す。また、テザリング指令は、スレイブ端末が無線LANで通信する他のスレイブ端末に関する情報を示す。例えば、テザリング指令に応じて、スレイブ端末2,3が相互に通信する場合には、スレイブ端末2に送信されるテザリング指令はスレイブ端末3に関する情報を示し、スレイブ端末3に送信されるテザリング指令はスレイブ端末2に関する情報を示す。これらの情報を使用して、スレイブ端末は、相互に通信することが可能になる。
続いて、SIM権利の譲渡に関するスレイブ端末2または3の制御部15による制御を図5および図6を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係るSIM権利譲渡要求に関するスレイブ端末の制御部15の動作を示すフローチャートである。
S11で、スレイブ端末は、Bluetooth通信部19を用いて、マスタ端末1との近距離無線通信の開始処理を実行する。
次に、S12で、スレイブ端末は、Bluetooth通信部19を用いて、マスタ端末1にSIM権利譲渡要求を送信する。SIM権利譲渡要求は、当該スレイブ端末の操作部12に対するユーザの操作に応じて、送信される。
図6は、SIM権利譲渡要求後のスレイブ端末の制御部15の動作を示すフローチャートである。
S13で、スレイブ端末は、S12で送信したSIM権利要求に対するマスタ端末1からの応答を受信したか否かを判断する。
S13の判断が否定であれば、S14で、スレイブ端末は、SIM権利譲渡要求を送信後、所定時間経過したか否かを判断する。この所定時間は、例えば3秒である。S14の判断が否定であれば、動作はS13へ戻る。S14の判断が肯定であれば(所定時間内にマスタ端末1から応答がなければ)、S15で、スレイブ端末は、エラー処理を行い、この後、動作は終了する。このエラー処理は、例えば、エラーメッセージを当該スレイブ端末の表示部11に表示することである。エラーメッセージは、例えば、当該スレイブ端末が通信を確立することができないことを意味する。
このフローチャートは、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末の動作を示すが、SIM権利譲渡要求を送信していないスレイブ端末、すなわち、図4のS5でテザリング指令の宛先となる公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末も同様に動作する。但し、公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末は、S13の判断が否定な場合に、S14およびS15の処理を実行せずに、動作をS13に戻す。
S13の判断が肯定であれば、S16で、スレイブ端末は、マスタ端末1からの応答はテザリング指令か否かを判断する。
S16の判断が肯定であれば、S17で、スレイブ端末は、スレイブ端末自体が直接公衆網4に接続可能か否かを判断する。この判断は、例えば、スレイブ端末が公衆網通信部20を用いて、公衆網4に対する接続(例えば、無線リソース制御の接続)が可能か否か試行することにより行うことができる。接続が成功すれば、S17の判断は肯定であり、接続が失敗すれば、S17の判断は否定である。既に、スレイブ端末が公衆網4と無線通信を実行していれば、無線リソース制御の接続の試行は不要であり、S17の判断は肯定である。
あるいは、スレイブ端末が既にSIM権利を譲り受けているか否かにより、S17の判断を行ってもよい。この場合、スレイブ端末が既にSIM権利を譲り受けていれば、S17の判断は肯定であり、そうでなければ、S17の判断は否定である。
S17の判断が肯定であれば、S18で、スレイブ端末は、スレイブ端末自体の無線LANの親機機能を起動する。この後、S19で、スレイブ端末は、他のスレイブ端末と公衆網4のテザリング通信を中継する。このようにして、公衆網4に既に直接接続しているスレイブ端末は、テザリング指令を受信すると、無線LANの親機として機能し、他のスレイブ端末と公衆網4のテザリング通信を中継する。
他方、S17の判断が否定であれば、S20で、スレイブ端末は、スレイブ端末自体の無線LANの子機機能を起動する。次に、S21で、スレイブ端末は、スレイブ端末自体が公衆網4に接続可能か否かを判断する。この判断は、例えば、公衆網4に接続されたノードを宛先として、スレイブ端末がPingを送信し、ノードから返信を受信することが可能か否か試行することにより行うことができる。S17の判断と異なり、S20では、スレイブ端末がテザリングによって公衆網4と接続可能か否かを判断する。したがって、Pingの送信には、当該スレイブ端末の無線LAN通信部17が使用される。
S20の判断が肯定であれば、S22で、スレイブ端末は、無線LANの子機として、無線LAN通信部17を介して、他のスレイブ端末(親機)に接続し、親機を介して、公衆網4と接続する。このようにして、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、テザリング指令を受信すると、無線LANの子機として機能し、子機は親機を介してテザリング通信を行うことができる。したがって、スレイブ端末は、スレイブ端末自体が直接公衆網4に接続できなくても、無線LANを介したテザリングにより間接的に公衆網4に接続可能となる。
S22の判断が否定であれば、S23で、スレイブ端末は、エラー処理を行い、この後、動作は終了する。このエラー処理は、例えば、エラーメッセージを当該スレイブ端末の表示部11に表示することである。エラーメッセージは、例えば、当該スレイブ端末が通信を確立することができないことを意味する。
他方、S16の判断が否定であれば、S24で、スレイブ端末は、マスタ端末1からの応答はSIM権利譲渡許可か否かを判断する。S24の判断が肯定であれば、S25で、スレイブ端末は、SIM権利情報設定を行う。SIM権利情報設定は、マスタ端末1から受信したSIM権利譲渡許可に示されたSIM権利に関する情報をスレイブ端末の記憶部13またはROM21に記録する処理であり、これによりSIM権利が当該スレイブ端末で有効に利用可能になる。すなわち、SIM権利情報設定により、スレイブ端末は、公衆網通信部20を用いて、直接公衆網4に接続して、公衆無線通信を行うことが可能になる。次に、S26で、スレイブ端末は、公衆網通信部20を用いて、直接公衆網4に接続して、公衆無線通信を行う。このようにして、スレイブ端末は、直接公衆網4に接続することにより、高い通信速度で無線通信を行うことができる。
S24の判断が否定であれば(マスタ端末1からの応答がテザリング指令でもSIM権利譲渡許可でもない場合には)、S27で、スレイブ端末は、他の処理を行い、この後、動作は終了する。S27に動作が進むのは、例えば、マスタ端末1とスレイブ端末の状態の不一致により起こる不具合、またはBluetooth通信における信号の誤りがある場合である。他の処理としては、例えば、エラー処理(S15およびS23)と同じく、エラーメッセージを当該スレイブ端末の表示部11に表示することであってよい。エラーメッセージが表示された場合には、ユーザは、再びスレイブ端末の操作部12を操作して、SIM権利譲渡要求をスレイブ端末に送信させることができる。
スレイブ端末に譲渡されたSIM権利は、スレイブ端末が公衆網4に接続する理由であるデータ通信アプリケーションの終了または通話の終了の後に、自動的に返却される。返却の動作は図示しないが、スレイブ端末は、スレイブ端末の記憶部13またはROM21に記録されたSIM権利に関する情報を消去する。また、スレイブ端末は、マスタ端末1に、Bluetooth通信部19を用いて、データ通信アプリケーションの終了、通話の終了、またはSIM権利の返却を通知する。この通知を受信すると、マスタ端末1は、マスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録された情報を更新する。
<第2実施形態>
本実施形態では、SIM権利の余りがある(譲渡可能なSIM権利がマスタ端末に残存する)ことに加え、SIM権利譲渡要求の送信元のスレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別である場合に、マスタ端末1はSIM権利を当該スレイブ端末に譲渡する。これによって、当該スレイブ端末が公衆網4と直接接続することが可能になる。
本実施形態に係る通信システムの構成および各端末の構成は、図3を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。
また、本実施形態に係るスレイブ端末の動作は、図5および図6を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。但し、図5のS12において、スレイブ端末は、SIM権利譲渡要求を送信する時に、スレイブ端末が行おうとする通信の種別をマスタ端末1に通知する。当該通知のための情報は、SIM権利譲渡要求に示されてよい。
<マスタ端末の動作>
図7は、本実施形態に係るSIM権利の譲渡に関するマスタ端末1の制御部15の動作を示すフローチャートである。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
S2で、マスタ端末1は、スレイブ端末2または3から近距離無線通信を介して、SIM権利譲渡要求を受信したか否かを確認する。SIM権利譲渡要求を受信した場合には、マスタ端末1は、スレイブ端末が行おうとする通信の種別をマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。そして、S3で、マスタ端末1は、SIM権利の余りがあるか否かを判断する。
S3の判断が肯定であれば、S30で、マスタ端末1は、SIM権利譲渡要求の目的(送信元のスレイブ端末が行おうとする通信の種別)は、通話またはファイルの送信であるか否か判断する。S30の判断が肯定であれば、S4で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に対して、SIM権利譲渡許可を送信する。したがって、SIM権利譲渡要求の送信元であるスレイブ端末は、直接公衆網4に接続することにより、高い通信速度で無線通信を行うことができる。このように、SIM権利の余りがあることに加え、SIM権利譲渡要求の送信元のスレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別である場合に、マスタ端末1はSIM権利を当該スレイブ端末に譲渡する。
他方、S3またはS30の判断が否定であれば、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。また、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、公衆網4に既に直接接続している他のスレイブ端末にもテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、公衆網4に接続済みの他のスレイブ端末を介して、公衆網4に接続して、テザリング通信を行うことが可能になる。
本実施形態によれば、例えば、SIM権利譲渡要求の送信元がビデオカメラ2であって、撮像した動画像のストリーミング送信をしようとする場合には、SIM権利の余りがあっても、S30の判断が否定になる。この場合、制御部15は、スレイブ端末にSIM権利譲渡許可を送信せず、テザリング指令を送信する(S5)。したがって、ストリーミング送信によって、この通信システムと公衆網4との通信帯域が長期間にわたって占有されるおそれを削減することができる。
他方、SIM権利譲渡の送信元のスレイブ端末がビデオカメラ2であっても、ファイルの送信をしようとする場合には、SIM権利の余りがある限り、制御部15は、スレイブ端末にSIM権利譲渡許可を送信する(S4)。これは、ファイルの送信であれば、この通信システムと公衆網との通信帯域が長期間にわたって占有されるおそれがないためである。
また、SIM権利譲渡の送信元のスレイブ端末がスマートフォン3であり、通話またはファイルの送信をしようとする場合には、SIM権利の余りがある限り、制御部15は、スレイブ端末にSIM権利譲渡許可を送信する。
このように、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末が行おうとする通信の種別に応じて、適切にスレイブ端末を公衆網に接続することができる。
<第3実施形態>
本実施形態では、SIM権利の余りがなくても、SIM権利譲渡要求の送信元が行おうとする通信の種別が所定の種別であり、既に公衆網4と直接接続している他のスレイブ端末がある場合には、マスタ端末1はSIM権利を要求の送信元に譲渡する。これにより、SIM権利譲渡要求の送信元のスレイブ端末が公衆網4と直接接続することが可能になる。そして、マスタ端末は、既に公衆網4と直接接続している他のスレイブ端末にテザリングを指令し、新たにSIM権利を獲得したスレイブ端末が、以前に公衆網4と直接接続していたスレイブ端末と公衆網4の間の通信を中継する。
本実施形態に係る通信システムの構成および各端末の構成は、図3を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。但し、マスタ端末1の制御部15は、SIM権利を譲渡したスレイブ端末が行う通信の種別をマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。
また、本実施形態に係るスレイブ端末の動作は、図5および図6を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。但し、図5のS12において、スレイブ端末は、SIM権利譲渡要求を送信する時に、スレイブ端末が行おうとする通信の種別をマスタ端末1に通知する。当該通知のための情報は、SIM権利譲渡要求に示されてよい。マスタ端末1の制御部15は、通知された通信の種別をマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。
<マスタ端末の動作>
図8は、本実施形態に係るSIM権利の譲渡に関するマスタ端末1の制御部15の動作を示すフローチャートである。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
S2で、マスタ端末1は、スレイブ端末2または3から近距離無線通信を介して、SIM権利譲渡要求を受信したか否かを確認する。SIM権利譲渡要求を受信した場合には、マスタ端末1は、スレイブ端末が行おうとする通信の種別をマスタ端末1の記憶部13またはROM21に記録する。そして、S3で、マスタ端末1は、SIM権利の余りがあるか否かを判断する。
S3の判断が否定であれば、S31で、マスタ端末1は、SIM権利譲渡要求の目的(送信元のスレイブ端末が行おうとする通信の種別)は、通話またはファイルの送信であるか否か判断する。S31の判断が否定であれば、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。また、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、公衆網4に既に直接接続している他のスレイブ端末にもテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、公衆網4に接続済みの他のスレイブ端末を介して、公衆網4に接続して、テザリング通信を行うことが可能になる。
S31の判断が否定であれば、S32で、マスタ端末1は、通話またはファイルの送信以外のために、公衆網4に接続済みのスレイブ端末があるか否か判断する。S32の判断が否定であれば、動作はS5に進む。他方、S32の判断が肯定であれば、S33で、マスタ端末1は、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に対して、SIM権利譲渡許可を送信する。したがって、SIM権利譲渡要求の送信元であるスレイブ端末は、直接公衆網4に接続することにより、高い通信速度で無線通信を行うことができる。このように、SIM権利の余りがなくても、SIM権利譲渡要求の送信元が行おうとする通信の種別が所定の種別であり、所定の種別以外の目的で既に公衆網4と直接接続している他のスレイブ端末がある場合、マスタ端末1はSIM権利を要求の送信元に譲渡する。譲渡されるSIM権利は、既にSIM権利を譲り受けて公衆網4と直接接続している他のスレイブ端末に譲渡されていたものである。つまり、マスタ端末1は、公衆網4と直接接続している他のスレイブ端末に譲渡済みのSIM権利を強制的に無効とし、新たにSIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に当該SIM権利を再譲渡する。
S33の後、S34で、マスタ端末1は、通話またはファイルの送信以外のために、公衆網4に接続済みのスレイブ端末に、Bluetooth通信部19を用いて、テザリング指令を送信する。このように、マスタ端末は、既にSIM権利を譲り受けて公衆網4と直接接続しているスレイブ端末にテザリングを指令する。この場合、S33のSIM権利譲渡許可によって新たにSIM権利を獲得したスレイブ端末が、既に公衆網4と直接接続しているスレイブ端末と公衆網4の間の通信を中継する。テザリング指令は、このためにスレイブ端末が無線LANで通信するために必要な情報を示す。
SIM権利譲渡要求後のスレイブ端末の制御部15の動作は、図6に示すものと同じでよいが、当該動作において、スレイブ端末の制御部15は、当該スレイブ端末が行おうとする通信の種別を確認してもよい。すなわち、通信の種別が通話またはファイルの送信ではない場合には、SIM権利譲渡許可を受信しても、スレイブ端末は、SIM権利情報設定(S25)を行わないようにしてもよい。また、通信の種別が通話またはファイルの送信ではない場合には、スレイブ端末は、スレイブ端末自体が直接、公衆網4に接続可能でも(S17の判断が肯定でも)、無線LANの子機機能を起動してよい。つまり、この場合、スレイブ端末は、他のスレイブ端末を親機として使用するテザリング通信を実行してよい。
本実施形態によれば、例えば、SIM権利譲渡要求の送信元がビデオカメラ2であって、撮像した動画像のストリーミング送信をしようとする場合には、SIM権利の余りがある限り、S3の判断が肯定になる。この場合、制御部15は、スレイブ端末にSIM権利譲渡許可を送信する(S4)。
この状態で、次に、他のスレイブ端末がSIM権利譲渡要求を送信した場合には、他のスレイブ端末が通話またはファイルの送信をしようとする限り、SIM権利の余りがなくても、S31およびS32の判断が肯定になる。この場合、制御部15は、マスタ端末1は、公衆網4と直接接続してストリーミング送信しているビデオカメラ2に譲渡済みのSIM権利を強制的に無効にし、新たにSIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に当該SIM権利を再譲渡する(S33)。そして、制御部15は、ビデオカメラ2にテザリング指令を送信し(S34)、ビデオカメラ2は、親機(新たにSIM権利を譲り受けたスレイブ端末)を介して、公衆網4に接続してテザリング通信を行うことができる。ビデオカメラ2は、直接公衆通信はできなくなるが、SIM権利譲渡許可によって新たにSIM権利を獲得したスレイブ端末(例えば、スマートフォン)を介したテザリングによって、無線LAN経由で通信(ストリーミング送信)を継続することができる。
本実施形態では、マスタ端末1が新たにSIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にSIM権利譲渡許可を送信することにより、スレイブ端末に譲渡済みのSIM権利を他のスレイブ端末に再譲渡し、譲渡済みのSIM権利を強制的に無効にする(S33)。この代わりに、マスタ端末1は、先にSIM権利を譲り受けたスレイブ端末に、SIM権利再譲渡指令を送信し、再譲渡指令に応じて、当該スレイブ端末が新たにSIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末へSIM権利を再譲渡するようにしてもよい。
<第4実施形態>
本実施形態では、SIM権利を譲渡可能な条件が満たされる場合、かつスレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別である場合に、マスタ端末1はSIM権利をスレイブ端末に譲渡して、スレイブ端末が公衆網4と直接接続することを可能にする。SIM権利を譲渡可能な条件が満たされても、スレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別でない場合に、マスタ端末1はスレイブ端末にテザリングを指令し、テザリングによってスレイブ端末が公衆網4と間接的に接続することを可能にする。この場合のテザリングでは、スレイブ端末と公衆網4の間の通信を、マスタ端末1自体が中継する。他方、条件が満たされない場合、マスタ端末1は、スレイブ端末にテザリングを指令し、テザリングによってスレイブ端末が公衆網4と間接的に接続することを可能にする。この場合のテザリングでは、スレイブ端末と公衆網の間の通信を、既にSIM権利を譲り受けた他のスレイブ端末が中継する。
本実施形態に係る通信システムの構成および各端末の構成は、図3を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。
また、本実施形態に係るスレイブ端末の動作は、図5および図6を参照して説明した第1実施形態のものと同じである。但し、図5のS12において、スレイブ端末は、SIM権利譲渡要求を送信する時に、スレイブ端末が行おうとする通信の種別をマスタ端末1に通知する。当該通知のための情報は、SIM権利譲渡要求に示されてよい。
<マスタ端末の動作>
図9は、本実施形態に係るSIM権利の譲渡に関するマスタ端末1の制御部15の動作を示すフローチャートである。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
S3の判断が否定であれば、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。また、S5で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、公衆網4に既に直接接続している他のスレイブ端末にもテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、公衆網4に接続済みの他のスレイブ端末を介して、公衆網4に接続して、テザリング通信を行うことが可能になる。
他方、S3の判断が肯定であれば、S41で、マスタ端末1は、SIM権利譲渡要求の目的(送信元のスレイブ端末が行おうとする通信の種別)は、通話またはファイルの送信であるか否か判断する。S41の判断が肯定であれば、S4で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末に対して、SIM権利譲渡許可を送信する。したがって、SIM権利譲渡要求の送信元であるスレイブ端末は、直接公衆網4に接続することにより、高い通信速度で無線通信を行うことができる。このように、SIM権利の余りがあることに加え、SIM権利譲渡要求の送信元のスレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別である場合に、マスタ端末1はSIM権利を当該スレイブ端末に譲渡する。
S4の後、S42で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、無線LANの親機として機能し、SIM権利を譲り受けない他のスレイブ端末と公衆網4とのテザリング通信を中継することが可能となる。すなわち、S42で送信されるテザリング指令は、宛先であるスレイブ端末を無線LANの親機として機能させるためのテザリング指令である。
他方、S41の判断が否定であれば、S43で、マスタ端末1は、マスタ端末1自体の無線LANの親機機能を起動する。S43の後、S44で、マスタ端末1は、Bluetooth通信部19を用いて、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末にテザリング指令を送信する。これにより、SIM権利譲渡要求を送信したスレイブ端末は、無線LANの子機として機能し、親機として動作するマスタ端末1を経由して、間接的に公衆網4と接続して、テザリング通信を行うことが可能になる。すなわち、S44で送信されるテザリング指令は、宛先であるスレイブ端末を無線LANの子機として機能させ、マスタ端末1を介するテザリングを行わせるためのテザリング指令である。マスタ端末1は、無線LANの親機として、マスタ端末1の無線LAN通信部17を介して、子機であるスレイブ端末と接続する。スレイブ端末は、無線LANの子機として、スレイブ端末の無線LAN通信部17を介して、親機であるマスタ端末1と接続する。
本実施形態によれば、SIM権利を譲渡可能な条件が満たされても、スレイブ端末が行おうとする通信種別が所定の種別でない場合に、マスタ端末1は、テザリングによってスレイブ端末が公衆網4と間接的に接続することを可能にする。例えば、SIM権利譲渡要求の送信元がビデオカメラ2であって、撮像した動画像のストリーミング送信をしようとする場合には、SIM権利の余りがあっても、S41の判断が否定になる。この場合のテザリングでは、スレイブ端末と公衆網4の間の通信を、マスタ端末1自体が中継する。
テザリングを続けると、テザリングを中継する端末でも、電力消費が大きい。したがって、スレイブ端末がテザリングの中継に使用される場合には、スレイブ端末の小型のバッテリに蓄えられた電荷が著しく減少し、スレイブ端末の他の機能が使えなくなるおそれがある。ストリーミング送信のような長期間にわたる送信では、この不具合の可能性が高い。他方、マスタ端末1は、より大型のバッテリを搭載することができる。本実施形態のようにテザリングの中継をマスタ端末1が行うことにより、スレイブ端末のバッテリ消費を削減することが可能である。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の説明は本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲において、構成要素の削除、追加、置換を含む様々な変形例が考えられる。
例えば、上述の実施形態では、テザリングは、端末間の無線LAN通信部17を用いた無線LAN通信を利用する。但し、テザリングが、近距離無線通信、例えば、Bluetooth通信部19を用いたBluetooth通信を利用してもよい。
上述の実施形態では、マスタ端末1とスレイブ端末の間のSIM権利譲渡要求、SIM権利譲渡許可、テザリング指令の通信には、Bluetooth通信部19を用いたBluetooth通信が利用されている。但し、これらの通信に、他の種類の近距離無線通信、例えば、NFC通信部18を用いたNFC通信を利用してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム(プログラムコード)自体が実施形態の機能を実現することになる。また、当該プログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記した実施形態の機能が実現されてもよい。
図3に示す機能ブロックの少なくとも一部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASICにより実現するようにしてもよい。FPGAは、Field―Programmable Gate Arrayの略である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。
1 マスタ端末
2,3 スレイブ端末
4 公衆網
15 制御部
18 NFC通信部
19 Bluetooth通信部

Claims (18)

  1. 無線通信装置であって、
    複数の他の無線通信装置と近距離無線通信を行う第1の通信手段と、
    公衆網と接続して前記公衆網を介した無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記公衆網と接続して無線通信を行う権利である加入者権に関する情報を管理する管理手段と、
    第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続するために送信された接続要求を前記第1の他の無線通信装置から前記第1の通信手段が受信すると、所定の条件が満たされているか否か判断する判断手段と、
    前記所定の条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に前記加入者権を譲渡して、前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と直接接続することを可能にするよう制御し、前記所定の条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合に、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に第1のテザリング指令を送信して、既に前記公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置を介して前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続することを可能にするよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合に、前記第1の通信手段を介して前記第2の他の無線通信装置に、前記第1の他の無線通信装置と前記公衆網との通信を中継するように指令する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記所定の条件は、譲渡可能な前記加入者権が当該無線通信装置に残存していることである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記所定の条件は、譲渡可能な前記加入者権が当該無線通信装置に残存していること、かつ前記第1の他の無線通信装置が行おうとする通信の種別が所定の種別であることである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  5. 譲渡可能な前記加入者権が当該無線通信装置に残存せず、前記第1の他の無線通信装置が行おうとする通信の種別が所定の種別であり、前記所定の種別以外の目的で既に前記公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置がある場合には、前記制御手段は、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に前記加入者権を譲渡して、前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と直接接続することを可能にし、前記第1の通信手段を介して前記第2の他の無線通信装置に前記第1のテザリング指令を送信して、前記第1の他の無線通信装置を介して前記第2の他の無線通信装置が前記公衆網と接続することを可能にする
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記所定の種別は、通話またはファイルの送信である、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
  7. 前記第1の他の無線通信装置が行おうとする通信の種別を判別する判別手段をさらに備え、
    前記所定の条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合、かつ前記通信の種別が所定の種別であると前記判別手段が判別した場合に、前記制御手段は、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に前記加入者権を譲渡して、
    前記所定の条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合、かつ前記判別手段が前記通信の種別が所定の種別でないと判別した場合に、前記制御手段は、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に第2のテザリング指令を送信して、前記第1の他の無線通信装置が当該無線通信装置を介して前記公衆網と接続することを可能にする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  8. 他の無線通信装置と無線LANによる通信を行う第3の通信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の通信手段を介して前記第1の他の無線通信装置に第2のテザリング指令を送信する場合に、前記第3の通信手段を介して、前記第1の他の無線通信装置と接続する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記所定の条件は、譲渡可能な前記加入者権が当該無線通信装置に残存していることである、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の無線通信装置。
  10. 前記所定の種別は、通話またはファイルの送信である、
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 無線通信装置であって、
    第1の他の無線通信装置と近距離無線通信を行う第1の通信手段と、
    公衆網と接続して前記公衆網と無線通信を行う第2の通信手段と、
    第2の他の無線通信装置と無線LANによる通信を行う第3の通信手段と、
    前記公衆網と接続するために、前記第1の通信手段を介して、前記第1の他の無線通信装置に接続要求を送信する送信手段と、
    前記接続要求の送信後に、前記公衆網と接続して無線通信を行う権利である加入者権の譲渡許可を前記第1の他の無線通信装置から前記第1の通信手段を介して受信した場合に、前記第2の通信手段を用いて前記公衆網と直接接続して無線通信を実行し、前記接続要求の送信後に、テザリング指令を前記第1の他の無線通信装置から前記第1の通信手段を介して受信した場合に、前記第3の通信手段を用いて、既に前記公衆網と直接接続している前記第2の他の無線通信装置を介して、前記公衆網と接続して無線通信を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  12. 前記制御手段は、前記公衆網と直接接続した後に、前記第1の他の無線通信装置から前記第1の通信手段を介して指令を受信した場合に、前記第3の通信手段を用いて、第3の他の無線通信装置と前記公衆網との通信を中継する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記テザリング指令を受信した後に、前記公衆網と接続できない場合に、エラーメッセージを表示する表示手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の無線通信装置。
  14. 請求項1から10のいずれか1項に記載の無線通信装置と、請求項11から13のいずれか1項に記載の無線通信装置とを有する、
    ことを特徴とする通信システム。
  15. 公衆網と接続して無線通信を行う権利である加入者権に関する情報を管理する無線通信装置で行われる無線通信方法であって、
    第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続するために送信された接続要求を前記第1の他の無線通信装置から近距離無線通信により受信することと、
    前記接続要求を受信した際に、所定の条件が満たされているか否か判断することと、
    前記所定の条件が満たされていると判断された場合に、前記近距離無線通信を介して前記第1の他の無線通信装置に前記加入者権を譲渡して、前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と直接接続することを可能にすることと、
    前記所定の条件が満たされていないと判断された場合に、前記近距離無線通信を介して前記第1の他の無線通信装置に第1のテザリング指令を送信して、既に前記公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置を介して前記第1の他の無線通信装置が前記公衆網と接続することを可能にすることと、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  16. 無線通信装置で行われる無線通信方法であって、
    公衆網と接続するために、近距離無線通信を介して、第1の他の無線通信装置に接続要求を送信することと、
    前記接続要求の送信後に、公衆網と接続して無線通信を行う権利である加入者権の譲渡許可を前記第1の他の無線通信装置から前記近距離無線通信を介して受信した場合に、前記公衆網と直接接続して無線通信を実行することと、
    前記接続要求の送信後に、テザリング指令を前記第1の他の無線通信装置から前記近距離無線通信を介して受信した場合に、無線LANを用いて、既に前記公衆網と直接接続している第2の他の無線通信装置を介して、前記公衆網と接続して無線通信を実行することと、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  17. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された無線通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、請求項11から14のいずれか1項に記載された無線通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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