JP2020001345A - Ink jet image formation apparatus - Google Patents
Ink jet image formation apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020001345A JP2020001345A JP2018125115A JP2018125115A JP2020001345A JP 2020001345 A JP2020001345 A JP 2020001345A JP 2018125115 A JP2018125115 A JP 2018125115A JP 2018125115 A JP2018125115 A JP 2018125115A JP 2020001345 A JP2020001345 A JP 2020001345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- nozzle
- ejection
- forming apparatus
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特にはバブルジェット方式によってインクを吐出して画像を形成する画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus, and more particularly to an image forming apparatus that forms an image by discharging ink by a bubble jet method.
バブルジェット方式を用いた記録ヘッドでは、記録ヘッドノズル内のヒーター部にてインクを加熱し、インク中に部分的な膜沸騰を生じさせ、この膜沸騰による気泡の急激な生成圧力によってインクを吐出する。このようなインクの急激な加熱は、ヒーター部近傍でインクの熱分解を起こし、コゲと呼ばれる熱分解生成物を発生させることがある。コゲが発生し、ヒーター部近傍に付着すると、インク滴の吐出速度や吐出量を低下させ、画像品位を劣化させる恐れがある。 In a print head using the bubble jet method, ink is heated by a heater in a print head nozzle to cause partial film boiling in the ink, and the ink is ejected by a sudden generation pressure of bubbles due to the film boiling. I do. Such rapid heating of the ink may cause thermal decomposition of the ink in the vicinity of the heater, and may generate a thermal decomposition product called kogation. If kogation occurs and adheres to the vicinity of the heater, the ejection speed and ejection amount of ink droplets may be reduced, and image quality may be degraded.
この付着したコゲを除去する方法として、パルスの印加によってインク中に形成された気泡が消泡する際に局所的な高圧力を生じる現象、いわゆる、キャビテーション現象を利用するものがある。ここで、特許文献1には、インクジェット記録ヘッドにおいて、ヒーター部に印加するパルスのエネルギー強度を二段階に変化させ、異なる大きさの気泡の形成及び消泡を所定回数行うことにより、コゲ除去の効率を高めるものが記載されている。 As a method of removing the adhered kogation, there is a method that utilizes a phenomenon that a local high pressure is generated when bubbles formed in the ink by application of a pulse disappear, that is, a so-called cavitation phenomenon. Here, in Patent Document 1, in the ink jet recording head, the energy intensity of the pulse applied to the heater section is changed in two stages, and bubbles of different sizes are formed and defoamed a predetermined number of times to remove kogation. Those that increase efficiency are described.
しかしながら、キャビテーション現象を利用してコゲを除去する方法では、インク内に気泡の形成を複数回繰り返すものである。このため、気泡を形成する度に、インク滴が吐出され、結果として、コゲの除去に大量のインク消費を伴うという問題があった。 However, in the method of removing kogation using the cavitation phenomenon, the formation of bubbles in the ink is repeated a plurality of times. For this reason, every time a bubble is formed, an ink droplet is ejected, and as a result, there is a problem that a large amount of ink is consumed for removing kogation.
そこで、本発明は、記録ヘッドノズル内のヒーター部に付着したコゲを除去する処理において、消費するインクを低減させることが可能なインクジェット画像形成装置を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an ink jet image forming apparatus capable of reducing the amount of ink consumed in a process for removing kogation adhered to a heater section in a print head nozzle.
上記課題を解決するために、本発明のインクジェット画像形成装置は、インクを吐出するノズルと、前記ノズル内のインクに熱エネルギーを供給するために前記ノズル内に設けられるヒーター部と、を備えた記録ヘッドと、前記ノズルからのインク吐出を防止するインク吐出防止手段と、前記記録ヘッドのヒーター部を駆動して前記ノズル内に気泡を発生させてインクを吐出するための吐出制御手段であって、前記インク吐出防止手段よりインクの吐出を防止した状態において、前記ヒーター部を駆動し前記ノズル内のクリーニングを実施する吐出制御手段と、を有するものである。 In order to solve the above problems, an inkjet image forming apparatus according to the present invention includes a nozzle for discharging ink, and a heater unit provided in the nozzle for supplying thermal energy to the ink in the nozzle. A print head, an ink discharge preventing unit for preventing ink discharge from the nozzles, and a discharge control unit for driving a heater unit of the print head to generate bubbles in the nozzles and discharge ink. And a discharge control unit for driving the heater unit to perform cleaning of the inside of the nozzle in a state where the ink discharge is prevented by the ink discharge prevention unit.
本発明によれば、記録ヘッドノズル内のヒーター部に付着したコゲを除去する処理において、消費するインクを低減させることが可能なインクジェット画像形成装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an ink jet image forming apparatus capable of reducing the amount of ink consumed in a process for removing kogation adhered to a heater section in a recording head nozzle.
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の第1の実施形態に適応されるシステム構成を示す概略図である。システムは、インクジェット画像形成装置100(以下、単に画像形成装置とも称する)と、この画像形成装置100とプリンタケーブル105を介して接続されているホストコンピューター104とから構成されている。画像形成装置100は、操作部102が設けられた画像形成装置本体101と、記録媒体が内蔵されているロール紙ホルダ103と、を備えている。画像形成装置100は、記録媒体であるロール紙を搬送しつつ、そのロール紙に貼付されたラベル(以下、ラベルとも称する)に、ホストコンピューター104から受信した画像データを記録する。
FIG. 1 is a schematic diagram showing a system configuration applied to the first embodiment of the present invention. The system includes an inkjet image forming apparatus 100 (hereinafter, also simply referred to as an image forming apparatus) and a
図2は、図1に示されるインクジェット画像形成装置の概略断面図である。ロール紙ホルダ103は、内蔵しているロール紙200を一対のロール紙搬送ローラ206上に載置し、その回転駆動により、画像形成装置本体101へとロール紙200を供給する。画像形成装置本体101は、ロール紙ホルダ103より供給されるロール紙200を、搬送ローラ203間に張設された無端の搬送ベルト204上に載置し、ロール紙200をさらに搬送するよう構成されている。さらに、画像形成装置本体101は、ロール紙200の搬送方向上流から順に、ロール紙200に貼付されたラベルの有無を検出可能な用紙検知センサ207と、搬送ベルト204の記録媒体搬送面と対向する位置に記録ヘッドユニット202とを備える。この記録ヘッドユニット202には、内部に6000個のノズルで構成された記録ヘッド201が保持されている。この記録ヘッドユニット202はインク色ごとに設けられている。なお、図2では1色のインクに対応するユニットが示され、他の色のインクのユニットの図示は省略されている。記録ヘッド201は、フレキシブルチューブ等(不図示)を介して、搬送ベルト204の下方に配置された、対応する色のインクカートリッジ205と接続されている。この記録ヘッド201とインクカートリッジ205との高低差に対応するインクの水頭差により、記録ヘッド201内のインクに負圧が付与され、記録ヘッド201におけるノズル400の吐出口にインクのメニスカスが形成される(図4(a)参照)。
FIG. 2 is a schematic sectional view of the inkjet image forming apparatus shown in FIG. The
各記録ヘッド201に対応して記録ヘッドキャップ部材などの回復ユニット(不図示)が設けられている。この回復ユニットを用いた回復処理によって、各記録ヘッドにおけるノズルからのインク吐出性能を良好に維持することができる。本実施形態では、回復処理として、加圧回復処理及び吸引回復処理を行う。そのための構成として、クリーニング用ポンプ(不図示)としてチューブポンプが設けられる。このチューブポンプを用いることによって、加圧回復処理では、記録ヘッド201内のインクを加圧し、また、吸引回復処理では、記録ヘッドキャップ部材内のインクを負圧にし、各ノズル400からインクの強制的な排出を行う。これにより、ノズル内の増粘したインクを排出し、良好な吐出状態を維持することができる。本実施形態では、チューブポンプは、図5などで後述する、コゲ除去処理に用いられる。
A recovery unit (not shown) such as a recording head cap member is provided for each
図3は、図2に示されるインクジェット画像形成装置の制御系の構成を説明するためのブロック図である。 FIG. 3 is a block diagram for explaining a configuration of a control system of the inkjet image forming apparatus shown in FIG.
メインコントローラ301は、画像形成装置100全体を制御するものであり、データを格納する格納手段としての機能、及びデータ制御手段及び、設定データに基づいて本体の動作を変更する設定手段としての機能などを有する。メインコントローラ301は、ホストコンピューター104に接続され、互いに信号の授受を行ない得るようになっている。ROM302は、図6、図10などで後述される制御プログラムなどが格納され、また、RAM303は、それらのプログラムに従い作業用メモリとして用いられる。イメージバッファメモリ(記録データ格納手段)304は、ホストコンピューター104から送信されてきた画像データが格納される。記録ヘッド201は、ドライバコントローラ306がイメージバッファメモリ304に格納された各色のビットマップ形式の画像データに従いヘッド駆動回路305を制御し、内蔵される発熱体(不図示)を駆動することで画像の記録が行われる。メインコントローラ301は、搬送部等を駆動するためのモーター308を、駆動回路307を介して制御する。また、センサ回路309は、用紙検知センサ207等の検出を行う。
The
図4は、比較例に係るコゲ除去を説明するための断面図である。図4(a)は、記録動作等によってヒーター部402にコゲが所定以上付着した状態、図4(b)は、コゲを除去するために気泡を形成した状態、図4(c)は、ヒーター部402に付着したコゲの一部が剥離した状態、をそれぞれ表す。
FIG. 4 is a cross-sectional view for explaining kogation removal according to a comparative example. FIG. 4A shows a state in which kogation has adhered to the
図4(a)に示すように、インク401を吐出するために、ノズル400のノズル開口部407近傍に発熱体であるヒーター部402が設けられている。このヒーター部402には、インクの熱分解により発生したコゲ403が所定以上付着しており、安定したインク吐出ができない状態になっている。この際、ノズル400の中はインク401で満たされており、ノズル開口部407には中央部の液面が凹んだメニスカスが形成されている。ここで、比較例に係る、キャビテーション現象を利用してコゲを除去(クリーニング)する方法では、図4(b)に示すように、ヒーター部402を加熱し、インク401中に気泡404の形成を行う。これにより、図4(c)に示すように、インク401中の気泡404が消泡する際に生じる局所的な高圧力により、ヒーター部402に付着していたコゲ403の一部406を剥離させることができる。
As shown in FIG. 4A, a
しかし、インク401中に気泡404の形成を行う際に、ノズル開口部407よりインク滴405が吐出させられる(図4(b)参照)。ここで、安定したインク吐出ができる状態となるまでにコゲ403を剥離/除去するまでに、気泡の形成及び消泡を1ノズルあたり、例えば30万回繰り返す必要があり、大量のインク401を消費することとなる。インク滴405の体積が平均10plの場合、気泡の形成及び消泡を30万回繰り返すと、1ノズルあたりインク401を0.003ml(10pl×30万)消費する。つまり、本実施形態の1つのインク色の記録ヘッド201には、6000個のノズル400が設けられているので、記録ヘッド201あたりインク401を18ml(0.003ml×6000個)消費することとなる。
However, when the
図5は、本発明の第1の実施形態に係るコゲ除去を説明するための断面図である。図5(a)は、インク吐出防止手段を施した状態、図5(b)は、コゲを除去するために気泡を形成した状態、図5(c)は、ヒーター部402に付着したコゲの一部が剥離した状態、をそれぞれ表す。 FIG. 5 is a cross-sectional view for explaining kogation removal according to the first embodiment of the present invention. 5A shows a state in which the ink discharge preventing means is applied, FIG. 5B shows a state in which bubbles are formed for removing the kogation, and FIG. Partially peeled state is shown.
図5(a)に示すように、ヒーター部402には、インクの熱分解により発生したコゲ403が付着しており、安定したインク吐出ができない状態になっている。ヒーター部402で気泡404を形成し、コゲの除去を行う前に、インク吐出防止手段として、ノズル開口部407を覆うようにノズル端部408に吐出防止インク500を形成する。この形成に伴い、ノズル開口部407に形成されていたメニスカス(図4(a)参照)は破壊される。このように、ヒーター部402の吐出方向前方に、ヒーター部402による気泡発生によって吐出がなされない程度の、大きな体積の吐出防止インク500を形成する。これにより、図5(b)に示すように、ヒーター部402で気泡の形成を行っても、吐出防止インク501が吐出方向及び吐出方向と垂直な方向へと一時的に膨らむだけでインク滴405(図4(b)参照)は吐出されない。そして、図5(c)に示すように、インク401中の気泡404が消泡する際に生じる局所的な高圧力により、ヒーター部402に付着していたコゲ403の一部を剥離させることができる。
As shown in FIG. 5A, a
本実施形態における吐出防止インク500は、回復用ユニットに用いられるクリーニング用ポンプ(チューブポンプ)を用いて加圧回復処理を行うことにより形成される。具体的には、記録ヘッド201内と、インクカートリッジ205との間の連通路に配置されるバルブ(不図示)を閉状態とする。この際、バッファ(不図示)と記録ヘッド201内との間の連通路に配置されるバルブ(不図示)は閉状態である。ここで、バッファと直接流体連通しているチューブポンプを一方向に回転させることにより、バッファ内の空気を加圧する。バッファ内が所定圧力Pcに達したことを圧力センサ(不図示)により検出した後、チューブポンプを停止させ、バッファと記録ヘッド201との間の連通路に配置されたバルブを閉状態から開状態とする。これにより、記録ヘッド201内が所定圧力Pc(一定圧)分加圧され、ノズル開口部407を覆うようにノズル端部408に吐出防止インク500が形成される。その後、ノズル端部408における吐出防止インク500の付着した状態が継続するように、バッファと記録ヘッド201との間に配置されたバルブを開状態から閉状態とし、記録ヘッド201内の圧力を所定圧力に維持する。
The
吐出防止インク500は、メニスカスの破壊を発生させるために、各ノズル開口部407に例えば、1mlのインク401を付着させるだけで十分である。この際、インク滴405が吐出されないので、気泡の形成及び消泡を何回繰り返してもインク401は消費されず、従来のインク吐出防止手段を施さない方法と比べ、インク401の消費を低減させることができる。
It is sufficient for the
図6は、第1の実施形態における制御フローチャートである。 FIG. 6 is a control flowchart according to the first embodiment.
クリーニングが開始されると、まず、RAM303に格納されたトータル発泡カウンタA及び排出前発泡カウンタBをゼロに設定する。S600では、インク吐出防止手段を形成する。具体的には、前述のように、チューブポンプを用いて加圧回復処理を行うことにより、ノズル400内のインク401を一定圧Pc分加圧し、ノズル開口部407からインク401を滲み出させ、吐出防止インク500を形成する。この形成に伴い、ノズル開口部407に形成されていたメニスカスは破壊される。ここで一定圧Pとは、ヒーター部402による気泡発生によって吐出がなされない程度の量が必要であり、ノズル開口部407からトータル1ml分の吐出防止インク500を滲み出させる圧で十分である。
When the cleaning is started, first, the total foam counter A and the foam counter B before discharge stored in the
S601では、ヒーター部402にてインク401を加熱し、気泡404を形成する。その後、インク中に形成された気泡404が消泡する際に局所的な高圧力を生じさせるキャビテーション現象を利用して、付着したコゲ403の一部を剥離させる。より大きな気泡404を形成した方が、コゲを剥離させる効果が高まるので、通常の画像形成時よりも大きな電気エネルギーをヒーター部402に印加するのが望ましい。
In step S601, the
S602では、トータル発泡カウンタAを1加算する。このトータル発泡カウンタAは、クリーニングを開始してから発泡を何回実施したかをカウントするものである。 In S602, the total foam counter A is incremented by one. This total foam counter A counts how many times foaming has been performed since the start of cleaning.
S603では、排出前発泡カウンタBを1加算する。この排出前発泡カウンタBは、ノズル400内のインク401を排出する前までに、発泡を何回実施したかをカウントするものである。
In step S603, the pre-discharge foaming counter B is incremented by one. The pre-discharge foaming counter B counts how many times foaming has been performed before the
ここで、S601では、図5(b)に示したように、インク401はインク滴405として吐出されないので、剥離したコゲ406はノズル400内に浮遊することになる。このような状態において、気泡の形成及び消泡を繰り返すと、浮遊するコゲ406が増え、付着するコゲ403を剥離させる効果を低下させてしまう場合がある。
Here, in S601, as shown in FIG. 5B, since the
この剥離効果の低下を防止するために、S604では、排出前発泡カウンタBが所定回数β、例えば、10万回に到達した場合(Yes)、浮遊するコゲ406が所定以上になり、剥離効果が所定以下になったと判定する。この際、S605に進み、インク401の加圧の解除を行う。具体的には、記録ヘッド201内と、インクカートリッジ205との間の連通路に配置されるバルブを閉状態から開状態とする。この際、チューブポンプと流体連通しているバッファと、記録ヘッドキャップ部材内との間の連通路に配置されるバルブ(不図示)は閉状態である。さらに、S606では、チューブポンプを用いて吸引回復処理を行うことにより、ノズル内のインク401を排出する。具体的には、まず、記録ヘッドキャップ部材によって記録ヘッドをキャッピングし、チューブポンプを他方向に回転させることにより、バッファ内の空気を減圧する。バッファ内が所定圧力Pr(<<Pc)に達したことを圧力センサにより検出した後、チューブポンプを停止させ、バッファと記録ヘッドキャップ部材内との間の連通路に配置されるバルブを閉状態から開状態とする。これにより、浮遊するコゲ406を含むインク401が、ノズル開口部407から記録ヘッドキャップ部材内を介してバッファ内へと吸引排出されるとともに、ノズル開口部407にメニスカスが形成される。この浮遊するコゲ406を排出させることで、剥離効果を所定以上に戻すことができる。さらに吸引回復が終了した後、S607に進み、排出前発泡カウンタBをゼロにクリアし、S608に進む。一方、排出前発泡カウンタBが所定回数βに達していない場合(No)、ノズル400温度Tの確認処理S609〜S612に進む。
In order to prevent the reduction of the peeling effect, in S604, when the pre-discharge foaming counter B reaches a predetermined number β, for example, 100,000 times (Yes), the floating
S608では、トータル発泡カウンタAが所定回数α、例えば、30万回に到達した場合(Yes)、ヒーター部402にはコゲ403が所定以上剥離し、安定したインク吐出ができる状態になったと判定し、クリーニングを終了する。一方、トータル発泡カウンタAが所定回数αに達していない場合(No)、S600に進み、インク401を吐出方向に一定圧分加圧することにより、S606においてノズル開口部407に形成されたメニスカスの破壊を再度生じさせる。
In step S608, when the total foaming counter A reaches a predetermined number of times α, for example, 300,000 times (Yes), it is determined that the
ここで、ノズル400温度Tの確認処理S609〜S612について説明する。S601における気泡の形成を繰り返すと、ノズル400温度Tが上昇し、ノズル400やヒーター部402の電気回路等が故障する可能性がある。そのため故障に繋がる可能性のある温度、例えば、100℃よりも10℃低い90℃を限界温度τlとし、この限界温度τlを超過しない対策が必要となる。
Here, the confirmation processing S609 to S612 of the
このノズル400温度Tの確認処理を行うために、S609では、ノズル400温度Tが限界温度τl(第1の所定温度)、例えば、90℃を超過した場合(Yes)、故障に繋がる可能性のあると判定する。この際、S610に進み、ノズル400温度Tが限界温度τlより10℃以上下回る温度τm(第2の所定温度)、例えば、80℃以下になるまで待機する。一方、ノズル400温度Tが限界温度τlを超過していない場合(No)、S611に進む。
In order to perform the checking process of the
S611では、ノズル400温度Tが限界付近温度τn(第3の所定温度)、例えば、60℃を超過した場合(Yes)、S612に進み、所定時間、例えば、10msec待機した後に、S601に進み、気泡404の形成を再度実施する。このように、気泡404の形成周期を長くすることでノズル400の温度上昇が抑止され、ノズル400温度Tが限界温度τlを超過することを防止する。一方、ノズル400温度Tが限界付近温度τnを超過していない場合(No)、S601に進み、気泡404の形成を再度実施する。
In S611, if the temperature T of the
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の基本的な構成は、第1の実施形態と同じであるから、以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に第2の実施形態を説明する。
(Second embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described. Since the basic configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment, the second embodiment will be described below focusing on parts different from the first embodiment.
第2の実施形態におけるインク吐出防止手段は、図7に示すように、記録ヘッドキャップ部材700内を吐出防止インク500で満たすことにより行う。通常、ノズル開口部407よりインクの水分が蒸発し、インクの粘性が高くなることを防止するために、記録ヘッド201がホームポジションで停止した後に、記録ヘッドキャップ部材700は、ノズル開口部407をキャッピングする。このキャッピング状態において、記録ヘッドキャップ部材700内を吐出防止インク500で満たす様態とすることにより、ヒーター部402で気泡の形成を行っても、吐出防止インク500の圧力は一時的に高まるものの、インク401の吐出は抑制される。つまり、インク消費を抑えることができる。
The ink ejection preventing means according to the second embodiment is performed by filling the inside of the recording
本実施形態において、記録ヘッドキャップ部材700内を吐出防止インク500で満たす手段は、ヒーター部402を加熱してインク滴405を吐出させても良いし、クリーニング用ポンプに加圧又は吸引回復処理を行わせてインク401を吐出させても良い。また、本実施形態における制御フローチャートは、図6のS600のインク吐出防止手段である「吐出方向にインクを加圧」を「キャッピング状態において、記録ヘッドキャップ部材内を吐出防止インクで満たす」と置き換えるものである。同様に、図6のS605の「インクの加圧を解除」を「記録ヘッドキャップ部材内の吐出防止インクを排出」と置き換えるものである。
In this embodiment, the means for filling the inside of the recording
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の基本的な構成は、第2の実施形態と同じであるから、以下では、第2の実施形態と異なる部分を中心に第3の実施形態を説明する。
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described. Since the basic configuration of the third embodiment is the same as that of the second embodiment, the third embodiment will be described below focusing on parts different from the second embodiment.
第3の実施形態におけるインク吐出防止手段は、図8に示すように、ノズル開口部407と櫛歯部材800との隙間が近接した状態において、この近接した隙間に表面張力によりブリッジ状の吐出防止インク500を留まらせることにより行う。つまり、第3の実施形態におけるインク吐出防止手段は、記録ヘッドキャップ部材700内に、インク401がノズル開口部407に跳ね返すのを防ぐための櫛歯部材800が装着されている場合に適応可能なものである。通常、記録終了後、記録ヘッドキャップ部材700は、記録ヘッド201と対向する位置に配置、又は、ノズル開口部407をキャッピングする位置に配置されることにより、ノズル開口部407と櫛歯部材800との隙間が近接する。この隙間にブリッジ状の吐出防止インク500を留まらせることにより、ヒーター部402で気泡の形成を行っても、吐出防止インク501が表面張力により一時的に膨らむだけでインク401の吐出は抑制され、インク消費を抑えることができる。
As shown in FIG. 8, in a state where the gap between the
本実施形態において、ブリッジ状の吐出防止インク500を形成する手段としては、ヒーター部402を加熱してインク滴405を吐出させても良いし、クリーニング用ポンプに加圧又は吸引回復処理を行わせてインク401を吐出させても良い。また、ノズル開口部407と櫛歯部材800との隙間が近接した状態としては、図8に示すような非キャッピング状態でも良いし、キャッピング状態でも良い。また、本実施形態における制御フローチャートは、図6のS600のインク吐出防止手段である「吐出方向にインクを加圧」を「キャップ部材の一部とノズル開口部との間にブリッジ状のインクを形成」と置き換えるものである。同様に、図6のS605の「インクの加圧を解除」を「ブリッジ状のインクを消滅」と置き換えるものである。
In the present embodiment, as a means for forming the bridge-shaped
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の基本的な構成は、第2の実施形態と同じであるから、以下では、第2の実施形態と異なる部分を中心に第4の実施形態を説明する。
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described. Since the basic configuration of the fourth embodiment is the same as that of the second embodiment, the fourth embodiment will be described below focusing on parts different from the second embodiment.
第4の実施形態におけるインク吐出防止手段は、図9に示すように、ノズル開口部407に記録ヘッドキャップ部材900を直接押し当て、密封することにより行う。つまり、第4の実施形態におけるインク吐出防止手段は、記録ヘッドキャップ部材900が、吐出防止インク500を受け入れ可能な空間を備えるもの(図7参照)ではなく、ノズル開口部407を密封し得る形態で形成されている場合に適応可能なものである。キャッピング状態において、ノズル開口部407を記録ヘッドキャップ部材900で直接密封することにより、ヒーター部402で気泡の形成を行っても、インク401の吐出は抑制され、インク消費を抑えることができる。
The ink ejection preventing means in the fourth embodiment is performed by directly pressing the recording
本実施形態における制御フローチャートは、図6のS600のインク吐出防止手段である「吐出方向にインクを加圧」を「ノズル開口部に記録ヘッドキャップ部材を直接押し当て密封」と置き換えるものである。同様に、図6のS605の「インクの加圧を解除」を「記録ヘッドキャップ部材をノズル開口部から離間」と置き換え、S606の「ノズル内のインクを排出」は、インクを吸収可能な多孔質材料等からなるインク受容部材に向けてのインクを排出するものとする。 The control flowchart in this embodiment replaces “pressing ink in the ejection direction”, which is the ink ejection prevention unit of S600 in FIG. 6, with “pressing the recording head cap member directly against the nozzle opening and sealing”. Similarly, “Release the pressurization of ink” in S605 in FIG. 6 is replaced with “separate the recording head cap member from the nozzle opening”, and “Discharge ink in the nozzle” in S606 is a porous ink capable of absorbing ink. It is assumed that the ink is discharged toward the ink receiving member made of a high quality material or the like.
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の基本的な構成は、第1の実施形態と同じであるから、以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に第5の実施形態を説明する。
(Fifth embodiment)
A fifth embodiment of the present invention will be described. Since the basic configuration of the fifth embodiment is the same as that of the first embodiment, the fifth embodiment will be described below focusing on the differences from the first embodiment.
第1の実施形態において、図6に示すように、S604において、排出前発泡カウンタBが所定回数β、例えば、10万回に達していない場合(No)、ノズル400温度Tの確認処理S609〜S612及びS601〜S603を繰り返す。しかしながら、加圧して滲み出た吐出防止インク500(図5参照)が、重力や気泡の形成時(図6のS601)の振動などによって垂れてしまい、ノズル開口部407にメニスカスが形成されてしまう場合(図4(a)参照)がある。このノズル開口部407に吐出防止インク500がない状態で、気泡の形成(S601)が行われると、比較例と同様に、インク滴405が吐出されてしまうおそれがある(図4(b)参照)。ここで、S601における気泡の形成を5万回繰り返すことにより、吐出防止インク500が垂れる可能性がある。そのため、第5の実施形態においては、図10に示すように、S1000において、RAM303に格納された初期値がゼロの加圧前発泡カウンタCを1加算し、S1001に進む。S1001において、加圧前発泡カウンタCが所定回数γ、例えば、5万回に到達した場合(Yes)、S600に進み、再度、ノズル400内のインク401を一定圧Pc分加圧し、ノズル開口部407に吐出防止インク500を形成する。その後、S1002に進み、加圧前発泡カウンタCをゼロにクリアする。一方、加圧前発泡カウンタCが所定回数γに達していない場合(No)、吐出防止インク500は垂れていないことから、S604に進む。このような制御フローチャートとすることにより、ノズル開口部407に吐出防止インク500を確実に形成させ、インク滴405の吐出をさらに抑止し、インク消費を抑えることができる。
In the first embodiment, as shown in FIG. 6, in S604, if the before-discharge foaming counter B does not reach the predetermined number of times β, for example, 100,000 times (No), the confirmation processing S609 to the
第1及び第5の実施形態では、単一のインク401に対する、トータル発泡カウンタ、排出前発泡カウンタ、及び加圧前発泡カウンタの各閾値や、ノズル温度の限界温度及び限界付近温度を説明したが、インクの色毎に、各閾値等を定めることが好ましい。
In the first and fifth embodiments, the threshold values of the total foam counter, the foam counter before discharge, and the foam counter before pressurization, the limit temperature of the nozzle temperature, and the temperature near the limit for the
101 画像形成装置本体
201 記録ヘッド
400 ノズル
401 インク
402 ヒーター部
403 コゲ
404 気泡
407 ノズル開口部
408 ノズル端部
500 吐出防止インク
700、900 記録ヘッドキャップ部材(キャップ部材)
800 櫛歯部材
101 Image Forming
800 Comb members
Claims (10)
前記ノズルからのインク吐出を防止するインク吐出防止手段と、
前記記録ヘッドのヒーター部を駆動して前記ノズル内に気泡を発生させてインクを吐出するための吐出制御手段であって、
前記インク吐出防止手段よりインクの吐出を防止した状態において、前記ヒーター部を駆動し前記ノズル内のクリーニングを実施する吐出制御手段と、
を有することを特徴とするインクジェット画像形成装置。 A recording head comprising: a nozzle for discharging ink; and a heater unit provided in the nozzle for supplying thermal energy to the ink in the nozzle,
An ink ejection prevention unit for preventing ink ejection from the nozzle,
An ejection control unit for ejecting ink by generating a bubble in the nozzle by driving a heater unit of the recording head,
In a state where ink ejection is prevented by the ink ejection preventing unit, an ejection control unit that drives the heater unit to perform cleaning inside the nozzle,
An inkjet image forming apparatus comprising:
前記インク吐出防止手段は、前記キャップ部材内に満たしたインクを前記ノズルの開口部に接触させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット画像形成装置。 Further comprising a cap member closing the opening of the nozzle,
2. The ink jet image forming apparatus according to claim 1, wherein the ink ejection preventing unit causes the ink filled in the cap member to contact an opening of the nozzle.
前記インク吐出防止手段は、前記キャップ部材の一部と前記ノズルの開口部との間にブリッジ状のインクを形成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット画像形成装置。 Further comprising a cap member closing the opening of the nozzle,
2. The ink-jet image forming apparatus according to claim 1, wherein the ink ejection preventing unit forms a bridge-like ink between a part of the cap member and an opening of the nozzle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125115A JP2020001345A (en) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | Ink jet image formation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125115A JP2020001345A (en) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | Ink jet image formation apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001345A true JP2020001345A (en) | 2020-01-09 |
Family
ID=69098181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018125115A Pending JP2020001345A (en) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | Ink jet image formation apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020001345A (en) |
-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018125115A patent/JP2020001345A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6477829B2 (en) | Cleaning method for fluid ejection device | |
JP4885879B2 (en) | Fluid drop discharge | |
JP4617799B2 (en) | Inkjet recording head maintenance method and inkjet recording apparatus | |
JP2006224435A (en) | Inkjet recording device | |
JP3424494B2 (en) | Ink jet recording device | |
JP2020006598A (en) | Liquid droplet discharge device and maintenance method for liquid droplet discharge device | |
JP2004009475A (en) | Ink jet recording device and ink supply device used therein | |
JP2009051149A (en) | Liquid discharge device and method for controlling the same | |
JP4940689B2 (en) | Liquid supply device and droplet discharge device | |
JP2020001345A (en) | Ink jet image formation apparatus | |
JP4022133B2 (en) | Inkjet recording device | |
US6398337B1 (en) | Ink jet printhead scrubbing and priming apparatus and method | |
JP2005343058A (en) | Inkjet recording apparatus and method for removing air bubble | |
JP2009248430A (en) | Inkjet recording device, inkjet recording method, recovery device for recording head, and recovering method for recording head | |
JP5001130B2 (en) | Inkjet recording device | |
US6325484B1 (en) | Method of removing air bubbles from ink supply passage in ink jet recording apparatus and ink jet recording apparatus capable of employing said method | |
JP3533848B2 (en) | Ink jet recording device | |
JP3359198B2 (en) | Ink jet recording device and cap mechanism | |
JP2004074605A (en) | Inkjet recorder | |
JP2010143186A (en) | Liquid discharge device and image forming device | |
JP2002166570A (en) | Ink jet recording apparatus, method for supplying ink, and method of recovery of ink jet recording head | |
JP2003182103A (en) | Recorder and printing method using it | |
JP3571882B2 (en) | Image forming device | |
JP2009160896A (en) | Inkjet image forming apparatus | |
JP4042348B2 (en) | Ink jet recording apparatus and bubble removal method |