JP2020001220A - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】不具合部品が装着されている場合に、不具合部品による弊害を抑制可能な画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】不具合の対象部品を表す不具合情報を取得する不具合情報取得部60と、自装置に装着されてそれぞれ識別可能な識別情報が付与された複数の部品の識別情報と取得した不具合情報とを用いて、不具合対象モジュール装着判断部62が複数の部品から前記対象部品を検索し、対象部品が自装置に装着されている場合に、対象部品の利用状態を利用不可に制御する不具合モジュール利用可否処理部66と、を含む。【選択図】図5
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、装置本体で消耗される種々の消耗部品と各装置本体との関連性をサーバ側で一元管理する消耗材管理システムが提案されている。具体的には、プリンタが、装置本体の商品種別情報と消耗部品機番情報とを含む装置状態情報をコンピュータに送出して消耗部品利用可否を問い合わせ、該問い合わせに対して、コンピュータが装置に装着されている消耗部品の利用の可否をサービスモジュールが判定する。そして、該判定結果を示す消耗部品利用可否情報をプリンタに対して送出し、デバイスモジュールが該送出された消耗部品利用可否情報を受信して消耗部品の利用の可否を制御している。
サーバが消耗部品の利用の可否を管理することができるが、不具合部品の利用の可否を装置側で判断できず、不具合部品を使用することによる弊害が発生する虞があった。
そこで、本発明では、不具合部品が装着されている場合に、不具合部品による弊害を抑制可能な画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、不具合の対象部品を表す不具合情報を取得する取得部と、自装置に装着されてそれぞれ識別可能な識別情報が付与された複数の部品の前記識別情報と前記取得部が取得した前記不具合情報とを用いて、前記複数の部品から前記対象部品を検索し、前記対象部品が自装置に装着されている場合に、前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する制御部と、を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取得部は、予め定めたタイミングで前記不具合情報を取得する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記取得部は、前記予め定めたタイミングとして、電源投入時、予め定めた省エネルギ復帰時、及び自装置に装着された前記複数の部品のうち何れかが交換された時の少なくとも1つのタイミングで前記不具合情報を取得する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記対象部品が装着されている場合に、予め定めた管理者装置に対して前記対象部品が装着されていることを通知する制御を更に行う。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記対象部品が装着されている場合に、利用不可を表す情報を表示部に表示する制御を更に行う。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の発明において、前記複数の部品のそれぞれの交換を検出する検出部を更に備え、前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、前記利用状態を利用可能に更に制御する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、予め定めた管理者装置に前記対象部品が交換されたことを報知する制御を更に行う。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、前記対象部品の交換が行われて利用可能になったことを表す情報を表示部に表示する制御を更に行う。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記対象部品の不具合の内容に応じて予め定めた方法で前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記制御部は、前記対象部品の不具合の内容に応じて段階的に機能を停止することで前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する。
請求項11に記載の画像処理システムは、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置に装着される複数の部品を含む部品の不具合情報を格納する格納部と、前記画像処理装置からの要求に従って、前記格納部に格納された前記不具合情報を要求元の前記画像処理装置に送信する送信部と、を備えた情報処理装置と、を含む。
請求項12に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の画像処理装置によれば、不具合部品が装着されている場合に、不具合部品による弊害を抑制可能な画像処理装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、利用者の手動による指示で不具合情報を取得する場合に比べて、不具合情報を容易に取得できる。
請求項3に記載の発明によれば、利用者の手動による指示で不具合情報を取得する場合に比べて、不具合情報を確実に取得できる。
請求項4に記載の発明によれば、装着されている不具合の対象部品に対する対応を促すことができる。
請求項5に記載の発明によれば、利用者が、利用状態が利用不可となっている理由を知ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、不具合の対象部品を交換した後に手動で利用状態を利用可能にする場合に比べて、利用不可とされた部品を元の利用状態に容易に復帰できる。
請求項7に記載の発明によれば、装着されている不具合の対象部品の交換が終了しているか否かを管理者が確認することができる。
請求項8に記載の発明によれば、不具合の対象部品が交換されて、元の利用状態で利用することが可能であることを確認することができる。
請求項9に記載の発明によれば、不具合の内容に関係なく、一律同じ方法で対象部品の利用状態を利用不可にする場合に比べて、不具合の内容に対して適切な方法で利用状態を利用不可にすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、不具合の内容に関係なく、一律同じ方法で対象部品の利用状態を利用不可にする場合に比べて、利用者による利用を阻害することを抑制できる。
請求項11に記載の画像処理システムによれば、不具合部品が装着されている場合に、不具合部品による弊害を抑制可能な画像処理システムを提供できる。
請求項12に記載の画像処理プログラムによれば、不具合部品が装着されている場合に、不具合部品による弊害を抑制可能な画像処理プログラムを提供できる。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態では、複数の画像形成装置、複数の情報処理装置、及びサーバがネットワーク等の通信回線を介して各々接続された画像形成システムを画像処理システムの一例として説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システム10の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る画像形成システム10は、図1に示すように、複数の画像形成装置12a、12b、・・・と、複数の情報処理装置14a、14b、・・・と、サーバ16とを備えている。なお、画像形成装置12a、12b、・・・や、情報処理装置14a、14b・・・を区別して説明する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略して記載することがある。また、本実施形態では、複数の画像形成装置12a、12b 、・・・を備える例を説明するが、画像形成装置12及び情報処理装置14の少なくとも一方は、1つでもよい。また、本実施形態では、画像形成装置12は画像処理装置に対応し、サーバ16は情報処理装置に対応する。
各画像形成装置12、情報処理装置14、及びサーバ16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、イントラネット等のネットワーク18を介して各々接続されている。そして、画像形成装置12、情報処理装置14、及びサーバの各々は、ネットワーク18を介して各種データの送受信を相互に行うことが可能とされている。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置12の外観を示す斜視図である。本実施形態に係る画像形成装置12は、ネットワーク18を介して各種データを受信し、受信したデータに基づく画像形成処理を行うプリント機能を有する。また、本実施形態に係る画像形成装置12は、原稿を読み取って原稿を表す画像情報を得る読取機能、原稿に記録された画像を用紙に複写する複写機能、図示しない電話回線を介して各種データの送信及び受信を行うファクシミリ機能等も有する。
また、本実施形態に係る画像形成装置12は、装置上部に原稿読取部52を備え、原稿読取部52の下方に画像形成部24が配置されている。原稿読取部52は、原稿カバー54内に原稿搬送部(図示省略)を備えている。原稿搬送部は、原稿カバー54に設けられている原稿給紙部54A上に載せられた原稿56を順に引き込んで図示しないプラテンガラス上に搬送して原稿56に記録された画像の読み取りを行う。また、原稿搬送部は、画像の読み取りが終了した原稿56を原稿カバー54に設けられている原稿排出部54B上に排出する。
また、原稿読取部52には、ユーザによる各種の指示操作を受け付けるユーザインタフェース22が設けられている。このユーザインタフェース22は、ソフトウェアプログラムによって指示操作の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ22A、テンキーやスタートボタン等のハードウェアキー22B等が設けられている。ユーザインタフェース22は、ディスプレイ22Aの表示ボタンやハードウェアキー22Bによって複写機能を用いるときの複写枚数の設定や倍率設定、ファクシミリ機能を用いるときの電話機のダイヤルキー等として用いられる。
一方、画像形成部24は、画像形成用の記録媒体となる用紙が収容される給紙格納部58を備えている。画像形成部24では、給紙格納部58に収容されている用紙を、1枚ずつ取り出し、例えば、電子写真プロセスによって画像データに基づいた画像を用紙に形成する。また、画像形成部24では、画像形成を行った用紙を順に図示しない排紙部上へ排出する。
情報処理装置14は、画像形成要求を送信することにより、画像形成装置12のプリント機能により用紙に画像を形成させる。
サーバ16は、ネットワーク18に接続された画像形成装置12に装着された各種モジュール(部品)の不具合に関する情報を管理する管理機能を有する。また、サーバ16は、情報処理装置14からの画像形成要求を要求先の画像形成装置12に送信する機能や、画像形成装置12の状況を監視して情報処理装置14に通知する機能等を有してもよい。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置12の電気系の要部構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置12は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、及びRAM(Random Access Memory)20Cを含むコントロール・ユニット20を備えている。CPU20Aは、画像形成装置12の全体の動作を司る。RAM20Cは、CPU20Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。ROM20Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。そして、画像形成装置12は、コントロール・ユニット20の各部がシステムバス42によって電気的に接続されている。
一方、本実施形態に係る画像形成装置12は、各種のデータやアプリケーション・プログラム等を記憶するHDD(hard disk drive)26を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22のディスプレイ22Aへの各種の操作画面等の表示を制御する表示制御部28を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22を介して入力される操作指示を検出する操作入力検出部30を備えている。そして、画像形成装置12では、HDD26、表示制御部28、および操作入力検出部30がシステムバス42に電気的に接続されている。なお、本実施形態に係る画像形成装置12では、記憶部としてHDD26を適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置12は、原稿読取部52による光学的な画像の読み取り動作、及び原稿搬送部による原稿送り動作を制御する読取制御部32と、画像形成部24による画像形成処理、及び搬送部25による画像形成部24への用紙の搬送を制御する画像形成制御部34と、を備えている。また、画像形成装置12は、ネットワーク18に接続され、当該ネットワーク18に接続されたサーバ16等の他の外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(インタフェース)部36と、画像形成装置12に装着された各種モジュール48(48A、48B、48C)を検知するモジュール検知部46と、を備えている。また、画像形成装置12は、図示しない電話回線に接続され、当該電話回線に接続されているファクシミリ装置とファクシミリデータの送受信を行うファクシミリI/F(インタフェース)部38を備えている。また、画像形成装置12は、ファクシミリI/F部38を介したファクシミリデータの送受信を制御する送受信制御部40を備えている。そして、画像形成装置12では、送受信制御部40、読取制御部32、画像形成制御部34、通信回線I/F部36、ファクシミリI/F部38、及びモジュール検知部46がシステムバス42に電気的に接続されている。
以上の構成により、本実施形態に係る画像形成装置12は、CPU20Aにより、RAM20C、ROM20B、及びHDD26へのアクセスを各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、表示制御部28を介したユーザインタフェース22のディスプレイ22Aへの操作画面、各種のメッセージ等の情報の表示の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、読取制御部32を介した原稿読取部52及び原稿搬送部の作動の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、画像形成制御部34を介した画像形成部24及び搬送部25の作動の制御と、通信回線インタフェース部36を介した通信データの送受信の制御と、を各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、送受信制御部40によるファクシミリインタフェース部38を介したファクシミリデータの送受信の制御を実行する。さらに、画像形成装置12は、CPU20Aにより、操作入力検出部30によって検出された操作情報に基づくユーザインタフェース22における操作内容の把握が行われ、この操作内容に基づく各種の制御を実行する。
また、モジュール検知部46は、画像形成装置12に装着された各種モジュール48を検知する。例えば、各種モジュール48の交換が行われた場合にはモジュール48の交換を検知する。モジュール48の交換を検知する際には、モジュール48の識別する識別情報等を取得する。なお、モジュール48としては、例えば、画像形成ユニット、ドラムカートリッジ、トナーカートリッジ、フィニッシャー装置等が一例として挙げられる。
続いて、本実施形態に係る情報処理装置14及びサーバ16の電気系の要部構成について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置14及びサーバ16の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、情報処理装置14及びサーバ16は基本的には一般的なコンピュータの構成とされているので、ここではサーバ16を代表して説明する。
本実施形態に係るサーバ16は、図4に示すように、CPU16A、ROM16B、RAM16C、HDD16D、キーボード16E、ディスプレイ16F、及び通信回線I/F(インタフェース)部16Gを備えている。CPU16Aは、サーバ16の全体の動作を司る。ROM16Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM16Cは、CPU16Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。HDD16Dは、各種のデータやアプリケーション・プログラム等が記憶される。キーボード16Eは各種の情報を入力するために用いられる。ディスプレイ16Fは、各種の情報を表示するために用いられる。通信回線I/F部16Gは、ネットワーク18に接続され、当該ネットワーク18に接続された他の装置と各種データの送受信を行う。以上のサーバ16の各部はシステムバス16Hにより電気的に相互に接続されている。なお、本実施形態に係るサーバ16では、HDD16Dを記憶部として適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の他の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
以上の構成により、本実施形態に係るサーバ16は、CPU16Aにより、ROM16B、RAM16C、及びHDD16Dに対するアクセス、キーボード16Eを介した各種データの取得、ディスプレイ16Fに対する各種情報の表示を各々実行する。また、サーバ16は、CPU16Aにより、通信回線インタフェース部16Gを介した通信データの送受信の制御を実行する。
ところで、本実施形態に係る画像形成装置12には、複数のモジュール48が装着されているが、装着されたモジュール48に不具合が発生する虞がある場合に、利用を続けることにより、弊害が発生する虞がある。この場合、従来では、部品をロット単位の管理を行うことにより、不具合の対象の製品を特定して回収していた。しかしながら、同一製品のあるモジュールで不具合が判明した際に、各種モジュール48が新規設置や交換可能なモジュール48の場合、従来のロット単位の管理では不具合が発生する虞のあるモジュール48を装着した画像形成装置12を特定できないことがある。
そこで、本実施形態では、不具合部品に関する不具合情報を管理するサーバ16から不具合情報を取得し、不具合が発生する虞があるかを確認する機能を各画像形成装置12に備えている。また、不具合の発生する可能性のあるモジュール48が装着されている場合には、そのモジュール48の利用状態を利用不可にする機能を備えている。
続いて、本実施形態に係る画像形成装置12のコントロール・ユニット20で実行される具体的な機能について説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成装置12のコントロール・ユニット20によって実行される機能を示す機能ブロック図である。
コントロール・ユニット20は、図5に示すように、不具合情報取得部60、不具合対象モジュール装着判断部62、不具合報知部64、及び不具合モジュール利用可否処理部66の機能を有する。これらの機能は、本実施形態では、CPU20Aがプログラムを実行することにより実現される。なお、不具合情報取得部60は取得部に対応し、不具合対象モジュール装着判断部62、不具合報知部64、及び不具合モジュール利用可否処理部66は制御部に対応する。
不具合情報取得部60は、不具合が発生したモジュール(部品)の情報(例えば、不具合の対象部品の識別情報を含む部品の情報)を管理するサーバ16に不具合情報の問い合わせを定期的に行い、サーバ16から不具合情報を取得する。例えば、不具合情報を取得する定期的なタイミングとしては、電源投入時、予め定めた省エネルギ復帰時、及び画像形成装置12に装着された複数のモジュール48のうち何れかが交換された時の少なくとも1つのタイミングで不具合情報を取得してもよい。ここで、省エネルギ復帰の一例としては、省エネルギのために予め定めた機能への電力供給を停止するなど電力消費を抑制した状態(所謂スリープ状態)からの復帰がある。なお、サーバ16は、画像形成装置12の不具合情報取得部60からの要求に従って、HDD16D等の格納部に格納された不具合情報を要求元の画像形成装置12に送信する送信部の機能をCPU16Aが実行する。
不具合対象モジュール装着判断部62は、不具合情報取得部60が取得した不具合情報と、自装置に装着されているモジュール48の識別情報と、を用いて、自装置に装着されている複数のモジュール48から不具合対象のモジュール48を検索する。例えば、モジュール48には個々を識別するための固有の識別情報を備え、検出部としてのモジュール48が電気的に接続されることで、モジュール検知部46が識別情報を読み出す。もしくはモジュール48にICタグ等を有し、モジュール検知部46がICタグを読み込む。そして、不具合対象モジュール装着判断部62が、各モジュール48から識別情報を取得し、HDD26等の記憶部に記憶させる。また、サーバ16から取得した不具合が発生し得るモジュール48の識別情報と画像形成装置12に装着しているモジュール48の識別情報が合致するかを判定することにより、不具合対象のモジュール48の装着を判断する。また、不具合対象モジュール装着判断部62は、不具合対象のモジュール48が装着されていると判断した場合、サーバ16から取得した識別情報と合致するモジュール48の利用状態を利用不可としてHDD26等の記憶部に記憶する。
不具合報知部64は、不具合対象モジュール装着判断部62によって不具合対象のモジュール48が装着されていると判断された場合に、不具合情報及び不具合対象のモジュール48が利用不可であることを表示部としてのディスプレイ22Aに表示する等を行うことにより、不具合の可能性があることを報知し、モジュール48の交換を促す。また、不具合報知部64は、ネットワーク18に接続された情報処理装置14の中から管理者装置として予め定めた情報処理装置14に対して不具合対象のモジュール48が装着されている旨を電子メールまたはSNMP(Simple Network Management Protocol)等によって報知する機能を備える。また、不具合報知部64は、不具合対象のモジュール48が交換された場合に、交換された旨を電子メールまたはSNMPによって管理者装置に報知する機能も備える。
不具合モジュール利用可否処理部66は、モジュール48の状態が利用不可として記憶されたモジュール48に対して、利用できない処理を行う。利用できない処理としては、例えば、モジュール48に関連する部分に対して、通電しない、或いはモジュール48を利用するサービスを停止にすることで利用を不可能にする。また、不具合モジュール利用可否処理部66は、モジュール48の状態が利用可となったモジュール48に対して、利用できるように処理を行う。なお、不具合モジュール利用可否処理部66は、利用を不可能にする際には、モジュール48の不具合の内容によって段階的に機能を停止してもよい。例えば、不具合の内容毎にレベルを予め定めて、不具合のレベル毎に機能の制限方法を予め定めて機能を利用不可にしてもよい。具体的には、図6に示すように、不具合の程度をレベル1〜3のように定める。そして、レベル1の場合はソフトウエア的に機能を制限し、レベル2の場合は対象のモジュール48への通電を停止し、レベル3の場合は画像形成装置12の電源を遮断する等のように、段階的に機能を停止してもよい。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成装置12で行われる具体的な処理について説明する。図7は、本実施形態に係る画像形成装置12のコントロール・ユニット20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、予め定めたタイミングで定期的に行う。例えば、電源投入時、予め定めた省エネルギ復帰時、及び画像形成装置12に装着された複数のモジュール48のうち何れかの交換がモジュール検知部46によって検知された時の少なくとも1つのタイミングで開始してもよい。或いは、予め定めた日時、または曜日で開始してもよい。或いは、利用者の指示や、管理者装置からの指示で開始してもよい。
ステップ100では、不具合情報取得部60が、通信回線I/F部36を介してサーバ16に対して不具合情報の問い合わせを行うことにより、不具合情報の取得を開始してステップ102へ移行する。
ステップ102では、不具合情報取得部60が、不具合情報をサーバ16から取得してステップ104へ移行する。
ステップ104では、不具合対象モジュール装着判断部62が、不具合対象のモジュール48が装着されているか否かを判定する。該判定は、例えば、不具合情報として、サーバ16から取得した不具合発生し得るモジュール48の識別情報と、画像形成装置12に装着しているモジュール48との識別情報が合致するかを判定することにより、不具合対象のモジュールの装着を判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。
ステップ106では、不具合対象モジュール装着判断部62が、不具合対象のモジュール48の識別情報をHDD26等の記憶部に記憶してステップ108へ移行する。
ステップ108では、不具合モジュール利用可否処理部66が、不具合対象のモジュール48の利用不可処理を行ってステップ110へ移行する。例えば、モジュール48の状態が利用不可として記憶されたモジュール48に対して、利用できない処理として、モジュール48に関連する部分に対して、通電しない、或いはモジュール48を利用するサービスを停止にする。すなわち、不具合が発生する可能性があるモジュール48が利用できなくなるので、不具合が発生する可能性があるモジュール48が装着されている場合であっても、不具合のモジュール48による弊害が抑制される。
ステップ110では、不具合報知部64が、不具合情報をユーザインタフェース22のディスプレイ22Aに表示してステップ112へ移行する。例えば、不具合情報として、不具合モジュールの検出よるサービス停止状況とモジュール交換指示をディスプレイ22Aに表示する。
ステップ112では、不具合報知部64が、管理者の情報処理装置14に対して不具合があることを通知して一連の処理を終了する。例えば、装着しているモジュール48に不具合が発生する虞があることを管理者に電子メールまたはSNMPで通知する。
一方、ステップ114では、不具合対象モジュール装着判断部62が、不具合対象のモジュール48の識別情報が記憶されている場合は、記憶された識別情報を削除してステップ116へ移行する。すなわち、HDD26等の記憶部に記憶されたモジュール48の状態が利用不可となっている場合は、利用可能として記憶する。
ステップ116では、不具合モジュール利用可否処理部66が、利用不可処理が行われているモジュール48に対して利用可能処理を行ってステップ118へ移行する。すなわち、モジュールの状態が利用可となっているモジュール48に対して、利用できるように処理を行う。
ステップ118では、不具合報知部64が、ユーザインタフェース22のディスプレイ22Aに表示されている不具合情報を削除して一連の処理を終了する。
続いて、画像形成装置12の電源がオンされた際に行われる処理について説明する。図8は、本実施形態に係る画像形成装置12の電源がオンされた際にコントロール・ユニット20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、不具合対象モジュール装着判断部62が、モジュール48の交換が行われたか否かを判定する。該判定は、モジュール検知部46がモジュール48の交換を検知した信号を受信したか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ202へ移行し、否定された場合にはステップ204へ移行する。
ステップ202では、不具合情報取得部60が、不具合情報取得処理を行って一連の処理を終了する。不具合情報取得処理は、上述の図7の処理を実行し、交換されたモジュール48が不具合対象であるかを確認する。
ステップ204では、不具合対象モジュール装着判断部62が、不具合対象のモジュール48の識別情報がHDD26等の記憶部に記憶されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ206へ移行し、否定された場合には一連の処理を終了する。
ステップ206では、不具合モジュール利用可否処理部66が、不具合対象のモジュール48の利用不可処理を行ってステップ208へ移行する。例えば、モジュール48の状態が利用不可として記憶されたモジュール48に対して、利用できない処理として、モジュール48に関連する部分に対して、通電しない、或いはモジュール48を利用するサービスを停止にする。すなわち、不具合が発生する可能性があるモジュール48が利用できなくなるので、不具合が発生する可能性があるモジュール48が装着されている場合であっても、不具合のモジュール48による弊害が抑制される。
ステップ208では、不具合報知部64が、不具合情報をユーザインタフェース22のディスプレイ22Aに表示して一連の処理を終了する。例えば、不具合情報として、不具合モジュールの検出よるサービス停止状況とモジュール交換指示をディスプレイ22Aに表示する。
なお、上記の実施形態では、画像形成装置12がサーバ16に不具合情報を問い合わせて取得する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、図9に示すように、複数の情報処理装置14の何れかをデバイス管理装置15とし、デバイス管理装置15が監視している画像形成装置12に装着可能な全てのモジュール48の不具合情報をサーバ16から取得して保持しておく。そして、画像形成装置12が、サーバ16の代わりに、デバイス管理装置15を情報処理装置として適用し、デバイス管理装置15に不具合情報を問い合わせて取得する形態としてもよい。これにより、不具合情報をサーバ16に問い合わせる際のネットワーク負荷の低減と、サーバ16の負荷が軽減される。
また、上記の実施形態では、画像処理装置として画像形成装置12を一例として説明したが、画像処理装置は、画像形成装置12に限るものではなく、他の装置を適用してもよい。例えば、画像を読み取って読み取った画像に対して画像処理を行う画像読取装置を画像処理装置として適用してもよい。
また、上記の実施形態に係る画像形成装置12で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、これらの各処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像形成システム
12 画像形成装置
14 情報処理装置
15 デバイス管理装置
16 サーバ
16D HDD
22A ディスプレイ
46 モジュール検知部
60 不具合情報取得部
62 不具合対象モジュール装着判断部
64 不具合報知部
66 不具合モジュール利用可否処理部
12 画像形成装置
14 情報処理装置
15 デバイス管理装置
16 サーバ
16D HDD
22A ディスプレイ
46 モジュール検知部
60 不具合情報取得部
62 不具合対象モジュール装着判断部
64 不具合報知部
66 不具合モジュール利用可否処理部
Claims (12)
- 不具合の対象部品を表す不具合情報を取得する取得部と、
自装置に装着されてそれぞれ識別可能な識別情報が付与された複数の部品の前記識別情報と前記取得部が取得した前記不具合情報とを用いて、前記複数の部品から前記対象部品を検索し、前記対象部品が自装置に装着されている場合に、前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する制御部と、
を含む画像処理装置。 - 前記取得部は、予め定めたタイミングで前記不具合情報を取得する請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記取得部は、前記予め定めたタイミングとして、電源投入時、予め定めた省エネルギ復帰時、及び自装置に装着された前記複数の部品のうち何れかが交換された時の少なくとも1つのタイミングで前記不具合情報を取得する請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記対象部品が装着されている場合に、予め定めた管理者装置に対して前記対象部品が装着されていることを通知する制御を更に行う請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記対象部品が装着されている場合に、利用不可を表す情報を表示部に表示する制御を更に行う請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記複数の部品のそれぞれの交換を検出する検出部を更に備え、
前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、前記利用状態を利用可能に更に制御する請求項1〜5の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、予め定めた管理者装置に前記対象部品が交換されたことを報知する制御を更に行う請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記検出部によって前記対象部品の交換が検出された場合に、前記対象部品の交換が行われて利用可能になったことを表す情報を表示部に表示する制御を更に行う請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記対象部品の不具合の内容に応じて予め定めた方法で前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記対象部品の不具合の内容に応じて段階的に機能を停止することで前記対象部品の利用状態を利用不可に制御する請求項9に記載の画像処理装置。
- 請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置に装着される複数の部品を含む部品の不具合情報を格納する格納部と、前記画像処理装置からの要求に従って、前記格納部に格納された前記不具合情報を要求元の前記画像処理装置に送信する送信部と、を備えた情報処理装置と、
を含む画像処理システム。 - コンピュータを、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121145A JP2020001220A (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121145A JP2020001220A (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001220A true JP2020001220A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69098144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018121145A Pending JP2020001220A (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020001220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024201771A1 (ja) * | 2023-03-29 | 2024-10-03 | 京セラ株式会社 | 印刷システム、印刷装置、端末装置、及びプログラム |
-
2018
- 2018-06-26 JP JP2018121145A patent/JP2020001220A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024201771A1 (ja) * | 2023-03-29 | 2024-10-03 | 京セラ株式会社 | 印刷システム、印刷装置、端末装置、及びプログラム |
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