JP2020001080A - 基板のレーザ加工方法 - Google Patents

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郁祥 中谷
Fumiyoshi Nakatani
郁祥 中谷
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Abstract

【課題】基板の端面においてレーザ加工できない領域を減らす。【解決手段】基板Wのレーザ加工方法は、端面同士が近接するように基板Wに対して第1ダミー基板D1を配置するダミー基板配置ステップと、基板Wと第1ダミー基板Wの間に、基板W及び第1ダミー基板Wと屈折率が略等しい液体を配置する液体配置ステップと、第1ダミー基板D1、基板Wの順番で、平面方向に連続してレーザ光Lを照射することで、基板Wのダミー基板D1側の第1端面31及び第1端面31近傍を連続して加工するレーザ光照射ステップとを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、基板のレーザ加工方法に関する。
ガラス基板をスクライブ加工する方法として、レーザ加工が知られている。レーザ加工では、例えば、赤外線ピコ秒レーザが用いられている。この場合、レーザパルスによる内部加工を平面方向に断続的に行って複数のレーザフィラメントを形成することで、スクライブラインを形成する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に示す技術では、収束レーザビームは、基板内で自己収束を引き起こし、結果としてフィラメントを作り出すように選択されたエネルギー及びパルス持続時間を有するパルスで構成される。そして、複数のフィラメントによって、スクライブラインが形成される。
特表2013−536081号公報
基板の一方の端面から他方の端面までレーザ加工を行う場合、基板の端面では空気とガラスの屈折率が異なることに起因して、基板の端面においてレーザ光の集光点が端面の外側と内側で一致しないことがある。この場合、基板の端面付近を十分に加工できないという問題がある。
図5を用いて、従来の技術をさらに具体的に説明する。図5は、従来の基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図である。この場合、レーザ光L1は基板Wの第1端面31において集光点が一致していない。そのため、第1端面31において十分にレーザ加工をすることができない領域Nができる。
本発明の目的は、基板の端面においてレーザ加工できない領域を減らすことにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る基板のレーザ加工方法は、下記のステップを備えている。
◎端面同士が近接するように、基板に対してダミー基板を配置するダミー基板配置ステップ
◎ダミー基板、基板の順番で又は基板、ダミー基板の順番で、平面方向に連続してレーザ光を照射することで、基板のダミー基板側の端面及び端面近傍を連続して加工するレーザ光照射ステップ
この方法では、基板をレーザ加工するときに、レーザ光は基板とダミー基板の間を連続して平面方向に移動する。したがって、基板の端面において、レーザ光の集光点が一致する。その結果、基板の端面において所望のレーザ加工が実現される。
基板のレーザ加工方法は、下記のステップをさらに備えていてもよい。
◎基板とダミー基板の間に、基板及びダミー基板と屈折率が略等しい液体を配置する液体配置ステップ
この方法では、レーザ光が基板とダミー基板の間を移動するときに、基板の端面において集光点の一致度が高くなる。その結果、基板の端面においても所望のレーザ加工が実現される。
本発明に係る基板のレーザ加工方法では、基板の端面においてレーザ加工できない領域が減る。
第1実施形態のレーザ加工装置の模式図。 基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図。 基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図。 基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図。 従来の基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図。
1.第1実施形態
(1)全体構成
図1を用いて、本発明の一実施形態によるガラス基板切断用のレーザ加工装置1の全体構成を説明する。図1は、第1実施形態のレーザ加工装置の模式図である。
レーザ加工装置1は、基板Wをフルカット加工するための装置である。
基板Wは、例えば、ソーダガラスであり、厚みが例えば1.8mmであり、1.1〜3mmの範囲にある。
レーザ加工装置1は、レーザ装置3を備えている。レーザ装置3は、基板Wにレーザ光Lを照射するためのレーザ発振器15と、レーザ制御部17とを有している。レーザ発振器15は、例えば、波長340〜1100nmのピコ秒レーザである。レーザ制御部17はレーザ発振器15の駆動及びレーザパワーを制御できる。
レーザ装置3は、レーザ光を後述する機械駆動系に伝送する伝送光学系5を有している。伝送光学系5は、例えば、集光レンズ19、複数のミラー(図示せず)、プリズム(図示せず)等を有する。
レーザ加工装置1は、集光レンズ19の位置を光軸方向に移動させることによって、レーザ光の集光角を変更する駆動機構11を有している。
レーザ加工装置1は、基板Wが載置される加工テーブル7を有している。加工テーブル7は、テーブル駆動部13によって移動される。テーブル駆動部13は、加工テーブル7をベッド(図示せず)に対して水平方向に移動させる移動装置(図示せず)を有している。移動装置は、ガイドレール、モータ等を有する公知の機構である。
レーザ加工装置1は、制御部9を備えている。制御部9は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。制御部9は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
制御部9は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
制御部9は、レーザ制御部17、駆動機構11、及びテーブル駆動部13を制御できる。
制御部9には、図示しないが、基板Wの大きさ、形状及び位置を検出するセンサ、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
(2)スクライブ加工方法
図2〜図4を用いて、基板Wのレーザ加工方法を説明する。図2〜図4は、基板をレーザ加工する動作を示す基板の模式的断面図である。具体的には、基板Wの第1端面31から第2端面33まで平面方向に連続して基板Wの内部をレーザ加工することで、たとえばスクライブラインを形成する。
最初に、端面同士が近接するように基板Wに対して第1ダミー基板D1を配置する(ダミー基板配置ステップ)。具体的には、基板Wの第1端面31に対して第1ダミー基板D1の端面41を近接又は当接させる。
次に、端面同士が近接するように基板Wに対して第2ダミー基板D2を配置する(ダミー基板配置ステップ)。具体的には、基板Wの第2端面33に対して第2ダミー基板D2の端面43を近接又は当接させる。
第1ダミー基板D1及び第2ダミー基板D2は、基板Wと同じ材料からなることが好ましい。少なくとも、第1ダミー基板D1及び第2ダミー基板D2は、基板Wと屈折率が等しい又は略等しいことが好ましい。第1実施形態では、基板W、第1ダミー基板D1及び第2ダミー基板D2は、ガラス基板である。
また、上記の端面、互いに密着可能な形状であることが好ましく、具体的には、平面視で直線であり、上下方向に垂直に延びる面である。
次に、基板Wと第1ダミー基板D1の間に、基板W及び第1ダミー基板D1と屈折率が略等しい液体45を配置する(液体配置ステップ)。なお、前記液体はたとえば水であるが、特に限定されない。
次に、基板Wと第2ダミー基板D2の間に、基板W及び第2ダミー基板D2と屈折率が略等しい液体45を配置する(液体配置ステップ)。なお、前記液体はたとえば水であるが、特に限定されない。
次に、図2に示すように、第1ダミー基板D1、基板W、第2ダミー基板D2の順番で平面方向に連続してレーザ光Lを照射する(レーザ光照射ステップ)。これにより、基板Wが第1端面31から第2端面33まで加工される。具体的には、基板Wでは、第1端面31から第1ダミー基板D1と反対側に加工され、そのため第1端面31及び第1端面31近傍が連続して加工される。さらに、基板Wでは、第2端面33の近傍から第2端面33まで第2ダミー基板D2に向かって加工され、そのため第2端面33近傍及び第2端面33が連続して加工される。
この方法では、基板Wをレーザ加工する際に、レーザ光Lは基板Wと第1ダミー基板D1の間及び基板Wと第2ダミー基板D2を平面方向に連続して移動する。したがって、図3及び図4に示すように、基板Wの第1端面31及び第2端面33において集光点が一致している。その結果、基板Wの第1端面31及び第2端面33においても所望のレーザ加工が実現される。
この方法では、基板Wと第1ダミー基板D1の間に及び/又は基板Wと第2ダミー基板D2の間に、液体45が配置されているので、レーザ光Lが基板Wと第1ダミー基板D1又は第2ダミー基板D2の間を移動するときに、基板Wの第1端面31又は第2端面33において集光点の一致度が高くなる。その結果、基板Wの第1端面31又は第2端面33においても所望のレーザ加工が実現される。
2.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施例及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
第2ダミー基板D2を省略してもよい。
第1ダミー基板D1を省略してもよい。
基板及びダミー基板と屈折率が略等しい液体を配置するステップを省略してもよい。
基板は、ガラス、半導体ウェハ、セラミックス等の脆性材料基板であればよく、特に限定されない。
本発明は、基板のレーザ加工方法に広く適用できる。
1 :レーザ加工装置
3 :レーザ装置
5 :伝送光学系
7 :加工テーブル
9 :制御部
11 :駆動機構
13 :テーブル駆動部
15 :レーザ発振器
17 :レーザ制御部
19 :集光レンズ
31 :第1端面
33 :第2端面
41 :端面
43 :端面
D1 :第1ダミー基板
D2 :第2ダミー基板
W :基板

Claims (2)

  1. 基板のレーザ加工方法であって、
    端面同士が近接するように前記基板に対してダミー基板を配置するダミー基板配置ステップと、
    前記ダミー基板、前記基板の順番で又は前記基板、前記ダミー基板の順番で、平面方向に連続してレーザ光を照射することで、前記基板の前記ダミー基板側の端面及び端面近傍を連続して加工するレーザ光照射ステップと、
    を備えた基板のレーザ加工方法。
  2. 前記基板と前記ダミー基板の間に、前記基板及び前記ダミー基板と屈折率が略等しい液体を配置する液体配置ステップをさらに備えている、請求項1に記載の基板のレーザ加工方法。
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