JP2020000770A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、人体の局部を清潔にする人体局部洗浄装置を提供することである。【解決手段】人体局部洗浄装置(400)は、液体を人体局部に向けて射出するノズル(401)と、ノズル(401)に液体を流通させる液体通路と(20)、光源(30)を備えている。光源(30)は、光源(30)の光が液体通路(20)を通過してノズル(401)から射出されるよう、液体通路(20)に取り付けられる。【選択図】図10
Description
本発明は、人体局部洗浄装置に関する。
従来、人体の局部を洗浄する洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示す衛生洗浄装置では、人体の局部(特に女性の膣)で菌やウィルスが除去しきれないという問題がある(例えば、特許文献1)。
本発明は、このようなことに鑑みてなされたものであり、人体の局部(特に女性の膣)を清潔にする人体局部洗浄装置を提供することである。
上記目的は、液体を人体局部に向けて射出するノズル(401、501)と、前記ノズルに液体を流通させる液体通路と(20)、光源(30)を備え、
前記光源は、該光源の光が前記液体通路の一部を通過して前記ノズルから射出されるよう、該液体通路に取り付けられる、人体局部洗浄装置(400、500)によって達成される。
前記光源は、該光源の光が前記液体通路の一部を通過して前記ノズルから射出されるよう、該液体通路に取り付けられる、人体局部洗浄装置(400、500)によって達成される。
また、上記目的は、上記に記載の人体局部洗浄装置(400、500)であって、
前記光源は、紫外線LEDである、人体局部洗浄装置によっても達成される。
前記光源は、紫外線LEDである、人体局部洗浄装置によっても達成される。
また、上記目的は、上記に記載の人体局部洗浄装置(400)であって、前記光源の電源と、液体を貯める液体貯蔵部(403)を備え、前記液体貯蔵部と前記液体通路が連結し、持ち運び可能可能である、人体局部洗浄装置によっても達成される。
また、上記目的は、上記に記載の人体局部洗浄装置(500)であって、便器(700)に取り付け可能である、人体局部洗浄装置によっても達成される。
本発明によれば、人体の局部の洗浄効果を高めた人体局部洗浄装置を提供することができる。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の第一の実施形態による口腔洗浄器100を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。なお、本発明の第一の実施形態及び第二の実施形態による口腔洗浄器100、150は、ノズル部分の製造コストを低く抑えつつも、口腔に液体と光を同時に射出することを目的としてなされた発明である。
図1は、本実施形態による口腔洗浄機100の外観図である。図1に示すように、口腔洗浄器100は、本体部10と本体部10に着脱自在に取り付けるノズル1とノズル1に液体を流通させる管40と本体部10に電力を供給するバッテリー300とコード50で構成されている。なお、バッテリー300に替えて、電源コンセントを介して外部電源より電力を供給する構成であってもよいし、本体部10にバッテリーを備え付ける構成であってもよい。
本体部10は、液体や後述する光源(UV−LED)の光が射出されるノズル1を保持する略長細形状を備えている。本体部10は、片手で保持するのにほどよい大きさと形状を備え、表面には、ボタン11〜13が設けられている。ボタン11は、バッテリー300から供給される電力のオン/オフを制御するボタンである。ボタン12は、管40より流入した液体のオン/オフを制御するボタンである。ボタン13(不図示)は、光源(UV−LED)のオン/オフを制御するボタンである。本体部10を右手で保持した場合には、親指にて押し易い位置にボタン12が配設され、人差し指にて押し易い位置にボタン13が配設される。
ノズル1は、中空で先端に向けて徐々に細くなる略円筒形状を有し、先端付近が屈曲している。先端部には、液体と光源(UV−LED)の光が同時に射出可能となる射出口が一つのみ設けられている。図1に示す左側のノズル1は、本体部10より取り外した状態を示している。本実施形態の口腔洗浄機100のノズル1は、本体部10に着脱自在に取り付けることが可能である。
次いで、図2を用いて、本実施形態による口腔洗浄機100の使用方法を説明する。図2(a)は、ポンプが内蔵された貯水タンク200に口腔洗浄機100を接続した状態を示している。貯水タンク200に貯められた液体がポンプを介して口腔洗浄機100に流入させる構造である。一方、図2(b)は、水道水を直接的に口腔洗浄機100に流入させる構造である。口腔洗浄機100の管40の先端に取付部45が接続され、取付部45を介して蛇口から水が流入する構造となる。図2(a)に示す構造では、ポンプの出力を大きくすることで、水流を強くすることができる。また、殺菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用等を有する液体(うがい薬)を貯水タンク200に貯めることで、口腔の洗浄効果を高めることが可能となる。図2(b)に示す構造では、蛇口に取り付ける構造となるため、使い勝手がよいという利点がある。また、貯水タンクを必要としないので、製造コストがかからないという利点もある。
次いで、図3〜図5を用いて、通路ユニット20を説明する。通路ユニット20は、本体部10の内部に設けられ、管40を流通した液体をノズル1に導く液体通路21を有している。図3は、通路ユニット20の断面状態を示し、ノズル1と管40が取り付けられた状態を示している。
図4(a)は、通路ユニット20の上面図であり、図4(b)は、通路ユニット20の下面図である。図3、図4に示すように、通路ユニット20は、直方体形状の外観を有し、内部に管40より流入した液体をノズル1に導く液体通路21を有している。通路ユニット20は、上面に液体通路21の開口部21aが設けられ、下面に液体通路21の開口部21bが設けられる。開口部21aには、ノズル1が着脱自在に取り付けられ、開口部21bには、管40が着脱自在に取り付けられる。
管40と液体通路21との接合面には、弁12aが設けられる。弁12aは、平面部に開口部(不図示)を備えた平板状の形状を有している。弁12aの一端が板バネ(不図示)によって支えられ、反対側の他端は、ボタン12に直結する構造である。ボタン12が押された状態では、弁12aの開口部と管40の開口部が合わさり、液体通路21と管40が通貫し、ボタン12が押されていない状態では、弁12aの開口部と管40の開口部が合わさらず、液体通路21と管40が通貫しないように構成される。
液体通路21に検出部13bが設けられる。検出部13は、ノズル1から液体が射出されていない状態で光源30の紫外光が射出されないようにするためのものであり、例えば、圧力センサが用いられ、液体通路21に液体が流れているかどうかを判断する。検出部13bによって、液体通路21に液体が流れていると判断した場合にのみ、バッテリー300の電力が光源30に供給される。
図5(a)は、液体通路21の上面図を示し、図5(b)は、液体通路21の下面図を示している。図3及び図5に示すように、液体通路21には、開口部21aと向かい合う位置に開口部21cが設けられる。図5に示すように、開口部21cに光源ユニット22が取り付けられる。光源ユニット22は、円筒形状の筺体を有し、筒の先端がカバーガラス23にて塞がれ、液体通路21の開口部21aと発光面が向かい合うように光源30が設けられる。また、光源ユニット22には、スイッチ回路(不図示)や電池ボックス(不図示)が設けられてもよい。また、光源30には、カバーガラス23を透過した光をノズル1と液体通路21の接点でかつ開口部21aの中心の位置に集光させるレンズが備えられる。
光源30は、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDやピーク波長が260〜300nmとなるLEDが用いられる。ピーク波長が360〜400nmの紫外光は、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDの紫外光に比べて殺菌力が弱くなるが、殺菌の増殖を抑制する効果が確認されている。また、一般的に市販されているピーク波長が360〜400nmのLEDは、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDよりも高出力となる。このため、光源30にピーク波長が360〜400nmとなるLEDとピーク波長が260〜300nmとなるLEDの両方を用いることで、射出する光を切り替え、あるいは両方の光を射出することができるようにしてもよい。例えば、口腔の全体を洗浄する場合には、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDを用い、口腔のピンポイントの位置を念入りに洗浄する場合には、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDを用いるようにしてもよい。また、光源ユニット22の円筒形状の筺体の一部は、液体通路21に露出していることから、光源30のヒートシンクとしても機能する。このため、光源ユニット22の円筒形状の筺体に、銅、アルミニウム等の熱伝導率の高い材質を用いてもよいし、液体通路21に露出する面積を広くするための放熱部(例えば、平板状の放熱部を)を設けてもよい。
また、光源30は、開口部21aから離れた位置(本例では2〜3cmくらい離れた位置)に設けられる。光源30から射出された紫外光が液体通路21の一部を通過することで、液体通路21を通過する液体を除菌することが可能になる。なお、光源30のレンズには、光を拡散するレンズが用いられてもよい。光源30の紫外光を拡散させることで、液体通路21を通過する液体の除菌効果を高めることが可能となる。さらに、液体通路21の内壁面に、ステンレスや二酸化チタン等の毒性の低い金属をコーティングしてもよい。ステンレスをコーティングした場合には、UV光の減衰率を低くすることが確認され、二酸化チタンをコーティングした場合には、UV光による光触媒効果によって、殺菌効果の向上や超親水作用による口腔の洗浄効果が確認された。なお、光源30には、UVのLDや青色LD、緑色LD、赤色LD、その他の波長領域のLEDや有機EL等が用いられてもよいし、これら以外の光源が用いられてもよい。
図6(a)は、本実施形態による口腔洗浄器100の本体部10の機能ブロック図である。バッテリー300の電力は、本体部10のスイッチ11aとスイッチ13aを介して光源30に供給される。スイッチ11aは、ボタン11に連動する機械式スイッチで構成され、スイッチ13aは、ボタン13に連動する機械式スイッチと半導体スイッチで構成される。スイッチ13aの半導体スイッチは、検知部13bからの信号によって動作するスイッチである。このように、検出部13bにおいて液体を検出しない場合は、光源30に電力を供給しない。なお、検出部13bにおいて液体を検出しない場合においても、光源30に電力を供給するようにしてもよい。
図6(b)は、本実施形態の変形例による口腔洗浄器100の本体部10の機能ブロック図である。バッテリー300の電力は、本体部10のスイッチ11aとスイッチ12bとスイッチ13cを介して光源30に供給される。スイッチ11aは、ボタン11に連動する機械式スイッチで構成され、スイッチ12bは、ボタン12に連動する機械式スイッチで構成され、スイッチ13cは、ボタン13に連動する機械式スイッチで構成される。また、ボタン12に連動して、弁12aの開閉動作が行われる。このように、弁12aが閉じている場合には、光源30に電力を供給しない。
次いで、図7、図8を用いて、本発明の第二の実施形態による口腔洗浄器150を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、第一の実施形態による口腔洗浄器100と同じ構成については符号を同一にすることでその説明を省略する場合がある。
図7は、本実施形態による口腔洗浄機150の使用方法を説明する。図7(a)は、ポンプと光源30が内蔵された貯水タンク250に口腔洗浄機150を接続した状態を示している。貯水タンク250と口腔洗浄機150は、複合コード600を介して接続される。複合管600は、光ファイバー60aと管60bと電源コード60cが備えられ、貯水タンク250に貯められた液体がポンプと管60bを介して口腔洗浄機150に流入するとともに、貯水タンク250に内蔵された光源30の光が光ファイバー60aを介して口腔洗浄機150に到達する構造である。図7(b)は、光源30とバッテリー300が内蔵された電源350に口腔洗浄機150を接続した状態を示している。電源350と口腔洗浄機150は、光ファイバー60aと電源コード60cを備えた複合コード601を介して接続される。電源350に内蔵された光源30の光が光ファイバー60aを介して口腔洗浄機150に到達する構造である。図7(a)、(b)に示すように、光源30を口腔洗浄機150の外部に設けることで、口腔洗浄機150の製造コストを低く抑えることができるとともに、口腔洗浄機150の軽量化も図ることが可能となる。なお、図6(b)に示す構成を本実施形態による口腔洗浄機150に用いる場合には、電源コード60cが不要となるため、この場合において、複合コード600、601に電源コード60cを含めないようにしてもよい。
次いで、図8を用いて、通路ユニット20aを説明する。通路ユニット20aは、本体部10の内部に設けられ、管60bを流通した液体と光ファイバー60aを通過した光をノズル1に導く液体通路21を有している。図8は、通路ユニット20aの断面状態を示し、ノズル1と管60bと光ファイバー60aが取り付けれた状態を示している。
光ファイバー60aとカバーガラス23との間には、弁13dが設けられる。弁13dは、平面部に開口部(不図示)を備えた平板状の形状を有している。弁13dの一端が板バネ(不図示)によって支えられ、反対側の他端は、ボタン13に直結する構造である。ボタン13が押された状態では、弁13dの開口部と光ファイバー60aの端面が合わさり、光ファイバー60aを通過した光が液体通路21に到達し、ボタン13が押されていない状態では、弁13dの開口部と光ファイバー60aの端面が合わさらず、光ファイバー60aを通過した光が液体通路21に到達しない。
液体通路21に検出部13bが設けられている。検出部13は、ノズル1から液体が射出されていない状態で光源30の紫外光が射出されないようにするためのものであり、例えば、圧力センサが用いられ、液体通路21に液体が流れているかどうかを判断する。検出部13bによって、液体通路21に液体が流れていると判断した場合にのみ、貯水タンク250に内蔵されている光源30から光が射出される。なお、光源30が口腔洗浄機150の本体部10の内部に設けられる場合があってもよい。この場合においては、光源30の光が光ファイバー60aを介して、液体通路21に到達するように構成される。
図9を用いて、上記実施の形態に用いられる液体通路21の変形例を説明する。図9に示す液体通路21は、ガラス、金属、セラミック、または樹脂等を用いた管状部材で構成される。また、液体通路21にガラスやセラミックや樹脂を用いた場合には、液体通路21の外側及び/又は内側にステンレス、アルミニウム、金、銀、銅等の金属をメッキしてもよいし、液体通路21に金属を用いた場合でも、液体通路21の外側及び/又は内側に他の金属をメッキしてもよい。
図9(a)は、液体通路21の上面図であり、図9(b)は、液体通路21の左側面の断面図であり、図9(c)は、液体通路21の正面の断面図であり、図9(d)は、液体通路21の下面図である。液体通路21の上端に開口部21aが設けられ、下端に開口部21b、21cが設けられる。開口部21aには、ノズル1が着脱自在に取り付けられ、開口部21bには、管40が着脱自在に取り付けられ、開口部21cには、光源30が取り付けられる。なお、開口部21a、21b、21cの大きさや位置関係は、図3〜図5に示す通路ユニット20と同じ構成であるため、その説明を省略する。
本変形例の液体通路21を本体部10の内部に設けることで、上述の通路ユニット20が不要になるため、本体部10の軽量化や小型化が可能となる。
次いで、図10及び図11を用いて、本発明の第三の実施形態による人体局部洗浄装置400を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、上述の実施形態において説明した構成と同じ構成については、符号を同一にすることで、その説明を省略する場合がある。
図10は、本実施形態による人体局部洗浄装置400の正面図である。図10に示すように、人体局部洗浄装置400は、ノズル401、ノズル401に液体を流通させる通路ユニット20、タンクユニット403、光源30(不図示)、検出部13b(不図示)、スイッチ11a(不図示)、13a(不図示)、タンク403の液体を通路ユニット20に向けて排出するモータ403a(不図示)、及びバッテリー300(不図示)で構成される。なお、光源30は、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDやピーク波長が260〜300nmとなるLEDが用いられる。ピーク波長が360〜400nmの紫外光は、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDの紫外光に比べて殺菌力が弱くなるが、殺菌の増殖を抑制する効果が確認されている。また、一般的に市販されているピーク波長が360〜400nmのLEDは、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDよりも高出力となる。このため、光源30にピーク波長が360〜400nmとなるLEDとピーク波長が260〜300nmとなるLEDの両方を用いることで、射出する光を切り替え、あるいは両方の光を射出することができるようにしてもよい。例えば、人体局部や肌の表面の広い領域を洗浄する場合には、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDを用い、人体局部や肌の表面のピンポイントの位置を念入りに洗浄する場合には、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDを用いるようにしてもよい。また、光源30には、UVのLDや青色LD、緑色LD、赤色LD、その他の波長領域のLEDや有機EL等が用いられてもよいし、これら以外の光源が用いられてもよい。
タンクユニット403は、液体を収容する収容部(不図示)とモータ403aと通路ユニット20との連結部(不図示)とバッテリー300とスイッチ11を備えている。バッテリー300は、モータ403a、光源30(不図示)、検出部13b(不図示)、スイッチ11a(不図示)、13a(不図示)の電源であり、連結部に通路ユニット20を連結させることで、光源30(不図示)、検出部13b(不図示)、スイッチ11a(不図示)、13a(不図示)に電力が供給される。
図11(a)は、ノズル401の中心を切断した断面図である。ノズル401は、液体や光の射出口となる外側射出口401a1、内側射出口401a2、及び液体や光の通路となる通路401bで構成される。また、図11(b)は、外側射出口401a1、内側射出口401a2の平面図である。図11(a)に示すように、通路401bの先端に内側射出口401a2を取付、内側射出口401a2に外側射出口401a1が回転可能に被せることで構成される。外側射出口401a1を回転させることで、内側射出口401a2の射出口と外側射出口401a1の射出口が合わさる場合と合わさらない場合がある。このようにすることで、不用意に光や液体が射出されないようにすることができる。
このように、本実施形態による人体局部洗浄装置400によれば、液体と光(特にUV光)を同時に射出し、かつ持運び容易となる携帯用の人体局部洗浄が実現できるため、効率的に人体局部にある菌やウィルスを除去することができる。
次いで、図12を用いて、本発明の第四の実施形態による人体局部洗浄装置500を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、上述の実施形態において説明した構成と同じ構成については、符号を同一にすることで、その説明を省略する場合がある。
図12は、本実施形態による人体局部洗浄装置500を便器700に取り付けた状態を示している。人体局部洗浄装置500は、ノズル501、ノズル501に液体を流通させる通路ユニット20(不図示)、タンクユニット503(不図示)、光源30(不図示)、検出部13b(不図示)、スイッチ11a(不図示)、13a(不図示)、タンク503の液体を通路ユニット20に向けて排出するモータ503a(不図示)で構成される。なお、光源30は、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDやピーク波長が260〜300nmとなるLEDが用いられる。ピーク波長が360〜400nmの紫外光は、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDの紫外光に比べて殺菌力が弱くなるが、殺菌の増殖を抑制する効果が確認されている。また、一般的に市販されているピーク波長が360〜400nmのLEDは、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDよりも高出力となる。このため、光源30にピーク波長が360〜400nmとなるLEDとピーク波長が260〜300nmとなるLEDの両方を用いることで、射出する光を切り替え、あるいは両方の光を射出することができるようにしてもよい。例えば、人体局部や肌の表面の広い領域を洗浄する場合には、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDを用い、人体局部や肌の表面のピンポイントの位置を念入りに洗浄する場合には、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDを用いるようにしてもよい。また、光源30には、UVのLDや青色LD、緑色LD、赤色LD、その他の波長領域のLEDや有機EL等が用いられてもよいし、これら以外の光源が用いられてもよい。
また、人体局部洗浄装置500は、制御部505を有し、所定のリモートコントロール装置で、モータ503aやスイッチ11a、13a、光源30等が制御可能に構成される。
このように、本実施形態による人体局部洗浄装置500によれば、液体と光(特にUV光)を同時に射出し、かつ便器に取付可能な人体局部洗浄が実現できるため、効率的に人体局部にある菌やウィルスを除去することができる。
次いで、図13を用いて、本発明の第五の実施形態による液体高圧洗浄装置装置600を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、上述の実施形態において説明した構成と同じ構成については、符号を同一にすることで、その説明を省略する場合がある。また、本発明の第五の実施形態による高圧洗浄装置装置600は、液体高圧洗浄装置の洗浄力を高めることを目的としてなされた発明である。
図13は、本実施形態による液体高圧洗浄装置600の概略図である。高圧洗浄装置600は、ノズルユニット601、ノズルユニット601に液体を供給する管603a、タンクユニット605、タンクユニット605に液体を供給させる管603bで構成される。ノズルユニット601は、液体の射出口を備えたノズル601a、ノズル601aに液体を流通させる通路ユニット20(不図示)、光源30(不図示)、検出部13b(不図示)、スイッチ11a(不図示)、13a(不図示)、及びこれらの電源となるバッテリー(不図示)を備えている。なお、光源30は、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDやピーク波長が260〜300nmとなるLEDが用いられる。ピーク波長が360〜400nmの紫外光は、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDの紫外光に比べて殺菌力が弱くなるが、殺菌の増殖を抑制する効果が確認されている。また、一般的に市販されているピーク波長が360〜400nmのLEDは、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDよりも高出力となる。このため、光源30にピーク波長が360〜400nmとなるLEDとピーク波長が260〜300nmとなるLEDの両方を用いることで、射出する光を切り替え、あるいは両方の光を射出することができるようにしてもよい。例えば、広い領域を洗浄する場合には、ピーク波長が360〜400nmとなるLEDを用い、ピンポイントの位置を念入りに洗浄する場合には、ピーク波長が260〜300nmとなるLEDを用いるようにしてもよい。また、光源30には、UVのLDや青色LD、緑色LD、赤色LD、その他の波長領域のLEDや有機EL等が用いられてもよいし、これら以外の光源が用いられてもよい。
タンクユニット605は、液体を収容する収容部605a(不図示)とモータ605b(不図示)とバッテリー605c(不図示)を備えている。バッテリー605cは、モータ605bの電源である。
このように、本実施形態による液体高圧洗浄装置600によれば、高圧の液体と光(特にUV光)を同時に射出可能であるため、車や家の外壁等を効率的に洗浄することができる。
図14を用いて、上記実施の形態に用いられる液体通路21の変形例を説明する。図9に示す液体通路21は、ガラス、金属、セラミック、または樹脂等を用いた管状部材で構成される。また、液体通路21にガラスやセラミックや樹脂を用いた場合には、液体通路21の外側及び/又は内側にステンレス、アルミニウム、金、銀、銅等の金属をメッキしてもよいし、液体通路21に金属を用いた場合でも、液体通路21の外側及び/又は内側に他の金属をメッキしてもよい。また、本変形例の液体通路21は、上記の全ての実施形態において用いることが可能である。
図14は、液体通路21と液体通路21に取り付けた状態の光源ユニットト22の断面図である。液体通路21の上端に開口部21aが設けられ、下端に開口部21bが設けられる。開口部21aには、ノズル1が着脱自在に取り付けられ、開口部21bには、管40が着脱自在に取り付けられる。また、液体通路21は、上端の開口部21aと下端の開口部21bとの間の位置に開口部21cが設けられる。開口部21cは、光源30を有する光源ユニット22を液体通路21の壁面に対して斜め方向に挿入するための開口部である。光源30から射出された光は、開口部21cから液体通路21の通路内に進入し、通路内で全反射をしながら開口部21aから射出される。このため、本変形例の液体通路21を用いることで、通路ユニット20の小型化が可能になる。
上述の実施形態は、本発明の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の実施形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。また、上述の実施形態で説明される構成は相互に付け足したり組み合わせたりしてもよい。
本発明は、口腔を液体や光によって洗浄する口腔洗浄器や口腔洗浄装置において広く利用可能である。また、本発明は、人体の局部を洗浄する人体局部洗浄装置において広く利用可能である。また、本発明は、液体高圧洗浄装置において広く利用可能である。
100、150 口腔洗浄器
1、401、501、601a ノズル
10 本体部
11、12、13 ボタン
12a、13d 弁
13b 検出部
40、60b 管
45 取付部
50 コード
60 複合管
60a 光ファイバー
200、250 貯水タンク
300 バッテリー
20、20a 通路ユニット
21 液体通路
21a、21b、21c 開口部
22 光源ユニット
23 カバーガラス
30 光源
600、601 複合コード
60a 光ファイバー
60b、603a、603b 管
60c 電源コード
400、500 人体局部洗浄装置
403、605 タンクユニット
401a1 外側射出口
401a2 内側射出口
700 便器
600 液体高圧洗浄装置
601 ノズルユニット
1、401、501、601a ノズル
10 本体部
11、12、13 ボタン
12a、13d 弁
13b 検出部
40、60b 管
45 取付部
50 コード
60 複合管
60a 光ファイバー
200、250 貯水タンク
300 バッテリー
20、20a 通路ユニット
21 液体通路
21a、21b、21c 開口部
22 光源ユニット
23 カバーガラス
30 光源
600、601 複合コード
60a 光ファイバー
60b、603a、603b 管
60c 電源コード
400、500 人体局部洗浄装置
403、605 タンクユニット
401a1 外側射出口
401a2 内側射出口
700 便器
600 液体高圧洗浄装置
601 ノズルユニット
Claims (4)
- 液体を人体局部に向けて射出するノズルと、前記ノズルに液体を流通させる液体通路と、光源を備え、
前記光源は、該光源の光が前記液体通路を通過して前記ノズルから射出されるよう、該液体通路に取り付けられる、人体局部洗浄装置。 - 請求項1に記載の人体局部洗浄装置であって、
前記光源は、紫外線LEDである、人体局部洗浄装置。 - 請求項1または請求項2に記載の人体局部洗浄装置であって、
前記光源の電源と、
液体を貯める液体貯蔵部を備え、
前記液体貯蔵部と前記液体通路が連結し、
持ち運び可能可能である、人体局部洗浄装置。 - 請求項1または請求項2に記載の人体局部洗浄装置であって、
便器に取り付け可能である、人体局部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125676A JP2020000770A (ja) | 2018-07-01 | 2018-07-01 | 人体局部洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125676A JP2020000770A (ja) | 2018-07-01 | 2018-07-01 | 人体局部洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020000770A true JP2020000770A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69097786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018125676A Pending JP2020000770A (ja) | 2018-07-01 | 2018-07-01 | 人体局部洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020000770A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023683A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Inax Corp | 防汚流路体及び洋風便器 |
JP2008507327A (ja) * | 2004-07-22 | 2008-03-13 | オンディーヌ インターナショナル リミテッド | 歯科的用途のための音響光力学的治療 |
WO2013012021A1 (ja) * | 2011-07-19 | 2013-01-24 | 学校法人昭和大学 | 流水式超音波口腔洗浄装置、及び流水式超音波口腔洗浄方法 |
-
2018
- 2018-07-01 JP JP2018125676A patent/JP2020000770A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008507327A (ja) * | 2004-07-22 | 2008-03-13 | オンディーヌ インターナショナル リミテッド | 歯科的用途のための音響光力学的治療 |
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