JP2019537639A - 炭化水素蒸気を生成するためのプロセスおよびシステム - Google Patents

炭化水素蒸気を生成するためのプロセスおよびシステム Download PDF

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Abstract

炭化水素供給原料を蒸発させるためのプロセスであって、炭化水素供給原料ポンプを用いて炭化水素供給原料を加圧するステップと、第一熱交換器において炭化水素供給原料を予熱するステップと、第一熱交換器に接続された中圧蒸留カラムにおいて予熱炭化水素供給原料を蒸留するステップと、を含み、中圧蒸留カラムが0.7〜1.2MPaの圧力で運転される、プロセス。炭化水素供給原料を加圧するための炭化水素供給原料ポンプと、炭化水素供給原料ポンプに接続された第一熱交換器と、0.7〜1.2MPaの中圧で加熱炭化水素供給原料を蒸留するための熱交換器に接続された中圧蒸留カラムと、を含む、炭化水素蒸気を製造するためのシステム。

Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2016年10月7日に出願された欧州特許出願第16192721.5号の優先権の利益を主張するものであって、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、炭化水素蒸気を生成するためのプロセスおよびシステムに関する。
原油蒸留ユニットにおいて原油が蒸留され、分留された後、各種炭化水素類の混合物を含むナフサ留分を、各種派生的生成物の製造のための炭化水素供給原料として用いることができる。かかる派生物は、たとえば蒸気分解および連続接触改質として知られているプロセスで製造されうる。
蒸気分解は、長い分子構造を有する飽和炭化水素類がより小さい飽和分子または不飽和分子に分解される石油化学プロセスである。
各種炭化水素供給原料をオレフィン類、好ましくは軽質オレフィン類(たとえば、エチレン、プロピレンおよびブチレン類)に分解するために、熱分解とも称される蒸気分解が長く用いられてきた。従来の蒸気分解は、二つの主要セクション、すなわち対流セクションおよび放射セクションを有する熱分解炉を利用する。炭化水素供給原料は、典型的には、液体として炉の対流セクションに入り(蒸気として入る軽質供給原料を除く)、ここで、それは、典型的には、放射セクションからの熱煙道ガスとの間接的接触と、蒸気との直接的接触とによって加熱され、蒸発する。次いで、分解が起きる放射セクション内に蒸発供給原料および蒸気混合物を導入する。
次いで、流れは点火管状反応器(放射管または放射コイル)に入り、ここで、制御された、滞留時間、温度プロファイル、および分圧の下で、それは、通常は0.1〜0.5秒の継続時間、500〜650℃から750〜875℃に通常は加熱される。この短い反応時間の間、供給原料中の炭化水素類は、より小さい分子に分解され、エチレン、他のオレフィン類およびジオレフィン類は、主要生成物である。放射管における飽和炭化水素類のオレフィン類への転化は非常に吸熱性であるので、高エネルギー入力率が必要である。二次反応による高反応性生成物の分解を防止するために、800〜850℃で放射管から出る反応生成物を0.02〜0.1秒以内に550〜650℃に冷却することができる。オレフィン類を含む、得られた生成物は、急冷を含む、さらなる下流の処理のために熱分解炉から出る。
次いで、分離ステップおよび化学処理ステップの複合シーケンスを用いて、供給原料と分解工程の苛酷性とに応じて広く変化しうる、得られた生成物混合物を所望の生成物に分離する。蒸気ドラムにおいて分離され、続いて対流セクションにおいて高圧過熱蒸気(VHP、5〜12MPa)に過熱される高圧ボイラー供給水(BFW、6〜12MPa)の蒸発によって、分解ガスの冷却を移動ライン交換器において行う。
蒸気分解はエネルギー集約型石油化学プロセスである。分解炉は、蒸気分解プラントにおける最大の燃料消費体である。ナフサなどの液体炭化水素供給原料を分解する蒸気分解器の場合、供給物を予熱し、蒸発させるために、炉内で放出される熱の約10%が用いられる。
連続接触改質装置(CCR)は、原油から蒸留された炭化水素供給原料をいわゆるリフォーメートに変化させる。これらは、ベンゼン、トルエン、およびキシレンなどの芳香族炭化水素類を含む。
蒸気分解およびCCRには、両方とも、それらが炭化水素蒸気またはナフサ蒸気を他の化合物に変化させるという共通点がある。
炭化水素供給原料は、常圧蒸留塔、水素化分解器、FCC、コーカー、残油水素化分解器などの上流の精製プロセスから生じる。これらのプロセスは、一つのステージにおいて蒸気流としてナフサを有する分留プロセスであるか、または、分留プロセスを含む。前述の分留プロセスは、典型的には、ナフサ留分を有する蒸気として生じ、かつ、オンスペックナフサを有するために分離する必要がある蒸気を使用する。
しかし、これらの分留プロセスは常圧付近で作用するが、ナフサについては、残留対流バンク、分解コイルなどに対する圧力低下を克服するために、およそ0.6〜0.8MPaの圧力の蒸気分解炉における蒸気が必要である。
これらの分留プロセスの圧力を増加させうるだけではない。すなわち、このことが、分離に影響するであろうし、または/かつ、底部においてより高い温度を必要とし、その結果、分留プロセスにおける炭化水素類の望ましくない熱的分解が生じるだろう。
本発明の目的は、化学的派生物の製造に用いるために充分な圧力で炭化水素供給原料蒸気を製造することである。
本発明の目的は、炭化水素供給原料を蒸発させるためのプロセスであって、炭化水素供給原料ポンプを用いて炭化水素供給原料を加圧するステップと、第一熱交換器において炭化水素供給原料を予熱するステップと、第一熱交換器に接続された中圧蒸留カラムにおいて予熱炭化水素供給原料を蒸留するステップと、を含み、中圧蒸留カラムが0.7〜1.2MPaの圧力で運転されるプロセスにおいて達成される。
熱交換器および熱交換器に接続された中圧蒸留カラムは、この場合、原油を含む炭化水素供給原料からの、より軽質の成分、すなわちナフサの分離のために使用されうる。このことによって、加圧ナフサ蒸気は、たとえば、有利には、転化プロセスにおいて使用されうる炭化水素供給原料から分離され、炭化水素供給原料蒸気は派生的生成物に変化する。かかるプロセスの例は、本技術分野において炭化水素供給原料を蒸発させるために配置された蒸気分解器炉において行われる蒸気分解である。蒸気分解炉の外部から炭化水素供給原料蒸気を供給することによって、余分な蒸気分解炉における蒸発対流バンクが生じる。これによって、たとえば、過熱した非常に高圧の蒸気を生成するためのより多くの蒸気分解器炉の能力が残る。別の例において、炭化水素供給原料蒸気を連続接触改質プロセスに供給することによっても、かかるプロセスにおける派生的生成物のよりエネルギー効率の良い製造が可能になる。
示された圧力範囲において、炭化水素供給原料またはナフサは、記載される通りの転化プロセスにおける使用のための充分な圧力で、蒸発した炭化水素供給原料としてカラムを出る。
一つの実施形態において、プロセスは、さらに、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する中圧ストリッピング蒸気を用いて中圧蒸留カラムにおける炭化水素供給原料を蒸留することを含む。
これは、蒸留を行うための、低グレードのエネルギーを提供する。
一つの実施形態において、中圧蒸気は、180〜350℃の温度を有する。この温度範囲は、中圧ストリッピング蒸気について示された圧力範囲に対応する。
一つの実施形態において、第一熱交換器は、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される。第一熱交換器のための熱は、各種の熱源、たとえば、中圧蒸気、中圧ストリッピング蒸気、急冷油などから得られうる。このことは、同様の仕方で加熱されうる中圧蒸留カラムの加熱にも当てはまる。
一つの実施形態において、プロセスは、第二熱交換器における熱交換によって炭化水素供給原料を予熱するステップと、第二伝熱媒体を用いて、炭化水素流を、軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに、低圧蒸留カラムにおいて蒸留するステップと、をさらに含み、低圧蒸留カラムは、0.1〜0.6MPaの絶対圧力で運転される。
一つの実施形態において、プロセスは、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気を用いて、低圧蒸留カラム(C−302)において炭化水素流を蒸留することをさらに含む。
一つの実施形態において、プロセスは、低圧蒸留カラムから中圧蒸留カラムにガス成分を再利用することをさらに含む。
このことによって、炭化水素蒸気成分および液体成分のさらなる分離が可能になり、しかるに、それによって、転化プロセスのための炭化水素供給原料蒸気製造が改善される。
また、本発明の目的は、炭化水素供給原料を加圧するための炭化水素供給原料ポンプと、炭化水素供給原料ポンプに接続された第一熱交換器と、熱交換器に接続された0.7〜1.2MPaの中圧で加熱炭化水素供給原料を蒸留するための中圧蒸留カラムと、を含む、炭化水素蒸気を製造するためのシステムにおいても達成される。
一つの実施形態において、中圧蒸留カラムは、中圧ストリッピング蒸気を供給するための入口を有し、中圧ストリッピング蒸気は、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する。
一つの実施形態において、中圧ストリッピング蒸気は180〜350℃の温度を有する。
一つの実施形態において、第一熱交換器は、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される。
一つの実施形態において、システムは、熱交換によって炭化水素供給原料を予熱するための中圧蒸留カラムに接続された第二熱交換器と、軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに炭化水素流を蒸留するための第二熱交換器に接続された低圧蒸留カラムと、をさらに含み、低圧蒸留カラムは、0.1〜0.6MPaの絶対圧力で運転するように配置される。
一つの実施形態において、低圧蒸留カラムは、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気のための入口を有する。
一つの実施形態において、システムは、低圧蒸留カラムからの凝縮成分を再利用するための、低圧蒸留カラムから中圧蒸留カラムへの再利用路を有する。
以下は、本明細書にわたって用いられる各種の用語および句の定義を含む。
「約(about)」または「およそ(approximately)」という用語は、当業者によって理解されるものに近いものとして定義される。非限定的な一実施形態において、用語は、10%の範囲内、好ましくは5%の範囲内、より好ましくは1%の範囲内、最も好ましくは0.5%の範囲内であると定義される。
「重量%」、「容量%」または「モル%」という用語は、ある成分を含む材料の総重量、総体積、または総モルに対する、それぞれ、当該成分の重量百分率、体積百分率、またはモル百分率を指す。非限定的な例において、100モルの材料中の10モルの成分は、10モル%の成分である。
「効果的(effective)」という用語は、用語が明細書および/または請求項において用いられる場合、所望の、期待される、または、意図された結果を達成するために適切なものを意味する。
「一つの(a)」または「一つの(an)」という語の使用は、請求項または明細書において「含む(comprising)」という用語とともに用いられる場合、「一つ」を意味することができるが、「一つ以上」、「少なくとも一つ」、および「一つまたは一つ超」の意味にも一致しうる。
「含む(comprising)」(および「含む(comprise)」や「含む(comprises)」などの「含む(comprising)」の任意の形態)、「有する(having)」(および「有する(have)」や「有する(has)」などの「有する(having)」の任意の形態)、「含む(including)」(および「含む(includes)」や「含む(include)」などの「含む(including)」の任意の形態)、または「含む(containing)」(「含む(contains)」や「含む(contain)」などの「含む(containing)」の任意の形態)という語は、始めと終わりを含むか、またはオープンエンドであり、追加的で列挙されない要素や方法ステップを除外するものではない。
本発明のプロセスは、明細書にわたって開示される特定の含有成分(ingredients)、構成成分(components)、組成物(compositions)、ステップなど「を含む(comprise)」、「から実質的になる(consist essentially of)」または「のみからなる(consist of)」ことができる。ある種の成分を含む生成物/組成物/プロセス/システムについての記載が、これらの成分からなる生成物/組成物/システムをも開示することも理解される。これらの成分からなる生成物/組成物/プロセス/システムは、たとえば、生成物/組成物の作製のための、より単純で、より経済的なプロセスを提供するという点で有利でありうる。同様に、たとえば、ある種のステップを含むプロセスについての記載が、これらのステップからなるプロセスをも開示することも理解される。これらのステップからなるプロセスは、より単純で、より経済的なプロセスを提供する点で有利でありうる。
値がパラメータについての下限および上限について示される場合、下限の値と上限の値との組み合わせによって生じる範囲も開示されることが理解される。
本発明の文脈において、次に14の態様が記載される。第1の態様は、炭化水素供給原料蒸気を製造するためのプロセスであって、炭化水素供給原料ポンプを用いて炭化水素供給原料を加圧するステップと、第一熱交換器において加圧された前記炭化水素供給原料を予熱するステップと、前記第一熱交換器に接続された中圧蒸留カラムにおいて予熱された前記炭化水素供給原料を蒸留するステップと、を含み、前記中圧蒸留カラムが0.7〜1.2MPaの絶対圧力で運転されるプロセスである。第2の態様は、さらに、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する中圧ストリッピング蒸気を用いて前記中圧蒸留カラムにおいて前記炭化水素供給原料を蒸留することを含む第1の態様に記載のプロセスである。第3の態様は、前記中圧ストリッピング蒸気が180〜350℃の温度を有する第1または第2の態様に記載のプロセスである。第4の態様は、前記熱交換器が、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される第1〜第3の態様のいずれかに記載のプロセスである。第5の態様は、第二熱交換器における熱交換によって前記中圧蒸留カラムから前記炭化水素供給原料の流体成分を予熱するステップと、前記炭化水素供給原料を、軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに、低圧蒸留カラムにおいて蒸留するステップと、をさらに含み、前記低圧蒸留カラムが、大気圧で運転されるように配置される第1〜第4の態様のいずれかに記載のプロセスである。第6の態様は、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気を用いて、低圧蒸留カラムにおいて前記炭化水素流を蒸留することをさらに含む、第5の態様に記載のプロセスである。第7の態様は、前記低圧蒸留カラムから前記中圧蒸留カラムに蒸留された前記炭化水素供給原料の凝縮成分を再利用することをさらに含む第5または第6の態様の少なくとも一つに記載のプロセスである。
第8の態様は、炭化水素供給原料を加圧するための炭化水素供給原料ポンプと、前記炭化水素供給原料ポンプに接続された第一熱交換器と、前記熱交換器に接続された0.7〜1.2MPaの中圧で加熱された前記炭化水素供給原料を蒸留するための中圧蒸留カラムと、を含む炭化水素蒸気を製造するためのシステムである。第9の態様は、前記中圧蒸留カラムが、中圧ストリッピング蒸気を供給するための入口を有し、前記中圧ストリッピング蒸気が、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する第8の態様に記載のシステムである。第10の態様は、前記中圧ストリッピング蒸気が180〜350℃の温度を有する8または第9の態様に記載のシステムである。第11の態様は、前記第一熱交換器が、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される第8〜第10の態様のいずれかに記載のシステムである。第12の態様は、前記中圧蒸留カラムからの前記炭化水素供給原料の液体成分を予熱するための前記中圧蒸留カラムに接続された第二熱交換器と、軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに前記炭化水素供給原料を蒸留するための前記第二熱交換器に接続された低圧蒸留カラムと、をさらに含み、前記低圧蒸留カラムが、大気圧で運転されるように配置される第8〜第11の態様のいずれかに記載のシステムである。第13の態様は、前記低圧蒸留カラムが、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気のための入口を有する第12の態様に記載のシステムである。第14の態様は、前記低圧蒸留カラムから前記中圧蒸留カラムへの再利用路をさらに含む第12または第13の態様の少なくとも一つに記載のシステムである。
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の図、詳細な説明および例から明らかになるであろう。なお、本発明は、本明細書に記載される特徴の全ての可能な組み合わせに関し、請求項に存在する特徴のそれらの組み合わせが特に好ましい。ゆえに、当然のことながら、本発明に係る組成物、プロセス、システムに関する特徴の全ての組み合わせ、本発明に係るプロセスに関する特徴の全ての組み合わせ、および本発明に係るシステムに関する特徴と本発明に係るプロセスに関する特徴との全ての組み合わせは、本明細書に記載される。しかし、図、詳細な説明および例は、本発明の特定の実施形態を示すが、例示としてのみ示されるものであって、限定することを意味するものではないことを理解すべきである。追加的に、本発明の精神および範囲内の変更および改変は、この詳細な説明から当業者にとって明らかになるであろうということが考えられる。さらなる実施形態において、特定の実施形態からの特徴を他の実施形態からの特徴と組み合わせてもよい。たとえば、一実施形態からの特徴を他の実施形態のいずれかからの特徴と組み合わせてもよい。さらなる実施形態において、本明細書に記載される特定の実施形態に追加的な特徴を加えてもよい。
粗炭化水素供給原料流から蒸気炭化水素供給原料生成物を製造するためのプロセスおよびシステムの概略図を示す。 本発明に係るプロセスの適用であって、本発明の実施形態に係る蒸気炭化水素供給原料生成物を製造するための適用を示す。
炭化水素供給原料としてのナフサを蒸発させ、転化プロセス、たとえば、蒸気分解炉、連続接触改質装置(CCR)または以下に記載される通りの0.6〜0.8Paの圧力で成分にナフサ蒸気を転化する他のいずれかプロセスに供給することができる。
図1は、充分に高い温度および圧力で、図2の蒸気分解炉に、原油、水素化分解器生成物、接触分解器生成物、コーカー生成物などの粗炭化水素供給原料から、炭化水素供給原料蒸気、すなわち、ナフサを提供することが可能な精製プロセス300を示す。
この好ましい解決において、転化プロセスに炭化水素供給原料を提供する精製ユニットは、充分な圧力でそれらの生成物を製造して転化プロセスから独立した流れ202と混合し、これらを直接UMP(図2)に送出する。これらの精製ユニットの炭化水素分留システムは、それが効率的にそうするために適切に設計されるべきである。粗炭化水素供給原料蒸留器についての例は、図3によって提供される。
粗炭化水素供給原料は脱塩され、現状技術の粗蒸留器(生成物に対する拡張予熱を含む)について典型的であるように予熱されて流れ301とされ、この流れは、熱交換器H−301に、粗炭化水素供給原料ポンプを用いて中圧でポンプ輸送され、原油の組成と、蒸気分解器へのナフサの所望のカットポイントと、蒸気分解器炉の要件によって管理されるカラムの圧力とに応じて、熱交換器H−301において220〜350℃の温度にさらに加熱されて流れ302とされる。熱交換器H−301は、たとえば、通常、約160℃の温度で利用可能な蒸気分解炉からの中圧蒸気や急冷油などの任意の適切な熱源によって加熱される炉、蒸気加熱器または他のいずれかの型の加熱器であることが可能である。中圧(MP)蒸気は、通常、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する。
予熱された炭化水素供給原料流302は、0.7〜1.2MPaの絶対圧力で運転される中圧蒸留カラムC−301に送られる。その圧力は、主に、蒸気分解器によって必要とされる蒸気ナフサ圧力と、輸送ライン内の圧力低下とによって支配される。粗炭化水素供給原料が熱交換器H−301にポンプ輸送される圧力は、熱交換器における圧力低下を克服し、かつ、0.7〜1.2MPaの中圧蒸留カラムC−301における所要圧力を得るために充分でなければならない。このポンプ圧力は、熱交換器型に応じて変化しうる。
蒸留カラムC−301における粗炭化水素供給原料は、さらなる熱交換器、再沸器またはストリッピング蒸気を用いて加熱されうる。中圧ストリッピング蒸気342は、この中圧蒸留カラムC−301の底部において、180〜350℃の温度範囲で粗炭化水素供給原料に加えられうる。常圧蒸留カラムC−302からの液体炭化水素供給原料流325は、後続のステージ、すなわち、以下に記載される通りの蒸留カラムC−302から加えられうる。
中圧蒸留カラムC−301の底部314において、主に、流れ314における原油の中質蒸留物およびより重質の留分を含む生成物が得られる。上部において、流れ303に含まれるナフサおよびより軽質の成分が得られる。この流れ303の一部304は、熱交換器H−302において凝縮され、分離器V−301において液体306に分離され、ポンプP−301によってポンプ輸送されてカラムC−301に液体還流307として戻される。
分離器V−301からの蒸気生成物309を、より軽質の炭化水素供給原料流331と同様の炭化水素供給原料流332として転化プロセスに直接送ることが可能であり、ここで、より重質な炭化水素供給原料流332を分離し続けて、それらを異なる条件下で分解するというわずかな長所がある。炭化水素供給原料流331における、より軽質な成分のため、たとえば、より重質な炭化水素供給原料流332よりも苛酷な条件下でより軽質な炭化水素供給原料流331を蒸気分解することは有利でありうる。転化プロセスにおけるエネルギー能力をもっとうまく利用するために、炭化水素供給原料331、332の流れを完全に、または、部分的に混合することも可能である。
液体ナフサを製造することも可能である。このために、凝縮器H−303において、より軽質なナフサ流310からの水を流れ311に凝縮することができる。より高い圧力のため、このシステムは、従来の粗蒸留器と比較してより高い圧力で運転され、温度は、より高く(130〜180℃の範囲)、それによって、次いで、従来の粗蒸留器(<100℃)において回収するに値する、より価値のある熱が放出される。蒸発ユニットV−302は、流れ308におけるV−301からのサワー水とともに処理のために送られるサワー水留分313における流れ311を分離し、ナフサ安定器カラムにP−303によってポンプ輸送されうる不安定な(不安定化された)ナフサ留分312とLPG留分333とは、ガスプラントまたは燃料ガスネットワークに送られうる。
中圧蒸留カラムC−301からの流れ314における底部生成物は、熱交換器H−304によって320〜360℃の温度にさらに加熱され、低圧蒸気343または低圧ストリッピング蒸気とともに常圧蒸留カラムC−302に加えられる。低圧蒸気は、通常、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する。常圧蒸留カラムC−302は、0.6MPa未満で、かつ、大気圧(0.1MPa)を超える絶対圧力で作動する。常圧蒸留カラムC−302は、上部で中質蒸留物留分316を生成する。蒸留物回収容器V−303からの蒸気はデカンタV−304に送られ、ここで、それらは、凝縮器H−305によって凝縮される。デカンタV−304は、これを蒸気留分326において分離してガス処理プラントに送り、サワー水328を分離して、他のサワー水流313、308とともに、処理のために送る。記載されるように、流れ325を介して、中圧蒸留カラムC−301に、ポンプP−305によって、液体留分324をポンプ輸送する。
流れ321における常圧蒸留カラムC−302の底部生成物321は、粗蒸留ユニット(全ての機器が図示されるわけではない)において共通して従来の真空蒸留カラムC−303によって処理されて、中質蒸留物蒸気337、ならびに、軽質真空ガス油、重質真空ガス油、および真空残渣340が製造される。
蒸留カラムC−302から、揮発性成分が、蒸留物回収容器V−303において分離され、凝縮器H−306およびデカンタV−304を介して供給され(324)、流れ325を介して中圧蒸留カラムC−301に加圧される(P−305)。
しかるに、記載されるように、中圧で、転化プロセスにおける処理のために、炭化水素供給原料蒸気において、炭化水素供給原料の揮発性成分のほとんどを保持することができる。
上記の全ては、転化プロセスが、図2に示される通りの転化プロセスにおいて、加圧され、蒸発したナフサ/炭化水素供給原料流を処理することができることを確認するためのものである。
水素化分解器およびFCCユニットは、典型的には、主要な分留装置カラムを有し、分留装置カラムは、中圧蒸留カラムC−301および常圧蒸留カラムC−302によって、全てのそれらの関連機器とともに置き換えられて、図2に示される通りの転化プロセスに、加圧された、蒸発した炭化水素供給原料を提供することもできる。
図2は、炭化水素供給原料蒸気を製造するためのプロセスおよびシステムの適用を示す。粗炭化水素供給原料201、すなわち原油は、プロセス300に供給され、ここで炭化水素供給原料が製造される。炭化水素供給原料蒸気331は、派生的成分205を製造するための転化プロセスの炭化水素蒸気入口203に供給される。炭化水素供給原料を蒸発させることがもはや必要でないため、転化プロセスをより効率的に行うことができる。
300 炭化水素供給原料蒸気を製造するためのプロセスおよびシステム
301 原油
302 加熱原油
303 ナフサ蒸留物
304 凝縮および還流のためのナフサ部分
305 凝縮および還流のための加熱ナフサ部分
306 液体
307 還流
308、313、334 サワー水
309 蒸気生成物
310 より軽質のナフサ流
311 凝縮水流
312、335 液体ナフサ
314 より重質な留分
315 加熱された、より重質な留分
316 中質蒸留物留分
317 ガス成分
325 液体中質蒸留物
328 サワー水
331 ナフサ
332 軽質ナフサ
333、326 液体石油ガス
336 中質蒸留物、灯油、ディーゼル
337 中質蒸留物蒸気
340 真空残渣
342 中圧ストリッピング蒸気
343 低圧蒸気
C−301 中圧蒸留カラム
C−302 常圧蒸留カラム
C−303 従来の真空蒸留カラム
H−301 熱交換器
H−302 熱交換器
H−303 凝縮器
H−305 凝縮器
P−303 ポンプ
P−305 ポンプ
V−301 蒸発ユニット
V−302 蒸発ユニット
V−303 蒸留物回収容器
V−304 デカンタ
200 炭化水素供給原料派生物を製造するためのプロセス
300 炭化水素供給原料蒸気を製造するためのプロセス
204 炭化水素転化プロセス
203 炭化水素供給原料入口
205 炭化水素供給原料派生物

Claims (14)

  1. 炭化水素供給原料蒸気を製造するためのプロセスであって、
    炭化水素供給原料ポンプを用いて炭化水素供給原料を加圧するステップと、
    第一熱交換器において加圧された前記炭化水素供給原料を予熱するステップと、
    前記第一熱交換器に接続された中圧蒸留カラムにおいて予熱された前記炭化水素供給原料を蒸留するステップと、を含み、
    前記中圧蒸留カラムが0.7〜1.2MPaの絶対圧力で運転されるプロセス。
  2. 0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する中圧ストリッピング蒸気を用いて前記中圧蒸留カラムにおける前記炭化水素供給原料を蒸留することをさらに含む請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記中圧ストリッピング蒸気が180〜350℃の温度を有する請求項1または2に記載のプロセス。
  4. 前記熱交換器が、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される請求項1または2に記載のプロセス。
  5. 第二熱交換器における熱交換によって前記中圧蒸留カラムから前記炭化水素供給原料の流体成分を予熱するステップと、
    前記炭化水素供給原料を、軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに、低圧蒸留カラムにおいて蒸留するステップと、をさらに含み、
    前記低圧蒸留カラムが、大気圧で運転されるように配置される請求項1または2に記載のプロセス。
  6. 0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気を用いて、低圧蒸留カラムにおいて前記炭化水素流を蒸留することをさらに含む請求項5に記載のプロセス。
  7. 前記低圧蒸留カラムから前記中圧蒸留カラムに蒸留された前記炭化水素供給原料の凝縮成分を再利用することをさらに含む請求項5に記載のプロセス。
  8. 炭化水素供給原料を加圧するための炭化水素供給原料ポンプと、
    前記炭化水素供給原料ポンプに接続された第一熱交換器と、
    0.7〜1.2MPaの中圧で加熱された前記炭化水素供給原料を蒸留するための前記熱交換器に接続された中圧蒸留カラムと、を含む炭化水素蒸気を製造するためのシステム。
  9. 前記中圧蒸留カラムが、中圧ストリッピング蒸気を供給するための入口を有し、
    前記中圧ストリッピング蒸気が、0.8〜2.0MPaの絶対圧力を有する請求項8に記載のシステム。
  10. 前記中圧ストリッピング蒸気が180〜350℃の温度を有する請求項8または9に記載のシステム。
  11. 前記第一熱交換器が、160〜350℃の温度を有する伝熱媒体を用いて加熱される請求項9に記載のシステム。
  12. 前記中圧蒸留カラムからの前記炭化水素供給原料の液体成分を予熱するための前記中圧蒸留カラムに接続された第二熱交換器と、
    軽質蒸留物留分、中質蒸留物留分、および重質蒸留物留分の内の少なくとも一つに前記炭化水素供給原料を蒸留するための前記第二熱交換器に接続された低圧蒸留カラムと、をさらに含み、
    前記低圧蒸留カラムが、大気圧で運転されるように配置される請求項9に記載のシステム。
  13. 前記低圧蒸留カラムが、0.1〜0.7MPaの絶対圧力を有する低圧ストリッピング蒸気のための入口を有する請求項12に記載のシステム。
  14. 前記低圧蒸留カラムから前記中圧蒸留カラムへの再利用路をさらに含む請求項12または13に記載のシステム。
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