JP2019536439A5 - - Google Patents

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一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、貧血を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、サラセミアを処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、骨髄異形成症候群(myelodysplastinc syndrome)を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、骨髄線維症を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、異常ヘモグロビン症を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、鎌状赤血球症を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、それを必要とする患者において輸血負荷を低減するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、エリスロポエチンレベルが、年齢および性別が同様である1または複数の健康な患者のエリスロポエチンレベルと比べて内因的に高い患者を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示されるヘテロマー複合体を、貧血を有し、EPO(またはその誘導体またはEPO受容体アゴニスト)を用いた処置に対して不応答性または不耐容性である患者を処置するために使用することができる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびALK7スーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、前記I型−Fc融合タンパク質が、前記I型−Fc融合タンパク質の等電点(pI)を変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、前記II型−Fc融合タンパク質が、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、組換えヘテロ多量体。
(項目2)
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
項目1に記載のヘテロ多量体。
(項目3)
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または負荷電アミノ酸の1つまたは複数の正荷電アミノ酸[例えば、アルギニン(R)、リシン(K)、またはヒスチジン(H)]による置換を含み、
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または正荷電アミノ酸の1つまたは複数の負荷電アミノ酸[例えば、アスパラギン酸(E)またはグルタミン酸(D)]による置換を含む、
項目2に記載のヘテロ多量体。
(項目4)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目5)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目4に記載のヘテロ多量体。
(項目6)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアミノ酸置換;
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアミノ酸置換;ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアミノ酸置換および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアミノ酸置換
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目5に記載のヘテロ多量体。
(項目7)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(N162R、N162K、またはN162H);
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(D179R、D179K、またはD179H);ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(N162R、N162KまたはN162H)および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(D179R、D179KまたはD179H)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目6に記載のヘテロ多量体。
(項目8)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニンによる置換(N162R);
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニンによる置換(D179R);ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニンによる置換(N162R)および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニンによる置換(D179R)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目7に記載のヘテロ多量体。
(項目9)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、項目4から8までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目10)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号3100のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、項目4から8までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目11)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号670のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目4または5に記載のヘテロ多量体。
(項目12)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG2 Fcドメインであり、前記IgG2 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目13)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目12に記載のヘテロ多量体。
(項目14)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、項目6から10までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目12または13に記載のヘテロ多量体。
(項目15)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG3 Fcドメインであり、前記IgG3 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目16)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、配列番号3300のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目15に記載のヘテロ多量体。
(項目17)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、項目6から10までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目15または16に記載のヘテロ多量体。
(項目18)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG4 Fcドメインであり、前記IgG4 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目19)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目18に記載のヘテロ多量体。
(項目20)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、項目6から10までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目17または18に記載のヘテロ多量体。
(項目21)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から11までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目22)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目21に記載のヘテロ多量体。
(項目23)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアミノ酸置換;
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアミノ酸置換;ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアミノ酸置換および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアミノ酸置換
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目22に記載のヘテロ多量体。
(項目24)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K138EまたはK138D);
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K217EまたはK217D);ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K138EまたはK138D)および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K217EまたはK217D)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目23に記載のヘテロ多量体。
(項目25)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるグルタミン酸による置換(K138E);
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸による置換(K217D);ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるグルタミン酸による置換(K138E)および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸による置換(K217D)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目24に記載のヘテロ多量体。
(項目26)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号3100のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、項目21から25までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目27)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、項目21から25までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目28)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号660のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目21または22に記載のヘテロ多量体。
(項目29)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG2 Fcドメインであり、前記IgG2 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までおよび12から14までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目30)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目29に記載のヘテロ多量体。
(項目31)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、項目23から27までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目29または30に記載のヘテロ多量体。
(項目32)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG3 Fcドメインであり、前記IgG3 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までおよび15から17までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目33)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、配列番号3300のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目32に記載のヘテロ多量体。
(項目34)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、項目23から27までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目32または33に記載のヘテロ多量体。
(項目35)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG4 Fcドメインであり、前記IgG4 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目1から3までおよび18から20までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目36)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目35に記載のヘテロ多量体。
(項目37)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、項目23から27までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目35または36に記載のヘテロ多量体。
(項目38)
a)前記II型−Fc融合タンパク質が、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、
b)前記I型−Fc融合タンパク質が、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
項目1に記載のヘテロ多量体。
(項目39)
a)前記II型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または負荷電アミノ酸の1つまたは複数の正荷電アミノ酸[例えば、アルギニン(R)、リシン(K)、またはヒスチジン(H)]による置換を含み、
b)前記I型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または正荷電アミノ酸の1つまたは複数の負荷電アミノ酸[例えば、アスパラギン酸(E)またはグルタミン酸(D)]による置換を含む、
項目38に記載のヘテロ多量体。
(項目40)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目38または39に記載のヘテロ多量体。
(項目41)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目40に記載のヘテロ多量体。
(項目42)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアミノ酸置換;
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアミノ酸置換;ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアミノ酸置換および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアミノ酸置換
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目41に記載のヘテロ多量体。
(項目43)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(N162R、N162K、またはN162H);
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(D179R、D179K、またはD179H);ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(N162R、N162KまたはN162H)および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニン、リシン、またはヒスチジンによる置換(D179R、D179KまたはD179H)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目42に記載のヘテロ多量体。
(項目44)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニンによる置換(N162R);
b)配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニンによる置換(D179R);ならびに
c)配列番号3100のN162に対応する位置におけるアルギニンによる置換(N162R)および配列番号3100のD179に対応する位置におけるアルギニンによる置換(D179R)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目43に記載のヘテロ多量体。
(項目45)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、項目40から44までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目46)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号31のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号31のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、項目40から44までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目47)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号670のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目40または41に記載のヘテロ多量体。
(項目48)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG2 Fcドメインであり、前記IgG2 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目38または39に記載のヘテロ多量体。
(項目49)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目48に記載のヘテロ多量体。
(項目50)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、項目42から46までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目48または49に記載のヘテロ多量体。
(項目51)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG3 Fcドメインであり、前記IgG3 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目38または39に記載のヘテロ多量体。
(項目52)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、配列番号3300のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目51に記載のヘテロ多量体。
(項目53)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、項目42から46までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目51または52に記載のヘテロ多量体。
(項目54)
II型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG4 Fcドメインであり、前記IgG4 Fcドメインが、前記II型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目38または39に記載のヘテロ多量体。
(項目55)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目54に記載のヘテロ多量体。
(項目56)
前記II型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、項目42から46までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目54または55に記載のヘテロ多量体。
(項目57)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目38または39に記載のヘテロ多量体。
(項目58)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目57に記載のヘテロ多量体。
(項目59)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアミノ酸置換;
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアミノ酸置換;ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアミノ酸置換および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアミノ酸置換
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目58に記載のヘテロ多量体。
(項目60)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K138EまたはK138D);
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K217EまたはK217D);ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K138EまたはK138D)および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸またはグルタミン酸による置換(K217EまたはK217D)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目59に記載のヘテロ多量体。
(項目61)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、
a)配列番号3100のK138に対応する位置におけるグルタミン酸による置換(K138E);
b)配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸による置換(K217D);ならびに
c)配列番号3100のK138に対応する位置におけるグルタミン酸による置換(K138E)および配列番号3100のK217に対応する位置におけるアスパラギン酸による置換(K217D)
から選択される1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目60に記載のヘテロ多量体。
(項目62)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号3100のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、項目57から61までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目63)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、項目57から61までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目64)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号660のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目57または58に記載のヘテロ多量体。
(項目65)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG2 Fcドメインであり、前記IgG2 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目57または58に記載のヘテロ多量体。
(項目66)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目65に記載のヘテロ多量体。
(項目67)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG2 Fcドメインが、項目59から63までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目65または66に記載のヘテロ多量体。
(項目68)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG3 Fcドメインであり、前記IgG3 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目57または58に記載のヘテロ多量体。
(項目69)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、配列番号3300のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目68に記載のヘテロ多量体。
(項目70)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG3 Fcドメインが、項目59から63までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目68または69に記載のヘテロ多量体。
(項目71)
I型−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG4 Fcドメインであり、前記IgG4 Fcドメインが、前記I型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、項目57または58に記載のヘテロ多量体。
(項目72)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、項目71に記載のヘテロ多量体。
(項目73)
前記I型−Fc融合タンパク質IgG4 Fcドメインが、項目59から63までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含む、項目71または72に記載のヘテロ多量体。
(項目74)
第1のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のI型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のI型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、前記第1のI型−Fc融合タンパク質と第2のI型−Fc融合タンパク質が、異なるTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含み、前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、前記第1のI型−Fc融合タンパク質の等電点(pI)を変化させる1つもしくは複数のアミノ酸修飾を含み、かつ/または前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、前記第2のI型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つもしくは複数のアミノ酸修飾を含む、組換えヘテロ多量体。
(項目75)
a)前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、前記第1のI型−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、かつ
b)前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、前記第2のI型−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
項目74に記載のヘテロ多量体。
(項目76)
a)前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または負荷電アミノ酸の1つまたは複数の正荷電アミノ酸[例えば、アルギニン(R)、リシン(K)、またはヒスチジン(H)]による置換を含み、かつ
b)前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または正荷電アミノ酸の1つまたは複数の負荷電アミノ酸[例えば、アスパラギン酸(E)またはグルタミン酸(D)]による置換を含む、
項目2に記載のヘテロ多量体。
(項目77)
第1のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のII型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のII型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、前記第1のII型−Fc融合タンパク質と第2のII型−Fc融合タンパク質が、異なるTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含み、前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、前記第1のII型−Fc融合タンパク質の等電点(pI)を変化させる1つもしくは複数のアミノ酸修飾を含み、かつ/または前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、前記第2のII型−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つもしくは複数のアミノ酸修飾を含む、組換えヘテロ多量体。
(項目78)
a)前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、前記第1のII型−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、かつ
b)前記第2のII型−Fc融合タンパク質が、前記第2のII型−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
項目77に記載のヘテロ多量体。
(項目79)
a)前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または負荷電アミノ酸の1つまたは複数の正荷電アミノ酸[例えば、アルギニン(R)、リシン(K)、またはヒスチジン(H)]による置換を含み、かつ
b)前記第2のII型−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または正荷電アミノ酸の1つまたは複数の負荷電アミノ酸[例えば、アスパラギン酸(E)またはグルタミン酸(D)]による置換を含む、
項目78に記載のヘテロ多量体。
(項目80)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、配列番号3100のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含み、かつ
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)を含むIgG1
Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目81)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記II型−Fc融合タンパク質が、配列番号31のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、配列番号3100のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含み、かつ
b)前記I型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)を含むIgG1 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目82)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、および配列番号3100のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)を含むIgG1 Fcドメインを含み、
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目83)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記II型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、および配列番号3100のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)を含むIgG1 Fcドメインを含み、かつ
b)前記I型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目84)
配列番号31のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、アスパラギン酸である、項目80から83までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目85)
配列番号3100のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、グルタミン酸である、項目80から83までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目86)
前記IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目80から85までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目87)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、項目80から85までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2 Fcドメインを含み、かつ
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、項目80から85までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目88)
前記IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目87に記載のヘテロ多量体。
(項目89)
TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(I型−Fc融合タンパク質)およびTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(II型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、項目80から85までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4 Fcドメインを含み、かつ
b)前記II型−Fc融合タンパク質が、項目80から85までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目90)
前記IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目89に記載のヘテロ多量体。
(項目91)
第1のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のI型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のI型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、配列番号31のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、配列番号31のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)を含むIgG1 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目92)
配列番号3100のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、アスパラギン酸である、項目91に記載のヘテロ多量体。
(項目93)
配列番号3100のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、グルタミン酸である、項目92に記載のヘテロ多量体。
(項目94)
前記IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目91から93までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目95)
第1のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のI型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のI型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、項目93から95までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2
Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、項目93から95までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2
Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目96)
前記IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目95に記載のヘテロ多量体。
(項目97)
第1のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のI型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のI型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のI型−Fc融合タンパク質が、項目93から95までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4
Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のI型−Fc融合タンパク質が、項目93から95までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4
Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目98)
前記IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目97に記載のヘテロ多量体。
(項目99)
第1のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のII型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のII型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のS132に対応する位置にシステイン(S132C)、配列番号3100のT144に対応する位置にトリプトファン(T144W)、および配列番号3100のH213に対応する位置に酸性アミノ酸を含むIgG1 Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のII型−Fc融合タンパク質が、配列番号3100のY127に対応する位置にシステイン(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置にセリン(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置にアラニン(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置にバリン(Y185V)を含むIgG1 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目100)
配列番号3100のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、アスパラギン酸である、項目99に記載のヘテロ多量体。
(項目101)
配列番号3100のH213に対応する位置の酸性アミノ酸が、グルタミン酸である、項目99に記載のヘテロ多量体。
(項目102)
前記IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目99から101までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体。
(項目103)
第1のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のII型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のII型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、項目99から101までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2 Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のII型−Fc融合タンパク質が、項目99から101までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG2 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目104)
前記IgG2 Fcドメインが、配列番号3200のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目103に記載のヘテロ多量体。
(項目105)
第1のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第1のII型−Fc融合タンパク質)および第2のTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド−Fc融合タンパク質(第2のII型−Fc融合タンパク質)を含む組換えヘテロ多量体であって、
a)前記第1のII型−Fc融合タンパク質が、項目99から101までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4 Fcドメインを含み、かつ
b)前記第2のII型−Fc融合タンパク質が、項目99から101までのいずれか一項に記載のIgG1アミノ酸置換に対応する1つまたは複数のアミノ酸置換を含むIgG4 Fcドメインを含む、
組換えヘテロ多量体。
(項目106)
前記IgG4 Fcドメインが、配列番号3500のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一である、項目105に記載のヘテロ多量体。
(項目107)
a)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
b)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK2−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
c)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK3−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
d)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK4−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
e)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK5−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
f)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK6−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
g)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK7−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質であり;
h)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
i)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK2−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
j)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK3−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
k)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK4−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
l)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK5−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
m)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK6−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
n)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK7−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、ActRIIB−Fc融合タンパク質であり;
o)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
p)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK2−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
q)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK3−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
r)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK4−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
s)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK5−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
t)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK6−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
u)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK7−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、BMPRII−Fc融合タンパク質であり;
v)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
w)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK2−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
x)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK3−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
y)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK4−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
z)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK5−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
aa)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK6−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
bb)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK7−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、TGFBRII−Fc融合タンパク質であり;
cc)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
dd)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK2−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
ee)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK3−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
ff)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK4−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
gg)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK5−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
hh)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK6−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質であり;
ii)前記I型−Fc融合タンパク質が、ALK7−Fc融合タンパク質であり、前記II型−Fc融合タンパク質が、MISRII−Fc融合タンパク質である、
前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目108)
a)第1のI型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質、ALK2−Fc融合タンパク質、ALK3−Fc融合タンパク質、ALK4−Fc融合タンパク質、ALK5−Fc融合タンパク質、ALK6−Fc融合タンパク質、およびALK7−Fc融合タンパク質から選択され、かつ
b)第2のI型−Fc融合タンパク質が、ALK1−Fc融合タンパク質、ALK2−Fc融合タンパク質、ALK3−Fc融合タンパク質、ALK4−Fc融合タンパク質、ALK5−Fc融合タンパク質、ALK6−Fc融合タンパク質、およびALK7−Fc融合タンパク質から選択され、
前記第1のI型−Fc融合タンパク質と第2のI型−Fc融合タンパク質が、異なるTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含む、
前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目109)
a)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK2−Fc融合タンパク質;
b)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK3−Fc融合タンパク質;
c)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK4−Fc融合タンパク質;
d)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK5−Fc融合タンパク質;
e)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK6−Fc融合タンパク質;
f)ALK1−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質;
g)ALK2−Fc融合タンパク質およびALK3−Fc融合タンパク質;
h)ALK2−Fc融合タンパク質およびALK4−Fc融合タンパク質;
i)ALK2−Fc融合タンパク質およびALK5−Fc融合タンパク質;
j)ALK2−Fc融合タンパク質およびALK6−Fc融合タンパク質;
k)ALK2−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質;
l)ALK3−Fc融合タンパク質およびALK4−Fc融合タンパク質;
m)ALK3−Fc融合タンパク質およびALK5−Fc融合タンパク質;
n)ALK3−Fc融合タンパク質およびALK6−Fc融合タンパク質;
o)ALK3−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質;
l)ALK4−Fc融合タンパク質およびALK5−Fc融合タンパク質;
m)ALK4−Fc融合タンパク質およびALK6−Fc融合タンパク質;
n)ALK4−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質;
o)ALK5−Fc融合タンパク質およびALK6−Fc融合タンパク質;
p)ALK5−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質;
q)ALK6−Fc融合タンパク質およびALK7−Fc融合タンパク質
を含む、項目108に記載のヘテロ多量体。
(項目110)
a)第1のII型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質、ActRIIB−Fc融合タンパク質、BMPRII−Fc融合タンパク質、TGFBRII−Fc融合タンパク質、およびMISRII−Fc融合タンパク質から選択され、
b)第2のII型−Fc融合タンパク質が、ActRIIA−Fc融合タンパク質、ActRIIB−Fc融合タンパク質、BMPRII−Fc融合タンパク質、TGFBRII−Fc融合タンパク質、およびMISRII−Fc融合タンパク質から選択され、
前記第1のII型−Fc融合タンパク質と第2のII型−Fc融合タンパク質が、異なるTGFβスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含む、
前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目111)
a)ActRIIA−Fc融合タンパク質およびActRIIB−Fc融合タンパク質;
b)ActRIIA−Fc融合タンパク質およびBMPRII−Fc融合タンパク質;
c)ActRIIA−Fc融合タンパク質およびTGFBRII−Fc融合タンパク質;
d)ActRIIA−Fc融合タンパク質およびMISRII−Fc融合タンパク質;
e)ActRIIB−Fc融合タンパク質およびBMPRII−Fc融合タンパク質;
f)ActRIIB−Fc融合タンパク質およびTGFBRII−Fc融合タンパク質;
g)ActRIIB−Fc融合タンパク質およびMISRII−Fc融合タンパク質;
h)BMPRII−Fc融合タンパク質およびTGFBRII−Fc融合タンパク質;
i)BMPRII−Fc融合タンパク質およびMISRII−Fc融合タンパク質;
j)TGFBRII−Fc融合タンパク質およびMISRII−Fc融合タンパク質
を含む、項目110に記載のヘテロ多量体。
(項目112)
前記ALK1−Fc融合タンパク質、第1のALK1−Fc融合タンパク質、または第2のALK1−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号14のアミノ酸22〜34(例えば、アミノ酸残基22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、および34)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号14のアミノ酸95〜118(例えば、アミノ酸残基95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、および118)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号14のアミノ酸22〜118;
c)配列番号14のアミノ酸34〜95;ならびに
d)配列番号14、15、124、126、413、または414のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK1ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目113)
前記ALK2−Fc融合タンパク質、第1のALK2−Fc融合タンパク質、または第2のALK2−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号18のアミノ酸21〜35(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、および35)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号18のアミノ酸99〜123(例えば、アミノ酸残基99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、および123)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号18のアミノ酸35〜99;
c)配列番号18のアミノ酸21〜123;ならびに
d)配列番号18、19、136、138、421、および422のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK2ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目114)
前記ALK3−Fc融合タンパク質、第1のALK3−Fc融合タンパク質、または第2のALK3−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号22のアミノ酸24〜61(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、および61)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号22のアミノ酸130〜152(例えば、アミノ酸残基130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、および152)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号22のアミノ酸61〜130;
c)配列番号22のアミノ酸24〜152;ならびに
d)配列番号22、23、115、117、407、および408のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK3ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目115)
前記ALK4−Fc融合タンパク質、第1のALK4−Fc融合タンパク質、または第2のALK4−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号26または83のアミノ酸23〜34(例えば、アミノ酸残基23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号26または83のアミノ酸101〜126(例えば、アミノ酸残基101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、および126)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号26または83のアミノ酸34〜101;
c)配列番号26または83のアミノ酸23〜126;ならびに
d)配列番号26、27、83、84、104、106、403、および404のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK4ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目116)
前記ALK5−Fc融合タンパク質、第1のALK5−Fc融合タンパク質、または第2のALK5−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号30または87のアミノ酸25〜36(例えば、アミノ酸残基25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、および36)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号30または87のアミノ酸106〜126(例えば、アミノ酸残基106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、および126)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号30または87のアミノ酸36〜106;
c)配列番号30または87のアミノ酸25〜126;ならびに
d)配列番号30、31、87、88、139、141、423、および424のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK5ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目117)
前記ALK6−Fc融合タンパク質、第1のALK6−Fc融合タンパク質、または第2のALK6−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号34のアミノ酸14〜32(例えば、アミノ酸残基14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、および32)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号34のアミノ酸102〜126(例えば、アミノ酸残基102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、および126)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号34のアミノ酸32〜102;
c)配列番号34のアミノ酸14〜126;
d)配列番号34、35、91、92、142、144、425、426のいずれか1つのアミノ酸配列、
e)
i)配列番号91のアミノ酸26〜62(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、および62)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号91のアミノ酸132〜156(例えば、アミノ酸残基132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、および156)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
f)配列番号91のアミノ酸62〜132;ならびに
g)配列番号91のアミノ酸26〜156
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK6ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目118)
前記ALK7−Fc融合タンパク質、第1のALK7−Fc融合タンパク質、または第2のALK7−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号38、305、または309のアミノ酸21〜28(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、および28)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号38、305、または309のアミノ酸92〜113(例えば、アミノ酸残基92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、および113)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号38、305、または309のアミノ酸28〜92;
c)配列番号38、305、または309のアミノ酸21〜113;ならびに
d)配列番号38、39、301、302、305、306、309、310、313、112、114、405、および406のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK7ドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目119)
前記ActRIIA−Fc融合タンパク質、第1のActRIIA−Fc融合タンパク質、または第2のActRIIA−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号9のアミノ酸21〜30(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号9のアミノ酸110〜135(例えば、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134または135)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号9のアミノ酸30〜110;
c)配列番号9のアミノ酸21〜135;ならびに
d)配列番号9、10、11、118、120、409、および410のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むActRIIAドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目120)
前記ActRII−Fc融合タンパク質、第1のActRIIB−Fc融合タンパク質、または第2のActRIIB−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号1のアミノ酸20〜29(例えば、アミノ酸残基20、21、22、23、24、25、26、27、28、または29)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号1のアミノ酸109〜134(例えば、アミノ酸残基109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、または134のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号1の29〜109;
c)配列番号1の20〜134;
d)配列番号1の25〜131;ならびに
e)配列番号1、2、3、4、5、6、100、102、401、および402のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むActRIIBドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目121)
前記BMPRII−Fc融合タンパク質、第1のBMPRII−Fc融合タンパク質、または第2のBMPRII−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号46または71のアミノ酸27〜34(例えば、アミノ酸残基27、28、29、30、31、32、33、および34)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号46または71のアミノ酸123〜150(例えば、アミノ酸残基123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、および150)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号46または71のアミノ酸34〜123;
c)配列番号46または71のアミノ酸27〜150;ならびに
d)配列番号46、47、71、72、121、123、411、および412のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むBMPRIIドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目122)
前記TGFBRII−Fc融合タンパク質、第1のTGFBRII−Fc融合タンパク質、または第2のTGFBRII−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号67のアミノ酸23〜44(例えば、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43または44)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号67のアミノ酸168〜191(例えば、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190または191)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号67のアミノ酸44〜168;
c)配列番号67のアミノ酸23〜191;
d)
i)配列番号42のアミノ酸23〜51(例えば、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、および51)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号42のアミノ酸143〜166(例えば、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、および166)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
e)配列番号42のアミノ酸51〜143;
f)配列番号42のアミノ酸23〜166;ならびに
g)配列番号42、43、67、68、127、129、130、132、415、416、417、および418のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むTGFBRIIドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目123)
前記MISRII−Fc融合タンパク質、第1のMISRII−Fc融合タンパク質、または第2のMISRII−Fc融合タンパク質が、
a)
i)配列番号50、75、または79のアミノ酸17〜24(例えば、アミノ酸残基17、18、19、20、21、22、23、および24)のいずれか1つで始まり、かつ
ii)配列番号50、75、または79のアミノ酸116〜149(例えば、アミノ酸残基116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、および149)のいずれか1つで終わる
ポリペプチド;
b)配列番号50、75、または79のアミノ酸24〜116;
c)配列番号50、75、または79のアミノ酸17〜149;ならびに
d)配列番号50、51、75、76、79、および80のいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むMISRIIドメインを含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目124)
前記I型−Fc融合タンパク質、第1のI型融合タンパク質、または第2のI型融合タンパク質が、前記I型ドメインと前記Fcドメインの間に位置するリンカードメインをさらに含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目125)
前記II型−Fc融合タンパク質、第1のII型融合タンパク質、または第2のII型融合タンパク質が、前記II型ドメインと前記Fcドメインの間に位置するリンカードメインをさらに含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目126)
前記リンカードメインが、TGGG(配列番号62)、TGGGG(配列番号60)、SGGGG(配列番号61)、GGGGS、GGG(配列番号58)、GGGG(配列番号59)、およびSGGG(配列番号18)から選択される、項目124または125に記載のヘテロ多量体。
(項目127)
前記ヘテロ多量体、I型−Fc融合タンパク質、第1のI型融合タンパク質、第2のI型融合タンパク質、II型−Fc融合タンパク質、第1のII型融合タンパク質、第2のII型融合タンパク質が、グリコシル化アミノ酸、PEG化アミノ酸、ファルネシル化アミノ酸、アセチル化アミノ酸、ビオチン化アミノ酸、および脂質部分とコンジュゲートしたアミノ酸からなる群から選択される1つまたは複数の修飾アミノ酸残基を含む、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目128)
前記ヘテロ多量体、I型−Fc融合タンパク質、第1のI型融合タンパク質、第2のI型融合タンパク質、II型−Fc融合タンパク質、第1のII型融合タンパク質、第2のII型融合タンパク質が、グリコシル化されている、項目127に記載のヘテロ多量体。
(項目129)
前記ヘテロ多量体、I型−Fc融合タンパク質、第1のI型融合タンパク質、第2のI型融合タンパク質、II型−Fc融合タンパク質、第1のII型融合タンパク質、第2のII型融合タンパク質が、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株から入手可能なグリコシル化パターンを有する、項目128に記載のヘテロ多量体。
(項目130)
前記ヘテロ多量体または融合タンパク質が、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、ノーダル、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MIS、およびレフティーからなる群から選択される1つまたは複数のリガンドに結合する、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目131)
BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、ノーダル、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MIS、およびレフティーからなる群から選択される1つまたは複数のリガンドによるシグナル伝達を阻害する、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目132)
前記リガンドシグナル伝達が、細胞に基づくアッセイにおいて測定される、項目131に記載のヘテロ多量体。
(項目133)
ヘテロ二量体である、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目134)
1つまたは複数のアミノ酸修飾が、pIを少なくとも0.1(例えば、少なくとも0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.7、0.8. 0.9、1.0、1.3、1.5、1.7、2.0、2.3、2.5、2.7、3.0、3.3、3.5、3.7、または少なくとも4.0)変化させる、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目135)
前記I型−Fc融合タンパク質とII型−Fc融合タンパク質のpIの差異が少なくとも0.7である(例えば、pIの差異が少なくとも0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、または少なくとも4.0である)、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目136)
前記第1のI型−Fc融合タンパク質と第2のI型−Fc融合タンパク質のpIの差異が少なくとも0.7である(例えば、pIの差異が少なくとも0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、または少なくとも4.0である)、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目137)
前記第1のII型−Fc融合タンパク質と第2のII型−Fc融合タンパク質のpIの差異が少なくとも0.7である(例えば、pIの差異が少なくとも0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、または少なくとも4.0である)、前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体。
(項目138)
前記項目のいずれかに記載のヘテロ多量体と薬学的に許容される担体とを含む医薬調製物。
(項目139)
実質的にパイロジェンフリーである、項目138に記載の医薬調製物。
(項目140)
前記項目のいずれかに記載のI型−Fc融合タンパク質、第1のI型−Fc融合タンパク質、および/または第2のI型−Fc融合タンパク質のコード配列を含む組換え核酸。
(項目141)
前記項目のいずれかに記載のII型−Fc融合タンパク質、第1のII型−Fc融合タンパク質、および/または第2のII型−Fc融合タンパク質のコード配列を含む組換え核酸。
(項目142)
項目140に記載のI型−Fc融合タンパク質のコード配列に作動可能に連結したプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目143)
項目141に記載のII型−Fc融合タンパク質のコード配列に作動可能に連結したプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目144)
項目140に記載のI型−Fc融合タンパク質のコード配列および項目140に記載のII型−Fc融合タンパク質のコード配列に作動可能に連結したプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目145)
項目140から144までのいずれか一項に記載の組換えポリヌクレオチドを含むベクター。
(項目146)
項目140から144までのいずれか一項に記載の組換えポリヌクレオチドまたは項目145に記載のベクターを含む細胞。
(項目147)
CHO細胞である、項目146に記載の細胞。
(項目148)
I型−Fc融合タンパク質およびII型−Fc融合タンパク質を含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞をI型−Fc融合タンパク質およびII型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップを含み、前記細胞が、項目142に記載の組換えポリヌクレオチドおよび項目143に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目149)
I型−Fc融合タンパク質およびII型−Fc融合タンパク質を含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞をI型−Fc融合タンパク質およびII型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップを含み、前記細胞が、項目144に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目150)
第1のI型−Fc融合タンパク質および第2のI型−Fc融合タンパク質を含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞を第1のI型−Fc融合タンパク質および第2のI型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップを含み、前記細胞が、項目142に記載の第1の組換えポリヌクレオチドおよび項目142に記載の第2の組換えポリヌクレオチドを含み、項目142に記載の第1の組換えポリヌクレオチドと項目142に記載の第2の組換えポリヌクレオチドが異なるI型受容体ポリペプチドをコードする、方法。
(項目151)
第1のII型−Fc融合タンパク質および第2のII型−Fc融合タンパク質を含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞を第1のII型−Fc融合タンパク質および第2のII型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップを含み、前記細胞が、項目143に記載の第1の組換えポリヌクレオチドおよび項目143に記載の第2の組換えポリヌクレオチドを含み、項目143に記載の第1の組換えポリヌクレオチドと項目143に記載の第2の組換えポリヌクレオチドが異なるII型受容体ポリペプチドをコードする、方法。
(項目152)
I型−Fc融合タンパク質およびII型−Fc融合タンパク質を含むヘテロ多量体を作製する方法であって、
a)第1の細胞をI型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップであって、前記第1の細胞が、項目142に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップと、
b)そのように発現したI型−Fc融合タンパク質を回収するステップと、
c)第2の細胞をII型−Fc融合タンパク質の発現に適した条件下で培養するステップであって、前記第2の細胞が、項目143に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップと、
d)そのように発現したII型−Fc融合タンパク質を回収するステップと、
e)回収されたI型−Fc融合タンパク質および回収されたII型−Fc融合タンパク質をI型:II型ヘテロ多量体形成に適した条件下で組み合わせるステップと
を含む方法。
(項目153)
前記ヘテロ多量体を回収するステップをさらに含む、項目150から152までのいずれか一項に記載の方法。
(項目154)
前記I型−Fc融合タンパク質を、TPAリーダー配列を使用して発現させる、項目150から153までのいずれか一項に記載の方法。
(項目155)
前記II型−Fc融合タンパク質を、TPAリーダー配列を使用して発現させる、項目150から154までのいずれか一項に記載の方法。
(項目156)
前記TPAリーダーが、配列番号98のコード配列を含む、項目154または155に記載の方法。
(項目157)
前記細胞がCHO細胞である、項目155から156までのいずれか一項に記載の方法。
(項目158)
前記ヘテロ多量体がヘテロ二量体である、項目150から156までのいずれか一項に記載の方法。
(項目159)
本明細書に記載の障害または状態を有する患者を処置するための方法であって、それを必要とする患者に、有効量の項目1から136までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体を投与するステップを含む方法。
(項目160)
前記障害または状態が、貧血である、項目159に記載の方法。
(項目161)
前記障害または状態が、サラセミアである、項目159に記載の方法。
(項目162)
前記障害または状態が、骨髄異形成症候群である、項目159に記載の方法。
(項目163)
前記障害または状態が、骨髄線維症である、項目159に記載の方法。
(項目164)
前記障害または状態が、異常ヘモグロビン症である、項目159に記載の方法。
(項目165)
前記障害または状態が、鎌状赤血球症である、項目159に記載の方法。
(項目166)
それを必要とする患者において輸血負荷を低減するための方法であって、前記患者に、有効量の項目1から136までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体を投与するステップを含む方法。
(項目167)
エリスロポエチンレベルが、年齢および性別が同様である1または複数の健康な患者のエリスロポエチンレベルと比べて内因的に高い患者を処置するための方法であって、前記患者に、有効量の項目1から136までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体を投与するステップを含む方法。
(項目168)
貧血を有し、EPO(またはその誘導体またはEPO受容体アゴニスト)を用いた処置に対して不応答性または不耐容性である患者を処置するための方法であって、前記患者に、有効量の項目1から136までのいずれか一項に記載のヘテロ多量体を投与するステップを含む方法。

Claims (20)

  1. ALK3−Fc融合タンパク質およびActRIIB−Fc融合タンパク質を含む組換えヘテロ多量体であって、前記ALK3−Fc融合タンパク質が、前記ALK3−Fc融合タンパク質の等電点(pI)を変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質が、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、組換えヘテロ多量体。
  2. a)前記ALK3−Fc融合タンパク質が、前記ALK3−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、
    b)前記ActRIIB−Fc融合タンパク質が、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
    請求項1に記載のヘテロ多量体。
  3. a)前記ALK3−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または負荷電アミノ酸の1つまたは複数の正荷電アミノ酸[例えば、アルギニン(R)、リシン(K)、またはヒスチジン(H)]による置換を含み、
    b)前記ActRIIB−Fc融合タンパク質が、1つまたは複数の中性または正荷電アミノ酸の1つまたは複数の負荷電アミノ酸[例えば、アスパラギン酸(E)またはグルタミン酸(D)]による置換を含む、
    請求項2に記載のヘテロ多量体。
  4. 前記ALK3−Fc融合タンパク質FcドメインがIgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが前記ALK3−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、前記ALK3−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  5. 前記ALK3−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  6. 前記ALK3−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号3100のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  7. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質FcドメインがIgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが前記ActRIIB−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号3100のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  8. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  9. a)前記ActRIIB−Fc融合タンパク質が、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質のpIを増大させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含み、
    b)前記ALK3−Fc融合タンパク質が、前記ALK3−Fc融合タンパク質のpIを低下させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、
    請求項1に記載のヘテロ多量体。
  10. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質Fcドメインが、IgG1 Fcドメインであり、前記IgG1 Fcドメインが、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質のpIを変化させる1つまたは複数のアミノ酸修飾を含む、請求項に記載のヘテロ多量体。
  11. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のアミノ酸配列と少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれを超えて同一であるアミノ酸配列を含む、請求項10に記載のヘテロ多量体。
  12. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号3100のY127に対応する位置におけるシステインによる置換(Y127C)、配列番号3100のT144に対応する位置におけるセリンによる置換(T144S)、配列番号3100のL146に対応する位置におけるアラニンによる置換(L146A)、および配列番号3100のY185に対応する位置におけるバリンによる置換(Y185V)を含む、請求項10に記載のヘテロ多量体。
  13. 前記ActRIIB−Fc融合タンパク質IgG1 Fcドメインが、配列番号31のS132に対応する位置におけるシステインによる置換(S132C)および配列番号31のT144に対応する位置におけるトリプトファンによる置換(T144W)を含む、請求項10に記載のヘテロ多量体。
  14. 前記ALK3−Fc融合タンパク質、第1のALK3−Fc融合タンパク質、または第2のALK3−Fc融合タンパク質が、
    a)
    i)配列番号22のアミノ酸24〜61(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、および61)のいずれか1つで始まり、かつ
    ii)配列番号22のアミノ酸130〜152(例えば、アミノ酸残基130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、および152)のいずれか1つで終わる
    ポリペプチド;
    b)配列番号22のアミノ酸61〜130;
    c)配列番号22のアミノ酸24〜152;ならびに
    d)配列番号22、23、115、117、407、および408のいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むALK3ドメインを含む、請求項1〜13のいずれかに記載のヘテロ多量体。
  15. 前記ActRII−Fc融合タンパク質、第1のActRIIB−Fc融合タンパク質、または第2のActRIIB−Fc融合タンパク質が、
    a)
    i)配列番号1のアミノ酸20〜29(例えば、アミノ酸残基20、21、22、23、24、25、26、27、28、または29)のいずれか1つで始まり、かつ
    ii)配列番号1のアミノ酸109〜134(例えば、アミノ酸残基109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、または134のいずれか1つで終わる
    ポリペプチド;
    b)配列番号1の29〜109;
    c)配列番号1の20〜134;
    d)配列番号1の25〜131;ならびに
    e)配列番号1、2、3、4、5、6、100、102、401、および402のいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むActRIIBドメインを含む、請求項1〜14のいずれかに記載のヘテロ多量体。
  16. 前記ALK3−Fc融合タンパク質が、前記ALK3ドメインと前記Fcドメインの間に位置するリンカードメインをさらに含み、前記ActRIIB−Fc融合タンパク質が、前記ActRIIBドメインと前記Fcドメインの間に位置するリンカードメインをさらに含む、請求項1〜15のいずれかに記載のヘテロ多量体。
  17. 前記リンカードメインが、TGGG(配列番号62)、TGGGG(配列番号60)、SGGGG(配列番号61)、GGGGS、GGG(配列番号58)、GGGG(配列番号59)、およびSGGG(配列番号18)から選択される、請求項16に記載のヘテロ多量体。
  18. ヘテロ二量体である、請求項1〜17のいずれかに記載のヘテロ多量体。
  19. 前記ALK3−Fc融合タンパク質とActRIIB−Fc融合タンパク質のpIの差異が少なくとも0.7である(例えば、pIの差異が少なくとも0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、または少なくとも4.0である)、請求項1〜18のいずれかに記載のヘテロ多量体。
  20. 求項1〜19のいずれか一項に記載のヘテロ多量体と薬学的に許容される担体とを含む医薬調製物。
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