JP2019533647A - (3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含む毛髪処理組成物 - Google Patents

(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含む毛髪処理組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、損傷した毛髪を強化及び/又は修復するための毛髪処理組成物であって、水性連続相において、(i)可溶化油性液体炭化水素及びそれらの混合物から選択される1つ以上の油性液体毛髪コンディショニング剤と、(ii)(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーである毛髪直接カチオンコンディショニングポリマーと、(iii)酒石酸である、175g/mol以下の分子量を有する1つ以上の脂肪族カルボン酸とを含む、毛髪処理組成物を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪処理組成物に関する。詳細には、本発明は、損傷した毛髪を強化及び/又は修復するための繊維活性剤のブレンドを含む毛髪処理組成物に関する。
毛髪繊維は、多くの原因による損傷を受けやすい。これらには、UVへの過度の暴露などの環境的要因、脱色又は他の酸化プロセスなどの化学的要因、及び加熱スタイリング器具の過剰使用などの機械的要因が含まれる。
毛髪繊維は、多層構造であるため、一旦毛髪が損傷した場合、それを修復するためには修復処理が、コアの中央からキューティクルの表面までいくつものレベルで介入しなければならない。
フィルム形成ポリマーは、毛髪表面の性質を変化させ、滑らかさ及び滑り効果、並びに輝きを付与し、毛髪配列の巨視的挙動に重大な影響を与えるので、毛髪損傷修復処理において使用されることが多い。しかしながら、フィルム形成ポリマーは、本来、活性剤の浸透を遅らせるか又は防止し得る疎水性コーティングを毛髪繊維に提供するように設計されている。したがって、そのような処理は、繊維に多層修復の利益を提供しないことがある。
本発明は、この問題に取り組む。
本発明は、損傷した毛髪を強化及び/又は修復するための毛髪処理組成物であって、水性連続相において、
(i)可溶化油性液体炭化水素及びそれらの混合物から選択される1つ以上の油性液体毛髪コンディショニング剤と、
(ii)(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーである毛髪直接カチオンコンディショニングポリマーと、
(iii)酒石酸である、175g/mol以下の分子量を有する脂肪族カルボン酸と
を含む、毛髪処理組成物を提供する。
本発明の組成物は、可溶化油性液体炭化水素及びそれらの混合物から選択される1つ以上の油性液体毛髪コンディショニング剤(ii)を含む。
本発明の目的のために、「油」という用語は、25℃において0.1重量%の濃度で水(蒸留又は同等物)と不混和性である非水性化合物を意味する。「油性液体」という用語は、周囲条件下(1気圧、25℃)でその自重で流動することができる油を意味する。
本発明での使用に好適な油性液体炭化水素は、一般に、40℃で1000cS(mm・s−1)以下、好ましくは500cS(mm・s−1)以下、より好ましくは50cS(mm・s−1)以下、最も好ましくは10cS(mm・s−1)以下、例えば0.5〜10cS(mm・s−1)の動粘度を有する。
そのような材料の例としては、C−C50直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和の脂肪族又は脂環式炭化水素及びそれらの混合物が挙げられる。直鎖炭化水素は、好ましくは約12〜約30個の炭素原子を含有する。分岐鎖炭化水素は、より多くの炭素原子を含有することができ、典型的には含有し得る。また、Cアルケニルモノマーのポリマー(例えばポリイソブテン、ポリブテン)及び約6〜約16個の炭素、好ましくは約6〜約12個の炭素原子を有する1−アルケンモノマーから誘導されるポリα−オレフィン油(例えば、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、及びそれらの混合物から誘導されるポリマー)などのポリマー炭化水素が好適である。本発明で使用するためのポリマー炭化水素は、直鎖又は分岐鎖ポリマーであり得、水素化され得る。そのようなポリマー材料の数平均分子量は、広く変動し得るが、典型的には約200〜最大約3000の範囲である。
本発明での使用に好ましい油性液体炭化水素は、鉱油を含む。本発明の文脈における「鉱油」という用語は、一般に、沸点が200℃を超える飽和炭化水素の油性液体混合物を意味し、これは石油(すなわち鉱物源)から得られる。鉱油飽和炭化水素は、直鎖(パラフィン系)、分岐鎖(イソパラフィン系)、及び環状(ナフテン系)構造、並びに炭化水素1分子あたりの炭素原子数が一般に約C15〜約C50の範囲である3つの全ての立体配置を含有する分子を含む。本発明での使用に好適な鉱油は、典型的には様々な精製工程(例えば蒸留、抽出、及び/又は結晶化)並びにその後の精製(例えば酸処理及び/又は接触水素化処理)によって石油から得られる。
鉱油はまた、それらの粘度に関しても特徴付けられ得る。「軽質」鉱油は、一般に40℃で約34cS(mm・s−1)以下の動粘度を有し、「重質」鉱油は、一般に40℃で約35cS(mm・s−1)〜最大約240cS(mm・s−1)の範囲の動粘度を有する。
軽質鉱油(上で定義した通り)が本発明での使用に好ましい。より好ましくは、そのような軽質鉱油は、40℃で約10cS(mm・s−1)以下の動粘度を有する。最も好ましくは、動粘度は、40℃で約3〜約5cS(mm・s−1)の範囲である。この種の材料は、Sonneborn Inc.からLytol(登録商標)の商品名で市販されている。
上記の材料のいずれかの混合物も使用され得る。
本発明の組成物中の油性液体コンディショニング剤(i)のレベルは、使用される(1又は複数の)特定の材料に依存するが、一般に、組成物の総重量に基づいて約0.5〜約3重量%の範囲である。
本発明による好ましい組成物において、油性液体コンディショニング剤(i)は、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約0.45〜約2%、より好ましくは約0.5〜約1.5%の範囲のレベルの軽質鉱油(上で定義された通り)である。
本発明による典型的な組成物において、油性液体コンディショニング剤(i)は、水性連続相中でひも状ミセルに可溶化されて相分離に対して安定なマイクロエマルジョンを形成する。
本発明の文脈における「ひも状(wormlike)ミセル」は、水中の界面活性剤分子の自己集合によって形成された細長くて柔軟な凝集体である。閾値濃度を超えると、ひも状ミセルは、過渡的ネットワークに絡み合い、ポリマー溶液を彷彿とさせ、粘弾性を示す。しかしながら、共有結合したポリマー骨格とは異なり、ミセルは、溶媒と熱力学的平衡状態にあり、ブラウン変動下で永久的に破壊され、再形成される。これは、課された剪断流又は伸張流下で変化することができるミセル長の広く、動的な分布をもたらす。
ひも状ミセルは、広範囲の長さスケールを網羅する多くの構造パラメータによって完全に説明することができる。ミセルの全長は、輪郭長Lと呼ばれ、数(例えば、約1〜10)ナノメートル〜最大数(例えば、約1〜2)ミクロンの間で変わる。Cryo−TEMは、ミセルの直接可視化を提供し、輪郭長を推定するために使用することができるが、光及び中性子の散乱は、より正確な決定を与える。ひも状ミセルの半径は、典型的には数(例えば、約1〜10)nmである。ひも状ミセルの説明における別の重要な構造パラメータは、持続長lであり、ミセルが硬いと見なされる長さである。ひも状ミセルは、極めて柔軟で長さがマイクロメートルであり得るが、それらの大きな断面は、より小さな長さスケール(lのオーダー)ではそれらが硬いロッドとして機能することを意味する。レオロジー、光及び中性子散乱、並びに流動複屈折などの技術が、シミュレーションと同様にlを推定するために用いられてきた。実験的に、約10〜約40nmの持続長が中性系で報告されている。帯電したひも状ミセルの場合、持続長は、界面活性剤の構造、対イオン、及び塩濃度によって著しく変わるが、典型的には数十ナノメートル(例えば、約30〜約100nm)である。
好ましくは、油性液体コンディショニング剤(i)は、少なくとも1つの無機電解質及び少なくとも1つのリンカー分子の組み込みを介して水性連続相中に可溶化される。本発明の文脈における「リンカー分子」は、界面活性剤−油又は界面活性剤−水の相互作用を増強する界面活性剤系において使用される化学添加剤である。親油性リンカーは、界面活性剤の尾部近くの界面の油側近くに分離する。親油性リンカーの存在は、界面活性剤の影響を油相のより深いところまで広げ、油分子のさらなる配向を促進し得る。親水性リンカーは、油/水界面で界面活性剤と共吸着するが、油分子との相互作用は最小限である界面活性剤様分子である。油/水界面での親水性リンカーの吸着は、総界面面積を増加させる。本発明の文脈における「無機電解質」という用語は、水に溶解してイオン化するが、例えば凝集してミセルを形成する界面活性剤のイオンのように、イオンが溶液中で凝集しない無機塩を表す。
本発明での使用に好適なリンカー分子としては、安息香酸、カプリル酸(及び/又はそれらのナトリウム塩若しくはカリウム塩)、並びにそれらの混合物が挙げられる。
含まれる場合、リンカー分子のレベルは、(組成物の総重量に基づく重量基準で)好ましくは約0.01〜約1%、より好ましくは約0.02〜約0.5%の範囲である。
本発明での使用に好適な無機電解質としては、塩化金属(塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、塩化第二鉄、及び塩化アルミニウムなど)並びに金属硫酸塩(硫酸ナトリウム及び硫酸マグネシウムなど)が挙げられる。無機電解質は、炭化水素系油性液体コンディショニング剤(ii)の可溶化を助け、組成物に粘度を提供するために使用される。
本発明での使用に好ましい無機電解質の例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、及びそれらの混合物が挙げられる。
上記の材料のいずれかの混合物もまた好適であり得る。
含まれる場合、本発明の組成物中の無機電解質の量は、一般に(組成物の総重量に基づく無機電解質の総重量基準で)約1〜約25%、好ましくは約1.5〜約20%の範囲である。
本発明の組成物は、30℃でBrookfield V2粘度計(スピンドルRTV5、1分、20rpm)を使用して測定したときに3,000〜10,000mPa・s、好ましくは4,000〜9,000mPa・s、より好ましくは4,000〜6,000mPa・sの範囲の粘度を好適に有し得る。
本発明の組成物は、(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーである毛髪直接カチオンコンディショニングポリマー(ii)を含む。
国際公開第2013/122861号は、ラジカル重合反応を使用して分子量の異なる(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド(APTAC)ホモポリマーの合成を記載している。記載された方法によれば、APTACモノマーは、アゾ又は過硫酸塩ラジカル開始剤を使用する不連続断熱プロセスによって水性媒体中で重合される。このようにして得られたAPTACホモポリマーは、約100,000g/mol〜約1,000,000g/molの範囲の分子量を有する。分子量は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)などの標準的な分析測定値を使用して決定することができる。
本発明での使用に好適なポリマー(ii)は、N−DurHance(商標)A−1000コンディショニングポリマーとしてAshland,Inc.から市販されている(ポリマー(ii)の20%a.i.水溶液として供給される)。
本発明による典型的な組成物において、ポリマー(ii)(それ自体活性成分として)のレベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約0.1〜約2%の範囲、好ましくは約0.2〜約1.5%の範囲である。
本発明の組成物は、175g/mol以下の分子量を有する1つ以上の脂肪族カルボン酸(iii)を含む。
本発明での使用に好適な脂肪族カルボン酸(iii)は、約75〜約160g/molの範囲の分子量を有し、乳酸(90.08g/mol)、グリコール酸(76.05g/mol)、マロン酸(104.06g/mol)、コハク酸(118.09g/mol)、リンゴ酸(134.09g/mol)、及び酒石酸(150.09g/mol)を含む。
上記の材料のいずれかの混合物もまた好適であり得る。
本発明での使用に好ましい脂肪族カルボン酸(iii)は、少なくとも1つのヒドロキシ基を含有する。
最も好ましくは、脂肪族カルボン酸(iii)は、酒石酸である。
本発明による典型的な組成物において、脂肪族カルボン酸(iii)のレベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約0.1〜約2%の範囲、好ましくは0.5〜1.5%の範囲である。
本発明による好ましい組成物は、(組成物の総重量に基づく重量基準で)0.5〜1.5%の範囲のレベルで酒石酸を含む。
製品形態
本発明の毛髪処理組成物は、毛髪への局所適用を意図しており、例えばローション、クリーム、セラム、スプレー、ムース、ワックス、又はゲルとして処方され得る。
本発明の毛髪処理組成物は、洗い流し用製品又はリーブオン製品であり得る。
洗い流し用製品は、使用後に水によってシャンプーなどを使用者の毛髪から実質的に洗い流すことを意図している。洗い流し用製品は、洗髪後の適用を意図したコンディショナーも含まれており、適用後すぐに洗い流してもよく、(より集中的にコンディショニングするために)最長2時間、例えば5分〜2時間毛髪に放置してもよい。
リーブオン製品は、使用直後(すなわち、製品の適用後少なくとも最初の2時間以内、好ましくは少なくとも4時間以内)に使用者の毛髪から洗い流されないことを意図している。リーブオン製品としては、例えば、洗浄の間に使用するためのローション、クリーム、及びセラム、並びに毛髪の後洗浄に適用するためのリーブオンコンディショナーが挙げられる。
好ましい製品形態は、シャンプー及びコンディショナーである。
本発明によるシャンプー及びコンディショナーは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約50〜約98%の水、好ましくは約60〜約90%の水を含む。
低級アルキルアルコール及び多価アルコールなどの他の有機溶媒もまた存在し得る。低級アルキルアルコールの例としては、エタノール及びイソプロパノールなどのC1〜C6一価アルコールが挙げられる。多価アルコールの例としては、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール、及びプロパンジオールが挙げられる。上記の有機溶媒のいずれかの混合物も使用され得る。
本発明によるシャンプー組成物は、典型的には、化粧品として許容されかつ毛髪への局所適用に好適な1つ以上のアニオン性界面活性剤を含む。
本発明で使用するための典型的なアニオン性界面活性剤は、それらの分子構造中に8〜14個の炭素原子、好ましくは10〜14個の炭素原子を有する有機疎水性基、並びに好ましくは硫酸塩、スルホン酸塩、サルコシン酸塩、及びイセチオン酸塩から選択される少なくとも1つの水溶性基を含有する界面活性剤を含む。
そのようなアニオン性界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリメチルアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリメチルエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリン酸モノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、モノエタノールアミンココイル硫酸、モノエタノールアミンラウリル硫酸、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、及びそれらの混合物が挙げられる。
本発明において使用するためのアニオン性界面活性剤の好ましいクラスは、一般式:
R−O−(CHCH−O)−SO
(式中、Rは、10〜14個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基であり、nは、平均エトキシル化度を表す数であり、1〜5、好ましくは1〜3.5の範囲であり、Mは、アルカリ金属、アンモニウム若しくはアルカノールアンモニウムカチオン、好ましくはナトリウム、カリウム、モノエタノールアンモニウム、若しくはトリエタノールアンモニウム、又はそれらの混合物である)のアルキルエーテルサルフェートである。
そのような好ましいアニオン性界面活性剤の具体例としては、C10〜C12アルキル硫酸塩及びC10〜C12アルキルエーテル硫酸塩のナトリウム、カリウム、アンモニウム、又はエタノールアミン塩(例えばnが1〜3.5の範囲のラウリルエーテル硫酸ナトリウム(nEO))が挙げられる。
アニオン性界面活性剤のレベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約5〜26%の範囲であり、好ましくは10〜16%の範囲である。
本発明によるシャンプー組成物は、審美的、物理的、又はクレンジング特性を組成物に付与するのを助けるために、任意に共界面活性剤を含むことができる。
好ましい種類の共界面活性剤は、両性界面活性剤である。好適な両性界面活性剤は、一般式R(CHCHCOO(式中、Rは、アルキル又はアルキルアミドアルキル基であり、アルキル基は、好ましくは10〜16個の炭素原子を有する)を有するものなどのベタインである。特に好適なベタインは、オレイルベタイン、カプリルアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、イソステアリルアミドプロピルベタイン、及びココアミドプロピルベタインである。
上記の材料のいずれかの混合物も使用され得る。
含まれる場合、両性界面活性剤の総レベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)0.1%〜20%、好ましくは1%〜10%、より好ましくは1%〜5%である。
本発明によるシャンプー組成物は、0.2〜2meq/g、好ましくは0.5〜1.8meq/gのpH7で平均電荷密度を有するカチオン性ポリガラクトマンナンから選択される1つ以上のカチオン性沈着ポリマーを含み得る。そのようなポリマーは、消費者の使用中に組成物から皮膚及び/又は毛髪表面へのコンディショニング剤の送達を促進し、それによって得られるコンディショニング効果を改善するのに役立ち得る。
本発明の文脈における「電荷密度」という用語は、ポリマーが構成されるモノマー単位上の正電荷の数とモノマー単位の分子量との比を指す。電荷密度にポリマー分子量を掛けたものが、所与のポリマー鎖上の正電荷を帯びた部位の数を決定する。電荷密度は、米国薬局方に記載されているケルダール法により窒素決定のための化学試験により好適に決定される。
本発明における使用のための好ましいカチオン性ポリガラクトマンナンは、グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドを含む。
本発明で使用するためのグアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドは、一般に、エーテル結合した2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド基で官能化されている非イオン性グアーガム主鎖から構成され、典型的にはグアーガムとN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドとの反応によって調製される。
本発明において使用するためのカチオン性ポリガラクトマンナン(好ましくはグアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)は、一般に500,000〜3百万g/mol、より好ましくは800,000〜2.5百万g/molの範囲の平均分子量(サイズ排除クロマトグラフィーにより決定される重量平均分子量(Mw))を有する。
本発明で使用するためのカチオン性ポリガラクトマンナンは、RhodiaからJAGUAR(登録商標)C13S、JAGUAR(登録商標)C14、及びJAGUAR(登録商標)C17として市販されている。
上記の材料のいずれかの混合物も使用され得る。
含まれる場合、カチオン性ポリガラクトマンナンの総レベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)0.05〜0.25%の範囲、好ましくは0.15〜0.2%の範囲である。
本発明によるシャンプー組成物は、1つ以上の懸濁剤を含み得る。好適な懸濁剤としては、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖類ガム、及び結晶性長鎖アシル誘導体が挙げられる。
上記の懸濁剤のいずれかの混合物も使用され得る。アクリル酸の架橋ポリマーと結晶性長鎖アシル誘導体との混合物が好ましい。
含まれる場合、懸濁化剤の総レベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)0.1〜10%、好ましくは0.5〜6%、より好ましくは0.9〜4%である。
本発明によるコンディショナーは、好ましくは上で定義されたように洗い流され、典型的にはコンディショニングゲル相を含み、これは、一般に界面活性剤二重層からなるゲル(Lβ)界面活性剤メソ相として特徴付けられ得る。そのようなコンディショニングゲル相は、カチオン性界面活性剤及び脂肪アルコールから形成され得る。典型的には、これらの成分を加熱して混合物を形成し、それを剪断下で室温に冷却する。混合物は、冷却中にいくつかの相転移を起こし、通常、界面活性剤二重層からなるゲル(Lβ)界面活性剤中間相を生じる。
コンディショニングゲル相を形成するのに有用である好適なカチオン性界面活性剤の例としては、以下の一般式:
[N(R1)(R2)(R3)(R4)]+(X)−
(式中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立して、(a)1〜22個の炭素原子の脂肪族基、又は(b)最大22個の炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール、又はアルキルアリール基から選択され、Xは、ハロゲン化物(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、硝酸リン酸塩、硫酸塩、及びアルキル硫酸塩ラジカルから選択されるものなどの塩形成アニオンである)に対応する四級アンモニウムカチオン性界面活性剤が挙げられる。
脂肪族基は、炭素及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基などの他の基を含有することができる。より長い鎖の脂肪族基、例えば、約12個又はそれ以上の炭素原子の脂肪族基は、飽和又は不飽和であり得る。
上記一般式のそのような四級アンモニウムカチオン界面活性剤の具体例は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、セチルピリジニウムクロリ、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルジメチルクロリド、PEG−2オレイルアンモニウムクロリド、及びそれらの塩であり、塩化物は、他のハロゲン化物(例えば、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、硝酸リン酸塩、硫酸塩、又はアルキル硫酸塩で置き換えられる。
上記一般式のカチオン性界面活性剤の好ましいクラスにおいて、R1は、C16〜C22飽和又は不飽和、好ましくは飽和アルキル鎖であり、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立してCH及びCHCHOH、好ましくはCHから選択される。
コンディショニングゲル相の形成に使用するためのそのような好ましい四級アンモニウムカチオン界面活性剤の具体例は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド(CTAC)、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、及びそれらの混合物である。
上記のカチオン性界面活性剤のいずれかの混合物もまた好適であり得る。
カチオン性界面活性剤のレベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約0.2〜5%の範囲であり、より好ましくは0.25〜4%の範囲である。
脂肪アルコールは、単一化合物として、又は少なくとも2つの脂肪アルコールのブレンド若しくは混合物として使用することができる。
コンディショニングゲル相を形成するのに有用である好適な脂肪アルコールは、25℃以上の融点を有する。一般に、融点は、25℃〜最大90℃、好ましくは40℃〜最大70℃、より好ましくは50℃〜最大約65℃の範囲である。脂肪アルコールのブレンド又は混合物が使用されるとき、融点は、ブレンド又は混合物の融点を意味する。
コンディショニングゲル相を形成するのに有用である好適な脂肪アルコールの例としては、一般式R−OH(式中、Rは、脂肪族炭素鎖である)を有する脂肪アルコールが挙げられる。好ましくは、Rは、8〜30個の炭素原子、より好ましくは14〜30個の炭素原子、最も好ましくは16〜22個の炭素原子を含む飽和脂肪族炭素鎖である。
Rは、炭素及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基などの他の基を含有することができる。
最も好ましくは、脂肪アルコールは、一般式CH(CHOH(式中、nは、7〜29、好ましくは15〜21の整数である)を有する。
好適な脂肪アルコールの具体例は、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びそれらの混合物である。セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びそれらの混合物が特に好ましい。
上記の脂肪アルコールのいずれかの混合物もまた好適であり得る。
脂肪アルコールのレベルは、一般に、(組成物の総重量に基づく重量基準で)約0.1〜8%の範囲であり、より好ましくは0.3〜6%の範囲である。
カチオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比は、1:1〜1:10、好ましくは1:1.5〜1:8、最適には1:2〜1:5であるのが好適である。
シャンプー又はコンディショナーなどの本発明の組成物はまた、1マイクロメートル以下の平均液滴直径(D3,2)を有する不揮発性シリコーンの乳化液滴を含んでもよい。好ましくは、平均液滴直径(D3,2)は、1マイクロメートル以下、より好ましくは0.5マイクロメートル以下、最も好ましくは0.25マイクロメートル以下である。
平均液滴直径(D3,2)を測定するための好適な方法は、Malvern Mastersizerなどの機器を使用したレーザー光散乱によるものである。
本発明の文脈における「不揮発性シリコーン」という用語は、25℃で1000Pa未満の蒸気圧を有するシリコーンを意味する。
本発明での使用に好適なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特にポリジメチルシロキサン(ジメチコーン)、ヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサン(ジメチコノール)、及びアミノ官能性ポリジメチルシロキサン(アモジメチコーン)が挙げられる。
好適なシリコーンは、好ましくは100,000を超える分子量、より好ましくは250,000を超える分子量を有する。
本明細書で使用される全ての分子量は、他に特定されない限り、重量平均分子量である。
好適なシリコーンは、好ましくは50,000cS(mm・s−1)を超える動粘度、より好ましくは500,000cS(mm・s−1)を超える動粘度を有する。本発明の文脈におけるシリコーンの動粘度は、25℃で測定され、1970年7月20日のDow Corning Corporate試験方法CTM004にさらに記載されているようにガラス毛管粘度計によって測定することができる。
本発明での使用に好適なシリコーンは、Dow Corning及びGE Siliconesなどの供給業者から予備形成されたシリコーンエマルジョンとして入手可能である。そのような予備形成されたシリコーンエマルジョンの使用は、加工の容易さ及びシリコーン粒子サイズの制御のために好ましい。そのような予備形成されたシリコーンエマルジョンは、典型的には好適な乳化剤をさらに含み、乳化重合などの化学的乳化プロセスによって、又は高剪断ミキサーを使用する機械的乳化によって調製され得る。0.15マイクロメートル未満の平均液滴直径(D3,2)を有する予備形成されたシリコーンエマルジョンは、一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。
好適な予備形成されたシリコーンエマルジョンの例としては、Dow Corningから全て入手可能なエマルジョンDC2−1766、DC2−1784、DC−1785、DC−1786、DC−1788、DC−1310、DC−7123、並びにマイクロエマルジョンDC2−1865及びDC2−1870が挙げられる。これらは全てジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。また、DC939(Dow Corning製)及びSME253(GE Silicones製)などのアモジメチコンエマルジョンも好適である。
上記のシリコーンエマルジョンのいずれかの混合物も使用され得る。
含まれる場合、乳化された不揮発性シリコーンの量は、好適には、(組成物の総重量に基づくシリコーンの総重量基準で)0.05〜10%、好ましくは0.2〜8%の範囲であり得る。
シャンプー又はコンディショナーなどの本発明の組成物は、性能及び/又は消費者の許容性を高めるためにさらなる任意の成分を含有してもよい。そのような成分の例としては、香料、染料、及び顔料、並びにpH調整剤が挙げられる。これらの成分のそれぞれは、その目的を達成するのに有効な量で存在する。一般に、これらの任意成分は、組成物の総重量に基づいて、最大5重量%のレベルで個々に含まれる。
本発明を以下の非限定的な実施例によってさらに例示する。
[実施例]
表1に示すような成分を有する毛髪クレンジングシャンプー配合物を調製した。比較例(本発明によらない)は、文字で示され、本発明に従う実施例は、数字で示されている。
Figure 2019533647
全ての配合物は、30℃でブルックフィールドV2粘度計(スピンドルRTV5、1分、20rpm)を使用して測定された4000〜6000mPa・sの粘度で特定される。
キューティクル摩耗法
表1に記載の配合物を使用して、試験用に2回漂白した毛髪の試験スイッチを処理した。処理されたスイッチは、キューティクルが水中で繊維表面から除去されることに対する感受性を定量化することによって毛髪の損傷を判断するキューティクル摩耗法によって評価した。
プロトコル
5gのストレートダークブラウンヨーロッパ(DBE)毛髪スイッチを30秒間で2回洗浄し、続いて試験配合物を使用して30秒間すすいだ。次いで、すすいだスイッチを乾燥キャビネットにおいて50℃で乾燥し、小部分(1〜2cm)に切断し、ワーリングブレンダーに入れた。蒸留水(200ml)を添加し、混合物を高速で1分間撹拌した。摩耗したキューティクルを含有する液を425μmメッシュの篩を通して濾過して毛髪の破片を除去し、次いでこれを廃棄した。次いで、その液を予め秤量した濾紙上のブフナー漏斗濾過システムを通して濾過した。濾紙を乾燥させ、再度秤量し、キューティクルの質量を計算した。
Figure 2019533647
示差走査熱量測定(DSC)
表1に記載の配合物を使用して、2回漂白した毛髪の試験スイッチを処理した。処理したスイッチをDSCによって評価した。
プロトコル
試験配合物で処理したスイッチから約5〜7mgの削り屑を集め、50μlの水を添加してそれらを密封する前に個々の鋼製HPDSC坩堝に入れた。
以前に記録された試料の質量をソフトウェアに入力して、試料の熱容量が機器によって計算されることを可能にした。試料を毎分5℃の速度で100〜180℃加熱した。
実行が完了すると、毛髪変性の吸熱ピークが特定され、ピークが積分された。計算された変性温度及びエンタルピーを記録して、平均値を計算した。
Figure 2019533647
この結果から、本発明に従う実施例1又は2で処理された毛髪繊維が、改善された表面強度(低減したキューティクル摩耗によって証明されるように)並びに改善されたコア強度(増加した変性温度によって証明されるように)を有することが分かった。
これは、本発明に従う実施例が損傷した毛髪の強化及び/又は修復をもたらすことができることを示している。
Figure 2019533647
結果2のデータは、配合物が全組成物の1重量%の異なるカルボン酸を含む、別のラウンドのDSC実験から生成される。分析は、1%酒石酸が99%信頼水準で1%乳酸より良好であることを示している。本発明に従わない1%アコニット酸(Mw=174g/mol)は、毛髪の変性温度を上昇させない。データから、本発明に従う酒石酸を含む配合物は、損傷した毛髪に対して最良の修復/強度を提供すると思われる。

Claims (7)

  1. 損傷した毛髪を強化及び/又は修復するための毛髪処理組成物であって、
    水性連続相において、
    (i)可溶化油性液体炭化水素及びそれらの混合物から選択される1つ以上の油性液体毛髪コンディショニング剤と、
    (ii)(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーである毛髪直接カチオンコンディショニングポリマーと、
    (iii)酒石酸である、175g/mol以下の分子量を有する脂肪族カルボン酸と
    を含む、毛髪処理組成物。
  2. 前記油性液体毛髪コンディショニング剤(i)が、40℃で3〜5cS(mm・s−1)の動粘度を有する軽質鉱油である、請求項1又は2に記載の組成物。
  3. 前記軽質鉱油のレベルが、(前記組成物の総重量に基づく重量基準で)0.5〜1.5%の範囲である、請求項3に記載の組成物。
  4. ポリマー(ii)(それ自体活性成分として)のレベルが、(前記組成物の総重量に基づく重量基準で)0.2〜1.5%の範囲である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記酒石酸のレベルが、(前記組成物の総重量に基づく重量基準で)0.5〜1.5%の範囲である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. シャンプーの形態であり、(前記組成物の総重量に基づく重量基準で)60〜90%の水及び10〜16%のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 洗い流し用コンディショナーの形態であり、(前記組成物の総重量に基づく重量基準で)0.25〜4%のカチオン性界面活性剤及び0.3〜6%の脂肪アルコールを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
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