JP2019531906A - ショットピーニングを制御するための方法および装置 - Google Patents

ショットピーニングを制御するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

ショットピーニング処理は、粒子ジェット(JET1)を提供するためにショットピーニングユニット(700)を使用することと、1以上のテストストリップ(S1)を粒子ジェット(JET1)に暴露することと、テストストリップ(S1)の1以上の変形値(hAS)を測定することと、粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、前記一部(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、1以上の変形値(hAS)と、少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)とに基づいてモデル(MODEL1)を決定することとによって制御することができる。

Description

いくつかの形態は、ショットピーニングを制御することに関連し得る。
ショットピーニングは、重要な金属部品(たとえば、ガスタービンブレード、歯車、または車軸)の表面を加工するために使用することができる。ショットピーニング処理は、いわゆるアルメンストリップを用いて検証することができる。アルメンストリップの使用は、膨大な量の手作業を必要とし得る。
いくつかの形態は、ショットピーニング装置の検証に関連する。いくつかの形態は、ショットピーニング処理を検証するための装置に関連し得る。いくつかの形態は、ショットピーニング装置の動作を監視することに関連し得る。いくつかの形態は、ショットピーニング処理を監視するための装置に関連し得る。いくつかの形態は、ショットピーニング装置の動作を制御することに関連し得る。いくつかの形態は、ショットピーニング処理を制御するための装置に関連し得る。いくつかの形態は、ショットピーニング装置であって、当該ショットピーニング装置の動作を検証するための光学装置を含むショットピーニング装置に関連し得る。
一態様によれば、請求項1に記載の方法が提供される。
さらなる実施形態は、他の請求項において定義される。
本方法は、
− 粒子ジェット(JET1)を提供するためにショットピーニングユニット(700)を使用することと、
− 1以上のテストストリップ(S1)を粒子ジェット(JET1)に暴露することと、
− テストストリップ(S1)の1以上の変形値(hAS)を測定することと、
− 粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
− 前記部分(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、
− 取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
− 少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)に基づいて、1以上の変形値(hAS)に基づいてモデル(MODEL1)を決定することとを含んでもよい。
ショットピーニングユニットは、高速で移動する粒子を含む粒子を含む粒子ジェットを提供するように構成されてもよい。粒子ジェットは、ショットピーニングによって物体の表面を処理するように物体に向けられてもよい。
監視装置は、照明ユニットと撮像ユニットとを備えてもよい。照明ユニットは、粒子ジェットの所定の領域を照射することができる。撮像ユニットは、照射された領域内に位置する粒子のデジタル画像を取り込むことができる。本方法は、取り込まれたデジタル画像を解析することによって、アークハイト値(hAS)および/または時間相当値(TINT)を推定することを含んでもよい。本装置は、取り込まれた画像を解析するように構成されたデータ処理ユニットを含んでもよい。
表面の不可逆的な塑性変形をもたらす粒子ジェットの能力は、たとえばアルメンストリップとも称されるテストストリップAS1を使用することによって定量的に測定することができる。アークハイト値および/または時間相当値は、テストストリップの曲がりが生じるようにテストストリップを粒子ジェットに暴露することによって測定することができる。ショットピーニング試験後のテストストリップAS1の形状は、たとえばアークハイト値hASによって定義することができる。
本方法は、取り込まれた画像を解析することによって少なくとも1つの速度値を測定することを含んでもよい。本方法は、測定された速度値と対応するアークハイト値との間の関係を記述するモデルを決定することを含んでもよい。モデルは、測定されたアークハイト値と、測定された速度値とに基づいて決定されてもよい。
本方法は、取り込まれた画像を解析することによって少なくとも1つの速度値を測定することを含んでもよい。アルメンストリップの対応する変形は、アルメンストリップを変形させることなく、モデルを使用することによって、その後、測定された速度値から推定することができる。
監視装置は、検出された多数の粒子に基づいて1以上の測定された速度値を提供することができる。測定結果は、ショットピーニング処理中に標的に衝突する全ての粒子の統計的に有意な部分に基づいてもよい。取り込まれた画像の解析は、妥当な時間内に統計的に意味のある結果を提供することができる。
本方法は、ショットピーニング処理の間、実質的に連続的な監視を可能にすることができる。本方法は、ジェットの過渡的外乱を検出することを可能にすることができる。本方法は、アルメンストリップを取り扱うために必要とされる手作業の量を減らすことができる。本方法は、粒子ジェットの範囲を決定することを可能にすることもできる。
本撮像方法を使用することによって、テストストリップの使用を低減または回避することができる。測定装置を使用し、モデルを使用することによってアークハイト値hASを推定することは、ショットピーニング処理を検証するために必要なテストストリップAS1の数を減らすことができる。ショットピーニング処理の前、ショットピーニング処理中および/またはショットピーニング処理後にショットピーニングユニットの動作を監視および/または検証することができる。ショットピーニングユニットの動作は、リアルタイムで監視および/または検証されてもよい。手作業の必要性を軽減または回避することができる。ショットピーニングユニットの動作は、ショットピーニング処理の間に数回監視することができ、または監視に必要な手作業の量を増やすことなく連続的に行うこともできる。検証は、より頻繁におよび/またはより高い精度で実行することができる。その結果、ショットピーニングされた製品の品質を改善することができる。
測定装置を使用し、モデルを使用することによってアークハイト値hASを推定することは、ショットピーニング処理のオンライン制御を可能にすることができる。
以下の実施例において、いくつかの変形例を添付の図面を参照してより詳細に説明する。
一例として、ショットピーニングによって物体の表面を処理することを三次元図で示す。 一例として、テストストリップを粒子ジェットに暴露することを三次元図で示す。 一例として、基準領域を通過する粒子を三次元図で示す。 一例として、粒子ジェットの粒子の画像を取り込むように構成された光学的測定装置を三次元図で示す。 一例として、粒子ジェットの粒子の画像を取り込むように構成された光学的測定装置を三次元図で示す。 一例として、光パルスを照射するタイミングを示す。 一例として、測定装置の画像センサによって取り込まれた画像を示す。 一例として、光パルスを照射するタイミングを示す。 一例として、測定装置の画像センサによって取り込まれた画像を示す。 一例として、光パルスを照射するタイミングを示す。 一例として、測定装置の画像センサによって取り込まれた画像を示す。 一例として、照射パルスシーケンスを使用することによって得られたサブ画像を示す。 一例として、図4fの取り込まれた画像を解析することによって決定された粒子速度ベクトルを示す。 一例として、動作パラメータの第1の値に関連する第1速度分布と、前記動作パラメータの第2の値に対応する第2速度分布とを示す。 一例として、測定された速度分布と、測定された速度分布に対応するエネルギ分布とを示す。 一例として、速度分布関数とエネルギ分布関数とを示す。 一例として、粒子密度の空間分布と、平均速度の空間分布と、RMS速度の空間分布と、エネルギ流束の空間分布とを示す。 一例として、最初のストレート状態にあるテストストリップを側面図で示す。 一例として、テストストリップが粒子ジェットの粒子に暴露されたときのテストストリップの幾何学的変形を側面図で示す。 一例として、実験データに適合する回帰曲線を示す。 一例として、アークハイト値に基づいて時間相当値(TINT)を決定することを示す。 一例として、モデルを決定するための方法ステップを示す。 一例として、取り込まれた画像を解析することによって得られた測定結果に基づいてプロセスパラメータを選択することを示す。 一例として、ショットピーニング処理を検証するための方法ステップを示す。 一例として、取り込まれた画像を解析することによって得られた測定結果に基づいてショットピーニングを制御するための方法ステップを示す。
図1を参照すると、物体OBJ1の表面SRF2はショットピーニングによって処理されてもよい。
ショットピーニングは、たとえば部品OBJ1の動作寿命を長くするために使用することができ、これは厳しい条件での使用が意図される。ショットピーニングは、部品OBJ1の表面層SRF2に圧縮残留応力を生じさせることがある。圧縮応力は、表面層SRF2における微小な亀裂の伝播の危険性を低減することができる。ショットピーニングは、たとえば、疲労破壊の危険性を低減することによって、部品の動作寿命を延ばすことができる。
ショットピーニングは、巨視的粒子P0を高速に加速し、移動する粒子P0を物体OBJ1の表面SRF2に向けることによって実行されてもよい。粒子P0は表面SRF2に衝突し、物体の表面層の塑性変形を引き起こすことがある。移動粒子P0は、たとえば「ショット」と称されてもよい。粒子は、たとえば、スチールボールまたはセラミックボールであってもよい。ショットピーニングは、高速度v,vk+1,vk+2,…で動く複数の粒子P0,P0k+1,P0k+2,…を含む粒子ジェットJET0を提供することを含んでもよい。ショットピーニングユニット700は、粒子ジェットJET0を提供するように構成されてもよい。粒子ジェットJET0は、たとえば、高速のガス流で粒子を加速することによって提供されてもよい。粒子ジェットJET0は、たとえば、回転する機械要素で粒子を加速することによっても提供されてもよい。
物体OBJ1は、たとえば、ターゲットと称されてもよい。表面SRF2は、粒子ジェットJET0の粒子にさらされてもよい。ショットピーニングユニット700は、粒子ジェットJET0を提供するように構成されてもよい。ジェットJET0は、複数の粒子P0,P0k+1,P0k+2…を含んでもよい。粒子は、たとえば、金属ボール、金属ワイヤ、またはセラミックビーズの断片であってもよい。特に、粒子はスチールボールであってもよい。
ジェットは、ターゲットの表面SRF2に向けられてもよい。ターゲットOBJ1は、たとえば、機械、エンジンおよび/または車両の一部であってもよい。ターゲットOBJ1は、たとえば装置の機械的構成要素であってもよい。
粒子ジェットJET0は、中心軸AX0を有してもよい。ジェットの粒子は、実質的に軸AX0の方向に伝搬してもよい。ジェットは、粒子が軸AX0の方向に有意な速度成分を有するようにわずかに発散してもよい。
SX,SY,およびSZは、直交方向を示す。ジェットの軸AX0は、たとえば方向SZと平行であってもよい。基準位置POS0は、軸AX0が物体の表面と交差する点を示す。POS(x,y,z)は、任意の位置を示すことができる。位置POS(x,y,z)は、たとえば、基準位置POS0に関して座標x,y,zによって指定されてもよい。
L2は、ショットピーニングユニット700と表面SRF2との間の距離を示す。特に、L0は、ショットピーニングユニット700の加速ノズルと面SRF2との間の距離を示してもよい。ショットピーニングユニット700の位置および/またはターゲットOBJ1の向きは、面SRF2が軸AX0に対して実質的に垂直になるように選択されてもよい。
図2aを参照すると、ピーニングを引き起こす粒子ジェットJET0の能力は、テストストリップAS1を使用することによって実験的に測定することができる。テストストリップは、たとえばアルメンストリップと称されてもよい。テストストリップAS1を使用することによって、塑性変形を引き起こす粒子ジェットの能力を定量的に測定することができる。粒子ジェットJET0の効率は、テストストリップAS1を用いて測定することができる。粒子の衝撃は、テストストリップの曲がりを生じさせ、テストストリップAS1がアークを形成することがある。アークの高さ(hAS)は、ショットピーニングユニット700の動作パラメータ、ショットピーニングユニット700間の距離(L1)、およびピーニングの持続時間に依存し得る。
テストストリップAS1の寸法および/または実験セットアップの詳細は、たとえば、SAE規格 J442,J443,J2277,J2597,AMS2430および/またはAMS2432において定義することができる。
SAEは、米国に本拠を置く組織である自動車技術者協会を意味する。
粒子は、テストストリップAS1の表面SRF1の露出領域AREA1に衝突することができる。L1は、ショットピーニングユニット700とテストストリップAS1との間の距離を示してもよい。特に、ショットピーニングユニット700の粒子加速ノズルと基準領域AREA0との間の距離をL0としてもよい。粒子ジェットJET0の軸は、領域AREA1の中心と一致してもよい。
図2bを参照すると、ショットピーニングユニット700は、基準領域AREA0を通る粒子流束を提供することができる。L0は、ショットピーニングユニット700と基準領域AREA0との間の距離を示してもよい。特に、L0は、粒子加速ノズルと基準領域AREA0との間の距離を示してもよい。基準領域AREA0は、たとえば、幅Δxおよび高さΔyを有してもよい。基準領域AREA0は、粒子ジェットの軸AX0に対して垂直であってもよい。測定装置500は、測定期間TMEAS中に基準領域AREA0を通過する粒子の全運動エネルギを測定するように構成されてもよい。測定装置500は、基準領域AREA0を通過する粒子の画像を取り込むように構成されてもよい。測定装置500は、基準領域AREA0の近傍の粒子ジェットを監視するように構成されてもよい。
基準領域AREA0は、たとえば、距離L0が距離L1と実質的に等しくなるように配置されてもよい。基準領域AREA0のサイズは、テストストリップAS1の露出領域AREA1と等しくてもよい。基準領域AREA0の幅Δxは、テストストリップAS1の露出領域AREA1の幅と等しくてもよく、基準領域AREA0の高さΔyは、テストストリップAS1の露出領域AREA1の高さと等しくてもよい。ジェットは、基準領域AREA0の位置に直径(wJET0)を有してもよい。
図3aを参照すると、測定装置500は、照明ユニット100、撮像ユニット200、およびデータ処理ユニット400を含んでもよい。照明ユニット100は、粒子ジェットJET0の所定の領域RG0を照射するように構成されてもよい。撮像ユニット200は、照射領域RG0内に位置する粒子のデジタル画像IMG2を取り込むように構成されてもよい。撮像ユニット200は、高いフレームレートで複数の画像を取り込むように構成されてもよい。撮像ユニット200は、ビデオカメラであってもよい。
測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって1以上の空間分布を測定するように構成されてもよい(図5e)。たとえば、装置500は、空間的な粒子密度分布を測定するように構成されてもよい。測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって垂直密度分布を測定するように構成されてもよい。密度分布は、ジェットJET0の軸AX0に対する垂直位置の関数として、たとえば、粒子密度を提供することができる。垂直位置は、たとえば方向SYのy座標によって指定することができる。
測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって空間速度分布を測定するように構成することができる。粒子P0は、軸方向SZに速度成分vを有していてもよい。粒子P0は、方向SXにおける横方向速度成分vおよび/または方向SYにおける速度成分vyを有してもよい。測定装置500は、たとえば、取り込まれた画像に現れる各粒子の速度成分vおよびvを測定するように構成することができる。測定装置500は、垂直方向位置yの関数としての軸方向速度成分vの空間速度分布を測定するように構成することができる。測定装置500は、横方向速度成分vの空間速度分布を垂直位置yの関数として測定するように構成することができる。
測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって空間速度確率分布を測定するように構成することができる。
測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって質量流量の空間分布を測定するように構成することができる。
測定装置500は、取り込まれた画像を解析することによって運動エネルギ流束の空間分布を測定するように構成することができる。空間分布は、たとえば粒子ジェットの有効幅に関する情報を提供することができる。
照明ユニット100は、照明光ビームLB0を提供することができる。粒子P0は、光LB1を照明ユニット100に向けて反射、屈折および/または散乱させることができる。粒子P0は、照明光LB0を反射、屈折および/または散乱させることによって反射光LB1を提供することができる。
撮像ユニット200は、集束光学系210とイメージセンサSEN1とを含んでもよい。集束光学系210は、粒子から受け取った光LB1を集束することによって、イメージセンサSEN1上に光学画像IMG1を形成するように構成することができる。イメージセンサSEN1は、1以上の光学画像IMG1をデジタル画像IMG2に変換することができる。データ処理ユニット400は、イメージセンサSEN1から得られた1以上のデジタル画像IMG2を解析するように構成することができる。データ処理ユニット400は、たとえば、1以上の測定された速度値が指定された範囲外である場合、ショットピーニング動作を検証するため、ショットピーニングユニットの動作を制御するために、および/または表示を提供するために1以上のデータ処理操作を実施するように構成することができる。イメージセンサSEN1は、たとえば、CMOSセンサまたはCCDセンサであってもよい。CMOSは、相補型金属酸化物半導体を意味する。CCDは、電荷結合素子を意味する。イメージセンサSEN1は、2次元配列に配列された複数の光検出器ピクセルを含むことができる。デジタル画像IMG2は、方向SξおよびSνによって定義される画像空間における幅ξIMGおよび高さνIMGを有していてもよい。軸AX0の画像は、たとえば、方向Sξと実質的に平行であってもよい。方向Sνは、方向Sξに垂直であってもよい。
撮像ユニットの視野は、粒子ジェットの位置を大幅に変化させてもよい。したがって、監視装置の位置を粒子の軸に対して高精度に設定する必要はない。
撮像ユニット200は、光軸AX2を有していてもよい。測定領域RG0は、光軸AX0方向の厚みd0を有していてもよい。照明ビームLB0の方向は、たとえば、軸AX1によって特定することができる。
軸AX2は、たとえば、軸AX0に対して実質的に垂直であってもよく、軸AX1に対して実質的に垂直であってもよい。照明光ビームLB0は、たとえば、光軸AX2の方向に厚さd0を有していてもよい。照明ユニット100は、たとえば、実質的に平面の光ビームを提供するように構成することができる。照明光ビームLB0は、光シートであってもよい。照明ユニット100は、照明光ビームLB0を提供するために、たとえば、1以上のレーザおよび/または発光ダイオードを備えてもよい。光シートによってジェットを照射すると、厚さd0および/または測定領域RG0の位置を正確に規定することができる。
本方法は、測定領域RG0の厚さd0が粒子ジェットJET0の直径(wJET0)よりも小さくなるように粒子ジェットJET0を照射光LB0で照射することを含んでもよい。したがって、取り込まれた各画像は、粒子ジェットの単一のスライス(RG0)を表してもよい。本方法は、取り込まれた画像を解析することによって粒子ジェットの二次元および/または三次元の空間速度分布を決定することを含んでもよい。本方法は、取り込まれた画像を解析することによって粒子ジェットの二次元および/または三次元の空間的粒子密度分布を決定することを含んでもよい。薄い(d0<wJET0)の測定領域(RG0)の使用は、空間分布の決定を容易にすることができる。
照明ユニット100は、照明光ビームLB0を変調するように構成することができる。照明ユニット100は、信号S100の制御に応じて照明光ビームLB0の光強度を変調するように構成することができる。測定装置500は、照明光ビームLB0を変調するための制御信号S100を提供するように構成することができる。制御信号S100は、たとえば、照明ユニット100の動作のタイミングを制御するためのタイミングパルスを含んでもよい。照明ユニット100は、1以上の照明光パルスLB0を提供するように構成することができる。
照明ユニット100の位置は、たとえば、撮像ユニット200に対して機械的フレームによって規定されてもよい。ユニット100,200は、共通のフレームに取り付けられてもよい。装置500は、照明ユニット100の位置および/または撮像ユニット200の位置を設定するためのロボットを任意に備えてもよい。装置500は、ショットピーニングユニット700に対して測定領域RG0の位置を設定するためのロボットを任意に備えてもよい。
装置500は、コンピュータプログラムコードPROG1を記憶するためのメモリMEM1を備えてもよい。たとえば、コードPROG1は、1以上のデータプロセッサによって実行されたとき、撮像装置200によって取り込まれた画像IMG2を解析することによってシステムまたは装置500に全エネルギ値を決定させることができる。たとえば、コードPROG1は、1以上のデータプロセッサによって実行されたとき、画像IMG2を解析することによってシステムまたは装置500にアークハイト値hASを推定させることができる。
装置500は、モデルMODEL1の1以上のパラメータを記憶するためのメモリMEM2を備えてもよい。
装置500は、モデルMODEL1を使用することによって決定された1以上の出力値OUT1を記憶するためのメモリMEM3を任意に備えてもよい。出力値OUT1は、たとえば、1以上のアークハイト値hAS,1,hAS,2,hAS,3および/またはピーニング強度評価値TINTを含んでもよい。
装置500は、ユーザからのユーザ入力を受け取り、および/またはユーザに情報を提供するためのユーザインタフェースUIF1を備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、たとえばユーザ入力を受信するためのキーパッドまたはタッチスクリーンを備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、たとえば、視覚情報を表示するためのディスプレイを備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、たとえば、画像を解析することによって決定された1以上のパラメータ値を表示するためのディスプレイを備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、たとえば、装置によって測定された1以上のパラメータが許容範囲外にあるときに指示を表示するためのディスプレイを備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、たとえば、装置によって測定された1以上の速度値が許容範囲外にある場合に指示を提供するために音声出力装置を備えてもよい。ユーザインタフェースUIF1は、装置によって測定された1以上の速度値が許容範囲外である場合に視覚的警報および/またはアラーム音を提供するように構成されてもよい。
装置500は、データを受信および/または送信するための通信ユニットRXTX1を備えてもよい。COM1は、通信信号を示す。装置500は、たとえば、通信ユニットRXTX1を介してショットピーニングユニット700と通信するように構成することができる。装置500は、たとえば、通信ユニットRXTX1を介してショットピーニングユニット700の制御ユニットと通信するように構成することができる。装置500は、通信ユニットRXTX1を介してプロセスデータを受信することができる。プロセスデータは、たとえばショットピーニングユニットが動作しているときに示されてもよい。プロセスデータは、たとえば、ショットピーニングユニット700の1以上のプロセスパラメータ値を示してもよい。装置500は、通信ユニットRXTX1を介してプロセス制御データを送信してもよい。プロセス制御データは、たとえばショットピーニングユニット700の1以上のプロセスパラメータを調整するためのデータを含んでもよい。
装置500は、通信ユニットRXTX1を介して第2測定器からの測定データを受信するように構成することができる。第2測定機器は、たとえばアルメンゲージであってもよい。
撮像ユニット200は、イメージセンサSEN1の照射時間Texの間に測定領域RG0に位置する各粒子P0の画像P1を形成することができる。イメージセンサSEN1の活性領域上に形成された光学画像IMG1は、複数のサブ画像P1を含んでもよい。各サブ画像P1は、粒子P0の画像であってもよい。イメージセンサSEN1は、光学画像IMG1をデジタル(取り込まれた)画像IMG2に変換することができる。
撮像ユニット200によって取り込まれた画像IMG2は、粒子ジェットJET0の領域RG0を表してもよい。1つの取り込まれた画像内に現れる粒子の平均数は、たとえば2〜1000の範囲内にあってもよい。1つの取り込まれた画像内に現れる粒子の平均数は、たとえば10〜100の範囲内にあってもよい。粒子P0のサブ画像P1は、画像解析アルゴリズムによって検出されてもよい。粒子P0は、画像IMG2の取り込み中に高速で移動していてもよい。取り込まれた画像に現れる各粒子の速度は、変位値Δuから、ならびに暴露および/または照明のタイミングから決定することができる。各粒子P0の光学画像P1は、画像IMG2の取り込み中に移動してもよい。光学画像の動きは、画像解析によって、取り込まれた画像IMG2から決定することができる変位値Δuを規定することができる。粒子P0の実質的に鮮明な各画像P1は、変位値Δuと関連付けられてもよい。粒子P0の速度vは、変位値Δuから、ならびに照明の持続時間(T)および/または照射期間TEXから決定することができる。
照射パルスシーケンスを使用するとき、粒子P0の速度vは、変位値Δuから、および照明光パルスLB0のタイミング(たとえば、t5〜t1)から決定することができる。特に、粒子の軸方向速度は、Δu/Tに実質的に比例してもよい。
図3bを参照すると、軸AX1と軸AX2との間の角度は、たとえば、粒子P0が照射光LB0から撮像ユニット200の光学系210に向かって光LB1を提供するときに高い光散乱係数を提供するために、90°から実質的に逸脱してもよい。
図4aは、一例として、測定領域RG0における照明光LB0の光強度の時間的進展を示す。粒子P0は、照射期間Texの間に単一の光パルスLB0によって照射されてもよい。第1画像IMG2t0を取り込むための第1照射時間は、時間t0で開始することができる。第1照明光パルスLB0は、時間t1で開始することができる。Tは、照明光パルスLB0の持続時間を示すことができる。第2画像IMG2t0’を取り込むための第2照射時間は、時刻t0’から開始することができる。第2照明光パルスLB0は、時間t1’で開始することができる。
図4bを参照すると、デジタル画像IMG2は、たとえば、サブ画像P1,P1k+1,P1k+2を含んでもよい。サブ画像P1は、粒子P0の画像であってもよい。サブ画像P1k+1は、粒子P0k+1の画像であってもよい。サブ画像P1k+2は、粒子P0k+2の画像であってもよい。各サブ画像P1の長さΔuは、対応する粒子P0の速度に実質的に比例してもよい。サブ画像P1は、方向Sξに寸法Δuを有していてもよい。サブ画像P1k+1は、寸法Δuk+1を有していてもよい。サブ画像P1k+2は、寸法Δuk+2を有していてもよい。個々の各粒子の速度P1は、対応するサブ画像P1の寸法Δuから、および照明光パルスLB0のタイミングまたは持続時間Tから計算することができる。たとえば、粒子P0の速度vは、値Δu/Tに実質的に比例してもよい。
サブ画像P1,P1k+1,P1k+2は、たとえば画像解析アルゴリズムによって検出することができる。装置500は、画像解析アルゴリズムを使用することによってサブ画像P1,P1k+1,P1k+2を検出するように構成されてもよい。装置500は、画像解析アルゴリズムを使用することによって、1以上の取り込まれた画像IMG2から寸法Δu,Δuk+1,Δuk+2を決定するように構成することができる。
デジタル画像IMG2は、方向SξおよびSνによって定義される画像空間に幅ξIMGおよび高さνIMGを有していてもよい。軸AX0の画像は、方向Sξと平行であってもよい。方向Sνは、方向Sξに垂直であってもよい。
幅ξIMGは、たとえば1024個のピクセルに等しくてもよく、高さνIMGは、たとえば512個のピクセルに等しくてもよい。
粒子の速度は、連続照明光、すなわちパルス化されていない光を使用することによって測定することもできる。その場合、粒子P0の速度vは、値Δu/Texに実質的に比例してもよい。
パルス照明の使用は、高い瞬時強度を可能にし、および/またはサブ画像を形成するための正確なタイミングを可能にすることができる。
図4cおよび図4dを参照すると、照明ユニット100は、たとえば画像解析アルゴリズムによるサブ画像P1の検出を容易にするために、パルスシーケンスSEQ1,SEQ2を提供するように構成することができる。パルスシーケンスSEQ1は、たとえば2つ以上のパルスを含んでもよい。第1パルスシーケンスは、たとえば時間t1,t2,t3,t4,t5で開始するパルスを含んでもよい。第2パルスSEQ2シーケンスは、たとえば時間t1’,t2’,t3’,t4’,t5’で開始するパルスを含んでもよい。
照射時間Texは、各粒子P0がデジタル画像IMG2内に現れる2つ以上のサブ画像P1から形成されるグループGRPによって表すことができるように、いくつかの光パルスに時間的に重なってもよい。たとえば、粒子P0は、サブ画像P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3,P1k,t4,P1k,t5からなる第1グループGRPによって表すことができる。隣接するサブ画像P1k,t1,P1k,t2間の距離は、粒子P0の速度vおよび光パルスのタイミングに依存してもよい。その結果、画像IMG2内に現れる各粒子の速度は、画像IMG2を解析することによって決定することができる。サブ画像P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3,P1k,t4,P1k,t5は、一緒になって結合された形状を形成することができ、サブ画像P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3,P1k,t4,P1k,t5の確実な検出を容易にすることができる。第2粒子P0k+1は、サブ画像P1k+1,t1,P1k+1,t2,P1k+1,t3,P1k+1,t4,P1k+1,t5からなる第2グループGRPk+1によって表すことができる。
図4eを参照すると、粒子ジェットJET0は、照射パルスシーケンスSEQ1によって照射されてもよい。パルスシーケンスは、たとえば時間t1,t2,t3,…で放射され得る3つ以上の照明光パルスを含んでもよい。
図4fおよび図4gは、一例として、照射パルスシーケンスを用いて取り込まれた(デジタル)画像IMG2を示す。図4gおよび図4fは、同一の取り込まれた画像IMG2を示す。また、3つ以上の照射パルスを使用するとき、取り込まれた画像IMG2は、サブ画像(たとえば、P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3)の容易に識別可能な実質的に線状のグループGRPを含んでもよく、各グループGRPは、取り込まれた画像IMG2の照射期間Texの間にパルスシーケンスによって照射された単一の移動粒子(たとえば、P0)を表してもよい。第1グループGRPの第1サブ画像P1k,t1の位置は、たとえば画像座標(ξ,ν)によって指定することができる。位置(ξ,ν)は、画像IMG2が取り込まれたとき、粒子P0の位置を示すことができる。
粒子の速度は、取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。たとえば、第1粒子P0の速度は、サブ画像P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3からなる第1グループGRPの寸法Δuから決定することができる。たとえば、第2粒子P0k+1の速度は、サブ画像P1k+1,t1,P1k+1,t2,P1k+1,t3からなる第2グループGRPk+1の寸法Δuk+1から決定することができる。
本方法は、単一の取り込まれた画像に現れる粒子の数を数えることを含んでもよい。本方法は、取り込まれた画像に現れる粒子の数を数えることを含んでもよい。粒子密度は、粒子の計数から決定することができる。したがって、取り込まれた画像を解析することによって粒子密度を決定することができる。
撮像ユニット200は、被写界深度内の粒子がイメージセンサSEN1上に鮮明なサブ画像を有し、被写界深度外の粒子がイメージセンサSEN1上にぼやけたサブ画素を有するように、ある程度の被写界深度(DoF)を有してもよい。取り込まれた画像は、たとえば照明光ビームLB0の厚さが被写界深度(DoF)より大きい場合、ぼやけたサブ画像を含むことがある。一方、照明光ビームLB0の厚さが被写界深度(DoF)以下であるときに、より鮮明な画像が提供されてもよい。
サブ画像(たとえば、P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3)からなるグループ(たとえば、GRP)は、パターン認識アルゴリズムを用いて検出することができる。各粒子P0は、照射時間Texの間に実質的に一定の速度を有すると仮定することができる。
粒子を表す候補グループは、前記グループのサブ画像が実質的に線形に整列している場合、かつ前記候補グループの隣接するサブ画像間の距離が、前記照明光パルスLB0のタイミング(t1,t2,t3)と一致する場合、受け入れられてもよい。
前記グループのサブ画像が線形に整列していない場合、および/または前記候補グループの隣接するサブ画像間の距離が前記照明光パルスLB0の前記タイミング(t1,t2,t3)と一致しない場合、候補グループは、たとえば破棄されてもよい。
AX0’は、ジェットJET0の軸AX0の位置を示してもよい。AREA0’は、基準領域AREA0の位置を示してもよい。基準領域AREA0の投影位置は、線形AREA0’によって示されてもよく、線形AREA0’は、取り込まれた画像IMG2上に重ね合わされてもよい。軸AX0の投影位置は、取り込まれた画像IMG2上に重ね合わされ得る線AX0’によって示されてもよい。
図4hは、一例として、粒子の速度ベクトルを示す複数の矢印記号を示す。速度ベクトルは、図4gの取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。本方法は、1以上の取り込まれた画像を解析することによって、粒子の移動方向を決定することを含んでもよい。各矢印記号の長さは、粒子の速度に比例してもよく、矢印記号の方向は、粒子の移動方向を示してもよい。
図5aは、一例として、取り込まれた画像を解析することによって測定された速度分布を示す。図5aの上側のヒストグラムは、ショットピーニングユニット700が第1動作パラメータ値(たとえば、pacc=500kPa)に従って動作したときに測定された第1速度分布を示す。図5aの下側のヒストグラムは、ショットピーニングユニット700が第2動作パラメータ値(たとえば、pacc=350kPa)に従って動作したときに測定された第2速度分布を示す。加速ガスの圧力paccの変化は、粒子の平均速度に影響を及ぼすことがある。加速ガスの圧力paccの変化は、速度分布のピーク速度vPEAKの変化を引き起こすことがある。
/ビンは、速度が、ビンBIN1,BIN2,BIN3,…に関連付けられた速度範囲内にある粒子の数Nを示すことができる。たとえば、記号BIN2が付された垂直バーの高さは、速度が測定期間TMEAS中に速度vBIN1およびvBIN2によって規定された範囲内にあった粒子P0の数Nを表すことができる。たとえば、記号BIN3が付された垂直バー高さは、速度が測定期間TMEAS中に速度vBIN2およびvBIN3によって規定された範囲内にあった粒子P0の数Nを表すことができる。所定の速度範囲(たとえばvBIN2〜vBIN3)は、たとえば速度ビンと称することもある。
ビンに関連付けられた数Nは、ジェットの(ランダムに選択された)粒子が前記ビン内にある速度を有する確率を示すことができる。図5aの速度分布は、速度確率分布とも称される。
図5bを参照すると、上側のヒストグラムは、測定された速度分布を表し、下側のヒストグラムは、測定されたエネルギ分布を表すことができる。エネルギ分布は、測定された速度分布から決定されてもよい。
本方法は、
− 取り込まれた画像を解析することによって速度分布を決定することと、
− 速度分布からエネルギ分布を決定することとを含んでもよい。
/ビンは、運動エネルギがビンBIN21,BIN22,BIN23,…に関連付けられているエネルギ範囲内にある粒子の数Nを示すことができる。たとえば、記号BIN22が付された垂直バーの高さは、運動エネルギが測定期間TMEAS中にエネルギ値EBIN21およびEBIN22によって規定される範囲内にあった粒子P0の数Nを表すことができる。記号BIN23が付された垂直バーの高さは、運動エネルギが前記測定期間TMEAS中に値EBIN22およびEBIN23によって規定される範囲内にあった粒子P0の数Nを表すことができる。たとえば、エネルギビンBIN23は、24mJ〜35mJの範囲内のエネルギ値を表し、前記範囲内の運動エネルギを有する粒子の数Nは、測定期間TMEAS中にほぼ490に等しくてもよい。
本方法は、回帰関数を測定されたデータに当てはめることを含んでもよい。図5cは、一例として、回帰関数を図5aのヒストグラムデータに当てはめることによって得られる確率密度関数p(v)を示す。確率密度関数p(v)は、全ての可能な速度にわたって確率密度関数p(v)の積分が1に等しくなるように任意に正規化することができる。確率密度関数p(v)は、ジェットJET0の粒子の測定された速度分布を表すことができる。確率密度関数p(v)は、速度vPEAKに関連するピーク値pMAXを有することができる。速度vPEAKは、粒子P0の最も確からしい速度を示すことができる。速度分布p(v)は、第1速度vおよび第2速度vによって定義することができる幅ΔvFWHMを有してもよい。速度v,vは、速度分布p(v)が速度vおよびvにおける最大値pMAXの50%に等しいように選択されてもよい。
速度分布p(v)は、2つ以上のピークを有することもある。
図5dは、一例として、回帰関数を図5bに示されるエネルギ分布に当てはめることによって得られた確率密度関数p(E)を示す。確率密度関数p(E)は、全ての可能性のあるエネルギ値にわたる確率密度関数p(E)の積分が1に等しくなるように任意に正規化することができる。確率密度関数p(E)は、ジェットJET0の粒子の測定されたエネルギ分布を表すことができる。
図5eを参照すると、取り込まれた画像は、空間分布を提供するように別々に解析することができる2つ以上の領域に分割されてもよい。図5eの最上部の曲線は、粒子密度の空間分布n(y)を表すことができる。yは、ジェットJET0の軸AX0の(垂直の)位置を示すことができる。yは、ジェットJET1の任意の点の(垂直)位置を示すことができる。上から2番目の曲線は、粒子の平均速度vAVGの空間分布vAVG(y)を表すことができる。上から3番目の曲線は、ジェットJET0の粒子P0のRMS速度vRMSの空間分布vRMS(y)を表すことができる。一番下の曲線は、ジェットJET0の粒子P0の運動エネルギ流束の空間分布Φ(y)を表すことができる。エネルギ流束Φは、単位時間当たりの単位面積を通過する粒子の全運動エネルギを意味してもよい。
図5eの空間分布は、取り込まれた画像を解析することによって決定することができる。図5eの空間分布は、取り込まれた画像から粒子の速度を決定することによって決定することができる。
図6aおよび図6bは、粒子ジェットJET0への暴露前および暴露中のテストストリップAS1を示す。ストリップAS1は、最初は実質的に平らでまっすぐであってもよい。テストストリップAS1は、幅wASおよび厚みtASを有してもよい。REF1は、テストストリップAS1の表面SRF1の初期位置を示す。
表面SRF1に衝突する粒子P0は、表面SRF1をわずかに変形させることがある。粒子P0は、表面SRF1を不可逆的に変形させることがある。たとえば、粒子P0は、テストストリップAS1の表面SRF1に第1微小窪みD0を生じさせることができる。たとえば、粒子P0k+1は、テストストリップAS1の表面SRF1における第2微小窪みD0k+1の原因となることがある。この粒子は、テストストリップを曲げるようにテストストリップAS1の表面層に残留圧縮応力を生じさせることがある。ストリップの表面は、粒子ジェットに暴露された後に複数の窪みを有することがある。ストリップは、粒子ジェットに暴露された後に湾曲することがある。テストストリップAS1の形状は、たとえば、アークハイト値hASおよび/または曲率半径Rによって定義することができる。アークハイト値hASは、標準化された方法、たとえばアルメンゲージと称される測定装置を用いて測定することができる。
(第1)ショットピーニングユニット700の動作パラメータは、たとえば、
− 粒子の平均サイズと、
− 粒子の平均質量と、
− 粒子の質量流量と、
− 加速ガスの質量流量と、
− 重力に対するジェットの軸AX0の向きとを含んでもよい。
ショットピーニングユニット700の動作パラメータのセットは、たとえば、以下のパラメータグループ:
− 粒子の平均サイズと、
− 粒子の平均質量と、
− 粒子の質量流量と、
− 加速ガスの質量流量と、
− 重力に対するジェットの軸AX0の向きとを参照することができる。
動作パラメータ値と対応するアークハイト値hASとの間の関係は、モデルMODEL1によって記述することができる。本方法は、モデルMODEL1の1以上のパラメータ値を決定することを含んでもよい。
パラメータ値の変化は、単位時間あたりの基準領域を通過する粒子の全運動エネルギに影響を及ぼすことができる。したがって、パラメータ値の前記変化は、粒子ジェットが表面を変形させる能力に影響を及ぼすことができる。モデルMODEL1は、実験的に決定することができる。動作パラメータが全エネルギに及ぼす影響は、動作パラメータを変化させることによって、および対応する全エネルギ値EMEASを測定するために測定機器500を使用することによって実験的に決定することができる。前記動作パラメータがアークハイト値に及ぼす影響は、動作パラメータを変化させることによって、およびテストストリップAS1を粒子ジェットに暴露することによって実験的に決定することができる。データ点(たとえば、図6cにおけるD1)は、エネルギ値EMEASとアークハイト値hASとが、同一セットの動作パラメータを使用することによって得られるようにエネルギ値EMEASとアークハイト値hASとを含んでもよい。
装置500は、たとえば、ユーザインタフェースUIF1を介して、および/または通信ユニットRXTX1を介して、1以上の測定されたアークハイト値hASを受信するように構成されてもよい。たとえば、ユーザは、ユーザインタフェースUIF1を介して1以上の測定されたアークハイト値hASを入力することができる。たとえば、通信ユニットRXTX1は、アルメンゲージおよび/または別の測定機器から1以上の測定されたアークハイト値hASを受け取ることができる。通信ユニットRXTX1は、通信インタフェースと称されることもある。
装置500は、
− 照明ビームLB0を提供する照明ユニット100と、
− 照射ビームLB0によって照射された粒子ジェットJET1の画像IMG2を取り込むイメージセンサSEN1と、
− 1以上の変形値hASを受け取るためのインタフェースUIF1、RXTX1とを含んでもよく、
当該装置500は、取り込まれた画像IMG2を解析することによって粒子ジェットJET1の粒子P0の1以上の速度値(たとえば、vAVE,vRMS)を決定し、1以上の第1変形値hASと、1以上の速度値(vAVE、vRMS)とに基づいてモデルMODEL1を決定するように構成することができる。
本方法は、第1データポイントD1が第1セットの動作パラメータを使用することによって得られるように、1以上のデータポイントD1,D2を得ることを含んでもよい。モデルMODEL1は、たとえば、データ点D1に基づいて関数を当てはめることによって決定することができる。
本方法は、第1データポイントD1が第1セットの動作パラメータを用いて得られ、第2データポイントD2が別の第2セットの動作パラメータを使用することによって得られるように、2つ以上のデータポイントD1,D2を得ることを含んでもよい。モデルMODEL1は、たとえば、得られたデータ点D1,D2に関数を当てはめることによって決定することができる。
ショットピーニングユニット700の動作パラメータの変化は、全エネルギ値EMEASに影響を及ぼし、同様に対応するアークハイト値hASにも影響を及ぼすことがある。したがって、モデルMODEL1も全エネルギ値EMEASと、対応するアークの高さhASとの間の関係を記述することができる。モデルMODEL1は、測定されたエネルギ値EMEASに対応する可能性が高いアークハイト値hAS=hAS(EMEAS)を推定するために用いられてもよい。
モデルMODEL1の決定は、第1測定全エネルギ値EMEAS,1と第1測定アークハイト値hAS,1とを含む第1データ点(D1)を決定することを含んでもよい。第1高さ値hAS,1は、第1測定期間TMEAS,1A中にテストストリップAS1を粒子ジェットに暴露することによって測定することができる。第1測定全エネルギ値EMEAS,1は、第2測定期間TMEAS,1B中に取り込まれた画像IMG2を解析することによって得られた1以上の速度値から決定されてもよい。第2測定期間TMEAS,1Bは、たとえば、第1補助期間とも称される。粒子ジェットは、第1セットの動作パラメータを使用することによって、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,1Bの間に第1ショットピーニングユニット700によって提供されてもよい。第1ショットピーニングユニット700とテストストリップAS1との間の距離L1は、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,1Bの間に第1ショットピーニングユニット700と基準領域AREA0との間の距離L0に実質的に等しくてもよい。言い換えれば、測定装置500は、測定されたエネルギ値EMEAS,1が基準領域AREA0を通過する粒子束の積分エネルギに実質的に対応するように動作し、第1ショットピーニングユニット700と基準領域AREA0との間の距離が距離L1と実質的に等しいように構成することができる。
第2データ点D2は、第2測定全エネルギ値EMEAS,2と、第2測定アークハイト値hAS,2とを含んでもよい。第2高さ値hAS,2は、第2測定期間TMEAS,2A中に第2テストストリップAS1を粒子ジェットに暴露することによって測定することができる。第2測定全エネルギ値EMEAS,2は、第2補助期間TMEAS,2B中に取り込まれた画像IMG2を解析することによって決定されてもよい。粒子ジェットは、第2セットの動作パラメータを使用することによって、測定時間TMEAS,2A,TMEAS,2Bの間に第1ショットピーニングユニット700によって提供されてもよい。第1ショットピーニングユニット700とテストストリップAS1との間の距離L1は、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,1,TMEAS,2A,TMEAS,2B中に第1ショットピーニングユニット700と基準領域AREA0との間の距離L0に実質的に等しくてもよい。
第3データ点D3は、第3測定全エネルギ値EMEAS,3と、第3測定アークハイト値hAS,3とを含んでもよい。第3高さ値hAS,3は、第3測定期間TMEAS,3A中に第3テストストリップAS1を粒子ジェットに暴露することによって測定することができる。第3測定全エネルギ値EMEAS,3は、第3補助期間TMEAS,3Bの間に取り込まれた画像IMG2を解析することによって決定されてもよい。粒子ジェットは、第3セットの動作パラメータを使用することによって、測定期間TMEAS,3A,TMEAS,3B中に第1ショットピーニングユニット700によって提供されてもよい。第1ショットピーニングユニット700とテストストリップAS1との間の距離L1は、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,1B,TMEAS,2A,TMEAS,2B,TMEAS,3A,TMEAS,3B中に第1ショットピーニングユニット700と基準領域AREA0との間の距離L0に実質的に等しくてもよい。
続いて、アークハイト値の推定値(たとえば、h)は、モデルhAS(EMEAS)を使用することによって、測定されたエネルギ値EMEASから決定されてもよい。測定されたエネルギ値EMEASは、たとえば、回帰曲線CRV1の点F1に対応してもよい。
表1は、一例として、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,1B,TMEAS,2A,TMEAS,2B,TMEAS,3A,TMEAS,3Bに関連する測定値を示す。表1に示される測定期間は、同じ長さを有する。
Figure 2019531906
accは、ショットピーニングユニット700の加速ガスの圧力を示す。kPaは、キロパスカルを意味する。圧力paccは、粒子の初期速度の影響を有してもよい。加速ガスの速度は、圧力paccに依存してもよい。加速ガスの質量流量は、圧力paccに依存してもよい。
ASは、アルメンストリップAS1が、測定期間TMEAS,1A,TMEAS,2A,またはTMEAS,3A中に粒子ジェットに暴露された後のアルメンストリップAS1のアークハイト値を示す。
MEASは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に基準領域AREA0を通過する粒子の数を表す。数NMEASは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に測定装置500によって取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。
AVEは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に基準領域AREA0を通過する粒子の平均速度示す。平均速度vAVEは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に測定装置500によって取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。
MEASは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に基準領域AREA0を通過する粒子の全運動エネルギを示す。エネルギ値EMEASは、測定期間TMEAS,1B,TMEAS,2B,またはTMEAS,3Bの間に測定装置500によって取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。
モデルMODEL1は、1以上の実験的に測定されたデータ点D1,D2,D3から決定することができる。モデルMODEL1は、1以上の決定されたデータ点D1,D2,D3に関数を当てはめることによって決定されてもよい。モデルMODEL1は、データ点D1,D2,D3に当てはめることができる回帰関数hAS(EMEAS)であってもよい。モデルMODEL1は、たとえば、データ点D1,D2,D3に適合する多項式関数であってもよい。関数hAS(EMEAS)は、たとえば、図6cに示される曲線CRV1によって表すことができる。モデルMODEL1は、動作パラメータ値と対応するアークハイト値hASとの関係を決定することができる。
モデルMODEL1は、測定されたエネルギ値EMEASからアークハイト値hAS,Eを推定するために使用されてもよい。
本方法は、
− モデルMODEL1を決定することと、
− 測定期間TMEASの間に測定領域RG0を通過する粒子の画像を取り込むことと、
− 取り込まれた画像を解析することによって測定されたエネルギ値EMEASを決定することと、
− モデルMODEL1を使用することによって、測定されたエネルギ値EMEASから対応するアークハイト値hASを決定することとを含んでもよい。
MEASは、測定期間TMEASの間にテストストリップAS1に衝突する粒子の数を示すことができる。NMEASは、測定期間TMEASの間に基準領域AREA0を通過する粒子の数も示すことができる。測定期間TMEASの長さは、たとえば、1秒〜1000秒の範囲内にあってもよい。Eは、個々の粒子P0の運動エネルギを表すことができる。mは、個々の粒子P0の質量を示すことができる。個々の粒子P0の運動エネルギEは、前記粒子P0の速度vから以下の式を用いて算出することができる。
Figure 2019531906
測定期間TMEASの間に基準領域AREA0を通過する粒子P0,P0k+1,P0k+2・・・の全運動エネルギEMEASは、以下の式を用いて計算することができる。
Figure 2019531906
粒子P0,P0k+1,P0k+2・・・は、狭いサイズ分布を有していてもよい。たとえば、粒子の総質量の90%超は、粒子の平均質量の70%〜150%の範囲の質量で表されてもよい。たとえば、粒子の総質量の90%超は、直径が粒子の質量メジアン径の70%〜150%の範囲内にある粒子で表すことができる。
したがって、個々の粒子P0,P0k+1,P0k+2・・・の質量m,mK+1,mK+2・・・は、平均質量mAVGによって近似することができる。
Figure 2019531906
RMS速度vRMSの平方(vRMSは、以下の式を用いて定義および計算することができる。
Figure 2019531906
RMSは、二乗平均平方根を意味する。RMS速度vRMSは、測定期間TMEASの間に取り込まれた画像IMG2を解析することによって決定することができる。
式(2),(3),(4)を組み合わせることによって以下の式が得られてもよい。
Figure 2019531906
取り込まれた各画像内に現れる粒子の数は、ジェットの粒子の瞬時数密度に比例してもよい。サブ画像P1,P1k+2、Pk+2,…の数は、ジェットの粒子の瞬時数密度に比例してもよい。数NMEASは、測定期間TMEASの間に取り込まれた画像IMG2を解析することによって決定されてもよい。
総数NMEASは、たとえば、以下の式に従って推定することができる。
Figure 2019531906
IMG,AVEは、単一の取り込まれた画像に現れる平均粒子数を示すことができる。Cは、比例定数、すなわち係数を示すことができる。係数Cは、たとえば、方向SXおよびSZにおける測定領域RG0の寸法に依存してもよい。測定領域RG0のサイズは、撮像ユニット200の視野、および撮像ユニット200の光学倍率に依存してもよい。
AVEは、粒子の平均速度を示すことができる。第1近似では、ジェット中の粒子の数密度は、粒子の質量流量が実質的に一定である状況において、粒子の平均速度vAVEに反比例してもよい。
d0は、撮像ユニット200の光軸AX2に平行な方向における測定領域RG0の厚さを示してもよい。第1近似では、測定領域RG0を通過することなく基準領域AREA0を通過する粒子の相対割合は、測定領域RG0の厚さd0に反比例してもよい。
係数Cgは、たとえば、ジェットへの開口部を配置し、テスト期間中に開口部を通過する全ての粒子を収集し、収集された粒子の全質量を重量によって決定し、単一粒子の平均質量によって総質量を割ることによって実験的に決定されてもよい。係数Cは、各測定設定に対して実験的および/または理論的に決定することができる。
(5)と(6)を組み合わせると、以下のようになる。
Figure 2019531906
式(7)は、たとえば以下の形式に再編成されてもよい。
Figure 2019531906
測定期間TMEASに関連する値NIMG,AVE,vRMS,およびvAVEは、測定装置500によって取り込まれた画像を解析することによって決定することができる。全エネルギEMEASは、たとえば式(8)を使用することによって、値NIMG,AVE,vRMSおよびvAVEから計算されてもよい。続いて、対応するアークハイト値hASは、モデルMODEL1を使用して全エネルギEMEASから推定されてもよい。
速度値vRMSおよび速度値vAVEは、たとえば、推定されたエネルギ値の精度を向上させるために別々に決定することができる。
しかしながら、速度値vRMSは、速度確率分布関数に関する情報を使用することによって速度値vAVEから計算されてもよい。速度値vAVEは、速度確率分布関数に関する情報を使用することによって速度値vRMSから計算することができる。速度確率分布関数は、たとえば取り込まれた画像を解析することによって測定することができる。速度確率分布は、所定の関数と一致すると仮定することもできる。速度確率分布は、たとえば、ガウス関数と一致すると仮定することができる。
モデルMODEL1は、係数Cの値を別に決定する必要がないように、測定値vRMS,vAVEおよびNIMG,AVEと、1以上の測定されたアークハイト値hASとに基づいて決定されてもよい。係数Cの寄与は、回帰関数を実験的に測定されたデータvRMS,vAVE,NIMG,AVE,hASに当てはめることによってモデルに組み込むことができる。本方法は、測定値NIMG,AVE,vAVE,vRMSの関数としてアークハイト値を提供することができるモデルhAS(NIMG,AVE,vAVE,vRMS)を決定することを含んでもよい。続いて、アークハイト値hASは、モデルMODEL1を使用することによって、測定値vRMS,vAVEおよびNIMG,AVEから推定することができる。
ジェットJET0のいくつかの粒子は、それらが測定装置500によって直接に検出されないように測定領域RG0を移動してもよい。JET0のいくつかの粒子は、それらの粒子のサブ画像が撮像ユニット200によって取り込まれた任意のデジタル画像に現れないように測定領域RG0を移動してもよい。いくつかの粒子は、撮像ユニット200の深度(DoF)の外側に移動することがある。いくつかの粒子は、ジェットが照明ユニットによって照射されていないとき、測定領域RG0を移動することができる。いくつかの粒子は、イメージセンサSEN1が活性光検出状態にないとき、すなわち2つの連続した照射時間の間に測定領域REG0を移動することがある。検出されなかった粒子は、係数Cを使用することによって考慮に入れることができる。
数NMEASは、たとえば、ショットピーニングユニット700に供給される粒子の質量流量および/または体積流量を測定することによっても決定することができる。数NMEASは、たとえば、それらがショットピーニングユニット700によって加速された後、粒子を収集して秤量することによって決定されてもよい。しかしながら、その場合でも、取り込まれた画像から粒子密度を決定することによって、本方法の信頼性を向上させることができる。
ショットピーニング処理は、重要な部品を製造するときに検証される必要がある。ショットピーニング処理は、たとえば、飛行機の重要な部品を製造するときなどに検証される必要がある。ショットピーニングは、たとえば、研削または溶接処理で蓄積された引張応力を緩和し、それらを有益な圧縮応力で置き換えることができる。部品形状寸法、部品材料、ショット材料、ショット品質、ショット強度、およびショットカバレージに応じて、ショットピーニングは、たとえば、100%以上、またはさらに1000%以上疲労寿命を増加させることができる。
図6dは、一例として、処理時間がテストストリップAS1のアークハイト値に及ぼす影響を示す。曲線CRV2は、第1セットの動作パラメータを使用するときのショットピーニングの持続時間の関数としてアークハイト値hASを示すことができる。曲線CRV2は、テストストリップAS1を使用することによって、および/またはモデルMODEL1を使用することによって実験的に決定することができる。たとえば、図6dに示される点B1〜B5は、テストストリップAS1を使用することによって実験的に測定されてもよい。
曲線CRV2は、第1点C1および第2点C2を有する。点C1およびC2は、モデルMODEL1を使用することによって決定することができる。第1点C1は、アークハイト値hC1を有し、第2点C2は、アークハイト値hC2を有する。第1点C1は、処理時間TC1で達成され、第2点C2は、処理時間TC2で達成される。
点C1およびC2は、以下の2つの条件が同時に満たされるように選択することができる。
Figure 2019531906
式(9a)および(9b)が満たされるように点が選択されたとき、値TC1は、第1セットの動作パラメータを使用するときのショットピーニング処理の時間相当値TINTに等しい。時間相当値TINTは、たとえば、粒子ジェットJET0の「強度」とも称される。時間相当値TINTは、たとえば、「ピーニング強度定格」とも称される。ピーニング強度評価TINTは、基準領域AREA0の位置において、前記第1セットの動作パラメータを検証することができる。各ピーニング強度評価TINTは、指定された位置、および指定された動作パラメータのセットに関連付けられてもよい。
図7aは、一例として、測定された速度値と対応する変形値との間の関係を規定するモデルMODEL1を決定するための方法ステップを示す。
粒子ジェットJET0は、第1セットの動作パラメータに従って提供されてもよい(ステップ1010)。たとえば、加速ガスの圧力pACCを第1値に設定することができる。
粒子ジェットJET0が第1セットの動作パラメータに従って提供されるとき、粒子ジェットの複数の画像が取り込まれてもよい(ステップ1015)。
1以上の速度値(たとえば、vRMS,vAVE)は、取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい(ステップ1020)。速度分布および粒子密度は、取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい。エネルギ流束および/または全エネルギは、1以上の測定された速度値から決定されてもよい(ステップ1030)。
1以上のテストストリップAS1は、粒子ジェットJET0が前記第1セットの動作パラメータに従って提供されるとき、粒子ジェットJET0に暴露されてもよい(ステップ1040)。
変形値は、粒子ジェットJET0に暴露された後のテストストリップAS1の変形を測定することによって得ることができる。変形値は、たとえばアークハイト値(hAS)であってもよい。
1以上の変形値は、1以上のテストストリップAS1の変形を測定することによって得ることができる。たとえば、第1テストストリップは、第1期間中に粒子ジェットに暴露され、第2テストストリップは、第2期間中に粒子ジェットに暴露されてもよい。
モデルMODEL1は、回帰関数の1以上のパラメータを、測定された変形値、および1以上の測定された速度値に当てはめることによって決定することができる(ステップ1060)。エネルギ値は、1以上の測定された速度値から決定されてもよい。モデルMODEL1は、回帰関数の1以上のパラメータを、測定された変形値およびエネルギ値に当てはめることによって決定することができる。
ステップ1040は、ステップ1015を実行した後、またはステップ1015を実行する前に実行することができる。ステップ1015および1040は、同時に実行することもできる。ステップ1015の実行は、ステップ1040の実行と時間的に重なり合ってもよい。
図7bは、一例として、1以上の測定された速度値に基づいてショットピーニング処理を制御することを示す。
粒子ジェットJET0は、ステップ1110において提供されてもよい。
ステップ1120において、粒子ジェットの複数の画像を取り込むことができる。
1以上の速度値(たとえば、vRMS,vAVE)は、取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい(ステップ1130)。ステップ1140において、エネルギ流束および/または全エネルギは、1以上の速度値(たとえば、vRMS,vAVE)から決定することができる。速度分布および/または粒子密度は、取り込まれた画像を解析することによって決定することができる。
モデルMODEL1を使用することによって、測定された速度分布および測定された粒子密度から変形値を推定することができる(ステップ1150)。変形値は、たとえばアークハイト値(hAS)であってもよい。
処理期間の長さは、推定された変形値に従って選択することができる(ステップ1160)。
動作パラメータの値は、ステップ1160において推定変形値に基づいて選択されてもよい。たとえば、加速ガスの圧力は、推定変形値に基づいて選択および/または調整されてもよい。
その後、物体OBJ1の表面SRF2は、選択された処理期間の長さに従って処理される(ステップ1170)。
図7cは、一例として、粒子ジェットJET0のショットピーニング能力を検証するための方法ステップを示す。
粒子ジェットは、選択された動作パラメータに従って提供されてもよい(ステップ1210)。
複数の画像IMG2は、撮像装置500によって取り込まれてもよい(ステップ1220)。粒子ジェットJET0は、取り込まれた画像IMG2が同じ粒子の2つ以上の隣接するサブ画像を含むように照明光パルスのシーケンスSEQ1で照明されてもよい。特に、粒子ジェットJET0は、取り込まれた画像IMG2が同じ粒子の3つ以上の隣接するサブ画像を含むように照明光パルスのシーケンスSEQ1で照射されてもよい。
1以上の速度値(たとえば、vRMS,vAVE)は、取り込まれた画像を解析することによって決定されてもよい(ステップ1230)。
速度分布および粒子密度は、取り込まれた画像を解析することによって決定することができる。エネルギ流束および/または全エネルギは、1以上の測定された速度値から決定されてもよい。画像は、ショットピーニングユニット700が前記選択された動作パラメータに従って動作するときに取り込まれてもよい。
画像を解析して得られた測定値は、ジェットのショットピーニング能力が所定の範囲内にあるか否かを確認するために1以上の基準値と比較されてもよい(ステップ1240)。
取り込まれた画像を解析してエネルギ値を決定し、モデルMODEL1を使用することによってエネルギ値から変形値を決定することができる。変形値は、ジェットのショットピーニング能力が所定の範囲内にあるか否かを確認するために基準値と比較されてもよい。変形値は、たとえば、アークハイト値hASまたは時間相当値TINTであってもよい。エネルギ値は、たとえば、基準領域AREA0を通過する粒子の運動エネルギ束、または所定の期間中に基準領域AREA0を通過する粒子の全運動エネルギを表すことができる。本方法は、測定された速度分布および測定された粒子分布からエネルギ値を決定することを含んでもよい。
変形量は、モデルMODEL1を使用することによって、測定された速度分布および粒子分布から決定することができ、変形量は、ジェットのショットピーニング能力が所定範囲内にあるか否かを確認するために基準値と比較されてもよい。変形値は、たとえば、アークハイト値hASまたは時間相当値TINTであってもよい。
本方法は、
− 粒子ジェット(JET0)の速度値(vAVE,vRMS)と変形値(hAS)との間の関係を確立するモデル(MODEL1)を提供することと、
− 粒子ジェット(JET1)を提供するために第1ショットピーニングユニット(700)を使用することと、
− 粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
− 前記部分(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、
− 前記取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
− モデル(MODEL1)を使用することによって速度値(vAVE,vRMS)からアークハイト値(hAS)の推定値を決定することと、
− アークハイト値(hAS)の推定値を1以上の基準値と比較することによって、ショットピーニング動作を有効または無効として分類することとを含んでもよい。
本方法は、
− 粒子ジェット(JET0)の速度値(vAVE,vRMS)と変形値(hAS)との間の関係を確立するモデル(MODEL1)を提供することと、
− 粒子ジェット(JET1)を提供するために第1ショットピーニングユニット(700)を使用することと、
− 粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
− 前記部分(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、
− 前記取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
− モデル(MODEL1)を使用することによって、速度値(vAVE,vRMS)からアークハイト値(hAS)の推定値を決定することと、
− アークハイト値(hAS)の推定値が所定の範囲内にあるか否かを確認することによって、ショットピーニング動作を有効または無効として分類することとを含んでもよい。
推定値は、1以上の基準値と比較することができ、推定値が所定の範囲内にあるか否かを決定することができる。ショットピーニング動作は、指定された期間内に、指定されたセットの動作パラメータに従って第1ショットピーニングユニット(700)を動作させることを含む方法を表すことができる。
取り込まれた画像を解析することによってエネルギ値を決定することができ、エネルギ値は、ジェットのショットピーニング能力が所定の範囲内にあるか否かを確認するために基準値と比較することができる。変形値は、たとえばアークハイト値hASまたは時間相当値TINTであってもよい。
測定された速度分布は、1以上の第1基準値と比較されてもよく、かつ/またはジェットのショットピーニング能力が所定の範囲内にあるか否かを確認するために測定された粒子分布が1以上の第2基準値と比較されてもよい。
図7dは、一例として、ショットピーニングユニット700の動作を制御するための方法ステップを示す。
ステップ1210,1220,1230および1240は、図7cを参照して上述されたように実施することができる。本方法は、比較に基づいてショットピーニング処理の1以上の動作パラメータを調整することをさらに含んでもよい(ステップ1250)。
ショットピーニング処理の調整可能および/または選択可能なパラメータは、たとえば、
− 加速ガスの圧力pacc
− 加速ガス(質量)流量、
− ショットピーニングユニット700の加速ノズルを通過する粒子P0の(質量)流量、
− 処理期間の長さ、
− 物体に対するジェットの軸の相対的な横方向移動速度、
− ショットピーニングユニット700と物体OBJ1との間の距離L2の1以上を含んでもよい。
粒子の速度は、有意な横方向成分を有することがあり、すなわち、速度は常にジェットの軸AX0と平行ではない。粒子の速度vは、軸成分vk,zおよび横成分vk,yを有してもよい。軸成分vk,zは、軸AX0に平行であり、横成分vk,yは、軸AX0に垂直である。ショットピーニング能力を評価する場合、各粒子の運動エネルギは、横成分vk,yを省略することによって、軸成分vk,zから計算することができる。粒子P0の表面SRF1を変形させる能力は、前記粒子の軸方向速度成分vk,zに主に依存してもよい。たとえば式(1)〜(8)に使用された速度値(vRMS,vAVE)は、個々の粒子P0の軸方向速度値vから決定することができる。個々の粒子P0の軸方向速度値vは、取り込まれた画像から決定することができる。
また、個々の粒子P0の速度は、時間t1で第1の単一照明パルスを使用して第1画像を取り込むことによって、時刻t2において第2の単一照明パルスを使用して第2画像を取り込むことによって決定することができる。第1画像は、粒子P0の第1サブ画像P1k,t1を含んでもよい。第2画像は、粒子P0の第2サブ画像P1k,t2を含んでもよい。粒子P0と関連付けられた空間的変位Δuは、第1画像を第2画像と比較することによって決定することができる。粒子P0の速度は、変位Δuと時間差t2−t1から決定することができる。
本方法は、取り込まれた画像IMG1を解析することによって粒子ジェットJET0の角度発散を決定することを含んでもよい。
本方法は、取り込まれた画像IMG1を解析することによって粒子ジェットJET0の幅および/または半径方向の寸法を決定することを含んでもよい。
ショットピーニングは、たとえば、歯車部品、カムシャフト、クラッチスプリング、コイルスプリング、リーフスプリング、サスペンションスプリング、コネクティングロッド、クランクシャフト、歯車、航空機の部品、着陸装置の部品、航空機のエンジンの構成要素、エンジンハウジング、削岩機および/またはタービンブレードを処理することを含んでもよい。
当業者にとって、本発明に係る装置および方法の変更および変形が認められることは明らかであろう。図は、概略図である。添付の図面を参照して上述した特定の実施形態は、例示的なものに過ぎず、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するものではない。

Claims (10)

  1. 第1ショットピーニングユニット(700)を用いて粒子ジェット(JET1)を提供することと、
    第1ショットピーニングユニット(700)が第1セットの動作パラメータに従って粒子ジェット(JET1)を提供するように、1以上のテストストリップ(S1)を粒子ジェット(JET1)に暴露することと、
    テストストリップ(S1)の1以上の第1変形値(hAS)を測定することと、
    粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
    測定期間(TMEAS,1B)の間に前記一部(RG0)の画像を取り込み、第1ショットピーニングユニット(700)が前記測定期間(TMEAS,1B)の間に前記第1セットの動作パラメータに従って粒子ジェット(JET1)を提供することと、
    取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
    1以上の第1変形値(hAS)に基づいて、および少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)に基づいて、モデル(MODEL1)を決定することとを含むことを特徴とする方法。
  2. 粒子ジェット(JET0)の測定部分(RG0)を照射光パルス(LB0)で照射し、粒子(P0)から反射および/または散乱された光(LB1)をイメージセンサ(SEN1)に集束させることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 取り込まれた画像(IMG2)が同一の粒子(P0)の2つ以上の隣接するサブ画像(P1k,t1,P1k,t2)を含むように、粒子ジェット(JET0)を照射光パルスのシーケンス(SEQ1)で照射することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 取り込まれた画像(IMG2)が同一粒子(P0)の3つ以上の隣接するサブ画像(P1k,t1,P1k,t2,P1k,t3)を含むように、粒子ジェット(JET0)を照射光パルスのシーケンス(SEQ1)で照射することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記部分(RG0)の厚さが粒子ジェット(JET0)の直径よりも小さくなるように、粒子ジェット(JET0)を照射光(LB0)で照射することを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 粒子ジェット(JET0)の速度値(vAVE,vRMS)と変形値(hAS)との間の関係を確立するモデル(MODEL1)を提供することと、
    粒子ジェット(JET1)を提供するためにショットピーニングユニット(700)を使用することと、
    粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
    前記一部(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、
    取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の1以上の速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
    モデル(MODEL1)を用いることによって、1以上の速度値(vAVE,vRMS)からアークハイト値(hAS)の推定値を決定することと、
    アークハイト値(hAS)の推定値が所定の範囲内にあるか否かを確認することによって、ショットピーニング動作を有効または無効として分類することとを含むことを特徴とする方法。
  7. 粒子ジェット(JET0)の速度値(vAVE,vRMS)と変形値(hAS)との間の関係を確立するモデル(MODEL1)を提供することと、
    粒子ジェット(JET1)を提供するために第1ショットピーニングユニット(700)を使用することと、
    粒子ジェット(JET0)の少なくとも一部(RG0)を照射光(LB0)で照射することと、
    前記一部(RG0)の画像(IMG2)を取り込むことと、
    前記取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の少なくとも1つの速度値(vAVE,vRMS)を決定することと、
    速度値(vAVE,vRMS)に基づいてショットピーニングユニット(700)の1以上の動作パラメータを調整することとを含むことを特徴とする方法。
  8. 第1ショットピーニングユニット(700)を用いることによって、物体(OBJ1)の表面を処理することを含むことを特徴とする請求項6または7に記載の方法。
  9. 照射光ビーム(LB0)を提供する照射ユニット(100)と、
    照射光ビーム(LB0)によって照射された粒子ジェット(JET1)の画像(IMG2)を取り込むイメージセンサ(SEN1)と、
    1以上の変形値(hAS)を受信するインタフェース(UIF1,RXTX1)とを備え、
    取り込まれた画像(IMG2)を解析することによって、粒子ジェット(JET1)の粒子(P0)の1以上の速度値(vAVE,vRMS)を決定し、1以上の第1変形値(hAS)に基づいて、および1以上の速度値(vAVE,vRMS)に基づいて、モデル(MODEL1)を決定するように構成されたことを特徴とする装置(500)。
  10. 照射ユニット(100)は、2つ以上の照射光パルス(LB0)を含むパルスシーケンス(SEQ1)を提供するように構成されることを特徴とする請求項9に記載の装置(500)。
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