JP2019530274A - 基地局、ユーザ機器、およびワイヤレス通信方法 - Google Patents

基地局、ユーザ機器、およびワイヤレス通信方法 Download PDF

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Abstract

全二重通信におけるRS衝突キャンセルに関連する基地局、ユーザ機器、およびワイヤレス通信方法が提供される。基地局は、1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路と、TTI内の物理リソースユニットにおいて処理されたダウンリンク信号を第1のユーザ機器に送信するように動作する送信部と、第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を受信するように動作する受信部とを備え、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。【選択図】 図3

Description

本開示は、ワイヤレス通信の分野に関し、詳細には、全二重(full duplex)に関連する基地局、ユーザ機器(UE:User Equipment)、およびワイヤレス通信方法に関する。
全二重(full duplex)は、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)におけるさらなる検討課題であり、DL(downlink :ダウンリンク)チャネルおよびUL(uplink:アップリンク)チャネルが同じ時間/周波数リソースにおいて送信されることを意味する。全二重は、スペクトル効率を大幅に改善することができるので、NR(New Radio access technology:新無線アクセス技術)/5Gにおける必要な機能であると考えられている。具体的には、NRにおける全二重の概念を理解することを容易にするために、図1は、比較用の3つのケース:(A)FDD(周波数分割複信)LTE(Long Term Evolution:ロングタームエボリューション)、(B)TDD(時分割複信)LTE、および(C)NRにおける全二重の3つのケースを概略的に示す。図1の(A)〜(C)に示されたように、Tによって示された横軸は時間領域を表し、Fによって示された縦軸は周波数領域を表す。図1の(A)〜(B)から、FDD LTEでは、DLチャネルおよびULチャネルが同じ時間リソースにおいて異なる周波数リソースを使用し、TDD LTEでは、DLチャネルおよびULチャネルが同じ周波数リソースにおいて異なる時間リソースを使用することが示される。一方で、図1(C)に示されたように、全二重では、DLチャネルおよびULチャネルは同じPRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)内にあり、すなわち、同じ物理(すなわち、時間/周波数)リソースを使用する。このように、従来のFDDおよびTDDと比較すると、全二重はスペクトル効率を大幅に改善することができる。
1つの非限定的かつ例示的な実施形態は、全二重において参照信号に対する干渉を低減する手法を提供する。
本開示の第1の一般的な態様では、1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号に対して、第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路と、TTI内の物理リソースユニットにおいて処理されたダウンリンク信号を第1のユーザ機器に送信するように動作する送信部と、第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を受信するように動作する受信部とを備える基地局が提供され、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。
本開示の第2の一般的な態様では、基地局から第1のダウンリンク信号を受信するように動作する受信部と、基地局に第2のアップリンク信号を送信するように動作する送信部とを備えるユーザ機器が提供され、1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて、第1のダウンリンク信号が受信され、および/または、第2のアップリンク信号が送信される場合、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部に、符号分割多重(CDM)および信号抑制のうちの少なくとも1つが適用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられる。
本開示の第3の一般的な態様では、1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットでのワイヤレス通信方法が提供され、物理リソースユニットは、TTI内に送信されるアップリンク信号およびダウンリンク信号を割り当てられ、方法は、送信前にアップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくともダウンリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するステップと、基地局からTTI内に物理リソースユニットにおいてダウンリンク信号を送信し、ユーザ機器からTTI内に物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を送信するステップとを備え、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中の少なくともアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。
一般的または具体的な実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはそれらの任意の選択的な組合せとして実装されてもよいことに留意されたい。
開示された実施形態のさらなる利益および利点は、明細書および図面から明らかになる。利益および/または利点は、明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個別に取得されてもよく、それらは、そのような利益および/または利点のうちの1つまたは複数を取得するためにすべて提供される必要はない。
本開示の前述の特徴および他の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は本開示に従っていくつかの実施形態のみを描写するので、その範囲を限定すると考えるべきではなく、本開示は、添付図面を使用してさらなる特殊性および詳細を伴って記載される。
比較用の3つのケース:(A)FDD(周波数分割複信)LTE(ロングタームエボリューション)、(B)TDD(時分割複信)LTE、および(C)NRにおける全二重を概略的に示す図である。 全二重におけるRS衝突の一例を概略的に示す図である。 本開示の一実施形態に係る、ワイヤレス通信方法のフローチャートである。 UL信号およびDL信号が、全二重通信において同じUE向けまたは異なるUE向けである場合を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理を実行する一例を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理を実行するさらなる例を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す図である。 全二重通信において信号抑制を実行する一例を概略的に示す図である。 全二重通信において信号抑制を実行する別の例を概略的に示す図である。 全二重通信においてCDM処理と信号抑制を組み合わせる一例を概略的に示す図である。 全二重通信においてTAを考慮に入れることによってCDM処理を実行する一例を概略的に示す図である。 全二重通信においてTAを考慮に入れることによって信号抑制を実行する一例を概略的に示す図である。 本開示のさらなる実施形態に係る基地局のブロック図である。 本開示の別の実施形態に係るユーザ機器のブロック図である。
以下の発明を実施するための形態では、その一部を形成する添付の図面に対して参照が行われる。図面では、文脈が別途規定しない限り、同様の符号は、通常、同様の構成要素を識別する。本開示の態様は、多種多様な異なる構成で配置、置換、結合、および設計することができ、それらのすべてが明示的に企図され、本開示の一部をなすことは容易に理解されよう。
全二重を実現するために、無線では、受信信号に対する信号自体の送信から生じる著しい自己干渉をキャンセルしなければならない。自己干渉が大幅にキャンセルされない場合、残りの自己干渉は、受信信号にノイズとして作用し、SNR(信号−ノイズ比)および結果としてスループットを大幅に低下させる可能性がある。したがって、全二重における最大の問題の1つは、RS(Reference Signal:参照信号)衝突(collision)(すなわち、参照信号に対する干渉)である、なぜなら、RS衝突は、チャネル品質推定および復調性能に大きく影響する可能性があるからである。しかしながら、DL送信およびUL送信は、たとえば、図1の(C)に示されたように、同じ物理リソース内に配置されるため、RS衝突は、避けることができない可能性がある。
ここで、図2は全二重におけるRS衝突の一例を概略的に示す。図2では、PRB201は、ULチャネルとDLチャネルの両方が割り当てられた全二重PRB(full-duplex PRB)であると仮定する。そして、PRB201がLTEフレーム構造を有すると仮定し、ここではLTEのRS割当て(RS assignment)を例にあげる。たとえば、上部ブロック201’はDL RS割当てを示し、下部ブロック201’’はUL RS割当てを示す。ブロック201’および201’’は両方ともPRB201と等価であり、ブロック201’および201’’内の各々の小さい四角はRE(Resource Element:リソース要素)を表すことに留意されたい。
より具体的には、ブロック201’に示されたように、横線で満たされた小さい四角は、DL CRS(Cell-specific reference Signal:セル固有参照信号)に割り当てられたREを表し、縦線で満たされた小さい四角は、DL DMRS(Dedicated Modulation Reference Signal:専用変調参照信号)に割り当てられたREを表し、点で満たされた小さい四角は、DL CSI−RS(Channel State Information Reference Signal:チャネル状態情報参照信号)に割り当てられたREを表し、空白の小さい四角は、DLデータに割り当てられたREを表す。また、ブロック201’’に示されたように、左斜線で満たされた小さい四角は、UL DMRSに割り当てられたREを表し、右斜線で満たされた小さい四角は、UL SRS(Sounding Reference Signal:サウンディング参照信号)に割り当てられたREを表し、空白の小さい四角は、ULデータに割り当てられたREを表す。
図2に示されたように、RS衝突は、RS−RS衝突およびRS−データ衝突を含む。RS−RS衝突は、たとえば、RE2011に示されたように、DL RSとUL RSとの間で衝突が発生することを意味する。RS−データ衝突は、RE2012に示されたように、DL RSとULデータとの間で、または、RE2013に示されたように、DLデータとUL RSとの間で衝突が発生することを意味する。
上述したように、そのようなRS衝突は、チャネル品質推定および復調性能に大きく影響する可能性がある。現在、RS衝突を解決する方法は、全二重における最も重要な問題の1つである。しかしながら、今までのところ、5G/NRにおける全二重でのRS衝突に関する議論は少ない。
本開示の一実施形態では、図3に示されたようなワイヤレス通信方法30が提供される。図3は、本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信方法30のフローチャートを示す。ワイヤレス通信方法30は、1つの送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットに対しての方法であり、物理リソースユニットには、TTI内に送信されるアップリンク信号およびダウンリンク信号を割り当てられる。
本明細書では、物理リソースユニットは1つまたは複数のPRBであってもよい、すなわち、1つのTTI内に1つまたは複数のPRBが送信されてもよい。以下では、説明の便宜上、図2に示されたように、1つのTTI内に1つのPRBが送信されると仮定するが、本開示はこれに限定されるものではない。図2に示されたように、PRB201は、(ブロック201’’に示されたような)アップリンク信号、および(ブロック201’に示されたような)ダウンリンク信号を割り当てられる、すなわち、全二重モードである。図3に示されたワイヤレス通信方法30は、たとえば、PRB201に使用されてもよい。
図3に示されたように、ワイヤレス通信方法30は、送信前にアップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくともダウンリンク信号に対して、第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つが実行されるステップS301から始まる。次いで、ステップS302において、基地局から、TTI内に物理リソースユニットにおいてダウンリンク信号が送信され、ユーザ機器から、TTI内に物理リソースユニットにおいてアップリンク信号が送信される。ステップS302の後、ワイヤレス通信方法30は終了する。
具体的には、「アップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくともダウンリンク信号」は、様々な状況に応じて、ステップS302の送信前にステップS301において、ダウンリンク信号のみに対して、または、アップリンク信号とダウンリンク信号の両方に対して、処理を実行することが可能であることを意味する。これは後で詳細に説明される。また、「第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つ」は、ステップS301において、少なくともダウンリンク信号に対して、第1の処理のみ、第2の処理のみ、または、第1の処理と第2の処理の両方を実行することが可能であることを意味する。これらの3つのケースも後で詳細に説明される。
ワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM:Code Division Multiplexing)が適用されるように実行されるために使用される。衝突したリソース要素の各々は、ダウンリンク信号およびアップリンク信号のうちの少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号との両方を割り当てられる。
具体的には、ステップS301において「アップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくともダウンリンク信号」について上述されたように、「衝突したリソース要素の少なくとも一部」は、様々な状況に応じて、衝突したリソース要素の一部のみまたはすべての各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間にCDMを適用することが可能であることを意味する。本明細書では、衝突したリソース要素は、上述されたように、RS衝突(RS−RS衝突またはRS−データ衝突のいずれか)が発生したREを指す。すなわち、CDMは、RS衝突が発生したRE(たとえば、図2のRE2011、2012、2013)に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に適用される。このように、参照信号に対する干渉を低減することができる。以下、第1の処理はCDM(処理)とも呼ばれる。
また、ワイヤレス通信方法30では、第2の処理は、衝突したリソース要素の中の少なくともアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。
第1に、「ダウンリンク信号の少なくとも一部」は、様々な状況に応じて、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の一部またはすべてを抑制することが可能であることを意味する。これは後で詳細に説明される。第2に、「少なくともアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素」は、様々な状況に応じて、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素のみに対して、またはアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素とダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素の両方に対して処理を実行することが可能であることを意味する。これも後で詳細に説明される。ダウンリンク信号を抑制することにより、ダウンリンク信号からアップリンク参照信号への干渉が低減されるので、アップリンク参照信号が保護される。以下、第2の処理は信号抑制(処理)とも呼ばれる。
ワイヤレス通信方法30では、第1の処理(CDM)もしくは第2の処理(信号抑制)またはそれらの組合せを実行することにより、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理または第2の処理は、アップリンク信号およびダウンリンク信号が同じユーザ機器向けであるか、異なるユーザ機器向けであるかに応じて異なる。
理解する便宜上、図4は、UL信号およびDL信号が、全二重通信において同じUE向けまたは異なるUE向けである場合を概略的に示す。具体的には、図4(A)はUL信号およびDL信号が異なるUE向けである場合を示し、図4(B)はUL信号およびDL信号が同じUE向けである場合を示す。
第1に、図4(A)に示されたように、eNB(基地局)410は、全二重PRBにおいてUE1にDL信号を送信し(実線矢印によって表記される)、UE2は、全二重PRBにおいてeNB410にUL信号を送信する(中空矢印によって表記される)。そのような場合、eNB410側では、DL信号の送信電力がUE2からのUL信号の受信電力よりもはるかに大きいので、UL信号の受信はDL信号によって大きく影響される。すなわち、UL RSに対する干渉が大きくなる。UE1側では、UE1とUE2との間の距離が離れているので、UE2からのUL信号は、eNB410からのDL RSの受信に影響を与えない。したがって、図4(A)に示されたケースの場合、UL RSのみが保護される必要があり、すなわち、UL RSに対する干渉のみが低減される必要がある。
第2に、図4(B)に示されたように、eNB410は、全二重PRBにおいてUE1にDL信号を送信し(実線矢印によって表記される)、UE1は、全二重PRBにおいてeNB410にUL信号を送信する(中空矢印によって表記される)。そのような場合、eNB410側では、図4(A)に示されたケースと同様に、DL信号の送信電力がUE1からのUL信号の受信電力よりもはるかに大きいので、UL信号の受信は、DL信号によって大きく影響される。すなわち、UL RSに対する干渉が大きくなる。UE1側では、UL信号の送信電力がeNB410からのDL信号の受信電力よりもはるかに大きいので、DL信号の受信はUL信号によって大きく影響される。すなわち、DL RSに対する干渉が大きくなる。したがって、図4(B)に示されたケースの場合、UL RSとDL RSの両方が保護される必要があり、すなわち、UL RSに対する干渉とDL RSに対する干渉の両方が低減される必要がある。
要するに、UL信号およびDL信号が同じUE向けであるか、異なるUE向けであるかにかかわらず、UL信号の受信はDL信号によって大きく影響される。したがって、UL RSは常に保護される必要がある。対照的に、UL信号およびDL信号が同じUE向けであるときのみ、DL信号の受信はUL信号によって大きく影響され、このとき、DL RSは保護される必要がある。したがって、図4に示された2つの異なるケースの場合、第1の処理または第2の処理は異なる。以下では、最初に例を挙げて、第1の処理(CDM)が詳細に説明される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号およびダウンリンク信号は異なるユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素のみである。そして、第1の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することとを備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。したがって、UL RSに対する干渉を低減するために、UL RSを割り当てられた衝突したREのみにCDMを適用する必要がある。グループ化および直交符号の適用は、後で例を挙げて詳細に説明される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号およびダウンリンク信号は同じユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は衝突したリソース要素のすべてである。そして、第1の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することとを備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。したがって、UL RSおよびDL RSに対する干渉を低減するために、UL RSを割り当てられた衝突したREとDL RSを割り当てられた衝突したREの両方にCDMを適用する必要がある。グループ化および直交符号の適用も、後で例を挙げて詳細に説明される。
加えて、本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、リソース要素をグループ化することは、物理リソースユニット内のリソース要素の位置、および、リソース要素に割り当てられた参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく。以下では、衝突したREをグループ化する様々な方法を詳細に示すためにいくつかの例が与えられる。
図5は、全二重通信においてCDM処理を実行する一例を概略的に示す。図5に示されたように、図2と同様に、PRB501は、ULチャネルとDLチャネルの両方が割り当てられた全二重PRBであると仮定する。そして、PRB501がLTEフレーム構造を有すると仮定し、ここではLTEのRS割当てを例にあげる。たとえば、上部ブロック501’はDL RS割当てを示し、下部ブロック501’’はUL RS割当てを示す。ブロック501’および501’’は両方ともPRB501と等価であり、ブロック501’および501’’内の各々の小さい四角はREを表すことに留意されたい。
この例では、簡略化のためにDMRSのみがここで想定される。具体的には、DL DMRSを割り当てられたREは、上部ブロック501’内の縦線で満たされた小さい四角(たとえば、RE5011、5012、5013、および5014)によって示され、UL DMRSを割り当てられたREは、下部ブロック501’’内の左斜線で満たされた小さい四角(たとえば、RE5015および5016)によって示される。残りの空白の小さい四角は、ブロック501’および501’’内でデータを割り当てられたREを表す。
また、PRB501に示されたように、右向きの実線矢印は、このPRBに割り当てられたDL信号がUE1向けであることを意味し、左向きの中空矢印は、このPRBに割り当てられたUL信号がUE2向けであることを意味する。すなわち、この例は、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であること、および、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さがNに等しいこと、を備える。
具体的には、図5に示されたように、衝突したREは、UL DMRSを割り当てられたRE、すなわち、ブロック501’’内の左斜線で満たされた小さい四角、およびブロック501’内の対応する小さい四角である。したがって、これらのREにCDMが適用されるべきである。より具体的には、図5では、CDMが時間領域上に適用される、すなわち、衝突したREを時間領域においてグループ化する。たとえば、ブロック501’’では、小さい四角の第1行は、PRB501内の1つの周波数リソースユニットに対応する。たとえば、この周波数リソースユニット内の衝突したRE5015、5016は1つのグループにグループ化される、すなわち、N=2である。ここで、たとえば、一対の直交符号は、長さ2のウォルシュ符号{+1,+1}および{+1,−1}である。図5において、RE内の数によって示されたように、ブロック501’’内のRE5015および5016に割り当てられたUL信号(すなわち、UL DMRS)に{+1,−1}が適用され、RE内の数によって示されたように、ブロック501’内のRE5015および5016に割り当てられたDL信号(すなわち、DLデータ信号)に{+1,+1}が適用される。同様に、PRB501内の他の周波数リソースユニットに対して同様のCDM処理が実行される。このように、UL DMRSがCDM処理によって保護され、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
図6は、全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す。図6に示されたように、図5と同様に、PRB601は、ULチャネルとDLチャネルの両方が割り当てられた全二重PRBであると仮定する。そして、PRB601がLTEフレーム構造を有すると仮定し、ここではLTEのRS割当てを例にあげる。たとえば、上部ブロック601’はDL RS割当てを示し、下部ブロック601’’はUL RS割当てを示す。ブロック601’および601’’は両方ともPRB601と等価であり、ブロック601’および601’’内の各々の小さい四角はREを表すことに留意されたい。この例でも、簡略化のためにDMRSのみがここで想定される。具体的には、DL DMRSを割り当てられたREは、上部ブロック601’内の縦線で満たされた小さい四角(たとえば、RE6011、6012、6013、および6014)によって示され、UL DMRSを割り当てられたREは、下部ブロック601’’内の左斜線で満たされた小さい四角(たとえば、RE6015および6016)によって示される。残りの空白の小さい四角は、ブロック601’および601’’内でデータを割り当てられたREを表す。
図6のUL DMRSおよびDL DMRSの位置は図5のそれらと同じである。図5との違いは、PRB601に示されたように、右向きの実線矢印が、このPRBに割り当てられたDL信号がUE1向けであることを意味し、左向きの実践矢印が、このPRBに割り当てられたUL信号もUE1向けであることを意味することである。すなわち、この例は、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えること、および、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用すること、をさらに備える。
具体的には、図6の例では、UL RSとDL RSの両方が保護される必要があるので、UL DMRSを割り当てられた衝突したREに対してCDM処理を実行することに加えて、DL DMRSを割り当てられた衝突したREに対してもCDM処理が実行される必要がある。より具体的には、図6のUL DMRSを割り当てられた衝突したREに対するCDM処理は、図5のCDM処理と同じである。たとえば、601のREの第1行の場合、ブロック601’’内のRE6015および6016に割り当てられたUL信号(すなわち、UL DMRS)に{+1,−1}が適用され、ブロック601’内のRE6015および6016に割り当てられたDL信号(すなわち、DLデータ信号)に{+1,+1}が適用される。加えて、図6のブロック601’に示されたように、REの第1行に対応する周波数リソースユニットの場合、DL DMRSを割り当てられた4つの衝突したRE、すなわち、RE6011、6012、6013、および6014が存在する。これらのREは2つのグループにグループ化され、各グループは2つの最も近いREを含む(N=2)。すなわち、第1のグループはRE6011および6012を含み、第2のグループはRE6013および6014を含む。次いで、第1のグループの場合、ブロック601’内のRE6011および6012に割り当てられたDL信号(すなわち、DL DMRS)に{+1,+1}が適用され、ブロック601’’内のRE6011および6012に割り当てられたUL信号(すなわち、ULデータ信号)に{+1,−1}が適用される。同様に、第2のグループの場合、ブロック601’内のRE6013および6014に割り当てられたDL信号(すなわち、DL DMRS)に{+1,+1}が適用され、ブロック601’’内のRE6013および6014に割り当てられたUL信号(すなわち、ULデータ信号)に{+1,−1}が適用される。同様に、PRB601内の他の周波数リソースユニットに対して同様のCDM処理が実行される。
図5および図6に示された例では、DL DMRSとUL DMRSの両方を割り当てられたREは存在しないが、REは、(後述される他の例に示されるように)UL RSとDL RSの両方を割り当てられてもよい。このように、この種類のREに異なる直交符号を2回適用することを回避するために、たとえば、UL RSを割り当てられた衝突したREをグループ化してCDM処理を実行した後、UL RSとDL RSの両方を割り当てられた衝突したREが、UL RSを割り当てられた衝突したREに含まれ、CDM処理が実行されたので、UL RSおよびDL RSのうちのDL RSのみを割り当てられた衝突したREは、グループ化してCDM処理を実行する必要がある。しかしながら、本開示はこれに限定されない。UL RSを割り当てられた衝突したREに対するCDM処理およびDL RSを割り当てられた衝突したREに対するCDM処理の間に、UL RSとDL RSの両方を割り当てられたREが同じ直交符号を適用された場合、上述されたように、UL RSとDL RSの両方を割り当てられたREを異なるように扱う必要はない。UL RSを割り当てられた衝突したREに対してCDM処理を実行すること、およびDL RSを割り当てられた衝突したREに対してCDM処理を実行することの順序は、本開示では限定されず、それらは本質的に同時であり得ることにも留意されたい。
2つのREに割り当てられ、{+1,+1}および{+1,−1}のうちの1つを適用されたRSは、同じ変調シンボルを使用して、それらが首尾よく復調され得ることを保証するべきであることに留意されたい。しかしながら、これにより余分なオーバーヘッドが増加する。したがって、余分なオーバーヘッドをキャンセルするために、代替手法の1つは、データ信号を割り当てられたREに隣接する2つのREを用意し、2つのREに割り当てられたRSが2つの異なるシンボルを使用する場合にデータ信号を割り当てられた隣接する2つのREに2つの異なるシンボルを拡張することである。他の代替手法は、周波数領域または符号領域においてCDMを実行することであってもよい。
図7は、全二重通信においてCDM処理を実行するさらなる例を概略的に示す。図7に示された例は、図5に示された例に対する拡張である。具体的には、図7の例も、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。図5と同様の内容は、重複を避けるためにここでは記載されない。図5との違いは、図7では、さらに別のタイプのUL RS、すなわち、(ブロック702’の右斜線で満たされた小さい四角で示されたような)UL SRSが存在することである。この例では、周波数リソースユニット(たとえば、PRB701内のREの第1行に対応する周波数リソースユニット)の各々に対して、UL RS(UL DMRSまたはUL SRS)を割り当てられた3つの衝突したRE、すなわち、RE7015、7016、および7014は、グループ化してCDM処理を実行する必要がある。しかしながら、長さ2のウォルシュ符号{+1,+1}および{+1,−1}がCDM処理に依然使用されるべきである(すなわち、N=2)と仮定した場合、これら3つのREの数はNの倍数ではないので、図5〜図7に使用されたCDM処理を採用することができない。
この場合、本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループが時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々が時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nが1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さがNに等しいことと、1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、を備える。
具体的には、図7に示されたように、RE7015、7016、および7014は2つのグループにグループ化され、すなわち、第1のグループはRE7015および7016を含み、第2のグループはRE7014を含む(すなわち、M=1)。第1のグループの場合、ブロック701’’に示されたように、2つのRE7015および7016に割り当てられたUL DMRSに{+1,−1}が適用され、一方、ブロック701’に示されたように、2つのRE7015および7016に割り当てられたDLデータ信号に{+1,+1}が適用される。第2のグループの場合、RE7014は、ULデータ信号を割り当てられたその隣接するRE7013とグループ化されてもよい。すなわち、ブロック701’’に示されたように、RE7014に割り当てられたUL SRS、およびRE7014に隣接するRE7013に割り当てられたULデータ信号に{+1,−1}が適用され、一方、ブロック701’に示されたように、RE7014およびRE7014に隣接するRE7013に割り当てられたDL信号に{+1,+1}が適用される。したがって、RSだけでなくデータ信号およびRSにも、直交符号({+1,+1}または{+1,−1})を適用することができる。
図には示されていないが、上記の実施形態は、上述されたように、UL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースまで及んでもよい。たとえば、DL RSを割り当てられた衝突したREの数がNの倍数でない場合、DLデータ信号を割り当てられた隣接するREが、一緒にグループ化されCDM処理を実行することができる。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループが時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々が時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pが0より大きくNより小さい整数であることと、残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、をさらに備える。上記のさらなるステップは、DL RSのみを割り当てられた衝突したREの数がNの倍数でない場合に、DL RSのみを割り当てられた衝突したREに対して実行されるCDM処理に相当する。
図8は、全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す。図8に示された例は、図7に示された例に対する拡張であり、図7よりも複雑なケースを示す。第1に、図7の例は、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当するが、図8の例は、図8のPRB801内の左右を向いている実線矢印によって示されたように、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。第2に、図7では、1つのタイプのDL RS(すなわち、DL DMRS)のみが存在するが、図8では、3つのタイプのDL RSが存在する。具体的には、図8に示されたように、図2と同様に、DL CRSを割り当てられたREは、ブロック801’内の横線で満たされた小さい四角によって示され、DL CSI−RSを割り当てられたREは、ブロック801’内の点で満たされた小さい四角によって示される。さらに、図8のUL DMRSおよびUL SRSを割り当てられたREの位置は図7のそれらと同じであり、それらをグループ化する方法およびそこで実行されるCDM処理は図7のそれらと同じであり、したがって、それらの詳細は、重複を避けるためにここでは記載されない。
より具体的には、図8に示されたように、PRB801内の周波数リソースユニットごとに、DL RSを割り当てられたREを少なくとも1つのグループにグループ化し、各グループは時間領域において2つの最も近いREを備える。次いで、グループごとに、ブロック801’に示されたように、グループのREに割り当てられたDL RSに{+1,+1}が適用され、ブロック801’’に示されたように、グループのREに割り当てられたUL信号に{+1,−1}が適用される。
ブロック801’内のREの第3行に対応する周波数リソースユニットに対して、RE8031および8034はDL CRSを割り当てられ、RE8032および8033はDL CSI−RSを割り当てられることに留意されたい。上記のステップによれば、最も近いRE8031および8032が1つのグループにグループ化され、最も近いRE8033および8034が1つのグループにグループ化される。同様に、ブロック801’内のREの第6行に対応する周波数リソースユニットに対して、RE8061および8064はDL CRSを割り当てられ、RE8062、8063、8065、および8066はDL DMRSを割り当てられる。上記のステップによれば、最も近いRE8061および8062が1つのグループにグループ化され、最も近いRE8063および8064が1つのグループにグループ化され、最も近いRE8065および8066が1つのグループにグループ化される。すなわち、衝突したREのグループ化は、PRB内のそれらの位置のみに基づいて実行される。最も近い衝突したREは、どの種類のRSが割り当てられても、1つのグループにグループ化される。しかしながら、本開示はこれに限定されず、グループ化の他の方法が後で説明される。
加えて、PRB801内の第1のREに対応する周波数リソースユニットを例にあげると、RE8016はUL DMRSとDL CSI−RSの両方を割り当てられ、RE8014はUL SRSとDL DMRSの両方を割り当てられる。図7について記載されたように、UL RSを保護する場合、RE8015および8016が1つのグループにグループ化され、これら2つのREに割り当てられたUL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,−1}を適用され、RE8015に割り当てられたDLデータ信号およびRE8016に割り当てられたDL CSI−RSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用される。同様に、RE8013に割り当てられたULデータ信号およびRE8014に割り当てられたUL SRSは、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたDL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用される。DL RSを保護する場合、図8に示されたように、RE8011および8012は1つのグループにグループ化され、RE8017および8016は1つのグループにグループ化され、RE8013および8014は1つのグループにグループ化される。次いで、RE8011および8012に割り当てられたDL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたULデータ信号は、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。RE8017および8016に割り当てられたDL CSI−RSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、RE8017に割り当てられたULデータ信号およびRE8016に割り当てられたUL DMRSは、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。RE8013および8014に割り当てられたDL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、RE8013に割り当てられたULデータ信号およびRE8014に割り当てられたUL SRSは、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。
上記から、UL RSを保護する場合、およびDL RSを保護する場合、ULとDL RSの両方を割り当てられたRE8016は同じ直交符号を割り当てられること、すなわち、同じCDM処理を実行されることが分かる。RE8014の場合もそうである。この場合、(すなわち、UL RSを保護する場合、またはDL RSを保護する場合)そのようなREが一度だけグループ化される(そして一度だけCDM処理を実行される)ようにする必要はない。すなわち、衝突したREをグループ化してCDM処理を実行する方法は、具体的な状況に応じて異なってもよく、本開示を限定するものではない。
図5〜図8に与えられた例では、衝突したREのグループ化は、PRB内のREの位置のみに基づくが、本開示はこれに限定されない。そして、衝突したREのグループ化は、REに割り当てられたRSのタイプとPRB内のREの位置の両方に基づいてもよい。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は、複数のタイプのアップリンク参照信号を備える。そして、アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループが時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nが1より大きい整数であることと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さがNに等しいことと、を備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。そして、UL RSのタイプごとに、UL RSのタイプを割り当てられた衝突したREは、上記のようにグループ化され、CDM処理を実行される。加えて、この場合、グループ化される衝突したREの数はNの倍数であると仮定する。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は、複数のタイプのアップリンク参照信号を備える。そして、アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループが時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々が時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nが1より大きい整数であり、Mが0より大きくNより小さい整数であることと、残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの他方を適用することと、1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプ、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、を備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。そして、UL RSのタイプごとに、UL RSのタイプを割り当てられた衝突したREは、上記のようにグループ化され、CDM処理を実行される。加えて、この場合、グループ化される衝突したREの数はNの倍数ではないと仮定する。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は、複数のタイプのダウンリンク参照信号を備える。そして、ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループが時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、をさらに備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。そして、DL RSのタイプごとに、DL RSのタイプを割り当てられた衝突したREは、上記のようにグループ化され、CDM処理を実行される。加えて、この場合、グループ化される衝突したREの数はNの倍数であると仮定する。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は、複数のタイプのダウンリンク参照信号を備える。そして、ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループが時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々が時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pが0より大きくNより小さい整数であることと、残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプおよび時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、をさらに備える。具体的には、これは、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。そして、DL RSのタイプごとに、DL RSのタイプを割り当てられた衝突したREは、上記のようにグループ化され、CDM処理を実行される。加えて、この場合、グループ化される衝突したREの数はNの倍数ではないと仮定する。
理解する便宜上、図9は、REに割り当てられたRSのタイプとPRB内のREの位置の両方に基づいて衝突したREをグループ化する場合をさらに示す。図9は、全二重通信においてCDM処理を実行する別の例を概略的に示す。PRBに割り当てられたUL RSおよびDL RSのタイプならびにそれらの位置は、図8に示されたそれらと全く同じなので、図8のそれらと同じ参照番号が図9において使用される。
具体的には、図9に示されたように、PRB801内のREの第3行に対応する周波数リソースユニットの場合、2種類のDL RSが存在するので、DL RSのタイプごとに、DL RSのタイプを割り当てられた衝突したREのグループ化が実行される。たとえば、DL CRSの場合、DL CRSを割り当てられたRE8031および8034が1つのグループにグループ化され、次いで、これら2つのREに割り当てられたDL CRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたULデータ信号は、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。また、DL CSI−RSの場合、DL CSI−RSを割り当てられたRE8032および8033が1つのグループにグループ化され、次いで、これら2つのREに割り当てられたDL CSI−RSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたULデータ信号は、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。RE8031および8032が1つのグループにグループ化され、RE8033および8034が1つのグループにグループ化された図8の例と比較すると、図9では、RE8031および8034が1つのグループにグループ化され、RE8032および8033が1つのグループにグループ化される。これは、衝突したREのグループ化が、図8ではPRB801内のREの位置のみに基づくが、衝突したREのグループ化が、図9ではREに割り当てられたRSのタイプとPRB801内のREの位置の両方に基づくからである。
再びたとえば、図9に示されたように、PRB801内のREの第6行に対応する周波数リソースユニットの場合、2種類のDL RSが存在するので、DL RSのタイプごとに、DL RSのタイプを割り当てられた衝突したREのグループ化が実行される。たとえば、DL CRSの場合、DL CRSを割り当てられたRE8061および8064が1つのグループにグループ化され、次いで、これら2つのREに割り当てられたDL CRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたULデータ信号は、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。また、DL DMRSの場合、DL DMRSを割り当てられたRE8062、8063、8065、および8066が2つのグループにグループ化される、すなわち、最も近いRE8062および8063が1つのグループにグループ化され、最も近いRE8065および8066が1つのグループにグループ化される。そして、RE8062および8063のグループの場合、これら2つのREに割り当てられたDL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、これら2つのREに割り当てられたULデータ信号は、ブロック801’’に示されたように{+1,−1}を適用される。RE8065および8066の場合、これら2つのREに割り当てられたDL DMRSは、ブロック801’に示されたように{+1,+1}を適用され、RE8065に割り当てられたULデータ信号およびRE8066に割り当てられたUL SRSは、ブロック801’’に示されたように{+1,+1}を適用される。RE8061および8062が1つのグループにグループ化され、RE8063および8064が1つのグループにグループ化された図8の例と比較すると、図9では、RE8061および8064が1つのグループにグループ化され、RE8062および8063が1つのグループにグループ化される。これも、衝突したREのグループ化が、図8ではPRB801内のREの位置のみに基づくが、衝突したREのグループ化が、図9ではREに割り当てられたRSのタイプとPRB801内のREの位置の両方に基づくからである。
図5〜図8は、衝突したREのグループ化がPRB内のREの位置に基づいてもよいことを示し、図9は、衝突したREのグループ化が、REに割り当てられたRSのタイプとPRB内のREの位置の両方に基づいてもよいことを示すが、本開示はこれに限定されない。当業者は、具体的な状況に応じて、衝突したREをグループ化してCDM処理を実行する他の方法を採用することができる。たとえば、隣接していない衝突したREも1つのグループにグループ化されてもよい。または、たとえば、MIMO(Multiple Input Multiple Output:多入力多出力)のケースでは、様々なレイヤが1つのグループにグループ化されてもよい。
図5〜図9の例はCDM処理が時間領域において実行されることを示すが、本開示はこれに限定されないことに留意されたい。たとえば、CDM処理は、周波数領域または符号領域において実行されてもよい。たとえば、周波数領域においてCDM処理を実行する場合、第1の処理は、物理リソースユニット内の時間リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループが周波数領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nが1より大きい整数であることと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さがNに等しいことと、を備えてもよい。
UL信号またはDL信号は1TTI単位で送信されるので、第1の処理(CDM処理)が時間領域において実行されるとき、第1の処理はTTIごとに変更されてもよいことに留意されたい。同様に、第1の処理(CDM処理)が周波数領域において実行されるとき、第1の処理は同じTTI内で周波数単位ごとに変更されてもよい。周波数単位は、1つのPRB、1つのRBG(Resource Block Group:リソースブロックグループ)などであってもよい。
上記の説明では、長さ2のウォルシュ符号が直交符号の例に取られたが、本開示はこれに限定されないことにも留意されたい。当業者は任意の他の種類の直交符号を採用することができ、直交符号の長さは2に限定されず、直交符号の長さが各グループ内の衝突したREの数に等しい限り、3、4、8などであってもよい。
以上、第1の処理(CDM処理)が例によって記載された。第1の処理では、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。以下では、第2の処理(信号抑制)が詳細に説明される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号およびダウンリンク信号は異なるユーザ機器向けである。そして、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号のすべてを抑制することを備える。
具体的には、図10は、全二重通信において信号抑制を実行する一例を概略的に示す。図10に示されたように、図5と同様に、PRB1001はULチャネルとDLチャネルの両方が割り当てられた全二重PRBであると仮定する。そして、PRB1001がLTEフレーム構造を有すると仮定し、ここではLTEのRS割当てを例にあげる。たとえば、上部ブロック1001’はDL RS割当てを示し、下部ブロック1001’’はUL RS割当てを示す。ブロック1001’および1001’’は両方ともPRB1001と等価であり、ブロック1001’および1001’’内の各々の小さい四角はREを表すことに留意されたい。この例では、簡略化のためにDMRSのみがここで想定される。具体的には、DL DMRSを割り当てられたREは、上部ブロック1001’内の縦線で満たされた小さい四角によって示され、UL DMRSを割り当てられたREは、下部ブロック1001’’内の左斜線で満たされた小さい四角によって示される。残りの小さい四角は、ブロック1001’および1001’’内でデータを割り当てられたREを表す。また、PRB1001に示されたように、右向きの実線矢印は、このPRBに割り当てられたDL信号がUE1向けであることを意味し、左向きの中空矢印は、このPRBに割り当てられたUL信号がUE2向けであることを意味する。すなわち、この例は、上述されたようにUL RSのみが保護される必要がある図4(A)に示されたケースに相当する。
UL DMRSにおける干渉を低減するために、第1の処理(CDM処理)を実行する代わりに、第2の処理(信号抑制)が実行されてもよい。具体的には、図10に示されたように、UL DMRSは、ブロック1001’’に示されたように、PRB1001内の左手からREの4番目および11番目の列内のREに割り当てられる。これらのUL DMRSを保護するために、これらのREに割り当てられたDL信号は、ブロック1001’内の暗く小さい四角によって示されたように抑制される。このように、抑制されたDL信号はUL DMRSに影響を与えず、UL DMRSは保護される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号およびダウンリンク信号は同じユーザ機器向けである。そして、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号を抑制することと、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるアップリンク信号を抑制することと、衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度よりも低い場合、ダウンリンク参照信号を抑制し、そうでない場合、アップリンク参照信号を抑制することとを備える。
具体的には、図11は、全二重通信において信号抑制を実行する別の例を概略的に示す。図11に示されたように、図10と同様に、PRB1101はULチャネルとDLチャネルの両方が割り当てられた全二重PRBであると仮定する。そして、PRB1101がLTEフレーム構造を有すると仮定し、ここではLTEのRS割当てを例にあげる。たとえば、上部ブロック1101’はDL RS割当てを示し、下部ブロック1101’’はUL RS割当てを示す。ブロック1101’および1101’’は両方ともPRB1101と等価であり、ブロック1101’および1101’’内の各々の小さい四角はREを表すことに留意されたい。この例でも、簡略化のためにDMRSのみがここで想定される。そして、UL DMRS、DL DMRS、またはデータ信号を割り当てられたRE用のマークは、図10のマークと同じであり、したがって、重複を避けるためにその詳細はここには記載されない。
図10との違いは、PRB1101に示されたように、右向きの実線矢印が、このPRBに割り当てられたDL信号がUE1向けであることを意味し、左向きの実践矢印が、このPRBに割り当てられたUL信号もUE1向けであることを意味することである。すなわち、この例は、上述されたようにUL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。この場合、図10で実行される信号抑制に加えて、DL DMRSを割り当てられたREに割り当てられたULデータ信号も、ブロック1101’’内の暗く小さい四角によって示されたように抑制される。このように、UL DMRSとDL DMRSの両方は、受信および復調のために保護されるべきである。
具体的には、図11に示されたように、図10と同様に、UL DMRSを保護するために、UL DMRSを割り当てられたREに割り当てられたDL信号は、ブロック1001’内の暗く小さい四角によって示されたように抑制される。このように、抑制されたDL信号はUL DMRSに影響を与えず、UL DMRSは保護される。一方、DL DMRSを保護するために、DL DMRSを割り当てられたREに割り当てられたUL信号は、ブロック1001’’内の暗く小さい四角によって示されたように抑制される。このように、抑制されたUL信号はDL DMRSに影響を与えず、UL DMRSは保護される。
図10および図11のいずれも、UL RSとDL RSの両方を割り当てられたいかなるREも示していないが、そのようなREは、(たとえば、図7〜図9に示されたような)より複雑な場合に存在してもよいことに留意されたい。UL RSとDL RSの両方を割り当てられたREの場合、UL RSの優先度がDL RSよりも低い場合、DL RSを保護するためにUL RSが抑制される。そうではなく、UL RSの優先度がDL RSよりも高い場合、UL RSを保護するためにDL RSが抑制される。当業者なら、RSの各タイプの優先度の判定は、具体的な状況における任意の適切な要因に基づく場合があり、本開示はこれに限定されないことが理解されよう。
要するに、第2の処理(信号抑制)では、RS−データ衝突の場合、RSを保護するためにデータ信号が抑制され、RS−RS衝突の場合、より重要なRSを保護するためにあまり重要でないRSが抑制される。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、抑制は、レートマッチングによってリソース要素に信号を割り当てないこと、リソース要素において信号をパンクチャリングすること、リソース要素における信号の電力をゼロに削減すること、リソース要素における信号の電力をより小さい値に削減することのうちの1つによって実施される。
具体的には、信号抑制はスケジューリングの態様で実現されてもよい。たとえば、信号抑制はパンクチャリングによって実行されてもよい。図10および図11に示されたように、暗く小さい四角形は、これらのREに割り当てられたデータ信号がパンクチャリングされることを表すことができる。あるいは、信号抑制はレートマッチングによって実行されてもよい。すなわち、レートを調整することにより、これらの衝突したREに元々割り当てられたデータ信号(図10および図11の暗く小さい四角)は、他のREに再割当てされてもよい。スケジューリングのこの2つの方式の間の違いは、パンクチャリングはデータ信号の損失をもたらすが、レートマッチングはもたらさないことであることに留意されたい。加えて、信号抑制は電力制御の態様で実現されてもよい。たとえば、信号抑制は抑制されるべき信号の電力を削減することによって実行されてもよい。たとえば、抑制されるべき信号の電力を、保護されるべきRSにおける干渉を無視できるほど十分低い電力レベルに削減することが可能である。またはさらに、抑制されるべき信号の電力を、保護されるべきRSにおける干渉を完全にキャンセルするためにゼロに削減することが可能である。
信号抑制の上記の例示的な実装形態は例にすぎず、本開示を限定するものではないことに留意されたい。当業者は、信号抑制を実施するために任意の他の適切な手法を採用することができる。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、抑制された信号は、リソース要素とは異なる別のリソース要素にさらに再割当てされる。具体的には、上述されたように、パンクチャリングはデータ信号の損失をもたらす。この場合、受信部側が依然としてデータ信号またはRSを取得することができるようにするために、パンクチャリングされたデータ信号またはパンクチャリングされたRSを他のREに再割当てすることが可能である。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第2の処理はTTIごとに変更される。上述された第1の処理と同様に、第2の処理も、1TTI単位でUL信号またはDL信号が送信されるので、TTIごとに変更されてもよい。
上述された第2の処理は、制御ケースまたはRACH(Random Access Channel:ランダムアクセスチャネル)、PSS(Primary Synchronous Signal:1次同期信号)/SSS(Secondary Synchronous Signal:2次同期信号)などの他の信号衝突ケースに拡張されてもよいことは、当業者なら理解されよう。
第2の処理(信号抑制)では、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
上述されたように、RSにおける干渉を低減するために、衝突したREに対して第1の処理のみまたは第2の処理のみが実行されてもよい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。第1の処理および第2の処理は、RSにおける干渉を低減するために、任意の適切な方法で組み合わされてもよい。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される。
具体的には、図6(および図11)を簡単な例にあげると、DL DMRSを割り当てられた衝突したRE(たとえば、RE5011、5012、5013、5014など)に対して第2の処理を実行しながら、UL DMRSを割り当てられた衝突したRE(たとえば、RE5015、5016など)に対して第1の処理を実行することも可能である。すなわち、異なるタイプのRSに対して、異なる処理が使用されてもよい。
より複雑な例として、図12は、全二重通信においてCDM処理と信号抑制を組み合わせる一例を概略的に示す。図12のDLおよびULのRS構成は、図8および図9の構成と同じであり、したがって、重複を避けるためにここでは再び記載されない。図12の図8および図9との違いは、図8および図9では第1の処理のみが実行され、図12では第1の処理と第2の処理の両方が組み合わせて使用されることである。具体的には、図12に示されたように、DL CRS、DL DMRS、DL CSI−RS、およびUL SRSに対して第1の処理が実行され、UL DMRSに対して第2の処理が実行される。物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかの判定は、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプの具体的な特性に基づいてもよいことに留意されたい。
第1の処理と第2の処理を組み合わせる方式は、上述された方式とは異なってもよいことに留意されたい。たとえば、衝突したREのすべてを2つのクラスに分割することが可能であり、第1のクラスは、データ信号およびRSを割り当てられたREを含み、第2のクラスは、UL RSおよびDL RSを割り当てられたREを含む。次いで、第1クラスのREに対して第2の処理が実行される、すなわち、REに割り当てられたRSを保護するために、REに割り当てられたデータ信号が抑制される。一方、第1の処理は第2のクラスのREに対して実行される、すなわち、REに割り当てられたUL RSとDL RSとの間にCDMが適用される。要するに、第2の処理はRS−データ衝突に対して実行され、第1の処理はRS−RS衝突に対して実行される。
当業者は、たとえばコストと効率との間のトレードオフを取ることにより、第1の処理と第2の処理を組み合わせる任意の他の方式を使用することもでき、その方式は本開示を限定しないことに留意されたい。
第1の処理(CDM処理)および第2の処理(信号抑制)の組合せにより、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
図5〜図12の上記の例はすべて、TA(タイミングアドバンス)が小さい、すなわち、関与するセルが小さいケースに相当する。しかしながら、場合によっては(たとえば、大きいセル)、TAは比較的大きくてもよい。これらの場合、第1の処理および/または第2の処理は、いくつかの調整によって適用可能であってもよい。このように、本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、TA(タイミングアドバンス)値をさらに考慮に入れることにより、第1の処理または第2の処理が実行される。
より具体的には、本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々におけるダウンリンク信号と、衝突したリソース要素の各々から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられたアップリンク信号との間にCDMが適用されるように、さらに実行されるために使用される。そして、第2の処理は、衝突したリソース要素内のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられるアップリンク信号を抑制することをさらに含む。
図13は、全二重通信においてTAを考慮に入れることによってCDM処理を実行する一例を概略的に示す。第1に、図13に示された例は、UL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。第2に、図13のDLおよびULのRS構成は、図6の構成と同じであり、したがって、重複を避けるためにここでは再び記載されない。第3に、この例ではTA値が大きいと仮定する。
具体的には、図13(A)は、上部ブロック1301Aおよび下部ブロック1301A’によって示されたように、ULチャネルおよびDLチャネルが良好に整列したeNB側でのケースを示す。したがって、DLチャネルからのULチャネルにおける干渉は元の位置にあり、すなわち、大きいTAによって影響されない。したがって、UL RSを保護する場合、TA値を考慮に入れる必要はない。図13(A)に示されたように、UL DMRSを割り当てられた衝突したREに対して実行されるCDM処理は、図6のCDM処理と同じである。
加えて、図13(B)は、上部ブロック1301Bおよび下部ブロック1301B’によって示されたように、受信されたDLチャネルおよびULチャネルが、大きいTA値に起因して整列していない、UE1側でのケースを示す。ここで、TA値は、図13(B)に示されたように、時間領域において2つのOFDMシンボルに等しいと仮定する。この場合、DL RSを保護するとき、TA値を考慮に入れなければならない。図13に示されたように、DL DMRSに対して実行されるCDM処理は、図6のCDM処理とは異なる。より具体的には、ブロック1301A’および1301B’に示されたように、CDM処理を適用されるUL信号を割り当てられたREは、時間領域において2つのOFDMシンボルだけDL DMRSを割り当てられたREから遅延したものでなければならない。
さらにTA値を考慮に入れることによる第1の処理では、TA値が大きい場合にRSに対する干渉を低減することも可能である。
図14は、全二重通信においてTAを考慮に入れることによって信号抑制を実行する一例を概略的に示す。第1に、図14に示された例も、UL RSとDL RSの両方が保護される必要がある図4(B)に示されたケースに相当する。第2に、図14のDLおよびULのRS構成は、図11の構成と同じであり、したがって、重複を避けるためにここでは再び記載されない。第3に、この例ではTA値が大きいと仮定する。
具体的には、図14(A)は、上部ブロック1401Aおよび下部ブロック1401A’によって示されたように、ULチャネルおよびDLチャネルが良好に整列したeNB側でのケースを示す。したがって、DLチャネルからのULチャネルにおける干渉は元の位置にあり、すなわち、大きいTAによって影響されない。したがって、UL RSを保護するとき、TA値を考慮に入れる必要はない。図14(A)に示されたように、UL DMRSを割り当てられた衝突したREに対して実行される信号抑制は、図11の信号抑制と同じである。
加えて、図14(B)は、上部ブロック1401Bおよび下部ブロック1401B’によって示されたように、受信されたDLチャネルおよびULチャネルが大きいTA値に起因して整列していない、UE1側でのケースを示す。ここで、図13と同様に、TA値は、図14(B)に示されたように、時間領域において2つのOFDMシンボルに等しいと仮定する。この場合、DL RSを保護するとき、TA値を考慮に入れなければならない。図14に示されたように、DL DMRSに対して実行される信号抑制は、図11の信号抑制とは異なる。より具体的には、ブロック1401A’および1401B’に示されたように、抑制されるUL信号を割り当てられたREは、時間領域において2つのOFDMシンボルだけDL DMRSを割り当てられたREから遅延したものでなければならない。
さらにTA値を考慮に入れることによる第2の処理では、TA値が大きい場合のRSへの干渉を低減することも可能である。
同様に、図12を参照して上述されたように、第1の処理および第2の処理が組み合わされると、さらにTA値を考慮に入れることにより、TA値が大きい場合にRSに対する干渉を低減することも可能である。これは、重複を避けるために詳細に記載されない。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号およびダウンリンク信号が同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかは、暗黙的な方法または明示的な方法で、ダウンリンク信号を送信する基地局からアップリンク信号を送信するユーザ機器にシグナリングされる。
具体的には、たとえば、ユーザ機器は、たとえば、DCI(Downlink Control Information:ダウンリンク制御情報)によってシグナリングされた、受信されたULグラント(UL grant)および/またはDLグラント(DL Grant)から、全二重モードでPRBにおいて送信されたDL信号およびUL信号が、同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかを推論することができる。より具体的には、たとえば、図4(A)に示されたケースでは、UE1は全二重モードでPRBを示すDLグラントのみを受信し、UE2は同じPRBを示すULグラントのみを受信し、したがって、UE1とUE2の両方は、PRBにおいて送信されるDL信号およびUL信号が異なるユーザ機器向けである、すなわち、DL信号がUE1向けであり、UL信号がUE2向けであると推論することができる。または、たとえば図4(B)に示されたケースでは、UE1が同じPRBを示すULグラントとDLグラントの両方を受信すると、UE1は、PRBにおいて送信されたDL信号とUL信号が同じユーザ機器向け、すなわちUE1自体向けであると推論することができる。
上述されたようにULグラントおよび/またはDLグラントを使用することは、全二重モードでPRBにおいて送信されたDL信号およびUL信号が同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかをユーザ機器が知るための暗黙的な方法である。暗黙的な方法では、他のシグナリングをさらに設定する必要がなく、したがって、シグナリングオーバーヘッドが低減される。しかしながら、グラントのうちのいずれか1つが失われた場合、基地局(eNB)とユーザ機器との間に誤解が生じる。この場合、これらのエラーケースを処理するために再送メカニズムが適用されてもよい。
全二重モードでPRBにおいて送信されたDL信号およびUL信号が同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかをユーザ機器が知るための代替方法は、明示的な方法での指示である。たとえば、既存のDCI内のいくつかのビットにより、またはDCIの新しいフォーマットにより、全二重モードでPRBにおいて送信されたDL信号およびUL信号が同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかを明示的に示すことが可能である。明示的な方法では、グラントのうちの1つが失われた場合でも、基地局とユーザ機器との間に曖昧さはない。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理および/または第2の処理が実行されたかどうか、第1の処理または第2の処理の具体的な設定、ならびに第1の処理および/または第2の処理の禁止は、明示的な方法で、ダウンリンク信号を送信する基地局からアップリンク信号を送信するユーザ機器にシグナリングされる。
具体的には、第1の処理もしくは第2の処理またはそれらの組合せが実行されたかどうか、第1の処理または第2の処理の具体的な設定(たとえば、衝突したREをグループ化する具体的な方式、第1の処理における直交符号などの選択、および第2の処理の具体的な実装形態(パンクチャリング、レートマッチング、電力削減など))、ならびに、第1の処理および/または第2の処理を無効にするべきかどうかは、基地局(たとえば、eNB)において決定される。したがって、eNBからユーザ機器に関連情報を通知する必要がある。たとえば、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)、MAC(Media Access Control:媒体アクセス制御)、またはDCIによる明示的なシグナリングを介して、eNBからユーザ機器に情報をシグナリングすることが可能である。
上述されたDCI、RRC、およびMACは、説明用の例にすぎず、本開示はそれらに限定されないことに留意されたい。本開示からの教示に応じて、上記の情報の通知用の任意の他の適切なシグナリングを採用することが可能であり、これは本開示の範囲内に入る。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、アップリンク信号によって使用される波形およびダウンリンク信号によって使用される波形は、互いに同じであるか、または異なる。
NRでは、波形はまだ議論中であり、結局、ULチャネルおよびDLチャネルは異なる波形を使用することができる。提案される解決策は、NR議論の異なる結果を検討することが望ましい。衝突した位置でのみ実施し、適応可能な一般的な方法を提案されなければならない。加えて、UE側の全二重問題とeNB側の全二重は異なる可能性があり、別々に考慮される必要がある。
本開示において上記で提案された解決策は、異なる波形技法に適応可能である。具体的には、本開示では、全二重モードでPRBにおいて送信されるDL信号およびUL信号は、同じまたは異なる波形を使用することができる。すなわち、第1の処理と第2の処理の両方は、全二重動作においてUL信号およびDL信号によって使用される波形に対する要件をもたない。
本開示の一実施形態によれば、図3に示されたワイヤレス通信方法30では、第1の処理または第2の処理を実行される衝突したリソース要素の1つまたは複数の隣接リソース要素は、波形技法に基づいて確保される。
具体的には、上述されたように、波形はNRでは議論中である。ある特定の波形技法に基づいて、アナログキャンセルを助けるために、第1の処理または第2の処理を実行される衝突したREの1つまたは複数の隣接REは、確保される必要があり得る。
上記の例はすべてLTEシナリオに関連するが、それらは例示の目的にすぎないことにも留意されたい。本開示はLTEシナリオに限定されず、基地局はeNBに限定されない。
以上、図3〜図12を参照して、ワイヤレス通信方法30が詳細に記載された。ワイヤレス通信方法30では、第1の処理(CDM)もしくは第2の処理(信号抑制)またはそれらの組合せを実行することにより、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
本開示のさらなる実施形態では、図15に示された基地局1500が提供される。図15は、本開示のさらなる実施形態に係る基地局1500のブロック図を示す。
図15に示されたように、基地局1500は、1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路1501と、TTI内の物理リソースユニットにおいて処理されたダウンリンク信号を第1のユーザ機器に送信するように動作する送信部1502と、第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を受信するように動作する受信部1503と、を含む。第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられる。そして、第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。
本実施形態に係る基地局1500は、基地局1500内の様々なデータを処理し、それぞれのユニットの動作を制御するために関連プログラムを実行するためのCPU(中央処理装置)1510、CPU1510により様々な処理および制御を実行するために必要な様々なプログラムを記憶するためのROM(読出し専用メモリ)1513、CPU1510による処理および制御の手順において一時的に生成された中間データを記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)1515、ならびに/または様々なプログラム、データなどを記憶するためのストレージユニット1517をさらに含んでもよい。上記の回路1501、送信部1502、受信部1503、CPU1510、ROM1513、RAM1515、および/またはストレージユニット1517などは、データおよび/またはコマンドバス1520を介して相互接続され、互いの間で信号を転送することができる。
上述されたそれぞれのユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施形態によれば、上記の回路1501、送信部1502、および受信部1503の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、上記のCPU1510、ROM1513、RAM1515、および/またはストレージユニット1517は、必要でなくてもよい。あるいは、上記の回路1501、送信部1502、および/または受信部1503の機能の一部またはすべては、上記のCPU1510、ROM1513、RAM1515、および/またはストレージユニット1517などと組み合わされた機能ソフトウェアによって実装されてもよい。
具体的には、基地局1500は、図4に示されたeNB410であってもよい。すなわち、図4(A)に示されたようなケースの場合、基地局1500は、UE2とともに、上述されたワイヤレス通信方法30を実行することができる。また、図4(B)に示されたケースの場合、基地局1500は、UE1とともに、上述されたワイヤレス通信方法30を実行することができる。上述されたように、基地局1500は、eNB以外の他のタイプの基地局であってもよい。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1の処理または第2の処理は、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と同じであるか異なるかに応じて、異なる。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1のユーザ機器は第2のユーザ機器と異なり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素のみである。そして、第1の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することとを備え、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用される。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1のユーザ機器および第2の機器は同じユーザ機器であり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は、衝突したリソース要素のすべてである。そして、第1の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用されることと、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、を備える。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、リソース要素をグループ化することは、物理リソースユニット内のリソース要素の位置、および、リソース要素に割り当てられた参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1の処理は、物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、を備える。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1のユーザ機器は第2のユーザ機器と異なり、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号のすべてを抑制すること、を備える。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、第1のユーザ機器および第2の機器は同じユーザ機器である。そして、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号を抑制することと、衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度よりも低い場合、ダウンリンク参照信号を抑制することと、そうでない場合、第2のユーザ機器においてアップリンク参照信号が抑制されることと、を備える。そして、第2の処理が実行される場合、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるアップリンク信号は、第2のユーザ機器において抑制される。
本開示の一実施形態によれば、図15に示された基地局1500では、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される。
図15に示された基地局1500では、第1の処理(CDM)もしくは第2の処理(信号抑制)またはそれらの組合せを実行することにより、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
本開示のさらなる実施形態では、図16に示されたユーザ機器1600が提供される。図16は、本開示の別の実施形態に係るユーザ機器1600のブロック図を概略的に示す。
図16に示されたように、ユーザ機器1600は、基地局から第1のダウンリンク信号を受信するように動作する受信部1601と、基地局に第2のアップリンク信号を送信するように動作する送信部1602と、を含む。1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて、第1のダウンリンク信号が受信され、および/または、第2のアップリンク信号が送信される場合、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部に、符号分割多重(CDM)および信号抑制のうちの少なくとも1つが適用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられる。
本実施形態に係るユーザ機器1600は、ユーザ機器1600内の様々なデータを処理し、それぞれのユニットの動作を制御するために関連プログラムを実行するためのCPU(中央処理装置)1610、CPU1610により様々な処理および制御を実行するために必要な様々なプログラムを記憶するためのROM(読出し専用メモリ)1613、CPU1610による処理および制御の手順において一時的に生成された中間データを記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)1615、ならびに/または様々なプログラム、データなどを記憶するためのストレージユニット1617をさらに含んでもよい。上記の受信部1601、送信部1602、CPU1610、ROM1613、RAM1615、および/またはストレージユニット1617などは、データおよび/またはコマンドバス1620を介して相互接続され、互いの間で信号を転送することができる。
上述されたそれぞれのユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施形態によれば、上記の受信部1601および送信部1602の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、上記のCPU1610、ROM1613、RAM1615、および/またはストレージユニット1617は、必要でなくてもよい。あるいは、上記の受信部1601および送信部1602の機能の一部またはすべては、上記のCPU1610、ROM1613、RAM1615、および/またはストレージユニット1617などと組み合わされた機能ソフトウェアによって実装されてもよい。
具体的には、ユーザ機器1600は、図4(B)に示されたUE1または図4(A)に示されたUE2であってもよく、eNB410とともに、上述されたワイヤレス通信方法30を実行することができる。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、受信部は、基地局から物理リソースユニットにおいて第1のダウンリンク信号を受信し、第1のアップリンク信号は、ユーザ機器と異なる第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいて送信され、基地局から送信される前に、第1のダウンリンク信号は、基地局において第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行される。そして、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられた第1のダウンリンク信号と第1のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第1のダウンリンク信号と第1のアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第1のダウンリンク信号を抑制することを備える。
具体的には、本実施形態では、ユーザ機器1600は、図4(A)に示されたケースではUE1として機能し、第2のユーザ機器はUE2に相当し、基地局はeNB410に相当する。この場合、UE1は、全二重モードで、PRBにおいてeNB410から第1のダウンリンク信号を受信する。PRBでは、eNB410からの第1のダウンリンク信号およびUE2からの第1のアップリンク信号は全二重で動作する。また、上述されたように、第1のダウンリンク信号および第1のアップリンク信号は異なるUE向けなので、UE2からのUL RSのみが保護される必要がある。したがって、UL RSにおける干渉を低減するために、PRB内のUL RSを割り当てられた衝突したREにCDMまたは信号抑制が適用される。UE1側では、RSにおける干渉を低減するためにいかなる処理も実行する必要はないが、第1のダウンリンク信号を復調するために、eNB410からの第1のダウンリンク信号に対して実行される具体的な処理を知る必要がある。上述されたように、eNB410は、暗黙的または明示的なシグナリングにより、UE1に具体的な処理の関連情報をシグナリングすることができる。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、送信部は、基地局に物理リソースユニットにおいて第2のアップリンク信号を送信し、第2のダウンリンク信号は、基地局からユーザ機器と異なる第2のユーザ機器に物理リソースユニットにおいて送信される。そして、図16には示されていないが、ユーザ機器は、第1の処理が基地局において第2のダウンリンク信号に対して実行される場合、送信前に第2のアップリンク信号に対して第1の処理を実行するように動作する回路、をさらに備えてもよい。そして、基地局から送信される前に、第2のダウンリンク信号は、基地局において第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行される。第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のダウンリンク信号を抑制することを備える。
具体的には、本実施形態では、ユーザ機器1600は、図4(A)に示されたケースではUE2として機能し、第2のユーザ機器はUE1に相当し、基地局はeNB410に相当する。この場合、UE2は、全二重モードで、PRBにおいてeNB410に第2のアップリンク信号を送信し、eNB410は、UE1にPRBにおいて第2のダウンリンク信号を送信する。したがって、PRBでは、eNB410からの第2のダウンリンク信号およびUE2からの第2のアップリンク信号は全二重で動作する。また、上述されたように、第2のダウンリンク信号および第2のアップリンク信号は異なるUE向けなので、UE2からのUL RSのみが保護される必要がある。したがって、UL RSにおける干渉を低減するために、PRB内のUL RSを割り当てられた衝突したREにCDMまたは信号抑制が適用される。第1の処理(CDM)がeNB410において実行される場合、第1の処理(CDM)はUE2においても実行され、その結果、PRB内でUL RSを割り当てられた衝突REに割り当てられた第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されてもよい。そうでなく、第2の処理(信号抑制)がeNB410において実行される場合、すなわち、PRB内でUL RSを割り当てられた衝突したREに割り当てられるDL信号がUL RSを保護するために抑制される場合、UE2は送信前に第2のアップリンク信号に対していかなる処理も行う必要がない。上述されたように、eNB410は、eNB410において第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかなどに関する関連情報を、暗黙的または明示的なシグナリングによってUE2にシグナリングすることができる。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、受信部は、基地局から物理リソースユニットにおいて第1のダウンリンク信号を受信し、送信部は、基地局に物理リソースユニットにおいて第2のアップリンク信号を送信する。そして、図16には示されていないが、ユーザ機器は、送信前に第2のアップリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路をさらに備える。第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた第1のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第1のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、第2の処理は、衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える。
具体的には、本実施形態では、ユーザ機器1600は、図4(B)に示されたケースではUE1として機能し、基地局はeNB410に相当する。この場合、UE1は、全二重モードで、PRBにおいてeNB410に第2のアップリンク信号を送信し、eNB410は、UE1にPRBにおいて第1のダウンリンク信号を送信する。したがって、PRBでは、eNB410からの第1のダウンリンク信号およびUE1からの第2のアップリンク信号は全二重で動作する。また、上述されたように、第1のダウンリンク信号および第2のアップリンク信号は同じUE向けなので、UE1からのUL RSとeNB410からのDL RSの両方が保護される必要がある。したがって、UL RSおよびDL RSにおける干渉を低減するために、PRB内のUL RSおよびDL RSのうちの少なくとも1つを割り当てられた衝突したREにCDMまたは信号抑制が適用される。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、第1の処理は、衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、を備える。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号を抑制することと、衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度よりも低い場合、アップリンク参照信号を抑制することと、そうでない場合、基地局においてダウンリンク参照信号が抑制されることと、を備える。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、TA(タイムアドバンス)値をさらに考慮に入れることにより、第1の処理または第2の処理が実行される。
本開示の一実施形態によれば、図16に示されたユーザ機器1600では、第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突した各リソース要素における第1のダウンリンク信号と、衝突した各リソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるようにさらに実行されるために使用され、第2の処理は、衝突したリソース要素内のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号を抑制することをさらに備える。
図16に示されたユーザ機器1600では、第1の処理(CDM)もしくは第2の処理(信号抑制)またはそれらの組合せを実行することにより、全二重通信におけるULチャネルとDLチャネルとの間の参照信号に対する干渉を低減することができ、したがって、復調/チャネル推定性能が向上し、高いスペクトル効率が維持される。
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって実現することができる。上述された各実施形態の説明で使用された各機能ブロックは、集積回路としてのLSIによって実現することができ、各実施形態に記載された各プロセスは、LSIによって制御されてもよい。それらはチップとして個別に形成されてもよく、1つのチップは機能ブロックの一部またはすべてを含むように形成されてもよい。それらは、それらに結合されたデータ入出力を含んでもよい。本明細書におけるLSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIと呼ばれてもよい。しかしながら、集積回路を実装する技法は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用して実現されてもよい。加えて、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはLSI内部に配置された回路セルの接続および設定を再構成することができる再構成可能プロセッサが使用されてもよい。
本開示は、本開示の内容および範囲から逸脱することなく、明細書および既知の技法に提示された説明に基づいて、当業者によって様々に変更または修正されるものであり、そのような変更および適用は、保護されるように主張された範囲内にあることに留意されたい。さらに、本開示の内容から逸脱しない範囲で、上述された実施形態の構成要素は、任意に組み合わされてもよい。
本開示の実施形態は、少なくとも以下の主題を提供することができる。
(1).1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号に対して、第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路と、
TTI内の物理リソースユニットにおいて処理されたダウンリンク信号を第1のユーザ機器に送信するように動作する送信部と、
第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を受信するように動作する受信部と
を備える、基地局であって、
第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、
第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
基地局。
(2).第1の処理または第2の処理は、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と同じであるか異なるかに応じて、異なる、(1)に記載の基地局。
(3).第1のユーザ機器は第2のユーザ機器と異なり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は、衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素のみであり、
第1の処理は、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用されることと、
を備える、(2)に記載の基地局。
(4).第1のユーザ機器および第2の機器は同じユーザ機器であり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は衝突したリソース要素のすべてであり、
第1の処理は、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用されることと、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
を備える、(2)に記載の基地局。
(5).リソース要素をグループ化することは、物理リソースユニット内のリソース要素の位置、および、リソース要素に割り当てられた参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく、(3)または(4)に記載の基地局。
(6).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
を備える、(5)に記載の基地局。
(7).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
を備える、(5)に記載の基地局。
(8).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
をさらに備える、(6)または(7)に記載の基地局。
(9).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
をさらに備える、(6)または(7)に記載の基地局。
(10).物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
を備える、(5)に記載の基地局。
(11).物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプ、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
を備える、(5)に記載の基地局。
(12).物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
をさらに備える、(10)または(11)に記載の基地局。
(13).物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプおよび時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、第2のユーザ機器において、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に適用されることと、
をさらに備える、(10)または(11)に記載の基地局。
(14).第1の処理は、時間領域、周波数領域、および符号領域のうちの1つで実行される、(1)に記載の基地局。
(15).第1の処理は時間領域において実行され、第1の処理はTTIごとに変更される、(14)に記載の基地局。
(16).第1の処理は周波数領域において実行され、第1の処理は、同じTTI内で周波数単位ごとに変更される、(14)に記載の基地局。
(17).第1のユーザ機器は第2のユーザ機器と異なり、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、
衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号のすべてを抑制することを備える、
(2)に記載の基地局。
(18).第1のユーザ機器および第2の機器は同じユーザ機器であり、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号を抑制することと、
衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、
リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度よりも低い場合、ダウンリンク参照信号を抑制することと、
そうでない場合、アップリンク参照信号は第2のユーザ機器において抑制されることと、
を備え、
第2の処理が実行される場合、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるアップリンク信号は第2のユーザ機器において抑制される、
(2)に記載の基地局。
(19).抑制は、レートマッチングによってリソース要素に信号を割り当てないこと、リソース要素において信号をパンクチャリングすること、リソース要素における信号の電力をゼロに削減すること、リソース要素における信号の電力をより小さい値に削減することのうちの1つによって実施される、(1)に記載の基地局。
(20).抑制された信号は、リソース要素とは異なる別のリソース要素にさらに再割当てされる、(19)に記載の基地局。
(21).第2の処理はTTIごとに変更される、(1)に記載の基地局。
(22).物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される、(1)に記載の基地局。
(23).第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が同じユーザ機器であるか異なるユーザ機器であるかは、暗黙的な方法または明示的な方法で基地局から第1のユーザ機器および/または第2のユーザ機器にシグナリングされる、(1)に記載の基地局。
(24).第1の処理および/または第2の処理が実行されたかどうか、第1の処理または第2の処理の具体的な設定、ならびに第1の処理および/または第2の処理の禁止は、明示的な方法で基地局から第1のユーザ機器および/または第2のユーザ機器にシグナリングされる、(1)に記載の基地局。
(25).アップリンク信号によって使用される波形およびダウンリンクの信号によって使用される波形は、互いに同じであるか、または異なる、(1)に記載の基地局。
(26).第1の処理または第2の処理を実行される衝突したリソース要素の1つまたは複数の隣接リソース要素は、波形技法に基づいて確保される、(25)に記載の基地局。
(27).基地局から第1のダウンリンク信号を受信するように動作する受信部と、
基地局に第2のアップリンク信号を送信するように動作する送信部と、
を備え、
1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて、第1のダウンリンク信号が受信され、および/または第2のアップリンク信号が送信される場合、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部に、符号分割多重(CDM)および信号抑制のうちの少なくとも1つが適用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられる、
ユーザ機器。
(28).受信部は、基地局から物理リソースユニットにおいて第1のダウンリンク信号を受信し、第1のアップリンク信号は、ユーザ機器と異なる第2のユーザ機器から物理リソースユニットにおいて送信され、
基地局から送信される前に、第1のダウンリンク信号は、基地局において第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行され、
第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられた第1のダウンリンク信号と第1のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第1のダウンリンク信号と第1のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第1のダウンリンク信号を抑制することを備える、
(27)に記載のユーザ機器。
(29).送信部は、基地局に物理リソースユニットにおいて第2のアップリンク信号を送信し、第2のダウンリンク信号は、基地局からユーザ機器と異なる第2のユーザ機器に物理リソースユニットにおいて送信され、ユーザ機器は、
第1の処理が基地局において第2のダウンリンク信号に対して実行される場合、送信前に第2のアップリンク信号に対して第1の処理を実行するように動作する回路、
をさらに備え、
基地局から送信される前に、第2のダウンリンク信号は、基地局において第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行され、
第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
第2の処理は、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のダウンリンク信号を抑制することを備える、
(27)に記載のユーザ機器。
(30).受信部は、基地局から物理リソースユニットにおいて第1のダウンリンク信号を受信し、送信部は、基地局に物理リソースユニットにおいて第2のアップリンク信号を送信し、ユーザ機器は、
送信前に第2のアップリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路、
をさらに備え、
第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた第1のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である、第1のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
第2の処理は、衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
(27)に記載のユーザ機器。
(31).第1の処理は、
衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
を備える、(30)に記載のユーザ機器。
(32).リソース要素をグループ化することは、物理リソースユニット内のリソース要素の位置、およびリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく、(31)に記載のユーザ機器。
(33).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(34).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(35).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(36).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、
アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に適用されることと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(37).第2のアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用され、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(38).第2のアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプおよび時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
を備える、(32)に記載のユーザ機器。
(39).第1のダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに適用されることと、
をさらに備える、(37)または(38)に記載のユーザ機器。
(40).第1のダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに適用されることと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、一対の直交符号のうちの他方は、基地局において、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプおよび時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられた第1のダウンリンク信号に適用されることと、
をさらに備える、(37)または(38)に記載のユーザ機器。
(41).第1の処理は、時間領域、周波数領域、および符号領域のうちの1つで実行される、(30)に記載のユーザ機器。
(42).第1の処理は時間領域において実行され、第1の処理はTTIごとに変更される、(41)に記載のユーザ機器。
(43).第1の処理は周波数領域において実行され、第1の処理は、同じTTI内で周波数単位ごとに変更される、(41)に記載のユーザ機器。
(44).衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号を抑制することと、
衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、
リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度よりも低い場合、アップリンク参照信号を抑制することと、
そうでない場合、ダウンリンク参照信号は基地局において抑制されることと、
を備える、(30)に記載のユーザ機器。
(45).抑制は、レートマッチングによってリソース要素に信号を割り当てないこと、リソース要素において信号をパンクチャリングすること、リソース要素における信号の電力をゼロに削減すること、リソース要素における信号の電力をより小さい値に削減することのうちの1つによって実施される、(30)に記載のユーザ機器。
(46).抑制された信号は、リソース要素とは異なる別のリソース要素にさらに再割当てされる、(45)に記載のユーザ機器。
(47).第2の処理はTTIごとに変更される、(30)に記載のユーザ機器。
(48).物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理が実行されるか第2の処理が実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される、(30)に記載のユーザ機器。
(49).TA(タイミングアドバンス)値をさらに考慮に入れることにより、第1の処理または第2の処理は実行される、(30)に記載のユーザ機器。
(50).第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突した各リソース要素における第1のダウンリンク信号と、衝突した各リソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられた第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるようにさらに実行されるために使用され、
第2の処理は、衝突したリソース要素内のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号を抑制することをさらに備える、
(49)に記載のユーザ機器。
(51).第1のダウンリンク信号および第2のダウンリンク信号は同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかは、暗黙的な方法または明示的な方法で基地局からユーザ機器にシグナリングされる、(27)に記載のユーザ機器。
(52).第1の処理および/または第2の処理は実行されたかどうか、第1の処理または第2の処理の具体的な設定、ならびに第1の処理および/または第2の処理の禁止は、明示的な方法で基地局からユーザ機器にシグナリングされる、(30)に記載のユーザ機器。
(53).第2のアップリンク信号によって使用される波形および第1のダウンリンクの信号によって使用される波形は、互いに同じであるか、または異なる、(27)に記載のユーザ機器。
(54).第1の処理または第2の処理を実行される衝突したリソース要素の1つまたは複数の隣接リソース要素は、波形技法に基づいて確保される、(30)に記載のユーザ機器。
(55).1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットでのワイヤレス通信方法であって、物理リソースユニットは、TTI内に送信されるアップリンク信号およびダウンリンク信号を割り当てられ、方法は、
送信前にアップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくともダウンリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するステップと、
基地局からTTI内に物理リソースユニットにおいてダウンリンク信号を送信し、ユーザ機器からTTI内に物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を送信するステップと、
を備え、
第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられたダウンリンク信号とアップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)は適用されるように実行されるために使用され、衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、
第2の処理は、衝突したリソース要素の中の少なくともアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
ワイヤレス通信方法。
(56).第1の処理または第2の処理は、アップリンク信号およびダウンリンク信号が同じユーザ機器向けであるか、異なるユーザ機器向けであるか、に応じて異なる、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(57).アップリンク信号およびダウンリンク信号は異なるユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は、衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素のみであり、
第1の処理は、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
を備える、(56)に記載のワイヤレス通信方法。
(58).アップリンク信号およびダウンリンク信号は同じユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の少なくとも一部は衝突したリソース要素のすべてであり、
第1の処理は、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
を備える、(56)に記載のワイヤレス通信方法。
(59).リソース要素をグループ化することは、物理リソースユニット内のリソース要素の位置、および、リソース要素に割り当てられた参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく、(57)または(58)に記載のワイヤレス通信方法。
(60).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
を備える、(59)に記載のワイヤレス通信方法。
(61).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
を備える、(59)に記載のワイヤレス通信方法。
(62).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
をさらに備える、(60)または(61)に記載のワイヤレス通信方法。
(63).第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
をさらに備える、(60)または(61)に記載のワイヤレス通信方法。
(64).物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの他方を適用することであって、一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
を備える、(59)に記載のワイヤレス通信方法。
(65).物理リソースユニットにおいて受信されるアップリンク信号は複数のタイプのアップリンク参照信号を備え、
アップリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてM個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であり、Mは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
1つのグループに対して、1つのグループのM個のリソース要素および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのM個のリソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号のタイプ、および時間領域においてM個のリソース要素に隣接するN−M個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
を備える、(59)に記載のワイヤレス通信方法。
(66).物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備えることと、
グループごとに、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
をさらに備える、(64)または(65)に記載のワイヤレス通信方法。
(67).物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号は複数のタイプのダウンリンク参照信号を備え、
ダウンリンク参照信号のタイプごとに、第1の処理は、
物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、ダウンリンク参照信号のタイプを割り当てられたリソース要素を複数のグループにグループ化することであって、1つのグループは時間領域においてP個の最も近いリソース要素を備え、残りのグループの各々は時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Pは0より大きくNより小さい整数であることと、
残りのグループの各々に対して、グループのリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプに一対の直交符号のうちの一方を適用し、グループのリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと
1つのグループに対して、1つのグループのP個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号のタイプおよび時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号に一対の直交符号のうちの一方を適用し、1つのグループのP個のリソース要素および時間領域においてP個のリソース要素に隣接するN−P個のリソース要素に割り当てられたアップリンク信号に一対の直交符号のうちの他方を適用することと、
をさらに備える、(64)または(65)に記載のワイヤレス通信方法。
(68).第1の処理は、時間領域、周波数領域、および符号領域のうちの1つで実行される、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(69).第1の処理は時間領域において実行され、第1の処理はTTIごとに変更される、(68)に記載のワイヤレス通信方法。
(70).第1の処理は周波数領域において実行され、第1の処理は、同じTTI内で周波数単位ごとに変更される、(68)に記載のワイヤレス通信方法。
(71).アップリンク信号およびダウンリンク信号は異なるユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、
衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号のすべてを抑制することを備える、
(56)に記載のワイヤレス通信方法。
(72).アップリンク信号およびダウンリンク信号は同じユーザ機器向けであり、衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することは、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるダウンリンク信号を抑制することと、
衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられたリソース要素に割り当てられるアップリンク信号を抑制することと、
衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられたリソース要素の各々に対して、
リソース要素に割り当てられたダウンリンク参照信号の優先度が、リソース要素に割り当てられたアップリンク参照信号の優先度よりも低い場合、ダウンリンク参照信号を抑制することと、
そうでない場合、アップリンク参照信号を抑制することと
を備える、(56)に記載のワイヤレス通信方法。
(73).抑制は、レートマッチングによってリソース要素に信号を割り当てないこと、リソース要素において信号をパンクチャリングすること、リソース要素における信号の電力をゼロに削減すること、リソース要素における信号の電力をより小さい値に削減することのうちの1つによって実施される、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(74).抑制された信号は、リソース要素とは異なる別のリソース要素にさらに再割当てされる、(73)に記載のワイヤレス通信方法。
(75).第2の処理はTTIごとに変更される、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(76).物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して第1の処理は実行されるか第2の処理は実行されるかは、衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(77).TA(タイミングアドバンス)値をさらに考慮に入れることにより、第1の処理または第2の処理は実行される、(58)または(72)に記載のワイヤレス通信方法。
(78).第1の処理は、物理リソースユニット内の衝突した各リソース要素におけるダウンリンク信号と、衝突した各リソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられたアップリンク信号との間にCDMが適用されるようにさらに実行されるために使用され、
第2の処理は、衝突したリソース要素内のダウンリンク参照信号を割り当てられたリソース要素から時間領域においてTA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられるアップリンク信号を抑制することをさらに備える、
(77)に記載のワイヤレス通信方法。
(79).アップリンク信号およびダウンリンク信号は同じユーザ機器向けであるか異なるユーザ機器向けであるかは、暗黙的な方法または明示的な方法で、ダウンリンク信号を送信する基地局から、アップリンク信号を送信するユーザ機器にシグナリングされる、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(80).第1の処理および/または第2の処理は実行されたかどうか、第1の処理または第2の処理の具体的な設定、ならびに第1の処理および/または第2の処理の禁止は、明示的な方法で、ダウンリンク信号を送信する基地局から、アップリンク信号を送信するユーザ機器にシグナリングされる、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(81).アップリンク信号によって使用される波形およびダウンリンクの信号によって使用される波形は、互いに同じであるか、または異なる、(55)に記載のワイヤレス通信方法。
(82).第1の処理または第2の処理を実行される衝突したリソース要素の1つまたは複数の隣接リソース要素は、波形技法に基づいて確保される、(81)に記載のワイヤレス通信方法。
加えて、本開示の実施形態は、上記のそれぞれの通信方法におけるステップを実行するためのモジュールを備える集積回路を提供することもできる。さらに、本発明の実施形態は、コンピューティングデバイスにおいて実行されると、上記のそれぞれの通信方法のステップを実行するプログラムコードを含むコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供することもできる。

Claims (20)

  1. 1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて送信されるダウンリンク信号に対して、第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路と、
    TTI内の前記物理リソースユニットにおいて前記処理されたダウンリンク信号を第1のユーザ機器に送信するように動作する送信部と、
    第2のユーザ機器から前記物理リソースユニットにおいてアップリンク信号を受信するように動作する受信部と、
    を備え、
    前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられた前記ダウンリンク信号と前記アップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
    基地局。
  2. 前記第1の処理または前記第2の処理は、前記第1のユーザ機器が前記第2のユーザ機器と同じであるか異なるかに応じて、異なる、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記第1のユーザ機器は前記第2のユーザ機器と異なり、衝突したリソース要素の前記少なくとも一部は前記衝突したリソースの中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素のみであり、
    前記第1の処理は、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することと、
    グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの他方は、前記第2のユーザ機器において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号に適用されることと、
    を備える、請求項2に記載の基地局。
  4. 前記第1のユーザ機器および前記第2の機器は同じユーザ機器であり、衝突したリソース要素の前記少なくとも一部は前記衝突したリソース要素のすべてであり、
    前記第1の処理は、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの他方は、前記第2のユーザ機器において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号に適用されることと、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク参照信号に前記一対の直交符号のうちの前記一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの前記他方は、前記第2のユーザ機器において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク信号に適用されることと、
    を備える、請求項2に記載の基地局。
  5. 前記リソース要素をグループ化することは、前記物理リソースユニット内の前記リソース要素の位置、および、前記リソース要素に割り当てられた前記参照信号のタイプのうちの少なくとも1つに基づく、請求項3または4に記載の基地局。
  6. 前記第1の処理は、
    前記物理リソースユニット内の周波数リソースユニットごとに、アップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化することであって、各グループは時間領域においてN個の最も近いリソース要素を備え、Nは1より大きい整数であることと、
    グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク信号に前記一対の直交符号のうちの前記一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの前記他方は、前記第2のユーザ機器において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号に適用され、前記一対の直交符号の各直交符号の長さはNに等しいことと、
    を備える、請求項5に記載の基地局。
  7. 前記第1のユーザ機器は前記第2のユーザ機器と異なり、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号の少なくとも一部を前記抑制することは、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号のすべてを抑制すること、を備える、
    請求項2に記載の基地局。
  8. 前記第1のユーザ機器および前記第2の機器は同じユーザ機器であり、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号の少なくとも一部を前記抑制することは、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号を抑制することと、
    前記衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられた前記リソース要素の各々に対して、
    前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク参照信号の優先度が、前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号の優先度よりも低い場合、前記ダウンリンク参照信号を抑制することと、
    そうでない場合、前記アップリンク参照信号は前記第2のユーザ機器において抑制されることと、
    を備え、
    前記第2の処理が実行される場合、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記アップリンク信号は前記第2のユーザ機器において抑制される、
    請求項2に記載の基地局。
  9. 前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して前記第1の処理が実行されるか前記第2の処理が実行されるかは、前記衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号の前記タイプに基づいて判定される、請求項1に記載の基地局。
  10. 基地局から第1のダウンリンク信号を受信するように動作する受信部と、
    前記基地局に第2のアップリンク信号を送信するように動作する送信部と、
    を備え、
    1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットにおいて、前記第1のダウンリンク信号が受信され、および/または、前記第2のアップリンク信号が送信される場合、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部に、符号分割多重(CDM)および信号抑制のうちの少なくとも1つが適用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられる、
    ユーザ機器。
  11. 前記受信部は、前記基地局から前記物理リソースユニットにおいて前記第1のダウンリンク信号を受信し、第1のアップリンク信号は、前記ユーザ機器と異なる第2のユーザ機器から前記物理リソースユニットにおいて送信され、
    前記基地局から送信される前に、前記第1のダウンリンク信号は、前記基地局において第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行され、
    前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられた前記第1のダウンリンク信号と前記第1のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第1のダウンリンク信号と第1のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記第1のダウンリンク信号を抑制することを備える、
    請求項10に記載のユーザ機器。
  12. 前記送信部は、前記基地局に前記物理リソースユニットにおいて前記第2のアップリンク信号を送信し、第2のダウンリンク信号は、前記基地局から前記ユーザ機器と異なる第2のユーザ機器に前記物理リソースユニットにおいて送信され、前記ユーザ機器は、
    第1の処理が前記基地局において前記第2のダウンリンク信号に対して実行される場合、送信前に前記第2のアップリンク信号に対して前記第1の処理を実行するように動作する回路、
    をさらに備え、
    前記基地局から送信される前に、前記第2のダウンリンク信号は、前記基地局において前記第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行され、
    前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた前記第2のダウンリンク信号と前記第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第2のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記第2のダウンリンク信号を抑制することを備える、
    請求項10に記載のユーザ機器。
  13. 前記受信部は、前記基地局から前記物理リソースユニットにおいて前記第1のダウンリンク信号を受信し、前記送信部は、前記基地局に前記物理リソースユニットにおいて前記第2のアップリンク信号を送信し、前記ユーザ機器は、
    送信前に前記第2のアップリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するように動作する回路、
    をさらに備え、
    前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の各々に割り当てられた前記第1のダウンリンク信号と前記第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるように実行されるために使用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号である第1のダウンリンク信号と第2のアップリンク信号の両方を割り当てられ、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記第2のアップリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
    請求項10に記載のユーザ機器。
  14. 前記第1の処理は、
    前記衝突したリソース要素の中の前記ダウンリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記第2のアップリンク信号に一対の直交符号のうちの一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの他方は、前記基地局において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク参照信号に適用されることと、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのアップリンク参照信号のみを割り当てられた前記リソース要素を少なくとも1つのグループにグループ化し、グループごとに、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号に前記一対の直交符号のうちの前記一方を適用することであって、前記一対の直交符号のうちの前記他方は、前記基地局において、前記グループの前記リソース要素に割り当てられた前記第1のダウンリンク信号に適用されることと、
    を備える、請求項13に記載のユーザ機器。
  15. 前記衝突したリソース要素の中の第1のダウンリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記第2のアップリンク信号の少なくとも一部を前記抑制することは、
    前記衝突したリソース要素の中のアップリンク参照信号およびダウンリンク参照信号のうちのダウンリンク参照信号のみを割り当てられた前記リソース要素に割り当てられる前記第2のアップリンク信号を抑制することと、
    前記衝突したリソース要素の中のダウンリンク参照信号とアップリンク参照信号の両方を割り当てられた前記リソース要素の各々に対して、
    前記リソース要素に割り当てられた前記アップリンク参照信号の優先度が、前記リソース要素に割り当てられた前記ダウンリンク参照信号の優先度よりも低い場合、前記アップリンク参照信号を抑制することと、
    そうでない場合、前記ダウンリンク参照信号は前記基地局において抑制されることと、
    を備える、請求項13に記載のユーザ機器。
  16. 前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素に対して前記第1の処理が実行されるか前記第2の処理が実行されるかは、前記衝突したリソース要素に割り当てられた参照信号のタイプに基づいて判定される、請求項13に記載のユーザ機器。
  17. TA(タイミングアドバンス)値をさらに考慮に入れることにより、前記第1の処理または前記第2の処理が実行される、請求項13に記載のユーザ機器。
  18. 前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突した各リソース要素における前記第1のダウンリンク信号と、衝突した各リソース要素から時間領域において前記TA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられた前記第2のアップリンク信号との間にCDMが適用されるようにさらに実行されるために使用され、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素内のダウンリンク参照信号を割り当てられた前記リソース要素から時間領域において前記TA値の分遅延した位置にあるリソース要素に割り当てられる第2のアップリンク信号を抑制することをさらに備える、
    請求項17に記載のユーザ機器。
  19. 1つの送信時間間隔(TTI)に対応する全二重モードにおける物理リソースユニットでのワイヤレス通信方法であって、前記物理リソースユニットは、TTI内に送信されるアップリンク信号およびダウンリンク信号を割り当てられ、前記方法は、
    送信前にアップリンク信号およびダウンリンク信号のうちの少なくとも前記ダウンリンク信号に対して第1の処理および第2の処理のうちの少なくとも1つを実行するステップと、
    基地局からTTI内に前記物理リソースユニットにおいて前記ダウンリンク信号を送信し、ユーザ機器から前記TTI内に前記物理リソースユニットにおいて前記アップリンク信号を送信するステップと、
    を備え、
    前記第1の処理は、前記物理リソースユニット内の衝突したリソース要素の少なくとも一部の各々に割り当てられた前記ダウンリンク信号と前記アップリンク信号との間に符号分割多重(CDM)が適用されるように実行されるために使用され、前記衝突したリソース要素の各々は、少なくとも一方が参照信号であるダウンリンク信号とアップリンク信号の両方を割り当てられ、
    前記第2の処理は、前記衝突したリソース要素の中の少なくともアップリンク参照信号を割り当てられたリソース要素に割り当てられる前記ダウンリンク信号の少なくとも一部を抑制することを備える、
    ワイヤレス通信方法。
  20. 前記第1の処理または前記第2の処理は、前記アップリンク信号および前記ダウンリンク信号が同じユーザ機器向けであるか、異なるユーザ機器向けであるかに応じて、が異なる、請求項19に記載のワイヤレス通信方法。
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