JP2019528199A - 樹木伐採処理装置の切断装置用ソーチェーン、樹木伐採処理装置、ソーチェーンブランク、および樹木伐採処理装置の切断動作方法 - Google Patents

樹木伐採処理装置の切断装置用ソーチェーン、樹木伐採処理装置、ソーチェーンブランク、および樹木伐採処理装置の切断動作方法 Download PDF

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Abstract

【構成】本発明は樹木伐採処理装置(40)の切断装置(42)用ソーチェーン(10)に関する。ソーチェーン(10)は、案内棒(11)に設けられた溝(22)内を循環するエンドレスループとして構成されるようにコネクター素子(19´)によって相互接続されたリンク部(20)を有する。これらリンク部(20)としてソーチェーンは歯付きリンク(21)および駆動リンク(12)を有する。上記歯付きリンクは、切断刃(24)がある切断歯(13)を有する。切断歯の前に、次の歯付きリンクに達する空隙がある。さらに、本発明は樹木伐採処理装置(40)、ソーチェーンブランク(100)、および樹木伐採処理装置の切断動作方法にも関する。【選択図】図3

Description

本発明は樹木/立木の伐採処理装置の切断装置用ソーチェーン(saw chain for the cutting device of a tree−handling device)であって、このソーチェーンが案内棒に設けられた溝内を循環するエンドレスループとして接続部によって相互に接続されたリンク部を有し、これらリンク部として切断刃を有し、さらに調節歯および切断刃をソーチェーンの一方の側に設けた歯付きリンク、および案内棒の溝に対してソーチェーンの反対側に設けられた駆動リンクを有するソーチェーンに関する。
さらに、本発明は樹木伐採処理装置、ソーチェーンブランク、および樹木伐採(処理)装置の切断動作方法にも関する。
本発明のチェーンソーは伐木装置(harvesters)以外の他の機械的な樹木処理、例えば薪割り/木材伐採機(wood−chopping machines)などにも使用できる。
チェーンソーは、例えば製材所用の丸太を製造する伐採機(felling machines)における切断装置として使用されている。現実には、ディスクソーも使用されているが、重量が重く、スペースを必要とする問題がある。これら2種類の切断装置を併用すると切断を十分迅速に行える。従って、切断時に木材の品質を落とす割れが生じることはない。
小さな樹木では所謂ギロチン切断を使用できるが、おもにエネルギー利用のための樹木に限られる。チェーンソーを使用してエネルギー用の樹木を切断することも可能であるが、チェーンソーの場合、これを対象として使用すると故障しがちになる。
一方、チェーンソーには安全性に関して大きな問題がある。そのうちの一つとして、チェーンの破断が考えられる。切断時にチェーンが高速動作すると、破断した場合に、その一部が周りに飛び散る。このため、伐採機の運転操作席に厚さが25mm〜30mm程度の風防を備え付ける必要がある。このような特殊な風防を取り付けると、多重処理機のコストが跳ね上がる。にもかかわらず、チェーンの一部がガラス製の風防を突き破ることがあり、場合によっては致命的な事故を起こしかねない。チェーン速度を倍にすると、チェーンの一部の運動エネルギーは四倍にもなる。
従来のソーチェーンの場合、部材として、駆動リンク(drive link)、歯付きリンク(tooth link)および中間リンク(intermediate link)を有する。この中間リンクは側部リンク(side link)とも呼ばれている。歯付きリンクは切断刃を有し、さらに所謂深さ調節歯(depth−adjustment tooth)を有する。切断刃の切断深さについては、この調節歯を使用して調節する。ソーチェーン10は、回転可能な案内棒(即ちブレードフランジ)に設けた溝内を走行する。ソーチェーンは駆動輪によって駆動され、案内棒の端部にはソーチェーン用のスプロケットが設けられる。ソーイングを行うために、案内棒の旋回点に対して案内棒を回転させる。例えば油圧シリンダーなどを使用して、ある方向では回転とも呼べる動作によって案内棒を押し下げ、他の方向から見た場合には、これを押し上げる。
従来のチェーンソーの場合、ソーイング開始時に、歯付きリンク間に側部プレートによって形成される中間リンクのソーチェーン上部に小枝や大枝が入り込むことがある。このような状態は、一般的に伐採時に起こりやすい。伐採される樹木の直径が大きな場合にも、根元領域に枝が入り込むことが多い。加えて、これら枝は非常に硬い。ソーチェーンの作動前でもソーチェーンの中間リンクに枝や小枝が入り込む傾向がある。
ソーイング実施時、ソーチェーンは樹木から切り出された木材チップのすべてを製材ギャップから取りだす必要がある。これがスムーズに起きないと、ソーイング速度が低下する。
ソーチェーンが動作を開始すると、深さ調節歯が樹木に一部沈み込み、切断刃の切断深さが切断刃の高さ全体と同じ高さになるため、ソーチェーンが破断する原因になる。
従来公知のソーチェーンの別な問題は、その伸長である。ソーチェーンの場合、時には締め付けることが必要であり、結果として案内棒の上部に止まった状態になる。自動ブレードテンショナーも公知であるが、いずれも伐採機ヘッドのコストに大きな影響を与えるものである。
従来のソーチェーンの場合、接続された歯付きリンク内に広い間隔で調節歯を設けている。目的は、チェーンが深く噛み過ぎないようにすることである。
フィンランド特許第123055号(USP9,669,562B2)
本発明は、耐久性および利便性を改善した樹木伐採処理装置の切断装置用のソーチェーンを提供するものである。また、本発明は樹木伐採処理装置およびソーチェーンブランクを提供するものでもある。さらに、ソーチェーンの耐久性を改善し、かつ切断装置の電力消費量を抑える樹木伐採処理装置の切断動作方法を提供することも意図している。本発明のソーチェーンの特徴は請求項1に、樹木伐採処理装置の特徴は請求項7に、ソーチェーンブランクは請求項11に、切断動作方法は請求項12に、そして多重処理機の特徴は請求項14に記載した通りである。
本発明では、複数の歯付きリンクをソーチェーンに連続的に取り付け、各歯付きリンクにおいて切断刃の前に空隙を設ける。即ち、調節歯を設けないため、大きさをかなり小さくできる。この場合、切断刃が木材に深く食い込み過ぎることがなくなる。切断歯は相互に密接するため、個々の歯付きリンクの切断刃の木材への深い食い込みが自然と少なくなるからである。
各切断歯の前に、切断歯の高さの50〜100%の次の歯付きリンクまでに空隙が発生するため、考えられる調節歯の高さは切断歯の高さの0〜50%、好ましくは0〜20%である。
他の機械の伐木装置の場合、ソー(鋸)の回転を迅速に調節するのが好ましく、鋸が深く食い込み過ぎることを完全に防止できる。一つの実施態様では、応答時間は100ms未満であり、好ましくは20ms未満である(5〜30ms)。これについては、例えばUSP9,669,562B2に記載されている鋸押し付け構成を使用すれば実現できる。この構成によれば簡単かつ実効的な調節を実現できる。ソーモーターの電力は十分低く抑えることができ、同じソーイング効果を達成できる同サイズの伐木装置の50%未満に抑制できる。回転速度などの鋸のパラメーターを検出する一つかそれ以上のセンサーを備えた迅速な電子調節を使用して調節を実施できる。
調節歯がないため、これを研削する必要がなく、一つの作業ステージを取り除ける。切断刃の前により大きな空隙があるため、より大きな機械および工業的方法を使用して研削を実施できる。
本発明によると、材木切断時のソーチェーンの耐久性が改善し、チェーンの破断を防止できる。また、ソーチェーンの切断効果が高くなる。さらに、多重処理機械の風防を薄型化できるため、投資コストを抑制できる。
本発明によって、被切断樹木がソーチェーンの切断刃の基部に簡単に達することがなくなる。即ち、広いスペースの歯付きリンクを用いる従来公知のソーチェーンにおいて見られる側部プレートの外縁のレベルに簡単に達することはない。このため、負荷ピークがソーチェーンに作用することはない。さらに、ソーチェーンが案内棒内に設けられた溝内に(即ち案内棒の上部に)止まっている時間が改善する。
本発明の場合、ソーチェーンの切断能力がほぼ倍増する。ソーチェーンの切断能力が増すほど、ソーチェーンの速度を減速できる。チェーンの減速にもかかわらず、従来の速度に近い切断速度を維持できるが、チェーンの運動エネルギーはかなり小さくなる。この減速によりエネルギー消費量を節約でき、また作業機のエネルギー生産の必要量を抑えられる。
ソーチェーンの連続歯付きリンクが切断方向に、即ち反対方向に交互に作用する。この場合、案内棒によって規定される平面に対して、またソーイング溝に対しても交互になる反対方向から木材を切断する。歯付きリンクがソーチェーンにおいてより密接な間隔で配置されていると、ソーチェーンは驚くほど狭くなる。調節歯を取り外すと、ソーチェーンはより低くなる。これらの結果、切断装置の電力の必要量をさらに小さくでき、エネルギーを節約できる。ソーチェーンの耐久性も改善する。
本発明のソーチェーンを樹木伐採処理装置の切断装置を使用すると、案内棒を回転させることができる。即ち、例えばソーチェーンの現回転速度に配慮するように被切断樹木に案内棒を押し付けることができ、またこれを回転によって戻すことができる。本発明の他の作用効果については本明細書の発明の詳細な説明に記載され、その特徴については添付の特許請求の範囲の請求項に特徴づけられている。
以下に説明する実施態様に限定されない本発明について、添付図面を参照してより詳細に説明する。
多重処理機の一例を示す概略正面斜視図である。 ソーチェーンを備えた切断装置を有し、図1の実施態様に使用する樹木伐採処理装置の一例を示す概略図である。 案内棒を併用した本発明のソーチェーンの一例を示す側面図である。 図4aに示すソーチェーンを示す側面図であり、切断開始時ソーチェーンによって切断される樹木を併記した図面である。 本発明に従って構成したソーチェーンまたはソーチェーンブランクを示す上面図である。 本発明に従って構成した油圧構成を示す概略図である。 ソー(鋸)制御における電子調節を示す概略図である。 大型の研削ディスクを使用してソーチェーンを研削する状態を示す図である。
図1は、多重処理機31の一例を示す概略正面斜視図であり、図2は側面図である。多重処理機31は、通常、機台30に取り付けたクレーン32を有し、また一組の作動作業ブーム35を有する。これら作業ブームの最後のブーム、本例ではブーム43の端部に伐採処理装置40を例えば旋回自在に取り付ける。ブーム43に対する樹木伐採処理装置40の旋回動作については、例えば、2つの横方向回転式ピボットを相互に異なる方向において使用する従来技術に従って、より一般的には旋回式継ぎ手を使用して行う。サスペンション57と呼ぶこともある。
伐採処理装置40と旋回式継ぎ手との間に一般的には回転体と呼ばれている回転装置51を設置できる。この回転装置51によって、回転装置51の回転軸を中心として伐採処理装置40が自由に回転できる。ホース36、より一般的には機台30の圧力媒体ポンプ33からの圧力媒体ラインによって伐採処理装置40の(ソーモーター54などの)操作装置が必要とする圧力媒体の流れをクレーン32の作業ブーム35に流す。圧力を発生するために、例えば機台30のエンジン34によって圧力媒体ポンプ33を起動する。モーター駆動機台30は、風防38を備えた運転操作席37を有する。運転操作席37には、例えばクレーン32および伐採処理装置40、より一般的には多重処理機31の動作を制御する多重処理機31の運転者39の座席がある。動作時、伐採処理装置40の運転席37および着座している運転者からの距離は数メートルか、場合によっては10メートルに達する場合がある。このように、一組の作業ブーム35の長さは数メートルである。この場合、運転者39が被切断物のソーイング線(sawing line)を実見することは困難である。これは、回転する案内棒によってさらに困難になる。伐木装置(取り入れ装置)31には、例えば車輪49またはクローラートラック(crawler track)を設ける。これら車輪49またはクローラートラックは(図示しないが)循環し、十分な最低地上高さをもつ。これら車輪49および/またはクローラートラックおよび最低地上高さによって、伐木装置31はオフロード走行が可能である。伐採処理装置40は操作部44を有し、この操作部44の基本部材は切断装置42、送り出し装置47および掴み爪(grab claw)50としての皮剥ブレード(stripping blade)である。これらの動作については、図3を参照してより詳しく説明する。
図2は、立木18の伐採開始位置において側面から見た図1の伐採処理装置40の一例を示す概略図である。本発明では、伐採処理装置40は各種の動作を行う。伐採処理装置40を使用して行う非常に典型的な一連の処理動作には、立木18の直立状態での伐採、枝18´の削ぎ落とし、および削ぎ落とし中の枝が削ぎ落とされた幹の一定長さへの切断がある。同様に、伐採処理装置40が行う処理には、上記の個々の動作や、あるいはこれら動作の併用がある。例えば、幹からの枝の削ぎ落とし、削ぎ落とし時に行う切断、および/または枝が削ぎ落とされた一つかそれ以上の幹の回収、例えば木材の積み重ねや積み込みがある。一度に一本の樹木を処理してもよく、あるいは複数の樹木を処理してもよく、樹木の括束処理(bundle handling)と呼ぶことができる。
操作部(操作ユニット)44を回転させるために、伐採処理装置40は伐採位置と削ぎ落とし位置との間に操作部44を回転させる操作装置を有する。図2の場合、伐採処理装置40は伐採位置にある。この場合、操作部44はほぼ垂直位置にある。操作装置を用いて操作部44を図2に示す位置から約90°回転させると削ぎ落とし位置になる。この回転の結果として、操作部44は図1に示すように、ほぼ水平になる。操作部44を回転させる操作装置としては、例えばケーシング58に設けた油圧シリンダーであればよく、あるいはこの目的に合った他の操作装置であればよい。
伐採処理装置40はさらに切断装置42を有する。この場合の切断装置42は回転ブレード−チェーンソーである。この切断装置42は伐採処理装置40の端部に、即ち操作部44の端部に設ける。立木18の伐採、即ち伐採/切断は切断装置42を使用して行い、さらに一定の長さに切断する。ソーチェーン10に加えて、切断装置42は回転案内棒11(図3aおよび図3b)、ソーチェーン10を案内棒11の周りで回転させるソーチェーン10の駆動輪(図3aおよび図3b)、および伐採を行う案内棒11の回転手段を有する。回転手段を使用して、案内棒を被伐採立木18に押しつける、即ち荷重をかける。さらに、回転手段が案内棒11を引き戻し、ソーチェーン10を元の位置に戻し、次の伐採処理に備える。図1に案内棒11の両端位置を示す。矢印は案内棒11の両端間の前後の回転動作を示す。
原則的に、操作部44の把持手段41で立木18を把持することによって伐採処理装置40が作動する。把持手段41の一例は開閉式の掴み爪50である。この掴み爪50は立木18から枝18´を削ぎ落とすブレード機能ももつ。送り出し装置47も把持手段として動作する。送り出し装置47としては、例えばローラー、クローラートラック53が使用でき、場合によってはパルス式送り出し装置も使用できる。個々の立木18を処理する代わりに、把持手段41および/または送り出し装置47を使用して、樹木の括束処理を行うことも可能である。
切断装置42を使用して立木18の切断を行った後は、操作部44を水平位置にし、立木18から枝18´を削ぎ落とし、立木18を一定の長さに切断する。その後、送り出し装置47のクローラートラック53によって立木18に対して伐採処理装置40を移動させる。この結果、立木18が操作部44を通過する。掴み爪50が閉じると、この爪50が立木18の幹に強く働き、立木18が操作部44に対して移動すると同時に、掴み爪50の刃先の削ぎ落としブレードが立木18から枝18´を切断する。立木18の所望長さの一部の削ぎ落とし時に、切断装置42のソーチェーン10によって幹が一定の長さに切断される。この後、立木を掴み爪50に送ることによって削ぎ落としが継続する。
図3aは、案内棒11上にある本発明のソーチェーン10の一例を示す側面図である。これに対応する図3bは、切断開始時、ソーチェーン10が切断される立木18と接触状態にある同じソーチェーン10の側面図である。このソーチェーン10は、例えば、図2に示す伐採処理装置40の切断装置42に使用できる。ソーチェーン10はコネクター素子19´によって相互に接続されたリンク部20を有する。ここでコネクター素子19´はリベット19である。ソーチェーン10の場合、リンク部20がリベット19によって相互に接続できるため、ソーチェーン10をエンドレスチェーンループとして構成でき、このループを案内棒11の外側縁部内に設けられる溝22内で回転できるように取り付けることができる。従って、リンク部20がリベット19を介して相互旋回でき、細長い案内棒11の周りでソーチェーン10が前後に動作することになる。案内棒11は細長いブレードフランジとして構成できるため、切断フランジまたはブレードプレートと呼ぶことも可能である。溝22については、それ自体公知な方法で案内棒11の外側縁部、上部縁部、およびそれに対応する下部縁部に設けることができる。エンドレスチェーンループとして形成できるソーチェーン10は内周と外周を有する。内周側において、ソーチェーン10が形成するチェーンループは、案内棒11に設けた溝22内で回転する。対応して、ソーチェーン10の外周は立木18に係合し、切断即ち伐採を行う。ソーチェーン10の切断部はソーチェーン10の外縁部にある。
リンク部20として、ソーチェーン10は歯付きリンク21および駆動リンク12を有する。各歯付きリンク21はソーチェーン10の外周の一方の側部から横方向に突出する切断歯13、および側部プレート25から構成する。切断歯13は底部調節歯15、およびソーチェーン10の一方の側部に取り付けられる切断刃24を有する。ソーチェーン10が形成するエンドレスチェーンループの場合、この側部はソーチェーン10の外側にある。ソーチェーン10の回転方向Sとは反対の方向において、歯付きリンク21内に適宜使用する深さ調節歯15が存在する。この歯については、深さまたは調節歯と呼ぶこともある。図3aにおいて、深さ調節歯15´は大きな研削ディスク(図7)がスペース内に嵌合するような形状になっている。この深さ調節歯は、それ自体公知な方法で切断歯13内に形成された鈍い形状の突出部であるが、その高さは切断歯13の高さHの0〜50%程度か、好ましくは0〜20%程度である。深さ調節歯15は、それ自体公知な方法で、調節歯が必要とみなされた場合、ソーチェーン10の回転方向Sとは反対方向において調整歯15の切断刃24の切断深さHsを調節するものである。
図4に示すように、切断刃24はそれ自体公知な原則に従って、深さ調節歯15の側部にある上部角部に設けられた切断角部26、および歯付きリンク21の側部プレート27を有する。歯付きリンク21の切断角部26および側部プレート27がスライシング即ちチッピング(slicing i.e. chipping)によって立木18を切断することによって立木18の繊維を切断する。さらに、切断歯13は上部プレート28に設けられる滑らかな形状の切断角部29を有する。これによって、立木18内に形成された伐採溝から立木18の木片を取り去ると同時に、ソーチェーン10との接触を絶つ。このように、切断角部29が伐採された木片を持上げ、伐採隙間から取りだす。切断歯13および側部プレート25内にはリベット19用の開口がある。これらによって、切断歯13および側部プレート25が形成する歯付きリンク21をソーチェーン10の回転方向Sにおいて前後のリンク20に取り付ける。本発明によって、空のリンク部間隔がソーチェーン10の歯付きリンク部から完全に排除されているため、ソーチェーン10の場合、ソーグルーブ(saw groove)内に伐採木片が残ることはほとんどない。換言すると、ソーチェーンの歯付きリンクの密度が高いため、ソーチェーンの歯付きリンクが樹木に確実に係合する。伐採時のソーチェーン10の動作がより確実になるからである。歯付きリンク21の動作がソーチェーン10において従来のチェーンよりも密接して生じるため、歯付きリンク21が伐採溝にある場合に、確実に係合するからである。
リンク部20の駆動リンク12については、案内棒11の溝22内において、切断歯13の調節歯15および切断刃24の側部に対してソーチェーン10の反対側に取り付ける。従って、駆動リンク12を使用することによって、案内棒11の溝22にソーチェーン10を取り付けることができ、案内棒11が回転方向Sに循環する。駆動リンク12は、ソーチェーン10の切断刃24および適宜使用する深さ調節歯15に対して反対側、即ち内周側である一方の縁部に駆動舌部23を有する。これら駆動舌部23は案内棒11の溝22に嵌合する。さらに、駆動舌部23は駆動装置およびスプロケット16、17の外周形状に合う形状を有する。駆動舌部23に加えて、駆動リンク12にはリベット19用の開口がある。これらによって駆動リンク部12を前後のリンク20および歯付きリンク21に取り付ける。これら歯付きリンク21、切断歯13および側部プレート25はリベット用開口において駆動リンク12の両側に存在し、リンク部20を相互に旋回式に、即ち回転自在に接続する。
ソーチェーン10の場合、いくつかの歯付きリンク21を相互に連続配置する。このように、ソーチェーン10は一つかそれ以上の部分で、ソーチェーン10の回転方向Sにおいて駆動リンク12の両側に隣接して歯付きリンク21を有する。本発明の実施態様では、ソーチェーン10の第2リンク部20それぞれは歯付きリンク21であり、ほかのすべては駆動リンク12である。従って、ソーチェーン10の場合、歯付きリンク21と駆動リンク12とが、ソーチェーン10の全長にわたって、即ちチェーンループ全体にわたってリンク部20として交互に現れる。このように、ソーチェーン10内の歯付きリンク21の個数は、従来技術のソーチェーン10´の2倍である。
図3bに図示するように、切断開始時に、このようなリンク部構成を使用すると、ソーイングによって切断される立木18´の送りこみがソーチェーン10の基部に、即ち側部プレート25のみからなる中間リンク14において発生するように(図6)、下部側部プレート25の外縁部のレベルに限定されることになるため、切断歯13が深く食い込み(切り込み)過ぎることが無くなり、ソーチェーン10に応力をかけることがなくなる上に、ソーチェーン10の破損がなくなる。換言すると、歯付きリンクの無い間隔を排除することによって、即ち側部プレート25のみからなる中間リンク14を排除することによって、ソーチェーン10に対する立木18の移動が均等化する。このように、立木18は直線移動する。即ちソーチェーン10が形成するチェーンループの外周に対してより均質に移動する。従って、本発明のソーチェーン10には側部プレート25のみからなるリンク部は存在しない。このため、切断歯13の切断刃24が深く食い込みすぎる立木18のチッピングがなくなる。このように構成すると、切断歯13の切断深さHmaxが過剰になることがないため、大きな点負荷がソーチェーン10にかかることがなくなる。即ち、本発明のソーチェーン10の場合、案内棒11にかかる表面圧力は小さい。
連続歯付きリンク21においては、切断歯13は互いに対向する側において、即ち反対方向において切断を行う。この場合、切断歯13は右手方向と左手方向において交代する。即ち、ソーチェーン10の連続的な切断歯13は、案内棒11によって規定される平面に対して右側および左側に交代する。このため、立木18内のソーチェーン10が形成するソーイング溝が直線状になる。これに加えて、パイロット段階試験において、各リンク部に切断歯13を設けることによって、伐採時にソーチェーン10内に発生するソーイング力を原因とする故障も抑制できることは驚くべき知見である。
本発明者によるパイロット段階試験では、各種のソーチェーンの動的幅(dynamic width)を測定した。ここでソーチェーンの動的幅とは、ソーチェーンが作り出すソーイング溝の幅を指す。切断力のため、ソーチェーンの切断歯はソーイング溝内にある木材に係合しようとせず、ソーイング溝の幅はソーチェーンの理論的な幅と同じではない。従来技術のソーチェーン10´を使用した場合、本発明のソーチェーンの動的幅は新品のソーチェーンでは8.4+0.2mmであり、使用頻度の少ないソーチェーンでは7.9+0.2mmであった。ソーチェーン10´の切断歯13の被切断木材18を忌避しようとする傾向が大きくなる程、歯付きリンク21の切断歯13が鈍くなる。本発明のソーチェーン10を使用した場合、ソーチェーン10の動的幅は大きく9.2+0.2mmであった。従来公知のソーチェーン10´における側部プレート25のみからなる中間リンク14は、ソーチェーン10´内で大きく変形する。この結果、公知ソーチェーン10´の場合、切断歯13がソーイング溝の木材を忌避しようとするため、ソーイング溝がより狭くなる。案内棒11の測定幅は6.3mmであった。
ソーチェーン10´、10の理論的なソーイング溝は10+0.2mmである。ソーチェーン10´、10について行った機械的測定に基づくと、ソーチェーン10´、10はその忌避傾向によりソーイング時にリベット19毎に、即ちピボット毎に約0.4mm狭くなる。このように、本発明のソーチェーン10の場合、連続的な切断歯13間で約0.8mm狭くなる。従来公知のソーチェーン10´の場合、連続的な切断歯13の間に4つのリベット19、即ちピボットがあるため約1.6mm狭くなる。さらに、切断歯13が食い込み過ぎると、ピボット毎に対応する量だけソーイング溝が広がるため、ソーチェーンのソーイング溝が広くなりすぎる。
本発明によれば、案内棒11の有効寿命が延長し、保守の必要性が小さくなる。また本発明では、切断歯13が伐採時、被伐採木材18を忌避できないため、従来技術のソーチェーン10´程大きくソーチェーン10が捩れること、即ち傾くことはない。また、案内棒11におけるソーチェーン10の走行がより直線状になる。従って、ソーチェーン10は、ソーチェーン10の切断歯13、特にこれらの側部を使用して案内棒11の溝22ではなく、ソーイング溝内において被伐採木材に対して支持されることとなる。ソーチェーン10の切断歯13の配設密度が高いため、ソーチェーン10は、案内棒11の溝22よりもソーイング溝に支持された連続的な切断歯13によって支持される。この結果、案内棒11、特にその内部の溝22は従来技術のソーチェーン10´程摩耗することがなくなる。従来例のソーチェーン10´の場合、案内棒11の溝22内で捩れ、かつ回転する傾向がある。本発明のソーチェーン10の場合、案内棒11の寿命がより長くなる。さらに、捩れ、回転する傾向が小さくなるため、本発明のソーチェーン10は案内棒11の上に長く止まることになる。
図6には、フランジの点の下に点Xを示す。従来のソーチェーンを備えた案内棒の場合この点での摩耗が激しい。これは、端部を中心として回転した後に発生するソーチェーンの慣性力によるものである。本発明のソーチェーンではこの現象をかなり抑制できる。連続的な歯付きリンクが相互の回転を制限するからである。この現象については、切断歯の高さを切断歯の高さの40〜65%に制限することによってさらに抑制できる。
本発明のソーチェーン10のソーイング溝が大きいため、ソーチェーン10の物理的構成を狭くできる。一つの実施態様では、ソーチェーン10の幅を案内棒11の幅よりも、例えば10〜40%、好ましくは15〜30%大きくすることができる。ここでソーチェーン10の幅とは、両側で切断を行う切断歯13の切断角部26間の距離を指す。ソーチェーン10については、例えば1.6mmだけ狭くなったソーチェーンの各部を使用して伐採処理を行う。公知ソーチェーンよりも狭いこの構成は、ソーチェーン10を駆動する動力(これを案内棒11の周りで回転させる動力)が小さくて済むことを意味する。
本出願人はパイロット段階試験を行い、直径が30cm以上の大木を伐採する中間段階においてのみ、即ち最大直径のソーイング点の場合にソーイング溝から出るおが屑がソーチェーン10の動作を妨害することを見出した。この点で切断速度が制限を受けるが、ソーイング動作が進む間にソーイング点の直径が再び小さくなり、伐採の最終段階では、切断速度が再び加速する。従って、立木18が割れることはない。
ソーチェーン10だけではなく、本発明は一例を図2に示す伐採処理装置40を提供するものでもある。伐採処理装置40は切断する立木18を把持する把持手段41、および切断装置42を有する。切断装置42は溝22を備えた案内棒11を有する。ソーチェーン10については、溝22内で回転し、立木18を切断するように配設する。さらに、案内棒11も回転し、伐採を行うように配設する。
切断装置42の制御については、フィンランド特許第123055号(USP9,669,562B2)に記載されている方法を使用して行うのが有利である(図1および図5)。現在最も簡単な制御操作は、駆動輪16のモーター114の帰り管路に設けたスロットル118に基づいて行う。駆動輪16のモーター114の動作時、入力、即ち案内棒11の回転を行う油圧シリンダー120(回転手段)のスロットルを使用して入力に影響を与える圧力を得る。駆動輪16のモーター114の速度が高速になればなる程、案内棒11の回転、即ち案内棒11の立木18に対する押しつけに影響する入力圧力が大きくなる。駆動輪16のモーター114が減速すると、油圧圧力が低くなる。液体の非圧縮性によって油圧動作はきわめて迅速に生じる。
図5に示すように、油圧構成110は切断装置42、油圧供給管路112、切断装置42のソーチェーン10を回転させる油圧モーター114、油圧モーター114からタンク142に至る帰り管路144、および帰り管路116内の油圧モーター114を出る流れを絞り調節するスロットル118を有する。さらに、油圧構成110は切断装置42の案内棒11を被切断立木18に押し付ける油圧作動装置120、入力管路112の油圧モーター114に並列接続する油圧操作装置120の入力管路125、および油圧操作装置120の入力管路125に装着した減圧弁126を有する。これらに加えて、油圧構成110はさらに油圧操作装置120の帰り管路124と油圧モーター114の帰り管路116との間に圧力弁128を有し、油圧モーター114の動作速度に基づいて油圧操作装置120を制御する。
方向制御弁134を使用して、切断装置42のシリンダー120を制御することによって、切断ディスク11の上下動を行う。方向制御弁134としては、例えば2/2弁を使用でき、この弁の一つの位置が正流(direct flow)位置150であり、他の位置が直交流(cross−flow)位置152である。
方向制御弁134に流れが無く、方向制御弁が正流位置150にある場合、オイルは管路140を介してシリンダー120の下端148に案内され、切断フランジ11が立木18から立ち上がる傾向が生じる。方向制御弁134の位置が直交流れ位置152に変化すると、約50バールの圧力が中間管路131を介して圧力弁128に作用する。同じ圧力が圧力管路124を介してシリンダー120の上端146に作用し、シリンダー120によって立木18に切断鋸42を押し付ける。圧力弁128の調節値としては、油圧構成において利用できる圧力レベルにもよるが、例えば約25バールであればよい。ただし、この圧力はスロットル118、圧力弁128および制御管路138を介してオイルタンク142に放出できる。
同じ制御曲線について、電子的にかつソフトウェアを使用して実行できることは言うまでもない。次に、適当なセンサーを使用して流量データを集める。次に、センサーのデータを使用して、ソフトウェア手段が案内棒11の押し付けシリンダーの圧力を制御する。当然ながら、モーターの回転速度などのチェーン速度に対応する変数も測定でき、図6において、スロットルが排出管路116で必要ない場合には、電子的に処理する。センサー162を使用して、モーター114の回転速度を測定し、データを制御装置165に送る。これによって、油圧操作装置120を操作する比例弁160を制御する。電子制御は迅速/高速でなければならず、応答時間は1〜100ms、好ましくは10〜50msである。注意を怠ると、ソフトウェア処理速度が遅くなりすぎる傾向が出てくる。速度が30m/sの場合、チェーンは100msで3cm走行する。経験則として、チェーンの応答は2cmの距離以上で迅速でなければならない。
パイロット段階の試験で行ったソーチェーン10の測定から、本発明のソーチェーン10の重量は約10%増加することがわかった。ソーチェーン10の切断能力が小さな立木に対して、および大きな立木を切断する最終段階で約100%以上の場合、ソーチェーン10の速度を減速できる。例えば半分まで減速すると、切断速度を前の速度に近づけることができるが、ソーチェーン10の運動エネルギーは約70%低くなる。ソーチェーンの元の速度の30%まで減速すると、本発明のソーチェーン10の場合、公知ソーチェーン10´に対して約60%の運動エネルギーが発生する。
ソーチェーン10は減速するほど効率が良くなるため、本発明の歯部の場合、ソーチェーン10により大きな引っ張り応力がかかる。一例として、伐採速度が30m/sの場合、約30kWの電力が必要になる。即ち、ソーチェーンには1000Nの引っ張り力が作用する。これはソーチェーンの最終荷重の約10%に過ぎないため、この力は決定的なものではない。本発明のソーチェーン10の場合、多重処理機の部品を軽量化することもできる。原理的に、例えば70kWエンジンの代わりにより小さくかつより軽量の40kWエンジンを使用できる。エンジンをより小さくできるだけでなく、軽量化により例えば必要な圧力媒体管路および制御部のサイズを小さくできる。
立木18を伐採する場合のソーチェーン10の速度は20〜35m/s、20〜33m/s、20〜30m/s、より好ましくは25〜33m/sに設定できる。速度の具体的な実施例として30m/sを挙げることができる。従来技術の場合、ソーチェーン10´の速度は40m/sである。従来技術と比較してソーチェーン10の速度が低いため、ソーチェーン10における潤滑媒体の消費量が少なくなる。減速するほど、スプロケット17の潤滑作用が向上する。これらすべての結果、案内棒11、スプロケット17、およびソーチェーン10の寿命が長くなる。さらに、低速ではトルクの高い伐採用モーター(saw motor)を使用して、本発明のソーチェーン10を駆動することができ、従来技術のソーチェーン10´ではこれを実施できない。チェーン速度を減速すると、危険なチェーン弾丸(chain−bullets)の発生がかなり減少し、伐採時の安全性が向上する。
低回転伐採用モーターはより耐久性があり、他の形式のモーターもモーターとして使用できる。パイロット段階の試験では14−cc(cm/r)モーターを使用したが、19−cc(cm/r)モーターを使用しても効率をより高くできる。一つの実施態様では、案内棒11の長さを例えば30〜100cmに設定できる。一つの実施様態では、伐採用油圧モーター54の電力は例えば20〜100kWに設定できる。電力範囲は複数のグループに分割できる。所定の方法においては、案内棒11の長さは複数のグループに分割された電力範囲と相関関係がある。より迅速な切断を必要な場合を想定した余剰電力は例えば50%である。
ソーチェーン10は、ソーチェーンブランク110から案内棒11の長さ分適当な寸法のブレードチェーン部分を切断することによって形成する。なお、対向端部の歯付きリンク21が両側において相互に切断を行う。次に、接合すべき端部において連続的な歯つきリンク21の間に一つの駆動リンク12が入り込むようにコネクター素子19´を使用してソーチェーンブランク100の対向端部を接合する。このようにして、据え付け準備の整ったソーチェーン10を形成するエンドレスチェーンループが得られる。このチェーンループは切断装置42の案内棒11の周囲に設けた溝22に設置し、切断装置42に属する駆動輪16を介して走行する。
本発明は、木材処理装置40の切断動作を行う方法にも関する。この方法では、立木18を把持してから、これを切断する。例えば掴み爪50などの樹木伐採処理装置40の把持手段41を使用して樹木を把持する。把持後、ソーチェーン10を使用して樹木18を切断する。切断中、切断装置42の案内棒11に設けられた溝22内をソーチェーン10が駆動輪16によって循環する。ソーチェーン10はコネクター素子19´によって相互に接合されたリンク部20を有するため、ソーチェーン10はエンドレスチェーンループを構成する。リンク部20として、ソーチェーン10は歯付きリンク21および駆動リンク12を有する。立木18は歯付きリンク21によって切断される。
本発明方法では、ソーチェーン10内に連続的に設けた2つかそれ以上の歯付きリンク21によって立木18に対するソーチェーン10の走行が均等になる。さらに、本発明方法では切断時ソーチェーン10は20〜35m/sの速度、より好ましくは25〜33m/sの速度で回転する。これら作用効果については、既に説明した通りである。
本発明方法のさらに別な実施態様では、立木18の切断時、ソーチェーン10は駆動装置(駆動輪16、油圧モーター54)によって案内棒11の周りを回転し、かつ案内棒11が操作装置によって被切断立木18に対して回転する。案内棒11は一端に設定された旋回点に対して回転する。被切断立木18に対する案内棒11の回転については、ソーチェーン10の速度や対応する変数に基づいて制御する。既に説明したように、本発明の場合ソーチェーン10の速度は切断の異なる段階で変動する。切断の開始時および終了時にはソーチェーン10の速度は高速になり、被切断立木の直径が最大になる切断の中間では低速になる。この速度データに基づいて立木18に対する案内棒11の負荷を調節することによってソーチェーン10の速度を調節でき、従って伐採を加速できる。ソーチェーン10の速度が落ちた場合には、対応して案内棒11の荷重を減らせばよい。ソーチェーン10の速度が上がった場合には、案内棒11の荷重を高く維持すればよい。
本発明のソーチェーン10は非常に小さな立木の切断にも対応できる。従来のソーチェーン10´の場合、切断歯の間隔は約40mmであるが、本発明のソーチェーン10の場合約20mmである。切断開始時、小さな枝がソーチェーン10の本体に、即ち側部プレート25のみから形成した中間リンク14の縁部レベルで接触する可能性は低いが、本発明ソーチェーン10の場合にはこのような可能性はない。これは一般に伐採切断時に発生しやすい。被伐採立木が大きい場合、太い根元付近に枝があることが多く、ソーチェーン10が作動する前に、枝や小枝が、切断歯13がない従来ソーチェーン10´の中間リンク14に絡まる傾向がある。作業ブームが長いため、運転操作者が立木の切断点を正確に確認することができない。
本発明の構成は、例えばピッチが10〜20mmのソーチェーン10に使用するのが好ましい(図3b)。例えば、図3aのソーチェーン10、10´の場合ピッチは約10mmである。ソーチェーン10の幅は、例えばリベット19の部分で7+0.2mmに、そして切断歯13および側部プレート25の部分で5.5+0.2mmに設定できる。切断歯13、特にその上部プレート28も狭くできる。切断歯13については、その上部角部26から上部プレート28の後ろ側の端である後縁部48に向かって狭くできる。このため、公知チェーンよりもソーチェーン10の幅が狭くなる。
本発明によれば、切断歯13の食い込みを浅くできる。この食い込みについては、切断歯13の上部プレート28の表面と水平面との間の角度が例えば約9度である従来技術のソーチェーン10´よりも浅くできる。本発明のソーチェーン10の場合驚くべきことにこの角度を公知チェーンよりもかなり小さくできる。この角度を例示すると、0.5〜7度、0.5〜6度、具体的には0.7〜6度、より具体的には0.7〜5度に設定でき、さらに様々な具体例を示すと、7度、6度、5度、4度、3度、2度、1度に、そしてより好ましくは1〜5度に設定できる。この小さな食い込み角度によって、伐採時に発生する木片を受け取る十分なスペースを確保でき、より小さな食い込み角度によって従来技術よりも薄い薄型化を実現できる。
図3a、図3b、および図4に示すように連続リンク20の間には小さな間隙があるが、連続歯付きリンク21は、ソーチェーン10の直線走行時には十分接触した状態になる。この場合、連続リンク部20の深さ調節を行う次のリンク部20の深さ調節歯15は、従来リンク部20の切断歯13の後縁部に位置する。従って、ソーチェーン10の耐久性が改善し、多重処理機31やその他同種の処理機の風防38の厚さを例えば10〜25mmに設定できる。ソーチェーン10が破断する恐れが低くなるからである。風防の厚さについては、チェーン弾丸問題以外の他の理由によっても厚くなることが多い。
図3aを参照して説明すると、連続切断歯13間のスペース59については、切断歯13の高さHの方向の少なくとも半分である。その場合、同じ位置における深さ調節歯15、あるいは対応する構造部(formation)15´の高さは切断歯13の高さHの50%以下になる。深さ調節歯15、あるいは構造部15´の高さは、例えばこれに対応する位置において、切断歯13の高さHの20%未満でもよく、切断歯13の高さHの50%以下でもよい。換言すると、深さ調節歯15の高さは例えば切断歯13の高さHの0〜50%であればよい。これによって、連続切断歯13間の(構造部15´の外縁部によって決まる)空間59の高さHは、切断歯13の高さHの50%以上である。ここで切断歯13の高さHは、ソーチェーン10の基部からの距離、即ち切断歯13の基部60から切断歯13の切断刃24までの距離を指す。切断歯13の基部60は主に側部プレート25の外縁部に対応する。これに対応して、スペース59の深さHは構造部15´の上縁部(もしそれがあれば)から切断歯13の切断刃24までの(垂直)距離である。
連続切断歯13を理由として、即ち中間リンク部を使用しないため、切断歯の切断深さHは切断歯13それ自体によって維持できる。小さい食い込み角度もこれに役立つ。このため、ソーチェーン10の構成が簡略化し、その保守に貢献する(例えば、深さ調節歯の高さを調節する必要はない)。
図7を参照して説明する。図示のように、切断歯13の前に次の切断歯の後縁部に対する間隔の70〜130%として研削手段のために空隙を設ける。図7において、ソーチェーンは、常時次の切断歯を動作状態に置く好適なパルス供給手段(図示省略)を有する研削装置のフランジ11´内にある。ここで研削ディスクは角度が37度であり、その厚さはその間隔の80%である。このように従来よりも大きな研削機を使用できる。
本発明のソーチェーン10のパイロット段階試験において、ソーチェーン10のポストテンショニングの必要性が従来公知のソーチェーン10´よりも明らかに少ないという意味のある作用効果が確認された。このように、同じソーチェーン10を使用して一日中クリアリングを実施でき、ソーチェーン10のポストテンショニングは必要ない。これは本発明ソーチェーンの小さな応力、均一な負荷、より均一な案内棒の摩耗、および(公知ソーチェーン10´で問題になっている)小さな振動の結果である。このため、ソーチェーン10は伐採ヘッドにおいて良好に動作し、自動的なチェーンテンショナを使用する必要がない。チェーンテンショナの場合、伐採ヘッドの全価格のかなりの部分、数千ユーロを占めるため、伐採ヘッドに投資するさいにかなりの節約を実現できる。
さらに、パイロット段階試験では、ソーチェーン10がソーカット(saw cut)は公知技術と比較してより平滑な表面をもつことが確認された。これは、例えば、切断面に設けた着色マーキングにポジティブな影響を与える。表面が平滑であるため、材木へ接着性が向上し、より鮮明になり見やすさが向上する。
その上、チェーン弾丸現象の効果について、運転操作者の視点から調べた。同現象は付近にいる人々にとって脅威である。本発明を使用することによって作業機周囲の危険な領域が減少できる。
本発明の使用をKone Ketonen Oyを製造元とする伐木装置において試みた。チェーンはUittokalusto Oy(FI)を販売元とする“STIHL(登録商標)Moto Chain”チェーン(溝幅1.6mmおよび2.0mm)から製造した。このSTIHL(登録商標)チェーンを各構成部品に解体した後、再び組み立てたが、歯付きリンク21間に中間リンクを使用しなかった。一部の試験では、歯付きリンクから調節歯を取り外した。これはきわめて有利に働いたことが判った。本発明のソーチェーン10は、説明してきた実施態様だけでなく、手動工具を除くその他のすべてのソーチェーンを使用する用途に、付加的な中間リンクを切断リンク間に使用しない状態で適用できる。
以上の説明および添付図面は本発明装置および方法を例示することのみを対象とするもので、本発明は上記の実施態様や特許請求の範囲に記載された態様に限定されない。特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で可能な多数の異なる態様や応用は当業者にとっては自明と考えられる。
10、10´:ソーチェーン
11:回転案内棒、案内棒、切断ディスク、切断フランジ
11´:フランジ
12:駆動リンク
13:切断歯
14:中間リンク
15:調節歯
15´:深さ調節歯、構造部
16:駆動輪
16、17:スプロケット
18:立木、樹木
18´:枝
19:リベット
19´:コネクター素子
20:リンク
21:歯付きリンク
22:溝
23:駆動舌部
24:下部側部プレート、切断刃
25:側部プレート
26:上部角部、上部プレート
27:側部プレート
28:上部プレート
29:切断角部
30:モーター駆動機台、機台
31:多重処理機、多重処理装置(取り入れ装置)
32:クレーン
33:圧力媒体ポンプ
34:エンジン
35:作動作業ブーム、作業ブーム
36:ホース
37:運転操作席、運転席
38:風防
39:運転者
40:伐採処理装置、樹木伐採処理装置、木材処理装置
41:把持手段
42:切断装置、切断鋸
43:ブーム
44:操作部
47:送り出し装置
48:後縁部
49:車輪
50:掴み爪
51:回転装置
53:クローラートラック
54:ソーイングモーター、伐採用油圧モーター
57:サスペンション
58:ケーシング
59:スペース
60:基部
92:溝
110:ソーチェーンブランク、油圧構成
112:油圧供給管路、入力管路
114:油圧モーター、モーター
116、124、144:帰り管路
118:スロットル
120:シリンダー、油圧シリンダー、油圧作動装置、油圧操作装置
125:入力管路
126:減圧弁
128:圧力弁
131:中間管路
134:方向制御弁
138:制御管路
140:管路
142:オイルタンク、タンク
146:上端
148:下端
150:正流位置
152:直交流位置
160:比例弁
162:センサー
165:制御装置
H:高さ
Hs:切断深さ
S:回転方向
X:点

Claims (15)

  1. ソーチェーン(10)が、案内棒(11)に設けられた溝(22)内を循環するエンドレスチェーンループとして構成されるようにコネクター素子(19´)によって相互接続されたリンク部(20)を有し、これらリンク部(20)として交互配置の歯付きリンク(21)および駆動リンク(12)を有し、前記歯付きリンク(21)が前記ソーチェーン(10)の一方の側に設けられた切断刃(24)がある切断歯(13)を有し、前記ソーチェーン(10)の反対側において前記駆動リンク(12)を前記案内棒(11)の前記溝(22)内に嵌合した伐採処理装置の切断装置用ソーチェーン(10)において、
    いくつかの歯付きリンク(21)を連続配置するとともに駆動リンク(12)によって接続し、適宜使用する調節歯の高さが前記切断歯(13)の高さの0〜50%、好ましくは0〜20%である場合に、前記切断歯(13)の前に後続の歯付きリンク(21)に対して、前記切断歯(13)の高さの50〜100%の空隙があることを特徴とするソーチェーン(10)。
  2. 前記切断歯(13)の高さが前記コネクター素子(19´)間の長さ、即ち間隔寸法の40〜65%である請求項1に記載のソーチェーン。
  3. 前記切断歯(13)が、両側において相互に切断を行うように配置された連続歯付きリンク(21)である請求項1または2に記載のソーチェーン。
  4. 前記ソーチェーン(10)の幅が、前記案内棒(11)の幅よりも10〜40%、好ましくは15〜30%大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載のソーチェーン。
  5. 前記切断歯(13)の前から後続の切断歯の後縁部にかけて前記間隔寸法の70〜130%の空隙を研削手段として設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載のソーチェーン。
  6. 切断歯(13)の食い込み角度が0.5〜7度、好ましくは0.5〜6度、より好ましくは0.5〜5度である請求項1〜5のいずれか1項に記載のソーチェーン。
  7. 樹木(18)を切断するためにこれを把持する把持手段(41)、
    およびソーチェーン(10)が循環して樹木(18)を切断する溝(22)を備えた回転自在な案内棒(11)を有する切断装置(42)を有し、
    前記ソーチェーン(10)がエンドレスチェーンループを構成するようにコネクター素子(19´)によって相互に接続されたリンク部(20)を有し、
    前記リンク部(20)として前記ソーチェーン(10)の対向する側において前記案内棒(11)の前記溝(22)内に設けられた歯付きリンク(21)および駆動リンク(12)を有する伐採処理装置において、
    いくつかの歯付きリンク(21)を前記ソーチェーン(10)内に連続配置し、適宜使用する切断歯の高さが前記切断歯の高さの0〜50%、好ましくは0〜20%である場合、各切断歯の前に、次の歯付きリンク(21)に対して前記切断歯の高さの50〜100%の空隙を設定したことを特徴とする樹木伐採処理装置。
  8. 前記樹木(18)の切断時前記ソーチェーン(10)の速度を20〜35m/s、好ましくは25〜33m/sに設定する請求項7に記載の樹木伐採処理装置。
  9. 厚さが10〜25mmの風防(38)を備えた運転操作席(37)を設けた請求項7または8に記載の樹木伐採処理装置。
  10. 前記ソーチェーン(10)が請求項2〜6のいずれか1項に記載のソーチェーンである請求項7〜9のいずれか1項に記載の樹木伐採処理装置。
  11. 樹木伐採処理装置(40)の切断装置(42)用のソーチェーンをエンドレスチェーンループ(10)として形成するソーチェーンブランク(100)において、
    コネクター素子(19´)によって相互接続されたリンク部(20)を有し、
    これらリンク部(20)として駆動リンク(12)および切断歯(13)を備えた歯付きリンク(21)を有し、
    前記ソーチェーンブランク(100)の一方の側に調節歯(15)および切断刃(24)を取り付け、
    前記ソーチェーンブランク(100)から前記ソーチェーン(10)を形成し、このソーチェーンがエンドレスチェーンループとして形成され、かつ前記切断装置(42)に属する案内棒(11)に設けられた溝(22)内を駆動リンク(12)によって循環するソーチェーンブランクであって、
    いくつかの連続歯付きリンク(21)を前記ソーチェーンブランク(100)に取り付け、各歯付きリンク(21)において、前記切断歯(13)の前に次の歯付きリンク(21)に達する空隙を設けたことを特徴とするソーチェーンブランク(100)。
  12. 樹木伐採処理装置の切断動作を行う方法において、
    切断前に樹木(18)を把持し、
    回転自在な案内棒(11)内に設けられた溝(22)内を循環し、かつソーチェーン(10)がエンドレスチェーンループとして構成されるようにコネクター素子(19´)によって相互に接続されたリンク部(20)を有するソーチェーン(10)であって、
    これらリンク部(20)として、切断歯(13)を有しかつソーチェーン(10)の一方の側に調節歯(15)が存在する樹木(18)の繊維を切断する歯付きリンク(21)、および前記案内棒(11)の前記溝(22)内においてソーチェーン(10)の反対側の切断刃(24)および駆動リンク(12)を有するソーチェーン(10)で樹木(18)を切断する方法であって、
    請求項1〜6のいずれか1項のソーチェーン(10)を使用し、そして切断時に、このソーチェーン(10)を20〜35m/s、好ましくは25〜33m/sの速度で循環させることを特徴とする方法。
  13. さらに、切断時に、駆動装置(16、54)によって前記案内棒(11)の周りに前記ソーチェーン(10)を循環させ、そして被切断樹木(18)に案内棒(11)を押し付ける前記方法であって、
    1〜100msの応答時間の高速調節を使用して被切断樹木(18)に対する前記案内棒(11)の押し付けを制御し、前記ソーチェーン(10)の速度に比例する変数を測定する請求項12に記載の方法。
  14. モーター駆動機台(30)、
    この機台(30)に取り付けられ、かつ風防(38)を備えた運転操作席(37)、
    一組の作業ブーム(35)を備え、前記機台(30)に取り付けられるクレーン(32)、
    前記一組の作業ブーム(35)の端部に取り付けられる樹木伐採処理装置(40)であって、樹木(18)を切断するために、この樹木(18)を把持する把持手段(41)、および操作装置を使用して回転可能な、案内棒(11)を有するソーチェーン、およびこのソーチェーンを回転させる回転モーターを有し、前記ソーチェーン(10)を前記案内棒(11)の周りに循環させて前記樹木(18)を切断する切断装置(42)を有する樹木伐採処理装置(40)を有する多重処理機において、
    前記ソーチェーン(10)が請求項1〜7のいずれか1項のソーチェーンであり、前記切断装置(42)が前記ソーブレード(10)を速度に比例する変数を検出し、かつ前記案内棒(11)を動作させる操作装置(42)を制御する応答時間が1〜100msの高速制御装置(110、165)を有することを特徴とする多重処理機。
  15. 前記制御装置が前記モーターの回転速度を検出し、かつ前記操作装置(42)を制御する油圧接続部(110)を有する請求項14に記載の多重処理機。
JP2019510928A 2016-08-24 2017-08-24 樹木伐採処理装置の切断装置用ソーチェーン、樹木伐採処理装置、ソーチェーンブランク、および樹木伐採処理装置の切断動作方法 Pending JP2019528199A (ja)

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