本発明は、通信分野に関し、より詳細には、基準信号シーケンスのマッピング方法および構成方法と、基地局と、ユーザ機器とに関する。
社会的発展とともに、ユーザは、ワイヤレス通信技術に対してますます高い要件を有する。ワイヤレス通信では、送信レートと送信遅延とは、主要なインジケータである。サイズが固定されたデータパケットの送信中に、より短い送信持続時間は、通信システムがより多くのユーザをサポートできることまたはより多くのデータの並列送信をサポートできることを示す。さらに、ユーザエクスペリエンスの観点から、より短い遅延は、より高い送信速度、より大きいユーザ容量、およびより良いユーザエクスペリエンスを生じる。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム中で遅延を低減するために、物理的な観点から、各送信の持続時間を短縮する必要がある。たとえば、LTE送信における時間周波数リソースの基本単位は1msであり、この場合、ワイヤレス通信での送信のために1ms未満の時間周波数リソースが使用される必要がある。
従来技術では、セルごとに、復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)の基準信号シーケンスが各スロット中に生成される。異なる周波数領域帯域幅において使用される基準信号シーケンスのルートシーケンス番号は同じになる。異なるUEは、基準信号シーケンスの異なるサイクリックシフトを使用することによって送信を実行する。
1つの送信によって占有される時間領域リソースのシンボルの量が減少するとき、複数のUEが1つのシンボル上で基準信号を送る可能性がある。異なるUE間で基準信号をどのように多重化し、異なるUEがチャネル推定を実行するときに生じる相互干渉をどのように回避するのかが、緊急に解決される必要がある技術的問題である。
本発明の実施形態は、基地局によってスケジュールされた各UEの多重化ステータスに基づいて基準信号生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それによって、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善するために基準信号シーケンスのマッピング方法および構成方法と、基地局と、ユーザ機器とを提供する。
第1の態様によれば、基準信号シーケンスのマッピング方法を提供し、本方法は、UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップであって、1つのサブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、決定するステップと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成するステップと、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするステップとを含む。
第1の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第3の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのうちの1つである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第5の可能な実装形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップの特定の実装形態は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第6の可能な実装形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップの特定の実装形態は、第1の情報と少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値とに基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップである。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値または相対値である。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第8の可能な実装形態では、本方法は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップをさらに含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第9の可能な実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に1つに関して、第1の態様の第10の可能な実装形態では、本方法は、第2の情報を取得するステップであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップの特定の実装形態は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップである。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第11の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第12の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。多重化方式は、周波数分割多重化および/または符号分割多重化を含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第13の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
第2の態様に従って、処理モジュールと送信モジュールとを含むユーザ機器が提供され、処理モジュールは、ユーザ機器の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定することと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成することであって、1つのサブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することとを行うように構成され、処理モジュールは、送信モジュールを使用することによって、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするようにさらに構成される。
第2の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第3の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのうちの1つである。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第5の可能な実装形態では、処理モジュールは、第1の情報を取得することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するように構成される。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第6の可能な実装形態では、処理モジュールは、第1の情報を取得することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第1の情報と少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値とに基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値または相対値である。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するようにさらに構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第9の可能な実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第10の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の情報を取得することであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第11の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第12の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。多重化方式は、周波数分割多重化および/または符号分割多重化を含む。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第13の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
第3の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第4の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第5の態様によれば、基準信号シーケンスの構成方法が提供され、本方法は、第1の情報を生成するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第1のUEに第1の情報を送るステップとを含む。
第5の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第5の態様の第3の可能な実装形態では、本方法は、第2の情報を生成するステップであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成するステップと、第1のUEに第2の情報を送るステップとをさらに含む。
第5の態様および第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第5の態様および第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第5の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンスの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンスの多重化方式が異なる。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第5の態様の第6の可能な実装形態では、本方法は、第3の情報を生成するステップであって、第3の情報は、第2のUEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとは異なるシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第2のUEに第3の情報を送るステップとをさらに含む。
第6の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを含む基地局が提供され、処理モジュールは、
第1の情報を生成することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することを行うように構成され、送信モジュールは、第1のUEに第1の情報を送るように構成される。
第6の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第2の可能な実装形態では、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第6の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の情報を生成することであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成することを行うようにさらに構成され、送信モジュールは、第1のUEに第2の情報を送るようにさらに構成される。
第6の態様および第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第6の態様および第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第5の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンスの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンスの多重化方式が異なる。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第6の態様の第6の可能な実装形態では、処理モジュールは、第3の情報を生成することであって、第3の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、第3の情報中の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第2のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第2のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとは異なるシーケンスパラメータに対応する、生成することを行うようにさらに構成され、送信モジュールは、第2のUEに第3の情報を送るようにさらに構成される。
第7の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別の基地局が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第8の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第9の態様によれば、制御情報を送る方法であって、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップであって、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である、マッピングするステップと、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るステップとを含む方法が提供される。
第9の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。制御情報は、HARQ応答情報、CSI、またはSRのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。CSIは、RI、PMI、CQI、PTI、またはBIのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第3の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップ、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第4の可能な実装形態では、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップの特定の実装形態は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第5の可能な実装形態では、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップの特定の実装形態は、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップ、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップ、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報は、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップ
である。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第6の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ
である。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第7の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第8の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、
周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングするステップ、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングするステップ
である。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第10の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするステップである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第11の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするステップである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第12の可能な実装形態では、本方法は、制御情報を送るとき、制御情報を搬送するチャネル上でレートマッチングまたはパンクチャリングを実行するステップをさらに含む。
第10の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを含むユーザ機器が提供され、
処理モジュールは、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングすることであって、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である、マッピングすることを行うように構成され、送信モジュールは、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るように構成される。
第10の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。制御情報は、HARQ応答情報、CSI、またはSRのうちの少なくとも1つを含む。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。CSIは、RI、PMI、CQI、PTI、またはBIのうちの少なくとも1つを含む。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールは、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングすること、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第4の可能な実装形態では、処理モジュールは、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第5の可能な実装形態では、処理モジュールは、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングすることであって、
第1の制御情報は、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングすること、
を行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第6の可能な実装形態では、制御情報は、HARQ応答メッセージとRIとを含み、データチャネルリソースは、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、処理モジュールは、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングすること
を行うように特に構成される。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第7の可能な実装形態では、処理モジュールは、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、
データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングすること、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、チャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、チャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングすること
を行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第10の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングすることの特定の実装形態は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングすることである。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第11の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングすることの特定の実装形態は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングすることである。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第12の可能な実装形態では、本方法は、制御情報を送るとき、制御情報を搬送するチャネル上でレートマッチングまたはパンクチャリングを実行するステップをさらに含む。
第11の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第9の態様または第9の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第12の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第9の態様または第9の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第13の態様によれば、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法が提供され、本方法は、UEによって、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するステップであって、第1のデバイスは衛星デバイスである、検出するステップと、UEが、第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップであって、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである、取得するステップと、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するステップとを含む。
第13の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の同期ソースの構成情報が、UEに基地局によって送られるか、または第1の同期ソースの構成情報が、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。UEが、有効な衛星信号を検出しないことは、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、またはUEが衛星信号を検出しないこと、またはUEが、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いことを含む。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第3の可能な実装形態では、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出するの特定の実装形態は、以下の通りである。UEは、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質は、第2のしきい値以上である。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第4の可能な実装形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないそのとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用するステップである。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第5の可能な実装形態では、本方法は、UEの基地局に指示情報を送るステップであって、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す、送るステップをさらに含む。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第6の可能な実装形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するステップであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、UEの同期ソースとして使用されることを示す、受信するステップと、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するステップとである。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2のデバイスが基地局である。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第8の可能な実装形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するステップである。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第10の可能な実装形態では、本方法は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるステップをさらに含む。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第11の可能な実装形態では、本方法は、D2Dリンクを介してUEによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、UEによって、D2Dリンクを介して同期信号を送信するステップをさらに含む。
第14の態様によれば、処理モジュールとトランシーバモジュールとを含むユーザ機器が提供され、
処理モジュールは、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出することであって、第1のデバイスは衛星デバイスである、検出することを行うように構成され、トランシーバモジュールが、第1のデバイスの信号を受信するように構成され、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介したユーザ機器の同期ソースとして第1のデバイスを使用するようにさらに構成され、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得することであって、第2のデバイスは衛星デバイス以外のデバイスである、取得することを行うようにさらに構成され、トランシーバモジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するように構成される。
第14の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の同期ソースの構成情報は、ユーザ機器に基地局によって送られるか、または第1の同期ソースの構成情報は、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第2の可能な実装形態では、処理モジュールが、有効な衛星信号を検出しないことは、
処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、または
処理モジュールが衛星信号を検出しないこと、または
処理モジュールが、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内に処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いこと
を含む。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出することは、 処理モジュールが、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内に処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であること
を含む。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第4の可能な実装形態では、処理モジュールが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、処理モジュールが、第2のデバイスの信号を検出するとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用する。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第5の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、ユーザ機器の基地局に指示情報を送ることであって、指示情報は、ユーザ機器が有効な衛星信号を検出しないことを示す、送ることを行うようにさらに構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第6の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信することであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、ユーザ機器の同期ソースとして使用されることを示す、受信することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するように特に構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2のデバイスが基地局である。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するように特に構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の同期ソースは、ユーザ機器の基地局であるか、または別のユーザ機器である。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第10の可能な実装形態では、処理モジュールは、D2Dリンクを介したユーザ機器の通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるようにさらに構成される。
第14態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第11の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、D2Dリンクを介して処理モジュールによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、D2Dリンクを介して同期信号を送信するようにさらに構成される。
第15の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第13の態様または第13の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第16の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第13の態様または第13の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
一態様では、本発明の実施形態における基準信号シーケンスのマッピング方法および構成方法と、基地局と、ユーザ機器とによれば、UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが決定され、基準信号が、シーケンスパラメータに基づいて生成され、送られる。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEのステータスを多重化することに基づいて基準信号生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それによって、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。さらに、複数のサブ周波数領域リソースがあり、複数のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンス生成パラメータが異なるとき、UE送信機の発光ピーク比がさらに低減されることができ、送信効率が改善されることができる。
別の態様では、本発明の実施形態における制御情報の送信方法とユーザ機器とによれば、制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので制御情報を送信するための周波数領域リソースが減衰された周波数領域リソースの範囲内に入る問題を回避するように、少なくとも1つのタイプの制御情報が、周波数領域の離散の方式でチャネルリソースにマッピングされる。このようにして、追加の周波数領域のダイバーシティ利得がUCI送信中に取得され得る。
さらに別の態様では、本発明の実施形態における同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法とユーザ機器とによれば、有効な衛星信号があるとき、衛星が同期ソースとして選択され、有効な衛星信号が検出されないとき、衛星以外のデバイスが同期ソースとして選択される。このようにして、衛星信号があるのか、衛星信号がないのかにかかわらず、UEは、同期ソースに基づいて同期を実行し、それによって、ユーザ機器が長時間同期ソースを紛失するので同期が失敗する問題を回避することができる。これは、ユーザ機器の同期効率を改善する。
本発明の実施形態における技術的解決策についてより明らかに説明するために、以下に、実施形態または従来技術について説明するために必要な添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者は、依然として、創造的な取り組みなしにこれらの添付の図面から他の図面を導出し得る。
本発明の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。
本発明の別の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、4つのタイプのDMRSの多重化の概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の実施形態による、基準信号の送信方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の別の実施形態による、基準信号の送信方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスの概略図である。
本発明の実施形態による、基地局が複数のUEのための基準信号リソースを構成するシナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、制御情報を送る方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の別の実施形態による、デバイス間シナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明の実施形態による、基地局の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による、基地局の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
以下に、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら本発明の実施形態における技術的解決策について明らかに完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく一部にすぎない。創造的な取り組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
本発明における技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、GSM(Global System for Mobile Communications、モバイル通信用グローバルシステム)システム、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)システム、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access Wireless、広帯域符号分割多元接続)システム、GPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)システム、およびLTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムに適用され得る。
ユーザ機器(UE、User Equipment)は、モバイル端末(Mobile Terminal)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれることもある。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)電話、WLL(Wireless Local Loop、ワイヤレスローカルループ)局、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中の端末デバイス、または将来の発展型PLMN(Public Land Mobile Network、パブリックランドモバイルネットワーク)ネットワーク中の端末デバイスであり得る。
ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されたデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、GSM(Global System for Mobile Communications、モバイル通信用グローバルシステム)もしくはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)中のBTS(Base Transceiver Station、送受信基地局)であり得、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)中のNB(NodeB、ノードB)であり得、またはLTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)中のeNBもしくはeノードB(evolved NodeB、発展型ノードB)もしくはアクセスポイント、もしくは車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中のネットワーク側デバイス、もしくは将来の発展型PLMN(Public Land Mobile Network、パブリックランドモバイルネットワーク)ネットワーク中のネットワークデバイスであり得る。
図1は、本発明の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。図1に示されるように、基地局は、セルラーリンクを使用することによってUE1およびUE2との送信を実行する。
図2は、本発明の別の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。図1に示されるように、UE1およびUE2は、デバイス間(Device−to−Device、D2D)リンクを使用することによって送信を実行する。サイドリンク(sidelink)とも呼ばれるD2Dリンクは、2つのデバイスがサードパーティを使用せずに互いと直接通信するリンクである。デバイスは、ハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ネットワークデバイスなどであり得る。これは、本発明では限定されない。
図1および図2に示される適用例シナリオでは、UEが基準信号を送り、複数の異なるUEの基準信号が1つのシンボルで現れるとき、従来技術における方法によれば、同じ基準信号シーケンスおよび(時間領域リソースと周波数領域リソースとを含む)同じ基準信号リソースを使用するUEの基準信号間で干渉がある。
図3は、本発明の実施形態による、4つのタイプのDMRSの多重化の概略図である。図3に、7つのシンボルを含む時間周波数送信ユニット中で基準信号を多重化する場合を示す。シンボルは、シンボル0から番号付けされる。図3では、灰色のエリアは、DMRS信号リソースを表し、白いエリアはデータ信号リソースを表す。図3(a)および図3(b)は、2つのシンボルの短遅延送信リソース上でのDMRSの多重化の概略図である。図3(c)および図3(d)は、4つのシンボルの短遅延送信リソース上でのDMRSの多重化の概略図である。図3(a)では、TTI1およびTTI2中で、シンボル1(第2のシンボル)上のDMRSリソースが多重化される。図3(b)では、TTI5中で、TTI4中のシンボル0(第1のシンボル)上のDMRSが、TTI2中のDMRSとして使用される。図3(c)では、TTI7およびTTI8中で、シンボル3上のDMRSリソースが多重化される。図3(d)では、TTI9およびTTI10中で、シンボル3上のDMRSリソースが多重化される。
図3に示される実施形態では、TTI1およびTTI2は、異なるUEにそれぞれ属することを理解されたい。たとえば、TTI1は、UE1に属し、TTI2は、UE2に属する。TTI4およびTTI5と、TTI7およびTTI8と、TTI9およびTTI10とはまた、異なるUEにそれぞれ属する。
図4は、本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。図4では、UE1、UE2、UE3、およびUE4は、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1とUE2とは、サブバンド1の周波数領域リソースを共有する。UE1とUE3とは、サブバンド2の周波数領域リソースを共有する。UE1とUE3とは、サブバンド3の周波数領域リソースを共有する。
図1から図4に示されるシナリオでは、複数のUEが、1つの基準信号シンボルを共有し、同じ周波数領域リソースを使用する。これにより、異なるUEがチャネル推定を実行するときに相互干渉が生じ得る。
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態は、基準信号の送信方法と、UEと、ネットワークデバイスとを提案する。
本発明の実施形態を理解しやすいように、最初に、本発明の実施形態の説明に導入されるいくつかの要素について本明細書で説明される。
送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は、無線リンクを介した1つの送信によって占有される長さである。LTEでは、1つのTTIは1つのサブフレームであり、TTIによって占有される時間領域リソースの長さは、2つのスロット(slot)を含む1msである。本発明では、TTI長は、1msの持続時間にもはや限定されず、0.5msまたは2つ、4つ、7つ、もしくは第6の送信シンボルまたは別の量の送信シンボルであり得る。
シーケンスパラメータは、基準信号シーケンスを生成するために使用されるパラメータである。詳細には、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックスと、サイクリックシフト値と、基準信号の直交カバーコードとを含み得る。直交カバーコードが考慮されない適用例シナリオでは、1つの基準信号シーケンスは、ルートシーケンスインデックスとサイクリックシフト値とを使用することによって一意に決定され得る。直交カバーコードが考慮される必要のある適用例シナリオでは、1つの基準信号シーケンスは、ルートシーケンスインデックスと、サイクリックシフト値と、直交カバーコードとを使用することによって一意に決定される必要がある。
基準信号は、対応する基準信号シーケンスが対応する物理リソースにマッピングされた後に形成される物理信号である。1つの基準信号は、1つまたは複数の基準信号シーケンスをマッピングすることによって取得され得る。
物理リソース:本発明で言及される物理リソースは、基準信号シーケンスをマッピングすることによって取得される物理リソースであり、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソース、(異なる空間レイヤのまたは異なる物理アンテナ上のリソースを含む)空間領域リソースなどを特に含み得る。これは、本発明では限定されない。
図5は、本発明の一実施形態による基準信号送信方法のフローチャートである。図5の方法はUEによって実行される。図5の方法は以下のステップを含み得る。
510:UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する。
本発明のこの実施形態では、基準信号は、復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)であり得るか、同期のために使用される基準信号もしくはCSI(Channel State Information/Indicator、チャネル状態情報/インジケータ)測定のために使用される基準信号であり得るか、または測位のために使用される基準信号などであり得ることを理解されたい。これは、本発明では限定されない。説明しやすいように、本発明のこの実施形態では、説明は、一例としてDMRSを使用することによって提供される。
従来技術では、基準信号のために使用されるルートシーケンス番号は、基準信号の帯域幅とは無関係である。一例として復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)を使用すると、同じセルに属する異なるUEによって同じスロット中で生成されるDMRSシーケンスのために使用されるルートシーケンス番号は同一である。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、異なるサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の各々は1つのシーケンスパラメータに対応し、これらの3つのサブバンドに対応する3つのシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
シーケンスパラメータは、基準信号シーケンスを生成するために使用され、UEは、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、UEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される周波数領域リソースであることを理解されたい。たとえば、基準信号がDMRSであるとき、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。別の例では、基準信号が別のタイプの基準信号であるとき、基準信号のために使用される周波数領域リソースは、通信システムの全帯域幅中の連続する周波数領域リソースであり得るか、全帯域幅中の離散的な周波数領域リソースであり得るか、またはシグナリングによって示される周波数領域リソースであり得る。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするためにUEによって使用される周波数領域リソースであり、同じUEの異なるサブ周波数領域リソースは、異なるサブキャリアリソースを含むことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、UEは、UEの周波数領域リソースを複数の周波数領域リソースセグメントに分割し得る。分割方式はプロトコルにおいて規定され得るか、または基地局が、分割を実行するようにUEに命令し得る。本発明のこの実施形態では、サブ周波数領域リソースは、UEが周波数領域リソースを分割した後に取得される周波数領域リソースセグメントであり得るか、分割の後に取得される周波数領域リソースセグメントのサブキャリアのうちのいくつかであり得るか、または単一のサブキャリアであり得る。サブ周波数領域リソースのサブキャリアの量が1よりも大きいとき、サブ周波数領域リソースは、周波数領域において連続的であり得るか、または周波数領域において離散的であり得る。
たとえば、図4に示されているシナリオでは、UE1は、DMRSのデータ帯域幅を、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3という、3つのサブバンドに分割する。本発明のこの実施形態におけるサブ周波数領域リソースは、これらの3つのサブバンドのうちの1つ、サブバンドの奇数番号サブキャリア、サブバンドの奇数番号サブキャリアのうちのいくつか、サブバンドのサブキャリアなどであり得る。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定し得る。
UEの1つの周波数領域リソースセグメントが1つのシーケンスパラメータに対応するとき、周波数領域リソースセグメントの周波数領域リソースのうちのいくつかに対応するシーケンスパラメータは、周波数領域リソースセグメントに対応するシーケンスパラメータと同じであることを理解されたい。たとえば、図4に示されているサブバンド1は、1つのシーケンスパラメータに対応し、サブバンド1の奇数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド1に対応するシーケンスパラメータと同じである。
UEの1つの周波数領域リソースセグメントは、UEの複数のサブ周波数領域リソースを含んでよく、複数のサブ周波数領域リソースは、必ずしも1つのシーケンスパラメータに対応するとは限らないことを理解されたい。たとえば、図4に示されているサブバンド1の奇数番号サブキャリアはシーケンスパラメータに対応することがあり、サブバンド1の偶数番号サブキャリアは別のシーケンスパラメータに対応することがあり、サブバンド1の奇数番号サブキャリアおよび偶数番号サブキャリアの各々は、UEのサブ周波数領域リソースである。
UEは、複数の方式で、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得ることを理解されたい。たとえば、UEは、サブ周波数領域リソースのロケーション情報に基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得るか、基地局の命令に従って、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得るか、または基地局の命令およびサブ周波数領域リソースのロケーション情報に従って、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得る。
520:シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成する。
基準信号シーケンスは、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて生成されることがあり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの基準信号シーケンスは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて生成されることがあることを理解されたい。
たとえば、図4に示されているシナリオでは、UE1は、サブバンド1に対応する基準信号シーケンス、サブバンド2に対応する基準信号シーケンス、およびサブバンド3に対応する基準信号シーケンスを生成し得る。これらの3つの基準信号シーケンスは、サブバンドに対応するシーケンスパラメータに応じて、同じであっても異なっていてもよい。
530:少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。
特に、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスをマッピングし得る。物理リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、アンテナポートリソース、様々な空間フロー上のまたは様々な空間レイヤにおけるリソース、様々なビームリソースなどを含み得る。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて、各サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスを生成した後に、UEは、各サブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、各サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスをマッピングして、物理的信号を形成し得る。
たとえば、UEは、第1のサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の基準信号シーケンスをマッピングし、第2のサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、第2のサブ周波数領域リソースに対応する第2の基準信号シーケンスをマッピングし得る。
図4に示されているシナリオが一例として使用される。たとえば、図4に示されている実施形態では、UEは、サブバンド1に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド1に対応する基準信号シーケンスを生成することがあり、サブバンド1に対応する物理リソース(すなわち、DMRSシンボルおよびサブバンド1によって決定された時間周波数リソース)に基準信号シーケンスをマッピングし得る。同様に、UEは、サブバンド2に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド2に対応する基準信号シーケンスを生成することがあり、サブバンド2に対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングし、サブバンド3に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド3に対応する基準信号シーケンスを生成し、サブバンド3に対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングし得る。物理リソースに3つの基準信号シーケンスをマッピングすることによって形成される物理的信号が、UEの基準信号をなす。UEは、基準信号を生成した後に基準信号を送り得る。
UEによって物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする特定の実装形態では、従来技術への参照が行われ得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEの多重化ステータスに基づいて基準信号生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それにより、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
さらに、本発明のこの実施形態では、UEが複数のサブ周波数領域リソースを有し、それらの複数のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが異なるとき、UE送信機の放出ピーク比がさらに低減され得、送信効率が改善され得る。
特に、本発明のこの実施形態では、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
直交カバーコード(Orthogonal Cover Code、OCC)があるとき、基準信号シーケンスは、直交カバーコードに基づいて決定され得ることを理解されたい。OCCは、同じシンボルの異なる周波数領域リソースのために使用され得るか、または同じ周波数領域リソースの異なるシンボルのために使用され得る。OCC長さは、要件に応じて調整されることがある。たとえば、2よりも大きいかまたはそれに等しいすべての整数が実現可能である。UE1は、物理リソース上に4つのDMRS部分A、B、C、およびDを有し、UE2も、UE1の同じ物理リソース上に4つのDMRS部分A、B、C、およびDを有すると仮定される。この場合、同じ基準信号を有するUE1およびUE2の多重化を実装するために、OCCが使用され得る。
たとえば、
UE1について、基準信号生成方式は、
W10*A、W20*B、W30*C、W40*Dであり、
UE1について、基準信号生成方式は、
W11*A、W21*B、W31*C、W41*Dである。
[W10,W20,W30,W40]はUE1のOCCであり、[W10,W20,W30,W40]はUE2のOCCである。A、B、C、Dは、長さが1であるチップであり得るか、または長さがNであるシーケンスであり得、Nは正の整数である。
UE1のOCCとUE2のOCCとの間の直交性が保証されるとすれば、UE1とUE2との間の干渉のない通信は、OCCを使用することによって実装され得る。長さが2であるOCCは[1,1]または[1,−1]であり得る。長さが4であるOCCは、4*4直交行列、たとえば、[1,1,1,1]、[1,−1,1,−1]、[1,1,−1,−1]、または[1,−1,−1,1]中のいずれかの行または列であり得る。
特定のOCC長さでは、2つ以上のOCCがあり、異なるOCCは異なるインデックス値を有し得る。たとえば、長さが4であるOCCでは、4つの異なるOCCがあることがあり、対応して、4つの異なるOCCインデックス値がある。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定される。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの1つまたは複数を含むことがあり、第1のリソースインデックス値は、サブ周波数領域リソースのロケーションを表すために使用される。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンス中の少なくとも1つの生成パラメータは、第1のサブ周波数領域リソースのロケーション情報によって決定される。説明しやすいように、第1のサブ周波数領域リソースのロケーション情報を表すために第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値が使用される。第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値は、第1のサブ周波数領域リソースのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のPRBのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのタイプのインデックス値などであり得る。
第1のサブ周波数領域リソースは、図4に示されている実施形態中のサブバンド1であると仮定される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値は、サブバンド1のサブバンドインデックス値、サブバンド1の最初のPRBのインデックス値、サブバンド1の最後のPRBのインデックス値、サブバンド1の中央のいずれかのPRBのインデックス値、サブバンド1の最初のサブキャリアのインデックス値、サブバンド1の最後のサブキャリアのインデックス値、サブバンド1の中央のいずれかのサブキャリアのインデックス値などであり得る。第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのタイプのインデックス値では、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースのインデックス値は、0からM−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。
この実施形態の特定の実装形態では、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間の関係が、あらかじめ定義されていることがある。たとえば、プロトコルが、リソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間のマッピング関係のテーブルを事前に規定し得る。代替として、基地局およびUEは、事前にマッピング関係テーブルに関して同意していることがあり、UEは、リソースインデックス値に対応する基準信号シーケンス生成パラメータについてテーブルを探索し得る。この実施形態の別の特定の実装形態では、UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間の関数関係に基づく計算を通して、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを取得し得る。
以下は、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて計算される例を使用することによって説明を提供する。特に、UEの第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値がidxであると仮定される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値、ルートシーケンスインデックス、および基準信号シーケンスの直交カバーコードインデックスのうちの1つまたは複数は、idxの関数によって表され得る。
たとえば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のサイクリックシフト値cs_idxは以下の式によって表され得、
cs_idx=fcircle(idx)…………………… 式1
関数fcircle(idx)は、cs_idxとidxとの間の関数関係を表す。
特に、以下の式2から式4は、関数fcircle(idx)のいくつかの可能な実装形態を示す。
cs_idx=idx mod M…………………… 式2、
cs_idx=(idx+idx0) mod M…………………… 式3、および
cs_idx=(idx mod M+idx0) mod M…………… 式4
式2、式3、および式4において、Mは、第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスによってサポートされる最大サイクリックシフト値である。たとえば、Mは8または12であり得る。idx0の値は、あらかじめ定義されていることがある。
確かに、上記の式2から式4は例にすぎないことを理解されたい。特定の適用例では、関数fcircle(x)は、例として使用された上記の式に限定されない。
本発明のこの実施形態では、異なるサブ周波数領域リソースのために異なるサイクリックシフト値が決定され、それにより、異なるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスは、追加のシグナリング指示の必要なしに、サブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスに基づいて直接計算され得る。
別の例では、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中の直交カバーコードocc_idxは以下の式によって表され得、
occ_idx=focc(idx)…………………… 式5
関数focc(idx)は、occ_idxとidxとの間の関数関係を表す。
関数focc(idx)の特定の式が、事前に基地局およびUEによって同意され得るか、またはプロトコルにおいて規定され得る。本発明のこの実施形態では、関数の特定の実装形態は限定されない。
別の例では、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスroot_idxは以下の式によって表され得、
root_idx=froot(idx)…………………… 式6
関数froot(idx)は、root_idxとidxとの間の関数関係を表す。
ルートシーケンスインデックスは、シーケンスグループホッピングおよびシーケンスホッピングによって決定される。したがって、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスは、代替として、シーケンスグループホッピングおよびシーケンスホッピングの関数として表されることがあり、以下の式によって表され、
froot(idx)=froot(u(idx),v(idx))…………………… 式7
u(idx)は、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングを表し、v(idx)は、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスホッピングを表す。
たとえば、既存のLTEプロトコルでは、ルートシーケンスインデックスは以下の方式で定義され、
、および
、ただし
はシーケンス長である。
任意選択で、第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
既存のLTEにおけるシーケンスグループホッピングカウントuは以下のグループホッピング式によって表され得、
u=(fgh(ns)+fss) mod 30…………………… 式8
fgh(ns)は基準信号シーケンスのグループホッピングモードを表し、fssは基準信号シーケンスのシーケンスシフトモードを表す。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、シーケンスグループホッピングカウントuは以下のグループホッピング式によって表される。
u=(fgh(ns)+fss+idx) mod 30…………………… 式9
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングカウントは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
加えて、式7から、シーケンスグループホッピングカウントは、基準信号シーケンスのグループホッピングモードおよび基準信号シーケンスのシーケンスシフトモードによって決定されることがわかる。したがって、本発明のこの実施形態では、第1のリソースインデックス値に基づいてシーケンスのグループホッピングモードおよび/またはシーケンスシフトモードがさらに決定されて、シーケンスグループホッピングが決定され、最終的にルートシーケンスインデックスが決定され得る。
従来技術では、基準信号シーケンスのグループホッピングモードfgh(ns)は以下の式によって表され得、
nsはスロット番号を表し、c(8ns+i)は擬似ランダムシーケンスの表現を表す。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、基準信号シーケンスのグループホッピングモードfgh(ns)は以下のグループホッピング式によって表され得る。
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングモードは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
従来技術では、基準信号シーケンスのシーケンスシフトモード
は以下の式によって表され得、
Δssは、基地局によって示されるオフセットパラメータである。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、基準信号シーケンスのシーケンスシフトモード
は以下のグループホッピング式によって表され得る。
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングモードは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
さらに、従来技術では、
は以下の式によって表され得る。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、
は以下のグループホッピング式によって表され得る。
本発明のこの実施形態では、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて、異なるサブ周波数領域リソースのために異なるルートシーケンスインデックスが決定されて、基準信号シーケンスの使用フレキシビリティが改善され、1つの基準信号シーケンスが複数の異なるサブ周波数領域リソース中に現れる確率が低減され、基準信号シーケンスのピーク対平均値比がさらに低減され、それにより、基準信号を送信するデバイスの電力増幅器効率が改善される。
加えて、本発明のこの実施形態における方法によれば、基地局は、追加のシグナリング指示を送る必要がなく、したがって、基地局側のシグナリングオーバーヘッドがさらに低減され得る。
任意選択で、別の実施形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含むことがあり、ステップ520は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップとして特に実装されることがある。
特に、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの1つまたは複数であり得る。たとえば、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスを示すために使用されるとき、ステップ520では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスが決定され得るか、または第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値および直交カバーコードを示すために使用されるとき、ステップ520では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値および直交カバーコードが決定され得る。
第1の情報は、基地局によってUEに送られ得るか、またはあらかじめ定義され得る、たとえば、プロトコルにおいて事前に規定され得ることを理解されたい。
第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値であり得るかまたは相対値であり得ることを理解されたい。
説明は、図3に示されているシナリオ中のUE1の例を参照しながら、一例としてサイクリックシフト値を使用することによって提供される。
たとえば、基地局は、UE1に第1の情報を送ることがあり、第1の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を示し得る。別の例では、基地局は、UE1に第1の情報を送ることがあり、第1の情報は、サブバンド1に対応するサイクリックシフト値、サブバンド2に対応するサイクリックシフト値とサブバンド1に対応するサイクリックシフト値との間の差、およびサブバンド3に対応するサイクリックシフト値とサブバンド1に対応するサイクリックシフト値との間の差を含み得る。別の例では、基地局は、UE1に第1の情報を送り、第1の情報中のサブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の指示情報順序を使用することによって、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を暗黙的に示し得る。UE1は、第1の情報に基づいて、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を決定し得る。
別の例では、UEは、代替として、あらかじめ定義された方式でサイクリックシフト値を決定し得る。たとえば、UEのサイクリックシフト値は、UEの識別子に基づいて決定され得る。ここでのUEの識別子は、UEのRNTI(無線ネットワーク一時識別子、Radio Network Temporary Identifier)であり得るか、またはUEのMACアドレス中のビットの全部もしくは一部であり得る。UEのサイクリックシフト値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定される。ここでは、Mは、基準信号シーケンスのサイクリックシフトの量である。
本発明のこの実施形態では、UEのシーケンスパラメータは、基地局によって送られる指示情報に基づいて構成され、それにより、基地局は、各UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
加えて、本発明のこの実施形態における方法によれば、システムパフォーマンスは、UEのシーケンスパラメータの構成を通してさらに最適化され得る。
任意選択で、さらに別の実施形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含むことがあり、ステップ520は、第1の情報および少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップとして特に実装されることがある。
特に、UEは、第1の情報によって示される第1の生成パラメータに基づいて第1の生成パラメータインジケータ値を決定し、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の生成パラメータオフセット値を決定し、第1の生成パラメータインジケータ値および第1の生成パラメータオフセット値に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の生成パラメータを決定し得る。第1の生成パラメータは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのうちの1つであり、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのいずれか1つである。第1の生成パラメータインジケータ値は、基地局によって構成され第1の生成パラメータに関係するパラメータであり、第1の生成パラメータオフセット値は、第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に関係する第1の生成パラメータの数値であることを理解されたい。
たとえば、式3および式4において、idx0は、第1の情報中に示される第1のサブ周波数領域リソースのサイクリックシフトインジケータ値であり得、idxは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値に基づいて決定されたサイクリックシフトオフセット値であり得る。UEは、idxおよびidx0に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値を決定し得る。
別の例では、基地局によってUEに送られる第1の情報は、サイクリックシフトインジケータ値cs0およびルートシーケンスインデックスインジケータ値root0を含むことがあり、cs0とroot_0の両方は、基地局によって示される生成パラメータである。UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいてサイクリックシフト値Δcs_idxおよびルートシーケンスインデックスオフセット値Δroot_idxをさらに決定し得、Δcs_idxとΔroot_idxの両方は、リソースロケーションに対応する生成パラメータである。
UEは、cs0およびΔcs_idxに基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値cs_idxを決定し得る。たとえば、cs_idxは以下の式によって表され得る。
cs_idx=(cs0+Δcs_idx) mod M…………………… 式16
UEは、root0およびΔroot_idxに基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスroot_idxを決定し得る。たとえば、root_idxは以下の式によって表され得る。
root_idx=(root0+Δroot_idx) mod N…… 式17
Δcs_idxの計算式については、式1から式4を参照されたい。Δroot_idxの計算式については、式6から式15を参照されたい。
たとえば、UE1は3つのDMRSサブバンドを有し、サブバンドのidxはそれぞれ1、2、および3であると仮定される。第1の情報は、UE1の第1のサブバンドのcs0の値が3であり、第1のサブバンドのroot0の値が7であり、Mの値が8であり、Nの値が30であることを示すと仮定される。この場合、UE1の3つのサブバンドのパラメータは以下の通りである。
cs_1=3、root_1=7、
cs_2=(cs0+Δcs_idx) mod M=(3+1) mod M=4、
root_2=(root0+Δroot_idx) mod N=(7+1) mod N=8、
cs_3=(cs0+Δcs_idx) mod M=(3+2) mod M=5、および
root_3=(root0+Δroot_idx) mod N=(7+2) mod N=9
確かに、上記の計算式は例にすぎないことを理解されたい。本発明のこの実施形態では、別の式があり得る。これは、本発明では限定されない。
本発明のこの実施形態では、生成パラメータインジケータ値は、基地局によって送られた第1の情報に基づいて取得され、サブ周波数領域リソースに対応する生成パラメータオフセット値は、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて取得されて、シーケンスパラメータが決定される。これは、ネットワーク側のエアインターフェース指示シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
確かに、UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいてシーケンスパラメータを決定すること、基地局によって送られた第1の情報に基づいてシーケンスパラメータを決定すること、またはサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値および基地局によって送られた第1の情報に基づいてシーケンスパラメータを決定することという、上記の3つの方式のうちの1つまたは複数の組合せをフレキシブルに使用することによって生成パラメータを決定し得ることを理解されたい。たとえば、特定の方式では、ルートシーケンスインデックスは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて決定されることがあり、サイクリックシフト値は、基地局によって送られた第1の情報に基づいて決定されることがあり、直交カバーコードは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値および基地局によって送られた第1の情報に基づいて決定されることがある。
加えて、UEのサブ周波数領域リソースのシーケンスパラメータを示すとき、基地局は、サブ周波数領域リソースよりも大きい周波数領域リソースについてのシーケンスパラメータを示し得る。周波数領域リソースは同じシーケンスパラメータを使用する。たとえば、基地局は、サブバンド1中でUE1のシーケンスパラメータを示し得るが、UE1は、サブバンド1の奇数番号サブキャリア上でのみ基準信号を送る。
任意選択で、第1の情報は、ユーザ機器固有(UE−Specific)メッセージおよび/またはセル固有(Cell−Specific)メッセージを使用することによって送信される。
UE固有を使用することによって第1の情報を送信することによって、基地局は、すべてのUEについて異なる基準信号シーケンス生成パラメータを構成し得、それにより、スケジューリングはよりフレキシブルになる。
セル固有を使用することによって第1の情報を送信することによって、基地局は、送られる指示シグナリングの量を部分的に低減し、それにより、ネットワーク側のシグナリングオーバーヘッドをさらに低減し得る。
UE固有とセル固有の両方を使用することによって第1の情報を送信すること、たとえば、セル固有を使用することによって基準信号シーケンスを送信し、UE固有を使用することによってサイクリックシフト値および直交カバーコードを送信することによって、基地局は、送られる指示シグナリングの量を低減し、それにより、シーケンスパラメータ構成フレキシビリティを保証しながらネットワーク側のシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。
任意選択で、図5に示されている実施形態における方法は、ステップ501:少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定する、をさらに含み得る。
時間的にステップ501とステップ510との間に直接的な連続関係はないことを理解されたい。たとえば、図4に示されている適用例シナリオでは、基地局は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3に対応するシーケンスパラメータをUE1に送り得る。加えて、基地局は、DMRSを送るために使用されるサブ周波数領域リソースに関する情報をUE1に送って、サブバンド1のすべてのサブキャリア、サブバンド2の奇数番号サブキャリア、およびサブバンド3の偶数番号サブキャリア上でDMRSを送るようにUE1に命令し得る。サブバンド2の奇数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド2に対応するシーケンスパラメータと同じであり、サブバンド3の偶数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド3に対応するシーケンスパラメータと同じである。
特に、UEは、複数の方式で少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定し得る。
この実施形態の特定の実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、あらかじめ定義されており、たとえば、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、プロトコルにおいて規定されていることがある。特に、たとえば、プロトコルは、リソース全体中のUEのサブ周波数領域リソースのロケーションが、UEの識別子に基づいて決定されることを規定し得る。ここでのUEの識別子は、UEのRNTI(無線ネットワーク一時識別子、Radio Network Temporary Identifier)であり得るか、またはUEのMACアドレス中のビットの全部もしくは一部であり得る。サブ周波数領域リソースのロケーションは、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定される。ここでは、Mは、サブ周波数領域リソースロケーションの可能な量である。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、事前構成されており、たとえば、ユーザは、UE上にサブ周波数領域リソース指示情報を事前構成し得る。
この実施形態の別の特定の実装形態では、本方法は、基地局によって送られた第2の情報を受信するステップであって、第2の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのロケーションを示すために使用される、受信するステップをさらに含むことがあり、ステップ501は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップとして特に実装され得る。
任意選択で、第2の情報は、基準信号を送るためにUEによって使用されるサブ周波数領域リソースとして連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示し得る。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、2、および3のサブバンドインデックスは、第2の情報を使用することによってUE1に送られて、サブバンド1、2、および3は、基準信号を送るための周波数領域リソースとして使用され得ることがUE1に示される。この場合、各サブバンドがサブ周波数領域リソースである。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、UEは、基準信号を送るためにUEによって使用される周波数領域リソースとして、あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールに従って、連続するサブキャリアからそのルールを満たすサブキャリアセットを選択する。この場合、連続するサブキャリアの各セグメント中のサブキャリア選択ルールを満たすサブキャリアセットは、サブ周波数領域リソースとして使用される。
あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、たとえば、連続するサブキャリア中のサブキャリアのタイプのインデックス値であり得る。特に、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、サブバンドのインデックス値は、0からm−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。加えて、サブバンド中のUEのサブキャリアのインデックス値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定され得る。
図6は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図6に示されているように、UE1はDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを占有し、UE2はDMRS帯域幅中の奇数番号サブキャリアを占有する。
図6に示されているシナリオでは、たとえば、UE1のためのあらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、偶数番号サブキャリアを占有することであり得る。基準信号を送るために使用される周波数領域リソースをDMRS帯域幅から選択するように第2の情報がUEに命令したとき、UE1は、基準信号を送るための周波数領域リソースとしてDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを選択し得る。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアリソース、およびその連続するサブキャリアリソースに対応するサブキャリア指示を示し得る。サブキャリア指示は、連続するサブキャリアリソース中で、基準信号を送るために使用されるサブキャリアを示すために使用される。
図7は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図7に示されているように、UE1は、DMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを占有し、UE2は、DMRS帯域幅中の第2から第7の奇数番号サブキャリアを占有し、UE3は、DMRS帯域幅中の第8から第11の奇数番号サブキャリアを占有する。
図7に示されているように、基地局によってUE1に送られた第2の情報は、サブバンド1の偶数番号サブキャリアを使用するようにUE1に命令し、基地局によってUE2に送られた第2の情報は、サブバンド1の第2の奇数番号サブキャリアから開始して、6つの奇数番号サブキャリアを使用するようにUE2に命令し、基地局によってUE3に送られた第2の情報は、サブバンド1の第8の奇数番号サブキャリアから開始して、4つの奇数番号サブキャリアを使用するようにUE3に命令する。
第2の情報は、連続するサブキャリアリソースの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、連続するサブキャリアリソースのすべてのセグメントに対応するサブキャリア指示は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。たとえば、第2の情報は、サブバンド1中では奇数番号サブキャリアを使用し、サブバンド2中では偶数番号サブキャリアを使用するようにUEに命令し得る。
図8は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図8に示されている実施形態のシナリオは、図6に示されている実施形態においてUE1とUE2が完全に同期されていないシナリオとして考えられ得る。たとえば、図8に示されているように、UE1とUE2が完全に同期されていないとき、DMRS送信のためのUE1およびUE2のリソース(サブキャリアまたは時間領域シンボル)は部分的に重複する。UE1およびUE2によって送られたDMRSのために使用されるシーケンスが等しい場合、基地局の受信機に干渉が引き起こされ、その結果、基地局の受信機は、これらの2つの異なるUEを区別するのに困難を有する。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって示される周波数領域リソースロケーションに基づいてサブ周波数領域リソースを決定する。これは、異なるUE間でリソースのフレキシブルなDMRS多重化を実装し、それにより、基地局のスケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特に、本発明のこの実施形態における方法によれば、UEが単一のサブバンドを使用することによってDMRSを送ったとき、単一のDMRSサブバンドを用いるUEに対する帯域幅制限が低減され得る。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含み得る。本発明では、各サブ周波数領域リソースの多重化方式は、情報の以下のタイプのうちの少なくとも1つを示すために使用される。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係、
UEと別のUEとの間に基準信号リソース多重化があるかどうか、または
UEが基準信号を使用する帯域幅中で基準信号リソースを使用する方式
任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。
たとえば、FDM多重化方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の離散的なサブキャリアを占有し、CDM多重化方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の連続するサブキャリアを占有し、FDMとCDMを組み合わせる多重化方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の離散的なサブキャリアを占有し、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが構成される。
任意選択で、別の例では、多重化方式は、同じ基準信号リソースセット中の異なるUE間に多重化関係があるかどうかを示すために使用され得る。多重化関係がある場合、リソースが多重化されたリソースセット上の送信電力基準は、UEについて異なり得る。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用されることに加えて、多重化方式は、第2の情報中の他の周波数領域リソース指示情報またはUEのあらかじめ定義されている周波数領域リソース指示情報に関して少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すためにさらに使用され得ることを理解されたい。
たとえば、図6に示されている実施形態では、第2の情報は、UE1によって使用される多重化方式がFDM方式を含むことを示し、UE1のためのあらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、偶数番号サブキャリアを占有することであり得る。この場合、UE1は、基準信号を送るための周波数領域リソースとしてDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを選択し得る。
第2の情報は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージもしくはシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)メッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得るか、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)メッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得るか、またはDCIメッセージとRRCメッセージもしくはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得ることを理解されたい。
任意選択で、一実施形態では、第2の情報は、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得る。
特定の実装形態では、基地局は、サブバンド分割方式を構成することなしに、基準信号のためにUEによって使用される周波数領域リソースに基づいてUEのための構成を実行し得る。そのような方式は、単一のUEの基準信号送信には最適であり、UEは、UEおよび隣接するUEが同じ基準信号シンボルを有するかどうかに関して心配する必要なしに、UEの基準信号送信のための周波数領域リソースがいくつのサブバンドに分割されるのか、サブバンドサイズおよびロケーション、ならびに各サブバンドに対応するシーケンスパラメータのみを知る必要がある。
特に、たとえば、基地局は、最小送信サブバンドリソースブロックグループ(Resource Block Group、RBG)を定義し、各サブバンドのサイズ、たとえば、4、6、8、または10個のRBGを定義することがある。言い換えれば、UEに割り振られる帯域幅はRBGの整数倍である必要がある。基地局は、ビットマップ方式で1つのサブバンドのRGBを示し得る。
表1は、本発明の一実施形態による、基地局によってUE1およびUE2のために構成されている別のリソース割振り指示である。
指示方式で、表1に示されているように、UE1は3つの連続するRBGを占有し、サブバンド使用は、第2の情報中で001として表される。これは、分割を通して2つのサブバンドが取得されたことを示す。具体的には、インデックス1および2をもつRGBは1つのサブバンドであり、RBG3は1つのサブバンドである。同様に、UE2のために分割を通して2つのサブバンドが取得され、RBG4はサブバンド3であり、RBG4およびRBG5はサブバンド2である。言い換えれば、第2の情報中では、インデックスが同じ指示を有するRBGは、1つのサブバンドであり、インデックスが異なる指示を有するRBGは、別のサブバンドである。
さらに、表1に示されているシナリオでは、異なる多重化方式を示すために0および1がさらに使用され得る。代替として、1は、多重化方式があることを示すために使用され、0は、多重化方式がないことを示すために使用されるなどする。
本発明のこの実施形態では、第2の情報は、DCIなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得、それにより、基地局は、より動的およびフレキシブルに基準信号のための周波数領域リソース構成を示す。このようにして、基地局は、異なるUEの実際の周波数領域リソース多重化ステータスに応じて、基準信号のためのリソース構成を示すことができる。
任意選択で、一実施形態では、第2の情報は、RRCメッセージまたはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
表2は、本発明の一実施形態による、基地局によってUE1およびUE2のために構成されているリソース割振り指示である。
表において、多重化方式1はFDMを表し、多重化方式0はCDMを表し、送信帯域幅1は占有されていることを表す。
表2に示されているように、UE1の送信帯域幅は、対応するサブバンド1、2、および3であり、多重化方式はそれぞれ0、0、および1である。言い換えれば、UE1は、サブバンド1および2ではCDMを実行し、サブバンド3ではFDMを実行する。UE2の送信帯域幅は、対応するサブバンド3および4であり、多重化方式はそれぞれ1および0である。言い換えれば、UE2は、サブバンド3ではFDMを実行し、サブバンド4ではCDMを実行する。
UE1は、サブバンド1および2においてCDMを実行し、サブバンド1および2がサブ周波数領域リソースであると決定し得る。すなわち、UE1は、サブバンド1および2を使用することによって基準信号を送る。UE2は、サブバンド4においてCDMを実行し、サブバンド4がサブ周波数領域リソースであると決定し得る。すなわち、UE2は、サブバンド4全体を使用することによって基準信号を送る。
確かに、UEの送信中に割り振られる帯域幅は、必ずしも基地局による分割を通して取得されたサブバンドの整数倍とは限らないことを理解されたい。たとえば、UE2によって占有されるサブバンド4は、代替として、サブバンド中のPRBの一部のみであり得る。たとえば、基地局は、サブバンド4の6つのPRBを使用するようにUE2に命令するためのサブキャリア指示をさらに送るが、UE2は、サブバンド中では、サブバンドについて示されているように基準信号多重化方式を依然として使用する。
たとえば、図4に示されている実施形態において、基地局によってUE1に送られる第2の情報がサブバンド1、2、および3のロケーションおよび多重化方式を含み、すべての多重化方式がCDMであると仮定される。この場合、UE1は、サブバンド1、2、および3が、DMRSを送るために使用されるサブ周波数領域リソースであると決定し得る。
サブ周波数領域リソース多重化方式がCDM方式であるとき、サブ周波数領域リソース多重化方式は第2の情報において構成されないことがあり、これはUE側での使用に影響を及ぼさないことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、第2の情報中の、多重化方式、サブバンド指示、およびサブキャリア指示などの周波数領域リソース指示情報は、RRCメッセージまたはSIBメッセージを使用することによって送られ得る。これはエアインターフェース物理レイヤシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
任意選択で、別の実施形態では、第2の情報は、DCIメッセージとRRCメッセージまたはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得る。
たとえば、基地局は、システム帯域幅または短遅延送信帯域幅がそれに分割されたサブバンドを、RRCメッセージまたはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって示す。たとえば、20MHz通信システムでは、合計100個のPRBがある。この場合、基地局は、帯域幅を10個のサブバンドに分割するように、シグナリングを使用することによってUEに命令することがあり、各サブバンドのサイズは10個のPRBである。基地局は、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって各サブバンドの多重化方式、たとえば、FDMまたはCDMをさらに示し得る。
本発明のこの実施形態では、指示情報は、静的シグナリングと組み合わせて動的シグナリングを使用することによって送られる。このようにして、特定の静的シグナリングオーバーヘッドが低減され得、動的シグナリングを使用することによって送信される指示情報が、スケジューリング要件に応じてよりフレキシブルに構成され得る。
同様に、第1の情報も、動的シグナリングDCIメッセージおよび/またはRRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
第2の情報中に示される、異なる周波数領域リソースの多重化方式は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
図9は、本発明の一実施形態による、複数のUEによってDMRS周波数領域リソースを共有することの概略図である。図9では、UE1、UE2、UE3、およびUE4が、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1およびUE2はサブバンド1の周波数領域リソースを共有する。UE1は、サブバンド2の周波数領域リソース中の奇数番号サブキャリアを使用する。UE3は、サブバンド2の周波数領域リソース中の偶数番号サブキャリアを使用する。UE1およびUE3はサブバンド3の周波数領域リソースを共有する。
図9に示されているように、基地局によってUE1に送られる第2の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3のロケーションを示し、サブバンド1およびサブバンド3の多重化方式がCDM方式であり、サブバンド2の多重化方式がFDM方式であり、サブキャリア指示情報によって示されるサブキャリアが奇数番号サブキャリアであることなどを示し得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって示される周波数領域リソースロケーションおよび多重化方式に基づいてサブ周波数領域リソースを決定して、異なるサブ周波数領域リソース上のUEの多重化方式をフレキシブルに決定し得る。これは、基地局が基準信号を受信するときに異なるUEからの干渉を低減し、スケジューリングフレキシビリティを改善し、チャネル推定パフォーマンスを改善することができる。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンス多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンス多重化方式が異なる。
第2の情報中のサブ周波数領域リソース多重化方式はCDM方式とFDM方式の両方を含み得ることを理解されたい。
図10は、本発明の一実施形態による、複数のUEによってDMRS周波数領域リソースを共有することの概略図である。図10では、UE1、UE2、UE3、およびUE4が、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1は、DMRSを送るためにサブバンド1からサブバンド3に中の奇数番号サブキャリアを使用し、UE1およびUE2は、サブバンド1の奇数番号サブキャリアを共有する。UE1は、サブバンド2の周波数領域リソース中の奇数番号サブキャリアを使用する。UE3は、サブバンド2の周波数領域リソース中の偶数番号サブキャリアを使用する。UE1およびUE3はサブバンド3の奇数番号サブキャリアを共有する。サブバンド1中でUE1によって使用される多重化方式は、FDM方式とCDM方式の両方を含む。
図10に示されているシナリオでは、UE1のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3中でUE1によって使用される多重化方式がFDM方式を含むことを示し、サブバンド1およびサブバンド3中でUE1によって使用される多重化方式がCDM方式を含むことを示し得る。同様に、UE2のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1中でUE2によって使用される多重化方式がCDM方式であることを示し得、UE3のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド3中でUE3によって使用される多重化方式がFDM方式であることを示し得、UE4のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1中でUE4によって使用される多重化方式がCDM方式であることを示し得る。UE1は、代替として、異なるUEとともにDMRS多重化を実装するために、異なるサブバンド中の異なるサブキャリアを使用してよく、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアを使用することに限定されないことを理解されたい。
図11は、本発明の別の実施形態による基準信号送信方法のフローチャートである。図11の方法は基地局によって実行される。本方法は以下のステップを含む。
1110:第1の情報を生成し、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する。
本発明のこの実施形態では、基準信号は、復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)であり得るか、同期のために使用される基準信号もしくはCSI(Channel State Information/Indicator、チャネル状態情報/インジケータ)測定のために使用される基準信号であり得るか、または測位のために使用される基準信号などであり得ることを理解されたい。これは、本発明では限定されない。説明しやすいように、本発明のこの実施形態では、説明は、一例としてDMRSを使用することによって提供される。
従来技術では、基準信号のために使用されるルートシーケンス番号は、基準信号の帯域幅とは無関係である。一例として復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)を使用すると、同じセルに属する異なるUEによって同じスロット中で生成されるDMRSシーケンスのために使用されるルートシーケンス番号は同一である。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、異なるサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の各々は1つのシーケンスパラメータに対応し、これらの3つのサブバンドに対応する3つのシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、UEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される周波数領域リソースであることを理解されたい。たとえば、基準信号がDMRSであるとき、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
1120:第1のUEに第1の情報を送る。
本発明のこの実施形態では、基地局は、基準信号を送るために使用される各サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータの指示情報をUEのために構成し、それにより、基地局は、UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
加えて、本発明のこの実施形態では、システムパフォーマンスは、UEのシーケンスパラメータの構成を通してさらに最適化され得る。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを直接決定するために第1のUEによって使用され得る。
代替として、任意選択で、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのインジケータ値を決定し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのオフセット値に関して、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するために、第1のUEによって使用され得る。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのオフセット値は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて第1のUEによって決定される。
任意選択で、第1の情報も、動的シグナリングDCIメッセージおよび/またはRRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
本発明のこの実施形態では、基地局によって第1のUEに送られる第1の情報の特定の実装形態について、図5に示されている実施形態においてUEによって受信される第1の情報への参照が行われてよく、詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図12は、本発明の一実施形態によるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスの概略図である。図12(a)に示されているように、UE1およびUE2は、同じサブ周波数領域リソースを占有し、UE1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス1は、UE2のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。図12(b)に示されているように、UE2によって占有されるサブ周波数領域リソースは、UE1によって占有されるサブ周波数領域リソースの第1の部分であり、UE1によって占有されるサブ周波数領域リソースの第1の部分に対応する基準信号シーケンスインデックス1は、UE2によって占有されるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。異なる基準信号シーケンスは異なるシーケンスパラメータを示すことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、基地局は、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために異なるシーケンスパラメータを構成して、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために異なる基準信号シーケンスを構成する。これは、異なる帯域幅を用いるUEがCDM方式で同じ時間周波数リソースを多重化するときの基準信号パフォーマンスを保証し、それにより、複数のユーザ間で1つの時間周波数リソースの共有すること、およびスペクトル効率を改善することを実装する。
図13は、本発明の一実施形態による、基地局が複数のUEのために基準信号リソースを構成するシナリオの概略図である。図13に示されているシナリオでは、基地局は、複数のUEのために基準信号リソースを構成する必要がある。異なるUEの異なるサブ周波数領域リソースのための異なるシーケンスパラメータを構成することに加えて、基地局は、異なるUEのための異なるサブ周波数領域リソースをさらに構成し得る。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、第2の情報を生成するステップであって、第2の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成するステップと、第1のUEに第2の情報を送るステップとをさらに含み得る。
任意選択で、第2の情報は、基準信号を送るためにUEによって使用されるサブ周波数領域リソースとして連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示し得る。
たとえば、表1に示されている実施形態では、基地局によってUE1に送られる第2の情報において、001は、基地局がUE1のために2つのサブバンドを構成すること、すなわち、インデックス1および2をもつRGBが、1つのサブバンドであり、RBG3が、1つのサブバンドであることを示すために使用される。ここでの1つのサブバンドは、本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースである。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、UEは、基準信号を送るためにUEによって使用される周波数領域リソースとして、あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールに従って、連続するサブキャリアからそのルールを満たすサブキャリアセットを選択する。この場合、連続するサブキャリアの各セグメント中のサブキャリア選択ルールを満たすサブキャリアセットは、サブ周波数領域リソースとして使用される。
あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、たとえば、連続するサブキャリア中のサブキャリアのタイプのインデックス値であり得る。特に、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、サブバンドのインデックス値は、0からm−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。加えて、サブバンド中のUEのサブキャリアのインデックス値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定され得る。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアリソース、およびその連続するサブキャリアリソースに対応するサブキャリア指示を示し得る。サブキャリア指示は、連続するサブキャリアリソース中で、基準信号を送るために使用されるサブキャリアを示すために使用される。
第2の情報は、連続するサブキャリアリソースの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、連続するサブキャリアリソースのすべてのセグメントに対応するサブキャリア指示は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、基地局は、第2の情報を使用することによってUEのサブ周波数領域リソースを示す。これは、異なるUE間でリソースのフレキシブルなDMRS多重化を実装し、それにより、基地局のスケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特に、本発明のこの実施形態における方法によれば、UEが単一のサブバンドを使用することによってDMRSを送ったとき、単一のDMRSサブバンドを用いるUEに対する帯域幅制限が低減され得る。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含み得る。各サブ周波数領域リソースの多重化方式は、サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用される。
任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、図10に示されている実施形態では、サブバンド1およびサブバンド3のために基地局によって構成される多重化方式は、周波数分割多重化および符号分割多重化を含むことがあり、サブバンド2のために基地局によって構成される多重化方式は、周波数分割多重化を含むことがある。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用されることに加えて、多重化方式は、第2の情報中の他の周波数領域リソース指示情報またはUEのあらかじめ定義されている周波数領域リソース指示情報に関して少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すためにさらに使用され得ることを理解されたい。
第2の情報は、RRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得るか、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得るか、またはDCIメッセージとRRCメッセージもしくはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得ることを理解されたい。
基地局によって送られる第2の情報の特定の例については、図5に示されている実施形態におけるUE側の関係する内容を参照されたい。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
本発明のこの実施形態では、複数のUEは、1つの周波数領域リソースを多重化することがあり、基地局は、同じ周波数領域リソース上で複数のUEのために異なるシーケンスパラメータを構成することがあることを理解されたい。
任意選択で、本方法は、第3の情報を生成するステップであって、第3の情報が、第2のUEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースが、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとが異なるシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第3の情報を送るステップとをさらに含み得る。
たとえば、図12(b)に示されているシナリオでは、UE1のために基地局によって構成される第1の情報は、第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスがインデックス1であることを示し、UE2のために基地局によって構成される第3の情報は、第2のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスがインデックス2であることを示す。第2のサブ周波数領域リソースは、第1のサブ周波数領域リソースのサブキャリアの一部である。しかしながら、UE1のために基地局によって構成される基準信号シーケンスインデックス1は、UE2のために基地局によって構成される基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。
確かに、基地局は、代替として、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために同じシーケンスパラメータを構成し得ることを理解されたい。
従来技術では、制御情報は、周波数領域の連続の方式で、その制御情報を搬送しスロットまたはサブフレーム全体が位置するデータチャネルにマッピングされる。送信遅延が短縮され、時間領域において占有される送信時間が低減された場合、(たとえば、5Gにおける高周波数シナリオでは)周波数領域中のコヒーレント帯域幅が増加するか、または(たとえば、低周波数シナリオでは)周波数領域リソースが増加する。その結果、従来技術の制御情報送信では、周波数領域における選択性フェージングによって生成される周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得ない。
本発明の実施形態は、周波数領域における選択性フェージングによって生成される周波数領域ダイバーシティ利得が制御情報送信において取得され得ないという問題を解決するための、制御情報送信方法および装置を提案する。
図14は、本発明の一実施形態による制御情報送信方法のフローチャートである。図14の方法は基地局によって実行され、本方法は以下のステップを含み得る。
1410:周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングし、各データチャネルリソースが、時間領域中で1ms未満である。
本発明のこの実施形態における制御情報はアップリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)であり得ることを理解されたい。任意選択で、制御情報は、
ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)の応答情報、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)、またはスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)
のうちの少なくとも1つを含む。
さらに、チャネル状態情報CSIは、
ランクインジケータ(Rank Indicator、RI)、プリコーディング行列インジケータ(Precoding Matrix Indicator、PMI)、チャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator、CQI)、プリコーディングタイプインジケータ(Precoding Type Indicator、PTI)、またはビーム指示情報(Beaming indicator/indication、BI)
のうちの少なくとも1つを含む。
1420:データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送る。
制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので、制御情報を送信するための周波数領域リソースが、減衰した周波数領域リソースの範囲内に入るという問題を回避するために、本発明のこの実施形態では、制御情報の少なくとも1つのタイプは、周波数領域の離散の方式でデータチャネルリソースにマッピングされる。このようにして、UCI送信中に追加の周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得る。
遅延が短縮された送信の適用例シナリオでは、時間領域において占有されるシンボルの量が減少し、したがって、周波数領域において割り振られるリソースが明確に増加する。たとえば、2つのシンボルが使用される短遅延送信が、周波数領域中で6つのPRBを占有するとき、送信の帯域幅は1.08MHzである。6GHz未満の周波数および1.08MHzの帯域幅では、周波数領域の一部において選択性フェージング特性がある。したがって、帯域幅において離散的な送信が実行されたとき、周波数ダイバーシティ利得が取得され得る。
別の例では、ミリメートル波高周波数シナリオにおいて、コヒーレント帯域幅が著しく増加し、5Gにおいて提案されているチャネル帯域幅も約100MHzまで増加される。そのような大きいチャネル帯域幅では、コヒーレント帯域幅はより高くなり、UCIの連続送信がパフォーマンス劣化につながり、より大きい周波数選択性ダイバーシティ利得が、周波数領域の離散的な送信においても取得され得る。
任意選択で、一実施形態では、ステップ1410は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、ステップ1410は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
たとえば、短遅延送信中に、2シンボルTTIの予想される最小帯域幅は1.08MHzである。この場合、周波数選択性利得は、2つの側上に制御情報を配置することによって取得され得る。
さらに、少なくとも1つのタイプの制御情報が異なる部分に分割され、異なる部分が、データチャネルによって占有される帯域幅の2つの側にそれぞれマッピングされるとき、制御情報は、低周波数から高周波数におよび高周波数から低周波数に、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側上にそれぞれマッピングされる。制御情報のサイズが不確定であるとき、本発明のこの実施形態における配置解決策によれば、制御情報のすべてが、2つの側上に完全に配置され得る。
図15は、本発明の一実施形態による制御情報マッピング方式である。図15(a)は、1つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応し、図15(b)は、2つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応する。たとえば、図15(a)において、基地局は、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間に、肯定応答(Acknowledgement、ACK)/否定応答(Negative Acknowledgement、NACK)をマッピングし、次いで、同じ方式でRIを連続的にマッピングし、次いで、ACK/NACIKおよびRI以外の部分にCQI/PMIをマッピングし、最終的に、非UCIエリアにアップリンクデータsPUSCHをマッピングし得る。別の例では、図15(b)において、ACK/NACKは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、DMRSにより近いシンボル、すなわち、左側のシンボルに優先的にマッピングされる。次いで、RIは、同じ方式で同じシンボルに連続的にマッピングされる。次いで、CQI/PMIは、ACK/NACIKおよびRI以外の部分にマッピングされる。最終的に、アップリンクデータsPUSCHが非UCIエリアにマッピングされる。確かに、上記のマッピング順序は説明しやすくするためのものにすぎず、実際のマッピングプロセスでは、マッピングは特定の順序で実行されないことを理解されたい。
図16は、本発明の一実施形態による制御情報マッピング方式である。図16は、1つのスロットが使用される送信シナリオに対応する。図16に示されているように、UCIは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、ACK/NACIKおよびRIは、スロットのシンボル2およびシンボル4にマッピングされ(シンボルは0から番号を付けられている)、CQI/PMIは、シンボル0、1、2、4、5、および6にマッピングされる。図16では、ACK/NACKは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、DMRSにより近いシンボル、すなわち、左側のシンボルに優先的にマッピングされる。次いで、RIは、同じ方式で同じシンボルに連続的にマッピングされる。次いで、CQI/PMIは、ACK/NACIKおよびRI以外の部分にマッピングされる。最終的に、アップリンクデータsPUSCHが非UCIエリアにマッピングされる。
本発明のこの実施形態では、ACK/NACKおよびRIの優先度がより高く、したがって、ACK/NACKおよびRIが、DMRSシンボルの2つの側および帯域幅の2つの側にマッピングされたとき、周波数選択性利得が取得され得るだけでなく、制御情報のより良いチャネル推定パフォーマンスも達成され得る。これは、ACK/NACKおよびRIが最適な復調パフォーマンスを取得することを保証することができ、それにより、重要な制御情報のフィードバック精度が改善され、通信品質が改善される。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、ステップ1410は、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、ステップ1410は、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、ステップ1410は、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、チャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、チャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
一例としてHARQ応答メッセージおよびRIを使用すると、少なくとも1つのタイプの制御情報がHARQ応答メッセージおよびRIを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、ステップ1410は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ
として特に実装され得る。
本発明のこの実施形態では、サブバンドは、シグナリングによって構成され得るか、またはあらかじめ定義されているUCI送信チャネルがそれに分割された帯域幅の部分であり得ることを理解されたい。サブバンド分割は、一様であっても一様でなくてもよい。これは、本発明では限定されない。
図17は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図17(a)は、1つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応し、図17(b)は、2つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応する。
図17(a)では、UEは、4つのサブバンドに分割されたデータ帯域幅中で制御情報を送信する。図17(a)に示されているように、UEは、サブバンド0およびサブバンド2の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにHARQ応答メッセージ(ACK/NACK)をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにRIをマッピングし得る。
図17(b)では、UEがデータを送信する帯域幅は、4つのサブバンドに分割される。UEは、サブバンド0の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにおよびサブバンド3の高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにACK/NACKをさらにマッピングし、サブバンド1の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにおよびサブバンド2の高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにRIをマッピングし得る。
加えて、図17に示されている実施形態では、CQIおよびPMIは、ACK/NACK以外のエリアにマッピングされることがあり、データは、UCI以外のエリアにマッピングされる。
本発明のこの実施形態では、異なる制御情報は異なるサブバンド中で別々に送信され、したがって、異なる制御情報は、互いに干渉せず、基地局の受信機によってより容易に受信される。加えて、異なる制御情報が異なるサブバンド中で送信されたとき、制御情報送信の周波数選択性利得が最大化され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、複数の第1部分のリソースの各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、複数の第1部分のリソースが、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中にあり、第1の制御情報をマッピングするために使用されるリソースである、マッピングするステップと、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、複数の第2部分のリソースの各々中の第2の制御情報をマッピングするステップであって、複数の第2部分のリソースが、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中にあり、第2の制御情報をマッピングするために使用されるリソースである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
本発明のこの実施形態では、すべての制御情報が、同じ深くフェードしたサブキャリア上にあるという問題を回避するために、制御情報中のK個のタイプの制御情報は、帯域幅中の異なる部分にそれぞれマッピングされる。このようにして、すべての制御情報の少なくとも部分は正しく送信され得る。
任意選択で、一実施形態では、ステップ1410は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。
図18は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図19は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。
図18および図19に示されているように、図15から図17に示されている実施形態に基づいて、UEは、複数のシンボルに制御情報をさらにマッピングし得る。特に、図18および図19に示されている実施形態では、UEは、1つのスロットのシンボル2およびシンボル4にRIおよびACK/NACKをマッピングし得る。
本発明のこの実施形態では、上記の方法は、異なる長さのTTIのために使用され得る。これは、本発明の方法の適用範囲を拡張する。
さらに、ステップ1410は、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。たとえば、第1の制御情報は、時間領域中の第1のシンボル上のならびに周波数領域中の第1のサブバンドおよび第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの時間周波数リソースにマッピングされ、第1の制御情報は、時間領域中の第2のシンボル上のならびに周波数領域中の第1のサブバンドおよび第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの時間周波数リソースにマッピングされる。
図20は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図20に示されているように、時間領域において、UEは、シンボル2にACK/NACKをマッピングし、シンボル4にRIをマッピングし得る。周波数領域中のマッピングについては、図15から図17に示されている実施形態を参照されたい。
代替として、さらに、ステップ1410は、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。
図21は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図21に示されているように、UEは、クロスマッピング方式で、シンボル2およびシンボル4、ならびにサブバンド0およびサブバンド3にACK/NACKおよびRIをマッピングし得る。ACK/NACKおよびRIは、サブバンド0およびサブバンド3中で、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにおよび/または高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにマッピングされ得る。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
本発明のこの実施形態では、時間ダイバーシティおよび干渉分散効果が時間的に達成され、それにより、同じシンボル上に異なる制御情報が配置されたときに引き起こされる強い干渉が回避され得る。
チャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つであり得ることを理解されたい。
任意選択で、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、ステップ1410は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、任意選択で、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、ステップ1410は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、本方法は、制御情報を送るときにデータチャネルリソース上でレートマッチングまたはパンクチャリング演算を実行するステップをさらに含み得る。
本発明のこの実施形態では、本方法によれば、制御情報がチャネル上で送信されるとき、チャネル上のデータ送信に対する影響は可能な限り低減され得る。これは、元のチャネルの送信パフォーマンスがほとんど減少しないことを保証する。
図22は、本発明の別の実施形態によるデバイス間シナリオの概略図である。図22に示されている実施形態では、グローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)、eNB(eNB)、ロードサイドユニット(Roadside Unit、RSU)、およびユーザ機器(UE)が含まれ得る。図22に示されている通信ネットワークは、たとえば、ビークルのインターネット(Internet of Vehicles)であり得ることを理解されたい。図22では、UEは互いに通信し得る。UEは車載デバイスなどであり得る。RSUは、各UEおよび/またはeNBと通信し得る。eNBは、各UEおよび/またはRSUと通信し得る。GNSSは、図22に示されている別のネットワーク要素に測位および許可情報を提供するために使用され得る。上記のネットワーク要素デバイスのすべては互いに通信し得る。通信中に、セルラーリンク周波数スペクトルが使用され得るか、または5.9GHzの近くのインテリジェントトランスポーテーション周波数スペクトルが使用され得る。ネットワーク要素デバイス間の相互通信の技術は、LTEプロトコルに基づいて拡張され得るか、またはD2D技術に基づいて拡張され得る。
eNBは、図22に示されているシナリオにおいて任意選択であることを理解されたい。本発明のこの実施形態における適用例シナリオは、eNBによってカバーされているUEのステータスに応じて、以下の3つのタイプに分類され得る。eNBがある場合、シナリオは、ネットワークカバレージをもつシナリオであり、eNBがない場合、シナリオは、ネットワークカバレージなしのシナリオであり、UEのいくつかがネットワーク内に位置し、他のUEがネットワークカバレージ外に位置する場合、シナリオは、部分カバレージをもつシナリオである。
図22に示されている適用例シナリオにおいて、従来技術では、通常、同期および通信は、D2Dリンクを介して同期ソースとして基地局を使用することによって実行される。しかしながら、ビークル速度が比較的高いかまたは基地局が同期されていないとき、ビークル上のUEは、場合によっては同期ソースを取得することができず、その結果、通信が失敗する。さらに、基地局カバレージなしのシナリオでは、従来技術の同期パフォーマンスは比較的悪く、通信品質が保証され得ない。
図22に示されている適用例シナリオの問題を解決するために、本発明の実施形態は、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法を提供する。
図23は、本発明の一実施形態による、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法のフローチャートである。図23の方法はUEによって実行される。本発明のこの実施形態では、UEは、車載デバイスまたはモバイル端末、たとえば、モバイルフォンまたはタブレットコンピュータ(PAD)であり得ることを理解されたい。図23に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
2310:UEが、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出し、第1のデバイスが衛星デバイスである。
本発明における衛星デバイスは、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、またはGNSSの機能と同様の機能を提供することができるデバイスを含み得ることを理解されたい。GNSSは、すべての国および地域によって提供されるナビゲーション衛星システム、たとえば、中国のBeidouナビゲーション衛星システム、米国のGPS、欧州のGalileo衛星ナビゲーションシステム、およびロシアのGLONASSを含む。衛星デバイスは、代替として、GNSSの精度と同様の精度を提供することができるデバイス、たとえば、原子クロックに基づく測位および時間サービングデバイスであり得る。
任意選択で、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られる。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって送られた第1の同期ソースの構成情報に基づいてUEの同期ソースをフレキシブルに調整し得る。
代替として、第1の同期ソースの構成情報は、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第1の同期ソースの構成情報はあらかじめ定義され、たとえば、第1の同期ソースの構成情報は、プロトコルにおいて規定されていることがある。
第1の同期ソースの構成情報は事前構成され、たとえば、UEの配信時に事前構成され得るか、またはUEのユーザによって事前構成され得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、事前構成された第1の同期ソースの構成情報に基づいて同期ソースを決定する。このようにして、UEは、基地局カバレージなしのシナリオにおいて同期ソース情報を取得することができる。
特に、第1の同期ソースの構成情報は同期ソースタイプ優先度情報を含み得る。たとえば、第1の同期ソースの構成情報は、3つのタイプ同期ソース、すなわち、衛星デバイス、ネットワークカバレージ内のUE同期ソース、およびネットワークカバレージ外のUE同期ソースの優先度が、以下の通りであることを示し得る。
衛星デバイス>ネットワークカバレージ内のUE同期ソース>ネットワークカバレージ外のUE同期ソース、または
ネットワークカバレージ内のUE同期ソース>衛星デバイス>ネットワークカバレージ外のUE同期ソース
同期ソースタイプ優先度情報がUEのために構成される。このようにして、異なる優先度をもつ複数の同期ソースを同時に検出したとき、UEは、より高い同期ソースタイプ優先度をもつ同期ソースに優先的に同期され得る。
確かに、第1の同期ソースの構成情報は同期ソース優先度情報を含み得ることを理解されたい。たとえば、衛星デバイスAの優先度が最も高く、衛星デバイスBの優先度が第2にランク付けされ、基地局Cの優先度が第3にランク付けされ、RSU Dの優先度が第4にランク付けされることが規定されている。
2320:第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、UEが、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、UEが、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得し、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである。
2330:D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行する。
本発明のこの実施形態では、UEは、有効な衛星信号があるとき、同期ソースとして衛星デバイスを選択し、有効な衛星信号を検出しないとき、同期ソースとして衛星デバイス以外のデバイスを選択する。このようにして、衛星信号があるか衛星信号がないかにかかわらず、UEは同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器が同期ソースを長時間失うので同期が失敗するという問題を回避することができる。これはユーザ機器の同期効率を改善する。
ステップ2320において、UEが有効な衛星信号を検出しないということは、複数の場合を含み得ることを理解されたい。
任意選択で、一実施形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いことを含む。チャネル品質が比較的悪いとき、通信品質が保証され得ないことを理解されたい。この場合において検出された衛星信号は、有効な衛星信号として使用され得ない。したがって、第1のしきい値があらかじめ決定され得る。検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値よりも低いとき、衛星信号は無効な信号として見なされ得る。特に、第1のしきい値は、UEと衛星デバイスとの間の通信に必要とされる最低チャネル品質、または最低チャネル品質よりも大きい値に設定され得る。さらに、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いことは、プリセットされた時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値よりも低いことを含む。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEが衛星信号を検出しないことを含む。さらに、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEがプリセットされた時間内に衛星信号を検出しないことを含む。UEがプリセットされた時間内に衛星信号を検出しない場合、UEは衛星信号を検出せず、明らかに、有効な衛星信号を取得しないと考えられ得る。
周囲環境の変化のために、UEは、障害物のブロッキングにより、短い時間内に有効な衛星信号を検出せず、すぐ後に有効な衛星信号を検出し得る可能性があることを理解されたい。衛星デバイス同期ソースを失うようなそのようなシナリオが誤って検出される問題を回避するために、プリセットされた持続時間が設定され得る。UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間よりも大きいときのみ、UEは、衛星デバイス同期ソースを失い、したがって、同期ソースとして衛星デバイス以外の第2のデバイスを取得する必要があると考えられ得る。
特に、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出することは、UEが、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはUEによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であることを含む。第2のしきい値は第1のしきい値と同じであり得るか、または第1のしきい値とは異なり得る。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、UEの基地局に指示情報を送るステップであって、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す、送るステップをさらに含み得る。有効な衛星信号を検出したとき、UEは、基地局がUEのための同期ソースを構成するために、基地局に通知するように基地局に指示情報を送り得る。確かに、基地局は、指示情報に基づいてUEのための同期ソースを構成することがあるか、またはUEのための同期ソースを構成しないことがあることを理解されたい。
さらに、この実施形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップは、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するステップであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、UEの同期ソースとして使用されることを示す、受信するステップと、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するステップとを含み得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局に、有効な衛星信号が検出されないことを示す指示情報を送った後に、基地局は、UEに第2の同期ソースの構成情報を再送し得ることを理解されたい。特に、第2の同期ソースの構成情報において構成される第2の同期ソースは、基地局であり得る。
任意選択で、別の実施形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップは、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するステップを含む。任意選択で、第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
たとえば、第1の同期ソースとして使用される衛星デバイスに加えて、第1の同期ソースの構成情報は別の同期ソースをさらに含み得る。ステップ2310において説明されているように、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られ得るか、またはUEによって事前構成され得る。特に、第2の同期ソースは、UEの基地局であり得るか、UEに隣接する別のUEなどであり得る。
別の例では、UEは、最も高い優先度をもつ同期ソースとして衛星デバイスを事前構成し、2番目に高い優先度をもつ同期ソースとしてUEの基地局を事前構成し得る。この場合、UEが有効な衛星信号を検出しないとき、基地局は、同期のためにUEの第2の同期ソースとして使用される。
本発明のこの実施形態では、有効な衛星信号が検出されないとき、事前構成されているか、またはあらかじめ定義された優先度ルールに従って決定されている同期ソースが、第2の同期ソースとして選択される。このようにして、ユーザ機器は、事前構成された同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器の同期効率を改善することができる。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用するステップをさらに含み得る。
UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、UEは、UEの同期ソースとしてその同期ソースを使用し、同期を実行し得る。このようにして、同期ソースは、比較的短時間中に、および高い優先度をもつ同期ソースを選択するという原理に従って取得され得る。
さらに、第2のデバイスは、衛星デバイスの優先度よりも低くない優先度をもつ同期ソースである。特に、UEが複数の同期ソース信号を検出するとき、UEは、同期ソース優先度または同期ソースタイプ優先度に基づいて、D2Dリンクを介した同期ソースとして最も高い優先度をもつ同期ソースをさらに選択し得る。
任意選択で、本方法は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるステップをさらに含む。
たとえば、UEが、図22に示されているRSUに同期された場合、UEは、RSUに関連するリソースまたはリソースプールを使用することによって通信を実行する。対応して、UEが、図22に示されている基地局に同期された場合、UEは、基地局に関連するリソースまたはリソースプールを使用することによって通信を実行する。
本発明のこの実施形態では、UEが同期ソースに同期された後に、UEは、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わる。これは、同期ソースが異なっているUEが同じ通信リソース上で通信を実行するときに生じるタイミングオフセット問題によって引き起こされる干渉を低減することができ、したがって、同期ソースが異なっているUEが互いに有効な通信を実行し得ることを保証することができる。
任意選択で、本方法は、D2Dリンクを介してUEによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、UEによって、D2Dリンクを介して同期信号を送信するステップをさらに含み得る。
ここでの信号品質は、RSRP、RSRQ、SINR、またはRSSIのうちのいずれか1つまたは複数であり得、しきい値は、事前構成されているかもしくはあらかじめ定義されていることがあるかまたはシグナリングによって構成され得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、D2Dリンクを介した送られる同期信号は、ネットワーク中のセルにわたって異なるUE間の同期を実装するために使用され得る。代替として、ネットワーク外で、高優先度同期ソースへの同期がトリガされて、D2Dリンクを介して同期信号が送られることがあり、それにより、別のUEは適時に同期参照を取得する。第2のしきい値の限定により、不要な送信が低減され得る。これは、D2Dリンクを介した同期パフォーマンスを保証する。
本発明は、図5に示されている実施形態の方法を実行し、図5に示されている実施形態および拡張実施形態におけるUEの機能を実装するように構成されている、ユーザ機器をさらに提案する。
特に、ユーザ機器は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。ユーザ機器は、図5に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図11に示されている実施形態の方法を実行し、図11に示されている実施形態および拡張実施形態における基地局の機能を実装するように構成されている、基地局をさらに提案する。
特に、基地局は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。基地局は、図11に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図14に示されている実施形態の方法を実行し、図14に示されている実施形態および拡張実施形態における基地局の機能を実装するように構成されている、基地局をさらに提案する。
特に、基地局は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。基地局は、図14に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図23に示されている実施形態の方法を実行し、図23に示されている実施形態および拡張実施形態におけるUEの機能を実装するように構成されている、ユーザ機器をさらに提案する。
特に、ユーザ機器は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。ユーザ機器は、図23に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図5に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図11に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、さらに別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図14に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、さらに別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図23に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
図24は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2400の概略構造図である。図24に示されているように、ユーザ機器2400は、処理モジュール2402および送信モジュール2401を含み得る。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定することと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成することであって、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することとを行うように構成されている。
送信モジュール2401は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするように構成されている。
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2400は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEの多重化ステータスに基づいて基準信号生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それにより、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特定の適用例では、処理モジュール2402はプロセッサであり得、送信モジュール2401は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、ユーザ機器は、受信モジュール2403をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、基準信号は復調基準信号DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定される。
さらに、シーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングのうちの少なくとも1つは、第1のリソースインデックス値によって決定される。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2402は、第1の情報を取得するようにさらに構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、処理モジュール2402は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するように構成されている。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2402は、第1の情報を取得するようにさらに構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用され、処理モジュール2402は、第1の情報および少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するように構成されている。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400によってあらかじめ定義されているかもしくはプリセットされた情報から第1の情報を直接取得し得るか、または受信モジュール2403を使用することによって、基地局によって送られた第1の情報を受信し得ることを理解されたい。
第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値であるかまたは相対値であることを理解されたい。
任意選択で、処理モジュール2402は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するようにさらに構成されている。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2402は、第2の情報を取得するようにさらに構成されており、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用され、処理モジュール2402は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するように構成されている。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含む。任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。任意選択で、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400によってあらかじめ定義されているかもしくはプリセットされた情報から第2の情報を直接取得し得るか、または受信モジュール2403を使用することによって、基地局によって送られた第2の情報を受信し得ることを理解されたい。
ユーザ機器2400は、図5の方法をさらに実行し、図5に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図25は、本発明の一実施形態による基地局2500の概略構造図である。図25に示されているように、基地局2500は、処理モジュール2502および送信モジュール2501を含み得る。
処理モジュール2502は、第1の情報を生成するように構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する。
送信モジュール2501は、第1のUEに第1の情報を送るように構成されている。
本発明のこの実施形態では、基地局2500は、基準信号を送るために使用される各サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータの指示情報をUEのために構成し、それにより、基地局は、UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
特定の適用例では、処理モジュール2502はプロセッサであり得、送信モジュール2501は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、ユーザ機器は、受信モジュール2503をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、基準信号は復調基準信号DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、処理モジュール2502は、第2の情報を生成するようにさらに構成されており、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用され、送信モジュール2501は、第1のUEに第2の情報を送るようにさらに構成されている。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含む。さらに、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンス多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンス多重化方式が異なる。
処理モジュール2502は、第3の情報を生成するようにさらに構成されており、第3の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、第3の情報中の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第2のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第2のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとが異なるシーケンスパラメータに対応し、送信モジュール2501は、第2のUEに第3の情報を送るようにさらに構成されている。
基地局2500は、図11の方法をさらに実行し、図11に示されている実施形態における基地局の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図26は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2600の概略構造図である。図26に示されているように、ユーザ機器2600は、処理モジュール2602および送信モジュール2601を含み得る。
処理モジュール2602は、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするように構成されており、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である。
送信モジュール2601は、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るように構成されている。
制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので、制御情報を送信するための周波数領域リソースが、減衰した周波数領域リソースの範囲内に入るという問題を回避するために、本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2600は、周波数領域の離散の方式でデータチャネルリソースに制御情報の少なくとも1つのタイプをマッピングする。このようにして、UCI送信中に追加の周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得る。
特定の適用例では、処理モジュール2602はプロセッサであり得、送信モジュール2601は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、ユーザ機器は、受信モジュール2603をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、制御情報は、ハイブリッド自動再送要求HARQの応答情報、チャネル状態情報CSI、またはスケジューリング要求SRのうちの少なくとも1つを含む。さらに、CSIは、ランクインジケータRI、プリコーディング行列インジケータPMI、チャネル品質インジケータCQI、プリコーディングタイプインジケータPTI、またはビーム指示情報BIのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2602は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするか、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするように特に構成されている。
さらに、処理モジュール2602は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするように特に構成されている。
代替として、さらに、処理モジュール2602は、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングすることであって、
第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングすること、
を行うようにさらに構成されている。
さらに、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、処理モジュール2602は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答メッセージをマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングすること
を行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュール2602は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするように特に構成されている。
さらに、処理モジュール2602は、
データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングすること、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、チャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、チャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングすること
を行うように特に構成されている。
任意選択で、データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
さらに、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、処理モジュール2602は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするように特に構成されている。
任意選択で、一実施形態では、制御情報が、HARQ応答メッセージとRIとを含むとき、処理モジュール2602は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答メッセージとRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答メッセージとRIとをマッピングするように特に構成されている。
任意選択で、送信モジュール2601は、制御情報を送るときにデータチャネルリソース上でレートマッチングまたはパンクチャリング演算を実行するようにさらに構成されている。
ユーザ機器2600は、図14の方法をさらに実行し、図14に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図27は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2700の概略構造図である。図27に示されているように、ユーザ機器2700は、トランシーバモジュール2701および処理モジュール2702を含み得る。
処理モジュール2702は、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するように構成されており、第1のデバイスは衛星デバイスである。
トランシーバモジュール2701は、第1のデバイスの信号を受信するように構成されている。
処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用するようにさらに構成されている。代替として、処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するようにさらに構成されており、第2のデバイスは衛星デバイス以外のデバイスである。
トランシーバモジュール2701は、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するようにさらに構成されている。
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2700は、有効な衛星信号があるとき、同期ソースとして衛星デバイスを選択し、有効な衛星信号を検出しないとき、同期ソースとして衛星デバイス以外のデバイスを選択する。このようにして、衛星信号があるか衛星信号がないかにかかわらず、UEは同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器が同期ソースを長時間失うので同期が失敗するという問題を回避することができる。これはユーザ機器の同期効率を改善する。
特定の適用例では、処理モジュール2702はプロセッサであり得、トランシーバモジュール2701は、トランシーバを含み得るかまたは送信機および受信機を含み得ることを理解されたい。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られるか、または第1の同期ソースの構成情報は、事前構成されているかもしくはあらかじめ定義されている。
任意選択で、処理モジュール2702が有効な衛星信号を検出しないことは、
処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、または
処理モジュール2702が衛星信号を検出しないこと、または
処理モジュール2702が、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内に処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いこと
を含む。
任意選択で、処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出することは、
処理モジュール2702が、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内に処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であること
を含む。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2702が有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、処理モジュール2702が、第2のデバイスの信号を検出するとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用し得る。
任意選択で、別の実施形態では、トランシーバモジュール2701は、UEの基地局に指示情報を送るようにさらに構成されており、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す。
さらに、トランシーバモジュール2701は、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するようにさらに構成されており、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスがUEの同期ソースとして使用されることを示し、処理モジュール2702は、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するように特に構成されている。さらに、第2のデバイスは基地局である。
任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2702は、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するように特に構成されている。さらに、第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
任意選択で、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるようにさらに構成されている。
任意選択で、トランシーバモジュール2701は、D2Dリンクを介して処理モジュール2702によって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、D2Dリンクを介して同期信号を送信するようにさらに構成されている。
ユーザ機器2700は、図23の方法をさらに実行し、図23に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器2800をさらに提案する。図28は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器2800の概略構造図である。ユーザ機器2800のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ2802、メモリ2803、送信機2801、および受信機2804を含む、図28に示され得る。特定の適用例では、送信機2801および受信機2804はアンテナ2805に結合され得る。
メモリ2803は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ2803は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ2802に命令およびデータを提供する。メモリ2803は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ2802は、メモリ2803に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器2800において、プロセッサ2802は、受信機2804および送信機2801を使用することによって、
ユーザ機器2800の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップであって、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、決定するステップと、
シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成するステップと、
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図5に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ2802に適用され得るか、またはプロセッサ2802によって実装され得る。プロセッサ2802は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ2802中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ2802は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ2802は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ2803中に位置する。プロセッサ2802は、メモリ2803中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、基地局2900をさらに提案する。図29は、本発明のこの実施形態による基地局2900の概略構造図である。基地局2900のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ2902、メモリ2903、送信機2901、および受信機2904を含む、図29に示され得る。特定の適用例では、送信機2901および受信機2904はアンテナ2905に結合され得る。
メモリ2903は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ2903は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ2902に命令およびデータを提供する。メモリ2903は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ2902は、メモリ2903に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、基地局2900において、プロセッサ2902は、受信機2904および送信機2901を使用することによって、
第1の情報を生成するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、
第1のUEに第1の情報を送るステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図11に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ2902に適用され得るか、またはプロセッサ2902によって実装され得る。プロセッサ2902は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ2902中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ2902は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ2902は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ2903中に位置する。プロセッサ2902は、メモリ2903中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器3000をさらに提案する。図30は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器3000の概略構造図である。ユーザ機器3000のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ3002、メモリ3003、送信機3001、および受信機3004を含む、図30に示され得る。特定の適用例では、送信機3001および受信機3004はアンテナ3005に結合され得る。
メモリ3003は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ3003は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ3002に命令およびデータを提供する。メモリ3003は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ3002は、メモリ3003に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器3000において、プロセッサ3002は、受信機3004および送信機3001を使用することによって、
周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップであって、各データチャネルリソースが、時間領域中で1ms未満である、マッピングするステップと、
データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図14に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ3002に適用され得るか、またはプロセッサ3002によって実装され得る。プロセッサ3002は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ3002中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ3002は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ3002は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ3003中に位置する。プロセッサ3002は、メモリ3003中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器3100をさらに提案する。図31は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器3100の概略構造図である。ユーザ機器3100のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ3102、メモリ3103、送信機3101、および受信機3104を含む、図31に示され得る。特定の適用例では、送信機3101および受信機3104はアンテナ3105に結合され得る。
メモリ3103は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ3103は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ3102に命令およびデータを提供する。メモリ3103は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ3102は、メモリ3103に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器3100において、プロセッサ3102は、受信機3104および送信機3101を使用することによって、
第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するステップであって、第1のデバイスが衛星デバイスである、検出するステップと、
第1のデバイスの有効な信号が検出されるとき、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、第1のデバイスの有効な信号が検出されないとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップであって、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである、取得するステップと、
D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図23に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ3102に適用され得るか、またはプロセッサ3102によって実装され得る。プロセッサ3102は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ3102中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ3102は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ3102は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ3103中に位置する。プロセッサ3102は、メモリ3103中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の実施形態において、上記の処理のシーケンス番号は実行シーケンスを示さないことを理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装処理に対するいかなる限定ともならない。
当業者は、本明細書で開示される実施形態に関して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の適用例および設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明された機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、そのような実装は本発明の範囲を越えると考えられるべきではない。
上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作処理について、説明をわかりやすく簡潔にするために、上記の方法実施形態における対応する処理への参照が行われ得ることが当業者によって明らかに理解され得、詳細について再びここで説明されない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は、組み合わされ得るかまたは別のシステムに組み込まれ得るか、またはいくつかの特徴が無視されるかもしくは実施されないことがある。加えて、図示または説明された相互結合、直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても別個でなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの場所に位置していても、複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態において解決策の目的を達成するために、実際の要件に応じて選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに組み込まれ得るか、またはユニットの各々が物理的に単独で存在し得るか、または2つ以上のユニットが1つのユニットに組み込まれ得る。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分、もしくは技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態で説明された方法のステップの全部または一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本発明の特定の実装形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形形態または置換形態も、本発明の保護範囲内に入るものである。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。
本発明は、通信分野に関し、より詳細には、デバイス間通信、D2D通信方法およびユーザ機器に関する。
社会的発展とともに、ユーザは、ワイヤレス通信技術に対してますます高い要件を有する。ワイヤレス通信では、送信レートと送信遅延とは、主要なインジケータである。サイズが固定されたデータパケットの送信中に、より短い送信持続時間は、通信システムがより多くのユーザをサポートできることまたはより多くのデータの並列送信をサポートできることを示す。さらに、ユーザエクスペリエンスの観点から、より短い遅延は、より高い送信速度、より大きいユーザ容量、およびより良いユーザエクスペリエンスを生じる。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム中で遅延を低減するために、物理的な観点から、各送信の持続時間を短縮する必要がある。たとえば、LTE送信における時間周波数リソースの基本単位は1msであり、この場合、ワイヤレス通信での送信のために1ms未満の時間周波数リソースが使用される必要がある。
従来技術では、セルごとに、復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)の基準信号シーケンスが各スロット中に生成される。異なる周波数領域帯域幅において使用される基準信号シーケンスのルートシーケンス番号は同じになる。異なるUEは、基準信号シーケンスの異なるサイクリックシフトを使用することによって送信を実行する。
1つの送信によって占有される時間領域リソースのシンボルの量が減少するとき、複数のUEが1つのシンボル上で基準信号を送る可能性がある。異なるUE間で基準信号をどのように多重化し、異なるUEがチャネル推定を実行するときに生じる相互干渉をどのように回避するのかが、緊急に解決される必要がある技術的問題である。
本発明の実施形態は、基地局によってスケジュールされた各UEの多重化ステータスに基づいて基準信号シーケンス生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それによって、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善するために基準信号シーケンスのマッピング方法および構成方法と、基地局と、ユーザ機器とを提供する。
第1の態様によれば、基準信号シーケンスのマッピング方法を提供し、本方法は、UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップであって、1つのサブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、決定するステップと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成するステップと、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするステップとを含む。
第1の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第3の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのうちの1つである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第5の可能な実装形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップの特定の実装形態は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップである。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第6の可能な実装形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップの特定の実装形態は、第1の情報と少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値とに基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップである。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値または相対値である。
第1の態様または第1の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第8の可能な実装形態では、本方法は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップをさらに含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第9の可能な実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に1つに関して、第1の態様の第10の可能な実装形態では、本方法は、第2の情報を取得するステップであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、取得するステップをさらに含み、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップの特定の実装形態は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップである。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第11の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第12の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。多重化方式は、周波数分割多重化および/または符号分割多重化を含む。
第1の態様および第1の態様の上記の実装形態に関して、第1の態様の第13の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
第2の態様に従って、処理モジュールと送信モジュールとを含むユーザ機器が提供され、処理モジュールは、ユーザ機器の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定することと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成することであって、1つのサブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することとを行うように構成され、処理モジュールは、送信モジュールを使用することによって、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするようにさらに構成される。
第2の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第3の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのうちの1つである。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第5の可能な実装形態では、処理モジュールは、第1の情報を取得することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するように構成される。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第6の可能な実装形態では、処理モジュールは、第1の情報を取得することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第1の情報と少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値とに基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値または相対値である。
第2の態様または第2の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するようにさらに構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第9の可能な実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第10の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の情報を取得することであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、取得することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第11の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第12の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。多重化方式は、周波数分割多重化および/または符号分割多重化を含む。
第2の態様および第2の態様の上記の実装形態に関して、第2の態様の第13の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
第3の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第4の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第5の態様によれば、基準信号シーケンスの構成方法が提供され、本方法は、第1の情報を生成するステップであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第1のUEに第1の情報を送るステップとを含む。
第5の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第5の態様の第3の可能な実装形態では、本方法は、第2の情報を生成するステップであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成するステップと、第1のUEに第2の情報を送るステップとをさらに含む。
第5の態様および第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第5の態様および第5の態様の上記の実装形態に関して、第5の態様の第5の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンスの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンスの多重化方式が異なる。
第5の態様または第5の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第5の態様の第6の可能な実装形態では、本方法は、第3の情報を生成するステップであって、第3の情報は、第2のUEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとは異なるシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第2のUEに第3の情報を送るステップとをさらに含む。
第6の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを含む基地局が提供され、処理モジュールは、
第1の情報を生成することであって、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することを行うように構成され、送信モジュールは、第1のUEに第1の情報を送るように構成される。
第6の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。基準信号は、DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第2の可能な実装形態では、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第6の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の情報を生成することであって、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成することを行うようにさらに構成され、送信モジュールは、第1のUEに第2の情報を送るようにさらに構成される。
第6の態様および第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第4の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式を含む。
第6の態様および第6の態様の上記の実装形態に関して、第6の態様の第5の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンスの多重化方式が同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンスの多重化方式が異なる。
第6の態様または第6の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第6の態様の第6の可能な実装形態では、処理モジュールは、第3の情報を生成することであって、第3の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、第3の情報中の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第2のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第2のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとは異なるシーケンスパラメータに対応する、生成することを行うようにさらに構成され、送信モジュールは、第2のUEに第3の情報を送るようにさらに構成される。
第7の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別の基地局が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第8の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第9の態様によれば、制御情報を送る方法であって、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップであって、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である、マッピングするステップと、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るステップとを含む方法が提供される。
第9の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。制御情報は、HARQ応答情報、CSI、またはSRのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。CSIは、RI、PMI、CQI、PTI、またはBIのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第3の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップ、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第4の可能な実装形態では、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップの特定の実装形態は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第5の可能な実装形態では、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップの特定の実装形態は、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップ、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップ、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報は、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップ
である。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第6の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ
である。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第7の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするステップである。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第8の可能な実装形態では、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、
周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングするステップ、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングするステップ
である。
第9の態様および第9の態様の上記の実装形態に関して、第9の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第10の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするステップである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第11の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップの特定の実装形態は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするステップである。
第9の態様または第9の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第9の態様の第12の可能な実装形態では、本方法は、制御情報を送るとき、制御情報を搬送するチャネル上でレートマッチングまたはパンクチャリングを実行するステップをさらに含む。
第10の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを含むユーザ機器が提供され、
処理モジュールは、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングすることであって、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である、マッピングすることを行うように構成され、送信モジュールは、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るように構成される。
第10の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。制御情報は、HARQ応答情報、CSI、またはSRのうちの少なくとも1つを含む。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。CSIは、RI、PMI、CQI、PTI、またはBIのうちの少なくとも1つを含む。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールは、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングすること、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第4の可能な実装形態では、処理モジュールは、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第5の可能な実装形態では、処理モジュールは、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングすることであって、
第1の制御情報は、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングすること、
を行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第6の可能な実装形態では、制御情報は、HARQ応答情報とRIとを含み、データチャネルリソースは、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、処理モジュールは、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングすること
を行うように特に構成される。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第7の可能な実装形態では、処理モジュールは、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングすることを行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、
データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングすること、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングすること
を行うように特に構成される。
第10の態様および第10の態様の上記の実装形態に関して、第10の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第10の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、処理モジュールは、特に、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするように構成されている。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第11の可能な実装形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングすることの特定の実装形態は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングすることである。
第10の態様または第10の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第10の態様の第12の可能な実装形態では、送信モジュールは、制御情報を送るとき、制御情報を搬送するチャネル上でレートマッチングまたはパンクチャリングを実行するように構成されている。
第11の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第9の態様または第9の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第12の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第9の態様または第9の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
第13の態様によれば、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法が提供され、本方法は、UEによって、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するステップであって、第1のデバイスは衛星デバイスである、検出するステップと、UEが、第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップであって、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである、取得するステップと、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するステップとを含む。
第13の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の同期ソースの構成情報が、UEに基地局によって送られるか、または第1の同期ソースの構成情報が、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第2の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。UEが、有効な衛星信号を検出しないことは、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、またはUEが衛星信号を検出しないこと、またはUEが、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いことを含む。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第3の可能な実装形態では、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出する特定の実装形態は、以下の通りである。UEは、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質は、第2のしきい値以上である。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第4の可能な実装形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用するステップである。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第5の可能な実装形態では、本方法は、UEの基地局に指示情報を送るステップであって、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す、送るステップをさらに含む。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第6の可能な実装形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するステップであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、UEの同期ソースとして使用されることを示す、受信するステップと、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するステップとである。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2のデバイスが基地局である。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第8の可能な実装形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップの特定の実装形態は、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するステップである。
第13の態様および第13の態様の上記の実装形態に関して、第13の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第10の可能な実装形態では、本方法は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるステップをさらに含む。
第13の態様または第13の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第13の態様の第11の可能な実装形態では、本方法は、D2Dリンクを介してUEによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、UEによって、D2Dリンクを介して同期信号を送信するステップをさらに含む。
第14の態様によれば、処理モジュールとトランシーバモジュールとを含むユーザ機器が提供され、
処理モジュールは、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出することであって、第1のデバイスは衛星デバイスである、検出することを行うように構成され、トランシーバモジュールが、第1のデバイスの信号を受信するように構成され、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介したユーザ機器の同期ソースとして第1のデバイスを使用するようにさらに構成され、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得することであって、第2のデバイスは衛星デバイス以外のデバイスである、取得することを行うようにさらに構成され、トランシーバモジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するように構成される。
第14の態様に関して、第1の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第1の同期ソースの構成情報は、ユーザ機器に基地局によって送られるか、または第1の同期ソースの構成情報は、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第2の可能な実装形態では、処理モジュールが、有効な衛星信号を検出しないことは、
処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、または
処理モジュールが衛星信号を検出しないこと、または
処理モジュールが、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内に処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いこと
を含む。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第3の可能な実装形態では、処理モジュールが、第1のデバイスの有効な信号を検出することは、 処理モジュールが、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内に処理モジュールによって検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であること
を含む。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第4の可能な実装形態では、処理モジュールが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、処理モジュールが、第2のデバイスの信号を検出するとき、処理モジュールは、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用する。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第5の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、ユーザ機器の基地局に指示情報を送ることであって、指示情報は、ユーザ機器が有効な衛星信号を検出しないことを示す、送ることを行うようにさらに構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第6の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信することであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、ユーザ機器の同期ソースとして使用されることを示す、受信することを行うようにさらに構成され、処理モジュールは、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するように特に構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第7の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2のデバイスが基地局である。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第8の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するように特に構成される。
第14の態様および第14の態様の上記の実装形態に関して、第14の態様の第9の可能な実装形態では、特定の実装形態は、以下の通りである。第2の同期ソースは、ユーザ機器の基地局であるか、または別のユーザ機器である。
第14の態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第10の可能な実装形態では、処理モジュールは、D2Dリンクを介したユーザ機器の通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるようにさらに構成される。
第14態様または第14の態様の上記の実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第11の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、D2Dリンクを介して処理モジュールによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、D2Dリンクを介して同期信号を送信するようにさらに構成される。
第15の態様によれば、プロセッサと、送信機と、受信機とを含む別のユーザ機器が提供され、プロセッサは、送信機と受信機とを使用することによって、第13の態様または第13の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第16の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第13の態様または第13の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法を実行するために使用される命令を含む。
一態様では、本発明の実施形態における基準信号シーケンスのマッピング方法および構成方法と、基地局と、ユーザ機器とによれば、UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが決定され、基準信号が、シーケンスパラメータに基づいて生成され、送られる。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEのステータスを多重化することに基づいて基準信号シーケンス生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それによって、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。さらに、複数のサブ周波数領域リソースがあり、複数のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンス生成パラメータが異なるとき、UE送信機の発光ピーク比がさらに低減されることができ、送信効率が改善されることができる。
別の態様では、本発明の実施形態における制御情報の送信方法とユーザ機器とによれば、制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので制御情報を送信するための周波数領域リソースが減衰された周波数領域リソースの範囲内に入る問題を回避するように、少なくとも1つのタイプの制御情報が、周波数領域の離散の方式でデータチャネルリソースにマッピングされる。このようにして、追加の周波数領域のダイバーシティ利得がUCI送信中に取得され得る。
さらに別の態様では、本発明の実施形態における同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法とユーザ機器とによれば、有効な衛星信号があるとき、衛星デバイスが同期ソースとして選択され、有効な衛星信号が検出されないとき、衛星デバイス以外のデバイスが同期ソースとして選択される。このようにして、衛星信号があるのか、衛星信号がないのかにかかわらず、UEは、同期ソースに基づいて同期を実行し、それによって、ユーザ機器が長時間同期ソースを紛失するので同期が失敗する問題を回避することができる。これは、ユーザ機器の同期効率を改善する。
本発明の実施形態における技術的解決策についてより明らかに説明するために、以下に、実施形態または従来技術について説明するために必要な添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者は、依然として、創造的な取り組みなしにこれらの添付の図面から他の図面を導出し得る。
本発明の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。
本発明の別の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、4つのタイプのDMRSの多重化の概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の実施形態による、基準信号の送信方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、DMRSの周波数領域リソースの割振りの概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。
本発明の別の実施形態による、基準信号の送信方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスの概略図である。
本発明の実施形態による、基地局が複数のUEのための基準信号リソースを構成するシナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、制御情報を送る方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の実施形態による、さらに別の制御情報をマッピングする方式である。
本発明の別の実施形態による、デバイス間シナリオの概略図である。
本発明の実施形態による、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法のフローチャートである。
本発明の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明の実施形態による、基地局の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による、基地局の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
本発明のさらに別の実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
以下に、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら本発明の実施形態における技術的解決策について明らかに完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく一部にすぎない。創造的な取り組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
本発明における技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、およびロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムに適用され得る。
ユーザ機器(user equipment、UE)は、モバイル端末(mobile terminal)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれることもある。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中の端末デバイス、または将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)ネットワーク中の端末デバイスであり得る。
ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されたデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)もしくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)中の送受信基地局(base transceiver station、BTS)であり得、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)中のノードB(NodeB、NB)であり得、またはLTE中の発展型ノードB(evolved NodeB、eNBもしくはeノードB)もしくはアクセスポイント、もしくは車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中のネットワーク側デバイス、もしくは将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)ネットワーク中のネットワークデバイスであり得る。
図1は、本発明の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。図1に示されるように、基地局は、セルラーリンクを使用することによってUE1およびUE2との送信を実行する。
図2は、本発明の別の実施形態による、適用例シナリオの概略図である。図2に示されるように、UE1およびUE2は、デバイス間(device−to−device、D2D)リンクを使用することによって送信を実行する。サイドリンク(sidelink)とも呼ばれるD2Dリンクは、2つのデバイスがサードパーティを使用せずに互いと直接通信するリンクである。デバイスは、ハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ネットワークデバイスなどであり得る。これは、本発明では限定されない。
図1および図2に示される適用例シナリオでは、UEが基準信号を送り、複数の異なるUEの基準信号が1つのシンボルで現れるとき、従来技術における方法によれば、同じ基準信号シーケンスおよび(時間領域リソースと周波数領域リソースとを含む)同じ基準信号リソースを使用するUEの基準信号間で干渉がある。
図3は、本発明の実施形態による、4つのタイプのDMRSの多重化の概略図である。図3に、7つのシンボルを含む時間周波数送信ユニット中で基準信号を多重化する場合を示す。シンボルは、シンボル0から番号付けされる。図3では、灰色のエリアは、DMRS信号リソースを表し、白いエリアはデータ信号リソースを表す。図3(a)および図3(b)は、2つのシンボルの短遅延送信リソース上でのDMRSの多重化の概略図である。図3(c)および図3(d)は、4つのシンボルの短遅延送信リソース上でのDMRSの多重化の概略図である。図3(a)では、TTI1およびTTI2中で、シンボル1(第2のシンボル)上のDMRSリソースが多重化される。図3(b)では、TTI5中で、TTI4中のシンボル0(第1のシンボル)上のDMRSが、TTI5中のDMRSとして使用される。図3(c)では、TTI7およびTTI8中で、シンボル3上のDMRSリソースが多重化される。図3(d)では、TTI9およびTTI10中で、シンボル3上のDMRSリソースが多重化される。
図3に示される実施形態では、TTI1およびTTI2は、異なるUEにそれぞれ属することを理解されたい。たとえば、TTI1は、UE1に属し、TTI2は、UE2に属する。TTI4およびTTI5と、TTI7およびTTI8と、TTI9およびTTI10とはまた、異なるUEにそれぞれ属する。
図4は、本発明の実施形態による、複数のUEによってDMRSの周波数領域リソースを共有することの概略図である。図4では、UE1、UE2、UE3、およびUE4は、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1とUE2とは、サブバンド1の周波数領域リソースを共有する。UE1とUE4とは、サブバンド2の周波数領域リソースを共有する。UE1とUE3とは、サブバンド3の周波数領域リソースを共有する。
図1から図4に示されるシナリオでは、複数のUEが、1つの基準信号シンボルを共有し、同じ周波数領域リソースを使用する。これにより、異なるUEがチャネル推定を実行するときに相互干渉が生じ得る。
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態は、基準信号の送信方法と、UEと、ネットワークデバイスとを提案する。
本発明の実施形態を理解しやすいように、最初に、本発明の実施形態の説明に導入されるいくつかの要素について本明細書で説明される。
送信時間間隔(transmission time interval、TTI)は、無線リンクを介した1つの送信によって占有される長さである。LTEでは、1つのTTIは1つのサブフレームであり、TTIによって占有される時間領域リソースの長さは、2つのスロット(slot)を含む1msである。本発明では、TTI長は、1msの持続時間にもはや限定されず、0.5msまたは2つ、4つ、7つ、もしくは6つの送信シンボルまたは別の量の送信シンボルであり得る。
シーケンスパラメータは、基準信号シーケンスを生成するために使用されるパラメータである。詳細には、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックスと、サイクリックシフト値と、基準信号シーケンスの直交カバーコードとを含み得る。直交カバーコードが考慮されない適用例シナリオでは、1つの基準信号シーケンスは、ルートシーケンスインデックスとサイクリックシフト値とを使用することによって一意に決定され得る。直交カバーコードが考慮される必要のある適用例シナリオでは、1つの基準信号シーケンスは、ルートシーケンスインデックスと、サイクリックシフト値と、直交カバーコードとを使用することによって一意に決定される必要がある。
基準信号は、対応する基準信号シーケンスが対応する物理リソースにマッピングされた後に形成される物理信号である。1つの基準信号は、1つまたは複数の基準信号シーケンスをマッピングすることによって取得され得る。
物理リソース:本発明で言及される物理リソースは、基準信号シーケンスをマッピングすることによって取得される物理リソースであり、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソース、(異なる空間レイヤのまたは異なる物理アンテナ上のリソースを含む)空間領域リソースなどを特に含み得る。これは、本発明では限定されない。
図5は、本発明の一実施形態による基準信号送信方法のフローチャートである。図5の方法はUEによって実行される。図5の方法は以下のステップを含み得る。
510:UEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する。
本発明のこの実施形態では、基準信号は、復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)であり得るか、同期のために使用される基準信号もしくはチャネル状態情報/インジケータ(channel stateinformation/indicator、CSI)測定のために使用される基準信号であり得るか、または測位のために使用される基準信号などであり得ることを理解されたい。これは、本発明では限定されない。説明しやすいように、本発明のこの実施形態では、説明は、一例としてDMRSを使用することによって提供される。
従来技術では、基準信号のために使用されるルートシーケンス番号は、基準信号の帯域幅とは無関係である。一例として復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)を使用すると、同じセルに属する異なるUEによって同じスロット中で生成されるDMRSシーケンスのために使用されるルートシーケンス番号は同一である。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、異なるサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の各々は1つのシーケンスパラメータに対応し、これらの3つのサブバンドに対応する3つのシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
シーケンスパラメータは、基準信号シーケンスを生成するために使用され、UEは、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、UEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される周波数領域リソースであることを理解されたい。たとえば、基準信号がDMRSであるとき、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。別の例では、基準信号が別のタイプの基準信号であるとき、基準信号のために使用される周波数領域リソースは、通信システムの全帯域幅中の連続する周波数領域リソースであり得るか、全帯域幅中の離散的な周波数領域リソースであり得るか、またはシグナリングによって示される周波数領域リソースであり得る。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするためにUEによって使用される周波数領域リソースであり、同じUEの異なるサブ周波数領域リソースは、異なるサブキャリアリソースを含むことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、UEは、UEの周波数領域リソースを複数の周波数領域リソースセグメントに分割し得る。分割方式はプロトコルにおいて規定され得るか、または基地局が、分割を実行するようにUEに命令し得る。本発明のこの実施形態では、サブ周波数領域リソースは、UEが周波数領域リソースを分割した後に取得される周波数領域リソースセグメントであり得るか、分割の後に取得される周波数領域リソースセグメントのサブキャリアのうちのいくつかであり得るか、または単一のサブキャリアであり得る。サブ周波数領域リソースのサブキャリアの量が1よりも大きいとき、サブ周波数領域リソースは、周波数領域において連続的であり得るか、または周波数領域において離散的であり得る。
たとえば、図4に示されているシナリオでは、UE1は、DMRSのデータ帯域幅を、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3という、3つのサブバンドに分割する。本発明のこの実施形態におけるサブ周波数領域リソースは、これらの3つのサブバンドのうちの1つ、サブバンドの奇数番号サブキャリア、サブバンドの奇数番号サブキャリアのうちのいくつか、サブバンドのサブキャリアなどであり得る。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定し得る。
UEの1つの周波数領域リソースセグメントが1つのシーケンスパラメータに対応するとき、周波数領域リソースセグメントの周波数領域リソースのうちのいくつかに対応するシーケンスパラメータは、周波数領域リソースセグメントに対応するシーケンスパラメータと同じであることを理解されたい。たとえば、図4に示されているサブバンド1は、1つのシーケンスパラメータに対応し、サブバンド1の奇数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド1に対応するシーケンスパラメータと同じである。
UEの1つの周波数領域リソースセグメントは、UEの複数のサブ周波数領域リソースを含んでよく、複数のサブ周波数領域リソースは、必ずしも1つのシーケンスパラメータに対応するとは限らないことを理解されたい。たとえば、図4に示されているサブバンド1の奇数番号サブキャリアはシーケンスパラメータに対応することがあり、サブバンド1の偶数番号サブキャリアは別のシーケンスパラメータに対応することがあり、サブバンド1の奇数番号サブキャリアおよび偶数番号サブキャリアの各々は、UEのサブ周波数領域リソースである。
UEは、複数の方式で、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得ることを理解されたい。たとえば、UEは、サブ周波数領域リソースのロケーション情報に基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得るか、基地局の命令に従って、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得るか、または基地局の命令およびサブ周波数領域リソースのロケーション情報に従って、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し得る。
520:シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成する。
基準信号シーケンスは、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて生成されることがあり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの基準信号シーケンスは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて生成されることがあることを理解されたい。
たとえば、図4に示されているシナリオでは、UE1は、サブバンド1に対応する基準信号シーケンス、サブバンド2に対応する基準信号シーケンス、およびサブバンド3に対応する基準信号シーケンスを生成し得る。これらの3つの基準信号シーケンスは、サブバンドに対応するシーケンスパラメータに応じて、同じであっても異なっていてもよい。
530:少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。
特に、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスをマッピングし得る。物理リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、アンテナポートリソース、様々な空間フロー上のまたは様々な空間レイヤにおけるリソース、様々なビームリソースなどを含み得る。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータに基づいて、各サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスを生成した後に、UEは、各サブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、各サブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスをマッピングして、物理的信号を形成し得る。
たとえば、UEは、第1のサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の基準信号シーケンスをマッピングし、第2のサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに、第2のサブ周波数領域リソースに対応する第2の基準信号シーケンスをマッピングし得る。
図4に示されているシナリオが一例として使用される。たとえば、図4に示されている実施形態では、UEは、サブバンド1に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド1に対応する基準信号シーケンスを生成することがあり、サブバンド1に対応する物理リソース(すなわち、DMRSシンボルおよびサブバンド1によって決定された時間周波数リソース)に基準信号シーケンスをマッピングし得る。同様に、UEは、サブバンド2に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド2に対応する基準信号シーケンスを生成することがあり、サブバンド2に対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングし、サブバンド3に対応するシーケンスパラメータに基づいて、サブバンド3に対応する基準信号シーケンスを生成し、サブバンド3に対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングし得る。物理リソースに3つの基準信号シーケンスをマッピングすることによって形成される物理的信号が、UEの基準信号をなす。UEは、基準信号を生成した後に基準信号を送り得る。
UEによって物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする特定の実装形態では、従来技術への参照が行われ得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、UEは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEの多重化ステータスに基づいて基準信号シーケンス生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それにより、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
さらに、本発明のこの実施形態では、UEが複数のサブ周波数領域リソースを有し、それらの複数のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが異なるとき、UE送信機の放出ピーク比がさらに低減され得、送信効率が改善され得る。
特に、本発明のこの実施形態では、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
直交カバーコード(orthogonal cover code、OCC)があるとき、基準信号シーケンスは、直交カバーコードに基づいて決定され得ることを理解されたい。OCCは、同じシンボルの異なる周波数領域リソースのために使用され得るか、または同じ周波数領域リソースの異なるシンボルのために使用され得る。OCC長さは、要件に応じて調整されることがある。たとえば、2よりも大きいかまたはそれに等しいすべての整数が実現可能である。UE1は、物理リソース上に4つのDMRS部分A、B、C、およびDを有し、UE2も、UE1の同じ物理リソース上に4つのDMRS部分A、B、C、およびDを有すると仮定される。この場合、同じ基準信号を有するUE1およびUE2の多重化を実装するために、OCCが使用され得る。
たとえば、
UE1について、基準信号生成方式は、
W10*A、W20*B、W30*C、W40*Dであり、
UE2について、基準信号生成方式は、
W11*A、W21*B、W31*C、W41*Dである。
[W10,W20,W30,W40]はUE1のOCCであり、[W11,W21,W31,W41]はUE2のOCCである。A、B、C、Dは、長さが1であるチップであり得るか、または長さがNであるシーケンスであり得、Nは正の整数である。
UE1のOCCとUE2のOCCとの間の直交性が保証されるとすれば、UE1とUE2との間の干渉のない通信は、OCCを使用することによって実装され得る。長さが2であるOCCは[1,1]または[1,−1]であり得る。長さが4であるOCCは、4*4直交行列、たとえば、[1,1,1,1]、[1,−1,1,−1]、[1,1,−1,−1]、または[1,−1,−1,1]中のいずれかの行または列であり得る。
特定のOCC長さでは、2つ以上のOCCがあり、異なるOCCは異なるインデックス値を有し得る。たとえば、長さが4であるOCCでは、4つの異なるOCCがあることがあり、対応して、4つの異なるOCCインデックス値がある。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定される。シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの1つまたは複数を含むことがあり、第1のリソースインデックス値は、サブ周波数領域リソースのロケーションを表すために使用される。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンス中の少なくとも1つの生成パラメータは、第1のサブ周波数領域リソースのロケーション情報によって決定される。説明しやすいように、第1のサブ周波数領域リソースのロケーション情報を表すために第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値が使用される。第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値は、第1のサブ周波数領域リソースのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のPRBのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのインデックス値、第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのタイプのインデックス値などであり得る。
第1のサブ周波数領域リソースは、図4に示されている実施形態中のサブバンド1であると仮定される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値は、サブバンド1のサブバンドインデックス値、サブバンド1の最初のPRBのインデックス値、サブバンド1の最後のPRBのインデックス値、サブバンド1の中央のいずれかのPRBのインデックス値、サブバンド1の最初のサブキャリアのインデックス値、サブバンド1の最後のサブキャリアのインデックス値、サブバンド1の中央のいずれかのサブキャリアのインデックス値などであり得る。第1のサブ周波数領域リソース中のサブキャリアのタイプのインデックス値では、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースのインデックス値は、0からM−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。
この実施形態の特定の実装形態では、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間の関係が、あらかじめ定義されていることがある。たとえば、プロトコルが、リソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間のマッピング関係のテーブルを事前に規定し得る。代替として、基地局およびUEは、事前にマッピング関係テーブルに関して同意していることがあり、UEは、リソースインデックス値に対応する基準信号シーケンス生成パラメータについてテーブルを探索し得る。この実施形態の別の特定の実装形態では、UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値とシーケンスパラメータとの間の関数関係に基づく計算を通して、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを取得し得る。
以下は、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて計算される例を使用することによって説明を提供する。特に、UEの第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値がidxであると仮定される。この場合、第1のサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値、ルートシーケンスインデックス、および基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの1つまたは複数は、idxの関数によって表され得る。
たとえば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のサイクリックシフト値cs_idxは以下の式によって表され得、
cs_idx=fcircle(idx)…………………… 式1
関数fcircle(idx)は、cs_idxとidxとの間の関数関係を表す。
特に、以下の式2から式4は、関数fcircle(idx)のいくつかの可能な実装形態を示す。
cs_idx=idx mod M…………………… 式2、
cs_idx=(idx+idx0) mod M…………………… 式3、および
cs_idx=(idx mod M+idx0) mod M…………… 式4
式2、式3、および式4において、Mは、第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスによってサポートされる最大サイクリックシフト値である。たとえば、Mは8または12であり得る。idx0の値は、あらかじめ定義されていることがある。
確かに、上記の式2から式4は例にすぎないことを理解されたい。特定の適用例では、関数fcircle(idx)は、例として使用された上記の式に限定されない。
本発明のこの実施形態では、異なるサブ周波数領域リソースのために異なるサイクリックシフト値が決定され、それにより、異なるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスは、追加のシグナリング指示の必要なしに、サブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスに基づいて直接計算され得る。
別の例では、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中の直交カバーコードocc_idxは以下の式によって表され得、
occ_idx=focc(idx)…………………… 式5
関数focc(idx)は、occ_idxとidxとの間の関数関係を表す。
関数focc(idx)の特定の式が、事前に基地局およびUEによって同意され得るか、またはプロトコルにおいて規定され得る。本発明のこの実施形態では、関数の特定の実装形態は限定されない。
別の例では、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスroot_idxは以下の式によって表され得、
root_idx=froot(idx)…………………… 式6
関数froot(idx)は、root_idxとidxとの間の関数関係を表す。
ルートシーケンスインデックスは、シーケンスグループホッピングおよびシーケンスホッピングによって決定される。したがって、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスは、代替として、シーケンスグループホッピングおよびシーケンスホッピングの関数として表されることがあり、以下の式によって表され、
froot(idx)=froot(u(idx),v(idx))…………………… 式7
u(idx)は、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングを表し、v(idx)は、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスホッピングを表す。
たとえば、既存のLTEプロトコルでは、ルートシーケンスインデックスは以下の方式で定義され、
、および
、ただし
はシーケンス長である。
任意選択で、第1のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングは第1のリソースインデックス値によって決定され、第1のルートシーケンスインデックスは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスである。
既存のLTEにおけるシーケンスグループホッピングuは以下のグループホッピング式によって表され得、
u=(fgh(ns)+fss) mod 30…………………… 式8
fgh(ns)は基準信号シーケンスのグループホッピングモードを表し、fssは基準信号シーケンスのシーケンスシフトモードを表す。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、シーケンスグループホッピングuは以下のグループホッピング式によって表される。
u=(fgh(ns)+fss+idx) mod 30…………………… 式9
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
加えて、式7から、シーケンスグループホッピングは、基準信号シーケンスのグループホッピングモードおよび基準信号シーケンスのシーケンスシフトモードによって決定されることがわかる。したがって、本発明のこの実施形態では、第1のリソースインデックス値に基づいてシーケンスのグループホッピングモードおよび/またはシーケンスシフトモードがさらに決定されて、シーケンスグループホッピングが決定され、最終的にルートシーケンスインデックスが決定され得る。
従来技術では、基準信号シーケンスのグループホッピングモードfgh(ns)は以下の式によって表され得、
nsはスロット番号を表し、c(8ns+i)は擬似ランダムシーケンスの表現を表す。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、基準信号シーケンスのグループホッピングモードfgh(ns)は以下のグループホッピング式によって表され得る。
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングモードは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
従来技術では、基準信号シーケンスのシーケンスシフトモード
は以下の式によって表され得、
Δssは、基地局によって示されるオフセットパラメータである。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、基準信号シーケンスのシーケンスシフトモード
は以下のグループホッピング式によって表され得る。
言い換えれば、第1のサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスのシーケンスシフトモードは、第1のリソースインデックス値によって決定され得る。
さらに、従来技術では、
は以下の式によって表され得る。
本発明のこの実施形態の特定の実装形態では、
は以下のグループホッピング式によって表され得る。
本発明のこの実施形態では、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて、異なるサブ周波数領域リソースのために異なるルートシーケンスインデックスが決定されて、基準信号シーケンスの使用フレキシビリティが改善され、1つの基準信号シーケンスが複数の異なるサブ周波数領域リソース中に現れる確率が低減され、基準信号シーケンスのピーク対平均値比がさらに低減され、それにより、基準信号を送信するデバイスの電力増幅器効率が改善される。
加えて、本発明のこの実施形態における方法によれば、基地局は、追加のシグナリング指示を送る必要がなく、したがって、基地局側のシグナリングオーバーヘッドがさらに低減され得る。
任意選択で、別の実施形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含むことがあり、ステップ520は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップとして特に実装されることがある。
特に、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの1つまたは複数であり得る。たとえば、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスを示すために使用されるとき、ステップ520では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスが決定され得るか、または第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値および直交カバーコードを示すために使用されるとき、ステップ520では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値および直交カバーコードが決定され得る。
第1の情報は、基地局によってUEに送られ得るか、またはあらかじめ定義され得る、たとえば、プロトコルにおいて事前に規定され得ることを理解されたい。
第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値であり得るかまたは相対値であり得ることを理解されたい。
説明は、図4に示されているシナリオ中のUE1の例を参照しながら、一例としてサイクリックシフト値を使用することによって提供される。
たとえば、基地局は、UE1に第1の情報を送ることがあり、第1の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を示し得る。別の例では、基地局は、UE1に第1の情報を送ることがあり、第1の情報は、サブバンド1に対応するサイクリックシフト値、サブバンド2に対応するサイクリックシフト値とサブバンド1に対応するサイクリックシフト値との間の差、およびサブバンド3に対応するサイクリックシフト値とサブバンド1に対応するサイクリックシフト値との間の差を含み得る。別の例では、基地局は、UE1に第1の情報を送り、第1の情報中のサブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の指示情報順序を使用することによって、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を暗黙的に示し得る。UE1は、第1の情報に基づいて、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3にそれぞれ対応するサイクリックシフト値を決定し得る。
別の例では、UEは、代替として、あらかじめ定義された方式でサイクリックシフト値を決定し得る。たとえば、基準信号シーケンスのサイクリックシフト値は、UEの識別子に基づいて決定され得る。ここでのUEの識別子は、UEの無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)であり得るか、またはUEのMACアドレス中のビットの全部もしくは一部であり得る。基準信号シーケンスのサイクリックシフト値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定される。ここでは、Mは、基準信号シーケンスのサイクリックシフトの量である。
本発明のこの実施形態では、UEのシーケンスパラメータは、基地局によって送られる指示情報に基づいて構成され、それにより、基地局は、各UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
加えて、本発明のこの実施形態における方法によれば、システムパフォーマンスは、UEのシーケンスパラメータの構成を通してさらに最適化され得る。
任意選択で、さらに別の実施形態では、本方法は、第1の情報を取得するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用される、取得するステップをさらに含むことがあり、ステップ520は、第1の情報および少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するステップとして特に実装されることがある。
特に、UEは、第1の情報によって示される第1の生成パラメータに基づいて第1の生成パラメータインジケータ値を決定し、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の生成パラメータオフセット値を決定し、第1の生成パラメータインジケータ値および第1の生成パラメータオフセット値に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応する第1の生成パラメータを決定し得る。第1の生成パラメータは、第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのうちの1つであり、第1のサブ周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのいずれか1つである。第1の生成パラメータインジケータ値は、基地局によって構成され第1の生成パラメータに関係するパラメータであり、第1の生成パラメータオフセット値は、第1のサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に関係する第1の生成パラメータの数値であることを理解されたい。
たとえば、式3および式4において、idx0は、第1の情報中に示される第1のサブ周波数領域リソースのサイクリックシフトインジケータ値であり得、idxは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値に基づいて決定されたサイクリックシフトオフセット値であり得る。UEは、idxおよびidx0に基づいて、第1のサブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値を決定し得る。
別の例では、基地局によってUEに送られる第1の情報は、サイクリックシフトインジケータ値cs0およびルートシーケンスインデックスインジケータ値root0を含むことがあり、cs0とroot0の両方は、基地局によって示される生成パラメータである。UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいてサイクリックシフトオフセット値Δcs_idxおよびルートシーケンスインデックスオフセット値Δroot_idxをさらに決定し得、Δcs_idxとΔroot_idxの両方は、リソースロケーションに対応する生成パラメータである。
UEは、cs0およびΔcs_idxに基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するサイクリックシフト値cs_idxを決定し得る。たとえば、cs_idxは以下の式によって表され得る。
cs_idx=(cs0+Δcs_idx) mod M…………………… 式16
UEは、root0およびΔroot_idxに基づいて、サブ周波数領域リソースに対応するルートシーケンスインデックスroot_idxを決定し得る。たとえば、root_idxは以下の式によって表され得る。
root_idx=(root0+Δroot_idx) mod N…… 式17
Δcs_idxの計算式については、式1から式4を参照されたい。Δroot_idxの計算式については、式6から式15を参照されたい。
たとえば、UE1は3つのDMRSサブバンドを有し、サブバンドのidxはそれぞれ1、2、および3であると仮定される。第1の情報は、UE1の第1のサブバンドのcs0の値が3であり、第1のサブバンドのroot0の値が7であり、Mの値が8であり、Nの値が30であることを示すと仮定される。この場合、UE1の3つのサブバンドのパラメータは以下の通りである。
cs_1=3、root_1=7、
cs_2=(cs0+Δcs_idx) mod M=(3+1) mod M=4、
root_2=(root0+Δroot_idx) mod N=(7+1) mod N=8、
cs_3=(cs0+Δcs_idx) mod M=(3+2) mod M=5、および
root_3=(root0+Δroot_idx) mod N=(7+2) mod N=9
確かに、上記の計算式は例にすぎないことを理解されたい。本発明のこの実施形態では、別の式があり得る。これは、本発明では限定されない。
本発明のこの実施形態では、生成パラメータインジケータ値は、基地局によって送られた第1の情報に基づいて取得され、サブ周波数領域リソースに対応する生成パラメータオフセット値は、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて取得されて、シーケンスパラメータが決定される。これは、ネットワーク側のエアインターフェース指示シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
確かに、UEは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいてシーケンスパラメータを決定すること、基地局によって送られた第1の情報に基づいてシーケンスパラメータを決定すること、またはサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値および基地局によって送られた第1の情報に基づいてシーケンスパラメータを決定することという、上記の3つの方式のうちの1つまたは複数の組合せをフレキシブルに使用することによって生成パラメータを決定し得ることを理解されたい。たとえば、特定の方式では、ルートシーケンスインデックスは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて決定されることがあり、サイクリックシフト値は、基地局によって送られた第1の情報に基づいて決定されることがあり、直交カバーコードは、サブ周波数領域リソースのリソースインデックス値および基地局によって送られた第1の情報に基づいて決定されることがある。
加えて、UEのサブ周波数領域リソースのシーケンスパラメータを示すとき、基地局は、サブ周波数領域リソースよりも大きい周波数領域リソースについてのシーケンスパラメータを示し得る。周波数領域リソースは同じシーケンスパラメータを使用する。たとえば、基地局は、サブバンド1中でUE1のシーケンスパラメータを示し得るが、UE1は、サブバンド1の奇数番号サブキャリア上でのみ基準信号を送る。
任意選択で、第1の情報は、ユーザ機器固有(UE−Specific)メッセージおよび/またはセル固有(Cell−Specific)メッセージを使用することによって送信される。
UE固有のメッセージを使用することによって第1の情報を送信することによって、基地局は、すべてのUEについて異なる基準信号シーケンス生成パラメータを構成し得、それにより、スケジューリングはよりフレキシブルになる。
セル固有のメッセージを使用することによって第1の情報を送信することによって、基地局は、送られる指示シグナリングの量を部分的に低減し、それにより、ネットワーク側のシグナリングオーバーヘッドをさらに低減し得る。
UE固有のメッセージとセル固有のメッセージの両方を使用することによって第1の情報を送信すること、たとえば、セル固有を使用することによって基準信号シーケンスを送信し、UE固有を使用することによってサイクリックシフト値および直交カバーコードを送信することによって、基地局は、送られる指示シグナリングの量を低減し、それにより、シーケンスパラメータ構成フレキシビリティを保証しながらネットワーク側のシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。
任意選択で、図5に示されている実施形態における方法は、ステップ501:少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定する、をさらに含み得る。
時間的にステップ501とステップ510との間に直接的な連続関係はないことを理解されたい。たとえば、図4に示されている適用例シナリオでは、基地局は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3に対応するシーケンスパラメータをUE1に送り得る。加えて、基地局は、DMRSを送るために使用されるサブ周波数領域リソースに関する情報をUE1に送って、サブバンド1のすべてのサブキャリア、サブバンド2の奇数番号サブキャリア、およびサブバンド3の偶数番号サブキャリア上でDMRSを送るようにUE1に命令し得る。サブバンド2の奇数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド2に対応するシーケンスパラメータと同じであり、サブバンド3の偶数番号サブキャリアに対応するシーケンスパラメータは、サブバンド3に対応するシーケンスパラメータと同じである。
特に、UEは、複数の方式で少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定し得る。
この実施形態の特定の実装形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、あらかじめ定義されており、たとえば、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、プロトコルにおいて規定されていることがある。特に、たとえば、プロトコルは、リソース全体中のUEのサブ周波数領域リソースのロケーションが、UEの識別子に基づいて決定されることを規定し得る。ここでのUEの識別子は、UEの無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)であり得るか、またはUEのMACアドレス中のビットの全部もしくは一部であり得る。サブ周波数領域リソースのロケーションは、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定される。ここでは、Mは、サブ周波数領域リソースロケーションの可能な量である。
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、事前構成されており、たとえば、ユーザは、UE上にサブ周波数領域リソース指示情報を事前構成し得る。
この実施形態の別の特定の実装形態では、本方法は、基地局によって送られた第2の情報を受信するステップであって、第2の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのロケーションを示すために使用される、受信するステップをさらに含むことがあり、ステップ501は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するステップとして特に実装され得る。
任意選択で、第2の情報は、基準信号を送るためにUEによって使用されるサブ周波数領域リソースとして連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示し得る。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、2、および3のサブバンドインデックスは、第2の情報を使用することによってUE1に送られて、サブバンド1、2、および3は、基準信号を送るための周波数領域リソースとして使用され得ることがUE1に示される。この場合、各サブバンドがサブ周波数領域リソースである。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、UEは、基準信号を送るためにUEによって使用される周波数領域リソースとして、あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールに従って、連続するサブキャリアからそのルールを満たすサブキャリアセットを選択する。この場合、連続するサブキャリアの各セグメント中のサブキャリア選択ルールを満たすサブキャリアセットは、サブ周波数領域リソースとして使用される。
あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、たとえば、連続するサブキャリア中のサブキャリアのタイプのインデックス値であり得る。特に、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、サブバンドのインデックス値は、0からm−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。加えて、サブバンド中のUEのサブキャリアのインデックス値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定され得る。
図6は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図6に示されているように、UE1はDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを占有し、UE2はDMRS帯域幅中の奇数番号サブキャリアを占有する。
図6に示されているシナリオでは、たとえば、UE1のためのあらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、偶数番号サブキャリアを占有することであり得る。基準信号を送るために使用される周波数領域リソースをDMRS帯域幅から選択するように第2の情報がUEに命令したとき、UE1は、基準信号を送るための周波数領域リソースとしてDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを選択し得る。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアリソース、およびその連続するサブキャリアリソースに対応するサブキャリア指示を示し得る。サブキャリア指示は、連続するサブキャリアリソース中で、基準信号を送るために使用されるサブキャリアを示すために使用される。
図7は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図7に示されているように、UE1は、DMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを占有し、UE2は、DMRS帯域幅中の第2から第7の奇数番号サブキャリアを占有し、UE3は、DMRS帯域幅中の第8から第11の奇数番号サブキャリアを占有する。
図7に示されているように、基地局によってUE1に送られた第2の情報は、サブバンド1の偶数番号サブキャリアを使用するようにUE1に命令し、基地局によってUE2に送られた第2の情報は、サブバンド1の第2の奇数番号サブキャリアから開始して、6つの奇数番号サブキャリアを使用するようにUE2に命令し、基地局によってUE3に送られた第2の情報は、サブバンド1の第8の奇数番号サブキャリアから開始して、4つの奇数番号サブキャリアを使用するようにUE3に命令する。
第2の情報は、連続するサブキャリアリソースの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、連続するサブキャリアリソースのすべてのセグメントに対応するサブキャリア指示は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。たとえば、第2の情報は、サブバンド1中では奇数番号サブキャリアを使用し、サブバンド2中では偶数番号サブキャリアを使用するようにUEに命令し得る。
図8は、本発明の一実施形態によるDMRS周波数領域リソース割振りの概略図である。図8に示されている実施形態のシナリオは、図6に示されている実施形態においてUE1とUE2が完全に同期されていないシナリオとして考えられ得る。たとえば、図8に示されているように、UE1とUE2が完全に同期されていないとき、DMRS送信のためのUE1およびUE2のリソース(サブキャリアまたは時間領域シンボル)は部分的に重複する。UE1およびUE2によって送られたDMRSのために使用されるシーケンスが等しい場合、基地局の受信機に干渉が引き起こされ、その結果、基地局の受信機は、これらの2つの異なるUEを区別するのに困難を有する。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって示される周波数領域リソースロケーションに基づいてサブ周波数領域リソースを決定する。これは、異なるUE間でリソースのフレキシブルなDMRS多重化を実装し、それにより、基地局のスケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特に、本発明のこの実施形態における方法によれば、UEが単一のサブバンドを使用することによってDMRSを送ったとき、単一のDMRSサブバンドを用いるUEに対する帯域幅制限が低減され得る。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含み得る。本発明では、各サブ周波数領域リソースの多重化方式は、情報の以下のタイプのうちの少なくとも1つを示すために使用される。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係、
UEと別のUEとの間に基準信号リソース多重化があるかどうか、または
UEが基準信号を使用する帯域幅中で基準信号リソースを使用する方式
任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。
たとえば、FDM方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の離散的なサブキャリアを占有し、CDM多重化方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の連続するサブキャリアを占有し、FDMとCDMを組み合わせる多重化方式が使用される場合、サブ周波数領域リソースは、基準信号の帯域幅中の離散的なサブキャリアを占有し、サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータが構成される。
任意選択で、別の例では、多重化方式は、同じ基準信号リソースセット中の異なるUE間に多重化関係があるかどうかを示すために使用され得る。多重化関係がある場合、リソースが多重化されたリソースセット上の送信電力基準は、UEについて異なり得る。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用されることに加えて、多重化方式は、第2の情報中の他の周波数領域リソース指示情報またはUEのあらかじめ定義されている周波数領域リソース指示情報に関して少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すためにさらに使用され得ることを理解されたい。
たとえば、図6に示されている実施形態では、第2の情報は、UE1によって使用される多重化方式がFDM方式を含むことを示し、UE1のためのあらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、偶数番号サブキャリアを占有することであり得る。この場合、UE1は、基準信号を送るための周波数領域リソースとしてDMRS帯域幅中の偶数番号サブキャリアを選択し得る。
第2の情報は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージもしくはシステム情報ブロック(system information block、SIB)メッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得るか、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)メッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得るか、またはDCIメッセージとRRCメッセージもしくはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得ることを理解されたい。
任意選択で、一実施形態では、第2の情報は、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得る。
特定の実装形態では、基地局は、サブバンド分割方式を構成することなしに、基準信号のためにUEによって使用される周波数領域リソースに基づいてUEのための構成を実行し得る。そのような方式は、単一のUEの基準信号送信には最適であり、UEは、UEおよび隣接するUEが同じ基準信号シンボルを有するかどうかに関して心配する必要なしに、UEの基準信号送信のための周波数領域リソースがいくつのサブバンドに分割されるのか、サブバンドサイズおよびロケーション、ならびに各サブバンドに対応するシーケンスパラメータのみを知る必要がある。
特に、たとえば、基地局は、最小送信サブバンドリソースブロックグループ(resource block group、RBG)を定義し、各サブバンドのサイズ、たとえば、4、6、8、または10個のRBGを定義することがある。言い換えれば、UEに割り振られる帯域幅はRBGの整数倍である必要がある。基地局は、ビットマップ方式で1つのサブバンドのRBGを示し得る。
表1は、本発明の一実施形態による、基地局によってUE1およびUE2のために構成されている別のリソース割振り指示である。
指示方式で、表1に示されているように、UE1は3つの連続するRBGを占有し、サブバンド使用は、第2の情報中で001として表される。これは、分割を通して2つのサブバンドが取得されたことを示す。具体的には、インデックス1および2をもつRGBは1つのサブバンドであり、RBG3は1つのサブバンドである。同様に、UE2のために分割を通して2つのサブバンドが取得され、RBG3はサブバンド1であり、RBG4およびRBG5はサブバンド2である。言い換えれば、第2の情報中では、インデックスが同じ指示を有するRBGは、1つのサブバンドであり、インデックスが異なる指示を有するRBGは、別のサブバンドである。
さらに、表1に示されているシナリオでは、異なる多重化方式を示すために0および1がさらに使用され得る。代替として、1は、多重化方式があることを示すために使用され、0は、多重化方式がないことを示すために使用されるなどする。
本発明のこの実施形態では、第2の情報は、DCIなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得、それにより、基地局は、より動的およびフレキシブルに基準信号のための周波数領域リソース構成を示す。このようにして、基地局は、異なるUEの実際の周波数領域リソース多重化ステータスに応じて、基準信号のためのリソース構成を示すことができる。
任意選択で、一実施形態では、第2の情報は、RRCメッセージまたはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
表2は、本発明の一実施形態による、基地局によってUE1およびUE2のために構成されているリソース割振り指示である。
表において、多重化方式1はFDMを表し、多重化方式0はCDMを表し、送信帯域幅1は占有されていることを表す。
表2に示されているように、UE1の送信帯域幅は、対応するサブバンド1、2、および3であり、多重化方式はそれぞれ0、0、および1である。言い換えれば、UE1は、サブバンド1および2ではCDMを実行し、サブバンド3ではFDMを実行する。UE2の送信帯域幅は、対応するサブバンド3および4であり、多重化方式はそれぞれ1および0である。言い換えれば、UE2は、サブバンド3ではFDMを実行し、サブバンド4ではCDMを実行する。
UE1は、サブバンド1および2においてCDMを実行し、サブバンド1および2がサブ周波数領域リソースであると決定し得る。すなわち、UE1は、サブバンド1および2を使用することによって基準信号を送る。UE2は、サブバンド4においてCDMを実行し、サブバンド4がサブ周波数領域リソースであると決定し得る。すなわち、UE2は、サブバンド4全体を使用することによって基準信号を送る。
確かに、UEの送信中に割り振られる帯域幅は、必ずしも基地局による分割を通して取得されたサブバンドの整数倍とは限らないことを理解されたい。たとえば、UE2によって占有されるサブバンド4は、代替として、サブバンド中のPRBの一部のみであり得る。たとえば、基地局は、サブバンド4の6つのPRBを使用するようにUE2に命令するためのサブキャリア指示をさらに送るが、UE2は、サブバンド中では、サブバンドについて示されているように基準信号多重化方式を依然として使用する。
たとえば、図4に示されている実施形態において、基地局によってUE1に送られる第2の情報がサブバンド1、2、および3のロケーションおよび多重化方式を含み、すべての多重化方式がCDMであると仮定される。この場合、UE1は、サブバンド1、2、および3が、DMRSを送るために使用されるサブ周波数領域リソースであると決定し得る。
サブ周波数領域リソース多重化方式がCDM方式であるとき、サブ周波数領域リソース多重化方式は第2の情報において構成されないことがあり、これはUE側での使用に影響を及ぼさないことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、第2の情報中の、多重化方式、サブバンド指示、およびサブキャリア指示などの周波数領域リソース指示情報は、RRCメッセージまたはSIBメッセージを使用することによって送られ得る。これはエアインターフェース物理レイヤシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
任意選択で、別の実施形態では、第2の情報は、DCIメッセージとRRCメッセージまたはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得る。
たとえば、基地局は、システム帯域幅または短遅延送信帯域幅がそれに分割されたサブバンドを、RRCメッセージまたはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって示す。たとえば、20MHz通信システムでは、合計100個のPRBがある。この場合、基地局は、帯域幅を10個のサブバンドに分割するように、シグナリングを使用することによってUEに命令することがあり、各サブバンドのサイズは10個のPRBである。基地局は、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって各サブバンドの多重化方式、たとえば、FDMまたはCDMをさらに示し得る。
本発明のこの実施形態では、指示情報は、静的シグナリングと組み合わせて動的シグナリングを使用することによって送られる。このようにして、特定の静的シグナリングオーバーヘッドが低減され得、動的シグナリングを使用することによって送信される指示情報が、スケジューリング要件に応じてよりフレキシブルに構成され得る。
同様に、第1の情報も、動的シグナリングDCIメッセージおよび/またはRRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
第2の情報中に示される、異なる周波数領域リソースの多重化方式は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
図9は、本発明の一実施形態による、複数のUEによってDMRS周波数領域リソースを共有することの概略図である。図9では、UE1、UE2、UE3、およびUE4が、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1およびUE2はサブバンド1の周波数領域リソースを共有する。UE1は、サブバンド2の周波数領域リソース中の奇数番号サブキャリアを使用する。UE3は、サブバンド2の周波数領域リソース中の偶数番号サブキャリアを使用する。UE1およびUE3はサブバンド3の周波数領域リソースを共有する。
図9に示されているように、基地局によってUE1に送られる第2の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3のロケーションを示し、サブバンド1およびサブバンド3の多重化方式がCDM方式であり、サブバンド2の多重化方式がFDM方式であり、サブキャリア指示情報によって示されるサブキャリアが奇数番号サブキャリアであることなどを示し得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって示される周波数領域リソースロケーションおよび多重化方式に基づいてサブ周波数領域リソースを決定して、異なるサブ周波数領域リソース上のUEの多重化方式をフレキシブルに決定し得る。これは、基地局が基準信号を受信するときに異なるUEからの干渉を低減し、スケジューリングフレキシビリティを改善し、チャネル推定パフォーマンスを改善することができる。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンス多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンス多重化方式が異なる。
第2の情報中のサブ周波数領域リソース多重化方式はCDM方式とFDM方式の両方を含み得ることを理解されたい。
図10は、本発明の一実施形態による、複数のUEによってDMRS周波数領域リソースを共有することの概略図である。図10では、UE1、UE2、UE3、およびUE4が、1つのDMRSシンボルを共有する。UE1は、DMRSを送るためにサブバンド1からサブバンド3に中の奇数番号サブキャリアを使用し、UE1およびUE2は、サブバンド1の奇数番号サブキャリアを共有する。UE1は、サブバンド2の周波数領域リソース中の奇数番号サブキャリアを使用する。UE3は、サブバンド2の周波数領域リソース中の偶数番号サブキャリアを使用する。UE1およびUE3はサブバンド3の奇数番号サブキャリアを共有する。サブバンド1中でUE1によって使用される多重化方式は、FDM方式とCDM方式の両方を含む。
図10に示されているシナリオでは、UE1のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3中でUE1によって使用される多重化方式がFDM方式を含むことを示し、サブバンド1およびサブバンド3中でUE1によって使用される多重化方式がCDM方式を含むことを示し得る。同様に、UE2のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1中でUE2によって使用される多重化方式がCDM方式であることを示し得、UE3のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド3中でUE3によって使用される多重化方式がFDM方式であることを示し得、UE4のために基地局によって構成される第2の情報は、サブバンド1中でUE4によって使用される多重化方式がCDM方式であることを示し得る。UE1は、代替として、異なるUEとともにDMRS多重化を実装するために、異なるサブバンド中の異なるサブキャリアを使用してよく、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアを使用することに限定されないことを理解されたい。
図11は、本発明の別の実施形態による基準信号送信方法のフローチャートである。図11の方法は基地局によって実行される。本方法は以下のステップを含む。
1110:第1の情報を生成し、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する。
本発明のこの実施形態では、基準信号は、復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)であり得るか、同期のために使用される基準信号もしくはチャネル状態情報/インジケータ(channel state information/indicator、CSI)測定のために使用される基準信号であり得るか、または測位のために使用される基準信号などであり得ることを理解されたい。これは、本発明では限定されない。説明しやすいように、本発明のこの実施形態では、説明は、一例としてDMRSを使用することによって提供される。
従来技術では、基準信号のために使用されるルートシーケンス番号は、基準信号の帯域幅とは無関係である。一例として復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS)を使用すると、同じセルに属する異なるUEによって同じスロット中で生成されるDMRSシーケンスのために使用されるルートシーケンス番号は同一である。
本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースは1つのシーケンスパラメータに対応し、異なるサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
たとえば、図4に示されている実施形態では、サブバンド1、サブバンド2、およびサブバンド3の各々は1つのシーケンスパラメータに対応し、これらの3つのサブバンドに対応する3つのシーケンスパラメータは、同じであっても異なっていてもよい。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、UEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される周波数領域リソースであることを理解されたい。たとえば、基準信号がDMRSであるとき、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
1120:第1のUEに第1の情報を送る。
本発明のこの実施形態では、基地局は、基準信号を送るために使用される各サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータの指示情報をUEのために構成し、それにより、基地局は、UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
加えて、本発明のこの実施形態では、システムパフォーマンスは、UEのシーケンスパラメータの構成を通してさらに最適化され得る。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを直接決定するために第1のUEによって使用され得る。
代替として、任意選択で、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのインジケータ値を決定し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのオフセット値に関して、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するために、第1のUEによって使用され得る。少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータのオフセット値は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースのリソースインデックス値に基づいて第1のUEによって決定される。
任意選択で、第1の情報も、動的シグナリングDCIメッセージおよび/またはRRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得る。
本発明のこの実施形態では、基地局によって第1のUEに送られる第1の情報の特定の実装形態について、図5に示されている実施形態においてUEによって受信される第1の情報への参照が行われてよく、詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図12は、本発明の一実施形態によるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスの概略図である。図12(a)に示されているように、UE1およびUE2は、同じサブ周波数領域リソースを占有し、UE1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス1は、UE2のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。図12(b)に示されているように、UE2によって占有されるサブ周波数領域リソースは、UE1によって占有されるサブ周波数領域リソースの第1の部分であり、UE1によって占有されるサブ周波数領域リソースの第1の部分に対応する基準信号シーケンスインデックス1は、UE2によって占有されるサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。異なる基準信号シーケンスは異なるシーケンスパラメータを示すことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、基地局は、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために異なるシーケンスパラメータを構成して、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために異なる基準信号シーケンスを構成する。これは、異なる帯域幅を用いるUEがCDM方式で同じ時間周波数リソースを多重化するときの基準信号パフォーマンスを保証し、それにより、複数のユーザ間で1つの時間周波数リソースの共有すること、およびスペクトル効率を改善することを実装する。
図13は、本発明の一実施形態による、基地局が複数のUEのために基準信号リソースを構成するシナリオの概略図である。図13に示されているシナリオでは、基地局は、複数のUEのために基準信号リソースを構成する必要がある。異なるUEの異なるサブ周波数領域リソースのための異なるシーケンスパラメータを構成することに加えて、基地局は、異なるUEのための異なるサブ周波数領域リソースをさらに構成し得る。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、第2の情報を生成するステップであって、第2の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用される、生成するステップと、第1のUEに第2の情報を送るステップとをさらに含み得る。
任意選択で、第2の情報は、基準信号を送るためにUEによって使用されるサブ周波数領域リソースとして連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示し得る。
たとえば、表1に示されている実施形態では、基地局によってUE1に送られる第2の情報において、001は、基地局がUE1のために2つのサブバンドを構成すること、すなわち、インデックス1および2をもつRGBが、1つのサブバンドであり、RBG3が、1つのサブバンドであることを示すために使用される。ここでの1つのサブバンドは、本発明のこの実施形態では、1つのサブ周波数領域リソースである。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、UEは、基準信号を送るためにUEによって使用される周波数領域リソースとして、あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールに従って、連続するサブキャリアからそのルールを満たすサブキャリアセットを選択する。この場合、連続するサブキャリアの各セグメント中のサブキャリア選択ルールを満たすサブキャリアセットは、サブ周波数領域リソースとして使用される。
あらかじめ定義されているサブキャリア選択ルールは、たとえば、連続するサブキャリア中のサブキャリアのタイプのインデックス値であり得る。特に、たとえば、サブキャリアは離散方式で占有され、サブキャリアは、奇数番号サブキャリアまたは偶数番号サブキャリアであることがあり、インデックス0または1を使用することによって示され得る。別の例では、離散方式で、M個のサブキャリアごとに1つのサブキャリアが占有される。この場合、サブバンドのインデックス値は、0からm−1の範囲内のいずれかの整数値を使用することによって示され得る。加えて、サブバンド中のUEのサブキャリアのインデックス値は、UEの識別子ID、たとえば、ID mod Mに基づいて決定され得る。
代替として、任意選択で、第2の情報は、連続するサブキャリアリソース、およびその連続するサブキャリアリソースに対応するサブキャリア指示を示し得る。サブキャリア指示は、連続するサブキャリアリソース中で、基準信号を送るために使用されるサブキャリアを示すために使用される。
第2の情報は、連続するサブキャリアリソースの少なくとも1つのセグメントを示すことがあり、連続するサブキャリアリソースのすべてのセグメントに対応するサブキャリア指示は、同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、基地局は、第2の情報を使用することによってUEのサブ周波数領域リソースを示す。これは、異なるUE間でリソースのフレキシブルなDMRS多重化を実装し、それにより、基地局のスケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特に、本発明のこの実施形態における方法によれば、UEが単一のサブバンドを使用することによってDMRSを送ったとき、単一のDMRSサブバンドを用いるUEに対する帯域幅制限が低減され得る。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含み得る。各サブ周波数領域リソースの多重化方式は、サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用される。
任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、図10に示されている実施形態では、サブバンド1およびサブバンド3のために基地局によって構成される多重化方式は、周波数分割多重化および符号分割多重化を含むことがあり、サブバンド2のために基地局によって構成される多重化方式は、周波数分割多重化を含むことがある。
サブ周波数領域リソース上のUEと別のUEとの間の周波数領域リソース多重化関係を示すために使用されることに加えて、多重化方式は、第2の情報中の他の周波数領域リソース指示情報またはUEのあらかじめ定義されている周波数領域リソース指示情報に関して少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すためにさらに使用され得ることを理解されたい。
第2の情報は、RRCメッセージもしくはSIBメッセージなどの静的シグナリングを使用することによって送信され得るか、DCIメッセージなどの動的シグナリングを使用することによって送信され得るか、またはDCIメッセージとRRCメッセージもしくはSIBメッセージの両方を使用することによって送信され得ることを理解されたい。
基地局によって送られる第2の情報の特定の例については、図5に示されている実施形態におけるUE側の関係する内容を参照されたい。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
本発明のこの実施形態では、複数のUEは、1つの周波数領域リソースを多重化することがあり、基地局は、同じ周波数領域リソース上で複数のUEのために異なるシーケンスパラメータを構成することがあることを理解されたい。
任意選択で、本方法は、第3の情報を生成するステップであって、第3の情報が、第2のUEの周波数領域リソース中にあり、基準信号を送るために使用される少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースが、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとが異なるシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、第3の情報を送るステップとをさらに含み得る。
たとえば、図12(b)に示されているシナリオでは、UE1のために基地局によって構成される第1の情報は、第1のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスがインデックス1であることを示し、UE2のために基地局によって構成される第3の情報は、第2のサブ周波数領域リソースに対応する基準信号シーケンスがインデックス2であることを示す。第2のサブ周波数領域リソースは、第1のサブ周波数領域リソースのサブキャリアの一部である。しかしながら、UE1のために基地局によって構成される基準信号シーケンスインデックス1は、UE2のために基地局によって構成される基準信号シーケンスインデックス2とは異なる。
確かに、基地局は、代替として、同じ周波数領域リソース上で異なるUEのために同じシーケンスパラメータを構成し得ることを理解されたい。
従来技術では、制御情報は、周波数領域の連続の方式で、その制御情報を搬送しスロットまたはサブフレーム全体が位置するデータチャネルにマッピングされる。送信遅延が短縮され、時間領域において占有される送信時間が低減された場合、(たとえば、5Gにおける高周波数シナリオでは)周波数領域中のコヒーレント帯域幅が増加するか、または(たとえば、低周波数シナリオでは)周波数領域リソースが増加する。その結果、従来技術の制御情報送信では、周波数領域における選択性フェージングによって生成される周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得ない。
本発明の実施形態は、周波数領域における選択性フェージングによって生成される周波数領域ダイバーシティ利得が制御情報送信において取得され得ないという問題を解決するための、制御情報送信方法および装置を提案する。
図14は、本発明の一実施形態による制御情報送信方法のフローチャートである。図14の方法は基地局によって実行され、本方法は以下のステップを含み得る。
1410:周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングし、各データチャネルリソースが、時間領域中で1ms未満である。
本発明のこの実施形態における制御情報はアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)であり得ることを理解されたい。任意選択で、制御情報は、
ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)の応答情報、チャネル状態情報(channel state information、CSI)、またはスケジューリング要求(scheduling request、SR)
のうちの少なくとも1つを含む。
さらに、チャネル状態情報CSIは、
ランクインジケータ(rank indicator、RI)、プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator、PMI)、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)、プリコーディングタイプインジケータ(precoding type indicator、PTI)、またはビーム指示(beaming indicator/indication、BI)
のうちの少なくとも1つを含む。
1420:データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送る。
制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので、制御情報を送信するための周波数領域リソースが、減衰した周波数領域リソースの範囲内に入るという問題を回避するために、本発明のこの実施形態では、制御情報の少なくとも1つのタイプは、周波数領域の離散の方式でデータチャネルリソースにマッピングされる。このようにして、UCI送信中に追加の周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得る。
遅延が短縮された送信の適用例シナリオでは、時間領域において占有されるシンボルの量が減少し、したがって、周波数領域において割り振られるリソースが明確に増加する。たとえば、2つのシンボルが使用される短遅延送信が、周波数領域中で6つのPRBを占有するとき、送信の帯域幅は1.08MHzである。6GHz未満の周波数および1.08MHzの帯域幅では、周波数領域の一部において選択性フェージング特性がある。したがって、帯域幅において離散的な送信が実行されたとき、周波数ダイバーシティ利得が取得され得る。
別の例では、ミリメートル波高周波数シナリオにおいて、コヒーレント帯域幅が著しく増加し、5Gにおいて提案されているチャネル帯域幅も約100MHzまで増加される。そのような大きいチャネル帯域幅では、コヒーレント帯域幅はより高くなり、UCIの連続送信がパフォーマンス劣化につながり、より大きい周波数選択性ダイバーシティ利得が、周波数領域の離散的な送信においても取得され得る。
任意選択で、一実施形態では、ステップ1410は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、ステップ1410は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
たとえば、短遅延送信中に、2シンボルTTIの予想される最小帯域幅は1.08MHzである。この場合、周波数選択性利得は、2つの側上に制御情報を配置することによって取得され得る。
さらに、少なくとも1つのタイプの制御情報が異なる部分に分割され、異なる部分が、データチャネルによって占有される帯域幅の2つの側にそれぞれマッピングされるとき、制御情報は、低周波数から高周波数におよび高周波数から低周波数に、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側上にそれぞれマッピングされる。制御情報のサイズが不確定であるとき、本発明のこの実施形態における配置解決策によれば、制御情報のすべてが、2つの側上に完全に配置され得る。
図15は、本発明の一実施形態による制御情報マッピング方式である。図15(a)は、1つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応し、図15(b)は、2つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応する。たとえば、図15(a)において、基地局は、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間に、肯定応答(acknowledgement、ACK)/否定応答(negative acknowledgement、NACK)をマッピングし、次いで、同じ方式でRIを連続的にマッピングし、次いで、ACK/NACKおよびRI以外の部分にCQI/PMIをマッピングし、最終的に、非UCIエリアにアップリンクデータsPUSCHをマッピングし得る。別の例では、図15(b)において、ACK/NACKは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、DMRSにより近いシンボル、すなわち、左側のシンボルに優先的にマッピングされる。次いで、RIは、同じ方式で同じシンボルに連続的にマッピングされる。次いで、CQI/PMIは、ACK/NACKおよびRI以外の部分にマッピングされる。最終的に、アップリンクデータsPUSCHが非UCIエリアにマッピングされる。確かに、上記のマッピング順序は説明しやすくするためのものにすぎず、実際のマッピングプロセスでは、マッピングは特定の順序で実行されないことを理解されたい。
図16は、本発明の一実施形態による制御情報マッピング方式である。図16は、1つのスロットが使用される送信シナリオに対応する。図16に示されているように、UCIは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、ACK/NACKおよびRIは、スロットのシンボル2およびシンボル4にマッピングされ(シンボルは0から番号を付けられている)、CQI/PMIは、シンボル0、1、2、4、5、および6にマッピングされる。図16では、ACK/NACKは、2つの側から、データがその中で送信される帯域幅の中間にマッピングされ、DMRSにより近いシンボル、すなわち、左側のシンボルに優先的にマッピングされる。次いで、RIは、同じ方式で同じシンボルに連続的にマッピングされる。次いで、CQI/PMIは、ACK/NACKおよびRI以外の部分にマッピングされる。最終的に、アップリンクデータsPUSCHが非UCIエリアにマッピングされる。
本発明のこの実施形態では、ACK/NACKおよびRIの優先度がより高く、したがって、ACK/NACKおよびRIが、DMRSシンボルの2つの側および帯域幅の2つの側にマッピングされたとき、周波数選択性利得が取得され得るだけでなく、制御情報のより良いチャネル推定パフォーマンスも達成され得る。これは、ACK/NACKおよびRIが最適な復調パフォーマンスを取得することを保証することができ、それにより、重要な制御情報のフィードバック精度が改善され、通信品質が改善される。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、ステップ1410は、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、ステップ1410は、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、ステップ1410は、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
一例としてHARQ応答情報およびRIを使用すると、少なくとも1つのタイプの制御情報がHARQ応答情報およびRIを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、ステップ1410は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングするステップ、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングするステップ
として特に実装され得る。
本発明のこの実施形態では、サブバンドは、シグナリングによって構成され得るか、またはあらかじめ定義されているUCI送信チャネルがそれに分割された帯域幅の部分であり得ることを理解されたい。サブバンド分割は、一様であっても一様でなくてもよい。これは、本発明では限定されない。
図17は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図17(a)は、1つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応し、図17(b)は、2つのデータシンボルが使用される短遅延送信シナリオに対応する。
図17(a)では、UEは、4つのサブバンドに分割されたデータ帯域幅中で制御情報を送信する。図17(a)に示されているように、UEは、サブバンド0およびサブバンド2の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにHARQ応答情報(ACK/NACK)をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにRIをマッピングし得る。
図17(b)では、UEがデータを送信する帯域幅は、4つのサブバンドに分割される。UEは、サブバンド0の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにおよびサブバンド3の高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにACK/NACKをさらにマッピングし、サブバンド1の低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにおよびサブバンド2の高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにRIをマッピングし得る。
加えて、図17に示されている実施形態では、CQIおよびPMIは、ACK/NACK以外のエリアにマッピングされることがあり、データは、UCI以外のエリアにマッピングされる。
本発明のこの実施形態では、異なる制御情報は異なるサブバンド中で別々に送信され、したがって、異なる制御情報は、互いに干渉せず、基地局の受信機によってより容易に受信される。加えて、異なる制御情報が異なるサブバンド中で送信されたとき、制御情報送信の周波数選択性利得が最大化され得る。
代替として、さらに、ステップ1410は、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、複数の第1部分のリソースの各々中の第1の制御情報をマッピングするステップであって、複数の第1部分のリソースが、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中にあり、第1の制御情報をマッピングするために使用されるリソースである、マッピングするステップと、低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、複数の第2部分のリソースの各々中の第2の制御情報をマッピングするステップであって、複数の第2部分のリソースが、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中にあり、第2の制御情報をマッピングするために使用されるリソースである、マッピングするステップとして特に実装され得る。
本発明のこの実施形態では、すべての制御情報が、同じ深くフェードしたサブキャリア上にあるという問題を回避するために、制御情報中のK個のタイプの制御情報は、帯域幅中の異なる部分にそれぞれマッピングされる。このようにして、すべての制御情報の少なくとも部分は正しく送信され得る。
任意選択で、一実施形態では、ステップ1410は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。
図18は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図19は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。
図18および図19に示されているように、図15から図17に示されている実施形態に基づいて、UEは、複数のシンボルに制御情報をさらにマッピングし得る。特に、図18および図19に示されている実施形態では、UEは、1つのスロットのシンボル2およびシンボル4にRIおよびACK/NACKをマッピングし得る。
本発明のこの実施形態では、上記の方法は、異なる長さのTTIのために使用され得る。これは、本発明の方法の適用範囲を拡張する。
さらに、ステップ1410は、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。たとえば、第1の制御情報は、時間領域中の第1のシンボル上のならびに周波数領域中の第1のサブバンドおよび第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの時間周波数リソースにマッピングされ、第2の制御情報は、時間領域中の第2のシンボル上のならびに周波数領域中の第1のサブバンドおよび第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの時間周波数リソースにマッピングされる。
図20は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図20に示されているように、時間領域において、UEは、シンボル2にACK/NACKをマッピングし、シンボル4にRIをマッピングし得る。周波数領域中のマッピングについては、図15から図17に示されている実施形態を参照されたい。
代替として、さらに、ステップ1410は、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングするステップとして特に実装され得る。
図21は、本発明の一実施形態によるさらに別の制御情報マッピング方式である。図21に示されているように、UEは、クロスマッピング方式で、シンボル2およびシンボル4、ならびにサブバンド0およびサブバンド3にACK/NACKおよびRIをマッピングし得る。ACK/NACKおよびRIは、サブバンド0およびサブバンド3中で、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアにおよび/または低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアにマッピングされ得る。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
本発明のこの実施形態では、時間ダイバーシティおよび干渉分散効果が時間的に達成され、それにより、同じシンボル上に異なる制御情報が配置されたときに引き起こされる強い干渉が回避され得る。
データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つであり得ることを理解されたい。
任意選択で、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、ステップ1410は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするステップとして特に実装され得る。
代替として、任意選択で、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、ステップ1410は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするステップとして特に実装され得る。
さらに、本方法は、制御情報を送るときにデータチャネルリソース上でレートマッチングまたはパンクチャリング演算を実行するステップをさらに含み得る。
本発明のこの実施形態では、本方法によれば、制御情報がチャネル上で送信されるとき、チャネル上のデータ送信に対する影響は可能な限り低減され得る。これは、元のチャネルの送信パフォーマンスがほとんど減少しないことを保証する。
図22は、本発明の別の実施形態によるデバイス間シナリオの概略図である。図22に示されている実施形態では、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、eNB(eNB)、ロードサイドユニット(roadside unit、RSU)、およびユーザ機器(UE)が含まれ得る。図22に示されている通信ネットワークは、たとえば、ビークルのインターネット(Internet of Vehicles)であり得ることを理解されたい。図22では、UEは互いに通信し得る。UEは車載デバイスなどであり得る。RSUは、各UEおよび/またはeNBと通信し得る。eNBは、各UEおよび/またはRSUと通信し得る。GNSSは、図22に示されている別のネットワーク要素に測位および許可情報を提供するために使用され得る。上記のネットワーク要素デバイスのすべては互いに通信し得る。通信中に、セルラーリンク周波数スペクトルが使用され得るか、または5.9GHzの近くのインテリジェントトランスポーテーション周波数スペクトルが使用され得る。ネットワーク要素デバイス間の相互通信の技術は、LTEプロトコルに基づいて拡張され得るか、またはD2D技術に基づいて拡張され得る。
eNBは、図22に示されているシナリオにおいて任意選択であることを理解されたい。本発明のこの実施形態における適用例シナリオは、eNBによってカバーされているUEのステータスに応じて、以下の3つのタイプに分類され得る。eNBがある場合、シナリオは、ネットワークカバレージをもつシナリオであり、eNBがない場合、シナリオは、ネットワークカバレージなしのシナリオであり、UEのいくつかがネットワーク内に位置し、他のUEがネットワークカバレージ外に位置する場合、シナリオは、部分カバレージをもつシナリオである。
図22に示されている適用例シナリオにおいて、従来技術では、通常、同期および通信は、D2Dリンクを介して同期ソースとして基地局を使用することによって実行される。しかしながら、ビークル速度が比較的高いかまたは基地局が同期されていないとき、ビークル上のUEは、場合によっては同期ソースを取得することができず、その結果、通信が失敗する。さらに、基地局カバレージなしのシナリオでは、従来技術の同期パフォーマンスは比較的悪く、通信品質が保証され得ない。
図22に示されている適用例シナリオの問題を解決するために、本発明の実施形態は、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法を提供する。
図23は、本発明の一実施形態による、同期ソースを使用することによってD2D通信を実行するための方法のフローチャートである。図23の方法はUEによって実行される。本発明のこの実施形態では、UEは、車載デバイスまたはモバイル端末、たとえば、モバイルフォンまたはタブレットコンピュータ(例えば、携帯情報端末、PDA)であり得ることを理解されたい。図23に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
2310:UEが、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出し、第1のデバイスが衛星デバイスである。
本発明における衛星デバイスは、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system,GNSS)、またはGNSSの機能と同様の機能を提供することができるデバイスを含み得ることを理解されたい。GNSSは、すべての国および地域によって提供されるナビゲーション衛星システム、たとえば、中国のBeidouナビゲーション衛星システム、米国のGPS、欧州のGalileo衛星ナビゲーションシステム、およびロシアのGLONASSを含む。衛星デバイスは、代替として、GNSSの精度と同様の精度を提供することができるデバイス、たとえば、原子クロックに基づく測位および時間サービングデバイスであり得る。
任意選択で、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られる。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局によって送られた第1の同期ソースの構成情報に基づいてUEの同期ソースをフレキシブルに調整し得る。
代替として、第1の同期ソースの構成情報は、あらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
第1の同期ソースの構成情報はあらかじめ定義され、たとえば、第1の同期ソースの構成情報は、プロトコルにおいて規定されていることがある。
第1の同期ソースの構成情報は事前構成され、たとえば、UEの配信時に事前構成され得るか、またはUEのユーザによって事前構成され得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、事前構成された第1の同期ソースの構成情報に基づいて同期ソースを決定する。このようにして、UEは、基地局カバレージなしのシナリオにおいて同期ソース情報を取得することができる。
特に、第1の同期ソースの構成情報は同期ソースタイプ優先度情報を含み得る。たとえば、第1の同期ソースの構成情報は、3つのタイプ同期ソース、すなわち、衛星デバイス、ネットワークカバレージ内のUE同期ソース、およびネットワークカバレージ外のUE同期ソースの優先度が、以下の通りであることを示し得る。
衛星デバイス>ネットワークカバレージ内のUE同期ソース>ネットワークカバレージ外のUE同期ソース、または
ネットワークカバレージ内のUE同期ソース>衛星デバイス>ネットワークカバレージ外のUE同期ソース
同期ソースタイプ優先度情報がUEのために構成される。このようにして、異なる優先度をもつ複数の同期ソースを同時に検出したとき、UEは、より高い同期ソースタイプ優先度をもつ同期ソースに優先的に同期され得る。
確かに、第1の同期ソースの構成情報は同期ソース優先度情報を含み得ることを理解されたい。たとえば、衛星デバイスAの優先度が最も高く、衛星デバイスBの優先度が第2にランク付けされ、基地局Cの優先度が第3にランク付けされ、RSU Dの優先度が第4にランク付けされることが規定されている。
2320:第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、UEが、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、UEが、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得し、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである。
2330:UEは、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行する。
本発明のこの実施形態では、UEは、有効な衛星信号があるとき、同期ソースとして衛星デバイスを選択し、有効な衛星信号を検出しないとき、同期ソースとして衛星デバイス以外のデバイスを選択する。このようにして、衛星信号があるか衛星信号がないかにかかわらず、UEは同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器が同期ソースを長時間失うので同期が失敗するという問題を回避することができる。これはユーザ機器の同期効率を改善する。
ステップ2320において、UEが有効な衛星信号を検出しないということは、複数の場合を含み得ることを理解されたい。
任意選択で、一実施形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いことを含む。チャネル品質が比較的悪いとき、通信品質が保証され得ないことを理解されたい。この場合において検出された衛星信号は、有効な衛星信号として使用され得ない。したがって、第1のしきい値があらかじめ決定され得る。検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値よりも低いとき、衛星信号は無効な信号として見なされ得る。特に、第1のしきい値は、UEと衛星デバイスとの間の通信に必要とされる最低チャネル品質、または最低チャネル品質よりも大きい値に設定され得る。さらに、UEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いことは、プリセットされた時間内にUEによって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値よりも低いことを含む。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEが衛星信号を検出しないことを含む。さらに、UEが有効な衛星信号を検出しないことは、UEがプリセットされた時間内に衛星信号を検出しないことを含む。UEがプリセットされた時間内に衛星信号を検出しない場合、UEは衛星信号を検出せず、明らかに、有効な衛星信号を取得しないと考えられ得る。
周囲環境の変化のために、UEは、障害物のブロッキングにより、短い時間内に有効な衛星信号を検出せず、すぐ後に有効な衛星信号を検出し得る可能性があることを理解されたい。衛星デバイス同期ソースを失うようなそのようなシナリオが誤って検出される問題を回避するために、プリセットされた持続時間が設定され得る。UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間よりも大きいときのみ、UEは、衛星デバイス同期ソースを失い、したがって、同期ソースとして衛星デバイス以外の第2のデバイスを取得する必要があると考えられ得る。
特に、UEが第1のデバイスの有効な信号を検出することは、UEが、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内に検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であることを含む。第2のしきい値は第1のしきい値と同じであり得るか、または第1のしきい値とは異なり得る。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、UEの基地局に指示情報を送るステップであって、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す、送るステップをさらに含み得る。有効な衛星信号を検出したとき、UEは、基地局がUEのための同期ソースを構成するために、基地局に通知するように基地局に指示情報を送り得る。確かに、基地局は、指示情報に基づいてUEのための同期ソースを構成することがあるか、またはUEのための同期ソースを構成しないことがあることを理解されたい。
さらに、この実施形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップは、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するステップであって、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスが、UEの同期ソースとして使用されることを示す、受信するステップと、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するステップとを含み得る。
本発明のこの実施形態では、UEは、基地局に、有効な衛星信号が検出されないことを示す指示情報を送った後に、基地局は、UEに第2の同期ソースの構成情報を再送し得ることを理解されたい。特に、第2の同期ソースの構成情報において構成される第2の同期ソースは、基地局であり得る。
任意選択で、別の実施形態では、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップは、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するステップを含む。任意選択で、第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
たとえば、第1の同期ソースとして使用される衛星デバイスに加えて、第1の同期ソースの構成情報は別の同期ソースをさらに含み得る。ステップ2310において説明されているように、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られ得るか、またはUEによって事前構成され得る。特に、第2の同期ソースは、UEの基地局であり得るか、UEに隣接する別のUEなどであり得る。
別の例では、UEは、最も高い優先度をもつ同期ソースとして衛星デバイスを事前構成し、2番目に高い優先度をもつ同期ソースとしてUEの基地局を事前構成し得る。この場合、UEが有効な衛星信号を検出しないとき、基地局は、同期のためにUEの第2の同期ソースとして使用される。
本発明のこの実施形態では、有効な衛星信号が検出されないとき、事前構成されているか、またはあらかじめ定義された優先度ルールに従って決定されている同期ソースが、第2の同期ソースとして選択される。このようにして、ユーザ機器は、事前構成された同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器の同期効率を改善することができる。
任意選択で、一実施形態では、本方法は、UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用するステップをさらに含み得る。
UEが有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、UEが、第2のデバイスの信号を検出するとき、UEは、UEの同期ソースとしてその第2のデバイスを使用し、同期を実行し得る。このようにして、同期ソースは、比較的短時間中に、および高い優先度をもつ同期ソースを選択するという原理に従って取得され得る。
さらに、第2のデバイスは、衛星デバイスの優先度よりも低くない優先度をもつ同期ソースである。特に、UEが複数の同期ソース信号を検出するとき、UEは、同期ソース優先度または同期ソースタイプ優先度に基づいて、D2Dリンクを介した同期ソースとして最も高い優先度をもつ同期ソースをさらに選択し得る。
任意選択で、本方法は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるステップをさらに含む。
たとえば、UEが、図22に示されているRSUに同期された場合、UEは、RSUに関連するリソースまたはリソースプールを使用することによって通信を実行する。対応して、UEが、図22に示されている基地局に同期された場合、UEは、基地局に関連するリソースまたはリソースプールを使用することによって通信を実行する。
本発明のこの実施形態では、UEが同期ソースに同期された後に、UEは、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わる。これは、同期ソースが異なっているUEが同じ通信リソース上で通信を実行するときに生じるタイミングオフセット問題によって引き起こされる干渉を低減することができ、したがって、同期ソースが異なっているUEが互いに有効な通信を実行し得ることを保証することができる。
任意選択で、本方法は、D2Dリンクを介してUEによって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、UEによって、D2Dリンクを介して同期信号を送信するステップをさらに含み得る。
ここでの信号品質は、RSRP、RSRQ、SINR、またはRSSIのうちのいずれか1つまたは複数であり得、しきい値は、事前構成されているかもしくはあらかじめ定義されていることがあるかまたはシグナリングによって構成され得ることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、D2Dリンクを介した送られる同期信号は、ネットワーク中のセルにわたって異なるUE間の同期を実装するために使用され得る。代替として、ネットワーク外で、高優先度同期ソースへの同期がトリガされて、D2Dリンクを介して同期信号が送られることがあり、それにより、別のUEは適時に同期参照を取得する。第2のしきい値の限定により、不要な送信が低減され得る。これは、D2Dリンクを介した同期パフォーマンスを保証する。
本発明は、図5に示されている実施形態の方法を実行し、図5に示されている実施形態および拡張実施形態におけるUEの機能を実装するように構成されている、ユーザ機器をさらに提案する。
特に、ユーザ機器は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。ユーザ機器は、図5に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図11に示されている実施形態の方法を実行し、図11に示されている実施形態および拡張実施形態における基地局の機能を実装するように構成されている、基地局をさらに提案する。
特に、基地局は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。基地局は、図11に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図14に示されている実施形態の方法を実行し、図14に示されている実施形態および拡張実施形態における基地局の機能を実装するように構成されている、基地局をさらに提案する。
特に、基地局は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。基地局は、図14に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、図23に示されている実施形態の方法を実行し、図23に示されている実施形態および拡張実施形態におけるUEの機能を実装するように構成されている、ユーザ機器をさらに提案する。
特に、ユーザ機器は、機能モジュールを使用することによって対応する方法を実装し得る。ユーザ機器は、図23に示されている実施形態の方法を実行するように構成されているユニットを含み得る。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図5に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図11に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、さらに別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図14に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
本発明は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている、さらに別のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案する。コンピュータプログラムは、図23に示されている実施形態の方法を実行するために使用される命令を含む。
図24は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2400の概略構造図である。図24に示されているように、ユーザ機器2400は、処理モジュール2402および送信モジュール2401を含み得る。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定することと、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成することであって、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成することとを行うように構成されている。
送信モジュール2401は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするように構成されている。
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2400は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定し、シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成し、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングする。このようにして、基地局は、各スケジュールされたUEの多重化ステータスに基づいて基準信号シーケンス生成パラメータをフレキシブルに割り振り、それにより、マルチユーザ多重化能力を改善し、スケジューリングフレキシビリティを改善することができる。
特定の適用例では、処理モジュール2402はプロセッサであり得、送信モジュール2401は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、ユーザ機器は、受信モジュール2403をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、基準信号は復調基準信号DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、DMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータは、第1のサブ周波数領域リソースの第1のリソースインデックス値によって決定される。
さらに、シーケンスパラメータ中のルートシーケンスインデックスのシーケンスグループホッピングおよび/またはシーケンスホッピングのうちの少なくとも1つは、第1のリソースインデックス値によって決定される。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2402は、第1の情報を取得するようにさらに構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、処理モジュール2402は、第1の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するように構成されている。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2402は、第1の情報を取得するようにさらに構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを示すために使用され、処理モジュール2402は、第1の情報および少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するリソースインデックス値に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する少なくとも1つのシーケンスパラメータを決定するように構成されている。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400によってあらかじめ定義されているかもしくはプリセットされた情報から第1の情報を直接取得し得るか、または受信モジュール2403を使用することによって、基地局によって送られた第1の情報を受信し得ることを理解されたい。
第1の情報によって示されるシーケンスパラメータは、絶対値であるかまたは相対値であることを理解されたい。
任意選択で、処理モジュール2402は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するようにさらに構成されている。
任意選択で、一実施形態では、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、シグナリングによって示されるか、またはあらかじめ定義されているかもしくはあらかじめ構成されている。
代替として、任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2402は、第2の情報を取得するようにさらに構成されており、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用され、処理モジュール2402は、第2の情報に基づいて、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを決定するように構成されている。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含む。任意選択で、多重化方式は、周波数分割多重化、符号分割多重化、およびリソース共有などの多重化方式のうちの少なくとも1つを含み得る。任意選択で、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの多重化方式が異なる。
処理モジュール2402は、ユーザ機器2400によってあらかじめ定義されているかもしくはプリセットされた情報から第2の情報を直接取得し得るか、または受信モジュール2403を使用することによって、基地局によって送られた第2の情報を受信し得ることを理解されたい。
ユーザ機器2400は、図5の方法をさらに実行し、図5に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図25は、本発明の一実施形態による基地局2500の概略構造図である。図25に示されているように、基地局2500は、処理モジュール2502および送信モジュール2501を含み得る。
処理モジュール2502は、第1の情報を生成するように構成されており、第1の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応する。
送信モジュール2501は、第1のUEに第1の情報を送るように構成されている。
本発明のこの実施形態では、基地局2500は、基準信号を送るために使用される各サブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータの指示情報をUEのために構成し、それにより、基地局は、UEの基準信号シーケンスに対する完全な制御を実装して、スケジューリングフレキシビリティを保証することができる。
特定の適用例では、処理モジュール2502はプロセッサであり得、送信モジュール2501は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、基地局は、受信モジュール2503をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、基準信号は復調基準信号DMRSであり、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、第1のUEのDMRSが位置するデータ帯域幅中のサブキャリアの一部または全部を含む。
任意選択で、シーケンスパラメータは、ルートシーケンスインデックス、サイクリックシフト値、または基準信号シーケンスの直交カバーコードのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、処理モジュール2502は、第2の情報を生成するようにさらに構成されており、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースを示すために使用され、送信モジュール2501は、第1のUEに第2の情報を送るようにさらに構成されている。
さらに、第2の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースの多重化方式をさらに含む。さらに、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが2つ以上のサブ周波数領域リソースであるとき、すべてのサブ周波数領域リソースの基準信号シーケンス多重化方式は同じであるか、またはサブ周波数領域リソースのうちの少なくとも2つの基準信号シーケンス多重化方式が異なる。
処理モジュール2502は、第3の情報を生成するようにさらに構成されており、第3の情報は、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、第3の情報中の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースは、基準信号シーケンスをマッピングするために第2のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第2のUEの各サブ周波数領域リソースは、1つのシーケンスパラメータに対応し、第2のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第2のサブ周波数領域リソースは、第1のUEの少なくとも1つのサブ周波数領域リソース中の第1のサブ周波数領域リソース中の周波数領域リソースの全部または一部であり、第2のサブ周波数領域リソースと第1のサブ周波数領域リソースとが異なるシーケンスパラメータに対応し、送信モジュール2501は、第2のUEに第3の情報を送るようにさらに構成されている。
基地局2500は、図11の方法をさらに実行し、図11に示されている実施形態における基地局の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図26は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2600の概略構造図である。図26に示されているように、ユーザ機器2600は、処理モジュール2602および送信モジュール2601を含み得る。
処理モジュール2602は、周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするように構成されており、各データチャネルリソースは、時間領域中で1ms未満である。
送信モジュール2601は、データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るように構成されている。
制御情報が周波数領域の連続の方式で送信されるので、制御情報を送信するための周波数領域リソースが、減衰した周波数領域リソースの範囲内に入るという問題を回避するために、本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2600は、周波数領域の離散の方式でデータチャネルリソースに制御情報の少なくとも1つのタイプをマッピングする。このようにして、UCI送信中に追加の周波数領域ダイバーシティ利得が取得され得る。
特定の適用例では、処理モジュール2602はプロセッサであり得、送信モジュール2601は送信機であり得ることを理解されたい。
任意選択で、ユーザ機器は、受信モジュール2603をさらに含み得る。受信モジュールは受信機であり得る。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、制御情報は、ハイブリッド自動再送要求HARQの応答情報、チャネル状態情報CSI、またはスケジューリング要求SRのうちの少なくとも1つを含む。さらに、CSIは、ランクインジケータRI、プリコーディング行列インジケータPMI、チャネル品質インジケータCQI、プリコーディングタイプインジケータPTI、またはビーム指示BIのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2602は、少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を複数の部分に分割し、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に各タイプの制御情報の複数の部分をそれぞれマッピングするか、またはデータチャネルリソースによって占有される帯域幅中の異なる部分に複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングするように特に構成されている。
さらに、処理モジュール2602は、2つの部分に少なくとも1つのタイプの制御情報の各々を分割し、データチャネルリソースによって占有される帯域幅の2つの側に2つの部分をそれぞれマッピングするように特に構成されている。
代替として、さらに、処理モジュール2602は、
高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の各々中の第1の制御情報をマッピングすること、または
低周波数サブキャリアから高周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第1の部分中の第1の制御情報をマッピングし、高周波数サブキャリアから低周波数サブキャリアに、データチャネルリソースによって占有される帯域幅中の少なくとも一部分の第2の部分中の第1の制御情報をマッピングすることであって、
第1の制御情報が、複数のタイプの制御情報のうちの1つである、マッピングすること、
を行うようにさらに構成されている。
さらに、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含み、データチャネルリソースが、サブバンド1と、サブバンド2と、サブバンド3と、サブバンド4との4つのサブバンドに分割されるとき、処理モジュール2602は、
サブバンド1およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド4にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド1およびサブバンド4にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド2およびサブバンド3にRIをマッピングすること、または
サブバンド2およびサブバンド3にHARQ応答情報をマッピングし、サブバンド1およびサブバンド4にRIをマッピングすること
を行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュール2602は、制御情報が複数のタイプの制御情報を含むとき、データチャネルリソースの少なくとも2つの時間領域データシンボルに複数のタイプの制御情報をそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅に複数のタイプの制御情報をマッピングするように特に構成されている。
さらに、処理モジュール2602は、
データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースに第1の制御情報をマッピングし、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースに第2の制御情報をマッピングすること、または
第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースとに第1の制御情報をマッピングし、第1のサブバンド中の、データチャネルリソースの第2のシンボル上の時間周波数リソースと第2のサブバンド中の、データチャネルリソースの第1のシンボル上の時間周波数リソースとに第2の制御情報をマッピングすること
を行うように特に構成されている。
任意選択で、データチャネルリソースの1つのサブフレーム中の制御情報によって占有されるシンボルの量は、2、3、4、6、または7のうちのいずれか1つである。
さらに、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、処理モジュール2602は、データチャネルリソースの2つの側上の2つの隣接する時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをそれぞれマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするように特に構成されている。
任意選択で、一実施形態では、制御情報が、HARQ応答情報とRIとを含むとき、処理モジュール2602は、データチャネルリソースの一方の側上の1つの時間領域データシンボルに制御情報中のHARQ応答情報とRIとをマッピングし、周波数領域の離散の方式で、データチャネルリソースによって占有される帯域幅にHARQ応答情報とRIとをマッピングするように特に構成されている。
任意選択で、送信モジュール2601は、制御情報を送るときにデータチャネルリソース上でレートマッチングまたはパンクチャリング演算を実行するようにさらに構成されている。
ユーザ機器2600は、図14の方法をさらに実行し、図14に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
図27は、本発明の一実施形態によるユーザ機器2700の概略構造図である。図27に示されているように、ユーザ機器2700は、トランシーバモジュール2701および処理モジュール2702を含み得る。
処理モジュール2702は、第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するように構成されており、第1のデバイスは衛星デバイスである。
トランシーバモジュール2701は、第1のデバイスの信号を受信するように構成されている。
処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出するとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用するようにさらに構成されている。代替として、処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出しないとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するようにさらに構成されており、第2のデバイスは衛星デバイス以外のデバイスである。
トランシーバモジュール2701は、D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するようにさらに構成されている。
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器2700は、有効な衛星信号があるとき、同期ソースとして衛星デバイスを選択し、有効な衛星信号を検出しないとき、同期ソースとして衛星デバイス以外のデバイスを選択する。このようにして、衛星信号があるか衛星信号がないかにかかわらず、UEは同期ソースに基づいて同期を実行し、それにより、ユーザ機器が同期ソースを長時間失うので同期が失敗するという問題を回避することができる。これはユーザ機器の同期効率を改善する。
特定の適用例では、処理モジュール2702はプロセッサであり得、トランシーバモジュール2701は、トランシーバを含み得るかまたは送信機および受信機を含み得ることを理解されたい。送信機および受信機はアンテナに結合され得る。
任意選択で、第1の同期ソースの構成情報は、基地局によってUEに送られるか、または第1の同期ソースの構成情報は、事前構成されているかもしくはあらかじめ定義されている。
任意選択で、処理モジュール2702が有効な衛星信号を検出しないことは、
処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が第1のしきい値より低いこと、または
処理モジュール2702が衛星信号を検出しないこと、または
処理モジュール2702が、プリセットされた時間内に衛星信号を検出しないか、もしくはプリセットされた時間内に処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が、第1のしきい値より低いこと
を含む。
任意選択で、処理モジュール2702が第1のデバイスの有効な信号を検出することは、
処理モジュール2702が、プリセットされた持続時間内に衛星信号を検出するか、もしくはプリセットされた持続時間内に処理モジュール2702によって検出された衛星信号のチャネル品質が、第2のしきい値以上であること
を含む。
任意選択で、一実施形態では、処理モジュール2702が有効な衛星信号を検出しない持続時間がプリセットされた持続時間未満であり、処理モジュール2702が、第2のデバイスの信号を検出するとき、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを使用し得る。
任意選択で、別の実施形態では、トランシーバモジュール2701は、UEの基地局に指示情報を送るようにさらに構成されており、指示情報は、UEが有効な衛星信号を検出しないことを示す。
さらに、トランシーバモジュール2701は、基地局によって送られる第2の同期ソースの構成情報を受信するようにさらに構成されており、第2の同期ソースの構成情報は、第2のデバイスがUEの同期ソースとして使用されることを示し、処理モジュール2702は、第2の同期ソースの構成情報に基づいて、第2のデバイスがD2Dリンクを介した同期ソースであると決定するように特に構成されている。さらに、第2のデバイスは基地局である。
任意選択で、別の実施形態では、処理モジュール2702は、第2の同期ソースとして、第2のデバイス中で最も高い同期ソース優先度をもつデバイスを取得するように特に構成されている。さらに、第2の同期ソースは、UEの基地局であるか、または別のUEである。
任意選択で、処理モジュール2702は、D2Dリンクを介したUEの通信リソースから同期ソースに関連するリソースまたはリソースプールに切り替わるようにさらに構成されている。
任意選択で、トランシーバモジュール2701は、D2Dリンクを介して処理モジュール2702によって検出された信号の品質が、第3のしきい値より低いとき、D2Dリンクを介して同期信号を送信するようにさらに構成されている。
ユーザ機器2700は、図23の方法をさらに実行し、図23に示されている実施形態におけるユーザ機器の機能を実装し得る。詳細について、本発明のこの実施形態においてここで再び説明されない。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器2800をさらに提案する。図28は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器2800の概略構造図である。ユーザ機器2800のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ2802、メモリ2803、送信機2801、および受信機2804を含む、図28に示され得る。特定の適用例では、送信機2801および受信機2804はアンテナ2805に結合され得る。
メモリ2803は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ2803は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ2802に命令およびデータを提供する。メモリ2803は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ2802は、メモリ2803に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器2800において、プロセッサ2802は、受信機2804および送信機2801を使用することによって、
ユーザ機器2800の少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを決定するステップであって、1つのサブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、決定するステップと、
シーケンスパラメータに基づいて基準信号シーケンスを生成するステップと、
少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応する物理リソースに基準信号シーケンスをマッピングするステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図5に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ2802に適用され得るか、またはプロセッサ2802によって実装され得る。プロセッサ2802は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ2802中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ2802は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ2802は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ2803中に位置する。プロセッサ2802は、メモリ2803中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、基地局2900をさらに提案する。図29は、本発明のこの実施形態による基地局2900の概略構造図である。基地局2900のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ2902、メモリ2903、送信機2901、および受信機2904を含む、図29に示され得る。特定の適用例では、送信機2901および受信機2904はアンテナ2905に結合され得る。
メモリ2903は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ2903は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ2902に命令およびデータを提供する。メモリ2903は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ2902は、メモリ2903に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、基地局2900において、プロセッサ2902は、受信機2904および送信機2901を使用することによって、
第1の情報を生成するステップであって、第1の情報が、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースに対応するシーケンスパラメータを示すために使用され、少なくとも1つのサブ周波数領域リソースが、基準信号シーケンスをマッピングするために第1のUEによって使用される周波数領域リソースであり、第1のUEの各サブ周波数領域リソースが、1つのシーケンスパラメータに対応する、生成するステップと、
第1のUEに第1の情報を送るステップと
の方法を実行し得る。
基地局によって実行され、本発明の図11に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ2902に適用され得るか、またはプロセッサ2902によって実装され得る。プロセッサ2902は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ2902中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ2902は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ2902は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ2903中に位置する。プロセッサ2902は、メモリ2903中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器3000をさらに提案する。図30は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器3000の概略構造図である。ユーザ機器3000のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ3002、メモリ3003、送信機3001、および受信機3004を含む、図30に示され得る。特定の適用例では、送信機3001および受信機3004はアンテナ3005に結合され得る。
メモリ3003は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ3003は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ3002に命令およびデータを提供する。メモリ3003は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ3002は、メモリ3003に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器3000において、プロセッサ3002は、受信機3004および送信機3001を使用することによって、
周波数領域の離散の方式で、制御情報を搬送するために使用されるデータチャネルリソースに制御情報をマッピングするステップであって、各データチャネルリソースが、時間領域中で1ms未満である、マッピングするステップと、
データチャネルリソースを使用することによって制御情報を送るステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図14に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ3002に適用され得るか、またはプロセッサ3002によって実装され得る。プロセッサ3002は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ3002中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ3002は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ3002は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ3003中に位置する。プロセッサ3002は、メモリ3003中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の一実施形態は、ユーザ機器3100をさらに提案する。図31は、本発明のこの実施形態によるユーザ機器3100の概略構造図である。ユーザ機器3100のエンティティ装置の概略構造図は、プロセッサ3102、メモリ3103、送信機3101、および受信機3104を含む、図31に示され得る。特定の適用例では、送信機3101および受信機3104はアンテナ3105に結合され得る。
メモリ3103は、プログラムを記憶するように構成されている。特に、プログラムはプログラムコードを含むことがあり、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリ3103は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ3102に命令およびデータを提供する。メモリ3103は、高速RAMメモリを含み得るか、または不揮発性メモリ(non−volatile memory)、たとえば、少なくとも1つのディスクメモリをさらに含み得る。
プロセッサ3102は、メモリ3103に記憶されたプログラムを実行するように構成されている。
特に、ユーザ機器3100において、プロセッサ3102は、受信機3104および送信機3101を使用することによって、
第1の同期ソースの構成情報に基づいて第1のデバイスの信号を検出するステップであって、第1のデバイスが衛星デバイスである、検出するステップと、
第1のデバイスの有効な信号が検出されるとき、D2Dリンクを介したUEの同期ソースとして第1のデバイスを使用し、第1のデバイスの有効な信号が検出されないとき、D2Dリンクを介した同期ソースとして第2のデバイスを取得するステップであって、第2のデバイスが衛星デバイス以外のデバイスである、取得するステップと、
D2Dリンクを介した同期ソースに基づいてD2Dリンクを介した通信を実行するステップと
の方法を実行し得る。
ユーザ機器によって実行され、本発明の図23に示されている実施形態において開示された上記の方法は、プロセッサ3102に適用され得るか、またはプロセッサ3102によって実装され得る。プロセッサ3102は集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法のステップは、プロセッサ3102中のハードウェアの集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実行され得る。プロセッサ3102は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)などを含む、汎用プロセッサであり得るか、またはデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、もしくは個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサ3102は、本発明の実施形態に開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ3103中に位置する。プロセッサ3102は、メモリ3103中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法のステップを実行する。
本発明の実施形態において、上記の処理のシーケンス番号は実行シーケンスを示さないことを理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装処理に対するいかなる限定ともならない。
当業者は、本明細書で開示される実施形態に関して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の適用例および設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明された機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、そのような実装は本発明の範囲を越えると考えられるべきではない。
上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作処理について、説明をわかりやすく簡潔にするために、上記の方法実施形態における対応する処理への参照が行われ得ることが当業者によって明らかに理解され得、詳細について再びここで説明されない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は、組み合わされ得るかまたは別のシステムに組み込まれ得るか、またはいくつかの特徴が無視されるかもしくは実施されないことがある。加えて、図示または説明された相互結合、直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても別個でなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの場所に位置していても、複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態において解決策の目的を達成するために、実際の要件に応じて選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに組み込まれ得るか、またはユニットの各々が物理的に単独で存在し得るか、または2つ以上のユニットが1つのユニットに組み込まれ得る。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分、もしくは技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態で説明された方法のステップの全部または一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read−only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本発明の特定の実装形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形形態または置換形態も、本発明の保護範囲内に入るものである。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。