JP2019526961A - 接続試み方法及びユーザ機器と、接続制御方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明の無線通信システムにおいて、ユーザ機器(user equipment、UE)は複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を受信することができる。UEは複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を受信することができる。UEはUEのデータがマッピング情報に従って属する接続カテゴリーと、バーリング情報に基づいてネットワークに接続を試るか否かを決定することができる。【選択図】図11

Description

本発明は無線通信システムに関し、ネットワークへの接続を試みる方法及び装置、該接続を制御する方法及び装置に関する。
無線通信システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは、可用システムリソース(帯域幅、伝送パワーなど)を共有してマルチユーザとの通信を支援できる多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC−FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
機器間(Machine−to−Machine;M2M)通信と、高いデータ送信量を要求するスマートフォン、タブレットPCなどの様々な装置及び技術が出現及び普及されている。これに伴い、セルラーネットワークにおいて処理が要求されるデータ量も急増している。このように急増しているデータ処理要求量を満たすために、より多い周波数帯域を効率的に使用するための搬送波集成(carrier aggregation)技術、認知無線(cognitive radio)技術などと、限定された周波数内で送信されるデータ容量を高めるための多重アンテナ技術、多重基地局協調技術などが発展している。
一方、ユーザ機器(user equipment;UE)がその周辺で接続(access)可能なノード(node)の密度が高くなる方向に通信環境が進化している。ノードとは、一つ以上のアンテナを具備してUEと無線信号を送信/受信できる固定の地点(point)をいう。高い密度のノードを有する通信システムは、ノード同士の協調によってさらに高い性能の通信サービスをUEに提供することができる。
より多くの通信装置がより大きい通信容量を要求することにより、レガシー無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域通信に対する必要性が台頭しつつある。また、複数の装置と客体(object)とを相互接続していつどこでも様々なサービスを提供するための大規模機械タイプ通信(massive machine type communication、mMTC)は、次世代通信において考慮すべき主要争点の一つである。また、信頼度及び待機時間に敏感なサービス/UEを考慮して設計される通信システムに関する議論が進行中である。次世代(next generation)無線接続技術の導入は、向上したモバイル広帯域通信(eMBB)、mMTC、超高信頼性及び低待機時間通信(ultra−reliable and low latency communicationl、URLLC)などを考慮して論議されている。
新しい無線通信技術の導入により、基地局が所定リソース領域でサービスを提供すべきUEの個数が増加するだけでなく、上記基地局がサービスを提供するUEと送信/受信するデータ及び制御情報の量も増加している。基地局がUEとの通信に利用可能な無線リソースの量は有限であるため、有限の無線リソースを用いて基地局がデータ及び/又は制御情報をUEから/に効率的に受信/送信するための新しい方案が望まれる。
またスマート機器の発達により、少量のデータを効率的に送受信、或いは低い頻度で発生するデータを効率的に送受信するための新しい方案が求められている。
またネットワーク機能の導入によって、UEによるネットワークへの接続を効率的に制御する方案が求められている。
またUEの種類及びサービスによって各々異なる接続機会を提供しながら、最小のシステム負荷でUEに公正な接続機会を提供する方案が求められている。
本発明が遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及していない別の技術的課題は、以下の発明の詳細な説明から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
本発明の一様相において、無線通信システムにおいてユーザ機器(user equipment、UE)がネットワークに接続を試みる方法が提供される。方法は、複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を受信し、複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を受信し、UEのデータがマッピング情報に従って属する接続カテゴリーと、バーリング情報に基づいて、ネットワークに接続を試るか否かを決定する。
本発明の他の様相において、無線通信システムにおいてネットワークに接続を試みるユーザ機器(user equipment、UE)が提供される。ユーザ機器は無線周波数(radio frequency、RF)ユニット、及びRFユニットを制御するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサは、複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を受信するようにRFユニットを制御し、複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を受信するようにRFユニットを制御し、UEのデータがマッピング情報に従って属する接続カテゴリーと、バーリング情報に基づいて、ネットワークに接続を試みるか否かを決定するように構成される。
本発明のさらに他の様相において、無線通信システムにおいて基地局がユーザ機器(user equipment、UE)によるネットワークへの接続を制御する方法が提供される。方法は、複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を送信し、複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を送信し、ユーザ機器からネットワークへの接続要請を受信することを含む。
本発明のさらに他の様相において、無線通信システムにおいてユーザ機器(user equipment、UE)によるネットワークへの接続を制御する基地局が提供される。基地局は無線周波数(radio frequency、RF)ユニット、及びRFユニットを制御するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサは、複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を送信するようにRFユニットを制御し、複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を送信するようにRFユニットを制御し、ユーザ機器からネットワークへの接続要請を受信するようにRFユニットを制御するように構成される。
本発明の各様相において、マッピング情報は複数の接続カテゴリーの各々に対するネットワークスライス、IPアドレス又は接続原因を示すことができる。
本発明の各様相において、複数の接続カテゴリーはいかなるマッピング基準にも合わない接続のための接続カテゴリーを含むことができる。
本発明の各様相において、マッピング情報は複数の接続カテゴリーの各々に対するネットワークスライス、IPアドレス、接続原因又は接続クラスを示すことができる。
本発明の各様相において、データが属する接続カテゴリーに対する接続が許容されると接続を試み、許容されないと接続を試みないことができる。
上記の課題解決方法は本発明の実施例の一部に過ぎず、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例が、当該技術の分野における通常の知識を有する者によって、以下に詳述する本発明の詳細な説明に基づいて導出され理解されるであろう。
本発明によれば、UEによるネットワーク接続を効率的に制御することができる。
本発明によれば、UEの種類及びサービスによって各々異なる接続機会を提供することができる。また本発明によれば、最小のシステム負荷でUEに公正な接続機会を付与することができる。
本発明によれば、無線通信信号を効率的に送受信することができる。これによって、無線通信システムの全体処理量(throughput)を高めることができる。
本発明による効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及していない別の効果は、以下の発明の詳細な説明から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に係る実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。 一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを示す例示図である。 制御平面における無線インタフェースプロトコルの構造を示す例示図である。 ユーザ平面における無線インタフェースプロトコルの構造を示す例示図である。 ユーザ平面及び制御平面のためのLTEプロトコルスタックを例示する図である。 任意接続(random access)過程を説明するためのフローチャートである。 無線リソース制御(RRC)層における連結過程を示す図である。 V2X(Vehicle to everything)通信環境を示す図である。 次世代(next generation、NextGen)システムのための参照(reference)モデルとして使用可能な高いレベルのアーキテクチャを例示する図である。 本発明による接続制御メカニズムの一例を示す図である。 本発明による接続制御メカニズムの他の例を示す図である。 本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。 本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。 本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。 本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り現在広く使われている一般的な用語を選択したが、これは、当該分野に従事する技術者の意図又は判例、新しい技術の出現などによって変更されてもよい。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合は、該当する発明の説明部分においてその意味を詳しく記載するものとする。従って、本発明で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本発明の全般に亘る内容に基づいて定義されるべきである。
以下の実施例は本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は別の実施例に含まれてもよく、別の実施例の対応する構成又は特徴に取り替わってもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせるような手順又は段階などは記述を省略し、当事業者のレベルで理解し得るような手順又は段階も記述を省略した。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を“含む(comprising又はincluding)”とされているとき、これは、特別な記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得るということを意味する。また、明細書に記載された“…部”、“…器”、“モジュール”などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、“ある(a又はan)”、“一つ(one)”、“その(the)”及び類似関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の双方を含む意味で使うことができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。即ち、本発明の実施例において説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。
また、本文書に開示されている全ての用語は、上記標準文書によって説明されることができる。例えば、この明細書は3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.213、3GPP TS 36.321、3GPP TS 36.322、3GPP TS 36.323、3GPP TS 36.331、3GPP TS 23.203、3GPP TS 23.401、3GPP TS 24.301、3GPP TS 23.228、3GPP TS 29.228、3GPP TS 23.218、3GPP TS 22.011、3GPP TS 36.413、3GPP TS 23.303の標準文書のうちの1つ以上によって裏付けられる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明しようとするもので、本発明が実施され得る唯一の実施の形態を表そうとするものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で別の形態に変更されてもよい。
まず、本明細書で使われる用語は次のように定義される。
−IMS(IP Multimedia Subsystem又はIP Multimedia Core Network Subsystem):IP上で音声又は他のマルチメディアサービスを配達するための標準化を提供するための構造的(architectural)フレームワーク(framework)。
−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)ベースの3世代(Generation)移動通信技術。
−EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)ベースのPS(packet switched)コア(core)ネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE/UTRANなどのアクセスネットワークとで構成されたネットワークシステム。UMTSが進化した形態のネットワークである。
−NodeB:GERAN/UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−eNodeB/eNB:E−UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−UE(User Equipment):ユーザ機器。UEは、UE(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などと呼ぶこともできる。また、UEは、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であってもよく、PC(Personal Computer)、車両搭載装置のように携帯不可能な機器であってもよい。MTC関連内容においてUE又は端末という用語は、MTCデバイスを指すことができる。
−HNB(Home NodeB):UMTSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル(micro cell)規模である。
−HeNB(Home eNodeB):EPSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル規模である。
−MME(Mobility Management Entity):移動性管理(Mobility Management;MM)、セッション管理(Session Management;SM)機能を有するEPSネットワークのネットワークノード。
−PDN−GW(Packet Data Network−Gateway)/PGW/P−GW:UE IPアドレス割り当て、パケットスクリーニング(screening)及びフィルタリング、課金データ集合(charging data collection)機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
−SGW(Serving Gateway)/S−GW:移動性アンカー(mobility anchor)、パケットルーティング(routing)、休止(idle)モードパケットバッファリング、MMEがUEをページングするようにトリガーする機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
−PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー別に差別化したQoS及び課金政策を動的(dynamic)に適用するための政策決定(Policy decision)を行うEPSネットワークのネットワークノード。
−OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのようなモバイルデバイスの管理のためにデザインされたプロトコルであり、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、誤り報告(Error Report)などの機能を有する。
−OAM(Operation Administration and Maintenance):ネットワーク欠陥表示、性能情報、及びデータ診断機能を提供するネットワーク管理機能群。
−NAS(Non−Access Stratum):UEとMMEの間の制御プレーン(control plane)の上端(stratum)。LTE/UMTSプロトコルスタックにおいて、UEとコアネットワークの間のシグナリング、トラピックメッセージをやり取りするための機能的階層であって、UEの移動性を支援し、UEとPDN GWの間のIP連結を確立(establish)及び維持するセッション管理手順及びIP住所管理などを支援する。
−EMM(EPS Mobility Management):NAS層のサブ層であり、UEがネットワークアタッチ(attach)されているか又はディタッチ(detach)されているかによって、EMMは、“EMM−Registered”状態又は“EMM−Deregistered”状態を有することができる。
−ECM(EMM Connection Management)連結(connection):UEとMMEとの間に確立(establish)された、NASメッセージの交換(exchange)のためのシグナリング連結(connection)。ECM連結は、UEとeNB間のRRC連結と上記eNBとMME間のS1シグナリング連結で構成された論理(logical)連結である。ECM連結が確立(establish)/終結(terminate)すると、上記RRC及びS1シグナリング連結も同様に確立/終結する。確立されたECM連結は、UEにとってはeNBと確立されたRRC連結を有することを意味し、MMEにとっては上記eNBと確立されたS1シグナリング連結を有することを意味する。NASシグナリング連結、即ち、ECM連結が確立されているか否かによって、ECMは“ECM−Connected”状態又は“ECM−Idle”状態を有することができる。
−AS(Access−Stratum):UEと無線(或いは接続)ネットワークとの間のプロトコルスタックを含み、データ及びネットワーク制御信号の送信などを担当する。
−NAS設定(configuration)MO(Management Object):NAS機能(Functionality)に関連したパラメータ(parameters)をUEに設定する過程で使われるMO(Management object)。
−PDN(Packet Data Network):特定サービスを支援するサーバー(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバー、WAP(Wireless Application Protocol)サーバーなど)が位置しているネットワーク。
−PDN連結:一つのIPアドレス(一つのIPv4アドレス及び/又は一つのIPv6プレフィックス)で表現される、UEとPDNとの間の論理的な連結。
−APN(Access Point Name):PDNを示したり区分する文字列。要求したサービスやネットワークに接続するためには特定P−GWを経るが、このP−GWを見つけ得るようにネットワーク内であらかじめ定義した名前(文字列)を意味する。(例えば、internet.mnc012.mcc345.gprs)
−RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークにおいてNodeB、eNodeB、及びそれらを制御するRNC(Radio Network Controller)を含む単位。UE同士の間に存在し、基幹ネットワークへの連結を提供する。
−HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワークの加入者情報を有するデータベース。HSSは、設定記憶(configuration storage)、識別子管理(identity management)、ユーザ状態記憶などの機能を有することができる。
−PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。事事業者別に区分して構成することができる。
−ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function):一つのネットワークエンティティ(entity)であり、事事業者単位でUEが使用可能な接続(access)を発見して選択するようにする政策(Policy)を提供。
−EPC経路(又は、infrastructure data path)):EPCを介したユーザ平面コミュニケーション経路
−E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer):S1ベアラと該当のデータ無線ベアラとの連結(concatenation)をいう。E−RABが存在すると、該E−RABとNASのEPSベアラとの間に一対一マッピングがある。
−GTP(GPRS Tunneling Protocol):GSM、UMTS及びLTEネットワーク内で一般パケット無線サービス(general packet radio service;GPRS)を運ぶために用いられるIP−ベース通信プロトコルのグループ。3GPPアーキテクチャ内には、GTP及びプロキシモバイルIPv6ベースインタフェースが様々なインタフェースポイント上に特定(specify)されている。GTPは、いくつかのプロトコル(例えば、GTP−C、GTP−U及びGTP’)に分解(decompose)することができる。GTP−Cは、ゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)とサービングGPRS支援ノード(SGSN)との間のシグナリングのためにGPRS基幹(core)ネットワーク内で用いられる。GTP−Cは、上記SGSNがユーザのためにセッションを活性化(activate)(例えば、PDNコンテクスト活性化(activation))すること、同一セッションを非活性化(deactivate)すること、サービスパラメータの品質(quality)を調整(adjust)すること、又は他のSGSNから動作したばかりの加入者(subscriber)のためのセッションを更新すること、を許容する。GTP−Uは上記GPRS基幹ネットワーク内でそして無線接続ネットワークと基幹ネットワークとの間でユーザデータを運ぶために用いられる。図1は、EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。
EPCは、3GPP技術の性能を向上するためのSAE(System Architecture Evolution)の肝心な要素である。SAEは、種々のネットワーク間の移動性を支援するネットワーク構造を決定する研究課題に該当する。SAEは、例えば、IPベースで様々な無線接続技術を支援し、より向上したデータ送信キャパビリティを提供するなどの最適化したパケット−ベースシステムを提供することを目指す。
具体的に、EPCは、3GPP LTEシステムのためのIP移動通信システムの基幹ネットワーク(Core Network)であり、パケット−ベース実時間及び非実時間サービスを支援することができる。既存の移動通信システム(即ち、2世代又は3世代移動通信システム)では、音声のためのCS(Circuit−Switched)及びデータのためのPS(Packet−Switched)の2つの区別されるサブ−ドメインによって基幹ネットワークの機能が具現された。しかし、3世代移動通信システムの進化である3GPP LTEシステムでは、CS及びPSのサブ−ドメインが一つのIPドメインに単一化された。即ち、3GPP LTEシステムでは、IPキャパビリティ(capability)を有するUEとUEとの連結を、IPベースの基地局(例えば、eNodeB(evolved Node B))、EPC、アプリケーションドメイン(例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem))によって構成することができる。即ち、EPCは端−対−端(end−to−end)IPサービス具現に必須な構造である。
EPCは様々な構成要素を含むことができ、図1ではその一部に該当する、SGW(Serving Gateway)、PDN GW(Packet Data Network Gateway)、MME(Mobility Management Entity)、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
SGW(又はS−GW)は無線接続ネットワーク(RAN)と基幹ネットワークとの間の境界点として動作し、eNBとPDN GWとの間のデータ経路を維持する機能を有する要素である。また、UEがeNBによってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、SGWはローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役割を担う。即ち、E−UTRAN(3GPPリリース−8以降に定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)における移動性のために、SGWを介してパケットをルーティングすることができる。また、SGWは、他の3GPPネットワーク(3GPPリリース−8以前に定義されるRAN、例えば、UTRAN又はGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能してもよい。
PDN GW(又はP−GW)は、パケットデータネットワークに向かうデータインタフェースの終了点(termination point)に該当する。PDN GWは、政策執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金支援(charging support)などを支援することができる。また、3GPPネットワークと非−3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼できないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークやWiMaxのような信頼できるネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイントの役目を担うことができる。
図1のネットワーク構造の例示では、SGWとPDN GWが別個のゲートウェイで構成されることを示しているが、2つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されてもよい。
MMEは、UEのネットワーク連結に対するアクセス、ネットワークリソースの割り当て、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバーなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を有する要素である。MMEは、加入者及びセッション管理に関連した制御平面(control plane)機能を制御する。MMEは多数のeNBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバーのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは、保安手順(Security Procedures)、端末−対−ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、休止端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を有する。
SGSNは、別の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは、信頼できない非−3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対する保安ノードとしての役割を担う。
図1を参照して説明したように、IP能力(capability)を有するUEは、3GPPアクセスはもとより、非−3GPPアクセスベースでもEPC内の様々な要素を経由して、事事業者(即ち、運営者(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1は、様々な参照ポイント(reference point)(例えば、S1−U、S1−MMEなど)を示している。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCにおける個別の機能エンティティ(functional entity)に存在する2個の機能を連結する概念的なリンクを参照ポイントと定義する。次の表1に、図1に示した参照ポイントを整理する。表1の例示の他に、ネットワーク構造によって様々な参照ポイントが存在してもよい。
Figure 2019526961
図1に示す参照ポイントのうち、S2a及びS2bは非−3GPPインタフェースに該当する。S2aは、信頼できる非−3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザ平面に提供する参照ポイントである。S2bは、ePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザ平面に提供する参照ポイントである。
図2は、一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを示す例示図である。
同図に示すように、eNBはRRC(Radio Resource Control)連結が活性化されている間に、ゲートウェイへのルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、放送チャネル(BCH)のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクにおけるリソースをUEに動的割り当て、eNBの測定のための設定及び提供、無線ベアラ制御、無線許可制御(radio admission control)、そして連結移動性制御などのための機能を有することができる。EPC内ではページング発生、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面の暗号化、SAEベアラ制御、NASシグナリングの暗号化及び完全性保護機能を有することができる。
図3は、UEとeNBとの間の制御平面における無線インタフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の構造を示す例示図であり、図4は、UEとeNBとの間のユーザ平面における無線インタフェースプロトコルの構造を示す例示図である。
上記無線インタフェースプロトコルは3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく。上記無線インタフェースプロトコルは、水平的に、物理層(Physical Layer)、データリンク層(Data Link Layer)及びネットワーク層(Network Layer)からなり、垂直的には、データ情報送信のためのユーザ平面(User Plane)と制御信号(Signaling)伝達のための制御平面(Control Plane)とに区分される。
それらのプロトコル層は、通信システムにおいて広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルにおける下位3層に基づいてL1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に区分することができる。
以下では、図3に示した制御平面の無線プロトコルと、図4に示すユーザ平面における無線プロトコルの各層について説明する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。上記物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して連結されており、上記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間のデータが伝達される。そして、異なる物理層の間、即ち、送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを介してデータが伝達される。
物理チャネル(Physical Channel)は、時間軸上にある複数のサブフレームと周波数軸上にある複数の副搬送波(subcarrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(subframe)は時間軸上で複数のOFDMシンボル(symbol)と複数の副搬送波とで構成される。一つのサブフレームは複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数の副搬送波とで構成される。データが送信される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は、1個のサブフレームに該当する1msである。
上記送信側と受信側の物理層に存在する物理チャネルは、3GPP LTEによれば、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)などに区別される。
第2層には様々な層が存在する。まず、第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、様々な論理チャネル(Logical Channel)を様々な送信チャネルにマップさせる役割を担い、且つ複数の論理チャネルを一つの送信チャネルにマップさせる論理チャネル多重化(Multiplexing)の役割を担う。MAC層は上位層であるRLC層とは論理チャネル(Logical Channel)で連結されており、論理チャネルは、送信される情報の種類によって、概ね、制御平面(Control Plane)の情報を送信する制御チャネル(Control Channel)とユーザ平面(User Plane)の情報を送信するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに区別される。
第2層における無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層は、上位層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位層が無線区間でデータを送信するのに適するようにデータサイズを調節する役割を担う。
第2層におけるパケットデータ収束(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層は、IPv4やIPv6のようなIPパケット送信時に、帯域幅の小さい無線区間で効率的に送信するために、相対的にサイズが大きいと共に不要な制御情報を含んでいるIPパケットヘッダーサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を有する。また、LTEシステムでは、PDCP層が保安(Security)機能も担うが、これは、第3者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)及び第3者のデータ操作を防止する完全性保護(Integrity protection)で構成される。
第3層の最上部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;以下、RRCと略す。)層は、制御平面においてのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer;RBと略す。)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。このとき、RBは、UEとE−UTRANとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。
UEのRRC層と無線ネットワークのRRC層との間にRRC連結(RRC connection)が確立された(established)場合、UEはRRC連結モード(Connected Mode)にあり、そうでない場合、RRC休止モード(Idle Mode)にある。
以下、UEのRRC状態(RRC state)及びRRC連結方法について説明する。RRC状態とは、UEのRRCがE−UTRANのRRCと論理的連結(logical connection)となっているか否かを指し、連結されている場合はRRC_CONNECTED状態(state)、連結されていない場合はRRC_IDLE状態と呼ぶ。RRC_CONNECTED状態のUEはRRC連結が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、これによってUEを効果的に制御することができる。一方、RRC_IDLE状態のUEの場合、E−UTRANが当該UEの存在を把握できず、セルよりも大きい地域単位であるTA(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。即ち、RRC_IDLE状態のUEは、セルに比べて大きい地域単位で当該UEの存在有無だけが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためには、当該UEがRRC_CONNECTED状態に遷移する必要がある。各TAはTAI(Tracking Area Identity)によって区別される。UEは、セルで放送(broadcasting)される情報であるTAC(Tracking Area Code)を用いてTAIを構成することができる。
ユーザがUEの電源を最初につけたとき、まず、UEは適切なセルを探索して当該セルでRRC連結を結び、基幹ネットワークにUEの情報を登録する。その後、UEはRRC_IDLE状態にとどまる。RRC_IDLE状態にとどまっているUEは必要によってセルを(再)選択し、システム情報(System Information)やページング情報を調べる。これをセルにキャンプオン(camp on)するという。RRC_IDLE状態にとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってE−UTRANのRRCとRRC連結を確立し、RRC_CONNECTED状態に遷移する。RRC_IDLE状態にとどまっているUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、データ送信試み、或いはE−UTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
上記RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を有する。
次に、図3に示したNAS層について詳しく説明する。
NAS層に属するESM(Evolved Session Management)は、デフォルトベアラ(default bearer)管理、専用ベアラ(dedicated bearer)管理のような機能を果たし、UEがネットワークからPSサービスを利用するための制御を担当する。デフォルトベアラリソースは、特定PDN(Packet Data Network)に最初接続時に、ネットワークに接続される際にネットワークから割り当てられるという特徴を有する。このとき、ネットワークは、UEがデータサービスを用い得るようにUEにとって使用可能なIPアドレスを割り当て、またデフォルトベアラのQoSを割り当てる。LTEでは、大きく、データ送信/受信のための特定帯域幅を保障するGBR(Guaranteed bit rate)QoS特性を有するベアラと、帯域幅の保障無しでベストエフォートQoS(Best effort QoS)特性を有するNon−GBRベアラの2種類を支援する。デフォルトベアラの場合、Non−GBRベアラが割り当てられる。専用ベアラの場合には、GBR又はNon−GBRのQoS特性を有するベアラが割り当てられる。
ネットワークでUEに割り当てたベアラをEPS(evolved packet service)ベアラと呼び、EPSベアラを割り当てる際に、ネットワークは一つのIDを割り当てる。これをEPSベアラIDと呼ぶ。一つのEPSベアラはMBR(maximum bit rate)又は/及びGBR(guaranteed bit rate)のQoS特性を有する。
図5は、ユーザ平面及び制御平面のためのLTEプロトコルスタックを例示する図である。図5(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックをUE−eNB−SGW−PGW−PDNにわたって例示しており、図5(b)は、制御平面プロトコルスタックをUE−eNB−MME−SGW−PGWにわたって例示している。プロトコルスタックのキー(key)層の機能(function)を簡略に説明すると次のとおりである。
図5(a)を参照すると、GTP−Uプロトコルは、S1−U/S5/X2インタフェース上でユーザIPパケットをフォワードするために用いられる。GTPトンネルがLTEハンドオーバー中にデータフォワーディングのために確立されると、終端マーカーパケット(End Marker Packet)が最後のパケットとして上記GTPトンネル上で伝達(transfer)される。
図5(b)を参照すると、S1APプロトコルはS1−MMEインタフェースに適用される。S1APプロトコルは、S1インタフェース管理、E−RAB管理、NASシグナリング伝達及びUEコンテクスト管理のような機能を支援する。S1APプロトコルは、E−RABをセットアップするために初期UEコンテクストをeNBに伝達し、その後、上記UEコンテクストの修正或いは解除を管理する。S11/S5インタフェースにはGTP−Cプロトコルが適用される。GTP−CプロトコルはGTPトンネルの生成、修正(modification)及び終了(termination)のための制御情報の交換(exchange)を支援する。GTP−CプロトコルはLTEハンドオーバーの場合にデータフォワーディングトンネルを生成する。
図3及び図4に例示されたプロトコルスタック及びインタフェースに関する説明は、図5における同一のプロトコルスタック及びインタフェースにもそのまま適用することができる。
図6は、3GPP LTEにおいて任意接続手順を示すフローチャートである。
任意接続手順は、UEが基地局とUL同期を取るか、又はUEにUL無線リソースを割り当てるために行われる。
UEはルートインデックス(root index)とPRACH(physical random access channel)設定インデックス(configuration index)をeNBから受信する。各セルごとにZC(Zadoff−Chu)シーケンスによって定義される64個の候補(candidate)任意接続(random access;RA)プリアンブルがあり、ルートインデックスは、UEが64個の候補任意接続プリアンブルを生成するための論理的インデックスである。
任意接続プリアンブルの送信は、各セルごとに特定の時間及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデックスは、任意接続プリアンブルの送信が可能な特定サブフレームとプリアンブルフォーマットを示す。
任意接続手順、特に、競合−ベース任意接続手順は、次の3段階を含む。次の段階1、2、3で送信されるメッセージはそれぞれ、msg1、msg2、msg4とも呼ばれる。
>1.UEは任意に選択された任意接続プリアンブルをeNBに送信する。UEは64個の候補任意接続プリアンブルから一つを選択する。そして、PRACH設定インデックスによって該当のサブフレームを選択する。UEは、選択された任意接続プリアンブルを選択されたサブフレームで送信する。
>2.上記任意接続プリアンブルを受信したeNBは、任意接続応答(random access response;RAR)をUEに送る。任意接続応答は2段階で検出される。まず、UEはRA−RNTI(random access−RNTI)でマスクされたPDCCHを検出する。UEは、検出されたPDCCHが示すPDSCH上でMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)内の任意接続応答を受信する。RARは、UL同期化のためのタイミングオフセット情報を示すタイミングアドバンス(timing advance;TA)情報、ULリソース割り当て情報(ULグラント情報)、臨時UE識別子(例えば、temporary cell−RNTI;TC−RNTI)などを含む。
>3.UEは、RAR内のリソース割り当て情報(即ち、スケジューリング情報)及びTA値によってUL送信を行うことができる。RARに対応するUL送信にはHARQが適用される。従って、UEはUL送信を行った後、上記UL送信に対応する受信応答情報(例えば、PHICH)を受信することができる。
図7は、無線リソース制御(RRC)層における連結手順を示す図である。
図7に示すように、RRC連結が確立されたか否かによってRRC状態が表されている。RRC状態とは、UEのRRC層のエンティティ(entity)がeNBのRRC層のエンティティと論理的連結(logical connection)がされているか否かをいい、連結されている場合はRRC連結状態(connected state)といい、連結されていない状態をRRC休止状態(idle state)という。
上記連結状態(Connected state)のUEは、RRC連結(connection)が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、UEを効果的に制御することができる。一方、休止モード(idle state)のUEはeNBによって把握されず、セルよりも大きい地域単位であるトラッキング地域(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。上記トラッキング地域(Tracking Area)はセルの集合単位である。即ち、休止モード(idle state)UEは大きい地域単位で存在の有無のみが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためにはUEは連結状態(connected state)に遷移する必要がある。
ユーザがUEの電源を最初につけた時、上記UEはまず、適切なセルを探索した後、当該セルでRRC_IDLEにとどまる。RRC_IDLEにとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってeNBのRRC層とRRC連結を確立し、RRC連結状態(RRC_CONNECTED)に遷移する。
休止モード(idle state)のUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、上りデータ送信などが必要であるか、或いはEUTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
休止モード(idle state)のUE(UE in RRC_IDLE)が上記eNBとRRC連結を確立するためには、上述したように、RRC連結手順(RRC connection procedure)を行う必要がある。RRC連結手順は、大きく、UEがeNBにRRC連結要求(RRC connection request)メッセージを送信する過程、eNBがUEにRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを送信する過程、そしてUEがeNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する過程を含む。
>1.休止モード(idle state)のUEは通話試み、データ送信試み、又はeNBのページングに対する応答などの理由でRRC連結を確立しようとする場合、まず、上記UEはRRC連結要求(RRC connection request)メッセージをeNBに送信する。
>2.上記UEからRRC連結要求メッセージを受信すれば、上記eNBは無線リソースが十分である場合には上記UEのRRC連結要求を受諾し、応答メッセージであるRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを上記UEに送信する。
>3.上記UEが上記RRC連結セットアップメッセージを受信すれば、上記eNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する。
UEがRRC連結設定メッセージを成功裏に送信すると、初めてUEはeNBとRRC連結され、RRC_CONNECTEDモードに遷移する。
図8はV2X(Vehicle to everything)通信環境を示す図である。
車両は、事故が発生した時、人命被害と財産上の被害が大きい。よって車両の運行時には車両に乗っている人の安全だけではなく、歩行者の安全も確保できる技術が求められている。よって、車両に特化したハードウェアとソフトウェア基盤の技術が車両に応用されている。3GPPから始まったLTE基盤のV2X(Vehicle−to−everything)通信技術も、IT(information technology)が車両に応用される趨勢を反映している。一部の車種を中心として連結性機能(connectivity function)が適用されており、通信機能の進化により車両間の(Vehicle−to−Vehicle、V2V)通信、車両−インフラの間の(Vehicle−to−Infrastructure、V2I)通信、車両−歩行者の間の(Vehicle−to−Pedestrian、V2P)通信、車両−ネットワークの間の(Vehicle−to−Network、V2N)通信を支援する研究が持続的に展開されている。
V2X通信によれば、車両は持続的に自分の位置、速度、方向などに関する情報をブロードキャストする。ブロードキャストされた情報を受信した周辺の車両は、自分の周辺の車両の動きを認知して事故防止に活用する。即ち、個人がスマートフォン又はスマート時計などの端末を持っているように、各車両にも特定形態のUEを搭載することである。この時、車両に設けられるUEは、通信ネットワークにおいて実際に通信サービスが提供される機器であり、例えば、車両に設けられるUEはE−UTRANにおいてeNBに接続されて通信サービスが提供される。しかし、V2X通信を車両に具現する過程では、考慮すべき事項が多数ある。これは、V2X基地局などの交通安全基盤施設の設置に莫大な費用が必要であるためである。即ち、車両が動く全ての道路において、V2X通信が支援されるためには、数十万個以上のV2X基地局の設置が求められる。また、各ネットワークのノードはサーバとの安定した通信のために、有線ネットワークを基本として使用してインターネット又は中央制御サーバに接続するので、有線ネットワークの設置維持費用も高い。
LTE又はEPSシステムではV2Xを効果的に支援するために、V2Xアプリケーションで生成したデータに最適化したQoSを提供しようとする。V2XアプリケーションはETSI(European Telecommunications standards Institute)、ITS(Intelligent Transport Systems)又はSAE(System Architecture Evolution)などで制定される。
次世代モバイルネットワークシステム、例えば、5Gコアネットワークに対するデザインのために、3GPPでは、SMARTER(ServiceS and Markets Technology Enablers)という研究によりサービス要求事項を定義している。また、システムアーキテクチャー2(system architecture、SA2)は、SMARTERに基づいて次世代システムのための研究(study on architecture for next geneRATion system)を進めている。以下、3GPPで考慮している次世代通信システムに対する要求事項及びアーキテクチャーについて説明する。以下、次世代(以下、NextGen)システムのアーキテクチャーによる支援が考慮されている事項の一部を例示する。NextGenシステムは:
>新しいRAT、進化した(evolved)EーUTRA及び非3GPP接続タイプを支援する。GERAN及びUTRANは支援されない。
>互いに異なる接続システムに対する統合(unified)認証(authentication)フレームワークを支援する。
>様々な接続技術によるUEの同時連結を支援する。
>UEがデータトラピックのある期間(period)にいる時だけではなく、データトラピックのない期間にいる時にも、UEの電力消耗を減らすための他の手段を支援する。
>UEとデータネットワークの間の遅延(latency)に対する要求事項(requirement)が互いに異なるサービスを支援する。
>UEとデータネットワークの間のトラピック交換を開始するために求められるシグナリング(及び遅延)、即ち、UEがデータトラピックを有しない期間からデータトラピックを有する期間に転換する時、シグナリングのオーバーヘッド及び遅延(latency)を最小化する。
>オペレーター信頼ドメイン(operator trust domain)内において接続ネットワークの近くでホストされる低い遅延要求事項を有する(第3者アプリケーションを含む)アプリケーションに対する接続を支援する。
>シグナリング混雑を(避けることを含めて)制御する最適化したメカニズムを支援する。
>データトラピックのない期間内の多数のUEに対する効率的なネットワーク支援を提供する。
>ネットワーク共有(sharing)を支援する。
>ネットワークスライシングを支援する。
>全体ネットワーク運営(operation)においてエネルギーの消費を最小化する。
図9は次世代(next geneRATion、NextGen)システムのための参照(reference)モデルとして使用可能な高いレベルのアーキテクチャーを例示する図である。特に、図9はNextGen UE、NextGen (R)AN、NextGenコア及びこれらの参照ポイントを例示している。
図9において、NG2はNextGen (R)ANとNextGenコアの間の制御平面のための参照ポイントであり、NG3はNextGen (R)ANとNextGen コアの間のユーザ平面のための参照ポイントであり、NG1はNextGen UEとNextGenコアの間の制御平面のための参照ポイントであり、NG6はNextGen コアとデータネットワークの間の参照ポイントである。データネットワークは、オペレーターの外部公開又は私設(privacy)のデータネットワーク、或いはオペレーター内部(intra−operator)のデータネットワークであることができる。この参照ポイントは3GPP接続のためのSGiに対応する。
以下、NextGenシステムで考慮しているネットワークスライシングについて説明する。ネットワークスライシングは、オペレーターが、例えば、機能性(functionality)、性能(performance)及び隔離(isolation)の領域で様々な要求事項を要求する様々なマーケットシナリオに最適化されたソルーションを提供するように適合化されたネットワークを生成できるようにする。NextGenシステムにおいて柔軟性という目標を達成するための核心概念のうちの1つがネットワークスライシングである。ネットワークスライシングは、オペレーターが共通インフラ(common infrastructure)規模の経済を維持しながら、顧客の特定的機能性を有する専用の(dedicated)論理ネットワークを提供するようにする。ネットワークスライシングは、サービスがネットワークリソースから抽象化されることを許容する。様々な要求事項を有する様々な使用例を満たすことができる。例えば、課金(charging)、政策制御(policy control)、保安(security)、移動性(mobility)などの機能性に対する他の要求事項があり得る。上記使用例は性能要求事項(例えば、より低い遅延、より高い移動性及びより高いデータレート)の面で異なることができる。また、互いに異なるスライスを隔離する必要もある。UEは加入(subscription)、トラピック(例えば、音声、データ)又はUEタイプに基づいて、オペレーター又はユーザの要求を満たす方式として適切なネットワークスライスに同時に案内(direct)されることができる。一般的に、最終−ユーザ(end―user)サービスの集合は、モバイルネットワークオペレーターの1つのネットワークスライスにより提供される。一部のUEはより多様な特性、例えば、MBB及び重要な通信のサービスのために1つより多いネットワークスライスに同時に接続することができる。1つより多いネットワークスライスに同時に接続する時、オペレーターは特定のシグナリング手順が重ならないように選択することができる。ネットワークスライスは主に3GPP定義された機能で構成されるが、他のオペレーター又は第3者により提供された独占(proprietary)の機能を含むこともできる。ローミングの場合、一貫したユーザの経験とサービス支援を保障するために、同一のネットワーク機能で構成されたスライスがVPLMN内のユーザに利用可能である。ネットワークスライスの設定及び独占機能の供給は、オペレーターの間の協約(agreements)に基づく。ネットワークスライシングは、自然災害の場合に基本通信(例えば、音声、テキストメッセージ)を可能にするネットワーク設定を提供する時に使用される。この概念が適用されたさらに他の例は、基本インターネット接続(例えば、基本ブロードバンドの速度、緩和した遅延要求事項)により必須的サービスに対する接続を提供すべき市中において、ネットワークに対する接続を提供することである。オペレーターは類似ネットワークの機能性を必要とする多数の第3者(例えば、企業)に類似サービスを提供する場合が多く、これは効率的な方式により支援されなければならない。
最近数年間スマートフォンの発展と速い普及により、モバイル通信ネットワークにおいて莫大な量のモバイルデータトラピックが発生して、既存のP2P(peer−to−peer)通信からアプリケーションがサーバと自由に信号を交換する通信に到るまで、通信トラピックの類型が大きく変化している。高速、高容量の移動通信システムにおいて、トラピック混雑制御は色々な状況でサービス安定性を維持するために重要である。また、大地震のような主要災害の発生時にモバイルデータトラピックは予期しない水準に増加することができ、ネットワークエラーを発生することができる。従って、移動通信システムは、予期しなかった高いトラピックが発生する前にこれを防止するためのメカニズムが必要である。緊急通話(emergency call)及び/又は災難掲示板に対する成功裏に通信を保障するために、共通混雑制御メカニズムは、重要/優先順位が高い通話及び緊急通話のためのネットワークリソースをできる限り多いユーザが移動できるように保障するために、重要度が低い/優先順位が低い通話を減らす必要がある。3GPPはネットワークに対するモバイル通信接続を制御するために、一連のトラピック混雑(congestion)のメカニズムを標準化した。3G(UMTS)規格の一部に標準化され、LTEで広く使用される1つの接続制御メカニズムは、UEに貯蔵(格納)された優先順位識別子データを使用する制御技術である、"接続クラス(access class、AC)"制御ともいう。以下、従来の接続制御メカニズムについてより具体的に説明する。
特定の環境では、UEのユーザが(緊急通話の試みを含む)接続を試みるか、又はPLMNの特定の領域でページに応答することを防止することが好ましい。かかる状況は、緊急状態の間、又は2つ以上の同一の位置(co−located)のPLMNのうちの1つが故障した場合に発生する。ブロードキャストメッセージは、ネットワーク接続から遮断された加入者のクラス又はカテゴリーを示し、セル単位でセル上で利用可能である。かかる機能の使用は、ネットワークオペレーターが致命的な(critical)条件下で接続チャネルの過負荷を防止できるようにする。接続制御は正常的な動作(operating)の条件下では使用が意図されない。CSドメインとPSドメインの間の接続制御を差別化する必要がある。従来の接続制御に対する細部事項は、3GPP TS 23.122と3GPP TS 25.304に明示されている。全てのRATが接続制御機能性を支援することではない。
全てのUEはランダムに接続クラス0〜9のうちの1つに割り当てられ、このように割り当てられた接続クラス値は、SIM/USIMに貯蔵される。またUEはSIM/USIMに保有された、5つの特別カテゴリー(接続クラス11〜15)のうちの1つ以上のメンバーであることができる。これらは以下のように特定の高い優先順位(high priority)のユーザに割り当てられる(以下のものが優先順位シーケンスを意味することではない):
>接続クラス15:PLMNスタッフ;
>接続クラス14:緊急サービス;
>接続クラス13:公共設備(例えば、水/ガス供給者);
>接続クラス12:保安サービス;
>接続クラス11:PLMN使用。
現在のLTE/EPSシステムで使用している接続制御は、LTE/EPS以前のシステムであるUMTS及びGSMシステムで使用した接続制御方法に基づく接続クラスバーリング(access class barring、ACB)を基本とする。その後、標準化が進行されるに従って、ACBを基本とする新しいメカニズム、例えば、サービス特定的な接続制御(service specific access control)、CSFBに対する接続制御(access control for CSFB)、拡張された接続バーリング(extended access barring)、アプリケーション特定的な接続制御(application specific access control)、緊急通話(emergency calls)、モバイル発信シグナリング及び/又はデータトラピックの防止(prevention of mobile originating signaling and/or data traffic)などが、現在LTE/EPSシステムで使用している接続制御メカニズムとして追加された。以下、既存のLTE/EPSシステムで使用した接続制御メカニズムについて説明する。
*接続クラスバーリング(access class barring、ACB)
UEがエアインターフェース上にシグナリングされた許可された(permitted)接続クラスに該当する少なくとも1つの接続クラスのメンバーであり、接続クラスがサービングネットワークに適用可能な場合、接続の試み(attempt)が許容される。また、接続ネットワークがUTRANである場合、あるUEの接続クラスに対して接続が許可されなくても、サービングネットワークはUEがページングに応答するか又は位置登録を行うことが可能であることを指示することができる。そうではないと、接続の試みが許容されない。また、サービングネットワークは共通接続は許可されても、UEが位置登録を行うことは制限されることを指示することもできる。UEがページングに応答すると、正常的な定義された手順に従うべきであり、特定されたように、ネットワーク命令に反応しなければならない。ネットワークオペレーターはUEにネットワークへの接続を許容する時、ネットワークの負荷を考慮できる。接続クラスは以下のように適用可能である:
>接続クラス0〜9:ホーム及び訪問PLMN(Home and Visited PLMNs);
>接続クラス11及び15:EHPLMN(equivalent Home PLMN)リストが存在しない場合にのみホームPLMN、或いは任意のEHPLMN;
>接続クラス12、13、14:ホームPLMN及び同一の本国(home country)に属する訪問PLMN(visited PLMN、VPLMN)。このために本国に属するPLMNは、IMSIのMCC(mobile country code)部分が同一であるPLMNと定義される。
これらの接続クラスはいつでも遮断されることができる。同一の無線接続ネットワークを共有する多重コアネットワークの場合、無線接続ネットワークは互いに異なるコアネットワークに対する接続クラスバーリングを個々に適用することができる。以下はE−UTRAN上における向上した接続制御のための要求事項である。
>サービングネットワークは、接続クラス0〜9に共通に適用される接続制御の平均デュレーション及びバーリングレート(例えば、百分率の値)をUEにブロードキャストできる。UMTSと同様の原理が接続クラス11〜15に適用される。
>E−UTRANは、接続の試みのタイプ(即ち、モバイル発信データ又はモバイル発信シグナリング)に基づいて接続制御を支援する必要がある。E−UTRANは、接続の試みのタイプ(例えば、モバイル発信及びモバイル着信、モバイル発信、或いは位置登録)に基づいて接続制御の組み合わせを形成する必要がある。‘接続制御の平均デュレーション(mean duration of access control)'及びバーリングレートは、接続の試みの各タイプ(即ち、モバイル発信データ又はモバイル発信シグナリング)のためにブロードキャストされる。‘接続制御の平均デュレーション'及びバーリングレートは、各類型のアクセスの試み(即ち、モバイル発信データ又はモバイル発信シグナリング)に対してブロードキャストされる。
>UEはサービングネットワークから提供された情報をもってバーリング状態(barring status)を決定し、これにより接続を試みる。UEは連結の確立を開始する時、0と1の間の均一の乱数(random number)を抽出し、現在のバーリングレートと比較して接続の試みが遮断されるか否かを決定する。均一の乱数が現在のバーリングレートより小さく、接続の試みのタイプが許容を指示すると、接続の試みが許容される。そうではないと、接続の試みが許容されない。接続の試みが許容されないと、同一のタイプの追加接続の試みがネットワークにより提供された‘接続制御の平均デュレーション'及びUEにより抽出された乱数に基づいて計算された時間期間(time period)の間に遮断される。
>サービングネットワークは、SG上へのSMS、IMS上へのSMS(IP上へのSMS)、及びS102上へのSMSにおいて、SMS接続の試みに対して接続クラスバーリングを適用するか否かを指示する。この指示は接続クラス0〜9及び11〜15に有効である。
>サービングネットワークは、UEがMMTel(multimedial telephony)音声接続の試みに対して接続クラスバーリングを適用するか否かを指示する。この指示は接続クラス0〜9及び11〜15に有効である。
>サービングネットワークは、UEがMMTel映像(video)接続の試みに対して接続クラスバーリングを適用するか否かを指示する。この指示は接続クラス0〜9及び11〜15に有効である。
*サービス特徴的接続制御(Service Specific Access Control)
ACBで説明した要求事項に加えて、さらに接続制御はE−UTRANにおいて以下のように遊休モード(idle−mode)及び連結モード(connected−mode)からのモバイル発信セッション要請に対して電話サービス(MMTel)のための独立的な接続制御を適用するためにサービス特定的接続制御(service specific access control、SSAC)という機能を支援する。
>サービングネットワークは、SSAC対象のUE(UE subject to UE)が接続クラスバーリングも適用するか否かを(前述したACB部分で明示したとおり)指示する必要がある。
>EPSは、MMTel音声及びMMTel映像の各々に対するバーリングレート及び接続制御の平均デュレーションを割り当てる(assign)能力を提供する。
>>接続クラス0〜9において共通に適用されるバーリングレート(百分率)を割り当てる。
>>範囲11〜15内の各接続クラスに対してフラグバーリング状態(遮断/非遮断)を割り当てる。
>>SSACは接続クラス10には適用されない。
>>SSACはHPLMNに接続せず、オペレーターの政策に従ってVPLMNにより提供される。
>>SSACは、大量(mass)同時(simultaneous)のモバイル発信セッションの要請によるサービス可用性(availability)の低下(即ち、無線リソースの不足)を最小化し、非−遮断されたサービスのための無線接続リソースの可用性を極大化するメカニズムを提供する。
>>サービングネットワークは、接続制御の平均デュレーション、範囲0〜9内の接続クラスのためのバーリングレート、範囲11〜15内の接続クラスのためのバーリング状態(barring status)をUEにブロードキャストする。
>>UEはサービングネットワークから提供された情報でバーリング状態を決定し、これにより接続を試みる。UEは連結の確立を開始する時、0と1の間の均一の乱数(random number)を抽出し、現在のバーリングレートと比較して接続の試みが遮断されるか否かを決定する。均一の乱数が現在のバーリングレートより小さく、接続の試みのタイプが許容と指示されると、接続の試みが許容される。そうではないと、接続の試みが許容されない。接続の試みが許容されないと、同一のタイプの追加接続の試みがネットワークにより提供された'接続制御の平均デュレーション'及びUEにより抽出された乱数に基づいて計算された時間期間(time period)の間に遮断される。
* CSFBに対する接続制御(Access Control for CSFB)
CSFBに対する接続制御は、UEがCSFB(circuit switched fallback)を行うためにE−UTRANに接続することを禁止するメカニズムを提供する。これは、CSFBに対す大量同時モバイル発信の要請により発生するサービス可用性の低下(即ち、無線リソースの不足、フォールバックネットワークの混雑)を最小化し、他のサービスに接続するUEに対するE−UTRANリソースの可用性を増加させる。オペレーターがCSFBに対する接続制御を適用することが適切であると決定すると、ネットワークは各々のクラスのためのCSFBに対する接続制御を提供するために必要な情報を特定の領域のUEにブロードキャストすることができる。ネットワークはCSFBに対する接続制御、SSAC及びE−UTRANに関する向上した接続制御(enhanced access control on E−UTRAN)を個々に適用することができる。
以下の要求事項がCSFBのために1xRTTに適用される:E−UTRANにおいて、ネットワークは1xRTT/E−UTRAN UEからのCSFB上のモバイル発信セッションの要請に対する接続制御を適用できる。UEにより受信されたパラメータは、3GPP2 C.S0004―A:"Signaling Link Access Control(LAC) Standard for CDMA2000 Spread Spectrum Systems―Addendum 2"内のCDMA2000の手順により処理される。
UTRAN又はGERANへのCSFBに対して、CSFBに対する接続制御を提供するためにブロードキャストされる必要な情報はACB部分に明示した通りである。かかる要求事項に加えて、以下のものが適用される:
>CSFBに対する接続制御は接続クラス0〜9及び接続クラス11〜15に適用される。接続クラス10には適用されない。
>CSFBに対する接続制御は遊休モードのUEに適用される。
>CSFBに対する接続制御は全てのCSFBサービスに適用される。
>CSFBに対する接続制御はHPLMNに接続することなく、オペレーター政策によってVPLMNにより提供される。
>UEの接続クラスによって、CSFBに対する接続制御がCSFBに対する発信セッションの要請を非許容すると、UEはCSFBに対するモバイル発信セッションの要請を送らない。
>CSFBに対する接続制御がCSFBに対するモバイル発信セッションの要請により適用されると、UEは該当セッションに対するE−UTRANに関する向上した接続制御を迂回する(bypass)。
>CSFBに対する接続制御がCSFBに対する発信セッションの要請を許容するか否かをUEが決定する基準は、ACB部分に説明したように、E−UTRANに関する向上した接続制御に対するものと同等である。
>接続がUEに対して承認されない場合、同一のUEからの持続的な(continuous)モバイル発信セッションの要請によるE−UTRANの過負荷を避けるために、一定期間の間、CSFBに対するモバイル発信セッションの要請が制限される。この期間のデュレーションはACBに使用されることと同じ作業を使用して決定される。
>ネットワークがCSFBに対する接続制御に関する情報を提供しない場合、UEはACB部分に説明された通り、接続クラス0〜9及び11〜15に対する接続クラスバーリングの対象となる。
*拡張された接続バーリング(Extended Access Barring、EAB)
EABは接続ネットワーク及び/又はコアネットワークの過負荷を防止するために、EAB用に設定されたUEからのモバイル発信接続の試みをオペレーターが制御するメカニズムである。混雑状況(congestion situation)において、オペレーターは他のUEからの接続を許容しながら、EAB用に設定されたUEからの接続を制限する。EAB用に設定されたUEは、他のUEより接続制限により寛大である。オペレーターがEABを適用することが適切であると判断すると、ネットワークは特定の領域のUEのためにEAB制御を提供するために必要な情報をブロードキャストする。以下の要求事項がEABのために適用される:
>UEはHPLMNによりEAB用に設定される。
>EABは全ての3GPP無線接続技術に適用可能である。
>EABはUEがホームPLMNにいるか又は訪問PLMNにいるかに関係なく適用可能である。
>ネットワークがEAB情報をブロードキャストすることができる。
>EAB情報はEABが以下のカテゴリーのうちの1つ内のUEに適用されるかを定義する:a)EAB用に設定されたUE、b)EAB用に設定され、これらのHPLMNにもなく、それに同等なPLMNにもいないUE、及びc)EAB用に設定され、SIM/USIM上にオペレータ−定義されたPLMN選択子リストにおいて、UEがローミング中の国の最も選好するPLMNにリストされたPLMN内にもなく、これらのHPLMNに同等なPLML内にもいない、HPLMN又はPLMNでローミング中の国の最も選好するPLMNとして並べられたPLMNにいないUE。
>EAB情報は接続クラス0〜9に対する拡張されたバーリング情報も含む。
>EAB用に設定されたUEは、ネットワークに対する自分の接続が遮断されるか否かを決定するために、ネットワークによりブロードキャストされるEAB情報を評価する時、自分の割り当てられた接続クラスを使用する。
>EAB用に設定されたUEが緊急通話を開始するか、又は範囲11〜15内の接続クラスのメンバーでありながらACBによってその接続クラスがネットワークにより許可される場合、UEはネットワークによりブロードキャストされた全てのEAB情報を無視する。
>ネットワークがEAB情報をブロードキャストしない場合、UEはACB部分で説明したように、接続バーリングの対象となる。
>ネットワークによりブロードキャストされるEAB情報がUEを遮断しない場合、UEはACB部分で説明したように、接続バーリングの対象となる。
>同一の接続ネットワークを共有する多重コアネットワークの場合、接続ネットワークは互いに異なるコアネットワークに対して個々にEABを適用することができる。
EABをオーバーライドすることは、オペレーターがEAB用に設定されたUEがEAB条件下でネットワークに接続できるように許容するメカニズムである。EABをオーバーライドすることについて、以下の要求事項が適用される。
>EABに設定されたUEは、HPLMNによりEABをオーバーライドする権限を有するように設定される。
>EABをオーバーライドする権限を有するように設定されたUEの場合、ユーザ又はアプリケーション(例えば、UE内の上位階層)がEABが適用されないPDN連結を活性化(activate)するようにUEに要請することができる。
>UEはEABが適用されない活性のPDN連結を有している限り、ネットワークによりブロードキャストされる全てのEABの制限(restriction)情報を無視する。
* データ通信のためのアプリケーション特定的混雑制御(application specific congestion control for data communication、ACDC)
データ通信のためのアプリケーション特定的混雑制御(application specific congestion control for data ceilingommunication、ACDC)は、オペレーターが遊休モードのUE内の特定の、オペレータ−識別された(operator−identified)アプリケーションからの新しい接続の試みを許容/防止するようにする接続制御メカニズムである。ACDCは連結モードのUEには適用されない。ネットワークは接続ネットワーク及び/又はコアネットワークの過負荷を防止/緩和することができる。この機能は選択事項である。以下の要求事項が適用される:
>この機能はUTRAN PSドメインとE−UTRANに適用できる。
>この機能は1つ以上の接続クラス11〜15のうち1つ又はそれ以上のメンバーではない遊休モードのUEのみに適用される。
>ACDCはMMTel音声、MMTelビデオ及びIMS上におけるSMS(SMS over IMS)(例えば、SMS over IP)サービスに適用されない。
>ホームネットワークは、各々特定の、オペレーター識別されたアプリケーションに連関する、少なくとも4個及び最大16個のACDCカテゴリーとしてUEを設定できる。
>サービングネットワークは、RANの1つ以上の領域において、各ACDCカテゴリーごとのバーリング情報を示す制御情報、そしてローミングUEがACDC制御の対象であるか否かをブロードキャストすることができる。バーリング情報はACB情報と類似することができ、接続制御の平均デュレーション(例えば、バーリングタイマー)及びバーリングレート(例えば、百分率の値)を含むことができる。一定の与えられた一致する(matched)ACDCカテゴリー内のアプリケーションからの以前の接続の試みによりバーリングタイマーが駆動中である場合、(より高いカテゴリーに対する該当バーリング情報によって)UEはより高いACDCカテゴリー内のアプリケーションからの接続の試みのみを許容することができる。一定の与えられた不一致する(unmatched)ACDCカテゴリー内のアプリケーション又はカテゴリー化されない(uncategorized)アプリケーションからの以前の接続の試みによりバーリングタイマーが駆動中である場合は、UEは(より高いカテゴリーに対する該当バーリング情報によって)ブロードキャストされた最低のACDCカテゴリーより高いACDCカテゴリー内のアプリケーションからの接続の試みのみを許容することができる。
>UEはこのブロードキャストされたバーリング情報及びUEのACDCカテゴリーの設定に基づいて、一定のアプリケーションに対する接続の試みが許容されるか否かを制御することができる。
>サービングネットワークは他の形態の接続制御と共にACDCを同時に指示することができる。
>>ACDC及びACB制御の両方が指示されると、ACDCがACBをオーバーライドする。
>>UEがEAB及びACDCの両方のために設定されており、サービングネットワークがEAB情報及びACDCバーリング情報を同時にブロードキャストすると:
>>>UEが、EAB部分で説明したように、ネットワークへの接続が遮断されないと、又はEABをオーバーライドする部分で説明したように、EAB制限をオーバーライドすることが許可されたと判断した場合、ネットワークへの接続はACDBの対象になる。
>>>UEが、EAB部分で説明したように、ネットワークへの接続が遮断され、EABをオーバーライドする部分で説明したように、EAB制限をオーバーライドすることが許容されないと判断した場合、ネットワークへの接続は遮断される。
>同一の接続ネットワークを共有する多重コアネットワークの場合、接続ネットワークは他のコアネットワークに対して個々にACDCを適用できる。共有された(shared)RANにおける混雑緩和のために、バーリングレートは全ての参与オペレーターに対して同一にセットされる。
アプリケーションのカテゴリーにUEを設定する時、ホームネットワークは以下のように進行される(proceed):
>用途が最小限に制限されると予想されるアプリケーションには、最高のACDCカテゴリーが割り当てられる(assign);及び
>最高のカテゴリーのアプリケーションより用途が制限されると予想されるアプリケーションには、2回目に高い(second-to-highest)ACDCカテゴリーが割り当てられる;及び
>用途が最も制限されると予想されるアプリケーションには、最低のACDCカテゴリーが割り当てられるか、又は全くカテゴリー化されない。
設定されたACDCカテゴリーを有するUEに対して、いずれのACDCカテゴリーにも割り当てられないUE上のアプリケーションは、サービングネットワークによりブロードキャストされた最低のACDCカテゴリーの一部としてUEにより取り扱わられる。オペレーターがかかるカテゴリー化されないアプリケーションに関して差別化を必要とする場合、オペレーターは最低のACDCカテゴリーにアプリケーションを割り当てることを避ける。ACDCを適用する時、サービングネットワークは最高のACDCカテゴリーから始まって最低のACDCカテゴリーまでバーリング情報をブロードキャストする。ホームネットワーク及びサービングネットワークは異なるカテゴリー化を使用できる。サービングネットワークはACDCがローミングUEに適用されるか否かを決定する。
UE内のACDCカテゴリーの数は、サービングネットワークによりブロードキャストされたACDCカテゴリーの数と同一ではないことができる。この場合は、例えば、UEがローミング中であり、サービングネットワークによりブロードキャストされたカテゴリーの数がホームネットワークと異なる時に発生する。従って、以下の規則が適用される:
>サービングネットワークがUEの設定より多いACDCカテゴリーをブロードキャストすると、UEは一致するACDCカテゴリーに対してバーリング情報を使用し、サービングネットワークによりブロードキャストされた最低のカテゴリーに対するバーリング情報を使用してカテゴリー化されないアプリケーションを遮断し、不一致したカテゴリーに対するバーリング情報を無視する。
>サービングネットワークがUEの設定より少ないACDCカテゴリーに対する情報をブロードキャストすると、UEは一致するACDCカテゴリーのためのバーリング情報を使用し、サービングネットワークによりブロードキャストされた最低のカテゴリーに対するバーリング情報を使用して他のアプリケーションを遮断する。一致するACDCカテゴリーは、バーリング情報がサービングネットワークによりブロードキャストされ、UEに設定されたACDCカテゴリーのランクと同一のランクを有する、ACDCカテゴリーである。一致しないACDCカテゴリーは、バーリング情報がサービングネットワークによりブロードキャストされるが、UEに設定された該当ACDCカテゴリーがないACDCカテゴリーであるか、或いはUEに設定されているが、サービングネットワークによりブロードキャストされた該当バーリング情報のないACDCカテゴリーである。
* 緊急通話(Emergency Calls)
"接続クラス10"と知られた追加制御ビットがさらにエアインターフェース上でUEにシグナリングされる。これは接続クラス0〜9のUE又はIMSIがないUEに対して緊急通話のためのネットワーク接続が許容されるか否かを示す。接続クラス11〜15のUEの場合、"接続クラス10"及び関連する接続クラス(11〜15)の両方が遮断されると、緊急通話が許容されない。そうではないと、緊急通話が許容される。
* マルチメディア優先順位サービス(Multimedia Priority Service)
マルチメディア優先順位サービス(3GPP TS 22.153参照)には、固有の接続クラス値(即ち、特別接続クラス11〜15のうちの1つ)が割り当てられる。マルチメディア優先順位サービスのための割り当てられた接続クラス値は、地域的(regional)/国家的(national)規制(regulatory)要求事項及びオペレーター政策に基づく。
* UE能力の制御(Control of UE Capabilities)
(例えば、追加料金、性能低下などを引き起こす)誤作動(misbehaving)UEの影響からユーザを保護し、無線リソース、ネットワークシグナリング及びプロセシングを含めて、ネットワークオペレーターのネットワーク容量(capacity)を保護するために、HPLMN/EHPLMN及びVPLMNがどのネットワーク提供サービス又は機能を使用することが許容されないかに関する指示をUEに提供する手段が必要である。選択的UE能力リストがUEで維持され、UEは不能化(disable)されると指示されたいずれのサービスも要求しない。登録時、HPLMN/EHPLMN又はVPLMNは、リストの状態を調査して、新しいリストを提供することができる。選択的UE能力リストは、スイッチオフの時に削除されず、ネットワークにより新しいリストが提供されるまで有効である。選択的UE能力リストは、モバイル機器(mobile equipment、ME)と関連があり、加入(subscription)とは関連がない。UEはVPLMNによる悪意的な不能化を含めて、悪意的に不能化されないように、偶発的に不能化されないように、また不能化されたままにならないように保障する必要があり、全ての状況において(例えば、サービングネットワークがUE能力の制御を支援しない場合)、不能化されたUEを復旧するメカニズムが必要である。UEはサービス又は機能の非−可用性(non−availability)をユーザに知らせるために、選択的UE能力リストに与えられた指示を使用する。特定サービスの非−可用性の原因確認を補助するために、ネットワークがユーザにより使用可能な選択的顧客サービス番号を提供するための手段が必要である。また標準文書はネットワークがUEによりディスプレイされる選択的なテキストストリングを含むようにする能力を提供する必要がある。UE能力リストは加入されたサービスより優先する。リストに含まれるサービスは以下の通りである:
>通話制御機能(Call Control functions);
>付加サービス(Supplementary Services);
>緊急通話((U)SIMのない場合を含めて、地域的規制の要求事項の対象となる、即ち、緊急通話はこれらの支援が要求される地域内で不能化されない);
>CS及びPSによる(via)、SMS;
>CS及びPSによる、LCS;
>GPRS基盤のサービス;
>MBMS;
>IMS。
* モバイル−発信シグナリング及び/又はデータトラピックの防止(prevention of mobile―originating signaling and/or data traffic)
ACB、SSAC、CSFBに対する接続制御、EAB、ACDCに説明した接続バーリングメカニズムが遊休モードのUEに適用される間に、ネットワークはモバイル発信シグナリング及び/又はデータトラピックを防止するために連結モードにあるE−UTRAN内のUEの行動を制御することができる。
上述したように、現在のLTE/EPSシステムで使用している接続制御メカニズムは、LTE/EPS以前のシステムであるUMTS及びGSMシステムで使用した方式に基づくACBを基本として追加された、SSAC、CSFBに対する接続制御、EAB、ACDC、緊急通話、モバイルー発信シグナリング及び/又はデータトラピックの防止などを含む。これらのメカニズムは、接続クラスに基づく接続制御にさらに適用される方式であって、UEで送信するデータが発生すると、UEは接続制御メカニズムのうち、自分が行うべき接続制御メカニズムを検査した後、それにより自分がネットワークに接続を試みてもよいか否かを検査して、接続の試みが許容されると、さらに接続クラスバーリングを検査した後、最終的に接続クラスバーリング検査も通過すると、実際に基地局にRRC連結要請を送信して接続を試みる。
GSM/UMTSでは、SIMカードに貯蔵された接続クラス情報に基づいて、各UEが自分がどの接続クラスに属するかを確認し、それに基づいて接続を行う。例えば、UEのSIMに接続クラスが1と指定されており、基地局/ネットワークが接続クラス5、9のみが接続許容されると知らせると、UEは基地局/ネットワークに接続を行うことができない。反面、基地局/ネットワークが接続クラス1も接続許容されると知らせると、UEは基地局/ネットワークへの接続を行うことができる。
しかし、GSM/UMTSで使用された接続制御メカニズムには大きい欠陥がある。かかる欠陥は基地局に混雑状況が生じた場合に発生する。事業者は全体的には接続クラスが均一に分布するようにSIMカードを発行する。例えば、ある事業者がSIMカードを100万個発行すると、接続クラス0〜9の各々に属するSIMカードは10万個と均一になる。かかる状況で、ある基地局が混雑状況を解消するために、0から9まで順に一定時間間隔で特定の1つの接続クラスのみを接続許容すると、基地局が各UEに送信するシステム情報は持続的に更新される接続クラス許容情報を知らせるために、最小10回の更新が必要である。これは、あるUEがネットワークに実際に接続するためには、最大10回のシステム情報更新過程を行うことを意味する。これによりUEの消耗電力浪費及び基地局の複雑度が増加する。
この問題を解決するために、LTEシステムは接続クラス0から9までの各々を制御することではなく、接続クラス0から9までを全て同じプールと見なして、ここで確率値(即ち、バーリングレート)と待機時間(即ち、接続制御の平均デュレーション)値を適用する。即ち、UEのSIMカードに設定された1つの接続クラスのみを使用したGSM/UMTSとは異なり、LTEシステムの各UEは、自分の接続クラスとは関係なく、自分が基地局に接続しようとする場合、0〜1の値のうち、任意の値を選択して、もし値がネットワークにより提供された確率値より大きいと、接続(試み)を行い、もし値が確率値より小さいと、接続(試み)を行わない。この方法により、各UEはシステム情報更新管理の負担を減らすことができる。しかし、この方法は逆に、UE間の差別が必要な時にも同一の接続制御が適用される問題がある。例えば、ある事業者は接続クラス区部によって特定のユーザ、例えば、高い料金を支払うユーザと低い料金を支払うユーザを区分することができる。即ち、接続クラス0には最も高い料金を支払うユーザを割り当て、接続クラス9には最も低い料金を支払うユーザを割り当てる。この場合、最も公正な接続制御は、接続クラス0に接続クラス9より多い接続機会を提供することである。例えば、接続クラス0には高い確率値を与えることである。しかし、LTE/EPSで導入された接続制御メカニズムは、かかる事業者の柔軟性(flexibility)を制限して、むしろUEに互いに異なるQoSを提供することができない問題が発生した。
従って本発明では、次世代移動通信システムにおいてUEの種類及びサービスによって各々異なる接続機会を提供しながら、最小限のシステム負荷によりUEに公正な接続機会を与える方法を提案する。特に、本発明では、移動通信システムが各UEに、UEの加入情報、使用するアプリケーション情報及びネットワークスライスなどに基づいて、可変的にUEが属する接続クラス/カテゴリーを制御することを提案する。UEは可変的に割り当てられた接続クラス/カテゴリーに基づいてシステムへの接続を決定することができる。
図10は本発明による接続制御メカニズムの一例を示す図である。
本発明は、UEが基地局/ネットワークに自分を登録するか、自分の位置を更新するために接続する時、基地局/ネットワークがUEにUEが使用する接続クラス情報を伝達し、UEに新規値が提供されるまで基地局/ネットワークへの接続過程において接続クラス情報を使用することを提案する。例えば、UEはアタッチ過程、トラッキング領域の更新過程、又はこれらと同等な過程により、ネットワークに自分を登録できるが、ネットワークはUEが位置した地域の情報、UEが加入したサービス、UEに該当するネットワークスライス情報などの様々な情報を用いて、UEに割り当てる接続クラスを決定し、これをUEに知らせることができる。
>S1001。UEは電源を入れた後、ネットワークに自分を登録しようとする。このために、まずRANとのRRC連結を確立する。
>S1002。RRC連結が確立されると、UEはアタッチ要請メッセージをネットワークに送信する。RANはUEから受信したアタッチ要請メッセージをコアネットワーク(core network、CN)に伝達する過程において、自分が管理している地域の混雑状況などに関する情報を伝達できる。
>S1003。UEからアタッチ要請を受信すると、ネットワークはUEに対する加入情報などのコンテキスト情報をHSSなどに要請する。
CN又はHSSはUEが位置した地域に割り当てられた接続クラスの現況などの情報を活用するか又はやり取りすることができる。又はネットワークが管理している基準によって、UEに対してどの接続クラスを割り当てるかに関する情報をやり取りすることができる。
例えば、HSSなどにはUEが接続を試みたトラッキング領域において、UEの特性を有するUEにどの接続クラス値が割り当てられたかに関する情報などがあり得る。例えば、ネットワークはスマートフォンには接続クラス1と2を、スマート時計には接続クラス3を各々割り当てると決めることができる。このような情報がCNに割り当てられるか或いはHSSで管理される。かかる情報に基づいて、UEがスマートフォンであれば、CNは接続クラス1と2のうちのいずれか1つを選択して、UEの接続クラスとして使用する。
又はネットワークスライスごとに接続クラスが割り当てられることもできる。例えば、ネットワークは、ネットワークスライス1には接続クラス5、ネットワークスライス2には接続クラス7を各々割り当てることができる。もしUEが加入したネットワークスライスが1であれば、ネットワークはUEに接続クラス1を割り当てると決めることができる。
ネットワークと事業者に関係なく接続クラスが0〜15の値を有することではなく、各ネットワーク/事業者ごとに使用可能な接続クラスの数を任意に決めることができる。特殊の目的に該当するUEを区分するために、全ての事業者に共通に指定された接続クラスが定義されることができる。例えば、公共サービスUEの場合、全ての事業者が共通に接続クラス12を割り当てることができる。
>S1004。S1003で説明した情報に基づいて、ネットワークはUEに割り当てる接続クラスを決定して、これに関する情報を(例えば、接続承知メッセージで)UEに伝達する。以下、説明の便宜のために、UEに接続クラス1が割り当てられたと仮定する。UEはこのように割り当てられた接続クラス値を貯蔵し、新しい値が割り当てられるまでこの値を用いてネットワーク接続に活用する。
>S1005。CNは接続クラスの割り当て情報に関する情報をRANに伝達することもできる。例えば、CNは各接続クラスごとにある程度のUEがあるかに関する分布情報をRANに提供することができる。分布情報に基づいて、RANは自分がUEにシステム情報ブロック(system information block、SIB)で送信する接続制御情報の値を調整することができる。例えば、CNがRANに、該当地域に接続クラス1に該当するUEは100個、接続クラス2に該当するUEは1000個であることと、接続クラス1と接続クラス2の優先順位が同一であるという情報を伝達することができる。これに基づいて、RANは接続クラス1と接続クラス2に属するUEに同様の接続機会を提供するために、接続クラス2のUEの数が接続クラス1のUEの数の10倍であるので、絶対的な接続機会を、例えば、10倍程度もっと提供すべきであると判断することができる。
>S1006。S1004の後、ある程度時間が経た後、UEのアプリケーションでデータが生成される。
>S1007。UEはデータ送信のためにネットワーク接続を行うか否かを決定するために、最新システム接続情報を確認する。例えば、今回の段階で受信された接続制御情報では、接続クラス1は遮断し、接続クラス2のみが許容されたと仮定する。
>S1008。UEは受信した接続制御情報に従って、自分のネットワーク接続が遮断されたと判断して、一定期間の間に基地局への接続を試みない。
>S1009。一定の基準時間が経た後、UEは再度ネットワークから接続制御情報を受信する。今回には接続クラス1の接続を許容する情報が受信されたと仮定する。
>S1010。UEは新しい接続制御に従って、自分の接続クラスの接続が許容されたことを確認する。必要な場合、さらに確率検査を行う。最終的に接続が許容されると判断すると、UEは基地局、即ち、RANへの接続を試みる。
図11は本発明による接続制御メカニズムの他の例を示す図である。
以前のUEに比べて、新規のUEはより多様な特性を有するサービスを使用し、1つのUEが様々な目的で使用されると予想される。例えば、あるスマートフォンが平常にはインターネット接続及びブラウジングに使用されるが、夜間には防犯用として使用されるか、又は自動車内部ではV2X用として使用されることができる。ところが、防犯用のサービストラピックと、一般インターネット用のサービストラピック、そしてV2X用のサービストラピックは互いに性質が異なり、またネットワークの安定性も異なる。従って、各々のサービストラピックは各々異なるネットワークスライスにより処理されると予想される。従って、1つのUEは互いに異なる複数個のネットワークスライスを支援する。この場合、基地局/ネットワークは、各々のサービスを互いに異なるネットワークスライスを用いて提供し、同時に各々のネットワークスライスの要求事項及び設定を異なるようにする。例えば、防犯用やV2X用のネットワークスライスは、個人の安全に重要な影響を及ぼすので、ネットワークのリソースが不足した状況でも最大にこのサービスを望むUEの接続を支援する。この場合、ネットワークは相対的に一般インターネットへの接続を試みるUEの接続は最大限抑制する。従って、互いに異なるネットワークスライスが存在する状況で、UEにQoSを満たすネットワーク接続を提供するために、本発明はUEに複数個の接続クラスを割り当てることを提案する。本発明において、ネットワークはUEのサービス情報を活用して、あるサービスのデータ、又はあるネットワークスライスのデータがどの接続クラス値にマッピングされるかを示すマッピング情報を追加する。マッピング情報に基づいて、UEはネットワーク/基地局への接続を試みる時、どのネットワークスライスに対する又はアプリケーションでデータが発生したかを検査して、それに関連する接続クラスを確認した後、該当接続制御情報によってネットワーク接続を制御する。
>S1101。UEはネットワークに接続して、自分がeMBBスライスとV2Xスライスを使用すると知らせる。
>S1102。ネットワークはS1101で受信した情報に基づいて、UEにeMBBスライス及びV2Xスライスサービスを提供するために設定を行う。さらに、例えば、UEにeMBBスライスに対しては接続クラス1を割り当て、V2Xスライスに対しては接続クラス2を割り当てる。
他の方式の接続クラス割り当ても可能である。例えば、ネットワークはアプリケーション1に対しては接続クラス1を使用し、アプリケーション2に対しては接続クラス2を使用すると知らせることができる。或いはIPアドレスによって使用する接続クラスを知らせることもできる。
>S1103。UEのV2Xスライスに該当するアプリケーションでデータが生成される。
>S1104。UEは基地局から接続制御情報を受信する。接続制御情報では接続クラス1は接続が許容され、接続クラス2は許容されない。
>S1105。UEはS1104で受信した接続制御情報に基づいて、自分が送信するデータ、即ち、V2Xネットワークスライスに該当する接続クラスの接続が許容されるか否かを検査する。例えば、UEはS1104で受信した接続制御情報に基づいて接続が許容されないと判断して、接続を行わない。
>S1106。UEは基地局から新しい接続制御情報を受信する。接続制御情報では接続クラス1は接続が許容され、接続クラス2も許容される。
>S1107。UEは接続クラス2に該当する確率情報などを用いて接続を行い、V2Xスライスサービスを使用する。
図10と図11では、ネットワークスライスごとに接続クラスが割り当てられることを一例として本発明を説明したが、アプリケーションごとに、又はIPアドレスに基づいて接続クラスが区分されることもできる。接続クラスに関する情報は、UEがネットワークに接続して直接受信することもでき、ネットワークで送信するSIBにより把握することもできる。接続クラスに関する情報としては、例えば、あるネットワークスライスがどの接続クラスに該当するか、又はあるアプリケーション、又はあるIPアドレスがどのクラスに該当するか、又は他の基準によってあるサービス/接続の試みがどの接続クラスに該当するかなどに関連する情報があり得る。例えば、ネットワークスライスがどの接続クラスに該当するかに関する情報がSIBによりUEに通知されることができる。或いは、ネットワークスライスごとに接続が許容されるか否かに関する情報がSIBによりUEに通知され、UEはこれにより動作することができる。或いはネットワークは各アプリケーション又はサービスフローがどのネットワークスライスにマッピングされるか、或いはどの接続クラスにマッピングされるかについての情報をUEに知らせることができる。
図11において、例えば、UEがそれ以上V2Xスライスを使用しない場合、UEはこの事実をネットワークに知らせ、ネットワークはUEに新しい接続クラスを割り当てるか、或いはV2Xスライス用として以前に割り当てた接続クラスを回収することもできる。
図12は本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。
UEがある事業者に加入した後、最初に接続を行うか、或いはローミング過程で新規ネットワークに接続する時には、割り当てられた接続クラス情報がないので、アタッチなどのネットワークに対する登録作業を行うことができない。この問題を解決するために、本発明ではUEに予めネットワークから割り当てられた接続クラス情報がない場合、デフォルト値を使用することを提案する。例えば、ネットワークからUEに接続クラスごとに互いに異なる接続制御値(例えば、接続制御の平均デュレーション、バーリングレートなど)を送信するが、この過程でネットワークはどのUEが送信しようとするデータに該当する接続クラス情報、又は接続クラスに対する接続制御値を見つけなかったUEが使用すべき接続クラスと接続制御値を知らせることができる。
貯蔵された接続クラス情報がないUEの動作と貯蔵された接続クラス情報があるUEの動作とを例として本発明を説明する。図12を参照すると、貯蔵された接続クラス情報のないUE1は以下のように動作する。
>S1200a。UE1はネットワークに接続したことのないUEであり、よって貯蔵された接続クラス情報がない。
>S1201a。UE1は基地局(即ち、RAN)から各接続クラスに関する接続制御情報を受信する。
>S1202a。UE1は接続制御情報からデフォルト値として指定されたパラメータ値、又は指定されないどの接続クラスも使用可能なパラメータ値を獲得し、接続の試みにこのパラメータ値を使用する。
図12を参照すると、貯蔵された接続クラス情報のあるUE2は以下のように動作する。
>S1200b。UE2は自分のホームネットワーク又は以前に接続したネットワークにおいて接続クラス値が割り当てられたUEである。しかし、UE2が自分に接続クラス値を割り当てたネットワークとは異なるネットワークに接続すると、以前のネットワークにより割り当てられた接続クラス値を使用しない。又は、割り当てられた接続クラスに対して、現在接続したセル又はネットワークが該当クラスに対する接続制御情報を送信しない場合にも、以下のように動作することができる。
>S1201b。UE1と同様に、UE2は他のネットワークから各接続クラスに関する接続制御情報を受信する。
>S1202b。UE1と同様に、UE2はデフォルト値に該当するパラメータ値を使用して他のネットワークへの接続を行う。またその後、他のネットワークから新しい接続クラス値を受信すると、新しい接続クラス値を接続制御に使用する。
さらに他の方法として、UEはネットワークから接続クラスに該当する値を受信する時、該当接続クラスの範囲(scope)、即ち有効範囲に該当する情報をさらに受信することができる。例えば、範囲情報は該当接続クラス値が現在のネットワーク/PLMNでのみ有効であるか、常に有効であるか、或いは特定の地域でのみ有効であるかを知らせることができる。例えば、あるUEが自分が加入した事業者のネットワークに接続して、'接続クラス=5'という情報と共に'範囲(scope)=全てのPLMN'という情報を受信し、UEは接続クラス=5の基準を満たすデータが発生して接続を試みる場合、どのPLMNで接続しても接続クラスを5と認識して動作することができる。しかし、もしUEが'接続クラス=5'という情報と共に'範囲(scope)=ひたすらホームPLMN'という情報を受信した場合は、UEは自分が加入していないネットワーク或いは自分のHPLMNとは異なるネットワークで接続する場合、接続クラス=5に該当するトラピックが発生して接続を試みても接続クラス=5という値を使用することができない。
ネットワークはUEが加入したHPLMNにおいてUEにどのPLMNに接続する時にはどの接続クラス値を使用するかについての情報を知らせることができる。例えば、HPLMNにおいてUEにHPLMNで接続する時には、接続クラス5を使用し、他の特定のVPLMNに接続する時には接続クラス100を使用すると指示することもできる。これにより、UEは特定の状況において又はネットワークごとに自分が使用可能な接続クラス値を選別することができる。ネットワークから予め設定された値のうち、UEが使用できる接続クラス値がない場合、UEはデフォルト値を使用して接続を行うことができる。同様に、購入又はサービス加入後に最初にネットワークに接続するUEのような接続クラス値がないUEもデフォルト接続クラスを用いることができる。
図12に示した本発明によれば、UEにはネットワークスライス又はアプリケーションによって複数個の接続クラス値が割り当てられる。また、本発明は接続サービスによる接続制御だけではなく、従来のMMTel音声又はCSFBなどのように接続目的による接続制御も支援することを提案する。このために、本発明はMMTel音声、CSFBなどにも各々1つの接続クラスを割り当てることを提案する。
例えば、ネットワークはSIBを通じて着信通話は接続クラス10に指定することができる。この時、UEはUEが着信通話による接続を行う場合、基地局から受信した接続制御値のうち、接続クラス10に該当する値を用いて接続有無を決定する。UEは以前のシグナリング過程で、コアネットワークなどから、どの接続の試みがどの接続クラスに該当するかに関する情報を受信することができ、基地局で送信するSIBなどによりどの接続の試みがどの接続クラスに該当するかに関する情報を受信することもできる。
他の例として、標準化規格により、着信通話は接続クラス10に指定されることができる。この場合、UEはUEが着信通話による接続を行う場合、基地局から受信した接続制御値のうち、接続クラス10に該当する値を用いて接続有無を決定する。この場合、UEはネットワークから着信通話が接続クラス10に該当するという情報を受けなくても、接続クラス10に該当する接続の試みが何であるかを分かることができる。
又は接続制御情報から直接、着信通話に対する確率/遅延時間(例えば、バーリングレート、接続制御の平均デュレーション)に対する接続制御値が送信されることができる。この場合、UEは着信通話による接続を行う場合、基地局から受信した接続制御値のうち、着信通話に該当する値を用いて接続有無を決定する。この場合、UEはネットワークにより割り当てられた他の接続クラス値を使用しなくても、自分が試みる接続の試みに該当する接続制御値を得ることができる。例えば、ネットワークはどの特定の基準を満たす接続の試みについては特定の基準に関する情報とバーリングレート及び接続制御の平均デュレーション情報を併せてSIBなどによりUEに伝達する。即ち、(基準情報、クラス情報)という情報の対と、(クラス情報、バーリングレート、接続制御の平均デュレーション情報)という情報の対を各々伝達する方法を第1の方法とすると、この方法は、クラス情報を省略するために、1回に(基準情報、バーリングレート、接続制御の平均デュレーション情報)という1つの情報の対をUEに伝達することができる。
なお、特殊目的のUE又は特殊目的の接続については、どのUEがどのネットワークに対して行っても、接続については同一の待遇(treatment)が適用されなければならない。例えば、ある警察官のUEが事業者Aに加入されており、事業者Aは警察官のUEに常に最高等級の接続機会を提供すると仮定する。UEで送信するデータが発生した場合、警察官が元来加入した事業者A以外に緊急に他の事業者のネットワークを通じて送信を行っても、他の事業者のネットワークでも警察官のUEに最高等級の接続機会を提供しなければならない。このために、本発明は、特殊目的の接続については共通の接続クラス値を規格化することを提案する。また標準文書に特殊目的のために指定されていない値のうち、各事業者は自分の要求事項に合わせて各UEに異なる接続クラスを割り当てることができる。以下の表2は、本発明によって接続クラスを標準規格に定義する一例を示す。
Figure 2019526961
表2を参照すると、接続クラス1〜8は標準規格に決まっており、全ての事業者、ネットワーク、UEが同一に解釈する。例えば、表2において、接続クラス2は全てのネットワークにおいて着信通話関連の接続制御のために割り当てられる。接続クラス4〜8は、さらに必要な場合に、標準規格に反映される。
各々の事業者は接続クラス9以後の値を自分の目的に活用することができる。事業者ごとに接続クラス9に該当するUEの選定基準が異なる。以下の表は事業者による接続クラスの割り当てを例示する。
Figure 2019526961
表3を使用する事業者のネットワークのあるRANノードでブロードキャストされる情報は、例えば、以下の表の通りである。
Figure 2019526961
表4を参照すると、例えば、ネットワークでは緊急コール或いは公共機関UEの場合、常に接続を許容し、同じインスタントメッセージング(instant messaging、IM)サービスであっても、カカオトークに対しては他のチャットサービスよりも多い接続機会が与えられる。
本発明では、UEクラス、接続目的、アプリケーションごとに各々の接続検査を行うことから外れて、1つのフレームワークで全ての接続に対するカテゴリー化及び制御を行う方法を提示する。従って、本発明によれば、今後新しい基準が登場しても、新しい基準を用いて新しい接続クラスを割り当てる方法により、統合型接続制御が可能である。
従来、接続制御過程において、接続制御パラメータである接続制御の平均デュレーションとバーリングレートが定義されている。しかし、従来のバーリングレートは5〜95%の値を有することができる。本発明はバーリングレートの範囲を5〜95%に限定することではなく、0〜100%まで拡大することを提案する。バーリングレートが100%である場合、該当接続クラスは接続を行うことができず、0%である場合は、常に接続可能に許容することを意味する。このように、バーリングレートの範囲を0〜100%に拡張することにより、接続クラスが許容されたか否かの情報と接続バーリング情報が各々伝達されることを効率的に改善できる。即ち、従来にはバーリングレートが5〜95%のみを表示できるので、ネットワーク/基地局が0%を指示するためには、該当接続クラスが接続自体が遮断されたと知らせる必要があった。即ち、従来の接続制御方法によれば、0%のバーリングレートを指示するために、接続自体の遮断有無を示すフィールドとバーリングレートを示すフィールドがいずれも必要であった。しかし、バーリングレートが0〜100%のうち任意の値を表現できると、接続自体の遮断有無を示すフィールドは省略可能である。
本発明において、接続が許容されたか否かに関する情報は、接続確率などを含む。
上記では接続クラスという用語を使用して説明したが、従来の接続制御メカニズムで使用した接続クラスとの混合を避けるために、接続クラスという用語の代わりに、接続カテゴリー又は接続優先順位グループなどの様々な用語に変更することもできる。本発明はネットワークにおいてネットワークの負荷、各々のネットワークスライスの設定、着信通話有無、発信通話有無、シグナリング/データの有無、音声通話有無などの様々な組み合わせにより、各UEに接続の種類をマッピングする基準を提示し、それによってネットワーク接続の試みの可否を判別することを特徴とする。接続の種類をマッピングするとき、互いに異なる接続が同じマッピングに集められることができるが、これを今までの説明では接続クラスという用語で説明した。即ち、本発明の理解のために、2G GSM、3G WCDMA、4G LTEで使用した接続クラスというマッピング方法を使用して本発明の提案が説明された。しかし、本発明の提案は、5G移動通信システム又はその後のシステムへの適用を目的とし、接続の種類をマッピングする時、既存の2G/3G/4Gで使用した接続クラスも様々なマッピング又はフィルタリングの基準項目のうちの1つとして使用できるので、マッピング基準の1つとして使用できる接続クラスという用語とマッピングされた接続のグループを称する接続クラスである接続カテゴリーに区分する必要がある。従って、上述した本発明の提案において、接続クラスは2G/3G/4Gで使用した意味のように、SIMなどに貯蔵された固定値自体よりは、様々な基準(例えば、ネットワークスライス、通話の特性、UEのSIMに貯蔵された接続クラスなど)を適用してマッピングされた接続のグループを称する接続カテゴリーを意味する。従って、本発明に関する上述した説明において、接続クラスは接続カテゴリーに代替できる。
参考として、本発明は既存のADCDとは以下の面で相異する。ACDCはアプリケーションの各々が独立的なIDを有し、それに合わせてACDCカテゴリーをマッピングする。従って、ACDCはアプリケーションとは関連のないデータ又は該当アプリケーションIDがないデータはACDCカテゴリーにマッピングされることができず、よってかかるデータについては接続制御が行われることができない。本発明は、接続カテゴリーの各々に対して様々なフィールダーを適用するか、又は互いに異なる接続カテゴリーに対して互いに異なる性質のフィールダーを適用することができる。従って、本発明によれば、アプリケーションではない場合又は他の目的の接続も接続カテゴリーにマッピングすることができる。例えば、通信制御のためのシグナリング(例えば、NASシグナリング、RRCシグナリング、トラッキング領域更新、アタッチ要請)は、アプリケーションと関連ないが、本発明はアプリケーションとは関連のないシグナリングも接続カテゴリーにマッピングできるので、かかるシグナリングに対する接続制御も行うことができる。また、本発明は着信通話、緊急通話などのサービス特性によって接続カテゴリーに対するマッピングを行うことができるという点でアプリケーションのみに限られたACDCとは差がある。
接続カテゴリーは基準によって様々にマッピングされ、これにより接続カテゴリー識別子が割り当てられる。以下、あるネットワークが設定した接続カテゴリーマッピング(mapping)情報を例示する。ネットワーク又は事業者は以下のような情報をUEに伝達することができる。
Figure 2019526961
図13は本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。
接続カテゴリーに対するマッピング情報を受信したUEは、自分がネットワークに接続を行う必要がある場合、接続カテゴリーマッピング情報を用いて、接続がどの接続カテゴリーに該当するかを検査する。検査結果、接続がマッピングされた接続カテゴリーを決定する。UEは接続カテゴリーに対する接続制御情報を受信して、接続制御検査(access control check)を行い、接続制御検査を通過した場合は、実際にネットワークへの接続を試み、通過できなかった場合には、一定時間の間、接続の試み(access attempt)を中止する。図13を参照しながら、接続カテゴリーマッピング情報を用いた本発明の接続制御を例示すると、以下の通りである。
>S1301。UEは自分が接続するネットワークを選択し、ネットワークにアタッチ要請メッセージを送信する。
>S1302。ネットワークはUEに対するコンテキスト及びシステムの政策などに関する情報を得る。
>S1303。ネットワークはUEにアタッチ許容承知メッセージを送信する。アタッチ承知メッセージによりネットワークは各々の接続がどの接続カテゴリーにマッピングされるかを知らせる情報も共に伝達する。UEは受信された接続カテゴリーマッピング情報を貯蔵する。
>S1304。その後UEのV2Xアプリケーションで データが生成される。
>S1305。UEは以前に受信した接続カテゴリーマッピング情報を用いて、S1304で生成されたデータがどの接続カテゴリーにマッピングされるかを検査する。例えば、表5を参照すると、データは接続カテゴリー10にマッピングされる。
>S1306。UEはSIBにより各々の接続制御情報を受信する。この接続制御情報を用いてUEはS1305で確認した接続カテゴリーに該当する接続制御情報を確認する。例えば、送信するデータの接続カテゴリーが10であると判別した場合、UEは接続カテゴリー10に該当する接続制御情報(例えば、バーリングレート)を使用して、自分がネットワークへの接続を試みてもよいかを検査する。
>S1307a。S1306で接続制御検査を通過すると、UEは基地局にRRC連結要請メッセージを送信する。
>S1307b。S1306で接続制御検査を通過しないと、UEは一定期間の間に接続を試みない。
図13に示したように、ネットワークは自分のネットワークに全体的に適用される接続カテゴリー及びそれに関するマッピング情報をUEに伝達することができる。しかし、UEごとに加入したネットワークスライス、又はデータ特性、サービス特性などによって、各UEは全ての接続カテゴリーを使用できることではなく、そのうちの一部のみを使用できる。従って、シグナリングメッセージの量を減らすか、或いはUEのプロセスの負担を減らすために、ネットワークは各UEに適用される接続カテゴリー情報のみを伝達することもできる。例えば、表5を参照すると、スマートフォンのユーザと警察署で使用される自動車には、表6、表7のように異なるマッピング情報が伝達される。表6はスマートフォンに伝達される情報を例示しており、表7は警察車UEに伝達される情報を例示している。表6を参照すると、スマートフォンのユーザには公共の安全/V2X/mIoTに関連する接続カテゴリー情報は除いて伝達され、表7を参照すると、警察用の自動車には自動車に関連するか、或いは公共の安全に関する接続カテゴリー情報のみが伝達される。
Figure 2019526961
Figure 2019526961
図14は本発明による接続制御メカニズムのさらに他の例を示す図である。
本発明において、ネットワークは接続カテゴリーに対するマッピング、即ち、マッピング情報をネットワークがUEに(動的に)伝達することができる。これはネットワークの状況によって、ネットワークがマッピング情報を可変的に変化できるという長所がある。例えば、ある事業者は自分のネットワークに加入したスライスごとのユーザの数及び各スライスユーザごとの平均料金、又は各スライスごとのQoS要求事項によって、各々のスライスに割り当てるマッピング情報を細分化するか或いは統合することができる。又は、ネットワークは加入者の数の変化、サービス要求事項の変化によって、使用するマッピング情報を変更して、UEをしてより効果的に各状況ごとに接続を制御することができる。図14を参照しながら、マッピング情報の更新を含む本発明の接続制御を例示すると、以下の通りである。
>S1401。UEは自分が接続するネットワークを選択して、ネットワークにアタッチ要請メッセージを送信する。
>S1402。ネットワークはUEに対するコンテキスト及びシステムの政策などに関する情報を得る。
>S1403。ネットワークはUEにアタッチ承知メッセージを送信する。アタッチ承知メッセージによりネットワークは各々の接続がどの接続カテゴリーにマッピングされるかを知らせる情報も共に伝達する。UEは受信された接続カテゴリーマッピング情報を貯蔵する。
>S1404。その後、ネットワークは加入者の数の変化、ネットワークスライスの設定変化などの理由により、接続カテゴリーマッピング情報を更新することができる。
>S1405。ネットワークはS1404で更新された接続カテゴリーマッピング情報をUEに伝達する。UEは次の接続試みからは更新されたマッピング情報を用いる。
更新以前のマッピング情報が表5であると仮定すると、例えば、更新されたマッピング情報は以下の通りである。表8において、表5から更新された内容には下線を引いて表示する。
Figure 2019526961
表8は、例えば、接続カテゴリー2と3の内容が変更した場合を示している。ページングにはeNBのようなRANから始まったRANページングとMME/AMFなどから始まったCNページングがある。現在まで市中に出回ったUEはCNページングのみを支援する。従って、ネットワークは初期にはページングを区分せず、接続カテゴリー2にページングに対する応答により開始された接続を割り当てた。しかし、時間が経た後に市中にRANページングを支援するUEが増える場合、ネットワークはRANページングとCNページングを区分して、各々異なる接続機会を与えることもできる。例えば、RANページングの場合、RANに各々のUEのコンテキストがあるので、RANページングに該当するUEをしてより速くネットワークへ接続するために、ネットワークはRANページングに該当するUEの接続確率(access probability)をCNページングに該当するUEの接続確率より高く設定することができる。従って、既存の2G/3G/4Gのように接続クラスがSIMに固定されて接続制御を行うことに比べて、本発明のように、UEに割り当てる接続カテゴリーをネットワークの政策/状況によって可変すると、ネットワークは各々の接続の特性に合わせて接続制御の調整単位を微細に調整でき、これによりシステムリソースをより効率的に配分できるという長所がある。
本発明では、ネットワークからUEに各々の接続をマッピングするマッピング情報を伝達する段階と、実際UEが接続カテゴリーによって接続制御検査に使用する情報をネットワークがUEに伝達する段階とが区分される。接続制御検査に使用する情報のうちの1つがバーリング因子である。バーリング因子(又はバーリングレートともいう)は、以下のように使用できる:
>S1.UEは0〜1の数のうち、ランダムに1つを選択する。
>S2.UEはS1で選択した数とネットワークが送信したバーリングレート値とを比較する。S1で選択した値がバーリングレートより小さいと、接続が許容され、S1で選択した値がバーリングレートより大きいと、接続が許容されない。
言い換えれば、ACBに関する説明で述べたように、UEはサービングネットワークから提供された情報をもってバーリング状態(barring status)を決定し、これにより接続を試みる。UEは連結の確立を開始する時、0と1の間の均一の乱数(random number)を抽出し、現在のバーリングレートと比較して接続の試みが遮断されるか否かを決定する。均一の乱数が現在のバーリングレートより小さく、接続の試みのタイプが許容と指示されると、接続の試みが許容される。そうではないと、接続の試みが許容されない。接続の試みが許容されないと、同一のタイプの追加接続の試みがネットワークにより提供された'接続制御の平均デュレーション'及びUEにより抽出された乱数に基づいて計算された時間期間(time period)の間に遮断される。
UEが0〜1の値を全て同じ確率で選択すると仮定すると、バーリングレート又はバーリング因子は実際にUEが接続制御検査を通過する確率を決定する。
図15は、本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
提案する実施例によるUE装置100は、送受信モジュール110、プロセッサ120及びメモリ130を含む。送受信モジュール110は、無線周波数(radio frequency、RF)ユニットとも呼ばれる。送受信モジュール110は外部装置に各種信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種信号、データ及び情報を受信するように構成される。また送受信モジュール110は送信部と受信部に分離して具現される。UE装置100は、外部装置と有線及び/または無線で連結することができる。プロセッサ120は、UE装置100全般の動作を制御することができ、UE装置100が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を行うように構成することができる。また、プロセッサ120は、本発明で提案するUE動作を行うように構成することができる。プロセッサ120は本発明の提案によってデータ或いはメッセージを送信するように送受信モジュール110を制御する。メモリ130は、演算処理された情報などを所定時間の間保存することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えることができる。
図15を参照すると、提案する実施例によるネットワークノード装置200は、送受信モジュール210、プロセッサ220及びメモリ230を含む。UE装置100と通信する場合、送受信モジュール210は無線周波数(radio frequency、RF)ユニットとも呼ばれる。送受信モジュール210は、外部装置に各種信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種信号、データ及び情報を受信するように構成される。ネットワークノード装置200は、外部装置と有線及び/または無線で連結することができる。送受信モジュール210は送信部と受信部に分離して具現される。プロセッサ220は、ネットワークノード装置200全般の動作を制御することができ、ネットワークノード装置200が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を行うように構成することができる。また、プロセッサ220は、本発明で提案するネットワークノード動作を行うように構成することができる。プロセッサ220は本発明の提案によってデータ或いはメッセージをUE或いは他のネットワークノードに送信するように送受信モジュール110を制御する。メモリ230は、演算処理された情報などを所定時間の間保存することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えることができる。
また、上記UE装置100及びネットワーク装置200の具体的な構成は、上述した本発明の多様な実施例で説明した事項が独立的に適用されたり、または2以上の実施例が同時に適用されるように具現することができ、重複する内容に対する説明は明確性のために省略する。
UE装置100の送受信装置110はネットワーク又は基地局から本発明による接続クラス或いは接続カテゴリーに対するマッピング情報を受信することができる。マッピング情報はネットワークスライス、IPアドレス、接続原因及び/又は接続クラスなどのマッピング基準によって変化する接続カテゴリーを示すことができる。マッピング情報はいかなるマッピング基準にも合わない接続カテゴリーをデフォルト接続カテゴリーとして含むことができる。送受信装置110は本発明による接続クラス/カテゴリーに対するバーリング情報を受信することができる。UE装置100にデータが発生すると、UE装置100のプロセッサ120はマッピング情報に基づいてデータが属する接続クラス/カテゴリーを判断することができる。プロセッサ120はランダムに接続を試みるための確率値を選定し、確率値がデータが属する接続クラス/カテゴリーに対するバーリング情報による値より低いと、ネットワークへの接続が許容されたと判断し、そうではないと、遮断されたと判断する。プロセッサ120は接続試みが許容されるとネットワーク或いは基地局に接続要請、例えば、RRC 連結要請メッセージを送信するように送受信装置110を制御する。送受信装置110は更新されたマッピング情報及び/又は更新されたバーリング情報を受信することができる。マッピング情報及び/又はバーリング情報が更新されると、その後新しい接続試みについてプロセッサ120は更新されたマッピング情報及び/又はバーリング情報を適用できる。
ネットワーク装置200のプロセッサ220は本発明によって接続クラス或いは接続カテゴリーに対するマッピング情報を生成できる。マッピング情報はネットワークスライス、IPアドレス、接続原因及び/又は接続クラスなどのマッピング基準によって変換する接続カテゴリーを示す。マッピング情報はいかなるマッピング基準にも合わない接続カテゴリーをデフォルト接続カテゴリーとして含むことができる。プロセッサは本発明によって接続クラス/カテゴリーに対するバーリング情報を生成することができる。ネットワーク装置200の送受信装置210はマッピング情報を特定の地域のUEに、或いは特定のUEに送信することができる。送受信装置210はバーリング情報を送信することができる。送受信装置210はUEから接続要請メッセージを受信することができる。プロセッサ220はマッピング情報及び/又はバーリング情報を更新することができる。プロセッサ220は更新されたマッピング情報及び/又はバーリング情報を送信するように送受信装置210を制御することができる。
上述した本発明の各実施例は、多様な手段を通じて具現することができる。例えば、本発明の各実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の各実施例に係る方法は、一つまたはそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の各実施例に係る方法は、以上で説明した機能または動作を行うモジュール、手順または関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに保存してプロセッサによって駆動することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に位置し、既に公知の多様な手段によってプロセッサとデータをやり取りすることができる。
上述したように開示された本発明の好ましい実施形態に対する詳細な説明は、当事業者が本発明を具現して実施できるように提供された。以上では、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野で熟練した当事業者であれば、下記の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更可能であることを理解できるだろう。よって、本発明は、ここで示した各実施形態に制限されるものではなく、ここで開示された各原理及び新規の各特徴と一致する最広の範囲を付与しようとするものである。
上述したような通信方法は、3GPPシステムの他に、IEEE 802.16x、802.11xシステムを含む様々な無線通信システムにも適用可能である。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を利用するmmWave通信システムにも適用可能である。

Claims (14)

  1. 無線通信システムにおいてユーザ機器(user equipment、UE)がネットワークに接続を試みる方法において、
    複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を受信し、
    前記複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を受信し、
    前記UEのデータが前記マッピング情報に従って属する接続カテゴリーと、バーリング情報に基づいて、前記ネットワークに接続を試るか否かを決定する、接続試み方法。
  2. 前記マッピング情報は前記複数の接続カテゴリーの各々に対するネットワークスライス、IPアドレス又は接続原因を示す、請求項1に記載の接続試み方法。
  3. 前記複数の接続カテゴリーはいかなるマッピング基準にも合わない接続のための接続カテゴリーを含む、請求項1に記載の接続試み方法。
  4. 前記マッピング情報は前記複数の接続カテゴリーの各々に対するネットワークスライス、IPアドレス、接続原因又は接続クラスを示す、請求項1に記載の接続試み方法。
  5. 前記データが属する接続カテゴリーに対する接続が許容されると前記接続を試み、許容されないと前記接続を試みない、請求項1に記載の接続試み方法。
  6. 無線通信システムにおいて、ユーザ機器(user equipment、UE)がネットワークへの接続を試みるにおいて、
    無線周波数(radio frequency、RF)ユニットと、
    前記RFユニットを制御するように構成されたプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、
    複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を受信するように前記RFユニットを制御し、
    前記複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を受信するように前記RFユニットを制御し、
    前記UEのデータが前記マッピング情報に従って属する接続カテゴリーと、前記バーリング情報に基づいて、前記ネットワークに接続を試みるか否かを決定するように構成された、ユーザ機器。
  7. 前記マッピング情報は前記複数の接続カテゴリーの各々に対するネットワークスライス、IPアドレス又は接続原因を示す、請求項6に記載のユーザ機器。
  8. 前記複数の接続カテゴリーはいかなるマッピング基準にも合わない接続のための接続カテゴリーを含む、請求項6に記載のユーザ機器。
  9. 前記バーリング情報は、前記複数のカテゴリーの各々に対して0%から100%までの値のうち1つを示すバーリングレートを含む、請求項6に記載のユーザ機器。
  10. 前記プロセッサは、前記データが属する接続カテゴリーに対する接続が許容されると前記接続を試み、許容されないと前記接続を試みないように構成された、請求項6に記載のユーザ機器。
  11. 無線通信システムにおいて基地局がユーザ機器(user equipment、UE)による前記ネットワークへの接続を制御する方法において、
    複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を送信し、
    前記複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を送信し、
    前記ユーザ機器から前記ネットワークへの接続要請を受信することを含む、接続制御方法。
  12. 前記マッピング情報の更新バージョンを送信することを含む、請求項11に記載の接続制御方法。
  13. 無線通信システムにおいて基地局がユーザ機器(user equipment、UE)による前記ネットワークへの接続を制御するにおいて、
    無線周波数(radio frequency、RF)ユニットと、
    前記RFユニットを制御するように構成されたプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、
    複数の接続カテゴリーの各々に対するマッピング情報を送信するように前記RFユニットを制御し、
    前記複数の接続カテゴリーに対するバーリング情報を送信するように前記RFユニットを制御し、
    前記ユーザ機器から前記ネットワークへの接続要請を受信するように前記RFユニットを制御するように構成された、基地局。
  14. 前記プロセッサは、前記マッピング情報の更新バージョンを送信するように前記RFユニットを制御するように構成された、請求項13に記載の基地局。
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