[関連出願]
本願は、参照によりその全体がここに組み込まれる中国特許出願番号PCT/CN2016/092723、2016年8月1日に中国特許庁に出願、名称「NETWORK FUNCTION NF MANAGEMENT METHOD AND NF MANAGEMENT DEVICE」の優先権を主張する。
[技術分野]
本願は、通信分野に関し、具体的には、NF管理方法及びNF管理装置に関する。
現在、ネットワーク要素(Network Element、NE)のアーキテクチャは進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)において使用されている。アーキテクチャは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、S−GW)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、P−GW)のような標準的なNEを含む。EPCの現在のネットワーク機能(例えば、移動性管理、ベアラ管理、及び位置管理)は、NEの固定化されたサービス機能及び処理ロジック、並びにNE間のプロシジャメッセージを用いて実装される。例えば、ユーザのアクセスサービスは、標準化されたサービスプロシジャロジック、並びにMME、S−GW、P−GW、及びネットワーク内の別のNE(例えば、ポリシ及び課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function、PCRF)ユニット、及び宅内加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS))の間の協力を通じて実装される必要がある。したがって、EPCにより提供される現在のネットワーク機能(Network Function、NF)は、固定化されたサービス機能を有する。
ビジネスモデルの絶え間ない発展、及び技術の絶え間ない発展に伴い、ユーザのサービス要件は変化する。ユーザサービスは、より多くのサービスモード及びより良いサービス機能、例えば超低遅延通信及び高信頼通信、を要求する。したがって、新たなNF要件が課される。しかしながら、EPCにより提供されるNFサービスは、固定化され、全てのNEに分散される。したがって、ユーザ要件をサポートするために新しいNFが導入される必要のある場合、NEの処理ロジック及びプロシジャ相互作用はEPC内で再定義され再設計される必要がある。機器供給者にとっては、この再設計は、長い開発周期及び高いコストを意味し、ネットワークオペレータにとっては、この再設計は、新しいネットワークサービスが遅れずに発売できないことを意味する。
前述の問題を解決するために、既存NF管理方法は以下の通りである。図1に示すように、ネットワークアーキテクチャはN個のUEを含む。UEは、無線アクセスネットワークノード(RAN Node)を用いてコアネットワークにアクセスし、仮想化技術等に基づきコアネットワークの共通ネットワーク基盤上のセグメント化を通じてN個のネットワークスライス(Slice)を取得する。ネットワークスライスは、専用ネットワークとしても参照され得る。専用ネットワークは、1又は複数のサービスにより要求されるネットワークサービスを実装するために使用される。サービス指向型アーキテクチャ(Service oriented architecture)が、ネットワークスライスの中で使用されて良い。元のネットワークアーキテクチャの中の(MME及びS−GWのような)NEは、機能種別、例えば認証及びセキュリティ機能、パケットデータセッション管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、及びポリシ制御機能、に基づき、異なるNFとして定義される。これらの機能は、対応するNFコンポーネントにより実装される。各NFコンポーネントは、定義されたサービスインタフェースを用いて、別のNFコンポーネント又は機能にサービスする。図2に示すアーキテクチャでは、同じオペレータの複数のネットワークスライス(SliceA、SliceB、及びSliceC)は、同じ公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)を使用し、クラウド技術、仮想化技術、等を用いてオペレータの基盤内に展開されて良い。オペレータの基盤は、クラウドコンピューティング及びオペレータの送信基盤を含む。図2では、SliceAはNFコンポーネントNF1及びNF2を含み、SliceBはNF4及びNF5を含み、SliceA及びSliceBはNF3を共有し、SliceCはNF6及びNF7を含み、NF3及びNF7は同じNFを有する。ユーザ機器がユーザサービスを実行する必要があるとき、ユーザ機器は、ネットワークノード(Node1、Node2、又はNode3)を用いて1つのネットワークスライスにアクセスする。異なるNFコンポーネントによりサポートされる機能は、可能な限り分離される必要がある。具体的に言うと、異なるNFコンポーネントの機能は可能な限り異なる。NFコンポーネントは、別のNFコンポーネントの機能を発見しアクセスできる。例えば、ユーザサービスにより要求されるネットワークサービスは、先ず、NF1の機能を実行し、NF1の機能が実行されると、NF3の機能を実行する。図2では、NF1は、ネットワークスライスA及びネットワークスライスBにより共有されるNF3を発見し及びアクセスし、また、ネットワークスライスC内のNF7を発見し及びアクセスできる。
しかしながら、NFコンポーネント間のアクセスは、コアネットワーク内で制限される。例えば、ネットワークスライスが障害があるとき、別のネットワークスライスに影響を及ぼすことを回避するために、オペレータは、ネットワークスライスに対して機能分離要件を有する。ネットワークスライス分離要件に基づき、オペレータのInfrastructure上に展開されたNFコンポーネント間のアクセスは、制御される必要がある。具体的に言うと、ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、該ネットワークスライス内のNFコンポーネント又は該ネットワークスライスにより共有されるNFコンポーネントにのみアクセス可能であることが要求される。図2のネットワークスライスA内のNF1は、任意のネットワークスライスの中のNF3と同じNFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスできる。例えば、NF1及びネットワークスライスC内のNF7は同じネットワークスライス内になく、これは、オペレータのネットワークスライス分離要件に違反する。同じNFを有する全てのNFコンポーネントが発見されアクセスされ得る。したがって、NFコンポーネントはネットワークルールに従わずにアクセスされ、正常なネットワーク動作が影響を受ける。例えば、オペレータのネットワークスライス分離要件が否定される。
本願は、NFコンポーネント間の発見及びアクセスを管理するために、NF管理方法及びNF管理装置を提供し、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第1の態様は、NF管理方法であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップと、を含む方法を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定し、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし、及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第1の態様を参照して、本願の第1の態様の第1の実装では、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
NF発見要求から第2NF識別子を取得するステップと、
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントが決定された後に、抽出され、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第1の態様の第1の実装を参照して、本願の第1の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、前記期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて前記第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、前記第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、前記第2NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子は、前記第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示し、
前記第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライス識別子に基づき、前記ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネント識別子及び前記ネットワークスライス識別子を含む、ステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。NF管理装置は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、NF管理装置は、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
本願の第1の態様の第2の実装を参照して、本願の第1の態様の第3の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFコンポーネントが、前記第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
本願の第1の態様の第3の実装を参照して、本願の第1の態様の第4の実装では、前記NF発見要求は、前記第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する前記ステップは、
前記第2NFコンポーネントの前記発見ポリシ及び前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップと、
前記第1NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するステップと、
存在する場合、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するステップと、を含む。
第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、Slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置に格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。NF管理装置は、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。NF管理装置は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定され、NF1が目標NFコンポーネントであると決定される。さらに、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定され、NF2は目標NFコンポーネントではないと決定される。目標NFコンポーネントは、発見ポリシに基づき同じNFを有する第2NFコンポーネントから決定される。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
本願の第1の態様を参照して、本願の第1の態様の第5の実装では、前記第1NFコンポーネントへ前記第2NFコンポーネント識別子を送信する前記ステップは、
前記第2NFコンポーネント識別子に基づきコンポーネント発見応答を生成し、前記コンポーネント発見応答を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップを含む。
第1NFコンポーネントのNF発見要求に対して、NF管理装置は、コンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別する識別子であって良い。
本願の第1の態様又は第1の態様の第1乃至第5の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第1の態様の第6の実装では、前記方法は、
新しいNFコンポーネントが展開されると、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む、ステップと、
前記ローカルコンポーネント情報ベースに、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報を格納するステップと、を更に含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能、ベアラ管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、等を含んで良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
本願の第2の態様は、NF管理方法であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含む、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップと、
第2NFの発見ポリシが、第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有する、ステップと、
第1NFコンポーネントへ、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を送信するステップと、を含む方法を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第2の態様を参照して、本願の第2の態様の第1の実装では、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する前記ステップは、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネントの前記識別子を含む、ステップと、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報から、前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップと、を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報が取得される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記期待ネットワークスライスの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む必要がある。第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシが取得された後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が取得される。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第3の実装では、前記NF発見要求はNFグループの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記NFグループの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシが取得された後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が取得される。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第4の実装では、前記第2NFの前記発見ポリシは、NFの識別子及び前記NFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含み、
前記方法は、
前記第1NFコンポーネントにより送信された前記NF発見要求に基づき、前記第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習するステップと、
前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、前記NFの前記識別子及び前記NFによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子をクエリするステップと、
前記第1NFコンポーネントへ、前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子を送信するステップと、を更に含む。
本願の第2の態様、又は第2の態様の第1乃至第4の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第2の態様の第5の実装では、前記コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
本願の第2の態様の第5の実装を参照して、本願の第2の態様の第6の実装では、前記コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちの少なくとも1つを更に含んで良い。
本願の第2の態様、又は第2の態様の第1乃至第6の実装のいずれか1つを参照して、本願の第2の態様の第7の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
本願の第3の態様は、NF管理装置であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、受信モジュールと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される処理モジュールであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含み、前記処理モジュールは、前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するよう更に構成される、処理モジュールと、
前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能なとき、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される送信モジュールと、を含む装置を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュールは、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュールは、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。送信モジュールは、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第3の態様を参照して、本願の第3の態様の第1の実装では、
前記処理モジュールは、前記NF発見要求から前記第2NF識別子を取得するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するよう更に構成され、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記発見ポリシ及び前記第2NFコンポーネント識別子を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。処理モジュールは、第2NFコンポーネントを決定した後に、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を抽出し、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第3の態様の第1の実装を参照して、本願の第3の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、前記期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて前記第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、前記第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、前記第2NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子は、前記第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示し、
前記処理モジュールは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するよう更に構成され、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネント識別子及び前記ネットワークスライス識別子を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。NF管理装置は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、処理モジュールは、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
本願の第3の態様の第2の実装を参照して、本願の第3の態様の第3の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFコンポーネントが、前記第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
本願の第3の態様の第3の実装を参照して、本願の第3の態様の第4の実装では、前記NF発見要求は、前記第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、
前記処理モジュールは、前記第2NFコンポーネントの前記発見ポリシ及び前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第1NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第1NFコンポーネントの位置する前記ネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中にあるとき、前記第1NFコンポーネントは前記第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するよう更に構成される。
第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、Slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置に格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。処理モジュールは、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。NF管理装置は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。処理モジュールは、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定し、NF1が目標NFコンポーネントであると決定する。さらに、処理モジュールは、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定し、NF2が目標NFコンポーネントではないと決定し、発見ポリシに基づき、第2NFコンポーネントから同じNFを有する目標NFコンポーネントを決定する。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
本願の第3の態様を参照して、本願の第3の態様の第5の実装では、前記送信モジュールは、具体的に、前記第2NFコンポーネント識別子に基づき、コンポーネント発見応答を生成し、前記コンポーネント発見応答を前記第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
第1NFコンポーネントのNF発見要求に対して、NF管理装置は、コンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別する識別子であって良い。
本願の第3の態様の第1乃至第5の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第3の態様の第6の実装では、前記NF管理装置は記憶モジュールを更に含み、
前記記憶モジュールは、新しいNFコンポーネントが展開されると、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含み、
前記記憶モジュールは、前記ローカルコンポーネント情報ベースに、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報を格納するよう更に構成される。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能コンポーネント、ベアラ管理機能コンポーネント、移動性管理機能コンポーネント、アクセス制御機能コンポーネント、等を識別して良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
本願の第4の態様は、NF管理装置を提供し、前記NF管理装置は、前述の方法の実施形態におけるNF管理装置を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実装されて良く、又は対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されて良い。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な設計では、NF管理装置は、受信モジュールと、処理モジュールと、送信モジュールと、を含む。処理モジュールは、前述の方法における対応する機能を実行するようNF管理装置をサポートするよう構成される。受信モジュール及び送信モジュールは、NF管理装置と別の装置との間の通信をサポートするよう構成される。
受信モジュールは、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成され、NF発見要求は第2NF識別子を含む。処理モジュールは、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するよう構成される。処理モジュールは、さらに、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュールは、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュールは、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得する。第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第4の態様を参照して、本願の第4の態様の第1の実装では、処理モジュールは、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、処理モジュールは、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。処理モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記期待ネットワークスライスの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するよう構成される。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む必要がある。処理モジュールが第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第3の実装では、前記NF発見要求はNFグループの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記NFグループの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するよう構成される。
第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。処理モジュールが第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第4の実装では、前記第2NFの前記発見ポリシは、NFの識別子及び前記NFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含み、
前記処理モジュールは、さらに、
前記第1NFコンポーネントにより送信された前記NF発見要求に基づき、前記第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習し、
前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、前記NFの前記識別子及び前記NFによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子をクエリする、よう構成され、
前記送信モジュールは、さらに、前記第1NFコンポーネントへ、前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子を送信するよう構成される。
本願の第4の態様、又は第4の態様の第1乃至第4の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第4の態様の第5の実装では、前記コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
本願の第4の態様の第5の実装を参照して、本願の第4の態様の第6の実装では、前記コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちの少なくとも1つを更に含んで良い。
本願の第4の態様、又は第4の態様の第1乃至第6の実装のいずれか1つを参照して、本願の第4の態様の第7の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
本願の第5の態様は、NF管理装置であって、
無線ネットワークインタフェースとCPUとメモリとを含むNF管理装置を提供し、ここで、前記無線ネットワークインタフェース、前記CPU、及び前記メモリはバスを用いて互いに接続され、前記メモリはコンピュータ命令を格納し、前記CPUは以下の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する:
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップ。
発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの目標NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第6の態様は、NF管理装置であって、ネットワークインタフェースと、プロセッサと、メモリと、を含むNF管理装置を提供し、ここで、前記ネットワークインタフェース、前記プロセッサ、及び前記メモリは、バスを用いて互いに接続され、前記メモリはコンピュータ命令を格納し、前記プロセッサは前述の方法の実施形態における対応する機能を実装するために該コンピュータ命令を実行して良い。詳細については、方法の実施形態の詳細な説明を参照のこと。詳細事項は、再び記載されない。NRFは無線ネットワークのために使用され、ネットワークインタフェースは無線ネットワークインタフェース内のインタフェースである。
本願の第7の態様は、NF管理システムであって、NF管理装置と、ネットワークスライスと、該ネットワークスライスの中のNFコンポーネントと、を含むNF管理システムを提供し、ここで、少なくとも1つのネットワークスライスが存在し、少なくとも1つのNFコンポーネントが存在する。
NF管理装置は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される。
NF管理装置は、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
NF管理装置は、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。
NF管理装置は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であるとき、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定し、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし、及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第8の態様は、通信システムを提供する。
前記システムは、前述の態様におけるNF管理装置を含む。前記システムは、本発明の実施形態で提供されるソリューションにおけるNF管理装置と相互作用する別の装置を更に含んで良い。
第9の態様によると、本発明の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、前述の装置により使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するよう構成され、前述の態様を実行するよう設計されたプログラムを含む。
第10の態様によると、本願は、さらに命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、前述の態様の方法を実行する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の実施形態における技術的ソリューションをより明確に記載するために、実施形態及び従来技術を説明するのに必要な添付の図面を以下に簡単に記載する。
従来技術におけるNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
従来技術における別のNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
本願によるNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
本願によるNF管理方法の概略フローチャートである。
本願によるNF管理方法の別の概略フローチャートである。
本願によるNF管理装置の概略構造図である。
本願によるNF管理装置の別の概略構造図である。
本願によるNF管理装置のエンティティ機器の概略構造図である。
本願によるNF管理方法の更に別の概略フローチャートである。
本願は、NFコンポーネント間の発見及びアクセスに対して中央管理を実行するために、NF管理方法及びNF管理装置を提供し、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
当業者に本願の技術的ソリューションをより良く理解させるために、以下は、本願の実施形態における技術的ソリューションを本願の実施形態における添付の図面を参照して明確且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本願の実施形態のほんの一部であり、全部ではない。本願の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本願の保護範囲に包含されるべきである。
先ず、本願において使用されるシステムアーキテクチャ又はシナリオが簡単に記載される。
図2は、既存ネットワークアーキテクチャを示す。同じオペレータの複数のネットワークスライスは、同じ公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)を用いる。ネットワーク内でサポートされる必要のある機能は、機能種別に基づき異なるNFとして定義される。ネットワーク内に展開される各NFコンポーネントは、1つのNFを有する。各NFコンポーネントは、サービスインタフェースを含み、サービスインタフェースを介して別のNFコンポーネント又は機能にサービスする。本願では、NF管理装置はPLMNに追加される。図3に示すように、NF管理装置は、各NFコンポーネントに接続される。
当業者がNFコンポーネントを構成するとき、NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される必要がある。NFコンポーネントのコンポーネント情報は、一般的に、コンポーネントアドレス、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、ネットワークスライス識別子、等を含む。コンポーネントアドレスは、通常、NFコンポーネントに正確にアクセスするために、別のNFコンポーネントにより使用される。コンポーネント識別子は、NFコンポーネントをユニークに識別するために使用される。例えば、コンポーネントアドレス、コンポーネントID、又は第2NFコンポーネントを識別するために使用可能な任意の他の識別子は、コンポーネント識別子として使用できる。NF識別子は、NFコンポーネントのNFを示す。発見ポリシは、NFコンポーネントの且つネットワークルールに従い設定された発見条件である。発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセス、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセス、全てのNFコンポーネントのアクセスのみを許可する、等である。ネットワークスライス識別子は、NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NFコンポーネントが複数のネットワークスライスにより共有される場合、ネットワークスライス識別子は、複数のネットワークスライスの識別子を含む。さらに、NFコンポーネントが任意のネットワークスライスに属しない場合、ネットワークスライス識別子はヌルである。図3では、第1ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceAであり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceBであり、及び第3ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceCである。NF1、NF2、NF3、NF4、NF5、NF6、及びNF7は、NFコンポーネント識別子である。SliceAはNFコンポーネントNF1及びNF2を含み、SliceBはNF4及びNF5を含み、SliceA及びSliceBはNF3を共有し、SliceCはNF6及びNF7を含む。さらに、NF3及びNF7は同じNFを有する。NF1の有する機能は第1NFであり、NF3の有する機能及びNF7の有する機能は第2NFであると仮定する。
NFコンポーネント情報の中の発見ポリシについて、同じNFを有するNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。コンポーネント情報記憶を最適化するために、同じNFを有する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報はNF及び対応する発見ポリシ情報を格納する。
さらに、同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開されたNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開された複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報は、NF、ネットワークスライスの識別子、及び対応する発見ポリシ情報を含む。
別の場合には、同じNFを有し且つ同じNFグループに属するNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。同じNFを有し且つ同じNFグループに属する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報は、NF、NFグループの識別子、及び対応する発見ポリシ情報を含む。
発見ポリシ情報は、NFのものであり且つネットワークルールに従い設定された発見及びアクセス条件であって良く、具体的には、NFへのアクセスを許可された別のNFの識別子を含む。NFは、別のNFに複数のサービスを提供して良く、NFの各サービスはNFにより提供される機能に対応する。別のNFによりアクセス可能なNFのサービスを制約するために、発見ポリシ情報は、別のNFの識別子、及びNFから別のNFによりアクセス可能なサービスの識別子を含んで良い。
例えば、NF管理装置は、サーバである。図8は、NF管理装置の概略構造図である。NF管理装置は、異なる構成又は異なる性能により大きく変わり得る。NF管理装置は、1又は複数の中央処理ユニット(central processing unit、CPU)822(例えば、1又は複数のプロセッサ)、メモリ832、アプリケーションプログラム842若しくはデータ844を格納する1又は複数の記憶媒体830(例えば、1又は複数の大容量記憶装置)を含んで良い。メモリ832及び記憶媒体830は、一時的記憶装置又は永久的記憶装置であって良い。記憶媒体830に格納されたプログラムは、1又は複数のモジュール(図示しない)を含んで良く、各モジュールは、サーバに対する一連の命令動作を含んで良い。またさらに、CPU822は、記憶媒体830と通信し、サーバにおいて記憶媒体830内の一連の命令動作を実行するよう構成されて良い。
NF管理装置は、1又は複数の電源829、1又は複数の無線ネットワークインタフェース850、1又は複数の入力/出力インタフェース858、及び/又は1又は複数のオペレーティングシステム841、例えばWindowsServer(商標)、MacOS X(商標)、Unix(商標)、Linux(商標)、FreeBSD(商標)を更に含んで良い。
前述のシステムアーキテクチャ又はシナリオの特定の詳細は、単なる例外である。実際のシナリオでは、ユーザに提供される必要のあるサービス範囲及びサービス内容は非常に広範囲に及び、したがって、分割されたネットワークスライス及び構成されたNFコンポーネントがより包括的である。
以下の実施形態は、前述のシステムアーキテクチャ又はシナリオに適用されるNF管理方法を記載する。
図4を参照すると、本願の一実施形態は、以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
401。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
本実施形態では、ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワーク機能が、第1NFコンポーネントにより処理されるとき、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFコンポーネントにアクセスする必要がある。図2に示すように、無線アクセスネットワークノードは、先ず、ユーザ機器が、第1NFを有する第1NFコンポーネント(NF1)にアクセスすることを可能にし、第1NFコンポーネントは第1ネットワークスライス(SliceA)内に展開される。図3に示すように、NF1が第1NFを実行する処理において第2NFを実行する必要があるとき、NF1は、NF発見要求に第2NF識別子を付加し、該NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF発見要求は、コンポーネントを発見するよう要求するために使用され、コンポーネントは第2NFを提供する。さらに、第2NFコンポーネントは、第2NFを示す1又は複数の第2NF識別子を含んで良い。NF管理装置は、NF発見要求を受信する。
第1NFを有する第1NFコンポーネント(NF1)は、NF_Aにより表されて良い。NF_Aは種別であり、NF1が機能種別Aを有するNFコンポーネントであることを示す。
402。第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。ここで、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
本実施形態では、NF発見要求は、第2NF識別子を含み、NF管理装置は各NFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する。したがって、NF発見要求が受信された後に、第2NFを有する1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子、例えばNF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報に基づき取得されて良い。コンポーネント情報は、発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。具体的に、コンポーネント情報は、NF識別子を更に含んで良い。NF管理装置は、第2NF識別子を含むコンポーネント情報を取得するために、第2NF識別子に基づきローカルデータベースをクエリして良い。発見ポリシは、NFコンポーネント構成中に、ネットワークルールに従い当業者によりプリセットされて良い。
403。コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。可能な場合、ステップ404を実行する。
本実施形態では、発見ポリシは、NFコンポーネント構成中に、ネットワークルールに従い当業者によりプリセットされる。したがって、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が取得された後に、NF3のコンポーネント情報の中の発見ポリシ及びNF7のコンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、NF1がNF3にアクセス可能か否かが決定され、可能である場合、ステップ404が実行され、NF1がNF7にアクセス可能か否かが決定され、可能である場合、ステップ404が実行される。
404。第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。
本実施形態では、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定すると、NF管理装置は、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。1又は複数の第2NFコンポーネント識別子が存在して良い。
本願の本実施形態では、NF管理装置は、発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、確実にネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF管理方法は、
新しいNFコンポーネントが展開されると、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む、ステップと、
ローカルコンポーネント情報ベースに、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納するステップと、を更に含む。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子(コンポーネントID又はIPアドレスのようなコンポーネントアドレスであって良い)である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能、ベアラ管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、等を識別して良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
NFコンポーネントが複数のネットワークスライスにより共有される場合、コンポーネント情報は、該NFコンポーネントを共有する複数のネットワークスライスのネットワークスライス識別子を含むことに留意すべきである。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
NF発見要求から第2NF識別子を取得するステップと、
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、を含む。
本願の本実施形態では、NF発見要求は第2NF識別子を含み、NF管理装置は、第2NF識別子を取得するためにNF発見要求をパースして良い。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報は、コンポーネント情報ベースに格納される。例えば、NFコンポーネントNF3の機能が第2NFである場合、NFコンポーネントNF3のコンポーネント情報はコンポーネント識別子NF3及び第2NF識別子を含む。NFコンポーネントNF7の機能が第2NFである場合、NFコンポーネントNF7のコンポーネント情報はコンポーネント識別子NF7及び第2NF識別子を含む。対応するコンポーネント識別子NF3及びNF7は、第2NF識別子に基づき、コンポーネント情報ベースから読み出されて良い。この場合、読み出したコンポーネント識別子NF3及びNF7に基づき、NF3及びNF7が第2NFコンポーネントであることが決定でき、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が抽出される。NF3のコンポーネント情報はNF3の発見ポリシを含み、NF7のコンポーネント情報はNF7の発見ポリシを含む。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップは、
期待ネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子から、目標ネットワークスライス識別子を選択するステップと、
発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子に基づき、目標ネットワークスライス識別子に対応する目標ネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップと、を含む。
本願の本実施形態では、図3で、第1NFコンポーネント(NF1)が、第2NFを実行するために第2ネットワークスライス内の第2NFコンポーネント(NF7)にアクセスする必要のある場合、NF発見要求は、さらに、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)を運ぶ必要があり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)は、期待ネットワークスライス識別子である。さらに、ステップ503から、第2NFコンポーネント(NF3)のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCであることが分かる。この場合、SliceBは目標ネットワークスライス識別子として選択され、SliceBに対応する第2ネットワークスライスは第2NFコンポーネントNF3を含み、NF3の発見ポリシは、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。したがって、NF3の発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子(SliceB)に基づき、発見可能ネットワークスライスが第2ネットワークスライスであることが決定される。期待ネットワークスライス識別子がSliceCである場合、決定される目標ネットワークスライス識別子はSliceCである。しかしながら、NF7の発見ポリシに基づき、NF1の位置する第1ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、第3ネットワークスライス内のNF7にアクセスできない。したがって、発見可能ネットワークスライスは存在しない。第1NFコンポーネントの指向性発見及びアクセス要求のために、NF管理装置は、NF管理をより良く標準化するために、発見ポリシに基づくフィルタリングを実行する必要がある。
前述の実施形態では、NF管理装置は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントを含む全てのネットワークスライスを発見する。別の場合には、第1NFコンポーネントは、決定されたネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見することを期待して要求する。具体的に言うと、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含む。任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、第2NFを有するNFコンポーネントが位置する。コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子は、第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
第2NF識別子及び期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子及びネットワークスライス識別子を含む、ステップを含む。
本願の本実施形態では、図3で、第1NFコンポーネント(NF1)が、第2NFを実行するために第2ネットワークスライス内の第2NFコンポーネント(NF7)にアクセスする必要のある場合、NF発見要求は、さらに、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)を運ぶ必要があり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)は、期待ネットワークスライス識別子である。さらに、ステップ503から、第2NFコンポーネント(NF3)のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCであることが分かる。この場合、SliceBは目標ネットワークスライス識別子として選択され、SliceBに対応する第2ネットワークスライスは第2NFコンポーネントNF3を含み、NF3のコンポーネント発見ポリシは、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。したがって、NF3のコンポーネント発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子(SliceB)に基づき、発見可能ネットワークスライスが第2ネットワークスライスであることが決定される。期待ネットワークスライス識別子がSliceCである場合、決定される目標ネットワークスライス識別子はSliceCである。しかしながら、NF7のコンポーネント発見ポリシに基づき、NF1の位置する第1ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、第3ネットワークスライス内のNF7にアクセスできない。したがって、発見可能ネットワークスライスは存在しない。第1NFコンポーネントの指向性発見及びアクセス要求のために、NF管理装置は、NF管理をより良く標準化するために、コンポーネント発見ポリシに基づくフィルタリングを実行する必要がある。
前述の実施形態では、発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされ、発見ポリシは詳細に記載されない。上記の説明では、発見ポリシはオペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定される。任意で、本願の幾つかの実施形態では、発見ポリシは、
第2NFコンポーネントが、第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である、を含む。
本願の本実施形態では、NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
前述の実施形態では、発見ポリシは、オペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定され、したがって、NF発見要求は第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含む必要がある。図5を参照すると、本願の一実施形態は、以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
501。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
詳細については、ステップ401を参照する。
502。第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。ここで、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
詳細については、ステップ402を参照する。
503。コンポーネント情報に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。
本実施形態では、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が取得された後に、NF3の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子がコンポーネント情報から取得されて良い。NF3は、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスにより共有され、発見ポリシは、オペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定される。NF3の発見ポリシが、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する場合、NF3のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7の発見ポリシが第3ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する場合、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCである。
504。第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する。
本実施形態では、ネットワークスライス識別子(SliceA及びSliceB)及びNF3の発見ポリシに基づき、NF3の発見可能ネットワークスライスは第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスであると決定される。具体的に言うと、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのNF3へのアクセスのみが、オペレータのネットワークスライス分離要件を満たす。NF7の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子(SliceC)に基づき、NF7の発見可能ネットワークスライスが第3ネットワークスライスであることが決定される。具体的に言うと、第3ネットワークスライス内のNFコンポーネントのNF7へのアクセスのみが、オペレータのネットワークスライス分離要件を満たす。
505。第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定し、存在する場合、ステップ506を実行する。
本実施形態では、第1NFコンポーネント(NF1)により送信されるNF発見要求は、NF1のネットワークスライス識別子(SliceA)を含む。SliceAに基づき、NF1が第1ネットワークスライス内であることが分かる。NF3の発見可能ネットワークスライスが第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスであるので、NF1の位置する第1ネットワークスライスは、NF3の発見可能ネットワークスライスの中にあり、ステップ506が実行される。NF7の発見可能ネットワークスライスが第3ネットワークスライスであるので、NF1の位置する第1ネットワークスライスは、NF7の発見可能ネットワークスライスの中になく、ステップ506は実行されない。
別の可能な実装では、第1NFコンポーネント(NF1)により送信されるNF発見要求は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子を含む。第1NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子に基づきコンポーネント情報ベースから取得され、コンポーネント情報は第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(SliceA)を含む。
506。第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセスできると決定する。
本実施形態では、NF1の位置する第1ネットワークスライスがNF3の発見可能ネットワークスライス内に存在する場合、NF1はNF3にアクセスできると決定される。
507。第2NFコンポーネント識別子に基づきコンポーネント発見応答を生成し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントへ送信する。
本実施形態では、NF1がNF3にアクセスできると決定された後に、NF3のIPアドレス又はIDのような第2NFコンポーネント識別子は、NF3のコンポーネント情報から取得される。コンポーネント発見応答は、NF3の第2NFコンポーネント識別子に基づき生成され、コンポーネント発見応答はNF発見要求を送信する第1NFコンポーネント(NF1)にフィードバックされる。コンポーネント発見応答を受信した後に、NF1は、コンポーネント発見応答の中のNF3の第2NFコンポーネント識別子に基づきNF3にアクセスし、NF3は、ユーザサービスを達成するために、サービスインタフェースを用いて第2NFを提供する。
本願の本実施形態では、発見ポリシはオペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定されるので、NF1のNF3へのアクセスは、ネットワークスライス分離要件を確実に満たすが、NF1のNF7へのアクセスは、ネットワークスライス分離要件を満たさない。したがって、NF7のネットワークアドレス及び他の情報は、NF1により発見されない。発見ポリシに基づき決定される目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従うこと、それにより正常なネットワーク動作を保証することが分かる。
前述の実施形態では、全てのNF発見ポリシは、コンポーネント情報に含まれる。図9に示すように、別個のNF発見ポリシ情報が存在する場合、本願は以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
901。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
本実施形態では、NF発見要求は、あるNF種別のNFコンポーネントを発見するよう要求するために使用される。具体的に、例えば、NF発見要求は発見要求であって良い。
任意で、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内に展開された第2NFを発見することを期待するとき、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子を含み、第1NFコンポーネントがNFグループ内の第2NFを発見することを期待するとき、NF発見要求はNFグループの識別子を含み、又は、第1NFコンポーネントが第2NFから1又は複数の指定サービスを取得することを期待するとき、NF発見要求はアクセスされることを期待する第2NFのサービスの識別子を含む。したがって、第2NF識別子に加えて、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子及び/又はNFグループの識別子を含み得る。
902。第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する。
本実施形態では、NF発見要求は第2NF識別子を含み、NF管理装置は各NFに対応する発見ポリシを格納する。したがって、NF発見要求が受信された後に、第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき取得されて良く、発見ポリシは、NFコンポーネント構成の間にネットワークルールに従い当業者によりプリセットされて良い。
同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開された複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報が、別個のNF発見ポリシ情報に格納され得るとき、期待ネットワークスライス内に展開された第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき決定される。
同じNFを有し且つ同じNFグループに属する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報が、別個のNF発見ポリシ情報に格納され得るとき、NFグループに属する第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき決定される。
903。第2NFの発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFにアクセス可能か否かを決定する。可能な場合、ステップ904を実行する。
詳細については、図4に示す実施形態におけるステップ403を参照のこと。第1NFコンポーネントが第2NFにアクセス可能な場合、ステップ904が実行される。さらに、第2NFの発見ポリシ情報は、NFの識別子、及び該NFによりアクセス可能なサービス(つまり、ある種類のNFによりアクセス可能な第2NFからのサービス)の識別子を含む。第1NFコンポーネントのNFの識別子は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき学習されて良い。NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子は、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するためにクエリされる。
具体的に、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するステップは、具体的に以下の方法を含む。NF管理装置により格納された第1NFコンポーネントに関する情報は第1NFコンポーネントのNFの識別子を含み、NF管理装置は、ステップ901で、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信した後に、第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するために、第1NFコンポーネントに関する情報を決定する、又は、ステップ901で第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は第1NFコンポーネントのNFの識別子を含み、NF管理装置が第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するようにする。
904。1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
具体的に、NF管理装置は、NF発見要求の中の第2NF識別子、及びNF管理装置により格納されたコンポーネント情報ベースに含まれる全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第2NFを有する第2NFコンポーネントの識別子を取得して良い。複数の第2NFコンポーネントが存在して良い。例えば、両コンポーネントNF3及びNF7が第2NFを有し、したがってコンポーネントNF3及びNF7の識別子は第2NFコンポーネントの識別子である。
905。1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。
さらに、第2NFによりアクセス可能なサービスの識別子が第1NFコンポーネントに提供される。
本願の本実施形態では、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
前述の実施形態は本願におけるNF管理方法を記載し、以下は、機器の実施形態を詳細に記載する。
図6を参照すると、本願の一実施形態は、受信モジュール601と処理モジュール602と送信モジュール603とを含むNF管理装置を提供する。
受信モジュール601は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される。NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される。
詳細については、ステップ401を参照する。
処理モジュール602は、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
詳細については、ステップ402を参照する。
処理モジュール602は、さらに、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ403を参照する。
送信モジュール603は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であるとき、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信するよう構成される。
詳細については、ステップ404を参照する。
本願の本実施形態では、コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュール601は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュール602は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。送信モジュール603は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、処理モジュール602は、さらに、NF発見要求から第2NF識別子を取得するよう構成される。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。処理モジュール602は、第2NFコンポーネントを決定した後に、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を抽出し、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、コンポーネント情報は第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子は第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及び期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子及びネットワークスライス識別子を含む。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。処理モジュール602は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、NF管理装置は、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ504を参照する。
処理モジュール602は、さらに、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ505を参照する。
処理モジュール602は、さらに、第1コンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するよう構成される。
詳細については、ステップ506を参照する。
本願の本実施形態では、第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置により格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。処理モジュール602は、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。処理モジュール602は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。処理モジュール602は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定し、NF1が目標NFコンポーネントであると決定する。さらに、処理モジュール602は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定し、NF2が目標NFコンポーネントではないと決定し、発見ポリシに基づき、第2NFコンポーネントから同じNFを有する目標NFコンポーネントを決定する。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、送信モジュール603は、具体的に、第2NFコンポーネント識別子に基づき、コンポーネント発見応答を生成し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
詳細については、ステップ507を参照する。
本願の本実施形態では、処理モジュール602が目標NFコンポーネントを決定した後に、送信モジュール603は、第1NFコンポーネントのNF発見要求に対するコンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別する識別子であって良い。
任意で、図7に示すように、本願の幾つかの実施形態では、NF管理装置は記憶モジュール701を更に含む。
記憶モジュール701は、新しいNFコンポーネントが展開されると、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子、を含む。
記憶モジュール701は、さらに、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報をローカルコンポーネント情報ベースに格納するよう構成される。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNFを示す。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。記憶モジュール701は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
図9に示す方法の実施形態に基づき、図6を参照すると、本願の一実施形態で提供される別のNF管理装置は、図9のNF管理装置の機能を実装するよう構成され、受信モジュール601と処理モジュール602と送信モジュール603とを含む。
受信モジュール601は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される。NF発見要求は第2NF識別子を含む。
処理モジュール602は、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するよう構成される。
処理モジュール602は、さらに、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。
送信モジュール603は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
本願の本実施形態では、コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュール601は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュール602は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得する。第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュール602は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュール603は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、処理モジュール602は、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、処理モジュール602は、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。処理モジュール602は、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき、第2NFの発見ポリシを取得するステップを含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき、期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む。処理モジュール602が第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、NFグループの識別子を更に含み、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき、第2NFの発見ポリシを取得するステップを含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき、NFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。処理モジュール602が第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NFの発見ポリシは、NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含む。処理モジュール602は、さらに、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき、第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習し、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子をクエリするよう構成される。送信モジュール603は、さらに、第1NFコンポーネントへ、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を送信するよう構成される。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちの少なくとも1つを更に含み得る。
NF管理装置のモジュール構造の一実施形態が上述された。以下は、NF管理装置がサーバである一例を用いて、NF管理装置のエンティティ機器を記載する。
図8を参照すると、本願の一実施形態は、無線ネットワークインタフェース850とCPU822とメモリ832とを含むNF管理装置を提供する。ここで、無線ネットワークインタフェース850、CPU822、及びメモリ832はバスを用いて互いに接続され、メモリ832はコンピュータ命令を格納し、CPU822は以下の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する: 第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信するステップ。
メモリ832はNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納して良く、無線ネットワークインタフェース850は各NFコンポーネントに接続される。
図9の実施形態に基づき、図8を参照すると、図8は、本願の一実施形態による別のNF管理装置の可能な概略構造図であり、NF管理装置は、
ネットワークインタフェース850(ネットワークインタフェースは無線ネットワークインタフェースにおけるインタフェースである)と、プロセッサ822と、メモリ832と、を含み、ネットワークインタフェース850、プロセッサ822、及びメモリ803はバスを用いて互いに接続され、メモリ832はコンピュータ命令を格納し、プロセッサ822は図9の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する。例えば、方法は、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含む、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップと、
第2NFの発見ポリシが、第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有する、ステップと、
第1NFコンポーネントへ、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を送信するステップと、を含み得る。
本発明で開示された内容と組み合わせて記載された方法又はアルゴリズムステップは、ハードウェアにより実施されて良く、又はソフトウェア命令を実行することによりプロセッサにより実施されて良い。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んで良い。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)、又は従来良く知られている任意の他の形式の記憶媒体に格納されて良い。例えば、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出し又は記憶媒体に情報を書き込めるように、記憶媒体はプロセッサに結合される。勿論、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであって良い。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICの中に置かれて良い。さらに、ASICはコアネットワークインタフェース装置の中に置かれて良い。勿論、プロセッサ及び記憶媒体は、個別コンポーネントとしてコアネットワークインタフェース装置の中に存在して良い。
当業者は、前述の1又は複数の例で、本発明において記載された機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにより実施され得ることに気付くべきである。機能がソフトウェアにより実装されるとき、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納され、又はコンピュータ可読媒体の中の1又は複数の命令又はコードとして送信されて良い。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体はコンピュータプログラムをある場所から別の場所へ送信させる任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータにとってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であって良い。
留意すべきことに、説明を簡単にするために、前述の方法の実施形態は、一連の動作として表現された。しかしながら、当業者は、本願に従い幾つかのステップが他の順序で又は同時に実行されて良いので、本願が記載の動作順序に限定されないことを理解すべきである。さらに、本願明細書に記載の実施形態は全て好適な実施形態に属し、関連する動作及びモジュールは必ずしも本願により必要とされるものではないことが、当業者により理解されるべきである。
当業者は、実施形態における方法のステップの全部又は一部が関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装されて良いことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクを含み得る。
本願の実施形態で提供されるデータ送信方法、アクセスネットワーク装置、及びユーザ機器は、以上に詳述された。本願の原理及び実装は本願明細書の特定の例を用いて本願明細書に記載された。実施形態の記載は、単に本願の方法及び核となる思想の理解を助けるために提供された。さらに、当業者は、本願の思想に基づき、特定の実装及び適用範囲の観点で、本願に対する変形及び変更を行うことができる。したがって、本願明細書の内容は、本願に対する限定として考えられるべきではない。
[関連出願]
本願は、参照によりその全体がここに組み込まれる中国特許出願番号PCT/CN2016/092723、2016年8月1日に中国特許庁に出願、名称「NETWORK FUNCTION NF MANAGEMENT METHOD AND NF MANAGEMENT DEVICE」の優先権を主張する。
[技術分野]
本願は、通信分野に関し、具体的には、NF管理方法及びNF管理装置に関する。
現在、ネットワーク要素(Network Element、NE)のアーキテクチャは進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)において使用されている。アーキテクチャは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、S−GW)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、P−GW)のような標準的なNEを含む。EPCの現在のネットワーク機能(例えば、移動性管理、ベアラ管理、及び位置管理)は、NEの固定化されたサービス機能及び処理ロジック、並びにNE間のプロシジャメッセージを用いて実装される。例えば、ユーザのアクセスサービスは、標準化されたサービスプロシジャロジック、並びにMME、S−GW、P−GW、及びネットワーク内の別のNE(例えば、ポリシ及び課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function、PCRF)ユニット、及び宅内加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS))の間の協力を通じて実装される必要がある。したがって、EPCにより提供される現在のネットワーク機能(Network Function、NF)は、固定化されたサービス機能を有する。
ビジネスモデルの絶え間ない発展、及び技術の絶え間ない発展に伴い、ユーザのサービス要件は変化する。ユーザサービスは、より多くのサービスモード及びより良いサービス機能、例えば超低遅延通信及び高信頼通信、を要求する。したがって、新たなNF要件が課される。しかしながら、EPCにより提供されるNFサービスは、固定化され、全てのNEに分散される。したがって、ユーザ要件をサポートするために新しいNFが導入される必要のある場合、NEの処理ロジック及びプロシジャ相互作用はEPC内で再定義され再設計される必要がある。機器供給者にとっては、この再設計は、長い開発周期及び高いコストを意味し、ネットワークオペレータにとっては、この再設計は、新しいネットワークサービスが遅れずに発売できないことを意味する。
前述の問題を解決するために、既存NF管理方法は以下の通りである。図1に示すように、ネットワークアーキテクチャはN個のUEを含む。UEは、無線アクセスネットワークノード(RAN Node)を用いてコアネットワークにアクセスし、仮想化技術等に基づきコアネットワークの共通ネットワーク基盤上のセグメント化を通じてN個のネットワークスライス(Slice)を取得する。ネットワークスライスは、専用ネットワークとしても参照され得る。専用ネットワークは、1又は複数のサービスにより要求されるネットワークサービスを実装するために使用される。サービス指向型アーキテクチャ(Service oriented architecture)が、ネットワークスライスの中で使用されて良い。元のネットワークアーキテクチャの中の(MME及びS−GWのような)NEは、機能種別、例えば認証及びセキュリティ機能、パケットデータセッション管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、及びポリシ制御機能、に基づき、異なるNFとして定義される。これらの機能は、対応するNFコンポーネントにより実装される。各NFコンポーネントは、定義されたサービスインタフェースを用いて、別のNFコンポーネント又は機能にサービスする。図2に示すアーキテクチャでは、同じオペレータの複数のネットワークスライス(SliceA、SliceB、及びSliceC)は、同じ公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)を使用し、クラウド技術、仮想化技術、等を用いてオペレータの基盤内に展開されて良い。オペレータの基盤は、クラウドコンピューティング及びオペレータの送信基盤を含む。図2では、SliceAはNFコンポーネントNF1及びNF2を含み、SliceBはNF4及びNF5を含み、SliceA及びSliceBはNF3を共有し、SliceCはNF6及びNF7を含み、NF3及びNF7は同じNFを有する。ユーザ機器がユーザサービスを実行する必要があるとき、ユーザ機器は、ネットワークノード(Node1、Node2、又はNode3)を用いて1つのネットワークスライスにアクセスする。異なるNFコンポーネントによりサポートされる機能は、可能な限り分離される必要がある。具体的に言うと、異なるNFコンポーネントの機能は可能な限り異なる。NFコンポーネントは、別のNFコンポーネントの機能を発見しアクセスできる。例えば、ユーザサービスにより要求されるネットワークサービスは、先ず、NF1の機能を実行し、NF1の機能が実行されると、NF3の機能を実行する。図2では、NF1は、ネットワークスライスA及びネットワークスライスBにより共有されるNF3を発見し及びアクセスし、また、ネットワークスライスC内のNF7を発見し及びアクセスできる。
しかしながら、NFコンポーネント間のアクセスは、コアネットワーク内で制限される。例えば、ネットワークスライスが障害があるとき、別のネットワークスライスに影響を及ぼすことを回避するために、オペレータは、ネットワークスライスに対して機能分離要件を有する。ネットワークスライス分離要件に基づき、オペレータのInfrastructure上に展開されたNFコンポーネント間のアクセスは、制御される必要がある。具体的に言うと、ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、該ネットワークスライス内のNFコンポーネント又は該ネットワークスライスにより共有されるNFコンポーネントにのみアクセス可能であることが要求される。図2のネットワークスライスA内のNF1は、任意のネットワークスライスの中のNF3と同じNFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスできる。例えば、NF1及びネットワークスライスC内のNF7は同じネットワークスライス内になく、これは、オペレータのネットワークスライス分離要件に違反する。同じNFを有する全てのNFコンポーネントが発見されアクセスされ得る。したがって、NFコンポーネントはネットワークルールに従わずにアクセスされ、正常なネットワーク動作が影響を受ける。例えば、オペレータのネットワークスライス分離要件が否定される。
本願は、NFコンポーネント間の発見及びアクセスを管理するために、NF管理方法及びNF管理装置を提供し、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第1の態様は、NF管理方法であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップと、を含む方法を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定し、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし、及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第1の態様を参照して、本願の第1の態様の第1の実装では、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
NF発見要求から第2NF識別子を取得するステップと、
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントが決定された後に、抽出され、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第1の態様の第1の実装を参照して、本願の第1の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、前記期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて前記第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、前記第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、前記第2NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子は、前記第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示し、
前記第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライス識別子に基づき、前記ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネント識別子及び前記ネットワークスライス識別子を含む、ステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。NF管理装置は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、NF管理装置は、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
本願の第1の態様の第2の実装を参照して、本願の第1の態様の第3の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFコンポーネントが、前記第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
本願の第1の態様の第3の実装を参照して、本願の第1の態様の第4の実装では、前記NF発見要求は、前記第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する前記ステップは、
前記第2NFコンポーネントの前記発見ポリシ及び前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップと、
前記第1NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するステップと、
存在する場合、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するステップと、を含む。
第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、Slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置に格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。NF管理装置は、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。NF管理装置は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定され、NF1が目標NFコンポーネントであると決定される。さらに、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定され、NF2は目標NFコンポーネントではないと決定される。目標NFコンポーネントは、発見ポリシに基づき同じNFを有する第2NFコンポーネントから決定される。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
本願の第1の態様を参照して、本願の第1の態様の第5の実装では、前記第1NFコンポーネントへ前記第2NFコンポーネント識別子を送信する前記ステップは、
前記第2NFコンポーネント識別子に基づきコンポーネント発見応答を生成し、前記コンポーネント発見応答を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップを含む。
第1NFコンポーネントのNF発見要求に対して、NF管理装置は、コンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別するために使用されて良い。
本願の第1の態様又は第1の態様の第1乃至第5の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第1の態様の第6の実装では、前記方法は、
新しいNFコンポーネントが展開されると、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む、ステップと、
前記ローカルコンポーネント情報ベースに、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報を格納するステップと、を更に含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能、ベアラ管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、等を含んで良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
本願の第2の態様は、NF管理方法であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含む、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップと、
第2NFの発見ポリシが、第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有する、ステップと、
第1NFコンポーネントへ、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を送信するステップと、を含む方法を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第2の態様を参照して、本願の第2の態様の第1の実装では、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する前記ステップは、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネントの前記識別子を含む、ステップと、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報から、前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップと、を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報が取得される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記期待ネットワークスライスの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む必要がある。第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシが取得された後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が取得される。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第3の実装では、前記NF発見要求はNFグループの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する前記ステップは、
前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記NFグループの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するステップ、を含む。
第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシが取得された後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が取得される。
本願の第2の態様又は第2の態様の第1の実装を参照して、本願の第2の態様の第4の実装では、前記第2NFの前記発見ポリシは、NFの識別子及び前記NFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含み、
前記方法は、
前記第1NFコンポーネントにより送信された前記NF発見要求に基づき、前記第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習するステップと、
前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、前記NFの前記識別子及び前記NFによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子をクエリするステップと、
前記第1NFコンポーネントへ、前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子を送信するステップと、を更に含む。
本願の第2の態様、又は第2の態様の第1乃至第4の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第2の態様の第5の実装では、前記コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
本願の第2の態様の第5の実装を参照して、本願の第2の態様の第6の実装では、前記コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちのいずれか1つ又は何らかの組み合わせを更に含んで良い。
本願の第2の態様、又は第2の態様の第1乃至第6の実装のいずれか1つを参照して、本願の第2の態様の第7の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
本願の第3の態様は、NF管理装置であって、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、受信モジュールと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される処理モジュールであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含み、前記処理モジュールは、前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するよう更に構成される、処理モジュールと、
前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能なとき、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される送信モジュールと、を含む装置を提供する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュールは、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュールは、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。送信モジュールは、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第3の態様を参照して、本願の第3の態様の第1の実装では、
前記処理モジュールは、前記NF発見要求から前記第2NF識別子を取得するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するよう更に構成され、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記発見ポリシ及び前記第2NFコンポーネント識別子を含む。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。処理モジュールは、第2NFコンポーネントを決定した後に、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を抽出し、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第3の態様の第1の実装を参照して、本願の第3の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、前記期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて前記第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、前記第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、前記第2NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子は、前記第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示し、
前記処理モジュールは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報を取得するよう更に構成され、前記第2NFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記第2NFコンポーネント識別子及び前記ネットワークスライス識別子を含む。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。NF管理装置は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、処理モジュールは、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
本願の第3の態様の第2の実装を参照して、本願の第3の態様の第3の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFコンポーネントが、前記第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
本願の第3の態様の第3の実装を参照して、本願の第3の態様の第4の実装では、前記NF発見要求は、前記第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、
前記処理モジュールは、前記第2NFコンポーネントの前記発見ポリシ及び前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第1NFコンポーネントの前記ネットワークスライス識別子に基づき、前記第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するよう更に構成され、
前記処理モジュールは、前記第1NFコンポーネントの位置する前記ネットワークスライスが前記発見可能ネットワークスライスの中にあるとき、前記第1NFコンポーネントは前記第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するよう更に構成される。
第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、Slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置に格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。処理モジュールは、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。NF管理装置は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。処理モジュールは、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定し、NF1が目標NFコンポーネントであると決定する。さらに、処理モジュールは、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定し、NF2が目標NFコンポーネントではないと決定し、発見ポリシに基づき、第2NFコンポーネントから同じNFを有する目標NFコンポーネントを決定する。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
本願の第3の態様を参照して、本願の第3の態様の第5の実装では、前記送信モジュールは、具体的に、前記第2NFコンポーネント識別子に基づき、コンポーネント発見応答を生成し、前記コンポーネント発見応答を前記第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
第1NFコンポーネントのNF発見要求に対して、NF管理装置は、コンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別する識別子であって良い。
本願の第3の態様の第1乃至第5の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第3の態様の第6の実装では、前記NF管理装置は記憶モジュールを更に含み、
前記記憶モジュールは、新しいNFコンポーネントが展開されると、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報は、前記新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含み、
前記記憶モジュールは、前記ローカルコンポーネント情報ベースに、前記新しく展開されたNFコンポーネントの前記コンポーネント情報を格納するよう更に構成される。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能コンポーネント、ベアラ管理機能コンポーネント、移動性管理機能コンポーネント、アクセス制御機能コンポーネント、等を識別して良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
本願の第4の態様は、NF管理装置を提供し、前記NF管理装置は、前述の方法の実施形態におけるNF管理装置を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実装されて良く、又は対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されて良い。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な設計では、NF管理装置は、受信モジュールと、処理モジュールと、送信モジュールと、を含む。処理モジュールは、前述の方法における対応する機能を実行するようNF管理装置をサポートするよう構成される。受信モジュール及び送信モジュールは、NF管理装置と別の装置との間の通信をサポートするよう構成される。
受信モジュールは、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成され、NF発見要求は第2NF識別子を含む。処理モジュールは、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するよう構成される。処理モジュールは、さらに、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュールは、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュールは、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得する。第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第4の態様を参照して、本願の第4の態様の第1の実装では、処理モジュールは、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、処理モジュールは、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。処理モジュールは、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第2の実装では、前記NF発見要求は期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記第2NF識別子及び前記期待ネットワークスライスの前記識別子に基づき、前記期待ネットワークスライスの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するよう構成される。
第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む必要がある。処理モジュールが第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第3の実装では、前記NF発見要求はNFグループの識別子を更に含み、前記第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する前記ステップは、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記第2NFの前記発見ポリシを取得するステップを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記第2NF識別子及び前記NFグループの前記識別子に基づき、前記NFグループの中の前記1又は複数の第2NFコンポーネントの前記識別子を取得するよう構成される。
第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。処理モジュールが第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
本願の第4の態様又は第4の態様の第1の実装を参照して、本願の第4の態様の第4の実装では、前記第2NFの前記発見ポリシは、NFの識別子及び前記NFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含み、
前記処理モジュールは、さらに、
前記第1NFコンポーネントにより送信された前記NF発見要求に基づき、前記第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習し、
前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、前記NFの前記識別子及び前記NFによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子をクエリする、よう構成され、
前記送信モジュールは、さらに、前記第1NFコンポーネントへ、前記第1NFコンポーネントによりアクセス可能な前記サービスの前記識別子を送信するよう構成される。
本願の第4の態様、又は第4の態様の第1乃至第4の実装のうちのいずれか1つを参照して、本願の第4の態様の第5の実装では、前記コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
本願の第4の態様の第5の実装を参照して、本願の第4の態様の第6の実装では、前記コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちのいずれか1つ又は何らかの組み合わせを更に含んで良い。
本願の第4の態様、又は第4の態様の第1乃至第6の実装のいずれか1つを参照して、本願の第4の態様の第7の実装では、前記発見ポリシは、
前記第2NFが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
前記第2NFが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによってアクセス可能である、を含む。
本願の第5の態様は、NF管理装置であって、
無線ネットワークインタフェースとCPUとメモリとを含むNF管理装置を提供し、ここで、前記無線ネットワークインタフェース、前記CPU、及び前記メモリはバスを用いて互いに接続され、前記メモリはコンピュータ命令を格納し、前記CPUは以下の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する:
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、前記NF発見要求は第2NF識別子を含み、前記第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
前記第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、前記第2NFコンポーネントは前記第2NFを有し、前記コンポーネント情報は前記第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
前記コンポーネント情報の中の前記発見ポリシに基づき、前記第1NFコンポーネントが前記第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、前記第2NFコンポーネント識別子を前記第1NFコンポーネントへ送信するステップ。
発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの目標NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第6の態様は、NF管理装置であって、ネットワークインタフェースと、プロセッサと、メモリと、を含むNF管理装置を提供し、ここで、前記ネットワークインタフェース、前記プロセッサ、及び前記メモリは、バスを用いて互いに接続され、前記メモリはコンピュータ命令を格納し、前記プロセッサは前述の方法の実施形態における対応する機能を実装するために該コンピュータ命令を実行して良い。詳細については、方法の実施形態の詳細な説明を参照のこと。詳細事項は、再び記載されない。NFは無線ネットワークのために使用され、ネットワークインタフェースは無線ネットワークインタフェース内のインタフェースである。
本願の第7の態様は、NF管理システムであって、NF管理装置と、ネットワークスライスと、該ネットワークスライスの中のNFコンポーネントと、を含むNF管理システムを提供し、ここで、少なくとも1つのネットワークスライスが存在し、少なくとも1つのNFコンポーネントが存在する。
NF管理装置は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される。
NF管理装置は、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
NF管理装置は、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。
NF管理装置は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であるとき、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定し、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし、及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の第8の態様は、通信システムを提供する。
前記システムは、前述の態様におけるNF管理装置を含む。前記システムは、本発明の実施形態で提供されるソリューションにおけるNF管理装置と相互作用する別の装置を更に含んで良い。
第9の態様によると、本発明の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、前述の装置により使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するよう構成され、前述の態様を実行するよう設計されたプログラムを含む。
第10の態様によると、本願は、さらに命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、前述の態様の方法を実行する。
コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
本願の実施形態における技術的ソリューションをより明確に記載するために、実施形態及び従来技術を説明するのに必要な添付の図面を以下に簡単に記載する。
従来技術におけるNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
従来技術における別のNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
本願によるNF管理方法のネットワークフレームワークの概略図である。
本願によるNF管理方法の概略フローチャートである。
本願によるNF管理方法の別の概略フローチャートである。
本願によるNF管理装置の概略構造図である。
本願によるNF管理装置の別の概略構造図である。
本願によるNF管理装置のエンティティ機器の概略構造図である。
本願によるNF管理方法の更に別の概略フローチャートである。
本願は、NFコンポーネント間の発見及びアクセスに対して中央管理を実行するために、NF管理方法及びNF管理装置を提供し、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
当業者に本願の技術的ソリューションをより良く理解させるために、以下は、本願の実施形態における技術的ソリューションを本願の実施形態における添付の図面を参照して明確且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本願の実施形態のほんの一部であり、全部ではない。本願の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本願の保護範囲に包含されるべきである。
先ず、本願において使用されるシステムアーキテクチャ又はシナリオが簡単に記載される。
図2は、既存ネットワークアーキテクチャを示す。同じオペレータの複数のネットワークスライスは、同じ公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)を用いる。ネットワーク内でサポートされる必要のある機能は、機能種別に基づき異なるNFとして定義される。ネットワーク内に展開される各NFコンポーネントは、1つのNFを有する。各NFコンポーネントは、サービスインタフェースを含み、サービスインタフェースを介して別のNFコンポーネント又は機能にサービスする。本願では、NF管理装置はPLMNに追加される。図3に示すように、NF管理装置は、各NFコンポーネントに接続される。
当業者がNFコンポーネントを構成するとき、NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される必要がある。NFコンポーネントのコンポーネント情報は、一般的に、コンポーネントアドレス、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、ネットワークスライス識別子、等を含む。コンポーネントアドレスは、通常、NFコンポーネントに正確にアクセスするために、別のNFコンポーネントにより使用される。コンポーネント識別子は、NFコンポーネントをユニークに識別するために使用される。例えば、コンポーネントアドレス、コンポーネントID、又は第2NFコンポーネントを識別するために使用可能な任意の他の識別子は、コンポーネント識別子として使用できる。NF識別子は、NFコンポーネントのNFを示す。発見ポリシは、NFコンポーネントの且つネットワークルールに従い設定された発見条件である。発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセス、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセス、全てのNFコンポーネントのアクセスのみを許可する、等である。ネットワークスライス識別子は、NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NFコンポーネントが複数のネットワークスライスにより共有される場合、ネットワークスライス識別子は、複数のネットワークスライスの識別子を含む。さらに、NFコンポーネントが任意のネットワークスライスに属しない場合、ネットワークスライス識別子はヌルである。図3では、第1ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceAであり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceBであり、及び第3ネットワークスライスのネットワークスライス識別子はSliceCである。NF1、NF2、NF3、NF4、NF5、NF6、及びNF7は、NFコンポーネント識別子である。SliceAはNFコンポーネントNF1及びNF2を含み、SliceBはNF4及びNF5を含み、SliceA及びSliceBはNF3を共有し、SliceCはNF6及びNF7を含む。さらに、NF3及びNF7は同じNFを有する。NF1の有する機能は第1NFであり、NF3の有する機能及びNF7の有する機能は第2NFであると仮定する。
NFコンポーネント情報の中の発見ポリシについて、同じNFを有するNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。コンポーネント情報記憶を最適化するために、同じNFを有する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報はNF及び対応する発見ポリシ情報を格納する。
さらに、同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開されたNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開された複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報は、NF、ネットワークスライスの識別子、及び対応する発見ポリシ情報を含む。
別の場合には、同じNFを有し且つ同じNFグループに属するNFコンポーネントは、同じ発見ポリシを有して良い。同じNFを有し且つ同じNFグループに属する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報は、別個のNF発見ポリシ情報に格納されて良く、発見ポリシ情報は、NF、NFグループの識別子、及び対応する発見ポリシ情報を含む。
発見ポリシ情報は、NFのものであり且つネットワークルールに従い設定された発見及びアクセス条件であって良く、具体的には、NFへのアクセスを許可された別のNFの識別子を含む。NFは、別のNFに複数のサービスを提供して良く、NFの各サービスはNFにより提供される機能に対応する。別のNFによりアクセス可能なNFのサービスを制約するために、発見ポリシ情報は、別のNFの識別子、及びNFから別のNFによりアクセス可能なサービスの識別子を含んで良い。
例えば、NF管理装置は、サーバである。図8は、NF管理装置の概略構造図である。NF管理装置は、異なる構成又は異なる性能により大きく変わり得る。NF管理装置は、1又は複数の中央処理ユニット(central processing unit、CPU)822(例えば、1又は複数のプロセッサ)、メモリ832、アプリケーションプログラム842若しくはデータ844を格納する1又は複数の記憶媒体830(例えば、1又は複数の大容量記憶装置)を含んで良い。メモリ832及び記憶媒体830は、一時的記憶装置又は永久的記憶装置であって良い。記憶媒体830に格納されたプログラムは、1又は複数のモジュール(図示しない)を含んで良く、各モジュールは、サーバに対する一連の命令動作を含んで良い。またさらに、CPU822は、記憶媒体830と通信し、サーバにおいて記憶媒体830内の一連の命令動作を実行するよう構成されて良い。
NF管理装置は、1又は複数の電源829、1又は複数の無線ネットワークインタフェース850、1又は複数の入力/出力インタフェース858、及び/又は1又は複数のオペレーティングシステム841、例えばWindowsServer(商標)、MacOS X(商標)、Unix(商標)、Linux(商標)、FreeBSD(商標)を更に含んで良い。
前述のシステムアーキテクチャ又はシナリオの特定の詳細は、単なる例外である。実際のシナリオでは、ユーザに提供される必要のあるサービス範囲及びサービス内容は非常に広範囲に及び、したがって、分割されたネットワークスライス及び構成されたNFコンポーネントがより包括的である。
以下の実施形態は、前述のシステムアーキテクチャ又はシナリオに適用されるNF管理方法を記載する。
図4を参照すると、本願の一実施形態は、以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
401。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
本実施形態では、ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワーク機能が、第1NFコンポーネントにより処理されるとき、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFコンポーネントにアクセスする必要がある。図2に示すように、無線アクセスネットワークノードは、先ず、ユーザ機器が、第1NFを有する第1NFコンポーネント(NF1)にアクセスすることを可能にし、第1NFコンポーネントは第1ネットワークスライス(SliceA)内に展開される。図3に示すように、NF1が第1NFを実行する処理において第2NFを実行する必要があるとき、NF1は、NF発見要求に第2NF識別子を付加し、該NF発見要求をNF管理装置へ送信する。NF発見要求は、コンポーネントを発見するよう要求するために使用され、コンポーネントは第2NFを提供する。さらに、第2NFコンポーネントは、第2NFを示す1又は複数の第2NF識別子を含んで良い。NF管理装置は、NF発見要求を受信する。
第1NFを有する第1NFコンポーネント(NF1)は、NF_Aにより表されて良い。NF_Aは種別であり、NF1が機能種別Aを有するNFコンポーネントであることを示す。
402。第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。ここで、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
本実施形態では、NF発見要求は、第2NF識別子を含み、NF管理装置は各NFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する。したがって、NF発見要求が受信された後に、第2NFを有する1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子、例えばNF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報に基づき取得されて良い。コンポーネント情報は、発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。具体的に、コンポーネント情報は、NF識別子を更に含んで良い。NF管理装置は、第2NF識別子を含むコンポーネント情報を取得するために、第2NF識別子に基づきローカルデータベースをクエリして良い。発見ポリシは、NFコンポーネント構成中に、ネットワークルールに従い当業者によりプリセットされて良い。
403。コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。可能な場合、ステップ404を実行する。
本実施形態では、発見ポリシは、NFコンポーネント構成中に、ネットワークルールに従い当業者によりプリセットされる。したがって、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が取得された後に、NF3のコンポーネント情報の中の発見ポリシ及びNF7のコンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、NF1がNF3にアクセス可能か否かが決定され、可能である場合、ステップ404が実行され、NF1がNF7にアクセス可能か否かが決定され、可能である場合、ステップ404が実行される。
404。第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。
本実施形態では、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定すると、NF管理装置は、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。1又は複数の第2NFコンポーネント識別子が存在して良い。
本願の本実施形態では、NF管理装置は、発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、確実にネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF管理方法は、
新しいNFコンポーネントが展開されると、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む、ステップと、
ローカルコンポーネント情報ベースに、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納するステップと、を更に含む。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子(コンポーネントID又はIPアドレスのようなコンポーネントアドレスであって良い)である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNF種別を示す。NF種別は、認証及びセキュリティ機能、ベアラ管理機能、移動性管理機能、アクセス制御機能、等を識別して良い。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。NF管理装置は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
NFコンポーネントが複数のネットワークスライスにより共有される場合、コンポーネント情報は、該NFコンポーネントを共有する複数のネットワークスライスのネットワークスライス識別子を含むことに留意すべきである。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
NF発見要求から第2NF識別子を取得するステップと、
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、を含む。
本願の本実施形態では、NF発見要求は第2NF識別子を含み、NF管理装置は、第2NF識別子を取得するためにNF発見要求をパースして良い。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報は、コンポーネント情報ベースに格納される。例えば、NFコンポーネントNF3の機能が第2NFである場合、NFコンポーネントNF3のコンポーネント情報はコンポーネント識別子NF3及び第2NF識別子を含む。NFコンポーネントNF7の機能が第2NFである場合、NFコンポーネントNF7のコンポーネント情報はコンポーネント識別子NF7及び第2NF識別子を含む。対応するコンポーネント識別子NF3及びNF7は、第2NF識別子に基づき、コンポーネント情報ベースから読み出されて良い。この場合、読み出したコンポーネント識別子NF3及びNF7に基づき、NF3及びNF7が第2NFコンポーネントであることが決定でき、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が抽出される。NF3のコンポーネント情報はNF3の発見ポリシを含み、NF7のコンポーネント情報はNF7の発見ポリシを含む。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップは、
期待ネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子から、目標ネットワークスライス識別子を選択するステップと、
発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子に基づき、目標ネットワークスライス識別子に対応する目標ネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するステップと、を含む。
本願の本実施形態では、図3で、第1NFコンポーネント(NF1)が、第2NFを実行するために第2ネットワークスライス内の第2NFコンポーネント(NF7)にアクセスする必要のある場合、NF発見要求は、さらに、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)を運ぶ必要があり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)は、期待ネットワークスライス識別子である。さらに、ステップ503から、第2NFコンポーネント(NF3)のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCであることが分かる。この場合、SliceBは目標ネットワークスライス識別子として選択され、SliceBに対応する第2ネットワークスライスは第2NFコンポーネントNF3を含み、NF3の発見ポリシは、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。したがって、NF3の発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子(SliceB)に基づき、発見可能ネットワークスライスが第2ネットワークスライスであることが決定される。期待ネットワークスライス識別子がSliceCである場合、決定される目標ネットワークスライス識別子はSliceCである。しかしながら、NF7の発見ポリシに基づき、NF1の位置する第1ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、第3ネットワークスライス内のNF7にアクセスできない。したがって、発見可能ネットワークスライスは存在しない。第1NFコンポーネントの指向性発見及びアクセス要求のために、NF管理装置は、NF管理をより良く標準化するために、発見ポリシに基づくフィルタリングを実行する必要がある。
前述の実施形態では、NF管理装置は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントを含む全てのネットワークスライスを発見する。別の場合には、第1NFコンポーネントは、決定されたネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見することを期待して要求する。具体的に言うと、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含む。任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、第2NFを有するNFコンポーネントが位置する。コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子は、第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。
第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップは、
第2NF識別子及び期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子及びネットワークスライス識別子を含む、ステップを含む。
本願の本実施形態では、図3で、第1NFコンポーネント(NF1)が、第2NFを実行するために第2ネットワークスライス内の第2NFコンポーネント(NF7)にアクセスする必要のある場合、NF発見要求は、さらに、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)を運ぶ必要があり、第2ネットワークスライスのネットワークスライス識別子(SliceB)は、期待ネットワークスライス識別子である。さらに、ステップ503から、第2NFコンポーネント(NF3)のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCであることが分かる。この場合、SliceBは目標ネットワークスライス識別子として選択され、SliceBに対応する第2ネットワークスライスは第2NFコンポーネントNF3を含み、NF3の発見ポリシは、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。したがって、NF3の発見ポリシ及び目標ネットワークスライス識別子(SliceB)に基づき、発見可能ネットワークスライスが第2ネットワークスライスであることが決定される。期待ネットワークスライス識別子がSliceCである場合、決定される目標ネットワークスライス識別子はSliceCである。しかしながら、NF7の発見ポリシに基づき、NF1の位置する第1ネットワークスライス内のNFコンポーネントは、第3ネットワークスライス内のNF7にアクセスできない。したがって、発見可能ネットワークスライスは存在しない。第1NFコンポーネントの指向性発見及びアクセス要求のために、NF管理装置は、NF管理をより良く標準化するために、発見ポリシに基づくフィルタリングを実行する必要がある。
前述の実施形態では、発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされ、発見ポリシは詳細に記載されない。上記の説明では、発見ポリシはオペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定される。任意で、本願の幾つかの実施形態では、発見ポリシは、
第2NFコンポーネントが、第2NFコンポーネントと同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
第2NFコンポーネントが、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である、又は、
第2NFコンポーネントが、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である、を含む。
本願の本実施形態では、NFコンポーネントの発見ポリシは、ネットワークルールに従いプリセットされる。例えば、ある場合には、第2NFコンポーネントは、ネットワークスライス分離要件に基づき、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントによってのみアクセス可能である。別の場合には、第2NFコンポーネントは、指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。更に別の場合には、第2NFコンポーネントは、いかなる制限も無しに、全てのネットワークスライス内のNFコンポーネントによりアクセス可能である。3つの場合は、説明のための単なる例である。実際の用途において別の場合が存在して良く、これは具体的に限定されない。
前述の実施形態では、発見ポリシは、オペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定され、したがって、NF発見要求は第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含む必要がある。図5を参照すると、本願の一実施形態は、以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
501。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
詳細については、ステップ401を参照する。
502。第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。ここで、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
詳細については、ステップ402を参照する。
503。コンポーネント情報に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。
本実施形態では、NF3のコンポーネント情報及びNF7のコンポーネント情報が取得された後に、NF3の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子並びにNF7の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子がコンポーネント情報から取得されて良い。NF3は、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスにより共有され、発見ポリシは、オペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定される。NF3の発見ポリシが、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する場合、NF3のネットワークスライス識別子はSliceA及びSliceBであり、NF7の発見ポリシが第3ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する場合、NF7のネットワークスライス識別子はSliceCである。
504。第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する。
本実施形態では、ネットワークスライス識別子(SliceA及びSliceB)及びNF3の発見ポリシに基づき、NF3の発見可能ネットワークスライスは第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスであると決定される。具体的に言うと、第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライス内のNFコンポーネントのNF3へのアクセスのみが、オペレータのネットワークスライス分離要件を満たす。NF7の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子(SliceC)に基づき、NF7の発見可能ネットワークスライスが第3ネットワークスライスであることが決定される。具体的に言うと、第3ネットワークスライス内のNFコンポーネントのNF7へのアクセスのみが、オペレータのネットワークスライス分離要件を満たす。
505。第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定し、存在する場合、ステップ506を実行する。
本実施形態では、第1NFコンポーネント(NF1)により送信されるNF発見要求は、NF1のネットワークスライス識別子(SliceA)を含む。SliceAに基づき、NF1が第1ネットワークスライス内であることが分かる。NF3の発見可能ネットワークスライスが第1ネットワークスライス及び第2ネットワークスライスであるので、NF1の位置する第1ネットワークスライスは、NF3の発見可能ネットワークスライスの中にあり、ステップ506が実行される。NF7の発見可能ネットワークスライスが第3ネットワークスライスであるので、NF1の位置する第1ネットワークスライスは、NF7の発見可能ネットワークスライスの中になく、ステップ506は実行されない。
別の可能な実装では、第1NFコンポーネント(NF1)により送信されるNF発見要求は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子を含む。第1NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子に基づきコンポーネント情報ベースから取得され、コンポーネント情報は第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(SliceA)を含む。
506。第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセスできると決定する。
本実施形態では、NF1の位置する第1ネットワークスライスがNF3の発見可能ネットワークスライス内に存在する場合、NF1はNF3にアクセスできると決定される。
507。第2NFコンポーネント識別子に基づきコンポーネント発見応答を生成し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントへ送信する。
本実施形態では、NF1がNF3にアクセスできると決定された後に、NF3のIPアドレス又はIDのような第2NFコンポーネント識別子は、NF3のコンポーネント情報から取得される。コンポーネント発見応答は、NF3の第2NFコンポーネント識別子に基づき生成され、コンポーネント発見応答はNF発見要求を送信する第1NFコンポーネント(NF1)にフィードバックされる。コンポーネント発見応答を受信した後に、NF1は、コンポーネント発見応答の中のNF3の第2NFコンポーネント識別子に基づきNF3にアクセスし、NF3は、ユーザサービスを達成するために、サービスインタフェースを用いて第2NFを提供する。
本願の本実施形態では、発見ポリシはオペレータのネットワークスライス分離要件に基づき設定されるので、NF1のNF3へのアクセスは、ネットワークスライス分離要件を確実に満たすが、NF1のNF7へのアクセスは、ネットワークスライス分離要件を満たさない。したがって、NF7のネットワークアドレス及び他の情報は、NF1により発見されない。発見ポリシに基づき決定される目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従うこと、それにより正常なネットワーク動作を保証することが分かる。
前述の実施形態では、全てのNF発見ポリシは、コンポーネント情報に含まれる。図9に示すように、別個のNF発見ポリシ情報が存在する場合、本願は以下のステップを含むNF管理方法を提供する。
901。第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信する。ここで、NF発見要求は第2NF識別子を含む。
本実施形態では、NF発見要求は、あるNF種別のNFコンポーネントを発見するよう要求するために使用される。具体的に、例えば、NF発見要求は発見要求であって良い。
任意で、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内に展開された第2NFを発見することを期待するとき、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子を含み、第1NFコンポーネントがNFグループ内の第2NFを発見することを期待するとき、NF発見要求はNFグループの識別子を含み、又は、第1NFコンポーネントが第2NFから1又は複数の指定サービスを取得することを期待するとき、NF発見要求はアクセスされることを期待する第2NFのサービスの識別子を含む。したがって、第2NF識別子に加えて、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子及び/又はNFグループの識別子を含み得る。
902。第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得する。
本実施形態では、NF発見要求は第2NF識別子を含み、NF管理装置は各NFに対応する発見ポリシを格納する。したがって、NF発見要求が受信された後に、第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき取得されて良く、発見ポリシは、NFコンポーネント構成の間にネットワークルールに従い当業者によりプリセットされて良い。
同じNFを有し且つ同じネットワークスライス内に展開された複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報が、別個のNF発見ポリシ情報に格納され得るとき、期待ネットワークスライス内に展開された第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき決定される。
同じNFを有し且つ同じNFグループに属する複数のNFコンポーネントの発見ポリシ情報が、別個のNF発見ポリシ情報に格納され得るとき、NFグループに属する第2NFの発見ポリシ情報は、NF発見要求の中の第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき決定される。
903。第2NFの発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFにアクセス可能か否かを決定する。可能な場合、ステップ904を実行する。
詳細については、図4に示す実施形態におけるステップ403を参照のこと。第1NFコンポーネントが第2NFにアクセス可能な場合、ステップ904が実行される。さらに、第2NFの発見ポリシ情報は、NFの識別子、及び該NFによりアクセス可能なサービス(つまり、ある種類のNFによりアクセス可能な第2NFからのサービス)の識別子を含む。第1NFコンポーネントのNFの識別子は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき学習されて良い。NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子は、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するためにクエリされる。
具体的に、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するステップは、具体的に以下の方法を含む。NF管理装置により格納された第1NFコンポーネントに関する情報は第1NFコンポーネントのNFの識別子を含み、NF管理装置は、ステップ901で、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信した後に、第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するために、第1NFコンポーネントに関する情報を決定する、又は、ステップ901で第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は第1NFコンポーネントのNFの識別子を含み、NF管理装置が第1NFコンポーネントのNFの識別子を取得するようにする。
904。1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
具体的に、NF管理装置は、NF発見要求の中の第2NF識別子、及びNF管理装置により格納されたコンポーネント情報ベースに含まれる全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第2NFを有する第2NFコンポーネントの識別子を取得して良い。複数の第2NFコンポーネントが存在して良い。例えば、両コンポーネントNF3及びNF7が第2NFを有し、したがってコンポーネントNF3及びNF7の識別子は第2NFコンポーネントの識別子である。
905。1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信する。
さらに、第2NFによりアクセス可能なサービスの識別子が第1NFコンポーネントに提供される。
本願の本実施形態では、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信し、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得し、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得し、ここで第2NFコンポーネントは第2NFを有し、並びに、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが、第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
前述の実施形態は本願におけるNF管理方法を記載し、以下は、機器の実施形態を詳細に記載する。
図6を参照すると、本願の一実施形態は、受信モジュール601と処理モジュール602と送信モジュール603とを含むNF管理装置を提供する。
受信モジュール601は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される。NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される。
詳細については、ステップ401を参照する。
処理モジュール602は、第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
詳細については、ステップ402を参照する。
処理モジュール602は、さらに、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ403を参照する。
送信モジュール603は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であるとき、第1NFコンポーネントへ第2NFコンポーネント識別子を送信するよう構成される。
詳細については、ステップ404を参照する。
本願の本実施形態では、コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュール601は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュール602は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの格納されたコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定する。送信モジュール603は、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、処理モジュール602は、さらに、NF発見要求から第2NF識別子を取得するよう構成される。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。全てのNFコンポーネントのコンポーネント情報がローカルコンポーネント情報ベースに格納されるので、対応する第2NFコンポーネント識別子は、第2NF識別子に基づきコンポーネント情報ベースから読み出され得る。第2NF識別子は、NFコンポーネントが第2NFを有することを示す。ネットワーク全体には第2NFを有する複数のNFコンポーネントが存在し得る。したがって、複数の第2NFコンポーネントは、読み出された第2NFコンポーネント識別子に基づき決定されて良い。処理モジュール602は、第2NFコンポーネントを決定した後に、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を抽出し、各第2NFコンポーネントはそれぞれの発見ポリシを有する。これは、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライス識別子を更に含み、期待ネットワークスライス識別子は、期待される要求を通じて第1NFコンポーネントにより発見されたネットワークスライスを示し、該ネットワークスライスの中に、第2NFを有するNFコンポーネントが位置し、コンポーネント情報は第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含み、第2NFコンポーネントのネットワークスライス識別子は第2NFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及び期待ネットワークスライス識別子に基づき、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネント識別子及びネットワークスライス識別子を含む。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライス識別子を含む必要がある。処理モジュール602は、全ての第2NFコンポーネントを発見し、ローカルコンポーネント情報ベースから、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合でも、NF管理装置は、発見ポリシに基づきネットワークスライス内の第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定する必要がある。第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントの要件は満たされ、発見ポリシが守られる。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子を更に含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見可能ネットワークスライスを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ504を参照する。
処理モジュール602は、さらに、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在するか否かを決定するよう構成される。
詳細については、ステップ505を参照する。
処理モジュール602は、さらに、第1コンポーネントの位置するネットワークスライスが発見可能ネットワークスライスの中に存在する場合、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能であると決定するよう構成される。
詳細については、ステップ506を参照する。
本願の本実施形態では、第2NFコンポーネントの発見ポリシがネットワークスライス分離要件に基づき設定される場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(例えば、slice1)を更に含む必要があり、又は、NF管理装置は、第1NFコンポーネントのコンポーネント識別子及びNF管理装置により格納された第1NFコンポーネントのコンポーネント情報に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスのネットワークスライス識別子を取得して良い。処理モジュール602は、各第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、各第2NFコンポーネントの発見ポリシ及びネットワークスライス識別子を取得する。第2NFコンポーネントNF1の発見ポリシが、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子がSlice1である、第2NFコンポーネントNF2の発見ポリシは、同じネットワークスライス又は共有ネットワークスライス(共有ネットワークスライス識別子はSlice3である)内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、ネットワークスライス識別子はSlice2である、と仮定する。処理モジュール602は、NF1の発見ポリシ及びネットワークスライス識別子に基づき、NF1の発見可能ネットワークスライスがSlice1であると決定する。同様に、NF2の発見可能ネットワークスライスはSlice2及びSlice3である。処理モジュール602は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF1の発見可能ネットワークスライスの中にあると決定し、NF1が目標NFコンポーネントであると決定する。さらに、処理モジュール602は、第1NFコンポーネントのネットワークスライス識別子(Slice1)に基づき、第1NFコンポーネントの位置するネットワークスライスがNF2の発見可能ネットワークスライスの中にないと決定し、NF2が目標NFコンポーネントではないと決定し、発見ポリシに基づき、第2NFコンポーネントから同じNFを有する目標NFコンポーネントを決定する。さらに、発見ポリシはネットワークルールに従い設定されるので、決定された目標NFコンポーネントは確実にネットワークルールに従い、それにより、第2NFコンポーネントの中にあり且つ第1NFコンポーネントによるアクセスがネットワークルールに従わないNFコンポーネントをフィルタリングする。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、送信モジュール603は、具体的に、第2NFコンポーネント識別子に基づき、コンポーネント発見応答を生成し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
詳細については、ステップ507を参照する。
本願の本実施形態では、処理モジュール602が目標NFコンポーネントを決定した後に、送信モジュール603は、第1NFコンポーネントのNF発見要求に対するコンポーネント発見応答に第2NFコンポーネント識別子を付加し、コンポーネント発見応答を第1NFコンポーネントにフィードバックする。第2NFコンポーネント識別子は、第2NFコンポーネントのコンポーネントアドレス、コンポーネントID、等であって良く、第2NFコンポーネントを識別する識別子であって良い。
任意で、図7に示すように、本願の幾つかの実施形態では、NF管理装置は記憶モジュール701を更に含む。
記憶モジュール701は、新しいNFコンポーネントが展開されると、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成される。新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子、を含む。
記憶モジュール701は、さらに、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報をローカルコンポーネント情報ベースに格納するよう構成される。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートし、ネットワークスライス内で構成される。新しいNFコンポーネントが展開されるとき、新しく展開されるNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置へ送信される必要がある。コンポーネント情報は、新しく展開されたNFコンポーネントの、コンポーネントアドレス(例えばIPアドレス)、コンポーネント識別子、NF識別子、発見ポリシ、及びネットワークスライス識別子を含む。コンポーネント識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのユニークな識別子である。NF識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントのNFを示す。発見ポリシは、新しく展開されたNFコンポーネントの且つネットワークルールに従い当業者により設定された発見条件である。例えば、発見ポリシは、同じネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可し、又は指定ネットワークスライス内のNFコンポーネントのアクセスのみを許可する。ネットワークスライス識別子は、新しく展開されたNFコンポーネントの位置するネットワークスライスを示す。記憶モジュール701は、新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を取得し、コンポーネント情報をコンポーネント情報ベースに格納する。NFコンポーネント管理をより良好に実施するために、NF管理装置は、全てのネットワークスライス内の新しく展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納する必要がある。
図9に示す方法の実施形態に基づき、図6を参照すると、本願の一実施形態で提供される別のNF管理装置は、図9のNF管理装置の機能を実装するよう構成され、受信モジュール601と処理モジュール602と送信モジュール603とを含む。
受信モジュール601は、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するよう構成される。NF発見要求は第2NF識別子を含む。
処理モジュール602は、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するよう構成される。
処理モジュール602は、さらに、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。
送信モジュール603は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信するよう構成される。
本願の本実施形態では、コアネットワークの中のネットワークスライス内で構成された各NFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置に格納される。ユーザ機器により開始されたユーザサービスにより要求されたネットワークサービスが、第1NFコンポーネントにより処理される場合、第1NFコンポーネントの第1NFを実行する処理において、第1NFコンポーネントは、第2NFを実行するために第2NFを有するコンポーネントにアクセスする必要がある。第1NFコンポーネントは、NF発見要求に第2NF識別子を付加して、NF発見要求をNF管理装置へ送信する。受信モジュール601は、第1NFコンポーネントのNF発見要求を受信する。処理モジュール602は、NF発見要求の中の第2NF識別子に基づき、第2NFコンポーネントの発見ポリシを取得する。第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュール602は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。第2NFコンポーネントは第2NFを有する。送信モジュール603は、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を第1NFコンポーネントへ送信して、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネント識別子に基づき第2NFコンポーネントにアクセスし及びユーザサービスを達成するために第2NFを実行できるようにする。第2NFコンポーネントの発見ポリシはネットワークルールに従いプリセットされるので、第1NFコンポーネントの第2NFコンポーネントへのアクセスは、ネットワークルールに従う。NFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従わない可能性のある従来技術と比較して、全てのNFコンポーネント間のアクセスがネットワークルールに従い、それにより正常なネットワーク動作を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、処理モジュール602は、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するよう構成され、第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、処理モジュール602は、さらに、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、従来技術において、当業者は、機能種別に基づく異なるNFとして、ネットワーク内でサポートされる必要のある機能を定義する。NFコンポーネントは、NFをサポートでき、ネットワークスライス内で構成される。各展開されたNFコンポーネントのコンポーネント情報は、NF管理装置のローカルコンポーネント情報ベースに格納される。処理モジュール602は、1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得する。第2NFコンポーネントのコンポーネント情報は、第2NFコンポーネントの識別子を含み、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子が1又は複数の第2NFコンポーネントのコンポーネント情報から取得できるようにし、それにより、NF管理装置による中央NFコンポーネント管理を実現する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、期待ネットワークスライスの識別子を更に含み、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき、第2NFの発見ポリシを取得するステップを含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき、期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがネットワークスライス内の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらに期待ネットワークスライスの識別子を含む。処理モジュール602が第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及び期待ネットワークスライスの識別子に基づき期待ネットワークスライスの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、NF発見要求は、NFグループの識別子を更に含み、第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき、第2NFの発見ポリシを取得するステップを含む。
処理モジュール602は、さらに、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき、NFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するよう構成される。
本願の本実施形態では、第1NFコンポーネントがNFグループの中の第2NFを有するNFコンポーネントを発見しアクセスすることを期待している場合、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求は、さらにNFグループの識別子を含む必要がある。処理モジュール602が第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得した後に、第2NFの発見ポリシが第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、処理モジュールは、第2NF識別子及びNFグループの識別子に基づきNFグループの中の1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得する。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、第2NFの発見ポリシは、NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子を更に含む。処理モジュール602は、さらに、第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求に基づき、第1NFコンポーネントのNFの識別子を学習し、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を決定するために、NFの識別子及びNFによりアクセス可能なサービスの識別子をクエリするよう構成される。送信モジュール603は、さらに、第1NFコンポーネントへ、第1NFコンポーネントによりアクセス可能なサービスの識別子を送信するよう構成される。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、コンポーネント情報はコンポーネント識別子及びNF識別子を含む。
任意で、本願の幾つかの実施形態では、コンポーネント情報は、コンポーネントアドレス、ネットワークスライス識別子、及びグループ識別子のうちのいずれか1つ又は何らかの組み合わせを更に含み得る。
NF管理装置のモジュール構造の一実施形態が上述された。以下は、NF管理装置がサーバである一例を用いて、NF管理装置のエンティティ機器を記載する。
図8を参照すると、本願の一実施形態は、無線ネットワークインタフェース850とCPU822とメモリ832とを含むNF管理装置を提供する。ここで、無線ネットワークインタフェース850、CPU822、及びメモリ832はバスを用いて互いに接続され、メモリ832はコンピュータ命令を格納し、CPU822は以下の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する: 第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含み、第2NF識別子は第2NFを示すために使用される、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFコンポーネントのコンポーネント情報を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有し、コンポーネント情報は第2NFコンポーネントの発見ポリシ及び第2NFコンポーネント識別子を含む、ステップと、
コンポーネント情報の中の発見ポリシに基づき、第1NFコンポーネントが第2NFコンポーネントにアクセス可能か否かを決定するステップと、
可能な場合、第2NFコンポーネント識別子を第1NFコンポーネントへ送信するステップ。
メモリ832はNFコンポーネントのコンポーネント情報を格納して良く、無線ネットワークインタフェース850は各NFコンポーネントに接続される。
図9の実施形態に基づき、図8を参照すると、図8は、本願の一実施形態による別のNF管理装置の可能な概略構造図であり、NF管理装置は、
ネットワークインタフェース850(ネットワークインタフェースは無線ネットワークインタフェースにおけるインタフェースである)と、プロセッサ822と、メモリ832と、を含み、ネットワークインタフェース850、プロセッサ822、及びメモリ832はバスを用いて互いに接続され、メモリ832はコンピュータ命令を格納し、プロセッサ822は図9の方法を実施するために該コンピュータ命令を実行する。例えば、方法は、
第1NFコンポーネントにより送信されたNF発見要求を受信するステップであって、NF発見要求は第2NF識別子を含む、ステップと、
第2NF識別子に基づき第2NFの発見ポリシを取得するステップと、
第2NFの発見ポリシが、第1NFコンポーネントの第2NFへのアクセスを許可する場合、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を取得するステップであって、第2NFコンポーネントは第2NFを有する、ステップと、
第1NFコンポーネントへ、1又は複数の第2NFコンポーネントの識別子を送信するステップと、を含み得る。
本発明で開示された内容と組み合わせて記載された方法又はアルゴリズムステップは、ハードウェアにより実施されて良く、又はソフトウェア命令を実行することによりプロセッサにより実施されて良い。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んで良い。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)、又は従来良く知られている任意の他の形式の記憶媒体に格納されて良い。例えば、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出し又は記憶媒体に情報を書き込めるように、記憶媒体はプロセッサに結合される。勿論、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであって良い。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICの中に置かれて良い。さらに、ASICはコアネットワークインタフェース装置の中に置かれて良い。勿論、プロセッサ及び記憶媒体は、個別コンポーネントとしてコアネットワークインタフェース装置の中に存在して良い。
当業者は、前述の1又は複数の例で、本発明において記載された機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにより実施され得ることに気付くべきである。機能がソフトウェアにより実装されるとき、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納され、又はコンピュータ可読媒体の中の1又は複数の命令又はコードとして送信されて良い。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体はコンピュータプログラムをある場所から別の場所へ送信させる任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータにとってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であって良い。
留意すべきことに、説明を簡単にするために、前述の方法の実施形態は、一連の動作として表現された。しかしながら、当業者は、本願に従い幾つかのステップが他の順序で又は同時に実行されて良いので、本願が記載の動作順序に限定されないことを理解すべきである。さらに、本願明細書に記載の実施形態は全て好適な実施形態に属し、関連する動作及びモジュールは必ずしも本願により必要とされるものではないことが、当業者により理解されるべきである。
当業者は、実施形態における方法のステップの全部又は一部が関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装されて良いことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクを含み得る。
本願の実施形態で提供されるNF管理方法及びNF管理装置は、以上に詳述された。本願の原理及び実装は本願明細書の特定の例を用いて本願明細書に記載された。実施形態の記載は、単に本願の方法及び核となる思想の理解を助けるために提供された。さらに、当業者は、本願の思想に基づき、特定の実装及び適用範囲の観点で、本願に対する変形及び変更を行うことができる。したがって、本願明細書の内容は、本願に対する限定として考えられるべきではない。