JP2019524012A - アクティベーション時にリンクバジェットが制限されたユーザ機器に特別な無線規定を提供すること - Google Patents

アクティベーション時にリンクバジェットが制限されたユーザ機器に特別な無線規定を提供すること Download PDF

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Abstract

リンクバジェットが制限されたデバイスに特別な無線規定を提供するためのシステム及び方法。セルラネットワークとのセルラ接続を確立する前に、リンクバジェットが制限されたUEなどのユーザ機器デバイス(UE)は、要求されたプロファイル情報をネットワークに提示し、承認されたプロファイル情報をネットワークから再度受信することにより、特別な無線規定をネットワークとネゴシエーションすることができる。UEは、これらの通信を、ネットワークと非セルラ通信接続を介して直接、又はコンパニオンデバイス若しくはプロキシデバイスを介して間接的に、のいずれかで実行することができる。UEがネットワークとのセルラ接続を開始するとき、両エンティティは、接続の効率を向上させ得る、承認されたプロファイル情報内で指定された情報を使用することができる。いくつかのシナリオでは、承認されたプロファイル情報は、UEが属するデバイスのクラスを識別することができる。承認されたプロファイル情報はまた、同一クラスの他のデバイスとの接続を確立する際に使用されてもよい。

Description

本出願は、リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスのためのセルラネットワーク接続を効率的に確立することを含む無線通信に関する。
無線通信システムの利用が急速に広がっている。更には、無線通信技術は、音声のみの通信から、インターネット及びマルチメディアコンテンツなどのデータの送信も含むまでに進化した。
モバイル電子デバイスは、一般的にユーザが持ち運ぶスマートフォン又はタブレットの形態をとることがある。ウェアラブルデバイスは、モバイル電子デバイスのより新たな形式であり、1つの例がスマートウォッチである。ウェアラブルデバイスなどの特定の種類のモバイル電子デバイスは通常、無線通信能力が制限されている場合があり、有線インタフェース又は短距離ポイントツーポイント技術のみを通じて通信をする能力を有してきた。ウェアラブルデバイスのバッテリは、典型的には、スマートフォンやタブレットなどのより大きな携帯デバイスのバッテリよりも小さい。ウェアラブルデバイスはまた、例えばデバイスが小型であるため、より大きなデバイスとは異なる熱的特性を有する場合がある。
ウェアラブルデバイス及び他の制限されたモバイルデバイスがスマートフォンの通信能力と同様の通信能力を提供することが望ましい。それゆえ、この分野における更なる改善が望まれる。
本明細書では、特に、アクティベーション時などに、リンクバジェットが制限されたユーザ機器に特別な無線規定を提供するためのシステム及び関連する方法の実施形態が提示される。
ユーザ機器デバイス(UE)が開示され、UEは、セルラ通信プロトコルを使用してセルラ通信ネットワークの基地局と通信するように構成されたセルラ無線機と、セルラ無線機に通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を含む。少なくとも1つのメモリは、UEが第1のデバイスクラスに属することを示すデバイスクラス識別子を記憶してもよい。少なくとも1つのメモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なソフトウェア命令であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、UEに、セルラ通信ネットワークから、UEと基地局との間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の値であって、基地局と第1のデバイスクラスに属するデバイスとの間のセルラ接続を確立する効率を向上させるように構成され得る1つ以上のセルラ接続設定の値を受信させるソフトウェア命令を更に含んでもよい。ソフトウェア命令は、UEに、セルラ通信ネットワークから以前に受信した1つ以上のセルラ接続設定の値に基づくセルラ接続設定を使用してセルラ接続を確立するためにデバイスクラス識別子を含む接続開始要求を基地局に送信させるように更に実行可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、UEは、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合された非セルラ無線機であって、非セルラ通信プロトコルを使用してセルラ通信ネットワークと通信するように構成された非セルラ無線機を更に含んでもよい。1つ以上のセルラ接続設定の値を受信することは、非セルラ無線機を介して実行されてもよい。ソフトウェア命令は、UEに、非セルラ無線機を介して、1つ以上のセルラ接続設定の要求値をセルラ通信ネットワークに送信させるように更に実行可能であってもよく、受信した値は、要求値に基づいている。いくつかの場合には、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値と同一であってもよい。いくつかの場合には、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値とは異なってもよい。
いくつかの実施形態では、UEは、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合された非セルラ無線機であって、非セルラ通信プロトコルを使用して、UEと関連付けられたコンパニオンデバイスと通信するように構成された非セルラ無線機を更に含んでもよく、コンパニオンデバイスは、セルラ通信ネットワークから1つ以上のセルラ接続設定の値を得るように構成されている。1つ以上のセルラ接続設定の値を受信することは、コンパニオンデバイスを介して実行されてもよい。ソフトウェア命令は、UEに、非セルラ無線機を介して、1つ以上のセルラ接続設定の要求値をコンパニオンデバイスに送信させるように更に実行可能であってもよく、受信した値は、要求値に基づいている。
リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスのためのセルラネットワーク接続を確立するための方法が開示される。リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスは、接続開始要求をセルラ通信ネットワークに送信する前に、セルラ通信ネットワークとリンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスとの間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の要求値をセルラ通信ネットワークに通信してもよい。リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスはまた、接続開始要求をセルラ通信ネットワークに送信する前に、1つ以上のセルラ接続設定のための承認値をセルラ通信ネットワークから受信してもよい。リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスはまた、要求値を通信した後、かつ承認値を受信した後、承認値に基づくセルラ接続設定を使用してセルラ接続を確立するために接続開始要求をセルラ通信ネットワークに送信してもよい。
いくつかの実施形態では、承認値は、1つ以上のセルラ接続設定の要求値をリンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスからセルラ通信ネットワークが受信したことに応答してセルラ通信ネットワークによって決定されてもよい。
いくつかの場合には、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値と同一であってもよい。いくつかの場合には、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値とは異なってもよい。
いくつかの実施形態では、セルラ通信ネットワークに通信することは、リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスが1つ以上のセルラ接続設定の要求値をプロビジョニングサーバに通信することと、プロビジョニングサーバが1つ以上のセルラ接続設定の要求値をホーム加入者サーバ(HSS)に通信することと、を含んでもよい。承認値は、HSSによって決定されてもよい。
いくつかの実施形態では、要求値は、セルラ通信ネットワークとリンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスとの間のセルラ接続を確立する効率を向上させるように選択されてもよい。
いくつかの実施形態では、セルラ通信ネットワークに通信することと、セルラ通信ネットワークから受信することとは、非セルラ接続を介して実行されてもよい。
いくつかの実施形態では、セルラ通信ネットワークに通信することと、セルラ通信ネットワークから受信することとは、リンクバジェットが制限されたデバイスのためのプロキシとして動作するモバイルデバイスであって、セルラ通信ネットワークとのセルラ接続を予め確立しているモバイルデバイスを介して実行されてもよい。
セルラ通信ネットワークの基地局が開示され、基地局は、ユーザ機器デバイス(UE)と通信するように構成された少なくとも1つの無線機と、少なくとも1つの無線機に通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を含む。少なくとも1つのメモリは、デバイスクラスの識別子と、基地局と識別されたデバイスクラスのデバイスとの間のセルラ接続を構成する際に使用される1つ以上のセルラ接続設定とを含むデバイスクラスプロファイルを記憶してもよい。少なくとも1つのメモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なソフトウェア命令であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、基地局に、UEのデバイスクラスの指示を含む接続開始要求をUEから受信させ、UEのデバイスクラスが、デバイスクラスプロファイルによって識別されたデバイスクラスと同一であるかどうかを判定させ、UEのデバイスクラスが、デバイスクラスプロファイルによって識別されたデバイスクラスと同一であると判定したことに応答して、デバイスクラスプロファイルの1つ以上のセルラ接続設定を使用してUEとのセルラ接続を確立させ、UEのデバイスクラスが、デバイスクラスプロファイルによって識別されたデバイスクラスと同一ではないと判定したことに応答して、デバイスクラスプロファイルの1つ以上のセルラ接続設定を無視してUEとのセルラ接続を確立させる、ソフトウェア命令を更に記憶してもよい。
いくつかの実施形態では、ソフトウェア命令は、更に基地局に、接続開始要求を受信する前にセルラ通信ネットワークのコアネットワークからデバイスクラスプロファイルを受信させてもよい。
いくつかの実施形態では、UEは、リンクバジェットが制限されたデバイスであってもよく、デバイスクラスプロファイルは、接続開始要求を受信する前に、UEと関連付けられたコンパニオンデバイスによってセルラ通信ネットワークとネゴシエーションされてもよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上のセルラ接続設定は、基地局とUEとの間のセルラ接続を確立する効率を向上させるように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリは、第1のデバイスクラスとは異なる第2のデバイスクラスの識別子を含む第2のデバイスクラスプロファイルを更に記憶してもよい。第2のデバイスクラスプロファイルは、基地局と識別された第2のデバイスクラスのデバイスとの間のセルラ接続を構成する際に使用される1つ以上のセルラ接続設定を更に含んでもよい。
本概要は、本明細書に記載されている主題の一部についての概要を提供することを意図している。したがって、上述の特徴は単なる例であり、本明細書に記載される主題の範囲又は趣旨を決して狭めるように解釈すべきではないことが理解されよう。本明細書に記載された主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
実施形態の以下の詳細な説明について以下図面と併せて考察すると、本発明の主題をより良く理解することができる。
いくつかの実施形態に係る、セカンダリ無線デバイスを含む例示的な無線通信システムを示す。
いくつかの実施形態に係る、セカンダリ無線デバイスがセルラ基地局と直接通信すること又は中間デバイス若しくはプロキシデバイスのセルラ能力を利用することのいずれかを選択的にすることができる例示的なシステムを示す。
いくつかの実施形態に係る、例示的なセカンダリ無線デバイスを示すブロック図である。
いくつかの実施形態に係る、例示的な基地局を示すブロック図である。
いくつかの実施形態に係る、リンクバジェットが制限されたデバイスのための特別な無線規定をネゴシエーションするリンクバジェットが制限されたデバイスの例示的な動作を示すフロー図である。
いくつかの実施形態に係る、リンクバジェットが制限されたデバイスのための特別な無線規定をネゴシエーションするコンパニオンデバイスの例示的な動作を示すフロー図である。
本明細書で説明される特徴は、様々な修正及び代替形態を受け入れる余地があるが、その特定の実施形態を例として図面に示し、本明細書で詳細に説明する。しかし、図面及びそれらに対する詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定することを意図するものではなく、逆に、その意図は、添付の「特許請求の範囲」によって定義されるような本主題の趣旨及び範囲内に収まる、全ての修正、均等物、及び代替物を包含することである点を理解されたい。
用語「〜するように構成されている」は、ユニット/回路/構成要素が、動作中にタスク又はタスク(複数)を実行する構造(例えば、回路)を含むことを示すことによって構造を暗示するために本明細書で使用される。そのように、ユニット/回路/構成要素は、指定されたユニット/回路/構成要素が現在動作可能でない(例えば、オンの状態でない)ときでさえ、タスクを実行するように構成されていると言うことができる。「〜するように構成されている」という文言とともに使用されるユニット/回路/構成要素は、ハードウェア、例えば、回路、動作を実施するために実行可能なプログラム命令を記憶したメモリなどを含む。ユニット/回路/構成要素が1つ以上のタスクを実行する「ように構成されている」との記載は、そのユニット/回路/構成要素について、米国特許法第112条(f)に基づく解釈が発動されないことを明示的に意図している。
参照による組み込み
以下の文献は、本開示に関連する主題を包含しており、完全かつ網羅的に本明細書で開示されるようにここで参照によって組み込まれる。3GPP TS 23.203 V.13.7.0;3GPP TS 36.211 V.13.1.0。
略称
以下の頭字語は、本開示で使用されるものである。
3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト
3GPP2:第3世代パートナーシッププロジェクト2
eSIM:組み込み型SIM(Embedded SIM)
GSM:移動通信用のグローバルシステム
HSS:ホーム加入者サーバ
ICCID:集積カード識別子(Integrated Circuit Card Identifier)
IMSI:国際移動電話加入者識別番号
LTE:ロングタームエボリューション
LTE−A:LTEアドバンスト
MME:モビリティ管理エンティティ
SIM:加入者識別モジュール
UMTS:ユニバーサル移動体通信システム
専門用語
以下は、本開示で使用される用語の用語集である。
記憶媒体−様々な種類の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイスのうちの任意のもの。用語「記憶媒体」は、インストール媒体、例えば、CD−ROM、フロッピーディスク又はテープデバイス、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどの、コンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、磁気媒体、例えばハードドライブ、又は光記憶装置などの、不揮発性メモリ、レジスタ、又はその他の同様の種類のメモリ要素などを含むことが意図されている。記憶媒体は、他の種類の非一時的メモリ、並びにそれらの組み合わせも含んでもよい。加えて、記憶媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムに位置してもよく、又はインターネットなどのネットワークを通じて第1のコンピュータシステムに接続する、第2の異なるコンピュータシステムに位置してもよい。後者の例では、第2のコンピュータシステムは、実行のために、プログラム命令を第1のコンピュータシステムに提供することができる。用語「記憶媒体」は、異なる位置、例えば、ネットワークを通じて接続された異なるコンピュータシステムに存在することができる2つ以上の記憶媒体を含んでもよい。記憶媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行することができるプログラム命令(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)を記憶してもよい。
キャリア媒体−上述のような記憶媒体、並びにバス、ネットワークなどの物理的伝送媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、又はデジタル信号などの信号を伝送する他の物理的伝送媒体。
プログラム可能ハードウェア要素−プログラム可能相互接続子を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを含む様々なハードウェアデバイスを含む。例としては、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(Programmable Logic Device、プログラム可能論理デバイス)、FPOA(Field Programmable Object Array、フィールドプログラマブルオブジェクトアレイ)、及びCPLD(Complex PLD、複合PLD)を含む。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(算術論理ユニット又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能論理」と称されることがある。
コンピュータシステム−パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク装置、インターネット装置、携帯情報端末(PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、又はその他のデバイス若しくはデバイスの組み合わせ、を含むさまざまな種類のコンピューティング又は処理システムのうちの任意のもの。一般的に、用語「コンピュータシステム」は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義することができる。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)−移動式又は携帯式であり、無線通信を実行する様々な種類のコンピュータシステムデバイスのうちの任意のもの。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、Android(登録商標)ベースの電話)、ポータブルゲームデバイス(例えば、Nintendo DS(登録商標)、PlayStation(登録商標)Portable(商標)、Gameboy(登録商標)Advance(商標)、iPhone(登録商標))、ラップトップ、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイスなどが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって容易に持ち運ばれ、無線通信が可能なあらゆる電子、コンピューティング及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義することができる。
基地局−用語「基地局」(「eNB」とも呼ばれる)は、その通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定位置に設置され、無線セルラ通信システムの一部として通信するために使用される無線通信局を含む。
処理要素(Processing Element)−様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)などの回路、個別のプロセッサコアの一部分若しくは回路、プロセッサコア全体、個別プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェアデバイス、及び/又は複数のプロセッサを含むシステムのより大きい部分を含む。
自動的に(Automatically)−ユーザ入力が、アクション又は動作を直接指定又は実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路機構、プログラム可能ハードウェア要素、ASICなど)によって、それらのアクション又は動作が実行されることを指す。したがって、用語「自動的」は、ユーザが入力を提供して操作を直接実行するような、ユーザによって手動で実行され又は指定される操作とは対照的である。自動手順は、ユーザが提供する入力によって開始されてもよいが、「自動的に」実行される後続のアクションはユーザによって指定されるものではなく、すなわち、実行するべき各アクションをユーザが指定する「手動」では実行されない。例えば、ユーザが、各フィールドを選択し、情報を明示する入力を提供することによって(例えば、情報のタイピング、チェックボックスの選択、ラジオボタンの選択などによって)、電子フォームに記入することは、コンピュータシステムが、ユーザアクションに応じて、フォームを更新しなければならない場合であっても、手動でフォームに記入することである。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入されてもよく、この場合、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム上で実行されるソフトウェア)は、そのフィールドに対する回答を指定するユーザ入力を何ら使用することなく、そのフォームのフィールドを分析して、フォームに記入する。上述のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザがフィールドに対する回答を手動で指定することはなく、むしろ、それらは自動的に完了される)。本明細書は、ユーザが取った動作に応じて自動的に実行される様々な動作の例を提供する。
リンクバジェットが制限された(Link Budget Limited)−その通常の意味の全範囲を含み、リンクバジェットが制限されていないデバイスと比較して又は無線アクセス技術(radio access technology、RAT)規格が開発されたデバイスと比較して、制限された通信能力、又は制限された電力を示す無線デバイス(UE)の特性を少なくとも含む。リンクバジェットが制限されたUEは、相対的に制限された受信能力及び/又は送信能力を経験することがあり、それは、デバイス設計、デバイスのサイズ、バッテリのサイズ、アンテナのサイズ若しくは設計、送信電力、受信電力、現在の伝送媒体状態、及び/又は他の要因などの、1つ以上の要因に起因する場合がある。そのようなデバイスは、本明細書で「リンクバジェットが制限された」(又は「リンクバジェットが制約された」)デバイスと呼ばれる場合がある。デバイスは、そのサイズ、バッテリ電力、及び/又は送信/受信電力により、本質的にリンクバジェットが制限される場合がある。例えば、LTE又はLTE−Aを介して基地局と通信しているスマートウォッチは、その縮小された送信/受信電力及び/又は縮小されたアンテナにより、本質的にリンクバジェットが制限される場合がある。スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは、一般的にリンクバジェットが制限されたデバイスである。あるいは、デバイスは、本質的にリンクバジェットが制限されない場合があり、例えば、LTE又はLTE−Aを介した通常の通信のために十分なサイズ、バッテリ電力、及び/又は送信/受信電力を有するが、例えば、セルの縁部にあるスマートフォンなどの、現在の通信条件により一時的にリンクバジェットが制限される場合がある。用語「リンクバジェットが制限された」は、電力の制約を含み又は包含し、従って、電力が制限されたデバイスは、リンクバジェットが制限されたデバイスと考え得ることに留意されたい。
図1〜2:無線通信システム
図1は、無線セルラ通信システムの例を示す。図1は、多くの中で1つの可能性を表しており、要望に応じ、本開示の特徴が様々なシステムのいずれかで実施されてもよいことに留意されたい。
図示されるように、例示的な無線通信システムは、1つ以上の無線デバイス106A、106Bなど、及びセカンダリ無線デバイス107(アクセサリデバイスとも呼ばれる)と伝送媒体を通じて通信するセルラ基地局102Aを含む。無線デバイス106A、106B及び107は、本明細書で「ユーザ機器」(UE)又はUEデバイスと称されることがあるユーザデバイスであってもよい。
基地局102は、無線基地局(BTS)又はセルサイトとすることができ、UEデバイス106A、106B及び107との無線通信を可能にするハードウェアを含んでもよい。また、基地局102は、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の内、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するために装備されていてもよい。それゆえ、基地局102は、UEデバイス106と107との間の通信、及び/又はUEデバイス106/107とネットワーク100との間の通信を容易とすることができる。他の実装形態では、基地局102は、802.11a、b、g、n、ac、ad及び/若しくはaxなどの1つ以上のWLANプロトコル、又はライセンス不要帯域(LAA)におけるLTEをサポートするアクセスポイントなどの1つ以上の他の無線技術を通じて通信を提供するように構成されてもよい。
基地局102の通信領域(又はカバレッジ領域)は、「セル」と呼ばれることもある。基地局102及びUE106/107は、GSM、UMTS(WCDMA、TDS−CDMA)、LTE、LTE−Advanced(LTE−A)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、Wi−Fi、WiMAXなどの、様々な無線アクセス技術(RAT)又は無線通信技術のいずれかを使用して、伝送媒体を通じて通信するように構成されてもよい。
1つ以上のセルラ通信技術に従って動作する基地局102及び他の同様の基地局(図示せず)は、それゆえ、1つ以上のセルラ通信技術を介して広い地理的領域にわたってUEデバイス106A〜B及び107並びに同様のデバイスに連続性のある又はほぼ連続性のある重なり合うサービスを提供することができる、セルのネットワークとして提供されてもよい。
少なくとも一部の例では、UEデバイス106/107は、複数の無線通信技術のいずれかを使用して通信する能力を有することができることに留意されたい。例えば、UEデバイス106/107は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、LTE、LTE−A、WLAN、Bluetooth(登録商標)、1つ以上の全地球的衛星航法システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送標準(例えば、ATSC−M/H)などのうちの1つ以上を使用して通信するように構成されてもよい。無線通信技術の他の組み合わせ(3つ以上の無線通信技術を含む)も可能である。同様に、一部の例では、UEデバイス106/107は、単一の無線通信技術のみを使用して通信するように構成されてもよい。
UE106A及び106Bは、典型的には、スマートフォン又はタブレットなどのハンドヘルドデバイスであるが、セルラ通信能力を有する様々な種類のデバイスのいずれかであってもよい。UE106Bは、セカンダリ無線デバイス107(又はアクセサリデバイス)と呼ばれることがある、UEデバイス107と通信するように構成されてもよい。セカンダリ無線デバイス107は、ウェアラブルデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ラップトップコンピュータ、又はハンドヘルドデバイスなど、様々な種類のデバイスのうちのいずれかであってもよい。セカンダリ無線デバイス107は、いくつかの場合には、より小さいフォームファクタを有してもよく、かつ/又はリンクバジェットが制限されていてもよい。例えば、セカンダリ無線デバイスは、UE106と比較して、制限されたバッテリ、出力電力及び/又は通信能力を有してもよい。1つの共通する例として、UE106Bは、ユーザによって持ち運ばれるスマートフォンであってもよく、セカンダリ無線デバイス107は、同一のユーザによって身に着けられ、かつ/又は所有されるスマートウォッチであってもよい。UE106B及びセカンダリ無線デバイス107は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの様々な短距離通信プロトコルのいずれかを使用して通信してもよい。
セカンダリ無線デバイス107は、セルラ通信能力を含むため、セルラ基地局102と直接通信可能である。しかしながら、セカンダリ無線デバイス107は、通信、出力電力及び/又はバッテリのうちの1つ以上が制限されている可能性があるため、セカンダリ無線デバイス107は、一部の例では、基地局102との、ひいてはネットワーク100への通信目的のプロキシとしてUE106Bを選択的に利用する場合がある。換言すると、セカンダリ無線デバイス107は、UE106Bのセルラ通信能力を選択的に使用してセルラ通信を実施することができる。セカンダリ無線デバイス107の通信能力の制限は、例えば、出力電力又はサポートされる無線アクセス技術(RAT)の制限に起因して、永続的ともなり得るし、例えば、現在のバッテリ状態、ネットワークへのアクセス不能、又は受信不良などの状態に起因して、一時的ともなり得る。
いくつかの実施形態では、UE106B及び/又はセカンダリ無線デバイス107は、本明細書に説明されるように、リンクバジェットが制限されたユーザ機器のための特別な無線規定をネゴシエーション及び/又は利用するための特徴を実装するように構成されてもよい。
図2は、基地局102と通信している例示的なセカンダリ無線デバイス107を示す。セカンダリ無線デバイス107は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであってもよい。セカンダリ無線デバイス107は、セルラ通信能力を含んでもよく、図示されるような基地局102と直接通信可能であってもよい。セカンダリ無線デバイス107はまた、例えば、Wi−Fi又はBluetooth(登録商標)などの短距離通信プロトコルを使用して別のデバイス(例えば、UE106)と通信可能であってもよい。
セカンダリ無線デバイス107はまた、近距離通信プロトコルを使用して、プロキシデバイス又は中間デバイスと呼ばれる他のデバイス(例えば、UE106)と通信可能であってもよく、次いで、基地局102とセルラ音声/データを通信するためにこのプロキシデバイスのセルラ機能を使用してもよい。換言すると、セカンダリ無線デバイス107は、近距離リンクを介して、基地局102向けに意図された音声/データパケットをUE106に提供してもよく、UE106は、そのセルラ機能を使用して、セカンダリ無線デバイス107に代わって、この音声/データを基地局に送信(又は中継)してもよい。同様に、基地局によって送信され、セカンダリ無線デバイス107向けに意図された音声/データパケットは、UE106のセルラ機能によって受信されたてもよく、次いで、近距離リンクを介してセカンダリ無線デバイスに中継されてもよい。このように、UE106は、携帯電話、タブレット、若しくは任意の他の種類のハンドヘルドデバイス、メディアプレーヤ、コンピュータ、ラップトップ又は実質的に任意の種類の無線デバイスであってもよい。
セカンダリ無線デバイス107は、メモリ内に記憶されたプログラム命令を実行するように構成されているプロセッサを含んでもよい。セカンダリ無線デバイス107は、そのような記憶された命令を実行することによって、本明細書で説明される方法の実施形態のうちのいずれかを実行してもよい。代わりに又は加えて、セカンダリ無線デバイス107は、本明細書で説明される方法の実施形態のうちのいずれか、又は本明細書で説明される方法の実施形態のうちのいずれかの任意の部分を実行するように構成されているFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素又は他の回路を含んでもよい。例えば、セカンダリ無線デバイス107は、本明細書で説明されるように、動的なマルチSIMプロビジョニングを実行するように構成されてもよい。
セカンダリ無線デバイス107は、2つ以上の無線通信プロトコル又は無線アクセス技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含んでもよい。いくつかの実施形態では、セカンダリ無線デバイス107は、単一の共有無線機を使用して通信するように構成されてもよい。共有無線機は、無線通信を実行するための、単一のアンテナに連結することができるか、又は複数のアンテナ(例えば、MIMOの場合)に連結することができる。代わりに、セカンダリ無線デバイス107は、2つ以上の無線機を含んでもよい。例えば、セカンダリ無線デバイス107は、LTE(若しくはLTEアドバンスト)又はBluetooth(登録商標)のいずれかを使用して通信するための共有無線機、並びにLTEアドバンスト及びBluetooth(登録商標)のそれぞれを使用して通信するための別々の無線機を含んでもよい。他の構成も可能である。
セカンダリ無線デバイス107は、いくつかの実施形態では、従来のスマートフォンと比較してより小さいフォームファクタを有する様々な種類のデバイスのうちのいずれかとすることができ、従来のスマートフォンと比較して、制限された通信能力、制限された出力電力、又は制限されたバッテリ寿命のうちの1つ以上を有し得る。上述したように、いくつかの実施形態では、セカンダリ無線デバイス107は、スマートウォッチ又は他の種類のウェアラブルデバイスであってもよい。別の例として、セカンダリ無線デバイス107は、iPad(登録商標)などのタブレットデバイスであってもよい。
図3−セカンダリ無線デバイスの例示的なブロック図
図3は、セカンダリ無線デバイス107の1つの考えられるブロック図を示す。図示されるように、セカンダリ無線デバイス107は、様々な目的のための諸部分を含むことができるシステムオンチップ(SOC)300を含んでもよい。例えば、図示されるように、SOC300は、セカンダリ無線デバイス107に対するプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)302と、グラフィック処理を実行し、ディスプレイ360に表示信号を提供することができる表示回路304とを含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302はまた、プロセッサ(単数又は複数)302からアドレスを受信し、それらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、フラッシュメモリ310)内の位置に変換するように構成することができる、メモリ管理ユニット(MMU)340に結合されてもよい。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又は設定を実行するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、MMU340はプロセッサ(単数又は複数)302の一部として含まれてもよい。
セカンダリ無線デバイス107はまた、表示回路304、無線機330、コネクタI/F320及び/又はディスプレイ340などの他の回路又はデバイスを含んでもよい。無線デバイス107は、1つ以上のUICC(単数又は複数)(ユニバーサル集積回路カード(単数又は複数))などのSIM(加入者識別モジュール)機能を含む1つ以上のスマートカード370を更に含んでもよい。
図示される実施形態では、ROM350は、起動又は初期化中にプロセッサ(単数又は複数)302によって実行することができるブートローダを含んでもよい。また、図示されるように、SOC300は、セカンダリ無線デバイス107の様々な他の回路に結合されてもよい。例えば、セカンダリ無線デバイス107は、様々な種類のメモリ、コネクタインタフェース320(例えば、コンピュータシステムに結合するための)、ディスプレイ360、及び無線通信回路(例えば、LTE、CDMA2000、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、NFC、GPSなどを使用して通信するための)を含んでもよい。
セカンダリ無線デバイス107は、基地局及び/又は他のデバイスとの無線通信を実行するために、少なくとも1つのアンテナを含んでもよく、いくつかの実施形態では複数のアンテナを含んでもよい。例えば、セカンダリ無線デバイス107は、無線通信を実行するためにアンテナ335を使用してもよい。上述したように、UEは、いくつかの実施形態では、複数の無線通信標準又は無線アクセス技術(RAT)を使用して無線で通信するように構成されてもよい。
上述したように、セカンダリ無線デバイス107は、1つ以上の加入者識別モジュール(SIM)アプリケーションを実行し、及び/又は、そうでない場合、SIM機能を実装する、UICCなどの少なくとも1つのスマートカード370を含んでもよい。少なくとも1つのスマートカード370は、単一のスマートカード370のみであってもよく、又はセカンダリ無線デバイス107は、2つ以上のスマートカード370を含んでもよい。
各スマートカード370は、組み込まれていてもよく、例えば、セカンダリ無線デバイス107内の回路基板上に半田付けされていてもよく、又は各スマートカード370は、着脱可能スマートカードとして実装されてもよい。それゆえ、スマートカード(単数又は複数)370は、1つ以上の着脱可能スマートカード(「SIMカード」と称されることがあるUICCなど)であってもよく、及び/又はスマートカード(単数又は複数)370は、固定/非着脱可能とすることができる、1つ以上の組み込み型カード(「eSIMカード」と称されることがある、組み込み型UICC(eUICC)など)であってもよい。いくつかの実施形態では、セカンダリ無線デバイス107は、要望に応じて、着脱可能スマートカードと組み込み型スマートカードとの組み合わせを含んでもよい。例えば、UE106は、2つの組み込み型スマートカード370、2つの着脱可能スマートカード370、又は1つの組み込み型スマートカード370及び1つの着脱可能スマートカード370の組み合わせを含んでもよい。様々な他のSIMの構成も考慮される。
いくつかの実施形態では、スマートカード(単数又は複数)370のうちの1つ以上は、組み込み型SIM(eSIM)機能を実施してもよい。そのような実施形態では、スマートカード(単数又は複数)370の単一の1つは、複数のSIMを実行してもよい。eSIMは、カードのオペレーティングシステムがeSIM機能をサポートする限り、eUICC又は着脱可能UICCのいずれかで実施されてもよい。
スマートカード(単数又は複数)370の各々は、プロセッサ及びメモリなどの構成要素を含んでもよい。SIM/eSIM機能を実行するための命令は、メモリに記憶され、プロセッサによって実行されてもよい。
本明細書で説明されるように、セカンダリ無線デバイス107は、本開示の実施形態に係る方法を実施するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。例えば、セカンダリ無線デバイス107は、特に図5〜6を参照して本明細書で説明されるものなどの、リンクバジェットが制限されたユーザ機器のための特別な無線規定をネゴシエーション及び/又は利用するための特徴を実装するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。セカンダリ無線デバイス107のプロセッサ302は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で説明される方法の一部又は全てを実施するように構成されてもよい。他の実施形態では、プロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されてもよい。
図1に示すUE106A及び106Bは、上で説明したアーキテクチャと同様のアーキテクチャを有してもよいことに留意されたい。
図4−基地局の例示的なブロック図
図4は、基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、予想される基地局の一例に過ぎないことに留意されたい。図示されるように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行し得るプロセッサ(単数又は複数)450を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)450はまた、プロセッサ(単数又は複数)450からアドレスを受信し、そのアドレスをメモリ(例えばメモリ460、及び読み出し専用メモリ(ROM)465)内の領域に変換するように構成され得るメモリ管理ユニット(MMU)455に、若しくは他の回路又はデバイスに結合されてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、UEデバイス106及びセカンダリ無線デバイス107などの複数のデバイスに、図1及び2において上述したような電話網へのアクセスを提供するように構成されてもよい。
ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)は、更に又は代替的に、セルラネットワークに、例えばセルラサービスプロバイダのコアネットワークに接続するように構成されていてもよい。このコアネットワークは、UEデバイス106及びセカンダリ無線デバイス107などの複数のデバイスに、移動性に関連するサービス及び/又は他のサービスを提供してもよい。場合によっては、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話ネットワークに接続してもよく、及び/又はコアネットワークが(例えば、セルラサービスプロバイダによってサービスされる他のUEデバイス間の)電話ネットワークを提供してもよい。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ475を含んでもよく、場合によっては複数のアンテナを含んでもよい。少なくとも1つのアンテナ475は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、無線機480を介してUEデバイス106及び/又はセカンダリ無線デバイス107と通信するように更に構成されてもよい。アンテナ475は、無線機480と通信チェーン485を介して通信する。通信チェーン485は、受信チェーン、送信チェーン、又はその両方であってもよい。無線機480は、LTE、LTE−A、UMTS、CDMA2000などを含むがこれらには限定されない種々の無線電気通信規格によって通信するように構成されてもよい。
セルラネットワーク内の追加ネットワークデバイス、例えば、図5〜6のMME、HSS及び/又はプロビジョニングサーバは、いくつかのシナリオでは、図4に示すように、基地局102の構造と同様の構造を有してもよい。ただし、これらの追加ネットワークデバイスは、いくつかのシナリオでは、無線通信のための構成要素(例えば、アンテナ475、無線機480及び/又は通信チェーン485)を欠いている場合がある。例えば、追加ネットワークデバイスは、図4に示し、上述したように、プロセッサ(単数又は複数)450、メモリ管理ユニット(MMU)455、メモリ460、読み出し専用メモリ(ROM)465及び/又はネットワークポート470を含んでもよい。
引き続き本明細書で更に説明されるように、BS102及び図5〜6の様々なネットワークデバイスは、特に図5〜6を参照して本明細書で説明されるものなどの、リンクバジェットが制限されたユーザ機器に特別な無線規定をネゴシエーション及び/又は提供するための特徴を実装するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。基地局102のプロセッサ450は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で説明される方法の一部又は全体を実装するように構成されてもよい。あるいは、プロセッサ450は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)又はこれらの組み合わせとして、構成されてもよい。代わりに(又は加えて)、BS102のプロセッサ450は、他の構成要素455、460、465、470、475、480、485のうちの1つ以上と連携して、特に図5〜6を参照して本明細書で説明される特徴などの、本明細書で説明される特徴の一部又は全体を実装するように構成されてもよい。
セルラ接続確立の最適化
UE106又はセカンダリ無線デバイス107などのセルラ通信デバイス(例えばUE)は、基地局102などの基地局を介してセルラ通信ネットワークにアタッチすることができる。例えば、UEは、LTEネットワークに対し、その規格に対して定義されたランダムアクセス手順(random access procedure、RAP)に従ってアタッチしてもよい。これは、例えば、UEがアクティブ化されるときに行われてもよい。アタッチ手順中、UEは、セルラ通信ネットワークと(例えば、eNodeBなどの、セルラ通信ネットワークの基地局と)メッセージを交換することができる。例えば、アタッチ手順は、通常、UEが接続開始要求をセルラ通信ネットワークに送信することによって開始されてもよい。例えば、UEは、時としてメッセージ1(MSG1)と呼ばれる場合がある初期アタッチ要求を送信することによってLTEネットワークへのアタッチメントを開始してもよい。他のセルラ通信ネットワークは、他の形式及び命名法の接続開始要求を使用してもよい。
セカンダリ無線デバイス107などの、いくつかのリンクバジェットが制限されたデバイスは、あまり制限されていないUEによってのみ従来実行されるアプリケーションを実行可能であってもよい。例えば、リンクバジェットが制限されたスマートウォッチは、セルラ音声通信を実施可能であってもよい。しかしながら、低電力送受信機は、従来、組み込みセンサなどの低優先度及び/又は低データレートのアプリケーションと関連付けられている。その結果、従来のシステムでは、セルラ通信ネットワークは、リンクバジェットが制限されたデバイスを低電力送信機として認識する場合があり、したがって、リンクバジェットが制限されたデバイスがネットワークリソースをほとんど必要としないという仮定に基づき、リンクバジェットが制限されたデバイスとの接続のためのパラメータを設定し得る。したがって、リンクバジェットが制限されたデバイスは、高優先度で高データレートのアプリケーションを実行する際に不利となり得る。
加えて、従来のシステムでは、セルラ通信ネットワークは、制限されていないUEの性能のために最適化され得る。その結果、リンクバジェットが制限されたデバイスは、あまり制限されていないUEと同一のリソースを備えている場合でも、セルラ通信ネットワークに接続するときに困難に直面し得る。例えば、リンクバジェットが制限されたデバイスは、従来のUEよりも実質的に小さいバッテリ電力を有し得る、あるいは、例えば、バッテリ及び/又はアンテナの制限に起因して低い最大送信電力を有し得る。しかしながら、セルラ通信ネットワークは、より大きい従来のバッテリ電力及び送信電力をUEが有するという仮定に基づいて接続パラメータ(例えば、NATセッションタイムアウト、QoSパラメータ)を最適化し得る。
これらの理由のため、リンクバジェットが制限されたデバイスとの接続のための最小の、又は最適なパラメータをセルラ通信ネットワークに通信することが有利であり得る。
これを達成するために、UE(例えば、リンクバジェットが制限されたデバイス)は、例えば、接続開始要求において、セルラ通信ネットワークに対してそのデバイスクラス(デバイスタイプ又はデバイスカテゴリとも呼ばれる)を識別してもよい。セルラ通信ネットワークは、所与のデバイスクラスにとって望ましい(例えば最適化された)接続設定及び/又は他のパラメータを指定するデバイスクラスプロファイルを記憶してもよい。UEがセルラ通信ネットワークへのアタッチメントを要求し、そのデバイスクラスを識別するとき、セルラ通信ネットワークは、UEの識別されたデバイスクラスのためのデバイスクラスプロファイル内で指定された接続設定及び/又は他のパラメータを使用してUEとのセルラ接続を確立することができる。あるいは、セルラ通信ネットワークは、特定のUEにとって望ましいこのようなパラメータを指定するデバイスプロファイルを記憶してもよく、セルラ通信ネットワークは、そのUEのためのデバイスプロファイル内で指定されたパラメータを使用して特定のUEとのセルラ接続を確立してもよい。
以下は、LTEセルラ通信ネットワークにおいてデバイスクラスプロファイル内で指定され得る例示的なパラメータである。これらは簡単な例であり、他のパラメータ及び/又は他のセルラ通信ネットワークが本開示の範囲内で適用され得ることが理解されるべきである。
デバイスクラス:デバイスクラスパラメータは、デバイスクラスプロファイルが関連付けられているデバイスクラスを識別し得る。例えば、「Watch」のデバイスクラス値は、スマートウォッチである(又はそれを含む、若しくはその中に含まれる)UEを識別し得る。「Glasses」のデバイスクラス値は、UEをスマートグラスとして識別し得る。「Phone」のデバイスクラス値は、UEを従来の携帯電話又はスマートフォンとして識別し得る。UEがそれ自体をデバイスクラスプロファイルのデバイスクラス値に一致するデバイスクラス値と識別した場合、セルラ通信ネットワークは、デバイスクラスプロファイル内に記憶されたパラメータを、そのUEとのセルラ接続の確立に適用して得る。
NATタイマ:NATタイマパラメータは、デバイスクラスプロファイルを使用した接続のためのネットワークアドレス変換(Network Address Translation、NAT)セッションタイムアウト値として割り当てるためにセルラ通信ネットワークの最小値を指定し得る。セルラ通信ネットワークによって割り当てられたNATセッションタイムアウト値は無活動時間を定義し、この時間の経過後にNAT接続が終了する。したがって、より短いNATセッションタイムアウト値は、NAT接続の終了を回避するために接続に対するアクティビティをより頻繁に行うことをUEに要求するため、より短いNATセッションタイムアウト値は、UEによる電力消費の増大を招くことを意味する。したがって、UEは、より長いNATセッションタイムアウト値から利益を得る場合がある。
従来のシステムでは、UEがセルラ通信ネットワークにアタッチするとき、UEは、セルラ通信ネットワークによって使用されるNATセッションタイムアウト値を知らない場合がある。したがって、UEは、NATセッションタイムアウト値を推測してもよく、その推測されたタイムアウト値に基づき、接続に対するアクティビティを、NATセッションタイムアウトを回避するのに十分頻繁に行ってもよい。UEは、次いで、その推測を漸増的に調整して、NAT接続を失うことなくその要求されたアクティビティを最小限にするように試みてもよい。この推測及び調整のプロセスは、UEがNAT接続を1回以上解除する原因となる場合があり、正しい値を探索している間に必要以上に高レートのアクティビティをUEに行わせる場合もある。したがって、UE、特にリンクバジェットが制限された(例えば、電力が制限された)デバイスは、セルラ通信ネットワークによって使用されるNATセッションタイムアウト値、又はセルラ通信ネットワークによって使用される少なくとも最小のNATセッションタイムアウト値を予め知ることから利益を得る場合がある。
加えて、キャリアは、従来、自らのネットワークファイアウォール上にNATセッションタイムアウト値を大域的に割り当てるが、タイマを延長することで自らのIPプールが制限されるため、そのような延長に対して抵抗する。しかしながら、デバイスクラスプロファイル又はデバイスプロファイルを利用することにより、セルラ通信ネットワークは、関連するプロファイル内に含まれるNATタイマパラメータによって指定された最小値に等しい、又はそれよりも大きい特定のクラス(例えば、スマートウォッチなどの、リンクバジェットが制限されたクラス)の特定のデバイス又は複数のデバイスに対してNATセッションタイムアウト値を割り当てることができ、一方、他のデバイスについて異なる(より短い)NATセッションタイムアウト値を潜在的に割り当てる。
したがって、NATタイマパラメータは、セルラ通信ネットワークの性能に大きく影響を与えることなく、識別されたデバイスクラスにとって望ましい(例えば最適化された)と考えられる値を指定するために使用され得る。
RACHプリアンブル:RACHプリアンブルパラメータは、識別されたデバイスクラスのための予約プリアンブルを識別することができる。プリアンブルは、RACH手順のMSG1内に含まれる。利用可能なプリアンブルは、0〜63が挙げられる。識別されたデバイスクラスのための予約プリアンブルは、アタッチ手順内でUEをリンクバジェットが制限されたデバイスとして早期に識別するために、セルラ通信ネットワーク、特にeNBを支援することができる。次いで、この早期の識別は、リソース、リンクバジェット又はレイテンシのいずれかの観点から特別な処理を可能にし得る。
加えて、より大きい数のプリアンブルを使用することに対する利点があり得る。例えば、より大きい数のプリアンブルは、より小さい数のプリアンブルとは異なるフォーマットを有することができる。それにより、より大きい数のプリアンブルが、改善された検出をより低い信号対雑音比で有し得るようにしてもよい。従来のシステムでは、セルラ通信ネットワークは、低電力UEが、低優先度及び/又は低データレートアプリケーションと関連付けられる可能性があるという仮定に基づき、このようなより大きい数のプリアンブルをリンクバジェットが制限されたデバイスが使用することを認めない場合がある。それに対し、セルラ通信ネットワークは、従来、音声通信などのより高い優先度のアプリケーションを実施することが予想されるUEによってより大きい範囲のプリアンブルを使用することを認める場合がある。したがって、デバイスクラスが、より高い優先度のアプリケーションを実行することが予想されるリンクバジェットが制限されたデバイス(例えば、セルラ音声対応スマートウォッチ)のカテゴリを表している場合、そのクラスのUEが、RACHプリアンブルパラメータによって指定された、より大きい数の予約プリアンブルを使用するように認証されることが有利であり得る。
RACHプリアンブルは、従来のシステムで使用されるように、参照によって予め組み込まれた3GPP TS 36.211 V.13.1.0においてより完全に開示されている。
QoS:QoSパラメータ(いくつかのシナリオではパラメータのアレイ又は他の集合を含んでもよい)は、識別されたデバイスクラスに対して要求されたサービス品質(Quality of Service、QoS)メトリックを識別することができる。例えば、QoSパラメータは、識別されたデバイスクラスによって使用され得るトラフィッククラスを識別するQoSクラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)パラメータを含んでもよい。QCIの値は、従来のシステムで使用されるように、参照によって予め組み込まれた3GPP TS 23.203 V.13.7.0においてより完全に開示されている。QoSパラメータは、識別されたデバイスクラスのためのQCIパラメータによって指定されたトラフィッククラスと関連付けられる追加パラメータを更に含んでもよい。例えば、QoSパラメータは、最小ビットレート、遅延値及び/又はジッタ値を更に含んでもよい。
一例として、QoSパラメータは、識別されたデバイスクラスが会話型音声通信を実行することが予想される場合、QCI1を指定するQCIパラメータを含んでもよい。QoSパラメータは、セルラ通信ネットワークと識別されたデバイスクラスのUEとの間で送信される会話型音声通信に対して要求される追加パラメータ(例えば、最小ビットレート、遅延値及び/又はジッタ値)を更に含んでもよい。例えば、追加パラメータは、会話型音声通信に最適化されている、又は会話型音声通信の最小要件を表す値を表してもよい。セルラ通信ネットワークが会話型音声データをUEと交換するとき、セルラ通信ネットワークは、QCI1及び追加パラメータに従って接続を構成することができる。例えば、セルラ通信ネットワークは、QCI1によって指定されたとき、2の優先度、100msのパケット遅延バジェット及び10−2のパケットエラーロス率で接続を構成してもよく、セルラ通信ネットワークは、デバイスクラスプロファイルの追加パラメータによって指定された最小ビットレート、遅延値、ジッタ値などで更に接続を構成してもよい。
いくつかのシナリオでは、QoSパラメータは、各追加パラメータを有し得る1つ以上の追加QCIパラメータを更に含んでもよい。例えば、上記の例のQoSパラメータは、識別されたデバイスクラスがTCPベースのデータ通信を実行することが予想される場合、セルラ通信ネットワークと識別されたデバイスクラスのUEとの間で送信されるTCPベースのデータ通信に要求される第2の追加パラメータ(例えば、第2の最小ビットレート、遅延値及び/又はジッタ値)と共に第2のQCIパラメータQCI9を更に含んでもよい。セルラ通信ネットワークがTCPベースのデータをUEと交換するとき、セルラ通信ネットワークは、QCI9及び第2の追加パラメータに従って接続を構成することができる。例えば、セルラ通信ネットワークは、QCI1によって指定されたとき、9の優先度、300msのパケット遅延バジェット及び10−6のパケットエラーロス率で接続を構成してもよく、セルラ通信ネットワークは、指定された第2の最小ビットレート、遅延値、ジッタ値などで更に接続を構成してもよい。
いくつかのシナリオでは、QoSパラメータは、LTE規格(又は適用可能なセルラ通信ネットワークを定める他の規格)において定義された任意のトラフィッククラスのための追加QCIパラメータ及び関連する追加パラメータを含んでもよい。したがって、デバイスクラスプロファイルは、識別されたデバイスクラスのデバイスが使用することが予想される各トラフィッククラスのための、又はその任意のサブセットのためのQoSパラメータを定義してもよい。
いくつかのシナリオでは、セルラ通信ネットワークは、デバイスクラスプロファイル内に含まれる任意のトラフィッククラスに対しては当該プロファイル内で指定されたパラメータに従ってセルラ通信ネットワークと識別されたデバイスクラス内のUEとの間の接続を構成してもよく、当該プロファイル内に含まれない任意のトラフィッククラスに対しては従来の手順に従ってパラメータを選択してもよい。他のシナリオでは、セルラ通信ネットワークは、プロファイル内に含まれるトラフィッククラス値のみに従ってセルラ通信ネットワークとUEとの間の接続を構成してもよい。
1つ以上のQCI値に対してQoSパラメータを定義することにより、UEとセルラ通信ネットワークとの間の通信の効率及び性能を向上させることができる。例えば、いくつかの従来のシステムでは、セルラ通信ネットワークが、通信を利用しているアプリケーションを更に区別せずに、音声通話(例えば、VoLTE)にはQCI1を適用し、全ての他のデータ通信にはQCI9を適用することが一般的である。このことは、テレビ会議などの高データレート通信をサポートする接続が、ウェブ閲覧などの低データレート通信と同一のパラメータで構成され得ることを意味する。しかしながら、デバイスのある特定のクラスが既知のアプリケーションを主に実行することが予想される場合、そのデバイスクラスのためのプロファイルは、そのアプリケーションにとって望ましい(例えば、最適化された、又は必要最小限である)パラメータを指定してもよい。
上述したように、いくつかのシナリオでは、セルラ通信ネットワークは、デバイスクラスプロファイルを記憶するのとは逆に、又はそれに加えて、特定のデバイス(例えば、特定のリンクバジェットが制限されたデバイス)のためのデバイスプロファイルを記憶してもよい。ある特定のクラスの複数のデバイスにデバイスクラスプロファイルを適用してもよいが、その代わりに、デバイスプロファイルを特定のデバイスにのみ適用してもよい。例えば、デバイスプロファイルは、セルラ通信ネットワークと特定のデバイスとの間の接続に適用され得る、上述したパラメータなどのパラメータを含んでもよい。
図5−リンクバジェットが制限されたデバイスによるプロファイル生成
上述したデバイスクラスプロファイル又はデバイスプロファイルなどのプロファイルは、プロファイルを適用するUEによるアタッチメントの開始前にセルラ通信ネットワークによって記憶されてもよい。したがって、UEは、適用可能なプロファイル内で指定されたパラメータを使用してセルラ通信ネットワークにアタッチしてもよく、これによりアタッチ手順を容易化することができる。
図5は、リンクバジェットが制限されたデバイスがデバイスクラスプロファイル及び/又はデバイスプロファイルをセルラ通信ネットワークと直接ネゴシエーションし得る無線通信システムの例示的なブロック図を示す。
図5は、UE402、基地局(BS)404、プロビジョニングサーバ406、ホーム加入者サーバ(HSS)408及びモビリティ管理エンティティ(MME)410を示す。UE402は、セカンダリ無線デバイス107などの、リンクバジェットが制限されたデバイスであってもよい。BS404は、基地局102などの基地局であってもよい。プロビジョニングサーバ406(時としてエンタイトルメントサーバとも呼ばれる)は、セルラ無線ネットワークのコアネットワーク構成要素との統合を提供するように構成された1つ以上のサーバデバイスを含んでもよい。例えば、プロビジョニングサーバ406は、特定のサービス(例えば、Wi−Fi通話、パーソナルホットスポット)がユーザデバイスにとって、又はユーザアカウントと関連付けられたデバイスにとって利用可能かどうかに関する情報を提供するように構成されてもよい。プロビジョニングサーバ406は、セルラサービスプロバイダなどのキャリアによって、又はキャリアのエージェントによって、又は別のエンティティによってホストされてもよい。HSS408及びMME410は、コアネットワーク内に1つ以上のサーバデバイスを含んでもよい。
UE402は、BS404を介してセルラ通信を実行可能であってもよい。しかしながら、先述した理由などの理由のため、従来の手順に従ってBS404にアタッチすることは、望ましくないレベルの時間及び/又は電力をUE402に消費させる場合がある。
UE402はまた、1つ以上の無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)プロトコル(例えば、Wi−Fiプロトコル)などの、1つ以上の非セルラ無線通信プロトコルに従って通信可能であってもよい。いくつかのシナリオでは、UE402は、1つ以上の非セルラ無線通信プロトコルに従ってプロビジョニングサーバ406と(例えば、Wi−Fiネットワーク及び/又はインターネットなどの、1つ以上の中間ネットワークを介して)通信してもよい。したがって、UE402は、BS404にアタッチする前に非セルラプロトコルを使用することによってデバイスプロファイル又はデバイスクラスプロファイルをセルラ通信ネットワークとネゴシエーションすることができる。UE402は、MSG1などの接続開始要求を送信する、又はさもなければセルラ通信ネットワークとのセルラ接続を確立する前に、プロファイルをネゴシエーションしてもよい。
具体的には、通信420で、UE402は、非セルラプロトコルを使用して、例えば、直接、又は1つ以上の中間ネットワークを通じて、要求されたプロファイル情報をプロビジョニングサーバ406に通信してもよい。要求されたプロファイル情報は、上述したように、セルラ通信ネットワークとUE402との間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の要求値を含んでもよい。いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報は、UE402が属するデバイスのクラスに適用可能であり得るデバイスクラスプロファイルを定義してもよい。いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報は、UE402にのみ適用可能であり得るデバイスプロファイルを代替的に、又は追加的に定義してもよい。いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報は、プロファイルタイプの指示を含んでもよい。例えば、要求されたプロファイル情報は、要求されたプロファイル情報がデバイスプロファイル又はデバイスクラスプロファイルを定義しているかどうかの指示を含んでもよい。いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報内の特定のフィールド又は値の存在は、プロファイルタイプを示すことができる。例えば、いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報内のデバイスクラスパラメータの存在は、要求されたプロファイル情報がデバイスクラスプロファイルを定義していることを示すことができ、他方、デバイスクラスパラメータの欠如は、要求されたプロファイル情報がデバイスプロファイルを定義していることを示すことができる。
デバイスクラスプロファイルを定義している要求されたプロファイル情報を含む、通信420のための例示的なデータフォーマットは、スキーマ1のジャバスクリプトオブジェクトノーテーション(JavaScript(登録商標)Object Notation、JSON)スキーマで以下に提供される。提供されるスキーマは一例に過ぎず、他のデータフォーマット及び/又は他のデータフィールドが本開示の範囲内で使用されてもよいことが理解されるべきである。
Figure 2019524012
Figure 2019524012
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通信422で、プロビジョニングサーバ406は、要求されたプロファイル情報又はそのいくつかのサブセットをHSS408に通信してもよい。通信422は、プロビジョニングサーバ406が通信420を受信したことに応答したものであってもよい。いくつかのシナリオでは、プロビジョニングサーバ406はまた、例えば、通信422で、ユーザアカウントに関する追加情報を提供してもよい。例えば、プロビジョニングサーバ406は、同一のユーザアカウントと関連付けられた追加デバイスをUE402として識別してもよい。このような追加のセルラ通信デバイスは、UE402と同一のアカウントファミリ内にあると言われる場合がある。例えば、いくつかのシナリオでは、UE402のユーザが、セルラサービスをUE402に提供することをセルラサービスプロバイダに対して可能にする当該サービスプロバイダとの顧客アカウントを有する場合、かつ当該顧客アカウントが、セルラサービスを追加のセルラ通信デバイス(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)に提供することも当該サービスプロバイダに対して可能にする場合、追加のセルラ通信デバイスは、UE402と同一のアカウントファミリ内にあると言われる場合があり、プロビジョニングサーバ406は、追加のセルラ通信デバイスに関する識別情報を提供することができる。別の例として、いくつかのシナリオでは、追加のセルラ通信デバイスは、それらが共有iCloud(登録商標)アカウントなどの別の種類の共有ユーザアカウントに基づいてUE402と関連付けられている場合、UE402と同一のアカウントファミリ内にあると言うことができる。
いくつかのシナリオでは、プロビジョニングサーバ406は、UE402と同一のデバイスクラス内にもある、UE402と同一のユーザアカウントに関連付けられた(すなわち、UE402のアカウントファミリ内にある)追加デバイスを識別してもよい。
通信422を受信したことに応答して、HSS408は、要求されたプロファイル情報を評価し、承認された(approved)プロファイル情報を決定することができる。例えば、HSSは、1つ以上のセルラ接続設定の要求値を1つ以上のセルラ接続設定の承認値として受け入れるかどうかを決定することができる。HSS408は、1つ以上の要因に基づいてこの決定を行ってもよい。このような要因としては、ネットワーク能力、利用可能なリソース、UE402の電力特性及び/又はリンクバジェット要件などがある。具体的には、承認されたプロファイル情報は、要求されたプロファイル情報内に要求値が含まれた1つ以上のセルラ接続設定のそれぞれのための、又はそのいくつかのサブセットのための承認値(approved value)を含んでもよい。いくつかのシナリオでは、所与のセルラ接続設定のための承認値は、同一のセルラ接続設定のための要求値と同一であってもよい。いくつかのシナリオでは、所定のセルラ接続設定のための承認値は、同一のセルラ接続設定のための要求値とは異なってもよい。このようにして、HSS408は、セルラ通信ネットワークがセルラ接続設定のための要求値に従ってセルラ接続を確立するかどうか、又はその代わりに代替値を使用するかどうかを示してもよい。
承認されたプロファイル情報は、いくつかのシナリオでは、要求されたプロファイル情報内に要求値が含まれていない1つ以上の追加のセルラ接続設定のための承認値を更に含んでもよい。一例として、承認されたプロファイル情報は、PRACH構成パラメータのセットのための承認値を含んでもよい。このパラメータは、必要の場合には繰り返し数、使用されるルートシーケンス、電力ランプアップなどのRACH及び/又は他のPRACH構成値に使用されるサブフレームを識別することができる。
HSS408は、例えば、要求されたプロファイル情報内に含まれる情報に応じて、承認されたプロファイル情報をデバイスプロファイル又はデバイスクラスプロファイルのいずれかとして保存してもよい。例えば、承認されたプロファイル情報は、UE402と関連付けられたデバイスプロファイルとして保存されてもよい。具体的には、デバイスプロファイルは、UE402のデバイス識別子(例えば、IMSI、IMEI又はデバイスID)を含むことによってUE402と関連付けられてもよい。この識別子は、通信422において、更にはいくつかのシナリオでは通信420において提供され得る。同様にして、承認されたプロファイル情報は、例えば、プロファイル内にデバイスクラスパラメータを含むことにより、要求されたプロファイル情報内で識別されたデバイスクラスと関連付けられたデバイスクラスプロファイルとして保存されてもよい。いくつかのシナリオでは、保存されたプロファイルは、例えば、プロビジョニングサーバ406によって提供されるアカウントファミリ情報を更に含んでもよい。例えば、保存されたプロファイルは、アカウントファミリ内の他のデバイスに関する識別情報及び/又はデバイスクラス情報を含んでもよい。このようなシナリオでは、保存されたプロファイルは、アカウントファミリ内に含まれるデバイスの全てと関連付けられてもよい。あるいは、保存されたプロファイルは、要求されたプロファイル情報内で識別されたデバイスクラスに一致するデバイスクラスを有するアカウントファミリ内の全てのデバイスと関連付けられてもよい。
承認されたプロファイル情報を決定した後(例えば、承認されたプロファイル情報を決定したことに応答して)、HSS408は、通信424で、承認されたプロファイル情報をプロビジョニングサーバ406に通信することができる。HSS408はまた、通信430で、承認されたプロファイル情報をMME410に通信してもよい。MME410は、通信432で、承認されたプロファイル情報を、UE402とのセルラ接続を確立する際に使用するためにBS404に渡してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、MME410は、承認されたプロファイル情報を、MMEと関連付けられた各BSに渡してもよい。
プロビジョニングサーバ406が通信424を受信したことに応答して、プロビジョニングサーバ406は、通信426で、承認されたプロファイル情報又はそのいくつかのサブセットをUE402に通信することができる。通信426は、非セルラプロトコル(例えば、通信420に使用されるのと同一のプロトコル)に従っていてもよい。
デバイスクラスプロファイルを定義している承認されたプロファイル情報を含む、通信426のための例示的なデータフォーマットは、スキーマ2のJSONスキーマで以下に提供される。提供されるスキーマは一例に過ぎず、他のデータフォーマット及び/又は他のデータフィールドが本開示の範囲内で使用されてもよいことが理解されるべきである。
Figure 2019524012
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承認されたプロファイル情報を通信426においてUE402が受信すると、UE402は、セルラ無線ネットワークとのセルラ接続を確立するためにアタッチ手順を開始することができる。例えば、UE402は、接続開始要求440(例えば、MSG1)をBS404に送信することによってアタッチ手順を開始してもよい。
UE402は、UE402と保存されたプロファイルとを関連付けている識別子を接続開始要求440内に含めてもよい。例えば、保存されたプロファイルが、UE402と関連付けられたデバイスプロファイルである場合、UE402は、保存されたプロファイル内に含まれるデバイス識別子に一致するUE402のデバイス識別子(例えば、IMSI、IMEI又はデバイスID)を接続開始要求440内に含めてもよい。このようなデバイス識別子は、従来のシステムに従って、接続開始要求内に既に含まれている場合がある。別の例として、保存されたプロファイルがデバイスクラスプロファイルである場合、UE402は、保存されたプロファイル内に含まれるデバイスクラスパラメータに一致するUE402のクラス識別子を接続開始要求440内に含めてもよい。
UE402は、保存されたプロファイルに従って、例えば、承認されたプロファイル情報内に含まれるセルラ接続設定の承認値に従って、接続開始要求440を更に構成してもよい。例えば、保存されたプロファイルが、値63を有するRACHプリアンブルパラメータを含む場合、UE402は、接続開始要求440内にRACHプリアンブル63を含めてもよい。
いくつかのシナリオでは、BS404は、接続開始要求440を受信する前に、保存されたプロファイルを受信し、保存している場合がある。例えば、BS404は、承認されたプロファイル情報をUE402が受信したのとほぼ同時に、保存されたプロファイルを通信430及び432を介して受信している場合がある。いくつかのシナリオでは、BS404は、保存されたプロファイルを自動的に受信しなくてもよい。その代わりに、BS404は、BS404が接続開始要求440を受信したことに応答して、例えば、通信430及び432を介して、保存されたプロファイルがMME及び/又はHSSによってBS404に提供されるように要求してもよい。
接続開始要求440及び保存されたプロファイルを受信したことに応答して、BS404は、接続開始要求440が、UE402と保存されたプロファイルとが関連付けられていることを示しているどうかを判定してもよい。例えば、BS404は、接続開始要求440内に含まれるデバイス識別子及び/又はデバイスクラス識別子が、保存されたプロファイル内に含まれるデバイス識別子及び/又はデバイスクラスパラメータに一致していることを判定してもよい。受信した接続開始要求が、任意の利用可能な保存されたプロファイルに一致するデバイス識別子又はデバイスクラス識別子を含んでいないとBS404が判定した場合、BSは、保存されたプロファイルを無視して、例えば、従来の手順に従って、受信した接続開始要求に応答してもよい。しかしながら、受信した接続開始要求が、保存されたプロファイルに一致するデバイス識別子及び/又はデバイスクラス識別子を含んでいるとBS404が判定した場合、BSは、その保存されたプロファイルを使用して、受信した接続開始要求に応答してもよい。
したがって、図5の例では、BS404は、UE402と保存されたプロファイルとが関連付けられていることを開始要求440が示していると判定したことに応答して、保存されたプロファイルに従って、例えば、承認されたプロファイル情報内に含まれ、保存されたプロファイル内に含まれるセルラ接続設定の承認値を使用して、UE402とのセルラ接続を確立することができる。例えば、BS404は、保存されたプロファイル内に含まれるNATタイマパラメータによって指定された最小値以上のNATセッションタイムアウト値を使用してセルラ接続を確立してもよい。同様に、BS404は、保存されたプロファイル内で指定されたQoS値を使用してセルラ接続を確立してもよい。例えば、BS404は、保存されたプロファイル内で指定されたQCIを割り当ててもよく、保存されたプロファイル内の指定されたQCIと関連付けられた他のパラメータ(例えば、最小ビットレート、遅延値及び/又はジッタ値)を割り振ってもよい。
上述したように、いくつかのシナリオでは、BS404は、任意のデバイスとのセルラ接続を確立し、当該デバイスを適用可能なデバイスクラスに属するものとして識別する際に(例えば、適用可能なデバイスクラスの指示を接続開始要求内に含めることによって)デバイスクラスプロファイルを使用してもよい。したがって、適用可能なデバイスクラスのうちの複数のデバイスは、UE402がデバイスクラスプロファイルをセルラ通信ネットワークとネゴシエーションすることから利益を得ることができる。例えば、UE402が、デバイスクラス「Watch」のためのデバイスクラスプロファイルをネゴシエーションする場合(例えば、通信420の要求されたプロファイル情報内に値「Watch」を有するデバイスクラスプロファイルを含め、通信426の承認されたプロファイル情報内の値「Watch」を有するデバイスクラスパラメータを受信することによって)、BS404は、「Watch」のデバイスクラスパラメータを含む任意の接続開始要求に応答してセルラ接続を確立するとき、保存されたプロファイル内に含まれるセルラ接続設定の承認値を適用することができる。
上述したように、いくつかのシナリオでは、保存されたプロファイルは、UE402のアカウントファミリに属するデバイスにのみ適用されてもよい。例えば、保存されたプロファイルは、UE402のファミリ内の全てのデバイスの、又は要求されたプロファイル情報内で指定されたデバイスタイプを有するファミリ内の全てのデバイスのデバイス識別子を含んでもよい。別の例として、アカウントファミリ内のデバイス間の関連付けに関する情報が、保存されたプロファイルとは別に記憶されてもよく、BS404(又は他のネットワーク要素)は、UE402と、第2のデバイスであって、BS404が第2のデバイスからセッション開始要求を受信したことに応答して接続開始要求を送信する第2のデバイスとの間のアカウントファミリの関係を決定してもよい。したがって、いくつかのシナリオでは、アカウントファミリ内の複数のデバイス(例えば、UE402と同一のデバイスクラスを有するアカウントファミリ内のデバイス)は、UE402がデバイスプロファイル又はデバイスクラスプロファイルをセルラ通信ネットワークとネゴシエーションすることから利益を得ることができる。例えば、UE402がデバイスクラス「Watch」のためのデバイスクラスプロファイルをネゴシエーションする場合、BS404は、「Watch」のデバイスクラスパラメータを含み、かつUE402のアカウントファミリ内のデバイスのデバイス識別子を含む任意の接続開始要求に応答してセルラ接続を確立するとき、保存されたプロファイル内に含まれるセルラ接続設定の承認値を適用することができる。例えば、UE402のユーザが、同一のセルラサービスプランと関連付けられた第2のセルラ対応ウォッチを有する場合、その第2のウォッチは、UE402によってネゴシエーションされたプロファイルから利益を得ることができる。
いくつかのシナリオでは、UE402は、承認されたプロファイル情報を、保存されたプロファイルが適用され得る同一のデバイスクラス及び/又はアカウントファミリに属する1つ以上の他のデバイス(図示せず)に通信してもよい。したがって、1つ以上の他のデバイスはまた、セルラ通信ネットワークとのセルラ接続を確立するとき(例えば、接続開始要求を送信するとき)にセルラ接続設定の承認値を適用してもよい。
図6−コンパニオンデバイスのプロファイル生成
リンクバジェットが制限されたデバイスは、いくつかのシナリオでは、中間デバイス又はプロキシデバイスのセルラ能力を利用してもよい。例えば、スマートウォッチは、スマートフォンなどのコンパニオンデバイスのセルラ能力を利用してもよい。図6は、リンクバジェットが制限されたデバイスがデバイスクラスプロファイル及び/又はデバイスプロファイルをコンパニオンデバイスなどを介してネゴシエーションし得る無線通信システムの例示的なブロック図を示す。これは、例えば、リンクバジェットが制限されたデバイスが非セルラ接続を介してプロビジョニングサーバ406と通信することができない場合、又はコンパニオンデバイスとのネゴシエーションを任せることによってリンクバジェットが制限されたデバイスによって更なる電力節減が実現され得る場合に有益であり得る。
図6は、UE502、コンパニオンデバイス512、基地局(BS)404、プロビジョニングサーバ406、ホーム加入者サーバ(HSS)408及びモビリティ管理エンティティ(MME)410を示す。UE502は、セカンダリ無線デバイス107などの、リンクバジェットが制限されたデバイスであってもよい。コンパニオンデバイス512は、UE106Bなどの中間無線通信デバイス又はプロキシ無線通信デバイスであってもよい。基地局(BS)404、プロビジョニングサーバ406、ホーム加入者サーバ(HSS)408及びモビリティ管理エンティティ(MME)410は、図5に関連して説明されたとおりであってもよい。
UE502は、BS404を介してセルラ通信を実行可能であってもよい。しかしながら、先述した理由などの理由のため、従来の手順に従ってBS404にアタッチすることは、望ましくないレベルの時間及び/又は電力をUE502に消費させる場合がある。
UE502はまた、Wi−Fi及び/又はBluetooth(登録商標)などの1つ以上の短距離又は中距離無線通信プロトコルなどの、1つ以上の非セルラ無線通信プロトコルに従って通信可能であってもよい。いくつかのシナリオでは、UE502は、1つ以上の非セルラ無線通信プロトコルに従ってコンパニオンデバイス512と通信してもよい。例えば、UE502は、ピアツーピア非セルラ無線通信プロトコルを使用してコンパニオンデバイス512と直接通信してもよい。別の例として、UE502は、共有ローカル無線ネットワーク(例えば、共有Wi−Fiネットワーク)を使用してコンパニオンデバイス512と通信してもよい。更に別の例として、UE502は、インターネットを介してコンパニオンデバイス512と通信してもよい。UE502がコンパニオンデバイス512とインターネットを介して通信する場合、通信のセキュリティは、共有iCloud(登録商標)アカウントなどの共有認証アカウント(shared authenticated account)を介して通信を送ることによって維持され得る。例えば、UE502は、同一のアカウントにコンパニオンデバイス512がアクセスすることを認証されているため、コンパニオンデバイス512への通信の転送が可能であり得る共有認証アカウントに通信を送ることができる。コンパニオンデバイス512は、UE502に対して同様に応答することができる。このように、コンパニオンデバイス512は、2つのデバイスが近接していない場合でも、UE502へのプロキシ又はコンパニオンデバイスとしてセキュアに機能することができる。
図5のUE402と同様に、UE502は、MSG1などの接続開始要求を送信する、又はさもなければセルラ通信ネットワークとのセルラ接続を確立する前に、デバイスプロファイル又はデバイスクラスプロファイルをセルラ通信ネットワークとネゴシエーションするように試みてもよい。この目的のため、UE502は、コンパニオンデバイス512をプロキシとして利用してプロファイルをセルラ通信ネットワークとネゴシエーションしてもよい。
具体的には、通信518で、UE502は、非セルラプロトコルを使用して、例えば、直接、又は1つ以上の中間ネットワークを通じて、要求されたプロファイル情報をコンパニオンデバイス512に通信してもよい。要求されたプロファイル情報は、図5に関して説明されたとおりであってもよく、デバイスプロファイル及び/又はデバイスクラスプロファイルを定義してもよい。
通信518の受信に応答して、コンパニオンデバイス512は、通信520で、要求されたプロファイル情報をプロビジョニングサーバ406に通信してもよい。コンパニオンデバイス512は、非セルラプロトコルを使用して、直接、又は1つ以上の中間ネットワークを通じてのいずれかで、プロビジョニングサーバ406と通信してもよい。代替的に、又は追加的に、コンパニオンデバイス512は、セルラ通信ネットワークと予め確立されたセルラ接続を使用して、プロビジョニングサーバ406と通信してもよい。例えば、コンパニオンデバイス512は、BS404を介してプロビジョニングサーバ406と通信してもよい。通信520は、一例として、上記に示したスキーマ1に従ってフォーマットされ得る。
通信422で、プロビジョニングサーバ406は、図5に関して説明したように、HSS408に対し、要求されたプロファイル情報又はそのいくつかのサブセットを通信することができ、いくつかのシナリオではアカウントファミリ情報も通信することができる。これに応答して、図5に関して説明したように、HSS408は、承認されたプロファイル情報を決定及び保存してもよく、それを通信424でプロビジョニングサーバ406に通信し、430でMME410に通信することができる。MME410は、通信432で、承認されたプロファイル情報を、UE502とのセルラ接続を確立する際に使用するためにBS404に送ることができる。
プロビジョニングサーバ406が通信424を受信したことに応答して、プロビジョニングサーバ406は、通信526で、承認されたプロファイル情報又はそのいくつかのサブセットをコンパニオンデバイス512に通信することができる。通信526は、セルラプロトコル又は非セルラプロトコル(例えば、通信520に使用されたのと同一のプロトコル)に従っていてもよい。通信526は、一例として、上記に示したスキーマ2に従ってフォーマットされ得る。
コンパニオンデバイス512が通信526を受信したことに応答して、コンパニオンデバイス512は、通信528で、承認されたプロファイル情報又はそのいくつかのサブセットをUE502に通信することができる。
承認されたプロファイル情報を通信426においてUE502が受信すると、UE402は、例えば、接続開始要求440(例えば、MSG1)をBS404に送信することにより、セルラ無線ネットワークとのセルラ接続を確立するためにアタッチ手順を開始することができる。接続開始要求440は、図5に関して説明されたとおりであってもよい。保存されたプロファイルの適用を含む、セルラ無線ネットワークとのセルラ接続の確立はまた、図5に関して説明されたように進行してもよい。
プロファイルをネゴシエーションする際にコンパニオンデバイス512をプロキシとして使用することは、UE402がプロビジョニングサーバ406と直接通信することと比較すると、いくつかの利点を提供することができる。例えば、上述したように、いくつかのシナリオでは、UE502は、非セルラプロトコルを介してプロビジョニングサーバ406と通信することができない場合がある。例えば、プロビジョニングサーバは、非セルラプロトコルを介した通信をサポートしない場合がある。更に、いくつかのシナリオでは、ネゴシエーションをコンパニオンデバイス512に任せることにより、更なる電力節減をUE502によって実現することができる。
いくつかのシナリオでは、プロファイルをネゴシエーションする際にコンパニオンデバイス512をプロキシとして使用することにより、UE502による1つ以上の将来の通信が不要になり得る。例えば、通信518の受信に応答して、コンパニオンデバイスは、要求されたプロファイル情報を記憶してもよい。続いて(例えば、コンパニオンデバイス512が、異なるセルラ通信ネットワークとの通信を確立するとき)、コンパニオンデバイスは、UE502のためのプロファイルを再度ネゴシエーションしてもよい。このような後続のネゴシエーションでは、要求されたプロファイル情報をコンパニオンデバイスが既に受信しているため、少なくとも通信518を省略することができる。
同様に、プロファイルをネゴシエーションする際にコンパニオンデバイス512をプロキシとして使用することにより、コンパニオンデバイス512と関連付けられた他のデバイスによる通信が不要になり得る。例えば、通信526の受信に応答して、コンパニオンデバイス512は、承認されたプロファイル情報をUE502のみならず、当該プロファイルが適用され得る任意の他の関連デバイス(図示せず)にも通信することができる。特定の例として、保存されたプロファイルが「Watch」デバイスクラスのためのデバイスクラスプロファイルである場合、コンパニオンデバイスは、承認されたプロファイル情報を、コンパニオンデバイス512と関連付けられており(例えば、コンパニオン装置512と通信中である、又は同一のアカウントファミリ内にあり)、かつ「Watch」デバイスクラスに属する第2のデバイス(図示せず)に通信してもよい。したがって、第2のデバイスは、プロファイルをネゴシエーションする必要がなく、その代わりに、承認されたプロファイル情報を使用してBS404との接続を開始することができる。別の特定の例として、保存されたプロファイルがUE502のアカウントファミリに適用される場合、コンパニオンデバイスは、承認されたプロファイル情報を、そのアカウントファミリに属する1つ以上の追加デバイス(図示せず)に通信してもよい。したがって、1つ以上の追加デバイスは、プロファイルをネゴシエーションする必要がなく、その代わりに、承認されたプロファイル情報を使用してBS404との接続を開始することができる。
いくつかのシナリオでは、コンパニオンデバイス512は、1回のネゴシエーションのやり取りにおいて複数のプロファイルをネゴシエーションすることが可能であり得る。例えば、コンパニオンデバイス512は、要求されたプロファイル情報の第2のセットを、第2のリンクバジェットが制限されたデバイス(図示せず)から受信してもよい。このような例では、コンパニオンデバイスは、複数のデバイスクラス又は複数のデバイスに対応する要求されたプロファイル情報の複数のセットを含む単一の通信520をプロビジョニングサーバ406に通信してもよい。
例示的な実施形態
ある特定の例示的な実施形態に関する更なる詳細は、以下のとおりであってもよい。
セルラ通信ネットワークとモバイルデバイスとの間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続パラメータをネゴシエーションするための装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なソフトウェア命令を記憶しているメモリと、を含んでもよい。ソフトウェア命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、装置に、セルラ通信ネットワークがセルラ通信をモバイルデバイスから受信する前に、モバイルデバイスから、セルラ通信ネットワークとモバイルデバイスとの間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の要求値を受信させ、1つ以上のセルラ接続設定の承認値を決定させ、セルラ通信ネットワークがモバイルデバイスからセルラ通信を受信する前に、1つ以上のセルラ接続設定の承認値をモバイルデバイスに通信させ、1つ以上のセルラ接続設定の承認値を、セルラ接続を確立する際に使用するためにセルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワークに通信させてもよい。
装置のいくつかの実施形態では、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値と同一であってもよい。装置のいくつかの実施形態では、第1のセルラ接続設定のための承認値のうちの少なくとも1つは、第1のセルラ接続設定のための要求値とは異なってもよい。
いくつかのシナリオでは、装置は、HSS408などのHSSであってもよく、又はそれを含んでもよく、あるいはその中に含まれてもよい。
リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスのためのセルラネットワーク接続を確立するための方法は、コンパニオンデバイス512などのモバイルデバイスによって実行されてもよい。モバイルデバイスは、リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスから、セルラネットワークとリンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスとの間のセルラ接続のための各要求値を有する1つ以上のセルラ接続設定を受信してもよい。モバイルデバイスはまた、セルラネットワークに、各要求値を有する1つ以上のセルラ接続設定を送信してもよい。モバイルデバイスはまた、セルラネットワークから、セルラ接続のための各承認値を有する1つ以上のセルラ接続設定を受信してもよい。モバイルデバイスはまた、リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスに、各承認値を有する1つ以上のセルラ接続設定を送信してもよい。
本開示の実施形態は、様々な形態のうちのいずれかで実現することができる。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実行される方法、コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態は、ASICなどのカスタム設計されたハードウェアデバイスの1つ以上を使用して、実現することができる。更なる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能なハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成することができ、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行される場合には、コンピュータシステムに、方法、例えば、本明細書で説明された方法の実施形態のうちのいずれか若しくは本明細書で説明された方法の実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書で説明された方法の実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット若しくはこのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE106、セカンダリデバイス107、又は図のいずれかにおいて示されたサーバ若しくはシステムのうちの1つ以上)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及び記憶媒体を含むように構成されていてもよく、記憶媒体はプログラム命令を記憶し、プロセッサは、記憶媒体からプログラム命令を読み出し、実行するように構成されており、プログラム命令は、方法、例えば、本明細書で説明された様々な方法の実施形態のいずれか(或いは、本明細書で説明された方法の実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書で説明された方法の実施形態のいずれかの任意のサブセット、若しくはこのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実施するために実行可能である。デバイスは、様々な形態のいずれかで実現されてもよい。
上述の実施形態は十分に詳細に記載されているが、上述の開示が十分に理解されれば、当業者には数多くの変形形態及び修正形態が明らかとなるであろう。以下の特許請求の範囲は、そのような変形形態及び修正形態の全てを包含すると解釈されることを意図している。
いくつかのシナリオでは、QoSパラメータは、各追加パラメータを有し得る1つ以上の追加QCIパラメータを更に含んでもよい。例えば、上記の例のQoSパラメータは、識別されたデバイスクラスがTCPベースのデータ通信を実行することが予想される場合、セルラ通信ネットワークと識別されたデバイスクラスのUEとの間で送信されるTCPベースのデータ通信に要求される第2の追加パラメータ(例えば、第2の最小ビットレート、遅延値及び/又はジッタ値)と共に第2のQCIパラメータQCI9を更に含んでもよい。セルラ通信ネットワークがTCPベースのデータをUEと交換するとき、セルラ通信ネットワークは、QCI9及び第2の追加パラメータに従って接続を構成することができる。例えば、セルラ通信ネットワークは、QCIによって指定されたとき、9の優先度、300msのパケット遅延バジェット及び10−6のパケットエラーロス率で接続を構成してもよく、セルラ通信ネットワークは、指定された第2の最小ビットレート、遅延値、ジッタ値などで更に接続を構成してもよい。

Claims (20)

  1. ユーザ機器デバイス(UE)であって、
    セルラ通信プロトコルを使用してセルラ通信ネットワークの基地局と通信するように構成されたセルラ無線機と、
    前記セルラ無線機に通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのメモリであって、
    前記UEが第1のデバイスクラスに属することを示すデバイスクラス識別子と、
    前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なソフトウェア命令であって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記UEに、
    前記セルラ通信ネットワークから、前記UEと前記基地局との間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の値であって、前記基地局と前記第1のデバイスクラスに属するデバイスとの間のセルラ接続を確立する効率を向上させるように構成されている1つ以上のセルラ接続設定の値を受信させ、
    前記セルラ通信ネットワークから以前に受信した前記1つ以上のセルラ接続設定の前記値に基づくセルラ接続設定を使用してセルラ接続を確立するために、前記デバイスクラス識別子を含む接続開始要求を前記基地局に送信させるソフトウェア命令と、を記憶している、
    少なくとも1つのメモリと、
    を含むユーザ機器デバイス。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合された非セルラ無線機であって、非セルラ通信プロトコルを使用して前記セルラ通信ネットワークと通信するように構成された非セルラ無線機を更に含み、1つ以上のセルラ接続設定の前記値を前記受信することが、前記非セルラ無線機を介して実行される、
    請求項1に記載のUE。
  3. 前記ソフトウェア命令が、前記UEに、
    前記非セルラ無線機を介して、前記1つ以上のセルラ接続設定の要求値を前記セルラ通信ネットワークに送信させるように更に実行可能であり、前記受信した値が前記要求値に基づいている、
    請求項2に記載のUE。
  4. 第1のセルラ接続設定のための前記受信した値のうちの少なくとも1つが、前記第1のセルラ接続設定のための前記要求値と同一である、
    請求項3に記載の方法。
  5. 第1のセルラ接続設定のための前記受信した値のうちの少なくとも1つが、前記第1のセルラ接続設定のための前記要求値とは異なる、
    請求項3に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合された非セルラ無線機であって、非セルラ通信プロトコルを使用して、前記UEと関連付けられたコンパニオンデバイスと通信するように構成された非セルラ無線機を更に含み、前記コンパニオンデバイスが、前記セルラ通信ネットワークから前記1つ以上のセルラ接続設定の前記値を得るように構成され、前記1つ以上のセルラ接続設定の前記値を前記受信することが、前記コンパニオンデバイスを介して実行される、
    請求項1に記載のUE。
  7. 前記ソフトウェア命令が、前記UEに、
    前記非セルラ無線機を介して、前記1つ以上のセルラ接続設定の要求値を前記コンパニオンデバイスに送信させるように更に実行可能であり、前記受信した値が前記要求値に基づいている、
    請求項6に記載のUE。
  8. リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスのためのセルラネットワーク接続を確立するための方法であって、
    前記リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスにより、
    接続開始要求をセルラ通信ネットワークに送信する前に、前記セルラ通信ネットワークと前記リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスとの間のセルラ接続のための1つ以上のセルラ接続設定の要求値を前記セルラ通信ネットワークに通信することと、
    前記接続開始要求を前記セルラ通信ネットワークに送信する前に、前記1つ以上のセルラ接続設定のための承認値を前記セルラ通信ネットワークから受信することと、
    前記要求値を前記通信した後、かつ前記承認値を前記受信した後、前記承認値に基づくセルラ接続設定を使用してセルラ接続を確立するために前記接続開始要求を前記セルラ通信ネットワークに送信することと、
    を含む方法。
  9. 前記承認値が、前記1つ以上のセルラ接続設定の前記要求値を前記リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスから前記セルラ通信ネットワークが受信したことに応答して前記セルラ通信ネットワークによって決定される、
    請求項8に記載の方法。
  10. 第1のセルラ接続設定のための前記承認値のうちの少なくとも1つが、前記第1のセルラ接続設定のための前記要求値と同一である、
    請求項8に記載の方法。
  11. 第1のセルラ接続設定のための前記承認値のうちの少なくとも1つが、前記第1のセルラ接続設定のための前記要求値とは異なる、
    請求項8に記載の方法。
  12. 前記セルラ通信ネットワークに前記通信することが、
    前記1つ以上のセルラ接続設定の前記要求値をプロビジョニングサーバに通信することと、
    前記プロビジョニングサーバが前記1つ以上のセルラ接続設定の前記要求値をホーム加入者サーバ(HSS)に通信することと、
    を含み、
    前記承認値が前記HSSによって決定される、
    請求項8に記載の方法。
  13. 前記要求値が、前記セルラ通信ネットワークと前記リンクバジェットが制限されたセルラ通信デバイスとの間の前記セルラ接続を確立する効率を向上させるように選択される、請求項8に記載の方法。
  14. 前記セルラ通信ネットワークに前記通信することと、前記セルラ通信ネットワークから前記受信することとが、非セルラ接続を介して実行される、請求項8に記載の方法。
  15. 前記セルラ通信ネットワークに前記通信することと、前記セルラ通信ネットワークから前記受信することとが、前記リンクバジェットが制限されたデバイスのためのプロキシとして動作するモバイルデバイスであって、前記セルラ通信ネットワークとのセルラ接続を予め確立しているモバイルデバイスを介して実行される、請求項8に記載の方法。
  16. セルラ通信ネットワークの基地局であって、
    ユーザ機器デバイス(UE)と通信するように構成された少なくとも1つの無線機と、
    前記少なくとも1つの無線機に通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのメモリであって、
    デバイスクラスの識別子と、前記基地局と前記識別されたデバイスクラスのデバイスとの間のセルラ接続を構成する際に使用される1つ以上のセルラ接続設定とを含むデバイスクラスプロファイルと、
    前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なソフトウェア命令であって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記基地局に、
    前記UEのデバイスクラスの指示を含む接続開始要求を前記UEから受信させ、
    前記UEの前記デバイスクラスが、前記デバイスクラスプロファイルによって識別された前記デバイスと同一であるかどうかを判定させ、
    前記UEの前記デバイスクラスが、前記デバイスクラスプロファイルによって識別された前記デバイスクラスと同一であると判定したことに応答して、前記デバイスクラスプロファイルの前記1つ以上のセルラ接続設定を使用して前記UEとのセルラ接続を確立させ、
    前記UEの前記デバイスクラスが、前記デバイスクラスプロファイルによって識別された前記デバイスクラスと同一ではないと判定したことに応答して、前記デバイスクラスプロファイルの前記1つ以上のセルラ接続設定を無視して前記UEとのセルラ接続を確立させる、ソフトウェア命令と、
    を記憶している少なくとも1つのメモリと、
    を含む基地局。
  17. 前記ソフトウェア命令が、更に前記基地局に、
    前記接続開始要求を受信する前に前記セルラ通信ネットワークのコアネットワークから前記デバイスクラスプロファイルを受信させる、
    請求項16に記載の基地局。
  18. 前記UEが、リンクバジェットが制限されたデバイスであり、前記デバイスクラスプロファイルが、前記接続開始要求を受信する前に、前記UEと関連付けられたコンパニオンデバイスによって前記セルラ通信ネットワークとネゴシエーションされる、請求項16に記載の基地局。
  19. 前記1つ以上のセルラ接続設定が、前記基地局と前記UEとの間の前記セルラ接続を確立する効率を向上させるように構成されている、請求項16に記載の基地局。
  20. 前記少なくとも1つのメモリが、
    前記第1のデバイスクラスとは異なる第2のデバイスクラスの識別子を含む第2のデバイスクラスプロファイルであって、前記基地局と前記識別された第2のデバイスクラスのデバイスとの間のセルラ接続を構成する際に使用される1つ以上のセルラ接続設定を更に含む、第2のデバイスクラスプロファイル
    を更に記憶している、
    請求項16に記載の基地局。
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