JP2019521710A - 植物をコーティングする方法及びそれにより得られるコーティングされた植物 - Google Patents

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ヒューゴ マリア ヴァーメルダム、マルク
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Abstract

本発明は植物をコーティングする方法に関し、この方法は、以下の:a)茎及び根を有する清潔な植物を準備するステップと、b)茎の少なくとも下方部分及び根を材料層でコーティングするステップと、c)茎の支持として機能するように根を配置するステップと、を含む。本発明は植物にも関する。本発明の利点は、鉢及び土又は他の別個の支持要素を使用せずに茎が根によって支持されることである。

Description

本発明は、植物コーティング方法、及びそれにより得られる少なくとも部分的にコーティングされた植物に関する。
植物又はその一部のコーティングは、さまざまな理由で行われ得る。理由のうちの1つは、例えば独国特許出願公開第DE19741956A1号に開示されるように一時的な保護のためであり、この文献では、植物を植えた後で大きなマツクイムシから植物を保護するために植物の根及び茎がコーティングされる。コーティングの利点は、有害な殺虫剤を使用する必要がないことである。
植えた後の所定の期間である、植物が最も傷つきやすいときに、最も保護が必要とされる。さらに、植物は成長する必要があるので、根は、しばらくするとコーティングを貫通し始め、それによって、その保護機能が少なくとも部分的に失われる。植物又は植物の一部のコーティングは、輸送中の保護のために一時的に行われてもよい。
植物をコーティングする別の理由は、装飾上の理由である。登録商標「No Water Flowers」の下、花の球根が、鉢及び土を使用せずに、コーティングされた花の球根の下で支持要素を使用するだけで、室内に展示されるよう、コーティングされる。コーティングは、種々の色及びパターンであってよく、他の材料、例えば繊維が、コーティングに適用されてもよい。
しかしながら、コーティングされた花の球根の欠点は、開花する新芽が実質的に上を向くように、コーティングされた花の球根を支持する別個の支持要素が必要となることである。支持要素がなければ、花の球根は、容易に転がる場合があり、そのため、開花する新芽が例えば横向きになり、これは望ましくない。
装飾のためにコーティングされた植物では、花の球根が自立しているという印象を与えるよう支持要素ができるだけ隠れることが好ましい。したがって、支持要素は花の球根の下に設けられ、そのため、花の球根は、支持要素をできるだけ覆う。それでも花の球根と支持要素との間の適切な接続を確実にするため、支持要素は、花の球根の下面に押し付けられて、それによりコーティングと、恐らくは花の球根自体も損傷する、少なくとも1つの突出部を含む。
DE19741956A1号
本発明の目的は、安定して支持され、好ましくは球根が直立位置で展示されるための別個の支持要素を必要としない、コーティングされた植物を提供することである。
この目的は、植物をコーティングする方法を提供することによって達成され、この方法は、以下の:
a)茎及び根を有する清潔な植物を準備するステップと、
b)茎の少なくとも下方部分及び根を材料層でコーティングするステップと、
c)茎の支持として機能するように根を配置するステップと、を含み、
材料層は、根が貫通できないように構成される。
先行技術では、植物の一体的部分である根は取り除かれる。鉢及び土を使用せずに植物を展示することがその狙いである。根は一般的に、植物に支持を提供するが、必要な強度を与えるために根の間及び根の周りに土を必要とする。土が存在しないので、先行技術では、根にはもはや機能がなく、茎を支持する妨げになるだけであるというのが、一般的な考え方である。しかしながら、本発明は、コーティングが根の向きを「固定する」のに十分な強度を提供し、それにより茎を支持するので、コーティングされると根が依然として茎を支持し得るという見識に基づいている。
根が茎を支持するため、別個の支持要素はもはや必要でなく、よって、コーティング及び/又は植物に対して損傷も生じない。
ある実施例では、茎は球根の一部であり、コーティングすることは、球根の少なくとも下方部分及び根を材料層でコーティングすることを含み、配置するステップは、球根の支持として機能するように根を配置することを含む。
球根を有する植物では、この目的は、代わりに、球根の下面を平らにし、それにより平らな支持表面を作ることによって、明らかに達成され得る。これは、球根を平らにし、1回の切断又は動作で根を取り除くことが可能となり得るので、有利であり得るが、これは、球根をさらに損傷し、したがって好ましい解決策ではない。
清潔な植物を準備することは、植物を地面から取り出した後で通常植物にくっつく土をできる限り多く茎及び根から取り除いた状態で、植物を準備することを意味する。したがって、固くない土は取り除かれ、根及び茎、又は該当する場合、球根は、大部分が目に見える。清潔な植物をコーティングすることは、コーティングが植物によりよく付着し、コーティングにおける弱点の可能性が減少するという利点を有する。
コーティングを根が貫通できないことにより、コーティングが開花中に無傷のままであることが確実になる。コーティングを貫通できないことは、材料のタイプと、十分な強度を提供するコーティング後の材料層の厚さとの適切な組み合わせである。
これは、植物部位が輸送中及び/又は植えた後の最初の期間中の保護のためにコーティングされる先行技術との重要な違いである。これらの先行技術の適用における目的は、植物部位が一時的に保護され、しばらくした後でコーティングがさらなる成長のため根によって貫通されることである。よって、これらのコーティングは、本発明のコーティングとして使用されるのに適切ではない。
ある実施例では、根を配置することは、コーティング後に行われ、これには、コーティングが非常に単純に、例えば、茎、又は該当する場合は根を含む球根を、液体コーティング材料で満たされた容器の中に下ろす/浸すことによって、行われ得るという利点がある。
しかしながら、根を配置した後でコーティングするステップを実行することも可能であり、これには、配置するステップに対する時間的制約がないという利点があり得、そのため、茎、又は該当する場合は球根を適切に支持する成功率が高まり得る。その場合、コーティングは、例えば、スプレー技術又は他の塗装のような技術を用いて実行され得る。
ある実施例では、清潔な植物を準備するステップは、例えば水及び/又は加圧空気を用いて、土を取り除くために茎、又は該当する場合は球根、及び根を掃除するステップを含む。
ある実施例では、茎の少なくとも下方部分、又は該当する場合は球根、及び根をコーティングするのに使用される材料は、ワックスである。
ある実施例では、コーティングするステップは以下の:
c1)材料の融点を超えるように材料を加熱するステップと、
c2)加熱された材料を、茎の少なくとも下方部分、又は該当する場合は球根、及び根に提供するステップと、
c3)材料を室温まで冷却させることによって材料を凝固させるステップと、を含む。
ある実施例では、根を配置することは、凝固させるステップ中に、材料が完全に凝固する前に行われ、すなわち、配置することは、材料が可鍛性であるときに行われる。
ある実施例では、コーティングすることは、茎の少なくとも下方部分、又は該当する場合は球根、及び根を液体材料に浸すステップを含む。
ある実施例では、根を配置することは、茎、又は該当する場合は球根が、平面図で見て中央にある状態で、根を円形パターンに位置付けるステップを含む。
本発明のある実施例では、フォイル又は任意の他の材料層が、根とコーティングとの間に設けられ、フォイルは、水の通過を防ぐように構成されるが、例えば、O及び/又はN及び/又はCO及び/又はCOなどの小分子の通過を可能にし、コーティングは、根を介して植物を支持するために強度を与え、コーティングは、水及び/又はO及び/又はN及び/又はCO及び/又はCOが透過可能であってよい。
本発明は、茎及び根を有する植物にも関し、茎の少なくとも下方部分及び根は、材料層を備え、根は、鉢又は土に頼らずに茎を支持するように配置され、材料層は、根が貫通できないように構成されている。
ある実施例では、茎は球根の一部であり、球根の少なくとも下方部分及び根は材料層を備え、根は球根を支持するように位置付けられる。
ある実施例では、材料はワックスである。
ある実施例では、根は、茎、又は該当する場合は球根が、平面図で見て中央にある状態で、円形パターンに位置付けられる。
適切な場合には、本発明による方法に関して説明される特徴又は実施例が、本発明による植物に等しく適用され得、またその逆も可能であることが、当業者には明らかであろう。したがって、すべての特徴部は、両方のタイプの発明についてここでは過度に繰り返さない。
同様の部分が同様の参照符号で示された添付図面を参照して、本発明を非限定的に説明する。
球根及び根を有する清潔な植物を概略的に描いた図である。 ワックスバスに浸されたときの図1の植物を概略的に描いた図である。 ワックスバスから引き抜かれた直後の図2の植物を概略的に描いた図である。 球根の支持として機能するように根を配置した後の図3の植物を概略的に描いた図である。 図4の植物を平面図で概略的に描いた図である。
図1は、球根2及び根3を有する植物1を概略的に描いている。植物1は、アマリリス、ハマユウ、ヒッペアストラム(Hippeastrum)、スイセン、若しくはヒガンバナ科(Amaryllidaceae)の別のメンバー、ユリ、チューリップ、若しくはユリ科(Liliaceae)の別のメンバーであってよく、又は、アイリス種、アヤメ科、すなわちクシフィウム亜属(subgenus Xiphium)若しくはエルモダクティロイデス亜属(subgenus Hermodactyloides)の2つの群のうちの1つに属し得、又は、カタバミ科のカタバミであり得る。植物は、ヒガンバナ科のネギ属に属するか、又はサトイモ科のオランダカイウに属してもよい。
球根2は、休眠中に食物器官として機能する多肉質の葉又は葉脚2bを備えた、基部2a、すなわち短い茎、によって形成されている。植物の成長は、この基板2aから生じる。根3は基部2aの下面から現れ、新しい茎及び葉2bは基部2aの上側から現れる。破線Cで示される、球根2の中央には、栄養生長点又は開いていない開花する新芽2cがある。茎2a、葉2b、及び開花する新芽2cは、球根の断面が描かれているかのように、破線で描かれている。多くの場合、茎、葉などは、外側から区別することはできない。
根3は概略的に描かれている。したがって、実際には、これらは、厚さ及び長さなど異なる寸法を有し得る。また、根の数は異なっていてよい。
球根2の形状も概略的に描かれている。実際には、球根2は異なる形状を有し得る。球根の形状は同じ植物種の中でも著しく異なることは一般的である。その場合、先行技術で行われるように別個の支持要素を使用することで、広範な球根の形状及びサイズで使用されるように設計され得る利点が得られる。
図1では、植物1は掃除されており、これは、土が球根2及び根3から取り除かれていることを意味する。土を100%取り除く必要はないことにここで明確に注意し、それは、100%取り除くには、根が損傷される容認できないリスクがあるほど広範にわたる掃除が必要となり得るためである。したがって、掃除したとは、土から取り出された後、掃除するステップが、例えば水、圧縮空気及び/又は機械的励起を用いて、実行され、それにより、少なくとも固くない土が取り除かれ、根及び球根は大部分が目に見えるようになることを意味する。
図2は、球根2及び根3を含む掃除された植物1がワックスバスに少なくとも部分的に沈められたところを概略的に描く。ワックスバスは、ある量のコーティング材料、この実施例ではワックス5、を保持するコンテナ4によって形成される。
ワックス5は、室温で固体である特性を有する。融解温度は、例えば40℃超、45℃、又は50℃超であってよい。ワックス5を溶かすために、ヒーター6が設けられる。ヒーター6は、コンテナ4の一体的部分であってよいが、コンテナ4に熱を加えることを可能にする別個の要素であってもよい。
この実施例では、熱がコンテナ4を介してヒーター6からワックス5に伝達されるが、ヒーターは、ヒーター6からワックス5に直接熱を伝達するようコンテナ4の内側に設けられてもよい。
ワックス5が溶けて液体形態になると、植物は、図2に示すようにワックスバスに漬けられ得る。ワックスバスの温度は融点より高くなければならないが、ワックスバスに漬けられたときにワックスのあまりに高い温度が植物1を損傷し得るので、それほど高くないのが好ましい。したがって、この実施例で見られるように、ワックスの温度は、温度センサ7を用いて監視され得る。ワックス温度を表す信号が、制御部8に送信され、制御部8は、所望の温度、及び温度センサ7により測定されるような実際の温度に基づいてヒーター6を駆動する。
図3は、図2のコンテナ4から取り出された後の植物1を描いている。材料層10は、コーティングとして植物1上にとどまる。したがって、球根2の少なくとも下方部分、及び根3は材料層10を備える。
いったんワックスバスから取り出されると、材料層は、温度が室温まで下がるにつれて凝固し始める。凝固プロセスが完了する前に、すなわち、材料層が可鍛性である間に、根3は、球根2の支持として機能するように配置される。最終結果は、図4の側面図で、また図5の平面図で示されている。
根は、球根2が、図5の平面図で最もよく分かるように、中央にある状態で、円形パターンに配置されている。
いったんワックスが完全に凝固すると、コーティングは根3を強化し、根を円形パターンに保ち、球根2を保持する。植物1はいまや、鉢又は土を使用せずに開花することができる。
図示された実施例では、球根を支持するように根を配置することは、根の少なくとも一部が、それぞれの根の起点からある距離の場所で球根を支持するように球根と係合することを意味する。しかしながら、代替的な実施例では、材料層は、それぞれの根の起点からある距離の場所における、球根、すなわち茎、との根の係合が必要でないよう、十分な強度を与えることができる。
図示された実施例では、根3は円形パターンに配置されているが、他の形状も可能であることが想定される。さらに、図示された実施例は球根2が平面から支持される必要があることを前提とするが、例えば植物が凹状プレート上に、又は凸状の球体若しくはその一部の上に展示される場合、球根が凸状又は凹状表面から支持され得るように根を配置することも可能であることに注目する。
図示された実施例では、植物は球根を含むが、本発明は、茎を支持するように配置され得る根を備えた、茎を有する任意の他の植物、例えば蘭、例えば胡蝶蘭若しくは茎及び根を有する任意の他の植物に適用されてもよいことが、当業者には明らかであろう。図示された実施例では、茎は球根の一部であり、そのため、球根を支持することによって、茎も支持される。
根が無傷である必要があるという印象が、明細書全体にわたって与えられた可能性があるが、これは必ずしもそうではないことをここで明らかに強調しておく。根は、植物の茎又は球根を支持するために存在する必要があるが、根は、任意の所望の長さに切断され得る。根の切断は、コーティングの完全性が損なわれない限り、例えば装飾上の理由で、コーティング後、又は根の配置後に行われてもよい。
図示された実施例では、ワックスが利用されるが、十分な強度及び根に対する抵抗を提供すると共に装飾目的に役立つ限り、任意の適切な材料が使用され得ることが明らかであろう。これは材料又は層の組み合わせであってもよい。したがって、コーティングするステップは、2回以上実行しなければならないかもしれない。
図示された実施例では、球根の下方部分のみがコーティングされるが、球根全体がコーティングされてもよいことにここで明確に言及する。その場合、例えば、開花する新芽の場所でコーティングをある程度まで損傷することによって、又は、開花する新芽の場所で、例えば層の厚さを減少させることで、コーティングを弱めることによって、植物を開花させるために、開花する新芽がコーティングを貫通することができるようにコーティングを構成することが望ましい場合がある。球根又は茎の小さい部分のみ、例えば根が茎又は球根から現れる部分のみ、をコーティングすることも可能である。
図示された実施例では、根は、完全にコーティングされているが、これは、必ずしもそうではない。根は、茎の支持として機能するように配置され得るか、又は配置されるように、コーティングされることが必要であるにすぎない。その場合、根は成長し続けることができ、材料層を根が貫通できないということは、コーティングの完全性が根の成長中に維持され、それにより支持機能を維持し得ることを意味する。実例として、コーティングは、花が水の供給を受けることができるように穴又は孔を含み得る。しかしながら、好ましくは、コーティングは根を完全に覆って、根が乾燥するのを防ぐ。
本発明のある実施例では、フォイル又は任意の他の材料層が根とコーティングとの間に設けられ、フォイルは、水の通過を防ぐように構成されているが、例えば、O及び/又はN及び/又はCO及び/又はCOなどの小分子の通過を可能にし、コーティングは、根を介して植物を支持するために強度を与え、コーティングは、水及び/又はO及び/又はN及び/又はCO及び/又はCOが透過可能であってよい。

Claims (14)

  1. 植物(1)をコーティングする方法であって、
    a)茎(2)及び根(3)を有する清潔な植物を準備するステップと、
    b)前記茎の少なくとも下方部分及び前記根を材料層(10)でコーティングするステップと、
    c)前記茎の支持として機能するように前記根を配置するステップと、を含み、
    前記材料層は、前記根が貫通できないように構成される、方法。
  2. 前記茎は、球根の一部であり、コーティングすることは、前記球根の少なくとも下方部分及び前記根を材料層でコーティングすることを含み、配置することは、前記球根の支持として機能するように前記根を配置することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記根を配置するステップは、前記コーティングするステップの後で行われる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記コーティングするステップは、前記根を配置するステップの後で行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 清潔な植物を準備するステップは、土を取り除くために前記茎、又は該当する場合は球根、及び前記根を掃除するステップを含む、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
  6. コーティングに使用される前記材料は、ワックス(5)である、請求項1から5までのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記茎の少なくとも下方部分、又は該当する場合は球根、及び前記根をコーティングするステップは、
    c1)前記材料の融点を超えるように前記材料を加熱するステップと、
    c2)加熱された前記材料を、前記茎の少なくとも前記下方部分、又は該当する場合は球根、及び前記根に提供するステップと、
    c3)前記材料を室温まで冷却させることによって前記材料を凝固させるステップと、を含む、請求項1から6までのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記根を配置することは、前記凝固させるステップ中に、前記材料が完全に凝固する前に行われる、請求項7に記載の方法。
  9. コーティングすることは、前記茎の少なくとも下方部分、又は該当する場合は球根、及び前記根を液体材料に浸すステップを含む、請求項1から8までのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記根を配置することは、前記茎、又は該当する場合は球根が、平面図で見て中央にある状態で、前記根を円形パターンに位置付けるステップを含む、請求項1から9までのいずれか一項に記載の方法。
  11. 茎(2)及び根(3)を有する植物(1)であって、前記茎の少なくとも下方部分及び前記根は、材料層(10)を備え、前記根は、鉢又は土に頼らずに前記茎を支持するように配置され、前記材料層は、前記根が貫通できないように構成されている、植物(1)。
  12. 前記茎は球根の一部であり、前記球根の少なくとも下方部分及び前記根は、材料層を備え、前記根は前記球根を支持するように位置付けられている、請求項11に記載の植物。
  13. 前記材料は、ワックス(5)である、請求項11又は12に記載の植物。
  14. 前記根は、前記茎、又は該当する場合は前記球根が、平面図で見て中央にある状態で、円形パターンに位置付けられている、請求項11から13までのいずれか一項に記載の植物。
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