JP2019521262A - ガーメント用アナトミーシェーディング - Google Patents

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Abstract

アナトミーシェーディングのためのシステムおよび方法、そしてそれらの結果として得られるガーメントが、本明細書において提供されている。より具体的には、アナトミーシェーディングは、ガーメントの着用者の知覚される形状を所望の外観に向かって変更する目的での、ガーメントに対するシェーディング(明度勾配)のあらゆる意図的な操作または付加である。

Description

関連出願
本出願は、PCT国際特許出願として2017年7月19日付けで提出されており、2013年10月18日出願の米国仮特許出願第61/892,749号に対し優先権を主張する2014年10月17日出願の米国特許出願第14/517,339号に対し優先権を主張しその一部継続出願である2016年7月19日出願の米国特許出願第15/213,793号に対し優先権を主張するものであり、これらの出願は、その全体が参照により本明細書に組込まれている。
著作権情報
本特許文書の一部分は、(著作権またはマスクワーク)保護を受ける資料を含んでいる。(著作権またはマスクワーク)所有者は、特許商標局の特許ファイルまたは記録の中に見られるような特許文書または特許開示の何人による複製に対しても一切異議を唱えないが、その他の点ではあらゆる(著作権またはマスクワーク)の権利を留保するものである。
衣料品メーカーが摩耗をシミュレートするかまたは別のファッション哲学を表明するパターンをジーンズ上に形成することは一般的なことである。このようなパターンは、多くの場合、「仕上げ」と呼ばれ、典型的には、ジーンズ材料を手作業で摩耗させるかまたは材料の外部表面から染料を除去する特殊レーザを使用することによって形成される。これらの仕上げは、ジーンズ上に明度勾配を形成する。具体的には、作用を受けた部域は、作用を受けていない部域に比べ明るくなる。
人間の視覚系は、ジーンズ上に形成されるものなどの明度勾配を三次元形態として自動的に解釈する。勾配が人間の形態と結び付けられた場合、人間は自動的に三次元形態に魅力を与える。したがって、特定の仕上げを有するジーンズを一個人が着用した場合、他の人々は、一部には仕上げの性質に基づいてこの個人の下半身の魅力に関する判定を行なう。
既存の仕上げがもつ1つの問題点は、それが実際には個人の形態を他人にとって比較的魅力の低いものにする可能性があるということにあり、これは明らかに、このガーメントを着用する個人が望む結果ではない。したがって、着用者の魅力を削減しないパターンをジーンズまたは他のガーメント上に形成することが望ましいと考えられる。実際、着用者を肉体的により魅力的にするパターンをガーメント上に形成することが望ましいと考えられる。
本開示は、アナトミーシェーディング(anatomy shading、解剖学的描影法)のためのシステムおよび方法、そしてそれらの結果として得られるガーメントに向けられている。より具体的には、アナトミーシェーディングは、ガーメントの着用者の知覚される形状を所望の外観に向かって変更する目的での、ガーメント上のパターンに対するシェーディング(明度勾配)のあらゆる意図的な操作および/または付加である。
これらのおよび他のさまざまな特徴ならびに利点は、以下の詳細な説明を読み、添付図面を精査することにより明らかになる。付加的な特徴が以下の説明の中で記載され、一部にはこの説明から明らかになるか、または記述された実施形態の実践により学習され得る。利益および特徴は、明細書およびそのクレーム中ならびに添付図面で特に指摘された構造によって実現され達成されるものである。
以上の一般的説明および以下の詳細な説明は共に、例示的かつ説明的なものであり、請求対象の発明のさらなる説明を提供するよう意図されている、ということを理解すべきである。
特許または出願ファイルは、カラーで作成された少なくとも1つの図面を含んでいる。カラー図面を伴う本特許または特許出願刊行物のコピーが、請求に応じてかつ必要な手数料を支払った時点で特許商標局によって提供される。
本開示は、以下の図を参照することでより良く理解され得る。一致する参照番号は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない図全体を通して、対応する部分を指している。
本出願の一部を成す以下の図面は、以下で説明するシステムおよび方法の実施形態を例示するものであり、いかなる形であれ本発明の範囲を限定するよう意図されたものではなく、この範囲は本明細書に添付されたクレームに基づくものとする。
側面図で表わした女性の理想的な臀部および大腿部の概略図である。 背面図で表わした女性の臀部および大腿部についての理想的特徴部の写真である。 理想的2号サイズのアバターの斜視図、側面図および背面図のレンダリングを示す。 理想的6、10および14号サイズのアバターの背面図のレンダリングを示す。 理想的アバターから作成されたテンプレートを用いてジーンズにパターンを適用するプロセスの略図である。 パターンの明度が正射ヴューワの視点との関係においていかに変動するかを例示する概略図である。 理想的14、10、6および2号サイズのアバターの背面図についての制御点セットC(x、yおよびz)のグラフィック表現である。 理想的14、10、6および2号サイズのアバターの斜視図についての制御点セットC(x、yおよびz)のグラフィック表現である。 理想的14、10、6および2号サイズのアバターの側面図についての制御点セットC(x、yおよびz)のグラフィック表現である。 ジーンズ上に形成されたアナトミーパターンを評価するための実験において対象に提供された指示事項を示す。 図10で描かれた実験の結果のグラフである。 2号サイズのジーンズのための最適なアナトミーシェーディング仕上げのレンダリングである。 6号サイズのジーンズのための最適なアナトミーシェーディング仕上げのレンダリングである。 10号サイズのジーンズのための最適なアナトミーシェーディング仕上げのレンダリングである。 14号サイズのジーンズのための最適なアナトミーシェーディング仕上げのレンダリングである。 アナトミーシェーディング仕上げ対標準仕上げの選好性を示すグラフである。 レーザプロセスを用いてアナトミーシェーディングされた6号サイズの女性用ジーンズの背面側のデジタル写真である。同じジーンズが、最初はカラーで、2番目はグレースケールで、3番目は参照文字を伴うグレースケールで、3回描かれている。 レーザプロセスを用いてアナトミーシェーディングされた14号サイズの女性用ジーンズの背面側のデジタル写真である。同じジーンズが、最初はカラーで、2番目はグレースケールで、3番目は参照文字を伴うグレースケールで、3回描かれている。 本開示の一態様に係る、アナトミーシェーディングされたガーメントまたはボディエンハンシングガーメントをデザインするための方法を例示する流れ図である。 本開示の一態様に係る、アナトミーシェーディングされたガーメントまたはボディエンハンシングガーメントをデザインするための方法を例示する流れ図である。
上述のように、着用者の魅力を低減せず、より好ましくは着用者の肉体的魅力を増大させるパターンをガーメント上に形成することが好ましいと考えられる。本明細書中で開示されているのは、これらの目標を達成するためのシステムおよび方法、ならびにこれらのシステムおよび方法を使用することの結果として得られるガーメントである。一般的に言うと、ガーメントは、理想的に均整のとれた体の輪郭を模倣するガーメントの表面を横断して明度勾配を形成するシェーディングを含んでいる。明度勾配は人間の形態の理想的な均整に基づいていること、そして脳は三次元形状として勾配を解釈することから、勾配は最大限に魅力的な形態の三次元解釈を創出し、これにより、ガーメント着用者の魅力を増大させる。一部の実施形態では、明度勾配は、多数のガーメントサイズの各々について人間の形態の理想的に魅力的な三次元モデルを創出し、これらのモデルを照明して、ガーメント上にパターンを形成するのに使用可能な二次元テンプレートを作成するのに使用できる明度勾配を生成することによって、生成される。パターンは、理想的に均整のとれた体のアナトミーに基づいているため、パターンをアナトミーシェーディングと呼ぶことができる。
以下の開示においては、さまざまな具体的実施形態が説明されている。これらの実施形態は、開示されている発明の例示的実装であり、変形実施形態も可能であることを理解すべきである。このような実施形態は全て本開示の範囲内に入るように意図されている。
明度勾配が人間の視覚系によって三次元形状の観点で自動的に解釈されるということは、視覚科学の分野から公知である。したがって、ジーンズの仕上げなどのガーメント上の明度勾配パターンは、視覚系が三次元形状の創出に自動的に携わるように誘発する。人間の視覚はさらに、魅力に関して人間の形状を自動的に評価する。個体が一人の人物に出会う毎にこの個体の脳は、何分の1秒かのうちにその人物の健康および生殖適応度に関連する多数の感覚的手掛りを自動的に評価する、ということが進化心理学の分野から知られている。魅力に関する個体の初期判断は、この評価の要約であり、より健康でより生殖適応度が高いように見える個体に対して、より大きな魅力を感知する。したがって、一人物の体の三次元形状は、その人物の魅力を査定するのに使用される重大な感覚的手掛りである。
これらの見識をかんがみ、人間の視覚系および脳の自然な動作を充分に活用するために、衣料品のシェーディングパターンを使用することできると判断されてきた。詳細には、視覚系を錯覚させて魅力的な三次元形状を視覚化する明度勾配パターンをガーメント上に提供することが可能である。以下で説明するのは、ガーメント着用者の知覚される魅力を増大させるのに使用することのできるガーメントパターンである。より詳細には、以下で説明するのは、着用者の臀部および上腿の魅力を増大させる女性用ジーンズの後部のためのジーンズ「仕上げ」である。この特定の利用分野が詳細に論述されているものの、実質的にあらゆる身体部分そして実質的にあらゆるガーメントについてシェーディングパターンを創出するために同じ原理を応用することができる、ということが指摘される。さらに、より魅力的な身体形状を達成するためのシェーディングパターンの使用について論述されているものの、シェーディングパターンは、魅力的なものであるか否かに関わらず、所望される任意の身体形状の知覚を創出するために利用されてよい。
形成外科の分野における文献は、極めて魅力的であるとみなされる女性の臀部および上腿の三次元形状のいくつかの特性を識別している。図1は、魅力を測るために使用可能なさまざまな距離を識別する、側面図で表わした女性の臀部および大腿部の概略図である。この図において、点Aは大転子の場所を識別し、点Bは恥丘の最大突出点を識別し、点Cは最大臀筋突出点を識別し、点Dは上前腸骨棘の場所を識別している。
図2は、背面図で表わした理想的に均整のとれた女性の臀部および大腿部の写真であり、魅力に対し影響を及ぼすさまざまな部域を識別している。部域1は、大臀筋の外側縁、大腿方形筋、そして大転子に対する中臀筋と外側広筋の付着点によって形成される外側陥凹部(以下「外側臀筋陥凹部」という。)である。部域2は、坐骨結筋、大腿二頭筋の長い腹部および半腱様筋の付着点および大臀筋の下縁により創出される臀筋下の襞(以下「臀筋下襞」という。)である。部域3は、上前腸骨棘上に位置付けされ多裂筋、腰背筋腱膜および大臀筋の付着点によって創出された臀筋上の小窩(以下「臀筋上の小窩」という。)である。部域4は、臀筋の皺の近位部分内に生じるV字形の皺(以下「V字形皺」という。)である。本開示内に参考文献として組込まれているCuenca−Guerra&Quezadaの「What Makes Buttocks Beautiful? A Review and Classification of the Determinants of Gluteal Beauty and the Surgical Techniques to Achieve Them」(Aesthetic Plastic Surgery, 2004 Sep−Oct;28(5):0−7.2004)によると、理想的な魅力のある臀部/大腿部は、以下の基準を満たすものである:
1.点AとCの間の距離(図1)は、点AとBの間の距離の2倍でなければならない;
2.臀筋下襞(部域2;図2)は、大腿部の幅の3分の2を超えて延在してはならない;
3.下部脊椎(図1)は、垂直から5〜7度外に曲がっていなければならない。
4.V字形皺(部域4;図2)は、ほぼ写真に示されているサイズでなければならない。
これらの基準の一部または全ての結果として得られる形状の印象を観察者に与えるテンプレートを作成することができれば、このテンプレートに基づく仕上げを有するジーンズの着用者の魅力を増大させることが可能である。
上述のタイプのテンプレートは、さまざまな方法で作成することができる。一部の実施形態においては、理想的な人間の形態の三次元コンピュータモデル、つまりアバターに基づいて、テンプレートを作成することができる。より詳細には、各サイズについて1つのテンプレートを作成する目的で、複数の身体(例えばパンツ)サイズの各々について、理想のアバターを作成することができる。図3は、V−Srit−cher(商標)と呼ばれるソフトウェアプログラムで作成された斜視図、側面図および背面図での例示的な2号サイズのアバターを示す。この図に示されたアバターは、以上で識別した基準1〜4の各々を満たすように作成されたものである。
したがってアバターは、肉体的魅力の観点から見て理想的な2号サイズのアバターであるとみなすことができる。図4は、背面図で表わした6、10および14号サイズ(左から右へ)についてのさらなるアバターを示す。ここでもまた、各々のアバターは基準1〜4を満たし、したがって各々はその特定のサイズについて理想的なアバターである。
図3および4で示されているように、各アバターは、アバターの形状の輪郭を明らかにする影をアバター上に投げかけるためにコンピュータ上で照明されている。一部の実施形態において、照明は、自然光を模倣すると同時にアバターの輪郭を最適な形で明らかにする理想的な照明である。したがってこの光は、アバターの輪郭を強調する各アバターの表面を横断する三次元明度勾配を創出する。
これらの明度勾配がひとたび生成されたならば、ガーメントに適用可能なパターンのためのテンプレートを作成するためにこれらの明度勾配を使用することができる。このプロセスは、図5に概略的に例示されている。図5の左の図版中の画像は、パターンを適用する前の10号サイズのジーンズのシミュレーションを示す。したがって、ジーンズは均一な青色を有し、身体上に最小限の明度勾配を示す。図の右の図版中の画像は、中央の図版に示されている二次元テンプレートに基づいたパターンを適用した後のジーンズのシミュレーションを示す。この例では、テンプレートは、後方視点から三次元の理想的6号サイズアバターの二次元スナップショットをキャプチャすることによって作成されたものである(図4の左の画像を参照)。パターンは、さまざまな方法でジーンズ上に形成され得る。一部の実施形態においては、比較的明るい部域を創出するために手作業でまたは自動式にガーメント(デニム)基材を摩耗させることによって、パターンを形成することができる。他の実施形態では、レーザプロセスを使用することによって、比較的明るい部域を形成することができる。
図5の右の図版中の画像を見れば分かるように、ジーンズは、理想の体の三次元形状を模倣するためテンプレート内で最も高明度の部域で光が当たっている。したがって、ジーンズは、理想的に均整のとれた三次元の身体上に落ちる光をシミュレートする「アナトミーシェーディング」を有する。パターン/シェーディングは、視覚系を錯覚させて理想的三次元形状を見させる明度勾配を形成する。明度勾配は理想の身体形状に基づく理想のアバターから模倣しているため、この勾配は、上述の理想の臀部および大腿部についての基準の少なくともいくつかを反映している。一般的に言うと、明度勾配は、理想的に均整のとれた臀部の輪郭の高位点に結び付けられる比較的高明度のスポットおよび、理想的に均整のとれた臀部の輪郭の下位点に結び付けられる比較的低明度のスポットを有する。図2および5を比較すると分かるように、明度勾配は、各臀部の中央領域に結び付けられた部域において比較的明度が高い。さらに、勾配は、以上で識別された基準2および4と直接対応する、理想的に均整のとれた体の臀筋下襞(部域2)および理想的に均整のとれた体のV字形皺(部域4)と結び付けられた部域において比較的明度が低い。とりわけ、このことは、多くの場合臀筋下襞および/または内側のV字形皺の部域に光が当たっている従来のジーンズ仕上げと正反対である。
明度勾配について、さらに、観察者の視点という観点から説明することができる。これは、ジーンズ着用者の臀部10および正射観察者の目12を概略的に示す図6に例示されている。この図中、面法線nは、単位ベクトル
の方向に沿って臀部10を観察する観察者を指している。ジーンズ上の勾配の明度は、法線点において最大であり、法線から離れる角度θが増大するにつれて低下する。より詳細には、勾配の明度はθの余弦関数であり、これは法線方向(すなわちθ=0°)において最大(すなわち1)であり直交方向(すなわちθ=90°)において最小(すなわち0)である。換言すると、パターンの明度は
に正比例する。
図5に示されたパターンを形成するためにアバターの背面図のみが使用されているが、テンプレートおよびパターンを作成するためにアバターの代替的図(斜視図または側面図)を使用することができるという点に留意されたい。このような場合には、理想的に魅力のある臀部/大腿部の他の基準をより大きく考慮に入れてもよい。その上、2つ以上アバターの図を組合わせて、ハイブリッド明度勾配テンプレートおよびパターンを形成することも可能であるということが指摘される。
明度勾配はさらに、C(x、y、z)=(x、y、b(x、y))の形の離散関数により与えられるR3内の制御点セットC(x、y、z)を用いて、数学的に定義され得る。図7は、14、10、6および2号サイズ(左から右へ)のアパレルの背面図についての、明度勾配の基礎である4つの制御点セットのグラフィック表現を提供している。制御点は数値的に示されず、その代り、グラフィック表現で個別の画素によって表現されている。これらのグラフィック表現において、関数b(x、y)は三次元空間内の画素の明度としてレンダリングされている。制御点の数値は利用可能であるが、各々のグラフィック表現について、これらの数値は、例えば860×2,423=2,083,780個のアレイを含む。認識されるように、図は、グラフィック表現をデジタル化するために公知の技術を使用することによって容易に決定され得る大きな制御点アレイを表現している。
制御点C(x、y、z)=(x、y、b(x、y))とすると、対応する明度勾配は、
を満たす任意の連続関数A((x、y、a(x、y))の任意の離散化の任意のサブセットであり、式中、Sは3次以上の表面スプライン、λ∈R+は包括的スケール因子、
は勾配である。これらの数学的考察は、スプライン曲線などの多項式関数を使用することにより制御点セットC(x、y、z)から明度勾配を得ることができるということを示している。例えば、明度勾配は、(1)制御点から表面スプラインを創出し、(2)表面スプラインをスケーリングし、(3)各制御点で傾斜を計算し、(4)各制御点で傾斜に一致する表面を補間し、(5)この表面を離散化し、(6)各点に対しゼロ平均のガウス雑音および全表面の標準偏差の10%未満の標準偏差を加え、(7)ガーメント上の場所に適切に対応する離散化された表面のサブセットを選択することによって得ることができる。ステップ(6)は、レーザ雑音およびガーメントの布地の微細構造などの効果に起因するアナトミー仕上げの小さな変動を許容する。
図8は、14、10、6および2号サイズ(左から右へ)についてのアパレルの斜視図に明度勾配を提供するための基礎として使用可能な制御点セットのグラフィック表現を提供している。図9は、14、10、6および2号サイズ(左から右へ)についての衣服の側面図に対する明度勾配の基礎として使用可能な制御点セットのグラフィック表現を提供している。これらの例中の全ての制御点は、グラフィック表現を生成するために使用された860×2,423個のアレイとして利用可能である。
明度勾配がひとたび創出された時点で、アナトミーシェーディングとしてガーメントに対して適用されるときに勾配が有することになる規模、ひいてはその勾配がいかに明白なものとなるかが、なおも決定されなければならない。ジーンズ上に提供される場合の明度勾配の最適な規模を決定するために、心理物理学的実験が設計された。実験において、参加者は、勾配がいかなる明度に見えるかを、不可視から高可視度まで自由に調整することができた。しかしながら、参加者は、明度勾配(すなわち相対的明度)を修正できず、これは固定されていた。参加者には、人間の姿が最大限に魅力的に見えるまで、「シェーディング」の量を調整するよう指示された。図10は、実験前に表示された全指示事項を示す。参加者は、背面図、斜視図および側面図から観察されたジーンズについて調整を行なった。
この実験の結果は、図11のグラフに示されている。このグラフは、2号、6号、10号サイズおよび14号サイズのジーンズについて、そして、各図の方向(背面、斜視図、側面)についての最適な可視性を識別している。グラフのx軸はジーンズのサイズに対応し、一方y軸は、ウエストから膝まで延在するアナトミーシェーディング領域内の全体的コントラストの測度である平均シェーディング値に対応する。したがって、平均シェーディング値は、アナトミーシェーディングがいかに目立つかの標示を提供する。「0」の値は、コントラスト無し(すなわち領域は完全に暗黒である)に対応し、「100」という値は、背景ジーンズとの最大のコントラスト(すなわち領域は完全に白である)に対応する。図11から分かるように、明度勾配の最適な規模は、サイズおよび視点の間で変動する。しかしながら一般に、より小さいサイズが可視度の高い明度勾配からメリットを受け、一方より大きなサイズは、可視度の低い明度勾配からメリットを受ける傾向がある。例えば、2号サイズのジーンズについての理想的な平均シェーディング値は約14であり、一方、14号サイズのジーンズについての理想的平均シェーディング値は約8である。2、6、10号サイズおよび14号サイズについての実験を通して決定された最適なアナトミーシェーディングは、それぞれ図12〜15に例示されている。これらの図から分かるように、各ジーンズ上に提供されるアナトミーシェーディングは、規模の如何に関わらず図5の右の図版の画像に示されたものと類似している。したがって、各々のケースにおいて臀部の高位点は比較的明るく、一方臀筋下襞およびV字形皺部域は比較的暗い。
非限定的な一変形実施形態として、本発明に係るアナトミーシェーディングを受けたパンツ(ジーンズを含むが、これに限定されない)は、単独でまたはいずれかの組合せの形で、(a)各々の臀部の中央領域と結び付けられた比較的高明度のスポット、(b)臀筋下襞と結び付けられた比較的低明度のスポット、および(c)理想的に均整のとれた体の上腿後部と結び付けられた比較的高明度のスポットを含み得る。
比較的高明度のスポットおよび低明度のスポットの場所およびサイズが、パンツまたはジーンズのサイズに応じて変動し得るということが分かる。一部の実施形態において、ガーメントに対して適用される明度勾配は、ガーメントのサイズが大きくなるにつれて強度が減少するか、またはその明度が低くなる。こうして、これらの実施形態においては、ガーメントに適用される明度勾配は、ガーメントのサイズが小さくなるにつれて強度が増大するか、またはその明度が増大させられる。例えば、2号サイズのガーメントは、サイズ4よりも明度の高い明度勾配を有し、サイズ4のガーメントは6号サイズよりも明度の高い明度勾配を有し、10号サイズのガーメントは、サイズ8よりも暗いかまたは明度の低い明度勾配を有する。明度勾配は、これらの実施形態においてサイズに基づいて適用前に調整されるが、ガーメントが平らに置かれた場合、脳は、たとえ異なっていても同じ明度勾配を有するものとしてガーメントを知覚する。一部の態様において、明度勾配は、ガーメントのサイズが増大する毎に、1%、2%、3%、4%または5%だけ明度を減少させ得る。これらの百分率は単なる一例であって、限定的な意味はない。
一部の実施形態において、各臀部の中央領域に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより4.5〜7.5インチ(11.4〜19.0センチメートル)上方に位置設定され、概して水平方向にセンタシームから1.5〜4.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5〜7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2〜4インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5.5〜7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.2〜3.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5.7〜6.7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.5〜3インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。例えば6号サイズのジーンズについては、各臀部の中央領域に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより4.5〜7.5インチ上方に位置設定され、概して水平方向にセンタシームから1.5〜4.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5〜7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2〜4インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5.5〜6.5インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.3〜3.2インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより5.7〜6.1インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.5〜3インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。そして例えば、14号サイズのジーンズについては、各臀部の中央領域に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより5.5〜7.5インチ上方に位置設定され、概して水平方向にセンタシームから1.5〜4.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより6〜7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2〜4インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより6.2〜6.8インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.2〜3.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより6.5〜6.8インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから2.7〜2.9インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。概して明度勾配は、中心点(または中心点を取り囲む領域)から外向きに、明度レベルが仕上げの適用前のガーメントの明度レベルと一致するまで減少する。各高明度スポットの形状は変動し得るが、球形、卵形または非球形であってよい。高明度スポットは、勾配レベルに応じて可変的面積を有する。代替的には各々の高明度スポットは、20〜40平方インチ(129〜258平方センチメートル)、代替的には25〜35平方インチ(161〜226平方センチメートル)の面積を有し得る。
一部の実施形態において、各臀筋下襞に結び付けられる比較的低明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより0.5インチ下から4インチ上に位置設定され、概して水平方向にセンタシームから3〜6.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより0〜3インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから3.5〜6インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより1〜2.5インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4〜5.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより1.3〜2.3インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4〜5インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。例えば6号サイズのジーンズについては、臀筋下襞に結び付けられる比較的低明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより2.5インチ下から2.5インチ上までに位置設定され、概して水平方向にセンタシームから3.5〜6.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより0〜2インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4〜6インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより0.5〜1.5インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4.5〜5.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより1〜1.3インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4.7〜5.5インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。そして例えば、14号サイズのジーンズについては、臀筋下襞に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより1.5〜4インチ上方に位置設定され、概して水平方向にセンタシームから3〜6インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜3.5インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから3.5〜5.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜3インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4〜5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.3〜2.7インチ上方に位置設定され、水平方向にセンタシームから4.2〜4.7インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。概して明度勾配は、中心点(または中心点を取り囲むあるいは中心点と隣接する領域)から外向きに、明度レベルが仕上げの適用前のガーメントの明度レベルと一致するまで減少する。各々の低明度スポットの形状は変動し得るが、概して不規則な細長い卵形またはクロッチから外向きに延在する湾曲する突出部であってよい。低明度スポットは、勾配レベルに応じて可変的面積を有する。代替的には各低明度スポットは、4〜20平方インチ、代替的には5〜15平方インチ、代替的には6〜12平方インチの面積を有し得る。
一部の実施形態において、上腿後部に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより1.5〜4.5インチ下方に位置設定され、概して水平方向に脚部のインナシームから5〜8インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜4インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから5.5〜7.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜3インチ下方に位置設定され、脚部のインナシームから6〜7インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.5〜3インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから6〜6.8インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。例えば6号サイズのジーンズについては、上腿後部に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより1.5〜3.5インチ下方に位置設定され、概して水平方向に脚部のインナシームから5〜7.5インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜3インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから5.5〜7インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.2〜2.8インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから5.8〜6.7インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.3〜2.7インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから6〜6.5インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。そして例えば、14号サイズのジーンズについては、上腿後部に結び付けられる比較的高明度のスポットは、概して垂直方向にクロッチレベルより1.5〜4.5インチ下方に位置設定され、概して水平方向に脚部のインナシームから5〜8インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2〜4インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから5.5〜7.3インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.5〜3.5インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから6〜7インチのところに位置設定され;代替的には、垂直方向にクロッチレベルより2.8〜3.2インチ下方に位置設定され、水平方向に脚部のインナシームから6.3〜6.9インチのところに位置設定される中心点を有していてよい。概して明度勾配は、中心点(または中心点を取り囲む領域)から外向きに、明度レベルが仕上げの適用前のガーメントの明度レベルと一致するまで減少する。各々の高明度スポットの形状は変動し得るが、概して細長い規則的または不規則な(または部分的に規則的または不規則な)卵形であってよい。高明度スポットは、勾配レベルに応じて可変的面積を有する。代替的には各高明度スポットは、20〜80平方インチ、代替的には20〜50平方インチ、代替的には25〜40平方インチの面積を有し得る。高明度スポットの明度の規模および高明度スポットと低明度スポットの間のコントラストの度合は変動し得る。ジーンズおよび他のガーメント上の高明度スポットの明度の規模は、分光放射計の使用を通して測定可能である。非限定的な一例として、通常の屋内蛍光灯の下で分光放射計によって測定されるような、本明細書に記載のガーメント上の高明度スポットの明度のピーク規模は、2.5〜6cd/m2、代替的には2.8〜5cd/m2、代替的には3〜4cd/m2の範囲内のどこかにあってよい。
図17は、本発明に係るレーザプロセスを用いてアナトミーシェーディングされた6号サイズの女性用ジーンズの背面側のデジタル写真である。デジタル画像は、各臀部の中央領域に結び付けられた比較的高明度のスポットの場所(図17中の点AおよびB)、臀筋下襞と結び付けられた比較的低明度のスポットの場所(図17中の点CおよびD)および上腿後部と結び付けられた比較的高明度のスポットの場所(図17中の点EおよびF)を決定するために解析された。表1は、写真のデジタル解析から得られた値ならびにジーンズ自体から取られた分光放射計の読取り値を列挙する。第1の横列は、画像上の各点の(x、y)座標を列挙している。第2の横列は、各点についてのデジタル明度値を列挙しており、ここでゼロの値は黒であり、1という値は最大明度である。第3の横列は、インチ単位で表わしたセンタシームの左縁部から(上腿後部についてはインシームから)の各点のおおよその水平方向距離を列挙している。第4の横列は、インチ単位で表わしたクロッチレベル(ジーンズのインシームの最上部)からの各点のおおよその垂直方向距離を列挙している。第5の横列は、Photo ResearchによるSpectra Scan(登録商標)PR670を用いて通常の屋内蛍光灯の下で測定されるような、cd/m2単位で表わされた各点の輝度を列挙する。
図18は、本発明に係るレーザプロセスを用いてアナトミーシェーディングされた14号サイズの女性用ジーンズの背面側のデジタル写真である。デジタル画像は、各臀部の中央領域に結び付けられた比較的高明度のスポットの場所(図18中の点AおよびB)、臀筋下襞と結び付けられた比較的低明度のスポットの場所(図18中の点CおよびD)および上腿後部と結び付けられた比較的高明度のスポットの場所(図18中の点EおよびF)を決定するために解析された。表2は、写真のデジタル解析から得られた値ならびにジーンズ自体から取られた分光放射計の読取り値を列挙する。表中の横列は、表1について説明したものと同じ情報を含んでいる。
被験者が本当に従来のジーンズ仕上げよりもアナトミーシェーディング仕上げを選好しているか否かをテストするために、さらなる実験が行なわれた。各トライアルにおいて、対象に対し、VF Corporationが創作した標準的な仕上げを有するジーンズと、アナトミーシェーディング仕上げを有する同じジーンズが示された。対象のタスクはスライダを用いてどの仕上げがより魅力的であるかそしてどの程度魅力的であるかを標示することにあった。7本の異なるスタイルのジーンズ全体についてこの実験から得たデータを図16に示す。水平軸の上方の棒は、アナトミーシェーディングに対する選好性を表わしている。y軸は、0から100までのいずれかの方向での選好性を表わす。図16から分かるように、従来の仕上げに比べたアナトミーシェーディング仕上げに対する選好性は、極めて信頼性の高いものであった。
ガーメントをアナトミーシェーディングするためには、いくつかの異なるプロセスまたは方法を使用することができる。一部の実施形態において、アナトミーシェーディングは、生きたモデル上での可視検査の後に知覚法則(例えば測地学的仮定の原則)に基づき衣服上のシェーディングを調整することによって行なうことができる。他の実施形態において、アナトミーシェーディングは、選択された特徴部の現在の身体形状と、この選択された特徴部についての所望される身体形状との間のシェーディングの差異に基づくものである。他の実施形態においては、図19に例示されているように、アナトミーシェーディング用の方法1600を利用することができる。
図19は、本開示の一態様に係る、アナトミーシェーディングされたガーメントまたはボディエンハンシングガーメントをデザインするための方法1900を例示する流れ図である。アナトミーシェーディングは、着用者のアナトミーの知覚されたサイズおよび/または形状を変更するために、知覚法則を使用する。一部実施形態においては、着用者の魅力を増大させるためにアナトミーシェーディングが使用される。例えばボディエンハンシングガーメントは、ズボン、シャツ、ジャケット、ショートパンツ、スカート、ワンピース、レギンス、カプリパンツ、ブラジャ、下着、水着、靴、およびスコートであってよい。このリストは単なる一例にすぎず、限定的な意味をもたない。当業者であれば分かるように、ガーメントは、人間用の任意の衣料品であってよい。
ルーティンまたは方法1900は、動作1902で始まり、ここで所望された3D身体形状または体の1つ以上の特徴部が識別される。特徴部は、ガーメントにより覆われている体の任意の身体部分または部域であってよい。例えば、特徴部は、臀部、大腿部、ウエスト、チェスト、肩部、バスト、脚部および/またはチェストであってよい。このリストは単なる一例にすぎず、限定的な意味はない。一部の実施形態において、所望される3D身体形状は、1つ以上のコンピュータデバイスにより生成される。当業者であれば理解するように、特徴部は人間の体の任意の部分であってよい。一部の実施形態において、所望される3D身体形状は、公知の魅力的サイズおよび形状の範囲に基づく魅力な身体形状である。例えば、図3、4および7〜9は、所望される3D身体形状として利用可能と考えられる。他の実施形態において、所望される3D身体形状は、体の特定の特徴部の外観を強調または最小化する。例えば、所望される身体形状は、1つ以上の特徴部についての任意の所望されるサイズおよび/または形状範囲であり得る。
3D身体形状が動作1902の間に識別された後、方法1900は動作1904に移動する。動作1904では、所望される3D身体形状に光を適用して、光の適用時に所望される3Dの体により創出されるシャドーイングまたは明度勾配(またはシェーディングされたパターン)を決定する。一部の実施形態において、動作1904は1つ以上のコンピュータデバイスによって行なわれる。図3および4は、動作1904の実行の異なる例を示す。例えば、上述のように、図3および4は、アバターの形状の輪郭を明らかにする影をアバター上に投げかけるためにコンピュータ上で照明されたアバターを例示している。一部の実施形態において、照明は、自然光を模倣しかつ/または3D身体形状を明らかにする理想的照明である。この光は、所望される体の表面を横断して3D明度勾配を創出する。
次に動作1906において、3D明度勾配の2D画像が作成される。一部の実施形態において、動作1906は、1つ以上のコンピュータデバイスにより行なわれる。形成された2D画像は、識別された特徴部の知覚を所望される3D身体形状の外観に向かって変更する明度勾配をガーメントに付加するためのテンプレートを提供する。
一部の実施形態において、消費者はさらに、動作1906中に形成された決定済みの明度勾配をさらに調整することができる。この入力は、消費者がシミュレートされたガーメント上のシェーディングまたは明度の量を調整できる調整タスクに由来してよい。例えば、消費者は、スライダを左または右に移動させることができ、ここで左はシェーディング減少をシミュレートし、右はシェーディング増大をシミュレートする。このとき、動作1906中にガーメントに対し適用すべきシェーディングまたは明度の選好量を知らせるために消費者の選好性が蓄積される。
動作1908において、2D画像および/または消費者選好性に基づく明度勾配は、ガーメントに適用される。一部の実施形態において、決定された明度勾配は、機械(例えばレーザまたはデジタルプリンタ)を用いておよび/または自動アセンブリプロセスの中で、ガーメントに対し適用される。他の実施形態において、決定された明度勾配は手作業でガーメントに加えられる。変形実施形態において、決定された明度勾配は、手作業でまたは機械を介してガーメントに適用される。
一部の実施形態において、動作1908中、明度勾配は、ガーメントに対する適用前に調整または加工されなければならない。この調整は、仕上ったガーメントが、身体上に着用された時点で、照明された所望の3D身体形状により創出される明度勾配と一貫したものである1つ以上の3D明度勾配を創出することを保証する。こうして、明度勾配の2D画像を、明度勾配が正しい位置、サイズおよび強度でガーメントに適用されるように調整しなければならない。一部の実施形態では、上述の通り、明度勾配は、動作1908でガーメントのサイズに基づいて調整されてよい。例えば、決定された明度勾配の明度は、ガーメントのサイズが増大するにつれて減少させられてよい。あるいは、明度勾配の明度は、ガーメントのサイズが縮小するにつれて調整または増大させられてよい。
さらに、異なる染料および/またはインク、洗浄液および/または仕上げが異なるコントラスト範囲を創出する。こうして、明度勾配は、動作1908において、各製品の可視的コントラスト範囲、印刷技術、仕上げ技術および/または染料に基づいて調整または加工され得る。例えば、ジーンズ、デニムシャツ、デニムジャケットまたはニットなどの藍染色されたガーメントで作業を行なう場合、可視的コントラスト範囲は、乾式プロセス(レーザまたは手作業での適用)および/または湿式プロセス(酵素、柔軟剤、漂白剤、軽石、過マンガン酸カリウムおよび/または塩素を用いた洗浄)に左右される可能性がある。この実施例では、可視的コントラスト範囲に応じて、2D画像は、湿式および乾式プロセスによって創出されるコントラスト範囲内に入るように較正される。別の実施例では、デジタル、昇華型、スクリーンまたは乾式印刷などの印刷技術で作業する場合、明度勾配は同様に、これらの印刷技術によって創出されるコントラスト範囲内に入るように調整または較正される必要があり得る。
さらなる実施形態において、明度勾配は、モデルまたはマネキンが着用している間に、適用された明度勾配を伴うガーメントの目視の後、明度勾配が調整される。これらの実施形態において、可視検査の後に行なわれる明度勾配に対する調整は、仕上ったガーメントが、このガーメントに適用された場合に、照明された所望の3D身体形状により創出される明度勾配と一貫性あるものであることを保証する。
一部の実施形態において、アナトミーシェーディングされたガーメントをデザインするための方法2000が、図20に例示されているように開示される。例えば、ボディエンハンシングガーメントは、ズボン、シャツ、ジャケット、ショートパンツ、スカート、ワンピース、レギンス、カプリパンツ、ブラジャ、下着、水着、靴および/またはスコートであってよい。
方法2000は、動作2002においてアナトミーシェーディングのための特徴部を選択するステップ;動作2004において、選択された特徴部について所望される外観を決定するステップ;動作2006において、選択された特徴部の知覚を、知覚法則に基づいて所望される外観に向かって変更するために、1つ以上の明度勾配を決定するステップ;および動作2008においてガーメントに対し1つ以上の明度勾配を付加するステップ、を含む。動作2006は、ガーメント上の1つ以上の明度勾配の位置付けを決定するステップを含み得る。特徴部は、1つ以上の異なる身体部分であり得る。一部の実施形態において、動作2008は、手作業で、またはレーザまたはプリンタなどの機械によって、および/または自動化されたプロセスによって行なわれる。一部の実施形態において、所望される外観は、魅力的な外観である。
他の実施形態において、動作2008は、ガーメントへの適用時点でおよびガーメントの着用時に、適用された1つ以上の明度勾配が、決定された1つ以上の明度勾配を模倣することを保証するために、ガーメントへの適用前に1つ以上の決定された明度勾配を調整するステップを含む。例えば、1つ以上の明度勾配は、明度勾配が正しい位置、サイズおよび強度でガーメントに適用されるように調整され得る。一部の実施形態において、上述のように、明度勾配はガーメントのサイズに基づいて調整されてよい。例えば、サイズが小さければ、より大きなサイズに比べより強度の高いまたはより明度の高い明度勾配を受け得る。他の実施形態において、明度勾配は、ガーメントの可視的コントラスト範囲に基づいて調整または較正されてよい。さらなる実施形態において、明度勾配は、モデルまたはマネキンにより着用されている間に、適用された明度勾配を伴うガーメントの可視検査の後に調整されてよい。
一部の実施形態において、1つ以上の明度勾配のシェーディング、サイジングおよび/または位置付けの量は、動作2006において1つ以上の明度勾配の決定ステップ中に消費者のフィードバックに基づいて決定または調整される。例えば、1つ以上のシェーディングパターンの暗さ、位置付け、および/またはサイジングは、シミュレートされたガーメント上のシェーディングまたは明度の量を消費者が調製し得る調整タスクを利用することによって決定され得る。例えば、消費者はスライダを左または右に移動させることができ、ここで左は、シェーディングの減少、サイジングの増大および/または場所の移動をシミュレートし、右はシェーディング増加、サイジングの減少および/または場所の移動をシミュレートする。このとき、動作2006において1つ以上の明度勾配に対し適用すべきシェーディング(サイジングおよび/または場所)の選好される量を知らせるために、消費者の選好性が蓄積される。
以上で指摘した通り、ジーンズの臀部および後腿部以下の部域に対して、明度勾配を含むアナトミーシェーディングを適用することができる。例えば、ジーンズのふくらはぎ部分および大腿部の前面に対してアナトミーシェーディングを提供して、体のこれらの部域の理想的均整を模倣することが可能である。さらに、以上の論述ではジーンズに焦点があてられているものの、アナトミーシェーディングは他のパンツならびに、下着、ショーツおよびシャツを含み得る他のガーメント上にも提供することができるという点が指摘される。その上、女性用ガーメントのための利用分野が特に論述されてきたが、男性の理想的な均整を模倣するアナトミーシェーディングを同様の方法で男性用ガーメントに対し提供することも可能である、という点が指摘される。
当業者であれば、本開示の方法およびシステムが多くの形で実装され得、したがって以上の例示的実施形態および実施例により限定されるべきものではない、ということを認識するものである。換言すると、ハードウェアおよびソフトウェアまたはファームウェアのさまざまな組合せの形で単一のまたは多数のコンポーネントにより行なわれている機能的要素、および個別の機能は、クライアントまたはサーバーのレベル、またはその両方のレベルでソフトウェアアプリケーション間で分散させることができる。この点において、本明細書中に記載の異なる実施形態の任意の数の特徴部を、単一または多数の実施形態の形に組合わせることができ、本明細書中に記載されている全てよりも少ないまたは全てよりも多い数の特徴部を有する代替的実施形態も可能である。機能性も同様に、現在公知の方法または公知となるべき方法で、多数のコンポーネント間で分散させることができる。こうして、本明細書中に記載の機能、特徴部、インタフェースおよび選好性を達成する上で、無数のソフトウェア/ハードウェア/ファームウェアの組合せが可能である。さらに、本開示の範囲は、説明された特徴部および機能およびインタフェースを実施するための従来公知の方法、および現在および今後これらの当業者が理解すると思われる本明細書に記載されたハードウェアまたはソフトウェアまたはファームウェアコンポーネントに対し行なわれる可能性のある変更および修正を網羅する。

Claims (20)

  1. ボディエンハンシングガーメントをデザインする方法において、
    − 所望の3D身体形状を識別するステップと;
    − 前記所望の3D身体形状に対し光を適用して、光の適用時点で前記所望の3D身体形状が創出する3D明度勾配を決定するステップと;
    − 前記3D明度勾配の2D画像を創出するステップと;
    − 前記明度勾配の2D画像に基づいてガーメントに対し明度勾配を適用して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップと;
    を含む方法。
  2. 前記ガーメントに対し明度勾配を適用して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップが、レーザまたはプリンタにより行なわれる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガーメントに対し明度勾配を適用するステップが、前記ガーメントのサイズに基づいて前記明度勾配の明度を調整するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記所望の3D身体形状が、魅力的な3D身体形状である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記所望の3D身体形状が1つ以上の異なる身体部分についてのものである、請求項1に記載の方法。
  6. 1つ以上の異なる身体部分が、臀部;バスト;ウエスト;肩部;腕部;大腿部および脚部からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ボディエンハンシングガーメントが、ズボン;シャツ;ジャケット;ショートパンツ;スカート;ワンピース;レギンス;カプリパンツ;ブラジャ;下着;水着;靴およびスコートのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記明度勾配がさらに、蓄積された顧客のフィードバックに基づいて調整される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ガーメントに対し明度勾配を適用するステップがさらに、前記ガーメントのコントラスト範囲に基づいて前記明度勾配を調整するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ガーメントに対し明度勾配を適用するステップがさらに、着用中の例示的ガーメントに適用されるような前記明度勾配の目視に基づいて、前記明度勾配を調整するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  11. ボディエンハンシングガーメントをデザインするための方法において、
    − アナトミーシェーディングのための特徴部を選択するステップと;
    − 前記特徴部についての所望の外観を決定するステップと;
    − 知覚法則に基づいて前記所望の外観に向かって前記特徴部の知覚を変更するための1つ以上の明度勾配を決定するステップと;
    − 前記1つ以上の明度勾配をガーメントに付加して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップと;
    を含む方法。
  12. 前記1つ以上の明度勾配を前記ガーメントに付加して前記ボディエンハンシングガーメントを形成する前記ステップがレーザまたはプリンタにより行なわれる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記1つ以上の明度勾配をガーメントに付加して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップが、前記ガーメントのサイズに基づいて前記1つ以上の明度勾配を調整するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記所望の外観が、魅力的な外観である、請求項11に記載の方法。
  15. 前記特徴部が1つ以上の異なる身体部分についてのものである、請求項11に記載の方法。
  16. 前記特徴部が、臀部;バスト;ウエスト;肩部;腕部;大腿部、および脚部のうちの少なくとも1つである、請求項11に記載の方法。
  17. 前記ボディエンハンシングガーメントが、ズボン;シャツ;ジャケット;ショートパンツ;スカート;ワンピース;レギンス;カプリパンツ;ブラジャ;下着;水着;靴;およびスコートのうちの1つである、請求項11に記載の方法。
  18. 前記1つ以上の明度勾配がさらに、蓄積された顧客のフィードバックに基づいて調整される、請求項11に記載の方法。
  19. 前記1つ以上の明度勾配をガーメントに付加して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップが、前記ガーメントのコントラスト範囲に基づいて前記1つ以上の明度勾配を調整するステップを含む、請求項11に記載の方法。
  20. 前記1つ以上の明度勾配をガーメントに付加して前記ボディエンハンシングガーメントを形成するステップが、着用中の例示的ガーメントに適用される前記1つ以上の明度勾配の目視に基づいて、前記1つ以上の明度勾配を調整するステップを含む、請求項11に記載の方法。
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