JP2019519433A - 警備防壁に使用するための障害物、周囲保護システム、および周囲を保護する方法 - Google Patents

警備防壁に使用するための障害物、周囲保護システム、および周囲を保護する方法 Download PDF

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Abstract

一態様では、本発明は、船舶または海洋設備の周囲レール(20)の外側に取り付けられた隣接する一対の警備防壁(1a、1b、1c、30)の間の窪み(90)内に位置決めするための障害物(80A、80B)を提供する。障害物は、周囲レールに対して位置決めするための後端(81)と、周囲レールから離れて位置決めするための前端(83)と、前端(83)を後端(81)から分離するための上面(82)、下面(84)、および一対の対向する外側の側面(85a、85b)と、を含む。さらに、障害物は、障害物を周囲レールおよび隣接する一対の警備防壁のうちの少なくとも一方に接続する接続機構(87、88)を含む。障害物の上面(82)に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちやすくなるように、隣接する一対の警備防壁の間で障害物を使用する間、上面(82)は、後端から前端に向かって下方に傾斜する。本発明はまた、そのような障害物(80A、80B)を含む周囲保護システム(800A、800B)、およびそのような障害物を使用して船舶または海洋設備の周囲を保護する方法を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、船舶または海洋設備の周囲レールの外側に取り付けられた警備防壁に使用するための障害物に関する。そのような警備防壁は、商船および海軍船などの船舶、ならびに石油掘削装置および他の海洋プラットフォームなどの海洋施設の周囲を、海賊、密航者および活動家などの権限のない潜在的なボーダーから保護するために使用される。本発明はまた、そのような障害物を含む周囲保護システム、およびそのような障害物を使用して船舶または海洋設備の周囲を保護する方法に関する。
本出願人の出願でありその内容が参照によって本明細書に組み込まれているGB−A−2 531 232は、船舶または海洋設備の周囲レールの外側に取り付けるための警備防壁を記載している。防壁は、突出したマウンドを含む前面を有する。警備防壁の前面とは、警備防壁が船舶または海洋設備の周囲レールの外側に取り付けられている場合に海に面する警備防壁の面を意味する。マウンドは、防壁にオーバーハングを提供する下面を有し、マウンドは、防壁の幅の方向に突状である。マウンドは、防壁の幅方向に突状であるので、防壁は、マウンドが配置されていない警備防壁の縁部または縁部付近よりも、警備防壁の前面のマウンドが配置されている場所のほうが、海上から船内方向への深さが大きい。したがって、一対のこのような警備防壁が、船舶または海洋設備の周囲レールの外側に互いに隣接して取り付けられている場合、隣接する一対の警備防壁の間に窪みが形成される。この窪みは、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面のそれぞれのマウンドによって両側を囲まれる。
それぞれのマウンドが互いに十分に離れていると、2つの警備防壁が互いに最も接近しており、海上から船内方向の警備防壁の深さが2つの警備防壁のそれぞれの前面に配置されたマウンドの場所よりも浅い位置またはその付近において、権限のない潜在的なボーダーが2つのマウンドの間の窪みに入り込み、隣接する一対の警備防壁の最上部に手すりを設けることよって隣接する一対の警備防壁の上を乗り越えようとするリスクがある。
本発明は、公知のタイプの警備防壁に関するこの問題および他の問題を解決することを目的とする。本発明はまた、そのような警備防壁と共に使用するための障害物、船舶または海洋設備用の改良された周囲保護システム、および船舶または海洋設備の周囲を保護するための改良された方法を提供することも目的とする。
したがって、第1の態様では、本発明は、手すりを含む船舶または海洋設備の周囲レールの外側に取り付けられた隣接する一対の警備防壁の間の窪み内に位置決めするための障害物を提供する。障害物は、周囲レールに対して位置決めするための後端と、周囲レールから離れて位置決めするための前端と、前端を後端から分離するための上面、下面、および一対の対向する外側の側面と、を含む。さらに、障害物は、障害物を周囲レールおよび隣接する一対の警備防壁のうちの少なくとも一方に接続する接続機構を含む。隣接する一対の警備防壁の間で障害物を使用する間、障害物の上面は、後端から前端に向かって下方に傾斜する。
障害物は隣接する一対の警備防壁の間の窪みを占有するので、障害物は、権限のない潜在的なボーダーが窪みに入り込むのを防止するかまたは著しく妨げる。これに加えて、障害物の後端と前端との間の間隔は、2つの警備防壁が互いに最も近い位置において、隣接する一対の警備防壁と障害物の海上から船内方向の全体的な深さを増大させる。これは、権限のない潜在的なボーダーがこの位置において2つの警備防壁の最上部に手すりを設置することを困難または不可能にする。接続機構は、障害物を、隣接する一対の警備防壁のうちの少なくとも一方または周囲レールのいずれか、またはその両方に接続することを可能にする。一方、障害物の上面が障害物の後端から前端に向かって下向きに傾斜しているという事実は、権限のない潜在的なボーダーが障害物自体をつかみ、それを手すりとして使用するのを防止するかまたは著しく妨げる。
好ましくは、障害物が船舶または海洋設備で使用されているとき、障害物の上面の後端から前端への下向きの傾斜の角度は、水平面に対して少なくとも約30度であり、より好ましくは約40度より大きく、さらにより好ましくは約45度より大きく、最も好ましくは水平面に対して約50度より大きい。少なくとも約30度の下向きの傾斜の角度は、障害物の上面に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちる可能性を著しく高め、そしてこの確率は、下向きの傾斜の角度がさらに大きくなるにつれて増加する。
好ましくは、障害物の後端から前端の間隔は、少なくとも約500mm、より好ましくは600mmより大きく、最も好ましくは700mmより大きい。約500mmより大きい間隔は、一般に、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも大きく、それによって、潜在的なボーダーが障害物の周りに到達して隣接する一対の警備防壁のうちの1つの最上部につかまるところを得るのを防ぐ。
好ましくは、障害物は、その上面から下面までの最大高さが、隣接する一対の警備防壁の高さにほぼ等しい。これは、好ましくは500mmから1000mmの間である。さらにより好ましくは、障害物の最大高さは、500mmから750mmの間である。
好ましくは、障害物は、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの対応する側面に当接する側面をさらに含む。これにより、障害物を、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前方に、すなわち海上に面した側に位置決めするのではなく、隣接する一対の警備防壁のそれぞれと横に並べて位置決めすることができ、したがって隣接する一対の警備防壁の間に介在させることができる。これは、障害物が権限のない潜在的なボーダーによって取り除かれるのを防止し、隣接する一対の警備防壁と統合することを可能にする。
もしそうであれば、一つの好ましい実施形態において、側面は、障害物の矢状面に対して実質的に平行である。障害物の矢状面とは、障害物を実質的に左右対称の半分に分割する垂直面を意味する。前述の側面がこの矢状面と実質的に平行である場合、隣接する一対の警備防壁のそれぞれが周囲レールの実質的に直線状の方向に沿って配置されると、隣接する一対の警備防壁の間の中心で障害物を海上方向に向けるという利点がある。
障害物が隣接する一対の警備防壁のそれぞれの対応する側面に当接する側面を含む場合、別の好ましい実施形態では、側面は、障害物の矢状面に対して実質的に22.5度に等しい角度αを成す。これは、隣接する一対の警備防壁のそれぞれが周囲レールのコーナーに配置された場合に、隣接する一対の警備防壁の間の中心で障害物を海上方向に向けるという利点がある。
障害物は、障害物の矢状面に実質的に平行である一方の側面、または互いに対向する一対のそのような側面、障害物の矢状面に対して実質的に22.5度に等しい角度αを成す一方の側面、または互いに対向する一対のそのような側面、または障害物の矢状面に対して実質的に平行である一方の側面、および障害物の矢状面に対して22.5度に実質的に等しい角度αを成す一方の側面、を有し得る。これらの様々な異なる組み合わせにより、船舶または海洋設備の周囲レールに沿った様々な異なる位置に障害物を位置決めすることを可能にする。
障害物が隣接する一対の警備防壁のそれぞれの対応する側面に当接する側面を含む場合、接続機構は好ましくは側面に配置される。これにより、接続機構を障害物の海上側から見えないように隠すことができ、したがって、権限のない潜在的なボーダーがアクセスできないようにすることができる。
接続機構は、例えば障害物の側面に形成されたプラグと、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの対応する側面に形成されたソケットとを有するプラグアンドソケットシステムの一部とすることができる。しかしながら、好ましくは、接続機構は、障害物の矢状面に対して実質的に垂直な障害物を通る貫通孔を含む。そうであれば、障害物は、隣接する一対の警備防壁のそれぞれに迅速かつ容易に接続することができ、警備防壁および障害物は、貫通孔を通してボルトなどのコネクタを挿入することによって互いに固定することができる。好ましくは、接続機構は、障害物の後端と上面との間のコーナーに配置された、ロッドを受け入れるための貫通孔を含む。これにより、ロッドを貫通孔に通すことができ、障害物をロッドから吊り下げることによって周囲レールの外側に取り付けることができる。
好ましくは、障害物の後端は、周囲レールの手すりを収容するためのベイを含む。ベイは、障害物の後端と上面との間の前述のコーナーの近くに配置されるのが好ましい。
好ましくは、障害物は、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの特徴に当接する、後端の近位にある肩部をさらに含む。特徴は、例えば、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面または前面のマウンドの一部であり得る。したがって、肩部は、警備防壁の前面に当接するために障害物の後端に面するように、障害物の矢状面に対して垂直に配向されてもよく、または障害物の矢状面に対して斜めの角度で傾いていてもよい。斜めの角度は、警備防壁の前面のマウンドの一部のように、肩部が当接する予定の隣接する一対の警備防壁のそれぞれの特徴の向きと一致するように選択される。
この肩部は、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの特徴と当接することによって、権限のない潜在的なボーダーが障害物を邪魔にならないように横方向、すなわち隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面のマウンドに向かう方向に押し出すことを防止するかまたは著しく妨げるという利点を有する。好ましくは、障害物は、障害物が隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面のそれぞれのマウンドに向かう方向のいずれかに押し出され難くなるように、一対のこのような肩部を障害物の矢状面の各側に1つずつ含む。
好ましくは、障害物の外側の側面は両方とも実質的に平らである。これにより、権限のない潜在的なボーダーが対向する側面のいずれかに取っ手または足場を見つけることを防止するか、または著しく妨げる。
好ましくは、一対の対向する外側の側面の間の間隔は、障害物の後端から前端に向かって先細りになっている。これは、障害物の質量中心が後端に向かって移動し、障害物の重量が接続機構に加える力のモーメントを減少させるという利点を有する。
好ましくは、障害物は、上面と前端との間、および前端と下面との間に丸いコーナーを含む。これは、権限のない潜在的なボーダーが、これら2つのコーナーのどちらかに取っ手または足場を設けるのを拒むという利点があり、そうでなければ鋭いコーナーでは取っ手または足場を提供し得る。
第2の態様では、本発明は、船舶または海洋設備の周囲レールに沿って横に並んで互いに隣接して配置された複数の警備防壁と、隣接する一対の複数の警備防壁の間の窪み内に位置決めされた、本発明の第1の態様による障害物と、を含む周囲保護システムも提供する。そのような窪みを有する船舶または海洋設備のための公知の周囲保護システムと比較して、そのような障害物を有する周囲保護システムは、権限のない潜在的なボーダーが船舶または海洋設備にアクセスするのを著しく困難にする。
好ましくは、複数の警備防壁は、側面を有する警備防壁を含み、警備防壁は、周囲レールの実質的に直線状の方向に沿って配置される。もしそうであれば、障害物は、障害物の矢状面と実質的に平行な側面も有し、その側面が周囲レールの実質的に直線状の方向に沿って配置された警備防壁の側面と当接するように位置決めされる。
1つの可能な実施形態では、複数の警備防壁は、側面を有する警備防壁を含み、警備防壁は、周囲レールのコーナーに配置される。もしそうであれば、障害物は、障害物の矢状面に対して実質的に22.5度に等しい角度αを成す側面も有し、その側面が周囲レールのコーナーに配置された警備防壁の側面に当接するように位置決めされる。
周辺保護システムは、周囲レールの1つまたは複数の実質的に直線状の方向に沿って配置された警備防壁、周囲レールの1つまたは複数のコーナーに配置された警備防壁、障害物の矢状面と実質的に平行な側面を有する障害物、および障害物の矢状面に対して実質的に22.5度に等しい角度αを成す側面を有する障害物、の任意の組み合わせを含むことができ、全てが船舶または海洋設備の周囲レールの全体的な構成に適応するように適切に配置される。
第3の態様では、本発明は、船舶または海洋設備の周囲に沿って配置された、本明細書に記載された周囲保護システムを含む船舶または海洋設備も提供する。もしそうであれば、船舶または海洋設備は、周囲保護システムによって保護された貨物をさらに含むことができる。
第4の態様では、本発明は、船舶または海洋設備の周囲を保護する方法も提供する。この方法は、複数の警備防壁を船舶または海洋設備の周囲レールに沿って横に並んで互いに隣接して位置決めするステップと、本発明の第1の態様による障害物を提供するステップと、隣接する一対の複数の警備防壁の間の窪み内に障害物を位置決めするステップと、を含む。
好ましくは、方法は、側面を有する複数の警備防壁のうちの第1の警備防壁を提供するステップと、複数の警備防壁のうちの第1の警備防壁を、周囲レールの実質的に直線状の方向に沿って配置するステップと、をさらに含む。もしそうであれば、本方法はまた、障害物の矢状面に実質的に平行な側面を有する障害物を提供するステップと、障害物を、その側面が複数の警備防壁のうちの第1の警備防壁の側面に当接するように位置決めするステップと、を含む。
好ましくは、方法は、側面を有する複数の警備防壁のうちの第2の警備防壁を提供するステップと、複数の警備防壁のうちの第2の警備防壁を、周囲レールのコーナーに配置するステップと、をさらに含む。もしそうであれば、本方法はまた、障害物の矢状面に対して実質的に22.5度に等しい角度αを成す側面を有する障害物を提供するステップと、障害物を、その側面が複数の警備防壁のうちの第2の警備防壁の側面に当接するように位置決めするステップと、を含む。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面と関連して例として与えられる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
船舶または海洋設備の周囲レールの一部を外側または海上側から見た斜視図である。 図1に示す周囲レールの一部を内側またはデッキ側から見た斜視図である。 図1および図2に示す周囲レールの一部に取り付けられた第1の複数の警備防壁を外側または海上側から見た斜視図である。 図1および図2に示した周囲レールの一部に取り付けられた図3に示すものと同じ複数の警備防壁を内側またはデッキ側から見た斜視図である。 図3および図4に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めするための障害物の第1の実施形態を上方および一方の側から見た第1の斜視図である。 図5に示す障害物を下方および後方から見た第2の斜視図である。 図5および図6に示す障害物の平面図である。 図3および図4に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めされた図5から図7に示す障害物を含む周囲保護システムの第1の実施形態の一部の平面分解図である。 船舶または海洋設備のコーナーにある周囲レールの一部に取り付けられた第2の複数の警備防壁を外側または海上側から見た斜視図である。 図9に示す船舶または海洋設備のコーナーの周囲レールの同じ部分に取り付けられた図9に示すものと同じ複数の警備防壁を内側またはデッキ側から見た斜視図である。 図9および図10に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めするための障害物の第2の実施形態を上方および一方の側から見た第1の斜視図である。 図11に示す障害物を下方および後方から見た第2の斜視図である。 図11および図12に示す障害物の背面図である。 図11から図13に示す障害物の平面図である。 図9および図10に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めされた図11から図14に示す障害物を含む周囲保護システムの第2の実施形態の一部の平面分解図である。 船舶または海洋設備の周囲レールに沿って取り付けるための周囲保護システムの第3の実施形態の代表的な部分を外側または海上側から見た斜視図である。 図16に示す周囲保護システムの一部を内側またはデッキ側から見た斜視図である。 図16および図17に示す周囲保護システムにおける警備防壁の第1の斜視図である。 図18に示す警備防壁の第2の斜視図である。 図18および図19に示す隣接する一対の警備防壁の間に位置決めするための障害物の第3の実施形態を上方および一方の側から見た第1の斜視図である。 図20に示す障害物を下方および後方から見た第2の斜視図である。 図20および図21に示す障害物の平面図である。 図16および図17に示す周囲保護システムの一部の平面図である。 船舶または海洋設備の周囲レールに沿って取り付けるための周囲保護システムの第4の実施形態の代表的な部分を外側または海上側から見た斜視図である。 図24に示す周囲保護システムの一部を内側またはデッキ側から見た第1の斜視図である。 図24および図25に示す周囲保護システムの一部を内側またはデッキ側から見た第2の斜視図である。 図18および図19に示す隣接する一対の警備防壁の間に位置決めするための障害物の第4の実施形態を上方および一方の側から見た第1の斜視図である。 図27に示す障害物を下方および後方から見た第2の斜視図である。 図27および図28に示す障害物の背面図である。 図27から図29に示す障害物の平面図である。 図24から図26に示す周囲保護システムの一部の平面図である。
図1および図2はそれぞれ、船舶または海洋設備の周囲レール20の代表的な部分の外側または海上側および内側またはデッキ側からの図を示す。船舶または海洋設備の側面の一部は、参照符号52でラベル付けされているのが分かる。周囲レール20は、最上部の手すり201、中央部のコースのレール202、および最下部のコースのレール203、を含む複数のコースのレールを含む。周囲レール20に沿って規則的な間隔で複数の垂直支柱204がある。周囲レール20は、船舶または海洋設備のデッキ51に取り付けられている。デッキ51から最上部の手すり201までのレール20の全体の高さgは、少なくとも1メートルであることが規則によって要求されている。デッキ51から最下部のコースのレール203までの間隔fもまた、規制により230mm未満であることが要求される。中央部のコースのレール202は、最上部の手すり201と最下部のコースのレール203との間のほぼ等距離に位置決めされる。したがって、最上部の手すり201と中央部のコースのレール202との間のギャップ、または中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップは、(g−f)/2によって与えられ、そこからコースのレール自体の厚さも差し引かれなければならない。したがって、各ギャップは、通常、高さが500mm以下であり、そして実際には、これよりかなり小さい。デッキ51の縁部におけるレール20の外側には、フィッシュプレート53と呼ばれる垂直リップがあり、その高さは、レール20が取り付けられている船舶または海洋設備の種類に依存するが、一般的には約90mmから約400mmの間である。
図3および図4はそれぞれ、図1および図2に示されているのと同じ周囲レール20の外側または海上側および内側またはデッキ側からの図を示しており、周囲レール20には、複数の警備防壁1a、1b、1cが互いに隣接して横に並んで取り付けられている。複数の警備防壁1a、1b、1cのそれぞれは、谷7によって互いに分離された一対の突出したマウンド3を含む前面2を有する。複数の警備防壁1a、1b、1cのそれぞれはまた、左右の側面16を有する。側面16には接続機構が設けられ、それによって複数の警備防壁1a、1b、1cを互いに接続することができる。マウンド3はそれぞれ、防壁1a、1b、1cにオーバーハングを提供する下面を有し、マウンド3は、防壁の幅の方向、すなわち周囲レール20と実質的に平行な方向に突状である。
一方、海上から船内方向への防壁1a、1b、1cの深さd(これについては、図8参照)は、一般に、谷7の領域において権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さより大きく、隣接する警備防壁が互いに最も近い領域では、海上から船内方向への警備防壁の深さは、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも短くてもよい。したがって、権限のない潜在的なボーダーが、隣接する一対の複数の警備防壁1a、1b、1cのマウンド3に囲まれた窪みに入り込み、隣接する警備防壁が互いに最も近い領域で隣接する警備防壁の最上部に手すりを設置することによって防壁の最上部を乗り越えようとするリスクがある。
図5から図7は、このリスクを軽減するために、図3および図4に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めする障害物80Aの第1の実施形態を示す。障害物80Aは、周囲レール20に対して位置決めするための後端81と、周囲レール20から離れて位置する前端83とを含む。後端81および前端83は、上面82、下面84、および一対の対向する外側の側面85a、85bによって互いに分離されている。障害物80Aは、障害物80Aを隣接する一対の警備防壁に接続するための接続機構87、88をさらに含む。障害物80Aが隣接する一対の警備防壁の間に取り付けられると、障害物80Aの上面82は、後端81から前端83に向かって下方に傾斜し、その結果、上面82に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちやすくなる。
この実施形態では、障害物80Aが船舶または海洋設備で使用されている場合に、後端81から前端83に向かう下向きの傾斜の角度は、水平に対して約45度である。障害物80Aの後端81から前端83までの間隔は約600mmであり、これは一般に、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも大きい。障害物80Aは、上面82から下面84までの最大高さが後端81に近い約700mmである。したがって、この高さは、図1および図2に関して上述したように、最上部の手すり201と中央部のコースのレール202との間のギャップを完全に覆い、中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップを少なくとも部分的に覆うのに十分である。一方、障害物80Aによって覆われずに残っている中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップの部分は、一般的に狭すぎて、権限のない潜在的なボーダーが通り抜けることができない。
この実施形態では、障害物80Aは、隣接する一対の警備防壁の対応する側面16に当接するための一対の対向する側面86a、86bをさらに含む。側面86a、86bは両方とも、障害物80Aの矢状面X−X’に対して実質的に平行である。障害物80Aの矢状面とは、障害物を実質的に左右対称の半分に分割する垂直面を意味する。接続機構87、88は、側面86a、86bに配置され、障害物80Aの後端81と上面82との間のコーナー812に配置されたロッドを受け入れるための貫通孔88を含む。後端81はまた、周囲レール20の手すり201を収容するためのベイ89も含む。障害物80Aの両側の後端81の近位には、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面2に当接する肩部810a、810bがある。この実施形態では、肩部810a、810bは、障害物80Aの矢状面X−X’に対して垂直であり、したがって障害物の後端81に面する。しかしながら、他の可能な実施形態では、例えば、隣接する一対の警備防壁のそれぞれの前面2上のマウンド3の側面に当接させるために、肩部を代替で障害物の矢状面に対して斜めの角度で傾斜させることができる。
障害物80Aの外側の側面85a、85bは両方とも実質的に平坦であり、そのためそれらは権限のない潜在的なボーダーに取っ手または足場を提供しない。一対の対向する外側の側面85a、85bの間の間隔は、障害物80Aの後端81から前端83に向かって先細りになっているので、障害物80Aの質量中心は、前端83よりも後端81にかなり近くなる。障害物80Aはまた、権限のない潜在的なボーダーがこれら2つのコーナーのどちらかに取っ手または足場を設けるのを拒むために、上面82と前端83との間、ならびに前端83と下面84との間に、丸いコーナー823、834も有する。
図8は、船舶または海洋設備の周囲レール20に沿って取り付けるための周囲保護システム800Aの第1の実施形態の代表的な部分を示す。周囲保護システム800Aは、横に並んで互いに隣接して配置された複数の警備防壁1a、1b、ならびに図5から図7に関して上述したような障害物80Aを含む。障害物80Aは、隣接する一対の警備防壁1a、1bの間の窪み90に位置決めされる。警備防壁1a、1bはそれぞれ、左右の側面16を有し、周囲レール20の実質的に直線状の方向に沿って配置することができる。障害物80Aは、側面86a、86bが警備防壁1a、1bの対応する側面16aに当接するように位置決めされる。障害物80Aの側面86a、86bの接続機構87、88は、警備防壁1a、1bおよび障害物80Aが、ロッド、ボルトまたは他のコネクタによって互いに接続されて、堅固で一体化された全体を形成することができるように、警備防壁1a、1bの側面16の対応する接続機構と一直線上に並んでいる。障害物80Aの側面86a、86bは、障害物80Aの矢状面X−X’と実質的に平行であるので、障害物80Aは、隣接する一対の警備防壁1a、1bの間の中心で海上方向を向く。このようにして窪み90を占有することによって、障害物80Aは、権限のない潜在的なボーダーが窪み90内に入り込むのを防止するかまたは著しく妨げる。
図9および図10はそれぞれ、船舶または海洋設備のコーナー21に位置する周囲レール20の一部の外側または海上側および内側またはデッキ側からの図を示しており、そこには図3および図4に関して上述したような2つの警備防壁1a、1bが取り付けられ、それらの間に第2のタイプの警備防壁30が位置決めされてコーナー21に取り付けられている。2つの警備防壁1a、1bと同様に、警備防壁30は、防壁30にオーバーハングを提供する下面を有する突出マウンド33を含む。マウンド33はまた、防壁30の幅方向、すなわち警備防壁1aから警備防壁1bに向かう方向にも突状である。警備防壁30はまた、接続機構を備えた左右の側面16をそれぞれ有し、それによって複数の警備防壁1a、1b、30を互いに接続することができる。
図9に見られるように、隣接する警備防壁1a、1b、30が互いに最も近い領域では、海上から船内方向への警備防壁の深さは、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも短い場合がある。したがって、権限のない潜在的なボーダーが、隣接する一対の複数の警備防壁1a、30または30、1bのマウンドに囲まれた窪みに入り込み、隣接する警備防壁が互いに最も近い領域で隣接する警備防壁の最上部に手すりを設置することによって防壁の最上部を乗り越えようとするリスクがある。
図11から図14は、このリスクを軽減するために、図9および図10に示す隣接する一対の複数の警備防壁の間に位置決めする障害物80Bの第2の実施形態を示す。障害物80Bは、周囲レール20に対して位置決めするための後端81と、周囲レール20から離れて位置決めする前端83とを含む。後端81および前端83は、上面82、下面84、および一対の対向する外側の側面85a、85bによって互いに分離されている。障害物80Bは、障害物80Bを隣接する一対の警備防壁に接続するための接続機構87、88をさらに含む。障害物80Bが隣接する一対の警備防壁の間に取り付けられると、障害物80Bの上面82は、後端81から前端83に向かって下方に傾斜し、その結果、上面82に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちやすくなる。
この実施形態では、障害物80Bが船舶または海洋設備で使用されている場合に、後端81から前端83に向かう下向きの傾斜の角度は、水平に対して約35度である。障害物80Bの後端81から前端83までの間隔は約800mmであり、これは一般に、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも大きい。障害物80Bは、上面82から下面84までの最大高さが後端81に近い約700mmである。したがって、この高さは、図1および図2に関して上述したように、最上部の手すり201と中央部のコースのレール202との間のギャップを完全に覆い、中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップを少なくとも部分的に覆うのに十分である。一方、障害物80Bによって覆われずに残っている中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップの部分は、一般的に狭すぎて、権限のない潜在的なボーダーが通り抜けることができない。
この実施形態では、障害物80Bは、隣接する一対の警備防壁の対応する側面16に当接するための一対の側面86a、86bをさらに含む。側面86a、86bは両方とも、障害物80Bの矢状面X−X’に対して約22.5度の角度αを成す。障害物80Bの矢状面とは、障害物を実質的に左右対称の半分に分割する垂直面を意味する。接続機構87、88は、側面86a、86bに配置され、障害物80Bの後端81と上面82との間のコーナー812に配置されたロッドを受け入れるための貫通孔88を含む。後端81はまた、周囲レール20の手すり201を収容するためのベイ89も含む。
障害物80Bの外側の側面85a、85bは両方とも実質的に平坦であり、そのためそれらは権限のない潜在的なボーダーに取っ手または足場を提供しない。一対の対向する外側の側面85a、85bの間の間隔は、障害物80Bの後端81から前端83に向かって先細りになっているので、障害物80Bの質量中心は、前端83よりも後端81にかなり近くなる。障害物80Bはまた、権限のない潜在的なボーダーがこれら2つのコーナーのどちらかに取っ手または足場を設けるのを拒むために、上面82と前端83との間、ならびに前端83と下面84との間に、丸いコーナー823、834も有する。
図15は、船舶または海洋設備の周囲レール20に沿って取り付けるための周囲保護システム800Bの第2の実施形態の代表的な部分を示す。周囲保護システム800Bは、横に並んで互いに隣接して配置された図9および図10に関して上述したような複数の警備防壁1a、1b、30ならびに図11から図14に関して上述したような2つの障害物80Bを含む。警備防壁30は、コーナー21の両側の周囲レール20の実質的に直線状の方向に沿ってそれぞれ配置され得る2つの警備防壁1a、1bの間の周囲レール20のコーナー21に配置される。障害物80Bは、隣接する一対の警備防壁1a、30および30、1bの間の窪み90内に配置されている。警備防壁1a、1b、30はそれぞれ左右の側面16を有する。障害物80Bは、そのそれぞれの側面86a、86bが警備防壁1a、1b、30の対応する側面16に当接するように位置決めされる。障害物80Bの側面86a、86bの接続機構87、88は、警備防壁1a、1b、30および障害物80Bが、ロッド、ボルトまたは他のコネクタによって互いに接続されて、堅固で一体化された全体を形成することができるように、警備防壁1a、1b、30の側面16の対応する接続機構と一直線上に並んでいる。障害物80Bの側面86a、86bはそれぞれ、それぞれの障害物の矢状面X−X’に対して約22.5度の角度αを成すので、障害物80Bはそれぞれ、隣接する一対の警備防壁1a、30および30、1bの間の中央で海上方向に向いている。このようにして窪み90を占有することによって、障害物80Bは、権限のない潜在的なボーダーが窪み90内に入り込むのを防止するかまたは著しく妨げる。
図16および図17はそれぞれ、船舶または海洋設備の周囲レール20に沿って取り付けるための周囲保護システム800Cの第3の実施形態の代表的な部分の外側または海上側および内側またはデッキ側からの図を示す。周囲保護システム800Cは、横に並んで互いに隣接して配置された複数の警備防壁119a、119b、119c、ならびにそれぞれ隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの間に位置決めされた2つの障害物80Cを含む。
複数の警備防壁119a、119b、119cの一例が、図18および図19に符号119が付されてさらに詳細に示されている。警備防壁119は、背面に船舶または海洋設備の周囲レールの内側に取り付けるための背面パネル113を含む点を除いて、図9および図10に関連して上述した警備防壁30と同様である。したがって、警備防壁119は、防壁119にオーバーハングを提供する下面134を有する突出マウンド133を含む前面を有する。マウンド133は、防壁119の幅A−A’の方向に突状である。警備防壁119はまた、接続機構117を備えた左右の側面116をそれぞれ有し、それによって複数の警備防壁119a、119b、119cを互いに接続することができる。防壁119は、防壁119の最上縁部112に沿って防壁119の幅の方向A−A’に延びる穿孔111をさらに含む。この穿孔111は、方向A−A’にロッドを受け入れることができるので、背面パネル113がロッド周りの回転によって、防壁119の最上縁部112に対してほぼ平行に、防壁119の前面に対してヒンジで動くことができる。さらに、ロッドは、穿孔111から取り外し可能であるので、背面パネル113は、防壁119の残り部分から取り外すことができる。
しかしながら、図19から最もよく分かるように、背面パネル113がロッドを介して防壁119の残り部分に取り付けられているときでさえ、背面パネル113の形状は、背面パネル113が警備防壁119の前面と平行であるが間隔を置くような位置を採用することができるようになっている。この位置における背面パネル113の前面からの間隔は、船舶または海洋設備に一般的に見られる任意の周囲レールの厚さに適応するのに十分な大きさである。したがって、背面パネル113を防壁119の前面から離れるようにヒンジで動かすことができ、防壁119の前面がレールの外側または海上側に配置され、背面パネル113がレールの内側またはデッキ側に配置されるように、防壁119を周囲レールに取り付けることができる。そして、背面パネル113と防壁119残り部分は、背面パネル113が再び警備防壁119の前面と平行であるが離間するまで、互いにヒンジ止めすることができる。この位置では、背面パネル113の最下縁部62が警備防壁119の前面の最下部と整列する。
図18に見られるように、警備防壁119は、防壁119の前面を貫通して形成された一対のアイレット8も有し、図19に見られるように、背面パネル113は、背面パネル113を警備防壁119の前面に接続するための一対の接続部位38を含む。接続部位38はそれぞれ、ボルトのようなコネクタを受け入れることができる、背面パネル113に形成された貫通孔を含む。背面パネル113の接続部位38の位置は、警備防壁119の前面のアイレット8の位置に対応する。したがって、防壁119が周囲レールに取り付けられると、ボルトのようなコネクタを、前面の対応する一方のアイレット8を通して、背面パネル113の接続部位38の一方の貫通孔に、防壁119が取り付けられる周囲レールに垂直な方向に挿入することができる。その後、ボルトにナットを取り付け、例えば背面パネル113と前面が互いに固定されるまで両者を互いに締め付けることができ、それにより、最初にコネクタを外さずに警備防壁119が取り付けられている周辺レールから警備防壁119が取り除かれるのを防ぐ。
図20から図22は、図16および図17の周囲保護システム800Cにおける障害物80Cのうちの1つの例をさらに詳細に示す。障害物80Cは、船舶または海洋設備の周囲レール20に対して位置決めするための後端81と、周囲レール20から離れて位置決めする前端83とを含む。後端81および前端83は、上面82、下面84、および一対の対向する外側の側面85a、85bによって互いに分離されている。障害物80Cは、障害物80Cを隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cに接続するための接続機構87、88をさらに含む。障害物80Cが隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの間に取り付けられると、障害物80Cの上面82は、後端81から前端83に向かって下方に傾斜し、その結果、上面82に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちやすくなる。
障害物のこの実施形態では、障害物80Cが船舶または海洋設備で使用されている場合に、後端81から前端83に向かう下向きの傾斜の角度は、水平に対して約45度である。障害物80Cの後端81から前端83までの間隔は約700mmであり、これは一般に、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも大きい。障害物80Cは、上面82から下面84までの最大高さが後端81に近い約700mmである。したがって、この高さは、図1および図2に関して上述したように、周囲レール20の最上部の手すり201と中央部のコースのレール202との間のギャップを完全に覆い、中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップを少なくとも部分的に覆うのに十分である。一方、障害物80Cによって覆われずに残っている中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップの部分は、一般的に狭すぎて、権限のない潜在的なボーダーが通り抜けることができない。
この実施形態では、障害物80Cは、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの対応する側面116に当接するための一対の対向する側面86a、86bをさらに含む。側面86a、86bは両方とも、障害物80Cの矢状面X−X’に対して実質的に平行である。障害物80Cの矢状面とは、障害物を実質的に左右対称の半分に分割する垂直面を意味する。接続機構87、88は、側面86a、86bに配置され、ロッドを受け入れるための貫通孔88と、いずれもが一方の側面86aから他方の側面86bまで障害物80Cを貫通する複数の小さい貫通孔87とを含む。ロッドを受け入れるための貫通孔88は、障害物80Cの後端81と上面82との間の障害物80Cのコーナー812に配置され、障害物80Cを使用する際には、図16および図17に示す方法で、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの穿孔111と整列する。小さい貫通孔87は、代わりに、障害物80Cを使用する際に、図16および17に示す方法で、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの接続機構117と整列する。したがって、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cは、貫通孔87を介して互いに接続され、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cの穿孔111に通されたロッドも貫通孔88を通過し得る。図20および図21に示すように、障害物80Cの後端81はまた、周囲レール20の手すり201を収容するためのベイ89も含む。
障害物80Cの両側の後端81の近位には、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119c(これについては、図18および図19参照)のそれぞれの前面の突出マウンド133の側面5hに当接する肩部810a、810bがある。この実施形態では、肩部810a、810bは、障害物80Cの矢状面X−X’に対して斜めの角度で傾斜しているので、肩部810a、810bの間の間隔は、障害物80Cの前端83から後端81に向かって先細りになっている。これらの肩部は、隣接する一対の警備防壁119a、119b、119cのそれぞれの前面のマウンド133の側面5hに当接することによって、権限のない潜在的なボーダーが障害物80Cを邪魔にならないように横方向、すなわち突出マウンド133の側面5hに向かう方向に押し出すことを防止または著しく妨げる。
障害物80Cの外側の側面85a、85bは両方とも実質的に平坦であり、そのためそれらは権限のない潜在的なボーダーに取っ手または足場を提供しない。一対の対向する外側の側面85a、85bの間の間隔は、障害物80Cの後端81から前端83に向かって先細りになっているので、障害物80Cの質量中心は、前端83よりも後端81にかなり近くなる。障害物80Cはまた、権限のない潜在的なボーダーがこれら2つのコーナーのどちらかに取っ手または足場を設けるのを拒むために、上面82と前端83との間、ならびに前端83と下面84との間に、丸いコーナー823、834も有する。
図23は、図16および図17に示す周囲保護システム800Cの一部の上面図であり、障害物80Cが隣接する一対の警備防壁119a、119bおよび119b、119cの間の窪み90内にどのように位置決めされるかを示している。このようにして窪み90を占有することによって、障害物80Cは、権限のない潜在的なボーダーが窪み90のうちの1つの中に入り込むのを防止するかまたは著しく妨げる。
図24から図26はそれぞれ、船舶または海洋設備の周囲レール20に沿って取り付けるための周囲保護システム800Dの第4の実施形態の代表的な部分の外側または海上側からの1つの図、および内側またはデッキ側からの2つの図を示す。周囲保護システム800Dは、横に並んで互いに隣接して配置された複数の警備防壁119d、119e、119f、ならびにそれぞれ隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの間に位置決めされた2つの障害物80Dを含む。
複数の警備防壁119d、119e、119fは、図18および図19に関して上に示され説明されたタイプのものである。この複数の警備防壁の中央部119eは、コーナー21の両側の周囲レール20の実質的に直線状の方向に沿ってそれぞれ配置され得る2つの警備防壁119d、119fの間の、船舶または海洋設備の周囲レール20のコーナー21に配置される。図25に示すように、周囲保護システム800Dをコーナー21に取り付けるために、中央の警備防壁119eの背面パネル113を取り外すことができる。これにより、中央の警備防壁119eの裏側に、中央の警備防壁119eの前側の突出マウンド133の内面によって形成された窪み136が露出する。マウンド133は、図18および図19に示すように、窪み136を周囲レール20のコーナー21を受け入れるように適合させる隆起クレスト144をさらに含む。したがって、周囲レール20のコーナー21を窪み136内に挿入することができ、その後、図26に示すように、中央の警備防壁119eの背面パネル113を元に戻すことができる。
図27から図30は、図24から図26の周囲保護システム800Dにおける障害物80Dのうちの1つの例をさらに詳細に示す。障害物80Dは、周囲レール20に対して位置決めするための後端81と、周囲レール20から離れて位置決めする前端83とを含む。後端81および前端83は、上面82、下面84、および一対の対向する外側の側面85a、85bによって互いに分離されている。障害物80Dは、障害物80Dを隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fに接続するための接続機構87、88をさらに含む。障害物80Dが隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの間に取り付けられると、障害物80Dの上面82は、後端81から前端83に向かって下方に傾斜し、その結果、上面82に置かれた権限のない潜在的なボーダーの手が海上方向に滑り落ちやすくなる。
障害物のこの実施形態では、障害物80Dが船舶または海洋設備で使用されている場合に、後端81から前端83に向かう下向きの傾斜の角度は、水平に対して約45度である。障害物80Dの後端81から前端83までの間隔は約700mmであり、これは一般に、権限のない潜在的なボーダーの前腕の長さよりも大きい。障害物80Dは、上面82から下面84までの最大高さが後端81に近い約700mmである。したがって、この高さは、図1および図2に関して上述したように、周囲レール20の最上部の手すり201と中央部のコースのレール202との間のギャップを完全に覆い、中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップを少なくとも部分的に覆うのに十分である。一方、障害物80Dによって覆われずに残っている中央部のコースのレール202と最下部のコースのレール203との間のギャップの部分は、一般的に狭すぎて、権限のない潜在的なボーダーが通り抜けることができない。
この実施形態では、障害物80Dは、隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの対応する側面116に当接するための一対の側面86a、86bをさらに含む。側面86a、86bは両方とも、障害物80Dの矢状面X−X’に対して約22.5度の角度αを成す。障害物80Dの矢状面とは、障害物を実質的に左右対称の半分に分割する垂直面を意味する。接続機構87、88は、側面86a、86bに配置され、ロッドを受け入れるための貫通孔88と、いずれもが一方の側面86aから他方の側面86bまで障害物80Dを貫通する複数の小さい貫通孔87とを含む。ロッドを受け入れるための貫通孔88は、障害物80Dの後端81と上面82との間の障害物80Dのコーナー812に配置され、障害物80Dを使用する際には、図24から図26に示す方法で、隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの穿孔111と整列する。小さい貫通孔87は、代わりに、障害物80Dを使用する際に、図24から26に示す方法で、隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの接続機構117と整列する。したがって、隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fは、貫通孔87を介して互いに接続され、隣接する一対の警備防壁119d、119e、119fの一方の穿孔111に通されたロッドも貫通孔88の一方の側を通過し得る。図27から図29に示すように、障害物80Dの後端81はまた、周囲レール20の手すり201を収容するためのベイ89も含む。
障害物80Dの外側の側面85a、85bは両方とも実質的に平坦であり、そのためそれらは権限のない潜在的なボーダーに取っ手または足場を提供しない。一対の対向する外側の側面85a、85bの間の間隔は、障害物80Dの後端81から前端83に向かって先細りになっているので、障害物80Dの質量中心は、前端83よりも後端81にかなり近くなる。障害物80Dはまた、権限のない潜在的なボーダーがこれら2つのコーナーのどちらかに取っ手または足場を設けるのを拒むために、上面82と前端83との間、ならびに前端83と下面84との間に、丸いコーナー823、834も有する。
図31は、図24から図26に示す周囲保護システム800Dの一部の上面図であり、障害物80Dが隣接する一対の警備防壁119d、119eおよび119e、119fの間にどのように位置決めされるかを示している。障害物80Dの側面86a、86bはそれぞれ、それぞれの障害物の矢状面X−X’に対して約22.5度の角度αを成すので、障害物80Dはそれぞれ、隣接する一対の警備防壁119d、119eおよび119e、119fの間の中央で海上方向に向いている。このようにして隣接する一対の警備防壁119d、119eおよび119e、119fの間のスペースを占有することによって、障害物80Dは、権限のない潜在的なボーダーが隣接する一対の警備防壁119d、119eおよび119e、119fのうちの1つの間に入り込むリスクを著しく低減する。
周囲保護システム800Dは、図18および図19に示すタイプの複数の警備防壁119d、119e、119f、および図27から図30に関連して上記に示し説明したタイプの障害物80Dのみを含むものとして上記で説明されたが、図20から図22に関連して上記に示され説明されたタイプの1つまたは複数の障害物80Cをさらに含むことができる。具体的には、図20から図22に示すタイプの障害物80Cは、図31に示す窪み91のうちの1つに、一方では複数の警備防壁119d、119e、119fのうちの1つと他方では隣接する障害物80Dのうちの1つとの間に位置決めされ、それにより、権限のない潜在的なボーダーが窪み91のうちの1つに入り込むのを防止するかまたは著しく妨げることができる。1つまたは複数の障害物80Cと1つまたは複数の障害物80Dとのさらなる代替可能な組み合わせを使用して、隣接する一対の警備防壁119d、119eおよび119e、119fの間の空間を確実に1つまたは複数の障害物80C、80Dによって完全に占有されたままにしながら、周囲保護システム800Dを90度以外の角度を有する丸いコーナーに合わせることもできる。
代替的にまたは追加的に、図20から図22に示されるタイプの1つまたは複数の障害物80Cを、図16、17および23に関連して上に示し説明した方法で、図18および図19に示すタイプの隣接する一対の警備防壁119の間の同じ周囲保護システム内に位置決めすることができ、それによって、図16、17および23の周囲保護システム800Cを、図24から26および31の周囲保護システム800Dと組み合わせることができる。言い換えれば、本発明は、任意の数のコーナー21と異なる長さの直線状のレール20を組み込んでいる、船舶または海洋設備の任意のタイプまたは長さの周囲レール20に適するように周囲保護システムを適合させるために、図18および図19に示されるタイプの警備防壁119と本明細書に記載の2つの異なるタイプの障害物80Cおよび80Dとの任意の可能な組み合わせを含む周囲保護システムを想定している。
さらに、周囲保護システム800C、800Dは、一方では図16、図17および図23に示されており、他方では図24から図26および図31に示されており、図18および図19に示すタイプの警備防壁119のみを含んでいるが、これらの警備防壁119のうちの任意の1つは、背面パネルがない図9、10および15に示されるタイプの同様のサイズの警備防壁30によって置き換えることができる。このようにして、障害物の位置に図9、10、および15に示すタイプの警備防壁30を位置決めすることにより、船側はしご、クリート、またはビットなどの、デッキ側またはレールの内側に位置する周囲レールの邪魔になる障害物を周囲保護システムによって収容することができる。言い換えれば、本発明は、本明細書に記載の異なるタイプの警備防壁30、119および障害物80C、80Dの任意の可能な組み合わせを含む周囲保護システムを想定している。

Claims (19)

  1. 手すり(201)を含む船舶または海洋設備の周囲レール(20)の外側に取り付けられた隣接する一対の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)の間の窪み(90)内に位置決めするための障害物(80A、80B、80C、80D)であって、
    前記周囲レールに対して位置決めするための後端(81)と、
    前記周囲レールから離れて位置決めするための前端(83)と、
    前記前端(83)を前記後端(81)から分離するための上面(82)、下面(84)、および一対の対向する外側の側面(85a、85b)と、
    前記障害物を前記周囲レールおよび前記隣接する一対の警備防壁のうちの少なくとも一方に接続する接続機構(87、88)と、
    を含み、
    隣接する一対の警備防壁の間で前記障害物を使用する間、前記上面(82)は、前記後端から前記前端に向かって下方に傾斜する、
    障害物。
  2. 前記隣接する一対の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)のそれぞれの対応する側面(16、116)に当接する側面(86a、86b)をさらに含む、請求項1に記載の障害物。
  3. 前記側面(86a、86b)は、前記障害物の矢状面(X−X’)に対して実質的に平行である、請求項2に記載の障害物。
  4. 前記側面(86a、86b)は、前記障害物の矢状面(X−X’)に対して実質的に22.5度に等しい角度(α)を成す、請求項2に記載の障害物。
  5. 前記接続機構(87、88)は、前記側面(86a、86b)に配置される、請求項2から4のいずれか一項に記載の障害物。
  6. 前記接続機構(87、88)は、前記後端(81)と前記上面(82)との間のコーナー(812)に配置された、ロッドを受け入れるための貫通孔(88)を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の障害物。
  7. 前記後端(81)は、前記周囲レール(20)の前記手すり(201)を収容するためのベイ(89)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の障害物。
  8. 前記隣接する一対の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)のそれぞれの特徴(2、3、5h、133)に当接する、前記後端(81)の近位にある肩部(810a、810b)をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の障害物。
  9. 前記外側の側面(85a、85b)は、両方とも実質的に平坦である、請求項1から8のいずれか一項に記載の障害物。
  10. 前記一対の対向する外側の側面(85a、85b)の間の間隔は、前記後端(81)から前記前端(83)に向かって先細りになっている、請求項1から9のいずれか一項に記載の障害物。
  11. 前記上面(82)と前記前端(83)との間、および前記前端(83)と前記下面(84)との間に丸いコーナー(823、834)を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の障害物。
  12. 船舶または海洋設備の周囲レール(20)に沿って横に並んで互いに隣接して配置された複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)と、
    隣接する一対の前記複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)の間の窪み(90)内に位置決めされた、請求項1から11のいずれか一項に記載の障害物(80A、80B、80C、80D)と、
    を含む、周囲保護システム(800A、800B、800C、800D)。
  13. 前記複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)は、側面(16、116)を有する警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)を含み、
    前記警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)は、前記周囲レール(20)の実質的に直線状の方向に沿って配置され、
    前記障害物(80A、80C)は、請求項3または請求項3に従属する請求項5から11のいずれか一項に記載されており、その側面(86a、86b)が前記周囲レール(20)の実質的に直線状の方向に沿って配置された前記警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)の前記側面(16、116)に当接するように位置決めされる、
    請求項12に記載の周囲保護システム(800A、800C)。
  14. 前記複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)は、側面(16、116)を有する警備防壁(30、119e)を含み、
    前記警備防壁(30、119e)は、前記周囲レール(20)のコーナー(21)に配置され、
    前記障害物(80B、80D)は、請求項4または請求項4に従属する請求項5から11のいずれか一項に記載のものであって、その側面(86a、86b)が前記周囲レール(20)の前記コーナー(21)に配置された前記警備防壁(30、119e)の前記側面(16、116)に当接するように位置決めされる、
    請求項12または13に記載の周囲保護システム(800B、800D)。
  15. 船舶または海洋設備の周囲に沿って配置された、請求項12から14のいずれか一項に記載の周囲保護システム(800A、800B、800C、800D)を含む船舶または海洋設備。
  16. 前記周囲保護システム(800A、800B、800C、800D)によって保護された貨物をさらに含む、請求項15に記載の船舶または海洋設備。
  17. 船舶または海洋設備の周囲を保護する方法であって、
    複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)を前記船舶または海洋設備の周囲レール(20)に沿って横に並んで互いに隣接して位置決めするステップと、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の障害物(80A、80B、80C、80D)を提供するステップと、
    隣接する一対の前記複数の警備防壁(1a、1b、1c、30、119a、119b、119c、119d、119e、119f)の間の窪み(90)内に前記障害物を位置決めするステップと、
    を含む方法。
  18. 側面(16、116)を有する前記複数の警備防壁のうちの第1の警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)を提供するステップと、
    前記複数の警備防壁のうちの前記第1の警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)を、前記周囲レール(20)の実質的に直線状の方向に沿って配置するステップと、
    請求項3または請求項3に従属する請求項5から11のいずれか一項に記載の前記障害物(80A、80C)を提供するステップと、
    前記障害物(80A、80C)を、その側面(86a、86b)が前記複数の警備防壁のうちの前記第1の警備防壁(1a、1b、119a、119b、119c)の前記側面(16、116)に当接するように位置決めするステップと、
    をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 側面(16、116)を有する前記複数の警備防壁のうちの第2の警備防壁(30、119e)を提供するステップと、
    前記複数の警備防壁のうちの第2の警備防壁(30、119e)を、前記周囲レール(20)のコーナー(21)に配置するステップと、
    請求項4または請求項4に従属する請求項5から11のいずれか一項に記載の前記障害物(80B、80D)を提供するステップと、
    前記障害物(80B、80D)を、その側面(86a、86b)が前記複数の警備防壁のうちの前記第2の警備防壁(30、119e)の前記側面(16、116)に当接するように位置決めするステップと、
    をさらに含む、請求項17または請求項18に記載の方法。
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